JP2002100842A - フレキシブルフラット配線板及びその内部インピーダンスの調整方法 - Google Patents

フレキシブルフラット配線板及びその内部インピーダンスの調整方法

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JP2002100842A
JP2002100842A JP2000288496A JP2000288496A JP2002100842A JP 2002100842 A JP2002100842 A JP 2002100842A JP 2000288496 A JP2000288496 A JP 2000288496A JP 2000288496 A JP2000288496 A JP 2000288496A JP 2002100842 A JP2002100842 A JP 2002100842A
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flexible flat
flat wiring
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JP2000288496A
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English (en)
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Masahiro Ito
雅広 伊藤
Masayuki Yagyu
雅之 柳生
Kenji Ikeda
憲治 池田
Kazuya Kakiuchi
和也 垣内
Maki Sakaoka
眞樹 坂岡
Tsutomu Kaneko
勉 金子
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HACHIMARU DENSHI KK
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Kyocera Connector Products Corp
Original Assignee
HACHIMARU DENSHI KK
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Kyocera Elco Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部インピーダンスを調整できるフレキシブ
ルフラット配線板を提供する。 【解決手段】 複数の導体線1とアース層3とを離間す
るための絶縁層2として、複数の絶縁性の絶縁フィルム
7a,7b等を積層したものを用いる。導体線1とアー
ス層3との離間寸法T1の調整が容易となり、内部イン
ピーダンスを容易に調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一対の保護層の
間に複数の導体線を並設してなるフレキシブルフラット
配線板及びその内部インピーダンスの調整方法に関し、
特に伝送特性に優れたフレキシブルフラット配線板及び
その内部インピーダンスの調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パーソナルコンピュータ、プラ
ズマディスプレイ、各種計測器、DVD(Digital Vers
atile Disc)プレイヤー、高解像度LCD(Liquid Cry
stal Display)装置、プリンタ、複写機、携帯電話の基
地局バックブレーン、多重化通信装置及びディジタルビ
デオリンク等々の高速ディジタル伝送及びアナログ伝送
を使用する機器の配線分野においては、現在益々高速化
する高速伝送技術に伴って、ケーブルの性能も高機能化
の対応が必要になってきている。
【0003】例えば、パーソナルコンピュータでの本体
基板と画面LCD装置等とを接続するためのケーブルで
は、従来、伝送特性(即ち、インピーダンスを一定に保
つ特性)を考慮して芯線の周囲に絶縁層を介在させたア
ース層としての編組を形成してなる極細線同軸ケーブル
が使用されており、この極細線同軸ケーブルを用いて、
例えば高速伝送インターフェイスLVDS(Low Voltag
e Differential Signaling)方式の通信を行っていた。
【0004】しかしながら、極細線同軸ケーブルを使用
する場合、本体基板やLCD装置等に対して半田付けに
より接続する必要があり、また複数の極細線同軸ケーブ
ルを本体基板等に半田付けする場合に、接続面積効率を
考慮して細かいピッチで接続を行うこととすると、高度
な半田付け精度を要求されることとなるため、接続加工
コストが高く、今後進むコストダウン、安定供給及び品
質安定に対して壁となっていた。
【0005】そこで、極細線同軸ケーブルに代えて、フ
レキシブルフラット配線板を使用し、このフレキシブル
フラット配線板のコネクタを介してパーソナルコンピュ
ータの本体基板や画面LCD装置等に接続する方法が考
えられる。
【0006】しかしながら、フレキシブルフラット配線
板において、インピーダンスを一定に保つために全ての
導体線の全周囲に一定距離をおいてアース層を形成する
ことは、フレキシブルフラット配線板の厚みを大幅に増
大させることになる。そうすると、取り扱いに不便であ
るだけでなく、フレキシブルフラット配線板の柔軟性を
損なう結果にもつながる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、従
来の極細線同軸ケーブルと同等の所与の内部インピーダ
ンスを得ることが可能で、且つ薄型で十分な柔軟性を有
するフレキシブルフラット配線板を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、絶縁層の一側の表面に複数の
導体線が並設され、前記絶縁層の他側の表面にアース層
が平面上に形成され、前記導体線及び前記アース層の外
側の表面に保護層が形成されるフレキシブルフラット配
線板において、前記絶縁層は、積層された複数の絶縁フ
ィルムを有するものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、絶縁層の一側の
表面に複数の導体線が並設され、前記絶縁層の他側の表
面にアース層が平面上に形成され、前記導体線及び前記
アース層の外側の表面に保護層が形成され、前記導体線
及び前記アース層が長手方向の端部において所定のコネ
クタまたは所定の基板に接続されるフレキシブルフラッ
ト配線板において、長手方向の前記端部において、前記
絶縁層の端部の厚みを相対的に増大させるための所定の
絶縁性のスペーサが前記絶縁層内に装着され、前記スペ
ーサが装着された位置に対応する前記導体線の幅寸法
が、他の位置の前記導体線の幅寸法より大きく設定され
るものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のフレキシブルフラット配線板であって、前記絶縁層
が、積層された複数の絶縁フィルムを有するものであ
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項3に記載のフレキシブルフラット配線板であっ
て、前記各絶縁フィルムは、厚さ及び/または誘電率の
異なる複数種類の絶縁フィルムのなかから選択されるも
のである。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項2ないし
請求項4のいずれかに記載のフレキシブルフラット配線
板であって、少なくとも湾曲する一部を含む長手方向の
一部の領域または全部の領域において、前記導体線が厚
み方向の中央部に位置するように当該導体線の外側の厚
み調整を行うための補強層が形成されたものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、絶縁層の一側の
表面に複数の導体線が並設され、前記絶縁層の他側の表
面にアース層が平面上に形成され、前記導体線及び前記
アース層の外側の表面に保護層が形成されるフレキシブ
ルフラット配線板の内部インピーダンスの調整方法であ
って、所定のコネクタまたは所定の基板に接続される長
手方向の端部において、前記絶縁層の端部の厚みを相対
的に増大させるための所定の絶縁性のスペーサを前記絶
縁層内に装着し、前記スペーサが装着された位置に対応
する前記導体線の幅寸法を、他の位置の前記導体線の幅
寸法より大きく設定することで、当該フレキシブルフラ
ット配線板の長手方向に沿って内部インピーダンスを統
一するものである。
【0014】請求項7に記載の発明は、絶縁層の一側の
表面に複数の導体線が並設され、前記絶縁層の他側の表
面にアース層が平面上に形成され、前記導体線及び前記
アース層の外側の表面に保護層が形成されるフレキシブ
ルフラット配線板の内部インピーダンスの調整方法であ
って、厚さ及び/または誘電率の異なる複数種類の絶縁
フィルムのなかから複数の絶縁フィルムを選択して積層
し、当該絶縁フィルムの組合せにより前記絶縁層の厚み
及び誘電率を設定することで前記フレキシブルフラット
配線板の内部インピーダンスを調整するものである。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
のフレキシブルフラット配線板の内部インピーダンスの
調整方法であって、厚さ及び/または誘電率の異なる複
数種類の絶縁フィルムのなかから複数の絶縁フィルムを
選択して積層し、当該絶縁フィルムの組合せにより前記
絶縁層の厚み及び誘電率を設定することで前記フレキシ
ブルフラット配線板の内部インピーダンスを調整するも
のである。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項6ないし
請求項8のいずれかに記載のフレキシブルフラット配線
板の内部インピーダンスの調整方法であって、少なくと
も湾曲する一部を含む長手方向の一部の領域または全部
の領域において、前記導体線が厚み方向の中央部に位置
するように当該導体線の外側の厚み調整を行うための補
強層を形成するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係るフレキシブルフラット配線板を示す斜視図、図2
はフレキシブルフラット配線板の端部の導体線の幅寸法
を示す図、図3は図1のA−A断面図、図4は図1のB
−B断面図である。以下に、このフレキシブルフラット
配線板の好ましい一例について説明する。
【0018】このフレキシブルフラット配線板は、例え
ば端部に所定のコネクタ(図示せず)が取り付けられ
て、このコネクタを介して複数の導体線をパーソナルコ
ンピュータの本体基板や画面LCD装置等に接続するも
のであって、図1ないし図4の如く、複数(例えば約2
0本)の導体線1を水平方向に一定間隔で間欠的に並置
するとともに、この導体線1に対し絶縁層2を介して厚
み方向に離間させた例えば銅箔としてのアース層3を蒸
着等により形成し、さらに両面から保護層4,5で被覆
している。尚、図3及び図4中の符号6は接着剤を示し
ている。
【0019】ここで、導体線1の幅寸法W1,W2(図
3及び図4)が大きくなればなるほど、その導体線の単
位長さ当たりの面積が増大することから、これらの導体
線1とアース層3との間で擬似的に形成されるコンデン
サのリアクタンス(インピーダンス)が小さくなる。逆
に、導体線1の幅寸法W1,W2が小さくなればなるほ
ど、これらの導体線1とアース層3との間のインピーダ
ンスが大きくなる(第1の相関関係)。
【0020】また、導体線1とアース層3との厚み方向
の離間距離T1,T2は、導体線1とアース層3とで擬
似的に形成されるコンデンサのリアクタンス(インピー
ダンス)を決定付けており、離間距離T1,T2が大き
くなればなるほど、擬似的に形成されたコンデンサのリ
アクタンス(インピーダンス)が大きくなる。逆に、導
体線1とアース層3との離間距離T1,T2が小さい
と、これらによって擬似的に形成されるコンデンサのイ
ンピーダンスは小さいものとなる(第2の相関関係)。
具体的に、図5のように各導体線1の幅寸法W1,W2
をWとし、導体線1とアース層3との離間距離をT1,
T2をTとし、絶縁層2の誘電率をεとし、所定の係数
をαとすると、静電容量Cは次の(1)式のように表さ
れ、離間距離T1が大きくなればなるほど静電容量Cが
小さくなる(内部インピーダンスが増大する)ことが分
かる。
【0021】C=α・ε・W/T … (1) そこで、この実施の形態のフレキシブルフラット配線板
において、従来の極細線同軸ケーブルと同等の内部イン
ピーダンス(50Ωまたは75Ω等)を得つつ、長手方
向に沿って同一の内部インピーダンスに維持するため
に、導体線1とアース層3との間の離間距離T1,T2
が変化した場合に、これに応じて導体線1の幅寸法W
1,W2を設定することで、フレキシブルフラット配線
板の長手方向に沿って内部インピーダンスを均一に設定
している。
【0022】具体的に、絶縁層2は、図3及び図4のよ
うに、複数の絶縁フィルム7a,7bと接着材8とで構
成し、これらを任意に組み合わせて絶縁層2の厚みT1
を自由に且つ容易に設定できるようにしている。各絶縁
フィルム7a,7bは、それぞれフィルム体9a,9b
の一方の面に接着材10a,10bが塗布されて予め用
意されており、複数の絶縁フィルム7a,7bのそれぞ
れの厚み及び誘電率が異なって設定されている。そし
て、これらの複数の絶縁フィルム7a,7bのうち複数
を組み合わせて選択して絶縁層2を構成する。即ち、絶
縁フィルム7a,7b及び接着材8を組み合わせて選択
し積層することで、一定の許容程度に絶縁層2の厚み寸
法T1を設定するとともに、各導体線1同士の離間寸法
P1及び導体線1の幅寸法W1を設定することで、各導
体線1とアース層3との内部インピーダンスを容易に所
定の値(50Ωまたは75Ω等)に設定することが可能
となる。尚、ここでは2枚の絶縁フィルム7a,7bの
みを使用しているが、3枚以上の絶縁フィルムを使用し
て積層してもよい。このように、絶縁フィルム7a,7
bのフィルム体9a,9b及び接着材10a,10bの
材質として様々な材質を予め用意しておき、また各フィ
ルム体9a,9b及び接着材10a,10bの厚さ寸法
も様々な寸法に設定しておけば、各絶縁フィルム7a,
7b及び接着材8の誘電率を互いに異ならせることが可
能となり、この絶縁フィルム7a,7b及び接着材8の
組合せで任意の内部インピーダンスに設定することが可
能となる。このとき、導体線1とアース層3との離間距
離T1に対応して、導体線1の幅寸法W1を設定してお
く。このときの互いに隣り合う導体線1同士の離間寸法
はP1である。
【0023】また、フレキシブルフラット配線板のコネ
クタとの接続部分(即ち、長手方向の端部)11におい
ては、そのコネクタの形状に対応させる目的と、コネク
タへの嵌合時に把持しやすいように補強する目的で、絶
縁層2の内部にスペーサ12及び接着材13を介在させ
ている。即ち、一般にフレキシブルフラット配線板は、
その設置時に曲げを生じて設置する必要があるため、で
きるだけ柔軟性を確保する必要があり、絶縁層2の厚み
寸法T1を可及的に薄い所定の厚さ以下に抑える必要が
あり、また、フレキシブルフラット配線板の敷設箇所の
要求によっては、フレキシブルフラット配線板の厚み寸
法自体を薄く形成したい場合がある。一方、コネクタと
の接続部分である端部においては、導体線1とアース層
3とを上記の厚み寸法T1よりも大きな距離T2だけ離
間させて接続することが望ましい。特に、例えばフレキ
シブルフラット配線板の端部の両面をコネクタで挟持し
ながら接続を行う場合に、その接続強度を保持する上で
もフレキシブルフラット配線板の厚みを可及的に大きな
所定の厚さ以上に設定することが望ましい。接続時の把
持のしやすさを考慮しても、フレキシブルフラット配線
板の端部の厚みは中間部14に比べて大きく設定するこ
とが望ましい。
【0024】そこで、フレキシブルフラット配線板のコ
ネクタとの接続部分11の絶縁層2内にスペーサ12及
び接着材13を介在させ、これによりコネクタとの接続
部分11においては導体線1とアース層3との離間距離
をT2(>T1)に設定している。ここで、スペーサ1
2及び接着材13の合計の厚みは(T2−T1)であ
る。
【0025】このように、導体線1とアース層3との離
間距離T2をT1より大きく設定しているが、フレキシ
ブルフラット配線板中で、導体線1とアース層3の離間
距離を部分的に異なったT1,T2に設定すると、導体
線1の幅寸法W1を変更しない限り、符号11の領域の
内部インピーダンスが符号14の領域の内部インピーダ
ンスに比べて大きくなってしまい、フレキシブルフラッ
ト配線板として内部インピーダンスを一定に保つことが
できなくなってしまう。
【0026】そこで、導体線1とアース層3との離間距
離をT2に設定する部分11では、導体線1の幅寸法W
1を大きく設定し、内部インピーダンスをフレキシブル
フラット配線板の全長に亘り一定に保持している。この
場合、導体線1の線軸は、フレキシブルフラット配線板
の中間部14に比べて変化させず、隣り合う導体線1同
士の離間寸法をP1より狭く設定しておく。
【0027】尚、アース層3はフレキシブルフラット配
線板の前面に亘って形成されており、フレキシブルフラ
ット配線板の柔軟性を確保するために例えば網状に形成
されている。
【0028】そして、この実施の形態のフレキシブルフ
ラット配線板では、当該フレキシブルフラット配線板の
長手方向の中間部14において頻繁に湾曲変化すると予
定される部分を含む領域において、導体線1がフレキシ
ブルフラット配線板の厚み方向の中央部に位置するよう
に、図1、図3及び図4の如く、当該導体線1の外側
(上側)の厚み調整を行うための補強層18が形成され
ている。この補強層18は、具体的にはポリイミド等の
絶縁樹脂シート18aの下面に接着材18bが予め形成
された接着フィルムが使用され、その厚み寸法は、絶縁
層2とアース層3の合計厚み寸法に近似して設定され
る。尚、この補強層18が形成される領域は、フレキシ
ブルフラット配線板の長手方向の一部の領域に限定して
もよいし、あるいは、全部の領域に形成してもよい。こ
れにより、補強層18をも含めたフレキシブルフラット
配線板の厚みが例えば500μm以下の所定の厚み寸法
に設定される。
【0029】かかるフレキシブルフラット配線板は、例
えば次のように製造される。尚、絶縁フィルム7a,7
bはフィルム体9a,9bの一方の面に接着材10a,
10bが塗布されて予め形成されているものとする。
【0030】事前段階として、製品として必要とされる
内部インピーダンスの値を決め、この内部インピーダン
スに適した絶縁層2の厚み寸法T1を決定し、いくつか
の種類の絶縁フィルムから適切な絶縁フィルム7a,7
b及び接着材8を選択しておく。
【0031】そして、保護層4の片面に接着剤6が塗布
された大きなシートを用意しておく。次に、接着材10
aの面に複数の導体線1を並列配置する。具体的には、
接着材10aの全面に導体箔を形成した後、マスク処理
を施して一部を除去することで、導体線1を平行に形成
する。
【0032】このとき、図2中の符号11の部分(配線
板端部)では、符号14の部分(配線板中間部)に比べ
て、導体線1の幅寸法W1を大きく設定し、隣り合う導
体線1同士の離間寸法P1を狭めて形成しておく。尚、
これに伴って、符号11の部分と符号14の部分の間で
は、符号11の部分に向けて末広がりになるように各導
体線1を形成する。
【0033】そして、保護層4の下面に接着剤6が塗布
された大きなシートにおいて、フレキシブルフラット配
線板のコネクタ接続部分を切欠き、また、第1の絶縁フ
ィルム7aの上面に導体線1が形成された状態のフィル
ムに対して、さらにその上面に、シート(保護層4及び
接着剤6)の切り欠け部が導体線1を露出させるように
被せて当該シートを貼付する。
【0034】また、図4に示したフィルム体9bの片面
に接着材10bが塗布されたシートの接着材10b側の
面に、アース層3を形成する。このアース層3として
は、網状に形成することが望ましいため、マスク処理に
てパターンエッチング処理を施し、これを網状に形成し
ておく。
【0035】そして、保護層5の上面に接着剤6が塗布
された大きなシートにおいて、フレキシブルフラット配
線板のコネクタ接続部分を切欠き、また、第2の絶縁フ
ィルム7bの下面にアース層3が形成された状態のフィ
ルムに対して、さらにその下面に、シート(保護層5及
び接着剤6)の切り欠け部がアース層3を露出させるよ
うに被せて貼付する。
【0036】そして、第1の絶縁フィルム7aのフィル
ム体9a側の表面に接着材8を塗布した後、第1の絶縁
フィルム7aと第2の絶縁フィルム7bとの間にスペー
サ12及び接着材8を挟み込み、加熱真空ラミネート工
程により接着材8でスペーサ12と第1の絶縁フィルム
7aを溶着させ、第2の絶縁フィルム7bとスペーサ1
2とを溶着させた後、所定の切り抜き型で所定の形状に
切り抜く。そして、最後に、フレキシブルフラット配線
板の上面の所望の領域に補強層18を貼着し、導体線1
の上面及びアース層3の下面のそれぞれの切り欠け部に
臨む部分に半田メッキ16,17をそれぞれ形成して
(図4参照)、フレキシブルフラット配線板が完成す
る。このようにすれば、この実施例のフレキシブルフラ
ット配線板を容易に製造することが可能である。また、
補強層18を設けることで、フレキシブルフラット配線
板を湾曲したときに、フレキシブルフラット配線板の厚
み方向の中央部に導体線1が配置されることから、湾曲
に伴う応力をフレキシブルフラット配線板の周囲に分散
することが可能となり、補強層18がない場合に比べて
導体線1の湾曲時の曲率半径を比較的大きく維持でき
る。したがって、導体線1の耐久性を向上することが可
能となる。
【0037】また、上記実施の形態では、LVDS方式
の極細線同軸ケーブルと同等の内部インピーダンスを有
する例について説明したが、適用機種によっては、TM
DS方式、LDI方式またはGVIF方式を採用した極
細線同軸ケーブルと同等の内部インピーダンスを有する
ものに適用してもよいことは勿論である。
【0038】さらに、上記実施の形態では、絶縁層2を
複数の絶縁フィルム7a,7b等を有して形成していた
が、いくつか用意した絶縁フィルム7a,7bのうちの
一枚のみを選択し、この一枚の絶縁フィルムのみを絶縁
層2として使用することも差し支えない。
【0039】さらにまた、上記実施の形態では、アース
層3として網状のものを使用していたが、一律に薄く形
成した平坦なアース層3を適用しても差し支えない。
【0040】また、上記各絶縁フィルムとしては接着材
が予め形成されたものを使用したが、その他、接着材が
なく直接にフィルム体を貼着するようにしても差し支え
ない。
【0041】
【発明の効果】請求項1、請求項3、請求項7及び請求
項8に記載の発明によれば、複数の導体線とアース層と
を離間するための絶縁層として、複数の絶縁性の絶縁フ
ィルムを積層したものを使用しているので、絶縁層の厚
さ、即ち、導体線とアース層との離間寸法の調整が極め
て容易となり、内部インピーダンスの調整を容易に行う
ことが可能である。
【0042】請求項2及び請求項6に記載の発明によれ
ば、コネクタに接続する際にやむを得ず導体線とアース
層との厚み方向の離間寸法を増大させなければならない
場合に、その離間寸法の増大を、導体線の幅寸法の増大
で補うことができ、また、可撓性が必要なために導体線
とアース層との厚み方向の離間寸法を減少させなければ
ならないときに、導体線の幅寸法の減少で補うことがで
き、結果として、コネクタとの接続部分を含めて、フレ
キシブルフラット配線板の内部インピーダンスを均一に
することができるという効果がある。
【0043】特に、請求項4、請求項7及び請求項8の
ように、厚さ及び/または誘電率の異なる複数種類の絶
縁フィルムのなかからいくつかを選択して、これを積層
して導体線とアース層の間に介装するようにしているの
で、その組合せにより、厚さと内部インピーダンスを容
易に調整することが可能となる。
【0044】請求項5及び請求項9によれば、補強層を
設けることで、フレキシブルフラット配線板を湾曲した
ときに、フレキシブルフラット配線板の厚み方向の中央
部に導体線が配置することができる。したがって、湾曲
に伴う導体線にかかる応力歪みを最小限にすることが可
能となり、導体線の耐久性を向上することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係るフレキシブル
フラット配線板を示す外観斜視図である。
【図2】この発明の一の実施の形態に係るフレキシブル
フラット配線板の端部の導体線の幅寸法を示す図であ
る。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】この発明の一の実施の形態に係るフレキシブル
フラット配線板を示す模式図である。
【符号の説明】
1 導体線 2 絶縁層 3 アース層 7a,7b 絶縁フィルム 12 スペーサ 18 補強層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 7/08 H01B 7/08 H05K 1/11 H05K 1/11 D (72)発明者 伊藤 雅広 三重県四日市市西末広町1番14号 住電装 メディアテック株式会社内 (72)発明者 柳生 雅之 三重県四日市市西末広町1番14号 住電装 メディアテック株式会社内 (72)発明者 池田 憲治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 垣内 和也 神奈川県横浜市都筑区加賀原2−1−1 京セラエルコ株式会社内 (72)発明者 坂岡 眞樹 神奈川県横浜市都筑区加賀原2−1−1 京セラエルコ株式会社内 (72)発明者 金子 勉 静岡県榛原郡相良町須々木852 株式会社 ハチマル電子内 Fターム(参考) 5E317 AA07 BB03 BB11 GG09 GG11 5E338 AA02 AA05 AA12 AA16 BB63 BB72 CC01 CC04 CC06 CD13 CD14 CD32 EE13 5G309 FA01 FA02 FA07 5G311 CA01 CB01 CD03 CD10 CF02 CF04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁層の一側の表面に複数の導体線が並
    設され、 前記絶縁層の他側の表面にアース層が平面上に形成さ
    れ、 前記導体線及び前記アース層の外側の表面に保護層が形
    成されるフレキシブルフラット配線板において、 前記絶縁層は、積層された複数の絶縁フィルムを有する
    フレキシブルフラット配線板。
  2. 【請求項2】 絶縁層の一側の表面に複数の導体線が並
    設され、 前記絶縁層の他側の表面にアース層が平面上に形成さ
    れ、 前記導体線及び前記アース層の外側の表面に保護層が形
    成され、 前記導体線及び前記アース層が長手方向の端部において
    所定のコネクタまたは所定の基板に接続されるフレキシ
    ブルフラット配線板において、 長手方向の前記端部において、前記絶縁層の端部の厚み
    を相対的に増大させるための所定の絶縁性のスペーサが
    前記絶縁層内に装着され、 前記スペーサが装着された位置に対応する前記導体線の
    幅寸法が、他の位置の前記導体線の幅寸法より大きく設
    定されるフレキシブルフラット配線板。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のフレキシブルフラット
    配線板であって、 前記絶縁層は、積層された複数の絶縁フィルムを有する
    フレキシブルフラット配線板。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項3に記載のフレキ
    シブルフラット配線板であって、 前記各絶縁フィルムは、厚さ及び/または誘電率の異な
    る複数種類の絶縁フィルムのなかから選択されるフレキ
    シブルフラット配線板。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のフレキシブルフラット配線板であって、 少なくとも湾曲する一部を含む長手方向の一部の領域ま
    たは全部の領域において、前記導体線が厚み方向の中央
    部に位置するように当該導体線の外側の厚み調整を行う
    ための補強層が形成されたことを特徴とするフレキシブ
    ルフラット配線板。
  6. 【請求項6】 絶縁層の一側の表面に複数の導体線が並
    設され、前記絶縁層の他側の表面にアース層が平面上に
    形成され、前記導体線及び前記アース層の外側の表面に
    保護層が形成されるフレキシブルフラット配線板の内部
    インピーダンスの調整方法であって、 所定のコネクタまたは所定の基板に接続される長手方向
    の端部において、前記絶縁層の端部の厚みを相対的に増
    大させるための所定の絶縁性のスペーサを前記絶縁層内
    に装着し、 前記スペーサが装着された位置に対応する前記導体線の
    幅寸法を、他の位置の前記導体線の幅寸法より大きく設
    定することで、当該フレキシブルフラット配線板の長手
    方向に沿って内部インピーダンスを統一するフレキシブ
    ルフラット配線板の内部インピーダンスの調整方法。
  7. 【請求項7】 絶縁層の一側の表面に複数の導体線が並
    設され、前記絶縁層の他側の表面にアース層が平面上に
    形成され、前記導体線及び前記アース層の外側の表面に
    保護層が形成されるフレキシブルフラット配線板の内部
    インピーダンスの調整方法であって、 厚さ及び/または誘電率の異なる複数種類の絶縁フィル
    ムのなかから複数の絶縁フィルムを選択して積層し、当
    該絶縁フィルムの組合せにより前記絶縁層の厚み及び誘
    電率を設定することで前記フレキシブルフラット配線板
    の内部インピーダンスを調整するフレキシブルフラット
    配線板の内部インピーダンスの調整方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のフレキシブルフラット
    配線板の内部インピーダンスの調整方法であって、 厚さ及び/または誘電率の異なる複数種類の絶縁フィル
    ムのなかから複数の絶縁フィルムを選択して積層し、当
    該絶縁フィルムの組合せにより前記絶縁層の厚み及び誘
    電率を設定することで前記フレキシブルフラット配線板
    の内部インピーダンスを調整するフレキシブルフラット
    配線板の内部インピーダンスの調整方法。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし請求項8のいずれかに記
    載のフレキシブルフラット配線板の内部インピーダンス
    の調整方法であって、 少なくとも湾曲する一部を含む長手方向の一部の領域ま
    たは全部の領域において、前記導体線が厚み方向の中央
    部に位置するように当該導体線の外側の厚み調整を行う
    ための補強層を形成することを特徴とするフレキシブル
    フラット配線板の内部インピーダンスの調整方法。
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