JP2002100276A - 微小機械スイッチ - Google Patents

微小機械スイッチ

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JP2002100276A
JP2002100276A JP2000284721A JP2000284721A JP2002100276A JP 2002100276 A JP2002100276 A JP 2002100276A JP 2000284721 A JP2000284721 A JP 2000284721A JP 2000284721 A JP2000284721 A JP 2000284721A JP 2002100276 A JP2002100276 A JP 2002100276A
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Kunihiko Nakamura
邦彦 中村
Masaki Yamamoto
正樹 山本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/14Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting
    • H01H1/20Bridging contacts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H59/00Electrostatic relays; Electro-adhesion relays
    • H01H59/0009Electrostatic relays; Electro-adhesion relays making use of micromechanics

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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Micromachines (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、信頼性の高い接点を有する小型の
機械式スイッチやリレーを提供することを目的とする。 【解決手段】 梁の撓み形状と同等の形状を有する保持
電極を設け、静電力により梁の撓み形状を保持する。ま
た、接点の接触面同士を接触角を限りなく0に近づけて
接触させ、接触面積を広げるととともに、等分布荷重の
静電力により接点を保つため、接触抵抗が低く、またス
ティクション問題が低減できる高品質の接点を供給する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式のスイッチ
やリレーに関し、特に、高密度に集積化された回路内に
おいて、小型で信頼性の高い接点を実現する微小機械ス
イッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の微小機械スイッチについて、図7
〜8を参照して説明する。図7はIEEE MTT−S
Digest 1999、pp.1923−1926
に紹介されているマイクロ波スイッチである。シリコン
片持ち梁1の先端下部に絶縁層を介して金の接点部2が
設けられ、接点部2に相対する面には、接点部との接触
により閉回路を形成する回路端子部3と、接点部2に静
電力を与えてシリコン片持ち梁1を撓ませる駆動電極4
が設けられている。接点部2と回路端子部3の隙間は1
0μm以下に設定されおり、駆動電極4に50V以上の
電圧を加えることで梁1が撓んで接点部2が回路端子部
3に接触し、接点が閉じられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接点を閉じる
ために必要な電圧が50V以上と高いために、専用の昇
圧回路を搭載する必要があり、スイッチ素子の小型化を
阻害していた。また、マイクロ波は接点における導通が
なくても容量性結合や誘導性結合が生じ易く、接点が開
いた状態でのアイソレーションを向上させるには、接点
部と回路端子部の隙間をさらに広げる必要があるが、静
電力は対向電極間の距離の2乗に反比例するために、回
路を閉じるためにはさらなる高電圧が必要になるという
課題があった。
【0004】また、図8(a)のように接点部の片あた
りが生じてしまうため、接触面積を広げて接点抵抗を下
げるためには、図8(b)のようにさらなる高電圧をか
けて梁を逆方向に撓ませて接点の隙間をなくす必要があ
った。その際には片あたりしていた近辺のみ接触圧が過
大になり、スティクション(stiction)と呼ば
れる付着現象が発生し、図8(c)に示すように駆動電
圧を除いても梁の撓みが戻らず回路が閉じたままになり
制御不能に陥る可能性があった。
【0005】本発明は、このような微小機械スイッチに
おいて、簡易な構成で高品質の接点を有する微小機械ス
イッチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、力が与えられて撓んだ梁の梁側保持電極の
形状に対して同等の形状を有する基板側保持電極を設け
て静電力を作用させることにより、低電圧で梁の撓み形
状を保持することを可能とした。また接点部と回路端子
部の形状も同一にして両者の接触角度を極力ゼロに近づ
けることで接触面積を広げるとともに、保持電極による
静電力により接点接触圧力を高めて接点抵抗を減少さ
せ、さらに接点圧力を一様に分布させることによりステ
ィクション問題を低減し、品質のよい接点を提供するこ
とを可能にした。また、梁に撓みを与える手段を静電力
とし、保持電極を駆動電極として併用することにより、
低電圧で小型の機械スイッチを提供することを可能にし
た。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、梁を撓ませる力が作用する作用部と、静電力を作用
させて梁の撓み形状を保持する梁側保持電極部と、梁が
撓むことより接点として機能する接点部とを備えた梁
と、梁側保持電極部に静電力を作用させる基板側保持電
極と、梁が撓むことにより前記接点部と接触することに
よって回路を閉じる回路端子部とを備えた基板からなる
梁駆動構造において、回路が閉じた状態の梁側保持電極
部の形状と基板側保持電極の形状が同じ形状を有するこ
とで両者が密着することを特徴とした微小機械スイッチ
である。
【0008】請求項2に記載の発明は、回路が閉じた状
態において、前記接点部と、前記回路端子部が隙間なく
密着することを特徴とした請求項1記載の微小機械スイ
ッチである。
【0009】請求項3に記載の発明は、接点部は梁上の
作用部及び梁側保持電極部以外の箇所に設けられ、かつ
作用部に作用する力による撓みを受けないことを特徴と
した請求項2記載の微小機械スイッチである。
【0010】請求項4に記載の発明は、梁側保持電極部
が作用部を兼ね、梁を撓ませる力は基板側保持電極部と
梁側保持電極部間の静電力であることを特徴とする請求
項1記載の微小機械スイッチである。
【0011】請求項5に記載の発明は、基板側保持電極
の形状が、梁側保持電極部に等分布荷重を与えたときの
撓み形状と同じ曲面形状を有することで、基板側保持電
極と梁側保持電極部が隙間なく密着することを特徴とし
た請求項4記載の微小機械スイッチである。
【0012】請求項6に記載の発明は、駆動部の駆動手
段が圧電体であることを特徴とした請求項1記載の微小
機械スイッチである。
【0013】請求項7に記載の発明は、駆動部の駆動手
段がバイメタルであることを特徴とした請求項1記載の
微小機械スイッチである。
【0014】請求項8に記載の発明は、駆動部の駆動手
段が形状記憶合金であることを特徴とした請求項1記載
の微小機械スイッチである。
【0015】請求項9に記載の発明は、駆動部の駆動手
段が磁歪素子であることを特徴とした請求項1記載の微
小機械スイッチである。
【0016】請求項10に記載の発明は、駆動部の駆動
手段が光歪素子であることを特徴とした請求項1記載の
微小機械スイッチである。
【0017】請求項11に記載の発明は、駆動部の駆動
手段が電歪ポリマであることを特徴とした請求項1記載
の微小機械スイッチである。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態における微小機械スイッチの概要を示す斜視図であ
る。梁1はコの字型の梁であり、端点が固定部8にて支
持されている。梁1の材料は絶縁材料であるか、または
導電体材料の下面に絶縁膜を形成したものである。
【0020】梁1の下面には、固定部8からの距離で0
〜L1までの間に静電力により梁の駆動と保持を行う梁
側電極9a、9bが設けられている。また距離L2〜L
3の間には静電力により梁の保持を行う梁側電極9c、
9dが設けられている。また梁側電極9c、9dに挟ま
れる位置に接点電極10が設けられている。
【0021】梁1の下に配し、固定部8を介して梁1を
支える絶縁体からなる基板11について、図1における
A−A’断面図である図2、およびB−B’断面図であ
る図3を用いて説明する。
【0022】図2において基板11上には梁の固定部8
からの距離で0〜L1までは、梁側電極9a、9bに静
電力を作用させて梁の駆動と保持を行う基板側電極12
a、12bが設けられ、その表面は絶縁膜13により覆
われている。距離L2〜L3の間は、梁側電極9c、9
dに静電力を作用させて梁の保持を行う基板側電極12
c、12dが設けられ、その表面は絶縁膜13により覆
われている。
【0023】図3において、基板11の上には信号線1
4が設けられ、梁の固定部8からの距離L2〜L3に対
応する箇所により回路端子部15を形成しており、梁1
の接点電極10とともに接点を構成する。基板11の形
状はL2〜L3の区間では、図2における基板側電極1
2c、12dを有する面と同一面であり、信号線14の
厚みは、図2の絶縁膜13の厚みと等しいか若干厚めに
作られている。
【0024】以上の構成によると、梁1を撓ませる静電
力は梁1そのものにかかるため、従来例の図7のように
梁の先端に静電力を作用させる部位を設ける必要がない
ので小型化が図れる。
【0025】また基板側電極12a、12bの面は0〜
L1までは曲面になっている。通常、梁に静電力を加え
て撓ませる場合は、図4のように電圧を加えていくとプ
ルイン電圧Vpiまでは梁のばね力と静電力がつりあっ
た状態で梁の先端は徐々に変位していくが、Vpiで梁
は急激に静電力に引っ張られ最大変位近くまでに変位
し、梁は対向電極に接触する。例えば図1、図2におい
て、梁をシリコンとして梁のヤング率を150GPa、
梁の幅hを40μm、梁の厚みtを2.5μm、L1を
400μm、絶縁膜13の厚みdを0.3μm、比誘電
率を1、L1における隙間δmaxを6μm、とする。
【0026】
【数1】
【0027】0〜L1の区間の絶縁膜13表面の形状を
図2のようなx−y座標で(数1)で表したとき、n=
0、すなわち、絶縁膜13表面は平らで梁と平行に構
え、基板側電極12a、12bと梁側電極9a、9bと
の間に電圧を加えていったときのVpiは110Vであ
るのに対して、n=2、すなわち絶縁膜13表面を曲面
形状にするとVpiは30Vとなり、さらにn=4近く
まで次数をあげるとVpiは10V以下となり低電圧で
梁を撓ませることが可能となる。
【0028】
【数2】
【0029】梁1の固定部8からの距離0〜L1の範囲
に等分布荷重Fが加わったときの梁の撓み量wは、梁の
ヤング率をE、断面二次モーメントをIとし、同じx−
y座標を用いると(数2)であらわされる。なお、x>
L1では梁の撓みは発生しない。0〜L1までの間は梁
の撓み形状w(x)とほぼ同等の形状を梁側電極12
a、12b上の絶縁膜13表面が有するようにすれば、
両者を密着させることができる。例えば絶縁膜13の表
面形状s(x)がx=0〜L1の間において、Vpiを
10V以下まで低減できるn=4における(数1)の形
状であれば、ほぼ梁のw(x)の形状を近似的に表現で
きることが可能であるため絶縁膜13と梁1とを密着さ
せることができる。このときの等分布荷重は単位面積あ
たりの静電力Fであり、Fはεrを絶縁膜13の比誘電
率として(数3)で与えられる。
【0030】
【数3】
【0031】密着以後は電圧をあげても梁の変位はない
が上式に従って接触圧は一様に上昇することになる。従
って、0〜L1間の梁と基板の接触圧には大きな偏りが
ないため、スティクションの問題も低減できる。
【0032】L1より先の基板形状を平面とし、かつL
1にて0〜L1の曲面と連続とすれば、基板側電極12
a、12bと梁側電極9a、9bとの間に電圧を加えて
0〜L1を密着させたとき、L1〜L3においても梁と
基板表面はゆるやかに接触している。接点電極10と回
路端子部15の接触を安定させるために、さらに基板側
電極12c、12dと梁側電極9c、9dとの間に電圧
を印加して静電力を作用させることで、接点電極10の
回路端子部15との接触面は均一な接触圧で接触し、接
触抵抗は低減され、かつスティクション問題も低減され
る。このときの図1のA−A’断面図を図5に示す。
【0033】なお、基板11の曲面形状は、例えば基板
材料としてポリイミドなどの有機材料を用いる場合は、
ハーフトーンマスクを用いたエキシマレーザ加工により
形成が可能である。または基板平面の位置によってエキ
シマレーザの照射時間を調節することで同様な曲面形状
の生成が可能である。
【0034】基板材料として感光性有機材料を用いる場
合は、基板平面の位置によって露光時間を制御すること
で曲面形状の生成が可能である。
【0035】また酸化シリコン膜などの絶縁体をスパッ
タリングにより堆積する場合は、基板平面の位置によっ
て堆積時間が調節できるようにマスクの開口部を制御す
ることで曲面形状の生成が可能である。
【0036】また絶縁膜13として、例えばチタン酸ス
トロンチウム(SrTiO3)のように比誘電率が高い
材料を用いれば、より低電圧で梁の駆動と保持が可能で
あることは言うまでもない。
【0037】(実施の形態2)図6は本発明の実施の形
態2における微小機械スイッチの概要を示す断面図であ
り、実施の形態1の説明図である図2において、梁1の
固定部8からの距離0〜L1の間に撓みを与える手段を
圧電薄膜16としたときの微小機械スイッチの断面を表
した図である。
【0038】圧電薄膜16の材料としてはZnOやPZ
Tなどが利用でき、とくにI.Kanno, et a
l., ”Piezoelectric propert
ies of c−axis oriented Pb
(Zr,Ti)O3 thin films”, Ap
pl. Phys. Lett., 70(11),p
p.1378−1380, 1997.に示されるPZ
T薄膜はd定数がバルク材料なみに高く、本微小機械ス
イッチには最適である。
【0039】また、バルク材料に対するメリットとして
圧電薄膜16は厚みが薄いことにより電界強度を高める
ことができ、印加電圧を下げられることがあげられる。
【0040】さて、圧電薄膜16に電圧を印加すること
により、圧電薄膜16が梁の長手方向に伸張し、梁1は
そのひずみを吸収するように絶縁膜13側に変形する。
この結果、梁側電極9c、9dと基板側電極12c、1
2dは接近あるいは絶縁膜13を介して部分的に接触状
態となる。さらに梁側電極9c、9dと基板側電極12
c、12dの間に静電吸着力が働くような電圧を付加す
ることにより、両者の密着をさらに高めることができ
る。
【0041】ここで注目すべきことは、圧電薄膜16の
働きにより梁1が変形する前の状態で、梁側電極9c、
9dと基板側電極12c、12dを静電力で密着させる
のに必要な電圧に比較して、圧電薄膜16の変形を併用
したときの電圧ははるかに小さくできることである。こ
のことは、圧電薄膜16の駆動電圧が低いこととあいま
って、本微小機械スイッチの駆動電圧を低くする効果が
あり、本微小機械スイッチのモバイル機器への適用に好
都合となる。
【0042】また、梁側電極9c、9dと基板側電極1
2c、12dが密着することにより、接点電極10(図
示せず)の回路端子部15(図示せず)との接触面が均
一な接触圧で接触し、接触抵抗が低減され、かつスティ
クション問題も低減される。
【0043】なお、本発明の実施の形態1及び実施の形
態2において、梁を撓ませる手段は静電力や圧電薄膜と
したが、梁にひずみを与えて撓みを起こし接点の開閉を
行うことができれば静電力や圧電薄膜に限定されること
なく、例えば、バイメタル、形状記憶合金、磁歪素子、
光歪素子、電歪ポリマなどを用いてもよい。
【0044】なお、本発明の実施の形態1及び実施の形
態2において、接点は導電体同士の接触による開閉であ
ったが、電磁波のスイッチングを行うには、コンデンサ
やコイルを梁の撓みにより近接させることで容量性の結
合や誘導性の結合を行う構造としてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、力が与え
られて撓んだ梁の曲面形状に対して同等の形状を有する
保持電極を設けることで、低電圧で梁の撓み形状を保持
することができるという有利な効果が得られる。
【0046】また、本発明によれば、接点部と回路端子
部の形状も同一にして両者の接触角度を極力ゼロに近づ
けることで、接触面積を広げるとともに、保持電極によ
る静電力により接点接触圧力を高めて接点抵抗を減少さ
せ、さらに接点圧力は一様に分布することにより、ステ
ィクション問題が低減され、品質のよい接点を提供する
ことができるという有利な効果が得られる。
【0047】また、本発明によれば、梁に撓みを与える
手段を静電力とし、梁の撓みの曲面形状と同一の形状を
有する保持電極を駆動電極として併用することにより、
低電圧で小型の機械スイッチを提供することができると
いう有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による微小機械スイッチ
の概要を示す斜視図
【図2】図1におけるA−A’部の断面図
【図3】図1におけるB−B’部の断面図
【図4】本発明の一実施の形態による梁の静電力駆動の
動作を示す特性図
【図5】図1の微小機械スイッチが閉じた状態における
A−A’部の断面図
【図6】本発明の一実施の形態による微小機械スイッチ
の概要を示す断面図
【図7】従来の微小機械スイッチの概要を示す上面図及
び断面図
【図8】従来の微小機械スイッチにおける接点接触を示
す断面図
【符号の説明】
1 梁 2 接点部 3 回路端子部 4 駆動電極 5 基板 6 信号線 7 絶縁膜 8 固定部 9 梁側電極 10 接点電極 11 基板 12 基板側電極 13 絶縁膜 14 信号線 15 回路端子部 16 圧電薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 55/00 H01H 55/00 57/00 57/00 D A H01L 41/09 H01L 41/12 41/12 41/08 U

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁を撓ませる力が作用する作用部と、静
    電力を作用させて梁の撓み形状を保持する梁側保持電極
    部と、梁が撓むことより接点として機能する接点部とを
    備えた梁と、梁側保持電極部に静電力を作用させる基板
    側保持電極と、梁が撓むことにより前記接点部と接触す
    ることによって回路を閉じる回路端子部とを備えた基板
    からなる梁駆動構造において、回路が閉じた状態の梁側
    保持電極部の形状と基板側保持電極の形状が同じ形状を
    有することで両者が密着することを特徴とした微小機械
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 回路が閉じた状態において、前記接点部
    と、前記回路端子部が隙間なく密着することを特徴とし
    た請求項1記載の微小機械スイッチ。
  3. 【請求項3】 接点部は梁上の作用部及び梁側保持電極
    部以外の箇所に設けられ、かつ作用部に作用する力によ
    る撓みを受けないことを特徴とした請求項2記載の微小
    機械スイッチ。
  4. 【請求項4】 梁側保持電極部が作用部を兼ね、梁を撓
    ませる力は基板側保持電極部と梁側保持電極部間の静電
    力であることを特徴とする請求項1記載の微小機械スイ
    ッチ。
  5. 【請求項5】 基板側保持電極の形状が、梁側保持電極
    部に等分布荷重を与えたときの撓み形状と同じ曲面形状
    を有することで、基板側保持電極と梁側保持電極部が隙
    間なく密着することを特徴とした請求項4記載の微小機
    械スイッチ。
  6. 【請求項6】 駆動部の駆動手段が圧電体であることを
    特徴とした請求項1記載の微小機械スイッチ。
  7. 【請求項7】 駆動部の駆動手段がバイメタルであるこ
    とを特徴とした請求項1記載の微小機械スイッチ。
  8. 【請求項8】 駆動部の駆動手段が形状記憶合金である
    ことを特徴とした請求項1記載の微小機械スイッチ。
  9. 【請求項9】 駆動部の駆動手段が磁歪素子であること
    を特徴とした請求項1記載の微小機械スイッチ。
  10. 【請求項10】 駆動部の駆動手段が光歪素子であるこ
    とを特徴とした請求項1記載の微小機械スイッチ。
  11. 【請求項11】 駆動部の駆動手段が電歪ポリマである
    ことを特徴とした請求項1記載の微小機械スイッチ。
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