JP2002099082A - 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性エレメント、レジストパターンの製造法及びプリント配線板の製造法 - Google Patents
感光性樹脂組成物、これを用いた感光性エレメント、レジストパターンの製造法及びプリント配線板の製造法Info
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Abstract
密着性、機械強度及び柔軟性が優れる感光性樹脂組成
物、およびレジストパターンの製造法を提供する。 【解決手段】 (A)吸水率が4重量%未満であり、分
散度が1.0〜6.0であるバインダーポリマー、
(B)2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシポリ
エトキシ)フェニル)プロパンを必須成分とする分子内
に少なくとも1つの重合可能なエチレン性不飽和結合を
有する光重合性化合物及び(C)光重合開始剤を含有し
てなる感光性樹脂組成物よりなる感光性エレメントを回
路形成用基板上に感光性樹脂組成物層が密着するように
して積層し、露光、現像することを特徴とするレジスト
パターンの製造法並びにレジストパターンの製造された
回路形成用基板をエッチング又はめっきすることを特徴
とするプリント配線板の製造法。
Description
物、これを用いた感光性エレメント、レジストパターン
の製造法及びプリント配線板の製造法に関する。
て、エッチング、めっき等に用いられるレジスト材料と
しては、感光性樹脂組成物及びそれに支持体と保護フィ
ルムを用いて得られる感光性エレメントが広く用いられ
ている。プリント配線板は、感光性エレメントを銅基板
上にラミネートして、パターン露光した後、未露光部を
現像液で除去し、エッチング又はめっき処理を施して、
パターンを形成させた後硬化部分を基板上から剥離除去
する方法によって製造されている。この未露光部の除去
を行う現像液としては、炭酸ナトリウム溶液等を使用す
るアルカリ現像型が主流になっており、現像液は、通
常、ある程度感光性樹脂組成物層を溶解する能力があれ
ば使用可能であり、現像時には現像液中に感光性樹脂組
成物が溶解又は分散させられる。
銅基板とパターン形成された感光性樹脂組成物層との接
触面積が小さくなる為、現像、エッチング又はめっき処
理工程で優れた接着力、機械強度、耐薬品性、柔軟性等
が要求されると共に解像度が要求される。この種の特性
のうち、耐薬品性を向上させるのにビスフェノールA骨
格をもつ光重合性化合物を使用する方法が、特公平7-27
205号公報に記載されているが、バインダポリマの分散
度が大きいと密着力、解像度が低下する傾向がある。
は、光感度、解像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着
性、機械強度及び柔軟性が優れる感光性樹脂組成物を提
供するものであり、プリント配線の高密度化及び高解像
化に有用である。請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明の効果を奏し、さらに耐薬品性が優れる感光性樹
脂組成物を提供するものである。請求項3記載の発明
は、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、さらに
アルカリ現像性が優れる感光性樹脂組成物を提供するも
のである。
2又は3記載の発明の効果を奏し、さらに剥離特性が優
れる感光性樹脂組成物を提供するものである。請求項6
記載の発明は、請求項1、2、3、4又は5記載の発明
の効果を奏し、さらに密着性が優れる感光性樹脂組成物
を提供するものである。請求項7記載の発明は、請求項
1、2、3、4、5又は6記載の発明の効果を奏し、さ
らに光感度、解像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着
性、機械強度及び柔軟性が優れる感光性樹脂組成物を提
供するものである。
像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機械強度及び
柔軟性が優れる感光性エレメントを提供するものであ
り、プリント配線の高密度化及び高解像化に有用であ
る。請求項10及び11記載の発明は、請求項8又は9
記載の発明の効果を奏し、さらに解像度が優れる感光性
エレメントを提供するものである。請求項12記載の発
明は、請求項8、9、10又は11記載の発明の効果を
奏し、さらに解像度が優れる感光性エレメントを提供す
るものである。請求項13及び14記載の発明は、請求
項11又は12記載の発明の効果に加えて、さらにラミ
ネート性が優れる感光性エレメントを提供するものであ
る。
度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機械強度及び柔
軟性が優れるレジストパターンの製造法を提供するもの
であり、プリント配線の高密度化及び高解像化に有用で
ある。請求項16記載の発明は、光感度、解像度、耐薬
品性(耐めっき性)、密着性、機械強度及び柔軟性が優
れるプリント配線板の製造法を提供するものであり、プ
リント配線の高密度化及び高解像化に有用である。
が4重量%未満であり、分散度が1.0〜6.0である
バインダーポリマー、(B)2,2−ビス(4−((メ
タ)アクリロキシポリエトキシ)フェニル)プロパンを
必須成分とする分子内に少なくとも1つの重合可能なエ
チレン性不飽和結合を有する光重合性化合物及び(C)
光重合開始剤を含有してなる感光性樹脂組成物に関す
る。
ーが、スチレン又はスチレン誘導体を必須の共重合成分
とする前記感光性樹脂組成物に関する。また、本発明
は、(A)バインダーポリマーが、メタクリル酸を必須
の共重合成分とする前記感光性樹脂組成物に関する。ま
た、本発明は、(B)成分としてさらに分子内に1つの
重合可能なエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合
物を必須成分とする前記感光性樹脂組成物に関する。
なエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合物が、分
子内に1つのフェニル基又はフェニレン基を有する前記
感光性樹脂組成物に関する。また、本発明は、(C)光
重合開始剤が、2,4,5−トリアリールイミダゾール
二量体を必須成分とする前記感光性樹脂組成物に関す
る。また、本発明は、(B)成分中2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシポリエトキシ)フェニル)プロ
パンの配合量が3〜90重量%である前記感光性樹脂組
成物に関する。
層を支持体上に有する感光性エレメントに関する。ま
た、本発明は、感光性樹脂組成物の層の支持体とは反対
側に保護フィルムを有する前記感光性エレメントに関す
る。また、本発明は、支持体の厚みが5〜25μmであ
る前記感光性エレメントに関する。また、本発明は、支
持体のヘーズが0.001〜5.0である前記感光性エ
レメントに関する。
波長365nmの紫外線に対する透過率が5〜75%であ
る前記感光性エレメントに関する。また、本発明は、保
護フィルムの厚みが5〜30μmである前記感光性エレ
メントに関する。また、本発明は、保護フィルムのフィ
ルム長手方向の引張強さが13MPa以上であり、フィル
ム幅方向の引張強さが9MPa以上である前記感光性エレ
メントに関する。
を、場合によって存在する保護フィルムを剥がしなが
ら、回路形成用基板上に感光性樹脂組成物層が密着する
ようにして積層し、活性光線を画像状に照射し、露光部
を光硬化させ、未露光部を現像により除去することを特
徴とするレジストパターンの製造法に関する。また、本
発明は、前記レジストパターンの製造法により、レジス
トパターンの製造された回路形成用基板をエッチング又
はめっきすることを特徴とするプリント配線板の製造法
に関する。
する。なお、本発明における(メタ)アクリル酸とはア
クリル酸及びそれに対応するメタクリル酸を意味し、
(メタ)アクリレートとはアクリレート及びそれに対応
するメタクリレートを意味し、(メタ)アクリロイル基
とはアクリロイル基及びそれに対応するメタクリロイル
基を意味する。
率が4重量%未満であるバインダーポリマー、(B)ビ
スフェノールA系(メタ)アクリレート化合物を必須成
分とする分子内に少なくとも1つの重合可能なエチレン
性不飽和結合を有する光重合性化合物及び(C)光重合
開始剤を含有してなる。
は、4重量%未満であることが必要であり、0.1〜
4.0重量%であることが好ましく、0.3〜3重量%
未満であることがより好ましく、0.5〜2重量%未満
であることが特に好ましい。この吸水率が4重量%を超
えると、未露光部の現像性は非常に促進されるが、露光
部では親水性の限界を超えフォトレジスト像は、その端
部(露光部と未露光部の境界)で最も著しく現像液に侵
され画像の切れ味が悪く解像度は低下し、また結果的に
見掛け上の感光度も低下し、更にはメッキ液、エッチン
グ液に対する耐性が低下し剥離等の現象が起きる。
(重量平均分子量/数平均分子量)が1.0〜6.0で
ありことが好ましく、1.0〜3.0であることがより
好ましい。分散度が6.0を超えると密着性及び解像度
が低下する傾向がある。但し、本発明における重量平均
分子量及び数平均分子量はゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーにより測定し、標準ポリスチレン換算した
値を使用したものである。
分子量は、20,000〜300,000であることが
好ましく、40,000〜150,000であることが
より好ましい。重量平均分子量が、20,000未満で
は耐現像液性が低下する傾向があり、300,000を
超えると現像時間が長くなる傾向がある。
例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、エポキシ系
樹脂、アミド系樹脂、アミドエポキシ系樹脂、アルキド
系樹脂、フェノール系樹脂等が挙げられる。アルカリ現
像性の見地からは、アクリル系樹脂が好ましい。これら
は単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
ば、重合性単量体をラジカル重合させることにより製造
することができる。
レン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、p−メチ
ルスチレン、p−エチルスチレン等の重合可能なスチレ
ン誘導体、アクリルアミド、アクリロニトリル、ビニル
−n−ブチルエーテル等のビニルアルコールのエステル
類、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)ア
クリル酸テトラヒドロフルフリルエステル、(メタ)ア
クリル酸ジメチルアミノエチルエステル、(メタ)アク
リル酸ジエチルアミノエチルエステル、(メタ)アクリ
ル酸グリシジルエステル、2,2,2−トリフルオロエ
チル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフ
ルオロプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリ
ル酸、α−ブロモ(メタ)アクリル酸、α−クロル(メ
タ)アクリル酸、β−フリル(メタ)アクリル酸、β−
スチリル(メタ)アクリル酸、マレイン酸、マレイン酸
無水物、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチ
ル、マレイン酸モノイソプロピル等のマレイン酸モノエ
ステル、フマール酸、ケイ皮酸、α−シアノケイ皮酸、
イタコン酸、クロトン酸、プロピオール酸などが挙げら
れる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使
用される。
としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、これらの構造異性体等が挙
げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて
用いることができる。
リ現像性の見地から、カルボキシル基を含有させること
が好ましく、例えば、カルボキシル基を有する重合性単
量体とその他の重合性単量体をラジカル重合させること
により製造することができる。上記カルボキシル基を有
する重合性単量体としては、メタクリル酸が好ましい。
また、前記(A)バインダーポリマーは、可とう性の見
地からスチレン又はスチレン誘導体を重合性単量体とし
て含有させることが好ましい。
成分として、密着性及び剥離特性を共に良好にするに
は、3〜30重量%含むことが好ましく、4〜28重量
%含むことがより好ましく、5〜27重量%含むことが
特に好ましい。この含有量が3重量%未満では密着性が
劣る傾向があり、30重量%を超えると剥離片が大きく
なり、剥離時間が長くなる傾向がある。また、必要に応
じて前記バインダーポリマーは感光性基を有していても
よい。
は2種類以上を組み合わせて使用される。2種類以上を
組み合わせて使用する場合のバインダーポリマーとして
は、例えば、異なる共重合成分からなる2種類以上のバ
インダーポリマー、異なる重量平均分子量の2種類以上
のバインダーポリマー、異なる分散度の2種類以上のバ
インダーポリマーなどが挙げられる。また、特開平11-3
27137号公報記載のマルチモード分子量分布を有するポ
リマーを使用することもできる。
100〜500mgKOH/gであることが好ましく、100
〜300mgKOH/gであることがより好ましい。この酸価
が100mgKOH/g未満では現像時間が遅くなる傾向があ
り、500mgKOH/gを超えると光硬化したレジストの耐
現像液性が低下する傾向がある。
定用試験片は、例えば、以下に示す1〜17の手順で作
成することができる。 1.金属皿上に厚さ0.5mmのテフロン(登録商標)シ
ートを敷き、その上に3mm以下の厚さで固体状のバイン
ダーポリマーを置き、150℃で6時間真空乾燥する。 2.乾燥機から出して放冷後、板状になったバインダー
ポリマーを粉砕機を用いて粉砕する。 3.250μmメッシュのふるいを用いて、250μm
未満のバインダーポリマー粒子を得る。
2を加工した金属シャーレ1をアセトンで洗い乾燥す
る。(以下、この状態の金属シャーレをふたと表現す
る) 5.図2に示すように内側にテフロン2を加工した直径
50mmの金属シャーレ1をアセトンで洗い乾燥する。
(以下、この状態の金属シャーレを容器と表現する)
ダーポリマー粒子を約7g(バインダーポリマーの真比
重から計算し、厚さ3mmとなる重さより少し多めに)秤
量する。 7.バインダーポリマー粒子をこぼさないように丁寧に
ふたを載せ、図3に示すように試験片の厚さが3mmにな
るようにあらかじめふたに付けた印3の位置に容器がく
るように、ゆっくりふたに圧をかけながらふたを回転さ
せ、バインダーポリマー粒子の高さが均一になるように
する。
用いてふたの上から10〜15MPaで加圧し、その状態
で1分間放置する。 9.その後、2kgのおもりをふたの上にのせホットプレ
ート上に置く。10.ホットプレートの温度を60℃に
設定し、60℃になってから30分放置する。 11.次にホットプレートの温度を80℃に設定し、8
0℃になってから30分間放置する。 12.同様に温度設定を120℃にし、120℃になっ
てから30分間放置する。 13.さらに設定を150℃にし、150℃になってか
ら3時間放置する。
℃のオーブンに入れ、4時間放置する。 15.それを取り出して室温で放冷後、容器より試験片
を取り出す。 16.試験片が熱変性していないことを確認する。 17.サンプルの大きさが直径50±1mm、厚さ3±
0.2mmである事を確認後、デシケータ中で保存する。
は、例えば、JIS K 6911に示された規格、即
ち、前記方法で作成した直径50±1mm、厚さ3±0.
2mmの試験片を23±0.5℃の蒸留水に24時間浸漬
した時の重量増加率で示される。上記(A)バインダー
ポリマーの吸水率は、上記方法で試験片を3個作成し測
定した値の平均値とする。
可能なエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合物と
して必須成分である2,2−ビス(4−((メタ)アク
リロキシポリエトキシ)フェニル)プロパンとしては、
例えば、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシジ
エトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシトリエトキシ)フェニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシテト
ラエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシペンタエトキシ)フェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシヘ
キサエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−((メタ)アクリロキシヘプタエトキシ)フェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシ
オクタエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−((メタ)アクリロキシノナエトキシ)フェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロ
キシデカエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−((メタ)アクリロキシウンデカエトキシ)フェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリ
ロキシドデカエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−
ビス(4−((メタ)アクリロキシトリデカエトキシ)
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−((メタ)ア
クリロキシテトラデカエトキシ)フェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシペンタデカ
エトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシヘキサデカエトキシ)フェニ
ル)プロパン等が挙げられ、2,2−ビス(4−(メタ
クリロキシペンタエトキシ)フェニル)プロパンは、B
PE−500(新中村化学工業(株)製、製品名)として
商業的に入手可能であり、2,2−ビス(4−(メタク
リロキシペンタデカエトキシ)フェニル)プロパンは、
BPE−1300(新中村化学工業(株)製、製品名)と
して商業的に入手可能である。また、分子内におけるエ
チレングリコール鎖は合計4〜20であることが好まし
く、8〜15であることがより好ましい。
換基を有していてもよい。これらは単独で又は2種類以
上を組み合わせて使用される。
ロキシポリエトキシ)フェニル)プロパン以外の光重合
性化合物としては、例えば、多価アルコールにα,β−
不飽和カルボン酸を反応させて得られる化合物、グリシ
ジル基含有化合物にα、β−不飽和カルボン酸を反応さ
せで得られる化合物、2,2−ビス(4−((メタ)ア
クリロキシポリプロポキシ)フェニル)プロパン、2,
2−ビス(4−((メタ)アクリロキシポリエトキシポ
リプロポキシ)フェニル)プロパン、ウレタン結合を有
する(メタ)アクリレート化合物等のウレタンモノマ
ー、γ−クロロ−β−ヒドロキシプロピル−β′−(メ
タ)アクリロイルオキシエチル−o−フタレート、β−
ヒドロキシエチル−β′−(メタ)アクリロイルオキシ
エチル−o−フタレート、β−ヒドロキシプロピル−
β′−(メタ)アクリロイルオキシエチル−o−フタレ
ート、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、EO変性
ノニルフェニル(メタ)アクリレート等が挙げられる
が、分子内に1つの重合可能なエチレン性不飽和結合を
有する光重合性化合物を併用することが好ましく、分子
内に少なくとも1つのフェニル基又はフェニレン基を有
する光重合性化合物であることがより好ましい。これら
は単独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
フェニレン基を有する光重合性化合物としては、例え
ば、ノニルフェノキシテトラエチレンオキシアクリレー
ト、ノニルフェノキシペンタエチレンオキシアクリレー
ト、ノニルフェノキシヘキサエチレンオキシアクリレー
ト、ノニルフェノキシヘプタエチレンオキシアクリレー
ト、ノニルフェノキシオクタエチレンオキシアクリレー
ト、ノニルフェノキシノナエチレンオキシアクリレー
ト、ノニルフェノキシデカエチレンオキシアクリレー
ト、ノニルフェノキシウンデカエチレンオキシアクリレ
ート等のノニルフェノキシポリエチレンオキシアクリレ
ートなどが挙げられる。
ば、ベンゾフェノン、N,N′−テトラメチル−4,
4′−ジアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)等の
N,N′−テトラアルキル−4,4′−ジアミノベンゾ
フェノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−
(4−モルホリノフェニル)−ブタノン−1、2−メチ
ル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフ
ォリノ−プロパノン−1等の芳香族ケトン、アルキルア
ントラキノン等のキノン類、ベンゾインアルキルエーテ
ル等のベンゾインエーテル化合物、ベンゾイン、アルキ
ルベンゾイン等のベンゾイン化合物、ベンジルジメチル
ケタール等のベンジル誘導体、2−(o−クロロフェニ
ル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−
(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(メトキシフェニ
ル)イミダゾール二量体、2−(o−フルオロフェニ
ル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−
(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダ
ゾール二量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5
−ジフェニルイミダゾール二量体等の2,4,5−トリ
アリールイミダゾール二量体、9−フェニルアクリジ
ン、1,7−ビス(9,9′−アクリジニル)ヘプタン
等のアクリジン誘導体、N−フェニルグリシン、N−フ
ェニルグリシン誘導体、クマリン系化合物などが挙げら
れる。
ミダゾールのアリール基の置換基は同一で対象な化合物
を与えてもよいし、相違して非対称な化合物を与えても
よい。また、密着性及び感度の見地からは、2,4,5
−トリアリールイミダゾール二量体がより好ましい。こ
れらは、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用され
る。
は、(A)成分及び(B)成分の総量100重量部に対
して、40〜80重量部とすることが好ましく、45〜
70重量部とすることがより好ましい。この配合量が4
0重量部未満では光硬化物が脆くなり易く、感光性エレ
メントとして用いた場合に、塗膜性が劣る傾向があり、
80重量部を超えると光感度が不充分となる傾向があ
る。
(A)成分及び(B)成分の総量100重量部に対し
て、20〜60重量部とすることが好ましく、30〜5
5重量部とすることがより好ましい。この配合量が20
重量部未満では光感度が不充分となる傾向があり、60
重量部を超えると光硬化物が脆くなる傾向がある。ま
た、(B)光重合性化合物中の必須成分である前記ビス
フェノールA系(メタ)アクリレート化合物の配合量
は、(B)成分中3〜90重量%であることが好まし
く、5〜70重量%であることがより好ましい。この配
合量が3重量%未満では解像度が劣る傾向があり、90
重量%を超えるとレジストの剥離時間が長くなる傾向が
ある。
(A)成分及び(B)成分の総量100重量部に対し
て、0.1〜20重量部であることが好ましく、0.2
〜10重量部であることがより好ましい。この配合量が
0.1重量部未満では光感度が不充分となる傾向があ
り、20重量部を超えると露光の際に組成物の表面での
吸収が増大して内部の光硬化が不充分となる傾向があ
る。
要に応じて、マラカイトグリーン等の染料、トリブロモ
フェニルスルホン、ロイコクリスタルバイオレット等の
光発色剤、熱発色防止剤、p−トルエンスルホンアミド
等の可塑剤、顔料、充填剤、消泡剤、難燃剤、安定剤、
密着性付与剤、レベリング剤、剥離促進剤、酸化防止
剤、香料、イメージング剤、熱架橋剤などを(A)成分
及び(B)成分の総量100重量部に対して各々0.0
1〜20重量部程度含有することができる。これらは、
単独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
て、メタノール、エタノール、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、トルエ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル等の溶剤又はこれらの混合溶剤
に溶解して固形分30〜60重量%程度の溶液として塗
布することができる。
ないが、金属面、例えば、銅、銅系合金、ニッケル、ク
ロム、鉄、ステンレス等の鉄系合金、好ましくは銅、銅
系合金、鉄系合金の表面上に、液状レジストとして塗布
して乾燥後、必要に応じて保護フィルムを被覆して用い
るか、感光性エレメントの形態で用いられることが好ま
しい。
により異なるが、乾燥後の厚みで1〜100μmである
ことが好ましく、1〜50μmであることがより好まし
い。この厚みが1μm未満では工業的に塗工困難な傾向
があり、100μmを超えると本発明の効果が小さくな
り、接着力、解像度が低下する傾向がある。
紫外線に対する透過率が5〜75%であることが好まし
く、7〜60%であることがより好ましく、10〜40
%であることが特に好ましい。この透過率が5%未満で
は密着性が劣る傾向があり、75%を超えると解像度が
劣る傾向がある。上記透過率は、UV分光計により測定
することができ、上記UV分光計としては、(株)日立製
作所製228A型Wビーム分光光度計等が挙げられる。
の支持体は、厚みが5〜25μmであることが好まし
く、8〜20μmであることがより好ましく、10〜1
6μmであることが特に好ましい。この厚みが5μm未
満では現像前の支持体はく離の際に破ける傾向があり、
25μmを超えると解像度が低下する傾向がある。
であることが好ましく、0.001〜2.0であること
がより好ましく、0.01〜1.8であることが特に好
ましい。このヘーズが2.0を超えると、解像度が低下
する傾向がある。上記ヘーズはJIS K 7105に
準拠して測定したものであり、例えば、NDH−100
1DP(日本電色工業(株)製、商品名)等の市販の濁度
計などで測定が可能である。
ンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リエステル等の耐熱性及び耐溶剤性を有する重合体フィ
ルムなどが挙げられる。
保護フィルムは、厚みが5〜30μmであることが好ま
しく、10〜28μmであることがより好ましく、15
〜25であることが特に好ましい。この厚みが5μm未
満ではラミネートの際、保護フィルムが破れる傾向があ
り、30μmを超えると廉価性に劣る傾向がある。
張強さが13MPa以上であり、フィルム幅方向の引張強
さが9MPa以上であることが好ましい。上記フィルム長
手方向の引張強さは13MPa以上であることが好まし
く、13〜100MPaであることがより好ましく、14
〜100MPaであることが特に好ましく、15〜100M
Paであることが非常に好ましく、16〜100MPaであ
ることが極めて好ましい。この引張強さが13MPa未満
ではラミネートの際、保護フィルムが破れる傾向があ
る。
上であることが好ましく、9〜100MPaであることが
より好ましく、10〜100MPaであることが特に好ま
しく、11〜100MPaであることが非常に好ましく、
12〜100MPaであることが極めて好ましい。この引
張強さが9MPa未満ではラミネートの際、保護フィルム
が破れる傾向がある。上記引張強さはJIS C 23
18−1997(5.3.3)に準拠して測定すること
ができ、例えば、東洋ボールドウィン(株)製商品名テン
シロン等の市販の引張強さ試験機などで測定が可能であ
る。
後に感光性樹脂組成物層から除去可能でなくてはならな
いため、除去が不可能となるような表面処理が施された
ものであってはならないが、特に制限はなく必要に応じ
て処理を行ってもよい。更にこれらの支持体、保護フィ
ルムは必要に応じて帯電防止処理が施されていてもよ
い。
脂組成物層との2層からなる感光性エレメント及び支持
体と感光性樹脂組成物層と保護フィルムとの3層からな
る感光性エレメントは、例えば、そのまま又は感光性樹
脂組成物層の他の面に保護フィルムをさらに積層してロ
ール状に巻きとって貯蔵される。
ターンを製造するに際しては、前記の保護フィルムが存
在している場合には、保護フィルムを除去後、感光性樹
脂組成物層を加熱しながら回路形成用基板に圧着するこ
とにより積層する方法などが挙げられ、密着性及び追従
性の見地から減圧下で積層することが好ましい。積層さ
れる表面は、通常金属面であるが、特に制限はない。感
光性樹脂組成物層の加熱温度は70〜130℃とするこ
とが好ましく、圧着圧力は、0.1〜1.0MPa程度
(1〜10kgf/cm2程度)とすることが好ましいが、こ
れらの条件には特に制限はない。また、感光性樹脂組成
物層を前記のように70〜130℃に加熱すれば、予め
回路形成用基板を予熱処理することは必要ではないが、
積層性をさらに向上させるために、回路形成用基板の予
熱処理を行うこともできる。
組成物層は、ネガ又はポジマスクパターンを通して活性
光線が画像状に照射される。上記活性光線の光源として
は、公知の光源、例えば、カーボンアーク灯、水銀蒸気
アーク灯、高圧水銀灯、キセノンランプ等の紫外線、可
視光などを有効に放射するものが用いられる。また、レ
ーザー直接描画露光法にも使用される。
支持体が存在している場合には、支持体を除去した後、
アルカリ性水溶液、水系現像液、有機溶剤等の現像液に
よるウエット現像、ドライ現像等で未露光部を除去して
現像し、レジストパターンを製造することができる。
0.1〜5重量%炭酸ナトリウムの希薄溶液、0.1〜
5重量%炭酸カリウムの希薄溶液、0.1〜5重量%水
酸化ナトリウムの希薄溶液等が挙げられる。上記アルカ
リ性水溶液のpHは9〜11の範囲とすることが好まし
く、その温度は、感光性樹脂組成物層の現像性に合わせ
て調節される。また、アルカリ性水溶液中には、表面活
性剤、消泡剤、有機溶剤等を混入させてもよい。上記現
像の方式としては、例えば、ディップ方式、スプレー方
式、ブラッシング、スラッピング等が挙げられる。
250℃程度の加熱又は0.2〜10J/cm2程度の露光
を行うことによりレジストパターンをさらに硬化して用
いてもよい。現像後に行われる金属面のエッチングに
は、例えば、塩化第二銅溶液、塩化第二鉄溶液、アルカ
リエッチング溶液等を用いることができる。
ト配線板を製造する場合、現像されたレジストパターン
をマスクとして、回路形成用基板の表面を、エッチン
グ、めっき等の公知方法で処理する。
き、はんだめっき、ニッケルめっき、金めっきなどがあ
る。次いで、レジストパターンは、例えば、現像に用い
たアルカリ性水溶液よりさらに強アルカリ性の水溶液で
剥離することができる。上記強アルカリ性の水溶液とし
ては、例えば、1〜10重量%水酸化ナトリウム水溶
液、1〜10重量%水酸化カリウム水溶液等が用いられ
る。上記剥離方式としては、例えば、浸漬方式、スプレ
イ方式等が挙げられる。また、レジストパターンが形成
されたプリント配線板は、多層プリント配線板でもよ
く、小径スルーホールを有していてもよい。
ポリマーを得た。
溶解させて、感光性樹脂組成物の溶液を得た。
キシ)フェニル)プロパン、新中村化学工業(株)製 *2:2,2−ビス(4−(メタクリロキシペンタデカ
エトキシ)フェニル)プロパン、新中村化学工業(株)製 *3:ノニルフェノキシオクタエチレンオキシアクリレ
ート、共栄社化学株式会社製 *4:ヘプタプロピレングリコールジアクリレート、新
中村化学工業(株)製
を、16μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム
(ヘーズ:1.7%、商品名GS−16,帝人(株)製)
上に均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で10
分間乾燥した後、ポリエチレン製保護フィルム(フィル
ム長手方向の引張強さ:16Mpa、フィルム幅方向の引
張強さ:12Mpa、商品名:NF−15,タマポリ(株)
製)で保護し感光性エレメントを得た。感光性樹脂組成
物層の乾燥後の膜厚は、50μmであった。
8A型Wビーム分光光度計)を用いて、感光性樹脂組成
物の層の波長365nmの紫外線に対する透過率を測定し
た。透過率は、まず測定側に支持フィルム及び感光性樹
脂組成物の層からなる感光性エレメントを置き、リファ
レンス側に支持フィルムを置き、T%モードにより70
0〜300μmまでを連続測定し、365nmの値を読
みとることにより測定した。その結果を表4に示した。
したガラスエポキシ材である銅張り積層板(日立化成工
業(株)製、商品名MCL−E−61)の銅表面を、#6
00相当のブラシを持つ研磨機(三啓(株)製)を用いて
研磨し、水洗後、空気流で乾燥し、得られた銅張り積層
板を80℃に加温し、その銅表面上に前記感光性樹脂組
成物層を保護フィルムを剥がしながら120℃のヒート
ロールを用い3m/分の速度でラミネートした。
(オーク(株)製)HMW−201Bを用いて、ネガとし
てストーファー21段ステップタブレットを試験片の上
に置いて、60mJ/cm2で露光した。
ムを剥離し、30℃で1重量%炭酸ナトリウム水溶液を
60秒間スプレーし、未露光部分を除去した後、銅張り
積層板上に形成された光硬化膜のステップタブレットの
段数を測定することにより、感光性樹脂組成物の光感度
を評価し、その結果を表4に示した。光感度は、ステッ
プタブレットの段数で示され、このステップタブレット
の段数が高いほど、光感度が高いことを示す。
テップタブレットを有するフォトツールと解像度評価用
ネガとしてライン幅/スペース幅が10/10〜100
/100(単位:μm)の配線パターンを有するフォト
ツールを密着させ、ストーファーの21段ステップタブ
レットの現像後の残存ステップ段数が8.0となるエネ
ルギー量で露光を行った。ここで、解像度は、現像処理
によって未露光部をきれいに除去することができたライ
ン幅間のスペース幅の最も小さい値により評価した。解
像度の評価は数値が小さいほど良好な値であり、その結
果を表4に示した。
し、所定の露光量により露光を行い、次いで、上記現像
液により現像後、脱脂浴(PC−455(メルテックス
社製)25重量%)に5分間浸漬し、水洗した。次い
で、ソフトエッチング浴(過硫酸アンモニウム150g
/リットル)に2分間浸漬し、水洗した。次いで、10
重量%硫酸浴に1分間浸漬するという順に前処理を行
い、硫酸銅めっき浴(硫酸銅75g/リットル、硫酸1
90g/リットル、塩素イオン50ppm、カパーグリー
ムPCM(メルテックス社製)5ミリリットル/リット
ル)に入れ、硫酸銅めっきを室温下、3A/dm2で40分
間行った。
水素酸に1分浸漬し、ハンダめっき浴(45重量%ホウ
フッ化スズ64ミリリットル/リットル、45重量%ホ
ウフッ化鉛22ミリリットル/リットル、42重量%ホ
ウフッ化水素酸200ミリリットル/リットル、プルテ
ィンLAコンダクティビティーソルト(メルテックス社
製)20g/リットル、プルティンLAスターター(メ
ルテックス社製)41ミリリットル/リットル)に入
れ、半田めっきを室温下、1.5A/dm2で15分間行っ
た。
ちに90゜ピールオーフ試験を行い、結果を表4に示し
た。90゜ピールオーフ試験とは、めっき処理が施され
た基板にセロハンテープを貼り、ゴムローラでよく密着
させ、これをピール角度90゜で瞬時に引き剥がし、セ
ロハンテープへのレジスト転写度合いを観察することで
ある。また、90゜ピールオーフ試験後、レジストを剥
離し、上方から光学顕微鏡、投影機等を用いて、半田め
っきのもぐりの有無を観察し、結果を表4に示した。半
田めっきのもぐりが生じた場合、透明なレジストを介し
て、その下部に半田めっきにより析出した半田が観察さ
れる。
ステップタブレットで8段を示す露光量で、露光、現像
後、クロスカット試験(JIS−K−5400)を行
い、結果を表4に示した。クロスカット試験とは、感光
性エレメントが積層された回路形成用基板の中央に、カ
ッターガイドを用いて、直交する縦横11本ずつの平行
線を1mmの間隔で引き、1cm2の中に100個の正方形
ができるように碁盤目状の切り傷をつけ、傷の状態を評
価することである。なお、切り傷は、カッターナイフの
刃先を感光性エレメントに対して35〜45度の範囲の
一定の角度に保ち、感光性樹脂組成物層を貫通して回路
形成用基板に届くように、切り傷1本について0.5秒
かけて等速に引く。傷の状態の評価は以下の通りであ
る。
滑らかであり、切り傷の交点と正方形の一目一目にはが
れがない。 8点:切り傷の交点にわずかなはがれがあり、正方形の
一目一目にははがれがなく、欠損部の面積が全正方形面
積の5%以内である。 6点:切り傷の両側と交点とにはがれがあり、欠損部の
面積が全正方形面積の5〜15%である。 4点:切り傷によるはがれの幅が広く、欠損部の面積が
全正方形面積の15〜35%である。 2点:切り傷によるはがれの幅が4点よりも広く、欠損
部の面積が全正方形面積の35〜65%である。 0点:欠損部の面積が全正方形面積の65%以上であ
る。
は、解像度及びクロスカット性が優れ、かつ耐めっき性
も良好である。
感度、解像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機械
強度及び柔軟性が優れ、プリント配線の高密度化及び高
解像化に有用である。請求項2記載の感光性樹脂組成物
は、請求項1記載の発明の効果を奏し、さらに耐薬品性
が優れる。請求項3記載の感光性樹脂組成物は、請求項
1又は2記載の発明の効果に加えて、さらにアルカリ現
像性が優れる。
は、請求項1、2又は3記載の発明の効果を奏し、さら
に剥離特性が優れる。請求項6記載の感光性樹脂組成物
は、請求項1、2、3、4又は5記載の発明の効果を奏
し、さらに密着性が優れる。請求項7記載の感光性樹脂
組成物は、請求項1、2、3、4、5又は6記載の発明
の効果を奏し、さらに光感度、解像度、耐薬品性(耐め
っき性)、密着性、機械強度及び柔軟性が優れる。
は、光感度、解像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着
性、機械強度及び柔軟性が優れ、プリント配線の高密度
化及び高解像化に有用である。請求項10及び11記載
の感光性エレメントは、請求項8又は9記載の発明の効
果を奏し、さらに解像度が優れる。
求項8、9、10又は11記載の発明の効果を奏し、さ
らに解像度が優れる。請求項13及び14記載の感光性
エレメントは、請求項11又は12記載の発明の効果に
加えて、さらにラミネート性が優れる。
法は、光感度、解像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着
性、機械強度及び柔軟性が優れ、プリント配線の高密度
化及び高解像化に有用である。請求項16記載のプリン
ト配線板の製造法は、光感度、解像度、耐薬品性(耐め
っき性)、密着性、機械強度及び柔軟性が優れ、プリン
ト配線の高密度化及び高解像化に有用である。
た)の断面図
器)の断面図
容器)の断面図
Claims (16)
- 【請求項1】 (A)吸水率が4重量%未満であり、分
散度が1.0〜6.0であるバインダーポリマー、
(B)2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシポリ
エトキシ)フェニル)プロパンを必須成分とする分子内
に少なくとも1つの重合可能なエチレン性不飽和結合を
有する光重合性化合物及び(C)光重合開始剤を含有し
てなる感光性樹脂組成物。 - 【請求項2】 (A)バインダーポリマーが、スチレン
又はスチレン誘導体を必須の共重合成分とする請求項1
記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項3】 (A)バインダーポリマーが、メタクリ
ル酸を必須の共重合成分とする請求項1又は2記載の感
光性樹脂組成物。 - 【請求項4】 (B)成分としてさらに分子内に1つの
重合可能なエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合
物を必須成分とする請求項1、2又は3記載の感光性樹
脂組成物。 - 【請求項5】 分子内に1つの重合可能なエチレン性不
飽和結合を有する光重合性化合物が、分子内に1つのフ
ェニル基又はフェニレン基を有する請求項4記載の感光
性樹脂組成物。 - 【請求項6】 (C)光重合開始剤が、2,4,5−ト
リアリールイミダゾール二量体を必須成分とする請求項
1、2、3、4又は5記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項7】 (B)成分中2,2−ビス(4−((メ
タ)アクリロキシポリエトキシ)フェニル)プロパンの
配合量が3〜90重量%である請求項1、2、3、4、
5又は6記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7記
載の感光性樹脂組成物の層を支持体上に有する感光性エ
レメント。 - 【請求項9】 感光性樹脂組成物の層の支持体とは反対
側に保護フィルムを有する請求項8記載の感光性エレメ
ント。 - 【請求項10】 支持体の厚みが5〜25μmである請
求項8又は9記載の感光性エレメント。 - 【請求項11】 支持体のヘーズが0.001〜5.0
である請求項8、9又は10記載の感光性エレメント。 - 【請求項12】 感光性樹脂組成物の層の波長365nm
の紫外線に対する透過率が5〜75%である請求項8、
9、10又は11記載の感光性エレメント。 - 【請求項13】 保護フィルムの厚みが5〜30μmで
ある請求9、10、11又は12記載の感光性エレメン
ト。 - 【請求項14】 保護フィルムのフィルム長手方向の引
張強さが13MPa以上であり、フィルム幅方向の引張強
さが9MPa以上である請求項9、10、11、12又は
13記載の感光性エレメント。 - 【請求項15】請求項8、9、10、11、12、13
又は14記載の感光性エレメントを、場合によって存在
する保護フィルムを剥がしながら、回路形成用基板上に
感光性樹脂組成物層が密着するようにして積層し、活性
光線を画像状に照射し、露光部を光硬化させ、未露光部
を現像により除去することを特徴とするレジストパター
ンの製造法。 - 【請求項16】 請求項15記載のレジストパターンの
製造法により、レジストパターンの製造された回路形成
用基板をエッチング又はめっきすることを特徴とするプ
リント配線板の製造法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000289695A JP2002099082A (ja) | 2000-09-25 | 2000-09-25 | 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性エレメント、レジストパターンの製造法及びプリント配線板の製造法 |
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Cited By (2)
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JP2004138809A (ja) * | 2002-10-17 | 2004-05-13 | Hitachi Chem Co Ltd | 感光性樹脂組成物およびこれを用いた感光性エレメント |
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-
2000
- 2000-09-25 JP JP2000289695A patent/JP2002099082A/ja active Pending
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