JP2002098765A - 車両用レーダ装置 - Google Patents

車両用レーダ装置

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JP2002098765A
JP2002098765A JP2000294375A JP2000294375A JP2002098765A JP 2002098765 A JP2002098765 A JP 2002098765A JP 2000294375 A JP2000294375 A JP 2000294375A JP 2000294375 A JP2000294375 A JP 2000294375A JP 2002098765 A JP2002098765 A JP 2002098765A
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angle
transmission wave
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vehicle
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Akira Asaoka
昭 浅岡
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、垂直方向の中央部において送信波
の照射回数を多くでき、測距精度の向上に寄与すること
ができる車両用レーダ装置を提供することにある。 【解決手段】 LD3からのレーザ光に対して水平方向
及び垂直方向に振動するように2次元スキャナ4で走査
角度を与えて反射させ、反射したレーザ光に対して垂直
方向の走査角度の中心付近の照射密度が増大するように
走査パターン変換部9で走査パターンを変換して自車周
囲に照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用レーダ装置
に関し、特に、2次元の方向にレーザ光または電波を自
車周囲の物体に照射し、物体からの反射波により物体ま
での距離及び物体の水平及び垂直方向の角度を検出する
車両用レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用レーダ装置としては、特開
平7−65098号公報に記載されているような光スキ
ャナ装置が報告されている。この従来の装置は、共振駆
動による2次元光スキャナに関するものである。特に、
片持ち梁形状の反射ミラーの基底部に振動アクチュエー
タを配置し、反射ミラーの曲げ及び捩りの共振周波数に
応じた交流電圧を振動アクチュエータに合成して印加す
ることにより、曲げ及び捩りの振動を同時に反射ミラー
に与えるように構成されている。この反射ミラーにレー
ザ光を照射し、物体であるバーコードからの反射光の強
度及び方向を検出することで、安価で小型なバーコード
リーダを具現化する技術を提供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置にあっては、2次元光スキャナの反射ミラーは共振
駆動を行うため、水平方向、垂直方向共にサイン波状の
振動形態となる。従って、この水平方向及び垂直方向の
共振周波数の比で決定されるリサージュ形状に振動す
る。例えば、水平方向及び垂直方向の共振周波数の比が
1対1であれば円の軌跡を描き、1対2であれば「8」
字状の軌跡を描く。さらに1対多になればなるほど、垂
直方向に多くの折り返し点を有する軌跡を描くことにな
る。
【0004】以上のように、折り返し点のあるリサージ
ュ形状の振動を行う2次元光スキャナにあっては、振動
の振幅中央部で移動速度が早く、周辺部すなわち折り返
し点において移動速度が遅いといったスキャニング速度
の変化を余儀なくされる。
【0005】ここで、この2次元光スキャナを車両用レ
ーダ装置に適用することを想定すると、以下ような問題
が発生する。自車周囲の障害物を検出する発光スキャニ
ングミラーに適用し、水平方向及び垂直方向の共振周波
数の比が1対多とした場合、レーザ光を一定の間隔で発
光させると、最も情報量を多く得たい垂直方向中央部に
おいてスキャニング速度が早いため、発光の回数が少な
く、逆に情報量を必要としない垂直方向周辺部において
スキャニング速度が遅くなるため、発光の回数が多くな
る。
【0006】このため、車両用レーダ装置としては、ス
キャニング全領域を、所定の領域毎に区分し、これら区
分された領域において、反射レーザ光を発光のタイミン
グを基準時間としてトリガをかけ、複数のパルス状のレ
ーザ光を時間軸において加算処理を行うことにより、距
離測定精度を向上する必要がある。すなわち、S/Nを
向上するための公知のS/N向上手法の適用を考える
と、最も情報量を多く得たい垂直方向の中央部におい
て、レーザ光の発光回数が少なくなる。この結果、車両
用レーダ装置に要求される測距精度が低くく、満足な性
能を得られないといった問題があった。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、垂直方向の中央部において送信波の
照射回数を多くでき、測距精度の向上に寄与することが
できる車両用レーダ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、所定タイミングで送信波を発
生する発生手段と、前記送信波を水平方向及び垂直方向
にそれぞれ所定角度範囲内で所定の走査パターンになる
ように走査して自車周囲に照射する走査手段と、自車周
囲の物標から反射された反射波を受信する受信手段と、
前記送信波の発生から前記反射波の受信までの伝搬遅延
時間に基づいて、前記物標までの距離と水平方向及び垂
直方向のそれぞれの角度を検知するレーダ検知手段とを
備えた車両用レーダ装置において、前記走査手段は、前
記発生手段からの送信波に対して水平方向及び垂直方向
に振動するように走査角度を与えて反射する反射手段
と、前記反射手段からの送信波に対して垂直方向の走査
角度の中心付近の照射密度が増大するように走査パター
ンを変換する走査パターン変換手段を備えたことを要旨
とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記走査パターン変換手段は、反射角度の異な
る複数の反射体によりなることを要旨とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記複数の反射体の相互の角度は、前記送信波
の垂直方向の走査角度が略等しい角度になるように設定
することを要旨とする。
【0011】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、所定タイミングで送信波を発生する発生手段
と、前記送信波を水平方向及び垂直方向にそれぞれ所定
角度範囲内で走査して自車周囲に照射する走査手段と、
自車周囲の物標から反射された反射波を受信する受信手
段と、前記送信波の発生から前記反射波の受信までの伝
搬遅延時間に基づいて、前記物標までの距離と水平方向
及び垂直方向のそれぞれの角度を検知するレーダ検知手
段とを備えた車両用レーダ装置において、前記走査手段
は、前記発生手段からの送信波に対して水平方向及び垂
直方向に振動するように走査角度を与えて反射する第1
の反射手段と、前記第1の反射手段からの送信波を自車
周囲に反射する第2の反射手段と、前記第1の反射手段
の走査角度を検出する走査角度検出手段とを備え、前記
発生手段は、前記走査角度検出手段で検出された走査角
度に応じて垂直方向の中央部の送信波の発生間隔が短く
なるように前記発生手段による送信波の発生タイミング
を調整する発生タイミング調整手段を備えたことを要旨
とする。
【0012】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、所定タイミングで送信波を発生する発生手段
と、前記送信波を水平方向及び垂直方向にそれぞれ所定
角度範囲内で走査して自車周囲に照射する走査手段と、
自車周囲の物標から反射された反射波を受信する受信手
段と、前記送信波の発生から前記反射波の受信までの伝
搬遅延時間に基づいて、前記物標までの距離と水平方向
及び垂直方向のそれぞれの角度を検知するレーダ検知手
段とを備えた車両用レーダ装置において、前記走査手段
は、前記発生手段からの送信波に対して水平方向及び垂
直方向に振動するように走査角度を与えて反射する第1
の反射手段と、前記第1の反射手段により反射された送
信波を自車周囲に反射する第2の反射手段と、前記第1
の反射手段の走査角度を検出する走査角度検出手段と、
前記第2の反射手段の垂直方向の反射角度を切り替える
反射角度切替手段と、前記走査角度検出手段で検出され
た走査角度に基づいて、前記第2の反射手段により反射
される送信波の垂直方向の中央部の照射密度が増大する
ように前記反射角度切替手段の反射角度を制御する反射
方向制御手段とを備えたことを要旨とする。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、送信波
に対して水平方向及び垂直方向に振動するように走査角
度を与えて反射させ、反射した送信波に対して垂直方向
の走査角度の中心付近の照射密度が増大するように走査
パターンを変換して自車周囲に照射するので、垂直方向
の中央部において送信波の照射回数を多くでき、測距精
度の向上に寄与することができる。
【0014】また、請求項2記載の本発明によれば、反
射角度の異なる複数の反射体を用いて、垂直方向の走査
角度の中心付近の照射密度が増大するように走査パター
ンを変換するようにしているので、安価に車両用レーダ
装置を製造することができ、さらに、機械的に駆動する
必要がないため、駆動に要するスペースが不要となり、
車両用レーダ装置の小型化に寄与することができる。
【0015】また、請求項3記載の本発明によれば、複
数の反射体の相互の角度を、送信波の垂直方向の走査角
度が略等しい角度になるように設定することで、垂直方
向の中心部に送信波が重複して照射され、垂直方向の走
査角度の中心付近の照射密度を増大することができる。
この結果、車両用レーダ装置としての距離測定性能を最
大限に向上することができる。
【0016】また、請求項4記載の本発明によれば、送
信波に対して水平方向及び垂直方向に振動するように走
査角度を与えて反射させ、反射した送信波を自車周囲に
反射して照射させる。この際、走査角度に応じて垂直方
向の中央部の送信波の発生間隔が短くなるように送信波
の発生タイミングを調整することで、垂直方向の中央部
の送信波の照射回数を多くでき、測距精度の向上に寄与
することができる。また、垂直方向の周辺部においては
送信波の照射を減少させるため、不要な送信波の照射を
防止することができる。
【0017】また、請求項5記載の本発明によれば、送
信波に対して水平方向及び垂直方向に振動するように走
査角度を与えて反射させ、反射した送信波を自車周囲に
反射して照射させる。この際、走査角度に基づいて、送
信波の垂直方向の中央部の照射密度が増大するように垂
直方向の反射角度の切り替えを制御することで、垂直方
向の中央部において送信波の照射回数を多くでき、測距
精度の向上に寄与することができる。この結果、車両用
レーダ装置の調整に関わるコストを低減することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る車両用レーダ装置を示すブロック図である。
【0019】図1において、レーザダイオード駆動回路
1(以下、LD駆動回路という)は、制御回路2からの
所定のタイミング毎にレーザダイオード3(以下、LD
3という)の発光指令を受け、そのタイミングでLD3
にレーザ光(送信波)を発光(発生)させる。2次元ス
キャナ4は、制御回路2によって制御され、LD3が発
光したレーザ光を垂直方向と水平方向に走査するように
なっている。
【0020】また、走査位置検出回路5は、2次元スキ
ャナ4の水平方向及び垂直方向の走査位置を検出し、そ
の検出結果を制御回路2の出力する。2次元スキャナ4
により走査されたレーザ光は、後述する走査パターン変
換部9により走査パターンを変換され、反射物7に対し
て照射の方向が変えられる。ホトディテクタ6(以下、
PDという)は反射物7で反射したレーザ光を受光し、
検出回路(図示せず)に検出信号を出力し、受光回路8
は検出信号を所定の基準値と比較し、その比較結果を制
御回路2に出力する。
【0021】制御回路2は、LD3による発光からPD
6による受光までの伝搬遅延時間(レーザ光が反射物に
到達し、PD6に戻るまでの時間)に基づいて、当該車
両用レーダ装置と反射物7までの距離を演算するととも
に、走査位置検出回路5から入力された2次元スキャナ
4の操作位置情報に基づいて、反射物7の存在する方向
を検出する。
【0022】ここで、図1を参照して、本発明の第1の
実施の形態に係る車両用レーダ装置の基本的な動作につ
いて説明する。まず、制御回路2から所定のタイミング
毎にLD3の発光指令がLD駆動回路1に出力される
と、この発光指令を受け付けたLD駆動回路1は、例え
ば内部に設けられているトランジスタ回路に対してON
制御信号を出力してトランジスタをON動作させLD3
をパルス駆動する。この結果、LD3からレーザ光が発
光される。2次元スキャナ4では、LD3が発光したレ
ーザ光をミラー部13で走査パターン変換部9のミラー
部方向に反射する。この時、2次元スキャナ4のミラー
部13は後述する磁場発生装置(図示せず)により特定
の垂直方向と水平方向に走査されている。さらに、この
時、走査位置検出回路5は、2次元スキャナ4の水平方
向及び垂直方向の走査位置を検出し、その検出結果を制
御回路2の出力する。そして、2次元スキャナ4により
走査されたレーザ光は、後述する走査パターン変換部9
により走査パターンを変換され、反射物7に対して照射
の方向が変えられる。
【0023】一方、PD6は、反射物7で反射されたレ
ーザ光を受光し、受光回路8で検出信号を所定の基準値
と比較してその比較結果を制御回路2に出力する。そし
て、制御回路2では、LD3による発光からPD6によ
る受光までの伝搬遅延時間に基づいて、当該車両用レー
ダ装置と反射物7までの距離を演算するとともに、走査
位置検出回路5から入力された2次元スキャナ4の操作
位置情報に基づいて、反射物7の存在する方向を検出す
る。
【0024】次に、図2を参照して、本発明の2次元ス
キャナ4の構成を説明する。図2において、2次元スキ
ャナ4は、マイクロマシニング加工によりシリコンウエ
ハを貫通するスリット部15が形成され、支持端10を
固定端とした片持ち梁部12をシリコンウエハ上に形成
される。片持ち梁部12の表面には、アルミの蒸着によ
り形成されるミラー部13が配設される。
【0025】また、片持ち梁部12の裏面には、高磁歪
率を有する磁歪素子(図示せず)が螺旋状に形成され
る。この磁歪素子の磁化容易軸は紙面上、矢印Aに対し
ておおむね22.5度の傾斜角を有するように、磁歪素
子の形成時に磁場を印加しつつ形成される。
【0026】この磁歪素子(図示せず)に図2に示す矢
印Aの方向に周知の磁場発生装置(図示せず)により交
番磁界を印加すると、片持ち梁部12は図中矢印Bで示
される曲げ振動及び、矢印Cで示される捩れ振動を支持
端10を基点として行うことが可能となる。
【0027】なお、図2に示すような形状の片持ち梁1
2,13においては、曲げ振動の共振周波数は200H
z、捩り振動(C)の共振周波数は1KHzであるが、
本共振周波数に限定しなくても、同じ効果を得られるこ
とは言うまでもない。また、それぞれの共振周波数にお
ける変位角に関しては、曲げ振動(B)の変位角度は2
0度、捩り振動(C)の変位角度は5度であるが、これ
らの変位角度は、磁場発生装置(図示せず)に印加する
電流を可変することにより自在に制御可能であり、所望
の変位角に応じて決めればよい。
【0028】図2において、矢印Bで示される曲げ振動
及び、矢印Cで示される捩り振動(C)は、ピエゾ抵抗
素子16によりその周波数および振動の振幅が検出され
る。また、前述の磁歪素子(図示せず)の傾斜を22.
5度とした理由は、梁の機械的性質から、0度であると
片持ち梁部12の曲げ振動(B)に有利な角度であり、
45度であると、片持ち梁部12の捩り振動(C)に有
利な角度である。
【0029】なお、本実施の形態においては、片持ち梁
部12の曲げ振動(B)及び捩り振動(C)を同時に発
生させることが目的であることから、0度と45度との
中間の22.5度としているが、この角度付近であれ
ば、22.5度に限定する必要はない。
【0030】また、本実施の形態においては、片持ち梁
部12に振動を印加するために磁歪素子(図示せず)及
び磁場発生装置(図示せず)を用いることに限定して説
明しているが、他の方法として圧電素子を用いたり、ク
ーロン力を用いてもよい。
【0031】図3は、本発明の走査パターン変換部9の
構成を説明するための図であり、図3(a)はその正面
図、図3(b)はその上面図である。図3(a)におい
て、走査パターン変換部9は、プラスチック樹脂の射出
成形、または機械加工、またはシリコン板のマイクロマ
シニング加工等の工法により、V字型の形状に成形され
たミラーベース17の表面には、アルミニウムの蒸着加
工によりミラー部18a及びミラー部18bが形成され
る。図3(b)において、ミラー部18a,ミラー部1
8bが背面部18cとなす角度は互いに5degであ
る。
【0032】次に、本発明の第1の実施の形態に係る車
両用レーダ装置の詳細な動作について説明する。まず、
図4を参照して、2次元スキャナ4及び走査パターン変
換部9の動作について説明する。なお、図4においては
説明のために、LD3から照射されるレーザ光の照射方
向を矢印Xとし、矢印Xに直交する方向を矢印Yとす
る。また、角度に関しては矢印Xの方向を0度とし、時
計回りに正、反時計回りに負とする。
【0033】また、2次元スキャナ4のミラー部13
は、矢印Xに対して+45度の角度に設置される。さら
に、走査パターン変換部9の背面部18cも矢印Xに対
して、+45度の角度に設置される。
【0034】ここで、2次元スキャナ4が、図2におけ
る矢印Cの方向に±2.5degの捩り振動(C)を行
うと、LD3から照射されるレーザ光は、2次元スキャ
ナ4により紙面回りに±5degの方向に照射角度を変
えられた後に、走査パターン変換部9に照射され再び照
射角度を変えられる。
【0035】以下、図4に示すレーザ光の光軸A〜Eの
動きについてそれぞれ説明する。
【0036】(1)光軸Cの場合について説明する。 光軸Cは、2次元スキャナ4が図2における矢印Cの方
向に捩り振動(C)を行い、振動の振幅の中点に位置し
た時の光軸の軌跡を示したものである。LD3から照射
されるレーザ光の光軸は、0degの方向に照射され、
ミラー部13の角度が+45degであるから、ミラー
部13で反射されたレーザ光は、+90degの方向に
光軸が変えられる。さらに、走査パターン変換部9に照
射され、図3(a)における、cの位置に照射される。
【0037】このcの位置は、ミラー部18a及びミラ
ー部18bの境界の位置である。ミラー部18aの角度
は、+42.5deg、ミラー部18bの角度は+4
7.5degである。このため、cの位置に照射された
レーザ光のうち、ミラー部18aに照射された部分は−
5degに、またミラー部18bに照射された部分は+
5degにそれぞれ光軸を変えられて図中左方向に照射
される。
【0038】(2)光軸Aの場合について説明する。 光軸Aは、2次元スキャナ4が図2における矢印Cの方
向に捩り振動(C)を行い、振動の振幅の最大地点に位
置した時の光軸の軌跡を示したものである。LD3から
照射されるレーザ光の光軸は0degの方向に照射さ
れ、ミラー部13の角度は+42.5degであるか
ら、ミラー部13で反射されたレーザ光は、+85de
gの方向に光軸が変えられる。さらに、走査パターン変
換部9に照射され、図3(a)におけるaの位置に照射
される。このaの位置は、ミラー部18aのおおむね端
部の位置である。ミラー部18aの角度は+42.5d
egであるから、走査パターン変換部9のaの位置に照
射されたレーザ光は0degに光軸を変えられて図中左
方向に照射される。
【0039】(3)光軸Bの場合について説明する。 光軸Bは、2次元スキャナ4が図2における矢印Cの方
向に捩り振動(C)を行い、振動の振幅の中間地点に位
置した時の光軸の軌跡を示したものである。LD3から
照射されるレーザ光の光軸は0degの方向に照射さ
れ、ミラー部13の角度は+43.75degであるか
ら、2次元スキャナ4のミラー部13で反射されたレー
ザ光は、+87.5degの方向に光軸が変えられる。
さらに、走査パターン変換部9に照射され、図3(a)
におけるbの位置に照射される。
【0040】ミラー部18aの角度は+42.5deg
であるから、走査パターン変換部9のA位置に照射され
たレーザ光は−2.5degに光軸を変えられて図中左
方向に照射される。
【0041】(4)光軸Eの場合について説明する。 光軸Eは、2次元スキャナ4が図2における矢印Cの方
向に捩り振動(C)を行い、光軸Aと反対側の振幅の最
大地点に位置した時の光軸の軌跡を示したものである。
LD3から照射されるレーザ光の光軸は0degの方向
に照射され、ミラー部13の角度は+47.5degで
あるから、ミラー部13で反射されたレーザ光は、+9
5degの方向に光軸が変えられる。さらに、走査パタ
ーン変換部9に照射され、図3(a)におけるeの位置
に照射される。
【0042】このeの位置は、ミラー部18bのおおむ
ね端部の位置である。ミラー部18bの角度は+47.
5degであるから、走査パターン変換部9のEの位置
に照射されたレーザ光は0degに光軸を変えられて図
中左方向に照射される。
【0043】(5)光軸Dの場合について説明する。 光軸Dは、2次元スキャナ4が図2における矢印Cの方
向に捩り振動(C)を行い、光軸Bとは反対側の振幅の
中間地点に位置した時の光軸の軌跡を示したものであ
る。LD3から照射されるレーザ光の光軸は0degの
方向に照射され、ミラー部13の角度は+46.25d
egであるから、ミラー部13で反射されたレーザ光
は、+92.5degの方向に光軸が変えられる。さら
に、走査パターン変換部9に照射され、図3(a)にお
けるdの位置に照射される。
【0044】ミラー部18bの角度は+47.5deg
であるから、走査パターン変換部9のDの位置に照射さ
れたレーザ光は+2.5degに光軸を変えられて図中
左方向に照射される。
【0045】次に、図5に示す照射パターンを参照し
て、走査パターン変換部9の動作を説明する。図5
(a)は、本発明の走査パターン変換部9を採用した場
合の自車両前方へのレーザ光の照射パターンを示した図
である。また、図5(b)は、比較のため、走査パター
ン変換部9の変わりに、ミラー部18a及びミラー部1
8b共角度を+45deg、すなわち、1枚のミラーを
採用した場合の自車両前方へのレーザ光の照射パターン
を示した図である。
【0046】図5(a)において、図4における光軸A
から光軸Eによって、自車両前方へのレーザ光の照射パ
ターンを点Aから点Eに対応づけて示している。なお、
2次元スキャナ4の曲げ方向の角度は±10degであ
るから、レーザ光は±20degの振れ幅をもつ。すな
わち、全角で40degの振れ幅をもつ。また、2次元
スキャナ4の捩り方向の角度は±2.5degであるか
ら、レーザ光は±5degの振れ幅をもつ。すなわち、
全角で10degの振れ幅をもつ。
【0047】また、曲げ方向の共振周波数は200H
z、捩り方向の共振周波数は1KHzであるから、図5
(a)において、曲げ振動により水平方向に1周期スキ
ャンする間に、すなわち、紙面左の端から右の端に至
り、再び左の端に到達する間に、捩り振動(C)により
垂直方向に5周期スキャンすることになる。時間の推移
とともに、光軸Aから光軸Eに至るから、図5(a)に
おいては光軸Cの位置で垂直方向の照射パターンに関し
て、最も下の位置から最も上の位置へ瞬時に移動するこ
とになる。これに対して、図5(b)に示すように、比
較のため、1枚のミラーを採用した場合、図5(b)の
ように、光軸Aから光軸Eへ滑らかに移動する。
【0048】次に、図6に示す照射パターンを参照し
て、走査パターン変換部9の動作を説明する。上述した
図5と同様に、図6(a)は、本発明の走査パターン変
換部9を採用した場合の自車両前方へのレーザ光の照射
パターンを示した図である。また、図6(b)は、比較
のため、走査パターン変換部9の変わりに、ミラー部1
8a及びミラー部18b共角度を+45deg、すなわ
ち、1枚のミラーを採用した時の自車両前方へのレーザ
光の照射パターンを示した図である。
【0049】図6(a)において、○印がレーザ光の発
光位置である。レーザ光の発光間隔は、62.5μse
c毎に発光するように設計されている。従って、垂直方
向のスキャン周期が1msecであるから、垂直方向の
1スキャン周期あたり16回のレーザ発光が行われる。
すなわち、図5(a)における、点Aから点Eに至るま
でに、図6(a)においては9回の発光が行われる。こ
の時、点Aの付近では発光の照射密度が濃く、逆に点C
の付近では発光の照射密度が薄い。
【0050】本発明の図6(a)においては、発光の照
射密度が最も濃い点A及び点Eは垂直方向の中央部であ
るが、比較のための図6(b)においては、発光の照射
密度が最も濃い点A及び点Eは垂直方向の端部であり、
発光の照射密度が最も薄い点Cが垂直方向の中央部に位
置する。
【0051】車両用レーダ装置にあっては、垂直方向の
中央部が最も情報量が多い。例えば、先行車のリフレク
タ、先行車のボディ、デリニエータに代表される、道路
構造物、また、歩行者、路側の駐車車両等があげられ
る。これらの物標までの距離を高精度に測定するために
は、発光の照射密度を濃くする必要がある。
【0052】垂直方向の中央部の発光の照射密度を増大
する他の方法として、レーザ光の発光間隔をさらに密に
する、例えば6msec毎に発光することも可能である
が、むやみに発光間隔を密にすることは、単位時間当た
りの発光数が増大することになり、LDの寿命を短くす
ることになりかねない。
【0053】次に、図7を参照して、走査パターン変換
部9の動作をさらに詳しく説明する。図7は本発明の動
作を説明するための図であって、図5及び図6と同様
に、図7(a)は本発明の走査パターン変換部9を採用
した時の自車両前方へのレーザ光の照射パターンを示し
た図であり、また、図7(b)は、比較のため、走査パ
ターン変換部9の変わりに、ミラー部18a及びミラー
部18b共角度を+45deg、すなわち、1枚のミラ
ーを採用した時の自車両前方へのレーザ光の照射パター
ンを示した図である。
【0054】図7(a)に示すように、垂直方向に1か
ら5までの5つの領域を設定し、水平方向にも同様に複
数の領域を設定する。図7(a)ではn/2,n/2+
1の2つの領域を描いている。
【0055】また、垂直方向が3、水平方向がnの領域
を(n,3)と表わすことにすると、水平方向の半スキ
ャンあたり、すなわち、紙面左から右の端部までの間
に、垂直方向の領域に関して、図中数字で示すように、
領域1は5、領域2は10、領域3は50、領域4は領
域2と同様に10、領域5は領域1と同様に5の発光回
数となる。図7(a)における、スキャンの軌跡は、説
明を簡潔に行うために、1本のみを描いている。
【0056】すなわち、水平方向及び垂直方向のスキャ
ン周波数の比は整数倍として描いている。しかし、実際
には水平方向及び垂直方向のスキャン周波数の比は整数
倍にならない場合が多く、水平方向の各領域において
も、通過する軌跡がランダムとなることから、平均の原
理が適用され、発光回数の平均値は領域(X,1)は5
/n、領域(X,2)は10/n、領域(X,3)は5
0/n、領域(X,4)は10/n、領域(X,5)は
5/nとしてよい。ただし、水平方向の周辺部は水平方
向のスキャン速度が低下するので上記値より多い発光回
数となり、逆に水平方向の中心部は水平方向のスキャン
速度が増加するので上記値より少ない発光回数となる
が、垂直方向に関して、中央部の発光回数が多く、周辺
部の発光回数が少なくなることには変わりがない。
【0057】一般に、周囲の障害物までの距離を計測す
る場合には、加算平均処理を用いる。すなわち、水平方
向の半スキャンあたり、領域(1,1)は5/nの発光
回数があるのに対して、領域(1,3)は50/nの発
光回数つまり、10倍の発光回数だけレーザ光を照射す
ることになる。単位時間あたり、つまり半スキャンあた
りの信号数が多ければそれだけ、信号のS/N比が向上
するため、垂直方向中央部の距離測定の精度が向上す
る。
【0058】逆に、図7(b)においては、水平方向の
半スキャンあたり、領域(1,1)は50/nの発光回
数があるのに対して、領域(1,3)は5/nの発光回
数つまり、1/10倍の発光回数しかレーザ光を照射し
ないことになる。よって、垂直方向に関して中央部の信
号のS/N比が低下することになる。
【0059】本発明の第1の実施の形態に関する効果と
しては、LD3からのレーザ光に対して水平方向及び垂
直方向に振動するように2次元スキャナ4で走査角度を
与えて反射させ、反射したレーザ光に対して垂直方向の
走査角度の中心付近の照射密度が増大するように走査パ
ターン変換部9で走査パターンを変換して自車周囲に照
射するので、垂直方向の中央部においてレーザ光の照射
回数を多くでき、測距精度の向上に寄与することができ
る。
【0060】また、走査パターン変換部9に設けられた
ミラー部18a,18bの相互の角度を、レーザ光の垂
直方向の走査角度が略等しい角度になるように設定する
ことで、垂直方向の中心部にレーザ光が重複して照射さ
れ、垂直方向の走査角度の中心付近の照射密度を増大す
ることができる。この結果、車両用レーダ装置としての
距離測定性能を最大限に向上することができる。
【0061】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態に係る車両用レーダ装置は、図1に示す第1の実
施の形態に係わるブロック図と同様である。第1の実施
の形態においては、ミラー部18a及びミラー部18b
が背面部18cとなす角度は互いに5degとした場合
に限定して説明を行った。第2の本実施の形態では、図
8及び図9においてミラー部18a及びミラー部18b
が背面部18cとなす角度を互いに3degとした場合
について、また、図10及び図11においてこの角度を
7degとした場合について説明する。
【0062】まず、上記角度を3degとした場合につ
いて説明する。上述した第1の実施の形態の構成と図3
(b)における、ミラー部18a、及びミラー部18b
が背面部18cとなす角度は互いに3degであること
を除いて同一であるので、その説明を省略する。
【0063】図8は、本発明の2次元スキャナ4及び走
査パターン変換部9の動作を説明する図である。図8
(a)において、光軸Cは2次元スキャナ4が、図2に
おける矢印Cの方向に捩り振動(C)を行い、振動の振
幅の中点に位置した時の光軸の軌跡を示したものであ
る。LD3から照射されるレーザ光の光軸は0degの
方向に照射され、2次元スキャナ4のミラー部13の角
度は+45degであるから、2次元スキャナ4のミラ
ー部13で反射されたレーザ光は、+90degの方向
に光軸が変えられる。さらに、走査パターン変換部9に
照射され、図3(a)におけるCの位置に照射される。
このCの位置は、ミラー部18a及びミラー部18bの
境界の位置である。ミラー部18aの角度は+43.5
deg、ミラー部18bの角度は+46.5degであ
るからCの位置に照射されたレーザ光はミラー部18a
に照射された部分は−3degに、また、ミラー部18
bに照射された部分は+3degにそれぞれ光軸を変え
られて図中左方向に照射される。
【0064】(1)光軸Aの場合について説明する。
【0065】光軸Aは、2次元スキャナ4が図2におけ
る矢印Cの方向に捩り振動(C)を行い、振動の振幅の
最大地点に位置した時の光軸の軌跡を示したものであ
る。LD3から照射されるレーザ光の光軸は0degの
方向に照射され、2次元スキャナ4のミラー部13の角
度は+42.5degであるから、ミラー部13で反射
されたレーザ光は、+85degの方向に光軸が変えら
れる。さらに、走査パターン変換部9に照射され、図3
(a)における、aの位置に照射される。このaの位置
は、ミラー部18aのおおむね端部の位置である。ミラ
ー部18aの角度は+43.5degであるから、走査
パターン変換部9のaの位置に照射されたレーザ光は+
2degに光軸を変えられて図中左方向に照射される。
【0066】(2)図8(b)において、光軸Eは、2
次元スキャナ4が図2における矢印Cの方向に捩り振動
(C)を行い、光軸Aとは反対側の振幅の最大地点に位
置した時の光軸の軌跡を示したものである。LD3から
照射されるレーザ光の光軸は0degの方向に照射さ
れ、2次元スキャナ4のミラー部13の角度は+47.
5degであるから、2次元スキャナ4のミラー部13
で反射されたレーザ光は、+95degの方向に光軸が
変えられる。さらに、走査パターン変換部9に照射さ
れ、図3(a)におけるeの位置に照射される。このe
の位置は、ミラー部18bのおおむね端部の位置であ
る。ミラー部18bの角度は+46.5degであるか
ら、走査パターン変換部9のEの位置に照射されたレー
ザ光は−2degに光軸を変えられて図中左方向に照射
される。
【0067】図9は、本発明の走査パターン変換部9を
採用した場合の自車両前方へのレーザ光の照射パターン
を示した図である。本図において、図8における光軸A
から光軸Eによって、自車両前方へのレーザ光の照射パ
ターンを点Aから点Eに対応づけて示している。
【0068】なお、2次元スキャナ4の曲げ方向の角度
は±10degであるから、レーザ光は±20degの
振れ幅をもつ。すなわち、全角で40degの振れ幅を
もつ。しかし、2次元スキャナ4の捩り方向の角度は、
±2.5degであるにもかかわらず、レーザ光は±3
degの振れ幅しかもたず、±2degに関しては、垂
直方向に重なることになる。すなわち、全角で6deg
の振れ幅しかもたないことになる。
【0069】次に、上記角度を7degとした場合につ
いて説明する。本実施の形態において用いられる走査パ
ターン変換部9の構成は、図3(b)における背面部1
8cに対してミラー部18a,18bがなす角度が互い
に7degであることを除いて同一であるので、その説
明を省略する。
【0070】図10は、本発明の2次元スキャナ4及び
走査パターン変換部9の動作を説明するための図であ
る。 (3)図10(a)において、光軸Cは2次元スキャナ
4が図2における矢印Cの方向に捩り振動(C)を行
い、振動の振幅の中点に位置した時の光軸の軌跡を示し
たものである。LD3から照射されるレーザ光の光軸
は、0degの方向に照射され、2次元スキャナ4のミ
ラー部13の角度は+45degであるから、2次元ス
キャナ4のミラー部13で反射されたレーザ光は、+9
0degの方向に光軸が変えられる。さらに、走査パタ
ーン変換部9に照射され、図3(a)における、cの位
置に照射される。このcの位置は、ミラー部18a及び
ミラー部18bの境界の位置である。ミラー部18aの
角度は+41.5deg、ミラー部18bの角度は+4
8.5degであるからCの位置に照射されたレーザ光
はミラー部18aに照射された部分は−7degに、ま
た、ミラー部18bに照射された部分は+7degにそ
れぞれ光軸を変えられて図中左方向に照射される。
【0071】(4)光軸Aの場合について説明する。 光軸Aは、2次元スキャナ4が図2における矢印Cの方
向に捩り振動(C)を行い、振動の振幅の最大地点に位
置した時の光軸の軌跡を示したものである。LD3から
照射されるレーザ光の光軸は、0degの方向に照射さ
れ、2次元スキャナ4のミラー部13の角度は+42.
5degであるから、ミラー部13で反射されたレーザ
光は、+85degの方向に光軸が変えられる。さら
に、走査パターン変換部9に照射され、図3(a)にお
けるaの位置に照射される。このaの位置は、ミラー部
18aのおおむね端部の位置である。ミラー部18aの
角度は+41.5degであるから、走査パターン変換
部9のaの位置に照射されたレーザ光は−2degに光
軸を変えられて図中左方向に照射される。
【0072】(5)光軸Eの場合について説明する。 図10(b)において、光軸Eは、2次元スキャナ4が
図2における矢印Cの方向に捩り振動(C)を行い、光
軸Aとは反対側の振幅の最大地点に位置した時の光軸の
軌跡を示したものである。LD3から照射されるレーザ
光の光軸は0degの方向に照射され、2次元スキャナ
4のミラー部13の角度は+47.5degであるか
ら、2次元スキャナ4のミラー部13で反射されたレー
ザ光は、+95degの方向に光軸が変えられる。さら
に、走査パターン変換部9に照射され、図3(a)にお
けるeの位置に照射される。このeの位置は、ミラー部
18bのおおむね端部の位置である。ミラー部18bの
角度は+48.5degであるから、走査パターン変換
部9のeの位置に照射されたレーザ光は+2degに光
軸を変えられて図中左方向に照射される。
【0073】図11を参照して、本発明の走査パターン
変換部9の動作を説明する。図11は、本発明の走査パ
ターン変換部9を採用した時の自車両前方へのレーザ光
の照射パターンを示した図である。図11においては、
図10における光軸Aから光軸Eによって、自車両前方
へのレーザ光の照射パターンを点Aから点Eに対応づけ
て示している。なお、2次元スキャナ4の曲げ方向の角
度は±10degであるから、レーザ光は±20deg
の振れ幅をもつ。すなわち、全角で40degの振れ幅
をもつ。しかし、2次元スキャナ4の捩り方向の角度は
±2.5degであるにもかかわらず、レーザ光は±7
degの振れ幅を有し、±2degに関しては、垂直方
向にレーザ光の照射されない空隙を形成することにな
る。すなわち、全角で14degの振れ幅をもつが中央
部の4degは空隙を有することになる。
【0074】第1の実施の形態のように、ミラー部18
aとミラー部18bとのなす角度は、2次元スキャナ4
の捩り方向の振れ角±2.5deg、すなわち全角で5
degと等しい角度に設定される場合が垂直方向の中央
部に最も密にレーザ光を照射することができ、かつ垂直
方向の中央部にレーザ光を照射しない空隙を形成するこ
とがなく好ましかった。しかし、本発明の第2の実施の
形態のように、厳密に、ミラー部18aとミラー部18
bとのなす角度と、2次元スキャナ4の捩り方向の振れ
角とを同じにする必要はなく、おおむね同じであれば、
第1の実施の形態において説明した効果とほぼ同一の効
果が得られる。
【0075】本発明の第2の実施の形態に関する効果と
しては、走査パターン変換部9では、反射角度の異なる
ミラー部18a,18bを用いて、垂直方向の走査角度
の中心付近の照射密度が増大するように走査パターンを
変換するようにしているので、安価に車両用レーダ装置
を製造することができ、さらに、機械的に駆動する必要
がないため、駆動に要するスペースが不要となり、車両
用レーダ装置の小型化に寄与することができる。
【0076】(第3の実施の形態)図12は、本発明の
第3の実施の形態に係る車両用レーダ装置を示すブロッ
ク図である。本実施の形態の特徴は、図12に示すよう
に、照射タイミング発生器20を制御部2とLD駆動回
路1の間に設けたことにある。照射タイミング発生器2
0は、2次元スキャナ4に設けられたピエゾ抵抗素子1
6から2次元スキャナ4の振動の振幅に比例した振幅信
号を入力し、この振幅信号を基準電圧と比較して発光タ
イミング信号を生成してLD駆動回路1に出力する。そ
して、LD駆動回路1は、照射タイミング発生器20か
らの発光タイミング信号に応じてLD3にレーザ光を発
光させるON制御信号を出力する。
【0077】また、本実施の形態の特徴は、第1の実施
の形態において用いられた図4(a)に示すような走査
パターン変換部9を用いず、ミラー部18a及びミラー
部18b共角度を+45deg、すなわち、1枚のミラ
ーにより構成される平面ミラー21を採用する。
【0078】次に、図13を参照して、照射タイミング
発生器20の動作を詳細に説明する。図13は、2次元
スキャナ4に設けられたピエゾ抵抗素子16の捩り振動
(C)の振幅に従って電圧Vを縦軸に、時間tを横軸に
示している。2次元スキャナ4の捩り振動(C)の周波
数は例えば1KHzであるので、電圧Vの周期は1ms
ecである。また、電圧V0の時は、2次元スキャナ4
は振動の中心に位置している。
【0079】そして、ピエゾ抵抗素子16の捩り振動
(C)の振幅を表す電圧Vを入力した照射タイミング発
生器20は、この捩り振動(C)の電圧Vの値に応じ
て、図13に示すように、状態1から状態3の3通り発
光間隔を有する発光タイミング信号をLD駆動回路1に
出力する。なお、V0=0ボルトとなるように予めオフ
セット調整器(図示せず)により電圧Vのオフセット電
圧を調整しておく。
【0080】ここで、図13において、状態1であると
の判断は、
【数1】電圧Vの絶対値<基準電圧Vaの絶対値 であることによる。状態1の場合は、LD駆動回路1か
らLD3に出力される発光タイミング信号の発生個数を
増加させるようにするので、LD3によるレーザ光の発
光数が増加することになる。なお、状態1での発光間隔
を例えば6.25μsecとする。
【0081】また、状態2であるとの判断は、
【数2】基準電圧Vaの絶対値<電圧Vの絶対値<基準
電圧Vbの絶対値 であることによる。状態2の場合は、LD駆動回路1か
らLD3に出力される発光タイミング信号の発生個数を
状態1よりも少なく、かつ、状態3よりも多く増加させ
るようにするので、LD3によるレーザ光の発光数が増
加することになる。なお、状態2での発光間隔を例えば
62.5μsecとする。
【0082】状態3であるとの判断は、
【数3】電圧Vの絶対値>基準電圧Vbの絶対値 であることによる。状態3の場合は、LD駆動回路1か
らLD3に出力される発光タイミング信号の発生個数を
状態1,2よりも減少させるようにするので、LD3に
よるレーザ光の発光数が減少することになる。なお、状
態3での発光間隔を例えば625μsecとする。
【0083】この結果、垂直方向の中央部のレーザ光の
照射回数を多くでき、S/N比が向上するため、垂直方
向の中央部の距離測定の精度を向上することができる。
なお、第3の実施の形態は、上述した発光間隔の数値に
限定するものではなく、照射領域の垂直方向に対して、
端部は発光間隔が長く、中央部は発光間隔が短くなるよ
うに、上述した各状態における発光間隔を設定すればよ
い。
【0084】また、第3の実施の形態においては、3つ
の状態に限定して説明したが、4つ以上の状態や2つの
状態でもよい。さらに、状態を区切って複数に分割せず
に、ピエゾ抵抗素子16からの電圧に応じて連続的に発
光間隔を変更してもよい。
【0085】本発明の第3の実施の形態に関する効果と
しては、LD3からのレーザ光に対して水平方向及び垂
直方向に振動するように2次元スキャナ4で走査角度を
与えて反射させ、反射したレーザ光を平面ミラー21で
自車周囲に反射して照射させる。この際、2次元スキャ
ナ4の走査角度に応じて垂直方向の中央部のレーザ光の
発生間隔が短くなるようにLD3のレーザ光の発生タイ
ミングを照射タイミング発生器20で調整することで、
垂直方向の中央部のレーザ光の照射回数を多くでき、測
距精度の向上に寄与することができる。また、垂直方向
の周辺部においてはレーザ光の照射を減少させるため、
不要なレーザ光の照射を防止することができる。
【0086】この結果、発光回数に制限のあるレーザダ
イオードの寿命を長くでき、さらに、信号処理回路のみ
で実現できるので、安価で小型化な車両用レーザ装置を
提供することができる。
【0087】(第4の実施の形態)図14は、本発明の
第4の実施の形態に係る車両用レーダ装置を示すブロッ
ク図である。本実施の形態の特徴は、図14に示すよう
に、照射方向制御器22とステップモータ23を設けた
ことにある。照射方向制御器22は、2次元スキャナ4
に設けられたピエゾ抵抗素子16から2次元スキャナ4
の振動の振幅に比例した振幅信号を入力し、この振幅信
号を基準電圧と比較してパルス信号を発生してステップ
モータ23に出力する。ステップモータ23は、その回
転軸に平面ミラー21を装着させており、照射方向制御
器22からのパルス信号に従い、矢印Aの方向に平面ミ
ラー21を回動させる。
【0088】また、本実施の形態の特徴は、第1の実施
の形態において用いた図3(a)に示す走査パターン変
換部9を用いず、ミラー部18a及びミラー部18b共
角度を+45deg、すなわち、1枚のミラーにより構
成される平面ミラー21を採用する。
【0089】次に、図15を参照して、照射方向制御器
22の動作を詳細に説明する。図15は、2次元スキャ
ナ4に設けられたピエゾ抵抗素子16の捩り振動(C)
の振幅に従って電圧Vを縦軸に、時間tを横軸に示して
いる。2次元スキャナ4の捩り振動(C)の周波数は例
えば1KHzであるので、電圧Vの周期は1msecで
ある。また、電圧V0の時は、2次元スキャナ4は振動
の中心に位置している。
【0090】そして、ピエゾ抵抗素子16の捩り振動
(C)の振幅を表す電圧Vを入力した照射方向制御器2
2は、この捩り振動(C)の電圧Vの値に応じて、図1
5に示す状態1及び状態2の2通りのパルス信号をステ
ップモータ23に出力する。なお、V0=0ボルトとな
るよう予めオフセット調整器(図示せず)により電圧V
のオフセット電圧を調整しておく。
【0091】ここで、図15において、状態1であると
の判断は、
【数4】電圧V>V0 であることによる。状態1の場合は、照射方向制御器2
2からの状態1を表すパルス信号がステップモータ23
に出力され、ステップモータ23より平面ミラー21
が、図3(a)におけるミラー部18aと同じ角度に位
置決めされる。この結果、図6(a)に示すように、垂
直方向の中央部で発光の照射密度が最も濃くなる。
【0092】また、状態2であるとの判断は、
【数5】電圧V<V0 であることによる。状態2の場合は、照射方向制御器2
2からの状態1を表すパルス信号がステップモータ23
に出力され、ステップモータ23より平面ミラー21
が、図3(a)におけるミラー部18bと同じ角度に位
置決めされる。この結果、図6(a)に示すように、垂
直方向の中央部で発光の照射密度が最も濃くなる。
【0093】なお、第4の本実施の形態においては、照
射方向制御器22を状態1から状態2へと、矩形波、す
なわちステップ応答せしめるよう説明を行っているが、
ステップ応答に限定するものではなく、比較的短時間に
平面ミラー21を状態1から状態2へと遷移させるよう
台形駆動させればよい。また、本実施の形態において
は、状態を2つに限定して説明を行っているが、個数に
分割せずに連続的に発光間隔を変更してもよい。
【0094】本発明の第4の実施の形態に関する効果と
しては、LD3からのレーザ光に対して水平方向及び垂
直方向に振動するように2次元スキャナ4で走査角度を
与えて反射させ、反射したレーザ光を平面ミラー21で
自車周囲に反射して照射させる。この際、2次元スキャ
ナ4の走査角度に基づいて、レーザ光の垂直方向の中央
部の照射密度が増大するようにステップモータ23によ
る垂直方向の反射角度の切り替えを照射方向制御器22
で制御することで、垂直方向の中央部においてレーザ光
の照射回数を多くでき、測距精度の向上に寄与すること
ができる。この結果、車両用レーダ装置の調整に関わる
コストを低減することができる。
【0095】なお、第1乃至第4の実施の形態において
は、レーザ光及び反射波をレーザ光に限定して説明した
が、ミリ波、マイクロ波等の電波を用いるときは、上述
したミラーに代わって電波反射体を用い、また、超音波
等の音響波を用いるときには、上述したミラーに代わっ
て音響反射体を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両用レーダ
装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の2次元スキャナ4の構成を説明するた
めの図である。
【図3】本発明の走査パターン変換部9の構成を説明す
るための図であり、図3(a)はその正面図、図3
(b)はその上面図である。
【図4】2次元スキャナ4及び走査パターン変換部9の
動作について説明するための図(a),(b)である。
【図5】走査パターン変換部9の動作を説明するための
図(a),(b)である。
【図6】走査パターン変換部9の動作を説明するための
図(a),(b)である。
【図7】走査パターン変換部9の動作をさらに詳しく説
明するための図(a),(b)である。
【図8】本発明の2次元スキャナ4及び走査パターン変
換部9の動作を説明する図(a),(b)である。
【図9】本発明の走査パターン変換部9を採用した場合
の自車両前方へのレーザ光の照射パターンを示した図で
ある。
【図10】本発明の2次元スキャナ4及び走査パターン
変換部9の動作を説明するための図(a),(b)であ
る。
【図11】本発明の走査パターン変換部9を採用した時
の自車両前方へのレーザ光の照射パターンを示した図で
ある。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る車両用レー
ダ装置を示すブロック図である。
【図13】照射タイミング発生器20の動作を詳細に説
明するためのタイミングチャートである。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る車両用レー
ダ装置を示すブロック図である。
【図15】照射方向制御器22の動作を詳細に説明する
ためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 LD駆動回路 2 制御回路 3 LD 4 2次元スキャナ 5 走査位置検出回路 6 PD 7 反射物 8 受光回路 9 走査パターン変換部 10 支持端 11 基材 12 片持ち梁部 13 ミラー部 15 スリット部 16 ピエゾ抵抗素子 17 ミラーベース 18a ミラー部a 18b ミラー部b 18c 背面部 20 照射タイミング発生器 21 平面ミラー 22 照射方向制御器 23 ステップモータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定タイミングで送信波を発生する発生
    手段と、 前記送信波を水平方向及び垂直方向にそれぞれ所定角度
    範囲内で所定の走査パターンになるように走査して自車
    周囲に照射する走査手段と、 自車周囲の物標から反射された反射波を受信する受信手
    段と、 前記送信波の発生から前記反射波の受信までの伝搬遅延
    時間に基づいて、前記物標までの距離と水平方向及び垂
    直方向のそれぞれの角度を検知するレーダ検知手段とを
    備えた車両用レーダ装置において、 前記走査手段は、 前記発生手段からの送信波に対して水平方向及び垂直方
    向に振動するように走査角度を与えて反射する反射手段
    と、 前記反射手段からの送信波に対して垂直方向の走査角度
    の中心付近の照射密度が増大するように走査パターンを
    変換する走査パターン変換手段を備えたことを特徴とす
    る車両用レーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記走査パターン変換手段は、 反射角度の異なる複数の反射体によりなることを特徴と
    する請求項1記載の車両用レーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の反射体の相互の角度は、 前記送信波の垂直方向の走査角度が略等しい角度になる
    ように設定することを特徴とする請求項2記載の車両用
    レーダ装置。
  4. 【請求項4】 所定タイミングで送信波を発生する発生
    手段と、 前記送信波を水平方向及び垂直方向にそれぞれ所定角度
    範囲内で走査して自車周囲に照射する走査手段と、 自車周囲の物標から反射された反射波を受信する受信手
    段と、 前記送信波の発生から前記反射波の受信までの伝搬遅延
    時間に基づいて、前記物標までの距離と水平方向及び垂
    直方向のそれぞれの角度を検知するレーダ検知手段とを
    備えた車両用レーダ装置において、 前記走査手段は、 前記発生手段からの送信波に対して水平方向及び垂直方
    向に振動するように走査角度を与えて反射する第1の反
    射手段と、 前記第1の反射手段からの送信波を自車周囲に反射する
    第2の反射手段と、 前記第1の反射手段の走査角度を検出する走査角度検出
    手段とを備え、 前記発生手段は、 前記走査角度検出手段で検出された走査角度に応じて垂
    直方向の中央部の送信波の発生間隔が短くなるように前
    記発生手段による送信波の発生タイミングを調整する発
    生タイミング調整手段を備えたことを特徴とする車両用
    レーダ装置。
  5. 【請求項5】 所定タイミングで送信波を発生する発生
    手段と、 前記送信波を水平方向及び垂直方向にそれぞれ所定角度
    範囲内で走査して自車周囲に照射する走査手段と、 自車周囲の物標から反射された反射波を受信する受信手
    段と、 前記送信波の発生から前記反射波の受信までの伝搬遅延
    時間に基づいて、前記物標までの距離と水平方向及び垂
    直方向のそれぞれの角度を検知するレーダ検知手段とを
    備えた車両用レーダ装置において、 前記走査手段は、 前記発生手段からの送信波に対して水平方向及び垂直方
    向に振動するように走査角度を与えて反射する第1の反
    射手段と、 前記第1の反射手段により反射された送信波を自車周囲
    に反射する第2の反射手段と、 前記第1の反射手段の走査角度を検出する走査角度検出
    手段と、 前記第2の反射手段の垂直方向の反射角度を切り替える
    反射角度切替手段と、 前記走査角度検出手段で検出された走査角度に基づい
    て、前記第2の反射手段により反射される送信波の垂直
    方向の中央部の照射密度が増大するように前記反射角度
    切替手段の反射角度を制御する反射方向制御手段とを備
    えたことを特徴とする車両用レーダ装置。
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