JP4151358B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光などの平行ビーム光を走査する光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平8−305788号公報
従来からレーザ光を走査して使用するレーザ装置として、バーコードシンボルをレーザ光で走査し読み取りを行うバーコード読取装置や、レーザレーダが知られている。
このような装置は、レーザ光を出射するレーザ光出力部、該レーザ光を反射し一定の走査角度範囲内にレーザ光を走査する鏡、該鏡を駆動する駆動部などからなるレーザ光走査部と、反射光を受光し電気信号に変換し反射光の情報または反射までの時間差などを処理する情報処理部とで構成されるのが一般的である。
【0003】
ところで、回動する反射鏡により走査されたレーザ光を、再度凸面鏡に反射させることにより、レーザ光の走査角度範囲を拡大すると同時に、レーザ光走査部を小型化できるバーコード読み取り装置が知られている(例えば、特開平8−305788号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のレーザ光走査装置では、平行光線であるレーザ光を凸面鏡で反射させているので、レーザ光線が広がり平行光線でなくなる。したがって、このレーザ光走査装置を例えば車載レーザレーダに使用すると、自車両前方100m先の物体に対しては、十分な照射エネルギー密度を確保できないことから、距離測定性能の低下、さらにはレーザ光の反射率が低い物体に対しては、距離測定が不能となってしまう。このように上記従来の光走査装置では、レーザレーダ装置としての性能を著しく損なってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するために、走査角増大用の反射鏡から反射して射出される光がほぼ平行ビームになるような光走査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、発光手段と、該発光手段から出射された光を偏向させて走査する光走査手段と、該光走査手段によって走査された光の走査角を増大させる走査角増大手段と、前記光走査手段および走査角増大手段を経て物体へ照射される光を平行に成形するビーム成形手段とを備え、ビーム成形手段が、発光手段と光走査手段の間に設けたレンズを有し、光走査手段の走査周期に同期してレンズの発光手段からの距離を制御し、走査角増大手段による走査角増大に伴う光の拡散度合いに対応して、レンズにより発光手段から出射された光を絞って、平行ビームとする構成の光走査装置とした。
【0007】
【発明の効果】
本発明により、走査角を増大させる走査角増大手段を使用しているにもかかわらず、走査角増大手段から出力されるビーム光は常に平行に成形されたものであり、遠方の物体までの距離計測が、大きな走査角方位に対しても可能である。その結果、本発明を例えばレーザレーダに用いた場合、大走査角のレーザレーダの性能およびそれを適用したレーザレーダによる制御、警報システムの信頼性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を実施例により説明する。
図1は本発明をレーザレーダ装置に適用した第1の実施例の構成を示す。
本実施例のレーザレーダ装置は、大きくはレーザ光を発光してビーム状に成形し、所定の角度範囲に対しレーザービーム光を走査する光走査装置9と、反射レーザ光を検知し、信号変換するフォトディテクタ31および受光回路32、および距離演算およびシステム全体を制御する中央制御部1から構成される。
光走査装置9は、走査制御部2、レーザダイオード(以後レーザダイオードをLDと略称する)駆動回路3、LD4、水平コリメータ5、垂直コリメータ6、スキャナ7、凸面鏡8から構成される。
【0009】
以下さらに詳細に各部の機能と構成を説明する。
レーザレーダ装置の全体制御を行う中央制御部1は、走査制御部2および受光回路32と接続している。中央制御部1は走査制御部2によるレーザ光の発光とスキャナ7による走査の全体制御を行い、走査制御部2からレーザ光発光のタイミング信号S1とスキャナ7のスキャナ振れ角度信号S5を受ける。
物体30に照射された照射レーザビーム光33は、一部の光が反射して反射レーザ光34となり、それをフォトディテクタ31で受光し、電気信号に変換して受光回路32に送出する。受光回路32はその電気信号を受光パルス信号S6に成形して、中央制御部1に送出する。
【0010】
中央制御部1は走査制御部2からのLD4発光のタイミング信号S1から受光パルス信号S6までの時間差から物体30までの距離を演算するとともに、スキャナ7のスキャナ触れ角度信号S5をもとに、物体30の存在する方向を検出する。
なお、照射レーザビーム光33の走査方位角度とスキャナ触れ角度信号S5は、1対1に対応した相関関係があり、中央制御部1で、スキャナ触れ角度から照射レーザビーム光33の走査方位角に換算する。
【0011】
走査制御部2はLD駆動回路3、水平コリメータ5およびスキャナ7と接続し、レーザ光の発光制御、スキャナ7の振れ角度と同期した水平方向のレーザ光のビーム成形制御およびスキャナ7の振れ角度制御を行う。LD駆動回路3は走査制御部2から所定のタイミング毎に発光指令を受け、そのタイミングでLD4を発光させる、つまりレーザ光を出射させる。
【0012】
水平コリメータ5は、水平コリメートレンズ11、水平コリメートレンズ駆動アクチュエータ12と水平コリメータアクチュエータ変位検出器13とから構成される。
電磁コイルにより構成される水平コリメートレンズ駆動アクチュエータ12は、走査制御部2から水平コリメータアクチュエータ駆動信号S2を受け、水平コリメートレンズ11を、図1の矢印Aの方向に直線移動することにより、LD4から出射されたレーザ光の水平面内の絞り度合いを調整することができるように構成されている。
水平コリメートレンズ11の基準位置D0からの距離は水平コリメータアクチュエータ変位検出器13により検出され、水平コリメートレンズ位置信号S3として、走査制御部2に入力される。
【0013】
走査制御部2は、水平コリメートレンズ位置信号S3信号を用いて水平コリメートレンズ位置のサーボフィードバック制御を行うため、スキャナ7の次の時間ステップの振れ角度に対応する水平コリメートレンズの位置を算出し、水平コリメートレンズ位置を所望の位置になるよう水平コリメータアクチュエータ駆動信号S2を水平コリメータ駆動アクチュエータ12に送出する。この結果、水平コリメータ5を通過したレーザビームは所望の絞り度合いに制御される。
【0014】
水平コリメータ5を通過したレーザビーム光は垂直コリメータ6の垂直コリメートレンズ22を通過して垂直方向のビーム成形がなされる。
この結果、LD4から出射されたレーザ光は所定の広がり角を有するレーザ光であるが、水平コリメータ5、垂直コリメータ6を通過することによってレーザ光が絞られ、ほぼ平行なレーザビーム光に成形される。
【0015】
このレーザビーム光は走査のため回動振動するスキャナ7のスキャナミラー部15で偏向反射され、凸面鏡8に入射する。
スキャナ7は平面状の反射面のスキャナミラー部15、スキャナアクチュエータ16、スキャナ角度検出器17から構成される。走査制御部2からのスキャナアクチュエータ駆動信号S4によりスキャナアクチュエータ16はスキャナミラー部15を駆動し、その振れ角度はスキャナ角度検出器17により検出され、スキャナ振れ角度信号S5として、走査制御部2に入力される。
【0016】
走査制御部2は、スキャナ振れ角度信号S5を用いてスキャナの振れ角度のサーボフィードバック制御を行うため、内部で時間ステップ毎のスキャナ振れ角度を算出し、振れ角度を所望の振れ角度になるようスキャナアクチュエータ駆動信号S4としてスキャナアクチュエータ16に送出し、スキャナミラー部15を回動振動駆動する。この結果、スキャナミラー部15は、レーザビーム発光タイミングと同期した所望の振れ角度に制御される。
【0017】
凸面鏡8に入射したレーザビーム光は更に走査角度を増大するように偏向反射される。このときレーザビーム光の水平方向の広がり角は増大するが、本実施例の作用の説明で後述するようにレーザビーム光は平行ビームに成形され物体30に照射される。図1では、水平方向の面は、照射レーザビーム33の矢印に平行で紙面に垂直な平面に対応している。
図2は本実施例の凸面鏡8の斜視図であり、スキャナ7に対向した面にミラー部23が設けられている。図1では図2のB矢視の側面形状で示されている。
【0018】
本実施例の作用を図3から図6にしたがって説明する。
図3はスキャナミラー部15の振れ角度と水平コリメートレンズ11の位置を示す。
図3の(a)は横軸が時間Tで縦軸がスキャナの振れ角度θである。スキャナミラー部15の振れ角度の変化はT=t0で振れ角度θ0(=0°)で、反時計回りに回転しT=t1で反時計回り最大の−θ1、この後時計回りに逆転しT=t2でθ0、T=t3で時計回り最大の+θ1、その後反時計周りに逆転しT=t4でθ0となるsin(T)の関数である。
【0019】
図3の(b)は横軸が時間Tで縦軸が水平コリメートレンズ11の基準位置D0からの距離で示すレンズ位置である。水平コリメートレンズ11の位置はスキャナミラー部15の振れ角度に同期して変化し、水平コリメートレンズ11の焦点距離に対応するD0より大きいD1からD2の間で、振れ角度がθ0の時最小のD1に、振れ角度が±θ1で最大のD2と変化する。
【0020】
図4の(a)は、図3に示す時刻T=t0またはt2における水平コリメートレンズ11の位置とスキャナ振れ角度θ0に対応するレーザビーム光の水平方向のビーム成形の制御要領を示している。図4の(b)は図4の(a)におけるA部の拡大図である。
この時刻においては、LD4のレーザ光出射光軸Oを含む垂直面とスキャナミラー部15の成す角度は直角であり、水平方向に左右いずれにもレーザビーム光を偏向していない。この時のスキャナミラー部15の角度位置を振れ角度基準点θ0とし、レーザビーム光を右に偏向するように回転軸Osを中心にして反時計回りにスキャナミラー部15を回動振動させた場合はスキャナ振れ角度は負、レーザビーム光を左に偏向するように時計回りにスキャナミラー部15を回動振動させた場合はスキャナ振れ角度は正とする。
【0021】
LD4の先端部のLD発光部20から出射されたレーザ光は所定の広がり角を持って水平コリメートレンズ11に入る。水平コリメートレンズ11は入力端面21が平面で出力端面が凸曲面の平板状のレンズで、水平方向のビーム成形機能を有するだけで、垂直方向のビーム成形機能は持たない。図4の(a)において、水平コリメートレンズ11の入力端面21がD0の位置にある場合、LD4から出射されたレーザ光は水平コリメートレンズ11通過後水平方向に対して平行になるように絞られた光線となる。つまり、LD発光部20とD0の距離が焦点距離に対応する。その後レーザビーム光は焦点距離の位置に配された垂直コリメータ6の垂直コリメートレンズ22を通過することによって垂直方向に対する広がり角を平行ビームに成形され、光軸を中心に所定の狭い幅をもった平行なビーム光に成形される。
【0022】
これに対し、本実施例ではスキャナミラー部15の振れ角度がθ0(=0°)の時、水平コリメートレンズ11は、LD発光部20からの距離が焦点距離よりもやや大きいD1の位置に設定される。このため、LD発光部20から出射されたレーザ光は、水平コリメートレンズ11のレンズ入力端面21のa領域に入射し、平行ビームよりはやや絞られたビームに成形され、垂直方向には垂直コリメートレンズ22によって平行ビームに成形され、スキャナミラー部15に入射する。レーザ光はスキャナミラー部15にa領域より狭いb領域に入射し、凸面鏡8の反射面23に向けて反射する。
レーザ光は凸面鏡8の反射面23のb領域より狭いc領域に入射し、この反射面23が凸形状であるので水平方向の絞り過ぎが打ち消され、幅dで示すほぼ平行なビームとなり、LD4の出射光の光軸Oを含む垂直面と照射レーザビーム光33の光軸を含む垂直平面が成す角が0°で物体30に向けて照射される。
【0023】
スキャナミラー部15の反射面は平面であり、凸面鏡8の反射面23も図2に示すように水平方向に曲率の変化する曲面柱の一部側面であるので、これら2つの反射鏡は垂直コリメートレンズ22で垂直方向に平行に成形されたレーザビーム光の広がり角には影響を与えない。
ここで、凸面鏡8の反射面23のc領域の曲率、または図4の(b)に示す反射面23の法線を含む垂直面P(以後法面Pと呼ぶ)とLD4の出射光の光軸Oを含む垂直面とのなす角α(以後「凸面鏡8の入射点法面PとLD4の光軸との成す角α」と称する)と、水平コリメートレンズ11の位置D1は、スキャナミラー部15の振れ角度が0°の時、反射面23から反射するレーザビーム光が水平方向に平行ビームに成形されるように所定の幾何学式に応じて調整してある。
【0024】
図5は、図3に示す時刻T=t1における水平コリメートレンズ11の位置とスキャナ振れ角度−θ1に対応するレーザビーム光の水平方向のビーム成形の制御要領を示している。
時刻T=t1では、回転軸Osを中心にスキャナミラー部15が反時計回りに最大の振れ角度−θ1となった場合である。水平コリメートレンズ11のレンズ入力端面21の位置はLD発光部20からの距離がD1よりさらに遠いD2の位置に設定される。この結果、水平コリメートレンズ11から出力されるレーザビーム光は水平コリメートレンズ11がD1の位置にあった場合よりもさらに水平方向に強く絞られている。この後垂直コリメートレンズ22を通過して、垂直方向に対しては平行ビームに成形されて、スキャナミラー部15に入射する。
【0025】
レーザビーム光はスキャナミラー部15のb’領域に入射し、反射されて凸面鏡8の反射面23のc’領域に入射する。反射面23のc’領域で、レーザビーム光は、LD4の出力光の光軸を含む垂直平面に対して右側に走査角βで略平行ビームとして照射される。
ここで、凸面鏡8の反射面23のc’領域の曲率または凸面鏡8の入射点法面P’とLD4の光軸との成す角αと、水平コリメートレンズ11の位置D2は、スキャナミラー部の振れ角度が−θ1度の時、水平方向に絞ったレーザ光ビームが、反射面23で反射する時にレーザビーム光が水平方向に平行なビームに成形されるように所定の幾何学式に応じて調整してある。
【0026】
図6は、図3に示す時刻T=t3における水平コリメートレンズ11の位置とスキャナ振れ角度+θ1に対応するレーザビーム光の水平方向のビーム成形の制御要領を示している。
時刻T=t3では、回転軸Osを中心にスキャナミラー部15が時計回りに最大の振れ角度+θ1となった場合である。この場合は図5に示した場合の左右反転したレーザ光の経路となる。
つまり、水平コリメートレンズ11のレンズ入力端面21の位置はLD発光部20からの距離がD1よりさらに遠いD2の位置に設定される。この結果、水平コリメートレンズ11から出力されるレーザビーム光は水平コリメートレンズ11がD1の位置にあった場合よりもさらに水平方向に強く絞られている。この後垂直コリメートレンズ22を通過して、垂直方向に対しては平行なビームに成形されて、スキャナミラー部15に入射する。
【0027】
レーザビーム光はスキャナミラー部15のb”領域に入射し、反射されて凸面鏡8の反射面23のc”領域に入射する。反射面23のc”領域で、レーザビーム光は、LD4の出射光の光軸を含む垂直面に対して左側に走査角βで略平行ビームとして照射される。
ここで、凸面鏡8の反射面23のc”領域の曲率または凸面鏡8の入射点法面P”とLD4の光軸との成す角αと、水平コリメートレンズ11の位置D2は、スキャナミラー部の振れ角度が+θ1の時、水平方向に絞ったレーザ光ビームが、反射面23で反射する時にレーザビーム光が水平方向に平行なビームに成形されるように所定の幾何学式に応じて調整してある。
【0028】
本実施例におけるLD4は本発明における発光手段を、走査制御部2に制御されたスキャナ7は光走査手段を、凸面鏡8は走査角増大手段を、垂直コリメータ6と走査制御部2に制御された水平コリメータ5はビーム成形手段を構成する。
【0029】
本実施の形態は以上のように構成され、走査角を増大する凸面鏡を使用しているにもかかわらず、凸面鏡で反射され物体に照射されるレーザビーム光は常に平行に成形されたものであり、遠方の物体までの距離計測が、大きな走査角方位に対しても可能である。その結果、大走査角のレーザレーダの性能およびそれを適用したレーザレーダによる制御、警報システムの信頼性が向上する。
【0030】
また、凸面鏡の走査角増大作用によりレーザビームの大きな走査角が得られることから、光走査手段であるスキャナは小さい振れ角度範囲の動作ですむ。また、スキャナの回動振動の角速度は小さくでき、スキャナの構造部材に対する曲げ応力、ねじれ応力および駆動部にかかる力が小さくなる。
その結果スキャナの構造部材および駆動部の耐久性が向上するというメリットがある。また、曲げ応力ねじれ応力が小さくなることからスキャナは汎用的な材質、構造を用いることができ、製造コストが低減できる。
【0031】
動的機構でない簡単な構造でかつ設計および製造が容易な凸面鏡8を使用し、レーザビーム光の走査角を増大させているので、低コストのレーザレーダが製造可能となる。さらに、水平コリメータの駆動用に電磁駆動アクチュエータを使用しているので、汎用的な製造装置を用いて製造が可能であり、体積あたりの発生可能な力が大きいことから、アクチュエータの小型化が容易であり、その結果光走査装置全体の小型化が可能となる。
【0032】
本実施例において、スキャナミラー部15の振れ角度は、図3の(a)から分かるようにスキャナ振れ角度θが0°の前後で角速度が最大になり、スキャナ振れ角度θの絶対値が最大値θ1に近づくと角速度がcos関数的に小さくなる。
レーザビーム光が入射する凸面鏡8の入射点法面PとLD4の光軸との成す角αは、角度θの絶対値が大きくなると大きくなり、レーザビーム光の照射方位角βをより拡大する様に構成されているので、上記のようにスキャナ振れ角度θの絶対値が最大値θ1に近づくと角速度がcos関数的に小さくなる傾向を補正できる。
ここで、スキャナミラー部15の振れ角度に対応した、凸面鏡8の反射面23の部位の曲率を、照射レーザビーム光の走査方位の変化角速度(以後走査角速度と称する)が一定になるように設定してもよい。
【0033】
その結果、本実施例の効果に加えて、スキャナ7を図3の(a)のように回動振動し、LD4を一定周期で発光させた場合も、レーザビーム光の走査角範囲内で一定の走査角速度でレーザビームパルスを照射でき、走査方位変化に対して均一なレーザレーダ反射信号を得ることができる。
【0034】
次に第2の実施例を説明する。
図7は本発明をレーザレーダ装置に適用した第2の実施例の構成を示す。第1の実施例における構成と異なる点は、凸面鏡8の代わりに平面反射鏡10を配置し、平面反射鏡10で反射されたレーザビーム光をさらに非球面レンズ18を通過させ、物体30に照射する構成とした点である。
【0035】
図8は本実施例の板状の非球面レンズ18の斜視図であり、平面反射鏡10に対向した入力端面24は平面形状であり、レーザビーム光が出力する出力端面25は水平方向に凹曲面をしている。図7では非球面レンズ18は図8のC矢視の側面形状で示されている。なお、この非球面レンズ18はレーザレーダのレーザビーム光照射窓として装置のケースの一部として取り付ける。
【0036】
本実施例の作用を図9、図10にしたがって説明する。
図9はスキャナミラー部15の振れ角度と水平コリメートレンズ11の位置を示す。
スキャナ振れ角度0°における水平コリメートレンズ11の位置D1’が第1の実施例におけるD1よりD0に近く、水平コリメートレンズ11を通過した後のレーザビーム光の水平方向の絞り度合いが第1の実施例の場合より弱く設定されている。
他の構成は第1の実施例と同じである。
【0037】
LD駆動回路3は走査制御部2から所定のタイミング毎にLD4の発光指令を受け、そのタイミングでLD4を発光させる。LD4から出射された所定の広がり角を有するレーザ光は水平コリメートレンズ11、垂直コリメートレンズ22により水平方向および垂直方向にレーザ光を絞り略平行なビームに成形される。
このレーザビーム光はスキャナミラー部15に入射し、スキャナの走査により水平方向にレーザビーム光を偏向反射される。このレーザビーム光は平面反射鏡10で全反射された後、非球面レンズ18の入力端面24に入射する。
【0038】
レーザビーム光は、T=t0、またはt2の時、図10に示すように非球面レンズ18の光軸中心Aを矢印aで示した経路で通過する。この時レーザビーム光の広がり角が凹レンズ効果により若干水平方向に拡大するので、入射前に水平コリメートレンズ11でやや絞り込んだ状態にするため水平コリメートレンズ位置をD1’位置に設定している。この結果、非球面レンズ18の出力レーザビーム光は水平方向に平行なビームに成形される。
【0039】
図10に示すように平面鏡10で反射されたレーザビーム光は、T=t1の時非球面レンズ18の右側の端部領域Bを矢印bで示した経路で、T=t3の時非球面レンズ18の左側の端部領域Cを矢印cで示した経路で、屈折によりビーム方向が偏向され通過する。この時ビームの広がり角が凹レンズ効果により入射ビームのそれから相当の広がり角に拡大されるので、入射前に水平コリメートレンズ11で第1の実施例と同様に入射ビームを絞り込んだ状態にするため水平コリメートレンズ位置をD2’位置(図9参照)に設定している。この結果、非球面レンズ18の出力レーザビーム光は水平方向に平行なビームに成形される。
【0040】
ここで、スキャナ振れ角度に対応する非球面レンズ18の出力端面25の、それぞれの領域の曲率、例えばAの領域の曲率と水平コリメートレンズ11の位置D1’、B、Cの領域の曲率と水平コリメートレンズ11の位置D2’は、スキャナミラー部15の振れ角度がそれぞれθ0度または−θ1、+θ1度の時、非球面レンズ18の出力端面25から出る時にレーザビーム光が水平方向に平行に成形されるように所定の幾何学式に応じて調整してある。
【0041】
本実施例におけるLD4は本発明における発光手段を、走査制御部2により制御されたスキャナ7は光走査手段を、非球面レンズ18は走査角増大手段を、垂直コリメータ6と走査制御部2により制御された水平コリメータ5とはビーム成形手段を構成する。
【0042】
本実施の形態は以上のように構成され、走査角を増大する凹レンズ状の非球面レンズを使用しているにもかかわらず、非球面レンズを通過したレーザビーム光は常に平行なビーム光に成形されたものであり、遠方の物体までの距離計測が、大きな走査角方位に対しても可能である。その結果、大走査角のレーザレーダの性能およびそれを適用したレーザレーダによる制御、警報システムの信頼性が向上する。
【0043】
また、非球面レンズの走査角増大作用によりレーザビームの大きな走査角が得られることから、光走査手段であるスキャナは小さい振れ角度範囲の動作ですむ。また、スキャナの回動振動の角速度は小さくでき、スキャナの構造部材に対する曲げ応力、ねじれ応力および駆動部にかかる力が小さくなる。
その結果スキャナの構造部材および駆動部の耐久性が向上するというメリットがある。また、曲げ応力ねじれ応力が小さくなることから汎用的な材質、構造を用いたスキャナとすることで製造コストの低減にも役立つ。
【0044】
動的機構でない簡単な構造で、かつ設計および製造が容易な非球面レンズを使用し、レーザビーム光の走査角を増大させているので、低コストのレーザレーダが製造可能となる。また、レーザレーダのビーム光照射窓部材として非球面レンズを配置できる所から、新たな窓部材が必要なく、美観上好ましく、窓部材を別個配する場合に比べて部品点数が減ることから、コスト低減が可能である。
さらに、水平コリメータの駆動用に電磁駆動アクチュエータを使用しているので、汎用的な製造装置を用いて製造が可能であり、体積あたりの発生可能な力が大きいことから、アクチュエータの小型化が容易であり、その結果光走査装置全体の小型化が可能となる。
【0045】
第2の実施例において、スキャナミラー部15の振れ角度は、図9の(a)から分かるようにスキャナ振れ角度θが0°の前後で角速度が最大になり、スキャナ振れ角度θの絶対値が最大値θ1に近づくと角速度がcos関数的に小さくなる。
レーザビーム光が非球面レンズ18に入射し出力する出力端面25の出力位置の曲面の傾きは、角度θの絶対値が大きくなると大きくなり、レーザビーム光の照射方位角をより拡大する様に構成されているので、上記のようにスキャナ振れ角度θの絶対値が最大値θ1に近づくと角速度がcos関数的に小さくなる傾向を補正できる。
ここで、非球面レンズ18スキャナミラー部15の振れ角度に対応したレーザビーム光出力部位の出力端面25の曲率を、走査角速度が一定になるように設定してもよい。
【0046】
その結果、第2の実施例の効果に加えて、スキャナ7を図9の(a)のように回動振動し、LD4を一定周期で発光させた場合も、レーザビーム光の走査角範囲内で一定の走査角速度でレーザビームパルスを照射でき、走査角方位の変化に対して均一なレーザレーダ反射信号をることができる。
【0047】
第1および第2の実施例において、水平コリメートレンズ駆動アクチュエータ12は電磁コイルによる駆動方式としたが、電磁駆動方式に限定するものではない。例えば、圧電素子の電歪効果を利用した圧電駆動方式でもよい。
圧電駆動方式の場合、コイルによる電磁駆動の場合に発生する電磁誘導ノイズが発生しにくいことから、特に受光パルス信号S6と信号周波数帯が重なる水平コリメートレンズ位置信号S3などの信号に悪影響を与えないため、安定したレーザレーダ装置が得られる。
【0048】
またさらに水平コリメートレンズ駆動アクチュエータ12の駆動方式として、静電駆動方式でもよい。対向する電極間のクーロン力を用いる静電駆動は、その性質から、電極板2枚のみの機構部品で構成できるため、機構が簡素化でき、その結果機構の小型化、低コスト化が可能となる。
【0049】
ここで示した第1および第2の実施例では、ビーム成形制御方法として発光手段であるLDとビーム成形手段である水平コリメータのレンズの距離を変えたが、例えば水平コリメータのレンズをプラスチックなどの可撓性の材質としその曲率を変えることによってビーム光の絞込みを変えてもよい。
【0050】
ここで示した第1および第2の実施例では、ビーム光の走査手段であるスキャナは平面鏡の回動振動によるものとしたがそれに限定されるものではなく、回転するポリゴンミラーとしてもよい。
【0051】
また、本発明はレーザビーム光を水平方向に走査する例で説明したが、それに限定されるものではなく、垂直方向に走査する場合にも適用できる。また、第1実施例のLD4、水平コリメータ5、垂直コリメータ6、スキャナ7、凸面鏡8を一つのプラットホームに載せて、プラットホーム全体を垂直に走査制御することによりレーザビームの垂直、水平両方の走査をすることもできる。
【0052】
さらに、本発明をレーザレーダに適用した例で説明したが、レーザレーダに限定されるものではなく、大きな走査角で平行ビーム光を走査する必要のあるレーザプリンタ、バーコード読み取り装置などにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のレーザレーダ装置の構成を示す図である。
【図2】走査角拡大用の凸面鏡を示す図である。
【図3】スキャナの振れ角度と水平コリメータの制御を説明する図である。
【図4】スキャナ振れ角度θ0時の作用を説明する図である。
【図5】スキャナ振れ角度−θ1時の作用を説明する図である。
【図6】スキャナ振れ角度θ1時の作用を説明する図である。
【図7】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図8】走査角拡大用の非球面レンズを示す図である。
【図9】スキャナの振れ角度と水平コリメータの制御を説明する図である。
【図10】非球面レンズの作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 中央制御部
2 走査制御部
3 レーザダイオード駆動回路(LD駆動回路)
4 レーザダイオード(LD)
5 水平コリメータ
6 垂直コリメータ
7 スキャナ
8 凸面鏡
9 光走査装置
10 平面反射鏡
11 水平コリメートレンズ
12 水平コリメートレンズ駆動アクチュエータ
13 水平コリメータアクチュエータ変位検出器
15 スキャナミラー部
16 スキャナアクチュエータ
17 スキャナ角度検出器
18 非球面レンズ
20 LD発光部
21 レンズ入力端面
22 垂直コリメートレンズ
23 反射面
24 入力端面
25 出力端面
30 物体
31 フォトディテクタ
32 受光回路
33 照射レーザビーム光
34 反射レーザ光
S1 タイミング信号
S2 水平コリメータアクチュエータ駆動信号
S3 水平コリメートレンズ位置信号
S4 スキャナアクチュエータ駆動信号
S5 スキャナ振れ角度信号
S6 受光パルス信号

Claims (8)

  1. 発光手段と、
    該発光手段から出射された光を偏向させて走査する光走査手段と、
    該光走査手段によって走査された光の走査角を増大させる走査角増大手段と、
    前記光走査手段および走査角増大手段を経て物体へ照射される光を平行に成形するビーム成形手段とを備え、
    前記ビーム成形手段は、前記発光手段と光走査手段の間に設けたレンズを有し、前記光走査手段の走査周期に同期して前記レンズの前記発光手段からの距離を制御し、前記走査角増大手段による走査角増大に伴う光の拡散度合いに対応して、前記レンズにより前記発光手段から出射された光を絞って、平行ビームとすることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記レンズが水平コリメートレンズおよび垂直コリメートレンズからなり、前記ビーム成形手段は、前記光走査手段の走査方向に対応するいずれかのコリメートレンズの前記発光手段からの距離を制御することを特徴とする請求項記載の光走査装置。
  3. 前記走査角増大手段は、前記光走査手段によって偏向された光を反射するように、前記光走査手段に対向して配置された凸面鏡であることを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  4. 前記走査角増大手段は、前記光走査手段によって偏向された光を凹レンズ状の非球面レンズに入射するように構成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  5. 前記光走査手段および走査角増大手段を経て出力する前記平行ビームの走査角の時間変化率が一定となるように、前記凸面鏡の反射面または非球面レンズの出力端面の曲率を設定したことを特徴とする請求項またはに記載の光走査装置。
  6. 前記ビーム成形手段は、コイルによる電磁駆動によって前記レンズを駆動し、該レンズの前記発光手段からの距離を制御する電磁駆動手段を備えていることを特徴とする請求項からのいずれか1に記載の光走査装置。
  7. 前記ビーム成形手段は、圧電素子による圧電駆動によって前記レンズを駆動し、該レンズの前記発光手段からの距離を制御する圧電駆動手段を備えていることを特徴とする請求項からのいずれか1に記載の光走査装置。
  8. 前記ビーム成形手段は、静電アクチュエータによる静電駆動によって前記レンズを駆動し、該レンズの前記発光手段からの距離を制御する静電駆動手段を備えていることを特徴とする請求項からのいずれか1に記載の光走査装置。
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