JP2002093528A - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents

フラットケーブル用コネクタ

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JP2002093528A
JP2002093528A JP2000280040A JP2000280040A JP2002093528A JP 2002093528 A JP2002093528 A JP 2002093528A JP 2000280040 A JP2000280040 A JP 2000280040A JP 2000280040 A JP2000280040 A JP 2000280040A JP 2002093528 A JP2002093528 A JP 2002093528A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド能力をより高めたフラットケーブル
用コネクタを提供する。 【解決手段】 フラットケーブル10の端末にプラグ2
0が接続され、これが回路基板に取り付けられたリセプ
タクル70に嵌合される。プラグ20のケーブル側ハウ
ジング21には、各シールド電線11の芯線と個別に接
続されるケーブル側端子金具23が並設されるととも
に、各シールド電線11のシールド層にわたって接続さ
れたシールドシェル50が覆設される。シールドシェル
50の前縁からはグランド端子67が突設され、ケーブ
ル側端子金具23の間の位置に配される。リセプタクル
70の基板側ケーシング71には、ケーブル側端子金具
23と接続可能な基板側端子金具73が並設されるとと
もに、その間にグランド端子67と接続可能な接続端子
74が並設され、この接続端子74が回路基板上のアー
ス回路と接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本のシールド
電線を並列してなるフラットケーブルの端末に接続して
用いられるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のフラットケーブル用コネク
タとして、次のようなものが知られている。これは、回
路基板に取り付けられるハウジングを有し、このハウジ
ング内には、フラットケーブルを構成する各シールド電
線の芯線と個別に接続可能な端子金具が並んで装着され
て回路基板上の導電路と接続されるとともに、ハウジン
グを覆うようにして各シールド電線のシールド層にわた
って接続可能なシールドシェルが設けられ、このシール
ドシェルにおける端子金具の並列方向の両側の面に突設
された接続部が回路基板上のアース回路と接続されてい
る。
【0003】そして係るコネクタにフラットケーブルの
端末が接続されると、各シールド電線の芯線と回路基板
上の対応する導電路にわたって個別の信号線が形成され
るとともに、シールドシェルを介して各シールド電線か
ら共通のアースが取られ、併せてシールドシェルにより
放射ノイズを除去する等のシールド効果が得られるよう
になっている。なおこのようなコネクタは、例えば特開
平10−255921号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来のコネク
タでは、使用目的によってはノイズ除去のためのシール
ド能力が不足する場合があり、さらなる改良が切望され
ていた。本発明は上記のような要望に基づいて完成され
たものであって、その目的は、シールド能力をさらに高
めるところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、複数本のシールド
電線を並列してなるフラットケーブルの端末を回路基板
と接続することに用いるコネクタであって、前記各シー
ルド電線の芯線と個別に接続されるケーブル側端子金具
が並設されるとともに、前記各シールド電線のシールド
層にわたって接続されたシールドシェルが覆設されたケ
ーブル側ハウジングと、このケーブル側ハウジングと嵌
合可能に前記回路基板上に設けられ、この回路基板上の
導電路と接続されて前記ケーブル側端子金具と接続可能
な基板側端子金具が並設された基板側ハウジングとを具
備したものにおいて、前記シールドシェルには、複数本
のグランド端子が突設されて前記ケーブル側端子金具の
間の位置に配されるとともに、前記基板側ハウジングに
は、前記回路基板上のアース回路と接続されて前記グラ
ンド端子と接続可能な接続端子が装着されている構成と
したところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記グランド端子は、前記シールドシェルの
端縁から一体的に形成された舌片を曲げ加工して形成さ
れているところに特徴を有する。請求項3の発明は、請
求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記基板
側ハウジングにも、前記回路基板上のアース回路と接続
されたシールドシェルが覆設されているところに特徴を
有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>両ハウジン
グが嵌合されると、シールドシェルから突設されたグラ
ンド端子が基板側ハウジングに装着された接続端子を介
して回路基板のアース回路に接続される。複数本のグラ
ンド端子がケーブル側端子金具の間に配されてアース回
路と接続されているから、シールド電線からシールドシ
ェルに流れる電流が、信号電流と逆向きにシールドシェ
ルの奥まで広範囲に流れるようになることで、広範囲に
わたってノイズを打ち消すことができ、すなわちシール
ド能力が高められる。しかもグランド端子はケーブル側
端子金具の間に配されているから、特にケーブル側ハウ
ジングの厚さ方向に余分な配設スペースを要さず、小型
化に寄与し得る。
【0008】<請求項2の発明>グランド端子を含めた
シールドシェルの構造がシンプルにまとまり、かつ製造
も容易となる。 <請求項3の発明>フラットケーブルの端末部分でより
広範囲にわたってノイズ除去能力を発揮することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図9に基づいて説明する。この実施形態では、図
1に示すように、フラットケーブル10の端末に取り付
けられるケーブル側コネクタ20(以下、プラグとい
う)と、回路基板90(図6等)に固定される基板側コ
ネクタ70(以下、リセプタクルという)とを備えてい
る。なお、プラグ20とリセプタクル70とについて
は、それぞれの嵌合面側を前面として説明する。
【0010】フラットケーブル10は、図2に示すよう
に、複数本(図示6本)のシールド電線11が所定間隔
を開けて並列して配され、図示しないフィルムで覆われ
て帯状に形成されており、各シールド電線11のシール
ド層14(図6)にわたって短絡体16が固定されてい
る。各シールド電線11の端末では所定寸法にわたって
内部被覆13が露出され、それぞれの途中位置でさらに
皮剥きされて芯線12が露出されており、内部被覆13
の先端同士が整列シート17で連結されることによっ
て、芯線12同士も所定間隔を開けた並列状態に保持さ
れている。
【0011】プラグ20は、図2に示すように、ケーブ
ル側ハウジング21と、これに装着される図示6本のケ
ーブル側端子金具23と、上下のシールド板51,52
とから構成されている。この上下のシールド板51,5
2によって、本発明のシールドシェルに相当する第1シ
ールドシェル50が構成されている。ケーブル側端子金
具23は、圧接タイプの端子金具であって、図3に示す
ように、先端側から順次に、一段高く屈曲形成された接
触部24と、側方に張り出した圧入部25と、圧接部2
6とが設けられている。圧接部26は詳細には、二股と
なって後方に延出されたのち後端が上方に屈曲され、こ
の屈曲部27に上記したシールド電線11の芯線12を
圧接する圧接溝28が設けられている。
【0012】ケーブル側ハウジング21は、合成樹脂材
によって平面方形状をなす厚板状に形成され、その左右
両側縁の手前側の端部からは一対の嵌合腕30が突設さ
れている。ケーブル側ハウジング21の前半部分には、
ケーブル側端子金具23の装着領域が設定されている。
この端子装着領域31には、上記したケーブル側端子金
具23を挿入可能な図示6本の端子挿入溝32が横幅方
向に間隔を開けて形成されている。各端子挿入溝32の
先端部は、ケーブル側端子金具23の接触部24の左右
両側を覆う一対の保護片34から形成されている。各保
護片34対の間には、後記するグランド端子67を収容
するための図示5本の収容溝35が形成されている。
【0013】保護片34の形成位置の直後には、全端子
挿入溝32を横切るようにして前部突条37が形成さ
れ、この前部突条37の上面には、各端子挿入溝32に
達する圧入孔38が形成されている。この圧入孔38
は、前後方向の中央部に、ケーブル側端子金具23の圧
入部25が上方から挿入可能な幅広部38Aが形成さ
れ、その後方に幅狭部38Bが形成された段付き形状と
なっている。一方、端子装着領域31の後端には、同じ
く全端子挿入溝32を横切るようにして後部突条40が
形成されており、その内部には、各ケーブル側端子金具
23の圧接部26における屈曲部27をそれぞれ前方か
ら挿入可能なくり抜き孔41が形成されている。各くり
抜き孔41の天井面には、シールド電線11の芯線12
を挿通可能な前後方向のスリット42が形成されてい
る。
【0014】従ってケーブル側端子金具23は、その圧
入部25を圧入孔38の幅広部38Aに合わせて対応す
る端子挿入溝32に上方から挿入され、そののち後方に
押し込まれると、圧入部25が幅狭部38Bとの段付部
に食い込むことで固定される。このとき、ケーブル側端
子金具23の接触部24は一対の保護片34の間に収ま
るとともに、圧接部26の屈曲部27がくり抜き孔41
内に進入して、圧接溝28がスリット42の直下に整合
するようになっている。
【0015】一方、ケーブル側ハウジング21の後半部
分には、上記の端子装着領域31の後端部分とラップす
るようにして、フラットケーブル10の端末の装着領域
が設定されている。このケーブル装着領域44の後縁に
は、フラットケーブル10の各シールド電線11を仕切
って配線する仕切柱45が立てられ、その所定間隔を開
けた前方には、各シールド電線11のうちの内部被覆1
3が露出された部分を仕切って配線する位置決め溝46
が形成されている。この位置決め溝46の形成部分と、
仕切柱45の並設部分の間には、フラットケーブル10
の短絡体16を収容可能な第1収容面47がほぼ全幅に
わたって形成されているとともに、上記の後部突条40
の各スリット42に、シールド電線11における芯線1
2が上方から挿通可能となっている。また、ケーブル装
着領域44の前端部分となる前部突条37の後方位置に
は、第2収容面48がほぼ全幅にわたって設けられ、フ
ラットケーブル10の整列シート17が先に装着された
ケーブル側端子金具23群を横切って重なるようにして
収容可能となっている。
【0016】次に、第1シールドシェル50について説
明する。下側のシールド板51は、図4に示すように、
ケーブル側ハウジング21の底面から左右の側面を覆っ
て装着可能な形状に形成されている。この下シールド板
51は、基板51Aの後縁に形成されたフック53をケ
ーブル側ハウジング21の後縁の仕切柱45の間に引っ
掛け、側板54の先端上部に形成された押さえ板55に
よって嵌合腕30の上面を押さえることで、ケーブル側
ハウジング21に装着されている。
【0017】下シールド板51における基板51Aの後
端寄りの位置には、フラットケーブル10の短絡体16
の下面に接触する接触片56が斜めに切り起こし形成さ
れているとともに、その左右両側には、短絡体16の両
端部に係止する前後一対ずつの係止鈎57が、ケーブル
側ハウジング21の上面に貫通するように設けられてい
る。一方、左右両側板54の上面には、それぞれ前後2
箇所に係止溝58が形成されているとともに、両側板5
4の側面の先端寄りの位置には、後記するリセプタクル
70に設けられた第2シールドシェル85との間をロッ
クするためのロック突部59が、窓孔60を通して弾性
的な進退可能に設けられている。
【0018】上シールド板52は、図1に示すように、
ケーブル側ハウジング21における後縁から前部突条3
7の形成位置までの上面を覆う形状に形成されている。
この上シールド板52は、左右の側縁の前後2箇所に、
上記した下シールド板51の係止溝58にそれぞれ挿入
される係止爪62が形成されている。上シールド板52
の後端側には、フラットケーブル10の短絡体16の上
面に接触する左右2枚の接触片63が同様に斜めに切り
起こし形成されている。また、接触片63の前方には、
各シールド電線11における芯線12の圧接部分を挟ん
だ前後両側をそれぞれ押圧する押圧部64,65が凹み
形成されている。
【0019】上シールド板52は、各係止爪62を対応
する係止溝58に差し込むことで下シールド板51に一
体的に組み付けられ、両シールド板51,52によって
扁平な筒形をなす第1シールドシェル50が形成され、
ケーブル側ハウジング21の上下及び左右の面を覆って
装着されるようになっている。そして、上シールド板5
2の前縁からは図示5本の舌片が突設され、それぞれの
舌片は、根元部分が下方に屈曲されたのち前方に延出す
るように曲げ成形されることでグランド端子67が形成
されている。このグランド端子67は、上記のように上
シールド板52が下シールド板51に対して正規に組み
付けられた場合に、ケーブル側ハウジング21における
保護片34対の間の各収容溝35内に、ケーブル側端子
金具23の接触部24と同一高さで収容されるようにな
っている。
【0020】さらにリセプタクル70の構造を、図1,
図6及び図8によって説明する、リセプタクル70は、
基板側ハウジング71と、これに装着される図示6本の
基板側端子金具73と、図示5本の接続端子74と、第
2シールドシェル85とから構成されている。基板側端
子金具73と接続端子74とは同一形状に形成されてお
り、先端側(図6,8の右側)に二股部75が形成され
ているとともに、後端部には回路基板90の導電路また
はアース回路に接続される取付部76が形成されてい
る。
【0021】基板側ハウジング71は、上記したケーブ
ル側ハウジング21よりも前後方向に短寸で、その一方
でやや幅広の厚板状に形成されている。基板側ハウジン
グ71の前面(図6,8の右側)には、その幅方向の両
端部に、ケーブル側ハウジング21の嵌合腕30が嵌合
可能な嵌合孔79が開口されているとともに、その間
に、ケーブル側ハウジング21の前縁の保護片34の形
成部分が嵌入可能な嵌入溝80が開口されている。一
方、基板側ハウジング71の後面には、スリット状をな
して嵌入溝80に開口する図示11本の取付溝81が、
一定のピッチで幅方向に並んで形成されている。
【0022】各取付溝81のうち、一端から始まって1
本置きが基板側端子金具73用の取付溝81であり、そ
の間が接続端子74用の取付溝81となっている。基板
側端子金具73と接続端子74とは、それぞれ対応する
取付溝81に後方から挿入され、圧入部77を取付溝8
1の底面に食い込ませることで抜け止め状態に取り付け
られ、それぞれ二股部75が嵌入溝80内に突出し、取
付部76は基板側ハウジング71の後縁から後方に突出
するようになっている。
【0023】リセプタクル70側の第2シールドシェル
85は、略々前後両面に開口した扁平な箱形に形成さ
れ、基板側ハウジング71の上下及び左右の面を覆って
装着されるようになっている。この第2シールドシェル
85の上面の左右両端部には、上記したプラグ20側の
下シールド板51の押さえ板55に接触する左右2枚の
接触片86が斜めに切り起こし形成されているととも
に、第2シールドシェル85の後縁と左右の側面から
は、回路基板90にハンダ付けされて取り付けられる取
付片87が突設されている。なお、この取付片87は回
路基板90上のアース回路に接続されることでグランド
部としても機能するようになっている。また、第2シー
ルドシェル85の左右の側面の前縁からは、ケーブル側
ハウジング21の嵌合腕30の外側に沿うような連結片
88が突設され、各連結片88に、ロック突部59を嵌
合可能なロック孔89が開口されている。
【0024】続いて、本実施形態の作用を説明する。プ
ラグ20では、図2に示すように、ケーブル側ハウジン
グ21の各端子挿入溝32にケーブル側端子金具23が
挿入されるとともに、下シールド板51が装着される。
続いて、フラットケーブル10の端末が、同図の矢線A
に示すように、ケーブル側ハウジング21のケーブル装
着領域44に上方から装着される。これに伴い、各シー
ルド電線11の芯線12が後部突条40の対応するスリ
ット42を通過して、ケーブル側端子金具23の圧接溝
28に圧入される(図6参照)。これにより、各シール
ド電線11とケーブル側端子金具23同士が接続され
る。また図5に示すように、フラットケーブル10の短
絡体16が、係止鈎57によって抜け止め状態に取り付
けられる。
【0025】次に、上シールド板52が図2の矢線Bに
示すように上方から被着され、図1に示すように下シー
ルド板51に一体に組み付けられて第1シールドシェル
50となってケーブル側ハウジング21を覆う。このと
き、図6に示すように、各シールド電線11における芯
線12の圧接部分の前後が押圧部64,65で押さえ付
けられて、圧接状態に保持される。また、短絡体16が
上下のシールド板51,52の接触片56,63で弾性
的に挟持され、短絡体16すなわち各シールド電線11
のシールド層14と、第1シールドシェル50とが電気
的に接続される。また、上シールド板52の前縁に設け
られたグランド端子67が対応する収容溝35に収容さ
れ、各ケーブル側端子金具23の接触部24の間の位置
ごとに並んで配される。
【0026】一方リセプタクル70では、基板側ハウジ
ング71の取付溝81に、基板側端子金具73と接続端
子74とが交互に挿入されるとともに、基板側ハウジン
グ71を覆って第2シールドシェル85が取り付けられ
る。このようなリセプタクル70が回路基板90の所定
位置に配され、4枚の取付片87が回路基板90上に形
成されたアース回路に対して、ハンダ付けによって固定
かつ接続される。それとともに、各基板側端子金具73
の取付部76が、回路基板90上に形成された対応する
導電路とハンダ付けにより固定かつ接続され、一方接続
端子74の取付部76も、導電路の間に形成されたアー
ス回路に対して、同じくハンダ付けによって固定かつ接
続される。
【0027】そして、図1の矢線Cに示すように、プラ
グ20がリセプタクル70に対して嵌合され、ケーブル
側ハウジング21の保護片34の形成部分が、基板側ハ
ウジング71の嵌入溝80に嵌入される。正規位置まで
嵌合されると、プラグ20側のロック突部59が、リセ
プタクル70側の連結片88のロック孔89に弾性的に
嵌合し、プラグ20とリセプタクル70とが嵌合状態に
ロックされる。このとき、第1と第2のシールドシェル
50,85は前後に繋がった状態となり、接触片86を
介して互いに電気接続される。
【0028】また各ケーブル側端子金具23の接触部2
4が、図7に示すように、対応する基板側端子金具73
の二股部75を開きつつその間に嵌入され、対応する端
子金具23,73同士が接続される。それとともに、図
9に示すように、グランド端子67が対応する接続端子
74の二股部75を開きつつその間に嵌入されて接続さ
れる。これにより、フラットケーブル10を構成する各
シールド電線11の芯線12から、ケーブル側端子金具
23、基板側端子金具73を介して回路基板90上の対
応する導電路にわたって個別の信号線が形成されるとと
もに、短絡体16からシールドシェル50,85を介し
て各シールド電線11から共通のアースが取られ、併せ
てシールドシェル50,85により放射ノイズを除去す
る等のシールド効果が得られる。
【0029】本実施形態では、特にプラグ20側の第1
シールドシェル50を回路基板90のアース回路に接続
するに当たり、その第1シールドシェル50の前縁のほ
ぼ全幅にわたって複数本のグランド端子67を設けて、
同じく基板側ハウジング71のほぼ全幅にわたって装着
された接続端子74を介して回路基板90のアース回路
に接続する構造を採用したから、シールド電線11から
第1シールドシェル50に流れる電流が、信号電流と逆
向きに第1シールドシェル50の奥まで広範囲に流れる
ようになることで、広範囲にわたってノイズを打ち消す
ことができ、すなわちシールド能力が高められる。しか
も、グランド端子67は横並びに配された各ケーブル側
端子金具23の間の位置に配されているから、特にケー
ブル側ハウジング21の厚さ方向に余分な配設スペース
を要さず、小型化に寄与することができる。なお本発明
は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプラグをリセプタク
ルに嵌合する前の斜視図
【図2】プラグの分解斜視図
【図3】ケーブル側端子金具の斜視図
【図4】下シールド板の斜視図
【図5】フラットケーブルの端末を装着した状態の斜視
【図6】ケーブル側端子金具の装着位置における嵌合前
の縦断面図
【図7】その嵌合後の縦断面図
【図8】グランド端子の装着位置における嵌合前の縦断
面図
【図9】その嵌合後の縦断面図
【符号の説明】
10…フラットケーブル 11…シールド電線 12…芯線 14…シールド層 16…短絡体 20…プラグ 21…ケーブル側ハウジング 23…ケーブル側端子金具 24…接触部 34…保護片 35…収容溝 50…第1シールドシェル 52…上シールド板 67…グランド端子 70…リセプタクル 71…基板側ハウジング 73…基板側端子金具 74…接続端子 85…第2シールドシェル 87…取付片 90…回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FA11 FA14 FA16 FB02 FB08 FC20 FC21 FC32 HC07 HC08 LA06 LA09 LA15 LA21 5E023 AA04 AA16 BB02 BB06 BB22 CC04 CC23 CC26 EE03 EE12 EE28 GG02 GG07 GG10 GG11 GG15 HH01 HH07 HH12 HH15 HH17 HH28 HH30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のシールド電線を並列してなるフ
    ラットケーブルの端末を回路基板と接続することに用い
    るコネクタであって、 前記各シールド電線の芯線と個別に接続されるケーブル
    側端子金具が並設されるとともに、前記各シールド電線
    のシールド層にわたって接続されたシールドシェルが覆
    設されたケーブル側ハウジングと、 このケーブル側ハウジングと嵌合可能に前記回路基板上
    に設けられ、この回路基板上の導電路と接続されて前記
    ケーブル側端子金具と接続可能な基板側端子金具が並設
    された基板側ハウジングとを具備したものにおいて、 前記シールドシェルには、複数本のグランド端子が突設
    されて前記ケーブル側端子金具の間の位置に配されると
    ともに、 前記基板側ハウジングには、前記回路基板上のアース回
    路と接続されて前記グランド端子と接続可能な接続端子
    が装着されていることを特徴とするフラットケーブル用
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記グランド端子は、前記シールドシェ
    ルの端縁から一体的に形成された舌片を曲げ加工して形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のフラット
    ケーブル用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記基板側ハウジングにも、前記回路基
    板上のアース回路と接続されたシールドシェルが覆設さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のフラットケーブル用コネクタ。
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