JP2002090845A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002090845A
JP2002090845A JP2000277048A JP2000277048A JP2002090845A JP 2002090845 A JP2002090845 A JP 2002090845A JP 2000277048 A JP2000277048 A JP 2000277048A JP 2000277048 A JP2000277048 A JP 2000277048A JP 2002090845 A JP2002090845 A JP 2002090845A
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JP
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dynamo
camera
solar cell
charging
photographing
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Osamu Nonaka
修 野中
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】太陽電池部でコストアップすることなく、充電
効率を上げることの可能なカメラを提供することであ
る。 【解決手段】このカメラは、ダイナモ2及び太陽電池3
を有して、該ダイナモ2及び太陽電池3をエネルギー源
としている。そして、被写体像を照明するストロボ発光
部10は、上記ダイナモ2の出力をエネルギー源として
利用する。一方、撮影シーケンスを制御するCPU6
は、上記ダイナモ2及び太陽電池の何れか一方の出力を
エネルギー源として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1次電池を不要
にして、電池交換を不要としたカメラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池や、手動発電機を利用したカメ
ラは古くから提案されており、製品化もされている。太
陽電池はカメラ動作用の発電に多大な光を要するもの
で、例えば、特開平3−106271号公報等には、太
陽電池を折りたたみ可能として、携帯時は小さく収納
し、使用時には広げることによって、利用できる光の量
を増加させる技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、太陽電
池のコストはその表面積によって増大するため、通常状
態で充電に寄与しない部分を多く有する構造では、カメ
ラのコストパフォーマンスという点で満足できないもの
があった。
【0004】また、カメラの電子回路の中には、微弱な
太陽充電と比較して1000倍もの電流量を必要とする
部分があり、こうした回路までを太陽充電のみで賄おう
とすると、シャッタチャンスに影響する商品となってし
まうという課題を有している。
【0005】したがって、この発明は上記実状に鑑みて
なされたものであり、太陽電池部でコストアップするこ
となく、充電効率を上げることの可能なカメラを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、太
陽電池及びダイナモを有して、該太陽電池及びダイナモ
をエネルギー源とするカメラに於いて、被写体像を照明
するストロボ手段と、撮影シーケンスを制御する撮影シ
ーケンス制御回路と、を具備し、上記ストロボ手段は上
記ダイナモの出力をエネルギー源として利用し、上記撮
影シーケンス制御回路は上記ダイナモ及び太陽電池の何
れか一方の出力をエネルギー源として利用することを特
徴とする。
【0007】またこの発明は、太陽電池を電源とするカ
メラに於いて、太陽光を反射させて上記太陽電池に入射
させる反射手段を具備することを特徴とする。
【0008】この発明では、太陽充電では賄えない電流
量を必要とする回路部は、手動の発電機(ダイナモ)を
併用可能とし、カメラを使用したい時にすぐに使用する
ことができるような電源回路の工夫を行い、一次電池を
利用せず、これを交換不要として、且つ廃棄も不要と
し、環境問題に対応すると共に、電池切れの心配のない
カメラを得ることができる。
【0009】この発明は、次の2つのポイントについて
改良するようにしている。
【0010】1つは、太陽電池の充電効率は太陽の入射
角度に大きく依存するが、カメラのソーラーパネル面を
常に太陽に向けておくことは困難であるということ。も
う1つは、太陽電池の出力電流レベルは数ミリアンペア
レベルであり、これは、カメラの制御回路の消費電流と
ほぼ同じレベルであるということ。これは、昼間でも室
内であったり、夜間であったりすると、カメラの消費電
流の方が大きくなってしまい、電源の供給が不十分にな
ってしまうことを意味する。
【0011】更に、これに手動発電機を併用する場合を
考慮すると、こちらは、手で回す力の具合で電圧レベル
が大きく変動し、むしろ、電圧を下げないと電子回路に
とって安全な電源回路とはならないという点を考慮して
いる。
【0012】カメラの制御回路以外、アクチュエータや
ストロボ回路等は、先の太陽光発電では十分に満たすこ
とのできないエネルギーを消費する。しかも、ストロボ
等は、むしろ太陽光のない所で使用する。したがって、
これらの回路と電源の特性を組合わせることによって、
より効果的な充電式カメラとすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0014】図1は、この発明のこの発明の第1の実施
の形態に於けるカメラの主要部の構成を示すブロック図
である。
【0015】図1に於いて、カメラ本体1は、電源とし
て手動発電機(ダイナモ)2及び太陽電池3を有してい
る。そして、これらダイナモ2及び太陽電池3の出力
は、スイッチ(SW)部4を介して、電気二重層コンデ
ンサやニッカド電池等で構成される充電池5に供給され
る。
【0016】CPU6は、ワンチップマイクロコンピュ
ータ等から構成される波形制御手段である。このCPU
6には、リセット回路8、アクチュエータ9、ストロボ
発光部10、表示部11及びレリーズスイッチ12等が
接続されている。また、カメラ本体1の外部には、太陽
光を反射させて太陽電池3に導くためのミラー13を有
している。
【0017】このような構成のカメラに於いては、ダイ
ナモ2及び太陽電池3が電源とされており、該ダイナモ
2及び太陽電池3から出力される電流が、スイッチ部4
で切替えられて充電池5に充電されて利用されるように
なっている。この場合、明るい所では太陽電池3による
充電の方が利用され、ダイナモが手動回転された時に
は、ダイナモ2による充電がなされるように、スイッチ
部4が切替えられる。これにより、同時に過剰な充電に
よって充電池や回路が破壊されないようになっている。
【0018】この充電池5に蓄えられたエネルギーによ
ってCPU6が機能し、充電電圧が低い場合にはリセッ
ト回路8にてこれが判定され、上記CPU6の作動が停
止されるようになっている。上記充電池5のエネルギー
は、上記CPU6の他、カメラ諸機能を差動するアクチ
ュエータ9の電源にもなっている。
【0019】また、CPU6によって、ストロボ発光部
10や表示部11が制御されるが、ストロボ10は発光
時に消費されるエネルギーが莫大なエネルギーであるの
で、上記充電池5のエネルギーは利用されず、ダイナモ
2の出力エネルギーによって賄われるようになってい
る。
【0020】更に、CPU6は、レリーズ時のユーザに
よるレリーズスイッチ12の操作を検出して、図示され
ないシャッタ等の撮影機構を制御する他、上述したよう
に、ストロボの発光タイミングを決定する。また、フィ
ルムの巻上げに応じて、LCD等で構成される表示部1
1の表示内容を変更し、充電が必要な旨をユーザに告知
する際のメッセージ等も表示できるようにする。
【0021】ストロボ発光のためには、高い電圧をキセ
ノン管等の放電発光管に印加させねばならないが、この
高い電圧を上記充電池5から得るのは大変効率が悪い。
しかも、昇圧用DC/DCコンバータ等(図示せず)の
発振ノイズが、CPU6等に悪影響を及ぼす虞れがあ
る。したがって、本実施の形態のように、ダイナモ2の
エネルギーを直接利用する方が、電源安定化の点でも好
ましい。
【0022】このストロボ用電源として、その他、ダイ
ナモによる充電の方がソーラー充電よりも好ましいとい
う理由は、すでに述べたように、電圧と出力電流のオー
ダを見ても明らかである。
【0023】ストロボ充電時に流れる電流はアンペアオ
ーダであり、しかも、上述したように高い電圧を必要と
する。したがって、太陽充電でこれを賄おうとすると、
長い発電時間を必要として、撮影したい時にすぐに実行
できないという不都合を生じてしまう。これに対し、ソ
ーラー発電は、通常のカメラの大きさの受光面では、数
ミリアンペアから十ミリアンペアしか期待できないが、
ダイナモ発電では、その大きさにもよるが回転スピード
に合わせて、より高い電圧、多くの電流が期待できる。
【0024】図2は、このようなカメラの構成を示した
もので、図2(a)は撮影時の様子を示した外観斜視図
である。
【0025】図2(a)に於いて、カメラ本体1の上面
部には表示部11及びレリーズ釦に対応したレリーズス
イッチ12が設けられている。また、カメラ本体1の前
面部には、撮影レンズ鏡筒15及びストロボ発光部10
等が設けられている。更に、カメラ本体1の側面部に
は、ミラー13が設けられている。
【0026】太陽電池3はカメラ本体1の側面に設けら
れており、ミラー13からの反射光を利用した充電も可
能なようになっている。このミラー13の効果により、
必ずしも太陽光がソーラーパネルに直交して入射しなく
とも、充電を行いやすいように工夫している。このミラ
ー13をハーフミラーで構成すれば、ミラーを閉じた状
態、つまりカメラの持ち運び時に於いても、該ミラーを
透過した光によって充電が可能となる。
【0027】また、図2(b)に示されるように、カメ
ラ本体1の底面部には、ダイナモ用のレバー16が折り
たたみ収納可能な形状で設けられている。ユーザがレバ
ー16のノブ16aを把持して図示矢印A方向にこれを
回転させることにより、カメラ内に設けられたダイナモ
2が発電し、カメラにエネルギー供給を行う。
【0028】図2(c)は、このエネルギー供給時の表
示部11の表示例を示したものである。表示部11内に
表示されている数字は、フィルム駒数である。また、レ
バー16のマークが出ている時は、手回し発電が必要で
あることを示している。
【0029】上記レバー16のノブ16aは、図2
(d)に示されるように、レバー折りたたみ時に、カメ
ラ本体1の底面部に形成された凹部1a内に収納され
る。そして、レバー16は、カメラ本体1の底面部に設
けられた軸部16bを中心に、図示矢印B方向に回転さ
れることにより、図2(b)に示されるように、ユーザ
によって回転が可能な状態となる。尚、16cは、ダイ
ナモ用増速機構のギアである。
【0030】上記凹部1aは、図2(e)に示されるよ
うに、三脚取付部と兼用すれば、省スペース化が可能と
なる。この場合、この三脚取付部を利用してカメラ本体
1を、三脚18上に固定した状態を示している。レバー
16は、カメラ本体1を三脚18から外して持ち運ぶ際
には収納可能であり、邪魔になることはない。
【0031】次に、図3のフローチャートを参照して、
このようなカメラの制御動作について説明する。
【0032】ソーラー充電や、ダイナモ充電が開始され
ると、先ずステップS1にて、CPU6用の充電池5が
充電されて、電圧が上昇し、リセット回路8にてリセッ
ト解除が行われる。この時、CPU6では、内蔵のプロ
グラムに添ってシーケンス制御が開始され、ステップS
2にて充電電圧チェックが行われる。これは、図示され
ないが公知のバッテリチェック回路によって行われる。
このバッテリチェック電圧Vchが、所定の電圧Vokに至
るまで、上記ステップS2及びS3が繰り返される。
【0033】上記ステップS3に於いて、バッテリチェ
ック電圧Vchが所定電圧Vokに達すれば、充電池5は撮
影シーケンスを行うに耐えるエネルギーを有したとし
て、ステップS4及びS5に移行する。そして、ストロ
ボ用エネルギー(電圧)Vstが十分充電されたか否かの
チェックが行われる。
【0034】その結果、ストロボ用電圧Vstが所定電圧
stokを越えた場合は、ステップS6へ移行して、ダイ
ナモ表示なしの表示が行われる。一方、ストロボ用電圧
stが所定電圧Vstokを越えない場合には、ステップS
7へ移行してダイナモ表示が点灯される。
【0035】上記ステップS6またはS7の表示がなさ
れると、撮影可能となる。したがって、ステップS8に
於いてレリーズスイッチ12の状態がチェックされる。
ここで、レリーズスイッチ12がオンされている場合
は、ステップS9に移行して、撮影シーケンスが実行さ
れる。
【0036】一方、上記ステップS8にてレリーズスイ
ッチ12がオンされない場合、また上記ステップS9の
撮影シーケンス実行後は上記ステップS2へ移行する。
【0037】尚、上述した実施の形態に於いて、カメラ
が露出用測光回路を装備し、ストロボ発光が不要な場合
は、上述したステップS5の判定をスキップして、ステ
ップS6に移行するような応用も可能である。
【0038】図4は、この発明の電源関係の回路を、よ
り詳細に示したブロック構成図である。
【0039】A/D変換回路6aを内蔵するCPU6に
は、リセット回路8、表示部11が接続されると共に、
太陽電池3のソーラーパネル3aと、アクチュエータ9
を構成してモータ9aを駆動するドライバ9bと、スト
ロボ発光部10を構成する閃光発光管たるキセノン管
(Xe管)10a、トリガ回路10b、メインコンデン
サ10c、昇圧回路10dとが接続されている。
【0040】上記CPU6には、また、整流回路20
と、コンデンサ21と、スイッチトランジスタ22と、
フィルタ29を介してレギュレータ28と、ツェナーダ
イオード31と、電気二重層コンデンサ32と、測距測
光回路34、スイッチ35と、コンデンサ36とが接続
されている。
【0041】また、ソーラーパネル3aの近傍には、反
射ミラー等の反射部材13aが設けられている。更に、
ダイナモは、レバー16、ダイナモ用増速機構のギア1
6c、ギア16d、16e等から構成されている。
【0042】このような構成に於いて、ダイナモ2のレ
バー16が回転されると、大きなダイナモ増速機構用の
ギア16cが回転される。このギア16cと噛合して、
それが小さなギア16dがより多い回転数で回転され、
それがもう一度繰り返されて、更に増速されてダイナモ
2のピニオンギアが回転される構成にされて、手動充電
時の効率がアップされるようになっている。
【0043】このようにして発生された交流電流が、整
流回路20で整流され、コンデンサ21に充電される。
このコンデンサ21に蓄えられたエネルギーが、昇圧回
路10dによってストロボ発光用高電圧として得られる
が、そのエネルギーはコンデンサメインコンデンサ10
cに蓄えられる。
【0044】ストロボ発光は、Xe管10a内の気体
が、トリガ回路10bによって活性化され、メインコン
デンサ10cのエネルギーが消費される。該メインコン
デンサ10cの電圧は、CPU6に内蔵のA/D変換回
路6aによってモニタされている。
【0045】また、この発光制御は、CPU6によって
行われるが、このCPU6に於いては、測距測光回路3
4の出力によって、オートフォーカスや自動露出用の情
報が得られる。この結果より、ドライバ9bを介してモ
ータ9aが回転されて、ピント合わせ等の機構系の駆動
制御が行われる。
【0046】更に、ユーザに告知すべき情報は、表示部
11に表示制御される。これらの回路のエネルギーは、
フィルタ29やコンデンサ36によって安定化されてい
るが、電気二重層コンデンサ32に蓄えられたソーラー
パネル3aの出力や、ダイナモ2からの出力によって供
給されている。
【0047】上記電気二重層コンデンサ32は、ツェナ
ーダイオード31によって過剰な充電が防止されてい
る。過剰充電がかかると、このツェナーダイオード31
が流れて、充電動作が停止される。
【0048】CPU6では、撮影シーケンスの全てが司
られるので、2つの方法の何れでも充電可能である。ユ
ーザがカメラを携帯する際に太陽充電が自動的に行われ
ていると、表示が点灯するので、ユーザは、その結果に
従って、ダイナモを操作する必要があるか否かを知るこ
とができる。ここで、ストロボ発光が不要ならば、その
まま撮影動作に移行すればよい。
【0049】しかし、暗い所で撮影が続けられると、太
陽からのエネルギー供給が終了するので、その時は、ダ
イナモ2からのエネルギーがスイッチトランジスタ35
及びレギュレータ28、フィルタ29を介してCPU6
に供給できるようになっている。レギュレータ28は、
レバー16の回転のスピード等によって変化するダイナ
モの出力電圧を一定の電圧に変圧するもので、公知のP
WM制御等によって行われる。
【0050】CPU6は、A/D変換回路6aによっ
て、電気二重層コンデンサ32の電圧をモニタしている
ので、過度な充電がなされようとすると、スイッチトラ
ンジスタ22をオフにして過充電による回路や素子の破
壊を防止する。
【0051】以上説明したように、撮影時に必ず電圧供
給の必要なCPU6等は、ダイナモ、ソーラー共利用可
能とし、且つストロボ回路はダイナモによる充電専用と
したので、ストロボ充電によってCPUが必要とする電
気エネルギーが失われることなく、図2(a)に示され
るように、太陽光下では煩わしいダイナモ操作なしで、
ソーラー電池による供給によって撮影が続けられる。
【0052】ストロボ充電とCPUとで電源が充電時よ
り別系統となっており、ノイズの影響等で、CPUや測
距、測光回路が誤動作する心配をなくすことができる。
【0053】次に、ダイナモの操作なしで、率よくソー
ラー充電画可能なカメラの、他の実施の形態について、
図5及び図6を参照して説明する。
【0054】図5は、この発明の第2の実施の形態に係
るカメラの外観を示した図である。
【0055】このカメラには、図5(a)に示されるよ
うに、カメラ本体1の撮影レンズ15を保護するバリア
38が、該撮影レンズ15の近傍に扇状に開閉自在に設
けられている。また、カメラ本体1の前面部で撮影レン
ズ15の左側には、ソーラーパネル3aが設けられてい
る。同図では、バリア38はカメラ本体1の前面に対し
て略垂直に起こした状態となっている。
【0056】そして、図5(b)に示されるように、上
記バリア38を閉じた状態でその前面と成る部分にミラ
ー13bが設けられている。
【0057】図5(a)及び(c)に示されるように、
撮影時にバリア38を撮影レンズ15とソーラーパネル
3aの間に介在させるため、ミラー13bで反射された
光も、カメラ前面のソーラーパネル3aに入射されやす
いようにしている。元々、撮影レンズ15によって遮ら
れるため、ソーラーパネル3aには、図5(c)の破線
のような光線は入射されず利用できないが、ミラー13
bによって実線のような光が補われて入射する。このた
め、撮影中にも太陽充電が効率よく、継続される。
【0058】尚、この例では、バリア38はグリップ部
側(ソーラーパネル3a側)に設けられているが、スト
ロボ発光部10の下部に設けて、バリアを反対側に開閉
するようにしてもよい。
【0059】また、撮影時の充電にこだわらなければ、
図6(a)に示されるように、ソーラーパネル3aの前
面に、扉状に開閉自在なハーフミラー39を設けるよう
にしてもよい。このハーフミラー39は、スライド式の
バリア1bが撮影レンズを覆っている時のみ開くことが
できるようにし、ハーフミラー39の反射光が撮影レン
ズを介して撮影画像に悪影響を与えることを防止してい
る。
【0060】上記ハーフミラー39の開閉によって、図
6(b)に示されるように、ソーラーパネル3aに直接
入射される光の他、該ハーフミラー39で反射されて入
射される光も充電に利用できるので、充電効率がアップ
する。特に、カメラを窓際に載置して充電する際には、
このハーフミラー39の角度を調整して、充電の効率を
アップさせることができる。
【0061】このミラーはハーフミラーで構成されるの
で、図6(c)に示されるように、ハーフミラー39を
閉じた状態でもソーラーパネル3aには半分の光が入射
する。したがって、携行時に邪魔になることがなく、し
かも、太陽充電を行いながら移動することができる。
【0062】このように反射部材を有効利用して、ソー
ラー充電の効果をアップさせることができる。
【0063】また、上述した反射部材を、図7に示され
るように、凹面鏡13bにして構成してもよい。このよ
うに、ソーラーパネルを小型化してコストダウンしなが
ら、高い充電効率を得ることも本発明によれば可能であ
る。
【0064】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
電池切れを心配する必要がないカメラを提供することに
より、電池の交換を不要とし、電池廃棄による環境問題
を対策したカメラを提供することができる。
【0065】また、充電効率を高めたので、写したい時
にすぐに撮影が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のこの発明の第1の実施の形態に於け
るカメラの主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラの構成を示したもので、(a)は
撮影時の様子を示した外観斜視図、(b)はダイナモを
回転させる状態の例を示した図、(c)はダイナモを使
用する際の表示部表示例を示した図、(d)はレバー及
びその近傍の構造を示した断面図、(e)はカメラを三
脚に固定した状態の例を示した図である。
【図3】第1の実施の形態に於けるカメラの制御動作を
説明するフローチャートである。
【図4】この発明の電源関係の回路を、より詳細に示し
たブロック構成図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係るカメラの外
観を示すもので、(a)はバリアを起こした状態を示し
た外観斜視図、(b)はバリアを閉じた状態を示した外
観斜視図、(c)はバリアを起こした状態を示した上面
図である。
【図6】第2の実施の形態に於ける他の構成例を示した
もので、(a)はソーラーパネルの前面にハーフミラー
を設けたカメラの例を示した外観斜視図、(b)はハー
フミラーを開いた状態の光入射例を示した図、(c)は
ハーフミラーを閉じた状態の光入射例を示した図であ
る。
【図7】反射部材に凹面鏡を用いた例を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 カメラ本体、 2 手動発電機(ダイナモ)、 3 太陽電池、 3a ソーラーパネル、 4 スイッチ(SW)部、 5 充電池、 6 CPU、 6a A/D変換回路、 8 リセット回路、 9 アクチュエータ、 9a モータ、 9b ドライバ、 10 ストロボ発光部、 10a キセノン管(Xe管)、 10b トリガ回路、 10c メインコンデンサ、 10d 昇圧回路、 11 表示部、 12 レリーズスイッチ、 13 ミラー、 13a 反射部材、 15 撮影レンズ鏡筒、 16 レバー、 16a ノブ、 16b 軸部、 16c ギア、 18 三脚、 20 整流回路、 21、36 コンデンサ、 22 スイッチトランジスタ、 28 レギュレータ、 29 フィルタ、 31 ツェナーダイオード、 32 電気二重層コンデンサ、 34 測距測光回路、 35 コンデンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/18 G03B 17/18 C Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池及びダイナモを有して、該太陽
    電池及びダイナモをエネルギー源とするカメラに於い
    て、 被写体像を照明するストロボ手段と、 撮影シーケンスを制御する撮影シーケンス制御回路と、 を具備し、 上記ストロボ手段は上記ダイナモの出力をエネルギー源
    として利用し、上記撮影シーケンス制御回路は上記ダイ
    ナモ及び太陽電池の何れか一方の出力をエネルギー源と
    して利用することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記撮影シーケンス制御回路は、電源状
    態と撮影に関する情報を表示する表示手段を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 太陽電池を電源とするカメラに於いて、 太陽光を反射させて上記太陽電池に入射させる反射手段
    を具備することを特徴とするカメラ。
JP2000277048A 2000-09-12 2000-09-12 カメラ Withdrawn JP2002090845A (ja)

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