JP2001133866A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001133866A
JP2001133866A JP31579799A JP31579799A JP2001133866A JP 2001133866 A JP2001133866 A JP 2001133866A JP 31579799 A JP31579799 A JP 31579799A JP 31579799 A JP31579799 A JP 31579799A JP 2001133866 A JP2001133866 A JP 2001133866A
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JP
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camera
solar cell
barrier
cover
flexible solar
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JP31579799A
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English (en)
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Osamu Nonaka
修 野中
Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フレキシブル太陽電池を有効に利用して、電池
交換が不要で、且つ、小型化が可能でデザイン性が損な
われることのないカメラを提供することである。 【解決手段】このカメラは、カメラ本体10の上面部
に、モード釦20及びフラッシュスイッチ21が設けら
れ、これらモード釦20及びフラッシュスイッチ21を
覆うように柔軟性を有するカバー22が設けられてい
る。このカバー22の表面側には、柔軟性を有する太陽
電池23が配設される。そして、上記モード釦20及び
フラッシュスイッチ21が操作されるとき以外は、カバ
ー22が閉じられて、太陽光が太陽電池23により得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は太陽電池を電源と
するカメラに関し、より詳細には、その太陽電池のカメ
ラ上での配置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、太陽電池をカメラに利用した
例はいくつか知られているが、太陽電池に多くの太陽光
を入射させるために、様々な工夫がなされている。
【0003】例えば、実開平2−869号公報等には、
レンズキャップに太陽電池を取り付けた例が記載されて
いる。
【0004】ところで、太陽電池はクリーンなエネルギ
ーとして、環境面、経済面から期待されており、今後の
普及が望まれている。したがって、この太陽電池を上手
に使いこなすことによって、電池交換の不要なカメラを
設計することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来使
用されていた太陽電池は、シリコン基板上に形成されて
おり、固くて割れやすいという課題を有していた。した
がって、上述した実開平2−869号公報でも、レンズ
キャップという極めて平面性の高いものに配置されてい
た。
【0006】ところが、近年のパーソナルユース化に伴
い、カメラの機能よりもデザイン性が重視される中、カ
メラ外装に平面部分は少なくなり、従来の太陽電池が配
置される部位が少なくなっている。太陽電池の発電能力
は、その面積に比例するので、面積は広くとれればとれ
る程有利である。
【0007】近年のカメラデザインは、カメラ外装に平
面部分が少なくなっているので従来の太陽電池を配置す
るのが困難になっており、従って十分なエネルギー供給
ができにくくなる方向にあるため、カメラとしても太陽
電池というクリーンなエネルギーを使うことが困難にな
っている。
【0008】一方で、近年、太陽電池のアモルファスシ
リコンの光電変換部をプラスチックフィルム上に形成す
る技術が開発されており、薄く、軽く、割れ難く、曲げ
られる特長を持つものが製品化されている。このような
太陽電池は、フレキシブル太陽電池(FSB)と称され
る。
【0009】上述したように、近年のカメラは、外装に
平面部分が少なくなってきている上、小型化が進むにつ
れ、1つの面のみを太陽電池配置部として確保すること
が困難になっている。
【0010】また、カメラ外装には、フィルムや電池の
装填のための装填部や、レンズを保護するバリア等可動
部が多く、これらの部位を避けて太陽電池を配置するの
も困難である。
【0011】したがって、十分なエネルギー供給ができ
にくくなる方向にあるため、カメラとしても太陽電池と
いうクリーンなエネルギーを使うことが困難になってい
る。
【0012】更に、カメラの外装は、一般に金属や塗装
されたプラスチック等で構成されることが多く、太陽電
池特有の色調や光沢感をデザイン的に無理なくとけこま
せることは困難である。
【0013】この発明は上記した課題に鑑みてなされた
ものであり、小型化して、デザイン性が損なわれること
なく、しかもクリーンなエネルギーを使用した環境にや
さしいカメラを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、第
1の状態から第2の状態に変位する変位部材を有するカ
メラに於いて、上記変位部材は、柔軟性を有する太陽電
池により形成されることを特徴とする。
【0015】またこの発明は、カメラ組立時に変形する
部材と、該変形する部材上に取付けられたフレキシブル
な太陽電池と、を有することを特徴とする。
【0016】この発明のカメラにあっては、第1の状態
から第2の状態に変位する変位部材を有しており、該変
位部材は、柔軟性を有する太陽電池により形成される。
【0017】またこの発明のカメラにあっては、カメラ
組立時に変形する部材を有して、この変形する部材上に
フレキシブルな太陽電池が取付けられる。
【0018】この発明のカメラは、例えばサンヨー製の
アモルトンフィルム等のフレキシブル太陽電池を用い
て、カメラの多くの部分に当たる太陽の光を有効に利用
することによって、十分なエネルギー供給を可能にして
いる。
【0019】また、カメラの外装のうち、金属部、プラ
スチック部と連続感のある部位に太陽電池を配置するよ
りも、可動部があり、連続感がとぎれる部位に太陽電池
を配置した方が、デザイン的に設計が簡単である。した
がって、フレキシブル太陽電池の柔軟性を有効活用し
て、可動部位に太陽電池を積極的に採用している。
【0020】これにより、太陽電池搭載のカメラと太陽
電池を使用しないカメラを、共通の外装で作製すること
ができるいうメリットもある。加えて、同じ設計で多様
なカスタマイズ化が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0022】図1は、この発明の第1の実施の形態とし
てのカメラを示したもので、(a)は外観を示した斜視
図、(b)及び(c)は搭載されるフレキシブル太陽電
池の状態を示した図である。
【0023】図1(a)に於いて、カメラ本体10の前
面部には、その略中央部に撮影レンズ鏡筒11が設けら
れている。そして、この撮影レンズ鏡筒11の左側に
は、図1(a)に於いて左右方向に摺動自在で、このカ
メラのメインスイッチを兼用するバリア12が設けられ
ている。このバリア12が、同図に於いて右方向(OF
F方向)に摺動されると、メインスイッチはオフ状態に
なり、また左方向(ON方向)に摺動させるとメインス
イッチはオン状態になる。
【0024】また、上記撮影レンズ鏡筒11は、バリア
12の動きに連動して光軸方向に動くもので、バリア1
2が開けられる(オン時)と繰り出され、バリア12が
閉じられる(オフ時)と繰り込まれるようになってい
る。
【0025】レンズ鏡筒11の周辺には、ファインダ窓
13、測距用の赤外光の投光窓14a及び受光窓14
b、測光及びリモコン信号の受信用の窓15が配置され
ている。また、上記測距用の受光窓14bの右側には、
図示されないキセノン管により発光されて被写体に光を
投射するためのストロボ発光用の窓16が配置されてい
る。
【0026】カメラ本体10の上面部には、各種スイッ
チが設けられている。図1(a)に於いて左側部には、
図示されないファーストレリーズスイッチング及びセカ
ンドレリーズスイッチの2段式スイッチで構成されるレ
リーズ釦17と、ズームアップ釦18及びズームダウン
釦19が設けられている。上記レリーズ釦17は、半押
し状態で上記ファーストレリーズスイッチがオンされ、
全押しするとセカンドレリーズスイッチがオンされるよ
うになっている。
【0027】カメラ上面部の中央には、セルフタイマや
リモコン等の撮影のモードを設定変更するためのモード
釦20と、ストロボモード(フラッシュモード)を選択
設定するためのフラッシュスイッチ21が設けられてい
る。これらモード釦20とフラッシュスイッチ21は、
開閉自在に設けられたカバー22によって、通常は覆わ
れている。このカバー22は、変形に耐え得るように、
柔軟性を有する変位部材で構成される。
【0028】上記カバー22の上面側には、太陽電池2
3が設けられている。この場合、太陽電池23には、カ
バー22の開閉による変形に耐え得るようにフレキシブ
ル太陽電池が利用されている。
【0029】上記モード釦20及びフラッシュスイッチ
21は、通常誤って操作されることを防止するために、
カバー22が開かれなければ操作できないようになって
いる。
【0030】図1(b)はこのカバー22が閉じられた
状態を示した図であり、(c)はカバー22が開けられ
た状態を示した図である。
【0031】図1(b)に示されるように、カバー22
が閉じられた状態では、モード釦20及びフラッシュス
イッチ21は外部から見えないようになっている。そし
て、図1(c)に示されるように、カバー22が図示矢
印方向に開けられることによって、モード釦20及びフ
ラッシュスイッチ21は外部に露出されるようになって
いる。これにより、カバー20が開けられた状態でのみ
モード釦20及びフラッシュスイッチ21は操作が可能
となる。この場合、カバー22は、外装10aの下側に
入り込むように移動される。
【0032】尚、モード釦20及びフラッシュスイッチ
21の下方には、これらの釦及びスイッチの押下状態に
対応してオン、オフするスイッチ25が設けられてい
る。また、図中26はフレキシブル太陽電池23に接続
された配線である。
【0033】カメラ本体10の上面部中央には、更に、
フィルムの駒数や撮影モード等を表示するための外部表
示用LCD24が設けられている。
【0034】また、カメラ本体10の右側部には、図示
されないフィルムの途中巻戻しを開始するための巻戻し
スイッチ25と、撮影画面をノーマル状態か、上下をマ
スキングしたパノラマ状態の何れであるかを選択する画
面切換スイッチ26が設けられている。この画面切換ス
イッチ26が操作されると、図示されないフィルムマス
クが連動し、またこの状態に対応して後述するCPU3
0によりファインダ光路内LCDの表示が切替わる。
【0035】カメラ本体10の側面部には、該本体の後
蓋のロックを解除するための後蓋ロック解除部材28が
設けられている。
【0036】図2は、第1の実施の形態に於けるカメラ
の電気的構成を示した図である。
【0037】図2に於いて、CPU30は、ワンチップ
マイクロコンピュータで構成されており、VLCDに印
加される電圧を抵抗で分割してその電圧を基にLCD2
4を駆動するLCD駆動回路30aを含んでいる。尚、
このCPU30は、各部の制御を司る他、時計機能を内
蔵しており、計時機能をも担っている。
【0038】このCPU30には、充電可能な二次電池
31が、昇圧回路32、ダイオード33、CPUリセッ
ト(RST)回路34及びコンデンサ35を介して接続
されると共に、電圧検知器36を介して接続される。
【0039】太陽電池23は、電圧検知器38及びダイ
オード39、40を介して上記CPU30に接続されて
いる。また、太陽電池23は、制御スイッチ41及びレ
ギュレータ42を介してCPU30に接続される。
【0040】CPU30には、また、外部表示用LCD
24、ファインダ光路内に配設されるファインダ光路内
LCD46、上述した各種の操作やカメラ状態を検出す
るスイッチ類47の他、公知の赤外線アクティブ方式の
測距回路48、フォトダイオードを用いた測光回路49
及びCPU30によりデータの読出し書込が可能な記憶
手段としてのEEPROM50が接続されている。
【0041】更に、上記CPU30と二次電池31の間
には、各種モータ類51を駆動するためのモータドライ
バ52と、バッテリチェック回路53と、ストロボを発
光させるためのストロボ回路54と、ストロボチャージ
中表示、セルフタイマ表示等を行うためのLED類55
が接続されている。
【0042】カメラの表面に配設されたフレキシブル太
陽電池23は、電圧検知器38によってその発電電圧
(VSOL)が検知される。そして、ここで検知された
電圧VSOLの電圧値に相当するデータが、CPU30
に供給される。
【0043】上記ダイオード39は、CPU30の電源
(VDD)からの電流の逆流を防止するためのものであ
り、ダイオード40は、フレキシブル太陽電池23から
二次電池31にエネルギー供給するためのものである。
また、ダイオード33は、電源VDDから二次電池31
及び昇圧回路32の方向に電流が逆流するのを防止する
ために挿入される。
【0044】上記昇圧回路32は、CPU30の司令に
基いて電池電圧(VBAT)を昇圧するための回路であ
り、例えば、誘導性素子のスイッチングによって昇圧す
る形式のものである。また、電圧検知器36は、上記電
池電圧(VBAT)を検知するための回路であり、該電
圧値(VBAT)に相当するデータがCPU30に供給
される。
【0045】上記コンデンサ35は、電源(VDD)を
平滑化するためのものである。また、CPUリセット回
路34は、該電源(VDD)が所定電圧以下になってC
PU30の動作が保証できなくなった場合にCPU30
にリセット信号を送出し、該CPU30の動作を停止さ
せる回路である。
【0046】制御スイッチ41はCPU30によって制
御されるスイッチであり、太陽電池の発電電流か、VD
Dかの何れか一方が選択されてレギュレータ42に供給
される。このレギュレータ42は、例えば、低消費電力
のCMOS型レギュレータで構成されるもので、一定の
電圧をCPU30のLCDの駆動基準電圧(VLCD)
として出力する。
【0047】上記モータドライバ52は、CPU30の
制御によって各種モータ類51に駆動電流を供給する。
また、バッテリチェック回路53は、CPU30の司令
に基いて所定の負荷電流を発生させ、その際の電圧をC
PU30に送信するものである。
【0048】更に、ストロボ回路54は、CPU30の
司令に基いて、二次電池31からストロボコンデンサへ
電荷をチャージしたり、そのエネルギーを用いてキセノ
ン管を発光させる発光制御を行うものである。
【0049】このような構成に於いて、通常の撮影時及
び撮影を行わない場合は、図1(b)に示されるよう
に、カバー22が閉じられる。したがって、モード釦2
0及びフラッシュスイッチ21は外部から操作すること
はできないようになっている。この際、カバー22の表
面には、フレキシブル太陽電池23が配設されているの
で、該フレキシブル太陽電池23が外部に露出されて太
陽光のエネルギー変換が可能となっている。
【0050】そして、モード釦20及びフラッシュスイ
ッチ21が操作される場合は、図1(c)に於いて矢印
方向にカバー22が開けられる。これにより、モード釦
20及びフラッシュスイッチ21が操作可能な状態にな
る。それと共に、カバー22の表面に配設されたフレキ
シブル太陽電池23は、その一部を除いてカメラの外装
10aの下方に移動されて対向光から遮られる。
【0051】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0052】尚、以下に述べる実施の形態に於いて、上
述した第1の実施の形態と同じ構成要素には同一の参照
番号を付して説明は省略する。
【0053】図3は、この発明の第2の実施の形態とし
てのカメラの構成を示すもので、(a)はバリアを閉じ
た状態を示す外観斜視図、(b)はバリアを閉じた状態
を示す概略的断面図、(c)はバリアを開いた状態を示
す概略的断面図、(d)はバリアを開いた状態を示す外
観斜視図である。
【0054】カメラ本体60の外装は、携帯時のおしゃ
れを重視して曲面を重視した設計となっている。このよ
うなカメラにあっては、従来のシリコン基板上に形成さ
れたようなフレキシビリティのない太陽電池では、自然
にカメラの外装デザインにマッチングさせることは困難
で、極めて限られた小さな領域にしか配置することがで
きないという制約があった。これでは、カメラ全体の制
御エネルギーに対して太陽電池が補えるエネルギー量が
限られてしまい、そのメリットが生かせなくなる。
【0055】そこで、第2の実施の形態では、上述した
フレキシブル太陽電池の薄さとフレキシビリティを生か
して、撮影レンズ11の前面に保護用に設けられた摺動
式のバリア61の表面にフレキシブル太陽電池61aが
用いられて、カメラの曲面を多用した外装に無理なくマ
ッチングさせ、且つ、広い面積で配置させることができ
る。
【0056】図3(a)及び(b)に示されるように、
このカメラのバリア61が閉じられると撮影レンズ鏡筒
11はフィルム62の近傍にまで繰り込まれてレンズが
保護された状態になる。このように、持ち運び時には、
バリア61によって、撮影レンズ鏡筒11、AF光学系
の投光窓14a及び受光窓14b等の光学部材は保護さ
れている。
【0057】この場合、カバー61の表面に配設された
フレキシブル太陽電池61aは、カメラ外部に露出され
ているので、太陽光によるエネルギー変換が可能となっ
ている。
【0058】一方、図3(c)及び(d)に示されるよ
うに、カメラのバリア61が開けられて撮影が行われる
状態になると、測距が可能となり、沈胴していた撮影レ
ンズ鏡筒11が繰り出される。そして、撮影動作によっ
て被写体像がフィルム62に写し込まれる。
【0059】このとき、バリア31の表面に配設された
フレキシブル太陽電池61aは、カメラ本体60の外装
の内側に収容され、外部に露出されない状態となる。
【0060】図4は、この発明の第3の実施の形態を示
した図である。
【0061】この第3の実施の形態についても、摺動式
のバリアを応用して、電池を装填する電池室のカバーの
表面にフレキシブル太陽電池を利用している。
【0062】図4に於いて、カメラ本体63の背面部に
は、ユーザが被写体を観察するためのファインダ窓64
と、フィルム装填用の後蓋65と、二次電池31の装填
用の摺動自在な電池室カバー66が設けられている。そ
して、この電池室カバー66の表面には、フレキシブル
太陽電池66aが配設されている。
【0063】ここで、二次電池31をカメラに装填する
場合は、図4(a)に示されるように、電池室カバー6
6が開かれる。この場合、電池室カバー66はカメラ本
体63の外形に沿って摺動され、フレキシブル太陽電池
66aはカメラ本体66の内側に収容されて外部に露出
されなくなる。
【0064】そして、二次電池31の装填後は、電池室
カバー66が閉じられるので、その表面に配設されたフ
レキシブル太陽電池66aが外部に露出される。これに
より、二次電池31がカメラから抜け落ちることはな
い。
【0065】このように、第3の実施の形態によれば、
電池室のカバーにフレキシブル太陽電池を利用し、その
発電エネルギーでカメラの消費エネルギーを補うことが
できる。
【0066】尚、カメラは首からストラップをかけて、
持ち運ぶ際には、図4(c)に示されるように、電池室
カバー66が設けられている側を上にしているので、太
陽光が照射されやすく、ユーザの移動中に効率良く日光
をあてて発電させることができる。
【0067】上述した第1乃至第3の実施の形態全てに
あてはまるメリットとして、カメラ外装本体とは異なる
バリアや蓋等にフレキシブル太陽電池を利用したので、
この部分のみを他の部材と交換すれば、太陽電池を持た
ないバージョンの製品を簡単に作ることができる。
【0068】太陽電池の部分がカメラ本体に組込まれた
デザインであると、大きな本体成形用の型を変更する必
要があり、変更時のコストが莫大なものとなる。
【0069】また、ユーザの中には、室内でしか写真を
撮らない人や、日照時間の短い地域に住んでいる人もい
るので、太陽電池を必要と考えないユーザ層も存在す
る。このようなユーザにとっては、太陽電池にかかるコ
ストに割高感があり、製造側としては、こうしたユーザ
に対しても、太陽電池のないバージョンのカメラをも同
じように用意できる体制にしておく方が好ましい。
【0070】同様に、二次電池を利用するにしても、太
陽電池以外の充電法も存在するので、この技術がなけれ
ば製品が成り立たないものでもない。
【0071】例えば、図5(a)に示されるように、カ
メラ67に手回し充電用のレバー68を取付け、ダイナ
モの原理でカメラ内の電流を充電できるようにしても良
い。また、図5(b)に示されるように、AC電源から
の非接触充電器69を利用して、カメラ内の二次電池を
充電して使うようにカメラを構成しても良い。
【0072】このようなカメラの場合、太陽電池が必ず
しも必要ではないので、例えば、図3に示されるような
構成のカメラに於いて、バリア61のみを太陽電池なし
の部品に交換すれば、図5(c)に示されるように、別
のカメラ70として製品のラインナップを豊富にするこ
とができる。
【0073】こうした部品交換による構成の方が、カメ
ラ製造上も作り分けが簡単で、コストアップなく種々の
品種を揃えることができる。
【0074】次に、この発明の第4の実施の形態につい
て説明する。
【0075】カメラを持ち運ぶ際に、カメラの機能を感
じさせないデザインとして、バリアで撮影レンズやAF
レンズ等の光学系を隠すと同時に、ストロボ投光部の反
射傘のギラギラした感触を隠そうとするものがある。
【0076】例えば通常時は、ストロボを本体に収納し
ておき、撮影時にはストロボ部を本体から持ち上げて
(ポップアップさせて)、ストロボ照射を可能とした設
計が知られている。この第4の実施の形態では、こうし
た形式のストロボ部に太陽電池を配置させている。
【0077】図6(a)は撮影時にバリアを開いてスト
ロボ部をポップアップした状態を示した図、(b)は、
持ち運び時にバリアを閉じてストロボ部を収納した状態
を示した図である。
【0078】図6(a)に於いて、バリア12が開かれ
た状態では、カメラ本体71の上部に設けられたストロ
ボがポップアップされて窓16が外部に露出される。ま
た、このカメラ本体71の上面部には、ポップアップす
るストロボの上面を含めて、フレキシブル太陽電池72
が配設されている。
【0079】このように、カメラ本体71の上面部にフ
レキシブル太陽電池72を配設することにより、太陽の
光を効率良くエネルギー変換すると共に、ストロボの状
態変化にもフレキシブルに対応できるようにしている。
この場合、フレキシブル太陽電池の柔軟性を前向きに利
用して、携帯時には、図6(b)に示されるように、ス
トロボ部を見えなくするデザインとすることができる。
【0080】フレキシブル太陽電池を利用しなければ、
図6(a)に於いて破線部分で太陽電池を切断しなけれ
ばならない。そのため、受光面積が狭くなったり部品が
増加したりするが、本実施の形態のようにフレキシブル
太陽電池を利用して構成すれば、これらの問題は解決さ
れる。
【0081】このように、本実施の形態ではフレキシブ
ル太陽電池の特性を利用してカメラの可動部に、デザイ
ン的に無理なくエネルギー源となる太陽電池を広い範囲
に配置し、消費エネルギーを対策したカメラを提供する
ことができる。
【0082】更に、フレキシブルな太陽電池の変形に強
い特性を利用すれば、組立時に変形するような部位にも
配置することが可能となる。
【0083】図7はこの発明の第5の実施の形態を示す
もので、(a)はカメラ本体とバリアを示した外観斜視
図、(b)は上記カメラ本体とバリアの側面図、(c)
はバリアが装着されてバリアが開けられた状態のカメラ
の外観斜視図、(d)はバリアが閉じられた状態のカメ
ラの外観斜視図である。
【0084】カメラ本体75の前面部略中央部に設けら
れた撮影レンズ鏡筒76の近傍に、コネクタ77が設け
られている。一方、上記カメラ本体75の前面部には、
撮影レンズ鏡筒76等を保護するものとして、可撓性の
バリア78が摺動自在に取付けられる。このバリア78
の表面側には、フレキシブル太陽電池79が配設されて
おり、裏面側には配線を通じてコネクタ80が接続され
ている。このコネクタ80がカメラ本体75側に設けら
れたコネクタ77と接続されることにより、バリア78
上に配設されたフレキシブル太陽電池78の出力が、エ
ネルギーとしてカメラ本体75に入力される。
【0085】カメラの撮影レンズ鏡筒76全体をカバー
する大きなバリア78を有するカメラでは、バリアを組
立てるときに、図7(b)に示されるように、柔軟性を
有する部材を利用してバリアを変形させてカメラに取付
けるが、この際、バリアに配設された太陽電池がフレキ
シビリティを有していないと組立時に壊れてしまう。
【0086】しかしながら、本実施の形態のように、フ
レキシブル太陽電池を用いてバリア表面にこれを配設す
ることにより、バリアの取付けを無理なく行うことがで
きる。
【0087】尚、この発明の上記実施の形態によれば、
以下の如き構成を得ることができる。
【0088】すなわち、 (1) 第1の形態と第2の形態を有するカメラに於い
て、上記、第1と第2の形態で形状が変化する部位にフ
レキシブルな太陽電池を配置したことを特徴とするカメ
ラ。
【0089】(2) 上記形状が変化する部位は、カメ
ラの撮影レンズを保護するカバー部材であることを特徴
とする上記(1)に記載のカメラ。
【0090】(3) 上記形状が変化する部位は、カメ
ラの電源用電池を挿入するカバー部材であることを特徴
とする上記(1)に記載のカメラ。
【0091】(4) 上記形状が変化する部位は、カメ
ラのモード切換えスイッチをカバーするカバー部材であ
ることを特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
【0092】(5) 上記形状が変化する部位は、カメ
ラ外装から持ち上がるストロボ部であることを特徴とす
る上記(1)に記載のカメラ。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フレキシブル太陽電池を有効に利用して太陽の光を
エネルギー変換できるので、電池交換が不要で、且つ、
小型化が可能でデザイン性が損なわれることのないカメ
ラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態としてのカメラを
示したもので、(a)は外観を示した斜視図、(b)は
カバーが閉じられた状態の搭載されるフレキシブル太陽
電池の状態を示した図、(c)はカバーが開けられた状
態の搭載されるフレキシブル太陽電池の状態を示した図
である。
【図2】第1の実施の形態に於けるカメラの電気的構成
を示した図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態としてのカメラの
構成を示すもので、(a)はバリアを閉じた状態を示す
外観斜視図、(b)はバリアを閉じた状態を示す概略的
断面図、(c)はバリアを開いた状態を示す概略的断面
図、(d)はバリアを開いた状態を示す外観斜視図であ
る。
【図4】この発明の第3の実施の形態によるカメラを示
したもので、(a)は電池室カバーを開けた状態を示し
た図、(b)は電池室カバーを閉じた状態を示した図、
(c)は該カメラを持ち運ぶ際の一例を示した図であ
る。
【図5】二次電池に太陽電池以外のものを利用した例を
示した図である。
【図6】この発明の第4の実施の形態について説明する
もので、(a)は撮影時にバリアを開いてストロボ部を
ポップアップした状態を示した図、(b)は、持ち運び
時にバリアを閉じてストロボ部を収納した状態を示した
図である。
【図7】この発明の第5の実施の形態を示すもので、
(a)はカメラ本体とバリアを示した外観斜視図、
(b)は上記カメラ本体とバリアの側面図、(c)はバ
リアが装着されてバリアが開けられた状態のカメラの外
観斜視図、(d)はバリアが閉じられた状態のカメラの
外観斜視図である。
【符号の説明】
10、60 カメラ本体、 11 撮影レンズ鏡筒、 12、61 バリア、 13 ファインダ窓、 14a 投光窓、 14b 受光窓、 15 リモコン信号受信用の窓、 16 ストロボ発光用の窓、 17 レリーズ釦、 20 モード釦、 21 フラッシュスイッチ、 22 カバー、 23 太陽電池(フレキシブル太陽電池)、 24 外部表示用LCD、 25 スイッチ、 30 CPU、 30a LCD駆動回路、 31 二次電池、 32 昇圧回路、 36、38 電圧検知器、 46 ファインダ光路内LCD、 52 モータドライバ、 53 バッテリチェック回路、 54 ストロボ回路、 55 LED類、 61a フレキシブル太陽電池。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/04 H01L 31/04 Q 5F051 Fターム(参考) 2H020 MA09 MC51 2H053 CA42 2H083 CC01 CC61 2H100 AA33 AA61 BB05 DD04 DD07 2H101 BB02 BB05 5F051 BA05 BA15 GA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の状態から第2の状態に変位する変
    位部材を有するカメラに於いて、 上記変位部材は、柔軟性を有する太陽電池により形成さ
    れることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記変位部材は、カメラ本体に収納可能
    であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記変位部材は、カメラの撮影レンズを
    保護するカバー部材、カメラの電源用電池を挿入するカ
    バー部材、カメラのモード切換スイッチをカバーするカ
    バー部材、及びカメラ外装から持ち上がるストロボ部の
    うち何れか1つであることを特徴とする請求項1に記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 カメラ組立時に変形する部材と、 該変形する部材上に取付けられたフレキシブルな太陽電
    池と、 を有することを特徴とするカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1826827A2 (de) * 2006-02-23 2007-08-29 Erwin Quarder Systemtechnik GmbH Aus Kunststoff gespritzte Formgehäuse zur Aufnahme von elektrischen und/oder elektronischen Einbauteilen oder Einbaugeräten

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1826827A2 (de) * 2006-02-23 2007-08-29 Erwin Quarder Systemtechnik GmbH Aus Kunststoff gespritzte Formgehäuse zur Aufnahme von elektrischen und/oder elektronischen Einbauteilen oder Einbaugeräten
EP1826827A3 (de) * 2006-02-23 2012-03-28 Erwin Quarder Systemtechnik GmbH Aus Kunststoff gespritzte Formgehäuse zur Aufnahme von elektrischen und/oder elektronischen Einbauteilen oder Einbaugeräten

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