JP2002088305A - ガラス容器コーティング用エマルジョン組成物およびエマルジョン組成物が塗布されたガラス容器 - Google Patents
ガラス容器コーティング用エマルジョン組成物およびエマルジョン組成物が塗布されたガラス容器Info
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Abstract
後、室温下で、基材上に耐水性、耐結露性、傷部の隠蔽
性、触感に優れた被膜を形成し、更に水没時の油浮き、
結露水によるコーティング液の流出、スベリ等の問題の
ない、総合的に優れた性能を有するガラス容器コーティ
ング用エマルジョン組成物を提供する。 【解決手段】 (A) 一般式 HO[R2SiO]mH (I) (式中、Rは互いに同一になっても異なっていてもよ
い、置換または非置換の1価の炭化水素基を表し、mは
成分(A) の25℃における粘度を10〜50cPにする値であ
る)で示されるシラノール基末端ポリジオルガノシロキ
サン (B) 界面活性剤 (C) 水からなる混合物を単に機械乳化することによって
ガラス容器コーティング用エマルジョン組成物を得る。
Description
ス容器コーティング用エマルジョン組成物に関し、詳し
くは、保存安定性、塗布性に優れ、基材に塗布した後、
室温下で、基材上に耐水性、耐結露性、傷部の隠蔽性、
触感に優れ、オイリーでない被膜を形成し、且つ水没時
の油浮き等の欠点のないガラス容器コーティング用エマ
ルジョン組成物および該エマルジョン組成物が塗布され
たガラス容器に関する。
ーなどの商品用充填容器として使用されているガラス容
器は、使用後に市場から回収され、洗浄されて繰り返し
使用される。このように繰り返し使用されるガラス容器
は、詰め工程やその後の流通過程において、ガラス同士
あるいはガラス容器と機械装置の金属部などとの接触に
より、容器表面に擦り傷が発生し、繰り返し使用を重ね
るにつれて美観の低下が著しくなり、外装品質が損なわ
れる。この結果、充填された内容物の商品価値までもが
低下してしまう。
対して、ガラス容器用コーティング剤組成物を塗布する
ことが提案されており、この場合、 (1) 塗布が容易で、常温で所要特性を有する被膜を形成
できること (2) 擦り傷の隠蔽性がよいこと (3) 耐水性がよいこと (4) 被膜表面にベトツキ、スベリ感が無いこと (5) アルカリ水溶液による洗浄で被膜が容易にかつ完全
に剥離すること (6) ガラス容器に貼り付けられたラベルを損傷させない
こと (7) 長距離輸送した時、被膜の劣化が見られないことな
どの要件を満たすものであることが求められている。
48号公報で提案した先行技術は、特定の硬化性オルガ
ノポリシロキサンと揮発性ポリジメチルシロキサンで構
成される組成物をコーティング剤として使用することか
ら成るものであり、前記の要件を充足するものであっ
た。また、この先行技術の改良として、特開平6−32
341号公報、特開平6−32342号公報において、
深い擦り傷や無色透明ガラス容器の擦り傷に対しても良
好な塗布性、隠蔽効果を示し、しかもアルカリ水溶液に
よる剥離性に優れた、ガラス容器の擦り傷遮蔽剤および
遮蔽剤によって擦り傷が遮蔽されたガラス容器が提案さ
れた。
ない) 2)作業の簡素化(コーティングマシーンを水で容易に
洗浄できること) 3)環境衛生の問題 4)製造ラインの違いによりコーティングを行ってから
ラベルを貼ることが可能であることなどの、さらなる要
求により、水を分散剤とするエマルジョン型の処理剤が
望まれていた。エマルジョン型コーティング剤の先行技
術として、カルナバワックスやジメチルシリコーンオイ
ルを主成分とした方法が知られている(特開昭59−1
02973号公報、特開昭59−111947、特開昭
55−56040号公報、特開昭57−17863号公
報参照)。しかし、このような処理を施したガラス壜は
スベリ易いために取扱いにくく、耐水性が不十分で被膜
の流れ落ちがある、ウォータークーラー浸漬時に油浮き
がある、などの問題があった。これらの改良技術とし
て、特開平6−9873号公報において、特定のシリコ
ーンレジンと揮発性ポリオルガノシロキサン、界面活性
剤を用いたエマルジョン組成物が提案されたが、ベース
レジンの分散剤に揮発性シリコーンを用いるため、エマ
ルジョンとした場合でも、その製品が引火点を有するこ
と、さらにはコーティングを行った後にラベルを貼る工
程においてラベルが剥がれる問題があった。
基を有するシランおよびそれらの加水分解物を反応させ
て得られるカルボン酸・アミノ塩基含有化合物と粘度を
特定したアルキル変性シリコーンオイルの乳化物とを用
いたエマルジョン組成物も提案されたが(特開2000
−63758号公報)、ウォータークーラー浸漬時の油
浮きや耐水性の点で十分ではなかった。
を解決し、水を分散媒とする1液型のエマルジョン組成
物であって、保存安定性、塗布性に優れ、基材に塗布し
た後、室温下で、基材上に耐水性、耐結露性、傷部の隠
蔽性、触感に優れた被膜を形成し、更に水没時の油浮
き、結露水によるコーティング液の流出、スベリ等の問
題のない、総合的に優れた性能を有するガラス容器コー
ティング用エマルジョン組成物およびエマルジョン組成
物が塗布されたガラス容器の提供を目的とする。
を達成するために鋭意検討した結果、特定の低分子ジオ
ール(シラノール基末端ポリジオルガノシロキサン)を
主成分とし、それを乳化重合させることなく、単に機械
乳化することによって得られるエマルジョン組成物が、
上記特性を全て満足する極めて有用なものであることを
見出し、本発明を完成するに至った。
グ用エマルジョン組成物は、 (A) 一般式 HO[R2SiO]mH (I) (式中、Rは互いに同一になっても異なっていてもよ
い、置換または非置換の1価の炭化水素基を表し、mは
成分(A) の25℃における粘度を10〜50cPにする値であ
る)で示されるシラノール基末端ポリジオルガノシロキ
サン (B) 界面活性剤 (C) 水からなる混合物を単に機械乳化することによって
得られるものである。
ジョン組成物が塗布されたガラス容器を提供するもので
ある。
なる成分(A) は、分子鎖末端がシラノール基で封鎖され
たポリジオルガノシロキサンであって、一般式(I)で
示されるものである。その分子構造は、一般式(I)で
示されるように直鎖状であるが、分子鎖末端がシラノー
ル基で封鎖されたものでさえあれば、一部に分岐構造が
含まれていてもよい。mは、25℃における該ポリジオル
ガノシロキサンの粘度を10〜50cPの範囲にする値のもの
である。すなわち、シラノール末端ポリジオルガノシロ
キサンの粘度が10cP未満のものは、安定に合成し、精製
することが困難であり、50cPを越えると、コーティング
されたガラス容器がオイリーな外観を示し、また、ウォ
ータークーラー浸漬時に油浮きを示す。なお、mはケイ
素原子に結合したRの種類やその相互の比率によっても
異なる。
Rとしては、(1)炭素数1〜30、好ましくは1〜1
0、のアルキル基、たとえば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ヘキシル、オクチル、デシルなど、(2)
炭素数4〜7、好ましくは6、のシクロアルキル基、た
とえば、シクロヘキシルなど、(3)炭素数2〜8、好
ましくは2〜3、のアルケニル基、たとえば、ビニル、
アリルなど、(4)アラルキル基、特にアリール部分が
フェニルまたは低級アルキル(C4程度まで)置換フェ
ニルで、アルキル部分がC4程度までのもの、たとえ
ば、2−フェニルエチル、2−フェニルプロピルなど、
(5)アリール基、特にフェニルまたは置換フェニル
(置換基は、たとえばC4程度までのアルキル基)、た
とえば、フェニル基、トリル基など、および(6)置換
炭化水素基、特に置換基がハロゲンであるもの、たとえ
ば、3,3,3−トリフルオロプロピルなど、が例示さ
れる。生産性やウォータークーラー浸漬時の耐油浮きな
どが優れていることから、分子中のRの85%以上がメ
チル基であることが好ましく、実質的にすべてがメチル
基であることが特に好ましい。従って、成分(A) として
好ましいものは、α,ω−ジヒドロキシポリ(ジメチル
シロキサン)、およびそのジメチルシロキサン単位の一
部がメチルエチルシロキサン単位、メチルヘキシルシロ
キサン単位、メチルフェニルシロキサン単位、ジフェニ
ルシロキサン単位などで置換された共重合ポリシロキサ
ンである。これらのうちでも、α,ω−ジヒドロキシポ
リ(ジメチルシロキサン)が特に好ましい。
シロキサンを乳化するための界面活性剤(B) は、均一な
エマルジョンを形成させるものであれば特に限定はされ
ず、ノニオン系、カチオン系、アニオン系およびこれら
の混合系のいずれでもかまわない。ノニオン系界面活性
剤としては、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン変性シリコーンなどが
例示される。またカチオン系界面活性剤としてはヘキサ
デシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクタデシル
トリメチルアンモニウムクロリドのようなアルキルトリ
メチルアンモニウム塩;ジドデシルジメチルアンモニウ
ムクロリド、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムクロ
リド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリドの
ようなジアルキルジメチルアンモニウム塩;ヘキサデシ
ルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、オクタデシ
ルジメチルベンジルアンモニウムクロリドのようなベン
ジルアンモニウム塩などが例示される。また、アニオン
系界面活性剤としては、アルキルサルファート、アルキ
ルホスフェート、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
トリエタノールアミンなどが例示される。
ましく、特にドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノー
ルアミンがコーティングされたガラス容器の外観意匠性
に優れていることから好ましく使用される。
いが、(A)シラノール基末端ポリジオルガノシロキサン
100重量部に対して0.1〜20重量部使用される。
ノール基末端ポリジオルガノシロキサン 100重量部に対
して100〜1000 重量部使用される。100重量部未満であ
るとベタツキなどの特性に不具合を生じ、1000重量部を
越えると、被膜成分含有率が少なく、傷部の隠蔽に不具
合を生じ好ましくない。
した(A) 成分、(B) 成分および(C)成分からなるもので
あるが、必要に応じて各種の添加剤を添加してもよく、
この添加剤の配合量は、本発明の目的を損なわない限
り、特に限定されない。この添加剤としては、例えば高
級脂肪酸エステルなどの被膜改質剤、環状シロキサン・
揮発性シリコーンなどのレベリング剤、紫外線吸収剤、
増粘剤、抗酸化剤、防菌剤などが例示される。
ジョン組成物は、(A) シラノール基末端ポリジオルガノ
シロキサンを乳化重合させることなく、単に(B) 、(C)
成分と共に機械乳化することによって得られる。
は、例えば、予め成分(A)、(B)、(C)を予備混合し、さ
らに加圧ホモジナイザーや超音波ホモジナイザーなどの
乳化機を通して乳化することが好ましく、特に加圧ホモ
ジナイザーを用いることが好ましい。必要であればさら
に水を加えて均一に乳化分散させる。
るエマルジョン組成物の溶液安定性の点から粒径の小さ
い方が好ましく、本調整法によって例えば、粒径280n
m以下のエマルジョン組成物が得られるという特徴があ
る。
ガラス容器コーティング用エマルジョン組成物中の(A)
成分の粘度は、25℃において10〜50cPであった。
ジオルガノシロキサンを乳化重合させることなく、単に
(B) 、(C) 成分と共に機械乳化することによって得られ
るガラス容器コーティング用エマルジョン組成物は、特
に水没時の油浮きがなく、耐水性、耐結露性が良好であ
る、更にコーティングした容器表面がオイリーでないと
いう優れた特徴を有する。
は、主成分の(A) シラノール基末端ポリジオルガノシロ
キサンが極性基(−OH基)を有しており容器表面に配
向すること、極性基があるためにある程度水となじみ易
いこと(水と油ほど反撥しない)に起因し、耐水性、耐
結露性が良好であるのは、主成分が配向し撥水性を出す
ことに起因し、オイリーでなく触感に優れているのは、
主成分が低分子で粘度が低いこと(オイル状にギトギト
しない)に起因すると考えられる。
ジョン組成物を容器に塗布する方法として、スプレーコ
ーティング、刷毛塗り、パフ塗り、浸漬法など、通常行
われている手法を用いることができる。また、大量のガ
ラス容器、通常このようなガラス容器は、開口部が細口
の壜体であるが、これらを処理する場合には、例えば特
開昭58−213654号公報記載のローラー式コーテ
ィング装置や特公平1−59221号公報記載のコーテ
ィングベルト式コーティング装置が使用可能である。被
膜の厚さは任意であるが、擦り傷隠蔽効果、触感のバラ
ンス、アルカリ水溶液による剥離性の観点から、 0.5〜
40μm程度が適当である。また、塗布する部位は擦り傷
部に限らないことは言うまでもないが、コスト削減の目
的のために、擦り傷のみを前記の膜厚になるようにコー
ティングすることも可能である。また、本発明のガラス
容器コーティング用エマルジョン組成物は、ガラス容器
に貼り付けたラベルの上に塗布してもラベルを損傷させ
ることはない。
ルジョン組成物は、擦り傷隠蔽効果に優れているのは勿
論、ガラス基材に塗布し、室温によって、耐水性、耐結
露性を有し、触感に優れた被膜を形成し、形成された被
膜およびエマルジョン組成物は、ラベル表面を侵すこと
なく、さらにはコーティングを行った後にラベルを貼る
場合でも、その接着性に不具合を生じない。
ジョン組成物は、水を分散媒とするエマルジョン型のた
め、有機溶剤による安全性、環境衛生上の問題もなく、
またエマルジョンであるにもかかわらず、優れた安定性
を有し、浸水時の油浮きなども生ずることがなく、更に
結露水によりコート液が流出(脱落・剥離)せず、コー
ト膜に耐水性があり、また表面がオイリーでない、触感
に優れるなどの良好な特性を示す。
本発明をさらに詳しく説明する。本発明の範囲は、以下
の実施例のみに限定されるものではない。なお、実施例
および比較例中の配合量は特に断りのない限りすべて重
量部、粘度は25℃における値を示す。 実施例1 滴下ロートを取り付けたフラスコ内に、精製水300 gお
よびドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン
4gを入れ可溶化した後に、粘度25cPのシラノール基末
端ポリジオルガノシロキサン200 gを滴下し、撹拌混合
(粗乳化)を行った。次に、高圧噴射式乳化分散機(米
国ガウリン社製加圧ホモジナイザー)を用いて、一次圧
400 kg/cm2、二次圧80kg/cm2で乳化し、粘度10cP、エ
マルジョン粒径250nm のエマルジョン組成物を得た。 実施例2 滴下ロートを取り付けたフラスコ内に、精製水300 g、
ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン4g
およびポリエチレン変性シリコーン(GE東芝シリコー
ン株式会社社製商品名TSF4440)を入れ可溶化し
た後に、粘度25cPのシラノール基末端ポリジオルガノシ
ロキサン200 gを滴下し、撹拌混合(粗乳化)を行っ
た。次に、高圧噴射式乳化分散機(米国ガウリン社製加
圧ホモジナイザー)を用いて、一次圧400 kg/cm2、二
次圧80kg/cm2で乳化し、粘度15cP、エマルジョン粒径
240nm のエマルジョン組成物を得た。 実施例3 滴下ロートを取り付けたフラスコ内に、精製水300 gお
よびドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン
4gを入れ可溶化した後に、粘度25cPのシラノール基末
端ポリジオルガノシロキサン180 gおよびデカメチルシ
クロペンタシロキサン20gの混合溶液を滴下し、撹拌混
合(粗乳化)を行った。次に、高圧噴射式乳化分散機
(米国ガウリン社製加圧ホモジナイザー)を用いて、一
次圧400 kg/cm2、二次圧80kg/cm2で乳化し、粘度12c
P、エマルジョン粒径260nm のエマルジョン組成物を得
た。 比較例1 シラノール基末端ポリジオルガノシロキサンとして粘度
100cP のものを使用した以外は実施例1と同様にしてエ
マルジョン組成物を得た。 比較例2〜3 表1に示す組成で、実施例1と同様の手順で各エマルジ
ョン組成物を得た。
ーティング剤として、外観、擦り傷隠蔽性、ラベル接着
性、油浮き、耐水性、耐結露性、触感、洗壜性、振とう
輸送性を以下の通り評価した。結果を表1に示す。 ・試験体の作製 <ビール壜用褐色大壜>側面全体に擦り傷が付いた、ア
ルカリ洗浄済みのビール壜用褐色大壜(内容量633ml)を
用意し、その側面に0.4 gの割合でコーティング剤組成
物を塗布し、25℃、60%RHの環境下で3日間放置して
評価用壜体とした。 ・被膜特性の評価方法 <外観>評価用壜体を目視観察し、下記の基準で意匠性
を評価した。
で擦り傷隠蔽性を評価した。
ティング剤を塗布し、100cm2あたり0.15gとなるように
糊を塗布したアルミニウム蒸着ラベルを貼り付け、その
後、25℃、60%RHの環境下で3日間養生した。養生終
了後、壜を5℃の水浴中に48時間水没させ、ラベルを貼
り付き状況を目視観察し、下記の基準で評価した。
し入れし、その後3時間水没させ、3時間後に水浴表面
を目視観察し、下記の基準で油浮きの状態を評価した。
せ、壜を取り出し、下記の基準で擦り傷隠蔽性を評価し
た。
入れ冷やした後、25℃、75%RHの環境下に置き、壜の
表面を結露させた。そのままさらに壜表面が乾燥するま
で放置し、乾燥後の擦り傷隠蔽性を下記の基準で評価し
た。
リ感・ヌメリ感、ザラツキ感・ベタツキ感について、下
記の基準で定性的に評価した。
ム水溶液中に15分間浸漬し、コーティング膜の除去の程
度を目視評価した。
クケース(通常、P箱)をエミック(株)製の振動試験
機に固定し、振動周波数5〜40Hz、加振加速度1G、振
幅10cmで約40分間振動した。その後、壜を取り出して外
観を目視評価した。
なし △ : 実用上問題となりうる白化・隠蔽不足が見られ
る × : 問題あり
Claims (5)
- 【請求項1】 (A) 一般式 HO[R2SiO]mH (I) (式中、Rは互いに同一になっても異なっていてもよ
い、置換または非置換の1価の炭化水素基を表し、mは
成分(A) の25℃における粘度を10〜50cPにする値であ
る)で示されるシラノール基末端ポリジオルガノシロキ
サン (B) 界面活性剤 (C) 水からなる混合物を単に機械乳化することによって
得られるガラス容器コーティング用エマルジョン組成
物。 - 【請求項2】機械乳化することによって得られるガラス
容器コーティング用エマルジョン組成物中の(A) 成分の
粘度が25℃において10〜50cPである請求項1記載のガラ
ス容器コーティング用エマルジョン組成物。 - 【請求項3】(B) 成分がアニオン系界面活性剤である請
求項1または2記載のガラス容器コーティング用エマル
ジョン組成物。 - 【請求項4】(B) 成分がドデシルベンゼンスルホン酸ト
リエタノールアミンである請求項3記載のガラス容器コ
ーティング用エマルジョン組成物。 - 【請求項5】ガラス容器表面に請求項1〜4の何れか1
項記載の記載のガラス容器コーティング用エマルジョン
組成物が塗布されたガラス容器
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---|---|---|---|
JP2000278574A JP3847544B2 (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | ガラス容器コーティング用エマルジョン組成物およびエマルジョン組成物が塗布されたガラス容器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002088305A true JP2002088305A (ja) | 2002-03-27 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111333343A (zh) * | 2020-03-30 | 2020-06-26 | 河南绿澳化工科技有限公司 | 一种玻璃回收瓶去痕剂及其制备方法 |
-
2000
- 2000-09-13 JP JP2000278574A patent/JP3847544B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN111333343A (zh) * | 2020-03-30 | 2020-06-26 | 河南绿澳化工科技有限公司 | 一种玻璃回收瓶去痕剂及其制备方法 |
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JP3847544B2 (ja) | 2006-11-22 |
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