JP2002087690A - フィルムロールの製造方法 - Google Patents

フィルムロールの製造方法

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JP2002087690A
JP2002087690A JP2000274542A JP2000274542A JP2002087690A JP 2002087690 A JP2002087690 A JP 2002087690A JP 2000274542 A JP2000274542 A JP 2000274542A JP 2000274542 A JP2000274542 A JP 2000274542A JP 2002087690 A JP2002087690 A JP 2002087690A
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Takeya Nohira
剛也 野平
Akira Goto
陽 後藤
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻こぶや巻しわのない良好な巻き姿を有する
最終製品のフィルムロールを得ることのできるフィルム
ロールの製造方法。 【解決手段】 製膜工程で製造されたフィルムを巻き上
げて形成された中間ロールからフィルムを巻き戻しつ
つ、複数の所定の製品幅にスリットして製品ロールを製
造するフィルムロールの製造方法において、中間フィル
ムロールの幅方向の巻径分布を測定し、該巻径分布の測
定値からその偏差が平均化されるオシレート条件を求
め、該オシレート条件で中間フィルムロールを軸方向に
移動させつつ、スリットして製品フィルムロールを製造
することを特徴とするフィルムロールの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製膜工程で形成され
た広幅の中間製品の中間ロールから所定幅にスリットさ
れた最終製品の製品ロールを製造するフィルムロールの
製造方法の改良に関し、更に詳しくは、幅方向に巻き径
差の小さいすなわち巻径分布が良好な巻き姿の製品ロー
ルを得ることができるフィルムロールの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピ
レンなどの熱可塑性樹脂から成るフィルムは、磁気記録
媒体、熱線反射フィルム等の各種機能性フィルムのベー
スフィルムとして販売される場合には使用に応じた所定
幅で所定長のロールの形で最終製品として出荷される。
そして、この製品ロールは、幅方向の巻き厚み斑すなわ
ち巻径の分布に対して、機能性膜の形成工程から厳しい
要求がある。
【0003】そこで、先ずフィルムの製膜工程におい
て、フィルムの幅方向の厚さを所定のプロフィールたと
えば全幅均一厚さに制御することが行われている。この
フィルムの厚さ調整は、溶融したポリマーを押出成形す
るための広幅ダイの全幅に亘って配置された厚さ調整手
段群により行われる。なお、該厚さ調整手段群は、広幅
のダイ温度を制御するためのヒーター群、溶融ポリマー
の吐出間隙を調整するためのギャップ調整具群などの調
整器具を含んで構成される。また、これらのヒーター、
ギャップ調整具などの調整器具は、広幅ダイの全幅に亘
って一定の区画毎に配置され、該区画の厚みを調整す
る。
【0004】そして、このフィルムの厚さ調整は、幅方
向における下流側の各測定点で測定した製品フィルム
(通常は二軸延伸後のフィルム)の各厚さの測定値に基
づいて、前記の厚さ調整手段群をそれぞれ制御し、広幅
のダイの全幅に亘ってそれぞれのポリマー吐出量を調整
して、所望のフィルム厚さに制御する多点厚さ制御手段
によるのが一般的である。なお、このような多点厚さ制
御方法は、たとえば特開平7−108586号公報等に
提案されているように公知である。
【0005】この多点厚さ制御手段によるフィルム厚さ
のプロフィールを制御する方法は、前述の通り、ダイか
ら吐出された広幅のポリマーを二軸延伸して製造される
二軸延伸フィルムの厚さを測定し、これを目標値の厚さ
プロフィールにするように制御するのが一般である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
製膜工程においてその製品の二軸延伸フィルムの厚さが
管理値以内に制御されていても、この二軸延伸フィルム
がロール状に積層されて形成される中間ロールでは、積
層されることによって、フィルムの厚薄の斑が積算さ
れ、その巻径の分布が悪化するという事態が生じること
がある。すなわち、このような厚薄の斑の積算が生じる
と、中間ロールの幅方向の特定個所において、前述の多
点厚さ制御手段では制御しきれない巻こぶや巻しわが発
生するという問題が生ずる。
【0007】そして、この巻きこぶ等がこの中間ロール
のまま、中間ロールを所定幅にスリットして製造される
製品ロールに生ずると巻径分布不良で不良品となる問
題、さらにはこの巻きこぶ等が製品ロールに入らないよ
うにスリット幅を計画すると製品収率が低下する問題等
がある。
【0008】なお、上述の製品ロールにおける巻こぶ、
巻しわ等の巻形状不良は、たとえば客先の磁気記録媒体
の製造においてその支持体に用いた場合に磁気層を塗布
する際の塗布斑や磁気記録再生時のエラーとなったり、
或いは、磁気層を塗布後に所定幅の磁気テープにスリッ
トする場合に各磁気テープで長手方向に差ができて、き
れいに巻き取ることができなかったりする問題があり、
巻形状換言すれば巻径分布についての要求は厳しい。長
時間記録、高密度記録への要求から益々薄膜化する磁気
記録媒体用等のベースフィルムにおいて、この問題は特
に顕著である。
【0009】本発明はかかる現状に鑑みてなされたもの
であり、巻こぶや巻しわのない良好な巻き姿を有する最
終製品のフィルムロールを得ることのできるフィルムロ
ールの製造方法を目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、以下の本
発明により、達成される。すなわち、本発明は、製膜工
程で製造されたフィルムを巻き上げて形成された中間ロ
ールからフィルムを巻き戻しつつ、複数の所定の製品幅
にスリットして製品ロールを製造するフィルムロールの
製造方法において、中間ロールの幅方向の巻径分布を測
定し、該巻径分布の測定値からスリット後の各製品ロー
ルにおける巻径分布の偏差を求め、該偏差が最大の製品
ロールの偏差が平均化されるように中間ロールを軸方向
に移動させつつ、スリットして製品ロールを製造するこ
とを特徴とするフィルムロールの製造方法である。
【0011】上述の通り、本発明では、製品ロールの各
々についてその重要品質の巻径の偏差分布を予め測定し
た中間ロールの巻径分布から予測し、その偏差が最大の
製品ロールの偏差を平均化するようにしているので、問
題となる製品ロールの巻径分布が向上して不良品が減少
すると共に、その他の各製品ロールの巻径分布も平均化
されて品質が向上し、全体として生産性も向上する効果
を奏し、目的を達成するものである。
【0012】上述の本発明において、中間ロールの両端
部を製品としないで裁落ロールとし、その中間部から製
品ロールを製造する場合には、偏差が最大となる製品ロ
ールは裁落ロールに隣接する製品ロールのいずれかにな
る場合が多く、従って裁落ロールに隣接する製品ロール
について偏差を求む、その内の偏差が大きい方の製品ロ
ールの偏差を平均化する構成により、処理が簡単とな
り、オシレート量指示装置等の構成が簡単にできる。
【0013】また、中間ロールの巻径分布をその形成途
中においても所定時間間隔で測定しておき、該所定時間
間隔で測定した巻径分布毎にその偏差が最大となる製品
ロールを求め、該所定時間毎に平均化する製品ロールを
該偏差が最大の製品ロールに切り替える構成により、更
に巻径分布の平均化が効果的となる。
【0014】さらに、本発明は、同じ目的を達成する、
上記の偏差均一化方法の他、以下のの方法を含むもので
ある。 その一つは、フーリエ解析方法で、以下の構成
のものである。すなわち、製膜工程で製造されたフィル
ムを巻き上げて形成された中間ロールからフィルムを巻
き戻しつつ、複数の所定の製品幅にスリットして製品ロ
ールを製造するフィルムロールの製造方法において、中
間ロールの幅方向の巻径分布を測定し、その平均値から
の偏差分布をフーリエ解析してピーク周波数を求め、該
ピーク周波数又は該ピーク周波数が複数ある場合はその
強度の比率による加重平均の周波数若しくはこれらの整
数倍を振幅として中間ロールを軸方向にオシレートさせ
つつ、スリットして製品ロールを製造することを特徴と
するフィルムロールの製造方法である。本方法によって
も、十分な外径の平均化が達成できる。
【0015】他の一つは、シミュレート方法で、以下の
構成のものである。すなわち、製膜工程で製造されたフ
ィルムを巻き上げて形成された中間ロールからフィルム
を巻き戻しつつ、複数の所定の製品幅にスリットして製
品ロールを製造するフィルムロールの製造方法におい
て、中間ロールの巻径分布とフィルムの積層枚数を測定
し、該巻径分布と該積層枚数から中間ロールを形成する
フィルムの仮想厚みプロフィールを求め、製品ロールの
製造を該仮想厚みプロフィールのフィルムを所与のオシ
レート条件でオシレートして該積層枚数だけ巻き取るロ
ール製造モデルでシミュレートし、該ロール製造モデル
においてオシレート条件を替えて形成した製品ロールの
外径分布を求め、少なくとも該外径分布が製品仕様を満
たす場合のオシレート条件でオシレートさせて製品ロー
ルを製造するフィルムロールの製造方法である。この方
法により、外径分布の最適化が可能となる。
【0016】ところで、このシミュレート方法における
仮想厚みプロフィールは、種々の方法で求めることが出
来る。すなわち、外径分布に周期性が認められる場合に
効果的な中間ロールの測定した巻径分布の平均値からの
偏差分布のフーリエ解析により求められるピーク周波数
の正弦波若しくはその合成波を用いる方法、或いは、広
く適用できる中間ロールの巻径分布から求めた巻厚み分
布を該積層枚数で割って得られる厚みプロフィールを用
いる方法等がある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を、実施例に
基づいて、他の実施形態を含めて、図面を参照しながら
説明する。ここで、図1は本発明に係わるフィルム製造
工程の説明図、図2は図1で用いたスリット装置の説明
図である。
【0018】図1において、1は熱可塑性合成樹脂(以
下、「ポリマー」と称する。)をフィルム状に吐出する
ダイ、2はダイ1からのポリマーの吐出量を調整するた
めの調整手段、3は冷却ドラム、4は制御手段、5はフ
ィルムの延伸装置、6は延伸フィルム用の厚み計、7は
中間ロール、8は中間ロール7の巻径測定器、9aは未
延伸フィルム、9bは延伸フィルム、10はオシレート
量指示装置、20はスリット装置をそれぞれ示す。
【0019】以上のように構成される本例のフィルムの
製膜工程において、ポリマーは押出機(図示せず)より
溶融押出しされ、ダイ1に供給される。なお、溶融ポリ
マーを吐出するダイ1はその全幅に亘って複数の所定幅
の区間に区分し、各区間にポリマーの吐出量を調節する
ための調節手段2の各調節機器が設けられている。すな
わち、この調節手段2を操作することによって各区間毎
にダイ1から吐出されるポリマーの吐出量を調整でき、
ダイ1の全幅に亘るポリマーの吐出量分布が調整可能と
なっている。その結果、延伸フィルム9bの厚さプロフ
ィール(フィルムの幅方向の厚み分布)を最終的に初期
の目的通りの厚みプロフィールに調整することができ
る。
【0020】なお、前記の調整手段2としては、ダイ1
の各区画毎にポリマー吐出量を制御手段4からの操作量
出力に応じて調整できるものであれば特に制限されな
い。しかしながら、操作性、保全性、ダイ1の構造の簡
易化という点で、調節機器に各区画毎に加熱量を調節で
きるヒーター群を用いて、ダイ1のリップ温度を変化さ
せることによってポリマー流量を変化させる温度調整方
式が好ましく、本例ではこの方式を用いている。
【0021】以上に述べたように、溶融ポリマーは、調
整手段2によって各区間毎にその吐出量が制御されなが
ら、ダイ1よりからフィルム状に吐出され、冷却ドラム
3によって冷却固化されて未延伸フィルム9aとなる。
その後、冷却固化された未延伸フィルム9aは、延伸装
置5によって、走行方向と幅方向の二方向すなわち二軸
に延伸され、延伸フィルム9bとなり、巻取装置(図示
省略)によって巻き取られ、中間ロール7に形成され
る。
【0022】なお、本例では単層の延伸フィルム9bを
例示しているが、本発明では、このフィルムは、単層フ
ィルムであっても、或いは2層以上のフィルムが積層さ
れた複層フィルムであっても良い。この場合、フィルム
の層構成が2層以上であれば、各層のフィルムを形成す
るポリマーは、ダイ1の上流で合流させた後、ダイ1よ
り押し出しすことによって形成しても良い。また、特開
昭63−120629号公報等で提案されている従来技
術のように、ダイ1に複数のポリマー通路を形成し、複
数のポリマーを該通路に合流させて開口部に導き、ポリ
マーを複層に積層したフィルム状にし、これを押し出し
すように構成された複合ダイを用いても良い。
【0023】ところで、前述のように、未延伸フィルム
9aが延伸装置5によって延伸されて延伸フィルム9b
が製造されるが、その際、延伸フィルム9bの厚さに関
しては、少なくともポリマー吐出量が調整される各区間
に対応するフィルム幅方向の部位毎の各測定点において
厚さ計6によって厚さを測定し、以下のように制御され
る。すなわち、測定された各厚み測定値を予め設定され
た延伸厚みの目標値に合致させるように、制御手段4に
より前記の調整手段2を介して、ダイ1からのポリマー
の吐出量を調整して制御される。
【0024】この厚さ測定において、厚さ計6は、延伸
フィルム9bの幅方向に走査して測定する。この走査に
よって、測定しようとする各部位の測定点毎に延伸フィ
ルム9bの厚みがそれぞれ測定される。なお、延伸フィ
ルム用の厚さ計6としては、延伸フィルム9bの厚みを
要求される精度で正確に測定することができれば、特に
限定されないが、このような延伸フィルム用の厚さ計6
としては、たとえばオンラインでの測定精度の面から放
射線透過型厚さ計等を用いることが好ましく、本例では
この放射線透過型厚さ計を用いた。
【0025】本例では、上述の厚さ計6の他に、以上の
ようにして形成される中間ロール7の巻き形状、具体的
にはその軸方向換言すればフィルム幅方向の巻径分布を
測定する巻径測定器10を設けている。この巻径測定器
10としては、フィルムロール7の幅方向のロールの外
径を測定できるものであれば特に限定されるものではな
く、公知のもの例えば特開平10−274511号公報
開示のロールの外径部に光を照射してその遮断状況から
外径を測定する光学的測定手段等が適用でき、接触式の
ものであっても非接触式のものであってもよい。接触式
であるとフィルムに外傷をつけてしまう場合が多く、製
品にできない部分を作ってしまうことがあるために非接
触式が好ましい。本例では上記の公報開示のものを用い
た。
【0026】そして、この巻径測定器10での中間ロー
ル7の巻径分布の測定値、並びに厚さ計6の厚みプロフ
ィールの測定値を、図示のように、オシレート量指示装
置10に入力し、これを演算して下記する中間ロール7
から製品ロールを製造するスリット装置20にオシレー
ト量を指示するようになっている。
【0027】ところで、本例のスリット装置20は、図
2に示すように構成されている。この基本構成は公知の
ものと同様である。すなわち、巻戻し部にセットされた
中間ロール7から引き出された延伸フィルム9bは、ガ
イドローラ22を介してカッター部23に導かれる。カ
ッター部23は図でその下面に製品仕様から決まる製品
幅に対応してカッター(図示省略)が配置されており、
ここで延伸フィルム9bは製品幅にスリットされる。そ
して、スリットされた延伸フィルム9bの各部は、それ
ぞれのタッチローラー24で巻取機に巻き上げられ、3
個の製品ロール25と両端部の裁落ロール26に形成さ
れる。
【0028】本例では、図示のように、スリット装置2
0において中間ロール7の厚み斑が大きく製品とならな
い所定幅の両端部は裁落部としてスリットして裁落ロー
ル26にして回収し、この間の中央部を製品部としてこ
れから3個のそれぞれの製品幅の製品ロール25を製造
するようにしている。なお、この裁落部の回収を製膜工
程で行う場合もある。
【0029】ところで、本例では、巻戻し部にセットさ
れた中間ロール7をその軸方向に往復動させるオシレー
ト装置21が設けられている。そして、このオシレート
装置21は、前述のオシレート量指示装置10からのオ
シレート量に従って中間ロール7を軸方向に往復動する
ようになっている。
【0030】オシレート量指示装置10は、マイコンか
らなり、前述の入力された中間ロール7の巻径分布及び
/又は厚みプロフィールの測定結果に基づいて、指示さ
れた方法により以下のようにオシレート量を求め、オシ
レート装置21に出力するように構成されている。な
お、オシレート量は別のコンピュータ等で求め、得られ
たオシレート指示信号のみをオシレート量指示装置10
に設定するようにしてもよい。このようにするとオシレ
ート量指示装置10を簡略化できる。
【0031】ところで、オシレート量は、以下の各方法
で求めるようにしており、製品に適した方法を選択でき
るようになっている。
【0032】その1は、偏差平均化方法である。この方
法は、巻形測定器10の測定した中間ロール7の巻径分
布の測定値をそのまま用いる方法で、以下の構成となっ
ている。先ず、巻径分布の測定値からその平均値を求め
る。次いで、全幅に亘って平均値からの偏差を求める。
そして、この偏差が予め定めた裁落値以上の両端部を裁
落部とし、その間を製品部とする。そして、この製品部
を要求仕様に応じた製品幅の各製品ロールに分割し、巻
長を考慮して製品ロールの夫々の製品幅におけるその巻
径の平均値とそれからの最大偏差を求める。そして、こ
の最大偏差が最大の製品ロールにおいて要求される平均
化度合に応じてオシレート量を求めるようにしている。
すなわち、オシレート量は必要な偏差の平均化度合から
決められる。
【0033】具体的には、本例では最大偏差近傍の分布
を平均値からの局所的な凸部として3角形で近似し、そ
の底辺から各辺の各点(正確には巻径)までの高さを局
部偏差として、平均化度合を平均化による偏差減少量R
として、頂点の最大局部偏差Mに対する比率Pで指定す
るようにしている。かかる近似によれば、該3角形の頂
点を中心に一定速度でオシレート量の振幅Wでオシレー
トすると、最大局部偏差Mが平均化されて減少する偏差
減少量Rは、下記式で与えられる。ここで、底辺の長さ
をBとする。
【0034】
【数1】R=M×W÷(B/2) (=M×P) 従って、オシレート量Wは、次式で得られる。
【0035】
【数2】W=P×(B/2)
【0036】上式より、平均化により最大局部偏差Mの
30%に減らしたい場合には必要なオシレート量は、
0.15Bとなる。そこで、中間ロール7を軸方向に一
定速度で製品ロール25の巻き始めから満巻きまでに少
なくともこの振幅で一往復させればよい。なお、場合に
よりこの2倍上例では0.3Bだけ一方向に移動させて
もよい。この際、移動速度は特に制限は無いが、カッタ
ーや製品品質に影響が無いような速度が好ましく、通常
は平均の均一化も含め、満巻きまでに数往復する程度の
速度で平均化する。
【0037】ところで、銘柄によっては、裁落ロール2
6に隣接する製品ロール25の隣接側端部が必ず最大偏
差となる場合がある。かかる銘柄においては、裁落ロー
ル26に隣接する製品ロール部のみの巻径分布を測定
し、最大偏差が大きい端部側の製品ロールについて上記
方法を適用すればよい。このようにするとデータ処理が
簡単となる。
【0038】また、中間ロール7の形成途中に所定の時
間間隔で、巻径の分布を測定して記憶し、該時間間隔で
測定した巻径分布に基づいて上記方法によりオシレート
量を求め、オシレートさせるようにすることにより、よ
り一層の均一化が得られる。その2は、フーリエ解析方
法である。この方法は、測定した中間ロールの巻径分布
の平均値からの偏差分布を求め、そのフーリエ解析を行
い、実用面から平均化に適用できる所定の周波数帯域で
所定値以上の大きなピークの出るピーク周期を抽出し、
この周期又はその整数倍をオシレート量の振幅とするも
のである。なお、ピークが複数個抽出された場合は、そ
のピーク強度で加重平均した平均周波数又はその倍数を
とする。オシレート速度は実用上で支障の無い範囲で経
験的に定める。
【0039】その3は、シミュレート方法である。この
方法は、中間ロールの巻径分布とフィルムの積層枚数を
測定し、該巻径分布と該積層枚数から中間ロールを形成
するフィルムの仮想厚みプロフィールを求める。この求
め方として以下の2方法が選択できるようになってい
る。
【0040】その一つは、中間ロールの測定した巻径分
布の平均値からの偏差分布をフーリエ解析して、前述同
様に所定帯域でピーク周波数を抽出し、その周波数の正
弦波を仮想厚みプロフィールとするものである。なお、
ピークが複数の場合にはその合成波をとする。他の一つ
は、中間ロールの巻径分布からそのフィルムの巻厚み分
布を求め、これを該積層枚数で割って得られる厚みプロ
フィールを仮想厚みプロフィールとするものである。
【0041】そして、得られた仮想厚みプロフィールを
用い、この仮想厚みプロフィールでフィルムを所与のオ
シレート条件でオシレートして該積層枚数だけ巻き取る
ロール製造モデルでシミュレートし、該ロール製造モデ
ルにおいてオシレート条件を替えて形成した製品ロール
の外径分布を求める。具体的には、製品ロールが1回転
するのにかかった時間にオシレートされて移動した量と
同じだけ該仮想厚みプロフィールをずらしたものを該積
層枚数だけ足し合わせていくことによって製品ロールの
巻径分布を求めている。そして、得られた各巻径分布の
中で最良な巻径分布が得られた場合のオシレート条件で
オシレートさせるようにしている。
【0042】以下に、上述の本発明方法による製造実施
例を示す。
【0043】
【実施例1】原料ポリマーとして、固有粘度が0.60
のポリエチレンテレフタレートのペレットを用いた。そ
の際、該ポリエチレンテレフタレートのペレットには、
酢酸カリウムをジカルボン酸成分に対し12mmol
%、平均粒子径0.9μmのカオリンを0.3wt%添
加した。そして、このように調整した原料ポリマーから
なるペレットを170℃で3時間乾燥した後、押出機
(図示せず)に供給し、280℃で溶融押出し、ダイ1
のマニホールドに供給し、ダイ1からフィルム状に吐出
した。次いで、吐出したポリマーを20℃に保たれた冷
却ドラム3に、公知の静電ワイヤ(図示せず)により静
電荷を印加しながら、巻き付けることにより冷却固化し
て、未延伸フィルム9aとした。
【0044】この未延伸フィルム9aを、延伸装置5に
おいて以下のように2軸延伸した。すなわち、先ず加熱
ロール(図示せず)に接触させて80℃に加熱した後、
縦延伸装置(図示せず)で長手方向(フィルムの走行方
向)に3.6倍に延伸し、直ちに20℃まで冷却し、続
いて横方向にテンター式横延伸装置(図示せず)を用い
て90℃で5.3倍に延伸した後、120℃で熱処理を
施し、室温まで冷却した。その後、フィルムエッジ部分
をカットした後、巻取装置で巻き取り、フィルムロール
7を得た。なお、厚み調整ユニット群(調整手段2)に
は、前述の樹脂温度調整方式のものを用い、ダイ1の全
幅に渡って30区間に区分し、区分された各区間毎にポ
リマーの吐出量を調整自在となるように配設した。そし
て、延伸後の膜厚は2.4m全幅本例では1.8mにおい
て均一で6μmになるように制御した。
【0045】中間ロール7の巻径を特開平10−274
511号公報に記載の巻径測定器を用いて測定した巻径
データと、同時に厚み計6で巻き始めから巻き終わるま
で測定した厚みの積算データもオシレート量指示装置1
1へ入力した。
【0046】中間ロール7は、オシレート量指示装置1
1の指示信号に従ってオシレート装置21により軸方向
に移動されながら巻き出されて、カッター23でスリッ
トされ、巻取機で巻き取られ、3個の各製品ロール25
に形成された。
【0047】このフィルムロールの製造工程において、
本発明の製造方法の効果を確認するため、オシレート量
指示装置11からの指示信号を断ちオシレートをしない
従来例の場合と、本発明のオシレート量指示装置11か
ら前述の偏差平均化方法により50%削減のオシレート
振幅でオシレート速度は、巻き終りまでに3往復する速
度でオシレートさせる指示信号を与え、オシレートさせ
た場合の両ケースで製品ロール25を生産し、その巻径
偏差と外観形状品質を比較した。
【0048】オシレートを停止した従来例の製品ロール
25の最大巻径偏差量は、400μmであり、外観上も
所々にしわの入る不良品となってしまった。これに対し
て、偏差平均化方法でオシレートさせた実施例の場合の
製品ロール25の最大巻径偏差量は、期待通り従来例の
50%の200μmであり、外観上もしわの入ることな
く良品であり、本発明の効果が確認された。
【0049】
【実施例2】実施例1と同様の製膜条件で製膜した中間
ロール7を用い、オシレート量指示装置11から実施例
1の偏差平均化方法に替えて前述のフーリエ解析方法に
よる指示信号を与えて製造した。すなわち、中間ロール
7の巻径分布の測定値から巻径偏差を求め、中間ロール
7の巻径偏差をフーリエ解析した。その結果100mm
と80mmの2つの周期のところに大きなピークが見出
された。2つのピークの大きさは80mmの周期のピー
ク強度が100mmの周期のピーク強度の1.2倍であ
った。そこで、指示信号のオシレート振幅は、その加重
平均である89mmとし、そのオシレート速度は、この
振幅で巻き終わるまでに10回往復動する速度、具体的
には1.0mm/sとし、この指示信号でオシレートさ
せて実施した。
【0050】この指示信号に基づいて得られた製品ロー
ル25の外径偏差量は、最大値で210μmで実施例1
より若干悪くなったが、容易な方法で、分布の少ない良
好な製品ロール25を得ることができた。
【0051】
【実施例3】実施例1と同様の製膜条件で製膜した中間
ロール7を用い、オシレート量指示装置11から実施例
1の偏差平均化方法に替えて前述のシミュレート方法で
厚みプロフィールにフーリエ解析を用いる方法による指
示信号を与えて製造した。
【0052】すなわち、実施例2と同様にフーリエ解析
した結果、100mmと80mmの周期のところに同等
の強度を持ったピークが検出された。そこで、100m
mと80mmの周期を持つ正弦波の合成波を仮想厚みプ
ロフィールとし、前述の製造モデル具体的には製品ロー
ルが1回転する巻き取りにかかった時間だけオシレート
された量と同じだけ仮想厚みプロフィールの合成波の位
相をずらしたものを足し合わせていくシミュレートによ
り、各オシレート条件での最終的な製品ロールの巻径偏
差分布を求めた。
【0053】この結果、90mmの倍数の振幅でオシレ
ートすること、極力早い周期でオシレートすると良いこ
とが導かれたので、オシレート装置21の最大オシレー
ト範囲で90mmの倍数である180mmの振幅で幅方
向の移動速度も最速の1.5mm/sのオシレートを指
示信号として、オシレートさせて製造した。得られた製
品ロール25の外径偏差量は、最大値で180μmで実
施例1より若干よくなり、形状偏差の分散値が1/3に
減少し、分布の少ない良好な製品ロール25を得ること
ができた。
【0054】
【実施例4】実施例1と同様の製膜条件で製膜した中間
ロール7を用い、オシレート量指示装置11から実施例
1の偏差平均化方法に替えて前述のシミュレート方法で
厚みプロフィールに巻厚分布を用いる方法による指示信
号を与えて製造した。
【0055】すなわち、巻径分布から巻厚分布を求め、
これを積層枚数で割った1枚あたりの厚みプロフィール
を仮想厚みプロフィールとして、前述の製造モデル具体
的には製品ロールが1回転する巻き取りにかかった時間
だけオシレートされた量と同じだけ仮想厚みプロフィー
ルの合成波の位相をずらしたものを足し合わせていくシ
ミュレートにより、各オシレート条件での最終的な製品
ロールの巻径偏差分布を求めた。
【0056】この結果、できるだけ大きい振幅でオシレ
ート、極力早い周期でオシレートすると良いことが導か
れたので、オシレート装置21の最大オシレート範囲で
ある200mmの振幅で、幅方向の移動速度も最速の
1.5mm/sのオシレート条件を指示信号として、オ
シレートさせて製造した。得られた製品ロール25の外
径偏差量は、最大値で150μmで分布の少ない良好な
製品ロール25を得ることができた。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、中間フィルムロールの
幅方向の巻径分布を測定し、該巻径分布の測定値からそ
の偏差が平均化されるオシレート条件を求め、該オシレ
ート条件で中間フィルムロールを軸方向に移動させつ
つ、スリットして製品フィルムロールを製造するという
簡単な構成で、従来のフィルムの製膜工程における厚み
制御のみでは困難であった、良好な巻き姿のフィルムロ
ールが形成できる。従って、従来の装置の小改造で実施
でき、さらに不良品率が低下して全体としての生産性も
向上する。
【0058】このように本発明は、ロールで製品出荷さ
れるフィルムロールの製造工程において製品ロールの品
質安定化、更には生産性の向上、フィルムロール品質の
向上等に大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例に係わるフィルムロールの製造
工程の概略説明図である。
【図2】図2は、図1のスリット装置の詳細説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ダイ 2 調整手段 3 冷却ドラム 4 制御手段 5 延伸装置 6 厚み計 7 中間ロール 8 巻径測定器 9a 未延伸フィルム 9b 延伸フィルム 10 オシレート量指示装置 20 スリット装置 21 オシレート装置 22 ガイドロール 23 カッター 24 タッチロール 25 製品ロール 26 裁落ロール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製膜工程で製造されたフィルムを巻き上
    げて形成された中間ロールからフィルムを巻き戻しつ
    つ、複数の所定の製品幅にスリットして製品ロールを製
    造するフィルムロールの製造方法において、中間ロール
    の幅方向の巻径分布を測定し、該巻径分布の測定値から
    スリット後の各製品ロールにおける巻径分布の偏差を求
    め、該偏差が最大の製品ロールの偏差が平均化されるよ
    うに中間ロールを軸方向に移動させつつ、スリットして
    製品ロールを製造することを特徴とするフィルムロール
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 中間ロールの両端部を製品としないで裁
    落ロールとし、その中間部から製品ロールを製造するに
    際し、裁落ロールに隣接する製品ロールにおける巻径分
    布の偏差を求め、該偏差が大きい方の製品ロールの偏差
    を平均化する請求項1記載のフィルムロールの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 中間ロールの巻径分布をその形成途中に
    おいても所定時間間隔で測定しておき、該所定時間間隔
    で測定した巻径分布毎にその偏差が最大となる製品ロー
    ルを求め、該所定時間毎に巻径分布の偏差を平均化する
    製品ロールを該偏差が最大の製品ロールに切り替える請
    求項1又は2記載のフィルムロールの製造方法。
  4. 【請求項4】 製膜工程で製造されたフィルムを巻き上
    げて形成された中間ロールからフィルムを巻き戻しつ
    つ、複数の所定の製品幅にスリットして製品ロールを製
    造するフィルムロールの製造方法において、中間ロール
    の幅方向の巻径分布を測定し、その平均値からの偏差分
    布をフーリエ解析してピーク周波数を求め、該ピーク周
    波数又は該ピーク周波数が複数ある場合はその強度の比
    率による加重平均の周波数若しくはこれらの整数倍を振
    幅として中間ロールを軸方向にオシレートさせつつ、ス
    リットして製品ロールを製造することを特徴とするフィ
    ルムロールの製造方法。
  5. 【請求項5】 製膜工程で製造されたフィルムを巻き上
    げて形成された中間ロールからフィルムを巻き戻しつ
    つ、複数の所定の製品幅にスリットして製品ロールを製
    造するフィルムロールの製造方法において、中間ロール
    の巻径分布とフィルムの積層枚数を測定し、該巻径分布
    と該積層枚数から中間ロールを形成するフィルムの仮想
    厚みプロフィールを求め、製品ロールの製造を該仮想厚
    みプロフィールのフィルムを所与のオシレート条件でオ
    シレートして該積層枚数だけ巻き取るロール製造モデル
    でシミュレートし、該ロール製造モデルにおいてオシレ
    ート条件を替えて形成した製品ロールの外径分布を求
    め、少なくとも該外径分布が製品仕様を満たす場合のオ
    シレート条件でオシレートさせて製品ロールを製造する
    フィルムロールの製造方法。
  6. 【請求項6】 該仮想厚みプロフィールが、中間ロール
    の測定した巻径分布の平均値からの偏差分布のフーリエ
    解析により求められるピーク周波数の正弦波若しくはそ
    の合成波である請求項5記載のフィルムロールの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 該仮想厚みプロフィールが、中間ロール
    の巻径分布から求めた巻厚み分布を該積層枚数で割って
    得られる厚みプロフィールである請求項5記載のフィル
    ムロールの製造方法。
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