JP2002086377A - 移動ロボット - Google Patents

移動ロボット

Info

Publication number
JP2002086377A
JP2002086377A JP2000274869A JP2000274869A JP2002086377A JP 2002086377 A JP2002086377 A JP 2002086377A JP 2000274869 A JP2000274869 A JP 2000274869A JP 2000274869 A JP2000274869 A JP 2000274869A JP 2002086377 A JP2002086377 A JP 2002086377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guided vehicle
operation program
robot
marker
automatic guided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000274869A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Nishiyama
強志 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000274869A priority Critical patent/JP2002086377A/ja
Publication of JP2002086377A publication Critical patent/JP2002086377A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラミング及びデバッグの作業を簡単且
つ効率的に行う。 【解決手段】 無人搬送車6の移動制御用の動作プログ
ラムを、ロボットアーム7の動作プログラムと同じロボ
ット言語体系で記述可能とし、更に、それら無人搬送車
6の移動制御用のプログラムとロボットアーム7の動作
プログラムとが統合された動作プログラムとする。無人
搬送車6の移動制御にあっては、走行路に設けられたマ
ーカの検出位置A,B,Cを、目標位置(停止位置及び
通過点)として位置制御するようなプログラミングがな
される、この動作プログラムでは、無人搬送車6の次の
マーカ検出位置までの移動距離及び最高速度f12,f22,f3
2 を変数で指定する。また、マーカの検出に基づいて移
動距離の補正が行われ、さらには、動作プログラムで
は、指定されたマーカを通過するパス動作の指定を可能
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無人搬送車上にロ
ボットアームを搭載してなり、設備に沿って設けられた
走行路上を複数個のマーカを順次検出しながら移動し、
ロボットアームによる作業を行う移動ロボットに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、例えば自動車用
部品の組立ライン等においては、走行機構を有する無人
搬送車(AGV)上にロボットアーム(例えば6軸型ロ
ボットアーム)を搭載してなる移動ロボットを用いたシ
ステムが採用されてきている。このシステムでは、移動
ロボットを、複数の設備に沿って設けられた走行路を移
動させ、設備前の所定の作業位置に停止させた状態で、
ロボットアームによるワークの受渡しや組付け等の各種
の作業を行なわせるようになっている。
【0003】このとき、移動ロボットには、ロボットア
ームの動作を制御(位置・姿勢制御)するアーム用コン
トローラ、及び、無人搬送車の移動を制御(速度制御)
する走行用コントローラとが設けられ、夫々動作用プロ
グラム及び移動用プログラムに従ってロボットアーム及
び走行機構を制御するようになっている。尚、前記走行
路には、磁気ガイドテープからなるガイドラインが敷設
されていると共に、各設備前の作業位置等の所定位置に
複数個のマーカが設けられており、無人搬送車の底部に
は、前記ガイドラインを検出するガイドセンサや、前記
マーカを検出するマーカセンサが設けられている。
【0004】しかしながら、従来の移動ロボットでは、
ロボットアームのプログラミングに関しては標準的なロ
ボット言語が存在するのに対し、無人搬送車については
標準的な言語が存在せず、また、無人搬送車とロボット
アームとは、別途に製作された後に組付けられるといっ
た事情もあり、プログラムの形式(言語体系)が全く異
なっていた。このため、オペレータ(ユーザ)は、ロボ
ットアーム及び無人搬送車に対するプログラミング(テ
ィーチング)を、2種類の手段(方法)により夫々行わ
なければならず、その作業が煩雑で非効率的であった。
【0005】特に、例えば移動ロボットと作業者とが一
部で共存するシステムにあっては、その共存領域では無
人搬送車の移動速度を低くしたいといった要望があり、
あるいはカーブの移動時や、無人搬送車を移動させなが
らロボットアームによる作業を同時に行う場合なども無
人搬送車の移動速度をその部分だけ低くしたいというよ
うに、無人搬送車の移動中にその速度を変更するような
制御を行いたいケースがある。このような場合、無人搬
送車を制御するにあたっては、移動用プログラムの複数
のコマンド行を停止部分まで一度に読込んで実行するこ
とが行われている。そのため、無人搬送車の動作と、走
行用コントローラの実行コマンド行とが一致せず、デバ
ッグ作業等が困難となってティーチング時間が増大する
問題もあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、プログラミング及びデバッグの作業を
簡単且つ効率的に行うことができる移動ロボットを提供
するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、移動ロボッ
トの無人搬送車の移動空間(走行路)中に、複数のマー
カを設け、無人搬送車にそのマーカの検出機能を設けて
そのマーカ検出位置を目標位置(基準位置)の点列とす
ることにより、無人搬送車の移動制御を、従来のような
速度制御に代えて、ロボットアームの動作制御と同様の
位置制御とすることができ、この結果、無人搬送車の移
動制御用の動作プログラムを、ロボットアームの動作プ
ログラムと同等のロボット言語体系で記述することが可
能となることを確認し、本発明を成し遂げたのである。
【0008】即ち、本発明の移動ロボットは、無人搬送
車を、走行路に設けられた複数個のマーカを目標位置と
して検出しながら移動するように構成することにより、
無人搬送車の移動制御用の動作プログラムを、ロボット
アームの動作プログラムと同じロボット言語体系で記述
可能に構成したところに特徴を有する(請求項1の発
明)。
【0009】これによれば、オペレータは、ロボットア
ーム及び無人搬送車に対するプログラミング(ティーチ
ング)を、同様の手段(方法)により行うことができ、
その作業を簡単且つ効率的に行うことができるようにな
る。また、ロボット言語体系で記述されたプログラムに
あっては、無人搬送車の動作と、コントローラの実行コ
マンド行とを一致させることができるようになるので、
デバッグ作業等を容易とすることができる。
【0010】さらに、無人搬送車の動作プログラムとロ
ボットアームの動作プログラムとを統合させ、それらの
制御を1つのコントローラにより実行する構成とするこ
ともできる(請求項2の発明)。これによれば、動作プ
ログラムが1つとなってより効率的なプログラミングが
可能となると共に、ハードウエア構成も簡単化すること
ができる。
【0011】この場合、上記動作プログラムにおいて、
無人搬送車の次のマーカ検出位置までの移動距離及び最
高速度が変数で指定される構成とすることができ(請求
項3の発明)、これにより、例えば移動途中において外
部からの指示により、速度や目標位置の変更などを容易
に行うことができる。このとき、マーカの検出に基づい
て移動距離の補正を行うようにしても良く(請求項4の
発明)、これにより、位置精度を高めることができる。
【0012】また、上記動作プログラムにおいて、指定
されたマーカを通過するパス動作の指定を可能に構成す
ることもでき(請求項5の発明)、これにより、無人搬
送車を複数のマーカ間を連続的に移動させて移動時間の
短縮化を図ることができると共に、その際の速度変化を
容易且つスムーズに行わせることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図1ないし図4を参照しながら説明する。まず、図
2には、本実施例に係る移動ロボット1が稼働されるシ
ステム(例えば自動車用部品等の生産ライン)の一部を
概略的に示しており、ここで、このシステムは、例えば
加工機等の複数の設備2,2(2個のみ図示)を備える
と共に、それら設備2に沿う床部に、この場合図で左右
方向に延びて移動ロボット1が移動する走行路3を備え
て構成されている。また、ここでは、前記走行路3を横
切って設備2,2間を通るように、作業者用通路4が設
けられている。
【0014】このとき、前記走行路3には、移動ロボッ
ト1の移動方向に沿って磁気ガイドテープからなるガイ
ドライン3aが敷設されていると共に、そのガイドライ
ン3aに沿うようにして複数個の例えば磁気的なマーカ
5(1個のみ図示)が設けられている。後述するよう
に、これらマーカ5は、移動ロボット1の移動の目標位
置となるもので、各設備2前の停止位置及び走行路3中
の要所に位置して設けられている。本実施例では、移動
ロボット1を、各設備2前の停止位置に移動させて、各
設備2に対するワークの受渡しの作業を行なわせるよう
になっている。
【0015】ここで、前記移動ロボット1について述べ
る。図4は、移動ロボット1の外観を示しており、この
移動ロボット1は、全体として前後にやや長いほぼ矩形
箱状に構成された無人搬送車(AGV)6上に、例えば
多関節型(6軸型)のロボットアーム7を搭載して構成
される。図示はしないが、前記ロボットアーム7の先端
部には、例えばワークを把持するためのハンドが着脱可
能に取付けられるようになっている。
【0016】詳しい説明は省略するが、そのうちロボッ
トアーム7は、前記無人搬送車6の上面部後部寄り部分
に固定されたベース12上に、第1〜第6アーム13〜
18を、夫々軸J1〜J6を中心に旋回あるいは同軸回
転可能に順に連結して構成されている。このロボットア
ーム7には、各軸(第1〜第6アーム13〜18)を夫
々駆動するための各軸モータ(位置検出器付きのサーボ
モータ)19(図3にのみ図示)が組込まれている。
【0017】一方、前記無人搬送車6は、その上面部に
ワーク等が載置される載置台6aが設けられていると共
に、底部に複数個の車輪8や、それを駆動するための、
走行用モータ及び操舵用モータ等からなる走行機構9
(図3にのみ図示)が設けられている。また、この無人
搬送車6の側壁部(カバー)には、周囲の検知領域内に
障害物が侵入したことを検知するための赤外線センサか
らなる複数個の障害物センサ10や、外部との通信手段
としての光通信機11が設けられている。
【0018】そして、図3にのみ示すように、無人搬送
車6の底部には、前記ガイドライン3aを検出するガイ
ドセンサ20や、前記マーカ5を検出するマーカセンサ
21が設けられている。詳しい図示及び説明は省略する
が、そのうちガイドセンサ20は、多数個の磁気センサ
素子を横方向(ガイドライン3aに対して直交する方
向)に並べて備え、前後部に位置して一対が設けられて
いる。無人搬送車6の移動時においては、例えばガイド
ライン3aが両ガイドセンサ20の中心で検出されるよ
うに操舵がなされるようになっている。
【0019】また、前記マーカセンサ21は磁気センサ
からなり、前記マーカ5の真上に位置することを検出す
るようになっている。後述するように、このマーカセン
サ21がマーカ5を検出する位置が、無人搬送車6の位
置制御の際の目標位置とされるようになっている。さら
に、無人搬送車6内には、マイコン(CPU)を主体と
して構成され全体の制御を行うためのロボットコントロ
ーラ22が配設されている。
【0020】図3は、このロボットコントローラ22を
中心とした移動ロボット1の基本的な電気的構成を示し
ている。このコントローラ22には、前記障害物センサ
10、光通信機11、ガイドセンサ20及びマーカセン
サ21がI/O23を介して接続され、各センサ10,
20,21の検出信号が入力されると共に、このコント
ローラ22が光通信機11の制御を行うようになってい
る。
【0021】そして、このコントローラ22は、ドライ
バ24を介して前記ロボットアーム7の各軸モータ19
を制御するようになっていると共に、ドライバ25を介
して前記走行機構9を制御するようになっている。ま
た、コントローラ22には、後述する動作プログラム
(ユーザプログラム)や必要なデータを入力したり、移
動ロボット1を手動操作したりするためのティーチング
ペンダント26が接続されている。尚、図示はしない
が、このコントローラ22には、プログラミング用のパ
ソコン等も接続可能とされている。
【0022】これにて、ロボットコントローラ22は、
予め入力された動作プログラムを解釈しながら、動作ポ
イント等の位置データや検出信号等に基づいて、走行機
構9やロボットアーム7の各軸モータ19等を制御し、
以て、移動ロボット1(無人搬送車6)を、走行路3を
移動させて設備2前の所定の作業位置に停止させた状態
で、ロボットアーム7による設備2との間でのワークの
受渡し等の作業を行うことを自動で繰返し実行させるよ
うになっている。
【0023】さて、オペレータ(ユーザ)は、例えばテ
ィーチングペンダント26を操作して、移動ロボット1
の動作手順を記述した動作プログラムを作成(プログラ
ミング及びデバッグの作業)し、コントローラ22に入
力するようになっているのであるが、本実施例では、無
人搬送車6の移動制御用の動作プログラムが、ロボット
アーム7の動作プログラムと同じロボット言語体系(例
えば「SLIM」(JIS規格標準ロボット言語)をベ
ースとしたロボット言語)で記述されるようになってい
る。更に、本実施例では、それら無人搬送車6の移動制
御用のプログラムとロボットアーム7の動作プログラム
とが統合された動作プログラムとされるようになってい
る。
【0024】このとき、後の作用説明にて具体例を述べ
るように、無人搬送車6の移動制御にあっては、走行路
3に設けられたマーカ位置(マーカセンサ21によるマ
ーカ5の検出位置)を、目標位置(停止位置及び通過
点)として位置制御するようなプログラミングがなされ
るようになっている。この場合、この動作プログラムで
は、無人搬送車6の次のマーカ検出位置までの移動距離
及び最高速度が変数で指定されるようになっている。ま
た、マーカ5の検出に基づいて前記移動距離の補正が行
われるようになっている。さらには、動作プログラムで
は、指定されたマーカ5を通過するパス動作の指定が可
能に構成されている。
【0025】次に、上記構成の作用について、図1も参
照して述べる。今、具体例として、図1に示すように、
移動ロボット1(無人搬送車6)をStart 位置から、マ
ーカ位置A,Bを通過してマーカ位置C(設備2前の作
業位置)に停止させ、ロボットアーム7による作業を実
行させる場合を考える。このとき、マーカ位置A,Bに
ついては、移動ロボット1を停止させることなく連続移
動(パス動作)させるものとする。また、マーカ位置A
とマーカ位置Bとの間は、例えば作業者用通路4を横切
るため、移動ロボット1の移動速度を低速とするものと
する。
【0026】この場合、動作プログラム(Program1)
は、例えば次のように記述される。即ち、 Program1 travelg@p@m,f11,tspeed=f12 … travelg@p@m,f21,tspeed=f22 … travelg@m,f31,tspeed=f32 … move1,p1 … end
【0027】ここで、「travelg 」は無人搬送車6を動
作(移動)させるコマンド語であり、「@p」はパス動
作の指定、「@m」はマーカ位置指定、「tspeed」は最
高速度の設定を示す。また、f11,f21,f31 は移動距離を
示す変数であり、f12,f22,f32 は最高速度を示す変数で
ある。さらに、「move1 」はロボットアーム7を動作さ
せるコマンド語であり、p1は移動ポイントを示す。
【0028】従って、1行目()は、移動ロボット1
をマーカ位置Aまでの距離f12 を最高速度f12 で移動さ
せる動作コマンドであり、2行目()は、移動ロボッ
ト1をマーカ位置Bまでの距離f21 を最高速度f22 で移
動させる動作コマンドであり、3行目()は、移動ロ
ボット1をマーカ位置Cまでの距離f31 を最高速度f32
で移動させて停止させる動作コマンドである。そして、
4行目()は、ロボットアーム7を目標ポイントp1へ
動作させる動作コマンドである。このように、簡単なコ
マンド語の組合わせにより動作プログラムを記述するこ
とができ、また、無人搬送車6の動作プログラムと、ロ
ボットアーム7の動作プログラムとが統合されるのであ
る。
【0029】ロボットコントローラ22は、上記した動
作プログラムを1行ずつ順に読込み、その命令を解釈し
て次のようなアルゴリズムで処理を実行する。ここで、
図1には、移動ロボット1(無人搬送車6)の移動速度
のパターンを示している。即ち、1行目()の動作コ
マンドを読込むと、Start 位置から、マーカ位置Aまで
の距離f11 と、最高速度f12 とに基づいて、その間の走
行機構9の走行用モータの速度パターンaを生成する。
【0030】その速度パターンaは、時刻t0から最高
速度f12 まで一定の加速度で加速した後、その速度f12
を保ち、その後(時刻t1)一定の加速度で減速する、
いわゆる台形パターンが採用される。コントローラ22
は、その速度パターンaに基づいてドライバ25に指令
信号を出力し、走行機構9(走行用モータ)を制御す
る。尚、このとき、走行用モータの位置検出器からの信
号に基づいてフィードバック制御が行われる。
【0031】そして、この1行目()の動作コマンド
では、パス動作が指定(@p)されていたので、減速開
始時(時刻t1)に次の行(2行目)の動作コマンドを
読込む。この場合も、同様に、距離f21 と最高速度f22
とに基づいて、基本的には台形の速度パターンbを生成
するのであるが、このときには、最高速度f22 が速度f1
2 に比べて小さいため、この2行目()の加速時間
と、上記1行目の動作の残り時間が同じになった時点
(時刻t2)から、速度が最高速度f22 となるように速
度パターンbが生成される。
【0032】また、この際、1行目()で指定された
マーカ(@m)即ちマーカ位置Aを検出すると、その時
点で目標距離を再度f21 とするような補正を行う。これ
にて、移動ロボット1はマーカ位置Aで停止することな
く、マーカ位置Bに向けて連続的に移動(パス動作)さ
れるようになり、この区間では、移動速度がf22 となり
低速が維持される。
【0033】さらに、この2行目()でもパス動作が
指定(@p)されているので、減速開始時(時刻t3)
に次の行(3行目)の動作コマンドを読込み、距離f31
と最高速度f32 とに基づいて、マーカ位置Cへ向けての
台形の速度パターンcを生成する。この場合には、最高
速度f32 が速度f22 に比べて十分に大きいため、この2
行目()の減速開始時(時刻t3)から、速やかに加
速を開始するように速度パターンcが生成される。ま
た、2行目()で指定されたマーカ(@m)即ちマー
カ位置Bを検出すると、その時点で目標距離を再度f31
とするような補正を行う。
【0034】この3行目()の動作コマンドは、マー
カ位置Cで停止する動作であり、移動ロボット1はマー
カ位置Cを検出してそのまま停止する(時刻t4)。停
止後、4行目()の動作コマンドが読込まれて、ロボ
ットアーム7による作業が実行される。このロボットア
ーム7の動作についての詳しい説明は省略するが、目標
ポイントp1へ向けての各軸モータ19に関する速度パタ
ーンを生成し、ドライバ24に出力することにより実行
される。
【0035】このように本実施例によれば、無人搬送車
6の移動制御用の動作プログラムを、ロボットアーム7
の動作プログラムと同じロボット言語体系で記述可能に
構成し、それらを統合するようにしたので、ロボットア
ーム及び無人搬送車に対するプログラミングを2種類の
手段により夫々行わなければならなかった従来と異な
り、オペレータは、ロボットアーム7及び無人搬送車6
に対するプログラミング(ティーチング)を、同様の手
段(方法)により行うことができ、その作業を簡単且つ
効率的に行うことができるようになるのである。
【0036】また、上記した動作プログラムにあって
は、無人搬送車6の移動速度が自在に変更される場合に
おいても、移動ロボット1の動作と、ロボットコントロ
ーラ22の実行コマンド行とを一致させることができる
ようになるので、無人搬送車の動作と走行用コントロー
ラの実行コマンド行とが一致しなかった従来と異なり、
デバッグ作業等も容易とすることができる。さらに、特
に本実施例では、動作プログラムを1つに統合して1つ
のコントローラ22により制御を実行する構成としたの
で、ハードウエア構成の簡単化も図ることができる。
【0037】図5は、本発明の他の実施例を示し、移動
ロボット1の動作中に、移動速度や目標位置つまり移動
距離を変更する場合を示している。ここでは、例えば、
設備31において作業を実行している移動ロボット1の
次の移動先を、設備32から設備33へ変更し、また、
その指示は、設備31に設けられた光通信機(図示せ
ず)からの移動ロボット1の光通信機11に対する通信
により行われるようになっている。
【0038】この場合、移動ロボット1の動作プログラ
ムは、やはり、 Program1 travelg f11,tspeed=f12 end のように記述され、外部からの指示によって、移動距離
を示す変数f11 、最高速度を示す変数f12 を変更するこ
とにより、移動先や速度の変更を容易に行うことができ
るのである。
【0039】尚、上記実施例では、無人搬送車6の移動
制御用の動作プログラムを、ロボットアーム7の動作プ
ログラムと統合するようにしたが、少なくともその記述
を同一のロボット言語体系により行うことができるよう
にすれば、別途の動作プログラム(コントローラ)が必
要となるものの、1種類の手段でプログラミングを行う
ことができるようになり、プログラミング及びデバッグ
の作業を簡単且つ効率的に行うという所期の目的を達成
することができる。
【0040】その他、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、例えばマーカとしては磁気的なものでは
なく、光学的あるいは電気的なものを採用しても良く、
また、移動ロボットのハード構成などについても種々の
変形が可能であり、更には本発明は自動車用部品の組立
ライン等に限らず移動ロボットを使用する各種のシステ
ムに適用することができるなど、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、移動ロボット
の移動動作とその際の速度パターンとの関係を示す図
【図2】システムの一部を示す図
【図3】移動ロボットの電気的構成を概略的に示すブロ
ック図
【図4】移動ロボットの外観を示す側面図
【図5】本発明の他の実施例を示す図2相当図
【符号の説明】
図面中、1は移動ロボット、2,31,32,33は設
備、3は走行路、5はマーカ、6は無人搬送車、7はロ
ボットアーム、9は走行機構、11は光通信機、19は
各軸モータ、21はマーカセンサ、22はコントロー
ラ、26はティーチングペンダントを示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人搬送車上にロボットアームを搭載し
    てなり、設備に沿って設けられた走行路上を移動しなが
    ら、前記ロボットアームによる作業を行う移動ロボット
    であって、 前記無人搬送車を、前記走行路に設けられた複数個のマ
    ーカを目標位置として検出しながら移動するように構成
    すると共に、 前記無人搬送車の移動制御用の動作プログラムを、前記
    ロボットアームの動作プログラムと同じロボット言語体
    系で記述可能に構成したことを特徴とする移動ロボッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記無人搬送車の動作プログラム及びロ
    ボットアームの動作プログラムが統合され、それらの制
    御が1つのコントローラにより実行されることを特徴と
    する請求項1記載の移動ロボット。
  3. 【請求項3】 前記動作プログラムでは、前記無人搬送
    車の次のマーカ検出位置までの移動距離及び最高速度が
    変数で指定されることを特徴とする請求項1又は2記載
    の移動ロボット。
  4. 【請求項4】 前記マーカの検出に基づいて前記移動距
    離の補正が行われることを特徴とする請求項3記載の移
    動ロボット。
  5. 【請求項5】 前記動作プログラムでは、指定されたマ
    ーカを通過するパス動作の指定が可能であることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載の移動ロボッ
    ト。
JP2000274869A 2000-09-11 2000-09-11 移動ロボット Pending JP2002086377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274869A JP2002086377A (ja) 2000-09-11 2000-09-11 移動ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274869A JP2002086377A (ja) 2000-09-11 2000-09-11 移動ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002086377A true JP2002086377A (ja) 2002-03-26

Family

ID=18760568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000274869A Pending JP2002086377A (ja) 2000-09-11 2000-09-11 移動ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002086377A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004109690A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Canon Inc カメラシステムおよびカメラ
KR101010761B1 (ko) 2007-07-30 2011-01-25 가부시끼가이샤 덴소 웨이브 로봇 본체와, 부가 동작 축을 구비한 부가 메커니즘을 갖춘로봇용 제어 장치
JP2012022712A (ja) * 2005-12-02 2012-02-02 Irobot Corp 自律型カバレッジロボット
EP2105816A3 (de) * 2008-03-26 2013-01-16 FPT Systems GmbH Fahrerloses Transportsystem zum Transport, Aufnehmen und Absetzen von Lasten
US8600553B2 (en) 2005-12-02 2013-12-03 Irobot Corporation Coverage robot mobility
JP2016149106A (ja) * 2015-02-15 2016-08-18 波田野 義行 タブレット端末と加工装置
CN106003033A (zh) * 2016-06-16 2016-10-12 哈尔滨工程大学 一种具有力控制的六自由度机械臂标准汉字书写方法
JP2017097833A (ja) * 2015-06-29 2017-06-01 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 移動ロボットシステム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004109690A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Canon Inc カメラシステムおよびカメラ
JP2012022712A (ja) * 2005-12-02 2012-02-02 Irobot Corp 自律型カバレッジロボット
US8600553B2 (en) 2005-12-02 2013-12-03 Irobot Corporation Coverage robot mobility
US8661605B2 (en) 2005-12-02 2014-03-04 Irobot Corporation Coverage robot mobility
US8978196B2 (en) 2005-12-02 2015-03-17 Irobot Corporation Coverage robot mobility
KR101010761B1 (ko) 2007-07-30 2011-01-25 가부시끼가이샤 덴소 웨이브 로봇 본체와, 부가 동작 축을 구비한 부가 메커니즘을 갖춘로봇용 제어 장치
EP2105816A3 (de) * 2008-03-26 2013-01-16 FPT Systems GmbH Fahrerloses Transportsystem zum Transport, Aufnehmen und Absetzen von Lasten
JP2016149106A (ja) * 2015-02-15 2016-08-18 波田野 義行 タブレット端末と加工装置
JP2017097833A (ja) * 2015-06-29 2017-06-01 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 移動ロボットシステム
US10860026B2 (en) 2015-06-29 2020-12-08 The Boeing Company Mobile robotic system for guiding an automated vehicle along a reconfigurable path and method thereof
CN106003033A (zh) * 2016-06-16 2016-10-12 哈尔滨工程大学 一种具有力控制的六自由度机械臂标准汉字书写方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017158973A1 (ja) 自動搬送車
EP0845723B1 (en) Method of avoiding interference of industrial robot
JP4978494B2 (ja) 自律移動体、及びその制御方法
WO2018213931A1 (en) Systems and methods for process tending with a robot arm
JPH02244207A (ja) 自動案内車輌のルーチング方法及び装置
JP2006227673A (ja) 自律走行装置
JP2014176934A (ja) ロボットシステム、及び、ロボットシステムの制御方法
JP2002086377A (ja) 移動ロボット
US4912383A (en) Method of controlling a robot
JP7068240B2 (ja) 自動走行車、自動走行車の制御システム、自動走行車の制御方法、自動走行車の制御プログラム、および記憶媒体
JP7070265B2 (ja) 追従台車
JP2000061870A (ja) ロボットの原点復帰方法
JP2000052284A (ja) ロボットの動作支援システム及びその制御方法
JP2001265438A (ja) 無人搬送台車
JP2002066969A (ja) 移動ロボット
JPS60101606A (ja) ロボツト自動運転方式
KR20220137213A (ko) 델타 로봇 및 그의 제어 장치와 방법
JP3804235B2 (ja) 無人搬送車
JPH0276008A (ja) 移動体の自動誘導制御装置
JPS62192807A (ja) ロボツト制御方式
JPH03123908A (ja) ロボットの位置と姿勢の直接教示装置及び直接教示方法
JPH03174609A (ja) 無人搬送車の旋回走行制御方法
JPS6237708A (ja) 無人車の分岐制御方法
JPH06102310B2 (ja) ロボット動作制御方法
JPS6315111B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080930