JP2002083470A - データ記録方法,データ再生方法およびデータ記録装置,データ再生装置並びに光記録媒体 - Google Patents
データ記録方法,データ再生方法およびデータ記録装置,データ再生装置並びに光記録媒体Info
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Abstract
制することができ、所定のデータ範囲の間の直流成分の
変動に対応することができ、データ再生能力を向上する
ことが可能なデータ記録方法,データ再生方法およびデ
ータ記録装置,データ再生装置並びに光記録媒体を提供
することを目的とする。 【解決手段】一のデータ範囲の第1DSV値を算出する
第1DSV値算出手段4と、一のデータ範囲に連続する
他のデータ範囲および第1リシンクパターンの第2DS
V値を算出する第2DSV値算出手段5と、他のデータ
範囲および第2リシンクパターンの第3DSV値を算出
する第3DSV値算出手段6と、第2DSV値または第
3DSV値のうち第1DSV値との差が小さい方を選択
する選択手段7と、選択結果に応じて、一のデータ範囲
と他のデータ範囲との間に第1リシンクパターンまたは
第2リシンクパターンを挿入するリシンクパターン挿入
手段12とを有することにより上記課題を解決する。
Description
データ再生方法およびデータ記録装置,データ再生装置
並びに光記録媒体に係り、特に、光学的にデータを記録
又は再生するデータ記録方法,データ再生方法およびデ
ータ記録装置,データ再生装置並びに光記録媒体に関す
る。
の一つとして、マークエッジ記録方式が知られている。
マークエッジ記録方式は、光記録媒体に記録するマーク
のエッジ部分がデータの値を表している。例えば、光デ
ィスクにマークエッジ記録方式でデータを記録する場合
の規格として、「Data Interchangeo
n 90 mm Optical Disk Cart
ridges」、ISO/IEC JTC 1/SC
23 N705、1.23.06 Draft2 De
c 1994にて提案されている規格がある。
(1,7)変調コードを記録し、データ論理値1(以
下、正データという)の個数とデータ論理値0(以下、
負データという)の個数とが極端に異なると、1セクタ
内において光ディスクからの再生波形の直流成分の平均
値が大き過ぎたり小さ過ぎたりしてしまう。この場合、
再生波形を二値化するときに利用するスライスレベルの
設定が難しく、データを正確に再生することが困難であ
った。
に挿入するリシンクパターンを適宜切り替え、再生波形
の直流成分の累積を一定値(例えば、「0」)に近似さ
せることにより、データ再生時のスライスレベルのマー
ジンを大きくしていた。なお、具体的な手段としては、
例えば特開平8−279251号公報に記載されている
ものが考えられる。
記録方式として、例えば記録データを所謂パーシャルレ
スポンス(PR)波形に変調して光磁気ディスクに記録
し、その光磁気ディスクからの再生波形を所定周期でサ
ンプリングした後に所謂ビタビ検出器(最尤データ検出
器)にて最も確からしいデータを検出するパーシャルレ
スポンス・最尤検出(以下、PRMLという)方式が知
られている。
所定周期でサンプリングし、そのサンプリング値のレベ
ル遷移に着目してデータ再生を行なうため、再生波形の
直流成分の変動によりデータを正確に再生する能力が低
下する。そこで、PRML方式においても、データを光
磁気ディスクに記録するときに、セクタ内の直流成分が
最小となるようなリシンクパターンをデータブロック間
に挿入する。
ク間に挿入するリシンクパターンを適宜切り替え、再生
信号の直流成分の累積を一定値(例えば、「0」)に近
似させることにより、セクタ内の直流成分を最小限に抑
えていた。
ディスクから再生するときに、再生波形の直流成分の変
動量(以下、オフセット量という)を移動平均方式によ
り算出し、算出したオフセット量を再生系(ビタビ復
号)の期待値にフィードバックすることで再生波形のオ
フセット量による影響を減少させていた。
タブロック間に挿入するリシンクパターンを適宜切り替
えることによりセクタ内の直流成分を最小限に抑える方
法は、データブロック間で直流成分の急激な変化が発生
することがある。PRML方式では、このようなデータ
ブロック間での直流成分の急激な変化によりデータを正
確に再生する能力が低下するという問題があった。
では、セクタ内のオフセット量を計算してダイナミック
に期待値に反映させることも考えられるが、データブロ
ック間でオフセット量の急激な変化があると、移動平均
方式のオフセット量計算では対応することができないと
いう問題があった。
ンクパターンを適宜切り替えることによりセクタ内の直
流成分を最小限に抑える方法は、データブロック間にあ
るリシンクパターンの前後で直流成分の急激な変化が発
生することがあり、移動平均方式のオフセット量計算で
十分に対応できないという問題があった。
で、所定のデータ範囲の間の直流成分の変動を抑制する
ことができ、所定のデータ範囲の間の直流成分の変動に
対応することができ、データ再生能力を向上することが
可能なデータ記録方法,データ再生方法およびデータ記
録装置,データ再生装置並びに光記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
するため、本発明は、請求項1に記載されるように、所
定のデータ範囲に含まれる正データと負データとの割合
に応じたDSV値を算出し、前記DSV値に応じて前記
データ範囲の間に挿入するリシンクパターンを選択し、
前記選択したリシンクパターンを前記データ範囲の間に
挿入するデータ記録方法において、前記データ範囲の間
のDSV値の差が最小となるように前記リシンクパター
ンを選択するリシンクパターン選択段階を有するように
構成される。
ータ範囲に含まれる正データと負データとの割合に応じ
たDSV(Digital Sum Value)値,
言い換えればそのデータ範囲の直流成分を算出する。そ
して、前記データ範囲の間のDSV値の差が最小となる
ようなリシンクパターンを選択し、選択したリシンクパ
ターンを前記データ範囲の間に挿入する。このように、
DSV値の差が最小となるようなリシンクパターンをそ
のデータ範囲の間に挿入することにより、前記データ範
囲の間の直流成分の変動を抑制することができ、データ
再生能力を向上することが可能となる。
小となるようなリシンクパターンを効率良く選択すると
いう観点から、本発明は、前記データ記録方法におい
て、一のデータ範囲の第1DSV値を算出する第1DS
V値算出段階と、前記一のデータ範囲に連続する他のデ
ータ範囲および第1リシンクパターンの第2DSV値を
算出する第2DSV値算出段階と、前記他のデータ範囲
および第2リシンクパターンの第3DSV値を算出する
第3DSV値算出段階と、前記第2DSV値または第3
DSV値のうち前記第1DSV値との差が小さい方を選
択する選択段階と、前記選択された第2DSV値または
第3DSV値に応じて、前記一のデータ範囲と前記他の
データ範囲との間に前記第1リシンクパターンまたは第
2リシンクパターンを挿入するリシンクパターン挿入段
階とを有するように構成することができる。
データ範囲と他のデータ範囲との間に第1リシンクパタ
ーンまたは第2リシンクパターンを挿入した場合の第2
DSV値,第3DSV値を夫々算出する。そして、第2
DSV値,第3DSV値のうち第1DSV値との差が小
さい方を選択することにより、一のデータ範囲と他のデ
ータ範囲との間に挿入するリシンクパターンを選択する
ことができる。
させるという観点から、本発明は、前記データ記録方法
において、前記第2リシンクパターンは、前記他のデー
タ範囲に含まれる正データおよび負データを反転させる
ことを特徴とするように構成することができる。
のデータ範囲の間に第1リシンクパターンを挿入したと
きと第2リシンクパターンを挿入したときとで、他のデ
ータ範囲に含まれる正データおよび負データが反転され
る。その結果、他のデータ範囲のDSV値を容易に変更
することができる。
定値より小さければ、前記データ範囲の間の直流成分の
変動は無視できるという観点から、本発明は、前記デー
タ記録方法において、前記選択段階は、第2DSV値お
よび第3DSV値と前記第1DSV値との差が所定値よ
り小さいとき、前回選択された第2DSV値または第3
DSV値を選択することを特徴とするように構成するこ
とができる。
DSV値および第3DSV値と第1DSV値との差が所
定値より小さいとき、前回選択したリシンクパターンを
選択し、そのリシンクパターンを前記データ範囲の間に
挿入することができる。
うに、再生波形の直流変動量を算出し、前記直流変動量
の移動平均値に応じて期待値を修正し、前記修正した期
待値に応じてデータを再生するデータ再生方法におい
て、現在の直流変動量を算出する直流変動量算出段階
と、前記現在の直流変動量と過去の直流変動量との移動
平均値を算出する移動平均値算出段階とを有し、前記移
動平均値算出段階は、所定のデータブロックに対応する
直流変動量の移動平均値を第1の平均個数に応じて算出
し、前記所定のデータブロックの間に挿入されたリシン
クパターンに対応する直流変動量の移動平均値を第1の
平均個数より少ない第2の平均個数に応じて算出するこ
とを特徴とする。
流変動量と過去の直流変動量との移動平均値を算出する
ときに用いる平均個数を、所定のデータブロック部分と
リシンクパターン部分とで異ならせる。平均個数を多く
すると、移動平均方式により算出される移動平均値は徐
々に変化する。一方、平均個数を少なくすると、移動平
均方式により算出される移動平均値は急激に変化する。
の平均個数を所定のデータブロック部分の第1の平均個
数より少なくすることにより、所定のデータブロック間
で発生する直流成分の急激な変化に対応することがで
き、データ再生能力を向上することが可能となる。
うに、所定のデータ範囲に含まれる正データと負データ
との割合に応じたDSV値を算出し、前記DSV値に応
じて前記データ範囲の間に挿入するリシンクパターンを
選択し、前記選択したリシンクパターンを前記データ範
囲の間に挿入するデータ記録装置において、前記データ
範囲の間のDSV値の差が最小となるように前記リシン
クパターンを選択するリシンクパターン選択手段を有す
るように構成される。
ータ範囲のDSV値を算出し、前記データ範囲の間のD
SV値の差が最小となるようなリシンクパターンを選択
し、選択したリシンクパターンを前記データ範囲の間に
挿入する。このように、DSV値の差が最小となるよう
なリシンクパターンをそのデータ範囲の間に挿入するこ
とにより、前記データ範囲の間の直流成分の変動を抑制
することができ、データ再生能力を向上することが可能
となる。
小となるようなリシンクパターンを効率良く選択すると
いう観点から、本発明は、前記データ記録装置におい
て、一のデータ範囲の第1DSV値を算出する第1DS
V値算出手段と、前記一のデータ範囲に連続する他のデ
ータ範囲および第1リシンクパターンの第2DSV値を
算出する第2DSV値算出手段と、前記他のデータ範囲
および第2リシンクパターンの第3DSV値を算出する
第3DSV値算出手段と、前記第2DSV値または第3
DSV値のうち前記第1DSV値との差が小さい方を選
択する選択手段と、前記選択された第2DSV値または
第3DSV値に応じて、前記一のデータ範囲と前記他の
データ範囲との間に前記第1リシンクパターンまたは第
2リシンクパターンを挿入するリシンクパターン挿入手
段とを有するように構成することができる。
データ範囲と他のデータ範囲との間に第1リシンクパタ
ーンまたは第2リシンクパターンを挿入した場合の第2
DSV値,第3DSV値を夫々算出する。そして、第2
DSV値,第3DSV値のうち第1DSV値との差が小
さい方を選択することにより、一のデータ範囲と他のデ
ータ範囲との間に挿入するリシンクパターンを選択する
ことができる。
させるという観点から、本発明は、前記データ記録装置
において、前記第2リシンクパターンは、前記他のデー
タ範囲に含まれる正データおよび負データを反転させる
ことを特徴とするように構成することができる。
データ範囲の間に第1リシンクパターンを挿入したとき
と第2リシンクパターンを挿入したときとで、他のデー
タ範囲に含まれる正データおよび負データが反転され
る。その結果、他のデータ範囲のDSV値を容易に変更
することができる。
定値より小さければ、前記データ範囲の間の直流成分の
変動は無視できるという観点から、本発明は、前記デー
タ記録装置において、前記選択手段は、第2DSV値お
よび第3DSV値と前記第1DSV値との差が所定値よ
り小さいとき、前回選択された第2DSV値または第3
DSV値を選択することを特徴とするように構成するこ
とができる。
DSV値および第3DSV値と第1DSV値との差が所
定値より小さいとき、前回選択したリシンクパターンを
選択し、そのリシンクパターンを前記データ範囲の間に
挿入することができる。
待値追従性をよくするという観点から、本発明は、前記
データ記録装置において、前記第1,第2および第3D
SV値を算出する為のデータ範囲を設定するデータ範囲
設定手段を更に有するように構成することができる。
V値を算出するデータ範囲を任意に設定することができ
るので、リシンクパターン直前直後のDSV値を算出す
ることができる。その結果、リシンクパターン直後のデ
ータにおける期待値追従性を良くすることができる。
うに、再生波形の直流変動量を算出し、前記直流変動量
の移動平均値に応じて期待値を修正し、前記修正した期
待値に応じてデータを再生するデータ再生装置におい
て、現在の直流変動量を算出する直流変動量算出手段
と、前記現在の直流変動量と過去の直流変動量との移動
平均値を算出する移動平均値算出手段とを有し、前記移
動平均値算出手段は、所定のデータブロックに対応する
直流変動量の移動平均値を第1の平均個数に応じて算出
し、前記所定のデータブロックの間に挿入されたリシン
クパターンに対応する直流変動量の移動平均値を第1の
平均個数より少ない第2の平均個数に応じて算出するこ
とを特徴とする。
流変動量と過去の直流変動量との移動平均値を算出する
ときに用いる平均個数を、所定のデータブロック部分と
リシンクパターン部分とで異ならせる。リシンクパター
ン部分の第2の平均個数を所定のデータブロック部分の
第1の平均個数より少なくすることにより、所定のデー
タブロック間で発生する直流成分の急激な変化に対応す
ることができ、データ再生能力を向上することが可能と
なる。
うに、所定のデータ範囲に含まれる正データと負データ
との割合に応じたDSV値に従って前記データ範囲の間
にリシンクパターンを挿入したデータが記録されている
光記録媒体において、前記データ範囲の間のDSV値の
差が最小となるようなリシンクパターンが前記データ範
囲の間に挿入されていることを特徴とするように構成さ
れる。
間のDSV値の差が最小となるようなリシンクパターン
が各データ範囲の間に挿入されている。その結果、デー
タ範囲の間の直流成分の変動を抑制することができ、デ
ータ再生能力を向上することが可能となる。
て図面に基づいて説明する。なお、本発明はデータの記
録に関する発明とデータの再生に関する発明とを含むの
で、最初にデータの記録に関する発明について説明す
る。
例の図を示す。図1(A),図1(D)は、RLL
(1,7)変調コードで構成されるデータ(1),デー
タ(2)である。図1(A)のデータ(1)は、データ
ブロック間に下線部で示されるリシンクパターンRSA
「00010000000100000010100
0」を有している。また、図1(D)のデータ(2)
は、データブロック間に下線部で示されるリシンクパタ
ーンRSB「0001000000010000001
00000」を有している。
ターンRSBは、RLL(1,7)変調コードで発生し
ない2種類のパターンであり、大きな欠陥等によるクロ
ックスリップが発生した場合などに同期を取り直すため
に設けられている。図1のリシンクパターンRSAとリ
シンクパターンRSBとは、後方から4ビット目が異な
るように「0」または「1」が設定されている。なお、
図1(A)のデータ(1)および図1(D)のデータ
(2)は、リシンクパターンRSAおよびリシンクパタ
ーンRSBの部分だけが異なっているものとする。
記録方式で記録する場合、図1(B)のドメイン(1)
および図1(C)の再生波形(1)が得られる。また、
図1(D)のデータ(2)をマークエッジ記録方式で記
録する場合、図1(E)のドメイン(2)および図1
(F)の再生波形(2)が得られる。なお、ドメインと
は、例えば光ディスクに記録される記録パターンのこと
である。
データ(2)とは、リシンクパターンRSAおよびリシ
ンクパターンRSBの部分だけが異なっているが、リシ
ンクパターンRSAおよびリシンクパターンRSB以後
の図1(B)のドメイン(1)および図1(E)のドメ
イン(2)が異なっていることが確認できる。その結
果、リシンクパターンRSAおよびリシンクパターンR
SB以後の図1(C)の再生波形(1)および図1
(F)の再生波形(2)が異なっている。
は、リシンクパターンRSB以前のデータブロックに含
まれる直流成分と、リシンクパターンRSB以後のデー
タブロックに含まれる直流成分とに変動が生じている。
このようなデータブロック間の直流成分の変動は、PR
ML方式のデータ再生能力を低下させることがある。
リシンクパターンRSA以前のデータブロックに含まれ
る直流成分と、リシンクパターンRSA以後のデータブ
ロックに含まれる直流成分とに変動がほとんど生じな
い。このように、データブロック間の直流成分の変動が
ほとんど生じなければ、PRML方式のデータ再生能力
を向上させることができる。
ンの前後のデータブロック間に生じる直流成分の変動が
小さくなるようなリシンクパターンを選択し、選択した
シンクパターンをデータブロック間に挿入することによ
り、PRML方式のデータ再生能力を向上させている。
るDSV値計算方法について図2を参照しつつ説明す
る。図2は、DSV値計算方法について説明する一例の
図を示す。DSV値は、データブロックに含まれる正デ
ータの個数(マーク長)と負データの個数(スペース
長)との差から算出される。
まれるマーク長は22であり、スペース長は37であ
る。また、図2(D)のドメイン(2)に含まれるマー
ク長は31であり、スペース長は28である。DSV値
は、マーク長およびスペース長を利用して以下の式
(1)により算出される。
は「−15」,図2(D)のドメイン(2)のDSV値
は「3」となる。このDSV値は、そのDSV値を算出
したデータ範囲の正データの個数(マーク長)と負デー
タの個数(スペース長)との差を表すものであり、言い
換えればDSV値を算出したデータ範囲の直流成分を表
すものである。したがって、前述のDSV値計算方法を
利用することにより、各データブロックの直流成分に応
じたDSV値を算出することができる。
値と、その一のデータブロックに連続する他のデータブ
ロックのDSV値との変化量が小さくなるリシンクパタ
ーンを選択し、その選択したリシンクパターンを一のデ
ータブロックと他のデータブロックとの間に挿入するこ
とにより、データブロック間の直流成分の変動を抑制す
ることができる。
クパターンを選択することが可能なデータ記録装置につ
いて図3を参照しつつ説明する。図3は、本発明のデー
タ記録装置の一実施例の構成図を示す。
ュータ,ワークステーション等であって、光ディスクに
記録する為の記録データを計算範囲設定部2に供給す
る。MPU9は、DSV値を計算するデータ範囲を決定
し、決定したデータ範囲に従って計算範囲設定部2から
出力される記録データを制御する。なお、DSV値を計
算するデータ範囲に関する範囲設定情報は、記憶部10
に記録しておくことができる。
て、図4に示すようなDSV値計算範囲を記録している
と、計算範囲設定部2はデータ範囲1に含まれる記録デ
ータをデータバッファ3のDSV値計算部4に供給する
と共に、データ範囲2に含まれる記録データをデータバ
ッファ3のDSV値計算部5,6に供給する。なお、全
DSV値計算部11は、ホスト装置1から供給される全
ての記録データが供給されている。
ら供給されたデータ範囲1に含まれる記録データのDS
V値DSVnを算出し、算出したDSV値DSVnをリ
シンクパターン決定部7に供給する。DSV値計算部5
は、計算範囲設定部2から供給されたデータ範囲2とリ
シンクパターンRS−Aとに含まれる記録データのDS
V値DSVn+1(A)を算出し、算出したDSV値D
SVn+1(A)をリシンクパターン決定部7に供給す
る。
ら供給されたデータ範囲2とリシンクパターンRS−B
とに含まれる記録データのDSV値DSVn+1(B)
を算出し、算出したDSV値DSVn+1(B)をリシ
ンクパターン決定部7に供給する。また、全DSV値計
算部11は、図4に示すような全データ範囲に含まれる
記録データのDSV値を算出し、そのDSV値をリシン
クパターン決定部7に供給している。
シンクパターンRS−Bは、リシンクパターンRS−A
の挿入部分以後の再生波形と、リシンクパターンRS−
Bの挿入部分以後の再生波形とが反転するようなパター
ン配列となっている。
SVn+1(A)またはDSV値DSVn+1(B)の
うち、DSV値DSVnとの差が小さい方を決定する。
そして、リシンクパターン決定部7は、決定されたDS
V値DSVn+1(A)またはDSV値DSVn+1
(B)に応じて図4のRS1の部分に挿入するリシンク
パターンを決定する。例えば、DSV値DSVn+1
(A)の方がDSV値DSVnとの差が小さければ、R
S1の部分に挿入するリシンクパターンとしてリシンク
パターンRS−Aが選択される。
値DSVn+1(A)が「10」,DSV値DSVn+
1(B)が「−5」である場合、DSV値DSVnおよ
びDSV値DSVn+1(A)の差が「−5」,DSV
値DSVnおよびDSV値DSVn+1(B)の差とが
「10」であることが分かる。
方がDSV値DSVnとの差が小さいので、RS1の部
分に挿入するリシンクパターンとしてリシンクパターン
RS−Aが選択される。したがって、RS1の部分の前
後でDSV値の変化量が小さくなるようなリシンクパタ
ーンを適宜選択することができる。
V値DSVnおよびDSV値DSVn+1(A)の差
と、DSV値DSVnおよびDSV値DSVn+1
(B)の差とが同程度であれば、全DSV値計算部11
からのDSV値を利用することにより、更にDSV値を
算出するデータ範囲を拡大してDSV値の変化量が小さ
くなるようなリシンクパターンを選択することもでき
る。
V値DSVnおよびDSV値DSVn+1(A)の差
と、DSV値DSVnおよびDSV値DSVn+1
(B)の差とが同程度であれば、前回選択したリシンク
パターンを引き続き選択することも可能である。
を選択すると、リシンクパターン決定部7は、決定した
リシンクパターンをリシンクパターン付加部12に供給
する。リシンクパターン付加部12は、ホスト装置1か
ら供給される記録データの所定位置にリシンクパターン
決定部7から供給されるリシンクパターンを挿入し、そ
のリシンクパターンを挿入した記録データをデータ記録
ユニット8に転送する。
クパターン付加部12から供給された記録データを光デ
ィスクなどの光記録媒体に記録する為のライトアンプ,
制御部,駆動部などを含み、その記録データを光記録媒
体に記録することができる。
用して記録データが記録されている光記録媒体は、各デ
ータブロック間のDSV値の差が最小となるようなリシ
ンクパターンが各データブロック間に挿入されている。
その結果、データブロック間の直流成分の変化量が小さ
く、データ再生能力の優れている光記録媒体を実現する
ことが可能となる。
の再生に関する発明について説明していく。図5は、本
発明の原理について説明する他の一例の図を示す。本発
明のデータ再生方法,データ再生装置は、データブロッ
ク間に挿入するリシンクパターンを適宜切り替えて再生
波形の直流成分の累積を一定値(例えば、「0」)に近
似させるようにデータを記録した光ディスク等、又はデ
ータブロック間に挿入するリシンクパターンを適宜切り
替えて再生波形の直流成分の変動を小さくするようにデ
ータを記録した光ディスク等からデータを再生する。
からの再生波形である。図5(A),図5(B)の再生
波形(1),(2)は、リシンクパターンの前後にある
データブロック間で直流成分の変動が生じている。例え
ば移動平均方式でオフセット量を算出する場合、平均個
数を多くすると図5(A)に点線で示すように徐々に変
化するオフセット量が算出される。図5(A)に点線で
示すようなオフセット量では、データブロック間で発生
する直流成分の急激な変化に対応することができない。
るオフセット量がデータパターンにまで追従するように
なり、オフセット量の変動が大きくなる。したがって、
算出したオフセット値を期待値にフィードバックしたと
しても、オフセット値の変動が大きい為、期待値のマー
ジンが小さくなる。
出する場合、平均個数をリシンクパターン部分で少なく
することにより、図5(B)に点線で示すような急激に
変化するオフセット量が算出される。つまり、リシンク
パターン部分の平均個数をデータブロック部分の平均個
数より少なくすることにより、オフセット量の追従性能
を向上することができ、データ再生能力を向上すること
が可能となる。
分の急激な変化に対応することが可能なデータ再生装置
について図6を参照しつつ説明する。図6は、本発明の
データ再生装置の一実施例の構成図を示す。
1,22と、除算器23と、加算器24と、フリップフ
ロップ(以下、FFという)25と、セレクタ26と、
リシンク(Resync)位置ウインドウ作成及びゲート信号
作成部27と、MPU(MicroProcessing Unit)28,
オフセット量選択部29,メモリ30,セレクタ31,
先頭モニタ32とを含むように構成される。
プリングしたサンプリング値である入力データと、期待
値とが供給される。減算器21は、供給された入力デー
タから期待値を減算した差分値を算出し、その差分値を
現在のオフセット量として減算器22に供給する。
セット量が供給されると共に、FF25から出力される
前回のオフセット量が供給される。FF25から出力さ
れる前回のオフセット量は、オフセット量として再生系
(ビタビ復号)の期待値にフィードバックされたもので
ある。
去のオフセット量を減算したオフセット量差分値を算出
し、そのオフセット量差分値を除算器23に供給する。
オフセット量差分値は、過去のオフセット量と現在のオ
フセット量との変化量を表す値であり、例えばオフセッ
ト量が急激に変化している場合に大きい値となる。
量差分値が供給されると共に、セレクタ26から移動平
均方式のオフセット量計算で利用する平均個数が供給さ
れる。除算器23は、オフセット量差分値をセレクタ2
6から供給される平均個数で除算し、その除算したオフ
セット量差分値を加算器24に供給する。
時の平均個数(例えば、128)と、高速追従時の平均
個数(例えば、16)とが供給されると共に、Resy
nc位置ウインドウ作成及びゲート信号作成部27から
Resync位置ウインドウ信号が供給される。セレク
タ26は、Resync位置ウインドウ信号に応じて通
常時の平均個数又は高速追従時の平均個数の何れか一方
を除算器23に供給する。
ト信号作成部27は、リードゲート信号をカウントし、
Resync位置ウインドウ信号を作成する。リシンク
位置ウインドウ信号は、再生波形のリシンクパターン部
分を検出する為の信号であって、セレクタ26に供給さ
れる。なお、リードゲート信号のカウント数は、MPU
28等から設定可能である。
と、セレクタ26が除算器23に供給する平均個数との
関係を図7を参照しつつ説明する。図7は、データ再生
装置の一例のタイミング図を示す。図7(A)は、光デ
ィスク等からの再生波形である。図7(B)は、Res
ync位置ウインドウ作成及びゲート信号作成部27か
ら出力されるResync位置ウインドウ信号である。
図7(C)は、セレクタ26から出力される平均個数で
ある。図7(D)は、Resync位置ウインドウ作成
及びゲート信号作成部27から出力されるオフセット値
記憶タイミング信号である。また、図7(E)は、先頭
モニタ値選択信号である。
ドウ信号は、図7(A)に示す再生波形のデータブロッ
ク部分でロウレベル,リシンクパターン部分でハイレベ
ルとなる。そして、図7(B)に示すResync位置
ウインドウ信号が供給されると、セレクタ26は図7
(C)に示すように、Resync位置ウインドウ信号
がロウレベルのときに通常時の平均個数128,Res
ync位置ウインドウ信号がハイレベルのときに高速追
従時の平均個数16を選択し、選択した平均個数を除算
器23に供給している。
ブロック部分で通常時の平均個数128が供給され、リ
シンクパターン部分で高速追従時の平均個数16が供給
されることとなる。したがって、除算器23は、データ
ブロック部分のオフセット量差分値を通常時の平均個数
128で除算し、リシンクパターン部分のオフセット量
差分値を高速追従時の平均個数16で除算することがで
きる。
オフセット量差分値が供給されると共に、FF25から
出力される前回のオフセット量が供給される。加算器2
4は、除算器23で除算されたオフセット量差分値とF
F25から供給された前回のオフセット量とを加算した
移動平均値を算出し、その移動平均値をオフセット量選
択部29に供給する。
ら移動平均値,セレクタ31からオフセット量,Res
ync位置ウインドウ作成及びゲート信号作成部27か
ら図7(E)に示すような先頭モニタ値選択信号が供給
される。オフセット量選択部29は、先頭モニタ値選択
信号に応じて加算器24から供給された移動平均値又は
セレクタ31から供給されたオフセット量の何れか一方
を新たなオフセット量としてFF25に供給する。
は、リシンクパターン直後に一定期間ハイレベルとなる
信号である。この先頭モニタ値選択信号が供給される
と、オフセット量選択部29は先頭モニタ値選択信号が
ハイレベルのときにセレクタ31から供給されたオフセ
ット量,先頭モニタ値選択信号がロウレベルのときに加
算器24から供給された移動平均値を選択し、新たなオ
フセット量としてFF25に供給する。
だけセレクタ31から供給されるオフセット量がFF2
5に供給される一方、リシンクパターン直後の一定期間
以外では加算器24から供給される移動平均値がオフセ
ット量としてFF25に供給される。そして、FF25
は、オフセット量選択部29から供給された新たなオフ
セット量をラッチし、ラッチしたオフセット量を所定の
タイミングで出力している。
部29に供給されるオフセット量について説明する。セ
レクタ31から出力されるオフセット量は、メモリ30
に格納されている1つ以上のオフセット量から選択され
たものである。メモリ30は、例えばMPU28からの
指示によりオフセット量を格納する。また、メモリ30
は、図7(D)に示すオフセット量記憶タイミング信号
に応じて、FF25から出力されるオフセット量を格納
する。
ング信号は、リシンクパターン直前から一定期間ハイレ
ベルとなる信号である。このオフセット量記憶タイミン
グ信号が供給されると、メモリ30はオフセット量記憶
タイミング信号の立ち上がりタイミングでFF25から
供給されるオフセット量を格納する。なお、メモリ30
は、格納している1つ以上のオフセット量を適宜並び替
えることでオフセット量の選択を容易にしている。
いる1つ以上のオフセット量が供給されると共に、先頭
モニタ32から選択信号が供給される。先頭モニタ32
は、Resync位置ウインドウ信号が供給されると共
に、再生波形を所定周期でサンプリングしたサンプリン
グ値である入力データが供給される。先頭モニタ32は
所定数の入力データをモニタし、そのモニタ結果に応じ
た選択信号をセレクタ31に供給する。セレクタ31は
選択信号に応じて1つ以上のオフセット量から1つのオ
フセット量を選択し、オフセット量選択部29に出力す
る。例えばセレクタ31は、先頭モニタ32がモニタし
た所定数の入力データに最も近似するオフセット量を選
択できる。
リシンクパターン直後の一定期間にメモリ30に格納さ
れているオフセット量を初期値としてFF25に供給す
ることができる。
うな構成が考えられる。
データと負データとの割合に応じたDSV値を算出し、
前記DSV値に応じて前記データ範囲の間に挿入するリ
シンクパターンを選択し、前記選択したリシンクパター
ンを前記データ範囲の間に挿入するデータ記録方法にお
いて、前記データ範囲の間のDSV値の差が最小となる
ように前記リシンクパターンを選択するリシンクパター
ン選択段階を有するデータ記録方法。
おいて、一のデータ範囲の第1DSV値を算出する第1
DSV値算出段階と、前記一のデータ範囲に連続する他
のデータ範囲および第1リシンクパターンの第2DSV
値を算出する第2DSV値算出段階と、前記他のデータ
範囲および第2リシンクパターンの第3DSV値を算出
する第3DSV値算出段階と、前記第2DSV値または
第3DSV値のうち前記第1DSV値との差が小さい方
を選択する選択段階と、前記選択された第2DSV値ま
たは第3DSV値に応じて、前記一のデータ範囲と前記
他のデータ範囲との間に前記第1リシンクパターンまた
は第2リシンクパターンを挿入するリシンクパターン挿
入段階とを有するデータ記録方法。
おいて、前記第2リシンクパターンは、前記他のデータ
範囲に含まれる正データおよび負データを反転させるこ
とを特徴とするデータ記録方法。
おいて、前記選択段階は、第2DSV値および第3DS
V値と前記第1DSV値との差が所定値より小さいと
き、前回選択された第2DSV値または第3DSV値を
選択することを特徴とするデータ記録方法。
し、前記直流変動量の移動平均値に応じて期待値を修正
し、前記修正した期待値に応じてデータを再生するデー
タ再生方法において、現在の直流変動量を算出する直流
変動量算出段階と、前記現在の直流変動量と過去の直流
変動量との移動平均値を算出する移動平均値算出段階と
を有し、前記移動平均値算出段階は、所定のデータブロ
ック部分の移動平均値を第1の平均個数に応じて算出
し、前記所定のデータブロックの間に挿入されたリシン
クパターン部分の移動平均値を第1の平均個数より少な
い第2の平均個数に応じて算出することを特徴とするデ
ータ再生方法。
おいて、前記第1の平均個数又は第2の平均個数を可変
設定することを特徴とするデータ再生方法。
おいて、前記リシンクパターンの幅を可変設定すること
を特徴とするデータ再生方法。
おいて、前記所定のデータブロック部分の移動平均値を
1つ以上格納する移動平均値格納段階と、前記格納した
移動平均値のうち一つの移動平均値を選択し、前記選択
した移動平均値を前記所定のデータブロック部分の初期
移動平均値に設定する初期移動平均値設定段階とを更に
有するデータ再生方法。
データと負データとの割合に応じたDSV値を算出し、
前記DSV値に応じて前記データ範囲の間に挿入するリ
シンクパターンを選択し、前記選択したリシンクパター
ンを前記データ範囲の間に挿入するデータ記録装置にお
いて、前記データ範囲の間のDSV値の差が最小となる
ように前記リシンクパターンを選択するリシンクパター
ン選択手段を有するデータ記録装置。
において、一のデータ範囲の第1DSV値を算出する第
1DSV値算出手段と、前記一のデータ範囲に連続する
他のデータ範囲および第1リシンクパターンの第2DS
V値を算出する第2DSV値算出手段と、前記他のデー
タ範囲および第2リシンクパターンの第3DSV値を算
出する第3DSV値算出手段と、前記第2DSV値また
は第3DSV値のうち前記第1DSV値との差が小さい
方を選択する選択手段と、前記選択された第2DSV値
または第3DSV値に応じて、前記一のデータ範囲と前
記他のデータ範囲との間に前記第1リシンクパターンま
たは第2リシンクパターンを挿入するリシンクパターン
挿入手段とを有するデータ記録装置。
において、前記第2リシンクパターンは、前記他のデー
タ範囲に含まれる正データおよび負データを反転させる
ことを特徴とするデータ記録装置。
において、前記選択手段は、第2DSV値および第3D
SV値と前記第1DSV値との差が所定値より小さいと
き、前回選択された第2DSV値または第3DSV値を
選択することを特徴とするデータ記録装置。
において、前記第1,第2および第3DSV値を算出す
る為のデータ範囲を設定するデータ範囲設定手段を更に
有するデータ記録装置。
し、前記直流変動量の移動平均値に応じて期待値を修正
し、前記修正した期待値に応じてデータを再生するデー
タ再生装置において、現在の直流変動量を算出する直流
変動量算出手段と、前記現在の直流変動量と過去の直流
変動量との移動平均値を算出する移動平均値算出手段と
を有し、前記移動平均値算出手段は、所定のデータブロ
ックに対応する直流変動量の移動平均値を第1の平均個
数に応じて算出し、前記所定のデータブロックの間に挿
入されたリシンクパターンに対応する直流変動量の移動
平均値を第1の平均個数より少ない第2の平均個数に応
じて算出することを特徴とするデータ再生装置。
置において、前記第1の平均個数又は第2の平均個数を
可変設定することを特徴とするデータ再生装置。
置において、前記リシンクパターンの幅を可変設定する
ことを特徴とするデータ再生装置。
置において、前記所定のデータブロック部分の移動平均
値を1つ以上格納する移動平均値格納手段と、前記格納
した移動平均値のうち一つの移動平均値を選択し、前記
選択した移動平均値を前記所定のデータブロック部分の
初期移動平均値に設定する初期移動平均値設定手段とを
更に有するデータ再生装置。
正データと負データとの割合に応じたDSV値に従って
前記データ範囲の間にリシンクパターンを挿入したデー
タが記録されている光記録媒体において、前記データ範
囲の間のDSV値の差が最小となるようなリシンクパタ
ーンが前記データ範囲の間に挿入されていることを特徴
とする光記録媒体。
の差が最小となるようなリシンクパターンを所定のデー
タ範囲の間に挿入することで、そのデータ範囲の間の直
流成分の変動を抑制することができ、直流成分の変動に
影響を受け易いデータ再生方法におけるデータ再生能力
を向上することが可能となる。
部分の平均個数を所定のデータブロック部分の平均個数
より少なくすることで、所定のデータブロック間で発生
する直流成分の急激な変化に対応することができ、デー
タ再生能力を向上することが可能となる。
る。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ート信号作成部 28 MPU(Micro Processing Unit) 29 オフセット量選択部 30 メモリ 32 先頭モニタ
Claims (5)
- 【請求項1】 所定のデータ範囲に含まれる正データと
負データとの割合に応じたDSV値を算出し、前記DS
V値に応じて前記データ範囲の間に挿入するリシンクパ
ターンを選択し、前記選択したリシンクパターンを前記
データ範囲の間に挿入するデータ記録方法において、 前記データ範囲の間のDSV値の差が最小となるように
前記リシンクパターンを選択するリシンクパターン選択
段階を有するデータ記録方法。 - 【請求項2】 再生波形の直流変動量を算出し、前記直
流変動量の移動平均値に応じて期待値を修正し、前記修
正した期待値に応じてデータを再生するデータ再生方法
において、 現在の直流変動量を算出する直流変動量算出段階と、 前記現在の直流変動量と過去の直流変動量との移動平均
値を算出する移動平均値算出段階とを有し、 前記移動平均値算出段階は、所定のデータブロックに対
応する直流変動量の移動平均値を第1の平均個数に応じ
て算出し、 前記所定のデータブロックの間に挿入されたリシンクパ
ターンに対応する直流変動量の移動平均値を第1の平均
個数より少ない第2の平均個数に応じて算出することを
特徴とするデータ再生方法。 - 【請求項3】 所定のデータ範囲に含まれる正データと
負データとの割合に応じたDSV値を算出し、前記DS
V値に応じて前記データ範囲の間に挿入するリシンクパ
ターンを選択し、前記選択したリシンクパターンを前記
データ範囲の間に挿入するデータ記録装置において、 前記データ範囲の間のDSV値の差が最小となるように
前記リシンクパターンを選択するリシンクパターン選択
手段を有するデータ記録装置。 - 【請求項4】 再生波形の直流変動量を算出し、前記直
流変動量の移動平均値に応じて期待値を修正し、前記修
正した期待値に応じてデータを再生するデータ再生装置
において、 現在の直流変動量を算出する直流変動量算出手段と、 前記現在の直流変動量と過去の直流変動量との移動平均
値を算出する移動平均値算出手段とを有し、 前記移動平均値算出手段は、所定のデータブロックに対
応する直流変動量の移動平均値を第1の平均個数に応じ
て算出し、 前記所定のデータブロックの間に挿入されたリシンクパ
ターンに対応する直流変動量の移動平均値を第1の平均
個数より少ない第2の平均個数に応じて算出することを
特徴とするデータ再生装置。 - 【請求項5】 所定のデータ範囲に含まれる正データと
負データとの割合に応じたDSV値に従って前記データ
範囲の間にリシンクパターンを挿入したデータが記録さ
れている光記録媒体において、 前記データ範囲の間のDSV値の差が最小となるような
リシンクパターンが前記データ範囲の間に挿入されてい
ることを特徴とする光記録媒体。
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