JP2002078218A - 充電回路、充放電回路及び電池パック - Google Patents

充電回路、充放電回路及び電池パック

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JP2002078218A JP2000263569A JP2000263569A JP2002078218A JP 2002078218 A JP2002078218 A JP 2002078218A JP 2000263569 A JP2000263569 A JP 2000263569A JP 2000263569 A JP2000263569 A JP 2000263569A JP 2002078218 A JP2002078218 A JP 2002078218A
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玲 原口
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Fujitsu Ltd
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    • H02J7/0013Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries acting upon several batteries simultaneously or sequentially
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二次電池の寿命を縮めることなく、しかも、充
電時及び放電使用時には無駄な電力消費の低減を図る。 【解決手段】バランス電流制御回路23は各リチウムイ
オン電池1a〜1c毎に設けられ、当該リチウムイオン
電池1a〜1cのセル電圧Va〜Vcと他のリチウムイ
オン電池1a〜1cの電セル電圧Va〜Vcとの電位差
を検出する。そして、バランス電流制御回路23は当該
リチウムイオン電池1a〜1cのセル電圧Va〜Vcが
他のリチウムイオン電池1a〜1cのセル電圧Va〜V
cより予め定めた第1基準オフセット電圧VD以上高く
なったとき、バランス電流制御回路4の対応する第1〜
第2充電電流制御回路4a〜4cを介して当該リチウム
イオン電池1a〜1cへの充電電流をバイパスさせる。
充電検出回路21はバッテリ1に対して充電中か否かを
検出し、充電中のときのみバランス電流制御回路23の
検出動作を活性化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池の充電回
路、充放電回路及び電池パックに係り、特にノート型パ
ソコン等の各種携帯電子機器に使用される二次電池に好
適な充電回路、充放電回路及び電池パックに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、各種携帯電子機器の高性能化に伴
いその携帯電子機器に搭載される二次電池の大容量化が
強く要求されている。そして、二次電池の大容量化に対
応してリチウムイオン電池が広く二次電池として採用さ
れている。
【0003】図3は、ノート型パソコンに搭載される電
池パックに内蔵された充放電回路を示す。この充放電回
路は電池パックに内蔵されたバッテリの充放電制御す
る。バッテリ1は組電池であって、複数個(図では3
個)の第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1cが直列
に接続されて構成されている。
【0004】そのバッテリ1のプラス側電極はPチャネ
ルMOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタ)
よりなる放電制御スイッチ2及び同じくPMOSトラン
ジスタよりなる充電制御スイッチ3を介してプラス側入
出力端子t1に接続されている。一方、バッテリ1のマ
イナス側電極はマイナス側入出力端子t2に接続されて
いる。そして、プラス側及びマイナス側入出力端子t
1,t2は、バッテリ1に電荷を充電するとき入力端子
となってパソコン本体から直流電圧が印加され、バッテ
リ1の電荷を放電するとき出力端子となってパソコン本
体に駆動電源を供給する。
【0005】ちなみに、バッテリ1に電荷を充電すると
きには、放電制御スイッチ2はオフしていても充電制御
スイッチ3がオンされることにより、充電制御スイッチ
3及び放電制御スイッチ2(PMOSトランジスタ)の
寄生ダイオードD2を介してパソコン本体からバッテリ
1に電流(充電電流)が流れる。反対に、バッテリ1の
電荷を放電するときには、放電制御スイッチ2はオンさ
れ充電制御スイッチ3がオフしていても、放電制御スイ
ッチ2及び充電制御スイッチ3(PMOSトランジス
タ)の寄生ダイオードD3を介してバッテリ1からパソ
コン本体に電流(放電電流)が流れる。
【0006】バッテリ1に対してバランス電流設定回路
4が設けられている。バランス電流設定回路4は、バッ
テリ1を構成する各リチウムイオン電池1a〜1cに対
して並列に接続された第1〜第3充電電流制御回路部4
a〜4cとから構成されている。各充電電流制御回路部
4a〜4cはそれぞれ抵抗5a〜5cとNチャネルMO
Sトランジスタ(以下、NMOSトランジスタ)6a〜
6cとから構成されている。そして、第1〜第3充電電
流制御回路部4a〜4cは、NMOSトランジスタ6a
〜6cがオンされることによって対応する第1〜第3リ
チウムイオン電池1a〜1cの電荷を放電する。
【0007】また、バッテリ1に対して充電電流制御手
段としての充放電制御回路7が設けられている。充放電
制御回路7はセル電圧検出回路8、過充電検出手段とし
ての過充電検出回路9及び過放電停止手段としての過放
電検出回路10とから構成されている。セル電圧検出回
路8は、各リチウムイオン電池1a〜1cの端子間電圧
(セル電圧)Va〜Vcをそれぞれ検出する増幅率が
「1」のオペアンプよりなる第1〜第3セル電圧アンプ
8a〜8cとから構成されている。
【0008】詳述すると、第1セル電圧アンプ8aは、
その非反転入力端子が第1リチウムイオン電池1aのプ
ラス電極に、反転入力端子が第1リチウムイオン電池1
aのマイナス電極(第2リチウムイオン電池1bのプラ
ス電極)にそれぞれ接続されて、その時の第1リチウム
イオン電池1aの端子間電圧(セル電圧)Vaを出力端
子から過充電検出回路9に出力するようになっている。
【0009】第2セル電圧アンプ8bは、その非反転入
力端子が第2リチウムイオン電池1bのプラス電極に、
反転入力端子が第2リチウムイオン電池1bのマイナス
電極(第3リチウムイオン電池1cのプラス電極)にそ
れぞれ接続されて、その時の第2リチウムイオン電池1
bの端子間電圧(セル電圧)Vbを出力端子から過充電
検出回路9に出力するようになっている。
【0010】第3セル電圧アンプ8cは、その非反転入
力端子が第3リチウムイオン電池1cのプラス電極に、
反転入力端子が第3リチウムイオン電池1cのマイナス
電極にそれぞれ接続されて、その時の第3リチウムイオ
ン電池1cの端子間電圧(セル電圧)Vcを出力端子か
ら過充電検出回路9に出力するようになっている。
【0011】過充電検出回路9は、3個の第1〜第3コ
ンパレータ9a〜9cと1個のオア回路9dを備えてい
る。第1コンパレータ9aは、その非反転入力端子に第
1セル電圧Vaを入力し、反転入力端子に第2の基準電
圧としての第2基準電圧VTHを入力する。そして、第1
コンパレータ9aは第1セル電圧Vaが第2基準電圧V
TH未満の時Lレベルの検出信号をオア回路9dに出力し
第2基準電圧VTH以上になった時Hレベルの検出信号を
オア回路9dに出力する。つまり、第1コンパレータ9
aは、第1リチウムイオン電池1aの端子間電圧(セル
電圧)Vaが第2基準電圧VTHまで充電されるとHレベ
ルの検出信号をオア回路9dに出力する。
【0012】尚、第1コンパレータ9aは、ヒステリシ
スを有し、第1セル電圧Vaが一度第2基準電圧VTH以
上になった後は、第2基準電圧VTHより低い予め定めた
電圧VTLまで第1セル電圧Vaが下がらないと検出信号
はLレベルにならないようになっている。
【0013】第2コンパレータ9bは、その非反転入力
端子に第2セル電圧Vbを入力し、反転入力端子に第2
基準電圧VTHを入力する。そして、第2コンパレータ9
bは第2セル電圧Vbが第2基準電圧VTH未満の時Lレ
ベルの検出信号をオア回路9dに出力し、第2基準電圧
VTH以上になった時Hレベルの検出信号をオア回路9d
に出力する。つまり、第2コンパレータ9bは、第2リ
チウムイオン電池1bの端子間電圧(セル電圧)Vbが
第2基準電圧VTHまで充電されるとHレベルの検出信号
をオア回路9dに出力する。
【0014】尚、第2コンパレータ9bは、ヒステリシ
スを有し、第2セル電圧Vbが一度第2基準電圧VTH以
上になった後は、第2基準電圧VTHより低い予め定めた
電圧VTLまで第2セル電圧Vbが下がらないと検出信号
はLレベルにならないようになっている。
【0015】第3コンパレータ9cは、その非反転入力
端子に第3セル電圧Vcを入力し、反転入力端子に第2
基準電圧VTHを入力する。そして、第3コンパレータ9
cは第3セル電圧Vcが第2基準電圧VTH未満の時Lレ
ベルの検出信号をオア回路9dに出力し、第2基準電圧
VTH以上になった時Hレベルの検出信号をオア回路9d
に出力する。つまり、第3コンパレータ9cは、第3リ
チウムイオン電池1cの端子間電圧(セル電圧)Vcが
第2基準電圧VTHまで充電されるとHレベルの検出信号
をオア回路9dに出力する。
【0016】尚、第3コンパレータ9cは、ヒステリシ
スを有し、第3セル電圧Vcが一度第2基準電圧VTH以
上になった後は、第2基準電圧VTHより低い予め定めた
電圧VTLまで第3セル電圧Vcが下がらないと検出信号
はLレベルにならないようになっている。
【0017】第1〜第3コンパレータ9a〜9cからの
検出信号を入力するオア回路9dは、その出力端子が前
記充電制御スイッチ3(PMOSトランジスタのゲート
端子)に接続されている。オア回路9dは、第1〜第3
コンパレータ9a〜9cの検出信号のうち少なくとも1
つの検出信号がHレベルのとき、充電制御スイッチ3を
オフ状態にする。つまり、第1〜第3リチウムイオン電
池1a〜1cの少なくとも1つがその端子間電圧(セル
電圧)Va〜Vcが第2基準電圧VTH以上になると充電
制御スイッチ3をオフして充電を停止させる。
【0018】又、第1〜第3コンパレータ9a〜9cの
検出信号は、それぞれ対応する第1〜第3充電電流制御
回路部4a〜4cに設けられたNMOSトランジスタ6
a〜6cのゲート端子に出力される。従って、第1〜第
3コンパレータ9a〜9cの検出信号がHレベルになる
と、対応するNMOSトランジスタ6a〜6cはオンさ
れる。つまり、第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1
cの端子間電圧(セル電圧)Va〜Vcが第2基準電圧
VTH以上になると、対応するNMOSトランジスタ6a
〜6cがオンしそのNMOSトランジスタ6a〜6cを
介して対応する第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1
cの電荷を放電し第1〜第3リチウムイオン電池1a〜
1cの端子間電圧(セル電圧)Va〜Vcを前記電圧V
TLまで下げるようにする。そして、第1〜第3リチウム
イオン電池1a〜1cの端子間電圧(セル電圧)Va〜
Vcが前記電圧VTLまで下がると、再び充電を開始す
る。
【0019】尚、過放電検出回路10は、第1〜第3セ
ル電圧アンプ8a〜8cから各リチウムイオン電池1a
〜1cの端子間電圧(セル電圧)Va〜Vcを入力し、
その少なくとも1つが第3の基準電圧としての予め定め
た基準電圧以下になった時、放電制御スイッチ2をオフ
してバッテリ1の放電を停止させる。つまり、バッテリ
1がパソコン本体に駆動電源を供給している状態で、第
1〜第3リチウムイオン電池1a〜1cの少なくとも1
つがその端子間電圧(セル電圧)Va〜Vcが予め定め
た基準電圧以下になった時、パソコン本体への駆動電源
の供給を停止する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1〜第3
リチウムイオン電池1a〜1cには個体差があるため、
充電を開始時の端子間電圧(セル電圧)Va〜Vcが相
違したり、第2基準電圧VTHまで充電されるに要する時
間が第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1cによって
相違する。従って、同時に各リチウムイオン電池1a〜
1cの端子間電圧(セル電圧)Va〜Vcが第2基準電
圧VTHになることはない。その結果、上記したように、
第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1cのうちの1つ
(例えば第1リチウムイオン電池1a)が第2基準電圧
VTHになると、一旦充電を停止し、該第1リチウムイオ
ン電池1aの充電電荷を放電させてその端子間電圧(セ
ル電圧)Vaを電圧VTLまで下げる。そして、充電を再
開する。つまり、上記した充放電回路では、充電及び放
電を繰り返すことによって第1〜第3リチウムイオン電
池1a〜1cの端子間電圧(セル電圧)Va〜Vc全て
が均等に充電されるようにしている。
【0021】しかしながら、充電及び放電を繰り返して
均等に各リチウムイオン電池1a〜1cを充電する従来
方法では、リチウムイオン電池の寿命を短くしていた。
充電及び放電が繰り返されるリチウムイオン電池はその
回数だけストレスが他より余分に加わることになり寿命
を縮める。前記したように、一般にバッテリ1を構成す
る各リチウムイオン電池には個体差があるため、その中
で1つのリチウムイオン電池が集中して充電及び放電を
繰り返す傾向がある。集中して充電及び放電を繰り返す
リチウムイオン電池はさらに他のリチウムイオン電池よ
り劣化が早い。従って、パソコンに搭載する電池パック
としての寿命は非常に短くなっていた。
【0022】又、特開平7−87673号公報には、充
電及び放電が繰り返されない充電制御方式が提案されて
いる。この充電制御方式は、各リチウムイオン電池毎に
該電池の端子間電圧を検出する検出器を設けるとともに
各リチウムイオン電池毎にバイパス回路を並列に接続す
る。そして、検出器が検出したリチウムイオン電池の端
子間電圧が予め定めた電圧に到達したとき、対応するバ
イパス回路を導通させることにより、個別に端子間電圧
が予め定めた電圧に到達したリチウムイオン電池につい
て充電を終了させるようにしたものである。
【0023】しかしながら、この制御方式では、各リチ
ウムイオン電池の端子間電圧に関係なく予め定めた電圧
に到達した電池のバイパス回路から導通するため、端子
間電圧のバラツキが大きい各リチウムイオン電池を充電
する場合、最初に予め定めた電圧に到達した電池のバイ
パス回路は長時間導通状態になる。その結果、バイパス
回路の耐久性に問題が生じるとともに、消費電力の低減
を図る上で問題が生じる。
【0024】又、特開平7−87673号公報には、2
個のリチウムイオン電池の端子間電圧が常に等しい状態
で充電させるようにした充電制御方式も提案している。
この充電制御方式は、抵抗よりなる分圧回路で組電池全
体の電圧の二分の一となる電圧を作り、その二分の一の
電圧を増幅率が1の増幅器に出力する。増幅器の出力端
は2個のリチウムイオン電池の接続点に接続する。そし
て、プラス電極側のリチウムイオン電池の端子間電圧が
マイナス電極側のリチウムイオン電池の端子間電圧より
高い場合には、増幅率を介してマイナス電極側のリチウ
ムイオン電池の充電が行われ、プラス電極側のリチウム
イオン電池の端子間電圧がマイナス電極側のリチウムイ
オン電池の端子間電圧より低い場合には、プラス電極側
のリチウムイオン電池の充電が行われるようにしたもの
である。
【0025】しかしながら、この制御方式では、2個の
リチウムイオン電池よりなる組電池が放電使用される場
合においても、前記増幅器及び分圧回路は組電池からの
電源電圧によって活性化されていて無駄な電力が消費さ
れる。その結果、電池パックの使用時間の長時間化を図
る上で問題であった。しかも、この制御方式では、3個
以上のリチウムイオン電池よりなる組電池に応用するこ
とは、回路構成が非常に複雑となり、実質不可能であっ
た。
【0026】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その目的は充電によって二次電池
の寿命を縮めることなく、しかも、充電時及び放電使用
時には無駄な電力消費を低減するようにした充電回路、
充放電回路及び電池パックを提供するにある。
【0027】又、本発明の第2の目的は、3個以上の二
次電池よりなる組電池において、充電することによって
二次電池の寿命を縮めることなく、しかも、耐久性があ
り充電時における電力消費の低減を図ることができる充
電回路を提供するにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、3以上の二次電池が直列に接続されてなる組電池を
充電する充電回路において、前記各二次電池毎に設けら
れ、当該二次電池に対して並列に接続されて当該二次電
池に充電電流をバイパス制御する充電電流制御手段と、
前記各二次電池毎に設けられ、当該二次電池の電池電圧
と他の二次電池の電池電圧との電位差を検出し、その電
位差に基づいて前記充電電流制御手段を介して当該二次
電池への充電電流をバイパスさせる電位差検出手段とを
設けたことをその要旨とする。
【0029】請求項2に記載の発明は、2以上の二次電
池が直列に接続されてなる組電池を充電する充電回路に
おいて、前記各二次電池毎に設けられ、当該二次電池に
対して並列に接続されて当該二次電池に充電電流をバイ
パス制御する充電電流制御手段と、前記各二次電池毎に
設けられ、当該二次電池の電池電圧と他の二次電池の電
池電圧との電位差を検出し、その電位差に基づいて前記
充電電流制御手段を介して当該二次電池への充電電流を
バイパスさせる電位差検出手段と、前記組電池に対して
充電中か否かを検出し、充電中のときのみ前記電位差検
出手段の検出動作を活性化する充電検出手段とを設けた
ことをその要旨とする。
【0030】請求項3に記載の発明は、2以上の二次電
池が直列に接続されてなる組電池の各二次電池毎に設け
られ、それぞれ当該二次電池の電池電圧を検出し当該二
次電池の電池電圧が過充電状態となる予め定めた第2の
基準電圧以上になったとき、前記組電池への充電を停止
させる過充電検出手段を有するとともに、前記各二次電
池毎に設けられ、それぞれ当該二次電池の電池電圧を検
出し当該二次電池の電池電圧が過放電となる予め定めた
第3の基準電圧以下になったとき、放電を停止させる過
放電停止手段を有した充放電回路において、前記各二次
電池毎に設けられ、当該二次電池に対して並列に接続さ
れて当該二次電池に充電電流をバイパス制御する充電電
流制御手段と、前記各二次電池毎に設けられ、当該二次
電池の電池電圧と他の二次電池の電池電圧との電位差を
検出し、その電位差に基づいて前記充電電流制御手段を
介して当該二次電池への充電電流をバイパスさせる電位
差検出手段と、前記組電池に対して充電中か否かを検出
し、充電中のときのみ前記電位差検出手段の検出動作を
活性化する充電検出手段とを設けたことをその要旨とす
る。
【0031】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の充放電回路において、前記電位差検出手段は、前記電
位差が予め定めた第1の基準電圧以上高くなったとき、
前記充電電流制御手段を非導通状態から導通状態に制御
する出力信号を出力することをその要旨とする。
【0032】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の充放電回路において、前記電位差検出手段は、前記電
位差に応じて前記充電電流制御手段のバイパスする電流
値を制御する出力信号を出力することをその要旨とす
る。
【0033】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の充放電回路において、前記過充電検出手段からの出力
信号に基づいてオン・オフ制御される充電制御スイッチ
と前記過放電検出手段からの出力信号に基づいてオン・
オフ制御される放電制御スイッチを直列に接続し、その
直列回路を前記組電池に対して直列に接続するととも
に、充電時において前記充電検出手段からの検出信号に
基づいて前記過放電検出手段からの出力信号を無効化し
前記放電制御スイッチをオン状態にするゲート回路を設
けたことをその要旨とする。
【0034】請求項7に記載の発明は、請求項3〜6の
いずれか1に記載の充放電回路を備えた電池パックをそ
の要旨とする。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、電位差検出手
段は、各二次電池毎に設けられ、当該二次電池の電池電
圧と他の二次電池の電池電圧との電位差を検出する。そ
して、電位差検出手段はその電位差に基づいて充電電流
制御手段を介して当該二次電池への充電電流をバイパス
させる。
【0035】請求項2、3及び7に記載の発明によれ
ば、電位差検出手段は各二次電池毎に設けられ、当該二
次電池の電池電圧と他の二次電池の電池電圧との電位差
を検出する。そして、電位差検出手段はその電位差に基
づいて充電電流制御手段を介して当該二次電池への充電
電流をバイパスさせる。充電検出手段は組電池に対して
充電中か否かを検出し、充電中のときのみ前記電位差検
出手段の検出動作を活性化する。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、電位差検出手段は電位差
が予め定めた第1の基準電圧以上高くなったとき、充電
電流制御手段を非導通状態から導通状態に制御する。
【0037】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、電位差検出手段は、電位
差に応じて充電電流制御手段のバイパスする電流値を制
御する。
【0038】請求項6に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、ゲート回路は充電時にお
いて充電検出手段からの検出信号に基づいて過放電検出
手段からの出力信号を無効化し放電制御スイッチをオン
状態にする。
【0039】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1に従って説明する。尚、
本実施形態は、図3で説明した従来の充放電回路に新た
な構成要件を加えた充放電回路であるので、説明の便宜
上、同一の構成部分は同一名称及び同一符号を付して詳
細な説明は省略する。又、図1における過充電検出回路
9を構成する3個の第1〜第3コンパレータ9a〜9c
も図3で説明した従来の第1〜第3コンパレータ9a〜
9cとはヒステリシスを持たない点が相違するだけなの
で、その詳細な説明は省略する。つまり、図1の第1〜
第3コンパレータ9a〜9cは、第2基準電圧VTH以上
になった時Hレベル、第2基準電圧VTH未満の時Lレベ
ルの検出信号を出力する。
【0040】図1において、バッテリ1のプラス側電極
と放電制御スイッチ2の間には、充電検出用抵抗RSが
接続されている。又、充放電制御回路7には、セル電圧
検出回路8、過充電検出回路9及び過放電検出回路10
の他に、充電検出手段としての充電検出回路21、ゲー
ト回路22及び電位差検出手段としてのバランス電流制
御回路23を備えている。
【0041】充電検出回路21はコンパレータ21aで
あって、その非反転入力端子が充電検出用抵抗RSと放
電制御スイッチ2との接続点に接続され、反転入力端子
が第2基準オフセット電圧VTH2を介して充電検出用抵
抗RSとバッテリ1との接続点に接続されている。第2
基準オフセット電圧VTH2は、充電時において充電検出
用抵抗RSに流れる電流に基づく同充電検出用抵抗RS
の端子間電圧より低い電圧値に設定されている。
【0042】従って、充電時においては、コンパレータ
21aの非反転入力端子の入力電圧が反転入力端子の入
力電圧より高くなり、コンパレータ21aはHレベルの
出力信号を出力する。反対に、放電使用時においては、
非反転入力端子の入力電圧が反転入力端子の入力電圧よ
り低くなり、コンパレータ21aはLレベルの出力信号
を出力する。つまり、充電検出回路21は、充電時には
Hレベルの出力信号を、放電使用時にはLレベルの出力
信号を出力する。
【0043】充電検出回路21の出力信号はゲート回路
22に出力される。ゲート回路22は、アンド回路22
aとインバータ回路22bを有している。アンド回路2
2aは2入力端子のアンド回路であって、一方の入力端
子はインバータ回路22bを介して充電検出回路21の
出力信号を入力するとともに、他方の入力端子は過放電
検出回路10からの出力信号を入力する。又、アンド回
路22aの出力端子は、放電制御スイッチ2(PMOS
トランジスタのゲート端子)に接続されている。
【0044】従って、過放電検出回路10からLレベル
の出力信号及び充電検出回路21からHレベルの出力信
号が出力されると、アンド回路22aはLレベルの出力
信号を放電制御スイッチ2(PMOSトランジスタのゲ
ート端子)に出力して同放電制御スイッチ2(PMOS
トランジスタ)をオン状態にする。また、放電使用時で
あって第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1cの少な
くとも1つがその端子間電圧(セル電圧)Va〜Vcが
予め定めた基準電圧以下、即ち過放電電圧になった時、
充電状態になく、充電検出回路21からLレベルの出力
信号が出力されれば放電制御スイッチ2(PMOSトラ
ンジスタ)はオフ状態となる。
【0045】バランス電流制御回路23は、第1〜第3
リチウムイオン電池1a〜1cに対応して3個の第1〜
第3電位差比較用コンパレータ24a〜24cと同じく
3個の第1〜第3アンド回路25a〜25cを備えてい
る。
【0046】第1〜第3電位差比較用コンパレータ24
a〜24cは、1つの非反転入力端子と、2つの反転入
力端子を有している。各コンパレータ24a〜24c
は、非反転入力端子に入力される入力電圧と、2つの反
転入力端子に入力される入力電圧のうち低い電圧の入力
電圧と比較するようになっている。そして、各コンパレ
ータ24a〜24cは、非反転入力端子に入力される入
力電圧が低い電圧の反転入力端子の入力電圧以上高くな
ると、Hレベルの出力信号を出力する。反対に、各コン
パレータ24a〜24cは、非反転入力端子に入力され
る入力電圧が低い電圧の反転入力端子の入力電圧未満に
なると、Lレベルの出力信号を出力する。
【0047】尚、本実施形態では、第1〜第3電位差比
較用コンパレータ24a〜24cは、前記充電検出回路
21の出力信号を入力し、Hレベルの出力信号に基づい
て活性化される。各コンパレータ24a〜24cは、差
動増幅型のコンパレータであって、定電流源を構成する
トランジスタを充電検出回路21の出力信号によってオ
ン・オフさせている。ちなみに、充電検出回路21の出
力信号がHレベルの時(充電の時)、トランジスタはオ
ンし、各コンパレータ24a〜24cは活性化され比較
動作を行う。反対に、充電検出回路21の出力信号がL
レベルの時(放電使用の時)、トランジスタはオフし、
各コンパレータ24a〜24cは非活性化され比較動作
をしない。従って、放電使用の時には、各コンパレータ
24a〜24cは非活性化となり電力を消費することは
ない。
【0048】第1電位差比較用コンパレータ24aは、
その非反転入力端子が第1の基準電圧としての第1基準
オフセット電圧VDを介してセル電圧検出回路8に設けた
第1セル電圧アンプ8aの出力端子に接続されている。
第1電位差比較用コンパレータ24aの2つの反転入力
端子は、それぞれセル電圧検出回路8に設けた第2セル
電圧アンプ8bと第3セル電圧アンプ8cの出力端子に
接続されている。第1基準オフセット電圧VDは、予め定
めた電圧である。
【0049】従って、第1電位差比較用コンパレータ2
4aは、第1セル電圧アンプ8aの出力電圧(第1リチ
ウムイオン電池1aの端子間電圧Va)が、第2又は第
3リチウムイオン電池1b,1cの端子間電圧Vb,V
cのいずれかよりも第1基準オフセット電圧VD以上高く
なると、Hレベルの出力信号を第1アンド回路25aに
出力する。
【0050】又、第2電位差比較用コンパレータ24b
は、その非反転入力端子が第1基準オフセット電圧VDを
介して第2セル電圧アンプ8bの出力端子に接続されて
いる。第2電位差比較用コンパレータ24bの2つの反
転入力端子は、それぞれ第1セル電圧アンプ8aと第3
セル電圧アンプ8cの出力端子に接続されている。
【0051】従って、第2電位差比較用コンパレータ2
4bは、第2セル電圧アンプ8bの出力電圧(第2リチ
ウムイオン電池1bの端子間電圧Vb)が、第1又は第
3リチウムイオン電池1a,1cの端子間電圧Va,V
cのいずれかよりも第1基準オフセット電圧VD以上高く
なると、Hレベルの出力信号を第2アンド回路25bに
出力する。
【0052】さらに、第3電位差比較用コンパレータ2
4cは、その非反転入力端子が第1基準オフセット電圧
VDを介して第3セル電圧アンプ8cの出力端子に接続さ
れている。第3電位差比較用コンパレータ24cの2つ
の反転入力端子は、それぞれ第1セル電圧アンプ8aと
第2セル電圧アンプ8bの出力端子に接続されている。
【0053】従って、第3電位差比較用コンパレータ2
4cは、第3セル電圧アンプ8cの出力電圧(第3リチ
ウムイオン電池1cの端子間電圧Vc)が、第1又は第
2リチウムイオン電池1a,1bの端子間電圧Va,V
bのいずれかよりも第1基準オフセット電圧VD以上高く
なると、Hレベルの出力信号を第3アンド回路25cに
出力する。
【0054】第1〜第3アンド回路25a〜25cは、
それぞれ対応する第1〜第3電位差比較用コンパレータ
24a〜24cからの出力信号を入力するとともに、前
記充電検出回路21の出力信号を入力する。そして、充
電検出回路21の出力信号がHレベルの時(充電の
時)、第1〜第3アンド回路25a〜25cはそれぞれ
対応する第1〜第3電位差比較用コンパレータ24a〜
24cの出力信号をそれぞれ対応する第1〜第3充電電
流制御回路部4a〜4cに設けたNMOSトランジスタ
6a〜6cのゲート端子に出力する。
【0055】詳述すると、第1アンド回路25aの出力
端子は、第1充電電流制御回路部4aに設けたNMOS
トランジスタ6aのゲート端子に接続されている。つま
り、第1セル電圧アンプ8aの出力電圧(第1リチウム
イオン電池1aの端子間電圧Va)が、第2又は第3リ
チウムイオン電池1b,1cの端子間電圧Vb,Vcの
いずれかよりも第1基準オフセット電圧VD以上高くなる
と、NMOSトランジスタ6aはオンされる。
【0056】又、第2アンド回路25bの出力端子は、
第2充電電流制御回路部4bに設けたNMOSトランジ
スタ6bのゲート端子に接続されている。つまり、第2
セル電圧アンプ8bの出力電圧(第2リチウムイオン電
池1bの端子間電圧Vb)が、第1又は第3リチウムイ
オン電池1a,1cの端子間電圧Va,Vcのいずれか
よりも第1基準オフセット電圧VD以上高くなると、NM
OSトランジスタ6bはオンされる。
【0057】さらに、第3アンド回路25cの出力端子
は、第3充電電流制御回路部4cに設けたNMOSトラ
ンジスタ6cのゲート端子に接続されている。つまり、
第3セル電圧アンプ8cの出力電圧(第3リチウムイオ
ン電池1cの端子間電圧Vc)が、第1又は第2リチウ
ムイオン電池1a,1bの端子間電圧Va,Vbのいず
れかよりも第1基準オフセット電圧VD以上高くなると、
NMOSトランジスタ6cはオンされる。
【0058】次に、上記のように構成した充放電回路の
作用について説明する。説明の便宜上、過充電検出回路
9を構成する第1〜第3コンパレータ9a〜9cにかか
る第2基準電圧VTHを4.2ボルト、第1基準オフセッ
ト電圧VDを0.2ボルトとする。
【0059】さて、入出力端子t1,t2に充電器等を
接続してバッテリ1に対して充電を行うと、充電検出回
路21はHレベルの出力信号を出力してバランス電流制
御回路23を活性化させる。
【0060】このとき、第1〜第3リチウムイオン電池
1a〜1cの端子間電圧Va〜Vcが共に、例えば3.
8ボルトであるとき、第1〜第3リチウムイオン電池1
a〜1cの端子間電圧Va〜Vcには、お互いに0.2
ボルト(第1基準オフセット電圧VD)の電位差がないと
して、バランス電流制御回路23の第1〜第3電位差比
較用コンパレータ24a〜24cは、Lレベルの出力信
号を次段の第1〜第3アンド回路25a〜25cに出力
する。従って、バランス電流設定回路4の第1〜第3充
電電流制御回路部4a〜4cは非導通状態となってお
り、第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1cに対して
4.2ボルトに向かって均等に充電がなされている。
【0061】又、第1〜第3リチウムイオン電池1a〜
1cの端子間電圧Va〜Vcの間に0.2ボルト(第1
基準オフセット電圧VD)以上の電位差がある場合、例え
ば第1〜第3リチウムイオン電池1aの端子間電圧Va
が3.8ボルト、第2及び第3リチウムイオン電池1
b,1cの端子間電圧Vb,Vcが3.5ボルトのと
き、バランス電流制御回路23の第1電位差比較用コン
パレータ24aは、Hレベルの出力信号を次段の第1ア
ンド回路25aに出力する。一方、バランス電流制御回
路23の第2及び第3電位差比較用コンパレータ24
b,24cは、Lレベルの出力信号を次段の第2及び第
3アンド回路25b,25cに出力する。
【0062】従って、バランス電流設定回路4の第1充
電電流制御回路部4aだけが導通状態となり、第2及び
第3リチウムイオン電池1b,1cに対してまず3.8
ボルトに向かって均等に充電がなされている。このと
き、従来と相違して充電が継続されているため第1充電
電流制御回路部4aが導通状態になっても第1リチウム
イオン電池1aは第1充電電流制御回路部4aを介して
充電電荷を放電することはない。
【0063】やがて、第2及び第3リチウムイオン電池
1b,1cの端子間電圧Vb,Vcと第1リチウムイオ
ン電池1aの端子間電圧Vaとの電位差が0.2ボルト
(第1基準オフセット電圧VD)未満に縮まると、バラン
ス電流制御回路23の第1電位差比較用コンパレータ2
4aは、Lレベルの出力信号を次段の第1アンド回路2
5aに出力する。その結果、第1充電電流制御回路部4
aは、第2及び第3充電電流制御回路部4b,4cとと
もに非導通状態となる。
【0064】つまり、第2及び第3リチウムイオン電池
1b,1cの端子間電圧Vb,Vcと第1リチウムイオ
ン電池1aの端子間電圧Vaとの電位差が0.2ボルト
(第1基準オフセット電圧VD)未満であって第1〜第3
リチウムイオン電池1a〜1cに対して均等に充電がな
されるとして、各リチウムイオン電池1a〜1cに対し
て4.2ボルトに向かって充電がなされる。
【0065】やがて、0.2ボルト(第1基準オフセッ
ト電圧VD)未満の電位差で均等に充電がなされ、第1〜
第3リチウムイオン電池1a〜1cのうち1つが4.2
ボルトになると(第1〜第3リチウムイオン電池1a〜
1cがほぼ4.2ボルトになると)充電制御スイッチ3
がオフされて充電が終了する。
【0066】この時、充電検出回路21はLレベルの出
力信号を出力してバランス電流制御回路23を非活性と
なり次の充電まで待つ。次に、上記のように構成した充
放電回路の特徴を以下に記載する。
【0067】(1)本実施形態では、第1〜第3リチウ
ムイオン電池1a〜1cが均等に4.2ボルトになるま
での間、真っ先に4.2ボルトになって電池が充電と放
電を繰り返すといったことがない。従って、充電時にお
いて充電と放電とが繰り返されることとによるリチウム
イオン電池の劣化はなく、電池及び電池パックの長寿命
化に貢献することができる。
【0068】(2)本実施形態では、第1〜第3リチウ
ムイオン電池1a〜1cが均等に4.2ボルトになるま
での間、充電動作が継続されるため、従来の充電と放電
とが繰り返される際のその放電時に充電動作が停止され
るのにくらべて充電時間を短縮することができる。
【0069】(3)又、本実施形態では、真っ先に4.
2ボルトになったリチウムイオン電池に対する充電電流
制御回路部が、他のリチウムイオン電池が4.2ボルト
になるまでの間導通状態になることはない。従って、長
時間にわたって充電電流制御回路部に電流が流れること
による耐久性の問題や無駄な電力の消費はない。
【0070】(4)本実施形態では、充電検出回路21
を設け、放電使用時にはバランス電流制御回路23を非
活性にした。従って、放電使用時にはリチウムイオン電
池の無駄な電力消費を低減させることができる。
【0071】しかも、放電使用時にバランス電流制御回
路23が非活性になることによって、バランス電流設定
回路4の各充電電流制御回路4a〜4cはNMOSトラ
ンジスタ6a〜6cがオフして非導通状態に制御され
る。従って、放電使用時に、各充電電流制御回路4a〜
4cを介して各リチウムイオン電池1a〜1cの充電電
荷が放電されることはない。つまり、放電使用時には、
充電電流制御回路4a〜4cによる無用な電力消費はな
い。
【0072】(5)本実施形態では、充電検出回路21
とゲート回路22を設け、バッテリ1の充電時において
第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1cの少なくとも
1つが過放電電圧になっていても過放電検出回路10の
検出結果に関係なく放電制御スイッチ2(PMOSトラ
ンジスタ)をオン状態にした。従って、第1〜第3リチ
ウムイオン電池1a〜1cの少なくとも1つが過放電電
圧になっている充電においては、従来のように放電制御
スイッチ2(PMOSトランジスタ)の寄生ダイオード
D2を介して充電電流が流れるといったことはない。そ
の結果、寄生ダイオードD2を介して充電電流が流れ放
電制御スイッチ2(PMOSトランジスタ)が発熱する
といったことがない。
【0073】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態を図2に従って説明する。尚、本実施形
態では、前記第1実施形態で説明したバランス電流制御
回路23を変更したものである。そのため、説明の便宜
上、その変更部分について詳細に説明し、第1実施形態
と同一の構成部分は同一名称及び同一符号を付して詳細
な説明は省略する。
【0074】図2において、バランス電流制御回路31
は、第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1cに対応し
て3個の第1〜第3差電圧アンプ32a〜32cと同じ
く3個の第1〜第3優先回路33a〜33cを備えてい
る。第1〜第3差電圧アンプ32a〜32cは、非反転
入力端子と反転入力端子を有し、非反転入力端子に入力
される入力電圧から反転入力端子に入力される入力電圧
を引いた電圧(差電圧)を増幅するようになっている。
尚、各差電圧アンプ32a〜32cは、差電圧が0ボル
ト以下になるときはその出力電圧が予め定めた最低値に
固定されるようになっている。この最低値は、本実施形
態では、第1〜第3充電電流制御回路部4a〜4cに設
けたNMOSトランジスタ6a〜6cのゲート端子に入
力したとき、NMOSトランジスタ6a〜6cがオフ状
態となる電圧値である。
【0075】又、本実施形態では、差電圧アンプ32a
〜32cは、前記充電検出回路21の出力信号を入力
し、Hレベルの出力信号に基づいて活性化される。各差
電圧アンプ32a〜32cは、差動増幅型のアンプであ
って、定電流源を構成するトランジスタを充電検出回路
21の出力信号によってオン・オフさせている。そし
て、第1実施形態と同様に、充電検出回路21の出力信
号がHレベルの時(充電の時)、トランジスタはオン
し、各差電圧アンプ32a〜32cは活性化され比較動
作を行う。反対に、充電検出回路21の出力信号がLレ
ベルの時(放電使用の時)、トランジスタはオフし、各
差電圧アンプ32a〜32cは非活性化され比較動作を
しない。従って、放電使用の時には、各差電圧アンプ3
2a〜32cは非活性化となり電力を消費することはな
い。
【0076】第1差電圧アンプ32aは、その非反転入
力端子がセル電圧検出回路8に設けた第1セル電圧アン
プ8aの出力端子に接続されている。第1差電圧アンプ
32aの反転入力端子は、第1優先回路33aの出力端
子に接続されている。第1優先回路33aは、セル電圧
検出回路8に設けた第2セル電圧アンプ8bと第3セル
電圧アンプ8cの出力端子に接続され、第2又は第3リ
チウムイオン電池1b,1cの端子間電圧Vb,Vcの
いずれか低い電圧のほうを第1差電圧アンプ32aの反
転入力端子に入力電圧として出力する。
【0077】従って、第1差電圧アンプ32aは、第1
セル電圧アンプ8aの出力電圧(第1リチウムイオン電
池1aの端子間電圧Va)と、第2又は第3リチウムイ
オン電池1b,1cの端子間電圧Vb,Vcのいずれか
低いほうの電圧との差電圧を増幅してその差電圧に相対
した増幅電圧値の出力電圧を出力する。
【0078】第1差電圧アンプ32aの出力電圧は、第
1充電電流制御回路部4aに設けたNMOSトランジス
タ6aのゲート端子に出力される。つまり、NMOSト
ランジスタ6aは、第1差電圧アンプ32aの出力電
圧、すなわち、差電圧に応じた大きさの出力電圧に応じ
てNMOSトランジスタ6aのオン抵抗が相対的に変更
される。
【0079】つまり、第1差電圧アンプ32aの出力電
圧の値が大きいほど、NMOSトランジスタ6aのオン
抵抗が小さくなり、第1充電電流制御回路部4a、即
ち、抵抗5a及びNMOSトランジスタ6aを介して流
れる電流を増大させることができる。
【0080】第2差電圧アンプ32bは、その非反転入
力端子がセル電圧検出回路8に設けた第2セル電圧アン
プ8bの出力端子に接続されている。第2差電圧アンプ
32bの反転入力端子は、第2優先回路33bの出力端
子に接続されている。第2優先回路33bは、セル電圧
検出回路8に設けた第1セル電圧アンプ8aと第3セル
電圧アンプ8cの出力端子に接続され、第1又は第3リ
チウムイオン電池1a,1cの端子間電圧Va,Vcの
いずれか低い電圧のほうを第2差電圧アンプ32bの反
転入力端子に入力電圧として出力する。
【0081】従って、第2差電圧アンプ32bは、第2
セル電圧アンプ8bの出力電圧(第2リチウムイオン電
池1bの端子間電圧Vb)と、第1又は第3リチウムイ
オン電池1a,1cの端子間電圧Va,Vcのいずれか
低いほうの電圧との差電圧を増幅してその差電圧に相対
した増幅電圧値の出力電圧を出力する。
【0082】第2差電圧アンプ32bの出力電圧は、第
2充電電流制御回路部4bに設けたNMOSトランジス
タ6bのゲート端子に出力される。同様に、NMOSト
ランジスタ6bは、第2差電圧アンプ32bの出力電
圧、すなわち、差電圧に応じた大きさの出力電圧に応じ
てNMOSトランジスタ6bのオン抵抗が相対的に変更
される。
【0083】つまり、第2差電圧アンプ32bの出力電
圧の値が大きいほど、NMOSトランジスタ6bのオン
抵抗が小さくなり、第2充電電流制御回路部4b、即
ち、抵抗5b及びNMOSトランジスタ6bを介して流
れる電流を増大させることができる。
【0084】第3差電圧アンプ32cは、その非反転入
力端子が第3セル電圧アンプ8cの出力端子に接続され
ている。第3差電圧アンプ32cの反転入力端子は、第
3優先回路33cの出力端子に接続されている。第3優
先回路33cは、第1セル電圧アンプ8aと第2セル電
圧アンプ8bの出力端子に接続され、第1又は第2リチ
ウムイオン電池1a,1bの端子間電圧Va,Vbのい
ずれか低い電圧のほうを第3差電圧アンプ32cの反転
入力端子に入力電圧として出力する。
【0085】従って、第3差電圧アンプ32cは、第3
セル電圧アンプ8cの出力電圧(第3リチウムイオン電
池1cの端子間電圧Vc)と、第1又は第2リチウムイ
オン電池1a,1bの端子間電圧Va,Vbのいずれか
低いほうの電圧との差電圧を増幅してその差電圧に相対
した増幅電圧値の出力電圧を出力する。
【0086】第3差電圧アンプ32cの出力電圧は、第
3充電電流制御回路部4cに設けたNMOSトランジス
タ6cのゲート端子に出力される。同様に、NMOSト
ランジスタ6cは、第3差電圧アンプ32cの出力電
圧、すなわち、差電圧に応じた大きさの出力電圧に応じ
てNMOSトランジスタ6cのオン抵抗が相対的に変更
される。
【0087】つまり、第3差電圧アンプ32cの出力電
圧の値が大きいほど、NMOSトランジスタ6cのオン
抵抗が小さくなり、第3充電電流制御回路部4c、即
ち、抵抗5c及びNMOSトランジスタ6cを介して流
れる電流を増大させることができる。
【0088】次に、上記のように構成した充放電回路の
作用について説明する。さて、入出力端子t1,t2に
充電器等を接続してバッテリ1に対して充電を行うと、
充電検出回路21はHレベルの出力信号を出力してバラ
ンス電流制御回路31を活性化させる。
【0089】このとき、第1〜第3リチウムイオン電池
1a〜1cの端子間電圧Va〜Vcが共に、例えば3.
8ボルトであるとき、差電圧は0ボルトであるため、各
差電圧アンプ32a〜32cの出力電圧は最低値とな
る。従って、第1〜第3充電電流制御回路部4a〜4c
のNMOSトランジスタ6a〜6cは、オフ状態とな
り、第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1cに対して
4.2ボルトに向かって均等に充電がなされている。
【0090】又、例えば第1リチウムイオン電池1aの
端子間電圧Vaが3.8ボルト、第2リチウムイオン電
池1bの端子間電圧Vbが3.6ボルト、第3リチウム
イオン電池1cの端子間電圧Vcが3.5ボルトの場
合、第1差電圧アンプ32aは0.3ボルトの差電圧、
第2差電圧アンプ32bは0.1ボルトの差電圧、第3
差電圧アンプ32cはマイナス0.1ボルトの差電圧を
それぞれ入力する。
【0091】従って、第1差電圧アンプ32aは最も大
きな値の出力電圧を出力し、第2差電圧アンプ32bは
その次に大きな値の出力電圧を出力し、第3差電圧アン
プ32cはさらに小さい最低値の出力電圧を出力する。
【0092】従って、第1及び第2充電電流制御回路部
4a,4bが導通状態で、第3充電電流制御回路部4c
が非導通状態となる。さらに、第1充電電流制御回路部
4aは第2充電電流制御回路部4bよりオン抵抗が小さ
いので電流が多く流れる。つまり、第1〜第3リチウム
イオン電池1a〜1cのうち端子間電圧Va〜Vcが小
さい順に充電電流が大きくなるようにしている。その結
果、次第に、第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1c
の端子間電圧Va〜Vcが等しくなる。
【0093】やがて、第1〜第3リチウムイオン電池1
a〜1cの端子間電圧Va〜Vcが等しくなると、前記
と同様に、第1〜第3充電電流制御回路部4a〜4cの
NMOSトランジスタ6a〜6cは、オフ状態となり、
第1〜第3リチウムイオン電池1a〜1cに対して4.
2ボルトに向かって均等に充電がなされている。
【0094】次に、上記のように構成した充放電回路の
特徴を以下に記載する。本実施形態は前記第1実施形態
に記載した(1)〜(5)の特徴に加えて、各リチウム
イオン電池1a〜1cの電位差が大きいときには、その
電位差に応じた充電電流が各リチウムイオン電池1a〜
1cに流れるように制御できる。従って、各リチウムイ
オン電池1a〜1cのセル電圧Va〜Vcを均等化する
時間をさらに短縮することができる。
【0095】尚、本発明は上記各実施形態に限定される
ものではなく、以下のように実施してもよい。 ・前記実施形態では、携帯電子機器としてのノートパソ
コンの充放電回路に具体化したが、例えばデジタルカメ
ラ、デジタルビデオ、PDA(Personal Digital Assis
tant)、携帯電話等の携帯電子機器に具体化してもよ
い。
【0096】・前記各実施形態では、3個の第1〜第3
リチウムイオン電池1a〜1cよりなるバッテリ1に具
体化したが、2又は4個以上のリチウムイオン電池より
なるバッテリの充放電回路に具体化してもよい。
【0097】・前記各実施形態では、二次電池としてリ
チウムイオン電池に具体化したが、それ以外の二次電池
の充放電回路に具体化してもよい。 ・前記各実施形態では、過充電検出回路9を設けたが、
パソコン本体側に設けた又は単独に電池パックに充電電
流を供給する充電器が確実に定電流定電圧制御が確実に
できる場合には過充電検出回路9を省略して実施しても
よい。
【0098】・前記第1実施形態では、第1基準オフセ
ット電圧VDを0.2ボルトに設定したが、この値に限定
されず任意に設定してもよい。即ち、第1基準オフセッ
ト電圧VDを0.2ボルトより小さな値にすることで、さ
らに各リチウムイオン電池1a〜1cのセル電圧Va〜
Vcを均等化させることが可能となる。
【0099】以上の様々な実施形態をまとめると、以下
のようになる。 (付記1) 3以上の二次電池が直列に接続されてなる
組電池を充電する充電回路において、前記各二次電池毎
に設けられ、当該二次電池に対して並列に接続されて当
該二次電池に充電電流をバイパス制御する充電電流制御
手段と、前記各二次電池毎に設けられ、当該二次電池の
電池電圧と他の二次電池の電池電圧との電位差を検出
し、その電位差に基づいて前記充電電流制御手段を介し
て当該二次電池への充電電流をバイパスさせる電位差検
出手段とを設けたことを特徴とする充電回路。(1) (付記2) 2以上の二次電池が直列に接続されてなる
組電池を充電する充電回路において、前記各二次電池毎
に設けられ、当該二次電池に対して並列に接続されて当
該二次電池に充電電流をバイパス制御する充電電流制御
手段と、前記各二次電池毎に設けられ、当該二次電池の
電池電圧と他の二次電池の電池電圧との電位差を検出
し、その電位差に基づいて前記充電電流制御手段を介し
て当該二次電池への充電電流をバイパスさせる電位差検
出手段と、前記組電池に対して充電中か否かを検出し、
充電中のときのみ前記電位差検出手段の検出動作を活性
化する充電検出手段とを設けたことを特徴とする充電回
路。(2) (付記3) 2以上の二次電池が直列に接続されてなる
組電池の各二次電池毎に設けられ、それぞれ当該二次電
池の電池電圧を検出し当該二次電池の電池電圧が過充電
状態となる予め定めた第2の基準電圧以上になったと
き、前記組電池への充電を停止させる過充電検出手段を
有するとともに、前記各二次電池毎に設けられそれぞれ
当該二次電池の電池電圧を検出し当該二次電池の電池電
圧が過放電となる予め定めた第3の基準電圧以下になっ
たとき、放電を停止させる過放電停止手段を有した充放
電回路において、前記各二次電池毎に設けられ、当該二
次電池に対して並列に接続されて当該二次電池に充電電
流をバイパス制御する充電電流制御手段と、前記各二次
電池毎に設けられ、当該二次電池の電池電圧と他の二次
電池の電池電圧との電位差を検出し、その電位差に基づ
いて前記充電電流制御手段を介して当該二次電池への充
電電流をバイパスさせる電位差検出手段と、前記組電池
に対して充電中か否かを検出し、充電中のときのみ前記
電位差検出手段の検出動作を活性化する充電検出手段と
を設けたことを特徴とする充放電回路。(3) (付記4) 付記3に記載の充放電回路において、前記
電位差検出手段は、前記電位差が予め定めた第1の基準
電圧以上高くなったとき、前記充電電流制御手段を非導
通状態から導通状態に制御する出力信号を出力すること
を特徴とする充放電回路。(4) (付記5) 付記3に記載の充放電回路において、前記
電位差検出手段は、前記電位差に応じて前記充電電流制
御手段のバイパスする電流値を制御する出力信号を出力
することを特徴とする充放電回路。(5) (付記6) 付記3に記載の充放電回路において、前記
過充電検出手段からの出力信号に基づいてオン・オフ制
御される充電制御スイッチと前記過放電検出手段からの
出力信号に基づいてオン・オフ制御される放電制御スイ
ッチを直列に接続し、その直列回路を前記組電池に対し
て直列に接続するとともに、充電時において前記充電検
出手段からの検出信号に基づいて前記過放電検出手段か
らの出力信号を無効化し前記放電制御スイッチをオン状
態にするゲート回路を設けたことを特徴とする充放電回
路。(6) (付記7) 付記3〜付記6のいずれか1に記載の充放
電回路を備えた電池パック。(7) (付記8) 付記1に記載の充電回路において、各二次
電池に毎に設けられ、それぞれ当該二次電池の電池電圧
を検出し当該二次電池の電池電圧が予め定めた第2の基
準電圧以上になったとき、組電池への充電を停止させる
過充電検出手段を設けた充電回路。
【0100】(付記9) 付記2に記載の充電回路にお
いて、各二次電池に毎に設けられ、それぞれ当該二次電
池の電池電圧を検出し当該二次電池の電池電圧が予め定
めた第2の基準電圧以上になったとき、組電池への充電
を停止させる過充電検出手段を設けた充電回路。
【0101】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、二次電
池の寿命を縮めることなく、しかも、耐久性があり充電
時における電力消費の低減を図ることができる優れた効
果を有する。
【0102】請求項2〜7に記載の発明によれば、二次
電池の寿命を縮めることなく、しかも、充電時及び放電
使用時には無駄な電力消費の低減を図ることができる優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を説明するための電池パックに内
蔵された充放電回路図である。
【図2】第2実施形態を説明するための電池パックに内
蔵された充放電回路図である。
【図3】従来の電池パックに内蔵された充放電回路図で
ある。
【符号の説明】
1 バッテリ 2 放電制御スイッチ 3 充電制御スイッチ 4 バランス電流設定回路 7 充放電制御回路 8 セル電圧検出回路 9 過充電検出回路 10 過放電検出回路 21 充電検出回路 22 ゲート回路 23,31 バランス電流制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 敬史 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA03 CA14 CC04 DA07 DA13 GA01 5H030 AA03 AA04 AS11 BB18 BB21 DD08 FF43 FF44

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3以上の二次電池が直列に接続されてな
    る組電池を充電する充電回路において、 前記各二次電池毎に設けられ、当該二次電池に対して並
    列に接続されて当該二次電池に充電電流をバイパス制御
    する充電電流制御手段と、 前記各二次電池毎に設けられ、当該二次電池の電池電圧
    と他の二次電池の電池電圧との電位差を検出し、その電
    位差に基づいて前記充電電流制御手段を介して当該二次
    電池への充電電流をバイパスさせる電位差検出手段とを
    設けたことを特徴とする充電回路。
  2. 【請求項2】 2以上の二次電池が直列に接続されてな
    る組電池を充電する充電回路において、 前記各二次電池毎に設けられ、当該二次電池に対して並
    列に接続されて当該二次電池に充電電流をバイパス制御
    する充電電流制御手段と、 前記各二次電池毎に設けられ、当該二次電池の電池電圧
    と他の二次電池の電池電圧との電位差を検出し、その電
    位差に基づいて前記充電電流制御手段を介して当該二次
    電池への充電電流をバイパスさせる電位差検出手段と、 前記組電池に対して充電中か否かを検出し、充電中のと
    きのみ前記電位差検出手段の検出動作を活性化する充電
    検出手段とを設けたことを特徴とする充電回路。
  3. 【請求項3】 2以上の二次電池が直列に接続されてな
    る組電池の各二次電池毎に設けられ、それぞれ当該二次
    電池の電池電圧を検出し当該二次電池の電池電圧が過充
    電状態となる予め定めた第2の基準電圧以上になったと
    き、前記組電池への充電を停止させる過充電検出手段を
    有するとともに、前記各二次電池毎に設けられ、それぞ
    れ当該二次電池の電池電圧を検出し当該二次電池の電池
    電圧が過放電となる予め定めた第3の基準電圧以下にな
    ったとき、放電を停止させる過放電停止手段を有した充
    放電回路において、 前記各二次電池毎に設けられ、当該二次電池に対して並
    列に接続されて当該二次電池に充電電流をバイパス制御
    する充電電流制御手段と、 前記各二次電池毎に設けられ、当該二次電池の電池電圧
    と他の二次電池の電池電圧との電位差を検出し、その電
    位差に基づいて前記充電電流制御手段を介して当該二次
    電池への充電電流をバイパスさせる電位差検出手段と、 前記組電池に対して充電中か否かを検出し、充電中のと
    きのみ前記電位差検出手段の検出動作を活性化する充電
    検出手段とを設けたことを特徴とする充放電回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の充放電回路において、 前記電位差検出手段は、前記電位差が予め定めた第1の
    基準電圧以上高くなったとき、前記充電電流制御手段を
    非導通状態から導通状態に制御する出力信号を出力する
    ことを特徴とする充放電回路。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の充放電回路において、 前記電位差検出手段は、前記電位差に応じて前記充電電
    流制御手段のバイパスする電流値を制御する出力信号を
    出力することを特徴とする充放電回路。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の充放電回路において、 前記過充電検出手段からの出力信号に基づいてオン・オ
    フ制御される充電制御スイッチと前記過放電検出手段か
    らの出力信号に基づいてオン・オフ制御される放電制御
    スイッチを直列に接続し、その直列回路を前記組電池に
    対して直列に接続するとともに、充電時において前記充
    電検出手段からの検出信号に基づいて前記過放電検出手
    段からの出力信号を無効化し前記放電制御スイッチをオ
    ン状態にするゲート回路を設けたことを特徴とする充放
    電回路。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれか1に記載の充放
    電回路を備えた電池パック。
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