JP2002077423A - インターホンシステムのマスタ/スレーブ動作切換装置 - Google Patents

インターホンシステムのマスタ/スレーブ動作切換装置

Info

Publication number
JP2002077423A
JP2002077423A JP2000260986A JP2000260986A JP2002077423A JP 2002077423 A JP2002077423 A JP 2002077423A JP 2000260986 A JP2000260986 A JP 2000260986A JP 2000260986 A JP2000260986 A JP 2000260986A JP 2002077423 A JP2002077423 A JP 2002077423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network synchronization
synchronization signal
unit
frequency
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000260986A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Ichinose
忠夫 一ノ瀬
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
Nobuaki Murabayashi
信明 村林
Satoshi Shinozaki
聡 篠▲崎▼
Nobuo Matoba
信夫 的場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000260986A priority Critical patent/JP2002077423A/ja
Publication of JP2002077423A publication Critical patent/JP2002077423A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスタ動作をしている制御装置が、その動作
停止をしたとき、スレーブ走査の制御装置の何れかがマ
スタに切り換わるインターホンシステムのマスタ/スレ
ーブ動作切換装置を提供すること。 【解決手段】 各制御装置Aは、網同期信号を検出する
網同期信号検出部26と、網同期信号を生成し各制御装置
Aに送信する網同期信号生成部22と、各制御装置Aの番
号を入力する番号入力部27とを備え、スレーブ動作中
に、制御部28において、一定時間内に網同期検波信号が
検出できないとき、網同期信号生成部22によって、他の
制御装置Aに網同期信号を送信するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、住宅用の
インターホンシステムまたは病院用のナースコールシス
テムなどに適用して好適なマスタ/スレーブ動作切換装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声信号等の連続的なデジタル信号を送
受信する場合、従属同期方式を行うことは互いの端末の
ビット生成量を一致させることができる容易性を有す
る。従って一つの制御装置に従属同期した複数の端末装
置となるシステム構成は容易でなる。しかし、一つの制
御装置で構成可能な端末装置数が上回る場合、複数の制
御装置を互いに接続する必要が出る。この場合において
も、互いの制御装置間で従属同期されていなければなら
ない。従って、これら制御装置のうちいずれか一つが網
同期信号を送信しなければならない。制御装置が自己の
電源で動作する場合で、網同期信号を送信する制御装置
が停止したとき、網同期信号に従属同期していた制御装
置は基準となるクロックを失うことになる。
【0003】図10はこのように基準クロックが無くなっ
た場合においても同一の制御装置に接続される端末装置
間の通信を継続できるためのクロック生成部を設けたブ
ロック構成図であり、制御装置Aまたは複数の制御装置
Bと複数の端末装置12とがデジタル回線11によって接続
され、複数の制御装置がデジタル回線10によって接続さ
れた構成を示している。
【0004】制御装置Aは、システムクロックを生成す
るクロック生成部2と、クロック生成部2によって生成
されたシステムクロックから網同期信号を生成する網同
期信号生成部3と、他の制御装置とのデジタル音声信号
等の送受信や網同期信号生成部3によって生成された網
同期信号を送信可能な変復調部5と、複数の端末装置12
とのデジタル音声信号等の送受信や網同期信号生成部3
によって生成された網同期信号を送信可能な複数の変復
調部6とを備えている。
【0005】複数の制御装置Bは、他の制御装置とのデ
ジタル音声信号等の送受信や制御装置Aによって送信さ
れた網同期信号を受信可能な変復調部5と、変復調部5
によって受信されたデジタル信号の中から網同期信号を
検出する網同期信号検出部1と、網同期信号検出部1か
らの網同期信号に従属同期したシステムクロックの生成
を行うか、或いは自己のクロックからシステムクロック
の生成を行うクロック生成部2と、クロック生成部2に
よって生成されたシステムクロックから網同期信号を生
成する網同期信号生成部7と、複数の端末装置12とのデ
ジタル音声信号等の送受信や網同期信号生成部7によっ
て生成された網同期信号を送信可能な複数の変復調部6
と、網同期信号検出部1によって出力される網同期検波
信号を有無監視し、網同期検波信号が無ければ、クロッ
ク生成部2を自己のクロックからシステムクロックを生
成させるように制御し、網同期検波信号が存在した場合
は、クロック生成部2を網同期信号検出部1からの網同
期信号に従属同期したシステムクロックを生成させるよ
うに制御を行う制御部4とを備えている。
【0006】このように複数の制御装置Bは、制御装置
Aからの網同期信号の有無監視を行いシステムクロック
の生成元を自己のクロックと制御装置Aからの網同期信
号とで切り替えることで、同一の制御装置に接続される
端末装置12間では、同一のシステムクロックに従属同期
させ、通信を継続できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、互いの制御装
置Bは自己のクロックを元にしたシステムクロックで自
走しているため、制御装置間での音声信号等の連続的な
デジタル信号送受信は容易ではない。そこで、いずれの
制御装置Bもマスタ動作可能な構成を設け、制御装置A
の網同期信号が無くなり次第いずれかの制御装置Bがマ
スタとなるよう制御することが考えられる。
【0008】図11はそのような動作切換制御を行うため
に、全ての制御装置に、網同期信号検出部1と、網同期
信号に従属同期したシステムクロックの生成を行うか、
或いは自己のクロックからシステムクロックの生成を行
うクロック生成部2と、網同期信号生成部3と、網同期
信号検出部1によって出力される網同期検波信号からク
ロック生成部2と網同期信号生成部3を制御する制御部
4とを設けたブロック構成図であり、全ての制御装置A
とそれぞれの複数の端末装置12とがデジタル回線11によ
って接続され、互いの制御装置Aがデジタル回線10によ
って接続された構成を示している。
【0009】この構成において、例えば制御装置A0が
マスタ動作中で、その他制御装置A1以降が制御装置A
0の網同期信号に従属同期したスレーブ動作中、制御装
置A0が停止した場合、制御装置A1以降は従属すべき
網同期信号を失うことになる。
【0010】そこで制御装置A1以降は、網同期信号検
出部1によって出力される網同期検波信号が無くなった
ことを認識し、クロック生成部2を自己のクロックから
システムクロックを生成させるように制御し、網同期信
号生成部3によって常時網同期信号を他の制御装置に送
信するマスタ動作制御を制御部4が行うようにしてい
る。
【0011】ところが、制御装置A1以降の複数が同時
にマスタ動作を開始して網同期信号を送信した場合、デ
ジタル回線10には複数の制御装置からの網同期信号が混
在することになる。そこでマスタ動作中においても他の
制御装置からの網同期信号の有無監視を行うべきである
が、監視をおこなうための網同期信号検出部1からの網
同期検波信号には自己の網同期信号送信によって検波し
てしまったものと、他の制御装置からの網同期信号によ
って検波したものとが混在するため、制御部4は他の網
同期信号が存在することを判別できない。一定周期でバ
ースト送信される自己の制御装置の網同期信号送信の間
のみ網同期信号検出部1を停止する制御を新たに加えた
場合においても、同じく一定周期でバースト送信される
他の制御装置の網同期信号が必ず網同期信号検出部1が
停止しているタイミングに一致してしまうこともあり、
同じくこの場合も制御部4は他の網同期信号が存在する
ことを判別できない。
【0012】この場合、マスタ動作を継続する複数の制
御装置が混在し、デジタル回線10に複数の制御装置から
送信される網同期信号が混在することになる。これによ
り、その他のスレーブ動作となる制御装置は、複数の制
御装置からの互いに自走した網同期信号にそれぞれ同期
動作を行ってしまうことや、互いの網同期信号の衝突に
よって正しく網同期信号を受信できないことによって、
同期動作が不安定になってしまうという不具合が生じ
る。
【0013】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、マスタ動作であった制御装置が停止
した場合に、スレーブ動作であった制御装置のうち必ず
1つがマスタ動作に切り替わるインターホンシステムの
マスタ/スレーブ動作切換装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、本発明のインターホンシステムのマスタ/スレーブ
動作切換装置は、複数の制御装置のうちいずれか一つが
マスタとなり網同期信号を送信し、その他の前記制御装
置は前記網同期信号に同期する従属同期方式によって音
声や映像を含むデジタル信号の通信を行うインターホン
システムであって、前記制御装置の起動時或いは他の前
記網同期信号に従属同期するスレーブ動作中、デジタル
送受信を行う変復調部で受信したデジタル信号の中から
網同期信号を検出して網同期検波信号を出力する網同期
信号検出部と、予め前記制御装置の番号を入力する番号
入力部と、前記網同期検波信号を有無監視し、前記番号
入力部で入力された番号に従った一定期間前記網同期検
波信号が無ければ網同期信号生成部を介してある一定期
間前記網同期信号を送信した後停止し、再びある一定期
間前記網同期検波信号を有無監視し、前記網同期検波信
号が無ければ、クロック生成部を自己のクロックからシ
ステムクロックを生成させるように制御し、前記網同期
信号生成部によって常時前記網同期信号を他の前記制御
装置に送信するマスタ動作制御を行い、前記網同期検波
信号の有無監視中に前記網同期検波信号が存在した場合
は、前記クロック生成部を前記網同期信号検出部からの
前記網同期信号に従属同期した前記システムクロックを
生成させるように制御し、前記網同期信号生成部を停止
させるスレーブ動作制御を行う制御部とを備えた構成を
有している。この構成により、制御装置がマスタ動作中
でない場合に、網同期信号検出部によって出力される網
同期検波信号が無くなったことを認識して、予め入力さ
れた制御装置の番号に従った個別のタイミングで網同期
信号を送信開始することにより、同時に複数の制御装置
が網同期信号を送信開始することを回避することができ
ることとなる。又、ある一定期間網同期信号を送信した
後停止し、再びある一定期間網同期検波信号を有無監視
することで、自己のある一定期間送信した網同期信号を
他の制御装置が認識できずに網同期信号を送信してしま
っていないか確認した上でマスタ動作に切り替わるとい
う作用を有することとなる。
【0015】本発明のインターホンシステムのマスタ/
スレーブ動作切換装置は、複数の制御装置のうちいずれ
か一つがマスタとなり網同期信号を送信し、その他の前
記制御装置は前記網同期信号に同期する従属同期方式に
よって音声や映像を含むデジタル信号の通信を行うイン
ターホンシステムであって、前記制御装置の起動時或い
は他の前記網同期信号に従属同期するスレーブ動作中、
デジタル送受信を行う変復調部で受信したデジタル信号
の中から網同期信号を検出して網同期検波信号を出力す
る網同期信号検出部と、予め前記制御装置の番号を入力
する番号入力部と、前記網同期検波信号を有無監視し、
前記番号入力部で入力された番号に従った一定期間前記
網同期検波信号が無ければ網同期信号生成部を介してあ
る一定期間前記網同期信号を送信した後停止し、再び前
記番号入力部で入力された番号に従った一定期間前記網
同期検波信号を有無監視し、前記網同期検波信号が無け
れば更にある一定期間前記網同期信号を送信した後停止
し、再びある一定期間前記網同期検波信号を有無監視
し、前記網同期検波信号が無ければ、クロック生成部を
自己のクロックからシステムクロックを生成させるよう
に制御し、前記網同期信号生成部によって常時前記網同
期信号を他の前記制御装置に送信するマスタ動作制御を
行い、前記網同期検波信号の有無監視中に前記網同期検
波信号が存在した場合は、前記クロック生成部を前記網
同期信号検出部からの前記網同期信号に従属同期した前
記システムクロックを生成させるように制御し、前記網
同期信号生成部を停止させるスレーブ動作制御を行う制
御部とを備えた構成を有している。この構成により、制
御装置がマスタ動作中でない場合に、網同期信号検出部
によって出力される網同期検波信号が無くなったことを
認識して、予め入力された制御装置の番号に従った個別
のタイミングで網同期信号を送信開始することにより、
同時に複数の制御装置が網同期信号を送信開始すること
を回避することができることとなる。又、ある一定期間
網同期信号を送信した後停止したタイミングが、互いの
制御装置の大きな誤差により一致してしまい複数の送信
が衝突してしまった場合においても、再び予め入力され
た制御装置の番号に従った前記とことなる個別のタイミ
ングで網同期信号を送信開始することにより、再度同時
に複数の制御装置が網同期信号を送信開始することを回
避することができることとなる。又、ある一定期間網同
期信号を送信した後停止し、再びある一定期間網同期検
波信号を有無監視することで、再度自己のある一定期間
送信した網同期信号を他の制御装置が認識できずに網同
期信号を送信してしまっていないか確認した上でマスタ
動作に切り替わるという作用を有することとなる。
【0016】本発明のインターホンシステムのマスタ/
スレーブ動作切換装置は、複数の制御装置のうちいずれ
か一つがマスタとなり網同期信号を送信し、その他の前
記制御装置は前記網同期信号に同期する従属同期方式に
よって音声や映像を含むデジタル信号の通信を行うイン
ターホンシステムであって、前記制御装置の起動時或い
は他の前記網同期信号に従属同期するスレーブ動作中、
周波数検波信号を出力する周波数検出部と、予め前記制
御装置の番号を入力する番号入力部と、前記周波数検波
信号を有無監視し、前記番号入力部で入力された番号に
従った一定期間前記周波数検波信号が無ければ周波数発
信部を介してある一定期間前記周波数検出部が検波でき
る周波数を送信した後停止し、再びある一定期間前記周
波数検波信号を有無監視し、前記周波数検波信号が無け
れば、クロック生成部を自己のクロックからシステムク
ロックを生成させるように制御し、前記周波数発信部を
常時前記周波数検出部が検波できる前記周波数を送信す
るよう制御し、網同期信号生成部によって常時前記網同
期信号を他の前記制御装置に送信するマスタ動作制御を
行い、前記周波数検波信号の有無監視中に前記周波数検
波信号が存在した場合は、前記クロック生成部を網同期
信号検出部からの前記網同期信号に従属同期した前記シ
ステムクロックを生成させるように制御し、前記周波数
発信部と前記網同期信号生成部を停止させるスレーブ動
作制御を行う制御部とを備えた構成を有している。この
構成により、制御装置がマスタ動作中でない場合に、周
波数検出部によって出力される周波数検波信号が無くな
ったことを認識して、予め入力された制御装置の番号に
従った個別のタイミングで周波数検出部が検波できる周
波数を送信開始することにより、同時に複数の制御装置
が周波数検出部が検波できる周波数を送信開始すること
を回避することができることとなる。又、ある一定期間
周波数検出部が検波できる周波数を送信した後停止し、
再びある一定期間周波数検出部が検波できる周波数を有
無監視することで、自己のある一定期間送信した周波数
検出部が検波できる周波数を他の制御装置が認識できず
に周波数検出部が検波できる周波数を送信してしまって
いないか確認した上でマスタ動作に切り替わるという作
用を有することとなる。
【0017】本発明のインターホンシステムのマスタ/
スレーブ動作切換装置は、複数の制御装置のうちいずれ
か一つがマスタとなり網同期信号を送信し、その他の前
記制御装置は前記網同期信号に同期する従属同期方式に
よって音声や映像を含むデジタル信号の通信を行うイン
ターホンシステムであって、前記制御装置の起動時或い
は他の前記網同期信号に従属同期するスレーブ動作中、
周波数検波信号を出力する周波数検出部と、予め前記制
御装置の番号を入力する番号入力部と、前記周波数検波
信号を有無監視し、前記番号入力部で入力された番号に
従った一定期間前記周波数検波信号が無ければ周波数発
信部を介してある一定期間前記周波数検出部が検波でき
る周波数を送信した後停止し、再び前記番号入力部で入
力された番号に従った一定期間前記周波数検波信号を有
無監視し、前記周波数検波信号が無ければ更にある一定
期間前記周波数検出部が検波できる前記周波数を送信し
た後停止し、再びある一定期間前記周波数検波信号を有
無監視し、前記周波数検波信号が無ければ、クロック生
成部を自己のクロックからシステムクロックを生成させ
るように制御し、前記周波数発信部を常時前記周波数検
出部が検波できる前記周波数を送信するよう制御し、網
同期信号生成部によって常時前記網同期信号を他の前記
制御装置に送信するマスタ動作制御を行い、前記周波数
検波信号の有無監視中に前記周波数検波信号が存在した
場合は、前記クロック生成部を網同期信号検出部からの
網同期信号に従属同期した前記システムクロックを生成
させるように制御し、前記周波数発信部と前記網同期信
号生成部を停止させるスレーブ動作制御を行う制御部と
を備えた構成を有している。この構成により、制御装置
がマスタ動作中でない場合に、周波数検出部によって出
力される周波数検波信号が無くなったことを認識して、
予め入力された制御装置の番号に従った個別のタイミン
グで周波数検出部が検波できる周波数を送信開始するこ
とにより、同時に複数の制御装置が周波数検出部が検波
できる周波数を送信開始することを回避することができ
ることとなる。又、ある一定期間周波数検出部が検波で
きる周波数を送信した後停止したタイミングが、互いの
制御装置の大きな誤差により一致してしまい複数の送信
が衝突してしまった場合においても、再び予め入力され
た制御装置の番号に従った前記とことなる個別のタイミ
ングで周波数検出部が検波できる周波数を送信開始する
ことにより、再度同時に複数の制御装置が周波数検出部
が検波できる周波数を送信開始することを回避すること
ができることとなる。又、ある一定期間周波数検出部が
検波できる周波数を送信した後停止し、再びある一定期
間周波数検出部が検波できる周波数を有無監視すること
で、再度自己のある一定期間送信した周波数検出部が検
波できる周波数を他の制御装置が認識できずに周波数検
出部が検波できる周波数を送信してしまっていないか確
認した上でマスタ動作に切り替わるという作用を有する
こととなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。
【0019】[実施の形態1]まず、本実施形態の構成を
説明する。
【0020】図1は、互いの制御装置(インターホンシ
ステムにおけるマスタ/スレーブ動作切換装置)A0、
A1……(以下、制御装置をAとして記載する)が、デ
ジタル回線10によって接続されているとともに、各制御
装置Aとそれぞれの複数の端末装置12とがデジタル回線
11によって接続されている構成を示している。
【0021】図1に示す全ての制御装置Aは、制御装置
の起動時或いは他の網同期信号に従属同期するスレーブ
動作中、デジタル送受信を行う変復調部23で受信したデ
ジタル信号の中から網同期信号を検出して網同期検波信
号を出力する網同期信号検出部26と、予め制御装置の番
号を入力する番号入力部27と、制御部28とを備えてい
る。制御部28は、網同期検波信号を有無監視し、番号入
力部27で入力された番号に従った一定期間網同期検波信
号が無ければ網同期信号生成部22を介してある一定期間
網同期信号を送信した後停止し、再びある一定期間網同
期検波信号を有無監視し、網同期検波信号が無ければ、
クロック生成部21を自己のクロックからシステムクロッ
クを生成させるように制御し、網同期信号生成部22によ
って常時網同期信号を他の制御装置に送信するマスタ動
作制御を行うようになっている。また、この制御部28
は、網同期検波信号の有無監視中に網同期検波信号が存
在した場合は、クロック生成部21を網同期信号検出部26
からの網同期信号に従属同期したシステムクロックを生
成させるように制御し、網同期信号生成部22を停止させ
るスレーブ動作制御を行うようになっている。また、こ
の制御部28は、網同期信号検出部26によって出力された
網同期検波信号が入力されるようになっている。
【0022】また、各制御装置Aは、網同期信号検出部
26からの網同期信号に従属同期したシステムクロックの
生成を行うか或いは自己のクロックからシステムクロッ
クの生成を行うシステムクロックを生成するクロック生
成部21と、クロック生成部21によって生成されたシステ
ムクロックから網同期信号を生成する網同期信号生成部
22と、他の制御装置とのデジタル音声信号等の送受信や
網同期信号生成部22によって生成された網同期信号を送
信可能な変復調部23と、クロック生成部21によって生成
されたシステムクロックから網同期信号を生成する網同
期信号生成部24と、複数の端末装置とのデジタル音声信
号などの送受信や網同期信号生成部24によって生成され
た網同期信号を送信可能な複数の変復調部25と、変復調
部23によって受信されたデジタル信号の中から網同期信
号を検出する網同期信号検出部26とを備えている。
【0023】次に、本実施形態のマスタ/スレーブ切換
動作を説明する。
【0024】図2は、制御部28の制御を示すフローチャ
ートである。
【0025】ステップF1では、制御装置が電源投入に
よってスレーブ動作として動作を開始する。ステップF
3、ステップF5では、それぞれスレーブ動作として図
2に記載の指定の時間網同期検波信号を有無監視を行
い、有り無しによって処理を分岐する判断を行う。ステ
ップF4では、図2に記載の指定の時間網同期信号を送
信する。ステップF6では、常時マスタ動作を行う。ス
テップF2では、図2に記載の指定の時間スレーブ動作
のみを継続する。
【0026】図2に記載の記号“a”はある任意の固定
値を示しており、図2に記載の記号“m”は自己の制御
装置番号を示しており、図2に記載の記号“o”はデジ
タル回線10に接続される制御装置の許される最大数を示
している。ただし、記号“m”は0からの整数とする。
【0027】図3は、制御部28によって図2のフローで
制御したタイミング図である。また、図3は、制御装置
A0がマスタ動作中、無限小の瞬間動作停止し、再び動
作を開始した場合を示している。
【0028】タイミングT0では、制御装置A0が無限
小の動作停止前のマスタ動作中で網同期信号を送信す
る。タイミングW1−0からW1−mまででは、それぞ
れの制御装置が図2のステップF3の動作処理を行う。
また、タイミングT1−0からT1−mまででは、それ
ぞれの制御装置が図2のステップF4の動作処理を行
う。タイミングW2−0からW2−mまででは、それぞ
れの制御装置が図2のステップF5の動作処理を行う。
また、タイミングT3−0からT3−mまででは、それ
ぞれの制御装置が図2のステップF6のマスタ動作を開
始する。
【0029】こうすることにより、あるマスタ動作を行
っている制御装置が停止し、網同期信号を失った後、そ
の他の制御装置が送信開始する網同期信号のタイミング
は互いに異なる。従って最も早く網同期信号を送信した
制御装置以外は図2のステップF3によって網同期検波
信号有りと判断してステップF2を経由して再びステッ
プF3へと戻ることになり、最も早く網同期信号を送信
した制御装置がステップF6の動作を開始するまでの
間、網同期信号を送信しないことになる。最も早く網同
期信号を送信した制御装置がステップF6の動作を開始
すれば、デジタル回線10には網同期信号が現れるため、
ステップF2を経由してステップF3に戻った制御装置
はステップF4に移行することはなく、マスタとなる制
御装置は動作可能な制御装置の中の最も低い番号の制御
装置1つとすることができる。最も早く送信された網同
期信号を非常に低い確立で受信できなかった制御装置が
存在した場合はその制御装置はタイミングT1で送信す
ることになるが、その送信によりタイミングW2の区間
中である最初に網同期信号を送信した制御装置はステッ
プF5によってステップF2を経由してステップF3へ
戻ることになり、最も早く送信された網同期信号を非常
に低い確立で受信できなかった制御装置1つがマスタ動
作とすることができる。
【0030】[実施の形態2]本実施形態は、制御部の
マスタ/スレーブ切換動作の他は、第1実施形態と同様
であるため、同一構成には同一番号を付して説明を省略
する。
【0031】まず、本実施形態の構成を説明する。
【0032】図1に示す全ての制御装置Aは、制御装置
の起動時或いは他の網同期信号に従属同期するスレーブ
動作中、デジタル送受信を行う変復調部23で受信したデ
ジタル信号の中から網同期信号を検出して網同期検波信
号を出力する網同期信号検出部26と、予め制御装置の番
号を入力する番号入力部27と、制御部28とを備えてい
る。制御部28は、網同期検波信号を有無監視し、番号入
力部27で入力された番号に従った一定期間網同期検波信
号が無ければ網同期信号生成部22を介してある一定期間
網同期信号を送信した後停止し、再び番号入力部27で入
力された番号に従った一定期間網同期検波信号が無けれ
ば網同期信号生成部22を介してある一定期間網同期信号
を送信した後停止し、再びある一定期間網同期検波信号
を有無監視し、網同期検波信号が無ければ、クロック生
成部21を自己のクロックからシステムクロックを生成さ
せるように制御し、網同期信号生成部22によって常時網
同期信号を他の制御装置に送信するマスタ動作制御を行
うようになっている。また、制御部28は、網同期検波信
号の有無監視中に網同期検波信号が存在した場合は、ク
ロック生成部21を網同期信号検出部26からの網同期信号
に従属同期したシステムクロックを生成させるように制
御し、網同期信号生成部22を停止させるスレーブ動作制
御を行うようになっている。
【0033】次に、本実施形態のマスタ/スレーブ切換
動作を説明する。
【0034】図4は、制御部28の制御を示すフローチャ
ートである。
【0035】ステップF1では、制御装置が電源投入に
よってスレーブ動作として動作を開始する。ステップF
3、ステップF5、ステップF7では、それぞれスレー
ブ動作として図4に記載の指定の時間網同期信号を有無
監視を行い、有り無しによって処理を分岐する判断を行
う。ステップF4、ステップF6では、それぞれ図4に
記載の指定の時間網同期信号を送信する。ステップF8
では、常時マスタ動作を行う。ステップF2では、図4
に記載の指定の時間スレーブ動作のみを継続する。図4
に記載の記号“a”はある任意の固定値を示しており、
図4に記載の記号“m”は、自己の制御装置番号を示し
ており、図4に記載の記号“o”はデジタル回線10に接
続される制御装置の許される最大数を示している。但
し、記号“m”は0からの整数とする。
【0036】図5は、制御部28によって図4のフローで
制御したタイミング図である。また、図5は、制御装置
A0がマスタ動作中、無限小の瞬間動作停止し、再び動
作を開始した場合を示している。
【0037】タイミングT0では、制御装置A0が無限
小の動作停止前のマスタ動作中で網同期信号を送信す
る。タイミングW1−0からW1−mまででは、それぞ
れの制御装置が図4のステップF3の動作処理を行う。
タイミングT1−0からT1−mまででは、それぞれの
制御装置が図4のステップF4の動作処理を行う。タイ
ミングW2−0からW2−mまででは、それぞれの制御
装置が図4のステップF5の動作処理を行う。タイミン
グT2−0からT2−mまででは、それぞれの制御装置
が図4のステップF6の動作処理を行う。タイミングW
3−0からW3−mまででは、それぞれの制御装置が図
4のステップF7の動作処理を行う。タイミングT3−
0からT3−mまででは、それぞれの制御装置が図4の
ステップF8まで達した場合のマスタ動作開始のタイミ
ングを示している。
【0038】こうすることにより、あるマスタ動作を行
っている制御装置が停止し、網同期信号を失った後、そ
の他の制御装置が送信開始する網同期信号のタイミング
は互いに異なる。従って最も早く網同期信号を送信した
制御装置以外は、図4のステップF3によって網同期検
波信号有りと判断してステップF2を経由して再びステ
ップF3へと戻ることになり、最も早く網同期信号を送
信した制御装置がステップF6の動作を開始するまでの
間、網同期信号を送信しないことになる。加えて最も早
く網同期信号を送信した制御装置のステップF6の動作
によって、再びその他の制御装置はステップF2を経由
してステップF3へと戻ることになり、最も早く網同期
信号を送信した制御装置がステップF8の動作を開始す
れば、デジタル回線10には網同期信号が現れるため、ス
テップF2を経由してステップF3に戻った制御装置は
ステップF4に移行することはなく、マスタとなる制御
装置は動作可能な制御装置の中の最も低い番号の制御装
置1つとすることができる。最も早く送信された網同期
信号を非常に低い確立で受信できなかった制御装置が存
在した場合は、その制御装置はタイミングT1で送信す
ることになるが、その送信によりタイミングW2の区間
中である最初に網同期信号を送信した制御装置はステッ
プF5によってステップF2を経由してステップF3へ
戻ることになる。最も早く送信された網同期信号を非常
に低い確立で受信できなかった制御装置1つがステップ
F5、ステップF6、ステップF7を経由してマスタ動
作とすることができる。それぞれの制御装置に大きな誤
差が発生し、各タイミングT1が一致してしまった場合
においても、ステップF4終了時点を基準に各制御装置
固有のタイミングW2の時間を確保していることによ
り、互いのタイミングT2が一致することはないのでス
テップF5またはステップF7によっていずれか1つの
制御装置のみステップF8まで達し、マスタ動作となる
制御装置を1つにすることができる。
【0039】[実施の形態3]本実施形態は、第1実施
形態において、網同期信号によって、マスタ/スレイブ
動作切換を行う点に代えて、周波数を用いて行う点に特
徴があり、この他の構成は、第1実施形態と同様である
ため、同一構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0040】まず、本実施形態の構成を説明する。
【0041】図6に示す全ての制御装置Aは、制御装置
の起動時或いは他の網同期信号に従属同期するスレーブ
動作中、周波数検波信号を出力する周波数検出部31と、
予め制御装置の番号を入力する番号入力部27と、制御部
28とを備えている。制御部28は、周波数検波信号を有無
監視し、番号入力部27で入力された番号に従った一定期
間周波数検波信号が無ければ周波数発信部32を介してあ
る一定期間周波数検出部31が検波できる周波数を送信し
た後停止し、再びある一定期間周波数検波信号を有無監
視し、周波数検波信号が無ければ、クロック生成部21を
自己のクロックからシステムクロックを生成させるよう
に制御し、周波数発信部32を常時周波数検出部31が検波
できる周波数を送信するよう制御し、網同期信号生成部
22によって常時網同期信号を他の制御装置に送信するマ
スタ動作制御を行うようになっている。また、この制御
部28は、周波数検波信号の有無監視中に周波数検波信号
が存在した場合は、クロック生成部21を網同期信号検出
部26からの網同期信号に従属同期したシステムクロック
を生成させるように制御し、周波数発信部32と網同期信
号生成部22を停止させるスレーブ動作制御を行うように
なっている。
【0042】次に、本実施形態のマスタ/スレーブ切換
動作を説明する。
【0043】図7は、制御部28の制御を示すフローチャ
ートである。
【0044】ステップF1では、制御装置が電源投入に
よってスレーブ動作として動作を開始する。ステップF
3、ステップF5では、それぞれスレーブ動作として図
7に記載の指定の時間に周波数検出部31が検波できる周
波数の有無監視を行い、有り無しによって処理を分岐す
る判断を行う。ステップF4では、図7に記載の指定の
時間周波数検出部31が検波できる周波数を送信する。ス
テップF6では、常時マスタ動作を行う。ステップF2
では、図7に記載の指定の時間スレーブ動作のみを継続
する。図7に記載の記号“a”はある任意の固定値を示
しており、図7に記載の記号“m”は自己の制御装置番
号を示しており、図7に記載の記号“o”はデジタル回
線10に接続される制御装置の許される最大数を示してい
る。但し、記号“m”は0からの整数とする。
【0045】図3は、制御部28によって図7のフローで
制御したタイミング図である。また、図3は、制御装置
A0がマスタ動作中、無限小の瞬間動作停止し、再び動
作を開始した場合を示している。
【0046】タイミングT0では、制御装置A0が無限
小の動作停止前のマスタ動作中で網同期信号を送信す
る。タイミングW1−0からW1−mまででは、それぞ
れの制御装置が図7のステップF3の動作処理を行う。
タイミングT1−0からT1−mまででは、それぞれの
制御装置が図7のステップF4の動作処理を行う。タイ
ミングW2−0からW2−mまででは、それぞれの制御
装置が図7のステップF5の動作処理を行う。タイミン
グT3−0からT3−mまででは、それぞれの制御装置
が図7のステップF6のマスタ動作を開始する。
【0047】こうすることにより、あるマスタ動作を行
っている制御装置が停止し、周波数検出部31が検波でき
る周波数を失った後、その他の制御装置が送信開始する
周波数検出部31が検波できる周波数のタイミングは互い
に異なる。従って最も早く周波数検出部31が検波できる
周波数を送信した制御装置以外は図7のステップF3に
よって周波数検波信号有りと判断してステップF2を経
由して再びステップF3へと戻ることになり、最も早く
周波数検出部31が検波できる周波数を送信した制御装置
がステップF6の動作を開始するまでの間、周波数検出
部31が検波できる周波数を送信しないことになる。最も
早く周波数検出部31が検波できる周波数を送信した制御
装置がステップF6の動作を開始すれば、デジタル回線
10には周波数検出部31が検波できる周波数が現れるた
め、ステップF2を経由してステップF3に戻った制御
装置はステップF4に移行することはなく、マスタとな
る制御装置は動作可能な制御装置の中の最も低い番号の
制御装置1つとすることができる。最も早く送信された
周波数検出部31が検波できる周波数を非常に低い確立で
受信できなかった制御装置が存在した場合はその制御装
置はタイミングT1で送信することになるが、その送信
によりタイミングW2の区間中である最初に周波数検出
部31が検波できる周波数を送信した制御装置はステップ
F5によってステップF2を経由してステップF3へ戻
ることになり、最も早く送信された周波数検出部31が検
波できる周波数を非常に低い確立で受信できなかった制
御装置1つがマスタ動作とすることができる。
【0048】図8は、網同期信号が連続でなくバースト
である場合の拡大図であり、デジタル回線10に送信され
る図3のタイミングTでの区間の例としてタイミングT
1とし、タイミングT1の区間を更に拡大すると、バー
ストの場合の網同期信号の場合は、S1の間に信号が存
在しないのに対して、周波数検出部31が検波できる周波
数の場合は、SF1のように連続であるため、信号の有
無判定に確保する時間を短くすることができる。つま
り、図7の固定値aの値を小さくすることができるた
め、マスタ動作切換全てに要する時間を短縮できる。
【0049】[実施の形態4]本実施形態は、制御部の
マスタ/スレーブ切換動作以外の構成は、第3実施形態
と同様であるため、同一構成には同一番号を付して説明
を省略する。
【0050】まず、本実施形態の構成を説明する。
【0051】図6に示す全ての制御装置Aは、制御装置
の起動時或いは他の網同期信号に従属同期するスレーブ
動作中、周波数検波信号を出力する周波数検出部31と、
予め制御装置の番号を入力する番号入力部27と、制御部
28とを備えている。制御部28は、周波数検波信号を有無
監視し、番号入力部27で入力された番号に従った一定期
間周波数検波信号が無ければ、周波数発信部32を介して
ある一定期間周波数検出部31が検波できる周波数を送信
した後停止し、再び番号入力部27で入力された番号に従
った一定期間周波数検波信号が無ければ網同期信号生成
部22を介してある一定期間網同期信号を送信した後停止
し、再びある一定期間周波数検波信号を有無監視し、周
波数検波信号が無ければ、クロック生成部21を自己のク
ロックからシステムクロックを生成させるように制御す
るようになっている。また、この制御部28は、周波数発
信部32を常時周波数検出部31が検波できる周波数を送信
するよう制御し、網同期信号生成部22によって常時網同
期信号を他の制御装置に送信するマスタ動作制御を行
い、周波数検波信号の有無監視中に周波数検波信号が存
在した場合は、クロック生成部21を網同期信号検出部26
からの網同期信号に従属同期したシステムクロックを生
成させるように制御し、周波数発信部32と網同期信号生
成部22を停止させるスレーブ動作制御を行うようになっ
ている。
【0052】次に、本実施形態のマスタ/スレーブ切換
動作を説明する。
【0053】図9は、制御部28の制御を示すフローチャ
ートである。
【0054】ステップF1では、制御装置が電源投入に
よってスレーブ動作として動作を開始する。ステップF
3、ステップF5、ステップF7では、それぞれスレー
ブ動作として図9に記載の指定の時間周波数検出部31が
検波できる周波数の有無監視を行い、有り無しによって
処理を分岐する判断を行う。また、ステップF4、ステ
ップF6では、それぞれ図9に記載の指定の時間周波数
検出部31が検波できる周波数を送信する。ステップF8
では、常時マスタ動作を行う。ステップF2では、図9
に記載の指定の時間スレーブ動作のみを継続する。ま
た、図9に記載の記号“a”はある任意の固定値を示
し、図9に記載の記号“m”は自己の制御装置番号を示
しており、図9に記載の記号“o”はデジタル回線10に
接続される制御装置の許される最大数を示している。但
し、記号“m”は0からの整数とする。
【0055】図5は、制御部28によって図9のフローで
制御したタイミング図である。また、図5は、制御装置
A0がマスタ動作中、無限小の瞬間動作停止し、再び動
作を開始した場合を示している。
【0056】タイミングT0では、制御装置A0が無限
小の動作停止前のマスタ動作中で網同期信号及び周波数
検出部31が検波できる周波数を送信する。タイミングW
1−0からW1−mまででは、それぞれの制御装置が図
9のステップF3の動作処理を行う。タイミングT1−
0からT1−mまででは、それぞれの制御装置が図9の
ステップF4の動作処理を行う。タイミングW2−0か
らW2−mまででは、それぞれの制御装置が図9のステ
ップF5の動作処理を行う。タイミングT3−0からT
3−mまででは、それぞれの制御装置が図9のステップ
F6の動作処理を行う。タイミングW3−0からW3−
mまででは、それぞれの制御装置が図9のステップF7
の動作処理を行う。タイミングT3−0からT3−mま
ででは、それぞれの制御装置が図9のステップF8のマ
スタ動作を開始する。
【0057】こうすることにより、あるマスタ動作を行
っている制御装置が停止し、周波数検出部31が検波でき
る周波数を失った後、その他の制御装置が送信開始する
周波数検出部31が検波できる周波数のタイミングは互い
に異なる。従って最も早く周波数検出部31が検波できる
周波数を送信した制御装置以外は、図9のステップF3
によって周波数検波信号有りと判断してステップF2を
経由して再びステップF3へと戻ることになり、最も早
く周波数検出部31が検波できる周波数を送信した制御装
置がステップF6の動作を開始するまでの間、周波数検
出部31が検波できる周波数を送信しないことになる。加
えて最も早く周波数検出部31が検波できる周波数を送信
した制御装置のステップF6の動作によって、再びその
他の制御装置はF2を経由してステップF3へと戻るこ
とになり、最も早く周波数検出部31が検波できる周波数
を送信した制御装置がステップF8の動作を開始すれ
ば、デジタル回線10には周波数検出部31が検波できる周
波数が現れるため、ステップF2を経由してステップF
3に戻った制御装置はステップF4に移行することはな
く、マスタとなる制御装置は動作可能な制御装置の中の
最も低い番号の制御装置1つとすることができる。最も
早く送信された周波数検出部31が検波できる周波数を非
常に低い確立で受信できなかった制御装置が存在した場
合は、その制御装置は、タイミングT1で送信すること
になるが、その送信によりタイミングW2の区間中であ
る最初に周波数検出部31が検波できる周波数を送信した
制御装置はステップF5によってステップF2を経由し
てステップF3へ戻ることになり、最も早く送信された
周波数検出部31が検波できる周波数を非常に低い確立で
受信できなかった制御装置1つがステップF5、ステッ
プF6、ステップF7を経由してマスタ動作とすること
ができる。それぞれの制御装置に大きな誤差が発生し、
各タイミングT1が一致してしまった場合においても、
ステップF4終了時点を基準に各制御装置固有のタイミ
ングW2の時間を確保していることにより、互いのタイ
ミングT2が一致することはないのでステップF5また
はステップF7によっていずれか1つの制御装置のみス
テップF8まで達し、マスタ動作となる制御装置を1つ
にすることができる。
【0058】図8は、網同期信号が連続でなくバースト
である場合の拡大図であり、デジタル回線10に送信され
る図5のタイミングTでの区間の例としてタイミングT
1とし、タイミングT1の区間を更に拡大すると、バー
ストの場合の網同期信号の場合はS1の間に信号が存在
しないのに対して、周波数検出部31が検波できる周波数
の場合はSF1のように連続であるため、信号の有無判
定に確保する時間を短くすることができる。つまり、図
9の固定値aの値を小さくすることができるため、マス
タ動作切換全てに要する時間を短縮できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、あるマ
スタ動作を行っている制御装置が停止し、その他動作可
能な制御装置のいずれかがマスタ動作を開始する前に、
個別のタイミングで網同期信号を送信することにより、
自己が網同期信号送信中に検出できない他の網同期信号
の衝突を回避できるので、予め入力された制御装置の番
号の最も低いもの1つがマスタ動作とすることができ、
非常に低い確立で網同期信号を検出できなかった制御装
置が出たとしても、その制御装置1つがマスタ動作とす
ることができるという優れた効果を有するインターホン
システムのマスタ/スレーブ動作切換装置を提供できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターホンシステムのマスタ/
スレーブ動作切換装置の第1実施形態および第2実施形
態を示すブロック構成図
【図2】第1実施形態における制御部の制御を示すフロ
ーチャート
【図3】第1実施形態および第3実施形態におけるマス
タ/スレーブ動作切換のタイミング図
【図4】第2実施形態における制御部の制御を示すフロ
ーチャート
【図5】第2実施形態および第4実施形態におけるマス
タ/スレーブ動作切換のタイミング図
【図6】本発明に係るインターホンシステムのマスタ/
スレーブ動作切換装置の第3実施形態および第4実施形
態を示すブロック構成図
【図7】第3実施形態における制御部の制御を示すフロ
ーチャート
【図8】第3実施形態および第4実施形態の網同期信号
が連続でなくバーストである場合の拡大図
【図9】第4実施形態における制御部の制御を示すフロ
ーチャート
【図10】従来のインターホンシステムのブロック構成図
【図11】従来のインターホンシステムの他のブロック構
成図
【符号の説明】
A 制御装置(マスタ/スレーブ動作切換装置) 21 クロック生成部 22 網同期信号生成部 26 網同期信号検出部 27 番号入力部 28 制御部 31 周波数検出部 32 周波数発信部
フロントページの続き (72)発明者 村林 信明 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 篠▲崎▼ 聡 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 的場 信夫 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K032 BA01 BA02 DA02 EB06 5K038 BB01 CC09 EE02 EE13 FF01 5K047 DD01 DD02 GG56 KK18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御装置のうちいずれか一つがマ
    スタとなり網同期信号を送信し、その他の前記制御装置
    は前記網同期信号に同期する従属同期方式によって音声
    や映像を含むデジタル信号の通信を行うインターホンシ
    ステムであって、前記制御装置の起動時或いは他の前記
    網同期信号に従属同期するスレーブ動作中、デジタル送
    受信を行う変復調部で受信したデジタル信号の中から網
    同期信号を検出して網同期検波信号を出力する網同期信
    号検出部と、予め前記制御装置の番号を入力する番号入
    力部と、前記網同期検波信号を有無監視し、前記番号入
    力部で入力された番号に従った一定期間前記網同期検波
    信号が無ければ網同期信号生成部を介してある一定期間
    前記網同期信号を送信した後停止し、再びある一定期間
    前記網同期検波信号を有無監視し、前記網同期検波信号
    が無ければ、クロック生成部を自己のクロックからシス
    テムクロックを生成させるように制御し、前記網同期信
    号生成部によって常時前記網同期信号を他の前記制御装
    置に送信するマスタ動作制御を行い、前記網同期検波信
    号の有無監視中に前記網同期検波信号が存在した場合
    は、前記クロック生成部を前記網同期信号検出部からの
    前記網同期信号に従属同期した前記システムクロックを
    生成させるように制御し、前記網同期信号生成部を停止
    させるスレーブ動作制御を行う制御部とを備えたことを
    特徴とするインターホンシステムのマスタ/スレーブ動
    作切換装置。
  2. 【請求項2】 複数の制御装置のうちいずれか一つがマ
    スタとなり網同期信号を送信し、その他の前記制御装置
    は前記網同期信号に同期する従属同期方式によって音声
    や映像を含むデジタル信号の通信を行うインターホンシ
    ステムであって、前記制御装置の起動時或いは他の前記
    網同期信号に従属同期するスレーブ動作中、デジタル送
    受信を行う変復調部で受信したデジタル信号の中から網
    同期信号を検出して網同期検波信号を出力する網同期信
    号検出部と、予め前記制御装置の番号を入力する番号入
    力部と、前記網同期検波信号を有無監視し、前記番号入
    力部で入力された番号に従った一定期間前記網同期検波
    信号が無ければ網同期信号生成部を介してある一定期間
    前記網同期信号を送信した後停止し、再び前記番号入力
    部で入力された番号に従った一定期間前記網同期検波信
    号を有無監視し、前記網同期検波信号が無ければ更にあ
    る一定期間前記網同期信号を送信した後停止し、再びあ
    る一定期間前記網同期検波信号を有無監視し、前記網同
    期検波信号が無ければ、クロック生成部を自己のクロッ
    クからシステムクロックを生成させるように制御し、前
    記網同期信号生成部によって常時前記網同期信号を他の
    前記制御装置に送信するマスタ動作制御を行い、前記網
    同期検波信号の有無監視中に前記網同期検波信号が存在
    した場合は、前記クロック生成部を前記網同期信号検出
    部からの前記網同期信号に従属同期した前記システムク
    ロックを生成させるように制御し、前記網同期信号生成
    部を停止させるスレーブ動作制御を行う制御部とを備え
    たことを特徴とするインターホンシステムのマスタ/ス
    レーブ動作切換装置。
  3. 【請求項3】 複数の制御装置のうちいずれか一つがマ
    スタとなり網同期信号を送信し、その他の前記制御装置
    は前記網同期信号に同期する従属同期方式によって音声
    や映像を含むデジタル信号の通信を行うインターホンシ
    ステムであって、前記制御装置の起動時或いは他の前記
    網同期信号に従属同期するスレーブ動作中、周波数検波
    信号を出力する周波数検出部と、予め前記制御装置の番
    号を入力する番号入力部と、前記周波数検波信号を有無
    監視し、前記番号入力部で入力された番号に従った一定
    期間前記周波数検波信号が無ければ周波数発信部を介し
    てある一定期間前記周波数検出部が検波できる周波数を
    送信した後停止し、再びある一定期間前記周波数検波信
    号を有無監視し、前記周波数検波信号が無ければ、クロ
    ック生成部を自己のクロックからシステムクロックを生
    成させるように制御し、前記周波数発信部を常時前記周
    波数検出部が検波できる前記周波数を送信するよう制御
    し、網同期信号生成部によって常時前記網同期信号を他
    の前記制御装置に送信するマスタ動作制御を行い、前記
    周波数検波信号の有無監視中に前記周波数検波信号が存
    在した場合は、前記クロック生成部を網同期信号検出部
    からの前記網同期信号に従属同期した前記システムクロ
    ックを生成させるように制御し、前記周波数発信部と前
    記網同期信号生成部を停止させるスレーブ動作制御を行
    う制御部とを備えたことを特徴とするインターホンシス
    テムのマスタ/スレーブ動作切換装置。
  4. 【請求項4】 複数の制御装置のうちいずれか一つがマ
    スタとなり網同期信号を送信し、その他の前記制御装置
    は前記網同期信号に同期する従属同期方式によって音声
    や映像を含むデジタル信号の通信を行うインターホンシ
    ステムであって、前記制御装置の起動時或いは他の前記
    網同期信号に従属同期するスレーブ動作中、周波数検波
    信号を出力する周波数検出部と、予め前記制御装置の番
    号を入力する番号入力部と、前記周波数検波信号を有無
    監視し、前記番号入力部で入力された番号に従った一定
    期間前記周波数検波信号が無ければ周波数発信部を介し
    てある一定期間前記周波数検出部が検波できる周波数を
    送信した後停止し、再び前記番号入力部で入力された番
    号に従った一定期間前記周波数検波信号を有無監視し、
    前記周波数検波信号が無ければ更にある一定期間前記周
    波数検出部が検波できる前記周波数を送信した後停止
    し、再びある一定期間前記周波数検波信号を有無監視
    し、前記周波数検波信号が無ければ、クロック生成部を
    自己のクロックからシステムクロックを生成させるよう
    に制御し、前記周波数発信部を常時前記周波数検出部が
    検波できる前記周波数を送信するよう制御し、網同期信
    号生成部によって常時前記網同期信号を他の前記制御装
    置に送信するマスタ動作制御を行い、前記周波数検波信
    号の有無監視中に前記周波数検波信号が存在した場合
    は、前記クロック生成部を網同期信号検出部からの網同
    期信号に従属同期した前記システムクロックを生成させ
    るように制御し、前記周波数発信部と前記網同期信号生
    成部を停止させるスレーブ動作制御を行う制御部とを備
    えたことを特徴とするインターホンシステムのマスタ/
    スレーブ動作切換装置。
JP2000260986A 2000-08-30 2000-08-30 インターホンシステムのマスタ/スレーブ動作切換装置 Pending JP2002077423A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000260986A JP2002077423A (ja) 2000-08-30 2000-08-30 インターホンシステムのマスタ/スレーブ動作切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000260986A JP2002077423A (ja) 2000-08-30 2000-08-30 インターホンシステムのマスタ/スレーブ動作切換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002077423A true JP2002077423A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18748912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000260986A Pending JP2002077423A (ja) 2000-08-30 2000-08-30 インターホンシステムのマスタ/スレーブ動作切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002077423A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007281800A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Kenwood Corp 同期信号自動切換え装置とその方法
JP2016178537A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 アイホン株式会社 2世帯インターホンシステム
JP2016540412A (ja) * 2013-10-16 2016-12-22 エルジー・ケム・リミテッド 同期化されたユニットを有する通信システム及びそのユニットの同期化方法
JP2017505586A (ja) * 2013-11-23 2017-02-16 ケーニッヒ−ペーアー・ゲーエムベーハー バスパーティシパント装置およびバスパーティシパント装置の動作の方法
JP2019050498A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 株式会社明電舎 ネットワーク機器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007281800A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Kenwood Corp 同期信号自動切換え装置とその方法
JP2016540412A (ja) * 2013-10-16 2016-12-22 エルジー・ケム・リミテッド 同期化されたユニットを有する通信システム及びそのユニットの同期化方法
JP2017505586A (ja) * 2013-11-23 2017-02-16 ケーニッヒ−ペーアー・ゲーエムベーハー バスパーティシパント装置およびバスパーティシパント装置の動作の方法
US10102163B2 (en) 2013-11-23 2018-10-16 Koenig-Pa Gmbh Bus participant device and method for operating a bus subscriber device
JP2016178537A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 アイホン株式会社 2世帯インターホンシステム
JP2019050498A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 株式会社明電舎 ネットワーク機器
JP7003510B2 (ja) 2017-09-11 2022-01-20 株式会社明電舎 ネットワーク機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6011821A (en) Process for synchronization of matching circuits of a communication system with several modules
US5359594A (en) Power-saving full duplex nodal communications systems
EP0504907B1 (en) Communication system
US4577315A (en) Power saving system for time-division multiple access radiocommunication network
JP2001326626A (ja) 同期のための方法、モジュール、およびプログラムモジュール
JP2002077423A (ja) インターホンシステムのマスタ/スレーブ動作切換装置
JPH09261210A (ja) 同期伝送システムの同期クロック分配方式
US7349511B2 (en) Synchronous network
JPH1132449A (ja) 分散形監視制御システム
JP3480759B2 (ja) Lan通信システム
JP2918009B2 (ja) クロック切替方式
JP2000040013A (ja) 二重化通信システムの回線異常検出方法
JPH09298506A (ja) 無線基地局装置及び無線基地局間の同期方法
JP2679506B2 (ja) クロック切替方式
JPS5975724A (ja) 商用電源重畳通信装置
JPH06164608A (ja) シリアル伝送路の同期確立方式
JPS62171349A (ja) 通信制御装置
JP4712233B2 (ja) 伝送装置
JP2906846B2 (ja) リング状データ通信方式
JPS60254949A (ja) デ−タ伝送システム
JPH0514383A (ja) クロツク切り替え方式
JPH07303099A (ja) クロック冗長系切替時の送信伝送フレーム補正方式
JPH04357733A (ja) バスネットワークの同期方式
JPH09284874A (ja) 能動終端切替方法及び装置
JPH09181751A (ja) 同期型csma/cd方式