JP2002076841A - フィルタ中心周波数調整装置および方法 - Google Patents

フィルタ中心周波数調整装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IFフィルタの中心周波数の温度等による変
動を適正に補正すること。 【解決手段】 IFフィルタ1に2トーン発生回路2か
らの信号を入力し、電流調整回路7を調整してマスタフ
ィルタ6からIFフィルタ1のgmアンプに供給される
電流を前回採用されたIFフィルタ1の中心周波数から
デルタFの周波数だけ+および−した周波数Faおよび
Fbが得られる値とし、その時のRSSI回路5の出力
値Va,Vbをコンパレータ9で比較し、値が小さい方
に相当する中心周波数が得られるように、制御回路8に
よって電流調整回路7を制御し、マスタフィルタ6から
IFフィルタ1のgmアンプに供給される電流を設定す
る。このようにしてIFフィルタの中心周波数を設定す
ることによって、IFフィルタの中心周波数は理想の値
に近づく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IF(中間周波
数)フィルタ等のフィルタの中心周波数調整装置および
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯電話等の内部のIFフィルタ
は、半導体回路から構成されいる。このIFフィルタと
しては、gmCフィルタが用いられ、その中心周波数の
絶対精度を決定するためにリファレンスクロック等を利
用したマスタスレーブ方式が一般的に適用されている。
すなわち、このマスタスレーブ方式は、リファレンスク
ロック等を用いたPLL回路を構成するマスタフィルタ
からの制御電流によって、スレーブとして構成されるI
Fフィルタの中心周波数を制御する方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たマスタスレーブ方式を適用したIFフィルタにおいて
は、内在する誤差等が原因で温度や電源電圧により中心
周波数が変動する事があった。その内在する誤差を小さ
くするには、gm回路等の比精度が必要となるため、そ
の確保のための大きな面積が必要であった。すなわち、
従来は、IFフィルタの中心周波数の変動を抑えようと
すると、回路規模が増大してしまうという問題があっ
た。
【0004】そこで本発明の目的は以上のような問題を
解消したフィルタ中心周波数調整装置および方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、フィルタの中心周波数を変更す
る変更手段と、前記フィルタの所望の中心周波数から対
称的な周波数配置の2つの周波数成分を持つ信号を発生
し、前記フィルタに入力する信号発生手段と、前記変更
手段によって中心周波数を変更した結果得られる前記フ
ィルタの少なくとも2つの出力値を比較する比較手段
と、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記フィルタ
の中心周波数が、前記出力値のうちの最小値が得られる
中心周波数に設定されるように前記変更手段を制御する
制御手段とを具えたフィルタ中心周波数調整装置を特徴
とする。
【0006】請求項2の発明は、フィルタの所望の中心
周波数から対称的な周波数配置の2つの周波数成分を持
つ信号を前記フィルタに入力し、前記フィルタの中心周
波数を変更した結果得られる前記フィルタの少なくとも
2つの出力値を比較し、前記比較結果に基づいて、前記
フィルタの中心周波数を、前記出力値のうちの最小値が
得られる中心周波数に設定するフィルタ中心周波数調整
方法を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を説明する。
【0008】図1は本発明の実施形態にかかる携帯電話
端末内のIFフィルタ(バンドパスフィルタ)回路を示
す。
【0009】1はマスタスレーブ方式を適用したフィル
タ回路のスレーブとして構成されるIFフィルタ、2は
2トーン発生回路であって、IFフィルタの理想的な
(すなわち、所望の)周波数から対称の位置にある周波
数(すなわち、所望の周波数から同じ周波数だけ+また
は−した2つの周波数)成分を持った2つのトーンを同
時に出力する。3は、後述する制御回路によって切替え
が制御される切替えスイッチであって、中心周波数の調
整時に本来の信号(携帯電話の送受信時の信号)の入力
に代わって2トーン発生回路2からの信号を選択してI
Fフィルタ1に入力する。4はリミッタであって、IF
フィルタ1を通過した本来の信号を振幅等を制限して出
力する。5は、RSSI(Received Sign
al Strength Indicator)回路で
あって、IFフィルタを通過した、またはIFフィルタ
の一部を通過した信号の強度を生成し出力する。
【0010】6はマスタスレーブ方式を適用したフィル
タ回路のマスタとして構成されるマスタフィルタであっ
て、IFフィルタ1の中心周波数が所望の周波数となる
ようにIFフィルタ1のgmアンプに所定の電流を供給
する。7は、IFフィルタ1とマスタフィルタ6との間
に設けられたF0(中心周波数)を変更するための電流
調整回路であって、制御回路8からの制御信号に基づい
てマスタフィルタ6からIFフィルタ1のgmアンプに
供給される電流を変更して同gmアンプのgmを変更し
IFフィルタ1の中心周波数を変更する。9はコンパレ
ータであって、RSSI回路5からの出力信号のレベル
を比較し、その比較結果を制御回路8に入力する。
【0011】図2は通信方式としてTDMA方式を適用
した場合のIFフィルタの調整タイミングの例を示すも
のであって、後述するF0(中心周波数)調整は、実使
用されない空時間を利用することができ、たとえば、実
使用時間直前の時間を使用できる。図3はRSSI回路
の特性を説明するものであって、上部は、2トーン発生
回路からの所望のF0から対称位置の2トーンの周波数
成分の信号を入力したIFフィルタの通過信号を示し、
下部はその通過信号を入力したRSSI回路の出力特性
を示す。ここで分かることは、IFフィルタの出力にお
いて2つのトーンが同じ大きさになると(すなわち、こ
の状態は、そのときのIFフィルタの中心周波数が所望
のF0と一致している状態である)、RSSI回路の出
力は最小になり、この状態からIFフィルタの中心周波
数が+または−のいずれにずれてもIFフィルタの出力
において2つのトーンのうち片方の出力が大きくなり、
RSSI回路の出力は最小よりも大きくなることであ
る。
【0012】以上の構成の調整回路によるF0調整に際
しては、まず、切替えスイッチ3を制御してIFフィル
タ1に2トーン発生回路2からの信号を入力し、電流調
整回路7を調整してマスタフィルタ6からIFフィルタ
1のgmアンプに供給される電流をFaとし、その時の
RSSI回路5の出力値Vaをサンプルする。Faは例
えば前回採用され(設定され)たIFフィルタ1の中心
周波数からデルタFだけ引いた周波数に相当する値とす
る。次に電流調整回路7を再び調整してマスタフィルタ
6からIFフィルタ1のgmアンプに供給される電流を
Fbとし、その時のRSSI回路5の出力値Vbをサン
プルする。Fbは例えば前回採用され(設定され)たI
Fフィルタ1の中心周波数から2*デルタFだけ加えた
周波数に相当する値とする。2つの出力値Va,Vbを
コンパレータ9で比較し、その結果を制御回路8に入力
し、そこで、2つの出力値Va,Vbのうち、値が小さ
い方に相当する中心周波数が得られるように、制御回路
8によって電流調整回路7を制御し、マスタフィルタ6
からIFフィルタ1のgmアンプに供給される電流を設
定し、切替えスイッチ3を本来の信号入力に切替えて調
整を終了する。このようにしてIFフィルタの中心周波
数を設定することによって、図3に示したように、IF
フィルタの中心周波数は理想の値に近づく。TDMA方
式の場合は図2のように実動作時間と休止期問が交互に
あるので、上記調整を実動作時間に入る前に実施してか
ら実動作を行わせる事で変動の遅い温度変化によるIF
フィルタの中心周波数の変動を補正できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、I
Fフィルタの中心周波数が温度等で変動しても、中心周
波数は適正に補正され、好適な状態で動作させる事がで
きる。また、回路規模も大きくすること無く、中心周波
数調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる調整方式を搭載した
携帯電話端末内のIFフィルタの回路図である。
【図2】TDMA方式の場合の調整タイミングの例を示
す図である。
【図3】IFフィルタを通過した、またはIFフィルタ
の一部を通過した信号の強度をを生成する回路の例とし
て、携帯電話端末内で使用されるRSSI回路の特性を
説明する図である。
【符号の説明】
1 IFフィルタ 2 2トーン発生回路 3 切替えスイッチ 4 リミッタ 5 RSSI回路 6 マスタフィルタ 7 電流調整回路 8 制御回路 9 コンパレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタの中心周波数を変更する変更手
    段と、 前記フィルタの所望の中心周波数から対称的な周波数配
    置の2つの周波数成分を持つ信号を発生し、前記フィル
    タに入力する信号発生手段と、 前記変更手段によって中心周波数を変更した結果得られ
    る前記フィルタの少なくとも2つの出力値を比較する比
    較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記フィルタの中
    心周波数が、前記出力値のうちの最小値が得られる中心
    周波数に設定されるように前記変更手段を制御する制御
    手段とを具えたことを特徴とするフィルタ中心周波数調
    整装置。
  2. 【請求項2】 フィルタの所望の中心周波数から対称的
    な周波数配置の2つの周波数成分を持つ信号を前記フィ
    ルタに入力し、 前記フィルタの中心周波数を変更した結果得られる前記
    フィルタの少なくとも2つの出力値を比較し、 前記比較結果に基づいて、前記フィルタの中心周波数
    を、前記出力値のうちの最小値が得られる中心周波数に
    設定することを特徴とするフィルタ中心周波数調整方
    法。
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