JP2002072966A - カラー画像表示装置 - Google Patents

カラー画像表示装置

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JP2002072966A
JP2002072966A JP2000320574A JP2000320574A JP2002072966A JP 2002072966 A JP2002072966 A JP 2002072966A JP 2000320574 A JP2000320574 A JP 2000320574A JP 2000320574 A JP2000320574 A JP 2000320574A JP 2002072966 A JP2002072966 A JP 2002072966A
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light
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JP2000320574A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sato
宏明 佐藤
Hitoshi Noda
均 野田
Narumasa Yamagishi
成多 山岸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単板式カラー画像表示装において、ライトバ
ルブの高光利用効率と装置の小型化を両立する。 【解決手段】 光源201からの赤緑青の各色光を、ラ
イトバルブ204上を各色光ごとに帯状に照明するよう
導き、しかも帯状照明領域を連続的に移動せしめ、各色
光の照明領域に適合した色信号でライトバルブの各画素
を駆動することでカラー表示する装置において、隣接す
る2色の照明領域の一部を重畳させて、該重畳領域30
2の画素を輝度信号成分で駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光変調手段であるラ
イトバルブ1枚でカラー表示を行うカラー画像表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、大型映像市場の主力である液晶プ
ロジェクターとは、液晶パネル(ライトバルブ)の画像
を光源ランプと集光レンズと投写レンズとを用いてスク
リーン上に拡大、結像させるものである。現在実用化さ
れている方式は3板式と単板式の大きく2つに分けるこ
とが出来る。
【0003】前者の3板式液晶プロジェクターでは、白
色光源からの光を色分解光学系により赤緑青の3原色の
色光に分光した後、それらの光を3枚のモノクロ液晶パ
ネルにより変調し、3原色の画像をそれぞれ形成する。
その後、これらの画像を色合成光学系で合成して、1つ
の投写レンズでスクリーン上に投写する。この方式は光
源からの白色光の全スペクトルを利用できるため光利用
率は高いが、3枚の液晶パネル、色分解光学系、色合成
光学系、及び液晶パネル間のコンバージェンス調整機構
を必要とするため比較的高価である。
【0004】これに対し、従来の単板式液晶プロジェク
ターでは、モザイク状のカラーフィルター付き液晶パネ
ル上に形成した画像を単純にスクリーンに拡大投写する
だけなのでコンパクトで低価格である。しかしながら、
この方式では光源からの白色光のうち、色選択手段であ
るカラーフィルターにおいて不要な色光を吸収すること
によって所望の色光を得ているため、液晶パネルに入射
した白色光は1/3以下しか透過(又は反射)せず、光
利用率が低く、高輝度の画像が得られにくい。光源を明
るくすれば表示画像の明るさを向上させることができる
が、カラーフィルターの光吸収による発熱及び耐光性に
対する問題が残されており、高輝度化を図る上で大きな
障害となっている。
【0005】単板式において高輝度化を図る表示装置が
特開平4−316296号公報に提示されている。この
表示装置の概略構成を図15に示す。光源部920から
発せられた白色光は色分解光学系921に導かれる。色
分解光学系921は、図16に示すように、ダイクロイ
ックミラー921a,921bと2枚の反射ミラー92
1c,921dとからなる。ダイクロイックミラー92
1aは青色光を反射して緑色光及び赤色光を透過する。
また、ダイクロイックミラー921bは赤色光を反射し
て緑色光及び青色光を透過する。これらのダイクロイッ
クミラー921aとダイクロイックミラー921bとは
交差して設置されている。光源部920からの白色光の
うち、青色光はダイクロイックミラー921aで反射さ
れ、反射ミラー921dで反射され、照明部922の開
口922bを通過する。また、赤色光は、ダイクロイッ
クミラー921bで反射され、反射ミラー921cで反
射され、照明部922の開口922rを通過する。ま
た、緑色光はダイクロイックミラー921a,921b
の双方を透過して、照明部922の開口922gを通過
する。照明部922の開口922r,922g,922
bは帯状(矩形状)に形成されており、これらの開口か
ら赤、緑、青の色光が隣接して出射される。照明部92
2を出射した帯状の各色光は、走査光学系924を通っ
て単一の透過型ライトバルブ(表示パネル)923をそ
れぞれ帯状に照明する。走査光学系924を構成する回
転プリズム924aの作用により、赤、緑、青の帯状の
各色光はライトバルブ923上を上下方向に走査する。
ある色光の帯状照明領域がライトバルブ923の有効域
の最上端を越えると、その色光の帯状照明領域がライト
バルブ923の有効域の最下端に再び現れる。このよう
にして、ライトバルブ923の有効域の全域のわたって
赤、緑、青の各色光による連続走査が可能となる。ライ
トバルブ923上の各行を照明する色光は刻々変化し、
ライトバルブ駆動装置(図示せず)は、各画素を、照明
される色光に応じた情報で駆動する。これはライトバル
ブ923の各行が、表示すべき映像信号の各フィールド
毎に3回駆動されることを意味する。個別の行にそれぞ
れ入力される駆動信号は表示すべき画像のその部分の色
情報に対応している。ライトバルブ923で変調された
各色光は投射レンズ925によりスクリーン(図示せ
ず)上に拡大投射される。
【0006】このような構成によれば、白色光源からの
光を3原色に分解するのでほぼ損失なく使え、光利用効
率を高く出来る。また、ライトバルブ上の各画素は、そ
れぞれが赤緑青表示を行なうから、先に示した3板式で
問題となる色ずれもなく、高画質映像を提供できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
示した構成では、照明部922からの各色光は前記回転
プリズム924aを透過する際、光束が絞られない。回
転プリズム924aの大きさ(回転半径)は照明部92
2から出射される光の照明領域に合わせた大きさにする
必要があり、回転プリズム924aは大きく、重くな
る。従って装置を小型化、軽量化する上では障害となっ
ていた。
【0008】表示装置を小型化するためには、光学系の
各構成部品を小さくすることが必要であり、そのために
はライトバルブに入射する光の光束面積を小さくする方
法が考えられる。しかしながら、光束面積を小さくする
ためには、光源を点光源化したり、集光光学系を相反し
て大型化したりする必要が生じる等の技術的問題が発生
する。
【0009】本発明はこれらの従来の問題点を解決し、
光束面積を小さくすることなく装置の小型化が達成され
たカラー画像表示装置を提供することを第1の目的とす
る。また、本発明は、上記目的を達成する装置の好適な
調整手法を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は以下の構成とする。
【0011】本発明の第1の構成に係るカラー画像表示
装置は、赤、緑、青の各色光をそれぞれ射出する光源部
と、少なくとも赤、緑、青の各色信号に応じて入射光を
変調させる多数の画素からなる画像表示パネルと、前記
光源部からの各色光が前記画像表示パネル上の異なる位
置に短冊状の照明領域を形成し、前記各色光による照明
領域が前記画像表示パネル上で連続的に移動するよう
に、前記各色光を前記画像表示パネルへ入射させる光学
手段と、前記画像表示パネルの各画素を駆動する画像表
示パネル駆動回路とを有し、前記各画素に入射する光の
色に対応する信号で前記各画素を駆動することでカラー
表示を行なうカラー画像表示装置であって、前記画像表
示パネル上において隣接する前記照明領域の一部が相互
に重畳するように、前記各色光を前記画像表示パネルへ
入射させ、前記重畳した2色の色光が入射する画素を輝
度信号成分で駆動することを特徴とする。
【0012】かかる第1の構成によれば、画像表示パネ
ル上の隣接する2色の照明領域の一部を重畳させること
により、重畳させない場合に比べて、光の集光面積を広
くすることができ、点光源化の必要性を減らすと共に、
集光光学系を小型化できることにより、装置全体の小型
化が達成できる。また、重畳部分の光を輝度成分の表示
に使用することにより、光源部からの光を有効に利用す
ることができる。
【0013】上記の第1の構成において、前記光学手段
は、前記光源部からの各色光が入射する第1の光学手段
と、複数の反射面を備え、前記第1の光学手段を出射し
た前記各色光が前記反射面に入射し反射する際に前記各
色光を走査させる回転多面鏡と、前記回転多面鏡からの
前記各色光を前記画像表示パネルに導く第2の光学手段
とを有し、前記第1の光学手段を出射した前記各色光の
主光線が、前記回転多面鏡の反射面上に、前記回転多面
鏡の回転方向において互いに異なる位置に、異なる入射
角度で入射することにより、前記反射面で反射した前記
各色光の主光線が前記第2の光学手段に互いに異なる角
度で入射し、次いで前記画像表示パネル上の異なる位置
に入射することが好ましい。かかる好ましい構成によれ
ば、光学手段を、回転多面鏡及びその周辺の集光光学系
により構成するので装置の小型化が可能になる。
【0014】また、上記の第1の構成において、赤、
緑、青の各色信号が入力され、前記各色信号から輝度信
号成分を検出し、前記各色信号から前記輝度信号成分を
差し引いた信号と前記輝度信号成分とを前記画像表示パ
ネル駆動回路に出力する映像信号処理回路を更に有する
ことが好ましい。かかる好ましい構成によれば、明る
く、色純度や輝度階調性に優れたカラー画像を表示でき
る。
【0015】次に、本発明の第2の構成に係るカラー画
像表示装置は、赤、緑、青の各色光をそれぞれ射出する
光源部と、少なくとも赤、緑、青の各色信号に応じて入
射光を変調させる多数の画素からなる画像表示パネル
と、前記光源部からの各色光が前記画像表示パネル上の
異なる位置に短冊状の照明領域を形成し、前記各色光に
よる照明領域が前記画像表示パネル上で連続的に移動す
るように、前記各色光を前記画像表示パネルへ入射させ
る光学手段と、前記画像表示パネルの各画素を駆動する
画像表示パネル駆動回路とを有し、前記各画素に入射す
る光の色に対応する信号で前記各画素を駆動することで
カラー表示を行なうカラー画像表示装置であって、更
に、前記各画素に入射する光の色の変化に対応するよう
に前記各画素を駆動する信号のタイミングを調整する駆
動タイミング調整回路を備えることを特徴とする。
【0016】かかる第2の構成によれば、駆動タイミン
グ調整回路を用いて各画素に入力される駆動信号のタイ
ミング調整を行なうことで、各画素に入射する光の色の
切り替わりのタイミングと画素に入力される駆動信号の
タイミングとを一致させることができる。その結果、光
学系の機構的公差による各色光の照明領域の相対的位置
ずれ及び移動方向の幅のばらつきを補正でき、ホワイト
バランスが良好なカラー画像を表示できる。
【0017】上記の第2の構成において、前記駆動タイ
ミング調整回路は、テストパターン信号を出力する回
路、及び前記テストパターン信号又は入力された映像信
号のいずれかを選択するスイッチ回路を備えるテストパ
ターン切換制御回路と、前記テストパターン切換制御回
路の出力信号を任意の時間遅延させる遅延制御回路とを
有することが好ましい。かかる好ましい構成によれば、
ホワイトバランスの調整を容易に行なうことができる。
【0018】次に、本発明の第3の構成に係るカラー画
像表示装置は、赤、緑、青の各色光をそれぞれ射出する
光源部と、少なくとも赤、緑、青の各色信号に応じて入
射光を変調させる多数の画素からなる画像表示パネル
と、前記光源部からの各色光が前記画像表示パネル上の
異なる位置に短冊状の照明領域を形成し、前記各色光に
よる照明領域が前記画像表示パネル上で連続的に移動す
るように、前記各色光を前記画像表示パネルへ入射させ
る光学手段と、前記画像表示パネルの各画素を駆動する
画像表示パネル駆動回路とを有し、前記各画素に入射す
る光の色に対応する信号で前記各画素を駆動することで
カラー表示を行なうカラー画像表示装置であって、前記
光学手段は、前記光源部からの各色光が入射する第1の
光学手段と、複数の反射面を備え、前記第1の光学手段
を出射した前記各色光が前記反射面に入射し反射する際
に前記各色光を走査させる回転多面鏡と、前記回転多面
鏡からの前記各色光を前記画像表示パネルに導く第2の
光学手段とを有し、前記第1の光学手段を出射した前記
各色光の主光線が、前記回転多面鏡の反射面上に、前記
回転多面鏡の回転方向において互いに異なる位置に、異
なる入射角度で入射することにより、前記反射面で反射
した前記各色光の主光線が前記第2の光学手段に互いに
異なる角度で入射し、次いで前記画像表示パネル上の異
なる位置に入射するように構成され、前記第1の光学手
段は、前記第1の光学手段を出射した前記各色光の主光
線が前記回転多面鏡の反射面上に入射する角度を、前記
各色光ごとに調整する調整機構を備えることを特徴とす
る。
【0019】かかる第3の構成によれば、調整機構を用
いて各色光の照明領域の相対的な位置調整を行なうこと
で、各画素に入射する光の色の切り替わりのタイミング
と画素に入力される駆動信号のタイミングとを一致させ
ることができる。その結果、光学系の機構的公差による
各色光の照明領域の相対的位置ずれを補正でき、ホワイ
トバランスが良好なカラー画像を表示できる。
【0020】上記の第2及び第3の構成において、前記
画像表示パネル上において隣接する前記照明領域の一部
が相互に重畳するように、前記各色光を前記画像表示パ
ネルへ入射させ、前記重畳した2色の色光が入射する画
素を輝度信号成分で駆動することが好ましい。かかる好
ましい構成によれば、画像表示パネル上の隣接する2色
の照明領域の一部を重畳させることにより、重畳させな
い場合に比べて、光の集光面積を広くすることができ、
点光源化の必要性を減らすと共に、集光光学系を小型化
できることにより、装置全体の小型化が達成できる。ま
た、重畳部分の光を輝度成分の表示に使用することによ
り、光源部からの光を有効に利用することができる。
【0021】上記の好ましい構成において、赤、緑、青
の各色信号が入力され、前記各色信号から輝度信号成分
を検出し、前記各色信号から前記輝度信号成分を差し引
いた信号と前記輝度信号成分とを前記画像表示パネル駆
動回路に出力する映像信号処理回路を更に有することが
好ましい。かかる好ましい構成によれば、明るく、色純
度や輝度階調性に優れたカラー画像を表示できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を用いて説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1に係るカラー画像表示装置の構成図である。
【0024】本実施の形態のカラー画像表示装置は、画
像表示パネル204と、映像信号処理回路301と、画
像表示パネル駆動回路205と、光源部201と、走査
光学系203とからなる。光源部201はR(赤)、G
(緑)、B(青)の各色光を走査光学系203に向けて
出射する。走査光学系203は、入射された各色光を画
像表示パネル204に導きこれを照明する。画像表示パ
ネル204上には、赤色光、緑色光、及び青色光によ
る、ほぼ同一の大きさの略短冊状の3つの照明領域が走
査方向219の方向に並んで形成される。略短冊状の照
明領域の長手方向は走査方向219と直交する方向であ
る。各色光による照明領域は走査方向219の方向に連
続的に移動する。
【0025】走査方向219に隣り合う照明領域は相互
に重なり合って重畳部分302が形成される。このよう
に隣接する異なる色光の一部が画像表示パネル204上
で重なるように画像表示パネル204を照明することに
より、画像表示パネル204上の各色光の集光面積を広
くできるため、照明光学系のFナンバーを下げることが
可能となり、小型化につながると共に、点光源化の必要
性を減らすこともできる。また、後述するように重畳部
分302も画像表示に利用することで、光の有効利用が
可能になる。
【0026】次に回路部の動作を説明する。画像表示パ
ネル駆動回路205は、画像表示パネル204上を走査
しながら照明する、走査光学系203からのR,G,B
の各色光の出力タイミングに合わせて画像表示パネル2
04を駆動する画像データを出力する。画像表示パネル
駆動回路205の前段の映像信号処理回路301は、入
力されたRGBの各信号から輝度信号成分W’を演算し
て出力する。RGBの各表示期間に加えて輝度表示期間
を設ける場合、単色表示時の色純度低下・階調性確保が
課題となる。それら課題の解消を考慮した映像信号処理
回路301の回路例を図2に示す。
【0027】図2に示すように、映像信号処理回路30
1は、RGBの各信号入力段に挿入される2系統の比較
回路303と、演算制御回路304と、輝度信号出力回
路305と、RGBの各信号処理段に設けられる減算回
路306及びスイッチ回路307とからなる。映像信号
処理回路301は、入力されたRGB信号に基づいて、
以下の演算により求めたR’G’B’信号及び輝度信号
成分W’を出力する。
【0028】演算処理を図3を用いて説明する。入力さ
れるRGBの各信号は2系統の比較回路303において
信号振幅A及びCと比較され(図3(A))、その比較
結果が演算制御回路304に送られる。演算制御回路3
04は以下に示すような適応型処理を行なう。
【0029】すなわち、RGBの3色の入力信号の振幅
がいずれも振幅Aより大きい場合は輝度信号出力回路3
05より輝度信号成分W’を出力し、また、減算回路3
06、スイッチ回路307を制御してRGBの各入力信
号から輝度信号成分を差し引く処理を行なって得た
R’,G’,B’を出力する(図3(B))。
【0030】RGBの各入力信号のうち1色(または2
色)の信号の振幅が振幅Aより大きく、かつ振幅Cより
小さく、しかも、他の2色(または1色)の信号の振幅
が振幅Aより小さい場合は、輝度信号成分W’は出力せ
ず、入力されたRGB信号に何ら処理をせずにそのまま
出力(スルー出力)する。これにより、色純度低下を防
止する(図3(C))。
【0031】RGBの各入力信号のうち1色(または2
色)の信号の振幅が振幅Cより大きく、他の2色(また
は1色)の信号の振幅が振幅Aより小さい場合は、輝度
信号成分W’を出力し、また、RGBの各入力信号から
輝度成分を差し引く処理を行なって得たR’,G’,
B’を出力する。これにより、色純度よりも表示の明る
さや輝度階調性が優先される(図3(D))。
【0032】映像信号処理回路301から出力される
R’G’B’信号及び演算により求めた輝度信号成分
W’は、画像表示パネル駆動回路205へ入力される。
画像表示パネル駆動回路205は、これらの入力信号に
基づいて、画像表示パネル204を駆動する。
【0033】画像表示パネル駆動回路205の構成の例
を図4に示す。図4に示すように、画像表示パネル駆動
回路205は、バッファメモリ330、セレクタ33
2、及びタイミング制御回路331により構成される。
入力されたR’G’B’信号及び輝度信号成分W’は、
一旦バッファメモリ330に1フレーム以上記憶され
る。タイミング制御回路331からの出力信号のタイミ
ングで、セレクタ332は各画素毎に照明光の色に対応
して読み出すべき映像信号データの色を切り替えるとと
もに、バッファメモリ330から必要な映像信号データ
を読み出す。これにより、画像表示パネル204の各画
素は照明光の切り替わりのタイミングに合った信号で駆
動される。
【0034】図5は画像表示パネル204上の任意のあ
る画素を照明する光と該画素に入力される駆動信号との
関係を表す。図5の横方向は時間軸を示している。
【0035】図5の上段に示した(A)は、本実施の形
態1と異なり、隣接する照明光の重畳部分302(図1
参照)がない場合を示している。この場合、ある画素を
照明する色光は、1フレームに対応する時間内に、タイ
ミング311でB(青)に、タイミング312でG
(緑)に、タイミング313でR(赤)に、順に切り替
わる(A−1)。従って、この画素を駆動する信号を、
タイミング311でB(青)信号に、タイミング312
でG(緑)信号に、タイミング313でR(赤)信号
に、順に切り替えることで、照明光の色に合わせた駆動
を行なえる(A−2)。
【0036】図5の下段に示した(B)は、隣接する照
明光の重畳部分302(図1参照)がある本実施の形態
1の場合を示している。この場合、ある画素を照明する
色光は、1フレームに対応する時間内に、タイミング3
11でB(青)に、タイミング314でCy(シアン:
B(青)とG(緑)との重なり光)に、タイミング31
2でG(緑)に、タイミング315でYe(イエロー:
G(緑)とR(赤)との重なり光)に、タイミング31
3でR(赤)に、タイミング316でMg(マゼンタ:
R(赤)とB(青)との重なり光)に、順に切り替わる
(B−1)。従って、この画素を駆動する信号を、タイ
ミング311でB’(青)信号に、タイミング314で
W’信号(輝度信号)に、タイミング312でG’
(緑)信号に、タイミング315でW’信号(輝度信
号)に、タイミング313でR’(赤)信号に、タイミ
ング316でW’信号(輝度信号)に、順に切り替える
(B−2)。このように、隣接する異なる色光が重畳し
て照明される期間324,325,326では輝度信号
成分で駆動を行なう。RとG、GとB、BとRの各混色
光を足し合わせると白色光が合成されるので、本実施の
形態の駆動を行なうことにより、RGB信号表示に加え
て輝度成分の上乗せが可能となる。
【0037】なお、以上の図5に示した駆動タイミング
処理は、液晶ライトバルブ等に用いられるアナログ駆動
の場合であるが、PWMによるデジタル駆動を行なう場
合には、PWM駆動を、青色光照明期間321ではB’
信号、緑色光照明期間322ではG’信号、赤色光照明
期間323ではR’信号、重畳光照明期間324,32
5,326では輝度信号W’に基づいてそれぞれ行なう
ことにより、適正なカラー表示を実現することができ
る。
【0038】(実施の形態2)図6は本発明の実施の形
態2に係るカラー画像表示装置の構成図である。
【0039】本実施の形態のカラー画像表示装置は、光
源部201と、集光手段(第1の光学手段)202と、
回転多面鏡212と、走査光学系(第2の光学手段)2
03と、画像表示パネル204と、画像表示パネル駆動
回路205(図示せず)とからなっている。
【0040】光源部201は、赤青緑の各色を射出する
赤色光用光源部207、青色光用光源部208、及び緑
色光用光源部209を有し、それぞれは光射出側に矩形
形状の光射出部206R、206B、206Gを備え
る。光射出部206R、206G、206Bから射出さ
れた各色光は集光手段202の色光別の第1集光レンズ
210R、210G、210Bに入射する。各色光は第
1集光レンズ210R、210G、210Bを出射後、
色光別の第2集光レンズ211R、211G、211B
を通過し、回転多面鏡212の外周面上に形成された反
射面213で反射した後、走査光学系203の走査レン
ズ214を経由後、画像表示パネル204に至る。
【0041】ある瞬間における画像表示パネル204の
照明状態の一例を図7に示す。画像表示パネル204の
有効画素領域上には、光射出部206R、206B、2
06Gの矩形状の開口形状に対応する各色光による短冊
状の照明領域が、走査方向219に配列形成される。図
7において、Rは赤色光照明領域を、Gは緑色光照明領
域を、Bは青色光照明領域をそれぞれ示す。隣り合う照
明領域は境界部において相互に重なって重畳部分302
を形成する。
【0042】ここで回転多面鏡212の回転のある瞬間
をとらえた場合、図8にあるように、1つの反射面21
3上に赤、緑、青の光の集合体(集光スポット)221
R,221G,221Bが、お互いに重なり合わないよ
う回転方向212aに略一列に形成される。
【0043】回転多面鏡212は、回転軸215を中心
に図示しないモーターによって回転方向212aの向き
に回動せしめられる。回転による出射光の様子を図9を
用いて説明する。
【0044】図9の(A)〜(F)は、回転多面鏡21
2の回転と、これに伴う画像表示パネル204の各色光
による照明状態の変化とを一定時間間隔おきに示したも
のである。それぞれにおいて、上側に示した画像表示パ
ネル204の照明状態においては、図7と同様に、赤色
光による照明領域、緑色光による照明領域、及び青色光
による照明領域をそれぞれR、G、Bで示している。ま
た、下側の回転多面鏡212の回転と各色光の反射状態
を示した図において、218R、218G、218Bは
それぞれ赤色光主光線、緑色光主光線、青色光主光線を
示し、矢印は光の進行方向を示している。
【0045】時間T=t1においては(図9(A))、
回転多面鏡212の共通する反射面213aに赤緑青の
各色光が入射し、図のように青色光が回転方向212a
に最も大きな角度で反射し、緑色光は青色光よりもやや
小さい角度で反射し、赤色光は緑色光よりもさらに小さ
な角度で反射する。従って、各色光は走査光学系203
に異なる角度で入射する。ここで、走査光学系203は
入射してくる光の角度によって照明位置での光線高が決
まる光学系である。従って、各色光は画像表示パネル2
04上の異なる位置に光射出部206R、206G、2
06Bの像を図示したように形成する。即ち、画像表示
パネル204上には、上から順に青色光照明領域、緑色
光照明領域、赤色光照明領域が形成される。
【0046】時間T=t1から回転多面鏡212が所定
角度だけ回転した時間T=t2においては(図9
(B))、赤色光及び緑色光は回転多面鏡212の共通
する反射面213aに入射するが、青色光は回転してき
た新たな反射面213bに入射する。このとき特に青色
光は反射面213bへの入射角が小さくなることから回
転方向212aへの反射角は最も小さくなる。よって、
緑色光が回転方向212aに最も大きな角度で反射し、
赤色光は緑色光よりもやや小さい角度で反射し、青色光
は赤色光よりもさらに小さな角度で反射する。よって、
各色光は走査光学系203に異なる角度で入射ことにな
り、各色光は画像表示パネル204上の異なる位置に光
射出部206R、206G、206Bの像を図示したよ
うに形成する。即ち、画像表示パネル204上には、上
から順に緑色光照明領域、赤色光照明領域、青色光照明
領域が形成される。
【0047】時間T=t2から回転多面鏡212が更に
所定角度だけ回転した時間T=t3においては(図9
(C))、赤色光のみが反射面213aに入射し、緑色
光及び青色光は共通する反射面213bに入射する。こ
のとき特に緑色光は反射面213bへの入射角が小さく
なることから回転方向212aへの反射角は最も小さく
なる。よって、赤色光が回転方向212aに最も大きな
角度で反射し、青色光は赤色光よりもやや小さい角度で
反射し、緑色光は青色光よりもさらに小さな角度で反射
する。よって、各色光は走査光学系203に異なる角度
で入射ことになり、各色光は画像表示パネル204上の
異なる位置に光射出部206R、206G、206Bの
像を図示したように形成する。即ち、画像表示パネル2
04上には、上から順に赤色光照明領域、青色光照明領
域、緑色光照明領域が形成される。
【0048】時間T=t3から回転多面鏡212が更に
所定角度だけ回転した時間T=t4においては(図9
(D))、赤緑青の各色光が共通する反射面213bに
入射する。これは上記時間T=t1(図9(A))と同
じ位置関係となり、画像表示パネル204の各色光によ
る照明状態も同じとなる。
【0049】さらに、回転多面鏡212が所定角度だけ
回転した時間T=t5においては(図9(E))、赤色
光及び緑色光は共通する反射面213bに入射し、青色
光は新たな反射面213cに入射する。これは上記時間
T=t2(図9(B))と同じ位置関係となり、画像表
示パネル204の各色光による照明状態も同じとなる。
【0050】さらに、回転多面鏡212が所定角度だけ
回転した時間T=t6においては(図9(F))、赤色
光は反射面213bに入射し、緑色光及び青色光は共通
する反射面213cに入射する。これは上記時間T=t
3(図9(C))と同じ位置関係となり、画像表示パネ
ル204の各色光による照明状態も同じとなる。
【0051】以上のように、画像表示パネル204に形
成される、赤緑青の各色光による短冊状の照明領域は、
走査方向219の向きに順に移動する。図9では特定の
期間(時間T=t1〜t6)のみを示したが、回転多面
鏡212は連続回転していることから、各色光の照明領
域は画像表示パネル204上を下から上へ走査方向21
9の向きに連続的に移動し(走査され)、上端に到達し
た色光の照明領域は下端に戻って再度下から上への移動
を行う。
【0052】走査光学系203はFθレンズの機能(入
射光の入射角度に比例した位置に像を形成する機能)と
画像表示パネル204上の適切な領域を照明する変倍機
能とを備えた光学系で構成されている。
【0053】画像表示パネル204としては周知の手
段、例えば、透過型の液晶表示パネルと、その入射側に
設けられた偏光子である入射側偏光板と、出射側に設け
られた検光子である出射側偏光板とで構成した透過型液
晶ライトバルブを用いることができる。
【0054】上記のように各色光の照明領域を移動させ
ながら、画像表示パネル駆動回路205を用いて、画像
表示パネル204上の各画素を、その画素を照明してい
る色光に対応した映像信号で駆動する。各色光の走査を
高速で行なうことにより、観察者の網膜上には各色ごと
の画像が合成されてカラー画像として認識される。
【0055】以上のように、回転多面鏡212に対して
各色光を異なる位置に異なる入射角で入射させる構成と
することで、カラーフィルターのような色選択手段を備
えていない画像表示パネルを用いた場合でもカラー表示
が可能になる。しかも、このとき画像表示パネル204
の各画素は1フレーム内に赤緑青の全色光の表示を行う
ことから解像度を落とすことはない。さらに光源からの
光は常に有効に画像表示パネルへ導かれることから光利
用率も高く実現できる。
【0056】また、走査を回転多面鏡212であるポリ
ゴンミラーを用いて行ない、各色光をその反射面213
上に集光させるので、反射面213を小さくすることが
できる。これにより、回転多面鏡212を小さくできる
だけでなく、これを回動させるモーターも小型にでき
る。よって、装置全体の小型化、軽量化、コストダウン
を実現することが出来る。
【0057】さらに、RGB3色の走査光の隣接部に重
畳部分302を設けることにより、画像表示パネル20
4上の各色光の集光面積を広げることが可能となる。こ
の結果、実施の形態1の場合と同様に、集光光学系のF
ナンバーを下げることにより小型化が可能となり、ま
た、点光源化の必要性を減らす効果をも生み出す。
【0058】画像表示パネル駆動回路205の動作は実
施の形態1の場合と同等であるため省略するが、映像信
号処理回路301を用いて隣接照明光の重畳部分302
を輝度成分の表示に使用することにより、光利用効率が
低下しない。また、画像表示パネル204としては、実
施の形態1の場合と同様に、入射光を変調して表示を行
う表示デバイスで有れば応用可能なことから、透過型又
は反射型のライトバルブのいずれでも使用できる。また
その駆動処理もアナログ駆動、PWMによるデジタル駆
動いずれでも可能である。ただし高速応答可能なデバイ
スが必要なことは言うまでもない。
【0059】(実施の形態3)図10は本発明の実施の
形態3の構成図である。本実施の形態は、実施の形態1
の構成(図1)において、映像信号処理回路301と画
像表示パネル駆動回路205との間に、駆動タイミング
調整回路400を備えて構成される。駆動タイミング調
整回路400は、テストパターン切換制御回路401、
バッファメモリ407、駆動タイミング制御回路(遅延
制御回路)408、及び調整値格納用のROM409か
らなる。
【0060】テストパターン切換制御回路401は、図
11に示すように、各映像信号(R’G’B’、及び輝
度成分W’)とテストパターン信号とを切り換えるスイ
ッチ回路403が映像信号が通る本線上に挿入されてい
る。テストパターン信号は一定値出力回路404から出
力される一定レベルの信号で十分であるが、RGBの各
信号及び輝度信号成分Wについてそれぞれ独立に任意の
値が設定できることが必要である。スイッチ回路403
の切り替えはスイッチ切換制御回路405により行なわ
れる。
【0061】テストパターン切換制御回路401の後段
にはバッファメモリ407が挿入されている。バッファ
メモリ407にはRGBの各信号及び輝度信号成分Wが
一時的に記憶される。駆動タイミング制御回路408は
メモリライト/リード動作を制御する一般的なメモリコ
ントローラである。駆動タイミング制御回路408は、
任意の遅延時間をRGBの各信号及び輝度信号成分Wご
とに設定することができ、所定の遅延時間の後にバッフ
ァメモリ407からそれぞれを読み出すことができる。
輝度信号成分Wについては3面分のバッファメモリ40
7を有しており、RGBの照明領域間の3つの異なる重
畳部分(Mg,Cy,Ye)をそれぞれ駆動する輝度信
号成分(図11のW1、W2、W3)ごとに別々に遅延
時間が設定できる。各遅延時間はROM409に記録さ
れている。バッファメモリ407の出力は画像表示パネ
ル駆動回路205に入力され、画像表示パネル204が
駆動される。
【0062】図12は駆動タイミングについての説明図
である。図5と同様に、図12は、画像表示パネル20
4上の任意のある画素を照明する光と該画素に入力され
る駆動信号との関係を表す。図12の横方向は時間軸を
示している。
【0063】図12の上段に示した(A)は実施の形態
1の駆動タイミングを示している。すなわち、ある画素
に着目すると、当該画素へ入射する照明光は、1フレー
ムに対応する時間内に、B(青)、Cy(シアン:B
(青)とG(緑)との重なり光)、G(緑)、Ye(イ
エロー:G(緑)とR(赤)との重なり光)、R
(赤)、Mg(マゼンタ:R(赤)とB(青)との重な
り光)の順に切り替わる(A−1)。これに対応して、
当該画素に入力される駆動信号は、B’(青)信号、
W’信号(輝度信号)、G’(緑)信号、W’信号(輝
度信号)、R’(赤)信号、W’信号(輝度信号)の順
に切り替えられる(A−2)。ここで、駆動信号の切り
替わりのタイミングは固定されており、これと画素を照
明する照明光の色の切り替わりのタイミングとが一致し
ている場合には、このような駆動制御で良好なカラー画
像を得ることが可能である。
【0064】しかしながら、光学系の機構上の誤差等に
より、RGBの各照明光の走査の位相がずれたり、各照
明領域の走査方向の幅が相違したりすることにより、画
素を照明する照明光の色の切り替わりのタイミングが図
12の下段(B)の(B−1)に示すように変化する場
合がある。このような場合に当該画素を(A−2)に示
す駆動信号の切り替わりタイミングで駆動すると、照明
光の色の切り替わりタイミングと駆動信号の切り替わり
タイミングとの間にずれが生じ、ホワイトバランスが崩
れて、良好なカラー画像が得られない。
【0065】本実施の形態によれば、以下に示す方法に
より、R、G、B、及び輝度成分(W1、W2、W3)
の各信号による駆動スタートタイミングをそれぞれ独立
に設定することが可能であり、上記のタイミングの不一
致を解消することができる。
【0066】図12の下段に示した(B)は、本実施の
形態によりタイミング調整された駆動タイミングを示し
ている。図10〜図12を用いて本実施の形態のタイミ
ング調整を説明する。
【0067】画像表示パネル204のある画素が図12
の(B−1)に示すタイミングで照明されている場合
に、テストパターン切換制御回路401内のスイッチ回
路403をテストパターン出力モードに切り換える。次
に、一定値出力回路404から出力されるテストパター
ン信号レベルは、B信号を最大とし、これ以外のG信
号、R信号及び輝度信号は非表示レベルに設定する。こ
のとき、この画素は図12の(B−2)内の期間419
のみ駆動され、本来であればスクリーン上には青が表示
されるはずである。ところが、駆動のスタートタイミン
グ413が照明光の色の切り替わりのタイミングと一致
せず、駆動期間419が他色の照明光との混色部分(図
12(B−1)内のMg、Cyの部分)の照明期間にま
たがる場合には、純粋な青でなくなり混色が表示され
る。このような場合、調整者はスクリーン上の表示が青
の純色となるように、バッファメモリ407のB信号の
遅延量を調整する。調整値はROM409に格納され
る。以上の操作を行うことによりB信号の駆動スタート
タイミング413と駆動期間419は図12(B−1)
の青色光の照明期間と一致するように設定される。G信
号及びR信号についても同様の方法で調整し、調整値を
ROM409に格納する。
【0068】次に輝度成分W1,W2,W3の駆動スタ
ートタイミングの調整方法の一例を説明する。テストパ
ターン信号レベルは、輝度信号を最大とし、R信号、G
信号、及びB信号を非表示レベルに設定する。バッファ
メモリ407の出力信号W1,W2,W3は画像表示パ
ネル駆動回路205に入力され、パネル204が駆動さ
れる。このとき、この画素は図12の(B−2)内の期
間420,422,424のみ駆動される。輝度信号に
よる駆動期間420,422,424が混色部分の照明
期間と一致していれば、人間の目の積分効果によりスク
リーン表示は白色が見えるはずである。ところが、輝度
信号W1,W2,W3による駆動のスタートタイミング
414,416,418が照明光の混色部分の切り替わ
りのタイミングと一致せず、駆動期間420,422,
424がR、G、Bの各色光の照明期間にまたがる場合
には、何らかの色が表示される。このような場合、調整
者は色彩色差計を用いてホワイトバランスを調整する。
具体的は、バッファメモリ407の輝度信号W1,W
2,W3の遅延量を調整する。調整値はROM409に
格納される。以上の操作を行うことにより輝度信号W
1,W2,W3の駆動スタートタイミング414,41
6,418と駆動期間420,422,424は図12
(B−1)の混色光(Mg,Cy,Ye)の照明期間と
一致するように設定される。
【0069】以上の方法により、画素を照明する照明光
と当該画素を駆動する駆動信号とのタイミングずれが解
消される。
【0070】なお、図12(B−2)は画素をアナログ
駆動する場合の駆動タイミングを示している。アナログ
駆動の場合は、駆動スタートタイミング413〜418
(図12(B−2)の黒丸「●」の位置)及び駆動終了
タイミング(図12(B−2)の白抜き丸「○」の位
置)を図に示すタイミングで行う必要があり、高速駆
動、高速応答性のある表示素子が前提となる。これに対
して、PWM駆動の場合は、駆動スタートタイミング4
13〜418(図12(B−2)の黒丸「●」の位置)
を調整することにより駆動期間(図12(B−2)の4
19〜424)はスライドされる。
【0071】以上に述べた駆動タイミング調整手法は、
図10〜図12の構成に限定されるものではなく、本発
明の趣旨に添った他の構成においても有効である。例え
ば輝度成分の駆動を行わない(すなわち、図5(A)に
示したように、RGBの各色信号のみで駆動する)画像
表示装置にも利用することができる。
【0072】(実施の形態4)図13は本発明の実施の
形態4に係るカラー画像表示装置の構成図である。
【0073】本実施の形態のカラー画像表示装置は、光
源部201と、集光手段(第1の光学手段)202と、
走査光学系(第2の光学手段)203と、画像表示パネ
ル204と、画像表示パネル駆動回路205とからなっ
ている。
【0074】光源部201は、赤青緑の各色を射出する
赤色光用光源部207、青色光用光源部208、及び緑
色光用光源部209を有し、それぞれは光射出側に矩形
形状の光射出部206R、206B、206Gを備え
る。光射出部206R、206G、206Bから射出さ
れた各色光は集光手段202の色光別の第1集光レンズ
210R、210G、210Bに入射する。各色光は第
1集光レンズ210R、210G、210Bを出射後、
色光別の第2集光レンズ211R、211G、211B
を通過し、回転多面鏡212の外周面上に形成された反
射面213で反射した後、走査光学系203の走査レン
ズ214を経由後、画像表示パネル204に至る。
【0075】集光手段202の第2集光レンズ211
R、211G、211Bは、図13に示すように、第2
集光レンズ211R、211G、211Bをそれぞれ光
軸に垂直な方向へ移動可能なレンズ位置調整機構427
R,427G,427Bによって保持されている。第2
集光レンズ211R、211G、211Bが光軸に垂直
な方向へ移動可すると、回転多面鏡212の反射面21
3へ入射する光の入射角が変化する。すなわち、集光手
段202は光入射角可変機能を有する。第2集光レンズ
211Bから射出される青色光を例に挙げると、回転多
面鏡212の反射面213への入射角が調整機構427
Bにより変化すると、走査光学系203に入射する光線
の光線高が変化するので、画像表示パネル204上の青
色光の照明範囲428が、可変範囲429内の任意の位
置に変化する。緑色光、赤色光の画像表示パネル204
上の照明範囲も、これと同様に、調整機構427G,4
27Rにより上下方向に変化させることができる。この
ように、本実施の形態のカラー画像表示装置では、青色
光、緑色光、赤色光の画像表示パネル204上の各照明
範囲を、走査方向219に独立して調整することができ
る。
【0076】実施の形態3で説明したように、光学系の
機構上の誤差等により、画素を照明する照明光の色の切
り替わりのタイミングと当該画素に入力される駆動信号
の切り替わりタイミングとの間にずれが生じることがあ
り、このような場合はホワイトバランスが崩れて、良好
なカラー画像が得られない。本実施の形態のカラー画像
表示装置は、両者のタイミングのずれを上記の調整機構
427R,427G,427Bを用いることにより解消
する。
【0077】図14を用いてその調整方法を説明する。
図5と同様に、図14は、画像表示パネル204上の任
意のある画素を照明する光と該画素に入力される駆動信
号との関係を表す。図14の横方向は時間軸を示してい
る。
【0078】図14(C)は、任意の画素に入力される
駆動信号を示しており、駆動信号は、B(青)信号、W
1信号(輝度信号)、G(緑)信号、W2信号(輝度信
号)、R(赤)信号、W3信号(輝度信号)の順に切り
替えられる。ここで、この駆動信号の切り替わりのタイ
ミングは固定されている。
【0079】図14(A)は調整前の上記画素を照明す
る光の切り替わりのタイミングを示している。すなわ
ち、この画素に入射する照明光は、B(青)、Cy(シ
アン:B(青)とG(緑)との重なり光)、G(緑)、
Ye(イエロー:G(緑)とR(赤)との重なり光)、
R(赤)、Mg(マゼンタ:R(赤)とB(青)との重
なり光)の順に切り替わる。ここで、照明光の切り替わ
りのタイミングは、光学系の製造誤差等により、図15
(A)に示すように本来の切り替わりタイミングとずれ
ている。すなわち、画像表示パネル204上の各色光の
照明領域についてみれば、緑色(G)光及び赤色(R)
光の各照明領域が青色(B)光の照明領域側に近づいて
おり、その結果、シアン(Cy:B(青)とG(緑)と
の重なり光)及びマゼンタ(Mg:R(赤)とB(青)
との重なり光)の照明領域幅が広く、イエロー(Ye:
G(緑)とR(赤)との重なり光)の照明領域幅が狭く
なっている。この結果、図15(A)の照明光の切り替
わりタイミングは、図14(C)の駆動信号の切り替わ
りタイミングと一致せず、ホワイトバランスが崩れて、
良好なカラー画像が得られない。
【0080】この状態において、以下のようにしてホワ
イトバランスを調整する。まず、図11に示したテスト
パターン切換制御回路401内のスイッチ回路403を
テストパターン出力モードに切り換える。次に、テスト
パターン信号レベルとして、輝度信号を最大とし、R信
号、G信号、及びB信号を非表示レベルに設定する。こ
のとき、画像表示パネル204は輝度信号W1,W2,
W3のみで駆動される。この状態で、調整機構427
R,427G,427Bを順に操作することにより、色
彩色差計でホワイトバランスを調整する。図14(A)
の例では、調整機構427G,427Rを用いて、画像
表示パネル204上の緑色(G)光の照明領域及び赤色
(R)光の照明領域を、図14の矢印430,431に
示すように、青色(B)光の照明領域に対して相対移動
させる。図14(B)は調整後の上記画素を照明する光
の切り替わりのタイミングを示している。図14(B)
の照明光の切り替わりタイミングは、図14(C)の駆
動信号の切り替わりタイミングと一致しており、良好な
カラー画像が得られる。
【0081】以上のように、実施の形態3,4はいずれ
も、照明光の切り替わりタイミングと駆動信号の切り替
わりタイミングとのずれを調整する点で共通するが、実
施の形態3ではRGBの各色信号及び輝度信号成分の駆
動のスタートタイミングを回路的にスライドさせて調整
するのに対して、本実施の形態4では第2集光レンズ2
11R、211G、211Bの位置を機構的に変化させ
ることで画像表示パネル204上の照明領域をシフトさ
せて調整する点で相違する。
【0082】なお、図14ではRGBの各色信号及び輝
度信号成分の駆動を行う画像表示装置の場合を例に説明
したが、本実施の形態4の調整機構427R,427
G,427Bを用いた調整手法はこれに限定されず、例
えば輝度信号成分の駆動を行わない(すなわち、図5
(A)に示したように、RGBの各色信号のみで駆動す
る)画像表示装置において、RGBの各色の照明光の重
複部分を解消する調整手法として用いることもできる。
【0083】以上に説明した本発明のカラー画像表示装
置に使用される表示デバイス(ライトバルブ)は透過
型、反射型のいずれであっても良く、その駆動方式とし
てはアナログ駆動、デジタル駆動のいずれであっても良
い。
【0084】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像表示
パネルの光学系さらには装置全体を小型化することが可
能である。さらに、装置を小型化するために光源を点光
源化する必要がない。
【0085】また、隣接する照明領域の一部を重複させ
て、重複部分を輝度成分の表示に使用することにより、
光源部からの光を有効に利用できる。
【0086】また、回路上の又は機構的な調整手段を用
いることにより、光学系の機構的公差による各色光の照
明領域の相対的位置ずれや移動方向の幅のばらつきを補
正でき、ホワイトバランスが良好なカラー画像を表示で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るカラー画像表示
装置の構成図
【図2】 本発明の実施の形態1のカラー画像表示装置
に用いられる映像信号処理回路のブロック図
【図3】 本発明の実施の形態1のカラー画像表示装置
に用いられる映像信号処理回路が行なう信号処理を示し
た説明図
【図4】 本発明の実施の形態1のカラー画像表示装置
に用いられる画像表示パネル駆動回路のブロック図
【図5】 本発明の実施の形態1のカラー画像表示装置
における照明光と駆動信号との関係を示したタイミング
チャート
【図6】 本発明の実施の形態2に係るカラー画像表示
装置の構成図
【図7】 本発明の実施の形態2に係るカラー画像表示
装置の画像表パネル上に形成される照明領域を示した概
略正面図
【図8】 本発明の実施の形態2に係るカラー画像表示
装置の回転多面鏡に形成される集光スポットを示した正
面図
【図9】 本発明の実施の形態2に係るカラー画像表示
装置における各色光の走査原理を説明する図
【図10】 本発明の実施の形態3に係るカラー画像表
示装置の構成図
【図11】 本発明の実施の形態3のカラー画像表示装
置に用いられるテストパターン切換制御回路のブロック
【図12】 本発明の実施の形態3のカラー画像表示装
置における照明光と駆動信号との関係を示したタイミン
グチャート
【図13】 本発明の実施の形態4に係るカラー画像表
示装置の構成図
【図14】 本発明の実施の形態4のカラー画像表示装
置における照明光と駆動信号との関係を示したタイミン
グチャート
【図15】 従来の走査光学系を用いた単板式投写型カ
ラー画像表示装置の構成図
【図16】 図15の単板式投写型カラー画像表示装置
の色分解光学系の構成図
【符号の説明】
201 光源部 202 集光手段(第1の光学手段) 203 走査光学系(第2の光学手段) 204 画像表示パネル 205 画像表示パネル駆動回路 206R 206G 206B 光射出部 207 赤色光用光源部 208 青色光用光源部 209 緑色光用光源部 210R 210G 210B 第1集光レンズ 211R 211G 211B 第2集光レンズ 212 回転多面鏡 213 反射面 214 走査レンズ 215 回転軸 218R 赤色光主光線 218G 緑色光主光線 218B 青色光主光線 219 走査方向 221R,221G,221B 集光スポット 301 映像信号処理回路 302 重畳部分 303 比較回路 304 演算制御回路 305 輝度信号出力回路 306 減算回路 307 スイッチ回路 311 B信号駆動スタートタイミング 312 G信号駆動スタートタイミング 313 R信号駆動スタートタイミング 314,315,316 輝度信号駆動スタートタイミ
ング 321 B光照明期間 322 G光照明期間 323 R光照明期間 324,325,326 重畳光照明期間 330 バッファメモリ 331 タイミング制御回路 332 セレクタ 400 駆動タイミング調整回路 401 テストパターン切換制御回路 403 スイッチ回路 404 一定値出力回路 405 スイッチ切換制御回路 407 バッファメモリ 408 駆動タイミング制御回路(遅延制御回路) 409 ROM 413 B駆動スタートタイミング 414 W1駆動スタートタイミング 415 G駆動スタートタイミング 416 W2駆動スタートタイミング 417 R駆動スタートタイミング 418 W3駆動スタートタイミング 419 B信号駆動期間 420 W1信号駆動期間 421 G信号駆動期間 422 W2信号駆動期間 423 R信号駆動期間 424 W3信号駆動期間 427R,427G,427B レンズ位置調整機構 428 照明範囲 429 可変範囲 430 G照明位置の調整方向 431 R照明位置の調整方向 920 光源部 921 色分解光学系 921a,921b ダイクロイックミラー 921c,921d 反射ミラー 922 照明部 922r,922g,922b 開口 923 ライトバルブ 924 走査光学系 924a 回転プリズム 925 投射レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 成多 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H045 AA01 BA24 BA33 DA04 5C006 AA22 AF46 AF52 BB11 BB28 EA01 EC11 FA16 FA20 FA22 FA41 5C080 AA09 AA10 BB05 CC03 DD01 DD22 DD26 EE29 EE30 FF14 JJ01 JJ02 JJ04 JJ05 JJ06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤、緑、青の各色光をそれぞれ射出する
    光源部と、 少なくとも赤、緑、青の各色信号に応じて入射光を変調
    させる多数の画素からなる画像表示パネルと、 前記光源部からの各色光が前記画像表示パネル上の異な
    る位置に短冊状の照明領域を形成し、前記各色光による
    照明領域が前記画像表示パネル上で連続的に移動するよ
    うに、前記各色光を前記画像表示パネルへ入射させる光
    学手段と、 前記画像表示パネルの各画素を駆動する画像表示パネル
    駆動回路とを有し、 前記各画素に入射する光の色に対応する信号で前記各画
    素を駆動することでカラー表示を行なうカラー画像表示
    装置であって、 前記画像表示パネル上において隣接する前記照明領域の
    一部が相互に重畳するように、前記各色光を前記画像表
    示パネルへ入射させ、 前記重畳した2色の色光が入射する画素を輝度信号成分
    で駆動することを特徴とするカラー画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記光学手段は、前記光源部からの各色
    光が入射する第1の光学手段と、複数の反射面を備え、
    前記第1の光学手段を出射した前記各色光が前記反射面
    に入射し反射する際に前記各色光を走査させる回転多面
    鏡と、前記回転多面鏡からの前記各色光を前記画像表示
    パネルに導く第2の光学手段とを有し、 前記第1の光学手段を出射した前記各色光の主光線が、
    前記回転多面鏡の反射面上に、前記回転多面鏡の回転方
    向において互いに異なる位置に、異なる入射角度で入射
    することにより、前記反射面で反射した前記各色光の主
    光線が前記第2の光学手段に互いに異なる角度で入射
    し、次いで前記画像表示パネル上の異なる位置に入射す
    る請求項1に記載のカラー画像表示装置。
  3. 【請求項3】 赤、緑、青の各色信号が入力され、前記
    各色信号から輝度信号成分を検出し、前記各色信号から
    前記輝度信号成分を差し引いた信号と前記輝度信号成分
    とを前記画像表示パネル駆動回路に出力する映像信号処
    理回路を更に有する請求項1又は2に記載のカラー画像
    表示装置。
  4. 【請求項4】 赤、緑、青の各色光をそれぞれ射出する
    光源部と、 少なくとも赤、緑、青の各色信号に応じて入射光を変調
    させる多数の画素からなる画像表示パネルと、 前記光源部からの各色光が前記画像表示パネル上の異な
    る位置に短冊状の照明領域を形成し、前記各色光による
    照明領域が前記画像表示パネル上で連続的に移動するよ
    うに、前記各色光を前記画像表示パネルへ入射させる光
    学手段と、 前記画像表示パネルの各画素を駆動する画像表示パネル
    駆動回路とを有し、 前記各画素に入射する光の色に対応する信号で前記各画
    素を駆動することでカラー表示を行なうカラー画像表示
    装置であって、 更に、前記各画素に入射する光の色の変化に対応するよ
    うに前記各画素を駆動する信号のタイミングを調整する
    駆動タイミング調整回路を備えることを特徴とするカラ
    ー画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動タイミング調整回路は、 テストパターン信号を出力する回路、及び前記テストパ
    ターン信号又は入力された映像信号のいずれかを選択す
    るスイッチ回路を備えるテストパターン切換制御回路
    と、 前記テストパターン切換制御回路の出力信号を任意の時
    間遅延させる遅延制御回路とを有する請求項4に記載の
    カラー画像表示装置。
  6. 【請求項6】 赤、緑、青の各色光をそれぞれ射出する
    光源部と、 少なくとも赤、緑、青の各色信号に応じて入射光を変調
    させる多数の画素からなる画像表示パネルと、 前記光源部からの各色光が前記画像表示パネル上の異な
    る位置に短冊状の照明領域を形成し、前記各色光による
    照明領域が前記画像表示パネル上で連続的に移動するよ
    うに、前記各色光を前記画像表示パネルへ入射させる光
    学手段と、 前記画像表示パネルの各画素を駆動する画像表示パネル
    駆動回路とを有し、 前記各画素に入射する光の色に対応する信号で前記各画
    素を駆動することでカラー表示を行なうカラー画像表示
    装置であって、 前記光学手段は、前記光源部からの各色光が入射する第
    1の光学手段と、複数の反射面を備え、前記第1の光学
    手段を出射した前記各色光が前記反射面に入射し反射す
    る際に前記各色光を走査させる回転多面鏡と、前記回転
    多面鏡からの前記各色光を前記画像表示パネルに導く第
    2の光学手段とを有し、 前記第1の光学手段を出射した前記各色光の主光線が、
    前記回転多面鏡の反射面上に、前記回転多面鏡の回転方
    向において互いに異なる位置に、異なる入射角度で入射
    することにより、前記反射面で反射した前記各色光の主
    光線が前記第2の光学手段に互いに異なる角度で入射
    し、次いで前記画像表示パネル上の異なる位置に入射す
    るように構成され、 前記第1の光学手段は、前記第1の光学手段を出射した
    前記各色光の主光線が前記回転多面鏡の反射面上に入射
    する角度を、前記各色光ごとに調整する調整機構を備え
    ることを特徴とするカラー画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記画像表示パネル上において隣接する
    前記照明領域の一部が相互に重畳するように、前記各色
    光を前記画像表示パネルへ入射させ、 前記重畳した2色の色光が入射する画素を輝度信号成分
    で駆動する請求項4又は6に記載のカラー画像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 赤、緑、青の各色信号が入力され、前記
    各色信号から輝度信号成分を検出し、前記各色信号から
    前記輝度信号成分を差し引いた信号と前記輝度信号成分
    とを前記画像表示パネル駆動回路に出力する映像信号処
    理回路を更に有する請求項7に記載のカラー画像表示装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003003337A1 (fr) * 2001-06-27 2003-01-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et appareil d'affichage d'images couleurs
US7055968B2 (en) 2002-10-21 2006-06-06 Canon Kabushiki Kaisha Projection type display device
US7154458B2 (en) 2002-08-21 2006-12-26 Nec Viewtechnology, Ltd. Video display device with spatial light modulator
KR101029432B1 (ko) * 2003-12-29 2011-04-14 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치의 구동방법 및 구동장치
US8000019B2 (en) 2005-01-31 2011-08-16 Nec Viewtechnology, Ltd. Optical system for a display panel using divided irradiation
WO2013183156A1 (ja) * 2012-06-08 2013-12-12 Necディスプレイソリューションズ株式会社 投写型表示装置

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