JP2002072919A - タッチパネル付き画像表示装置 - Google Patents

タッチパネル付き画像表示装置

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JP2002072919A
JP2002072919A JP2000260618A JP2000260618A JP2002072919A JP 2002072919 A JP2002072919 A JP 2002072919A JP 2000260618 A JP2000260618 A JP 2000260618A JP 2000260618 A JP2000260618 A JP 2000260618A JP 2002072919 A JP2002072919 A JP 2002072919A
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crystal display
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JP2000260618A
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Maki Yoshida
真樹 吉田
Hiroshi Yamazaki
浩史 山▲崎▼
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネル装置17において、液晶ディスプ
レイ18の画像表示面18aとタッチパネル19の裏面
とを両面接着テープ等にて接着することなく、画像表示
面18aに対するタッチパネル19の配置位置が適切と
なるように、液晶ディスプレイ18の画像表示面18a
上にタッチパネル19を配設する。 【解決手段】 液晶ディスプレイ18とカバー体20と
の間にタッチパネル19を配置し、カバー体20に液晶
ディスプレイ18を挟持手段を介して着脱自在に装着す
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
やCRTディスプレイ等の画像表示部を備えた画像表示
装置に係り、特に、前記画像表示部の画像表示面上にタ
ッチパネルを配設した画像表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、家電製品、ファクシミリ装置
やプリンタ等のOA機器、ポータブルコンピュータ及び
携帯情報端末等には、液晶ディスプレイやCRTディス
プレイ等の画像表示部における画像表示面上にタッチパ
ネルを配設した、いわゆるタッチパネル付き画像表示装
置を備えたものがあることは知られている。
【0003】前記タッチパネルには、静電式、光学式、
抵抗式等があり、その中でも最も多く使用されている抵
抗式のタッチパネルは、一般に、ガラス板または合成樹
脂板製の透明なパネル基板と、合成樹脂等の透明フィル
ムとの間に、ITO(Indium Tin Oxid
e)等から成る一対の透明電極層を、例えば抵抗膜等を
介して適宜間隔だけ開けて配置するように構成されてい
る。
【0004】このようなタッチパネルを用いた画像表示
装置では、画像表示部における画像表示面の適宜箇所に
表示される入力ボタン等の表示画像が、タッチパネルの
表面から見えるようになっている。
【0005】作業者が前記タッチパネルの表面のうち前
記表示画像に対応する箇所を指やペン等で押圧すると、
前記タッチパネルがこの位置を検出し、この押圧位置情
報がフレキシブル配線板を介して各種操作を実行する制
御装置に伝送され、前記押圧位置に対応する表示画像の
内容が実行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のタッ
チパネル付き画像表示装置では、画像表示部の画像表示
面上にタッチパネルを配設するに際して、前記画像表示
面と前記タッチパネルの裏面とを、前記画像表示面に対
する前記タッチパネルの配置位置が適切となるように、
両面接着テープ等にて接着していた。そのため、取り付
け(接着)作業にかなりの手間を要するという問題があ
った。
【0007】また、前記画像表示部または前記タッチパ
ネルが故障した場合には、前記タッチパネルを、前記両
面接着テープ等の接着力に抗して、前記画像表示面から
取り外さなければならないから、取り外し作業も面倒で
あるという問題もあった。
【0008】さらに、取り外し作業時には、前記タッチ
パネルが歪んでしまったり破損したりすることも多かっ
た。破損したタッチパネルが再利用できないことはいう
までもないが、歪んだタッチパネルも、その歪みにより
押圧位置を誤認するおそれがあるから再利用できない。
したがって、前記画像表示部のみが故障した場合であっ
ても、前記タッチパネルの交換をしなければならず、修
理コストが高くなるという問題もあった。
【0009】また、ミシンは、ミシン機枠を覆うケーシ
ングが前側ケースと後側ケースとより成り、これら両ケ
ースをミシン機枠に固定することによりケーシングを構
成することが一般的であり、このようなミシンにタッチ
パネル付き画像表示装置を取り付ける場合には、ミシン
の前側ケースに取り付け用の開口部を設け、この開口部
においてタッチパネル付き画像表示装置を前側ケースの
内面側にねじ止めする等により取り付けるのが一般的で
あった。
【0010】このため、タッチパネルまたは画像表示部
に故障が発生した場合には、前記前側ケースや後側ケー
スをミシン機枠から取り外した上でタッチパネル付き画
像表示装置を前側ケースより取り外して交換作業を行う
必要があり、ケースをミシン機枠から取り外す作業にか
なりの時間や手間を要するという問題もあった。
【0011】そこで、本発明は、この問題を解消したタ
ッチパネル付き画像表示装置を提供することを技術的課
題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るため、請求項1の発明は、液晶ディスプレイ等の画像
表示部を備え、当該画像表示部の画像表示面上にタッチ
パネルを配設し、当該タッチパネルの周囲を、開口部を
有するカバー体にて覆うようにしたタッチパネル付き画
像表示装置において、前記カバー体と前記画像表示部と
の間に前記タッチパネルを配置し、前記カバー体に前記
画像表示部を挟持手段を介して着脱自在に装着するよう
に構成した点に特徴を有するものである。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のタッチパネル付き画像表示装置において、前記カバー
体の裏面に、前記タッチパネルの配置位置決め手段を設
けた点に特徴を有するものである。
【0014】そして、請求項3の発明は、請求項2に記
載のタッチパネル付き画像表示装置において、前記配置
位置決め手段は、前記カバー体に一体成形したリブであ
る点に特徴を有するものである。
【0015】さらに、請求項4の発明は、請求項1〜3
のうちいずれかに記載のタッチパネル付き画像表示装置
において、前記タッチパネルと前記画像表示部との間
に、該両者を適宜間隔だけ隔てて配置するためのスペー
サを設けた点に特徴を有するものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項1〜4のうちい
ずれかに記載のタッチパネル付き画像表示装置におい
て、アーム部と脚柱部とベッド部とから成るミシンのう
ち前記アーム部の前面側の箇所、または、前記脚柱部の
前面側の箇所に、前記カバー体を着脱自在に装着するよ
うに構成した点に特徴を有するものである。
【0017】
【発明の効果】請求項1のように構成すると、画像表示
部とカバー体との間にタッチパネルを配置して、前記カ
バー体に前記画像表示部を挟持手段を介して装着するこ
とにより、前記タッチパネルを画像表示部と前記カバー
体とで挟持できるから、前記タッチパネルを、両面接着
テープ等にて前記画像表示部の画像表示面上に接着する
必要がない。
【0018】また、前記画像表示部と前記タッチパネル
とを接着しないから、前記画像表示部と前記タッチパネ
ルとを前記カバー体から離脱させるには、前記挟持手段
を取り外すだけでよい。
【0019】したがって、本発明では、画像表示部とタ
ッチパネルとカバー体との取り付け・取り外し作業を迅
速かつ簡単に行えるのである。特に請求項2のように構
成すると、前記タッチパネルの配置位置決め手段を、前
記カバー体の裏面に設けているから、前記タッチパネル
は、前記カバー体の裏面に対してその上下方向及び左右
方向が適切な位置となるように配置され、ひいては、前
記液晶ディスプレイの画像表示面に対してその上下方向
及び左右方向が適切な位置となるように配置されるので
ある。
【0020】さらに、前記画像表示部と前記タッチパネ
ルとを接着しないから、前記タッチパネルを、両面接着
テープ等の接着力に抗して前記画像表示部から取り外し
たりすることがない。したがって、取り外し作業時に前
記タッチパネルが歪んだり破損したりすることはなくな
る。これにより、例えば画像表示部が故障した場合に
は、この画像表示部のみを交換してタッチパネルはその
まま再利用でき、修理コストを低減できる。
【0021】請求項3の発明は、請求項2に記載の発明
を具体化したものであり、より詳しくは、配置位置決め
手段としてのリブをカバー体に一体成形したものであ
る。したがって、カバー体とは別体の配置位置決め手段
を当該カバー体に取り付ける場合よりも、本発明に係る
タッチパネル付き画像表示装置の構成部品が少なくて済
み、製造コストを低減できる。
【0022】ところで、画像表示部として液晶ディスプ
レイを採用すると、作業者がタッチパネルを押圧した場
合に、押圧力が大き過ぎて当該タッチパネルの裏面が液
晶ディスプレイの画像表示面を押圧してしまうことがあ
る。この場合、前記液晶ディスプレイ内の液晶の厚みが
変化してその偏光作用に乱れが生じるため、前記画像表
示面の入力ボタン等の表示画像に歪みが発生したり、前
記液晶ディスプレイが故障したりする。
【0023】そこで、請求項4のように構成すると、前
記タッチパネルと前記液晶ディスプレイとの間を適宜間
隔だけ隔てるため、前記タッチパネルの裏面上にスペー
サを配置するから、前記タッチパネルの押圧による前記
液晶ディスプレイの表示画像の歪みや故障の発生を低減
できる。
【0024】請求項5の発明は、請求項1〜4のうちい
ずれかに記載の発明を、アーム部と脚柱部とベッド部と
から成るミシンに適用したものであり、より詳しくは、
前記ミシンのうち前記アーム部の前面側の箇所、また
は、前記脚柱部の前面側の箇所に、カバー体を着脱自在
に装着するように構成したものである。この場合、前記
ミシンを使用するに際して、作業者は、タッチパネルの
表面と対向することになり、操作し易いのである。
【0025】また、タッチパネルもしくは画像表示部に
故障が発生した場合においてこれらの交換作業を行うと
きには、カバー体をミシンのケーシングから簡単に取り
外すことができる。ミシンのケーシングを構成する前側
ケースや後側ケースをミシン機枠から取り外すといった
面倒な作業が不要となる。さらに、このカバー体のデザ
インを変更することにより、ミシンの前側ケース等に何
らのデザイン変更を施すことなく、ミシンの外観に変更
を加えることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態を、従来から公知の刺繍機能付きミシン1に適用した
場合の図面に基づいて説明する。なお、本発明はかかる
場合に限定されるものではなく、家電製品、ファクシミ
リ装置やプリンタ等のOA機器、ポータブルコンピュー
タ及び携帯情報端末等に備わるタッチパネル付き画像表
示装置に対して広く適用できることはいうまでもない。
【0027】図1に示す刺繍機能付きミシン1は、アー
ム部2と脚柱部3とベッド部4とにより構成されてお
り、このミシン1のミシン機枠(図示せず)が前側ケー
ス11と後側ケース(図示せず)とから成るケーシング
にて覆われている(図1参照)。アーム部2内には、モ
ータ等の駆動装置(図示せず)に連結して一定方向の回
転を伝達する主軸5を配設しており、この主軸5には、
当該主軸5の回転によって上下方向に往復動する針棒6
を連結している。針棒6の下端には縫い針7を固着して
いる。
【0028】ベッド部4の左端部には、図1及び図2に
示すように、刺繍テーブル9を着脱可能に配設するとと
もに、図示しない布を上面で受け止める針板8を配設し
ている。刺繍テーブル9は、被縫材(図示せず)を張設
するための刺繍枠10を着脱自在に装着できるように構
成され、針板8には、後述する送り歯15を自由に出入
りさせるための送り歯孔(図示せず)と、縫い針7を挿
通させる針孔(図示せず)とが形成されている。また、
ベッド部4内には、刺繍テーブル9をX方向に駆動させ
るX方向ステッピングモータ(図示せず)と、Y方向に
駆動させるY方向ステッピングモータ(図示せず)とを
配設している。
【0029】ミシン1のアーム部2に対して上下動可能
に支持された押さえ棒13(図2参照)の下端には、押
さえバネ(図示せず)にて下向きに押圧するように構成
された布押さえ14を取り付けている。この布押さえ1
4は、作業者の手動操作やモータの駆動による自動制御
によって、上昇位置と下降位置とに上下動させることが
できるように構成されている。
【0030】布押さえ14と対向してベッド部4に配置
された送り歯15は、上下動及び前後動したり、上下動
及び左右動したりすることにより、布押さえ14と協働
して布送りを行うものである。刺繍枠10を移動させる
刺繍縫いの場合は、送り歯15が選択的に針板8よりも
下降した状態にされ、1針縫うたびに、押さえ棒13
が、ミシン1の自動押さえ上げ機構16にて針棒6の上
下動に合わせて上下動し、被縫材を押さえたり解放した
りするようになっている。
【0031】この構成において、縫い針7は針棒6が上
下動するのに伴って上下動する。そして、針板8の下方
に配設された釜(図示せず)と協働して、釜内の下糸と
縫い針7に挿通された上糸とにより布に縫い目が形成さ
れるようになっている。
【0032】また、刺繍枠10を移動させる刺繍縫いの
場合には、各種操作を実行する制御装置(図示せず)に
て、例えばROMカード等に格納した刺繍模様の縫製デ
ータに基づいて前記両ステッピングモータの駆動と、針
棒6の上下動とを協働させることにより、刺繍枠10に
張設した被縫材に、種々の刺繍模様が形成されるように
なっている。
【0033】次に、本発明に係るタッチパネル付き画像
表示装置としての液晶パネル装置17の構成について図
1及び図3〜図5を用いて説明する。液晶パネル装置1
7は、画像表示部としての液晶ディスプレイ18とタッ
チパネル19とカバー体20とにより構成されている。
【0034】本実施形態では、前側ケース11における
脚柱部3の略中央部位に嵌合孔3aを穿設し、この嵌合
孔3aに対してカバー体20を嵌め込むことで、液晶パ
ネル装置17を脚柱部3に固定している(図1参照)。
【0035】画像表示部としての液晶ディスプレイ18
は、従来から公知の構成であり、ガラス板または合成樹
脂板製の一対の透明なパネル基板間に液晶を封入して構
成されている。
【0036】本実施形態における抵抗式のタッチパネル
19も、従来から公知の構成であり、ガラス板または合
成樹脂板製の透明なパネル基板と、合成樹脂等の透明フ
ィルムとの間に、ITO(Indium Tin Ox
ide)等から成る一対の透明電極層を、図示しない抵
抗膜を介して適宜間隔だけ開けて配置するように構成さ
れている。
【0037】液晶ディスプレイ18は、フレキシブル配
線板(図示せず)を介してマイクロコンピュータ等から
成る制御装置(図示せず)の入力インターフェイスに接
続される一方、タッチパネル19は、フレキシブル配線
板を介して前記制御装置の出力インターフェイスに接続
されている。
【0038】この構成において、液晶ディスプレイ18
における画像表示面18a(図4及び図5参照)の適宜
箇所に表示される入力ボタン等の表示画像(図示せず)
は、タッチパネル19の表面19aから見えるようにな
っている。
【0039】作業者がタッチパネル19の表面19aの
うち画像表示面18aの表示画像に対応する箇所を指や
ペン等で押圧すると、タッチパネル19がこの位置を検
出し、この押圧位置情報がフレキシブル配線板を介して
前記制御装置に伝送され、前記押圧位置に対応する表示
画像の内容が実行される。
【0040】図3は、ポリプロピレン樹脂等の射出成形
にて作られたカバー体20の裏面を示している。略中央
部分に開口部21を備えたカバー体20には、前記した
液晶ディスプレイ18及びタッチパネル19が取り付け
られる。カバー体20の裏面には、開口部21の外周を
囲む突条22を形成している。
【0041】カバー体20の裏面の周縁部には、図3に
おいて上側及び下側にそれぞれ2つずつ、図3において
左側及び右側にそれぞれ4つずつ、タッチパネル19の
配置位置決め手段としての当接リブ30〜41を設けて
いる。
【0042】図3の二点鎖線で示すタッチパネル19の
上辺が当接リブ30,31に、下辺が当接リブ32,3
3に、左辺が当接リブ34〜37に、右辺が当接リブ3
8〜41にそれぞれ当接することで、タッチパネル19
は、カバー体20に対して上下方向及び左右方向にずれ
なく配置される。この場合、突条22は、タッチパネル
19の表面19aにおける周縁部を支持している(図3
〜図5参照)。
【0043】また、当接リブ34,37には、図3の一
点鎖線で示す液晶ディスプレイ19の左辺を位置決めす
る液晶用当接リブ42,43が一体成形される一方、当
接リブ38,41の近傍には、図3の一点鎖線で示す液
晶ディスプレイ19の右辺を位置決めする液晶用当接リ
ブ44,45が配設されている。
【0044】そして、カバー体20の裏面における周縁
部の上側及び下側には、カバー体20に液晶ディスプレ
イ18を挟持固定するためのねじ孔23aを有する液晶
用ボス部23と、ミシン1の脚柱部3にカバー体20を
取り付けるためのねじ孔24aを有するカバー体用ボス
部24とが、それぞれ2つずつ突設されている。
【0045】前記各液晶用ボス部23のねじ孔23a
は、カバー体20に液晶ディスプレイ18を装着すると
きに、液晶ディスプレイ18の周縁部に穿設した挿通孔
18b(本実施形態では4箇所ずつ)とそれぞれ合致さ
せた状態で、ねじ26により固定されている(図4参
照)。前記各液晶用ボス部23のねじ孔23aと前記各
ねじ26とが、本実施形態の挟持手段に相当する。
【0046】また、カバー体20の裏面における下側の
箇所に設けた2つのカバー体用ボス部24は、カバー体
20に液晶ディスプレイ18を装着するときに液晶ディ
スプレイ18の下側の箇所に2箇所穿設したボス部挿通
孔(図示せず)に挿通するように構成されている。
【0047】前記各液晶用ボス部23において液晶ディ
スプレイ18の画像表示面18aと当接する当接面23
bは、カバー体20の裏面上に配置したタッチパネル1
9の裏面及び各当接リブ30〜41における前記画像表
示面18aと対向する端面30a〜41aよりも図4及
び図5において上方の位置にあり、かつ、同一平面上に
位置するように形成されている。
【0048】なお、後述するスペーサ25を使用しない
場合には、前記各当接面23bは、カバー体20の裏面
上に配置したタッチパネル19の裏面と同一平面状に位
置するように形成される。
【0049】前記各カバー体用ボス部24は、それらの
上端面が前記各液晶用ボス部23の当接面23bよりも
さらに上方の位置にあり、かつ、同一平面上に位置する
ように形成されている。前記各液晶用ボス部23の当接
面23bと前記各カバー体用ボス部24の上端面とは互
いに略平行状な位置関係にある。
【0050】タッチパネル19と液晶ディスプレイ18
との間には、前記両者を適宜間隔だけ隔てるため、ポリ
ウレタン樹脂等の弾性を有する合成樹脂製のスペーサ2
5を配設している。なお、このスペーサ25は合成樹脂
製に限るものではなく、弾性を有するものであればよ
い。
【0051】したがって、液晶ディスプレイ18におけ
るカバー体20の裏面に対する上下方向及び左右方向の
配置位置は、当該液晶ディスプレイ18に穿設した4つ
の挿通孔18bと、カバー体20の裏面に設けた液晶用
当接リブ42〜45とにより位置決めされる(図3参
照)。
【0052】また、液晶ディスプレイ18の画像表示面
18aとタッチパネル19の表面19aとの厚さ方向の
配置位置関係は、前記各液晶用ボス部23の当接面23
bと前記スペーサ25とにより、前記両者を適宜間隔だ
け隔てた状態で、略平行状に設定される(図4及び図5
参照)。
【0053】なお、本実施形態では、図示しないが、脚
柱部3の内側から図示しない4本のねじを、前記各カバ
ー体用ボス部24に穿設したねじ孔24aに螺合するこ
とにより、脚柱部3とカバー体20とをねじ止めするよ
うに構成されている。
【0054】次に、液晶ディスプレイ18とタッチパネ
ル19とをカバー体20に取り付ける手順について、図
6及び図7を用いて説明する。
【0055】まず、カバー体20の裏面にタッチパネル
19の表面19aを対向させ、タッチパネル19の各辺
を各当接リブ30〜41に当接させて、タッチパネル1
9を上下方向及び左右方向にずれることなく配置する。
このとき、タッチパネル19の表面19aにおける周縁
部は突条22に当接する。
【0056】次いで、タッチパネル19と液晶ディスプ
レイ18との間を適宜間隔だけ隔てるため、タッチパネ
ル19の裏面上に、ポリウレタン樹脂等の弾性を有する
合成樹脂製のスペーサ25を配置する。
【0057】そして、タッチパネル19の裏面に液晶デ
ィスプレイ18の画像表示面18aを対向させ、液晶デ
ィスプレイ18の左辺及び右辺が液晶用当接リブ42〜
45にそれぞれ当接させて、液晶ディスプレイ18を左
右方向にずれることなく配置する。このとき、液晶ディ
スプレイ18の画像表示面18aは、前記各液晶用ボス
部23の当接面23bと前記スペーサ25に当接して、
タッチパネル19の裏面に対して略平行状となってい
る。なお、液晶ディスプレイ18に穿設した2つのボス
部挿通孔には、カバー体20の裏面の周縁部のうち下側
に突設した2つのカバー体用ボス部24がそれぞれ挿通
されている。
【0058】最後に、液晶ディスプレイ18に穿設した
挿通孔18bと、カバー体20における液晶用ボス部2
3のねじ孔23aとを合致させ(本実施形態ではそれぞ
れ4つずつ)、4本のねじ26を、前記各挿通孔18b
を介して前記各ねじ孔23aに螺合するのである。
【0059】逆に、前記4本のねじ26を全て緩めてね
じ孔23aから取り外すと、液晶ディスプレイ18とタ
ッチパネル19とはカバー体20から簡単に離脱する。
【0060】以上のように構成すると、液晶ディスプレ
イ18とカバー体20との間にタッチパネル19を配置
して、カバー体20に液晶ディスプレイ18を前記した
挟持手段を介して装着することにより、タッチパネル1
9を液晶ディスプレイ18とカバー体20とで挟持でき
るから、タッチパネル19を、両面接着テープ等にて液
晶ディスプレイ18の画像表示面18a上に接着する必
要がない。
【0061】また、液晶ディスプレイ18とタッチパネ
ル19とを接着しないことから、液晶ディスプレイ18
とタッチパネル19とをカバー体20から離脱させるに
は、前記4本のねじ26を全て緩めてねじ孔23aから
取り外すだけでよい。
【0062】したがって、本発明では、液晶ディスプレ
イ18とタッチパネル19とカバー体20との取り付け
・取り外し作業を迅速かつ簡単に行えるのである。
【0063】本実施形態では、カバー体20の裏面の周
縁部にタッチパネル19の配置位置決め手段としての当
接リブ30〜41を一体成形しているから、タッチパネ
ル19は、カバー体20の裏面に対してその上下方向及
び左右方向が適切な位置となるように配置される。
【0064】一方、液晶ディスプレイ18におけるカバ
ー体20の裏面に対する上下方向及び左右方向の配置位
置は、当該液晶ディスプレイ18に穿設した4つの挿通
孔18bと、カバー体20の裏面に設けた液晶用当接リ
ブ42〜45とにより位置決めされる。
【0065】したがって、本発明では、タッチパネル1
9を、液晶ディスプレイ18の画像表示面18aに対し
て、その上下方向及び左右方向が適切な位置となるよう
に迅速かつ簡単に配置できるのである。
【0066】カバー体20の裏面の周縁部にタッチパネ
ル19の配置位置決め手段としての当接リブ30〜41
を一体成形する構成は、カバー体20とは別体の配置位
置決め手段をカバー体20の裏面に取り付ける場合より
も、本発明に係る液晶パネル装置17の構成部品が少な
くて済み、製造コストを低減できる。この構成は、カバ
ー体20を合成樹脂の射出成形にて作る場合等に好適で
ある。
【0067】さらに、前記したように、液晶ディスプレ
イ18とタッチパネル19とを接着しないから、タッチ
パネル19を、両面接着テープ等の接着力に抗して液晶
ディスプレイ18から取り外したりすることがない。し
たがって、取り外し作業時にタッチパネル19が歪んだ
り破損したりすることはなくなる。これにより、例え
ば、液晶ディスプレイ18が故障した場合には、この液
晶ディスプレイ18のみを交換してタッチパネル19は
そのまま再利用でき、修理コストを低減することができ
る。
【0068】ところで、作業者がタッチパネル19を押
圧した場合、押圧力が大きくてタッチパネル19の裏面
が液晶ディスプレイ18の画像表示面18aを押圧して
しまうことがある。この場合、液晶ディスプレイ18内
の液晶の厚みが変化してその偏光作用に乱れが生じるた
め、画像表示面18aの入力ボタン等の表示画像(図示
せず)に歪みが発生したり、液晶ディスプレイ18が故
障したりする。
【0069】そこで、本実施形態では、タッチパネル1
9と液晶ディスプレイ18との間を適宜間隔だけ隔てる
ため、タッチパネル19の裏面上にポリウレタン樹脂等
の弾性を有する合成樹脂製のスペーサ25を配置してい
る。これにより、タッチパネル19の押圧による液晶デ
ィスプレイ18の表示画像の歪みや故障の発生を低減で
きる。
【0070】本実施形態では、ミシン1の前側ケース1
1における脚柱部3の箇所に、換言すると、ミシン1の
うち脚柱部3の前面側の箇所に、カバー体20を着脱自
在に装着するように構成しているから、ミシン1を使用
するに際して、作業者は、液晶パネル装置17における
タッチパネル19の表面19aと対向することになり、
操作し易いのである。
【0071】また、液晶ディスプレイ18またはタッチ
パネル19が故障した場合においてこれらの交換作業を
行うときには、その構造上、カバー体20をミシン1の
前側ケース11から簡単に取り外すことができる。した
がって、従来のように、前側ケース11と後側ケース
(図示せず)とをミシン機枠(図示せず)から取り外す
という面倒な作業が不要となるのである。なお、カバー
体20のデザインを変更すれば、ミシン1の前側ケース
11等に何らのデザイン変更を施すことなく、ミシンの
外観に変更を加えることができる。
【0072】本発明は、前記実施形態に限らず、様々な
態様に具体化できる。例えば、本発明の液晶パネル装置
17は、脚柱部3に取り付けるに限らず、アーム部2の
前面側の箇所に、カバー体20を着脱自在に装着するよ
うに構成したものであってもよい。液晶パネル装置17
は、ミシン1を使用するに際して、作業者が液晶ディス
プレイ18を見易いように、上下及び左右方向に回動可
能に構成することもできる。
【0073】また、本発明の画像表示部は、液晶ディス
プレイ18に限らず、CRTディスプレイやELディス
プレイ等であってもよい。タッチパネル19について
も、抵抗式のものに限らず、静電式のものでもよい。
【0074】さらに、本発明の挟持手段は、前記各液晶
用ボス部23のねじ孔23a及び前記各ねじ26に限る
ものではない。例えば、カバー体20の裏面における上
側の液晶用ボス部23,23に、カバー体20の上辺か
ら下辺に向かう方向に係合孔を穿設し、カバー体20の
裏面における下側の液晶用ボス部23,23に、カバー
体20の下辺から上辺に向かう方向に係合孔を穿設す
る。そして、合成樹脂製等の各クリップの一端を前記各
係合孔に差し込み、これら各クリップにて前記各液晶用
ボス部23の当接面23b側と液晶ディスプレイ18と
を挟み付けるようにしてもよい。この場合、前記各係合
孔と前記各クリップとが挟持手段に相当する。要する
に、液晶ディスプレイ18とカバー体20とを着脱自在
に挟持固定するものであればよいのである。
【0075】なお、本実施形態のカバー体20は液晶デ
ィスプレイ18の裏面までを覆う構成となっていない
が、本発明のカバー体とは、図8に示す他の実施形態と
しての携帯情報端末(PDA)27のように、液晶ディ
スプレイ28の裏面まで覆うカバー体29をも含む概念
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したミシンの正面図である。
【図2】ミシンの作動状態を示す斜視図である。
【図3】カバー体の裏面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】図3のV−V視断面図である。
【図6】図4における液晶ディスプレイとタッチパネル
とカバー体との配置関係を示す分離図である。
【図7】図5における液晶ディスプレイとタッチパネル
とカバー体との配置関係を示す分離図である。
【図8】本発明を適用した他の実施形態としての携帯情
報端末を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 刺繍機能付きミシン 2 アーム部 3 脚柱部 4 ベッド部 17 タッチパネル付き画像表示装置としての液晶パネ
ル装置 18 画像表示部としての液晶ディスプレイ 18b 挟持手段としての挿通孔 19 タッチパネル 20 カバー体 23 液晶用ボス部 23a 挟持手段としてのねじ孔 25 スペーサ 26 挟持手段としてのねじ 30〜41 配置位置決め手段としての当接リブ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 HA35 HA40 QA16 5B087 AA09 AB05 CC12 5G435 AA17 BB12 EE03 EE08 EE13 GG21 HH02 LL03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶ディスプレイ等の画像表示部を備
    え、当該画像表示部の画像表示面上にタッチパネルを配
    設し、当該タッチパネルの周囲を、開口部を有するカバ
    ー体にて覆うようにしたタッチパネル付き画像表示装置
    において、 前記カバー体と前記画像表示部との間に前記タッチパネ
    ルを配置し、前記カバー体に前記画像表示部を挟持手段
    を介して着脱自在に装着するように構成したことを特徴
    とするタッチパネル付き画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記カバー体の裏面に、前記タッチパネ
    ルの配置位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のタッチパネル付き画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記配置位置決め手段は、前記カバー体
    に一体成形したリブであることを特徴とする請求項2に
    記載のタッチパネル付き画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記タッチパネルと前記画像表示部との
    間に、該両者を適宜間隔だけ隔てて配置するためのスペ
    ーサを設けたことを特徴とする請求項1〜3のうちいず
    れかに記載のタッチパネル付き画像表示装置。
  5. 【請求項5】 アーム部と脚柱部とベッド部とから成る
    ミシンのうち前記アーム部の前面側の箇所、または、前
    記脚柱部の前面側の箇所に、前記カバー体を着脱自在に
    装着するように構成したことを特徴とする請求項1〜4
    のうちいずれかに記載のタッチパネル付き画像表示装
    置。
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KR20020096159A (ko) * 2001-06-18 2002-12-31 한국터치스크린(주) 컴퓨터 모니터 내부에 적용하는 터치스크린의 장착방법
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