JP2002070546A - 触媒パイプを装着した排気系管とその製造方法 - Google Patents

触媒パイプを装着した排気系管とその製造方法

Info

Publication number
JP2002070546A
JP2002070546A JP2000266885A JP2000266885A JP2002070546A JP 2002070546 A JP2002070546 A JP 2002070546A JP 2000266885 A JP2000266885 A JP 2000266885A JP 2000266885 A JP2000266885 A JP 2000266885A JP 2002070546 A JP2002070546 A JP 2002070546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
catalyst
exhaust
bent
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000266885A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Ochiai
弘章 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINBA IRON WORKS Inc
Original Assignee
SHINBA IRON WORKS Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINBA IRON WORKS Inc filed Critical SHINBA IRON WORKS Inc
Priority to JP2000266885A priority Critical patent/JP2002070546A/ja
Publication of JP2002070546A publication Critical patent/JP2002070546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エキゾーストパイプの湾曲部やジョイントパ
イプの湾曲部にも内装できる長い触媒パイプを装着した
排気系管とその製造方法を提供する。 【解決手段】 金網体15Aを円筒状に形成し、上記円
筒状の金網体における片端部に保持環17を付設させる
か、又は金網体に触媒Sを担持させるか、の何れかを前
後にして実行し、上記円筒状の金網体をその保持環の無
い先端側から所定形状に曲げ形成されたエキゾーストパ
イプ1、又は所定形状に曲げ形成されたジョイントパイ
プ5,7内に挿入配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、自動二輪
車等の排気ガスによる公害低減・環境保全を達成する触
媒パイプを装着した排気系管とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車、自動二輪車等の排気
ガスによる公害低減・環境保全を達成するために、エン
ジンの排気口に接続するエキゾーストパイプ内やこれに
連結する消音器とのジョイントパイプ内に、触媒を担持
した触媒パイプを1つ乃至複数個を挿入配置させてい
る。
【0003】上記従来の触媒パイプについて、その具体
的な構造を図10に示す。この図面は、自動二輪車等の
エンジンに取り付けられる消音装置10を示し、エンジ
ンの排気口に接続される4本の湾曲したエキゾーストパ
イプ1と、これに続けて1本にまとめられた集束管部3
と、1本を二股に分岐して屈曲したジョイントパイプ
5,7と、これに繋いだ消音器9,9とからなる。上記
消音装置10におけるエキゾーストパイプ1の直伸部1
A内やジョイントパイプ5,7の直伸部5A,7A内に
は、複数本の短い触媒パイプ11が内装されている。こ
れは、触媒パイプによる排気ガスの浄化作用は、触媒パ
イプをできるだけエンジンに近い箇所に配置する方が効
果的であるが、直線管路の部分しか内装できないために
上記のように装着しているからである。上記触媒パイプ
11は、パンチング孔11Aをあけた短管11Bに触媒
13を担持するとともに、排気側に支持環15を溶着し
ている。上記触媒パイプ11は、直伸部1A内又は直伸
部5A,7A内に挿入され、支持環15により内壁に溶
着されている。
【0004】上記触媒パイプは、パンチング孔11Aを
あけた短管11Bに、例えば白金、パラジウム、ロジウ
ムからなる触媒を担持したもので、エンジンから排気し
たばかりのエキゾーストパイプ付近の400℃以上の高
温域において、化学反応して窒素酸化物NOXを低減さ
せる作用を発揮する。しかし、エキゾーストパイプ付近
の湾曲部内やジョイントパイプの湾曲部内には、湾曲し
ているため触媒パイプを全長に内装できない。このた
め、所定の公害低減・環境保全を達成するには、必然的
に排気温度が低くなったエキゾーストパイプから離れた
上記直伸部内に、分割して多数の短い触媒パイプを内装
しなければならず、排ガス浄化効率が悪く、コスト高と
なる問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
触媒パイプが持つ構造上の問題点に鑑みなされたもの
で、エキゾーストパイプの湾曲部内やジョイントパイプ
の湾曲部にも内装できる長い触媒パイプを装着した排気
系管とその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
すべくなされたもので、請求項1記載の触媒パイプを装
着した排気系管の製造方法は、金網体を円筒状に形成
し、上記円筒状の金網体における片端部に保持環を付設
させるか、又は金網体に触媒を担持させるか、の何れか
を前後にして実行し、上記円筒状の金網体をその保持環
の無い先端側から所定形状に曲げ形成されたエキゾース
トパイプ、又は所定形状に曲げ形成されたジョイントパ
イプ内に挿入配置したことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の触媒パイプを装着した排気
系管は、円筒状の金網体に触媒を担持するとともに、上
記金網体の片端部に保持環を付設させ、上記金網体をそ
の保持環の無い先端側から所定形状に曲げ形成されたエ
キゾーストパイプ、又は所定形状に曲げ形成されたジョ
イントパイプ内に挿入配置したことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の触媒パイプを装着した排気
系管の製造方法は、円筒状に形成された金網体の内パイ
プ、又は軸芯方向と直交する方向に長い長孔を千鳥状に
多数穿設した直管状の内パイプ、又は多数の菱形又は亀
甲形の孔を穿設してなるエキスパンド材で形成した直管
状の内パイプにおける両端部に保持環を付設する工程、
又は、上記内パイプに触媒を担持させる工程、の何れか
を前後にして実行し、続いて、直管状の内パイプを直管
状の外パイプ内に挿入するとともに、内外パイプの二重
パイプ構造に接合する工程と、上記二重パイプの一方端
を蓋で閉口し、パイプ内部に凍結可能な液体を充填する
工程と、上記二重パイプ全体を冷却して二重パイプ内の
液体を凍結させる工程と、上記二重パイプを曲げ手段で
所望角度に曲げる工程と、上記二重パイプ内から液体を
抜水する工程と、からなることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の触媒パイプを装着した排気
系管の製造方法は、請求項3記載の触媒パイプを装着し
た排気系管の製造方法において、上記外パイプと内パイ
プとの二重パイプ構造に接合する工程時又はこの前に、
内外パイプの環状隙間内に消音材を介在させる工程を付
加したことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の触媒パイプを装着した排気
系管の製造方法は、請求項3記載の触媒パイプを装着し
た排気系管の製造方法において、上記内外パイプの二重
パイプ構造に接合する工程において、上記外パイプは、
外筒体と、この内側に設置した軸芯方向と直交する方向
に長い長孔を千鳥状に多数穿設した直管状の内筒体、又
は多数の菱形又は亀甲形の孔を穿設してなるエキスパン
ド材で形成した直管状の内筒体とからなり、上記外筒体
内に消音材を介在させて内筒体を挿入するとともに、こ
の内筒体の内径側に内パイプを挿入した三重パイプ構造
に接合したことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の触媒パイプを装着した排気
系管は、外パイプの内側に挿通される内パイプは、円筒
状に形成された金網体の内パイプ、又は軸芯方向と直交
する方向に長い長孔を千鳥状に多数穿設した直管状の内
パイプ、又は多数の菱形又は亀甲形の孔を穿設してなる
エキスパンド材で形成した直管状の内パイプとし、上記
内パイプは触媒を担持するとともに、内パイプの両端部
に付設した保持環を介して外パイプの内側に保持し、更
に、上記内外パイプが適宜角度に曲げ形成されているこ
とを特徴とする。
【0012】請求項7記載の触媒パイプを装着した排気
系管は、請求項6記載の触媒パイプを装着した排気系管
において、上記外パイプと内パイプとの環状隙間内に消
音材を介在したことを特徴とする。
【0013】請求項8記載の触媒パイプを装着した排気
系管は、請求項6記載の触媒パイプを装着した排気系管
において、上記外パイプは、外筒体と、この内側に設置
した円筒状に形成された金網体の内筒体、又は軸芯方向
と直交する方向に長い長孔を千鳥状に多数穿設した直管
状の内筒体、又は多数の菱形又は亀甲形の孔を穿設して
なるエキスパンド材で形成した直管状の内筒体と、から
なり、外筒体と内筒体との環状隙間内に消音材を介在さ
せるとともに、上記内筒体の内径側に内パイプを挿入し
た三重パイプ構造としたことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1によると、先ず、金網体を円筒状に形
成し、上記円筒状の金網体における片端部に保持環を付
設させるか、又は金網体に触媒を担持させるか、の何れ
かを前後にして実行する。そして、上記円筒状の金網体
をその保持環の無い先端側から所定形状に曲げ形成され
たエキゾーストパイプ、又は所定形状に曲げ形成された
ジョイントパイプ内に、その湾曲内面に沿って変形させ
ながら挿入配置する。これにより、エキゾーストパイプ
の湾曲部内やジョイントパイプの湾曲部に長い触媒パイ
プを容易に装着できる。
【0015】請求項2によると、円筒状の金網体に触媒
を担持するとともに、上記金網体の片端部に保持環を付
設させてなり、上記金網体をその保持環の無い先端側か
ら所定形状に曲げ形成されたエキゾーストパイプ、又は
所定形状に曲げ形成されたジョイントパイプ内に配置さ
れたものであり、これにより、エンジンに近い長く曲げ
形成されたエキゾーストパイプや所定形状に曲げ形成さ
れたジョイントパイプ内に、1本の長い触媒パイプを装
着した排気系管とすることができ、排気ガスの浄化効率
を向上させられる。
【0016】請求項3によると、先ず、円筒状に形成さ
れた金網体の内パイプ、又は軸芯方向と直交する方向に
長い長孔を千鳥状に多数穿設した直管状の内パイプ、又
は多数の菱形又は亀甲形の孔を穿設してなるエキスパン
ド材で形成した直管状の内パイプが用意される。次に、
上記内パイプの両端部に保持環を付設させるか、又は、
上記内パイプに触媒を担持させるか、の何れかを前後に
して実行される。続いて、上記直管状の内パイプを直管
状の外パイプ内に挿入するとともに、内外パイプの二重
パイプ構造に接合し、上記二重パイプの一方端を蓋で閉
口し、パイプ内部に凍結可能な液体を充填し、上記二重
パイプ全体を冷却して二重パイプ内の液体を凍結させ、
上記二重パイプを曲げ手段で所望角度に自由に曲げられ
る。最後に、上記二重パイプ内から液体を抜水すること
により、触媒パイプを装着した排気系管を製造する。
【0017】上記内パイプは、金網体の内パイプ、又は
軸芯方向と直交する方向に長い長孔を千鳥状に多数穿設
した直管状の内パイプ、又は多数の菱形又は亀甲形の孔
を穿設してなるエキスパンド材で形成した直管状の内パ
イプからなり、軸芯方向に直交する方向への曲げ力に対
して、曲げの外径側を容易に軸芯方向へ拡大変形され、
曲げの内径側を容易に軸芯方向へ縮小変形される。よっ
て、上記金網又は長孔又は菱形又は亀甲形の孔を形成し
た部分が自由に伸縮し、内パイプの壁面に割れやしわを
生じさせることなく、容易に所望の角度に曲げることが
できる。また、上記内パイプの屈曲作用により、この表
面に担持された触媒は、曲げ作用時に剥離しない。
【0018】上記触媒パイプを装着した排気系管の製造
方法によると、エンジンの排気口に接続されるエキゾー
ストパイプ内やジョイントパイプ内に、1本の長い触媒
パイプをその両端の保持環を介して装着した排気系管を
形成できる。これにより、排気温度の高いエキゾースト
パイプ又はジョイントパイプ内の湾曲した長い経路内
で、効率良く廃棄ガスの浄化作用をすることができる排
気系管がローコストに製造できる。
【0019】請求項4によると、請求項3記載の触媒パ
イプを装着した排気系管の製造方法において、上記外パ
イプと内パイプとの二重パイプ構造に接合する工程時又
はこの前に、内外パイプの環状隙間内に消音材を介在さ
せる工程を付加している。
【0020】これにより、エンジンからの高温・高圧の
排気ガスが内パイプ内を通過する際に、排気ガスが多数
の長孔から消音材へと効果的に膨張して内圧を低下し、
優れた消音効果を発揮するとともに、排気ガスを効率良
く浄化できる。
【0021】請求項5によると、請求項3記載の触媒パ
イプを装着した排気系管の製造方法において、上記内外
パイプの二重パイプ構造に接合する工程にて、上記外パ
イプは、外筒体と、この内側に設置した軸芯方向と直交
する方向に長い長孔を千鳥状に多数穿設した直管状の内
筒体、又は多数の菱形又は亀甲形の孔を穿設してなるエ
キスパンド材で形成した直管状の内筒体とで構成し、上
記外筒体内に消音材を介在させて内筒体を挿入するとと
もに、この内筒体の内径側に内パイプを挿入した三重パ
イプ構造に接合する。
【0022】これにより、エンジンからの高温・高圧の
排気ガスが内パイプ内を通過する際に、効果的に膨張し
て内圧を低下し、優れた消音効果をも発揮するととも
に、排気ガスが効率良く浄化できる。
【0023】請求項6によると、外パイプの内側に挿通
される内パイプは、円筒状に形成された金網体の内パイ
プ、又は軸芯方向と直交する方向に長い長孔を千鳥状に
多数穿設した直管状の内パイプ、又は多数の菱形又は亀
甲形の孔を穿設してなるエキスパンド材で形成した直管
状の内パイプを採用している。そして、上記内パイプは
触媒を担持するとともに、内パイプの両端部に付設した
保持環を介して外パイプの内側に保持され、更に、上記
内外パイプが適宜角度に曲げ形成されたものである。
【0024】これにより、エンジンの排気口に接続され
た長く曲がったエキゾーストパイプ内や、所定形状に曲
がったジョイントパイプ内に、1本の長い触媒パイプを
その両端の保持環を介して装着した排気系管となり、排
気温度の高いエキゾーストパイプ内の長い経路内で効率
良く廃棄ガスの浄化作用が行われて、排気ガスの浄化効
率を向上させられる。
【0025】請求項7によると、請求項6の触媒パイプ
を装着した排気系管において、上記外パイプと内パイプ
との二重パイプ構造の内外パイプの環状隙間内に消音材
を介在させている。
【0026】これにより、エンジンからの高温・高圧の
排気ガスが内パイプ内を通過する際に、排気ガスが多数
の長孔等から消音材へと効果的に膨張して内圧を低下
し、優れた消音効果をも発揮するとともに、排気ガスを
効率良く浄化できる。
【0027】請求項8によると、請求項6の触媒パイプ
を装着した排気系管において、上記内外パイプの二重パ
イプ構造について、上記外パイプは、外筒体と、この内
側に設置した軸芯方向と直交する方向に長い長孔を千鳥
状に多数穿設した直管状の内筒体、又は多数の菱形又は
亀甲形の孔を穿設してなるエキスパンド材で形成した直
管状の内筒体とで構成している。そして、上記外筒体内
に消音材を介在させて内筒体を挿入するとともに、この
内筒体の内径側に内パイプを挿入した三重パイプ構造に
なる。
【0028】これにより、エンジンからの高温・高圧の
排気ガスが内パイプ内を通過する際に、効果的に膨張し
て内圧を低下し、優れた消音効果をも発揮するととも
に、排気ガスを効率良く浄化できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図1,図2を参照して本発
明の第1実施形態を説明する。図1は自動二輪車等のエ
ンジンに取り付けられる消音装置全体の外観図、図2は
本発明に係る触媒パイプを装着した排気系管の製造方法
を示す工程図である。
【0030】図1は、自動二輪車等のエンジンに取り付
けられる消音装置50を示し、エンジンの排気口に接続
される。4本の湾曲したエキゾーストパイプ1と、これ
に続いて1本にまとめられた集束管部3と、1本を二股
に分岐して屈曲したジョイントパイプ5,7と、これに
繋いだ2本の消音器9とからなる。本発明において、上
記エキゾーストパイプ1とジョイントパイプ5,7を排
気系管と称する。上記消音装置50におけるジョイント
パイプ5,7の屈曲した全長内に、一本の長い触媒パイ
プ15Bを内装したものが、本発明の触媒パイプを装着
した排気系管100を構成する。また、パンチングメタ
ル20に触媒Sを担持させ、両端部に保持環17を付設
し、これをエキゾーストパイプ1に挿入配置したもの
が、本発明の触媒パイプを装着した排気系管200を構
成する。勿論、排気ガスの処理は、エンジンに近いエキ
ゾーストパイプ1又はジョイントパイプ5,7の箇所に
配置するのが効果的である。
【0031】続いて、第1実施形態となる上記触媒パイ
プを装着した排気系管100の製造方法を、図2により
説明する。まず、直径約1mmのステンレス材(SUS
436)にて形成した金網15を用意する「(a)金網
シート」。そして、上記金網15を円筒状に成形して金
網体15Aを形成する「(b)円筒形成」。続いて、上
記円筒状の金網体15Aにおける片端部に保持環17を
付設させる「(c)保持環」。次に、金網体15Aに触
媒Sを担持させるべく、金網体15Aを触媒浴槽19に
浸水し「(d)どぶ付け」又は、ヒーターHによる焼付
ける「(e)焼付」かの何れかを前後にして実行する。
更に、上記円筒状の金網体15Aをその保持環17の無
い先端側から所定形状に曲げ形成されたジョイントパイ
プ5,7内に、挿入配置する「(f)挿入組込」。勿
論、エキゾーストパイプ1内に挿入配置しても良い。こ
れにより、エキゾーストパイプ1の湾曲部内やジョイン
トパイプ5,7の湾曲部に長い触媒パイプ15Bを容易
に装着できる。
【0032】上記のように、上記触媒パイプを装着した
排気系管100の製造方法によると、予め所定形状に曲
げ形成されたエキゾーストパイプ1やジョイントパイプ
5,7内に、1本の湾曲可能な長い触媒パイプ15Bを
装着した排気系管100を容易に製造することができ
る。これにより、排気ガスの浄化効率を向上させられる
排気系管をローコストに製造できる。
【0033】また、触媒パイプを装着した排気系管10
0は、円筒状の金網体15Aに触媒Sを担持するととも
に、上記金網体の片端部に保持環17を付設させてお
り、上記金網体をその保持環の無い先端側から所定形状
に曲げ形成されたエキゾーストパイプ1、又は所定形状
に曲げ形成されたジョイントパイプ5,7内に配置され
た構成になっている。
【0034】長く曲げ形成されたエキゾーストパイプ1
や所定形状に曲げ形成されたジョイントパイプ5,7内
に、1本の湾曲可能な長い触媒パイプを装着した排気系
管100は、排気ガスの浄化効率に優れたものとなる。
【0035】次に、図1に示すように、パンチングメタ
ル20によって作られた内パイプに触媒Sを担持させ、
両端部に保持環17を付設し、これをエキゾーストパイ
プ1等に挿入配置した排気系管200の第2実施形態を
説明する。
【0036】上記第2実施形態排気系管200の製造方
法を、図3と図4〜図5により説明する。まず、パンチ
ングメタル20により、軸芯方向Оと直交する方向に長
い長孔を千鳥状に多数穿設した直管状の内パイプ20A
を形成する「パイプ形成工程A」。続いて、上記円筒状
の内パイプ20Aにおける両端部に保持環17を付設さ
せる「保持環取付け工程B」。また、内パイプ20Aに
触媒Sを担持させるべく、内パイプ20Aを触媒浴槽1
9内に浸水してどぶ付けし、ヒーターHよる焼付けを実
行する「どぶ付け焼付工程C」。尚、上記「保持環取付
け工程B」「どぶ付け焼付工程C」は、何れかを前後に
して実行する。この「どぶ付け焼付工程C」が終わった
内パイプ20Aが触媒パイプとなる。更に、上記円筒状
の内パイプ20Aを、直伸したエキゾーストパイプ1、
又はジョイントパイプ5,7からなる外パイプ10内に
挿入するとともに、内パイプ20Aの両端部の保持環1
7と、外パイプ10の適所(例えば端部)を溶接等で接
合して一体化し、二重パイプ30Aとする「接合工程
D」。
【0037】次に、上記二重パイプ30Aの一方端30
Xを蓋35で閉口し、パイプ内部に凍結可能な水等の液
体Wを充填する(充填工程E)。凍結可能な液体Wとし
ては、水や氷、流動パラフィン等を使用できる。次に、
上記二重パイプ30Aの全体を冷凍機Lで冷却して二重
パイプ内の液体Wを凍結させる(凍結工程F)。しかる
後、二重パイプを曲げ手段(パイプベンダー、プレス機
等)Mで所望角度に曲げる(曲げ工程G)。最後に、上
記パイプ全体を乾燥機H1で加熱解凍させるか、自然解
凍して、二重パイプ30A内から液体を排除する(抜水
工程H)。
【0038】上記触媒パイプ20Aを装着した排気系管
200の製造方法において、図4に示すように、二重パ
イプ30Aは、触媒パイプである内パイプ20Aが、そ
の周面に軸芯方向Oに直交する方向に長い長孔20Bを
千鳥状に多数穿設されたものである。したがって、上記
二重パイプ30Aを凍結させた後、曲げ工程Gにおい
て、曲げ手段(パイプベンダー、プレス機等)Mで所望
角度に曲げると、内パイプ20Aは、図5に示すよう
に、上記長孔20Bが軸芯方向Оに直交する方向への曲
げ力Foに対して、曲げの外径側が軸芯方向Оへ容易に
拡大変形し、曲げの内径側が軸芯方向Оへ容易に縮小変
形される。従って、内パイプ20Aの壁面に割れやしわ
を発生させないから、この表面に焼き付けした触媒Sが
剥離することなく、所望の角度Qに容易に曲げられる。
【0039】上記内パイプ20Aとなる触媒パイプを装
着した排気系管200の製造方法によると、エンジンの
排気口に接続される長く曲げ形成されたエキゾーストパ
イプ1内や、所定形状に曲げ形成されたジョイントパイ
プ5,7内に、1本の長い触媒パイプ20Aをその両端
の保持環17を介して内装した排気系管200が形成さ
れる。
【0040】これにより、排気ガスの温度の高いエキゾ
ーストパイプ1内やジョイントパイプ5,7内の湾曲し
た長い経路内に長い触媒パイプ20Aを装着したので、
効率良く廃棄ガスの浄化作用が実行でき、排気ガスの浄
化効率を向上させられるとともに、触媒パイプを装着し
た排気系管200がローコストに製造できる。
【0041】続いて、図3と図6により、内パイプにエ
キスパンドメタル23を使用した第3実施形態の触媒パ
イプを装着した排気系管300の製造方法を説明する。
その製造方法は、上記第2実施形態と殆ど同様である。
先ず、内パイプ23Aとなるエキスパンドメタル23
は、その周面23Dに多数の菱形又は亀甲形の孔23E
を穿設してなるエキスパンド材で形成する。このもの
は、鋼板に多数のスリットを千鳥状に穿設し、引伸機で
引き延ばして菱形又は亀甲形の孔23Eを多数形成した
網目状の部材であり、本発明においては、これを筒状に
形成して、直管状の内パイプ23Aを形成する「パイプ
形成工程A」。続いて、上記円筒状の内パイプ23Aに
おける両端部に保持環17を付設させる「保持環取付け
工程B」。また、内パイプ23Aに触媒Sを担持させる
べく、内パイプ23Aを触媒浴槽19内に浸水してどぶ
付けとヒーターHによる焼付けを実行する「どぶ付け焼
付工程C」。尚、上記「保持環取付け工程B」「どぶ付
け焼付工程C」は、何れかを前後にして実行する。上記
「どぶ付け焼付工程C」が終わった内パイプ23Aが触
媒パイプ23Aとなる。更に、上記円筒状の内パイプ2
3Aを、直伸したエキゾーストパイプ1、又はジョイン
トパイプ5,7からなる外パイプ10内に挿入するとと
もに、内パイプ23Aの両端部の保持環17と、外パイ
プ10の適所(例えば端部)を溶接等で接合して一体化
して二重パイプ30Cとする「接合工程D」。
【0042】次に、上記二重パイプ30Cの一方端30
Xを蓋35で閉口し、パイプ内部に凍結可能な水等の液
体Wを充填する(充填工程E)。凍結可能な液体Wとし
ては、水や氷、流動パラフィン等を使用できる。次に、
上記二重パイプ30Cの全体を冷凍機Lで冷却して二重
パイプ内の液体Wを凍結させる(凍結工程F)。しかる
後、二重パイプを曲げ手段(パイプベンダー、プレス機
等)Mで所望角度に曲げる(曲げ工程G)。最後に、上
記パイプ全体を乾燥機H1で加熱解凍させるか、自然解
凍して、二重パイプ30C内から液体を排除する(抜水
工程H)。
【0043】上記触媒パイプ20Cを装着した排気系管
300の製造方法において、図6に示すように、上記二
重パイプ30Cは、内パイプ23Aに多数の菱形又は亀
甲形の孔23Eを穿設してなるエキスパンド材で形成さ
れている。この二重パイプ30Cを、凍結させた後、曲
げ工程Gにおける曲げ手段(パイプベンダー、プレス機
等)Mで所望角度に曲げると、菱形又は亀甲形の孔23
Eは、軸芯方向Оに直交する方向への曲げ力Foに対し
て、曲げの外径側が軸芯方向Оへ容易に拡大変形し、曲
げの内径側が軸芯方向Оへ容易に縮小変形される。従っ
て、内パイプ23Aの壁面に割れやしわを発生させない
から、この表面に焼き付けした触媒Sが剥離することが
なく、所望の角度Qに容易に曲げられる。
【0044】上記内パイプ23Aとなる触媒パイプを装
着した排気系管300の製造方法によると、エンジンの
排気口に接続される長く曲げ形成されたエキゾーストパ
イプ1内や、所定形状に曲げ形成されたジョイントパイ
プ5,7内に、1本の湾曲可能な長い触媒パイプ23A
をその両端の保持環17を介して内装した排気系管30
0が形成される。
【0045】これにより、排気温度の高いエキゾースト
パイプ1内等の湾曲した長い経路内で効率良く廃棄ガス
の浄化作用が実行されるから、排気ガスの浄化効率を向
上させられるとともに、触媒パイプを装着した排気系管
300がローコストに製造できる。
【0046】更に、図7に示すように、内パイプに金網
体15Aを使用した第4実施形態の触媒パイプを装着し
た排気系管400としても良い。その製造方法は、上記
第3実施形態と同様である。すなわち、図3に示す製造
方法の工程図において、上記第2実施形態に使用したパ
ンチングメタル20や第3実施形態に使用したエキスパ
ンドメタル23に代えて、金網体15Aによって作られ
た内パイプ24に触媒Sを担持させ、両端部に保持環1
7を付設し、これをエキゾーストパイプ1やジョイント
パイプ5,7内に状実施形態と同様の方法で挿入配置す
る。本実施形態の排気系管400も、上記の第3実施形
態の触媒パイプを装着した排気系管と同一の作用・効果
が得られる。
【0047】図8は、上記第2実施形態のパンチングメ
タルを触媒パイプとした排気管200内において、内外
パイプ10,20A間に消音材Kを介在させた第5実施
形態の触媒パイプとした排気系管500を示している。
この第5実施形態は、他のエキスパンドメタル23、金
網体15を使用しても実施可能である。上記消音材Kと
しては、耐熱性の高いステンレスウール又はスチールウ
ールが使用される。
【0048】上記触媒パイプを装着した排気系管の製造
方法によると、上記外パイプと内パイプとの二重パイプ
構造に接合する工程時又はこの前に、内外パイプの環状
隙間内に消音材を介在させる工程を付加しているから、
上記外パイプ10と内パイプ20Aとの二重パイプ30
Aの構造内に容易に消音材Kが介在できる。
【0049】上記触媒パイプを装着した排気系管500
において、外パイプと内パイプとの二重パイプ構造の内
外パイプの環状隙間内に消音材を介在させていると、エ
ンジンからの高温・高圧の排気ガスが内パイプ内を通過
する際に、排気ガスが多数の長孔等から消音材へと効果
的に膨張して内圧を低下し、優れた消音効果を発揮する
とともに、排気ガスを効率良く浄化できる。
【0050】更に、図9に示す第6実施形態の触媒パイ
プを装着した排気系管600は、図8の第5実施形態の
触媒パイプを装着した排気系管500において、三重パ
イプ40Aの構造としたものである。そして、内外パイ
プ間に消音材Kを介在させたものである。尚、他のエキ
スパンドメタル23、金網体15Aを使用しても実施可
能である。
【0051】上記第6実施形態における触媒パイプを装
着した排気系管の製造方法によると、上記内外パイプの
二重パイプ30Aの構造に接合する工程にて、上記外パ
イプ10は、外筒体10Aと、この内側に設置した軸芯
方向と直交する方向に長い長孔10Cを千鳥状に多数穿
設した直管状の内筒体10B、又は多数の菱形又は亀甲
形の孔を穿設してなるエキスパンド材で形成した直管状
の内筒体とで構成し、上記外筒体内に消音材Kを介在さ
せて内筒体を挿入するとともに、この内筒体の内径側に
内パイプ20Aを挿入し、三重パイプ40Aの構造に接
合する。
【0052】これにより、エンジンからの高温・高圧の
排気ガスが内パイプ内を通過する際に、三重パイプ構造
内にて効果的に膨張して内圧を低下し、優れた消音効果
をも発揮するとともに、排気ガスを効率良く浄化する触
媒パイプを装着した排気系管が提供できる。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、金網体を円
筒状に形成し、上記円筒状の金網体における片端部に保
持環を付設させるか、又は金網体に触媒を担持させる
か、の何れかを前後にして実行し、上記円筒状の金網体
をその保持環の無い先端側から所定形状に曲げ形成され
たエキゾーストパイプ、又は所定形状に曲げ形成された
ジョイントパイプ内に、その湾曲内面に沿って変形しな
がら容易に挿入配置することにより、エンジンの近くで
長く曲げ形成されたエキゾーストパイプや所定形状に曲
げ形成されたジョイントパイプ内に、1本の湾曲可能な
長い触媒パイプを装着した排気系管をローコストに製造
することができる。
【0054】請求項2によると、円筒状の金網体に触媒
を担持するとともに、上記金網体の片端部に保持環を付
設させてなり、上記金網体をその保持環の無い先端側か
ら所定形状に曲げ形成されたエキゾーストパイプ、又は
所定形状に曲げ形成されたジョイントパイプ内に配置さ
れるから、エンジンに近い長く曲げ形成されたエキゾー
ストパイプや所定形状に曲げ形成されたジョイントパイ
プ内に、1本の湾曲可能な長い触媒パイプを装着した排
気系管としたことにより、排気ガスの浄化効率を向上さ
せることができる。
【0055】請求項3によると、エンジンの排気口に接
続される長く曲げ形成されたエキゾーストパイプ内や、
所定形状に曲げ形成されたジョイントパイプ内に、1本
の湾曲可能な長い触媒パイプをその両端の保持環を介し
て装着した排気系管が容易に得られる。これにより、排
気ガスの浄化効率に優れた触媒パイプを装着した排気系
管をローコストに製造できる。
【0056】請求項4は、外パイプと内パイプとの二重
パイプ構造に接合する工程時又はこの前に、内外パイプ
の環状隙間内に消音材を介在させる工程を付加している
から、エンジンからの高温・高圧の排気ガスが内パイプ
内を通過する際に、排気ガスが多数の長孔から消音材へ
と効果的に膨張して内圧を低下し、優れた消音効果をも
発揮するとともに、排気ガスを効率良く浄化できる。
【0057】請求項5は、上記内外パイプの二重パイプ
構造に接合する工程にて、上記外パイプは、外筒体と、
この内側に設置した軸芯方向と直交する方向に長い長孔
を千鳥状に多数穿設した直管状の内筒体、又は多数の菱
形又は亀甲形の孔を穿設してなるエキスパンド材で形成
した直管状の内筒体とで構成し、上記外筒体内に消音材
を介在させて内筒体を挿入するとともに、この内筒体の
内径側に内パイプを挿入した三重パイプ構造に接合でき
る。
【0058】これにより、エンジンからの高温・高圧の
排気ガスが内パイプ内を通過する際に、三重パイプ構造
内にて効果的に膨張して内圧を低下し、優れた消音効果
をも発揮するとともに、排気ガスを効率良く浄化でき
る。
【0059】請求項6は、外パイプの内側に挿通される
内パイプとして、円筒状に形成された金網体の内パイ
プ、又は軸芯方向と直交する方向に長い長孔を千鳥状に
多数穿設した直管状の内パイプ、又は多数の菱形又は亀
甲形の孔を穿設してなるエキスパンド材で形成した直管
状の内パイプを採用し、上記内パイプは触媒を担持する
とともに、内パイプの両端部に付設した保持環を介して
外パイプの内側に保持され、更に、上記内外パイプが適
宜角度に曲げ形成したから、エンジンの排気口に接続さ
れた長く曲がったエキゾーストパイプ内や、所定形状に
曲がったジョイントパイプ内に、1本の湾曲可能な長い
触媒パイプをその両端の保持環を介して装着した排気系
管であり、排気温度の高いエキゾーストパイプ内の長い
経路内で効率良く廃棄ガスの浄化作用が実行されて、排
気ガスの浄化効率が向上できる。
【0060】請求項7は、上記外パイプと内パイプとの
二重パイプ構造の内外パイプの環状隙間内に消音材を介
在したことにより、エンジンからの高温・高圧の排気ガ
スが内パイプ内を通過する際に、排気ガスが多数の長孔
等から消音材へと効果的に膨張して内圧を低下し、優れ
た消音効果をも発揮するとともに、排気ガスを効率良く
浄化できる。
【0061】請求項8は、上記内外パイプの二重パイプ
構造について、上記外パイプは、外筒体と、この内側に
設置した軸芯方向と直交する方向に長い長孔を千鳥状に
多数穿設した直管状の内筒体、又は多数の菱形又は亀甲
形の孔を穿設してなるエキスパンド材で形成した直管状
の内筒体とで構成し、上記外筒体内に消音材を介在させ
て内筒体を挿入するとともに、この内筒体の内径側に内
パイプを挿入した三重パイプ構造に変更したことによ
り、エンジンからの高温・高圧の排気ガスが内パイプ内
を通過する際に、三重パイプ構造内にて効果的に膨張し
て内圧を低下し、優れた消音効果と排ガス浄化作用が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、排気装置の外観
図と要部の断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、触媒パイプを装
着した排気系管の製造方法の工程図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示し、触媒パイプを装
着した排気系管の製造方法の工程図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示し、触媒パイプを装
着した排気系管の拡大断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示し、触媒パイプの部
分断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示し、触媒パイプを装
着した排気系管の拡大断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態を示し、触媒パイプを装
着した排気系管の拡大断面図である。
【図8】本発明の第5実施形態を示し、触媒パイプを装
着した排気系管の拡大断面図である。
【図9】本発明の第6実施形態を示し、触媒パイプを装
着した排気系管の拡大断面図である。
【図10】従来の排気装置の外観を示す側面図である。
【符号の説明】
1 エキゾーストパイプ 5,7 ジョイントパイプ 9 消音器 10 外パイプ 10A 外筒体 10B 内筒体 10C 長孔 11 触媒パイプ 15 金網 15A 金網体 17 保持環 19 触媒浴槽 19A 菱形または亀甲形の
孔 20 パンチングメタル 20A 内パイプ(触媒パイ
プ) 20B 長孔 23 エキスパンドメタル 23A 内パイプ(触媒パイ
プ) 23E 孔 30A 二重パイプ 30C 二重パイプ 40A 三重パイプ 35 蓋 50 消音装置 A パイプ形成工程 B 保持環取付け工程 C どぶ付け焼付工程 D 接合工程 E 充填工程 F 凍結工程 G 曲げ工程 H 抜水工程 K 消音材 L 冷凍機 H ヒーター H1 乾燥機 M 曲げ手段 O 軸芯方向 S 触媒 W 液体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 7/18 F01N 7/18 F16L 9/18 F16L 9/18 11/12 11/12 Z Fターム(参考) 3G004 AA02 CA13 DA14 EA03 FA01 FA04 GA01 3G091 AA03 AB01 BA00 BA38 BA39 GA02 GA04 GB01X HA31 HB01 3H111 AA01 BA01 CA12 CA57 CB02 DA26 DB11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金網体を円筒状に形成し、上記円筒状の
    金網体における片端部に保持環を付設させるか、又は金
    網体に触媒を担持させるか、の何れかを前後にして実行
    し、上記円筒状の金網体をその保持環の無い先端側から
    所定形状に曲げ形成されたエキゾーストパイプ、又は所
    定形状に曲げ形成されたジョイントパイプ内に挿入配置
    したことを特徴とする触媒パイプを装着した排気系管の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 円筒状の金網体に触媒を担持するととも
    に、上記金網体の片端部に保持環を付設させ、上記金網
    体をその保持環の無い先端側から所定形状に曲げ形成さ
    れたエキゾーストパイプ、又は所定形状に曲げ形成され
    たジョイントパイプ内に挿入配置したことを特徴とする
    触媒パイプを装着した排気系管。
  3. 【請求項3】 円筒状に形成された金網体の内パイプ、
    又は軸芯方向と直交する方向に長い長孔を千鳥状に多数
    穿設した直管状の内パイプ、又は多数の菱形又は亀甲形
    の孔を穿設してなるエキスパンド材で形成した直管状の
    内パイプにおける両端部に保持環を付設する工程、又
    は、上記内パイプに触媒を担持させる工程、の何れかを
    前後にして実行し、続いて、直管状の内パイプを直管状
    の外パイプ内に挿入するとともに、内外パイプの二重パ
    イプ構造に接合する工程と、上記二重パイプの一方端を
    蓋で閉口し、パイプ内部に凍結可能な液体を充填する工
    程と、上記二重パイプ全体を冷却して二重パイプ内の液
    体を凍結させる工程と、上記二重パイプを曲げ手段で所
    望角度に曲げる工程と、上記二重パイプ内から液体を抜
    水する工程と、からなることを特徴とする触媒パイプを
    装着した排気系管の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記外パイプと内パイプとの二重パイプ
    構造に接合する工程時又はこの前に、内外パイプの環状
    隙間内に消音材を介在させる工程を付加したことを特徴
    とする請求項3記載の触媒パイプを装着した排気系管の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 上記内外パイプの二重パイプ構造に接合
    する工程において、上記外パイプは、外筒体と、この内
    側に設置した軸芯方向と直交する方向に長い長孔を千鳥
    状に多数穿設した直管状の内筒体、又は多数の菱形又は
    亀甲形の孔を穿設してなるエキスパンド材で形成した直
    管状の内筒体とからなり、上記外筒体内に消音材を介在
    させて内筒体を挿入するとともに、この内筒体の内径側
    に内パイプを挿入した三重パイプ構造に接合したことを
    特徴とする請求項3記載の触媒パイプを装着した排気系
    管の製造方法。
  6. 【請求項6】 外パイプの内側に挿通される内パイプ
    は、円筒状に形成された金網体の内パイプ、又は軸芯方
    向と直交する方向に長い長孔を千鳥状に多数穿設した直
    管状の内パイプ、又は多数の菱形又は亀甲形の孔を穿設
    してなるエキスパンド材で形成した直管状の内パイプと
    し、上記内パイプは触媒を担持するとともに、内パイプ
    の両端部に付設した保持環を介して外パイプの内側に保
    持し、更に、上記内外パイプが適宜角度に曲げ形成され
    ていることを特徴とする触媒パイプを装着した排気系
    管。
  7. 【請求項7】 上記外パイプと内パイプとの環状隙間内
    に消音材を介在したことを特徴とする請求項6記載の触
    媒パイプを装着した排気系管。
  8. 【請求項8】 上記外パイプは、外筒体と、この内側に
    設置した円筒状に形成された金網体の内筒体、又は軸芯
    方向と直交する方向に長い長孔を千鳥状に多数穿設した
    直管状の内筒体、又は多数の菱形又は亀甲形の孔を穿設
    してなるエキスパンド材で形成した直管状の内筒体と、
    からなり、外筒体と内筒体との環状隙間内に消音材を介
    在させるとともに、上記内筒体の内径側に内パイプを挿
    入した三重パイプ構造としたことを特徴とする請求項6
    記載の触媒パイプを装着した排気系管。
JP2000266885A 2000-09-04 2000-09-04 触媒パイプを装着した排気系管とその製造方法 Pending JP2002070546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000266885A JP2002070546A (ja) 2000-09-04 2000-09-04 触媒パイプを装着した排気系管とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000266885A JP2002070546A (ja) 2000-09-04 2000-09-04 触媒パイプを装着した排気系管とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002070546A true JP2002070546A (ja) 2002-03-08

Family

ID=18753898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000266885A Pending JP2002070546A (ja) 2000-09-04 2000-09-04 触媒パイプを装着した排気系管とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002070546A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100412327C (zh) * 2003-02-20 2008-08-20 吴溢隆 消音器的制造方法
GB2486732A (en) * 2010-12-24 2012-06-27 Daren Scholes Retrofitted exhaust silencer
KR101985233B1 (ko) * 2018-12-11 2019-06-03 조재찬 장신구용 메쉬형 선재 제조 방법

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54148171A (en) * 1978-05-15 1979-11-20 Sankei Giken Kogyo Kk Method of bending hollow double pipe having insulating material
JPS551906A (en) * 1978-06-17 1980-01-09 Kisaku Fujita Manufacture of curved multilayer pipe
JPS5853806U (ja) * 1981-10-09 1983-04-12 藤壷 勇 自動車のマフラ
JPS60150417A (ja) * 1984-01-17 1985-08-08 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車等におけるエンジンの排気管
JPH03229913A (ja) * 1989-12-02 1991-10-11 Degussa Ag 内燃機関の排気ガスの接触清浄化装置
JPH07269331A (ja) * 1995-03-24 1995-10-17 Honda Motor Co Ltd 排気ガス浄化装置
JPH08109821A (ja) * 1994-10-11 1996-04-30 Honda Motor Co Ltd 排気浄化装置
JPH08121157A (ja) * 1994-10-26 1996-05-14 Suzuki Motor Corp 小型車両用2サイクルエンジンのマフラー構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54148171A (en) * 1978-05-15 1979-11-20 Sankei Giken Kogyo Kk Method of bending hollow double pipe having insulating material
JPS551906A (en) * 1978-06-17 1980-01-09 Kisaku Fujita Manufacture of curved multilayer pipe
JPS5853806U (ja) * 1981-10-09 1983-04-12 藤壷 勇 自動車のマフラ
JPS60150417A (ja) * 1984-01-17 1985-08-08 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車等におけるエンジンの排気管
JPH03229913A (ja) * 1989-12-02 1991-10-11 Degussa Ag 内燃機関の排気ガスの接触清浄化装置
JPH08109821A (ja) * 1994-10-11 1996-04-30 Honda Motor Co Ltd 排気浄化装置
JPH08121157A (ja) * 1994-10-26 1996-05-14 Suzuki Motor Corp 小型車両用2サイクルエンジンのマフラー構造
JPH07269331A (ja) * 1995-03-24 1995-10-17 Honda Motor Co Ltd 排気ガス浄化装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100412327C (zh) * 2003-02-20 2008-08-20 吴溢隆 消音器的制造方法
GB2486732A (en) * 2010-12-24 2012-06-27 Daren Scholes Retrofitted exhaust silencer
GB2486732B (en) * 2010-12-24 2017-04-12 Scholes Daren Vehicle exhaust silencer
KR101985233B1 (ko) * 2018-12-11 2019-06-03 조재찬 장신구용 메쉬형 선재 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08200050A (ja) ハニカム触媒コンバータ
EP0296165B1 (en) Exhaust system for combustion engines
CN101796271B (zh) 用于内燃机的排气***装置
JP3335097B2 (ja) 消音装置
JP2002070546A (ja) 触媒パイプを装着した排気系管とその製造方法
US8191581B2 (en) Wire tube structure for exhaust component
JP2015029928A (ja) 触媒コンバータ
WO1996037691A1 (fr) Dispositif de regulation de l'emission des gaz d'echappement pour moteurs a combustion interne
EP1247954B1 (en) Branch pipes for an exhaust manifold and method of manufacturing the same
JPH09228832A (ja) 触媒コンバータ
JP3827208B2 (ja) エンジン用マフラおよび自動二輪車
JP4307623B2 (ja) 消音器
JP4445102B2 (ja) 排気系二重パイプとその製造方法
KR20030050236A (ko) 차량용 다단 배기 시스템
JP2014526011A (ja) 排気装置の断熱方法
JP3110394U (ja) 遮熱カバー
JPH11350950A (ja) 内燃機関用排気装置
RU78869U1 (ru) Труба приемная глушителя с нейтрализатором
JPS591044Y2 (ja) 消音器
JP2018059425A (ja) 二重管構造及び二重管構造の製造方法
JP2003113706A (ja) 機関排気系のマフラ
JP3259233B2 (ja) 排気消音装置
JP2001241315A (ja) 消音器
JP2006125207A (ja) 排気管保温構造
JP4179986B2 (ja) 排ガス触媒装置のコアピース並びにその製造方法並びにその挿着固定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100608