JP2002070429A - 吊り下げ式引き違い戸 - Google Patents

吊り下げ式引き違い戸

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JP2002070429A
JP2002070429A JP2000258311A JP2000258311A JP2002070429A JP 2002070429 A JP2002070429 A JP 2002070429A JP 2000258311 A JP2000258311 A JP 2000258311A JP 2000258311 A JP2000258311 A JP 2000258311A JP 2002070429 A JP2002070429 A JP 2002070429A
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sliding door
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 戸板と共にランナーを上レールから容易に取
り外すことができて、メンテナンスや清掃作業を簡単に
行うことができ、通常の開閉時にはランナーが外れるこ
となく確実に走行される吊り下げ式引き違い戸を提供す
る。 【解決手段】 戸板1の両側上端にランナー2を配設
し、上レール3内に各ランナー2を走行自在に係合させ
て、同戸板1を引き違い状に吊り下げ支持させた吊り下
げ式引き違い戸において、戸板1の全開位置で各ランナ
ー2が位置する部位で上レール3に各ランナー2を出し
入れする開口部4を形成し、同戸板1を全開位置に至る
直前で停止させる取り外し可能なストッパー手段6を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納家具の開口前
面部等に設けられ、戸板を引き違い状に吊り下げ支持し
てなる吊り下げ式引き違い戸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図13に示す如く、台所の壁
等に付設される収納家具9の開口前面部10に設けられ、
戸板1(手前側の戸板1a、後側の戸板1b)を引き違い状
に吊り下げ支持してなる吊り下げ式引き違い戸は知られ
ている。この場合、戸板1の両側上端にランナー2が配
設され、上レール3内に各ランナー2が走行自在に係合
されることで、同戸板1は引き違い状に吊り下げ支持さ
れている。又、戸板1の両側下端にはガイドピン12が配
設され、該ガイドピン12は下レール13にスライド自在に
係合されている。
【0003】したがって、該吊り下げ式引き違い戸にお
いては、ランナー2と上レール3とによる上吊り式であ
りながら、ガイドピン12と下レール13とにより下側でも
ガイドされ、両戸板1をスムーズに引き違い状に開閉す
ることができる。そして、いずれか一方の戸板1を開閉
して、収納家具9内に収容保管された食器、調理道具等
の台所用品を出し入れすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、上レール3内に各ランナー2が係
合されていて、各ランナー2を同上レール3から容易に
は取り外すことができないため、走行により磨耗或いは
破損し易い各ランナー2のメンテナンスを行うことは困
難であった。又、戸板1を収納家具9の開口前面部10か
ら取り外すことも困難であり、同戸板1の裏面や収納家
具9内全体を清掃し難いものであった。この場合、戸板
1に対して各ランナー2を着脱自在に取り付けることも
考えられるが、この場合にあっても、各ランナー2は上
レール3内に残存してしまい、各ランナー2のメンテナ
ンスを行うことが困難である。
【0005】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、その課題は、戸
板と共に各ランナーを上レールから容易に取り外すこと
ができて、メンテナンスや清掃作業を簡単に行うことが
でき、通常の開閉時には各ランナーが外れることなく確
実に走行される吊り下げ式引き違い戸を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
吊り下げ式引き違い戸は、戸板の両側上端にランナーを
配設し、上レール内に各ランナーを走行自在に係合させ
て、同戸板を引き違い状に吊り下げ支持してなる吊り下
げ式引き違い戸であって、戸板の全開位置で各ランナー
が位置する部位において上レールに各ランナーを出し入
れする開口部を形成し、同戸板を全開位置に至る直前で
停止させる取り外し可能なストッパー手段を設けてな
る。
【0007】したがって、この場合、戸板の全開位置で
各ランナーが位置する部位において上レールに各ランナ
ーを出し入れする開口部を形成しているので、戸板を全
開位置に移動させることによって、各ランナーを同開口
部から出し入れすることができ、同戸板と共に各ランナ
ーを同上レールから容易に取り外すことができる。その
ため、各ランナーのメンテナンスや戸板の裏面の清掃作
業を簡単に行うことができ、作業後に同戸板と共に各ラ
ンナーを容易に取り付けることもできる。
【0008】しかも、戸板を全開位置に至る直前で停止
させる取り外し可能なストッパー手段を設けているの
で、通常の開閉時には戸板が全開位置に至る直前でスト
ッパー手段により停止されて、各ランナーは前記開口部
に至ることがなく、各ランナーは上レールからの外れが
防止されて比較的大きな範囲で確実に走行される。そし
て、ストッパー手段を取り外すことで、戸板は全開位置
に移動させられるようになり、前記の如く、同戸板と共
に各ランナーを上レールから容易に取り外すことができ
る。
【0009】本発明の請求項2記載の吊り下げ式引き違
い戸は、上記請求項1記載の吊り下げ式引き違い戸にお
いて、上レールの端部付近に形成した開口部にキャッチ
ャー部材を取り外し可能に取り付け、該キャッチャー部
材にはランナーと着脱自在に係合する係止部を形成し
て、同キャッチャー部材をストッパー手段として設けた
ことを特徴としている。
【0010】したがって、この場合は特に、上レールの
端部付近に形成した開口部にキャッチャー部材を取り外
し可能に取り付け、該キャッチャー部材がストッパー手
段となるので、同キャッチャー部材を取り付けた通常状
態では、該キャッチャー部材にランナーが当止して戸板
は全開位置に至る直前で停止され、同キャッチャー部材
を取り外すことで、同戸板は全開位置に移動させられる
ようになって、各ランナーを開放された開口部から出し
入れすることができる。そして、キャッチャー部材には
ランナーと着脱自在に係合する係止部を形成しているの
で、該キャッチャー部材の係止部にランナーが係合し
て、戸板は全開位置に至る直前で停止された開状態に保
持され、その使い勝手が良好となる。
【0011】本発明の請求項3記載の吊り下げ式引き違
い戸は、上記請求項2記載の吊り下げ式引き違い戸にお
いて、キャッチャー部材を開口部に嵌め込んで取り付け
たことを特徴としている。
【0012】したがって、この場合は特に、上記キャッ
チャー部材を開口部に嵌め込んで取り付けているので、
該開口部に対して同キャッチャー部材を容易に着脱させ
ることができ、ストッパー手段の取り付け取り外し作業
は簡単となる。
【0013】本発明の請求項4記載の吊り下げ式引き違
い戸は、上記請求項1記載の吊り下げ式引き違い戸にお
いて、一方の戸板に他方の戸板と当接して両戸板が全開
位置に至るのを阻止する戸当り部材を取り外し可能に取
り付け、該戸当り部材をストッパー手段として設けたこ
とを特徴としている。
【0014】したがって、この場合は特に、一方の戸板
に他方の戸板と当接して両戸板が全開位置に至るのを阻
止する戸当り部材を取り外し可能に取り付け、該戸当り
部材がストッパー手段となるので、同戸当り部材を取り
付けた通常状態では、該戸当り部材と戸板とが当接して
いずれの戸板も全開位置に至る直前で停止され、同戸当
り部材を取り外すことで、いずれの戸板も全開位置に移
動させられるようになって、各ランナーを開口部から出
し入れすることができる。
【0015】本発明の請求項5記載の吊り下げ式引き違
い戸は、上記請求項4記載の吊り下げ式引き違い戸にお
いて、前面に開口した収納家具の該開口前面部に両戸板
を引き違い状に設け、手前側の戸板の開閉側端部後方に
戸当り部材を突出させて取り付けたことを特徴としてい
る。
【0016】したがって、この場合は特に、前面に開口
した収納家具の該開口前面部に両戸板を引き違い状に設
け、手前側の戸板の開閉側端部後方に上記戸当り部材を
突出させて取り付けているので、該戸当り部材は通常の
開閉時に邪魔にならず、後側に隠されて外観にも支障を
来さない。
【0017】本発明の請求項6記載の吊り下げ式引き違
い戸は、上記請求項1〜5のいずれか一つに記載の吊り
下げ式引き違い戸において、戸板の両側下端にガイドピ
ンを配設し、該ガイドピンを下レールにスライド自在に
係合させると共に、該下レールから同ガイドピンを上昇
移動させることで取り外し可能としたことを特徴として
いる。
【0018】したがって、この場合は特に、戸板の両側
下端にガイドピンを配設し、該ガイドピンを下レールに
スライド自在に係合させているので、ランナーと上レー
ルとによる上吊り式でありながら、同ガイドピンと下レ
ールとにより下端両側でもスムーズにガイドされ、戸板
を相互に干渉することなく引き違い状に開閉することが
できる。そして、前記ガイドピンは上昇移動させること
で下レールから取り外し可能となっているので、該ガイ
ドピンを戸板と共に同下レールから支障なく取り外すこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜8は、本発明の請求項1〜
3、6に対応する一実施形態を示し、該実施形態の吊り
下げ式引き違い戸は、戸板1(手前側の戸板1a、後側の
戸板1b)の両側上端にランナー2を配設し、上レール3
内に各ランナー2を走行自在に係合させて、同戸板1を
引き違い状に吊り下げ支持してなるものであって、戸板
1の全開位置で各ランナー2が位置する部位において上
レール3に各ランナー2を出し入れする開口部4を形成
し、同戸板1を全開位置に至る直前で停止させる取り外
し可能なストッパー手段5を設けてなる。
【0020】該実施形態の吊り下げ式引き違い戸では、
上レール3の端部付近に形成した開口部4にキャッチャ
ー部材6を取り外し可能に取り付け、該キャッチャー部
材6にはランナー2と着脱自在に係合する係止部7を形
成して、同キャッチャー部材6をストッパー手段5とし
て設けている。この場合、キャッチャー部材6を開口部
4に嵌め込んで取り付けている。又、戸板1の両側下端
にガイドピン12を配設し、該ガイドピン12を下レール13
にスライド自在に係合させると共に、該下レール13から
同ガイドピン12を上昇移動させることで取り外し可能と
してもいる。
【0021】又、該実施形態の吊り下げ式引き違い戸
は、台所の壁等に付設される収納家具9の開口前面部10
に設けられている。この場合、図2に示す如く、収納家
具9の天板91の前端に上レール3が取着固定され、底板
92の前端に下レール13が取着固定されている。そして、
いずれか一方の戸板1を開閉して、収納家具9内に収容
保管された食器、調理道具等の台所用品を出し入れする
ことができ、その際、図1に示す如く、手前側の戸板1a
は開閉側端部11から移動距離αの範囲でスライド開閉さ
れ、後側の戸板1bも同手前側の戸板1aと反対側の端部か
ら同じ移動距離αの範囲でスライド開閉される。
【0022】すなわち、戸板1が全開位置に至る直前で
停止させられる位置は移動距離αの最端位置であり、ス
トッパー手段5となるキャッチャー部材6が取り外さ
れ、同移動距離αより更に距離βだけ移動されると全開
位置となる。又、図7、8に示す如く、手前側の戸板1a
でみると、該戸板1aの開閉側端部11側(図面向かって右
側)のランナー2は通常の移動距離αから更に距離βだ
け移動されて、上レール3の略中央に位置する開口部4
から出し入れされ、反対側(図面向かって左側)のラン
ナー2は通常の移動距離αから更に距離βだけ移動され
て、同上レール3の端部付近に位置する開口部4から出
し入れされる。後側の戸板1bでみても左右が逆になるだ
けで、前記手前側の戸板1aにおけると同様である。
【0023】このように、二枚の戸板1a、1bが引き違い
状に吊り下げ支持されるので、図2に示す如く、上レー
ル3には二つの移動スペース14が区画形成され並設され
ている。移動スペース14は下方に開口した溝型で、その
両側溝縁片部15が走行軌道となる。又、両移動スペース
14には各二つづつのランナー2が走行自在に係合されて
おり、各ランナー2はその両側に転動車16を有してい
る。そして、両側の転動車16が前記溝縁片部15上を転動
することで、各ランナー2は上レール3の移動スペース
14内で走行自在となっている。
【0024】ランナー2にはその走行方向の前後に係止
ローラー17が突設されており、図5に示す如く、該係止
ローラー17はストッパー手段5となるキャッチャー部材
6の係止部7と着脱自在に係合される。図6にも示す如
く、ストッパー手段5となるキャッチャー部材6は合成
樹脂製ブロック成形品で、上レール3の端部付近、すな
わち、一方の移動スペース14の片側端部付近と他方の移
動スペース14の反対側端部付近に配置される開口部4に
各々嵌め込まれ取り付けられている。
【0025】この場合、図4に示す如く、移動スペース
14の両側溝縁片部15にランナー2全体と対応する大きさ
の切欠凹所が形成され、該切欠凹所によって同移動スペ
ース14の両側溝縁片部15間に開口部4は形成されてお
り、該開口部4にキャッチャー部材6が着脱自在に嵌着
される。又、図3に示す如く、戸板1の上端縁には上枠
18が設けられており、該上枠18の両端部に配設されるコ
ーナーブロック19に各々ランナー2は取着固定されてい
る。
【0026】図1、2に示す如く、戸板1の両側下端に
配設されるガイドピン12は、上昇移動させることで下レ
ール13から取り外し可能なものである。下レール13には
二条のガイド溝20が並設形成されており、両ガイド溝20
には各二つづつのガイドピン12が摺動自在に係合されて
いる。この場合、ガイドピン12は戸板1の両側下端部分
に上下スライド自在に保持されており、自重で下レール
13のガイド溝20に対し摺動自在に係合されている。その
ため、ガイドピン12はガイド溝20と常に摺接して確実に
摺動ガイドされ、又、上方へスライド移動させることで
容易に下レール13の同ガイド溝20から取り外されるもの
である。
【0027】したがって、該実施形態の吊り下げ式引き
違い戸においては、戸板1の全開位置で各ランナー2が
位置する部位において上レール3に各ランナー2を出し
入れする開口部4を形成しているので、ストッパー手段
5を取り外し、戸板1を全開位置に移動させることによ
って、各ランナー2を同開口部4から出し入れすること
ができ、同戸板1と共に各ランナー2を同上レール3か
ら一括して容易に取り外すことができる。そのため、各
ランナー2のメンテナンスや戸板1の裏面、収納家具9
内全体等の清掃作業を簡単に行うことができ、作業後に
同戸板1と共に各ランナー2を容易に取り付けることも
できる。
【0028】しかも、戸板1を全開位置に至る直前で停
止させる取り外し可能な前記ストッパー手段5を設けて
いるので、通常の開閉時には戸板1が全開位置に至る直
前でストッパー手段5により停止されて、各ランナー2
は前記開口部4に至ることがなく、各ランナー2は上レ
ール3からの外れが防止されて比較的大きな範囲で確実
に走行される。そして、ストッパー手段5を取り外すこ
とで、戸板1は全開位置に移動させられるようになり、
前記の如く、同戸板1と共に各ランナー2を上レール3
から容易に取り外すことができる。
【0029】又、該実施形態の吊り下げ式引き違い戸に
おいては、上レール3の端部付近に形成した開口部4に
キャッチャー部材6を取り外し可能に取り付け、該キャ
ッチャー部材6が前記ストッパー手段5となるので、同
キャッチャー部材6を取り付けた通常状態では、該キャ
ッチャー部材6にランナー2が当止して戸板1は全開位
置に至る直前で停止され、同キャッチャー部材6を取り
外すことで、同戸板1は全開位置に移動させられるよう
になって、各ランナー2を開放された開口部4から出し
入れすることができる。
【0030】そして、キャッチャー部材6にはランナー
2と着脱自在に係合する係止部7を形成しているので、
該キャッチャー部材6の係止部7にランナー2が係合す
ることによって、戸板1は全開位置に至る直前で停止さ
れた開状態に保持され、その使い勝手が良好となってい
る。又、この場合、キャッチャー部材6を開口部4に嵌
め込んで取り付けているので、該開口部4に対して同キ
ャッチャー部材6を容易に着脱させることができ、スト
ッパー手段5の取り付け取り外し作業は簡単となってい
る。
【0031】更に、該実施形態の吊り下げ式引き違い戸
においては、戸板1の両側下端にガイドピン12を配設
し、該ガイドピン12を下レール13にスライド自在に係合
させているので、ランナー2と上レール3とによる上吊
り式でありながら、同ガイドピン12と下レール13とによ
り同戸板1の下端両側でもスムーズにガイドされ、前後
の戸板1を相互に干渉することなく引き違い状に開閉す
ることができる。又、ガイドピン12は上方へスライド移
動させることにより下レール13から容易に取り外される
ので、該ガイドピン12を戸板1と共に同下レール13から
支障なく取り外すことができる。
【0032】図9〜12は、本発明の請求項1、4〜6
に対応する別の実施形態を示し、該実施形態の吊り下げ
式引き違い戸においては、一方の戸板1aに他方の戸板1b
と当接して両戸板1が全開位置に至るのを阻止する戸当
り部材8を取り外し可能に取り付け、該戸当り部材8を
ストッパー手段5として設けている。この場合、前面に
開口した収納家具9の該開口前面部10に両戸板1を引き
違い状に設け、手前側の戸板1aの開閉側端部11後方に戸
当り部材8を突出させて取り付けてもいる。
【0033】又、該実施形態の吊り下げ式引き違い戸で
は、ストッパー手段5となるキャッチャー部材6以外、
すなわち、戸板1(手前側の戸板1a、後側の戸板1b)、
ランナー2、上レール3、これに形成される開口部4、
ガイドピン12、下レール13等の構成は、上記実施形態に
おけると全く同様である。ただ、ストッパー手段5とな
るキャッチャー部材6は設けられていないが、ランナー
2を着脱自在にキャッチ(係合)して、戸板1を閉状態
或いは開状態に保持するキャッチャー(図示せず)は設
けられており、そのため、上記実施形態におけると同様
に、該キャッチャーと係合する係止ローラー17が同ラン
ナー2の前後に突設されている。
【0034】又、図12に示す如く、手前側の戸板1aの
開閉側端部11の上端後面には戸当り本体ブロック21が取
着固定されており、戸当り部材8は同戸当り本体ブロッ
ク21に着脱自在に取り付けられている。この場合、縦長
の戸当り本体ブロック21の中空上部内に横長の戸当り部
材8の一方の端部が着脱自在に収容嵌合されて全体が略
L字状となり、この状態では、同戸当り本体ブロック21
の外壁に形成された開口孔22に同戸当り部材8の外面に
突設された操作爪片23が係止されている。そして、操作
爪片23を押し操作し開口孔22から外すことにより、前記
戸当り部材8を戸当り本体ブロック21から抜き外すこと
ができる。又、戸当り部材8の突出した他方の端部に
は、戸板1bの開閉側とは反対側の端部が当接されるクッ
ション材24が付設されている。
【0035】したがって、該実施形態の吊り下げ式引き
違い戸においては、一方の戸板1aに他方の戸板1bと当接
して両戸板1が全開位置に至るのを阻止する戸当り部材
8を取り外し可能に取り付け、該戸当り部材8がストッ
パー手段5となるので、同戸当り部材8を取り付けた通
常状態では、該戸当り部材8と戸板1bとが当接していず
れの戸板1も全開位置に至る直前で停止され、同戸当り
部材8を取り外すことで、いずれの戸板1も全開位置に
移動させられるようになって、各ランナー2を開口部4
から出し入れすることができる。
【0036】又、この場合、前面に開口した収納家具9
の該開口前面部10に両戸板1を引き違い状に設け、手前
側の戸板1aの開閉側端部11後方に上記戸当り部材8を突
出させて取り付けているので、該戸当り部材8は通常の
開閉時に邪魔にならず、後側に隠されて外観にも支障を
来さない。又、手前側の戸板1aの開閉側端部11前方に
は、把手片25が一体に突設されている。なお、それ以外
は、上記実施形態と同様に構成されており、同上記実施
形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0037】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の吊
り下げ式引き違い戸においては、戸板を全開位置に移動
させることで、該戸板と共に各ランナーを上レールから
容易に取り外すことができ、メンテナンスや清掃作業等
は簡単に行われる。又、通常の開閉時には戸板が全開位
置に至る直前で停止されて、各ランナーは外れることな
く比較的大きな範囲で確実に走行される。
【0038】又、本発明の請求項2記載の吊り下げ式引
き違い戸においては、特に、キャッチャー部材にランナ
ーが係合して、戸板は全開位置に至る直前で停止された
開状態に保持され、その使い勝手が良好となり、同キャ
ッチャー部材を取り外すことで、同戸板は全開位置に移
動させられるようになる。
【0039】又、本発明の請求項3記載の吊り下げ式引
き違い戸においては、特に、開口部に対して上記キャッ
チャー部材を容易に着脱させることができ、ストッパー
手段の取り付け取り外し作業は簡単となる。
【0040】又、本発明の請求項4記載の吊り下げ式引
き違い戸においては、特に、一方の戸板に取り付けられ
た戸当り部材と他方の戸板とが当接して、いずれの戸板
も全開位置に至る直前で停止され、同戸当り部材を取り
外すことで、いずれの戸板も全開位置に移動させられる
ようになる。
【0041】又、本発明の請求項5記載の吊り下げ式引
き違い戸においては、特に、収納家具の開口前面部に引
き違い状に設けられる手前側の戸板の開閉側端部後方に
上記戸当り部材が取り付けられていて、該戸当り部材は
通常の開閉時に邪魔にならず外観にも支障を来さない。
【0042】又、本発明の請求項6記載の吊り下げ式引
き違い戸においては、特に、上吊り式でありながら、ガ
イドピンと下レールとにより下端両側でもスムーズにガ
イドされて、戸板を相互に干渉することなく引き違い状
に開閉することができ、同ガイドピンを戸板と共に下レ
ールから支障なく取り外すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である吊り下げ式引き違い
戸の全体を示す正面側から見た要部断面図。
【図2】同吊り下げ式引き違い戸の要部を示す側面側か
ら見た縦断面図。
【図3】同吊り下げ式引き違い戸における戸板の上部を
示す概略正面図。
【図4】同吊り下げ式引き違い戸における上レールの要
部を示す底面図。
【図5】同吊り下げ式引き違い戸における上レールの要
部を示す正面側から見た拡大縦断面図。
【図6】同吊り下げ式引き違い戸における上レールを示
す拡大縦断面図。
【図7】同吊り下げ式引き違い戸における上レールの全
体を示す平面図。
【図8】同吊り下げ式引き違い戸における上レールの全
体を示す底面図。
【図9】別の実施形態である吊り下げ式引き違い戸の要
部を示す側面側から見た縦断面図。
【図10】同吊り下げ式引き違い戸の要部を示す正面側
から見た要部断面図。
【図11】同吊り下げ式引き違い戸の要部を示す横断面
図。
【図12】同吊り下げ式引き違い戸の要部を示す斜視
図。
【図13】従来例である吊り下げ式引き違い戸が設けら
れた収納家具を示す斜視図。
【符号の説明】
1 戸板 1a 手前側の戸板 1b 後側の戸板 2 ランナー 3 上レール 4 開口部 5 ストッパー手段 6 キャッチャー部材 7 係止部 8 戸当り部材 9 収納家具 10 開口前面部 11 開閉側端部 12 ガイドピン 13 下レール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸板の両側上端にランナーを配設し、上
    レール内に各ランナーを走行自在に係合させて、同戸板
    を引き違い状に吊り下げ支持してなる吊り下げ式引き違
    い戸であって、戸板の全開位置で各ランナーが位置する
    部位において上レールに各ランナーを出し入れする開口
    部を形成し、同戸板を全開位置に至る直前で停止させる
    取り外し可能なストッパー手段を設けてなる吊り下げ式
    引き違い戸。
  2. 【請求項2】 上レールの端部付近に形成した開口部に
    キャッチャー部材を取り外し可能に取り付け、該キャッ
    チャー部材にはランナーと着脱自在に係合する係止部を
    形成して、同キャッチャー部材をストッパー手段として
    設けたことを特徴とする請求項1記載の吊り下げ式引き
    違い戸。
  3. 【請求項3】 キャッチャー部材を開口部に嵌め込んで
    取り付けたことを特徴とする請求項2記載の吊り下げ式
    引き違い戸。
  4. 【請求項4】 一方の戸板に他方の戸板と当接して両戸
    板が全開位置に至るのを阻止する戸当り部材を取り外し
    可能に取り付け、該戸当り部材をストッパー手段として
    設けたことを特徴とする請求項1記載の吊り下げ式引き
    違い戸。
  5. 【請求項5】 前面に開口した収納家具の該開口前面部
    に両戸板を引き違い状に設け、手前側の戸板の開閉側端
    部後方に戸当り部材を突出させて取り付けたことを特徴
    とする請求項4記載の吊り下げ式引き違い戸。
  6. 【請求項6】 戸板の両側下端にガイドピンを配設し、
    該ガイドピンを下レールにスライド自在に係合させると
    共に、該下レールから同ガイドピンを上昇移動させるこ
    とで取り外し可能としたことを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか一つに記載の吊り下げ式引き違い戸。
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