JP2002067834A - 車両システム - Google Patents

車両システム

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JP2002067834A
JP2002067834A JP2000264819A JP2000264819A JP2002067834A JP 2002067834 A JP2002067834 A JP 2002067834A JP 2000264819 A JP2000264819 A JP 2000264819A JP 2000264819 A JP2000264819 A JP 2000264819A JP 2002067834 A JP2002067834 A JP 2002067834A
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JP2000264819A
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Yoshinori Isshi
好則 一志
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両情報通信システム全体のEEPROM9
2、202、302、402またはHDD101を活用
することにより、暗電流を必要とするマイクロコンピュ
ータの個数を減らして、イグニションスイッチOFF後
の電力消費を抑える。 【解決手段】 車両情報通信システムにおいては、イグ
ニションスイッチOFF後に、乗員のマニュアル操作情
報を記憶する記憶手段または記憶媒体として、なるべく
耐久性のあるメモリまたは記憶媒体(HDD101)か
ら優先的に活用することにより、あるいは電源を必要と
しない不揮発性メモリ(EEPROM92、202、3
02、402)や記憶媒体(HDD101)から優先的
に活用することにより、暗電流を必要とするマイクロコ
ンピュータの個数を減らして、イグニションスイッチO
FF後の消費電力を軽減して、車載電源等のバックアッ
プ電源の消耗を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくともCPU
および不揮発性メモリの機能を含んで構成されるコンピ
ュータを用いたオートエアコンシステム、エンジン制御
システム、多重通信システム、カーナビゲーションシス
テム等を備えた車両システムに関するもので、特に車両
システムのエンジンOFF中の省電力消費制御に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、特に車両システムにおいて、多く
のマイクロコンピュータが機能を分担し、各々通信を行
いながら、エンジンまたはトランスミッションを電子制
御するパワートレイン制御、あるいはサスペンションま
たはステアリングまたはブレーキを電子制御する車両制
御、あるいはオートエアコンまたは情報装置または表示
装置またはパワーシートまたはシートベルトまたはドア
ロックを電子制御するボデー制御が実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の車両
システムにおいては、各種のアクチュエータを電子制御
するコンピュータ毎にCPU、メモリ(ROM、RA
M)、I/Oポート等の機能をそれぞれ設けている。特
に、イグニションスイッチをOFFしている間、すなわ
ち、エンジンOFF中に乗員の操作情報や制御に必要な
情報(例えばデジタル時計の時刻情報、あるいはカーナ
ビゲーションにおける目的地の検索情報またはルート探
索情報、あるいはETC(有料道路自動料金収受システ
ム)における履歴情報など)を記憶しておくためには、
各コンピュータ全てにバックアップ電源が必要で、エン
ジンOFFが長く続くと、複数個のコンピュータに供給
される暗電流によって消費電力が増加することにより、
車載電源が消耗しバッテリー上がりを起こしてしまうと
いう問題があった。また、車両走行中においても、電力
の消費は燃費の悪化につながるので、極力軽減すること
が望ましい。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、システム全体の各コン
ピュータの記憶手段または各機器の記憶媒体を活用する
ことにより、消費電力を軽減することのできる車両シス
テムを提供することにある。また、車両駆動手段の作動
停止後、車両に搭載された車載電子部品、アクチュエー
タ等のシステム部品(制御対象)を電子制御する多くの
コンピュータの暗電流を低減することのできる車両シス
テムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1および請求項2
に記載の発明によれば、乗員の操作情報または制御に必
要な情報を、予め定めた優先順位の高いコンピュータの
記憶手段または機器の記憶媒体に優先的に記憶させるこ
とにより、各コンピュータ全てにバックアップ機能を持
たせた場合と比較して電力の消費を抑えることができ
る。これにより、トータルとして車両全体の消費電力を
軽減することができるので、車載電源の消耗を抑えるこ
とができ、バッテリー上がりを防止できる。また、車両
走行中においても、電力の消費を軽減できるので、燃費
が向上する。ここで、マイクロコンピュータにより電子
制御されるか、あるいは機器により動作されるシステム
部品とは、車両に搭載された車載電子部品や、車載機器
を駆動するアクチュエータ等の制御対象のことである。
【0006】請求項3および請求項4に記載の発明によ
れば、乗員の操作情報または制御に必要な情報を、耐久
性の高い、あるいは電力消費がないまたは少ないコンピ
ュータの記憶手段または機器の記憶媒体に優先的に記憶
させることにより、暗電流を必要とするコンピュータの
個数を減らすことができる。また、請求項5に記載の発
明によれば、乗員の操作情報または制御に必要な情報
を、高速に読み込み、または書き込みが可能なコンピュ
ータの記憶手段または機器の記憶媒体に優先的に記憶さ
せることにより、暗電流を必要とするコンピュータの個
数を減らすことができる。したがって、車載電源の消耗
を抑えることができるので、バッテリー上がりを防止で
きる。また、車両走行中においても、電力の消費を軽減
できるので、燃費が向上する。
【0007】請求項6に記載の発明によれば、重要な情
報を、優先度の高い少なくとも2つのコンピュータの記
憶手段または機器の記憶媒体に記憶させることにより、
記憶した重要な情報が消失することを防止できる。ま
た、請求項7に記載の発明によれば、記憶手段または記
憶媒体の種類または記憶容量または読み込み、書き込み
時間または消費電力または耐久性情報を、通信により送
受信することにより、これらの情報を予め記憶する必要
がなく、例えば新たに記憶手段または記憶媒体を追加し
た時にも容易に対応できる。
【0008】請求項8に記載の発明によれば、情報を記
憶する時、情報送信元の機器コードと組み合わせて記憶
することにより、どのシステム部品に対応した情報なの
かをより明確にでき、例えば複数のシステム部品に対応
した各情報を1つの記憶手段または記憶媒体に混在させ
ることができる。そして、請求項9に記載の発明によれ
ば、車両駆動手段の作動停止後に、乗員の操作情報また
は制御に必要な情報の記憶処理を行うことにより、車両
駆動手段の作動停止後の暗電流を必要とするコンピュー
タの個数を減らすことができる。したがって、車載電源
の消耗を抑えることができるので、バッテリー上がりを
防止できる。
【0009】請求項10に記載の発明によれば、ユーザ
ーが車両に近づいた時またはドアを開けた時またはシー
トに着座した時に読み出し処理を行うことにより、ユー
ザーが各システム部品を作動させる前に、必要な情報を
読み出しておくことができる。また、請求項11に記載
の発明によれば、乗員の操作情報または制御に必要な情
報を記憶するのに電力を用いる場合、車載電源の電圧が
予め定めた所定値以下に低下した時、乗員の操作情報ま
たは制御に必要な情報の記憶を中止することにより、車
載電源の消耗を抑えることができるので、バッテリー上
がりを防止できる。
【0010】請求項12に記載の発明によれば、乗員の
操作情報または制御に必要な情報の送受信を無線で行う
ことにより、ワイヤハーネスを簡略化および軽量化で
き、センサ等を共用できる。そして、請求項13に記載
の発明によれば、コンピュータまたは機器の故障判定
時、他のコンピュータの記憶手段または機器の記憶媒体
に、乗員の操作情報または制御に必要な情報を転送する
ことにより、記憶内容が消失することを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】〔実施形態の構成〕図1ないし図
8は本発明の実施形態を示したもので、図1は車両情報
通信システムの全体構成を示した図である。
【0012】本実施形態の車両情報通信システムは、カ
ーナビゲーションシステム、ガソリンエンジン制御シス
テム、車両情報表示システム、ボデー制御システム、オ
ートエアコンシステム等よりなり、各々通信を行いなが
ら各システム部品を電子制御している。
【0013】先ず、カーナビゲーションシステムは、地
図表示機能、目的地等を検索するデータ検索機能、目的
地までの最適なルートを探索するルート探索機能、目的
地までの道路を案内する誘導機能、ボイスコントロー
ル、道路の渋滞、混雑状況を知らせる機能などを有して
いる。なお、カーナビゲーションシステムは、ナビゲー
ションECU100によって電子制御される。このナビ
ゲーションECU100は、カーナビゲーションを電子
制御するカーナビ制御用の電子回路で、リモートコント
ローラ等の入力装置(図示せず)と、HDD101と、
CPU、ROM、RAMおよびI/Oポートの機能を含
んで構成されるマイクロコンピュータ(図示せず)とを
備えたルート情報表示機器である。ここで、HDD10
1は、ハードディスクドライブのことで、磁気ヘッドに
よって、高速に回転させた磁気ディスク上の各種データ
を読み書きする記憶媒体(記憶メディア)で、地図デー
タ等を記憶するDVD−ROMおよびDVD−RAMを
有している。
【0014】なお、ナビゲーションECU100による
現在位置の検出には、自立航法やGPS(グローバルポ
ジショニングシステム)等が使用されている。自立航法
では、方位センサやヨーレートセンサで進行方向の変化
を検出し、それに車輪速度センサで検出した走行距離を
重ね合わせて、車両の現在位置を計算し、車載のカソー
ドレイチューブ(CRT)や液晶ディスプレイ(LC
D)の地図上に車両の現在位置を表示する。また、GP
Sでは、4個の人口衛星から電波を受信し、時間差から
車両の現在位置を計算する。
【0015】ガソリンエンジン制御システムは、エンジ
ンECU200により車両に搭載されたエンジンを総合
的に制御し、エンジンを最適な状態で作動させ、動力性
能の改善、排出ガスの浄化、燃費の改善などの効果を得
ることができる装置である。ここで、エンジンECU2
00は、エンジンを電子制御するエンジン制御用の電子
回路で、それ自体はCPU201、EEPROM20
2、RAM203およびI/Oポート(図示せず)の機
能を含んで構成されるマイクロコンピュータを有してい
る。
【0016】エンジンECU200は、少なくともエン
ジン回転速度センサ、車速センサ、車輪速度センサ、ス
ロットル開度センサ、冷却水温センサ(いずれも図示せ
ず)、後記するエアコンECU10より入力した入力信
号と予め記憶された制御プログラム(図示せず)に基づ
いて、燃料噴射制御、点火時期制御、ノック制御、アイ
ドル回転速度制御、ダイアグノーシス等のエンジン制御
を行うと共に、ナビゲーションECU100の演算処理
やエアコンECU10の演算処理に必要な信号をナビゲ
ーションECU100やエアコンECU10に送る。
【0017】また、エンジンECU200によってトラ
ンスミッション等の動力伝達系のシステム部品も集中制
御しても良い。この場合、例えば駆動配分を0:100
(降臨駆動状態)から50:50(リジッド4輪駆動状
態)まで、油圧式多板クラッチで無段階に電子制御する
トルクスプリット4WDシステム、二輪駆動状態と四輪
駆動状態とを自動的に切り替える4WDシステムがあ
る。これらは、入力手段としてのスイッチ操作によっ
て、「二輪駆動状態」、「四輪駆動状態」、「AUT
O」の切り替えにより走行モードを変更できる。
【0018】車両情報表示システムは、インパネECU
300により、タコメータ、スピードメータ等の電子式
メータ、またはエンジン回転速度、車速、冷却水温およ
び他の電子制御システムの走行状態に関する情報(ドラ
イビングモニタ)、燃料消費率と燃料消費量の情報(燃
費モニタ)、電子制御可変ダンパーの減衰力調節状態を
カラーCRT、蛍光表示管(VFD)や液晶ディスプレ
イ(LCD)、運転席シートベルト非装着時警告灯、燃
料残量警告灯、シフトポジションインジケータランプ等
の表示装置に表示する装置である。また、テールラン
プ、ストップランプおよびヘッドランプの断線を常に監
視し、断線した場合にはインジケータランプを点灯させ
てドライバーに知らせる装置である。さらに、オーバー
ドライブかアンダードライブかをインジケータランプを
点灯させてドライバーに知らせる装置である。
【0019】なお、RV車の場合、シートの回転や取り
外し、またはシートを畳むことで、乗員数や荷物量に合
わせたシートレイアウト(シートアレンジ)を表示装置
に表示する装置、あるいはオートエアコンの作動状態ま
たはシートヒータを使用しているか否かを表示装置に表
示する装置であっても良い。ここで、インパネECU3
00は、それ自体はCPU301、EEPROM30
2、RAM303およびI/Oポート(図示せず)の機
能を含んで構成されるマイクロコンピュータを有してい
る。
【0020】ボデー制御システムは、ボデーECU40
0により、サスペンション制御、定速走行制御(クルー
ズコントロール)、ステアリング制御、スキッド制御、
ライト制御、ドアロック制御、ランプ断線検出、ワイパ
制御、パワーシート制御、シートヒータ制御、後方障害
物検出、多重通信システムの電子制御を行う装置であ
る。ここで、ボデーECU400は、それ自体はCPU
401、EEPROM402、RAM403およびI/
Oポート(図示せず)の機能を含んで構成されるマイク
ロコンピュータを有している。
【0021】上記のうち、例えばサスペンション制御
は、入力手段としてのスイッチ操作によって、電子制御
可変ダンパーの減衰力を変更するシステムで、ドアロッ
ク制御は、入力手段としての運転席側のスイッチ操作に
よって、全ドアをロック、または全ドアをアンロックし
たり、運転席側ドア以外のドアをロック、またはアンロ
ックしたり、車速が所定値以上の時に自動的に全ドアを
ロックしたりするシステムである。なお、チャイルドロ
ックスイッチを操作することにより、そのドアの開扉操
作を室外側のみにすることもできる。また、パワーシー
ト制御は、モータを作動させることによって、シートの
スライド調整、フロントバーチカル調整、リフタ調整、
リクライニング調整等を行うシステムである。
【0022】次に、本実施形態のオートエアコンシステ
ムを図1ないし図8に基づいて説明する。ここで、図2
はオートエアコンシステムの全体構成を示した図で、図
3は車両のインストルメントパネルを示した図で、図4
はエアコン操作パネルを示した図である。
【0023】本実施形態のオートエアコンシステムは、
車両駆動手段としてのエンジンを搭載する自動車等の車
両の車室内を空調する空調ユニット1における各空調手
段(アクチュエータ)を、空調制御装置(以下エアコン
ECUと言う)10によって制御するように構成されて
いる。その空調ユニット1は、車室内の運転席(車両右
側の後部座席を含む)側空調ゾーンと助手席(車両左側
の後部座席を含む)側空調ゾーンとの温度調節および吹
出口モードの変更を互いに独立して行うことが可能なエ
アコンユニットである。
【0024】空調ユニット1は、車両の車室内の前方に
配置された空調ダクト2を備えている。この空調ダクト
2の上流側には、内外気切替ドア3およびブロワ4とが
設けられている。内外気切替ドア3は、システム部品と
してのサーボモータ5等のアクチュエータにより駆動さ
れて内気吸込口6と外気吸込口7との開度(所謂吸込口
モード)を変更する吸込口切替手段である。ブロワ4
は、システム部品で、ブロワ駆動回路8により制御され
るブロワモータ9により回転駆動されて空調ダクト2内
において車室内に向かう空気流を発生させる遠心式送風
機である。
【0025】空調ダクト2の中央部には、空調ダクト2
内を通過する空気を冷却するエバポレータ(冷却用熱交
換器)41が設けられている。また、そのエバポレータ
41の下流側には、第1、第2空気通路11、12を通
過する空気を加熱するヒータコア(加熱用熱交換器)4
2が設けられている。なお、第1空気通路11および第
2空気通路12は仕切り板14により区画されている。
【0026】そのヒータコア42の下流側には、車室内
の運転席側空調ゾーンと助手席側空調ゾーンとの温度調
節を互いに独立して行うための運転席側、助手席側エア
ミックス(A/M)ドア15、16が設けられている。
そして、運転席側、助手席側A/Mドア15、16は、
サーボモータ17、18等のアクチュエータにより駆動
されて、運転席側、助手席側に向けて吹き出す空気の吹
出温度を調節する。
【0027】ここで、本実施形態のエバポレータ41
は、冷凍サイクルの一構成部品を成すものである。冷凍
サイクルは、車両のエンジンルーム内に搭載された車両
走行用のエンジンの出力軸にベルト駆動されて、冷媒を
圧縮して吐出する冷媒圧縮機(コンプレッサ)と、この
コンプレッサから吐出された冷媒を凝縮液化させる冷媒
凝縮器(コンデンサ)と、このコンデンサから流入した
液冷媒を気液分離する受液器(レシーバ)と、このレシ
ーバから流入した液冷媒を断熱膨張させる膨張弁と、こ
の膨張弁から流入した気液二相状態の冷媒を蒸発気化さ
せる上記のエバポレータ(冷媒蒸発器)41とから構成
されている。
【0028】これらのうちコンプレッサは、システム部
品で、エアコンECU10により制御される電磁クラッ
チによって、エンジンからの回転動力が断続される。そ
して、電磁クラッチがONされてコンプレッサが起動す
ることによってエバポレータ41が空調ダクト2内を通
過する空気を冷却し除湿する。また、本実施形態では、
エバ後温度センサ74の検出値であるエバ後温度(T
E)と目標エバ後温度(TEO)との比較結果に応じて
出力される制御信号に基づき容量可変制御を行う電磁式
容量制御弁を有する容量可変型コンプレッサが用いられ
ている。
【0029】そして、第1空気通路11の空気下流側に
連通する各吹出ダクトの空気下流端では、図2および図
3に示したように、デフロスタ(DEF)吹出口20、
運転席側センターフェイス(FACE)吹出口21、運
転席側サイドフェイス(FACE)吹出口22および運
転席側フット(FOOT)吹出口23が開口している。
また、第2空気通路12の空気下流側に連通する各吹出
ダクトの空気下流端では、助手席側センターフェイス
(FACE)吹出口31、助手席側サイドフェイス(F
ACE)吹出口32および助手席側フット(FOOT)
吹出口33が開口している。
【0030】そして、第1、第2空気通路11、12内
には、車室内の運転席側と助手席側との吹出口モードの
設定を互いに独立して行うための運転席側、助手席側吹
出口切替ドア24〜26、35、36が設けられてい
る。そして、運転席側、助手席側吹出口切替ドア24〜
26、35、36は、システム部品としてのサーボモー
タ28、29、39等のアクチュエータにより駆動され
て運転席側、助手席側の吹出口モードをそれぞれ切り替
えるモード切替ドアである。ここで、運転席側、助手席
側の吹出口モードとしては、FACEモード、B/Lモ
ード、FOOTモード、F/Dモード、DEFモード等
がある。なお、FACE吹出口21、22およびFAC
E吹出口31、32を形成するセンターグリルおよびサ
イドグリルには、各吹出口から吹き出す空調風の吹出方
向を変更することが可能な複数のスイングルーバがそれ
ぞれ取り付けられている。
【0031】エアコンECU10は、エンジンの始動お
よび停止を司るイグニションスイッチが投入(IG・O
N)された時に、車両に搭載された車載電源であるバッ
テリ(図示せず)から直流電源が供給されると演算処理
や制御処理を開始するように構成されている。このエア
コンECU10には、図2および図4に示したように、
車室内前面のインストルメントパネル50に一体的に設
置されたエアコン操作パネル51上の各種スイッチから
の各スイッチ信号が入力される。
【0032】そして、エアコン操作パネル51には、液
晶表示装置(液晶ディスプレイ:LCD)52が設置さ
れている。また、エアコン操作パネル51には、内外気
切替スイッチ53、フロントデフロスタスイッチ(以下
DEFスイッチと言う)54、リヤデフロスタ(デフォ
ッガ)スイッチ55、DUALスイッチ56、吹出口モ
ード(MODE)切替スイッチ57、ブロワ風量切替ス
イッチ58、A/Cスイッチ59、AUTOスイッチ6
0、OFFスイッチ61、運転席(DRIVER)側温
度設定スイッチ62および助手席(PASSENGE
R)側温度設定スイッチ63等の入力手段が設置されて
いる。
【0033】上記のうちの内外気切替スイッチ53は、
乗員の操作に応じて、吸込口モードを内気循環モードま
たは外気導入モードに切り替える手動操作手段である。
また、DUALスイッチ56は、運転席側空調ゾーン内
の温度調節と助手席側空調ゾーン内の温度調節とを互い
に独立して行う左右独立温度コントロールを指令する左
右独立制御指令手段(手動操作手段)である。また、M
ODE切替スイッチ57は、乗員の操作に応じて、吹出
口モードをFACEモード、B/Lモード、FOOTモ
ードまたはF/Dモードに切り替える手動操作手段であ
る。また、ブロワ風量切替スイッチ58は、乗員の操作
に応じて、ブロワ風量をHI、ME、LO、OFFのい
ずれかに切り替える手動操作手段である。また、A/C
スイッチ59は、冷凍サイクル、特にコンプレッサの起
動または停止を指令する手動操作手段である。
【0034】そして、LCD52には、運転席側、助手
席側の空調ゾーンの設定温度、吹出口モードおよびブロ
ワ風量等が表示される。そして、運転席側温度設定スイ
ッチ62は、運転席側空調ゾーン内の温度を所望の温度
に設定するための運転席側温度設定手段で、アップスイ
ッチ62aとダウンスイッチ62bよりなる。また、助
手席側温度設定スイッチ63は、助手席側空調ゾーン内
の温度を所望の温度に設定するための助手席側温度設定
手段で、アップスイッチ63aとダウンスイッチ63b
よりなる。なお、エアコン操作パネル51上の各種の操
作スイッチは、LCD52上に設けられていても良い。
【0035】また、エアコンECU10の内部には、C
PU91、EEPROM92、RAM93、およびI/
Oポート(入力/出力回路)等の機能を含んで構成され
る周知のマイクロコンピュータが設けられ、各種センサ
からのセンサ信号が入力回路によってA/D変換された
後に、マイクロコンピュータに入力されるように構成さ
れている。すなわち、エアコンECU10の入力回路に
は、車室内の空気温度(内気温)を検出する内気温検出
手段としての内気温センサ71、車室外の空気温度(外
気温)を検出する外気温検出手段としての外気温センサ
72、および運転席側、助手席側空調ゾーン内に照射さ
れる日射量(日射強度)を検出する日射検出手段として
の日射センサ73等が接続されている。
【0036】また、エアコンECU10の入力回路に
は、エバポレータ41を通過した直後の空気温度(以下
エバ後温度と言う)を検出するエバ後温度検出手段とし
てのエバ後温度センサ74、車両のエンジンの冷却水温
を検出する冷却水温検出手段としての冷却水温センサ7
5等が接続されている。ここで、本実施形態では、内気
温センサ71が、運転席近傍のインストルメントパネル
50の前面に形成された凹所内に収容されている。な
お、凹所は通気口が形成された蓋体50aによって塞が
れている。
【0037】ここで、そして、各マイクロコンピュータ
のEEPROM92、202、302、402は、書き
込んだ記憶データの消去や再書き込みが可能なROM
で、電源を入れ続けなくても記憶内容が消失または消滅
しない不揮発性メモリで、記憶メディアであるHDD1
01と共に、各ECU10、100、200、300、
400において共有される共有メモリを構成する。な
お、記憶内容を電気的に消去可能なEEPROMを、紫
外線により記憶内容を消去可能なEPROMやフラッシ
ュEEPROM(フラッシュ・メモリ)に代えても良
い。また、RAM93、203、303、403は、デ
ータの書き込みと読み出しが可能な半導体記憶素子で、
電源が切れると記憶していた内容が消失または消滅する
揮発性メモリである。
【0038】〔実施形態の制御方法〕次に、本実施形態
のエアコンECU10による空調制御方法を、図1ない
し図7に基づいて説明する。ここで、図5はエアコンE
CU10のマイクロコンピュータの制御プログラムの一
例を示したフローチャートである。
【0039】先ず、イグニションスイッチがオン(IG
・ON)されてエアコンECU10に直流電源が供給さ
れると、予めEEPROM92に記憶されている制御プ
ログラム(図5のルーチン)の実行が開始される。この
とき、先ず、他のマイクロコンピュータに内蔵されたH
DD101、EEPROM202、302、402に記
憶されたオートエアコンの電子制御に必要な情報(デー
タ:乗員のマニュアル操作)の読み出し処理を行う。す
なわち、データを、エアコンECU10内部のマイクロ
コンピュータに内蔵されたEEPROM92に読み込む
(ステップS1)。
【0040】なお、ナビゲーションECU100、エン
ジンECU200、インパネECU300、ボデーEC
U400の各マイクロコンピュータにおいても同様な読
み出し処理を行う。次に、エアコンECU10内部のマ
イクロコンピュータに内蔵されたデータ処理用メモリ
(RAM93)の記憶内容等を初期化する(ステップS
2)。次に、各種データをデータ処理用メモリ(RAM
93)に読み込む。すなわち、各種操作スイッチからの
スイッチ信号や各種センサからのセンサ信号を入力する
(ステップS3)。
【0041】特に、内気温センサ71の検出値である内
気温に対応した出力信号(内気温信号)TR、外気温セ
ンサ72の検出値である外気温に対応した出力信号(外
気温信号)TAM等を入力してデータ処理用メモリに記
憶する。また、日射センサ73の検出値である日射量
(日射強度)に対応した出力信号(日射センサ信号)T
S(Dr)、TS(Pa)等を入力してデータ処理用メ
モリに記憶する。
【0042】次に、上記のような記憶データおよび予め
EEPROM92に記憶されている下記の数1の演算式
および数2の演算式に基づいて、運転席側の目標吹出温
度TAO(Dr)、および助手席側の目標吹出温度TA
O(Pa)を演算する(目標吹出温度決定手段:ステッ
プS4)。
【0043】
【数1】
【数2】
【0044】但し、TSET(Dr)、TSET(P
a)は、それぞれ運転席側空調ゾーンの設定温度、助手
席側空調ゾーンの設定温度を表し、TR、TAMは、そ
れぞれ車室内温度、外気温を表し、TS(Dr)、TS
(Pa)は運転席側、助手席側空調ゾーン内に照射され
る日射量を表す。KSET、KR、KAM、KS、Kd
(Dr)およびKd(Pa)は、それぞれ温度設定ゲイ
ン、車室内温度ゲイン、外気温ゲイン、日射量ゲイン、
運転席側、助手席側空調ゾーンの温度差補正ゲインを表
す。
【0045】なお、Ka(Dr)、Ka(Pa)は、そ
れぞれ外気温TAMが運転席側空調ゾーンおよび助手席
側空調ゾーンの各空調温度に及ぼす影響度合を補正する
ゲインを表し、CD(Dr)、CD(Pa)は上記影響
度合に応じた定数、Cは補正定数を表す。ここで、Ka
(Dr)、Ka(Pa)、CD(Dr)、CD(Pa)
といった値は、車両の形や大きさ、空調ユニット1の各
吹出口からの吹出方向等様々なパラメータで変化する。
【0046】次に、上記のステップS4で求めた運転席
側、助手席側の目標吹出温度TAO(Dr)、TAO
(Pa)に基づいてブロワ風量{ブロワ4に印加するブ
ロワ制御電圧VA}を演算する(ステップS5)。具体
的には、上記のブロワ制御電圧VAは、目標吹出温度T
AO(Dr)、TAO(Pa)にそれぞれ適合したブロ
ワ制御電圧VA(Dr)、VA(Pa)を予めEEPR
OM92に記憶されている図6の特性図に基づいて求め
ると共に、それらのブロワ制御電圧VA(Dr)、VA
(Pa)を平均化処理することにより得ている。
【0047】次に、上記のステップS4で求めた運転席
側、助手席側の目標吹出温度TAO(Dr)、TAO
(Pa)と、予めEEPROM92に記憶されている特
性図(図示せず)に示した目標吹出温度に対する吸込口
モード特性とに基づいて吸込口モードを決定する(ステ
ップS6)。具体的には、吸込口モードの決定において
は、上記の目標吹出温度TAO(Dr)、TAO(P
a)が低い温度から高い温度にかけて、内気循環モー
ド、内外気導入モードおよび外気導入モードとなるよう
に決定されている。また、エアコン操作パネル51に設
けられた内外気切替スイッチ53を操作することによ
り、内気循環(REC)モードおよび外気導入(FR
S)モードのうちいずれかの吸込口モードに固定され
る。
【0048】次に、上記のステップS4で求めた運転席
側、助手席側の目標吹出温度TAO(Dr)、TAO
(Pa)と、予めEEPROM92に記憶されている図
7の特性図に示した目標吹出温度に対する吹出口モード
特性とに基づいて運転席側、助手席側空調ゾーンの各吹
出口モードを決定する(ステップS7)。具体的には、
吹出口モードの決定においては、上記の目標吹出温度T
AO(Dr)、TAO(Pa)が低い温度から高い温度
にかけて、FACEモード、B/LモードおよびFOO
Tモードとなるように決定されている。また、エアコン
操作パネル51に設けられたMODE切替スイッチ57
を操作することにより、FACEモード、B/Lモー
ド、FOOTモードおよびF/Dモードのうちいずれか
の吹出口モードに固定される。
【0049】なお、上記のFACEモードとは、空調風
を乗員の上半身(頭胸部)に向けて吹き出す吹出口モー
ドである。また、B/Lモードとは、空調風を乗員の上
半身(頭胸部)および足元部に向けて吹き出す吹出口モ
ードである。そして、FOOTモードとは、空調風を乗
員の足元部に向けて吹き出す吹出口モードである。さら
に、F/Dモードとは、空調風を乗員の足元部および車
両のフロントウインドウの内面に向けて吹き出す吹出口
モードである。また、エアコン操作パネル51に設けら
れたDEFスイッチ54を押すと、空調風をフロントウ
インドウガラスの内面に向けて吹き出すDEFモードに
固定される。
【0050】次に、運転席側A/Mドア15の目標A/
M開度SW(Dr)(%)および助手席側A/Mドア1
6の目標A/M開度SW(Pa)(%)を演算する(ス
テップS8)。なお、このような目標A/M開度SW
(Dr)および目標A/M開度SW(Pa)の演算は、
運転席側、助手席側の目標吹出温度TAO(Dr)、T
AO(Pa)と、エバ後温度センサ74の検出値である
エバ後温度(TE)と、冷却水温センサ75の検出値で
ある冷却水温(TW)と、予めEEPROM92に記憶
されている下記の数3の演算式および数4の演算式とに
基づいて行われる。
【0051】
【数3】
【数4】
【0052】次に、本実施形態では、可変容量型コンプ
レッサを使用しているので、コンプレッサの吐出容量を
制御する目的で、ステップS4で求めた運転席側、助手
席側の目標吹出温度TAO(Dr)、TAO(Pa)
と、予めEEPROM92に記憶されている特性図に示
した目標吹出温度に対する目標エバ後温度特性とに基づ
いて目標エバ後温度(TEO)を演算する(ステップS
9)。
【0053】次に、上記のステップS9で求めた目標エ
バ後温度(TEO)とエバ後温度センサ74の検出値で
ある実際のエバ後温度(TE)とが一致するように、フ
ィードバック制御(PI制御)にてコンプレッサの目標
吐出容量を決定する(ステップS10)。具体的には、
コンプレッサに付設された電磁式容量制御弁の電磁ソレ
ノイドに供給する制御電流の目標値となるソレノイド電
流(制御電流:In)を下記の数5の演算式および数6
の演算式に基づいて演算する。
【0054】
【数5】
【数6】
【0055】ここで、TEはエバ後温度センサ74の検
出値である実際のエバ後温度で、TEOはステップS9
で求めた目標エバ後温度で、Kpは比例定数(例えば
0.03)で、θはサンプリング時間(例えば1秒間)
で、Tiは積分定数(例えば1000)で、Enは今回
の温度偏差(℃)で、En-1は前回の温度偏差(℃)
で、Inは今回の制御電流(A)で、In-1は前回の制
御電流(A)である。
【0056】次に、決定されたブロワ制御電圧VA(D
r)、VA(Pa)となるようにブロワ駆動回路8に出
力信号を送る。また、決定された吹出口モードとなるよ
うにサーボモータ28、29、39を通電制御する。さ
らに、決定された目標A/M開度SW(Dr)、SW
(Pa)となるようにサーボモータ17、18を通電制
御する。そして、決定されたソレノイド電流(制御電
流:In)をコンプレッサに付設された電磁式容量制御
弁の電磁ソレノイドに出力する(ステップS11)。そ
の後に、ステップS3の処理に戻る。
【0057】次に、エアコンECU10、ナビゲーショ
ンECU100、エンジンECU200、インパネEC
U300、ボデーECU400の各マイクロコンピュー
タによる省動力制御を図8に基づいて説明する。ここ
で、図8は各マイクロコンピュータによる省動力制御を
示したフローチャートである。
【0058】乗員のマニュアル操作が有るか、あるいは
イグニションスイッチがオフ(IG・OFF)される
と、予めEEPROM92に記憶されている制御プログ
ラム(図8のルーチン)が実行される。先ず、図8のル
ーチンが起動すると、乗員のマニュアル操作情報または
制御に必要な情報等のデータを記憶する必要が有るか否
かを判定する(ステップS20)。この判定結果がNO
の場合には、図8のルーチンを抜ける。
【0059】また、ステップS20の判定結果がYES
の場合、つまりデータを記憶する必要が有る場合には、
最も消費電力の少ない記憶手段(例えばナビゲーション
ECU100のHDD101)の記憶容量が空いている
か否かを判定する。すなわち、最も消費電力の少ないH
DD101に記憶することが可能であるか否かを判定す
る(ステップS21)。この判定結果がYESの場合に
は、データを、最も消費電力の少ないHDD101に記
憶する(ステップS22)。その後に、図8のルーチン
を抜ける。
【0060】また、ステップS21の判定結果がNOの
場合には、2番目に消費電力の少ない記憶手段(例えば
インパネECU300のEEPROM302)の記憶容
量が空いているか否かを判定する。すなわち、2番目に
消費電力の少ないEEPROM302に記憶することが
可能であるか否かを判定する(ステップS23)。この
判定結果がYESの場合には、データを、2番目に消費
電力の少ないEEPROM302に記憶する(ステップ
S24)。その後に、図8のルーチンを抜ける。
【0061】また、ステップS23の判定結果がNOの
場合には、3番目に消費電力の少ない記憶手段(例えば
ボデーECU400のEEPROM402)の記憶容量
が空いているか否かを判定する。すなわち、3番目に消
費電力の少ないEEPROM402に記憶することが可
能であるか否かを判定する(ステップS25)。この判
定結果がYESの場合には、データを、3番目に消費電
力の少ないEEPROM402に記憶する(ステップS
26)。その後に、図8のルーチンを抜ける。
【0062】また、ステップS25の判定結果がNOの
場合には、4番目に消費電力の少ない記憶手段(例えば
エンジンECU200のEEPROM202)の記憶容
量が空いているか否かを判定する。すなわち、4番目に
消費電力の少ないEEPROM202に記憶することが
可能であるか否かを判定する(ステップS27)。この
判定結果がYESの場合には、データを、4番目に消費
電力の少ないEEPROM202に記憶する(ステップ
S28)。その後に、図8のルーチンを抜ける。
【0063】また、ステップS27の判定結果がNOの
場合には、データを、5番目に消費電力の少ないエアコ
ンECU10のEEPROM92に記憶する(ステップ
S29)。その後に、図8のルーチンを抜ける。これら
により、EEPROM92、202、302、402ま
たはHDD101は、消費電力が少ない順に使われるこ
とになり、どんな場合でも、最も消費電力の少ない組み
合わせが選択される。
【0064】ここで、カーナビゲーションシステムにお
ける乗員のマニュアル操作情報(データ)とは、「デー
タ検索機能」、「ルート探索機能」、「誘導(案内)機
能」等を行う際に、乗員が入力装置をスイッチ操作した
時の入力データ等が考えられる。また、エンジン制御シ
ステムにおける乗員のマニュアル操作情報(データ)と
は、「二輪駆動状態」、「四輪駆動状態」または「AU
TO」という走行モードの切り替え状態等が考えられ
る。また、ボデー制御システムにおける乗員のマニュア
ル操作情報(データ)とは、電子制御可変ダンパーの減
衰力の調節状態、あるいはドアのロック状態、アンロッ
ク状態、チャイルドロック状態、パワーシートのスライ
ド調整状態、フロントバーチカル調整状態、リフタ調整
状態、リクライニング調整状態、あるいはシートヒータ
のON状態、OFF状態等が考えられる。
【0065】また、オートエアコンシステムにおける乗
員のマニュアル操作情報(データ)とは、エアコン操作
パネル51に設けられた内外気切替スイッチ53、DE
Fスイッチ54、リヤデフロスタスイッチ55、DUA
Lスイッチ56、MODE切替スイッチ57、ブロワ風
量切替スイッチ58、A/Cスイッチ59、AUTOス
イッチ60、OFFスイッチ61、運転席側温度設定ス
イッチ62または助手席側温度設定スイッチ63のうち
の少なくとも1つ以上の操作スイッチを乗員(ユーザ
ー)がマニュアル操作した操作情報のことを言う。すな
わち、例えば内外気切替スイッチ53をスイッチ操作す
ることによる「内気循環モード」または「外気導入モー
ド」、MODE切替スイッチ57をスイッチ操作するこ
とによる「FACEモード」、「B/Lモード」、「F
OOTモード」または「F/Dモード」と言う乗員のマ
ニュアル操作情報が考えられる。
【0066】〔実施形態の効果〕以上のように、本実施
形態の車両情報通信システムにおいては、イグニション
スイッチがOFFされた時、つまり車両駆動手段として
のエンジンがOFF状態の時に、各マイクロコンピュー
タの制御に必要な情報または乗員のマニュアル操作情報
を記憶する記憶手段または記憶媒体として、記憶内容の
保持に電源を必要としない不揮発性メモリ(EEPRO
M92、202、302、402)や記憶メディア(H
DD101)から優先的に利用することにより、すなわ
ち、車両情報通信システム全体の不揮発性メモリや記憶
メディアを活用することにより、暗電流を必要とするコ
ンピュータの個数を減らすことができ、しかも各コンピ
ュータ全てにバックアップ機能を持たせた場合と比較し
て電力の消費を抑えることができる。
【0067】これにより、車両に搭載された各マイクロ
コンピュータ全てにバックアップ電源を設ける必要がな
く、バックアップ電源で記憶内容を保持するマイクロコ
ンピュータの個数を減らすこともできる。それによっ
て、イグニションスイッチOFF後、つまりエンジンO
FF後の電力の消費を抑えることができ、車載電源(バ
ッテリー)等のバックアップ電源の消耗を抑えることが
できるので、バッテリーの上がりを防止できる。また、
コストの高い省動力ICの使用等によりコストアップし
たり、ECUの設計が複雑化したりすることはない。
【0068】ここで、一般的に、カーナビゲーションシ
ステム、カーオーディオやデジタル時計を搭載している
車両は、電源が切れても記憶した内容が消失しない不揮
発性メモリ(EEPROM)または電源で記憶内容が保
持される揮発性メモリ(RAM)や記憶媒体(記憶メデ
ィア:HDDまたはDVD−RAMドライブまたはDV
D−ROMドライブ)を有している。このため、それら
を自動的に検索し、空いている記憶手段(メモリ)また
は記憶媒体の中で、なるべく電源を必要としない不揮発
性メモリまたは記憶媒体から優先的に利用することで、
暗電流を必要とするコンピュータの数を減らすことがで
きる。これにより、トータルとして車両全体の消費電力
を軽減することができる。
【0069】〔他の実施形態〕本実施形態では、乗員の
マニュアル操作情報または制御に必要な情報(例えば特
性図または演算式または計算式または表示データ)をエ
ンジンOFF後に消費電力の少ない記憶手段または記憶
媒体の順に記憶したが、耐久性が高い記憶手段または記
憶媒体の順、アクセス速度の速い記憶手段または記憶媒
体の順に優先的に記憶させても良く、また、これらを組
み合わせても良い。これにより、エンジンOFF中、各
マイクロコンピュータで記憶する必要のある情報を、な
るべく耐久性のある記憶手段または記憶媒体、あるいは
記憶内容の保持に電源を必要としないメモリ(不揮発性
メモリ)または記憶媒体(記憶メディア)から優先的に
使うことで、暗電流を必要とするマイクロコンピュータ
の個数を減らして、イグニションスイッチOFF後の電
力消費を抑えることのできる車両情報通信システムを提
供することができる。アクセス速度の速い記憶媒体とし
ては、倍速CD−ROMドライブがある。なお、記憶媒
体としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、磁気テープ、CD−ROM、CD−R、DV
D−ROM、DVD−RAM、光磁気ディスク(MOデ
ィスク)、フラッシュ・メモリ等の記憶メディアがあ
る。
【0070】本実施形態では、1つの乗員のマニュアル
操作情報または制御に必要な情報を、1箇所の記憶手段
または記憶媒体に記憶するようにしているが、1つの乗
員のマニュアル操作情報または制御に必要な情報を、複
数の箇所の記憶手段または記憶媒体に記憶することによ
り、トラブル時に記憶内容が消失する不具合を回避する
ことができる。また、乗員のマニュアル操作情報または
制御に必要な情報等の記憶データを記憶する時に、情報
送信元の機器コードと組み合わせて記憶するようにして
も良い。これにより、そのシステム部品に対応した情報
なのかをより明確にでき、例えば複数のシステム部品に
対応した各情報を1つの記憶手段または記憶媒体に混在
させることができる。さらに、乗員のマニュアル操作情
報または制御に必要な情報等の記憶データの送受信を有
線または無線で行うようにしても良い。
【0071】本実施形態では、各マイクロコンピュータ
において、乗員のマニュアル操作情報または制御に必要
な情報等の記憶データの読み出し処理をイグニションス
イッチのオン(IG・ON)時としたが、ユーザーが車
両に近づいた時またはユーザーがドアを開いた時または
ユーザーがシートに着座した時に、乗員のマニュアル操
作情報または制御に必要な情報等の記憶データの読み出
し処理を行うことにより、IG・ON直後に適切な他の
制御処理を実施することができる。また、乗員のマニュ
アル操作情報または制御に必要な情報等のデータを記憶
するのに電力を用いる場合、車載電源の電圧が予め定め
た所定値以下に低下した時、乗員のマニュアル操作情報
または制御に必要な情報の記憶を中止するようにしても
良い。さらに、マイクロコンピュータまたは内部機器ま
たは外部機器の故障判定時、他のコンピュータの記憶手
段または内部機器または外部機器の記憶媒体に、乗員の
マニュアル操作情報または制御に必要な情報等のデータ
を転送するようにしても良い。
【0072】また、記憶手段または記憶媒体の種類また
は記憶容量または読み込み、書き込み時間または消費電
力または耐久性情報を、通信により送受信するようにし
ても良い。これにより、これらの情報を予め記憶する必
要がなく、例えば新たに記憶手段または記憶媒体を追加
した時にも容易に対応できる。そして、ユーザーが車両
に近づいた時またはドアを開けた時またはシートに着座
した時に読み出し処理を行うようにしても良い。これに
より、ユーザーが車両に近づいた時またはドアを開けた
時またはシートに着座した時に読み出し処理を行うこと
により、ユーザーが各システム部品を作動させる前に、
必要な情報を読み出しておくことができる。
【0073】本実施形態では、システム制御用の電子回
路である1個のECUに、例えばCPU、EEPRO
M、RAM、I/Oポート等の機能を含んで構成される
1個のマイクロコンピュータを内蔵したが、システム制
御用の電子回路である1個のECUに、例えばCPU、
EEPROM、RAM、I/Oポート等の機能を含んで
構成される複数個のマイクロコンピュータを内蔵しても
良い。また、本実施形態では、圧縮機として電磁式容量
可変弁を有する可変容量型コンプレッサを用いた例を説
明したが、圧縮機として電磁クラッチでON/OFFさ
れるコンプレッサ、あるいはモータにより駆動される電
動式のコンプレッサを用いても良い。また、FACE吹
出口とFOOT吹出口の両方を1つの吹出口モード切替
ドアによって開閉しても良い。さらに、ヒータコア42
の代わりに、冷凍サイクルのコンデンサ(加熱用熱交換
器)を設置しても良い。
【0074】ここで、車両システムに使用される各コン
ピュータは、パワートレイン制御、車両制御、ボデー制
御のいずれか1つ以上を行う。なお、パワートレイン制
御とは、燃焼噴射装置、気化器の制御、点火磁気制御、
アイドル回転速度制御、ノック制御等の各種エンジン制
御、並びにトランスミッション等の動力伝達系の制御を
言う。また、車両制御とは、サスペンション制御、ステ
アリング制御、ABS等のブレーキ制御、定速走行制御
等を言う。また、ボデー制御とは、車両の快適性、便利
性や車両のグレードを高めるための、オートエアコン、
電子式メータ、CRTによるマルチインフォメーショ
ン、コンパス、ライト制御、間欠ワイパ、ランプ断線検
出、後方障害物検出装置、盗難防止、多重通信、ドアミ
ラー、ドアロック、リモートエントリーシステム、パワ
ーウインドウ、パワーシート、シートベルト等の電子制
御を言う。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両情報通信システムの全体構成を示したブロ
ック図である(実施形態)。
【図2】オートエアコンシステムの全体構成を示した模
式図である(実施形態)。
【図3】車両のインストルメントパネルを示した正面図
である(実施形態)。
【図4】エアコン操作パネルを示した正面図である(実
施形態)。
【図5】エアコンECUのマイクロコンピュータの制御
プログラムの一例を示したフローチャートである(実施
形態)。
【図6】目標吹出温度に対するブロワ制御電圧特性を示
した特性図である(実施形態)。
【図7】目標吹出温度に対する吹出口モード制御特性を
示した特性図である(実施形態)。
【図8】各マイクロコンピュータによる省動力制御を示
したフローチャートである(実施形態)。
【符号の説明】
1 空調ユニット 10 エアコンECU(制御システム用の電子回路) 100 ナビゲーションECU(制御システム用の電子
回路) 101 HDD(記憶媒体) 200 エンジンECU(制御システム用の電子回路) 202 EEPROM(記憶手段) 300 インパネECU(制御システム用の電子回路) 302 EEPROM(記憶手段) 400 ボデーECU(制御システム用の電子回路) 402 EEPROM(記憶手段)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも記憶手段を有し、乗員の操作情
    報または前記記憶手段の記憶内容に応じて各システム部
    品を電子制御する複数個のコンピュータを備えた車両シ
    ステムにおいて、 前記複数個のコンピュータのうち少なくとも1個のコン
    ピュータは、乗員の操作情報または制御に必要な情報
    を、予め定めた優先順位の高い前記記憶手段に優先的に
    記憶させることを特徴とする車両システム。
  2. 【請求項2】少なくとも記憶媒体を有し、乗員の操作情
    報または前記記憶媒体の記憶内容に応じて各システム部
    品を動作させる複数個の機器を備えた車両システムにお
    いて、 前記複数個の機器のうち少なくとも1個の機器は、乗員
    の操作情報または制御に必要な情報を、予め定めた優先
    順位の高い前記記憶媒体に優先的に記憶させることを特
    徴とする車両システム。
  3. 【請求項3】少なくとも記憶手段を有し、乗員の操作情
    報または前記記憶手段の記憶内容に従って各システム部
    品を電子制御する複数個のコンピュータと、 少なくとも記憶媒体を有し、乗員の操作情報または前記
    記憶媒体の記憶内容に応じてシステム部品を動作させる
    1個以上の機器とを備えた車両システムにおいて、 前記複数個のコンピュータまたは前記1個以上の機器の
    うち少なくとも1個のコンピュータまたは機器は、乗員
    の操作情報または制御に必要な情報を、耐久性の高い前
    記記憶手段または前記記憶媒体に優先的に記憶させるこ
    とを特徴とする車両システム。
  4. 【請求項4】少なくとも記憶手段を有し、乗員の操作情
    報または前記記憶手段の記憶内容に応じて各システム部
    品を電子制御する複数個のコンピュータと、 少なくとも記憶媒体を有し、乗員の操作情報または前記
    記憶媒体の記憶内容に応じてシステム部品を動作させる
    1個以上の機器とを備えた車両システムにおいて、 前記複数個のコンピュータまたは前記1個以上の機器の
    うち少なくとも1個のコンピュータまたは機器は、乗員
    の操作情報または制御に必要な情報を、電力消費がない
    または少ない前記記憶手段または前記記憶媒体に優先的
    に記憶させることを特徴とする車両システム。
  5. 【請求項5】少なくとも記憶手段を有し、乗員の操作情
    報または前記記憶手段の記憶内容に応じて各システム部
    品を電子制御する複数個のコンピュータと、 少なくとも記憶媒体を有し、乗員の操作情報または前記
    記憶媒体の記憶内容に応じてシステム部品を動作させる
    1個以上の機器とを備えた車両システムにおいて、 前記複数個のコンピュータまたは前記1個以上の機器の
    うち少なくとも1個のコンピュータまたは機器は、乗員
    の操作情報または制御に必要な情報を、高速に読み込
    み、または書き込みが可能な前記記憶手段または前記記
    憶媒体に優先的に記憶させることを特徴とする車両シス
    テム。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の車両システムにおいて、 重要な情報を、優先度の高い少なくとも2つの前記コン
    ピュータの記憶手段または前記機器の記憶媒体に記憶さ
    せることを特徴とする車両システム。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    の車両システムにおいて、 前記複数個のコンピュータまたは前記1個以上の機器の
    うち少なくとも1個のコンピュータまたは機器は、前記
    記憶手段または前記記憶媒体の種類または記憶容量また
    は読み込み、書き込み時間または消費電力または耐久性
    情報を、通信により送受信することを特徴とする車両シ
    ステム。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれかに記載
    の車両システムにおいて、 前記記憶手段または前記記憶媒体は、情報を記憶する
    時、情報送信元の機器コードと組み合わせて記憶するこ
    とを特徴とする車両システム。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8のいずれかに記載
    の車両システムにおいて、 前記複数個のコンピュータまたは前記1個以上の機器の
    うち少なくとも1個のコンピュータまたは機器は、車両
    駆動手段の作動停止後に、前記乗員の操作情報または制
    御に必要な情報の記憶処理を行うことを特徴とする車両
    システム。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項9のいずれかに記
    載の車両システムにおいて、 前記複数個のコンピュータまたは前記1個以上の機器の
    うち少なくとも1個のコンピュータまたは機器は、ユー
    ザーが車両に近づいた時またはドア開時または着座時に
    読み出し処理を行うことを特徴とする車両システム。
  11. 【請求項11】請求項1ないし請求項10のいずれかに
    記載の車両システムにおいて、 前記複数個のコンピュータまたは前記1個以上の機器の
    うち少なくとも1個のコンピュータまたは機器は、前記
    乗員の操作情報または制御に必要な情報を記憶するのに
    電力を用いる場合、車載電源の電圧が予め定めた所定値
    以下に低下した時、前記乗員の操作情報または制御に必
    要な情報の記憶を中止することを特徴とする車両システ
    ム。
  12. 【請求項12】請求項1ないし請求項11のいずれかに
    記載の車両システムにおいて、 前記複数個のコンピュータまたは前記1個以上の機器の
    うち少なくとも1個のコンピュータまたは機器は、前記
    乗員の操作情報または制御に必要な情報の送受信を無線
    で行うことを特徴とする車両システム。
  13. 【請求項13】請求項1ないし請求項12のいずれかに
    記載の車両システムにおいて、 前記複数個のコンピュータまたは前記1個以上の機器の
    うち少なくとも1個のコンピュータまたは機器は、前記
    コンピュータまたは前記機器の故障判定時、他のコンピ
    ュータの記憶手段または機器の記憶媒体に、前記乗員の
    操作情報または制御に必要な情報を転送することを特徴
    とする車両システム。
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