JP2002066473A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002066473A
JP2002066473A JP2000266757A JP2000266757A JP2002066473A JP 2002066473 A JP2002066473 A JP 2002066473A JP 2000266757 A JP2000266757 A JP 2000266757A JP 2000266757 A JP2000266757 A JP 2000266757A JP 2002066473 A JP2002066473 A JP 2002066473A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液密状態で処理液を供給することにより、高
い清浄度で基板を処理することができる。 【解決手段】 複数枚の基板Wを当接支持する回転機構
11をチャンバ内で所定の軸芯回りに回転させつつ処理
液を供給して所定の処理を施す基板処理装置において、
回転機構11は、隣接した基板Wの雰囲気を遮断するた
めの雰囲気遮断板21を各基板Wの間に備え、各基板W
と各雰囲気遮断板21との間に処理液を満たすように処
理液を供給する。回転機構11内の複数枚の基板Wに対
して液密状態で処理液を供給することができるので、チ
ャンバ内のパージが不完全であっても基板の界面におけ
る酸素等に起因する反応が生じない。したがって、ウォ
ーターマーク等の発生が防止でき、高い清浄度で基板W
を処理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示器用ガラス基板などの基板に対して、純水や純水
に薬液を混合して得られる処理液を供給することにより
処理する基板処理装置に係り、特に、チャンバ内で基板
を回転させつつ処理液を供給することにより処理を施す
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板処理装置として、例
えば、チャンバと、回転可能であって、外周側に備えた
支持部材により複数枚の基板を当接支持するターンテー
ブルと、このターンテーブルを軸芯回りに回転駆動する
モータと、ターンテーブルに支持された複数枚の基板に
向けて、ターンテーブルの外周部側から洗浄液を供給す
るノズルとを備えたものが挙げられる。
【0003】このような装置では、チャンバ内を不活性
ガスでパージした後、ターンテーブルをモータで回転さ
せつつ、ノズルから各基板の処理面に向けて細筒状の処
理液を供給する。これにより各基板の処理面を洗浄処理
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、処理液が供給されている間中、回転し
ているターンテーブルの保持部材に処理液が衝突するの
で、その際に非常に多くの液滴が発生する。このような
液滴が基板の処理面に付着すると、チャンバ内を不活性
ガスでパージしてあっても微量の酸素等が残留している
ので、どうしても基板の処理面に付着した液滴の界面に
おいてある種の反応が生じる。
【0005】その反応により、液滴が付着していた基板
の処理面には、数μmないし数十μm程度の大きさの酸
化物等が残留してパーティクルやウォーターマークが発
生することになる。さらに、発生した液滴は一旦チャン
バ内の部材に接触して発生するため、元の処理液より汚
染されることになり、これによっても汚染やパーティク
ルを基板の処理面にもたらしてしまう。したがって、清
浄度の目安としては、例えば、0.12μm大のパーテ
ィクルが10個以下であるが、上記の装置では同パーテ
ィクルが数百個も付着する。これでは超クリーンな洗浄
には使用することができず、荒い洗浄でもよいポストク
リーン等の洗浄処理にしか使用できないという問題があ
る。
【0006】なお、チャンバ内の酸素をほぼ完全にパー
ジできるまで不活性ガスの供給を行うことも考えられる
が、数PPMのレベルにまでパージするには数十分は時
間がかかる。したがって、スループット等を考慮する
と、完全にパージが終了していなくても処理を開始する
ことがある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、液密状態で処理液を供給することによ
り、高い清浄度で基板を処理することができる基板処理
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、複数枚の基板を当接支持
する回転機構をチャンバ内で所定の軸芯回りに回転させ
つつ処理液を供給して所定の処理を施す基板処理装置に
おいて、前記回転機構は、隣接した基板の雰囲気を遮断
するための雰囲気遮断板を各基板の間に備え、各基板と
各雰囲気遮断板との間に処理液を満たすように処理液を
供給することを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の基板処理装置において、前記雰囲気遮断板は、
基板面に近接して配設されていることを特徴とするもの
である。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の基板処理装置において、前記雰囲気遮
断板は、中央部付近に処理液を供給する吐出口が形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の基板処理装置において、前
記雰囲気遮断板の吐出口は、各雰囲気遮断板の両面に形
成されており、それぞれに異なる供給路が接続されてい
ることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
または4に記載の基板処理装置において、前記回転機構
は中空の回転軸を備えているとともに、前記雰囲気遮断
板の吐出口は、前記回転軸に連通接続されていることを
特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。回転機構内に当接支持された複数枚の基板は、雰囲
気遮断板によって各基板の雰囲気が遮断されている。処
理時は、各基板と各雰囲気遮断板との間に処理液が満た
されて液密状態にされるので、チャンバ内のパージが不
完全であても基板の界面における反応が生じない。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、雰
囲気遮断板が基板に近接しているほど理想的な液密状態
にすることができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明によれば、雰
囲気遮断板の中央部に形成された吐出口から処理液を吐
出させると、遠心力も加わって回転機構の中央部から周
辺部に向けて処理液が基板面を円滑に流れる。
【0016】また、請求項4に記載の発明によれば、そ
れぞれの供給路に異なる処理液を供給することにより、
一方の吐出口と他方の吐出口から異なる処理液を供給し
て複数種類の処理液を基板に供給できる。
【0017】また、請求項5に記載の発明によれば、中
空の回転軸に処理液を供給することで、雰囲気遮断板の
吐出口から処理液を供給する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は、実施例に係る基板処理装置
の概略構成を示した図であり、図2はその概略構成を示
した斜視図である。また、図3は、雰囲気遮断板を示し
た縦断面図である。
【0019】この実施例に係る基板処理装置は、横断面
形状が略円形を呈する密閉チャンバ1を備えており、こ
の内部で複数枚の基板Wを同時に処理可能に構成されて
いる。密閉チャンバ1は、基板Wを搬入・搬出するため
の搬送口3と、密閉チャンバ1内に不活性ガスを送り込
むための注入口5と、密閉チャンバ1内の不活性ガスや
処理液等を外部に排出する排出口9とを備えている。ま
た、内部のほぼ中央部には、鉛直方向の軸芯P回りに回
転可能な回転機構11を備えている。
【0020】搬出口3は、少なくとも基板Wの直径より
大なる開口径を有している。その外部側には、着脱自在
に構成され、開口部を覆う大きさに形成されたカバー3
aを備えている。
【0021】注入口5には、注入ノズル5aが配設され
ている。この注入ノズル5aには、不活性ガス供給源が
連通接続されており、例えば、N2 ガスが供給されるよ
うになっている。その供給は、開閉弁5bによって制御
される。
【0022】複数枚の基板Wを収納する回転機構11
は、電動モータ13の回転軸15に下部で連動連結され
たターンテーブル17を備えており、このターンテーブ
ル17の上面外周側には中空の支柱19を三本備えてい
る。後述するように処理液の供給に寄与しない支柱19
が一本だけあり、これは基板Wの搬送時に搬送機構(図
示省略)と干渉しないようにターンテーブル17上で退
避位置に移動するようになっている(図1中に二点鎖線
で示す)。これらの支柱19に挟まれる位置には、複数
枚の雰囲気遮断板21が軸芯P方向に積層して取り付け
られており、最上部には支柱19の中空部19aを閉塞
するための閉塞板23が取り付けられている。
【0023】各雰囲気遮断板21は、上下に積層されて
隣接している各基板Wの雰囲気を遮断するための部材で
あり、基板Wの径よりもやや大径に形成されて所定の間
隔で取り付けられている。また、雰囲気遮断板21の一
方面と、隣接する雰囲気遮断板21の他方面との間隔
は、図示しない搬送機構により基板Wが搬送可能なよう
に設定されている。
【0024】なお、雰囲気遮断板21の材質としては、
処理液による腐食を防ぐためにSiC等のセラミック
や、テフロン(登録商標)コーティングしたステンレス
合金などが好ましい。
【0025】雰囲気遮断板21の上面には、基板Wの下
面を雰囲気遮断板21から離間させた状態で当接支持す
るための支持ピン25が3か所に立設されている。各支
持ピン25は、基板Wの周縁を当接支持する凹部が側面
に形成され、回動可能に構成された回動ピン25aと、
この回動ピン25aよりも僅かに軸芯P側に立設され、
基板Wの裏面を当接支持する固定ピン25bとから構成
されている。後述する理由により、各雰囲気遮断板21
は、支持ピン25に支持された状態の基板W面に近接し
ているほうが好ましい。
【0026】例えば、基板Wの厚みが0.8mm程度で
ある場合には、各支持ピン25の上部と雰囲気遮断板2
1の下面との間隔が3mm程度であり、また、基板Wの
下面と雰囲気遮断板21の上面との間隔が3mm程度で
あれば、図示しない搬送機構によって基板Wを支持ピン
25に載置でき、処理後に支持ピン25から持ち上げて
搬出できる。
【0027】雰囲気遮断板21の上面中央部には、円形
状の吐出口27が形成されているとともに、その下面に
も吐出口29が形成されている。上面の吐出口27に
は、雰囲気遮断板21の端面に開口した供給路27aが
連通接続されているとともに、下面の吐出口29には、
同様の供給路29aが連通接続されている。
【0028】また、供給路27aには、1本の支柱19
の中空部19aが連通接続されているとともに、供給路
29にも他の支柱19の中空部19aが連通接続されて
いる。なお、説明の都合上、供給路27aに連通した中
空部19aを第1供給路31とし、供給路29aに連通
した中空部19aを第2供給路33と称することにす
る。
【0029】図4を参照する。なお、この図4は、処理
液の供給系を示した縦断面図である。
【0030】電動モータ13の回転軸15には、軸方向
で底部高さが相違する二つの中空部15a,15bが形
成されているとともに、これらの中空部15a,15b
はそれぞれの底部付近で回転軸15の側面に形成された
開口部15c,15dと連通している。また、一方の中
空部15aは、支柱19の第1供給路31に連通接続さ
れており、他方の中空部15bは、支柱19の第2供給
路33に連通接続されている。
【0031】回転軸15の開口部15c,15dが形成
されている位置には、環状の供給体35が取り付けられ
ている。この供給体35には、上部に環状供給路37が
形成され、その下部に環状供給路39が形成されてい
る。各環状供給路37,39と回転軸15との摺動部に
は、軸シール41が取り付けられて流体の漏れを防止し
てある。また、密閉チャンバ1の下部と回転軸15との
間にも軸シール41が取り付けられている。密閉チャン
バ1の下部と供給体35の下部には、回転軸15を軸芯
Pに沿って回転自在に支持するベアリング43が複数箇
所に取り付けられている。
【0032】上部の環状供給路37には第1供給系45
が連通され、下部の環状供給路39には第2供給系47
が連通されている。これらは構成が同一であるので、第
1供給系45についてのみその構成を説明する。
【0033】供給配管49は、純水供給源と上部の環状
供給路37とを連通接続している。純水供給源側には、
純水の流量を制御する流量調節弁51が配設され、その
下流側にはミキシングバルブ53が取り付けられてい
る。ミキシングバルブ53には、複数種類の薬液供給源
に連通した複数本の薬液配管55が連設されており、そ
れぞれの薬液配管55には流量調節弁57が配設されて
いる。
【0034】供給配管49は、そのミキシングバルブ5
3の下流側にてガス配管59が結合されているととも
に、結合点の手前側に開閉弁61が取り付けられてい
る。開閉弁51,61を閉止するとともに、ガス配管5
9に配設されている開閉弁63を開放することにより、
雰囲気遮断板21によって挟まれた空間に第1供給路3
1,第2供給路33を通して不活性ガス(例えば、
2 )を供給し、注入口5からと共にパージを行う。な
お、不活性ガスパージの前に、配管内の処理液を排出す
る排出路を設けてもよい。
【0035】次に、上述した構成の装置による基板の処
理について説明する。なお、処理対象である基板Wは、
既に搬送口3を通して回転機構11に収容されているも
のとする。また、開閉弁5bと、第1供給系45と第2
供給系47の開閉弁51,61,63は閉止されている
ものとする。
【0036】まず、開閉弁5bを開放し、不活性ガスを
密閉チャンバ1内に導入するとともに、開閉弁63を開
放し、不活性ガスを雰囲気遮断板21によって挟まれた
空間に供給する。これにより密閉チャンバ1内と基板W
が載置されている空間とがパージされることになる。基
板Wが載置されている狭い空間だけがパージできればよ
いので、この時のパージ時間は数秒程度でもよく、密閉
チャンバ1の全体をパージしなければならない構成の従
来例に比較して処理液による処理開始までの時間を短縮
することができる。
【0037】次に、上記開閉弁63だけを閉止して、基
板Wが載置されている空間のパージだけを停止する。な
お、密閉チャンバ1内のパージは継続されている。
【0038】電動モータ13を駆動して回転機構11を
平面視時計方向に、軸芯P回りに回転させる。このとき
の回転数は、例えば、数十ないし500rpm程度の低
速回転である。次に、開閉弁61及び流量調節弁51を
開放して、予め設定してある流量で純水を供給し始める
とともに、流量調節弁57を所定動作させて予め設定さ
れている濃度の処理液を生成する。
【0039】このようにして生成された処理液は、環状
の供給体35と、回転軸15の中空部15a,15b
と、支柱19の中空部19aである第1供給路31,第
2供給路33と、雰囲気遮断板21の供給路27a,2
9aとを介して、上面の吐出口27と下面の吐出口29
から処理液が吐出される。
【0040】すると、図5の模式図に示すように、遠心
力も加わって処理液が円滑に基板W上面と、基板W下面
と雰囲気遮断板21上面との間を流れ、近接配置された
雰囲気遮断板21間にある基板Wの全体が瞬時にして処
理液で覆われて液密状態とされる。そして、基板W面を
流れた処理液は、雰囲気遮断板21の表面を流れて周囲
に流出する。
【0041】所定時間だけ上記のようにして処理液の供
給を行った後、流量調節弁57を閉止して純水だけを吐
出口27,29から吐出させて純水リンスを行う。
【0042】次に、純水の供給を停止し、吐出口27,
29から不活性ガスを供給しながら回転数を1000〜
3000rpm程度の高速回転に上げて乾燥処理を行
う。なお、このとき密閉チャンバ1内を真空ポンプで排
気するようにしてもよい。そして、一定時間の乾燥処理
が終わると、回転を停止させて基板Wを密閉チャンバ1
から搬出する。
【0043】上記のように雰囲気遮断板21を設けたこ
とにより、回転機構11内の複数枚の基板Wに対して液
密状態で処理液を供給することができるので、チャンバ
1内のパージが不完全であっても基板Wの界面における
酸素等に起因する反応が生じない。そのためウォーター
マーク等の発生が防止でき、高い清浄度で基板Wを処理
することができる。さらに、汚染された液滴が基板Wに
付着することも防止できる。
【0044】なお、第1供給系45と第2供給系47と
では処理液の濃度や成分を異ならせてもよく、これによ
り基板Wの上面と下面とで異なる処理を施すことができ
る。したがって、複数種類の処理液を同時に基板Wに供
給する等して処理に工夫を加えることが可能となる。
【0045】また、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、以下のように種々の変形実施が可能
である。
【0046】(1)パージの際には、不活性ガスを供給
する他に、例えば、IPAベーパやスチームなどを供給
する構成にしてもよい。
【0047】(2)吐出口27,29を雰囲気遮断板2
1の中央以外に設けてもよく、また、中央部と周辺部の
両方に設けるようにしてもよい。
【0048】(3)吐出口27,29を雰囲気遮断板2
1の両面に設けることなく、基板Wの処理面が位置する
側だけに形成するようにしてもよい。
【0049】(4)処理液の供給を回転軸15に設けて
いるが、回転軸15とは別に処理液供給のための専用の
機構を設けるようにしてもよい。例えば、回転軸15と
は逆に上部に処理液供給機構を設けるようにしてもよ
い。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、雰囲気遮断板を設けたことに
より、回転機構内の複数枚の基板に対して液密状態で処
理液を供給することができるので、チャンバ内のパージ
が不完全であっても基板の界面における酸素等に起因す
る反応が生じない。さらに、汚染された液滴が基板に付
着することを防止できる。したがって、ウォーターマー
ク等の発生が防止でき、高い清浄度で基板を処理するこ
とができる。
【0051】また、請求項2に記載の発明によれば、雰
囲気遮断板を基板に近接させて理想的な液密状態で処理
できるので、より高い清浄度で基板の処理が可能であ
る。
【0052】また、請求項3に記載の発明によれば、遠
心力も加わって回転機構内の中央部から周辺部に向けて
処理液が円滑に流れるので、処理ムラを防止することが
できる。
【0053】また、請求項4に記載の発明によれば、複
数種類の処理液を同時に基板に供給できるので、処理に
工夫を加えることが可能となる。
【0054】また、請求項5に記載の発明によれば、中
空の回転軸に処理液を供給することにより、基板を収納
して回転する回転機構に対して処理液を供給することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る基板処理装置の概略構成を示した
図である。
【図2】実施例に係る基板処理装置の概略構成を示した
斜視図である。
【図3】雰囲気遮断板を示した縦断面図である。
【図4】処理液の供給系を示した縦断面図である。
【図5】処理時における処理液の流れを示した模式図で
ある。
【符号の説明】
W … 基板 1 … 密閉チャンバ 3 … 搬送口 11 … 回転機構 13 … 電動モータ 15 … 回転軸 17 … ターンテーブル 19 … 支柱 21 … 雰囲気遮断板 27,29 … 吐出口 27a,29a … 供給路 31 … 第1供給路 33 … 第2供給路 35 … 供給体 41 … 第1供給系 43 … 第2供給系

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板を当接支持する回転機構を
    チャンバ内で所定の軸芯回りに回転させつつ処理液を供
    給して所定の処理を施す基板処理装置において、 前記回転機構は、隣接した基板の雰囲気を遮断するため
    の雰囲気遮断板を各基板の間に備え、 各基板と各雰囲気遮断板との間に処理液を満たすように
    処理液を供給することを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記雰囲気遮断板は、基板面に近接して配設されている
    ことを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の基板処理装置
    において、 前記雰囲気遮断板は、中央部付近に処理液を供給する吐
    出口が形成されていることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の基
    板処理装置において、 前記雰囲気遮断板の吐出口は、各雰囲気遮断板の両面に
    形成されており、それぞれに異なる供給路が接続されて
    いることを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の基板処理装置
    において、 前記回転機構は中空の回転軸を備えているとともに、 前記雰囲気遮断板の吐出口は、前記回転軸に連通接続さ
    れていることを特徴とする基板処理装置。
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