JP2002065570A - 引き出し式食器洗浄機 - Google Patents

引き出し式食器洗浄機

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JP2002065570A
JP2002065570A JP2000252979A JP2000252979A JP2002065570A JP 2002065570 A JP2002065570 A JP 2002065570A JP 2000252979 A JP2000252979 A JP 2000252979A JP 2000252979 A JP2000252979 A JP 2000252979A JP 2002065570 A JP2002065570 A JP 2002065570A
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washing
seal plate
air
cleaning
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JP2000252979A
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Toshimitsu Mizuno
利光 水野
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Rinnai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、耐久性が高く、しかも、水
滴が洗浄槽の外に飛び散るのを防止できる食器洗浄機を
提供することである。 【解決手段】 引き出し式食器洗浄機10は、前面が開
放されている箱状の洗浄機本体20と、この洗浄機本体
20内に収容された収容位置と引き出された引き出し位
置との間でスライド可能であるとともに上部が開放され
ている洗浄槽22と、前記収容位置に置かれた洗浄槽2
2の上部開放部に蓋をするシールプレート44とを有す
る引き出し式食器洗浄機10において、シールプレート
44の下面に空気を吹き出す空気吹き出し口と、この空
気吹き出し口に空気を送り込む送風手段と、乾燥工程実
行前に前記洗浄槽が引き出される際にはまず前記送風手
段を作動させ次いで洗浄槽22の引き出しを許容する状
態に切り換える制御手段とが付加されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、食器の洗浄を行
う食器洗浄機に関する。特に、洗浄槽が引き出し式のタ
イプに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来の技術の引き出し式食器洗浄機
(以下、食器洗浄機と略す)の一例を、図1〜図5を参
照して説明する。図1は、洗浄槽が洗浄機本体から引き
出された状態を示す斜視図である。図2は、洗浄槽が洗
浄機本体から引き出された状態を示す概略縦断面図であ
る。図3は、洗浄槽が洗浄機本体に収容された状態を示
す概略縦断面図である。図4は、洗浄槽が洗浄機本体か
ら引き出された状態にあるときのワイパーブレード部の
詳細を示す縦断面図である。図5は、ワイパーブレード
の洗浄槽上部への取り付け状態を示す斜視図である。図
1〜図3に示されているように、洗浄機本体120は略
箱状であって、前面(図2、図3の図示の左側。これに
対し、図示の右側を後側とする)が開放されている。洗
浄槽122は上部が開放された引き出し状であり、洗浄
機本体120から引き出された図2に示す位置と、収容
された図3に示す位置との間でスライド可能となってい
る。食器洗浄機110の使用者は、図2の引き出し位置
で洗浄槽122内の食器カゴ132に未洗浄の食器13
3を収め、洗浄槽122を図3の収容位置に収め、食器
洗浄機110を運転して食器133を洗浄する。食器洗
浄機110の運転終了後、洗浄槽122を引き出し位置
に引き出し、洗浄槽122から洗浄済みの食器133を
取り出す。
【0003】洗浄中に洗浄槽122から洗浄水130が
漏れないように、シールプレート144が設けられてい
る。シールプレート144は洗浄機本体120の上方に
配設されており、洗浄槽122が収容位置に収容される
と、洗浄槽122の上部開放部に蓋をし、洗浄槽122
の外に洗浄水130が漏れないようにする。食器洗浄機
110の運転中、洗浄槽122の底部に溜まっている洗
浄水130は洗浄ポンプ124によって吸い込まれ、洗
浄ポンプ124で加圧された洗浄水130が洗浄ノズル
128の複数のノズル穴128aから勢いよく噴出す
る。この勢いよく噴出する洗浄水130によって、食器
カゴ132に収められた食器133が洗浄される。噴出
して食器133を洗浄した洗浄水130は、洗浄槽12
2の底部に戻る。
【0004】洗浄水130は、複数のノズル穴128a
から勢いよく噴出するために、洗浄水130はシールプ
レート144の下面に水滴として付着する。食器洗浄機
110が乾燥工程を含む通常の運転動作を行っている場
合には、シールプレート144の下面に付着した洗浄水
130は乾燥工程で蒸発するため、運転停止後に水滴が
シールプレート144の下面に残ることはない。しか
し、乾燥工程を行う前に一時停止をした場合や、乾燥工
程を省略する運転モードで運転を行った場合には、運転
を停止した後にもシールプレート144の下面に水滴が
残ったままとなる。
【0005】シールプレート144の下面に水滴が付着
した状態で洗浄槽122を引き出すと、箱状の洗浄機本
体120の底部に洗浄水130が落下する。洗浄水13
0が洗浄機本体120の底部に溜まったまま長時間が経
過すると、洗浄機本体120の腐食を引き起こす。洗浄
機本体120を耐食性の高いステンレス等で製作するこ
とによって腐食を抑制することもできるが、製品コスト
の増大を招く。また、洗浄機本体120の底部に洗浄水
130が溜まった状態で洗浄槽122を収容すると、洗
浄機本体120の内部の湿度が高くなる。洗浄機本体1
20内部の湿度が高くなると、洗浄機本体120の内部
の構成部品(例えば、洗浄ポンプ124)の腐食を生じ
させてしまう。
【0006】シールプレート144の下面に水滴が付着
した状態で洗浄槽122が引き出されても、洗浄機本体
120の底部に洗浄水130が落下するのを防止するた
めに、従来の食器洗浄機110では、洗浄槽122の後
上縁に沿ってワイパーブレード145を取り付けている
(例えば、特開2000−166850号公報)。この
詳細が図4と図5に示されている。ワイパーブレード1
45が設けられていると、洗浄槽122が引き出し位置
に引き出されるときにワイパーブレード145がシール
プレート144の下面に付着した水滴を拭き取り、拭き
取られた洗浄水130を洗浄槽122の中に戻す。即
ち、従来の食器洗浄機110では、洗浄槽後部上縁に沿
ってワイパーブレード145を取り付けることで、シー
ルプレート144の下面に付着した水滴が洗浄機本体1
20の底部に落下するのを防止していた。また、上記公
報には、このワイパーブレード145の代わりに送風手
段を設け、洗浄槽122が引き出し位置に引き出される
ときに、空気をシールプレート144の下面に吹き付け
水滴を吹き飛ばすことにより、水滴が洗浄機本体120
の底部に落下するのを防止する技術が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、ワイ
パーブレード145は、洗浄槽122のスライドの繰り
返しにともなって摩耗・変形する。このために、従来の
食器洗浄機110を使用し続けると、ワイパーブレード
145が磨耗・変形して、シールプレート144の下面
に付着した水滴をうまく拭えないことになる。特に、通
常シールプレート144の下面には凹凸が存在すること
から、この問題が無視できない。また、ワイパーブレー
ド145は、図5によく示されているように、洗浄槽1
22の後上縁に沿って取り付けられているので、洗浄槽
122を引き出し位置に引き出しても、図2に示すよう
に、シールプレート144の前縁の下に隠れている。こ
のため、ワイパーブレード145の磨耗・変形の状況を
視認、あるいは、手を入れて触感で確認することが難し
い。ワイパーブレード145の磨耗・変形の状況の確認
が難しいと、使用者はワイパーブレード145の不調に
気がつかないままに食器洗浄機110を使用し続け、洗
浄機本体120の腐食が進行してしまう。さらに、シー
ルプレート144が邪魔となって、ワイパーブレード1
45の交換作業が難しいという問題もある。また、洗浄
槽122を引き出し位置に引き出すときに、空気を吹き
付けてシールプレート144の下面に付着した水滴を吹
き飛ばす方式では、シールプレート144の下面が外部
に開放された状態で空気を吹き付けることになるので、
水滴が洗浄槽122の外に飛び散りやすい。水滴が洗浄
槽122の外に飛び散ると、食器洗浄機110が設置さ
れている床に水滴が落下してしまう。
【0008】本発明は、耐久性が高く、しかも、水滴が
洗浄槽の外に飛び散るのを防止できる食器洗浄機を提供
することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用と効果】 本発
明の食器洗浄機は、前面が開放されている箱状の洗浄機
本体と、この洗浄機本体内に収容された収容位置と引き
出された引き出し位置との間でスライド可能であるとと
もに上部が開放されている洗浄槽と、前記収容位置に置
かれた前記洗浄槽の上部開放部に蓋をするシールプレー
トとを有する引き出し式食器洗浄機において、前記シー
ルプレートの下面に空気を吹き出す空気吹き出し口と、
この空気吹き出し口に空気を送り込む送風手段と、乾燥
工程実行前に前記洗浄槽が引き出される際にはまず前記
送風手段を作動させ次いで前記洗浄槽の引き出しを許容
する状態に切り換える制御手段とが付加されている。本
発明の食器洗浄機によれば、シールプレートの下面に水
滴が付着している状態で洗浄槽を洗浄機本体から引き出
す際には、引き出す前に、送風手段から送られた空気が
空気吹き出し口からシールプレートの下面に吹き付けら
れる。この吹き付けられた空気によって、シールプレー
トの下面に付着していた水滴は、吹き飛ばされ、除去さ
れる。よって、洗浄槽が引き出されるときには、シール
プレートの下面に付着していた水滴はすでに除去されて
おり、水滴が洗浄機本体内に落下することはない。この
方式では、ワイパーブレード方式とは相違して摩擦力が
作用しないので、そもそも磨耗・変形が生じることがな
い。従って、高い耐久性が得られる。また、本発明の食
器洗浄機によれば、シールプレートの下面が洗浄槽によ
って周囲から隔離された状態で、空気がシールプレート
下面に付着した水滴を吹き飛ばして除去するので、従来
の食器洗浄機のように、洗浄槽の外に水滴が飛び散るこ
ともない。本発明の構成によれば、耐久性を高く確保で
き、かつ、水滴が洗浄槽の外に飛び散るのを防止でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】 後記する本発明の実施例の主要
な特徴を記載する。 (形態1)送風手段は送風ファンである。 (形態2)送風ファンの作動が終了しないと洗浄槽を引
き出すことができない洗浄槽ロック機構を設けている。
【0011】
【実施例】 本発明の実施例に係る食器洗浄機につい
て、図6〜図10を参照して説明する。図6は、洗浄槽
が洗浄機本体から引き出された状態を示す概略縦断面図
である。図7は、洗浄槽が洗浄機本体に収容された状態
を示す概略縦断面図である。図8は、洗浄槽と空気吹き
出し口の斜視図である。図9は、図8のIX−IX線断面
図で、洗浄槽と空気吹き出し口等を示している。図10
は、洗浄槽のロック機構を示す斜視図である。まず、食
器洗浄機10の構成を説明する。食器洗浄機10は、洗
浄機本体20、洗浄槽22、シールプレート44、送風
ファン52、洗浄槽ロック機構72等から構成されてい
る。図6,図7に示すように、洗浄機本体20は前面
(図示の左側。これに対し図示の右側を後側とする)が
開放された箱状をしている。引き出し式の洗浄槽22
は、上部が開放されており、図示しないローラとレール
を介して、洗浄機本体20にスライド可能に取り付けら
れている。洗浄槽22の前面側には前面扉34が設けら
れており、ここに使用者が力を加える取っ手35が形成
されている。この取っ手35に使用者が力を加えること
により、洗浄槽22は図6に示す引き出し位置と図7に
示す収容位置との間を水平方向にスライドして移動す
る。
【0012】シールプレート44は、図6と図7に示す
ように、洗浄機本体20内の上方位置に配設されてい
る。図6に示すように、洗浄槽22が引き出し位置にあ
るときには、シールプレート44は、洗浄槽の上縁23
よりもわずかに上方の位置にあり、洗浄槽22のスライ
ドの動きと干渉することはない。シールプレート44の
下面の周縁には、シール44aが装着されている。洗浄
槽22とシールプレート44は、図示しない機構により
連結されており、洗浄槽22が引き出し位置から収容位
置に収容されると、シールプレート44は洗浄槽22の
スライドに連動して降下する。シールプレート44が降
下すると、図7に示すように、シール44aは洗浄槽の
上縁23に押し付けられ、洗浄槽22の上部は蓋をされ
て密閉される。また、シールプレート44の下面には、
水滴が付着しにくく、また、水滴を除去しやすいよう
に、水をはじく表面処理(疎水性処理)が施されてい
る。
【0013】洗浄槽22の中には、食器カゴ32が配置
されており、この食器カゴ32に食器33が収められ
る。洗浄ポンプ24は、吸込み通路27によって洗浄槽
22の底部と連通し、吐出通路26によって、食器カゴ
32の下方に配設されている洗浄ノズル28と連通して
いる。洗浄ノズル28には複数のノズル穴28aが形成
されている。また、洗浄ノズル28は、吐出通路26と
の接合部29を軸として回転可能となっている。給水通
路46が洗浄槽22に形成されている給水口22cに連
通している。排水ポンプ25は、排水通路48を介して
食器洗浄機10の外部と連通し、また、吸込み通路27
とも連通している。給水通路46と排水通路48は屈曲
可能となっているため、洗浄槽22の引き出し位置と収
容位置との間のスライドを妨げない。
【0014】図6〜図9に示されているように、洗浄槽
22の後壁の上部を貫通して送風ダクト54の一端が取
り付けられている。図9によく示されているように、洗
浄槽の中に突き出している送風ダクト54の一端(以
下、空気吹き出し口54aと称する)は、先端がすぼめ
られたノズル形状に形成されており、この形状により、
先端から吹き出す空気の勢いが強くなる。空気吹き出し
口54aは、洗浄槽22がシールプレート44によって
蓋をされたとき、シールプレート44の下面に空気を吹
き付ける位置に配置されており、この空気の吹き付け
で、シールプレート44の下面に付着した水滴は吹き飛
ばされる。送風ダクト54の他端には、送風ダクト54
に空気を送り込む電気モータ駆動の送風ファン52が取
り付けられている。また、前面扉34には、洗浄槽22
の中に吹き込まれた空気を排出するための排気口34a
が形成されている。この排気口34aは、シールプレー
ト44の下面に吹き付けられた空気が、シールプレート
44の下面に沿って流れ水滴を効率よく吹き飛ばすよう
に、前面扉34の上部に形成されている。
【0015】洗浄槽ロック機構72について説明する。
図6、図7、図10に示されているように、可動カム8
2はピン82aのまわりに揺動可能であり、先端に切り
欠き部82bが形成されている。また、可動カム82に
はバネ83の一端が取り付けられている。このバネ83
は、他端が洗浄機本体10に固定されている(図6と図
7では、図示の明瞭化のために、バネ83を省略して図
示している)。可動カム82は、図10で一点鎖線で示
す位置ではストッパ85に当たって、それ以上には回転
しない。可動カム82が図10の実線の位置にあること
を検知する可動カムスイッチ88が洗浄機本体20に取
り付けられている。揺動板87はピン87aのまわりに
揺動して、可動カム82の回転を可動カムスイッチ88
のプランジャ88aに伝える。可動カムスイッチ88
は、可動カム82が図10の実線の位置にあるときに、
揺動板87を介して、プランジャ88aが押し込まれて
電気的に「オン」となる。可動カムスイッチ88は、可
動カム82が図10の一点鎖線の位置となっているとき
には「オフ」となる。電気的に作動するソレノイド91
は、洗浄機本体20に取り付けられている。また、アー
ム93はピン93aのまわりに揺動可能である。ソレノ
イド91から伸縮するシャフト91aの先端は、ピン9
1bによってアーム93に連結されている。このため、
アーム93は、シャフト91aの伸縮にともなってピン
93aを中心として揺動する。
【0016】洗浄槽22が、収容位置でロックされてい
ることを検知するロック位置検知スイッチ95が、洗浄
機本体20に取り付けられている。ソレノイド91のシ
ャフト91aは、ソレノイド91が通電されているとき
に収縮する。シャフト91aが収縮すると、シャフト9
1aに連結されているアーム93は揺動し、ロック位置
検知スイッチ95のプランジャ95aは押し込まれる。
プランジャ95aが押し込まれている間は、ロック位置
検知スイッチ95は電気的に「オン」になる。逆に、プ
ランジャ95aが押し込まれていない状態では、ロック
位置検知スイッチは「オフ」になる。洗浄槽22の後側
にはプレート94が水平方向に装着されており、このプ
レート94にはピン94aが形成されている。なお、送
風ファン52,洗浄槽ロック機構72等の作動シーケン
ス(作動順序)は、電気制御回路(図示していない)に
よって制御される。
【0017】つぎに、食器洗浄機10の動作を説明す
る。洗浄槽22が図6に示す引き出し位置にあるとき、
シールプレート44は上方に移動している。洗浄槽22
が引き出し位置にある状態で、使用者は食器33を洗浄
槽22の中の食器カゴ32に出し入れする。使用者が、
洗浄槽22を洗浄機本体20へ向けて押し込むと、図7
の収容位置でシールプレート44が降下して、シールプ
レート44のシール44aが洗浄槽の上縁23に押し付
けられる。シール44aが洗浄槽の上縁23に押しつけ
られることにより、洗浄槽22は蓋をされ、洗浄水30
が洗浄槽22の外部へ漏れることはない。
【0018】また、上記のシールプレート44の動きと
同時に、洗浄槽ロック機構72も作動するので、これに
ついても説明する。洗浄槽22が収容位置に押し込まれ
ると、洗浄槽22のプレート94に形成されているピン
94aが、可動カム82の切り欠き部82bに入り込
む。洗浄槽22が更に押し込まれると、可動カム82は
時計回り方向(図6、図7の図示において。以下同じ)
に回転し、バネ83は引き伸ばされる。可動カム82の
回転の途中で、バネ83が可動カム82に加える力の方
向が変化する。即ち、可動カム82の回転の途中で、そ
れまでは反時計回り方向に力を加えていたものが、それ
以後は時計回り方向に力を加えるようになる。可動カム
82が更に回転すると、可動カム82は、揺動板87を
介して可動カムスイッチ88のプランジャ88aを押し
込み、バネ83に引かれながら、この位置(図10にお
いて実線で示す位置)で安定する。洗浄槽22のピン9
4aは可動カム82の切り欠き部82bに入り込んでい
るので、洗浄槽はこの収容位置に保持される。
【0019】使用者は、洗浄槽22を収容位置まで押し
込んだ後、食器洗浄機10の運転スイッチ(図示してい
ない)を「オン」にする。上述したように、この状態で
は、プランジャ88aが押し込まれて、可動カムスイッ
チ88は「オン」になっている。運転スイッチと可動カ
ムスイッチ88の両方が「オン」になっていることを条
件として、電気制御回路はソレノイド91に通電し、シ
ャフト91aは収縮する。シャフト91aが収縮すると
アーム93はピン93aを中心として揺動し、図7に示
されているように、アーム93の先端93bが可動カム
82の動きを規制する位置(ロック位置)に移動する。
この状態では、使用者が取っ手35に力を加えて、洗浄
槽22を引き出そうとしても、洗浄槽22のピン94a
がロックされている可動カム82の切り欠き部82bで
拘束されているため、洗浄槽22を引き出すことはでき
ない。また、洗浄槽22がロックされていることを検知
するロック位置検知スイッチ95のプランジャ95aは
アーム93に押し込まれて「オン」になっている。この
ロック位置検知スイッチ95が「オン」にされたことを
条件に食器洗浄機10の運転が開始される。上述したよ
うに、洗浄槽22が収容位置にあるときには、洗浄槽2
2はシールプレート44によって蓋をされており、ま
た、洗浄槽22が収容位置でロックされていないと、食
器洗浄機10を運転することはできない。即ち、洗浄槽
22が引き出され、洗浄槽22に蓋がされていない状態
で食器洗浄機10が運転され、洗浄水30が外部に漏れ
ることはない。
【0020】洗浄運転が開始されると、洗浄水30が給
水通路46から洗浄槽22の給水口22cに給水され、
図7に示されているように、洗浄槽22の底部に洗浄水
30が溜められる。次いで、洗浄ポンプ24が動き始
め、洗浄槽22の底部の洗浄水30が吸込み通路27を
通って洗浄ポンプ24に吸込まれて加圧される。この加
圧された洗浄水30は、吐出通路26を通って洗浄ノズ
ル28に供給され、ノズル穴28aから勢いよく噴出
し、食器カゴ32に収められている食器33を洗浄す
る。洗浄水30がノズル穴28aから噴出する反動作用
によって、洗浄ノズル28は吐出通路26との接合部2
9を軸として回転し、洗浄水30は食器33の随所にさ
まざまな角度で吹き付けられる。食器33を洗浄した洗
浄水30は、再度洗浄槽22の底部に戻る。洗浄水30
が上記の動作を繰り返すことによって、食器33は洗浄
される。洗浄槽22から洗浄水30を排出する場合に
は、排水ポンプ25が作動して、吸込み通路27を経由
して、洗浄水30を洗浄槽22の底部から吸出す。洗浄
槽22から排水ポンプ25によって吸出された洗浄水3
0は、排水通路48を通り、食器洗浄機10の外に排出
される。
【0021】洗浄ノズル28のノズル穴28aから勢い
よく噴出した洗浄水30は、洗浄槽22の上部にまで達
し、シールプレート44の下面に付着する。シールプレ
ート44の下面に付着した洗浄水30の水滴は、食器洗
浄機10が乾燥工程を含む通常の運転動作では、乾燥工
程において蒸発するため、運転停止後にシールプレート
44の下面に水滴として残らない。しかし、乾燥工程を
行う前に運転を一時停止した場合(食器を収容し忘れ
て、食器を追加して収めることが、しばしば行われる)
や、乾燥工程を省略する運転モード(運転時間節約モー
ド)で運転を行った場合には、運転を停止した後に、シ
ールプレート44の下面に水滴が付着したままになって
いる。
【0022】上記の、シールプレート44の下面に水滴
が付着したままになる運転条件で食器洗浄運転が止まっ
た場合には、電気制御回路によってソレノイド91への
通電は継続される。ソレノイド91への通電が継続され
ていると、シャフト91aは収縮したままであり、アー
ム93の先端93bは可動カム82の動きを規制する位
置(ロック位置)にあり、使用者は洗浄槽22を引き出
すことができない。即ち、シールプレート44の下面に
水滴が付着した状態で、洗浄槽22を引き出すことはで
きない。つぎに、送風ファン52が作動し、吸い込んだ
空気を送風ダクト54に送り込み、送り込まれた空気は
送風ダクト54の空気吹き出し口54aから、シールプ
レート44の下面に勢いよく吹き付けられる。この勢い
よく吹き付けられる空気によって、シールプレート44
の下面に付着していた水滴は吹き飛ばされ、除去され
る。シールプレート44の下面には、水をはじく疎水性
処理が施されているので、付着していた水滴は吹き飛ば
されやすい。この状態では、洗浄槽22はシールプレー
ト44によって蓋をされているので、吹き飛ばされた水
滴が洗浄槽の外に飛び散ることはない。吹き飛ばされた
水滴は、洗浄槽22の底部に落下する。送風ファン52
は、シールプレート44の下面に付着した水滴が、吹き
飛ばされて除去されるのに十分なだけの一定時間作動す
ると停止する。続いて、ソレノイド91への通電が止ま
り、シャフト91aは伸展する。シャフト91aが伸展
すると、アーム93はピン93aを中心として揺動し、
アーム93の先端93bは可動カム82の動きを規制す
る位置(ロック位置)から外れる。アーム93の先端9
3bがロック位置から外れると、可動カム82は回転可
能となり、使用者は洗浄槽22を引き出すことができ
る。この状態で洗浄槽22が引き出されても、シールプ
レート44の下面に付着していた水滴は除去された後で
あるので、洗浄機本体20の底部に水滴が落下し、洗浄
機本体20の腐食を生じさせることはない。
【0023】以上、本発明の実施例に係る食器洗浄機に
ついて説明したが、本発明は上記の実施例になんら限定
されるものではなく、本発明は当業者の知識に基づいて
種々の変更、改良を施した形態で実施することができ
る。例えば、図8に示されている空気を吹き出す空気吹
き出し口54aは横長形状をしているが、複数の穴が横
に連なる形状でもよい。また、シールプレートの下面の
形状は必ずしも平坦ではなく、水滴が付着しやすい部分
が存在する。この水滴が付着しやすい部分に集中して空
気を吹き付けられるように、空気吹き出し口の形状を形
成してもよい。水滴が付着しやすい部分が複数存在する
場合には、空気吹き出し口を分岐させ、複数の空気吹き
出し口を設けてもよい。また、空気吹き出し口は、必ず
しも洗浄槽の後方から前方に向けて吹き出さなくてもよ
い。洗浄槽の側方から反対側の側方に向けて吹き出して
もよい。シールプレートの下方から、シールプレートの
下面へ向けて吹き出してもよい。シールプレートに空気
吹き出し口を取り付けてもよい。また、食器洗浄機は、
食器乾燥のための空気を洗浄槽の中に供給する送風ファ
ンを通常有しているので、この食器乾燥用の送風ファン
と、シールプレートの下面に付着した水滴を吹き飛ばす
本発明に係る送風ファンを共用することもできる。
【0024】また、送風手段は、高圧容器と開閉弁から
構成してもよい。高圧容器に蓄圧された高圧空気を開閉
弁を開け、瞬時に空気吹き出し口から吹き出すことによ
り、シールプレート下面の水滴を吹き飛ばすことができ
る。また、上記の高圧容器に蓄圧された高圧空気は、空
気を圧縮するコンプレッサが、食器洗浄機が運転してい
る時に作動して作り出されるようにしてもよい。この構
成によれば、食器洗浄機の外部から高圧空気を高圧容器
に供給する必要がない。また、送風は一定時間継続して
から停止するのではなく、シールプレート下面の水滴が
吹き飛ばされた(除去された)ことを光学的方法等によ
って検知してから停止してもよい。また、送風手段が作
動していることを使用者に知らせる表示装置を、前面扉
等に設けてもよい。送風手段が作動していることを使用
者が知り、洗浄槽を引き出さないようにすれば、洗浄槽
ロック機構を必ずしも必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術の食器洗浄機の斜視図(洗浄槽引き
出し状態)
【図2】同食器洗浄機の概略縦断面図(洗浄槽引き出し
状態)
【図3】同食器洗浄機の概略縦断面図(洗浄槽収容状
態)
【図4】同ワイパーブレード部の断面図
【図5】同ワイパーブレードの取り付け状態を示す斜視
【図6】本発明の実施例の食器洗浄機の概略縦断面図
(洗浄槽引き出し状態)
【図7】同食器洗浄機の概略縦断面図(洗浄槽収容状
態)
【図8】同洗浄槽と空気吹き出し口の斜視図
【図9】同洗浄槽と空気吹き出し口の断面図(図8のIX
−IX線断面図)
【図10】同洗浄槽のロック機構の斜視図
【符号の説明】
10:食器洗浄機 20:洗浄機本体 22:洗浄槽、22c:給水口 23:洗浄槽の上縁 24:洗浄ポンプ 25:排水ポンプ 26:吐出通路 27:吸込み通路 28:洗浄ノズル、28a:ノズル穴 29:接合部 30:洗浄水 32:食器カゴ 33:食器 34:前面扉、34a:排気口 35:取っ手 44:シールプレート、44a:シール 46:給水通路 48:排水通路 52:送風ファン 54:送風ダクト、54a:空気吹き出し口 72:洗浄槽ロック機構 82:可動カム、82a:ピン、82b:切り欠き部 83:バネ 85:ストッパ 87:揺動板、87a:ピン 88:可動カムスイッチ、88a:プランジャ 91:ソレノイド、91a:シャフト、91b:ピン 93:アーム、93a:ピン、93b:アームの先端 94:プレート、94a:ピン 95:ロック位置検知スイッチ、95a:プランジャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開放されている箱状の洗浄機本体
    と、この洗浄機本体内に収容された収容位置と引き出さ
    れた引き出し位置との間でスライド可能であるとともに
    上部が開放されている洗浄槽と、前記収容位置に置かれ
    た前記洗浄槽の上部開放部に蓋をするシールプレートと
    を有する引き出し式食器洗浄機において、前記シールプ
    レートの下面に空気を吹き出す空気吹き出し口と、この
    空気吹き出し口に空気を送り込む送風手段と、乾燥工程
    実行前に前記洗浄槽が引き出される際にはまず前記送風
    手段を作動させ次いで前記洗浄槽の引き出しを許容する
    状態に切り換える制御手段とが付加された引き出し式食
    器洗浄機。
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