JP2002065179A - ゼリー食品 - Google Patents

ゼリー食品

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JP2002065179A
JP2002065179A JP2000265874A JP2000265874A JP2002065179A JP 2002065179 A JP2002065179 A JP 2002065179A JP 2000265874 A JP2000265874 A JP 2000265874A JP 2000265874 A JP2000265874 A JP 2000265874A JP 2002065179 A JP2002065179 A JP 2002065179A
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Japan
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jelly
syrup
gum
food
texture
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JP2000265874A
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English (en)
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Tae Nakano
多恵 中野
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San Ei Gen FFI Inc
Original Assignee
San Ei Gen FFI Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】新規な食感、具体的には、つるんとしており、
口の中で砕けるようであり、且つみずみずしい食感を有
するゼリー食品の提供。 【解決手段】任意形状のカラギナン、ジェランガム、ロ
ーカストビーンガム及びキサンタンガムから選ばれる1
種又は2種以上のゼリー剤を含ませてなるゼリーとシロ
ップを重量比で75:25〜90:10の割合で含むゼ
リー食品はゼリーとシロップの固形分を同等とし、更に
はゼリーとシロップの味を同等とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゼリー食品に関す
るものであって、特に、新しい食感、詳細には、つるん
としており、口の中で砕けるようであり、且つゼリーと
シロップが一体となったみずみずしい食感を有するゼリ
ー食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ゼリー食品に関して色々な食
感を有するものが検討されており、クラッシュゼリーを
使った見た目に涼しそうで、食すると口の中で溶けそう
な印象を与えるようなゼリー食品も上市されている。し
かし、実際に食してみると、見た目の印象とは異なり、
クラッシュゼリー部にゼラチンを用いたものなどは、口
溶けが悪く、いつまでも口の中にゼリーが残っているよ
うなものとなっていた。
【0003】このようなクラッシュゼリーを食べやすく
するために、クラッシュゼリーや任意形状にカットした
ゼリーをシロップ中に浸漬する、シロップづけゼリーも
検討されている。例えば、特開平3−254647号公
報には、ジェランガムを用いて製造された任意の形状の
ゼリーをシロップと共に充填し、加熱殺菌されてなるこ
とを特徴とするシロップづけゼリーが提案されている。
しかし、このシロップづけゼリーは、シロップの中にゼ
リーが浮遊しているようなものであり、スプーンですく
って食する場合、液状のシロップがこぼれたり、ゼリー
をすくいにくかったりして、ゼリーのみを食するという
ようなものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑みて開発されたものであり、新しい食感、詳細に
は、つるんとしており、口の中で砕けるようであり、且
つゼリーとシロップが一体となったみずみずしい食感を
有するゼリー食品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の問題点に鑑み、鋭意研究を重ねていたところ、任
意形状のゼリーとシロップを重量比で75:25〜9
0:10の割合で含むことにより、得られたゼリー食品
は、新しい食感、詳細には、つるんとしており、口の中
で砕けるようであり、且つゼリーとシロップが一体とな
ったみずみずしい食感を有することを見つけた。
【0006】更に、ゼリーとシロップの固形分を同等と
することにより、シロップの存在が気にならず、違和感
なく食することが出来るゼリー食品を得られることが判
った。また、ゼリーとシロップの味を同等とすることに
より、よりシロップの存在が気にならず、違和感なく食
することが出来るゼリー食品が得られることがわかっ
た。加えて、ゼリーがカラギナン、ジェランガム、ロー
カストビーンガム及びキサンタンガムから選ばれる1種
又は2種以上を含むものであれば、ゼリー食品を加熱殺
菌してもゼリーの形状が損なわれず良好なゼリー食品が
得られることを見つけた。
【0007】すなわち本発明は、任意形状のゼリーとシ
ロップを重量比で75:25〜90:10の割合で含む
ことを特徴とするゼリー食品に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るゼリー食品は、任意
形状のゼリーとシロップを重量比で75:25〜90:
10、より好ましくは、78:22〜82:18の割合
で含むことを特徴とする。この割合とすることにより、
新しい食感、詳細には、つるんとしており、口の中で砕
けるようであり、且つゼリーとシロップが一体となった
みずみずしい食感のゼリー食品とすることができる。ま
た、スプーンですくったときもゼリーがスプーンから落
ちることもなく食することができる。これよりゼリーの
割合が多くなると、ゼリー間に隙間ができて、泡を噛ん
だような状態となり、見た目が悪くなり、食してもみず
みずしい食感でなくなるので好ましくない。また、反対
にこれよりシロップの割合が多くなると、水っぽい食感
となり、ゼリーを食していると感じられず、スプーンで
すくってもゼリーをすくいにくく、また、すくってもゼ
リーが落ちやすくなるので好ましくない。
【0009】更に、ゼリーとシロップの固形分を同等と
することにより、シロップの存在が気にならず、違和感
なく食することが出来るゼリー食品とすることができ
る。具体的には、ゼリー、シロップとも固形分を10〜
25重量%に調整するのが好ましく、更に好ましくは、
15〜22重量%がよい。
【0010】また、ゼリーとシロップの味を同等とする
ことにより、よりシロップの存在が気にならず、違和感
なく食することが出来るゼリー食品とすることができ
る。
【0011】本発明でいう任意形状のゼリーとは、常法
により得られたゼリーを任意形状にカットしたものをい
う。ゼリーの形状は、球状、角状、不定形状等任意であ
り、カットする方法も、クラッシャーの様な機械を用い
ても、包丁等でカットしてもどのような方法でも構わな
い。ゼリーの大きさは、食したときにゼリーの感触が感
じられるくらいの大きさが好ましく、具体的には、0.
5〜2.5cm程度の辺や直径を有する球状、角状、不
定形状の大きさのものが好ましい。
【0012】また、ゼリー化する際のゼリー基材として
は、一般的に用いられているものを用いることができ、
例えば、ジェランガム、ゼラチン、寒天、カラギナン、
ローカストビーンガム、キサンタンガム、ペクチン、ア
ルギン酸、アルギン酸ナトリウム、ネイティブジェラン
ガム、グアーガム、タマリンド種子多糖類、マンナン、
サイリウムシードガム、ファーセレラン、プルラン、マ
クロホモプシスガムなどが挙げられ、これらから1種以
上を選択して用いることができる。中でも、ゼリー食品
を製造する際、高温で殺菌する必要があることから、ゲ
ルが耐熱性を有するようなゼリー基材、例えば、ジェラ
ンガム、カラギナン、ローカストビーンガム、寒天、フ
ァーセレラン、ペクチン、キサンタンガム、プルラン等
を用いることが好ましく、更に好ましくは、カラギナ
ン、ジェランガム、ローカストビーンガム及びキサンタ
ンガムから選ばれる1種又は2種以上を組み合わせて用
いるのが最も好ましく、具体的には、カラギナン、ジェ
ランガム、ローカストビーンガム及びキサンタンガムを
含むゲル化剤である、ゲルアップWM−100(三栄源
エフ・エフ・アイ株式会社製)等を用いることができ
る。
【0013】本発明でシロップは、水に糖類を溶かし
て、香料、酸味料、果汁、エキス等で調味した糖液をい
う。
【0014】糖類としては、砂糖、果糖、ブドウ糖、水
飴、還元水飴、はちみつ、異性化糖、転化糖、オリゴ糖
(イソマルトオリゴ糖、還元キシロオリゴ糖、還元ゲン
チオオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ニ
ゲロオリゴ糖、テアンデオリゴ糖、大豆オリゴ糖等)、
トレハロース、糖アルコール(マルチトール、エリスリ
トール、ソルビトール、パラチニット、キシリトール、
ラクチトール等)、砂糖結合水飴(カップリングシュガ
ー)等をあげることができる。
【0015】また、従来公知若しくは将来知られ得る甘
味成分も糖類の代わりに用いることができ、具体的に
は、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラ
ロース、アリテーム、ネオテーム、カンゾウ抽出物(グ
リチルリチン)、サッカリン、サッカリンナトリウム、
ステビア抽出物、ステビア末、等の甘味成分を用いても
よい。
【0016】本発明に係るゼリー食品の製法であるが、
常法によりゼリーを調製した後、任意形状にカットした
ものを、別に調製したシロップと一定の割合に充填し、
加熱殺菌して得ることができる。また、必要に応じて、
ビタミン、カルシウム、ミネラル等を添加してもよい。
【0017】
【実施例】以下、本発明の内容を以下の実施例、比較例
等を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら
限定されるものではない。なお、文中*印は、三栄源エ
フ・エフ・アイ株式会社製を示す。
【0018】実施例1:グレープフルーツゼリーの調製 下記のゼリー部処方に示す組成のうち、色素と香料以外
を水に加え、80℃10分間加熱溶解後、色素と香料を
加え、冷却固化後、約1cm角にクラッシュした。ま
た、下記のシロップ部処方通りに配合し、シロップを得
た。ゼリー:シロップ=80:20の割合でカップに充
填し、85℃30分間加熱殺菌し、カップ入りゼリーを
得た。
【0019】 ゼリー部処方 重量部 砂糖 5 果糖ブドウ糖液糖 10 5倍濃縮グレープフルーツ透明果汁 4 クエン酸(結晶)N* 0.15 カラギナン 0.28 ジェランガム 0.11 ローカストビーンガム 0.07 キサンタンガム 0.07 乳酸カルシウム 0.1 色素(サンエローNo.2AU*) 0.0075 香料(グレープフルーツエッセンスNo.71476*)0.08 清水にて 100とする
【0020】 シロップ部処方 砂糖 5 果糖ブドウ糖液糖 10 5倍濃縮グレープフルーツ透明果汁 4 クエン酸 0.15 色素(サンエロー2AU*) 0.0075 香料(グレープフルーツエッセンスNo.71476*)0.08 清水にて 100とする
【0021】比較例1〜3:グレープフルーツゼリーの
調製 実施例1のうち、ゼリーだけをカップ充填したもの(比
較例1)、ゼリー:シロップ=95:5の割合で充填し
たもの(比較例2)、ゼリー:シロップ=70:30の
割合で充填したもの(比較例3)を調製した。
【0022】実施例1と比較例1〜3のゼリーについ
て、外観、食感、スプーンでのすくいやすさを比較し
た。表1に結果を記す。
【0023】
【表1】
【0024】表1の結果から、実施例1のゼリーは、外
観、食感、スプーンのすくいやすさともに良好であっ
た。それに対して、比較例1及び比較例2は外観が好ま
しくなく、比較例3は、食感及びスプーンでのすくいや
すさが好ましくなかった。
【0025】実施例2:紅茶ゼリーの調製 下記のゼリー部処方に示す組成のうち、香料以外を水に
加え、80℃10分間加熱溶解後、香料を加え、冷却固
化後、約1cm角にクラッシュした。また、下記のシロ
ップ部処方通りに配合し、シロップを得た。ゼリー:シ
ロップ=4:1の割合でカップに充填し、85℃30分
間加熱殺菌し、カップ入り紅茶ゼリーを得た。
【0026】 ゼリー部処方 重量部 砂糖 5 果糖ブドウ糖液糖 10 ブラックティーエキス No.14200* 3 クエン酸(結晶)N* 0.05 ジェランガム 0.11 ローカストビーンガム 0.1 キサンタンガム 0.16 乳酸カルシウム 0.07 色素(サンエロー2AU*) 0.01 香料(ブラックティフレーバー No.70429*) 0.1 香料(フレッシュレモンエッセンス*) 0.1 清水にて 100とする
【0027】 シロップ部処方 砂糖 6 果糖ブドウ糖液糖 10 クエン酸 0.25 香料(フレッシュレモンエッセンス*) 0.2 清水にて 100とする

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意形状のゼリーとシロップを重量比で7
    5:25〜90:10の割合で含むことを特徴とするゼ
    リー食品。
  2. 【請求項2】ゼリーとシロップの固形分を同等とするこ
    とを特徴とする請求項1記載のゼリー食品。
  3. 【請求項3】ゼリーとシロップの味を同等とすることを
    特徴とする請求項1又は2記載のゼリー食品。
  4. 【請求項4】ゼリーが、カラギナン、ジェランガム、ロ
    ーカストビーンガム及びキサンタンガムから選ばれる1
    種又は2種以上を含むものである請求項1乃至3記載の
    ゼリー食品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005533506A (ja) * 2002-07-25 2005-11-10 リコラ・アーゲー ハーブ混合物を原料とする菓子
JP2013247872A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Takara Shokuhin Kk オリーブゼリー食品
CN105211676A (zh) * 2015-09-22 2016-01-06 阳江喜之郎果冻制造有限公司 一种高透明弹韧果冻及其制备方法

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