JP2002064562A - 通信コネクション確立方法 - Google Patents

通信コネクション確立方法

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JP2002064562A JP2001045351A JP2001045351A JP2002064562A JP 2002064562 A JP2002064562 A JP 2002064562A JP 2001045351 A JP2001045351 A JP 2001045351A JP 2001045351 A JP2001045351 A JP 2001045351A JP 2002064562 A JP2002064562 A JP 2002064562A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はサーバアプリケーションとクライア
ントアプリケーションとの間の通信を終了することな
く、それらのアプリケーションの切替や通信経路の切替
を可能にすることを目的とする。 【解決手段】 複数のアプリケーションと通信を中継す
る複数のプロキシとそれらを接続するネットワークとが
設けられた通信システムの制御に用いる通信コネクショ
ン確立方法であって、複数のアプリケーションが2つ以
上のプロキシを通る通信経路を介して互いに通信してい
る場合に、所定の切替要求に応答して前記通信経路上に
配置された第1のプロキシが接続先の第2のプロキシを
第3のプロキシに切り替えて通信を継続することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上で
接続された複数の端末同士がサーバアプリケーション及
びクライアントアプリケーションにより通信する場合
に、通信経路の切替などのために用いられる通信コネク
ション確立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】利用者が通信を行っているアプリケーシ
ョンの利用をやめて他のアプリケーションで通信を行お
うとする場合には、通信を中断してから、他のアプリケ
ーションで通信を再開する必要がある。しかしながら、
この場合は通信が切断されてしまうので、相手のアプリ
ケーションとの通信手続きを最初からやり直す必要があ
る。すなわち、あるアプリケーションに対する通信サー
ビスを途中から他のアプリケーションに切り替えること
はできない。
【0003】例えば、ノートパソコンやPDAのような
移動端末は持ち運びができるため様々な場所で利用され
る可能性があるし、移動しながら利用される場合もあ
る。このような移動端末をオンラインで利用する場合に
は、例えばイーサネット(登録商標),構内無線LAN
(Local Area Network),公衆無線通信(例えばPHS
(Personal Handy-phone System))等に対応する通信
アダプタを用いて移動端末をネットワークに接続する必
要がある。
【0004】移動端末が利用される様々な場所において
は、1つ又は複数の通信媒体を利用して移動端末をネッ
トワークに接続することが可能である。予め複数種類の
通信媒体に対応する複数の通信アダプタを搭載しておけ
ば、1台の移動端末を様々な場所で、必要に応じて通信
方式を切り替えてネットワークに接続することができ
る。
【0005】実際に複数の端末同士がサーバアプリケー
ション及びクライアントアプリケーションにより通信す
る場合には、まず端末のハードウェアをネットワークに
接続し、サービスを提供するサーバアプリケーションと
前記サービスを利用するクライアントアプリケーション
との間に通信コネクションを確立する必要がある。ま
た、例えば障害などによって一時的に通信が途絶えた場
合でも通信の継続を可能にするために、サーバアプリケ
ーションとクライアントアプリケーションとの間にプロ
キシと呼ばれる中継装置を介在するように通信経路を構
築するのが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の通
信システムにおいては、サーバアプリケーションとクラ
イアントアプリケーションとの間の通信を開始する際に
その通信経路が決定される。従って、通信の途中では利
用するサーバアプリケーション,クライアントアプリケ
ーション及びプロキシの組み合わせを変更することはで
きない。
【0007】サーバアプリケーション,クライアントア
プリケーション又はプロキシを変更する場合には、通信
を一旦終了し、通信コネクションを解放し、サーバアプ
リケーションとクライアントアプリケーションとの間の
各通信コネクションをつなぎ直す必要がある。しかしな
がら、移動端末が移動しながら通信する場合には、移動
に伴ってサーバアプリケーション,クライアントアプリ
ケーション及びプロキシの位置関係が変わるため、冗長
な通信経路が形成される可能性がある。例えば、不必要
なプロキシを中継して通信を継続する場合が生じる。
【0008】また、例えば通信中の端末に障害が発生し
た場合には、通信を一旦終了し、通信コネクションを解
放し、障害が生じた端末のアプリケーションやプロキシ
の機能を他の端末で置き換えるように通信経路を再構築
して最初から通信をやり直す必要がある。また、例えば
ユーザが利用する端末を画面の小さい移動端末から画面
の大きい固定端末(例えばデスクトップパソコン)に切
り替えようとする場合にも、移動端末の通信を終了し、
通信コネクションを解放し、固定端末を用いて新たな通
信経路を構築し、通信を最初からやり直す必要がある。
【0009】そこで、本発明はサーバアプリケーション
とクライアントアプリケーションとの間の通信を終了す
ることなく、それらのアプリケーションの切替や通信経
路の切替を可能にすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1は、複数のアプ
リケーションと、通信を中継する複数のプロキシと、そ
れらを接続するネットワークとが設けられた通信システ
ムの制御に用いる通信コネクション確立方法であって、
複数のアプリケーションが2つ以上のプロキシを通る通
信経路を介して互いに通信している場合に、所定の切替
要求に応答して、前記通信経路上に配置された第1のプ
ロキシが接続先の第2のプロキシを第3のプロキシに切
り替えて通信を継続することを特徴とする。
【0011】請求項1においては、通信経路を切り替え
る必要が生じた場合には、第1のプロキシの制御によ
り、第1のプロキシの接続先が第2のプロキシから第3
のプロキシに切り替わる。従って、切替後は第2のプロ
キシを利用せずに通信を継続することができる。なお、
切替先の第3のプロキシについては切替の際に指定する
か、あるいは予め定めておく必要がある。
【0012】請求項2は、複数のアプリケーションと、
通信を中継する複数のプロキシと、それらを接続するネ
ットワークとが設けられた通信システムの制御に用いる
通信コネクション確立方法であって、第1のアプリケー
ションと第2のアプリケーションとが2つ以上のプロキ
シを通る通信経路を介して互いに通信している場合に、
前記通信経路上に配置され第1のアプリケーションと第
1のプロキシとの間で中継を行う第2のプロキシが、所
定の切替要求に応答して通信相手の第1のアプリケーシ
ョンを他の第3のアプリケーションに切り替えて通信を
継続することを特徴とする。
【0013】請求項2においては、利用するアプリケー
ションを切り替える必要が生じた場合には、第2のプロ
キシの制御により、第2のプロキシとの間で通信を行う
アプリケーションが第1のアプリケーションから第3の
アプリケーションに切り替わり、そのまま通信が継続さ
れる。従って、利用者は通信を切断することなく通信に
使用するアプリケーションを切り替えることができる。
なお、切替先の第3のアプリケーションについては切替
の際に指定するか、あるいは予め定めておく必要があ
る。
【0014】請求項3は、請求項1の通信コネクション
確立方法において、クライアントアプリケーションとサ
ーバアプリケーションとが複数のプロキシを介して通信
する場合に、クライアントアプリケーションの接続要求
に対してサーバアプリケーションからの応答がクライア
ントアプリケーションに転送された場合にその転送経路
をセッションとして管理するとともに、それぞれのセッ
ションにセッションIDを割り当てておき、前記第1の
プロキシは、サービス移動のための切替要求を受け付け
た場合に、通信の中継を中断してから移動先の前記第3
のプロキシに接続し、その後で中継を再開し、前記第3
のプロキシは、該当するセッションIDを含む引数を用
いて新たなクライアントアプリケーションを起動し、起
動された新たなクライアントアプリケーションは、前記
第3のプロキシに接続して指定されたセッションIDを
含む情報を前記第3のプロキシに送信し、前記第3のプ
ロキシは、セッションIDに基づいて、前記第1のプロ
キシの通信と前記新たなクライアントアプリケーション
の通信とを結びつけてデータの中継を行うことを特徴と
する。
【0015】請求項3においては、セッションIDを用
いて複数のセッションをそれぞれ区別している。また、
前記第1のプロキシの制御により、第1のプロキシの接
続先が移動先の第3のプロキシに切り替わる。更に、前
記第3のプロキシの制御により新たなクライアントアプ
リケーションが自動的に起動され、この新たなクライア
ントアプリケーションの通信と前記第1のプロキシの通
信とが自動的に結び付けられる。
【0016】このため、サーバアプリケーションの通信
サービスの提供先を、通信を切断することなく元のクラ
イアントアプリケーションから新たなクライアントアプ
リケーションに移動することができる。また、通信サー
ビスの連続性を確保することができる。請求項4は、請
求項2の通信コネクション確立方法において、クライア
ントアプリケーションとサーバアプリケーションとが複
数のプロキシを介して通信する場合に、クライアントア
プリケーションの接続要求に対してサーバアプリケーシ
ョンからの応答がクライアントアプリケーションに転送
された場合にその転送経路をセッションとして管理する
とともに、それぞれのセッションにセッションIDを割
り当てておき、前記第2のプロキシは、サービス移動の
ための切替要求を受け付けた場合に、通信の中継を中断
して該当するセッションIDを含む引数を用いて新たな
クライアントアプリケーションを起動し、起動された新
たなクライアントアプリケーションは、前記第2のプロ
キシに接続して指定されたセッションIDを含む情報を
前記第2のプロキシに送信し、前記第2のプロキシは、
セッションIDに基づいて、サーバアプリケーションと
の間に通信路を持つプロキシの通信と前記新たなクライ
アントアプリケーションの通信とを結びつけてデータの
中継を再開することを特徴とする。
【0017】請求項4においては、セッションIDを用
いて複数のセッションをそれぞれ区別している。また、
要求が発生した場合には前記第2のプロキシの制御によ
り新たなクライアントアプリケーションが自動的に起動
される。更に、起動した新たなクライアントアプリケー
ションの制御により、それと第2のプロキシとの間に通
信経路が形成される。また、第2のプロキシの制御によ
り、該当するセッションを利用してサーバアプリケーシ
ョンと起動された新たなクライアントアプリケーション
との間で通信が行われるように通信サービスの経路が切
り替わる。
【0018】このため、サーバアプリケーションの通信
サービスの提供先を、通信を切断することなく元のクラ
イアントアプリケーションから新たなクライアントアプ
リケーションに移動することができる。また、通信サー
ビスの連続性を確保することができる。請求項5の通信
コネクション確立方法は、サービスを要求するクライア
ントアプリケーションを含む端末と、サービスを提供す
るサーバアプリケーションを含む端末と、通信の内容を
蓄積及び中継するプロキシを含む端末とが接続された通
信システムの制御に用いる通信コネクション確立方法で
あって、各々の端末に存在するクライアントアプリケー
ション又はサーバアプリケーション及びプロキシを表す
第1の情報と、各々の端末の特定に利用される第2の情
報とを保持しておき、1つ以上のプロキシを中継して形
成されるサーバアプリケーションとクライアントアプリ
ケーションとの間の通信経路をセッションとして管理
し、セッション毎に、少なくともセッションの識別子,
当該セッションを利用しているクライアントアプリケー
ション及びサーバアプリケーションを特定する第3の情
報,当該セッションが利用しているプロキシを特定する
第4の情報及び当該セッションが利用しているプロキシ
の接続点を表す第5の情報を保持し、利用するサーバア
プリケーション又はクライアントアプリケーションを提
供する端末の切替、もしくはサーバアプリケーションと
クライアントアプリケーションとの間の通信に利用して
いる通信経路上のプロキシの切替が必要な場合に、該当
するセッションの情報と前記第1の情報及び第2の情報
とを利用して、サーバアプリケーションとそれに接続さ
れたプロキシとの間、クライアントアプリケーションと
それに接続されたプロキシとの間、サーバアプリケーシ
ョンとクライアントアプリケーションとの間を中継する
複数プロキシの間の少なくとも1つの通信コネクション
を自動的に切り替えることを特徴とする。
【0019】請求項5においては、サーバアプリケーシ
ョンとクライアントアプリケーションとの間の通信経路
がセッションとして管理され、セッション毎に、セッシ
ョンの識別子,当該セッションを利用しているクライア
ントアプリケーション及びサーバアプリケーションを特
定する第3の情報,当該セッションが利用しているプロ
キシを特定する第4の情報及び当該セッションが利用し
ているプロキシの接続点を表す第5の情報を保持する。
また、各々の端末に存在するクライアントアプリケーシ
ョン又はサーバアプリケーション及びプロキシを表す第
1の情報と、各々の端末の特定に利用される第2の情報
とを保持する。
【0020】前記第1の情報を参照することにより、各
々の端末に存在するクライアントアプリケーション,サ
ーバアプリケーション及びプロキシを調べることができ
る。従って、例えばクライアントアプリケーション又は
サーバアプリケーションを切り替える場合に、同じアプ
リケーションが存在する端末を自動的に検出することが
できる。
【0021】また、前記第2の情報を参照することによ
り、各々の端末のアドレスなどを特定することができ
る。更に、セッションの識別子で区別されるそれぞれの
セッションの情報から、利用しているクライアントアプ
リケーション,サーバアプリケーション及びプロキシを
特定するとともにプロキシの接続点を検出することがで
きるので、例えば現在利用しているセッションに含まれ
ている特定のプロキシを他のプロキシに切り替えること
ができる。
【0022】この場合の切替は自動的に行われるので、
通信の途中で、その通信を終了することなく通信経路を
切り替えることができる。切替の間の通信の内容は必要
に応じてプロキシに蓄積され、切替が完了した後で通信
が継続するようにプロキシが中継動作を行う。このた
め、例えば利用しているサーバアプリケーションを含む
端末(切替元)に障害が発生した場合には、それと同じ
サーバアプリケーションを含む他の端末(切替先)に切
り替えるようにセッションの構成を変更し、切替先の端
末を利用してそのまま通信を継続することができる。こ
のような切替を行う場合であっても、通信サービスの連
続性は保証される。
【0023】同様に、クライアントアプリケーションを
切り替えることもできるし、セッションを構成するプロ
キシの数や中継経路を変更することもできる。請求項6
は、請求項5の通信コネクション確立方法において、プ
ロキシとサーバアプリケーション又はクライアントアプ
リケーションとを同一の端末上に備えた少なくとも1台
の移動端末を前記通信システムの端末として利用し、前
記移動端末が実際の通信に利用する通信装置の切替に伴
う前記第2の情報の変化を同じ移動端末上に配置される
プロキシにより吸収することを特徴とする。
【0024】請求項6においては、利用する同一の端末
上にプロキシとサーバアプリケーション又はクライアン
トアプリケーションとが存在するので、端末の移動に伴
ってその端末のアドレスなどに変化が生じた場合であっ
ても、その端末上ではサーバアプリケーション又はクラ
イアントアプリケーションとプロキシとの間の通信コネ
クションを変更する必要はない。
【0025】このため、他の通信コネクションを切り替
える時には前記プロキシの蓄積機能によって通信内容が
保持されるので、通信コネクションを切り替えた後で通
信を継続することができる。請求項7は、請求項5の通
信コネクション確立方法において、前記セッションの情
報を管理するセッション管理部が存在し、あるセッショ
ンについて実際に中継をしているプロキシである第1の
プロキシから別のプロキシである第2のプロキシへの切
替要求が発生した場合に、その切替要求をいずれか1つ
の端末が前記セッション管理部に通知し、前記セッショ
ン管理部から切替先の第2のプロキシに対して切替の準
備状況に関する問い合わせを行い、第2のプロキシから
切替準備が完了したことを示す通知が前記セッション管
理部に届いた場合に、第1のプロキシとの間で通信コネ
クションを確立している第3のプロキシに対して、前記
セッション管理部から切替先の第2のプロキシに関する
情報とともに切替要求を送信し、第3のプロキシが、セ
ッションの識別子を用いて切替先の第2のプロキシとの
間で新たな通信コネクションを確立し、第1のプロキシ
と第3のプロキシとの間の通信コネクションを介して行
われていた通信が第3のプロキシと第2のプロキシとの
間の通信コネクションを通るように切替え、全ての通信
コネクションの切替が完了した場合に、前記セッション
管理部に対して切替完了を通知し、切替先の第2のプロ
キシは、第3のプロキシとの間の第1の通信コネクショ
ンの確立が完了した場合に、通知されたセッションの識
別子に基づいて、第2のプロキシとサーバアプリケーシ
ョン又はクライアントアプリケーションとの間に確立さ
れた第2の通信コネクションと前記第1の通信コネクシ
ョンとを関連付けて当該セッションの通信経路を切り替
えることを特徴とする。
【0026】請求項7においては、1つのセッションに
ついて第1のプロキシから第2のプロキシへの切替を自
動的に行うことができる。これにより、第1のプロキシ
に接続されたアプリケーションの機能(サービス)を第
2のプロキシに接続されたアプリケーションに移動する
ことができる。請求項8は、請求項5の通信コネクショ
ン確立方法において、前記セッションの情報を管理する
セッション管理部が存在し、あるセッションについて、
実際に通信を中継している第1のプロキシと第2のプロ
キシとの間に、新たな第3のプロキシを追加するための
プロキシの追加要求が発生した場合に、その追加要求を
いずれか1つの端末が前記セッション管理部に通知し、
前記セッション管理部から追加される第3のプロキシに
対して追加の準備状況に関する問い合わせを行い、第3
のプロキシから準備完了を示す通知を前記セッション管
理部が受けた場合に、前記セッション管理部は、第1の
プロキシ及び第2のプロキシのそれぞれに対して追加要
求を送信し、第1のプロキシ及び第2のプロキシのそれ
ぞれは、前記追加要求に応答して、セッションの識別子
を用いて第3のプロキシとの間で新たな第1の通信コネ
クション又は第2の通信コネクションを確立し、第1の
プロキシ及び第2のプロキシが中継している通信が第1
の通信コネクション又は第2の通信コネクションを通る
ように切り替えて、全ての通信について利用する通信コ
ネクションの切替が完了した場合に、前記セッション管
理部に対して切替完了を通知し、第1のプロキシと第3
のプロキシとの間の第1の通信コネクション及び第2の
プロキシと第3のプロキシとの間の第2の通信コネクシ
ョンの両方が確立された場合に、通知されたセッション
の識別子に基づいて、第1の通信コネクションと第2の
通信コネクションとを関連付けることを特徴とする。
【0027】請求項8においては、1つのセッションに
ついて実際に通信を中継している第1のプロキシと第2
のプロキシとの間に、新たな第3のプロキシを追加する
ことができる。また、請求項8では切替を行う前に切替
先のプロキシの状態を確認するので、確実に切替可能な
プロキシに対して切替を実行することができる。また、
切替の後で完了の通知を行うので、切替元のプロキシは
切替の後でそれまで使用していたリソースを開放するこ
とができる。
【0028】請求項9は、請求項5の通信コネクション
確立方法において、前記セッションの情報を管理するセ
ッション管理部が存在し、あるセッションについて、実
際に通信を中継している第1のプロキシに関する削除要
求が発生した場合に、その削除要求をいずれか1つの端
末が前記セッション管理部に通知し、前記セッション管
理部は、第1のプロキシとの間で第1の通信コネクショ
ン及び第2の通信コネクションを確立している第2のプ
ロキシ及び第3のプロキシのそれぞれに対して削除要求
を送信し、第2のプロキシ及び第3のプロキシは、それ
らの間に第3の通信コネクションを確立し、第1の通信
コネクション及び第2の通信コネクションを利用してい
る通信を第3の通信コネクションに切り替えて、通信コ
ネクションの切替が完了した場合には、第2のプロキシ
及び第3のプロキシは、それぞれ前記セッション管理部
に対して切替完了を通知することを特徴とする。
【0029】請求項9においては、1つのセッションに
ついて、実際に通信を中継している第1のプロキシをそ
のセッションから除外することができる。例えば、第1
のプロキシを削除した方が通信経路が短くなる場合や、
第1のプロキシが不必要になった場合には、第1のプロ
キシを削除して通信経路を最適化することができる。通
信の途中で第1のプロキシを削除した場合でも、その通
信サービスの連続性は請求項9の制御シーケンス及び他
のプロキシの働きにより保証される。
【0030】請求項10は、請求項5の通信コネクショ
ン確立方法において、前記セッションの情報を管理する
セッション管理部が存在し、あるセッションについて、
第1のプロキシと第2のプロキシとの間に第1の通信コ
ネクションが確立され、第2のプロキシと第3のプロキ
シとの間に第2の通信コネクションが確立され、第1の
通信コネクション及び第2の通信コネクションを利用
し、第1のプロキシ,第2のプロキシ及び第3のプロキ
シを中継して通信を行っている状態で、第2のプロキシ
から新たな第4のプロキシへの置換要求が発生した場合
に、その置換要求をいずれか1つの端末が前記セッショ
ン管理部に通知し、前記セッション管理部は、第4のプ
ロキシに対して置換の準備に関する問い合わせを行い、
第4のプロキシから準備完了を示す通知を前記セッショ
ン管理部が受けた場合には、前記セッション管理部は第
1のプロキシ及び第3のプロキシに対して切替要求を送
信し、第1のプロキシ及び第3のプロキシのそれぞれ
は、前記切替要求に応答して、セッションの識別子に基
づき置換先の第4のプロキシとの間に第3の通信コネク
ション及び第4の通信コネクションを確立し、第1のプ
ロキシ及び第3のプロキシのそれぞれは、第1の通信コ
ネクション及び第2の通信コネクションを介して行われ
ていた通信を第3の通信コネクション及び第4の通信コ
ネクションを通るように切り替えて、切り替えた全ての
通信コネクションについて通信に利用する通信コネクシ
ョンの切替が完了した後で、第1のプロキシ及び第3の
プロキシのそれぞれが前記セッション管理部に対して切
替完了を通知し、第3の通信コネクション及び第4の通
信コネクションが確立された後で、通知されたセッショ
ンの識別子に基づいて第3の通信コネクションと第4の
通信コネクションとを関連付けることを特徴とする。
【0031】請求項10においては、1つのセッション
について、第1のプロキシ,第2のプロキシ及び第3の
プロキシを中継して通信を行っている状態で、第2のプ
ロキシから新たな第4のプロキシへの置換を行うことが
できる。例えば、第2のプロキシから第4のプロキシへ
置換した方が通信経路が短くなる場合には、置換を行う
ことにより通信経路を最適化することができる。
【0032】通信の途中で置換を行った場合でも、その
通信サービスの連続性は請求項10の制御シーケンス及
びプロキシの働きにより保証される。なお、本発明を適
用するネットワークについては、例えば図21に示すよ
うに様々な形態が考えられる。互いに通信を行うアプリ
ケーション1,3は、プロキシ2を介して通信路を確立
する。プロキシ2は、通信の中継を行う。
【0033】図21の(a)では、2つのアプリケーシ
ョン1,3の間に1つのプロキシ2を介在して通信路を
確立してある。また、図21の(b)では、2つのアプ
リケーション1,3の間に2つのプロキシ2(1),2
(2)を介在して通信路を確立してある。
【0034】アプリケーション1,3やプロキシ2は、
現実にはコンピュータなどの通信ノード(以下、ノード
と記載する)の内部にプロセスとして存在する。ノード
の配置や構成については様々な形態が考えられる。図2
1の(c)では、アプリケーション1及びプロキシ2
(1)が同じノード4(1)上に配置され、プロキシ2
(2)はノード4(2)上に配置され、アプリケーショ
ン3はノード4(3)上に配置されている。
【0035】図21の(c)に示すように、各ノードに
は、プロキシ又はアプリケーションあるいはそれらの両
方を搭載することができる。複数のアプリケーションの
間の通信は少なくとも1つのプロキシを介して行われ
る。また、互いに通信する複数のアプリケーションの間
に複数のプロキシを介在することにより、プロキシ間で
発生する通信の切断や通信媒体の変化などを吸収するこ
とが可能であり、ノードの移動が可能になる。
【0036】また、通信経路上のプロキシやアプリケー
ションの接続関係を変更することにより、ネットワーク
サービスをノード間にまたがって移動させることが可能
になる。請求項1はプロキシの按続関係を変吏すること
を特徴としている。また、請求項2はアプリケーション
の按続閑係を変吏することを特徴としている。按続関係
を様々に変更することにより、通信に用いるノードやア
プリケーションの自由な変更が可能になり、ユーザの利
便性を高めることができる。
【0037】例えば、ユーザが屋内にいる場合には有線
の広帯域の回線を用いて大画面のノードでサービスを受
け、ユーザが屋外に移動した場合には携帯端末のノード
にサービスを移すとともに、サービスの質よりもモビリ
ティを優先させるように通信環境を対応させることがで
きる。
【0038】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の通
信コネクション確立方法の1つの実施の形態について図
1〜図20を参照して説明する。この形態は、請求項
1,請求項2及び請求項5〜請求項10に対応する。
【0039】図1はプロキシ及びアプリケーションを切
り替える場合の制御シーケンスを示すシーケンス図であ
る。図2はプロキシ及びアプリケーションを切り替える
場合の通信経路の例を示すブロック図である。図3はセ
ッションにプロキシを追加する場合の制御シーケンスを
示すシーケンス図である。図4はセッションにプロキシ
を追加する場合の通信経路の例を示すブロック図であ
る。
【0040】図5はセッションからプロキシを削除する
場合の制御シーケンスを示すシーケンス図である。図6
はセッションからプロキシを削除する場合の通信経路の
例を示すブロック図である。図7はセッション上のプロ
キシを置換する場合の制御シーケンスを示すシーケンス
図である。図8はセッション上のプロキシを置換する場
合の通信経路の例を示すブロック図である。
【0041】図9は通信システムの構成例を示すブロッ
ク図である。図10は移動端末の構成例を示すブロック
図である。図11はサービス管理部SRが保持する情報
の例を示す模式図である。図12は位置管理部LRが保
持する情報の例を示す模式図である。図13はセッショ
ン管理部SMが保持する情報の例を示す模式図である。
図14は通信システムの構成例を示すブロック図であ
る。図15はネットワークの構成例を示すブロック図で
ある。図16はノード及びサービスの移動モデルを示す
ブロック図である。図17は端末の移動時の位置情報更
新手順を示すシーケンス図である。
【0042】この形態では、請求項5の第1の情報は図
11のB11〜B13及びC11〜C13に相当し、第
2の情報は図12のE10,E12に相当する。また、
請求項5のセッションの識別子は図13のG11に相当
し、第3の情報は図13のG12〜G15に相当し、第
4の情報は図13のG16に相当し、第5の情報は図1
3のG17に相当する。
【0043】この形態では、例えば図9に示すような通
信システムに本発明を適用する場合を想定している。図
9の例では、3種類のサブネットワーク51,52,5
3が広域ネットワーク54を介して互いに接続されてい
る。サブネットワーク51においては、イーサネットの
規格に沿って構成された通信インタフェースを介して、
有線で多数の端末(55,56)を互いに通信可能な状
態で接続することができる。
【0044】サブネットワーク52は無線LANを構成
している。この規格に適合する無線通信インタフェース
を備える移動端末59,60は、基地局57,58との
間で無線通信が可能であり、無線でサブネットワーク5
2と接続される。勿論、特定の通信可能エリアの外では
基地局57,58との通信はできない。サブネットワー
ク53は、公衆無線通信システムであるPHSのネット
ワークである。図9の例では、サブネットワーク53に
は移動端末61,固定端末62及びTAP(PIAFS
用ターミナルアダプタ)63が接続され、TAP63に
は基地局64,65が接続されている。PHSの通信規
格に沿って構成された無線通信インタフェースを備える
移動端末66,67は、基地局64,65との間で無線
通信が可能である。勿論、特定の通信可能エリアの外で
は基地局64,65との通信はできない。
【0045】例えば、図9に示す移動端末59が移動端
末55の近傍に移動した場合には、移動端末59は基地
局57との無線通信ができなくなる可能性がある。しか
し、その位置では移動端末59を有線でサブネットワー
ク51に接続することができる。一般的なシステムの場
合、端末が通信のために利用するネットワークをサブネ
ットワーク51,52,53の間で切り替える場合に
は、アプリケーションの通信を一旦終了して通信経路を
再構築する必要があるため手間がかかる。
【0046】本発明を実施する場合には、端末が通信の
ために利用するネットワークをサブネットワーク51,
52,53の間で切り替える場合であっても、アプリケ
ーションの通信を終了することなく自動的に切替を行う
ことができる。また、例えば移動端末55及び固定端末
56に同一のアプリケーションプログラムが存在する場
合には、一人のユーザが移動端末55上のアプリケーシ
ョンプログラムを利用して通信している途中で、固定端
末56上のアプリケーションプログラムに切り替えて継
続的に通信を行うこともできる。
【0047】本発明を実施するために用いる各端末(こ
の例では移動端末)は、図10のように構成される。図
10の移動端末は、サブネットワーク51との接続を可
能にするためにイーサネット通信アダプタ21を備え、
サブネットワーク52との接続を可能にするために無線
LANアダプタ22を備え、サブネットワーク53との
接続を可能にするためにPHS通信アダプタ23を備え
ている。
【0048】また、図10の移動端末はソフトウェア1
0としてサーバアプリケーション11,クライアントア
プリケーション12,プロキシ13,エージェント1
4,リンク切替部15,リンク16,17,18,位置
管理部LR,セッション管理部SM及びサービス管理部
SRを備えている。サーバアプリケーション11は、特
定のアプリケーションのサービスを提供するためのプロ
グラムである。クライアントアプリケーション12は、
特定のアプリケーションについてサーバが提供するサー
ビスを利用するためのプログラムである。
【0049】プロキシ13は、ある送信元からある受信
先への通信の中継を行うとともに通信の内容をそれ自身
の記憶装置に蓄積する。例えば、一時的にプロキシ13
と受信先との間の通信が不能になった場合であっても、
送信元からプロキシ13に入力される通信の内容はプロ
キシ13に蓄積されるので、プロキシ13と受信先との
間の通信が回復した場合には、プロキシ13に蓄積され
た情報を受信先に送信し通信を継続することができる。
【0050】図10のプロキシ13は、サーバアプリケ
ーション11の通信又はクライアントアプリケーション
12の通信を中継することができる。リンク切替部15
は他の端末との間の通信に利用するリンク16,17,
18を切り替える。リンク16はイーサネット通信アダ
プタ21と接続され、リンク17は無線LANアダプタ
22と接続され、リンク18はPHS通信アダプタ23
と接続されている。
【0051】リンク16及びイーサネット通信アダプタ
21を利用して通信する場合には、サブネットワーク5
1を介して通信することができ、リンク17及び無線L
ANアダプタ22を介して通信する場合には、サブネッ
トワーク52を介して通信することができ、リンク18
及びPHS通信アダプタ23を利用する場合には、サブ
ネットワーク53を介して通信することができる。
【0052】つまり、リンク切替部15で使用するリン
ク16,17,18を切り替えることにより通信方式を
切り替えて、サブネットワーク51,52,53のいず
れかに接続することができる。通信を行う各端末には、
それぞれIP(Internet Protocol)アドレスが割り当
てられる。また、端末が通信方式を切り替える際には、
アドレスの割り当て単位であるサブネットの境界を超え
て端末がネットワーク上を移動することになるため、切
替のたびに新たなアドレスを用いる。
【0053】サービス管理部SRは各端末に備わってい
るサーバアプリケーション11,クライアントアプリケ
ーション12及びプロキシ13の種類や機能の情報を管
理している。実際には、例えば図11に示す内容がサー
ビス管理部SRに保持される。図11の例では、端末A
11はアプリケーションプログラムとしてサーバB11
を保持し、プロキシC11を備えている。また、端末A
12はアプリケーションプログラムとしてサーバB12
を保持し、プロキシC12を備えている。更に、端末A
13はアプリケーションプログラムとしてクライアント
B13を保持し、プロキシC13を備えている。
【0054】位置管理部LRは端末毎にIPアドレスを
管理する。位置管理部LRは、それを備えた端末だけで
なく、多数の端末のIPアドレスを管理することができ
る。但し、位置管理の効率向上のため、ならびにリソー
スの少ない端末でも位置の管理ができるようにするた
め、端末の移動量及び位置管理に関する記憶可能容量の
管理も行う。更に、管理する端末の範囲を限定するため
に複数の端末をグループで区分して管理する。
【0055】実際には、例えば図12に示すように、端
末の識別名E10,グループ名E11,IPアドレスE
12,各IPアドレスの状態(利用可否)E13,移動
量E14,LRの記憶容量及び更新時刻の情報が管理し
ている特定グループの端末毎に保持される。また、端末
の移動などに伴って通信デバイスを切り替えた場合には
その端末のIPアドレスが変化するので、この場合には
位置管理部LRの保持する内容を更新する。同時に、通
信相手が存在する場合には、その通信相手に対して位置
情報の更新命令を送信する。すなわち、図17に示す更
新手順を実行する。
【0056】また、各端末が位置情報の更新命令を送信
する場合には、所定の優先順位を考慮して命令を送信す
る順序を決定する。例えば、固定端末(デスクトップパ
ソコンなど)56のように移動量の少ない端末について
は高い優先順位を与える。また、位置情報の記憶容量
(E15)が大きい端末についても高い優先順位を与え
る。
【0057】位置管理部LRの管理に用いられる各々の
グループには、サブネットの境界を超える範囲に存在す
る複数の端末を含めることができる。また、1つのサブ
ネット内には複数のグループを共存させることができ
る。
【0058】新たにグループに加入しようとする端末
(X1)は、そのIPアドレスを取得し、グループ検索
要求をサブネットワーク内にブロードキャストするか、
又は既知の特定の端末(X2)に対してグループ検索要
求を送信する。その後、端末(X1)はグループ検索要
求を受け取った端末(X2)からの応答を受信すると、
その内容からグループの情報を取得し、加入するグルー
プを選択する。
【0059】また、端末(X1)は端末(X2)に対し
て選択したグループへの登録要求を送信する。端末(X
2)はこの登録要求を送信した端末(X1)の位置情報
を取得する。また、登録要求を受信した端末(X2)が
それに含まれる位置管理部LRの情報を端末(X1)に
送信し、加入した端末(X1)の位置情報を位置管理部
LRの内容に追加することによりグループへの加入手続
きが完了する。
【0060】各端末に関する位置情報の検索を行う場合
には、その端末自身に含まれる位置管理部LRの保持し
ている情報から位置情報の検索を行う。検索できなかっ
た場合には、位置管理部LRの保持している情報に含ま
れる任意の端末に対して検索要求を送出する。この検索
要求に対して結果が返ってきたら、その位置情報を位置
管理部LRに追加する。
【0061】また、サブネット内の同じグループに属し
ている端末を検索する場合には、ブロードキャストパケ
ットを送信し、それに対する応答に基づいて位置管理部
LRに位置情報を登録する。位置管理部LRには、次に
示す機能が含まれている。 (1)端末位置の移動などに伴うIPアドレスの変更 (2)ノードの離脱,回線断,障害などに伴うIPアド
レスの状態の変更 (3)エージェント14に対する変更の通知 (4)グループへの参加及び離脱 (5)グループ内のノードの位置管理部LRとの間の位
置情報の送受信 図10のセッション管理部SMは、各々の通信について
その通信経路の全体をセッションとして管理している。
例えば、図15においては、セッション103を用いて
アプリケーション101とアプリケーション102との
間で通信することができる。この場合、セッション10
3にはプロキシ104,105,106が含まれてい
る。
【0062】また、セッション103は通信コネクショ
ン107,108,109,110を利用する。通信コ
ネクション107は、アプリケーション102とプロキ
シ104との間に確立された通信路である。通信コネク
ション108は、プロキシ104,105の間に確立さ
れた通信路である。通信コネクション109は、プロキ
シ105,106の間に確立された通信路である。通信
コネクション110は、アプリケーション101とプロ
キシ106との間に確立された通信路である。
【0063】実際のセッション管理部SMは、例えば図
13に示すような情報G11〜G18を保持している。
情報G11は、複数のセッションを区別するための識別
子である。情報G12は、利用するサーバアプリケーシ
ョンが存在するノード(端末)の名称を表す。情報G1
3は、利用するサーバアプリケーションに与えられたポ
ート番号を表す。
【0064】また、情報G14は利用するクライアント
アプリケーションが存在するノードの名称を表す。情報
G15は、利用するクライアントアプリケーションに与
えられたポート番号を表す。情報G16は、利用するプ
ロキシが存在するノードの名称を表す。情報G17は、
利用するプロキシに与えられたポートの番号を表す。ま
た、複数のプロキシを中継するように1つのセッション
の通信経路を構成している場合には、利用する複数プロ
キシのそれぞれのノード名,ポート番号及び複数プロキ
シの接続状態が1つのセッションID(G11)に関連
付けられてセッション管理部SMに保持される。
【0065】セッション管理部SMが実行する機能とし
ては、各セッションに対するプロキシの追加,プロキシ
の削除,プロキシの切替や、他の端末に存在するセッシ
ョン管理部SMとの間の通信がある。図10のエージェ
ント14は、位置管理部LR,セッション管理部SM,
サービス管理部SRが保持している様々な情報を仲介
し、それらの情報の総合的な判断により、プロキシ13
及びリンク切替部15を制御する。
【0066】例えば、所定の通信サービスを継続した状
態でそのサービスを現在提供しているサーバアプリケー
ションを終了させたい場合には、それと同じ種類の代わ
りのサーバアプリケーションについてサービス管理部S
Rを用いて検索することができる。また、位置管理部L
Rには端末の識別名及びそのIPアドレスが保持されて
いるので、切替先のサーバアプリケーションが存在する
端末の位置を特定できる。更に、セッション管理部SM
で管理されている特定のセッションの情報を利用して後
述する処理を行うことにより、サーバアプリケーション
を切り替えて通信サービスを継続することができる。
【0067】エージェント14は、リンク切替部15に
対してリンク切替を命令するとともに、リンク切替後、
プロキシに通信コネクションの再開処理を依頼する。リ
ンク切替部15は、新しいリンクへの接続,リンクの切
断,ルーティング管理などの機能を有している。また、
プロキシは、コネクション下のリンクの切断や変更を隠
蔽する機能を有している(図16参照)。
【0068】ある移動元からある移動先にサービスを移
動する場合には、そのサービスの通信で利用しているセ
ッションから、移動先のアプリケーション又はプロキシ
上に構築されるサービスに対して移動元のサービスの状
態を転送することで実現することができる。転送すべき
サービスの状態としては、セッションを構成しているア
プリケーション及びプロキシの接続状態,送受信してい
るデータのバイト数,フレーム数などがある。
【0069】例えば、携帯型の移動端末を用い、無線回
線及びネットワークを介して特定のサーバアプリケーシ
ョンからストリームデータを受信し閲覧している場合に
は、端末の表示能力が低いため品質の高いサービスを受
けることができない。しかし、ユーザが移動端末から画
面の大きい固定端末にサービスを移動すれば、品質の高
いサービスを受けることができる。このような移動の場
合でも、継続的にサービスを利用することができる。
【0070】また、同じサーバアプリケーションが複数
の端末に存在する場合には、サーバ側の端末及びアプリ
ケーションを切り替えるようにサービスの提供に利用さ
れる通信経路を切り替えることもできる。端末の切替に
より、サービスの通信速度を改善することも可能であ
る。サービスの提供に利用される通信経路を切り替える
場合や、サーバアプリケーション又はクライアントアプ
リケーションを切り替える場合の具体例について以下に
説明する。ここでは、図14に示すような通信システム
を想定する。
【0071】図14においては移動端末30(1)〜30
(5)のそれぞれの機能を簡略化して表してある。実際に
は、移動端末30(1)〜30(5)のそれぞれは図10に示
す移動端末と同様の機能を有している。但し、サーバア
プリケーション11は移動端末30(1)だけに設けてあ
り、クライアントアプリケーション12は移動端末30
(2)及び30(3)だけに設けてある。また、移動端末30
(5)にはセッション管理部SMが備わっていない。な
お、移動端末30(5)のプロキシ13を利用する場合に
は、移動端末30(5)以外の移動端末30に備わったセ
ッション管理部SMを利用して制御を行えばよい。
【0072】まず、プロキシ及びアプリケーションを切
り替える場合について説明する。具体的には、切替前の
状態では図2において移動端末30(1)のサーバアプリ
ケーション11(1)とプロキシ13(1)との間に通信コネ
クション201が確立され、プロキシ13(1)とプロキ
シ13(2)との間に通信コネクション202が確立さ
れ、クライアントアプリケーション12(2)とプロキシ
13(2)との間に通信コネクション203が確立され、
サーバアプリケーション11(1)−プロキシ13(1)−プ
ロキシ13(2)−クライアントアプリケーション12(2)
の通信経路を通るようにセッションが形成されている場
合を想定している。
【0073】ここで、移動端末30(2)上のクライアン
トアプリケーション12(2)の代わりに移動端末30(3)
上のクライアントアプリケーション12(3)を利用して
継続的にサーバアプリケーション11(1)のサービスを
受けようとする場合には、セッション管理部SM(2)の
機能を利用して、図1に示す制御シーケンスを実行す
る。すなわち、プロキシ13(2)からプロキシ13(3)に
切り替える。
【0074】ユーザの利用状態及び端末間の接続状態を
管理している端末のエージェント14は、必要に応じて
(例えばユーザの指示により)アプリケーション(A
P)の切替要求を発生する。この切替要求は、例えばセ
ッション管理部SM(2)に通知される。この場合、セッ
ション管理部SM(2)は図1のステップS11を実行す
る。すなわち、切替先のクライアントアプリケーション
12(3)との間で通信コネクション204が確立された
切替先のプロキシ13(3)に切り替えるために、プロキ
シ13(3)に対して切替に関する問い合わせを行う。こ
の問い合わせの際には、該当するセッションのセッショ
ンIDやプロキシの接続状態の情報もパラメータとして
セッション管理部SM(2)からプロキシ13(3)に送信す
る。
【0075】このパラメータには、切替元のプロキシ1
3(2)が転送を中継しているファイルのファイル名及び
転送を終了したバイト数(ファイル上の現在の転送位
置)も含まれている。問い合わせを受けたプロキシ13
(3)は、受信したパラメータに基づいて、必要なプロセ
ス等を起動し、ステップS12で通信の中継をするため
の準備を行う。このプロキシ13(3)は、受信したパラ
メータに基づいて切替元のプロキシ13(2)の状態を継
承する。
【0076】また、この準備においては、必要なアプリ
ケーション12(3)が起動していない場合には、そのア
プリケーション12(3)をプロキシ13(3)が起動する。
また、アプリケーション12(3)とプロキシ13(3)との
間の通信コネクション204が確立していない場合に
は、通信コネクション204を確立する。準備が完了し
たら、ステップS13でプロキシ13(3)はセッション
管理部SM(2)に対して準備完了通知を送信する。
【0077】セッション管理部SM(2)は、準備完了通
知を受信するとステップS14で、切替元のプロキシ1
3(2)との間で通信コネクション202を確立していた
プロキシ13(1)に対して切替要求を送信する。この切
替要求には、パラメータとして切替先のプロキシ13
(3)に関するノード名(G16)及びポート番号(G1
7)が含まれている。
【0078】プロキシ13(1)は、切替要求を受信した
場合には、切替要求のパラメータ及びセッションIDを
利用して、プロキシ13(3)の接続ポイント(端末のI
Pアドレスとプロキシ13(3)のポート番号)に対して
通信コネクション205を確立する(S15)。プロキ
シ13(3)はプロキシ13(1)との間で通信コネクション
205が確立すると、通信コネクション205の確立の
際に受信したセッションIDで定まる特定のセッション
について、通信コネクション204及びクライアントア
プリケーション12(3)を関連付ける(S16)。これ
により、通信コネクション205と通信コネクション2
04との間の通信を中継(蓄積転送)するためのプロキ
シ13(3)の準備が完了する。
【0079】また、プロキシ13(1)はそれまでに通信
コネクション202を介して行っていた全ての通信を通
信コネクション205に切り替える(S17)。この切
替が完了した後、プロキシ13(1)はセッション管理部
SM(2)に対して切替の完了通知を送信する(S1
8)。
【0080】セッション管理部SM(2)は、完了通知を
受信すると管理しているテーブルの内容を更新する(S
19)。すなわち、セッションIDで定まる特定のセッ
ション(今回の処理で切替を行ったセッション)につい
て、切替後のクライアントアプリケーション12(3)及
びプロキシ13(3)のノード名及びポート番号ならびに
それらの接続関係を反映するように情報を更新する。
【0081】また、セッション管理部SM(2)は、変更
を行ったセッションの情報を管理している他のセッショ
ン管理部SM(1),SM(3),SM(4)に対して変更した
情報を通知する(S21)。以上の制御シーケンスの結
果、図2に示すようにサーバアプリケーション11(1)
とクライアントアプリケーション12(2)との間の通信
で提供していたサービスが、サーバアプリケーション1
1(1)とクライアントアプリケーション12(3)との間の
通信に切り替わるようにセッション(通信経路)の内容
が変更される。
【0082】次に、セッションにプロキシを追加する場
合について説明する。具体的には、追加前の状態では図
4に示すようにサーバアプリケーション11(1)とプロ
キシ13(1)との間に通信コネクション211が確立さ
れ、プロキシ13(1),13(2)の間に通信コネクション
212が確立され、プロキシ13(2)とクライアントア
プリケーション12(2)との間に通信コネクション21
3が確立され、2つのプロキシ13(1),13(2)がサー
バアプリケーション11(1)とクライアントアプリケー
ション12(2)との間の通信をを中継するようにセッシ
ョンが構築されている。
【0083】その状態から、通信を継続したままプロキ
シ13(1)とプロキシ13(2)との間にプロキシ13(3)
を追加する場合には、セッション管理部SM(2)の機能
を利用して、図3に示す制御シーケンスを実行する。端
末のエージェント14は、必要に応じて(例えばユーザ
の指示により)プロキシの追加要求を発生する。この追
加要求は、例えばセッション管理部SM(2)に通知され
る。この場合、セッション管理部SM(2)は図3のステ
ップS31を実行する。
【0084】すなわち、追加すべきプロキシ13(3)に
追加の準備をさせるために、セッション管理部SM(2)
は追加の問い合わせを行う。この問い合わせの際には、
該当するセッションのセッションIDやプロキシの接続
状態の情報もパラメータとしてセッション管理部SM
(2)からプロキシ13(3)に送信する。このパラメータに
は、プロキシ13(2)が転送を中継しているファイルの
ファイル名及び転送を終了したバイト数(ファイル上の
現在の転送位置)も含まれている。
【0085】問い合わせを受けたプロキシ13(3)は、
受信したパラメータに基づいて、必要なプロセス等を起
動し、ステップS32で通信の中継をするための準備を
行う。このプロキシ13(3)は、受信したパラメータに
基づいてプロキシ13(2)の状態を継承する。準備が完
了したら、ステップS33でプロキシ13(3)はセッシ
ョン管理部SM(2)に対して準備完了通知を送信する。
【0086】セッション管理部SM(2)は、準備完了通
知を受信すると、ステップS34,S35で、追加する
プロキシ13(3)と接続すべきプロキシ13(1),13
(2)に対して切替要求を送信する。この切替要求には、
パラメータとして追加するプロキシ13(3)に関するノ
ード名(G16)及びポート番号(G17)が含まれ
る。プロキシ13(1)及び13(2)は、切替要求を受信す
ると、切替要求のパラメータ及びセッションIDを利用
して、プロキシ13(3)の接続ポイント(端末のIPア
ドレスとプロキシ13(3)のポート番号)に対して通信
コネクション214又は215を確立する(S36,S
37)。
【0087】プロキシ13(3)は通信コネクション21
4,215が確立すると、それらのコネクションの確立
の際に受信したセッションIDで定まる特定のセッショ
ンについて、通信コネクション214と通信コネクショ
ン215とを関連付ける(S38)。これにより、通信
コネクション214と通信コネクション215との間の
通信を中継(蓄積転送)するためのプロキシ13(3)の
準備が完了する。
【0088】一方、プロキシ13(1)はそれまでに通信
コネクション212を介して行っていた全ての通信を通
信コネクション214に切り替える(S41)。この切
替が完了した後、プロキシ13(1)はセッション管理部
SM(2)に対して切替の完了通知を送信する(S4
4)。同様に、プロキシ13(2)はそれまでに通信コネ
クション212を介して行っていた全ての通信を通信コ
ネクション215に切り替える(S40)。この切替が
完了した後、プロキシ13(2)はセッション管理部SM
(2)に対して切替の完了通知を送信する(S42)。
【0089】セッション管理部SM(2)は、完了通知を
受信すると管理しているテーブルの内容を更新する(S
45)。すなわち、セッションIDで定まる特定のセッ
ション(今回の処理でプロキシの追加を行ったセッショ
ン)について、追加したプロキシ13(3)のノード名及
びポート番号ならびにプロキシ間の接続関係を反映する
ように情報を更新する。
【0090】また、セッション管理部SM(2)は、変更
を行ったセッションの情報を管理している他のセッショ
ン管理部SM(1),SM(3),SM(4)に対して変更した
情報を通知する(S46)。以上の制御シーケンスの結
果、図4に示すようにサーバアプリケーション11(1)
とクライアントアプリケーション12(2)との間の通信
がプロキシ13(1)−プロキシ13(3)−プロキシ13
(2)の経路で中継されるようにセッションの内容が変更
される。
【0091】次に、セッションからそれまで利用してい
たプロキシを削除する場合について説明する。具体的に
は、追加前の状態では図6に示すようにサーバアプリケ
ーション11(1)とプロキシ13(1)との間に通信コネク
ション221が確立され、プロキシ13(1),13(3)の
間に通信コネクション222が確立され、プロキシ13
(3),13(2)の間に通信コネクション223が確立さ
れ、プロキシ13(2)とクライアントアプリケーション
12(2)との間に通信コネクション224が確立され、
3つのプロキシ13(1),13(3),13(2)がサーバア
プリケーション11(1)とクライアントアプリケーショ
ン12(2)との間の通信をを中継するようにセッション
が構築されている。
【0092】その状態から、通信を継続したままプロキ
シ13(1)とプロキシ13(2)との間のプロキシ13(3)
を削除(セッションから除外)する場合には、セッショ
ン管理部SM(2)の機能を利用して、図5に示す制御シ
ーケンスを実行する。端末のエージェント14は、必要
に応じて(例えばユーザの指示により)プロキシの削除
要求を発生する。この削除要求は、例えばセッション管
理部SM(2)に通知される。この場合、セッション管理
部SM(2)は図5のステップS51から順に処理を実行
する。
【0093】セッション管理部SM(2)は、削除対象の
プロキシ13(3)との間で通信コネクション222,2
23を確立しているプロキシ13(1)及び13(2)のそれ
ぞれに対して、プロキシ13(3)に関する削除要求を送
信する(S51,S52)。プロキシ13(2)は、削除
要求を受信すると、セッションIDを利用して、プロキ
シ13(2)とプロキシ13(1)との間の通信コネクション
225を確立する(S53)。
【0094】更に、プロキシ13(2)はそれまでに通信
コネクション223を介して行っていた全ての通信を通
信コネクション225に切り替える(S54)。この切
替が完了した後、プロキシ13(2)はセッション管理部
SM(2)に対して切替の完了通知を送信する(S5
8)。プロキシ13(2)とプロキシ13(3)との間の通信
コネクション223はプロキシ13(2)によって切断さ
れる(S56)。
【0095】同様に、プロキシ13(1)はそれまでに通
信コネクション222を介して行っていた全ての通信を
通信コネクション225に切り替える(S55)。この
切替が完了した後、プロキシ13(1)はセッション管理
部SM(2)に対して切替の完了通知を送信する(S5
9)。プロキシ13(1)とプロキシ13(3)との間の通信
コネクション222はプロキシ13(1)によって切断さ
れる(S57)。
【0096】セッション管理部SM(2)は、完了通知を
受信すると管理しているテーブルの内容を更新する(S
60)。すなわち、セッションIDで定まる特定のセッ
ション(今回の処理でプロキシの削除を行ったセッショ
ン)について、プロキシ間の接続関係に削除の結果を反
映するように情報を更新する。また、セッション管理部
SM(2)は、変更を行ったセッションの情報を管理して
いる他のセッション管理部SM(1),SM(3),SM(4)
に対して変更した情報を通知する(S61)。
【0097】以上の制御シーケンスの結果、図6に示す
ようにサーバアプリケーション11(1)とクライアント
アプリケーション12(2)との間の通信がプロキシ13
(1)−プロキシ13(2)の経路で中継されるようにセッシ
ョンの内容が変更される。次に、特定のセッション上で
利用しているプロキシを他のプロキシに置き換える場合
について説明する。具体的には、追加前の状態では図8
に示すようにサーバアプリケーション11(1)とプロキ
シ13(1)との間に通信コネクション231が確立さ
れ、プロキシ13(1),13(4)の間に通信コネクション
232が確立され、プロキシ13(4),13(2)の間に通
信コネクション233が確立され、プロキシ13(2)と
クライアントアプリケーション12(2)との間に通信コ
ネクション234が確立され、3つのプロキシ13
(1),13(4),13(2)がサーバアプリケーション11
(1)とクライアントアプリケーション12(2)との間の通
信をを中継するようにセッションが構築されている。
【0098】その状態から、通信を継続したまま利用し
ているプロキシ13(4)をプロキシ13(5)に置換する場
合には、セッション管理部SM(2)の機能を利用して、
図7に示す制御シーケンスを実行する。
【0099】端末のエージェント14は、必要に応じて
(例えばユーザの指示により)プロキシの置換要求を発
生する。この置換要求は、例えばセッション管理部SM
(2)に通知される。この場合、セッション管理部SM(2)
は図7のステップS71を実行する。すなわち、置換先
のプロキシ13(5)に中継の準備をさせるために、セッ
ション管理部SM(2)は置換の問い合わせを行う。この
問い合わせの際には、該当するセッションのセッション
IDやプロキシの接続状態の情報もパラメータとしてセ
ッション管理部SM(2)からプロキシ13(5)に送信す
る。
【0100】このパラメータには、置換元のプロキシ1
3(4)が転送を中継しているファイルのファイル名及び
転送を終了したバイト数(ファイル上の現在の転送位
置)も含まれている。問い合わせを受けたプロキシ13
(5)は、受信したパラメータに基づいて、必要なプロセ
ス等を起動し、ステップS72で通信の中継をするため
の準備を行う。このプロキシ13(5)は、受信したパラ
メータに基づいて置換元のプロキシ13(4)の状態を継
承する。準備が完了したら、ステップS73でプロキシ
13(5)はセッション管理部SM(2)に対して準備完了通
知を送信する。
【0101】セッション管理部SM(2)は、準備完了通
知を受信すると、ステップS74,S75で、置換元の
プロキシ13(4)との間に通信コネクション232,2
33を確立しているプロキシ13(1),13(2)に対して
切替要求を送信する。この切替要求には、パラメータと
して置換先のプロキシ13(5)に関するノード名(G1
6)及びポート番号(G17)が含まれる。
【0102】プロキシ13(1)及び13(2)は、切替要求
を受信すると、切替要求のパラメータ及びセッションI
Dを利用して、プロキシ13(5)の接続ポイント(端末
のIPアドレスとプロキシ13(3)のポート番号)に対
して通信コネクション235又は236を確立する(S
76,S77)。
【0103】置換先のプロキシ13(5)は、通信コネク
ション235,236が確立すると、それらのコネクシ
ョンの確立の際に受信したセッションIDで定まる特定
のセッションについて、通信コネクション235と通信
コネクション236とを関連付ける(S78)。これに
より、通信コネクション235と通信コネクション23
6との間の通信を中継(蓄積転送)するためのプロキシ
13(5)の準備が完了する。
【0104】一方、プロキシ13(2)はそれまでに通信
コネクション233を介して行っていた全ての通信を通
信コネクション236に切り替える(S80)。この切
替が完了した後、プロキシ13(2)はセッション管理部
SM(2)に対して切替の完了通知を送信する(S8
2)。同様に、プロキシ13(1)はそれまでに通信コネ
クション232を介して行っていた全ての通信を通信コ
ネクション235に切り替える(S81)。この切替が
完了した後、プロキシ13(1)はセッション管理部SM
(2)に対して切替の完了通知を送信する(S83)。
【0105】通信コネクション232,233から通信
コネクション235,236への切替が終了した後で、
不要になった通信コネクション232,233は切断さ
れる(S84,S85)。セッション管理部SM(2)
は、完了通知を受信すると管理しているテーブルの内容
を更新する(S86)。すなわち、セッションIDで定
まる特定のセッション(今回の処理でプロキシの置換を
行ったセッション)について、プロキシ間の接続関係に
置換の結果を反映するように情報を更新する。
【0106】また、セッション管理部SM(2)は、変更
を行ったセッションの情報を管理している他のセッショ
ン管理部SM(1),SM(3),SM(4)に対して変更した
情報を通知する(S87)。以上の制御シーケンスの結
果、図8に示すようにサーバアプリケーション11(1)
とクライアントアプリケーション12(2)との間の通信
がプロキシ13(1)−プロキシ13(5)−プロキシ13
(2)の経路で中継されるようにセッションの内容が変更
される。
【0107】なお、サーバアプリケーション11とクラ
イアントアプリケーション12との間で行われる通信に
は、セッション毎に異なる固有のセッションIDが割り
当てられる。また、プロキシの接続ポイントは、ネット
ワーク上での位置と接続要求の受付ポートを表す。プロ
トコルとしてTCP/IPを想定する場合には、接続ポ
イントはIPアドレスとプロキシがリッスンしているポ
ート番号になる。
【0108】また、例えばセッションの通信経路を切り
替えるために通信コネクションを切り替える際には一時
的に通信ができなくなるが、そのセッションに含まれて
いる少なくとも1つのプロキシがアプリケーションの送
出する通信内容を蓄積し、通信が可能になったときには
蓄積された情報を送信して通信回復作業を自動的に行
う。従って、通信の途中で通信経路を切り替える場合で
あっても、ユーザが特別な操作を行うことなくそのまま
通信を継続することができる。
【0109】本発明の機能の概略は、図16に示す移動
モデルで表すことができる。すなわち、ユーザが使用す
る端末が移動して通信方式が切り替わった場合や、ユー
ザが使用する端末を切り替えた場合でも、同じサービス
を継続的に同じユーザに提供することができる。ここで
扱うサービスとは、各セッションを通してアプリケーシ
ョン間で送受信される通信内容,それに付随する通信プ
ロトコル(http等)及び表現方法(再生,ブラウジ
ング等)を意味する。
【0110】サービスを移動する場合には、同じセッシ
ョンIDで示される移動元のセッションから移動先のセ
ッションに対してサービスの状態を転送することによ
り、同じ状態でサービスを継続することができる。各端
末(ノード)は、図16に示すようにリンク層のアドレ
ス空間にマッピングされる。従って、ノードの移動はノ
ードとアドレスとの対応関係を変更することで実現でき
る。また、各端末は複数の通信デバイスをもつことが可
能であり、それぞれが固有のアドレスを保持することが
できる。
【0111】上記実施の形態の通信システムにおける位
置管理の方式について性能を評価するために、計算機を
用いてシミュレーションを実施した。シミュレーション
の条件は次の通りである。 (1)端末の移動間隔:グループを構成している多数の
端末のうち(1/3)は平均移動時間が30分、残りの
(2/3)の端末は平均移動時間を10分とする。
【0112】(2)端末の通信待機時間は20分とし、
通信時間は50分とする。 (3)位置管理部LRの記憶容量:多数の端末のうち
(1/3)のLRは全ての端末の位置情報を保持可能、他
の(1/3)の端末のLRは(1/2)の端末の位置情報を
保持可能、残りの(1/3)の端末のLRは(1/4)の端
末の位置情報を保持可能と仮定する。
【0113】(4)1200分間に発行された位置情報
更新命令の数及び位置管理部LRの検索成功率を400
試行分測定した。但し、最初の100分間については統
計から除外。 (5)位置管理部LRが位置情報更新命令を送出する際
には、自らが保持している全ての位置情報を送信する。
受信側のLRでは、位置情報のタイムスタンプにより取
捨選択して保持している位置情報を更新する。
【0114】(6)位置情報更新命令を発行する際の端
末の優先順位については2種類の方式を評価する。「Me
thod A」の方式では位置管理部LRが自らの保持する位
置情報を更新した場合に全ての端末に対して位置情報更
新命令を発行する。「Method B」の方式では、移動間隔
が30分でかつ全ての端末の位置情報を保持可能な記憶
容量を有する端末のLRのみが全ての端末に対して位置
情報更新命令を発行し、残りの端末の位置管理部LRに
ついては、移動間隔が30分でかつ全ての端末の位置情
報を保持可能な記憶容量を有する端末のみに対して位置
情報更新命令を発行する。
【0115】なお、「Method A」の方式では各端末の位
置が更新されるたびに全ての端末に位置更新命令が発行
されるので通信量は多くなるが、優れた位置管理能力が
得られる。上記シミュレーションの結果が図18〜図2
0に示されている。図18は、位置情報更新命令の発行
数を示している。また、図19及び図20は位置検索成
功率を示している。図19の位置検索成功率は、特定の
端末の位置管理部LRが保持している位置情報の検索及
び他の端末の位置管理部LRの検索によって相手端末の
位置情報の取得に成功した割合である。また、図20の
位置検索成功率は、特定の端末の位置管理部LRが保持
している位置情報のみを検索して相手端末の位置情報の
取得に成功した割合である。
【0116】図18,図19を参照すると、「Method
A」に比べて「Method B」の方が通信コストが低減(6
0〜80%減)され、位置検索能力の劣化も許容できる
範囲であることが分かる。また、この効果はグループを
構成している端末数が大きいほど顕著であり、位置検索
成功率の差も小さくなる。従って、各端末の移動量や位
置管理部LRの記憶容量を考慮して位置情報更新命令の
発行対象となる端末を制限することにより、各端末の位
置管理の負荷を分担するとともに通信量を抑制すること
ができる。
【0117】また、図20から分かるように、他の端末
に存在する位置情報を検索しなくても、25〜45%の
端末の位置を正しく検出することができる。従って、端
末が一時的にネットワークから離脱している場合であっ
ても、それ自身の位置管理部LRが保持する位置情報の
みの検索により、ネットワークへの再接続の手がかりを
得ることが可能である。
【0118】(第2の実施の形態)本発明の通信コネク
ション確立方法のもう1つの実施の形態について、図2
2及び図23を参照して説明する。この形態は、請求項
1〜請求項4に対応する。図22及び図23は、それぞ
れサービスの移動例(1,2)を示すシーケンス図であ
る。
【0119】この形態では、HTTPの通信を行うこと
を想定しているので、アプリケーションとしてブラウザ
5及びWebサーバ7を用いる。図22の例では、ノー
ド8(A),8(B)にはクライアントアプリケーショ
ンとして動作するブラウザ5が配置されているので、ノ
ード8(A),8(B)はクライアントノードとして機
能する。また、ノード8(C)にはサーバアプリケーシ
ョンとして動作するWebサーバ7が配置されているの
で、ノード8(C)はサーバノードとして機能する。
【0120】また、図23の例では、ノード8(A)に
はクライアントアプリケーションとして動作するブラウ
ザ5(A),5(B)が配置されているので、ノード8
(A)はクライアントノードとして機能する。また、図
23のノード8(C)にはサーバアプリケーションとし
て動作するWebサーバ7が配置されているので、ノー
ド8(C)はサーバノードとして機能する。
【0121】図22の例について動作を説明する。ま
ず、ブラウザ5(A)からプロキシ6(A),6(B)
を介してWebサーバ7に要求を行う(C11)。この
要求に対するWebサーバ7の応答が、プロキシ6
(C),6(A)を介してブラウザ5(A)に伝送され
る(C12)。このとき、セッションが成立する。ま
た、セッション毎にそれを区別するためのセッションI
Dが割り当てられる。
【0122】この後で、プロキシ6(C)がサービス移
動要求を受け付ける(C13)。その場合、プロキシ6
(C)は通信を中断し(C14)、移動先のノード8
(B)のプロキシ6(B1)に接続する(C15)。こ
の場合、移動先のプロキシ6(B1)は該当するセッシ
ョンのセッションIDを含むURLを引数として、ブラ
ウザ5(B)を起動する(C16)。
【0123】起動されたブラウザ5(B)は、起動の際
に指定されたURLを用いてプロキシ6(B2)に接続
する(C17)。このプロキシ6(B2)は、セッショ
ンIDに基づいて、ブラウザ5(B)の通信とサーバノ
ードであるノード8(C)のプロキシ6(C)とを結び
付けてデータの転送を行う(C18)。このようにし
て、サービスの連続性を確保したまま、クライアントノ
ード簡をサービスが移動する。
【0124】次に、図23の例について動作を説明す
る。まず、ブラウザ5(A)からプロキシ6(A),6
(C)を介してWebサーバ7に要求を行う(C2
1)。それに対するWebサーバ7の応答が、プロキシ
6(C),6(A)を介してブラウザ5(A)に転送さ
れる(C22)。このとき、セッションが設立する。ま
た、セッション毎にそれを区別するためのセッションI
Dが割り当てられる。
【0125】この後で、プロキシ6(A)がサービス移
動要求を受け付ける(C23)。その場合、プロキシ6
(A)は該当するセッションのセッションIDを含むU
RLを引数として、ブラウザ5(B)を起動する(C2
4)。起動されたブラウザ5(B)は、起動の際に指定
されたURLを用いてプロキシ6(B2)に接続する
(C25)。このプロキシ6(B2)は、セッションI
Dに基づいて、ブラウザ5(B)の通信とサーバノード
であるノード8(C)のプロキシ6(C)とを結び付け
てデータの転送を行う(C26)。
【0126】このようにして、サービスの連続性を確保
したまま、クライアントノード簡をサービスが移動す
る。 (第3の実施の形態)本発明のもう1つの実施の形態に
ついて、図24〜図26を参照して説明する。この形態
は、請求項1及び請求項2に対応する。
【0127】図24は、セッションにプロキシを追加す
る場合の簡略化された制御シーケンスを示すシーケンス
図である。図25は、セッションからプロキシを削除す
る場合の簡略化された制御シーケンスを示すシーケンス
図である。図26は、セッション上のプロキシを置換す
る場合の簡略化された制御シーケンスを示すシーケンス
図である。
【0128】この形態は、第1の実施の形態の変形例で
あり、制御シーケンスの内容が第1の実施の形態よりも
簡略化されている。また、この形態においても図10に
示すような構成の移動端末を用いることを想定してい
る。但し、図10に示す位置管理部LR,サービス管理
部SR,リンク切替部15については必ずしも必要とは
しない。
【0129】図24〜図26に示す動作の内容について
は第1の実施の形態と同様であるが、各図の制御の内容
について以下に説明する。まず、図4の場合と同様にセ
ッションにプロキシ13(3)を追加する場合につい
て、図24を参照して説明する。この例では、図4にお
いて、クライアントアプリケーション12(2),プロ
キシ13(2),プロキシ13(1),サーバアプリケ
ーション11(1)の順に通信コネクションが確立さ
れ、クライアントアプリケーション12(2)とサーバ
アプリケーション11(1)との間にセッションが構築
されている状態から、クライアントアプリケーション1
2(2),プロキシ13(2),プロキシ13(3),
プロキシ13(1),サーバアプリケーション11
(1)の順に通信コネクションが確立されて、クライア
ントアプリケーション12(2)とサーバアプリケーシ
ョン11(1)との間のセッションの経路が変更される
場合を想定している。
【0130】すなわち、プロキシ13(2)とプロキシ
13(1)との間にもう1つのプロキシ13(3)を追
加するための動作を表している。エージェントソフトウ
ェア(図10の14)は、ユーザ又は端末間の接続状態
に関する命令や管理を制御している。このエージェント
ソフトウェアからのプロキシ切替要求を移動端末30
(2)が受信すると、移動端末30(2)はそれをセッ
ション管理部SM(2)に通知する。
【0131】この場合、セッション管理部SM(2)
は、追加されるプロキシ13(3)に接続されるプロキ
シ13(1),13(2)に対して、プロキシ13
(3)の名前と接続ポイントをパラメータとして切替要
求を送信する(S34,S35)。切替要求を受信した
プロキシ13(1),13(2)は、受信したパラメー
タとセッション識別子(ID)を用いてプロキシ13
(3)の接続ポイントに対して、セッション識別子に対
応する通信コネクションを確立する(S36,S3
7)。
【0132】その後、プロキシ13(1)はプロキシ1
3(2)との間の通信コネクションで行っていた通信を
全てプロキシ13(3)の通信コネクションに切り替え
る(S40,S41)。追加されるプロキシ13(3)
には2つの通信コネクションが確立される。このプロキ
シ13(3)は、通信コネクションの確立時に受信した
セッション識別子に基づいて、2つの通信コネクション
を関連付け、蓄積転送が可能な状態にする。
【0133】次に、図6の場合と同様にセッションから
プロキシ13(3)を削除する場合について、図25を
参照して説明する。この例では、図6において、クライ
アントアプリケーション12(2),プロキシ13
(2),プロキシ13(3),プロキシ13(1),サ
ーバアプリケーション11(1)の順に通信コネクショ
ンが確立され、クライアントアプリケーション12
(2)とサーバアプリケーション11(1)との間のセ
ッションが構築されている状態から、クライアントアプ
リケーション12(2),プロキシ13(2),プロキ
シ13(1),サーバアプリケーション11(1)の順
に通信コネクションが確立されて、クライアントアプリ
ケーション12(2)とサーバアプリケーション11
(1)との間にセッションの経路が変更される場合を想
定している。
【0134】すなわち、セッションからプロキシ13
(3)を削除するための動作を表している。エージェン
トソフトウェアからのプロキシ削除要求を移動端末30
(2)が受信すると、移動端末30(2)はそれをセッ
ション管理部SM(2)に通知する。この場合、セッシ
ョン管理部SM(2)は、プロキシ13(1),13
(2)に対して削除要求を送信する(S51,S5
2)。
【0135】プロキシ13(2)は、削除要求を受信す
ると、セッション識別子を用いてプロキシ13(1)と
の間でコネクションを確立する。また、プロキシ13
(3)との間で行われていた通信を全てプロキシ13
(1)との間の通信コネクションに切り替える。また、
プロキシ13(1)が削除要求を受信するとともにプロ
キシ13(2)から通信コネクションを確立された場合
には、プロキシ13(1)はプロキシ13(3)との間
の通信コネクションで行われていた通信を全てプロキシ
13(2)との間の通信コネクションに切り替える。
【0136】次に、図8の場合と同様にセッション上の
プロキシ13(4),13(5)を置換する場合につい
て、図26を参照して説明する。この例では、図8にお
いて、クライアントアプリケーション12(2),プロ
キシ13(2),プロキシ13(4),プロキシ13
(1),サーバアプリケーション11(1)の順に通信
コネクションが確立され、クライアントアプリケーショ
ン12(2)とサーバアプリケーション11(1)との
間にセッションが構築されている状態から、クライアン
トアプリケーション12(2),プロキシ13(2),
プロキシ13(5),プロキシ13(1),サーバアプ
リケーション11(1)の順に通信コネクションが確立
されて、クライアントアプリケーション12(2)とサ
ーバアプリケーション11(1)との間のセッションの
経路が変更される場合を想定している。
【0137】すなわち、セッション上のプロキシ13
(4)をプロキシ13(5)に置換するための動作を表
している。エージェントソフトウェアからのプロキシ置
き換え要求を移動端末30(2)が受信すると、移動端
末30(2)はそれをセッション管理部SM(2)に通
知する。
【0138】この場合、セッション管理部SM(2)
は、通信コネクションを持っているプロキシ13
(1),13(2)に対してプロキシ13(5)の名前
及び接続ポイントをパラメータとして含む切替要求を送
信する(S74,S75)。切替要求を受信したプロキ
シ13(1),13(2)は、受信したパラメータに基
づいて、プロキシ13(5)の接続ポイントに対してセ
ッション識別子に対応する通信コネクションを確立す
る。
【0139】その後、プロキシ13(1)はプロキシ1
3(4)との間の通信コネクションで行っていた通信を
全てプロキシ13(5)との間の通信コネクションに切
り替える。同様に、プロキシ13(2)はプロキシ13
(4)との間の通信コネクションで行っていた通信を全
てプロキシ13(5)との間の通信コネクションに切り
替える。
【0140】セッションに追加されるプロキシ13
(5)は、2つの通信コネクションが確立された後で、
コネクション確立時に受信したセッション識別子に基づ
いて2つの通信コネクションを関連付け、蓄積転送が可
能な状態にする。
【0141】
【発明の効果】以上の通り、本発明の通信コネクション
確立方法によれば、通信の途中であっても、ユーザが利
用するアプリケーションが実行される端末を切り替えた
り、利用している通信経路を切り替えることができる。
しかも、このような切替を行う場合でも、アプリケーシ
ョンを再起動したり通信コネクションを確立するための
特別な操作をユーザが行う必要はなく、ユーザは継続的
に通信サービスを受けることができる。
【0142】また、通信経路等を切り替える際には、サ
ービスの連続性が損なわれないように予め定めた手順で
複数のプロキシ間の通信コネクションを切り替えるの
で、同じユーザに対するサービスの連続性が保証され
る。また、通信経路中のプロキシの切替え,追加,削除
及び置き換えができるので、同じ端末を移動しながら様
々な位置で利用する場合には、冗長な経路が回避される
ように通信経路を切り替えたり、不要な中継処理を行う
プロキシを通信経路から削除することができるので、通
信効率の向上,ネットワークリソースの低減,プロキシ
の動作している端末のネットワークからの離脱のサービ
ス継続性の確保,障害発生時のフォールトトレラント性
の向上等が実現する。
【0143】更に、通信中に利用しているアプリケーシ
ョンを切替えることができるので、移動環境では各時点
でもっとも適するアプリケーションをユーザが選択的に
利用することができ、利便性が向上する。アプリケーシ
ョンを切り替える場合でも、通信サービスの連続性は保
証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロキシ及びアプリケーションを切り替える場
合の制御シーケンスを示すシーケンス図である。
【図2】プロキシ及びアプリケーションを切り替える場
合の通信経路の例を示すブロック図である。
【図3】セッションにプロキシを追加する場合の制御シ
ーケンスを示すシーケンス図である。
【図4】セッションにプロキシを追加する場合の通信経
路の例を示すブロック図である。
【図5】セッションからプロキシを削除する場合の制御
シーケンスを示すシーケンス図である。
【図6】セッションからプロキシを削除する場合の通信
経路の例を示すブロック図である。
【図7】セッション上のプロキシを置換する場合の制御
シーケンスを示すシーケンス図である。
【図8】セッション上のプロキシを置換する場合の通信
経路の例を示すブロック図である。
【図9】通信システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図10】移動端末の構成例を示すブロック図である。
【図11】サービス管理部SRが保持する情報の例を示
す模式図である。
【図12】位置管理部LRが保持する情報の例を示す模
式図である。
【図13】セッション管理部SMが保持する情報の例を
示す模式図である。
【図14】通信システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図15】ネットワークの構成例を示すブロック図であ
る。
【図16】ノード及びサービスの移動モデルを示すブロ
ック図である。
【図17】端末の移動時の位置情報更新手順を示すシー
ケンス図である。
【図18】位置情報更新命令の発行数を示すグラフであ
る。
【図19】位置検索成功率を示すグラフである。
【図20】位置検索成功率を示すグラフである。
【図21】ネットワークの構成例を示すブロック図であ
る。
【図22】サービスの移動例(1)を示すシーケンス図
である。
【図23】サービスの移動例(2)を示すシーケンス図
である。
【図24】セッションにプロキシを追加する場合の簡略
化された制御シーケンスを示すシーケンス図である。
【図25】セッションからプロキシを削除する場合の簡
略化された制御シーケンスを示すシーケンス図である。
【図26】セッション上のプロキシを置換する場合の簡
略化された制御シーケンスを示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1,3 アプリケーション 2 プロキシ 4 ノード 5 ブラウザ 6 プロキシ 7 Webサーバ 8 ノード 9 データベース 10 ソフトウェア 11 サーバアプリケーション 12 クライアントアプリケーション 13 プロキシ 14 エージェント 15 リンク切替部 16,17,18 リンク 21 イーサネット通信アダプタ 22 無線LANアダプタ 23 PHS通信アダプタ 30 移動端末 40 ネットワーク 51,52,53 サブネットワーク 54 広域ネットワーク 55,59,60,61,66,67 移動端末 56,62 固定端末 57,58,64,65 基地局 63 TAP 101,102 アプリケーション 103 セッション 104,105,106 プロキシ 107,108,109,110 通信コネクション LR 位置管理部 SM セッション管理部 SR サービス管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 稔 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA11 HA08 HC01 HC09 JL01 JL07 JT03 KA01 KA05 KA13 LE03 5K033 AA09 CB01 DA01 DA19 DB20 EA07 5K034 AA05 AA17 DD03 EE03 EE09 FF01 HH01 HH02 LL01 MM05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアプリケーションと、通信を中継
    する複数のプロキシと、それらを接続するネットワーク
    とが設けられた通信システムの制御に用いる通信コネク
    ション確立方法であって、 複数のアプリケーションが2つ以上のプロキシを通る通
    信経路を介して互いに通信している場合に、 所定の切替要求に応答して、前記通信経路上に配置され
    た第1のプロキシが接続先の第2のプロキシを第3のプ
    ロキシに切り替えて通信を継続することを特徴とする通
    信コネクション確立方法。
  2. 【請求項2】 複数のアプリケーションと、通信を中継
    する複数のプロキシと、それらを接続するネットワーク
    とが設けられた通信システムの制御に用いる通信コネク
    ション確立方法であって、 第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとが
    2つ以上のプロキシを通る通信経路を介して互いに通信
    している場合に、 前記通信経路上に配置され第1のアプリケーションと第
    1のプロキシとの間で中継を行う第2のプロキシが、所
    定の切替要求に応答して通信相手の第1のアプリケーシ
    ョンを他の第3のアプリケーションに切り替えて通信を
    継続することを特徴とする通信コネクション確立方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の通信コネクション確立方法に
    おいて、 クライアントアプリケーションとサーバアプリケーショ
    ンとが複数のプロキシを介して通信する場合に、 クライアントアプリケーションの接続要求に対してサー
    バアプリケーションからの応答がクライアントアプリケ
    ーションに転送された場合にその転送経路をセッション
    として管理するとともに、それぞれのセッションにセッ
    ションIDを割り当てておき、 前記第1のプロキシは、サービス移動のための切替要求
    を受け付けた場合に、通信の中継を中断してから移動先
    の前記第3のプロキシに接続し、その後で中継を再開
    し、 前記第3のプロキシは、該当するセッションIDを含む
    引数を用いて新たなクライアントアプリケーションを起
    動し、 起動された新たなクライアントアプリケーションは、前
    記第3のプロキシに接続して指定されたセッションID
    を含む情報を前記第3のプロキシに送信し、 前記第3のプロキシは、セッションIDに基づいて、前
    記第1のプロキシの通信と前記新たなクライアントアプ
    リケーションの通信とを結びつけてデータの中継を行う
    ことを特徴とする通信コネクション確立方法。
  4. 【請求項4】 請求項2の通信コネクション確立方法に
    おいて、 クライアントアプリケーションとサーバアプリケーショ
    ンとが複数のプロキシを介して通信する場合に、 クライアントアプリケーションの接続要求に対してサー
    バアプリケーションからの応答がクライアントアプリケ
    ーションに転送された場合にその転送経路をセッション
    として管理するとともに、それぞれのセッションにセッ
    ションIDを割り当てておき、 前記第2のプロキシは、サービス移動のための切替要求
    を受け付けた場合に、通信の中継を中断して該当するセ
    ッションIDを含む引数を用いて新たなクライアントア
    プリケーションを起動し、 起動された新たなクライアントアプリケーションは、前
    記第2のプロキシに接続して指定されたセッションID
    を含む情報を前記第2のプロキシに送信し、 前記第2のプロキシは、セッションIDに基づいて、サ
    ーバアプリケーションとの間に通信路を持つプロキシの
    通信と前記新たなクライアントアプリケーションの通信
    とを結びつけてデータの中継を再開することを特徴とす
    る通信コネクション確立方法。
  5. 【請求項5】 サービスを要求するクライアントアプリ
    ケーションを含む端末と、サービスを提供するサーバア
    プリケーションを含む端末と、通信の内容を蓄積及び中
    継するプロキシを含む端末とが接続された通信システム
    の制御に用いる通信コネクション確立方法であって、 各々の端末に存在するクライアントアプリケーション又
    はサーバアプリケーション及びプロキシを表す第1の情
    報と、各々の端末の特定に利用される第2の情報とを保
    持しておき、 1つ以上のプロキシを中継して形成されるサーバアプリ
    ケーションとクライアントアプリケーションとの間の通
    信経路をセッションとして管理し、 セッション毎に、少なくともセッションの識別子,当該
    セッションを利用しているクライアントアプリケーショ
    ン及びサーバアプリケーションを特定する第3の情報,
    当該セッションが利用しているプロキシを特定する第4
    の情報及び当該セッションが利用しているプロキシの接
    続点を表す第5の情報を保持し、 利用するサーバアプリケーション又はクライアントアプ
    リケーションを提供する端末の切替、もしくはサーバア
    プリケーションとクライアントアプリケーションとの間
    の通信に利用している通信経路上のプロキシの切替が必
    要な場合に、該当するセッションの情報と前記第1の情
    報及び第2の情報とを利用して、サーバアプリケーショ
    ンとそれに接続されたプロキシとの間、クライアントア
    プリケーションとそれに接続されたプロキシとの間、サ
    ーバアプリケーションとクライアントアプリケーション
    との間を中継する複数プロキシの間の少なくとも1つの
    通信コネクションを自動的に切り替えることを特徴とす
    る通信コネクション確立方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の通信コネクション確立方法に
    おいて、プロキシとサーバアプリケーション又はクライ
    アントアプリケーションとを同一の端末上に備えた少な
    くとも1台の移動端末を前記通信システムの端末として
    利用し、前記移動端末が実際の通信に利用する通信装置
    の切替に伴う前記第2の情報の変化を同じ移動端末上に
    配置されるプロキシにより吸収することを特徴とする通
    信コネクション確立方法。
  7. 【請求項7】 請求項5の通信コネクション確立方法に
    おいて、前記セッションの情報を管理するセッション管
    理部が存在し、あるセッションについて実際に中継をし
    ているプロキシである第1のプロキシから別のプロキシ
    である第2のプロキシへの切替要求が発生した場合に、 その切替要求をいずれか1つの端末が前記セッション管
    理部に通知し、 前記セッション管理部から切替先の第2のプロキシに対
    して切替の準備状況に関する問い合わせを行い、 第2のプロキシから切替準備が完了したことを示す通知
    が前記セッション管理部に届いた場合に、第1のプロキ
    シとの間で通信コネクションを確立している第3のプロ
    キシに対して、前記セッション管理部から切替先の第2
    のプロキシに関する情報とともに切替要求を送信し、 第3のプロキシが、セッションの識別子を用いて切替先
    の第2のプロキシとの間で新たな通信コネクションを確
    立し、 第1のプロキシと第3のプロキシとの間の通信コネクシ
    ョンを介して行われていた通信が第3のプロキシと第2
    のプロキシとの間の通信コネクションを通るように切替
    え、 全ての通信コネクションの切替が完了した場合に、前記
    セッション管理部に対して切替完了を通知し、 切替先の第2のプロキシは、第3のプロキシとの間の第
    1の通信コネクションの確立が完了した場合に、通知さ
    れたセッションの識別子に基づいて、第2のプロキシと
    サーバアプリケーション又はクライアントアプリケーシ
    ョンとの間に確立された第2の通信コネクションと前記
    第1の通信コネクションとを関連付けて当該セッション
    の通信経路を切り替えることを特徴とする通信コネクシ
    ョン確立方法。
  8. 【請求項8】 請求項5の通信コネクション確立方法に
    おいて、前記セッションの情報を管理するセッション管
    理部が存在し、あるセッションについて、実際に通信を
    中継している第1のプロキシと第2のプロキシとの間
    に、新たな第3のプロキシを追加するためのプロキシの
    追加要求が発生した場合に、 その追加要求をいずれか1つの端末が前記セッション管
    理部に通知し、 前記セッション管理部から追加される第3のプロキシに
    対して追加の準備状況に関する問い合わせを行い、 第3のプロキシから準備完了を示す通知を前記セッショ
    ン管理部が受けた場合に、前記セッション管理部は、第
    1のプロキシ及び第2のプロキシのそれぞれに対して追
    加要求を送信し、 第1のプロキシ及び第2のプロキシのそれぞれは、前記
    追加要求に応答して、セッションの識別子を用いて第3
    のプロキシとの間で新たな第1の通信コネクション又は
    第2の通信コネクションを確立し、第1のプロキシ及び
    第2のプロキシが中継している通信が第1の通信コネク
    ション又は第2の通信コネクションを通るように切り替
    えて、 全ての通信について利用する通信コネクションの切替が
    完了した場合に、前記セッション管理部に対して切替完
    了を通知し、 第1のプロキシと第3のプロキシとの間の第1の通信コ
    ネクション及び第2のプロキシと第3のプロキシとの間
    の第2の通信コネクションの両方が確立された場合に、
    通知されたセッションの識別子に基づいて、第1の通信
    コネクションと第2の通信コネクションとを関連付ける
    ことを特徴とする通信コネクション確立方法。
  9. 【請求項9】 請求項5の通信コネクション確立方法に
    おいて、前記セッションの情報を管理するセッション管
    理部が存在し、あるセッションについて、実際に通信を
    中継している第1のプロキシに関する削除要求が発生し
    た場合に、 その削除要求をいずれか1つの端末が前記セッション管
    理部に通知し、 前記セッション管理部は、第1のプロキシとの間で第1
    の通信コネクション及び第2の通信コネクションを確立
    している第2のプロキシ及び第3のプロキシのそれぞれ
    に対して削除要求を送信し、 第2のプロキシ及び第3のプロキシは、それらの間に第
    3の通信コネクションを確立し、第1の通信コネクショ
    ン及び第2の通信コネクションを利用している通信を第
    3の通信コネクションに切り替えて、 通信コネクションの切替が完了した場合には、第2のプ
    ロキシ及び第3のプロキシは、それぞれ前記セッション
    管理部に対して切替完了を通知することを特徴とする通
    信コネクション確立方法。
  10. 【請求項10】 請求項5の通信コネクション確立方法
    において、前記セッションの情報を管理するセッション
    管理部が存在し、あるセッションについて、第1のプロ
    キシと第2のプロキシとの間に第1の通信コネクション
    が確立され、第2のプロキシと第3のプロキシとの間に
    第2の通信コネクションが確立され、第1の通信コネク
    ション及び第2の通信コネクションを利用し、第1のプ
    ロキシ,第2のプロキシ及び第3のプロキシを中継して
    通信を行っている状態で、第2のプロキシから新たな第
    4のプロキシへの置換要求が発生した場合に、 その置換要求をいずれか1つの端末が前記セッション管
    理部に通知し、 前記セッション管理部は、第4のプロキシに対して置換
    の準備に関する問い合わせを行い、 第4のプロキシから準備完了を示す通知を前記セッショ
    ン管理部が受けた場合には、前記セッション管理部は第
    1のプロキシ及び第3のプロキシに対して切替要求を送
    信し、 第1のプロキシ及び第3のプロキシのそれぞれは、前記
    切替要求に応答して、セッションの識別子に基づき置換
    先の第4のプロキシとの間に第3の通信コネクション及
    び第4の通信コネクションを確立し、 第1のプロキシ及び第3のプロキシのそれぞれは、第1
    の通信コネクション及び第2の通信コネクションを介し
    て行われていた通信を第3の通信コネクション及び第4
    の通信コネクションを通るように切り替えて、 切り替えた全ての通信コネクションについて通信に利用
    する通信コネクションの切替が完了した後で、第1のプ
    ロキシ及び第3のプロキシのそれぞれが前記セッション
    管理部に対して切替完了を通知し、 第3の通信コネクション及び第4の通信コネクションが
    確立された後で、通知されたセッションの識別子に基づ
    いて第3の通信コネクションと第4の通信コネクション
    とを関連付けることを特徴とする通信コネクション確立
    方法。
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