JP2002058694A - 生体用冷却・加熱装置 - Google Patents

生体用冷却・加熱装置

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JP2002058694A
JP2002058694A JP2000250356A JP2000250356A JP2002058694A JP 2002058694 A JP2002058694 A JP 2002058694A JP 2000250356 A JP2000250356 A JP 2000250356A JP 2000250356 A JP2000250356 A JP 2000250356A JP 2002058694 A JP2002058694 A JP 2002058694A
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heating
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living body
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Tatsuo Konya
龍夫 紺谷
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TEION KOGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱媒の温度を短時間に所要の温度にして着装
ユニットに送り込むことができる上に長時間にわたる使
用も行うことができるものとする。 【解決手段】 電子冷熱素子により熱媒体としての流体
の冷却もしくは加熱を行う冷却・加熱ユニット1と、生
体に装着される着装ユニット2とからなる。着装ユニッ
ト2は外装シート20の内面側に液体流路となるチュー
ブ22が配設されたものであり、該チューブに上記電子
冷熱素子で冷やした(あるいは加熱した)冷却・加熱ユ
ニット1からの流体を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生体の冷却もしくは
加熱のための生体用冷却・加熱装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ジャケットに設けた流路に氷水を通すこ
とで高熱下での作業時に体温を下げることができるよう
にしたものや、同じく氷水を流すことで患部を冷やすこ
とができるアイシング装置などが従来より存在してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
のものは、氷水を用いて冷やすことから、冷却時間に制
限があるほか、適当な温度に冷やすということにおいて
問題を有している。
【0004】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは熱媒の温度を短時間
に所要の温度にして着装ユニットに送り込むことができ
る上に長時間にわたる使用も行うことができる生体用冷
却・加熱装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明に係る生
体用冷却・加熱装置は、電子冷熱素子により熱媒体とし
ての流体の冷却もしくは加熱を行う冷却・加熱ユニット
と、生体に装着される着装ユニットとからなり、着装ユ
ニットは外装シートの内面側に液体流路となるチューブ
が配設されて、該チューブに上記冷却・加熱ユニットか
らの流体が供給されることに特徴を有している。
【0006】電子冷熱素子で冷やした(あるいは加熱し
た)流体を着装ユニットのチューブに送るようにしたも
のである。
【0007】着装ユニットにおける外装シートとして
は、非通気性材もしくは低通気性材からなるものが好ま
しく、さらにチューブは外装シートの内面側に露出配置
されたものが好ましい。
【0008】また、冷却・加熱ユニットにおける流体の
冷却もしくは加熱部と、着装ユニットのチューブとを循
環路で接続しておくのがよい。
【0009】冷却・加熱装置は、流体補充用のリザーバ
ータンクを備えていることが望ましい。
【0010】更に冷却・加熱ユニットは、電子冷熱素子
を主体とするサーモモジュールと、流体を流す流路を備
えて一対のサーモモジュール間に配置された第1の伝熱
材と、各サーモモジュールの外面に夫々配置された第2
の伝熱材と、両第2の伝熱材間を挟持固定する挟持枠
と、さらに挟持枠間に配されてサーモモジュール及び第
1の伝熱材を囲むとともに上記挟持枠と第2の伝熱材と
で不活性ガス充填用の密閉空間を形成している隔壁とか
らなる熱交換装置を流体の冷却・加熱用として備えたも
のであることが好ましい。
【0011】また、本発明に係る生体用冷却・加熱装置
は、熱媒体としての流体を供給するユニットと、生体に
装着される着装ユニットとからなり、着装ユニットは非
通気性材もしくは低通気性材からなる外装シートの内面
側に液体流路となるチューブが配設されたものとして形
成され、着装ユニットにおける上記チューブに前記ユニ
ットからの流体が供給されることに特徴を有している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、本発明に係る生体用冷却・加熱装
置は、電子冷熱素子を用いた冷却・加熱ユニット1と、
この冷却・加熱ユニット1から熱媒(冷媒)が供給され
る着装ユニット2とからなり、冷却・加熱ユニット1と
着装ユニット2との間で上記熱媒は循環するようになっ
ている。
【0013】図2〜図4は上記冷却・加熱ユニット1の
一例であって、架台10上に熱交換装置3とリザーバー
タンク11とポンプ12と電源部13とを載せており、
リザーバータンク11に納めた熱媒(通常は水)を熱交
換装置3で冷却してポンプ12により給水口15から着
装ユニット2側へと送り出し、着装ユニット2から戻っ
てくる熱媒は入水口16からリザーバータンク11へと
戻す。図中14は圧力計、18は電源コード、19はド
レンバルブである。リザーバータンク11は後述する着
装ユニット2のチューブ22内の空気抜きや熱媒漏れが
生じた場合のことを考えて設置してあるが、チューブ2
2内に熱媒が満たされている場合は必ずしも必要ではな
い。
【0014】この冷却・加熱ユニット1における上記熱
交換装置3は、前述の電子冷熱素子によって熱媒を冷却
(もしくは加熱)するもので、図6及び図7にその内部
構造を示す。図中30は電子冷熱素子(ペルチェ素子)
を主体とするサーモモジュールであり、一対のサーモモ
ジュール30,30間に複数の流路32を備えた伝熱材
31を介在させている。そして、各一面を伝熱材31に
シリコンコンパウンド等を介して接触させているサーモ
モジュール30の各他面にはシリコンコンパウンド等を
介して伝熱材33を接触させている。伝熱材31,33
は熱良導体、たとえばアルミニウムで形成してある。
【0015】また、サーモモジュール30は、伝熱材3
1の流路32の方向に複数個を配置し、伝熱材31の両
端には複数の流路32を統合あるいは直列に接続するヘ
ッダ35を配置している。ヘッダ35内部の流路構成
は、流路32に流す流体の用途やサーモモジュール30
の能力等によって設定するものであり、このためにヘッ
ダ35は交換に対応できるものとしてある。
【0016】各サーモモジュール30の外面側に個別に
配した伝熱材33は、その外周面にフランジ34を備え
ており、対の伝熱材33,33と、両伝熱材33,33
間に配された一対のサーモモジュール30,30及び両
サーモモジュール30,30間に配された伝熱材31
は、上記フランジ34の部分において伝熱材33,33
間を挟持する一対の挟持枠5,5によって固定されてい
る。すなわち、相互に連結具4で連結された挟持枠5,
5によって伝熱材33,33とサーモモジュール30,
30と伝熱材31とが挟持固定されている。
【0017】さらに、挟持枠5とフランジ34との間に
は、ゴム製のシール材を兼ねた弾性材55を介在させ
て、伝熱材33とサーモモジュール30との接触圧及び
サーモモジュール30と伝熱材31との接触圧が、圧縮
された弾性材55の反力で確保されるように、つまりは
連結具4による締付圧が直接かからないようにしている
ほか、伝熱材33の外周を取り囲んでいる矩形枠状の挟
持枠5の内周面と伝熱材33の外周との間には隙間が生
じるように両者の寸法設定を行うことで、上記締付方向
と直交する方向において、挟持枠5に対し伝熱材33が
動き得るようにして、サーモモジュール30の熱破壊が
生じにくくしてある。
【0018】また、サーモモジュール30の外周側にお
いて伝熱材31と伝熱材33とが直接対向する部分に
は、伝熱材31,33間の輻射によるヒートブリッジを
防ぐための断熱材56を配しており、上下一対の挟持枠
5,5間に配されている連結枠58の内面と伝熱材31
の外周側面との間にも断熱材57を配して、連結枠58
と挟持枠5とを通じて伝熱材31,33間にヒートブリ
ッジが生じるのを避けている。
【0019】そして上下一対の挟持枠5,5間には、連
結枠58の外側に位置する隔壁7を設けてある。この隔
壁7は、伝熱材31の全周を囲むように設けたもので、
挟持枠5との接触部にはシール部材を配している。この
隔壁7の存在により、伝熱材33,33と挟持枠5,5
と隔壁7とで囲まれた空間を密閉空間8として、該密閉
空間8内に不活性ガスを満たすことによって、サーモモ
ジュール30の冷却側において生じる結露や空気中の水
分によるところの耐湿性の問題を排除している。図6中
の61,62はサーモモジュール30とターミナルとを
つなぐリード線を通すために連結枠58及び断熱材57
に設けた配線孔であり、図7において、図中29はヘッ
ダ35と外部流路とを接続する温度計装着口を兼ねた接
続口である。
【0020】また、空冷型としてある図示例の熱交換装
置3においては、伝熱材33の外面側に多数の棒状の冷
却フィン38を取り付けており、サーモモジュール30
によって伝熱材31の流路32に通される熱媒を冷やす
時にサーモモジュール30が発する熱は、伝熱材33を
介して冷却フィン38により放熱される。なお、伝熱材
33もしくはこの伝熱材33の外面に取り付けた放熱部
材に冷却水通路を設ければ、水冷型とすることができ
る。
【0021】次に、着装ユニット2について説明する。
図1に示す着装ユニット2は、高熱下での作業時に着用
することを想定したもので、貫頭衣型としている図示例
のものでは、中央に頭を通すための孔21を有している
外装シート20の片面に2本のチューブ22,22を蛇
行させて取り付けてあり、両チューブ22,22の各一
端は1本にまとめた上で前記冷却・加熱ユニット1の給
水口15に接続され、各他端は1本にまとめた上で上記
入水口16に接続される。
【0022】上記チューブ22の外装シート20への取
り付けは、図5に示すように、外装シート20の片面に
取り付け用外装シート23を縫いつけたりヒートシール
で取り付けることで形成した挿通孔にチューブ20を通
したり、あるいは取り付け用外装シート23に形成した
スリット24にチューブ22を通したりすることによっ
て行っている。
【0023】そして、上記着装ユニット2は、前述の孔
21に頭を通して着用者の胴部の前部と背部とを覆うと
ともに、外装シート20の両サイドに設けた面状ファス
ナー24を利用して前後部分を連結することで着用する
ものであり、この時、チューブ22が身体側となるよう
に着用する。
【0024】ここにおいて、外装シート20としては、
ポリテトラフルオロエチレン樹脂等の熱伝導性が良い材
料からなるとともに通気性があまり無いものを用いるの
が好ましく、またチューブ22も熱伝導性が良い材料か
らなるものが好ましい。なお、チューブ22において
も、冷却・加熱ユニット1と着装ユニット2間との接続
部分には、放熱を抑えるために熱伝導性が低いものを用
いるのが好ましく、このために接続部分のチューブと着
装ユニット2におけるチューブ22とは別のものとして
形成して、ワンタッチ型の管継手で両者を連結するよう
にしておくのが好ましい。また、チューブ22としては
スパイラル状金属線を備えて外部から圧力が加わった時
にも内部流路を確保することができるものを好適に用い
ることができる。
【0025】今、着装ユニット2を着用してそのチュー
ブ22を冷却・加熱ユニット1に接続し、熱交換装置3
において熱媒を冷やして着装ユニット2に供給すれば、
着装ユニット2の着用者は、チューブ22を通る熱媒に
よって冷やされるものであり、特に着装ユニット2の外
装シート20は通気性が低いものであるために、外装シ
ート20で囲まれた空間全体がチューブ22を通る熱媒
で冷やされるものであり、従って着用者にしてみれば外
装シート20で覆われる部分全体がほぼ均等に冷やされ
るものであり、チューブ22が接する部分だけが冷やさ
れる不快感を感じてしまうというようなことがないもの
である。外装シート20は通気性が低い(もしくは非通
気性)というだけでなく、断熱性を有するものや、熱反
射性特性に優れたもの、たとえばアルミ箔を内面に有す
るものなどを好適に用いることができる。
【0026】また、冷却・加熱ユニット1は、前述のよ
うに電子冷熱素子によって熱媒を冷やすものであるため
に、所要の温度まで冷やした熱媒を長時間連続的に着装
ユニット2に供給することができるものであり、着用者
が高熱下で作業している間、常時着用者の胴部を冷やし
続けることができる。また、電子冷熱素子で熱媒を冷や
していることから、熱媒の温度の設定可能範囲が広く、
作業の雰囲気温度に応じた温度に熱媒の温度を設定する
ことができるものであり、冷えすぎたり冷却能力が足り
なかったりすることは無い。
【0027】そして、サーモモジュール30の電子冷熱
素子に流す電流の方向を逆転させれば、サーモモジュー
ル30は熱媒を暖めることができることができることか
ら、逆に低温下で作業に従事する着用者を暖めることも
できる。
【0028】着装ユニット2として、ここでは前述のよ
うに作業者の身体の胴部を冷却(加熱)することができ
るものを示したが、用途としてはこの他に熱射病となっ
た人の身体の冷却などにも用いることができるほか、救
急や手術のために体温を低下させることが必要な場合な
どにも用いることができる。
【0029】さらにはスポーツ後や打撲時などのアイシ
ングなどにも利用することができる。図8以下は、この
ような用途に好適に用いることができる着装ユニット2
の例を示しており、図8は顔面用、図9は肩や肘用、図
10は膝用、図11は足首・甲部用、さらに図12は全
身用を示している。いずれにしても、冷却(加熱)した
い部分を覆うことができる形状のシート20にチューブ
22を配したものでよいことから、身体の冷却したい形
状や用途に合わせた着装ユニット2を容易に作成するこ
とができ、特に立体裁断したシート20を用いれば、快
適に装着することができるものを得ることができ、頭部
用なども作成することができる。
【0030】そして、どのような着装ユニット2であっ
ても、電子冷熱素子にて冷却(加熱)を行う冷却・加熱
ユニット1に接続するだけで、必要とする温度の熱媒
(冷媒)の供給を受けて、着装ユニット2装着部分の温
度を求める温度に保つことができる。
【0031】なお、ここでは人体を想定して説明をした
が、冷却・加熱対称が人体以外の生物であってもよいの
はもちろんである。また、電子冷熱素子により熱媒体と
しての流体の冷却もしくは加熱を行う冷却・加熱ユニッ
ト1から着装ユニット2に熱媒を供給するものについて
説明したが、所望の温度の熱媒を着装ユニットに供給す
ることができるユニットであれば、上記冷却・加熱ユニ
ット1に代えて用いることができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明においては、電子冷
熱素子により熱媒体としての流体の冷却もしくは加熱を
行う冷却・加熱ユニットと、生体に装着される着装ユニ
ットとからなり、着装ユニットは外装シートの内面側に
液体流路となるチューブが配設されて、該チューブに上
記冷却・加熱ユニットからの流体が供給されることか
ら、生体を長時間にわたり連続的に冷却もしくは加熱す
ることができるものであり、しかも冷却温度もしくは加
熱温度も電子冷熱素子に流す電流の制御で簡便に調節す
ることができることから、所望の温度に生体を保つこと
ができる。
【0033】この時、着装ユニットにおける外装シート
としては、非通気性材もしくは低通気性材からなるもの
を用いると、外装シートで覆われた部分の温度がほぼ一
様に保たれるものであり、チューブが接する部分とチュ
ーブが接していない部分との温度差が殆どなくなるため
に、不快感を及ぼすようなことがなくなる上に、着装ユ
ニットにおけるチューブの配置密度を低くすることがで
きるために、着装ユニットも製作も容易となる。
【0034】また、チューブは外装シートの内面側に露
出配置しておくことで、熱効率を良くすることができ
る。
【0035】また、冷却・加熱ユニットにおける流体の
冷却もしくは加熱部と、着装ユニットのチューブとを循
環路で接続しておくことで、熱媒としての流体を循環使
用することができるために、熱媒の無駄な使用を無くす
ことができる上に、いったん冷却・加熱ユニットで冷却
もしくは加熱した熱媒は、着装ユニットから戻ってきた
時点でも当初より冷えていたり暖かかったりするため
に、熱効率を良くすることができる。
【0036】そして、熱媒としての流体を循環使用する
場合、冷却・加熱装置に流体補充用のリザーバータンク
を設けておくことで、流体の漏れに対処することができ
る上にチューブ内の空気抜きの便も良くなる。
【0037】更に冷却・加熱ユニットが、電子冷熱素子
を主体とするサーモモジュールと、流体を流す流路を備
えて一対のサーモモジュール間に配置された第1の伝熱
材と、各サーモモジュールの外面に夫々配置された第2
の伝熱材と、両第2の伝熱材間を挟持固定する挟持枠
と、さらに挟持枠間に配されてサーモモジュール及び第
1の伝熱材を囲むとともに上記挟持枠と第2の伝熱材と
で不活性ガス充填用の密閉空間を形成している隔壁とか
らなる熱交換装置を流体の冷却・加熱用として備えたも
のであれば、結露等で生じた水分による問題を排除する
ことができて、サーモモジュールの耐湿性が問題となる
ことがなくなるほか、上記密閉空間は、挟持枠間に配し
てサーモモジュールを囲む隔壁と第2の伝熱材と挟持枠
とで形成するために、第2の伝熱材の外面には水冷型・
空冷型を問わない放熱ブロックを配置することができ、
構成の自由度を高くすることができる上に、密閉空間の
容積を小さくすることができるために、不活性ガスの必
要量も少なくてすむものであり、高性能な冷却・加熱ユ
ニットを得ることができる。
【0038】また、本発明は熱媒体としての流体を供給
するユニットと、生体に装着される着装ユニットとから
なり、着装ユニットは非通気性材もしくは低通気性材か
らなる外装シートの内面側に液体流路となるチューブが
配設されたものとして形成され、着装ユニットにおける
上記チューブに前記ユニットからの流体が供給されるこ
とから、熱媒によって生体を冷却もしくは加熱すること
ができるものであり、しかも、ここでの着装ユニットに
おける外装シートは、非通気性材もしくは低通気性材か
らなるために、外装シートの内面側に配されたチューブ
内を熱媒が流れる時、外装シートで覆われた部分の温度
がほぼ一様に保たれるものであり、チューブが接する部
分とチューブが接していない部分との温度差が殆どなく
なるために、不快感を及ぼすようなことがなくなる上
に、着装ユニットにおけるチューブの配置密度を低くす
ることができるために、着装ユニットも製作も容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例における着装ユニッ
トの展開図である。
【図2】同上の冷却・加熱ユニットの破断側面図であ
る。
【図3】同上の冷却・加熱ユニットの破断平面図であ
る。
【図4】同上の冷却・加熱ユニットの破断正面図であ
る。
【図5】同上の着装ユニットのチューブ取り付け構造を
示すもので、(a)は一例の断面図、(b)は他例の斜視図で
ある。
【図6】同上の冷却・加熱ユニットにおける熱交換器の
横断面図である。
【図7】同上の冷却・加熱ユニットにおける熱交換器の
縦断面図である。
【図8】同上の着装ユニットの他例を示す正面図であ
る。
【図9】同上の着装ユニットの更に他例を示すもので、
(a)は正面図、(b)は展開図である。
【図10】同上の着装ユニットの更に他例を示すもの
で、(a)は正面図、(b)は展開図である。
【図11】同上の着装ユニットの更に他例を示すもの
で、(a)は正面図、(b)は展開図である。
【図12】同上の着装ユニットの更に他例を示す展開図
である。
【符号の説明】
1 冷却・加熱ユニット 2 着装ユニット 20 外装シート 22 チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41D 31/02 A41D 31/02 J A61F 7/00 310 A61F 7/00 310J 310F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子冷熱素子により熱媒体としての流体
    の冷却もしくは加熱を行う冷却・加熱ユニットと、生体
    に装着される着装ユニットとからなり、着装ユニットは
    外装シートの内面側に液体流路となるチューブが配設さ
    れて、該チューブに上記冷却・加熱ユニットからの流体
    が供給されることを特徴とする生体用冷却・加熱装置。
  2. 【請求項2】 外装シートは非通気性材もしくは低通気
    性材からなることを特徴とする請求項1記載の生体用冷
    却・加熱装置。
  3. 【請求項3】 チューブは外装シートの内面側に露出配
    置されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    生体用冷却・加熱装置。
  4. 【請求項4】 冷却・加熱ユニットにおける流体の冷却
    もしくは加熱部と、着装ユニットのチューブとが循環路
    で接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の生体用冷却・加熱装置。
  5. 【請求項5】 冷却・加熱装置は、流体補充用のリザー
    バータンクを備えていることを特徴とする請求項4記載
    の生体用冷却・加熱装置。
  6. 【請求項6】 冷却・加熱ユニットは、電子冷熱素子を
    主体とするサーモモジュールと、流体を流す流路を備え
    て一対のサーモモジュール間に配置された第1の伝熱材
    と、各サーモモジュールの外面に夫々配置された第2の
    伝熱材と、両第2の伝熱材間を挟持固定する挟持枠と、
    さらに挟持枠間に配されてサーモモジュール及び第1の
    伝熱材を囲むとともに上記挟持枠と第2の伝熱材とで不
    活性ガス充填用の密閉空間を形成している隔壁とからな
    る熱交換装置を流体の冷却・加熱用として備えたもので
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記
    載の生体用冷却・加熱装置。
  7. 【請求項7】 熱媒体としての流体を供給するユニット
    と、生体に装着される着装ユニットとからなり、着装ユ
    ニットは非通気性材もしくは低通気性材からなる外装シ
    ートの内面側に液体流路となるチューブが配設されたも
    のとして形成され、着装ユニットにおける上記チューブ
    に前記ユニットからの流体が供給されることを特徴とす
    る生体用冷却・加熱装置。
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