JP2008025052A - 電子冷暖房服 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペルチエ素子を利用する電子冷暖房服において、身体に接触する部分の温度差を少なくし、簡易な構成で運動性・作業性の良い冷暖房服を提供する。
【解決手段】着用可能な衣服部2と、衣服部2の内側に装着され、熱媒体6を封入する熱媒体収容袋5と、熱媒体収容袋5の衣服部2に接触する側に装着されるペルチエ素子1とを備え、衣服部2はペルチエ素子1に電流を供給するための電源を収容する電源収容部4を有し、熱媒体収容袋5には熱媒体6を循環させる流路53が設けられ、ペルチエ素子1により冷却又は加熱された熱媒体6が流路53を循環しつつ、熱媒体収容袋5を介して身体に熱を伝達可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は電子冷暖房服に関する。詳しくはペルチエ素子を利用する電子冷暖房服に関する。
従来から製鉄所、造船所など外気温度の高い環境下で利用されている冷房服や、無汗症の患者の体を冷やすための冷房服が存在する。これらは胸部、背部などに接触する専用のポケットに、前以て冷やしておいた保冷材を保持することにより、着用した人の体温上昇を抑えるようにしたものである。逆に、冷凍倉庫や寒冷な屋外等、外気温度の低い環境下で利用される暖房服としては、腹部や腰部などに接触する専用のポケットに加温材を保持することにより、着用した人の体温低化を抑えるようにしたものがある。また、ヒートパイプとポンプを用いて熱媒体を強制的に循環させる冷房服等が提案されている。(特許文献1参照)
また、ペルチェ素子を冷暖房服の被服地に埋設し、ペルチエ効果を利用して冷暖房するものが提案されている。(特許文献2参照)
特開平6−92295号公報(段落0011〜0030、図1〜5) 特開2004−263325号公報(段落0016〜0026、図1〜4)
しかしながら、従来の冷暖房服では、保冷材や加温材を収納している部分とそうでない部分との温度差が大きく、身体全体あるいは特定の部位を中心に穏やかな温度勾配で冷却あるいは加温することが困難であるという問題があった。また、ヒートパイプとポンプを用いて熱を強制的に循環させるものでは、ヒートパイプ等を衣服に装着することにより構成が複雑になると共に、衣服の厚みや重量が増加し、これを着用すると運動性・作業性が低下するという問題があった。
ペルチェ素子を利用する電子冷暖房服についても、素子を局在箇所に装着又は埋設すると、身体に接触する部分とそうでない部分の温度差が大きくなるので、不快に感じるばかりでなく、長く着用すると身体に変調をきたす恐れもあるという問題があった。
本発明は、ペルチェ素子を利用する電子冷暖房服において、身体に接触する部分の温度差を少なくし、簡易な構成で運動性・作業性の良い冷暖房服を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の電子冷暖房服は、例えば図1及び図2に示すように、着用可能な衣服部2と、衣服部2の内側に装着され、熱媒体6を封入する熱媒体収容袋5と、熱媒体収容袋5の衣服部2に接触する側に装着されるペルチエ素子1とを備え、衣服部2はペルチエ素子1に電流を供給するための電源を収容する電源収容部4を有し、熱媒体収容袋5には熱媒体6を循環させる流路53が設けられ、ペルチエ素子1により冷却又は加熱された熱媒体6が流路53を自然対流により循環しつつ、熱媒体収容袋5を介して身体に熱を伝達可能である。
ここにおいて、冷暖房服とは、冷房服若しくは暖房服又はこれら両者の機能を備える冷暖房服をいう。また、着用可能な衣服部とは、ベスト、ジャンパー等通常の衣服として着用可能なものであることを意味する。また、装着とはチャック、ボタン等により表面に取り付けること又は接着、融着等により表面に取り付けることを意味し、表面に現れるように貫通して取り付けることを含むが、衣服の内部に取り付けられ表面に現れない埋設は含まれない。また、ペルチエ素子は単体に限られず、複数でも良く、ユニットとして構成されていても良い。また、熱媒体として典型的には水が使用されるが、アルコール、水とアルコールの混合液を使用しても良い。また、電源としては、典型的には電池が使用されるが、商用電源をアダプターで直流に変換して使用しても良い。また、流路は1つの閉鎖的循環路に限られず、分流路を有していても良く、網状や格子状の循環路を構成しても良い。また、自然対流により循環するとは、熱媒体がポンプなどの外力により強制的に循環させられるものではなく、ペルチエ素子により生成される温度差に基づいて熱媒体に自然対流が発生し、これにより熱媒体が循環することをいう。また、熱媒体が身体に熱を伝達可能という表現には、熱媒体から身体に放熱する場合と熱媒体が身体から吸熱する場合とを含むものとする。このように構成すると、ペルチエ素子を利用する電子冷暖房服において、身体に接触する部分の温度差を少なくし、簡易な構成で運動性・作業性の良い冷暖房服を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子冷暖房服において、例えば図2に示すように、熱媒体6として、水、エチルアルコール又はその混合液を用いる。このように構成すると、水及びエチルアルコールは熱伝導率が高く、比熱が高く、比重が低く、粘性の低い液体なので、熱媒体収容袋内をスムースに循環して熱を伝え、広い範囲を穏やかに冷却又は温熱する、かつ、軽量な電子冷暖房服を提供できる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子冷暖房服において、例えば図8に示すように、前記熱媒体収容袋5の内側又は外側の前記ペルチエ素子1に接触する部分にグラファイト製シート57を有する。このように構成すると、グラファイトは熱伝導率が非常に高いので、熱媒体収容袋5内の広い範囲の熱媒体に早く熱を伝え、或は広い面積から外気に早く放熱するので、熱効率の良い電子冷暖房服を提供できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子冷暖房服において、例えば図9に示すように、体温測定用の温度センサ7と、目標温度を設定し、温度センサ7で計測された体温と目標温度との差異に基づいてペルチエ素子1を制御する温度コントローラ8とを着脱可能に備える。このように構成すると、体温をモニタしながらペルチエ素子1を制御するので、安定な体温制御が可能となる。
また、請求項5に記載の熱媒体収容袋は、例えば図2に示すように、着用可能な衣服部2の内側に装着され、熱媒体6を封入する熱媒体収容袋5であって、衣服部2に接触する側にペルチエ素子1を装着し、熱媒体6を循環させる流路55が設けられ、ペルチエ素子1により冷却又は加熱された熱媒体6を流路55に自動的に循環させることにより、身体に熱を伝達可能である。このように構成すると、ペルチェ素子を利用する電子冷暖房服の熱媒体収容袋において、これを装着することにより、身体に接触する部分の温度差を少なくし、簡易な構成で運動性・作業性の良い冷暖房服を提供することができる。
本発明によれば、ペルチェ素子を利用する電子冷暖房服において、身体に接触する部分の温度差を少なくし、簡易な構成で運動性・作業性の良い冷暖房服を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1に本発明の第1の実施の形態におけるベスト型の電子冷暖房服10の構成例を示す。図1(a)は正面図、図1(b)は背面図を表す。図1において、10は電子冷暖房服、1は電気エネルギーを熱エネルギーに変換するペルチエ素子、2は人間が着用可能な衣服部(ベスト、ジャンパー、スーツ、ズボン等をいう。2aは胸側、2bは背中側を示す。)、4はペルチエ素子1に直流電流を供給するための電源及びその駆動回路を収容するための電源収容部、3はペルチエ素子1と電源を結ぶ配線、5は熱媒体6(図2参照)を封入するための熱媒体収容袋である。電源収容部4内には、ペルチエ素子1に電流を供給する電源及び、電源を駆動するための駆動回路が収容されている。本実施の形態では衣服部2はベストである。ペルチエ素子1として例えばTe(テルル)−Sb(アンチモン)−Bi(ビスマス)系の化合物半導体、Te(テルル)−Bi(ビスマス)−Se(セレン)系の化合物半導体を使用できる。熱媒体6として水、エチルアルコール、又はその混合液等を使用でき、本実施の形態では熱伝導率が高く、比熱が高く、比重が低く、粘性の低い液体であり、さらに無毒、無臭で、安価、入手容易で取り扱いやすい水を使用する。
電熱媒体収容袋5(輪郭を破線で表示)は衣服部2の内側に装着され、図1ではベスト2の胸側に2箇所、背中側に2箇所合計4箇所としたが、装着箇所を増減可能である。ペルチエ素子1は熱媒体収容袋5の衣服部2側に装着され、利用目的と用途により、身体の冷却もしくは加熱すべき部位の近傍に来るように適切に配置されるが、図1では各熱媒体収容袋5に1個ずつ合計4個とし、冷房を重視してベスト2の胸及び背中の上部に配置した。ペルチエ素子1の能力は、例えば、8V、300mAの電圧、電流でペルチエ素子1の両側には約30℃の温度差(例えば人体側15〜25℃、衣服部2側45〜55℃)が生じ、3時間継続使用可能である。ペルチエ素子1を複数配置する場合、各ペルチエ素子1に適切な電流を供給できるように配線3で直列・並列等適切な組み合わせに接続されるが、ここでは、ペルチエ素子1毎に個別に配線接続し、独立に温度制御できるようにした。ペルチエ素子に供給する電流は、例えば、測定した体温に基づいてフィードバック制御する、予めパラメータを設定された温度調節プログラムにより制御する等により駆動回路により制御される。なお、駆動回路に温度コントローラを接続してボタン入力でパラメータを設定したり、マニュアルで電流調整することも可能である。温度コントローラは例えば電源収容部4に収容される。これにより、例えば心臓に近い胸側は弱く、反対の背中側は強く冷房するなど、使用者の条件や好みに合わせて制御することが可能になる。電源として電池(充電池、2次電池を含む)や電源アダプタを介した商用電源を利用可能であり、いずれも駆動回路を介して適切に調整された電流を供給する。冷房の場合には、ペルチエ素子1は身体側(電熱媒体収容袋5の内側)の面が冷却側に、衣服部側(外気側ともいう、電熱媒体収容袋5の外側)の面が発熱側になるように配線3を介して電源の駆動回路と接続され、この結果、ベスト2を着用した利用者の胸、背中を広く適切に冷却することが可能となる。
図2及び図3に電熱媒体収容袋5の構成例を概略的に示す。図2は正面図、図3はそのA−A’断面図である。電熱媒体収容袋5は塩化ビニールなど柔軟な素材からなる樹脂シート51、52を用い、液状の熱媒体6を内部に封入できるように2枚の樹脂シート51、52を重ねてその外周全体を接着又は融着して密封袋とし、衣服部2側の中央上部にペルチエ素子1を装着している。なお、2枚の樹脂シートのうち1枚の樹脂シートの上辺を折り曲げて蓋部とし、他の3辺で他のシート樹脂に接着又は融着し、蓋部は他のシートに嵌め込むようにして開閉可能な密封袋としても良い。ここでは前者の密封袋5内に熱媒体6としての水を封入している。
本実施の形態では冷却を重視して、密封袋5の衣服部2側の中央上部にペルチエ素子1を含む熱電変換ユニット20が装着される。ペルチエ素子1は単品で使用することも可能であるが、通常はペルチエ素子1を主要部品とする熱電変換ユニット20として構成される。熱電変換ユニット20の基本構成例としてはペルチエ素子1の両側に熱媒体6又は外気に熱を伝えるための伝熱部材21,22が取り付けられ、また、ペルチエ素子1には電極が設けられ、電極には電源へつながる配線3が接続される。本実施の形態では伝熱部材として例えばAl(アルミニウム)、Al合金、アルミナ(セラミックス)製等の放熱フィン21、22が取り付けられている。熱電変換ユニット20は密封袋5の衣服部2側の樹脂シート52を貫通して装着され、密封袋5内では放熱フィン21が直接熱媒体6に接触して熱媒体6を冷却する。
また、熱電変換ユニット20の衣服2側の放熱フィン22は、熱を外気中に放出する。本例では電動ファン23が放熱フィン22に取り付けられて、熱の放出を促進している。外気側の樹脂シート52にはネオプレンシート等の断熱部材56が重ねられており、外気からの熱が熱媒体6に伝わるのを防いでいる。さらに夏季の強い熱線を遮断するためには、アルミ薄膜などの熱線を反射する部材を外側に重ねて使用することが好ましい。なお、内側の樹脂シート51については身体への伝熱性能が高いことが好ましく、外側にAl(アルミニウム)等の熱伝導率の高い材料を重ねて用いることが好ましい。
図2中の破線は隔壁53の輪郭を示す。密封袋5の内部には、熱媒体6が上下方向に流れるように、周辺部を除く複数箇所で、上下方向に筋状に2枚の樹脂シート51、52を接着又は融着して隔壁53を形成し、隔壁53の間に流路55を形成している。本実施の形態では熱媒体6をポンプ等で強制的に循環させるのではなく、ペルチエ素子1により生成される温度差に基づいて熱媒体6に自然対流が発生し、これにより熱媒体6が循環する。ペルチエ素子1に通電して熱媒体6が冷却されると、熱媒体6は収縮して比重が重くなって内側の流路55aを下降し、身体と熱交換して加温された後は比重が軽くなって外側の流路55bを上昇し、これにより隔壁53間に形成された流路55を循環する。この循環により密封袋5内の熱媒体6全体の温度が均一化されると共に、穏やかに冷却され、その結果、密封袋5の身体に接触する各部の温度差が減少する。また、ペルチエ素子1の熱を直接身体へ伝えるのでなく、熱媒体6を介して広く伝えるので、身体の広い範囲を穏やかに冷却でき、利用者は快適に感じられるようになる。
なお、本実施の形態において、ペルチエ素子1の電極への配線3の接続を逆にすれば、電子冷暖房服を暖房に使用することが可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、保冷材や加温材が保持されている部分とそうでない部分の温度差が大きいという従来の冷暖房服の欠点を解消し、衣服部2に装着したペルチエ素子1のペルチェ効果と熱媒体6の循環とを活用して、身体全体、あるいは身体の所定の部位を中心に穏やかに冷却あるいは加温することが出来る。すなわち、本実施の形態によれば、このように快適な冷却性能あるいは加温性能を有する冷暖房服を提供できる。また、ペルチエ素子1は適量の直流電流を通電しさえすれば、適切に冷却・加温することが出来るので、電池からあるいは商用電源から直流変換アダプタを介して希望する時間だけ電流を得て、冷却あるいは加温を持続することが出来る。さらに測定した体温をフィードバック制御する、予めパラメータを設定された温度調節プログラムにより制御する等により印加電圧を調整することにより、ペルチエ素子1の冷却あるいは加温能力を調整出来るので、利用者は多様な使用環境に応じて、適切な温度調整を選定出来る。また、利用者は使用環境に応じて、冷却或いは加温が必要な部位やその設定すべき温度に応じて、装着すべきペルチエ素子1の個数や配置を適宜選択して設計することにより、経済的に所望の冷暖房服を実現できる。また、重量のある保冷材や加温材を使用せず、これらを取り替える必要もなく、さらに、ヒートパイプやポンプも使用しないので、簡易な構成で運動性・作業性の良い冷暖房服を提供できる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、熱媒体収容袋5に縦方向の流路55を形成する例を説明したが、本実施の形態では、縦方向に加えて横方向にも流路を形成する例を示す。
図4に第2の実施の形態における電熱媒体収容袋5の構成例を概略的に示す。図2と同じ部位については同じ符号を用いて重複する説明を省略する。図2における流路55の隔壁53の途中に隣の流路とつながる開口部54を設けて、熱媒体6が流路55をまたいで横方向にも移動出来るようにしている。この場合における熱媒体6の移動は、ペルチエ素子1による冷却・加温により生じた熱媒体6の比重差によるだけでなく、利用者が体を動かすことによって生じる密封袋5内の圧力差によっても生じる。すなわち、利用者が体を動かすことで密封袋5も変形し、縦横に張り巡らされた複数の流路55の夫々の部分に圧力差を生じ、その結果、熱媒体6の対流による循環に加え、袋内に密封された熱媒体6の高圧部分から低圧部分への移動を促進することになり、冷熱あるいは温熱の移動が促進されることになる。
なお、隔壁53は封入する熱媒体6が厚くなるのを防ぐ役目もあるので、この点からは熱媒体6の循環を妨げない限り多数設けるのが好ましい。また、隔壁は線状に限られず、本実施の形態における横方向の流路をさらに多くして点状にしても良い。
流路以外の点については、第1の実施の形態と同様であり、同様の効果を奏する。
[第3の実施の形態]
第1の実施の形態ではベスト型で冷房を重視する例を説明したが、本実施の形態ではジャンパー型で暖房を重視する例を示す。
図5に第3の実施の形態における電子冷暖房服10aの構成例の正面図を示す。図1と同じ部位については同じ符号を用いて重複する説明を省略する。電熱媒体収容袋5(輪郭を破線で表示)は衣服部2の内側に装着され、本実施の形態ではジャンパー2(2c)の腹側に2箇所、図示しないが背中側にも2箇所としたが、装着箇所を増減可能である。ペルチエ素子1は熱媒体収容袋5の衣服部2側に装着され、利用目的と用途により、身体の冷却もしくは加熱すべき部位の近傍に来るように適切に配置されるが、図5では各熱媒体収容袋5に1個ずつ合計4個とし、暖房を重視してジャンパー2cの腹側及び背中側の下部に配置した。また、ここでは、ペルチエ素子1毎に個別に配線接続し、独立に温度制御できるようにした。暖房の場合には、ペルチエ素子1は身体側(電熱媒体収容袋5の内側)の面が発熱側に、衣服部側(外気側、電熱媒体収容袋5の外側)の面が冷却側になるように配線3を介して電源と接続され、この結果、ジャンパー2cを着用した利用者の腹部、背中を広く適切に加温することが可能となる。また、熱電変換ユニット20では外気側の放熱フィン22は冷却側となり、電動ファン23とその配線は省略可能である。なお、ペルチエ素子1の能力は、例えば、8V、300mAの電圧、電流でペルチエ素子1の両側には約30℃の温度差(例えば人体側45〜55℃、衣服部2側15〜25℃)が生じ、3時間継続使用可能である。
図6に本実施の形態における電熱媒体収容袋の構成例の概略的な正面図を示す。ペルチエ素子1に通電して熱媒体6が加温されると、熱媒体6は膨張して比重が軽くなって内側の流路55aを上昇し、身体と熱交換して冷却された後は比重が重くなって外側の流路55bを下降し、これにより隔壁53間に形成された流路55を循環する。この循環により密封袋5内の熱媒体6全体の温度が均一化されると共に、穏やかに加温され、その結果、密封袋5の身体に接触する各部の温度差が減少する。また、ペルチエ素子1の熱を直接身体へ伝えるのでなく、熱媒体6を介して広く伝えるので、身体の広い範囲を穏やかに加温でき、利用者は快適に感じられるようになる。
なお、本実施の形態において、ペルチエ素子1の電極への配線3の接続を逆にすれば、電子冷暖房服を冷房に使用することが可能である。衣服のタイプと冷暖房重視の差異以外は第1の実施の形態と同様であり、同様の効果を奏する。
〔第4の実施の形態〕
図7に第4の実施の形態における電子冷暖房服10bの構成例の正面図を示す。図1、図5と同じ部位については同じ符号を用いて重複する説明を省略する。本実施の形態は第3の実施の形態における熱媒体収容袋5及びペルチエ素子1の数を増やし、冷暖房を共に重視する例を示す。熱媒体収容袋5は腹側と背中側に加えて、首筋に近い肩部に配置し、また、腹側と背中側の熱媒体収容袋5には脇に近い上部にもペルチエ素子1を配置して、血流が多く流れる首筋や脇下の付近も効果的に冷却・加温することが出来るようにしたものである。また、配線3は熱媒体収容袋5間に亘って直列・並列に接続可能であるが、本実施の形態では衣服部2を左右に分けて直列に接続している。この方式では、夏季において頚部動脈を冷却出来るので、夏の日照りの中で脳の温度が過度に上がることを防ぐ効果を期待できる。またペルチエ素子1の数を増やすことで一つのペルチエ素子1の寸法を小さく出来るので、重点的に冷却・加温する場所の近くに配置することが容易となる。
電熱媒体収容袋5及びペルチエ素子1の数、冷暖房重視、衣服のタイプ以外の点では、第1、第3の実施の形態と同様であり、これらの実施の形態と同様の効果を奏する。
〔第5の実施の形態〕
図8に第5の実施の形態における熱媒体収容袋5の構成例の断面図を概略的に示す。本実施の形態では第1の実施の形態における熱媒体収容袋5に、グラファイトなどの熱伝達率の大きな柔軟性のある放熱シート57、58を追加装着するものである。グラファイトの放熱シート57、58については断面を示しているが、平面的な広がりについては或る程度自由度がある。このような熱伝導率の大きな材料を放熱シート57、58に使用して熱を伝達することで熱媒体6への熱伝達が良くなるので、熱電変換素子ユニット20において、熱媒体収容袋5の内部では放熱フィンを省略して厚みを薄くできる。なお、放熱フィンを併用しても良く、この場合には熱媒体への熱伝達の効率が高くなる。衣服部2側では放熱が広い面積で効果的に行われるので放熱フィン22や電動ファン23を併用する場合でも、これらを小型にすることが出来る。なお、放熱フィンや電動ファンを省略することも可能である。
放熱シート57,58の追加及び熱電変換素子ユニット20の構成以外の点では第1の実施の形態と同様であり、同様の効果を奏する。
〔第6の実施の形態〕
図9に第6の実施の形態における電子冷暖房服10cの左側胸部を半ば開いた例の正面図を示す。図において、電子冷暖房服10cの内側に体温測定用の温度センサ7及び温度コントローラ8が着脱可能に装着されている。温度コントローラ8はウェアラブルコンピュータで構成され、例えば携帯電話機程度の大きさであり、電子冷暖房服10の内側に設けられたポケット内に或は電源収容部4内に収容可能である。温度コントローラ8は、電源収容部4内の電源から配線3bにより電力の供給を受け、配線3、3bを介してペルチエ素子1の制御を行なう。また、温度コントローラ8ではボタン入力により目標温度を設定でき、体温測定用の温度センサ7から配線3aを通して計測された体温データを取得し、設定された目標温度との差異に基づいてペルチエ素子1に流す電流を制御し、出力温度差を制御する。これにより、計測体温が目標温度に近づき或は一定値を保持するようにペルチエ素子1を制御する。温度センサ7として例えば熱電対やサーミスタを利用した貼り付けタイプの温度センサを使用可能である。本実施の形態によれば、体温をモニタしながらペルチエ素子1を制御するので、安定な体温制御が可能となる。なお、貼り付けタイプの温度センサを直接身体に貼り付け、温度コントローラ8は近距離無線通信を介して温度センサから体温データを取得するようにしても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態に種々変更を加えられることは明白である。
例えば、以上の実施の形態では衣服部がベストやジャンパーである例を説明したが、スーツでも良く、ズボンにペルチエ素子を装着して腰周りを冷暖房しても良く、また、帽子や手袋に装着する場合には別途装着するスーツやジャンパーから配線を引き出し接続しても良い。また、以上の実施の形態では1つの熱媒体収容袋に連続した1つの流路が形成される例を説明したが、例えば図6の熱媒体収容袋を実質的に上下に仕切るような隔壁を形成し、2つのペルチエ素子を用いて、ペルチエ素子ごとに熱媒体が循環する流路を形成しても良い。また、以上の実施の形態では1つの熱電変換素子ユニットに夫々1つのペルチエ素子を配置する例を説明したが、複数の小寸法のペルチエ素子を配置し、電源への配線や放熱フィンなどを共用しても良い。また、電源収納部には全体で1つの電源を収納し、全ての熱電変換ユニットに電流を供給しても良く、複数の電源を収納し夫々の熱電変換ユニット群に分けて電流を供給しても良く、熱電変換ユニット毎に電源を対応させても良い。その他、熱媒体の種類、ペルチエ素子の寸法、電源電圧などは利用目的、用途に応じて適宜変更可能である。
本発明は、外気温や体温変化に対する感度が低い無痛無汗症の人や無汗症、低汗症の人の冷暖房服、また製鉄所や造船所などの高温環境下の冷房服、冷凍倉庫や寒冷地の野外作業での暖房服、さらにはレジャー用の冷暖房服などに利用できる。
第1実施の形態におけるベスト型の電子冷暖房服の構成例を示す図である。 第1実施の形態における電熱媒体収容袋の構成例の概略的な正面図である。 第1実施の形態における電熱媒体収容袋の構成例の概略的な断面図である。 第2の実施の形態における電熱媒体収容袋の構成例を概略的に示す図である。 第3の実施形態における電子冷暖房服の構成例の正面図である。 第3の実施形態における電熱媒体収容袋の構成例の概略的な正面図である。 第4の実施形態における電子冷暖房服の構成例の正面図である。 第5の実施の形態における熱媒体収容袋の構成例の概略的な断面図である。 第6の実施の形態における電子冷暖房服の左側胸部を半ば開いた例の正面図である。
符号の説明
1 ペルチエ素子
2 衣服部
3、3a、3b 配線
4 電源収容部
5 熱媒体収容袋
6 熱媒体
7 温度センサ
8 温度コントローラ
10、10a、10b、10c 電子冷暖房服
20 熱電変換素子ユニット
21、22 放熱フィン
23 電動ファン
51、52 樹脂シート
53 隔壁
54 開口部
55、55a、55b 流路
56 断熱部材
57、58 放熱シート

Claims (5)

  1. 着用可能な衣服部と、
    前記衣服部の内側に装着され、熱媒体を封入する熱媒体収容袋と、
    前記熱媒体収容袋の前記衣服部に接触する側に装着されるペルチエ素子とを備え;
    前記衣服部は前記ペルチエ素子に電流を供給するための電源を収容する電源収容部を有し、
    前記熱媒体収容袋には前記熱媒体を循環させる流路が設けられ、
    前記ペルチエ素子により冷却又は加熱された熱媒体が前記流路を自然対流により循環しつつ、前記熱媒体収容袋を介して身体に熱を伝達可能である;
    電子冷暖房服。
  2. 前記熱媒体として、水、エチルアルコール又はその混合液を用いる;
    請求項1に記載の電子冷暖房服。
  3. 前記熱媒体収容袋の内側又は外側の前記ペルチエ素子に接触する部分にグラファイト製シートを有する;
    請求項1に記載の電子冷暖房服。
  4. 体温測定用の温度センサと;
    目標温度を設定し、前記温度センサで計測された体温と前記目標温度との差異に基づいてペルチエ素子を制御する温度コントローラとを着脱可能に備える;
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子冷暖房服。
  5. 着用可能な衣服部の内側に装着され、熱媒体を封入する熱媒体収容袋であって、
    前記衣服部に接触する側にペルチエ素子を装着し、
    前記熱媒体を循環させる流路が設けられ、
    前記ペルチエ素子により冷却又は加熱された熱媒体を前記流路に自動的に循環させることにより、身体に熱を伝達可能である;
    熱媒体収容袋。
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