JP2002057411A - 半導体レーザ装置および光ピックアップ - Google Patents

半導体レーザ装置および光ピックアップ

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JP2002057411A
JP2002057411A JP2000247891A JP2000247891A JP2002057411A JP 2002057411 A JP2002057411 A JP 2002057411A JP 2000247891 A JP2000247891 A JP 2000247891A JP 2000247891 A JP2000247891 A JP 2000247891A JP 2002057411 A JP2002057411 A JP 2002057411A
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一彦 安達
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一のサブマウント上に発光波長が互いに異
なる2つの半導体レーザを実装する場合に、共通の光学
系においても発光波長に適した光路差を確保することが
可能な半導体レーザ装置および光ピックアップを提供す
る。 【解決手段】 サブマウント1上には、半導体レーザと
して、DVD用の発光波長650nmの第1の半導体レ
ーザ2と、CD用の発光波長780nmの第2の半導体
レーザ3とが配置されている。第1の半導体レーザ2
は、その主出射端面2aがサブマウント1の端面1aか
らわずかに突き出して(約10μmだけ突き出して)配
置されている。また、第2の半導体レーザ3は、その主
出射端面3aが第1の半導体レーザ2の主出射端面2a
から約100μm後退させた位置に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の半導体レー
ザを1つのパッケージに収めた半導体レーザ装置および
光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代の記録メディアとしてDV
Dが注目されている。一般に、一台のDVDプレーヤー
では、DVDとCDとの両者を互換再生できることが望
まれる。そのためには、DVD再生用に波長の短い63
5nmあるいは650nmの赤色半導体レーザとCD再
生用に780nmの近赤外半導体レーザとを搭載する光
ピックアップが必要とされている。さらに、装置の小型
化のためには、2種類の半導体レーザを1つのパッケー
ジの中に組み込んだ集積型光ピックアップの実現が期待
されている。しかし、2つの光源を1つのパッケージに
組み込んで、光学系を共通化するためには、2つの半導
体レーザの発光点間隔をできるだけ接近させる必要があ
り、その間隔としては300μm以下が望ましい。
【0003】従来、上記課題を解決するために、数多く
の技術が提案されている。たとえば、特開平11−97
804号には、図3に示すように、1つのサブマウント
1上に発光波長の異なる2つの半導体レーザ2,3を接
近して配置する方法が示されている。すなわち、図3を
参照すると、サブマウント(シリコン基板)1上に、発
光波長が互いに異なる第1の半導体レーザ2と第2の半
導体レーザ3とが、それぞれの出射光が平行となるよう
に、かつ接近させて配置されている。さらに、図3で
は、サブマウント1にレーザパワーモニタ用のホトダイ
オード7が作り込まれている。
【0004】しかし、2つの異なる波長に対して1つの
光学系で対応する場合、2つの半導体レーザ2,3の光
路長が異なる不具合が発生する。一般に、光ピックアッ
プ光学系の結像系としては、半導体レーザの光をコリメ
ータを使用して平行光として対物レンズに入射させる無
限仕様型が用いられる。例として、コリメータレンズの
材料としてBK7を使用した場合、650nm,780
nmでの屈折率nはそれぞれ1.51452,1.51
1183である。このBK7で650nmに合わせて焦
点距離f=17mmのコリメータレンズを設計すれば、
780nmでの焦点距離が0.11097mm長くな
る。つまり、発光波長780nmの半導体レーザは、発
光波長650nmの半導体レーザよりも111μm後退
させて配置することが望ましいことが分かる。
【0005】しかし、1つのサブマウント1上で、2つ
の半導体レーザ2,3の一方の主出射端面を後退させて
実装することは難しい。一般に、半導体レーザは、放熱
性を考慮して、ジャンクションダウンでAu−Sn共晶
ハンダを介して絶縁性のサブマウントにダイボンディン
グされる。この時、半導体レーザの発光層はダイボンド
面から数μmと極めて接近したところに位置しているた
め、Au−Snハンダが発光層端面に回り込んで電気的
に短絡する可能性がある。そのため、半導体レーザの主
出射端面をサブマウント端面より数μm突き出して接合
するのが一般的である。
【0006】仮に、上記問題を解決し、一方の半導体レ
ーザを後退させて接合しても、半導体レーザからの出射
光がサブマウントで反射して迷光となって信号読み出し
に不具合が生じる。
【0007】逆に、一方の半導体レーザの主出射端面を
出射方向にサブマウント端部から100μm突き出して
配置することも考えられるが、この場合には、突き出し
て配置された半導体レーザとサブマウントの熱抵抗が増
大し、発光層温度が上昇し発光波長の変動が起こった
り、また、ハンドリング時に半導体レーザを破損する可
能性が増大する。
【0008】一般に、サブマウントには、熱伝導率の高
い絶縁性部材,たとえば窒化アルミ(AlN)などを用
い、その表面には半導体レーザを固定するためのAu−
Sn層が形成された方形型のものが使用される。サブマ
ウントは所定のメタライジングを行った後でダイシング
ソー等で切り出されるため、方形型以外の、たとえば凸
型や端部の一部が切り込まれた様な形状は作れない。
【0009】また、特開平11−97804号には、図
4に示すように、サブマウントを二段に積み上げた例が
示されている。すなわち、図4を参照すると、第1のサ
ブマウント1上には、第1の半導体レーザ2と第1のホ
トダイオード7とが配置され、また、第1のサブマウン
ト1上には、第2のサブマウント8が積み上げられ、第
2のサブマウント8には、第2の半導体レーザ3と第2
のホトダイオード9とが配置されている。この技術の目
的は、発光点間隔を接近させるためになされたもので、
発光波長の差を解決する目的でなされていない。また、
第2のサブマウント8に配置された第2の半導体レーザ
3から出た光が、第1のサブマウント1で蹴られること
も考慮されていない。仮に、第1のサブマウント1での
蹴られを考慮した高さ関係にしたとしても、2つの半導
体レーザ2,3の間隔は、第1のサブマウント1に配置
された第1の半導体レーザ2の共振器長(約300μ
m)以下での調整が出来ないという欠点がある。
【0010】このように従来技術では、半導体レーザの
波長の違いを考慮したレイアウトになっていなかった。
【0011】また別の問題として、発光波長650nm
の半導体レーザは、利得を確保するため、共振器長は、
発光波長780nmの半導体レーザよりも長いのが一般
的である。一般的に、その共振器長は、発光波長780
nmの半導体レーザが300μm程度であり、発光波長
650nmの半導体レーザが700μm程度であり、4
00μm程度の差がある。そのため、2つの半導体レー
ザを並べて配置した場合でも、発光波長780nmの半
導体レーザの後方出射端面から出た光がサブマウントで
蹴られる不具合が発生する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、1つのサ
ブマウント上に、発光波長が互いに異なる半導体レーザ
を実装する場合には、光ピックアップでの発光波長差
による光路差の解消、共振器長の差による迷光の解
消、と言う技術的課題がある。
【0013】本発明は、同一のサブマウント上に発光波
長が互いに異なる2つの半導体レーザを実装する場合
に、共通の光学系においても発光波長に適した光路差を
確保することが可能な半導体レーザ装置および光ピック
アップを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、1つのサブマウント上に発
光波長の互いに異なる2つの半導体レーザが配置されて
おり、前記2つの半導体レーザは、それぞれの出射光軸
同士が平行になるように、かつ接近するように配置さ
れ、また、2つの半導体レーザの主出射端面は同一平面
になくて、所定の距離を隔てて配置されていることを特
徴としている。
【0015】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の半導体レーザ装置において、前記2つの半導体レー
ザのうちの一方の半導体レーザは、他方の半導体レーザ
に対して後退して配置され、他方の半導体レーザに対し
て後退して配置される一方の半導体レーザの主出射端面
の主出射方向前方のサブマウントには溝あるいは穴が形
成されていることを特徴としている。
【0016】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の半導体レーザ装置において、前記2つの半導体レー
ザの主出射端面とサブマウントの一辺とが平行でなく、
所定の角度を有していることを特徴としている。
【0017】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の半導体レーザ装置において、前記2つの半導体レー
ザの主出射端面とサブマウントの一辺とが平行でなく、
所定の角度を有しており、2つの半導体レーザの共振器
長が異なっている場合、共振器長の短かい半導体レーザ
の後方の出射端面側のサブマウントには溝あるいは穴が
形成されていることを特徴としている。
【0018】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至請求項4記載のいずれか一項に記載の半導体レーザ装
置を備えていることを特徴とする光ピックアップであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1(a),(b)は本発明に係る
半導体レーザ装置の構成例を示す図である。なお、図1
(a)は斜視図、図1(b)は図1(a)のX−X線に
おける断面図である。
【0020】図1(a),(b)を参照すると、サブマ
ウント1上には、半導体レーザとして、DVD用の発光
波長650nmの第1の半導体レーザ2と、CD用の発
光波長780nmの第2の半導体レーザ3とが配置され
ている。第1の半導体レーザ2は、その主出射端面2a
がサブマウント1の端面1aからわずかに突き出して
(約10μmだけ突き出して)配置されている。また、
第2の半導体レーザ3は、その主出射端面3aが第1の
半導体レーザ2の主出射端面2aから約100μm後退
させた位置に配置されている。
【0021】換言すれば、図1(a),(b)の構成例
では、半導体レーザ装置は、1つのサブマウント1上に
発光波長の互いに異なる2つの半導体レーザ2,3が配
置されており、2つの半導体レーザ2,3は、それぞれ
の出射光軸同士が平行になるように、かつ接近するよう
に配置され、また、2つの半導体レーザ2,3の主出射
端面2a,3aは同一平面になくて、所定の距離を隔て
て配置されている。これにより、共通の光学系において
も発光波長に適した光路長を確保することが可能にな
る。
【0022】また、図1(a),(b)の構成例では、
第2の半導体レーザ3から出射される光ビームがサブマ
ウント1の表面によって蹴られないように、サブマウン
ト1の一部に溝4が形成されている。
【0023】ここで、サブマウント1に形成される溝4
は、例えば、第2の半導体レーザ3の垂直ビーム広がり
角が26°,水平ビーム広がり角が10°の場合、深さ
dは約23μm以上、幅wは約17.5μm以上である
のが良い。
【0024】なお、図1(b)において、図1(a)で
は図示を省略しているが、符号5は金属膜、符号6はA
u−Sn層である。
【0025】図1(a),(b)の半導体レーザ装置
は、例えば次のような工程によって作製される。すなわ
ち、サブマウント1の主材料として高純度なシリコン基
板を使用するとし、このシリコン基板1を酸化して、シ
リコン基板1の両面にシリコン酸化膜を形成する。次
に、溝4を形成する領域のシリコン酸化膜を取り除き、
下地のシリコン基板1を露出させる。次に、KOHエッ
チャントを用いて異方性エッチングを行い、所定の深さ
の溝4を形成する。その後、シリコン酸化膜を除去し、
シリコン基板1の表面および裏面のメタライジングを行
う。これにより、例えば、シリコン基板1の両面に、T
i/Pt/Auの金属膜5が順次成膜される。Ti/P
t/Auの各層の厚みは、たとえば、0.1μm/0.2
μm/0.5μm程度である。さらに、シリコン基板1
(金属膜5)の表面の一部に、半導体レーザを固定する
ためにAu―Sn層6を約3μmの厚さで形成する。そ
して、Au―Sn層6上に半導体レーザ2,3を固定す
る。ここで、半導体レーザ2,3はアノード側がダイボ
ンド面であるならば、前記金属膜5は、2つの領域に分
離されている。
【0026】なお、上述の例では、サブマウント1に溝
4を形成したが、溝4のかわりに穴を形成しても良い。
【0027】このように、図1(a),(b)の構成例
では、2つの半導体レーザ2,3のうちの一方の半導体
レーザ3は、他方の半導体レーザ2に対して後退して配
置され、他方の半導体レーザ2に対して後退して配置さ
れる一方の半導体レーザ3の主出射端面3aの主出射方
向前方のサブマウント1には溝4あるいは穴が形成され
ている。これにより、半導体レーザ3からの光がサブマ
ウント1によって蹴られるのを防止することが可能にな
る。
【0028】なお、サブマウント1に形成される溝4あ
るいは穴は、主出射端面3a側に設ける必要があるが、
図1(a)に示すように、後方の主出射端面3b側にも
設けても良く、この場合には、さらに、迷光成分を低減
できる。
【0029】図2(a),(b)は本発明に係る半導体
装置の他の構成例を示す図である。なお、図2(a)は
平面図、図2(b)は図2(a)のX−X線における断
面図である。図2の構成例では、サブマウント1は、た
とえば窒化アルミ(AlN)からなり、菱形の形状のも
のとなっている。また、2つの半導体レーザ2,3は、
光の主出射方向とサブマウント1の端部とが所定の角度
で交差するように配置されている。
【0030】より詳細に、このサブマウント1上は2つ
の電極領域5,5に分割されており、その一部に半導体
レーザ2,3を接合するためのAu−Sn共晶合金6が
堆積されている。半導体レーザ2,3は、ジャンクショ
ンダウンでアノード側がダイボンディングされるため、
電気的に絶縁されている。サブマウント1上に実装され
た半導体レーザ2,3は、その表面とサブマウント1の
表面からそれぞれワイヤーボンディングで電気的に接続
される。また、1つのサブマウント1上で、2つの半導
体レーザ2,3の主出射端面間距離Dを確保するため
に、半導体レーザ2,3は、サブマウント1の一辺に沿
って、斜めに配置されている。
【0031】図2(a),(b)の例では、サブマウン
ト1の形状は菱形となっているが、サブマウント1の一
辺に、所定の角度で2つの半導体レーザ2,3を配置で
きれば、サブマウント1の形状は他の形状であっても良
い。
【0032】また、発光波長650nmの半導体レーザ
と発光波長780nmの半導体レーザとは、その共振器
長が異なるのが一般的である。例えば、発光波長650
nmの半導体レーザの外形は300×650×100t
μm、発光波長780nmの半導体レーザの外形は30
0×380×100tμmである。そのため、図2
(a),(b)の仕方で2つの半導体レーザ2,3を配
置した場合、共振器長の短い半導体レーザの後方の出射
端面からの光がサブマウント1で蹴られ、迷光となるこ
とが考えられる。そこで、共振器の短い780μmの半
導体レーザの後方の出射端面側のサブマウント1の表面
に溝あるいは穴を形成すれば、共振器の短い780μm
の半導体レーザの後方の出射端面から出射される光がサ
ブマウント1で蹴られることが防止され、迷光を低減す
ることができる。
【0033】このように、図2(a),(b)の構成例
では、サブマウント1は方形で、2つの半導体レーザ
2,3の主出射端面とサブマウント1の一辺とが平行で
なく、所定の角度を有していることにより、熱抵抗の増
大を抑え、かつサブマウント1に複雑な加工を施すこと
なく、その形状は方形であるため従来のダイシングソー
で切り出すことが可能で、安価な半導体レーザ装置を提
供することが可能になる。
【0034】また、2つの半導体レーザ2,3の主出射
端面とサブマウント1の一辺とが平行でなく、所定の角
度を有しており、2つの半導体レーザ2,3の共振器長
が異なっている場合、共振器長の短い半導体レーザの後
方の出射端面側のサブマウント1に溝あるいは穴が形成
されていることにより、共振器長の異なる2つの半導体
レーザ2,3を配置した場合に問題となるサブマウント
1でのレーザ光の蹴られを軽減することが可能になる。
【0035】また、上述した本発明の半導体レーザ装置
を光ピックアップに用いることができ、この場合、光学
系が簡略された小型,低価格な高性能の光ピックアップ
を提供できる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
発明によれば、1つのサブマウント上に発光波長の互い
に異なる2つの半導体レーザが配置されており、前記2
つの半導体レーザはそれぞれの出射光軸同士が平行にな
るように、かつ接近するように配置され、また、2つの
半導体レーザの主出射端面は同一平面になくて、所定の
距離を隔てて配置されているので、共通の光学系におい
ても発光波長に適した光路長を確保することが可能にな
る。
【0037】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の半導体レーザ装置において、前記2つの半導
体レーザのうちの一方の半導体レーザは、他方の半導体
レーザに対して後退して配置され、他方の半導体レーザ
に対して後退して配置される一方の半導体レーザの主出
射端面の主出射方向前方のサブマウントには溝あるいは
穴が形成されているので、サブマウントによるレーザ光
の蹴られを防止することが可能になる。
【0038】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載の半導体レーザ装置において、前記2つの半導
体レーザの主出射端面とサブマウントの一辺とが平行で
なく、所定の角度を有しているので、熱抵抗の増大を抑
え、かつサブマウントに複雑な加工を施すことなく、そ
の形状は方形であるため従来のダイシングソーで切り出
すことが可能で、安価な半導体レーザ装置を提供するこ
とが可能になる。
【0039】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項3記載の半導体レーザ装置において、前記2つの半導
体レーザの主出射端面とサブマウントの一辺とが平行で
なく、所定の角度を有しており、2つの半導体レーザの
共振器長が異なっている場合、共振器長の短かい半導体
レーザの後方の出射端面側のサブマウントに溝あるいは
穴が形成されているので、共振器長の異なる2つの半導
体レーザを配置した場合に問題となるサブマウントでの
レーザ光の蹴られを軽減することが可能になる。
【0040】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1乃至請求項4記載のいずれか一項に記載の半導体レ
ーザ装置を備えた光ピックアップであるので、小型,低
価格な高性能の光ピックアップを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体レーザ装置の構成例を示す
図である。
【図2】本発明に係る半導体レーザ装置の他の構成例を
示す図である。
【図3】従来の半導体レーザ装置を示す図である。
【図4】従来の半導体レーザ装置を示す図である。
【符号の説明】
1 サブマウント 2 第1の半導体レーザ 3 第2の半導体レーザ 4 溝 5 金属膜 6 Au−Sn層 7 第1のホトダイオード 8 第2のサブマウント 9 第2のホトダイオード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのサブマウント上に発光波長の互い
    に異なる2つの半導体レーザが配置されており、前記2
    つの半導体レーザは、それぞれの出射光軸同士が平行に
    なるように、かつ接近するように配置され、また、2つ
    の半導体レーザの主出射端面は同一平面になくて、所定
    の距離を隔てて配置されていることを特徴とする半導体
    レーザ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体レーザ装置におい
    て、前記2つの半導体レーザのうちの一方の半導体レー
    ザは、他方の半導体レーザに対して後退して配置され、
    他方の半導体レーザに対して後退して配置される一方の
    半導体レーザの主出射端面の主出射方向前方のサブマウ
    ントには溝あるいは穴が形成されていることを特徴とす
    る半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体レーザ装置におい
    て、前記2つの半導体レーザの主出射端面とサブマウン
    トの一辺とが平行でなく、所定の角度を有していること
    を特徴とする半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体レーザ装置におい
    て、前記2つの半導体レーザの主出射端面とサブマウン
    トの一辺とが平行でなく、所定の角度を有しており、2
    つの半導体レーザの共振器長が異なっている場合、共振
    器長の短かい半導体レーザの後方の出射端面側のサブマ
    ウントには溝あるいは穴が形成されていることを特徴と
    する半導体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4記載のいずれか一
    項に記載の半導体レーザ装置を備えていることを特徴と
    する光ピックアップ。
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