JP2002056001A - 精通者抽出装置,及び精通者抽出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

精通者抽出装置,及び精通者抽出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002056001A
JP2002056001A JP2000244242A JP2000244242A JP2002056001A JP 2002056001 A JP2002056001 A JP 2002056001A JP 2000244242 A JP2000244242 A JP 2000244242A JP 2000244242 A JP2000244242 A JP 2000244242A JP 2002056001 A JP2002056001 A JP 2002056001A
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person
savvy
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JP2000244242A
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Masashi Okigami
昌史 沖上
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールなどの文書の内容に基づいて,そ
の文書の内容に精通している人を自動抽出し,更にはそ
の人に対して自動的にその文書を転送することが可能な
転送候補者抽出装置を提供する。 【解決手段】 自分が受け取った電子メールを自分より
もその分野に精通した人に転送したい場合には,例えば
"[email protected]"という予め定められたメール
アドレスに電子メールを転送する。メールサーバZ1
は,送信先アドレスが "[email protected]"であれ
ば,転送候補検索処理(S2a)を開始する。即ち,電
子メールの本文から専門語を抽出し(S11),それら
の属する専門分野を推定(S12)し,精通者DB41
を参照して上記専門分野に精通する関係者を抽出(S1
3)した後,既に同じ電子メールの受信者を除外する
(S14)。そして,上記電子メールの宛て先をその転
送候補者の電子メールアドレスに置換し(S4),転送
する(S6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば電子メール
の転送システム等に適用可能な,文書の内容に精通した
関係者を自動抽出する精通者抽出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年,インターネットを介した電子メー
ルの利用者が急激に増加し,ビジネスシーンにおいても
この電子メールのやり取りが一般的となってきており,
社内での業務上の連絡のみならず,社外からの問い合わ
せやダイレクトメールなどにも電子メールが日常的に利
用されている。しかしながら,このような社外からの問
い合わせやダイレクトメールなどの電子メールは,その
受信者が最適な受信者でない場合も多い。例えば,社外
からの問い合わせであれば,その受信者よりもその分野
に精通した適任者がいる場合があり,またダイレクトメ
ールであれば,その受信者よりもその情報を必要として
いる者が他にいる場合も多い。このような場合には,電
子メールの受信者はその電子メールを適任者に転送する
必要がある。
【0003】このような電子メールの転送処理を自動化
する技術が,例えば特開平11−136278号公報,
特開平11−187066号公報に提案されている。特
開平11−136278号公報には,受信メールの内容
からキーワードやサマリを抽出し,抽出されたキーワー
ド等と各ユーザが設定したルールとに基づいてその受信
メールを所定の転送先に転送する電子メールシステムが
提案されている。また,特開平11−187066号公
報には,受信者の転送操作を監視してその転送手順を自
動的にルール化し,新たな受信メールを受信すると上記
ルールに従って自動的に転送処理を行う電子メールシス
テムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来技術には次のような問題点があった。まず,特開平1
1−136278号公報に記載の電子メールシステムで
は,転送ルールをユーザが設定する必要があるため,例
えば発信元や件名などに含まれるキーワードに基づいて
予め定められた数カ所程度の転送先に転送を行う場合に
は適用可能であるが,上述したような電子メール本文の
内容に基づいてその内容の精通者に転送するような場合
には,ユーザが予め転送ルールを設定すること自体が不
可能であるため適用することはできない。また,特開平
11−187066号公報に記載の電子メールシステム
では,受信者の転送操作を監視してその転送手順を自動
的にルール化するため,同じような内容のメールが数多
く送られてくるような場合には有効であるが,単発のメ
ールには効果はない。本発明は,上記事情に鑑みてなさ
れたものであり,その目的とするところは,電子メール
などの文書の内容に基づいて,その文書の内容に精通し
ている人を自動抽出し,更にはその人に対して自動的に
その文書を転送することが可能な転送候補者抽出装置を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,複数の専門語若しくはその専門語の属す
る専門分野についての各関係者の精通度を記憶する精通
度記憶手段と,文書から専門語を切り出す専門語切り出
し手段と,上記精通度記憶手段に記憶された各専門語若
しくはその専門語の属する専門分野についての各関係者
の精通度に基づいて,上記専門語切り出し手段により切
り出された専門語若しくはその専門語の属する専門分野
について精通度の高い関係者を抽出する精通者抽出手段
とを具備してなる精通者抽出装置として構成されてい
る。このような構成により,自分が精通していない分野
の文書について,より精通している関係者を容易に抽出
することが可能である。また,各関係者の連絡先を記憶
する連絡先記憶手段と,上記連絡先記憶手段に基づい
て,上記精通者抽出手段で抽出された関係者の連絡先を
抽出する連絡先抽出手段とを具備すれば,抽出された関
係者に対してその文書を転送するなどの処理を容易に行
うことが可能である。更に,上記文書を電子メールで受
信すると共に,上記連絡先抽出手段で抽出された連絡先
を上記電子メールの送信者に対して電子メールで送信す
るように構成すれば,各関係者の端末からその文書の精
通者やその連絡先の検索処理を容易に行うことが可能と
なる。
【0006】また,上記連絡先記憶手段に記憶される各
関係者の連絡先が電子メールアドレスであり,上記文書
を電子メールで受信すると共に,上記電子メールで受信
した文書を上記連絡先抽出手段で抽出された連絡先に対
して転送するように構成すれば,抽出された精通者に対
して改めて電子メールを転送する処理を行う必要がな
い。このとき,上記電子メールの転送先を上記電子メー
ルの送信者に通知するようにすれば,転送要求者はその
電子メールが誰に対して転送されたかを確認することが
できる。更に,過去に同様の電子メールを受信している
関係者にはその電子メールの転送を行わないようにすれ
ば,無駄なトラフィックの増加を防止でき,また電子メ
ールの重複受信による受信者の無駄な労力を抑制でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して,本発明
の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解に
供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は本発明を具
体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する
性格のものではない。
【0008】本実施の形態は,本発明に係る精通者抽出
装置を,電子メールの転送機能を有するメールサーバZ
1として具現化したものであり,図2に示すようなネッ
トワークに接続される。図2に示すネットワークでは,
第1部門のLAN,第2部門のLAN,管理部門のLA
Nが,互いにルータ6を介して接続されている。上記メ
ールサーバZ1は,当該ネットワークのファイアウォー
ルを兼ねて管理部門のLAN上に接続されている。上記
第1部門のLANや,上記第2部門のLANには,サー
バコンピュータ5,クライアントコンピュータ7やメー
ルサーバ8,ネットワークプリンタ9,ネットワークス
キャナ10などが接続される。また,上記管理部門のL
ANにも,上記メールサーバZ1の他に,サーバコンピ
ュータ5′,クライアントコンピュータ7,ネットワー
クプリンタ9,ファックスサーバ11などが接続されて
いる。
【0009】上記メールサーバZ1は,通常のファイア
ウォールやメールサーバとしての機能に加えて,電子メ
ールの本文に含まれる専門語の属する専門分野に精通す
る関係者を抽出し,その関係者にその電子メールを自動
転送する機能を有しており,図1に示すように,例えば
ユーザI/F装置21,制御部22,記憶部23,通信
部24などの一般的な構成を有するコンピュータを用い
て具体化される。上記I/F装置21は,例えばキーボ
ード,マウス,ディスプレイなどにより構成され,利用
者が上記メールサーバZ1を操作したり,処理結果を確
認する手段として用いられる。上記制御部22は,例え
ば上記メールサーバZ1のCPUとして動作するマイク
ロプロセッサであり,プログラムの制御に従って,メー
ル送受信部31,メール解析部32,メール生成部3
3,メール受信済チェック部34,DB更新部35,メ
ール転送管理部36,単語抽出部37(単語切り出し手
段の一例),分野推定部38,転送先候補者抽出部39
(転送候補者抽出手段,連絡先抽出手段の一例)などと
して動作する。
【0010】また,上記記憶部23は,例えばハードデ
ィスク装置であり,精通者DB41,単語−専門分野D
B42,辞書43,アドレスDB44,メール記録部4
5などが構築される。この記憶部23は,上記制御部2
2によって適宜参照され,また更新される。ここで,上
記記憶部23の上記精通者DB41(精通度記憶手段の
一例)には,例えば図11に示すように,「HDD分散
多重化」,「文字コード標準化」等の専門分野毎に,各
関係者の精通度が設定されている。この各関係者の精通
度は,例えば,その関係者が作成した文書(例えば電子
メール,テキスト文書等)について,各専門分野に該当
する各種専門語(図12に専門分野と専門語との対応関
係の一例を示す)の数をカウントし(図10参照),各
関係者毎に全専門語のカウント数に対する各専門語のカ
ウント数の比率として算出したものである。
【0011】また,上記記憶部23の単語−専門分野D
B42には,上記精通者DB41で用いられている専門
分野とその専門分野に含まれる専門語の対応関係が設定
されている(図12参照)。また,上記記憶部23の辞
書43には,一般単語や専門語が登録されており,文書
から専門語を抽出する際に用いられる。また,上記記憶
部23のアドレスDB44(連絡先記憶手段の一例)に
は,上記精通者DB41に登録されている各関係者の電
子メールアドレスが登録されている。また,上記記憶部
23のメール記録部45には,このメールサーバを介し
て各部門下の関係者に配信された電子メールの記録が蓄
積される。
【0012】また,上記通信部4は,ネットワークを介
して他のコンピュータと通信するために用いるNICな
どである。そして,上記制御部22を,後述する手順に
従って制御するプログラムが,本発明に係る精通者抽出
プログラムに対応する。この精通者抽出プログラムは,
例えばCD−ROM等の記録媒体に格納された状態で,
或いはインターネット等のネットワークを介して流通さ
れる。
【0013】以下,上記メールサーバZ1の動作手順,
主として上記制御部22の処理手順を,図3に示すフロ
ーチャートに従って具体例を用いて説明する。図4の・
に示すように,まず,社外の「鈴木( [email protected]
o.jp) 」という人から,図5に示すような電子メール
が,部門2の「高橋([email protected])」と部
門1の「田中([email protected]) 」のそれぞれに
送信されたものとする。この2通の電子メールは,メー
ルサーバZ1,各部門のメールサーバ8を介して各関係
者(「高橋」及び「田中」)に配信される。一方で,上
記メールサーバZ1では,それらの電子メールが,送受
信部31により記録部23内のメール記録部45に蓄積
される。
【0014】図5に示す電子メールを受け取った上記
「高橋」,「田中」の両名は,その内容が自分にとって
有用であるものかどうかを検討する。ここで,その電子
メールの本文には,図5に示すように,「第3水準」等
の専門語が含まれていることから,「文字コード標準
化」という専門分野に関する情報であることが推測でき
る(図12参照)。ここで,上記電子メールを受け取っ
た「高橋」,「田中」の両名は,図11から分かるよう
に,「高橋」はその「文字コード標準化」の分野につい
て比較的精通度が高いが,一方の「田中」はその分野に
ついての精通度は極めて低い。そこで,例えば「田中」
は,自分が受け取った電子メールは自分には有用ではな
いと判断し,自分よりもその分野に精通した人にそのメ
ールを転送したいと考えたとする。このとき,「田中」
は,例えば "[email protected]"という予め定めら
れたメールアドレスに上記電子メールを転送する(図4
の・,図6参照)。ここで,この "[email protected]
o.jp"というメールアドレスは,メールサーバZ1によ
って管理されている転送要求用の特別なアドレスであ
る。
【0015】メールサーバZ1は,メール送受信部31
で電子メールを受信すると,メール解析部32において
受信した電子メールの送信先アドレスを解析する(S
1)。そして,その送信先アドレスが "[email protected]
c.co.jp"であれば,転送候補検索処理(S2a)を開始
する。この転送候補検索処理では,図3(b)に示すよ
うに,まず単語抽出部37で電子メールの本文に対して
形態素解析を行い,辞書43を用いて専門語を抽出する
(S11)。図6に示す電子メールでは,「第3水準」
等の専門語が抽出される。そして,分野推定部38で,
単語−専門分野DB42(図12)を参照しつつ上記抽
出された専門語の属する専門分野を推定する(S1
2)。図6に示す電子メールから抽出された専門語「第
3水準」は,「文字コード標準化」という専門分野に属
することが推定される。
【0016】次に,転送先候補者抽出部39で,精通者
DB41(図11)を参照して上記専門分野に精通する
関係者(転送候補者)を抽出する(S13)。図11に
示す精通者DBを用いると,「文字コード標準化」とい
う専門分野に精通している関係者として,例えば「高
橋」,「中村」の2人が抽出される。続いて,メール受
信済チェック部34により,メール記録部45に基づい
て,上記抽出された転送候補者の中に既に同じ電子メー
ルを受信している者がいないかがチェックされ,既に同
じ電子メールを受信済の者はこの転送候補者から外され
る。ここでは,抽出された転送候補者「高橋」,「中
村」のうち,「高橋」については同じ電子メールを既に
受信している(図4の・,図5参照)ため,「高橋」は
転送候補者から外され,転送候補者は「中村」のみとな
る。ここで,転送対象の電子メールがメール記録部45
に記録されている電子メールと同じであるか否かの判断
は,例えば複数の送信先に同報送信されたものであれば
電子メールのヘッダ情報の中のメールIDにより判断で
きる。また,同報送信されたものでない場合には,例え
ば件名,送受信者,送信日時,メール本文の比較などに
より判断することとなる。
【0017】以上のような転送候補検索処理(S2a)
が終了すると,転送候補者が1人でも抽出された場合に
は,メール転送管理部36は,アドレスDB44からそ
れら転送候補者の電子メールアドレスを読み出し, "an
[email protected]"宛に送られてきた上記電子メール
(図6)の宛て先をその転送候補者の電子メールアドレ
スに置換し(S4)(図4の・,図7参照),転送する
(S6)。この時,単に転送候補者に電子メールを転送
するだけでなく,その転送先等の情報等を書き込んだ返
信メールを生成し(S5),転送要求者(ここでは「田
中」)に返信するようにすることが望ましい。尚,上記
電子メールの「中村」への転送実績は,新たにメール記
録部45に格納される。以上のように,「鈴木」から
「田中」に送信された電子メールは,「田中」からの転
送要求を受けたメールサーバZ1により,その電子メー
ルの内容に精通し,しかも同じ電子メールを過去に受信
していない「中村」宛に自動的に転送される。しかも,
例えばその転送ルールをユーザが予め設定する必要はな
く,各関係者の各専門分野に関する精通度を表すデータ
ベースを用意しておくだけでよい。また,単発の電子メ
ールであっても全く問題なく転送することが可能であ
る。
【0018】続いて,以上のような「田中」からの転送
要求に対する一連の転送処理が終了した後,同様に「高
橋」からも "[email protected]"宛に上記電子メー
ルが転送されたとする(図4の・,図8参照)。この場
合にも,上記「田中」からの転送要求の場合とほぼ同様
の手順で処理が行われる。しかしながら,この時点で
は,転送候補検索処理(S2a)のS13において転送
候補者として抽出される「高橋」,「中村」の両名は同
じ電子メールを既に受け取っているから,S14におい
て両名とも転送候補者から外される。従って,S3にお
いて転送先無しと判断され,例えば図9に示すような転
送先候補が無いことを知らせる返信メールが生成され
(S5),転送要求者(ここでは「高橋」)に返信され
る(S6)。
【0019】以上の例は,電子メールを受け取った者が
メールサーバZ1に対して電子メールの転送を要求した
場合の処理であるが,メールサーバZ1に自動転送を行
わせるのではなく,転送候補者(その電子メールの内容
の精通者)の検索のみを行わせることも可能である。こ
の場合には,ユーザは例えば "[email protected]"
という予め定められたメールアドレスに上記電子メール
を転送する。ここで,この "[email protected]"と
いうメールアドレスは,メールサーバZ1によって管理
されている転送候補検索要求用の特別なアドレスであ
る。メールサーバZ1は,送信先アドレスが "ref-fw@x
xx0.abc.co.jp"の電子メールを受信すると,転送候補検
索処理(S2b)を開始する。この処理は上述したS2
a(図3(b))と全く同じである。転送候補検索処理
(S2b)が終了すると,メールサーバZ1は,その結
果(転送候補者が抽出された場合にはその電子メールア
ドレス,転送候補者が既に同様の電子メールを受け取っ
ている場合にはその受信実績等)を書き込んだ返信メー
ルを生成し(S5),検索要求者に返信する(S6)。
【0020】以上説明したように,本実施の形態に係る
メールサーバZ1は,精通者DB41に記憶された各専
門語の属する専門分野についての各関係者の精通度に基
づいて,メール本文から切り出された専門語の属する専
門分野について精通度の高い関係者を抽出するように構
成されているため,自分が精通していない分野の文書に
ついて,より精通している関係者を容易に抽出すること
が可能である。また,抽出された精通者の連絡先が抽出
請求者に対して電子メールで送信されたり,或いはそれ
ら抽出された精通者に対して上記文書(電子メール)が
自動転送されるため,予めユーザが転送ルールを設定す
ることなく,上記文書を容易且つ確実に精通者に転送す
ることが可能である。また,電子メールを精通者に自動
転送する場合には,上記電子メールの転送先を上記電子
メールの送信者に通知するため,転送要求者はその電子
メールが誰に対して転送されたかを確認することができ
る。更に,過去に同様の電子メールを受信している関係
者にはその電子メールの転送を行わないため,無駄なト
ラフィックの増加を防止でき,また電子メールの重複受
信による受信者の無駄な労力を抑制できる。
【0021】(変形例)上記の例では,電子メール本文
から抽出した専門語の属する専門分野についての精通度
に基づいて転送先候補を抽出するようにしたが,例えば
専門語そのものの精通度に基づいて転送先候補を抽出す
るようにしてもよい。この場合には,精通者DB41に
は各専門語毎の精通度を設定することとなる。また,上
記の例では対象となる文書を電子メールに限って説明し
たが,例えば通常のテキスト文書であれば,精通者の電
話番号等を抽出要求者に対して送信したり,FAXで自
動転送するなどの応用例が考えられる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように,本発明は,複数の
専門語若しくはその専門語の属する専門分野についての
各関係者の精通度を記憶する精通度記憶手段と,文書か
ら専門語を切り出す専門語切り出し手段と,上記精通度
記憶手段に記憶された各専門語若しくはその専門語の属
する専門分野についての各関係者の精通度に基づいて,
上記専門語切り出し手段により切り出された専門語若し
くはその専門語の属する専門分野について精通度の高い
関係者を抽出する精通者抽出手段とを具備してなる精通
者抽出装置として構成されているため,自分が精通して
いない分野の文書について,より精通している関係者を
容易に抽出することが可能である。また,各関係者の連
絡先を記憶する連絡先記憶手段と,上記連絡先記憶手段
に基づいて,上記精通者抽出手段で抽出された関係者の
連絡先を抽出する連絡先抽出手段とを具備すれば,抽出
された関係者に対してその文書を転送するなどの処理を
容易に行うことが可能である。更に,上記文書を電子メ
ールで受信すると共に,上記連絡先抽出手段で抽出され
た連絡先を上記電子メールの送信者に対して電子メール
で送信するように構成すれば,各関係者の端末からその
文書の精通者やその連絡先の検索処理を容易に行うこと
が可能となる。
【0023】また,上記連絡先記憶手段に記憶される各
関係者の連絡先が電子メールアドレスであり,上記文書
を電子メールで受信すると共に,上記電子メールで受信
した文書を上記連絡先抽出手段で抽出された連絡先に対
して転送するように構成すれば,抽出された精通者に対
して改めて電子メールを転送する処理を行う必要がな
い。このとき,上記電子メールの転送先を上記電子メー
ルの送信者に通知するようにすれば,転送要求者はその
電子メールが誰に対して転送されたかを確認することが
できる。更に,過去に同様の電子メールを受信している
関係者にはその電子メールの転送を行わないようにすれ
ば,無駄なトラフィックの増加を防止でき,また電子メ
ールの重複受信による受信者の無駄な労力を抑制でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るメールサーバZ1
の概略構成図。
【図2】 上記メールサーバZ1が接続されたネットワ
ーク構成の一例を示す図。
【図3】 上記メールサーバZ1の精通者抽出・転送処
理手順を示すフローチャート。
【図4】 電子メールの送受信履歴の一例。
【図5】 図4における・の電子メールの概略を示す
図。
【図6】 図4における・の電子メールの概略を示す
図。
【図7】 図4における・の電子メールの概略を示す
図。
【図8】 図4における・の電子メールの概略を示す
図。
【図9】 図4における・の電子メールの概略を示す
図。
【図10】 各関係者毎にその作成文書中に含まれる各
種専門語の数をカウントした結果の一例。
【図11】 各関係者毎の各専門分野毎の精通度の一例
(精通者DB41)。
【図12】 各種専門語と専門分野との対応関係の一例
(単語−専門分野DB42)。
【符号の説明】
Z1…メールサーバ(精通者抽出装置の一例) 37…単語抽出部(単語切り出し手段の一例) 39…転送先候補者抽出部(転送候補者抽出手段,連絡
先抽出手段の一例) 41…精通者DB(精通度記憶手段の一例) 44…アドレスDB(連絡先記憶手段の一例)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の専門語若しくはその専門語の属す
    る専門分野についての各関係者の精通度を記憶する精通
    度記憶手段と,文書から専門語を切り出す専門語切り出
    し手段と,上記精通度記憶手段に記憶された各専門語若
    しくはその専門語の属する専門分野についての各関係者
    の精通度に基づいて,上記専門語切り出し手段により切
    り出された専門語若しくはその専門語の属する専門分野
    について精通度の高い関係者を抽出する精通者抽出手段
    とを具備してなる精通者抽出装置。
  2. 【請求項2】 各関係者の連絡先を記憶する連絡先記憶
    手段と,上記連絡先記憶手段に基づいて,上記精通者抽
    出手段で抽出された関係者の連絡先を抽出する連絡先抽
    出手段とを具備してなる請求項1記載の精通者抽出装
    置。
  3. 【請求項3】 上記文書を電子メールで受信すると共
    に,上記連絡先抽出手段で抽出された連絡先を上記電子
    メールの送信者に対して電子メールで送信する請求項2
    記載の精通者抽出装置。
  4. 【請求項4】 上記連絡先記憶手段に記憶される各関係
    者の連絡先が電子メールアドレスであり,上記文書を電
    子メールで受信すると共に,上記電子メールで受信した
    文書を上記連絡先抽出手段で抽出された連絡先に対して
    転送する請求項2又は3記載の精通者抽出装置。
  5. 【請求項5】 上記電子メールの転送先を上記電子メー
    ルの送信者に通知する請求項4記載の精通者抽出装置。
  6. 【請求項6】 過去に同様の電子メールを受信している
    関係者にはその電子メールの転送を行わない請求項4又
    は5記載の精通者抽出装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータを請求項1〜6のいずれか
    に記載の精通者抽出装置として機能させるための精通者
    抽出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
JP2000244242A 2000-08-11 2000-08-11 精通者抽出装置,及び精通者抽出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2002056001A (ja)

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