JP2002053429A - 立方晶ゲル粒子の、抗−汚染剤としての、特に化粧料中における使用 - Google Patents

立方晶ゲル粒子の、抗−汚染剤としての、特に化粧料中における使用

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JP2002053429A
JP2002053429A JP2001173016A JP2001173016A JP2002053429A JP 2002053429 A JP2002053429 A JP 2002053429A JP 2001173016 A JP2001173016 A JP 2001173016A JP 2001173016 A JP2001173016 A JP 2001173016A JP 2002053429 A JP2002053429 A JP 2002053429A
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イザベル・アフリア
Bruno Biatry
ブリュノ・ビアトリ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体や重金属等の汚染物質に因る有害な影響
を防止し、これらの外的汚染物質からケラチン物質を保
護する組成物を提供すること 【解決手段】 ケラチン物質への局所的適用のための組
成物において、抗−汚染剤としての立方晶ゲル粒子を化
粧的に使用すること。ケラチン物質を汚染の有害な影響
から保護するために、局所適用組成物を調製するにあた
り、立方晶ゲル粒子を使用すること。少なくとも2つの
両親媒性化合物の混合物より形成され、当該両親媒性化
合物のうちの一方が、水の存在下にラメラ相を形成する
ことができ、他方が、水の存在下に逆ヘキソゴナル相を
形成することができる立方晶ゲル粒子を使用すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願は、抗−汚染剤(anti-p
ollution agent)としての立方晶ゲル粒子の使用に、及
びまた、汚染の影響から体を保護するための化粧処理方
法に関する。この方法は、有効量の立方晶ゲル粒子を含
む組成物を生理学的に許容される媒体中でケラチン物質
に適用することから成る。
【0002】
【従来の技術】一定の都市部環境は、一様に、高い汚染
に曝されている。個々人は、その日常の環境において、
また、特に、都市エリアにおいて、種々の大気汚染物質
によるケラチン物質、特に、皮膚、頭皮及び毛髪を襲う
全範囲の要因に曝されている。
【0003】ケラチン物質に有害な影響を及ぼすおそれ
がある汚染物質の中で、オゾン、一酸化炭素、窒素酸化
物又は硫黄酸化物などの毒性ガスがその主たる構成物質
である。これらの毒性ガスがケラチン物質の落屑を助長
し、ケラチン物質をくすませ、不潔にすることが判って
いる。同様に、これらの毒性ガスは、該ケラチン物質の
細胞の窒息を惹き起こす。
【0004】その上、重金属(鉛、カドミウム及び水銀)
が大気中の汚染物質であり、これらの物質の放出が殊に
都市部及び工業地域の環境において大幅に増大してい
る。これらが原因となる一定の毒性の影響に加えて、重
金属は、遊離基に対する細胞の防禦手段の活性を減殺す
る傾向がある[例えば、R. S. Dwivedi, J. Toxicol. C
ut. & Ocular Toxical. 6(3), 183-191 (1987)参照]。
よって、重金属は、自然の防禦手段の効果を減殺するこ
とによって気体汚染物質の毒性影響を悪化させ、細胞老
化の現象の加速を促す。これは、ケラチン物質及び特に
外部環境と直接及び永続的に接触している皮膚、頭皮及
び毛髪に特に言えることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】よって、ケラチン物質
に及ぼす汚染の有害な影響は、細胞の呼吸作用に影響を
及ぼし、この有害な影響は、くすんだ顔色及び皺又は小
皺の若年からの形成など皮膚の老化の加速に、また、く
すんだ外観を呈するなど毛髪の活力の減退に反映してい
る。これに加えて、汚染が原因となって、皮膚及び毛髪
は、短時間に汚れるようになる。更に、汚染は、皮膚に
アレルギー現象を生じるおそれがある。
【0006】よって、汚染物質(気体又は重金属)に因る
有害な影響を防止し、これらの外的汚染物質からケラチ
ン物質を保護する組成物の必要性がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】実に驚くべきことに、立
方晶ゲル粒子がケラチン物質、特に皮膚に適用されると
大気に存在する汚染物質の影響からこれらのケラチン物
質を保護することが判明した。
【0008】
【発明の実施の形態】よって、本願発明の1つの主題
は、ケラチン物質への局所適用のための組成物における
抗−汚染剤としての立方晶ゲル粒子の化粧品での使用で
ある。
【0009】本願発明の他の主題は、ケラチン物質を汚
染の有害な影響から保護するための局所適用組成物の調
製するための立方晶ゲル粒子の使用である。
【0010】「局所適用」という用語は、ここでは、ケ
ラチン物質、特に皮膚、頭皮、睫毛、眉、爪及び粘膜へ
の外用を意味する。
【0011】立方晶ゲル粒子は、単独で使用でき、また
使用すべき組成物を構成し得、又は組成物、特に、水中
油(O/W)又は油中水(W/O)エマルジョンに組み込むこと
ができる。
【0012】本願発明に従って使用される立方晶ゲル粒
子は、組成物の総重量に対して、例えば0.1乃至20重量
%、望ましくは、0.1乃至10重量%に亘る範囲の量をも
って局所適用するための組成物中に存在し得る。
【0013】「立方晶ゲル(cubic gel)」という用語
は、偏光において等方性があり、また、立方液晶相の形
状を成している透明のゲルを指称する。立方相は、両極
性の仕方で、緊密に接触しておりまた熱力学的に安定な
3次元ネットワークを形成している明瞭に異なる親水性
ドメインと親油性ドメインとで構成されている。この構
成は、特に、Luzzati(1968), “Biological Membrane
s”(Chapman, D. Ed.),vol. 1, 71-123において及びMar
iani et al. (1988), J. Mol. Biol., 204, 165-189に
おいて及びまた”La Recherche” (1992), vol. 23, 30
6-315において開示されている。親水性ドメイン及び親
油性ドメインの配列によると、立方相は、正タイプ又は
逆タイプであると言われている。本願発明によって使用
されている「立方晶ゲル」という用語は、勿論、異なる
タイプの立方相を有するゲルである。
【0014】立方晶ゲルを水性媒体に分散すると、分散
状の立方晶ゲル粒子が得られ、この粒子は、立方晶ゲル
と同じ構造を有する。
【0015】本願発明では、どんなタイプの立方晶ゲル
でも使用できる。使用される立方晶ゲル粒子は、水性分
散状になっているのが有利である。これらの粒子は、特
に、以下に記述する二つの望ましい実施態様によって得
られる。
【0016】第一の実施態様によると、この粒子は、水
性分散状であって、(i)3,7,11,15-テトラメチル-1,2,3-
ヘキサデカントリオール又はフィタントリオール、N-メ
チルグルカミンのN-2-アルコキシカルボニル誘導体及び
不飽和脂肪酸モノグリセリドから選択された(組成物の
総重量に対して)0.1乃至15重量%の少なくとも1つの化
合物及び(ii)(組成物の総重量に対して)0.05乃至3重量
%の少なくとも1つの分散化且つ安定化剤であって、こ
の分散化且つ安定化剤が8乃至22個の炭素原子を含む飽
和又は不飽和、線形又は分岐脂肪鎖を含む室温で水溶性
の界面活性剤から選択されるものから成る混合物から形
成される。本願発明によって使用される立方晶ゲル粒子
のこの実施態様によると、分散化且つ安定化剤(ii)の重
量に対する化合物(i)の相対的重量比は、例えば、2乃至
200、望ましくは、5乃至50であり得る。
【0017】化合物(i)として使用できるフィタントリ
オールは、既知の化合物であり、これは、特に、ロッシ
ュ社が「フィタントリオール-63926」という名称で販売
している。
【0018】N-メチルグルカミンのN-2-アルコキシカル
ボニル誘導体の中で、特に、下記の式(I)によるものを
挙げることができる:
【0019】
【化2】
【0020】[式中、Rは、6乃至18個の炭素原子を含む
分岐アルキル基を表わす。]
【0021】これらの誘導体の中で、特に、N-2-ヘキシ
ルデシルオキシカルボニル-N-メチルグルカミン、N-2-
エチルヘキシルオキシカルボニル-N-メチルグルカミン
及びN-2-ブチルオクチルオキシカルボニル-N-メチルグ
ルカミン並びにそれらの混合物を挙げることができる。
【0022】上記に定めらている式(I)の化合物が参照
のためにここに引用する文献EP-A-711 540に開示されて
おり、同文献に開示されている方法によって調製でき
る。この方法は、特に、次のステップから成る: (a) N-メチルグルカミンを水と有機溶剤との混合物に
溶解するステップであって、この溶剤は例えばテトラヒ
ドロフランであり得るステップ、(b) 上記で得られた
混合物中にN-メチルグルカミンの約4倍のモル比に相当
する適当な比率をもって重炭酸ナトリウムを分散するス
テップ、(c) 次いで、得られた反応混合物にアルキル
基がC6−C18であるアルキル・クロロフォルメートを、N
-メチルグルカミンの比に対してほぼ等モル比の適当な
比をもって導入し、次いで、混合物を反応させるステッ
プ、及び(d) ステップ(c)の後で得られる反応混合物を
濾過し、濾過によって得られたペースト状の残留物を集
め、次いで、これをアセトン中で溶解して、これを約5
℃の温度で結晶化するステップ。濾過の後で、形成され
るN-メチルグルカミンのN-2-アルコキシカルボニル誘導
体の結晶は、スピン濾過し、真空下で乾燥する。
【0023】式(I)の化合物が化合物(i)として使用され
る時、本願発明によって使用される立方晶ゲル粒子は、
望ましくは、当該化合物とフィタントリオールとの混合
物を含み、更に正確には、混合物の重量に対して1乃至4
0重量%の、より良くは、10乃至30重量%の範囲に亘る
量のフィタントリオール及び混合物の重量に対して60乃
至99重量%の、より良くは、70乃至90重量%の範囲に亘
る量の式(I)のN-メチルグルカミンのN-2-アルコキシカ
ルボニル誘導体から成る混合物を含む。
【0024】この第一の実施態様において化合物(i)と
して使用できる不飽和脂肪酸モノグリセリドは、望まし
くは、16乃至22個の炭素原子を含む不飽和脂肪鎖を有す
るものである。これらのモノグリセリドの中で、特に、
モノオレイン酸グリセリル又はグリセリル・モノオレイ
ン及びモノリノール酸グリセリル又はグリセリル・モノ
リノレインを挙げることができる。言うまでもなく、立
方晶ゲル粒子の分散を調製するには、上記に定めるモノ
グリセリドの混合物及びまた不飽和脂肪酸モノグリセリ
ドと飽和脂肪酸モノグリセリドとの混合物を使用するこ
とができるが、しかし、この場合、飽和脂肪酸モノグリ
セリドの比は、望ましくは、不飽和脂肪酸モノグリセリ
ドの比を下回るものである。
【0025】不飽和脂肪酸モノグリセリドが化合物(i)
として使用される時、立方晶ゲル粒子は、化合物(i)
として、望ましくは、当該化合物とフィタントリオール
との混合物、更に正確には、混合物の総重量に対して1
乃至50重量%の、より良くは、10乃至30重量%の範囲に
亘る量のフィタントリオール及び混合物の重量に対して
50乃至99重量%の、より良くは、70乃至90重量%の範囲
に亘る量の不飽和脂肪酸モノグリセリドから成る混合物
を含む。
【0026】この第一の実施態様で立方晶ゲル粒子を分
散、安定化するための剤(ii)は、望ましくは、以下のも
のから選択する: (1) ポリオールのアルキル又はアルケニル・エーテル
又はエステル、(2) N-アシル・アミノ酸及びその誘導
体、及びアルキル基又はアルケニル基でN-アシル化した
ペプチド、並びにその塩、(3) アルキル又はアルケニ
ル・エーテル又はエステル・サルフェート、その誘導体
及びその塩、(4) ポリオキシエチレン化脂肪アルキル
又はアルケニル・エーテル又はエステル、(5) ポリオ
キシエチレン化アルキル又はアルケニル・カルボン酸及
びその塩、(6) N-アルキル又はアルケニル・ベタイ
ン、(7) アルキル又はアルケニル・トリメチルアンモ
ニウム及びその塩、並びに(8) それらの混合物。
【0027】上記の化合物で、アルキル基及びアルケニ
ル基は、8乃至22個の炭素原子を含み、混合物の形状で
あり得る。 (1) ポリオールのアルキル又はアルケニル・エーテル
又はエステルとして、特に、次のものを挙げることがで
きる: (a) パルミチン酸ソルビタン20 EO又はSEPPIC社が「Mo
ntanox 40 DF」という名称で販売しているポリソルベー
ト40及びラウリン酸ソルビタン20 EO又はICI社が「Twee
n 20」という名称で販売しているポリソルベート20など
の少なくとも20個の酸化エチレン単位を含むポリオキシ
エチレン化ソルビタン・アルキル又はアルケニル・エス
テル、(b) ニッコー・ケミカルズ社が「Decaglyn 1-
L」という名称で販売しているラウリン酸ポリグリセリ
ル-10などのグリセロールから誘導された少なくとも10
個の単位を含むオキシエチレン化又は非オキシエチレン
化ポリグリセリル・アルキル又はアルケニル・エステ
ル、(c) Chimex社が「Chimexane NF」という名称で販
売しているポリグリセリル-3ヒドロキシラウリル・エー
テルなどのポリグリセリル・アルキル又はアルケニル・
エーテル、並びに(d) グルコース、フルクトース、ガ
ラクトース、マルトース又はラクトースから誘導された
ものなどの単糖類又は多糖類のアルキル又はアルケニル
・エステル又はエーテル及び、特に、D-フルクトース
の、デシルグルコースの、及びデシルポリグルコースの
1-及び6-モノエステル。 (2) N-アシル・アミノ酸及びその誘導体として、及び
アルキル基又はアルケニル基でN-アシル化したペプチ
ド、及びこれらの塩として、望ましく使用されるもの
は、アルキル基又はアルケニル基が少なくとも12個の炭
素原子を含むものである。
【0028】本願発明による、「アミノ酸」という用語
は、アルファ-、ベータ-又はガンマ-アミノ酸を意味す
る。例えば、挙げることができるN-アシル・アミノ酸塩
は、味の素社が夫々「Acylglutamate CS-11」、「Acylg
lutamate LS-11」及び「Acylglutamate HS-21」という
名称で販売しているココイルグルタミン酸モノナトリウ
ム、ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、(C14−C2
0)アルキルグルタミン酸ジナトリウム( C14−C20アルキ
ル基は水素添加タロウから誘導されたものである)など
のN-アシルグルタミン酸の塩である。また、味の素社が
「Amihope LL」という名称で販売しているラウロイルリ
ジンなどのN-アシル・リジンを挙げることができる。N-
アシル・アミノ酸誘導体及びその塩は、望ましくは、SE
PPIC社が「Oramix L30」という名称で販売しているラウ
ロイルサルコシン酸ナトリウム並びにニッコー・ケミカ
ルズ社が夫々「Nikkol Sarcosinate MN」及び「Nikkol
Sarcosinate PN」という名称で販売しているミリストイ
ルサルコシン酸ナトリウム及びパルミトイルサルコシン
酸ナトリウムなどのN-アシル・サルコシン酸である。
【0029】挙げることができるN-アシル・ペプチドで
は、SEPPIC社が「Proteol B 30」及び「Lipacide PK」
という名称で販売しているナトリウム・ラウロイル・コ
ラーゲン及びパルミトイル・ケラチンなどのコラーゲン
又はケラチンの全て又は一部から誘導されたものがあ
る。 (3) アルキル又はアルケニル・エーテル又はエステル
・サルフェート、その誘導体及びその塩では、望ましく
使用されるものは、アルキル基又はアルケニル基が少な
くとも12個の炭素原子を含むものである。
【0030】アルキル又はアルケニル・エーテルサルフ
ェートでは、望ましく使用されるものは、アルキル・エ
ーテル硫酸塩及び特に硫酸ナトリウム・ラウリル・エー
テル(sodium lauryl ether sulphate)である。挙げる
ことができるアルキル又はアルケニル・エーテル・サル
フェートは、例えば、イセチオン酸エステル及びその
塩、並びに特にローン・プーラン(Rhone-Poulenc)社が
「Geropon AC 78」という名称で販売しているココイル
イセチオン酸ナトリウムである。 (4) 望ましく使用されるポリオキシエチレン化脂肪ア
ルキル又はアルケニル・エーテル又はエステルは、アル
キル基又はアルケニル基が少なくとも12個の炭素原子を
含む。特に望ましいものは、例えば、PEG-20ステアレー
ト、ラウレス-23、オレス-20及びPEG-25フィトステロー
ルなどの少なくとも20個の酸化エチレン単位を含むもの
である。 (5) 望ましく使用されるポリオキシエチレン化アルキ
ル又はアルケニル・カルボン酸及びその塩は、例えば、
ラウレス-10カルボン酸及びオレス-10カルボン酸などの
少なくとも10個の酸化エチレン単位を含む。 (6) 望ましく使用されるN-アルキル又はアルケニル・
ベタインは、アルキル基又はアルケニル基が例えばラウ
リルアミドプロピルベタイン及びオレイルアミドプロピ
ルベタインなどの少なくとも12個の炭素原子を含む。 (7) 望ましく使用されるアルキル又はアルケニル・ト
リメチルアンモニウム及びその塩は、アルキル基又はア
ルケニル基が少なくとも12個の炭素原子を含む。望まし
く使用される塩は、塩化ココイルトリメチルアンモニウ
ム及び臭化セチルトリメチルアンモニウムなどの臭化物
及び塩化物である。
【0031】化合物(i)が式(I)のN-メチルグルカミンの
N-2-アルコキシカルボニル誘導体である時、ポリグリセ
リル-3ヒドロキシラウリル・エーテル、ナトリウム・ラ
ウリル・エーテル・サルフェート(sodium lauryl ethe
r sulphate)又は臭化セチルトリメチルアンモニウムが
分散化且つ安定化剤(ii)として望ましく使用される。
【0032】本願発明の第二の実施態様によると、立方
晶ゲル粒子は、少なくとも二つの両親媒性化合物、即
ち、その両親媒性化合物の1つが水の存在下でラメラ相
を形成する能力があり、また、他方の化合物が水の存在
下で逆六角相を形成する能力があるもの、の混合物から
形成される。
【0033】立方晶ゲル粒子を形成するこれら二つの両
親媒性化合物の混合物は、いずれの化合物も水と接触し
て置かれた時にそれ単独では立体相を生成しないこと、
及びこれらの混合物だけがかかる相を生成すること、そ
して、その上、これらの両親媒性化合物の1つが水の存
在下でラメラ相を形成する能力があり、他方、他方の化
合物が水の存在下で逆六角相を形成する能力があるこ
と、という点に特徴がある。
【0034】「ラメラ相」(EkwallによるD相)という用
語は、平行に配置され一般的に言って水である液状媒体
によって分離された幾つかの両親媒性二重層から成る平
面対称を有する液晶相を意味する。
【0035】「逆六角相」(EkwallによるF相)という用
語は、両親媒性化合物の脂肪鎖に対応する炭化水素ベー
スの環境によって分離された、一般的に言って水である
液状媒体をもって充填された平行円柱の六角形配置に対
応する液晶相を意味する。
【0036】これらの名称の更に正確な定義は、Ekwall
(1968), Adv. Liq. Cryst. (BrownG. H., Ed.), Chap.
1, 14に掲げられている。これらの相の各々は、偏光顕
微鏡の下で見ると特徴的なテクスチャーを有しており、
その更に正確な記述がRosevear (1968), JSCC, 19, 581
に及びLachampt and Vila (1969), Revue Francaise de
s Corps Gras, No. 2, 87-111に見出せる。
【0037】ラメラ相を形成する能力がある両親媒性化
合物は、望ましくは、単独又は混合物としてのイソステ
アリン酸ジグリセリル(Solvay)及びモノオレイン酸ジグ
リセリル(Danisco社が販売しているRylo PG 2(商標))な
どのジグリセリル・モノエステルから選択される。
【0038】逆六角相を形成する能力がある両親媒性化
合物は、望ましくは、ジグリセリル・モノエステル、ジ
グリセリル・ジエステル若しくはジグリセリル・トリエ
ステル、カルバミン酸アミノポリオール及びそれらの混
合物から選択される。例えば、挙げることができるジグ
リセリル・モノエステル、ジグリセリル・ジエステル若
しくはジグリセリル・トリエステルは、2-デシルテトラ
デカン酸ジグリセリル及びジ/トリオレイン酸ジグリセ
リル(Danisco社が販売しているTSED 39商標))を含む。
特に、挙げることができるカルバミン酸アミノポリオー
ルは、3-N-(2-デシルテトラデシロキシカルボニル)アミ
ノ-1,2-プロパンジオール及びN-2-ドデシルヘキサデシ
ロキシカルボニル-N-メチル-D-グルカミンを含む。これ
らのカルバミン酸アミノポリオールは、ここに参照のた
めに記述される文献EP-A-666 251に開示されている。
【0039】これら二つのタイプの両親媒性化合物の混
合物は、望ましくは、混合物の総重量に対して10乃至90
重量%、より良くは、15乃至85重量%の、ラメラ相を形
成する能力がある少なくとも1つの両親媒性化合物と、1
0乃至90重量%、より良くは、15乃至85重量%の、逆六
角相を形成する能力がある少なくとも1つの両親媒性化
合物とから成る。
【0040】これら二つの両親媒性化合物の比は、使用
される化合物によって決まり、当業者であれば、立方晶
ゲル粒子を得るために使用すべき各タイプの化合物の量
を決定する方法が判るであろう。
【0041】更に具体的に言うと、本願発明の組成物に
おける立方晶ゲル粒子を構成する混合物は、望ましく
は、以下の組み合わせを用いて調製される: ‐55乃至75重量%のイソステアリン酸ジグリセリル及び
25乃至45重量%の2-デシルテトラデカン酸ジグリセリ
ル; ‐30乃至65重量%のイソステアリン酸ジグリセリル及び
35乃至70重量%のジ/トリオレイン酸ジグリセリル; ‐75乃至85重量%のイソステアリン酸ジグリセリル及び
15乃至25重量%の3-N-(2-デシルテトラデシロキシカル
ボニル)アミノ-1,2-プロパンジオール; ‐55乃至75重量%のイソステアリン酸ジグリセリル及び
25乃至45重量%のN-2-ドデシルヘキサデシルオキシカル
ボニル-N-メチル-D-グルカミン; ‐15乃至50重量%のモノオレイン酸ジグリセリル及び50
乃至85重量%のジ/トリオレイン酸ジグリセリル。
【0042】この第二の実施態様では、立方晶ゲル粒子
を構成する化合物の混合物は、望ましくは、水性分散剤
として、また、望ましくは、少なくとも1つの分散化且
つ安定化剤の存在下で作られ、この分散化且つ安定化剤
は、特に、立方晶ゲル粒子の第一の実施態様について上
記に記述されている化合物(ii)から選択される。分散化
且つ安定化剤は、それが存在する時には、例えば、分散
剤の総重量に対して約0.1乃至3重量%の範囲の量をもっ
て使用される。
【0043】以上に記述した立方晶ゲル粒子のこれら二
つの実施態様では、水不溶性イオン両親媒性脂質をこれ
らの粒子を含む水性分散剤に、望ましくは分散剤の総重
量に対して0.0005乃至5重量%、より良くは、0.001乃至
2重量%の範囲の量をもって、添加できる。特に挙げる
ことができる水不溶性イオン両親媒性脂質には、次に掲
げるものがある: (i) 例えば、大豆レシチン又は卵レシチンなどの天然
のリン脂質、化学的に又は酵素作用によって改質したリ
ン脂質、例えば、水素添加レシチン又はホスファチジン
酸のナトリウム塩、及びジパルミトイルホスファチジル
コリンなどの合成リン脂質、等のリン脂質、(ii) Mona
社が「Monafax 160/」という名称で販売しているリン酸
モノセチルなどの脂肪酸のリン酸エステル及びその塩、
特に、そのナトリウム及びカリウム塩、及びChimex社が
「Mexoryl SY」という名称で販売しているリン酸ジミリ
スチル、(iii) 味の素社が「Acylglutamate HS 11」と
いう名称で販売しているステアロイルグルタミン酸モノ
ナトリウムなどのグルタミン酸のN-アシル誘導体及びそ
の塩、及び味の素社が「Acylglutamate GS 11」という
名称で販売している混合物ココイル(C14‐C20)アルキル
グルタミン酸モノナトリウムであって、C14‐C20アルキ
ル基が水素添加タロウから誘導されているもの、(iv)
ニッコー・ケミカルズ社が「Nikkol SCS」という名称で
販売しているセチル硫酸ナトリウム、(v) ニッコー・
ケミカルズ社が「Nikkol SGC 80 N」という名称で販売
しているナトリウム・ココイル・モノグリセリド・サル
フェート、(vi) 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ジラウリルジメチルアンモニウム、塩化ジステ
アリルジメチルアンモニウム、Rewo Chemische社が「Re
woquatW75H」という名称で販売している4,5-ジヒドロ-
1-メチル-2-( C14‐C20)アルキル-1-(2-( C14‐C20)ア
ルキルアミノエチル)イミダゾリウム・メチル・サルフ
ェートであって、C14‐C20アルキル基が水素添加タロウ
から誘導されているもの、Stepan社が「Stepanquat VP
85」という名称で販売している、そのアルキル基が水素
添加又は非水素添加タロウから誘導されているジアルキ
ルヒドロキシエチルメチルアンモニウム・メチル・サル
フェート、及びSEPPIC社が「Amonyl DM」という名称で
販売している「Quaternium-82」などの水不溶性の第4級
アンモニウム誘導体。
【0044】これらの水不溶性イオン両親媒性脂質の組
み込みによって、立方晶ゲル粒子に表面電荷が与えら
れ、この結果、粒子間に静電反発が生じる。
【0045】上記に定めた立方晶ゲル粒子は、それらが
生成される化合物の性質及び濃度によって改質できるサ
イズを有している。これらの粒子は、一般的に言って、
Brookhaven Instruments CorporationのBI 90レーザー
粒度計を使用して測定された約0.05乃至約1μm、望まし
くは、0.5μm以下の数平均サイズを有している。
【0046】種々のタイプの活性化合物を立方晶ゲル粒
子に組み込むことも可能である。特に、前記粒子は、親
水性又は親油性有効成分を含み得る。言うまでもなく、
この立方晶ゲル粒子の特異な構造の故に、そこに、親水
性及び親油性有効成分を双方とも組み込むことは、仮に
これらの有効成分がある程度不適合であっても、可能で
ある。
【0047】本願発明によって使用される組成物は、特
に、化粧品用及び皮膚用組成物を構成し得る。これらの
用途には、これらの組成物は、生理学的に許容される媒
体を含んでいる。「生理学的に許容される媒体」という
表現は、ここでは、皮膚、唇、頭皮、睫毛、眼及び/又
は毛髪と相容れる媒体を意味する。この生理学的に許容
される媒体は、更に特に、水及び選択的に例えば1乃至4
個の炭素原子を含む低級アルコール、例えば、エタノー
ル、イソプロパノール、プロパノール又はブタノール;
6乃至80個の酸化エチレンを含むポリエチレングレコー
ル;ポリオール、例えば、プロピレン・グリコール、イ
ソプレン・グリコール、ブチレン・グリコール、グリセ
ロール又はソルビトールから選択された生理学的に許容
される有機溶剤から成る。本願発明による組成物の生理
的に受け入れられる媒体は、皮膚と相容れる且つ望まし
くは3乃至8の、より良くは、5乃至7の範囲に亘るpHを有
する。
【0048】1つの望ましい実施態様によると、本願発
明で使用される組成物は、また、皮膚に適用された時に
快感と柔らかさとを特に提供する油性相を含んでいる。
この油性相の量は、例えば、組成物の総重量に関して2
乃至40重量%、望ましくは、5乃至25重量%の範囲であ
り、組成物の残余のものは、フィタントリオールを含む
水性相から成り又はフィタントリオールを含む若しくは
フィタントリオールを含む立方晶ゲル粒子の水性分散液
を含む立方晶ゲル粒子から成る。フィタントリオールが
立方晶ゲル粒子である時には、立体相の粒子を構成する
両親媒性化合物と油性相との重量比は、望ましくは、0.
02/1乃至1/1、より良くは、0.05/1乃至0.5/1の範囲であ
る。
【0049】本願発明に使用できる油としては、鉱物油
(鉱油ゼリー)、植物油(カライト(karite)バターの液
体部分、ひまわり油又は杏仁油)、動物油(ペルヒドロス
クアレン)、合成油(水素添加ポリイソブテン、ネオペン
タン酸イソステアリル又はミリスチン酸イソプロピ
ル)、不揮発性又は揮発性シリコーン油(シクロペンタシ
ロキサン及びシクロヘキサシロキサンなどのシクロメチ
コーン)及びフッ化油(fluoro oil)(ペルフルオロポリエ
ーテル)を挙げることができる。同様に使用できる脂肪
物質は、脂肪アルコール、脂肪酸及びワックスである。
このエマルジョンの油性相もシリコン・ゴムなどのゴ
ム、樹脂及びワックスを含む。
【0050】油性相を含む組成物は、油中水(W/O)又は
水中油(O/W)エマルジョンの形状があり得る。1つの望
ましい実施態様によると、この油性相を含む組成物は、
水中油エマルジョンの形状を成す。
【0051】本願発明の組成物は、既知の仕方をもっ
て、親水性又は親油性ゲル化剤、親水性又は親油性活性
剤、保存剤、酸化防止剤、溶剤、フレグランス、充填
剤、スクリーニング剤、殺菌剤、臭気吸収剤、染料及び
塩など化粧品用途又は皮膚用途分野で一般的な助剤も含
んでいる。これら種々の助剤の量は、対象の分野で従来
から使用されている量であり、例えば、組成物の総重量
に対して、0.01乃至10重量%である。これらの助剤の性
格によっては、脂肪相に、水相に、及び/又は脂質相に
導入できる。
【0052】活性剤として、この組成物は、特に、スフ
ィンゴ脂質(EP-A-0 577 718を参照)、オクトクリレン及
びブチルメトキシジベンゾイルメタンなどのスクリーニ
ング剤などのその他の汚染防止活性剤;ポリオール及び
特にグリセロールなどの加湿剤を含んでいる。
【0053】挙げることができるゲル化剤は、例えば、
ヒドロキシエチルセルロース、及びセチルヒドロキシエ
チルセルロースなどのアルキルヒドロキシエチルセルロ
ース、などのセルロース誘導体;サチアガム(satiagu
m)などの藻類誘導体;トラガカント又はグアールガム
などの天然ゴム;カルボキシビニール重合体又は共重合
体及び特にグッドリッチ社がCarbopol(商標)という名称
で又は3V SA社がSynthalen(商標)という名称で販売して
いるものなどの合成重合体である。ゲル化剤の比率は、
望ましくは、組成物の総重量に対して、0.1乃至2重量%
の範囲である。
【0054】本願発明によって使用される組成物は、多
かれ少なかれ、流動体であり、白色又は着色クリーム、
軟膏、乳液、ローション、漿液、泥膏又はムースの外観
を呈し得る。これらの組成物は、選択的に、エアゾルの
形で皮膚に適用できる。また、固形でも及び例えばステ
ィック状でも使用できる。
【0055】望ましくは、本願発明によって使用される
組成物は、少なくとも二つのステップから成る調製方法
によって得られる。その第一のステップは、一般的に言
って、上記の化合物をホモジナイザーを用いてフラグメ
ンテーションすることによって得る上記の立方晶ゲル粒
子と、水との水性分散液を、選択的に水不溶性イオン両
親媒性脂質の存在下で及び/又は親水性及び/又は親油性
有効成分の存在下で及び/又は上記の分散化且つ安定化
剤の存在下で調製することから成る。このホモジナイザ
ーは、Virti(商標)又はHeidolph Diax 6C(商標)機械な
どの高ずり速度の回転子-固定子型のもの又は約200乃至
1800バール(20乃至180MPa)で作動する高圧ホモジナイザ
ーでよい。
【0056】言うまでもなく、立方晶ゲル粒子の水性分
散液を調製するこの段階で、この水相に種々の添加剤及
び/又は有効成分を導入することが可能である。立方晶
ゲル粒子の形成後、分散化且つ安定化剤は、一般的に言
って、前記粒子の外側に存在する。
【0057】次いで、第二のステップは、一般的に言っ
て、前記の得られた分散液に、選択的に一定の親油性添
加剤及び/又は有効成分を含む油性相を添加すること、
そしてこの混合物を特に上記のものと同じタイプのホモ
ジナイザーを使用して実施できる機械的な攪拌を施すこ
とから成る。
【0058】種々の添加剤及び/又は有効成分をこの調
製の段階でも導入できる。その上、ゲル化分散液を調製
することが望ましい時は、第三のステップを設けて、ゲ
ル化剤を含む水溶液を一般的に言って第二のステップの
後で得られた混合物に添加する。
【0059】本願発明によって使用される組成物は、特
に、手入れ用品及び/又はメーキャップ用品を構成でき
る。これらの組成物は、特に、汚染の影響から体を保護
するため及び/又は細胞の呼吸作用を改善するため及び/
又は落屑を減少するため及び/又はケラチン物質特に皮
膚がくすみ又は汚れるのを防止するために使用できる。
【0060】よって、本願発明の他の主題は、生理学的
に許容される媒体中に有効量の立方晶ゲル粒子を含む組
成物をケラチン物質に適用することから成る、汚染の影
響からケラチン物質を保護するための化粧的処置方法か
ら成る。
【0061】本願発明の1つの主題は、また、生理学的
に許容される媒体中に有効量の立方晶ゲル粒子を含む組
成物をケラチン物質に適用することから成る細胞の呼吸
作用を改善するための及び/又は落屑を減少するための
及び/又はケラチン物質がくすみ及び/又は汚れるのを防
止するための化粧的処置方法である。
【0062】以下の実施例は、本願発明を例証するのに
役立つものであるが、その性質上本願発明を限定するも
のではない。以下に使用する名称は、ケースによって、
化学名又はCTFA(国際化粧材料辞典・ハンドブック)名で
あり、表示してある量は、別段の記述がない限り、重量
パーセンテージである。
【0063】実施例1: A相: ‐フィタントリオール 3.92% ‐リン酸セチル(Uniqema社が「Arlatone MAP160」とい
う名称で販売) 0.08% ‐水 1.6 % B相: ‐ポリソルベート40(SEPPIC社が「Montanox 40 DF」と
いう名称で販売)(分散剤)1% ‐トリエタノールアミン 0.04% ‐水 55.96% ‐保存剤 0.3% C相: ‐水素添加ポリイソブテン 7.8% ‐シクロヘキサンシロキサン 11.6% ‐ネオペンタン酸イソステアリル 2.6% ‐香料 0.1% D相: ‐セチルヒドロキシエチルセルロース(Hercules社が「N
atrosol Plus Grade 330CS」という名称で販売) 1% ‐水 14%
【0064】操作手順: 第一ステップ:A相の化合物を室温で混合する。B相をこ
の混合物に室温で添加する。次いで、この混合物を45F
分散ヘッドを備えた「UltraTurrax T50」ホモジナイザ
ーを使用して、室温で30分間10000 rpmで分散、ホモジ
ナイズする。 第二ステップ:C相の油性混合物を上記で得た立方晶ゲ
ル粒子の水性分散液に添加する。次いで、この混合物
を、高圧ホモジナイザーを使用して、600バールで4回の
ホモジナイゼーション処理によって、室温でホモジニナ
イズする。 第三ステップ:第二ステップで得た調製液をD相の混合
物を使用してゲル化する。次いで、この混合物を30分間
パドル・ホモジナイザーを使用して室温でホモジナイズ
する。これで、皮膚に容易に適用でき汚染から皮膚を保
護する安定な均質的なクリームが得られる。
【0065】実施例A(比較例):水中油エマルジョン ‐水素添加ポリイソブテン 7.8% ‐シクロヘキサシロキサン 11.6% ‐ネオペンタン酸イソステアリル 2.6% ‐保存剤 0.5% ‐キサンタン・ガム 0.6% ‐ポリアクリルアマイド/C13-14イソパラフィン/ラウレ
ス-7(SEPPIC社が販売している「Sepigel 305」) 2% ‐ジメチコン・コポリオール(Dow Corning社が販売して
いる「DC2-5695」)3 % ‐シクロヘキサシロキサン 11.7% ‐グリセロール 3% ‐水 全体を100%にする量
【0066】実施例B(比較例):油中水エマルジョン ‐水素添加ポリイソブテン 7.8% ‐シクロヘキサシロキサン 11.7% ‐ネオペンタン酸イソステアリル 2.6% ‐塩化ナトリウム 0.6% ‐セチルジメチオコン・コポリオール(Goldschmidt社か
らの「Abil EM90」)3% ‐グリセロール 3% ‐水 全体を100%にする量
【0067】立方晶ゲル粒子の保護効果をインビトロ検
証するための試験 再構成皮膚に及ぼす汚染防止有効性 実施例1並びに比較実施例A及びBの組成物を再構成皮膚
表皮サンプルの表面に適用し(2mg/cm2)、室温で
30分間これらのサンプルに接触したまま放置した。次い
で、炭素-14放射性標識粒子をこの表皮サンプルに適用
し、通常の表皮維持媒体中で2時間サンプルに接触した
まま放置した。次に、表皮サンプルをその維持媒体から
取り出し、PBS緩衝液(リン酸-緩衝生理的食塩水)で数回
洗浄した。この洗浄によって、最初に適用した組成物を
取り除かないでも、薄く吸着された粒子が表皮サンプル
から除去される。次いで、残留放射性標識粒子のレベル
をこの粒子に適用された炭素-14放射能を測定すること
によって評価する。以下の表は、その結果を適用された
粒子の量に対する残留粒子のパーセンテージとして示し
たものである。
【0068】
【表1】
【0069】以上の結果は、本願発明によって使用され
る立方晶ゲル粒子を含む組成物は、外部汚染性粒子の浸
透を限定することによって、従来のエマルジョンに比べ
て皮膚をより良く保護することを示している。
【0070】実施例2:流動体(O/Wエマルジョン) 実施例1の場合と同じ操作手順に従って、分散液形態の
昼間使用の流動体(dayfluid)を以下の部分を混合するこ
とによって調製した: A相: ‐フィタントリオール 2.97% ‐N-ステアロイルグルタミン酸モノナトリウム(味の素
社が「Acylglutamate HS-11」という名称で販売) 0.0
3% ‐水 1.25% B相: ‐ポリソルベート40(SEPPIC社が「Montanox 40 DF」と
いう名称で販売)0.75% ‐グリセロール 4% ‐プロピレン・グリコール 4% ‐水 55.8% ‐保存剤 0.2% C相: ‐オクトクリレン 8.4% ‐ブチルメトキシジベンゾイルメタン 3.6% ‐ジメチコーン(DC200流動体1.5センチストーク) 4% ‐ネオペンタン酸イソステアリル 2% ‐ミリスチン酸イソプロピル 2% D相: ‐保存剤 1% ‐水 10%
【0071】液状組成物が得られ、この組成物は、スプ
レーの形で適用でき、皮膚の良好な保護が得られる。
【0072】実施例3:乳液(O/Wエマルジョン) 実施例1の場合と同じ操作手順に従って、分散液形態の
昼間使用の流動体(dayfluid)を以下の部分を混合するこ
とによって調製した: A相: ‐イソステアリン酸ジグリセリル(ソルベー) 1.8% ‐リン酸セチル(Uniqema社が「Arlatone MAP160」とい
う名称で販売)0.03 % ‐2-デシルテトラデカン酸ジグリセリル 1.2 % ‐水 1.25% B相: ‐トリエタノールアミン 0.01% ‐グリセロール 3% ‐水 63% ‐保存剤 0.3% C相: ‐ペルヒドロスクアレン 5% ‐ヘプタノン酸ステアリル/オクタノン酸ステアリル 4
% ‐杏仁油 5% ‐シクロヘキサシロキサン 2% ‐保存剤 0.1% D相: ‐セチルヒドロキシエチルセルロース(Hercules社が「P
olysurf 67」という名称で販売) 0.5 % ‐水 12.81% 皮膚に適用して心地よく、皮膚を汚染物質から良好に保
護する乳液が得られる。
【0073】実施例4:昼間使用クリーム(O/Wエマルジ
ョン) 実施例1の場合と同じ操作手順に従って、昼間使用の(da
y)クリームを以下の部分を混合することによって調製し
た: A相: ‐イソステアリン酸ジグリセリル(ソルベー) 1.2% ‐ジ/トリオレイン酸ジグリセリル(Danisco社が「TS-ED
396」という名称で販売) 1.8% ‐水 1.25% B相: ‐ポリソルベート40(SEPPIC社が「Montanox 40 DF」
という名称で販売) 1% ‐グリセロール 3% ‐水 60.35% ‐保存剤 0.3% C相: ‐ペルヒドロスクアレン 4% ‐杏仁油 7% ‐シクロペンタシロキサン 5% ‐保存剤 0.1% D相: ‐セチルヒドロキシエチルセルロース(Hercules社が「N
atrosol Plus Grade 330CS」という名称で販売) 1% ‐水 14% 皮膚を汚染物質から効果的に保護する快適な昼間使用の
(day)クリームが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/06 A61K 7/06 7/40 7/40 B01F 17/00 B01F 17/00 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AC022 AC111 AC112 AC122 AC352 AC422 AC442 AC472 AC542 AC661 AC662 AC901 AC902 AD022 AD152 AD172 AD282 BB04 BB13 CC04 CC05 CC31 DD31 DD32 DD44 EE12 EE13 EE29 4D077 AA09 AB11 AC01 AC05 BA07 DC02X DC02Y DC10X DC10Y DC23X DC23Y DC26X DC26Y DC42X DC42Y DC50X DC50Y DC54X DC54Y DD32X DD32Y DD35X DD35Y DD62X DD62Y DE02X DE02Y DE07X DE07Y DE08X DE08Y DE09X DE09Y DE10X DE10Y

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケラチン物質への局所的適用のための組
    成物における、抗−汚染剤としての立方晶ゲル粒子の化
    粧的使用。
  2. 【請求項2】 ケラチン物質を汚染の有害な影響から保
    護するための、局所適用組成物を調製するための、立方
    晶ゲル粒子の使用。
  3. 【請求項3】 前記立方晶ゲル粒子が、水性の分散物中
    にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 前記立方晶ゲル粒子が、(i)組成物の
    全重量に対して0.1重量%乃至15重量%の、3,7,11,15-
    テトラメチル-1,2,3-ヘキサデカントリオール、又はフ
    ィタントリオール、N-メチルグルカミンのN-2-アルコキ
    シカルボニル誘導体及び不飽和脂肪酸モノグリセリドか
    ら選択される少なくとも一の化合物、及び(ii)組成物
    の全重量に対して0.05重量%乃至3重量%の、少なくと
    も一の分散化且つ安定化剤であって、当該剤は、室温で
    水溶性の界面活性剤であって、飽和又は不飽和の、8乃
    至22の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖の脂肪鎖を含むも
    のより選択される剤を含む混合物より形成されることを
    特徴とする請求項3に記載の使用。
  5. 【請求項5】 化合物(i)の、前記分散化且つ安定化
    剤(ii)に対する相対的重量比が、2乃至200の範囲内に
    あることを特徴とする請求項4に記載の使用。
  6. 【請求項6】 前記の、N-メチルグルカミンのN-2-アル
    コキシカルボニル誘導体が、下記式(I): 【化1】 [式中、 Rは、6乃至18の炭素原子を含む分枝アルキル基であ
    る]に対応することを特徴とする請求項4又は5に記載
    の使用。
  7. 【請求項7】 前記の、N-メチルグルカミンのN-2-アル
    コキシカルボニル誘導体が、N-2-ヘキシルデシルオキシ
    カルボニル-N-メチルグルカミン、N-2-エチルヘキシル
    オキシカルボニル-N-メチルグルカミン、及びN-2-ブチ
    ルオクチルオキシカルボニル-N-メチルグルカミン、並
    びにこれらの混合物より選択されることを特徴とする請
    求項4乃至6のいずれか一項に記載の使用。
  8. 【請求項8】 前記立方晶ゲル粒子が、前記混合物の全
    重量に対し、化合物(i)として1重量%乃至40重量%の
    フィタントリオールと、60重量%乃至99重量%の、N-メ
    チルグルカミンのN-2-アルコキシカルボニル誘導体とか
    らなる混合物を含むことを特徴とする請求項4乃至7の
    いずれか一項に記載の使用。
  9. 【請求項9】 前記不飽和脂肪酸モノグリセリドが、モ
    ノオレイン酸グリセリル及びモノリノール酸グリセリル
    より選択されることを特徴とする請求項4に記載の使
    用。
  10. 【請求項10】 前記立方晶ゲル粒子が、前記混合物の
    全重量に対し、化合物(i)として1重量%乃至50重量%
    のフィタントリオールと、50重量%乃至99重量%の不飽
    和脂肪酸モノグリセリドとからなる混合物を含んでいる
    ことを特徴とする請求項4に記載の使用。
  11. 【請求項11】 前記分散化且つ安定化剤が、(1)ポ
    リオールの、アルキル若しくはアルケニルエーテル、又
    はアルキル若しくはアルケニルエステル、(2)N-アシ
    ルアミノ酸及びその誘導体、及びアルキル基又はアルケ
    ニル基でN-アシル化されたペプチド、並びにこれらの塩
    (3)アルキル若しくはアルケニルエーテルサルフェー
    ト、又はアルキル若しくはアルケニルエステルサルフェ
    ート、これらの誘導体及びこれらの塩、(4)ポリオキ
    シエチレン化脂肪アルキルエーテル若しくはポリオキシ
    エチレン化脂肪アルケニルエーテル、ポリオキシエチレ
    ン化脂肪アルキルエステル若しくはポリオキシエチレン
    化脂肪アルケニルエステル(5)ポリオキシエチレン化
    アルキルカルボン酸、又はポリオキシエチレン化アルケ
    ニルカルボン酸、及びこれらの塩、(6)N-アルキルベ
    タイン又はN-アルケニルベタイン、(7)アルキルトリ
    メチルアンモニウム又はアルケニルトリメチルアンモニ
    ウム、及びこれらの塩、及び(8)これらの混合物から
    選択されることを特徴とする請求項4乃至10のいずれ
    か一項に記載の使用。
  12. 【請求項12】 前記立方晶ゲル粒子が、少なくとも2
    つの両親媒性化合物の混合物より形成され、当該両親媒
    性化合物のうちの一方が、水の存在下にラメラ相を形成
    することができ、他方が、水の存在下に逆ヘキソゴナル
    相を形成することができることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか一項に記載の使用。
  13. 【請求項13】 ラメラ相を形成することができる前記
    両親媒性化合物が、ジグリセリルモノエステルより選択
    されることを特徴とする請求項12に記載の使用。
  14. 【請求項14】 逆六方晶相を形成することができる前
    記両親媒性化合物が、ジグリセリルモノエステル、ジグ
    リセリルジエステル、ジグリセリルトリエステル、及び
    アミノポリオールカルバメート、並びにこれらの混合物
    より選択されることを特徴とする請求項12又は13に
    記載の使用。
  15. 【請求項15】 ラメラ相を形成することができる前記
    両親媒性化合物が、イソステアリン酸ジグリセリル、及
    びモノオレイン酸ジグリセリル、並びにこれらの混合物
    より選択されることを特徴とする請求項12乃至14の
    いずれか一項に記載の使用。
  16. 【請求項16】 逆六方晶相を形成することができる前
    記両親媒性化合物が、2-デシルテトラデカン酸ジグリセ
    リル、ジ/トリオレイン酸ジグリセリル、3-N-(2-デシ
    ルテトラデシルオキシカルボニル)アミノ-1,2-プロパ
    ンジオール、及びN-2-ドデシルヘキサデシルオキシカル
    ボニル-N-メチル-D-グルカミン、並びにこれらの混合物
    より選択されることを特徴とする請求項12乃至15の
    いずれか一項に記載の使用。
  17. 【請求項17】 前記2つの両親媒性化合物の混合物
    が、前記混合物の全重量に対し、10重量%乃至90重量%
    の、ラメラ相を形成することができる両親媒性化合物
    と、10重量%乃至90重量%の、逆六方晶相を形成するこ
    とができる両親媒性化合物とからなることを特徴とする
    請求項12乃至16のいずれか一項に記載の使用。
  18. 【請求項18】 前記2つの両親媒性化合物の混合物
    が、以下の混合物: ・55重量%乃至75重量%のイソステアリン酸ジグリセリ
    ル、及び25重量%乃至45重量%の2-デシルテトラデカン
    酸ジグリセリル; ・30重量%乃至65重量%のイソステアリン酸ジグリセリ
    ル、及び35重量%乃至70重量%のジ/トリオレイン酸ジ
    グリセリル; ・75重量%乃至85重量%のイソステアリン酸ジグリセリ
    ル、及び15重量%乃至25重量%の3-N-(2-デシルテトラ
    デシルオキシカルボニル)アミノ-1,2-プロパンジオー
    ル; ・55重量%乃至75重量%のイソステアリン酸ジグリセリ
    ル、及び25重量%乃至45重量%のN-2-ドデシル-ヘキサ
    デシルオキシカルボニル-N-メチル-D−グルカミン; ・15重量%乃至50重量%のモノオレイン酸ジグリセリ
    ル、及び50重量%乃至85重量%のジ/トリオレイン酸ジ
    グリセリルより選択されることを特徴とする請求項12
    乃至17のいずれか一項に記載の使用。
  19. 【請求項19】 前記立方晶ゲル粒子が、0.05μm乃至
    1μmの範囲のサイズを有することを特徴とする請求項
    1乃至18のいずれか一項に記載の使用。
  20. 【請求項20】 前記立方晶ゲル粒子の分散物が、少な
    くとも1の水に不溶性のイオン性両親媒性脂質をも含む
    ことを特徴とする請求項3乃至19のいずれか一項に記
    載の使用。
  21. 【請求項21】 前記水に不溶性のイオン性両親媒性脂
    質が、(i)リン脂質、(ii)脂肪酸のリン酸エステ
    ル、(iii)水に不溶性の、グルタミン酸のN-アシル誘
    導体、及びその塩、(iv)セチル硫酸ナトリウム、
    (v)ココイルモノグリセリド硫酸ナトリウム、及び(v
    i)水に不溶性の第四級アンモニウム誘導体より選択さ
    れることを特徴とする請求項20に記載の使用。
  22. 【請求項22】 前記粒子が、少なくとも1の親水性及
    び/又は親油性の有効成分を含むことを特徴とする請求
    項1乃至21のいずれか一項に記載の使用。
  23. 【請求項23】 前記立方晶ゲル粒子が、組成物の全重
    量に対して、0.1重量%乃至20重量%の範囲の量におい
    て存在することを特徴とする請求項1乃至22のいずれ
    か一項に記載の使用。
  24. 【請求項24】 ケラチン物質に対し、立方晶ゲル粒子
    の有効量を生理学的に許容される媒体中に含む組成物を
    適用することからなる、ケラチン物質を汚染の影響から
    保護するための化粧的処置方法。
  25. 【請求項25】 ケラチン物質に対し、立方晶ゲル粒子
    の有効量を生理学的に許容される媒体中に含む組成物を
    適用することからなる、細胞呼吸を改善し、及び/又は
    落屑を低減し、及び/又はケラチン物質が活気を失うか
    又は汚れるのを防ぐための、化粧的処置方法。
  26. 【請求項26】 前記ケラチン物質が、皮膚であること
    を特徴とする請求項24、又は25に記載の方法。
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