JP2002052660A - 包装材 - Google Patents

包装材

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JP2002052660A
JP2002052660A JP2000241318A JP2000241318A JP2002052660A JP 2002052660 A JP2002052660 A JP 2002052660A JP 2000241318 A JP2000241318 A JP 2000241318A JP 2000241318 A JP2000241318 A JP 2000241318A JP 2002052660 A JP2002052660 A JP 2002052660A
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stretched
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ethylene
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Masafumi Konya
雅文 紺谷
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Yupo Corp
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Yupo Corp
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物を袋内に充填し、開放口のヒートシー
ル後に金属検査が可能であり、使用後は、完全に燃焼が
可能、或いは再生可能な包装材の提供する。 【解決手段】 不透明度が80%以上で、かつクラーク
剛度(S値)が10以上である熱可塑性樹脂延伸フィル
ム基層(I)上に、エチレン−ビニルアルコール共重合
体からなるガスバリヤー性樹脂フィルム層(II)を積層
し、さらにその上にヒートシール性樹脂接着層(III )
を積層してなる層構成を有する積層体であって、該積層
物の透湿度(JIS−Z−0208)が10g/m2
24hr以下で、酸素透過度(JIS−Z−1707)
が5cc/m2 ・24hr・atm以下であることを特
徴とする包装材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茶、コーヒー豆、
入浴剤、医薬、農薬、肥料、キャンディ等の粉体や、ミ
リン、酒、果汁ジュース等の液体の包装等に適した包装
材に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、茶、コーヒー豆、入浴剤、医薬、
農薬、肥料、キャンディ(あめ)、等の粉体や、ミリ
ン、酒、果汁ジュース等の液体の包装には、水蒸気や酸
素の透過防止、可視光線の透過防止が要求され、一般に
は、 ワックス塗工印刷紙の裏面にアルミニウム箔を、そ
の裏面にエチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・酢
酸ビニル共重合体等のヒートシール性樹脂層を設けた積
層物よりなる不透明な包装材、や 二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム/ポ
リエチレンフィルム接着層/アルミニウム箔/二軸延伸
ポリプロピレンフィルム/ポリエチレンヒートシール性
フィルムの積層物よりなる不透明な包装材、がカートン
ボックス、可撓性包装袋に成形されて使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記粉体の包装袋は、
アルミニウム箔を構成層の一部として用いているので、
一般には、茶、コーヒー豆、医薬品の内容物を袋内に充
填した後、内容物内に金属粉の異物が混入していないか
検査した後、袋の開放口をヒートシールし、出荷や保管
していた。しかし、開封中の検査は、塵や異物の袋入へ
の混入の機会を与えることとなるので、充填、開放口を
ヒートシール後に金属粉混入の検査ができる包装材の提
供が市場から望まれている。また、従来の包装材は焼却
後、アルミニウム箔が燃えクズとして残り、その処理に
手間や時間を必要とする欠点がある。本発明は、充填、
開放口のヒートシール後に金属検査が可能で、使用後
は、完全に燃焼が可能、或いは再生可能な包装材の提供
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の第一番
目の発明は、不透明度が80%以上で、かつクラーク剛
度(S値)が10以上である熱可塑性樹脂延伸フィルム
基層(I)上に、エチレン−ビニルアルコール共重合体
からなるガスバリヤー性樹脂フィルム層(II)を積層
し、さらにその上にヒートシール性樹脂接着層(III )
を積層してなる層構成を有する積層体であって、該積層
物の透湿度(JIS−Z−0208)が10g/m2
24hr以下で、酸素透過度(JIS−Z−1707)
が5cc/m2 ・24hr・atm以下であることを特
徴とする包装材である。本願の第二番目の発明は、不透
明度が80%以上で、かつクラーク剛度(S値)が10
以上である熱可塑性樹脂延伸フィルム基層(I)の一方
の面にヒートシール性樹脂接着層(III )を積層し、も
う一方の面にエチレン−ビニルアルコール共重合体から
なるガスバリヤー性樹脂フィルム層(II)を積層してな
る層構成を有する積層体であって、該積層物の透湿度
(JIS−Z−0208)が10g/m2 ・24hr以
下で、酸素透過度(JIS− Z−1707)が5cc
/m 2 ・24hr・atm以下であることを特徴とする
包装材である。本願の第三番目の発明は、ヒートシール
性樹脂接着層(III )と反対側の最外層に保護層(IV)
を設けたことを特徴とする本願の第二番目の発明の包装
材である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の包装材について詳
細に説明する。 [I] 包装材の構造 本発明の包装材の構造は、熱可塑性樹脂延伸フィルム基
層(I)/エチレン−ビニルアルコール共重合体からな
るガスバリヤー性樹脂フィルム層(II)/ヒートシール
性樹脂接着層(III )からなる積層体、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体からなるガスバリヤー性樹脂フィ
ルム層(II)/熱可塑性樹脂延伸フィルム基層(I)/
ヒートシール性樹脂接着層(III )からなる積層体、或
いは、保護層(IV)/エチレン−ビニルアルコール共重
合体からなるガスバリヤー性樹脂フィルム層(II)/熱
可塑性樹脂延伸フィルム基層(I)/ヒートシール性樹
脂接着層(III )からなる積層体である。これらの積層
体は、透湿度(JIS−Z−0208)が10g/m2
・24hr以下、及び酸素透過度(JIS−Z−170
7)が5cc/m2 ・24hr・atm以下の物性を示
すものである。必要により行なわれる印刷Pは、熱可塑
性樹脂延伸フィルム基層(I)の表面に行っても、ガス
バリヤー性樹脂フィルム面に行ってもよい。
【0006】[II] 積層物の層構成 (1) 熱可塑性樹脂延伸フイルム基層(I) (a) 物 性 上記熱可塑性樹脂延伸フイルム(I)は、包装材に腰強
度と不透明にして印刷の識別を容易とならしめるのと、
光線透過率を低くするのに寄与するもので、不透明度
(JIS−P−8138)が80%以上、好ましくは8
5〜100%のものであり、MD方向(縦延伸方向)、
TD方向(縦延伸方向に対し垂直の方向)の両方向のク
ラーク剛度(JIS−P−8143:s値)が10以
上、特に10〜300の範囲内にあるものが好ましい。 (b) 種 類 かかる上記の熱可塑性樹脂延伸フィルム基層(I)とし
ては、例えば次のようなものが挙げられる。
【0007】無機微細粉末及び/又は有機充填剤を3〜
65重量%の割合で含有する一軸または、二軸延伸に延
伸したフィルムであり、これらの延伸フィルムは単層で
あっても、多層であっても良い。多層フィルムの場合
は、共押出成形法により製造しても良いし、例えば、無
機微細粉末及び/又は有機充填剤を0〜40重量%含有
する少なくとも一軸方向に延伸したフィルムをコア層
(A)とし、このコア層の両面に、無機微細粉末及び/
又は有機充填剤を0〜65重量%含有する少なくとも一
軸方向に延伸したフィルムを表裏層(B、C)として設
けた積層延伸フィルムであっても良い。
【0008】・熱可塑性樹脂延伸フィルム基層(I)の
物性 これら上記の熱可塑性樹脂延伸フィルム基層(I)は、
フィルム内部に微細なボイドを有するものであって、そ
の不透明度(JIS−P−8138)が80%以上、好
ましくは85%以上で、次式(1)で算出される空孔率
が10〜60%、好ましくは15〜45%、肉厚が30
〜300μm、好ましくは50〜200μm、更に好ま
しくは50〜150μmである。
【数2】 式(1)のρ0 は延伸フィルムの真密度を表わし、ρ1
は延伸フィルムの密度(JIS−P−8118)を表す
が、延伸前の材料が多量の空気を含有するものでない限
り、真密度は延伸前の密度にほぼ等しい。
【0009】熱可塑性樹脂延伸フィルム層(I)の素材
としては、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン等のエチレン系樹脂、あるいはプロピレン系樹
脂、ポリメチル−1−ペンテン、エチレン−環状オレフ
ィン共重合体等のオレフィン系樹脂、ナイロン−6、ナ
イロン−6,6、ナイロン−6,10、ナイロン−6,
12等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレー
トやその共重合体、ポリエチレンナフタレート、脂肪族
ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリカ
ーボネート、アタクティックポリスチレン、シンジオタ
クティックポリスチレン、ポリフェニレンスルフィド等
が挙げられる。これらは2種以上混合して用いることも
できる。これらの中でも、ポリオレフィン系樹脂を用い
ることが好ましい。更にオレフィン系樹脂の中でも、コ
スト面、耐水性、耐薬品性の面からプロピレン系樹脂、
高密度ポリエチレンを用いることが好ましい。
【0010】かかるプロピレン系樹脂としては、プロピ
レン単独重合体でありアイソタクティックないしはシン
ジオタクティックおよび種々の立体規則性を示すポリプ
ロピレン、プロピレンを主成分とし、これと、エチレ
ン、ブテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1,4−メ
チルペンテン−1等のα−オレフィンとの共重合体が使
用される。この共重合体は、2元系でも3元系でも4元
系でもよく、またランダム共重合体でもブロック共重合
体であってもよい。また、コア層にプロピレン系樹脂を
用いる場合は、延伸性を良好とするためポリエチレン、
ポリスチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のプロ
ピレン系樹脂よりも融点が低い熱可塑性樹脂を3〜25
重量%配合するのがよい。
【0011】熱可塑性樹脂延伸フィルム層(I)には、
上記の熱可塑性樹脂の他に無機微細粉末及び/又は有機
微細粉末などを適宜配合することができる。無機微細粉
末や有機充填剤の種類は、特に制限されない。無機微細
粉末としては、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウ
ム、焼成クレー、タルク、硫酸バリウム、珪藻土、酸化
マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化珪素を例示
することができる。中でも重質炭酸カルシウム、焼成ク
レー、タルクを使用すれば、安価で成形性がよいために
好ましい。
【0012】有機充填剤としては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ート、ナイロン−6、ナイロン−6,6、環状オレフィ
ン重合体等のポリオレフィン系樹脂の融点よりは高い融
点(例えば、120〜300℃)ないしはガラス転移温
度(例えば、120℃〜280℃)を有するものが使用
される。これら無機微細粉末または有機充填剤は単独ま
たは併用して用いることができる。延伸倍率は縦、横方
向とも4〜10倍が好ましく、延伸温度は樹脂がプロピ
レン単独重合体(融点164〜167℃)のときは13
0〜162℃、高密度ポリエチレン(融点123〜13
4℃)のときは110〜120℃、ポリエチレンテレフ
タレート(融点246〜252℃)のときは104〜1
20℃である。また、延伸速度は10〜350m/分で
ある。
【0013】(2) ガスバリヤー性樹脂フィルム層(II) ガスバリヤー性樹脂フィルム層(II)は、包装材にガス
バリヤー性、特に酸素ガスバリヤー性を付与するもので
あり、ガスバリヤー性樹脂を用いる。ガスバリヤー性樹
脂としては、透湿度(JIS−Z−0208)が300
g/m2 ・24hr以下、好ましくは100g/m2
24hr以下、酸素透過度(JIS−Z−1707)が
300cc/m2 ・24hr・atm以下、好ましくは
200cc/m2 ・24hr・atm以下のエチレン−
ビニルアルコール共重合体を用いる。エチレン−ビニル
アルコール共重合体は溶媒可溶型の共重合体であれば特
に制限されないが、エチレン含有量が20〜60モル
%、好ましくは25〜55モル%、ケン化度90%以
上、好ましくは95%以上の共重合体である。エチレン
含有量が20モル%未満では高湿時のガス遮断性が低下
し、一方60モル%を越えると充分なガス遮断性や印刷
適性等の途膜物性等が悪化する。ケン化度90%未満で
はガス遮断性や耐湿性が低下する。
【0014】・積 層 熱可塑性樹脂延伸フイルム基層(I)とエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体との積層は塗工によりなされる。
塗工手段は特に制限されず従来慣用の手段、例えば、コ
ンマコーター、リップコーター、ディプコーター、ロー
ルコータ、グラビヤコーター、エヤーナイフコーター、
リバースコーター、キスコーター、T−ダイコーター、
マイヤーバーコーター、スプレーコーター等が使用出来
る。エチレン−ビニルアルコール共重合体を含有する塗
工液は通常、水及びアルコールの混合溶媒を用いて調製
される。熱可塑性樹脂延伸フイルム基層(I)の種類に
よって該塗工層(II)の密着が不足する場合には熱可塑
性樹脂延伸フイルム基層(I)と該塗工層(II)の間、
及びヒートシール性樹脂層(III )と該塗工層(II)の
間にプライマー(接着剤)(V)を塗工することができ
る。
【0015】・プライマー層(V) かかるプライマーとしては、例えば、ポリウレタン系プ
ライマーのポリエステルポリオール・ポリイソシアネー
ト、ポリエーテルポリオール・ポリイソシアネートなど
を挙げることができる。プライマーの塗工量は0.5〜
5g/m2 (固型分量)が一般的である。 ・肉 厚 ガスバリヤー性樹脂フィルム層(II)の肉厚は0.1〜
15μm、好ましくは1〜10μm、更に好ましくは1
〜5μmである。
【0016】(3) ヒートシール性樹脂接着層(III ) ヒートシール性樹脂接着層(III )として用いられるヒ
ートシール性樹脂としては、エチレン・アクリル酸共重
合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、低密度ポリエチ
レン、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体の金属塩
(いわゆるサーリン:商品名)、塩素化ポリエチレン、
塩素化ポリプロピレン等の融点が60〜135℃のもの
が用いられる。このヒートシール性樹脂接着層(III )
は、包装材を袋、カートンボックスに二次加工する際に
加熱により溶融接着するに寄与する。
【0017】・積 層 これらは、ガスバリヤー性樹脂フィルム層(II)または
熱可塑性樹脂延伸フイルム(I)の裏面にヒートシール
性樹脂(I)を押出ラミネートしてもよいし、ガスバリ
ヤー性樹脂フィルム層(II)または熱可塑性樹脂延伸フ
イルム(I)の裏面にこれらヒートシール性樹脂(III
)をトルエン、キシレン、テトラリン等の有機溶剤に
溶解ないし分散した樹脂溶液を塗工し、乾燥して形成さ
せてもよいし、ヒートシール性樹脂フイルムをラミネー
トしてもよい。 ・肉 厚 ヒートシール性樹脂接着層(III )の肉厚は、1〜50
μm好ましくは2〜40μmである。
【0018】(4) 保護層(IV) 包装材表面に光沢を寄与したり、包装材表面の印刷Pを
保護したり、包装材をカートンボックス用途に用いる場
合、または本発明2番目の発明のようにガスバリヤー性
樹脂フィルム層(II)が表面側にくる場合は、これらの
表面に保護層(IV)を設けるのが好ましい。保護層とし
ては、上記ヒートシール性樹脂と同じもの、または無延
伸ポリプロピレンフィルム(CPP)、二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルム(BOPP)、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムなどが使用できる。 ・肉 厚 保護層(IV)の肉厚は、1〜50μm、好ましくは2〜
40μmである。
【0019】(5) その他の層 包装材は上記熱可塑性樹脂延伸フィルム基層(I)、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体からなるガスバリヤ
ー性樹脂フィルム層(II)、ヒートシール性樹脂接着層
(III )、保護層(IV)の他に包装材の剛性、抗引裂
性、光線不透過性の向上を包装材に寄与させる為に織
布、不織布、光隠蔽層、パルプ紙、発泡樹脂層等をヒー
トシール性樹脂接着層(III )と熱可塑性樹脂延伸フィ
ルム基層(I)との間、ガスバリヤー性樹脂フィルム層
(II)と熱可塑性樹脂延伸フィルム基層(I)との間に
設けても良い。包装材をカートンボックスに用いる為
に、包装材に剛性、折畳み性を付与するのに用いる層
は、肉厚80〜700μmのカートン紙、白ボール紙、
発泡倍率1.5〜5倍の発泡樹脂押出シート、無機微細
粉末を25〜55重量%含有する熱可塑性樹脂フィルム
等である(特開平5−245962号公報、同6−91
795号公報)。これら任意の層の接着には、既述のプ
ライマー、ヒートシール性樹脂が用いられる。
【0020】[II] 包装材の物性 本発明の包装材は、次の物性を満たす。透湿度(JIS
−Z−0208)が5g/m2 ・24hr以下。酸素透
過度(JIS− Z−1707)が10cc/m2 ・2
4hr・atm以下。かかる条件を満たすことにより内
容物の変質、品質の低下が防がれる。 ・クラーク剛度 熱可塑性樹脂延伸フイルム基層(I)の、MD方向(縦
延伸方向)、TD方向(縦延伸方向に対し垂直の方向)
のクラーク剛度を、測定器(熊谷理機工業(株)社製:
商品名「OUTOMATIC CLARK STIFF
NESS TESTER」)を用いて、JIS−P−8
143の測定法で測定した。MD方向、TD方向の両方
向のクラーク剛度が10以上、特に10〜300の範囲
内にあるものが好ましい。使用する熱可塑性樹脂延伸フ
イルム基層(I)のクラーク剛度が、MD方向、TD方
向いずれか一方のクラーク剛度が10未満では、柔らか
すぎるため、包装袋に用いた場合に腰がなく使用しづら
い。
【0021】更に、コーヒー豆、高級煎茶、まっ茶、果
汁ジュース、焼酎等の光線の入射を嫌う内容物の包装に
用いるには、包装材の全光線透過率(JIS−K−71
05)が5%以下好ましくは0%である必要がある。各
層の肉厚が薄く、光線の隠蔽性が不足するときは、熱可
塑性樹脂延伸フイルム(I)の裏面に、オフセットまた
はグラビア印刷により厚さ1〜5μmの黒色ベタ印刷を
行うことによって隠蔽層を形成するか、熱可塑性樹脂延
伸フイルム基層(I)とヒートシール性樹脂フィルム層
(III )を接着するプライマー層(V)の中に、酸化チ
タンホイスカー、酸化チタン微細粒子等の白色充填剤を
多量(5〜75重量%)に含有させ、該プライマーを2
〜10g/m2 塗工することにより隠蔽層を形成させ、
包装材の全光線透過率を5%以下、好ましくは0%とす
る。
【0022】[III] 包装材の肉厚 包装材の肉厚は、包装袋の用途には、40〜350μ
m、好ましくは80〜200μmとして可撓性を持た
せ、カートンボックスの用途には、350〜1,000
μmとして形状保持性を与える。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明の方法を具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。 ・熱可塑性樹脂延伸フイルムの製造 (製造例1)メルトフローレート(MFR:230℃、
2.16kg荷重)0.8g/10分のポリプロピレン
(融点約164〜167℃)81重量%に、高密度ポリ
エチレン3重量%、及び平均粒径1.5μmの炭酸カル
シウム16重量%を混合した組成物(A)を270℃の
温度に設定した押出機にて混練させた後、シート状に押
し出し、更に冷却装置により冷却して、無延伸シートを
得た。そして、このシートを150℃の温度にまで再度
加熱した後、縦方向5倍の延伸を行って5倍縦延伸フィ
ルムを得た。
【0024】メルトフローレート(MFR)4g/10
分のポリプロピレン(融点約164〜167℃)54重
量%と、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム46重量
%とを混合した組成物(B)を別の押出機にて210℃
で混練させた後、これをダイによりシート状に押し出
し、これを上記工程で得られた5倍縦延伸フィルムの両
面に積層し、3層構造の積層フィルムを得た。次いで、
この3層構造の積層フィルムを60℃の温度にまで冷却
した後、再び約155℃の温度にまで加熱し、テンター
を用いて横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でア
ニーリング処理し、60℃の温度にまで冷却し、耳部を
スリットして3層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸延
伸)の肉厚60μm(B/A/B=10μm/40μm
/10μm)の積層フィルムで、不透明度87%、空孔
率31%、密度0.79g/cm3 、クラーク剛度(S
値)MD方向13、TD方向24の熱可塑性樹脂延伸フ
イルム基層(I)を得た。
【0025】(製造例2)メルトフローレート(MF
R:230℃、2.16kg荷重)が0.8g/10分
のポリプロピレン(融点約164〜167℃)65重量
%に、高密度ポリエチレン10重量%、及び平均粒径
1.5μmの炭酸カルシウム25重量%を混合した組成
物(A)、メルトフローレート(MFR:230℃、
2.16kg荷重)が4g/10分のポリプロピレン
(融点約164〜167℃)99重量%、平均粒子径
0.2μmのルチル型二酸化チタン1重量%を混合した
組成物(B)、メルトフローレート(MFR:230
℃、2.16kg荷重)が4g/10分のポリプロピレ
ン(融点約164〜167℃)100重量%(C)、そ
れぞれ別々の3台の押出機を用いて250℃で溶融混練
した。その後、一台の共押ダイに供給してダイ内で積層
後(B/A/C)、シート状に押し出し、冷却ロールで
約60℃まで冷却することによって積層フィルムを得
た。
【0026】この積層フィルムを145℃に再加熱した
後、多数のロール群の周速差を利用して縦方向に5倍延
伸し、再び約150℃まで再加熱してテンターで横方向
に8.5倍延伸した。その後、160℃でアニーリング
処理した後、60℃まで冷却し、耳部をスリットして3
層構造(二軸延伸/二軸延伸/二軸延伸)の肉厚100
μm(B/A/C=3μm/94μm/3μm)の積層
フィルムで、不透明度90%、空孔率40%、密度0.
66g/cm3 、クラーク剛度(S値)MD方向25、
TD方向38の熱可塑性樹脂延伸フイルム基層(I)を
得た。
【0027】(製造例3)メルトフローレート(MF
R:230℃、2.16kg荷重)が0.8g/10分
のポリプロピレン(融点約164〜167℃)60重量
%に、低密度ポリエチレン20重量%(融点111℃)
及び平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム20重量%を
混合した組成物(A)、メルトフローレート(MFR:
230℃、2.16kg荷重)が4g/10分のポリプ
ロピレン(融点約164〜167℃)50重量%、平均
粒径1.5μmの炭酸カルシウム45重量%、平均粒子
径0.2μmのルチル型二酸化チタン5重量%を混合し
た組成物(B)、それぞれ別々の3台の押出機を用いて
250℃で溶融混練した。その後、一台の共押ダイに供
給してダイ内で積層後、シート状に押し出し、冷却ロー
ルで約60℃まで冷却することによって積層フィルムを
得た。
【0028】この積層フィルムを135℃に再加熱した
後、多数のロール群の周速差を利用して縦方向に5倍延
伸し、150℃でアニーリング処理した後、60℃まで
冷却し、耳部をスリットして3層構造(一軸延伸/一軸
延伸/一軸延伸)の肉厚80μm(B/A/B=5μm
/70μm/5μm)の積層フィルムで、不透明度90
%、空孔率40%、密度0.80g/cm3 、クラーク
剛度(S値)MD方向33、TD方向18の熱可塑性樹
脂延伸フイルム基層(I)を得た。
【0029】(製造例4)粒径0.8μmの炭酸カルシ
ウムを3重量%、メルトフローレート(MFR:230
℃、2.16kg荷重)が1.2g/10分のプロピレ
ン・エチレンブロック共重合体を97重量%含有する樹
脂組成物(D)と、粒径1.0μmの炭酸カルシウム2
5重量%、メルトフローレート(MFR:230℃、
2.16kg荷重)が1.2g/10分のプロピレン・
エチレンブロック共重合体28重量%、メルトフローレ
ート(MFR:230℃、2.16kg荷重)が4g/
10分のプロピレン単独重合体42重量%および低密度
ポリエチレン5重量%よりなる樹脂組成物(E)を、そ
れぞれ別々の押出機を用いて260℃で溶融混練後、一
台のダイに供給し、該ダイ内で積層(D/E/D=12
μm/300μm/12μm)の片面に、前記製造例1
で得た三層延伸フィルムを押出ラミネートし、ロールで
圧縮冷却して肉厚404μm(D/E/D/製造例1の
フィルム)の積層シートを得た。
【0030】
【実施例1】水とイソパノールとの混合溶媒(混合重量
比1:1)90重量部にエチレン−ビニルアルコール共
重合体(日本合成化学工業(株)製、ソアノール16D
X(商品名)、エチレン含有量29%)を10重量部添
加し加熱溶解し塗工液を調製した。製造例1で得られた
肉厚60μmの熱可塑性樹脂延伸フイルムに、コンマコ
ーターを用いて上記塗工液を乾燥後の塗工量4.0g/
2 の条件で塗工し、乾燥し塗工層を形成した。
【0031】次いで、エチレン−ビニルアルコール共重
合体塗工面に東洋モートン(株)のポリウレタン系プラ
イマー「BLS−280A」と「BLSー2080B」
の混合物85重量部に、酸化チタン15重量部を混合し
た接着剤を8g/m2 (固型分)塗工し、肉厚40μm
の低密度ポリエチレンフイルムを接着して肉厚110μ
m(印刷/熱可塑性樹脂延伸フイルム/エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体/低密度ポリエチレンフィル
ム)、不透明度は100%、全光線透過率は0%、透湿
度は3.6g/m2 ・24hr、酸素透過度は2.4c
c/m2 ・24hr・atmの包装材を得た。
【0032】次いで熱可塑性樹脂延伸フイルム表面にグ
ラビヤ印刷後、この包装材を2枚低密度ポリエチレンフ
ィルム側が相対向するように重ね、5mm幅で三方を1
90℃で30秒間ヒートインパルスシールして縦95m
m、横80mmの紅茶ティーバック用の包装袋を作製
し、袋の外から金属探知器で金属粉が混入していないこ
とを確認した。
【0033】・鮮度測定 この袋内に紅茶ティーバック入れ、開放口をヒートシー
ルし、冷暗所に3ヵ月間放置した後、以下の基準で評価
した。 ○:袋を開封し、紅茶の変色の有無、風味を調べたが、
いずれも包装前の紅茶のそれらと遜色がなかった。 ×:袋を開封し、紅茶の変色の有無、風味を調べたが、
包装前の紅茶のそれらと比べ変色、かつ風味の変化がみ
られた。 結果を表1に示す。
【0034】
【実施例2】製造例2で得られた肉厚100μmの熱可
塑性樹脂延伸フイルムに、実施例1と同様の手順でエチ
レン−ビニルアルコール共重合体を塗工し、塗工層を形
成した。次いで、熱可塑性樹脂延伸フイルムの面に東洋
モートン(株)のポリウレタン系プライマー「BLS−
280A」と「BLSー2080B」の混合物85重量
部に、酸化チタン15重量部を混合した接着剤を8g/
2 (固型分)塗工し、ヒートシール樹脂接着剤層とし
て肉厚30μmの無延伸ポリプロピレン(CPP)フイ
ルムを接着し、エチレン−ビニルアルコール共重合体塗
工面表面にグラビヤ印刷後、更にこの印刷面に東洋モー
トン(株)のポリウレタン系プライマー「BLS−28
0A」と「BLSー2080B」の混合物1g/m
2 (固型分)塗工し、保護層として肉厚20μmの無延
伸ポリプロピレン(CPP)フイルムを接着して、肉厚
160μm(CPP/印刷/エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体/熱可塑性樹脂延伸フイルム/CPP)、不
透明度は100%、全光線透過率は0%、透湿度は3.
2g/m2 ・24hr、酸素透過度は2.2cc/m2
・24hr・atmの包装材を得た。次いで実施例1と
同様に、紅茶ティーバックを包装し、鮮度測定を行っ
た。結果を表1に示す。
【0035】
【実施例3】製造例3で得られた肉厚80μmの熱可塑
性樹脂延伸フイルムの上に実施例1と同様の手順でエチ
レン−ビニルアルコール共重合体を塗工し、塗工層を形
成した。次に、この基材のエチレン−ビニルアルコール
共重合体塗工面に東洋モートン(株)のポリウレタン系
プライマー「BLS−280A」と「BLSー2080
B」の混合物を混合物85重量部に、酸化チタン15重
量部を混合した接着剤を8g/m2 (固型分)塗工し、
肉厚30μmの無延伸ポリプロピレン(CPP)フイル
ムを接着して、次いで熱可塑性樹脂延伸フイルム表面に
グラビヤ印刷を施して、肉厚120μm(印刷/熱可塑
性樹脂延伸フイルム/エチレン−ビニルアルコール共重
合体/CPP)、不透明度は100%、全光線透過率は
0%、透湿度は 3.5g/m2 ・24hr、酸素透過
度は2.6cc/m2 ・24hr・atmの包装材を得
た。次いで実施例1と同様に、紅茶ティーバックを包装
し、鮮度測定を行った。結果を表1に示す。
【0036】
【実施例4】製造例1で得られた肉厚60μmの熱可塑
性樹脂延伸フイルムに、2液反応型アンカー塗工剤(東
洋モートン(株)、AD−335A/CAT10L(商
品名))を0.5g/m2 塗工し乾燥後、この上にコン
マコーターを用いて、実施例1と同様の手順でエチレン
−ビニルアルコール共重合体塗工液を乾燥後の塗工量
4.0g/m2 の条件で塗工し塗工層を形成した。そし
て熱可塑性樹脂延伸フイルム面にグラビヤ印刷し、その
後東洋モートン(株)のポリウレタン系プライマー「B
LS−280A」と「BLSー2080B」の混合物を
0.5g/m2 (固型分)塗工し25μmのポリエチレ
ンテレフタレートフイルムを積層した。
【0037】次いでエチレン−ビニルアルコール共重合
体塗工面に東洋モートン(株)のポリウレタン系プライ
マー「BLS−280A」と「BLSー2080B」の
混合物を2.0g/m2 (固型分)塗工し、製造例4で
得られた肉厚404μmの積層シートのD面側に積層し
た。更に得られた積層シートのポリエチレンテレフタレ
ートフイルムと反対面に東洋モートン(株)のポリウレ
タン系プライマー「BLS−280A」と「BLSー2
080B」の混合物90重量部に、酸化チタン10重量
部を混合した接着剤を4.0g/m2 (固型分)塗工
し、肉厚40μmの低密度ポリエチレンフィルムを積層
し、肉厚540μmのポリエチレンテレフタレートフイ
ルム/印刷/熱可塑性樹脂延伸フイルム/エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体/製造例4の積層シート/低密
度ポリエチレンの構造のカートンボックス用の包装材を
得た。不透明度は100%、全光線透過率は0%、透湿
度は2.0g/m2 ・24hr、酸素透過度は2.0c
c/m2 ・24hr・atmであった。
【0038】この包装材を断裁し、次いでボックス状に
組立後、接着部をヒートシールして1リットル用カート
ンボックスを成形し、ボックスの外から金属探知器で金
属粉が混入していないことを確認後、このボックスの中
に日本酒を入れ開放口をヒートシールした。開放口をヒ
ートシールした後、冷暗所に3ヵ月間放置した。3ヶ月
後に開封して日本酒の味を確認したが、ガラス瓶内で保
管された同一銘柄の日本酒と味覚に差はなかった。
【0039】
【比較例1】実施例1において、エチレン−ビニルアル
コール共重合体からなるガスバリヤー性樹脂フィルム層
を積層しない以外は、実施例1と同様にして肉厚105
μmの包装材を得た。次いで実施例1と同様に袋を形成
し、鮮度測定を行った。結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明による包装材は、光遮断性、ガス
バリヤー性に優れた包装材であり、この包装材を用いて
形成された袋、カートンボックス等の包装容器は、内容
物の金属粉混入の有無の検査を容器の外側から金属探知
器で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の包装材の断面拡大図を表す。
【図2】本発明実施例2の包装材の断面拡大図を表す。
【符号の説明】
I 熱可塑性樹脂延伸フイルム II ガスバリヤー性樹脂フィルム層 III ヒートシール性樹脂接着層 IV 保護層 V プライマー P 印刷
フロントページの続き Fターム(参考) 3E086 BA04 BA15 BA24 BA33 BA35 BA43 BB02 BB05 BB22 BB51 CA07 CA11 CA15 CA28 CA29 4F006 AA12 AA51 AB20 AB74 BA05 CA07 4F100 AA01A AH00A AK01A AK01C AK04B AK06 AK07A AK21B AK51G AK69B AL01B BA03 BA10A BA10B BA10C BA15 BA44 CA23A CB00G CB03C CC00 DE01A DJ00A EH46B EJ37A EJ65G EJ91 GB15 GB17 GB23 HB31 JB16A JD02 JD02B JD03 JD04 JK01A JL12C JL16 JN02A YY00 YY00A YY00B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透明度が80%以上で、かつクラーク
    剛度(S値)が10以上である熱可塑性樹脂延伸フィル
    ム基層(I)上に、エチレン−ビニルアルコール共重合
    体からなるガスバリヤー性樹脂フィルム層(II)を積層
    し、さらにその上にヒートシール性樹脂接着層(III )
    を積層してなる層構成を有する積層体であって、該積層
    物の透湿度(JIS−Z−0208)が10g/m2
    24hr以下で、酸素透過度(JIS−Z−1707)
    が5cc/m2 ・24hr・atm以下であることを特
    徴とする包装材。
  2. 【請求項2】 不透明度が80%以上で、かつクラーク
    剛度(S値)が10以上である熱可塑性樹脂延伸フィル
    ム基層(I)の一方の面にヒートシール性樹脂接着層
    (III )を積層し、もう一方の面にエチレン−ビニルア
    ルコール共重合体からなるガスバリヤー性樹脂フィルム
    層(II)を積層してなる層構成を有する積層体であっ
    て、該積層物の透湿度(JIS−Z−0208)が10
    g/m2 ・24hr以下で、酸素透過度(JIS−Z−
    1707)が5cc/m2 ・24hr・atm以下であ
    ることを特徴とする包装材。
  3. 【請求項3】 前記ヒートシール性樹脂接着層(III )
    と反対側の最外層に保護層(IV)を設けたことを特徴と
    する請求項2に記載の包装材。
  4. 【請求項4】 前記ガスバリヤー性樹脂フィルム層(I
    I)が塗工法により形成された層であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の包装材。
  5. 【請求項5】 前記エチレンービニルアルコール共重合
    体のエチレン含有量が20〜60モル%であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の包装材。
  6. 【請求項6】 前記熱可塑性樹脂延伸フィルム基層
    (I)が、無機微細粉末及び/又は有機充填剤を0〜4
    0重量%含有する少なくとも一軸方向に延伸した延伸フ
    ィルムをコア層(A)とし、このコア層の両面に、無機
    微細粉末及び/又は有機充填剤を0〜65重量%含有す
    る少なくとも一軸方向に延伸した延伸フィルムを表裏層
    (B,C)として設けた積層延伸フィルムであることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装材。
  7. 【請求項7】 前記熱可塑性樹脂延伸フィルム基層
    (I)の次式(1)で示される空孔率が10〜60%で
    あることを特徴とする請求項6に記載の包装材。 【数1】
  8. 【請求項8】 前記熱可塑性樹脂延伸フィルム基層
    (I)が、ポリプロピレン系延伸フィルムであることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の包装材。
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