JP2002052537A - 空気入りタイヤの加硫用金型 - Google Patents

空気入りタイヤの加硫用金型

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JP2002052537A
JP2002052537A JP2000245591A JP2000245591A JP2002052537A JP 2002052537 A JP2002052537 A JP 2002052537A JP 2000245591 A JP2000245591 A JP 2000245591A JP 2000245591 A JP2000245591 A JP 2000245591A JP 2002052537 A JP2002052537 A JP 2002052537A
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mold
groove
ring
vulcanizing
pneumatic tire
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Hidechika Kajikawa
秀親 梶川
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤの加硫成形に際するベアの発生を防止
するべく、金型内に残留するエアその他の金型外への排
出性能を高める。 【解決手段】 半径方向に進退変位する複数個のセグメ
ント(5a)からなるトレッドリング(5)と、一対の
サイド部リング(7)と、ビード部リング(9)とから
なり、各サイド部リング(7)のタイヤ表面と対向する
面に、複数のサイドリッジ溝(15)からなる環状の装
飾溝帯(11)を設け、サイド部リング(7)を装飾溝
帯(11)の少なくとも一箇所で円環状の複数のサブリ
ング(7a,7b)に分割し、それらのサブリング(7
a,7b)の分割面の間に全周にわたってそのリングの
内外に貫通するガス抜き間隙(12)を区画する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気入りタイヤ
の加硫用金型に関するものであり、とくには、タイヤの
加硫成形に際するベアの発生を防止するべく、金型内に
残留するエアその他の金型外への排出性能を高めたもの
である。
【0002】
【従来の技術】半径方向に進退変位する複数個のセグメ
ントからなるトレッドリングと、一対のサイド部リング
と、ビード部リングとを具える加硫用金型をもって、グ
リーンタイヤを加硫硬化させるに当たり、金型内に残留
するエアおよび、そこで発生するガス等を、金型外へ排
出して、ベアの発生を防止することが一般的であり、そ
れがために、エア等を金型外に十分排出することのでき
る程度の多数のベントホールを金型に形成する場合に
は、これらのベントホールを介してエア等の排出を実効
ならしめていた。
【0003】その一方、金型に多数のベントホールを形
成することができない場合には、サイド部のゴム厚みを
相当厚くすることで、加硫に当たり、サイド部のゴムの
円滑なる流動を可能ならしめ、エアその他の金型外への
排出を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、金型に多数
のベントホールを設けた場合には、加硫硬化後の製品タ
イヤに、ベントホール内へ押出された多数のスピューが
残存することとなるので、多数のスピューの発生によ
り、製品タイヤの表面に現れるスピューの切断痕がタイ
ヤの外観を損ねるという問題がある一方、タイヤのサイ
ド部の厚みを相当厚くした場合には、タイヤ重量が過大
となり、転がり抵抗の増加を招来するという、タイヤの
軽量化を図る傾向にある今日においては時代の要求に逆
行するという問題があった。
【0005】この発明は、従来技術の問題点を克服する
ことを課題とするものであり、それの目的とするところ
は、ベントホールをほとんど設けることなく、また、サ
イド部のゴム厚みを厚くすることもなく、金型内のエア
その他を円滑かつ十分に金型外に排出してベアの発生を
有利に防止することにより、製品タイヤの優れた外観を
もたらすことができる、空気入りタイヤの加硫用金型を
提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の空気入りタイ
ヤの加硫用金型は、半径方向に進退変位する複数個のセ
グメントからなるトレッドリングと、一対のサイド部リ
ングと、ビード部リングとからなるものであって、各サ
イド部リングのタイヤ表面と対向する面に、複数のサイ
ドリッジ溝からなる環状の装飾溝帯を設け、サイド部リ
ングを装飾溝帯の少なくとも一箇所で円環状の複数のサ
ブリングに分割し、それらのサブリングの分割面の間に
全周にわたってそのリングの内外に貫通するガス抜き間
隙を区画したものである。
【0007】この空気入りタイヤの加硫用金型では、サ
ブリングの分割面の間に全周にわたってそのリングの内
外に貫通するガス抜き間隙を区画することにより、従来
のように金型にベントホールをほとんど形成する必要が
なく、その結果スピューの数もまた自ずと減少し、スピ
ュー等の切除のための作業工数の低減をもたらし、併せ
て、タイヤの外観の低下を有利に防止することができ
る。
【0008】また、この空気入りタイヤの加硫用金型で
は、サイド部リングを円環状に分割する分割位置を、装
飾溝帯の延在幅内とすることにより、サイドリッジ溝の
谷部と、分割面の間に区画したガス抜き間隙とにより、
金型内に残留しているエアその他の金型外への排出を円
滑かつ十分に可能ならしめることができる。
【0009】ここで、このガス抜き間隙は、たとえば、
サイド部の成形のためのサイド部リングに区画され、ガ
スの抜け出しは許容するも、ゴム質の流れ込みは阻止す
る狭い間隙であり、タイヤ半径方向の少なくとも一個所
に設けた円環状のその狭い間隙と、この間隙を包囲する
上記サイドリッジ溝とにより、従来技術に比してはるか
に少数のベントホールの形成下もしくはベントホールの
皆無状況下で、ガスの型内在留を十分に防止して、ベア
の発生を効果的に防止することができ、その結果、時代
の要求に伴うタイヤの軽量化を実現するべく、サイド部
のゴム厚みを薄くした場合であっても、ガスの型外への
排出を十分に行い、ベアの発生を効果的に防止すること
ができ、しかも、サイド部リングの、上述した狭い間隙
へのゴム質の流入もないので、材料歩留りの向上も実現
される。
【0010】ところで、サイド部リングのこのようなガ
ス抜き間隙は、半径方向の内外に位置するサブリング間
に区画することができ、とくにそれらのサブリング同士
を相互に一体化した場合には、加硫に際する取り扱いが
容易であるので、ガス抜き間隙を二〜三個所に区画する
場合には、三〜四個のサブリングを、通常は同心円状に
一体的に相互に連結することが必要になる。
【0011】ここで、サブリングの相互は、ボルト、連
結ピン等の作用の下で、剛構造に連結することが、所定
のガス抜き間隙寸法を正確に確保し、また、サイド部リ
ングの取り扱いを容易ならしめる上で好ましい。
【0012】したがって、この空気入りタイヤの加硫用
金型では、サブリングの分割面の間に全周にわたってそ
のリングの内外に貫通するガス抜き間隙を区画すること
による、エアその他の金型外への優れた排出作用の下、
たとえそのゴム厚みが薄い空気入りタイヤを製造する場
合であっても、ベントホールをほとんど設けることなし
に、ベアの発生を有利に防止することにより、製品タイ
ヤの優れた外観をもたらすことができる。
【0013】かかる空気入りタイヤの加硫用金型におい
てより好ましくは、サイド部リングの、タイヤ表面と対
向する面で、互いに隣接するそれぞれのサブリングの少
なくとも一方に、他方のサブリングの分割面に隣接して
位置する切欠き部もしくは面取り部を設ける。これによ
れば、金型内でのグリーンタイヤの加硫硬化に当って、
サイドウォールゴムの一部を、上記切欠き部もしくは面
取り部へ流入させることにより、加硫中のゴム圧力を、
それらを設けない場合に比して、有利に低減させること
ができ、これがため、ガス抜き間隙へのサイドウォール
ゴムの進入、ひいては、その結果としてのばりの発生を
一層有利に防止することができる。
【0014】なお、上記切欠き部もしくは面取り部は、
それの横断面形状を適宜に選択することで、タイヤの外
観向上、サイドウォール部の保護等を目的とするデザイ
ンリブの成形のためにも機能させることができる。
【0015】また好ましくは、サイドリッジ溝を、仮想
ラジアル線分に対して0°〜50°の角度範囲で傾斜さ
せるとともに湾曲させ、各溝の湾曲曲率を装飾溝帯の幅
の0.5〜5倍とする。かかる空気入りタイヤの加硫用
金型によれば、加硫時のゴム圧力の低減とガス抜き間隙
へのサイドウォールゴムの進入を円滑に行うと同時に、
サイドリッジ溝をデザイン的に装飾する効果を果たすこ
とができる。
【0016】以上のような空気入りタイヤの加硫用金型
において、サイドリッジ溝を、分割面を介して同方向に
延在させた場合には、金型内に残留するエアを速やかに
ガス抜き間隙へ導いて、ベアの発生を防ぎ、またサイド
リッジ溝を、分割面を介して異方向に延在させた場合に
は、分割面を介して同方向に延在させた場合と同様に、
ガス抜き効果およびベア発生の抑制効果を達成すると同
時にデザイン的装飾を演出する効果を有する。ここで、
サイドリッジ溝を、分割面を介して同方向(異方向)に
延在させるとは、分割面を挟んだサイドリッジ溝の各端
点でのそれぞれの接線同士を同方向(異方向)に延在さ
せることをいう。
【0017】また、サイド部リングの装飾溝帯内に、縁
取り溝を設け、縁取り溝によって囲まれる領域内に、サ
イドリッジ溝と交差する方向もしくは、サイドリッジ溝
と平行となる方向に文字リッジ溝を設けた場合には、文
字リッジ溝の領域にも、ガス抜き効果とベア発生の抑制
効果とを実効あらしめ、かかる場合に、文字リッジ溝の
延在方向を、タイヤ周方向とした場合にも、ガス抜き効
果とベア発生の抑制効果とを十分に実効あらしめること
ができる。
【0018】そして、文字リッジ溝の配設ピッチおよび
延在方向の少なくとも一方を、分割面または、切欠き部
もしくは面取り部を境界として異ならせた場合には、ガ
ス抜き効果およびベア発生の抑制効果を維持しつつ、文
字リッジ溝によるテザイン的装飾を有利に演出し、かか
る場合に、文字リッジ溝の幅広ピッチ部分での配設ピッ
チを、文字リッジ溝の幅狭ピッチ部分での配設ピッチの
1.3〜2倍とした場合には、より精細な文字リッジ溝
による装飾を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に示すところに基づいて説明する。図1は、加硫金型
によるタイヤの加硫硬化工程を示す断面図であり、図中
1は加硫金型を、2はブラダーをそれぞれ示し、3は、
ブラダー2をもって、型閉め姿勢の加硫金型1の、成形
面としての内表面に押圧される、加硫硬化前のグリーン
タイヤを示す。
【0020】ここで、加硫金型1は、グリーンタイヤの
トレッド部4の成形および加硫硬化に寄与するトレッド
リング5と、主として、サイドウォール部6の成形等に
寄与するサイド部リング7と、ビード部8の成形等に寄
与するビード部リング9とを具えてなり、かかる加硫金
型1によれば、たとえば、タイヤの最大幅位置近傍部分
で、カーカス10の外側に1〜3mm、好ましくは1.
5〜2mmの範囲のサイドウォールゴム厚みを有する、
言い換えれば従来に比してそのゴム厚みが薄いタイヤを
製造することができる。
【0021】そして、トレッドリング5は、周方向で複
数個に分割されて、半径方向内外に進退変位されるセグ
メント5aからなり、各セグメント5aはトレッド部4
のほぼ全幅にわたってグリーンタイヤ3に接触し、サイ
ド部リング7は、トレッドリングのセグメント5aに隣
接する位置から、製品タイヤのビード部8の、リムフラ
ンジとの接触部分の中間位置に相当する位置までの間で
グリーンタイヤ3に接触し、そしてビード部リング9
は、サイド部リング7に隣接する位置から、製品タイヤ
のビードベースに相当する部分にわたってグリーンタイ
ヤ3に接触する。
【0022】ここにおいて、サイド部リング7に、その
タイヤ表面と対向する面で、一定幅に円環状の装飾溝帯
11を設け、装飾溝帯11の少なくとも一箇所、図では
一箇所に、全周にわたって円環状に延在し、そのリング
の内外に貫通するガス抜き間隙12を区画する。
【0023】そして、サイド部リング7のガス抜き間隙
12は、サイド部リング7を、半径方向の内外で同心に
位置する二個のサブリング7a,7bにより区画するも
のとし、それらのサブリング7a,7bの相互を、所定
のクリアランスの下に、連結ピン、ボルト13等をもっ
て剛構造に連結したときのクリアランスにより形成する
ことができ、図では、製品タイヤの最大幅位置近傍に相
当する箇所に設けたこのガス抜き間隙12は、金型内ガ
スの金型外への排出は許容するも、ゴム質の入り込みは
阻止する寸法を有する。
【0024】なおこのようなガス抜き間隙12は、半径
方向の二〜三箇所、または四箇所以上に区画することも
でき、複数箇所に設けた場合には、サイドウォールゴム
の流動性が低くてなお、金型内ガスの一層円滑にしてよ
り十分な金型外排出を行わせることができる。
【0025】ここでより好ましくは、サイド部リング7
の、タイヤ表面と対向する面で、互いに隣接するそれぞ
れのサブリング7a,7bの少なくとも一方7a,(7
b)に、他方のサブリング7b(7a)の分割面に隣接
して位置する切欠き部もしくは面取り部、図では切欠き
部14を設け、この切欠き部14の横断面寸法を、幅
0.4〜2mm×高さ0.5〜3mm、好ましくは幅
0.4〜1mm×高さ0.5〜1.5mm、たとえば幅
0.6mm×高さ0.8mmとする。
【0026】このように構成してなる加硫金型によれ
ば、図1に示すように、金型1の型閉め状態で、ブラダ
ー2を膨張させてグリーンタイヤ3を金型内面に押圧し
て加硫硬化させるに当たり、とくにサイドウォール部6
では、たとえサイドウォールゴムの厚みが薄く、そのゴ
ムの流動量が少ない場合であっても、サイドウォール部
6の全周にわたって延びるガス抜き間隙12により、金
型内残留空気、発生ガス等だけを、ゴム質を伴うことな
く円滑かつ確実に型外へ排出することができるので、ベ
ントホールの数、ひいては、スピュー本数を従来技術に
比してはかるに少ならしめてなおベアの発生を十分に防
止することができる。
【0027】また、図1に示すところでは、このような
加硫硬化に際して、サイドウォールゴムの一部を切欠き
部14へ作為的に流入させて、サイドウォールゴム内圧
の低減を図ることにより、ガス抜き間隙12へのゴム質
の不測の入り込みをより有効に防止することができる。
しかも、その結果として、切欠き部14によって環状に
形成される突条を、デザインリブとして機能させること
もでき、これによれば、製品タイヤに対する事後処理
は、少ない数のスピューだけを切除することで足りるこ
とになる。
【0028】図2〜図5は、以上のように構成した加硫
用金型の装飾溝帯11の一例をそれぞれ示す側面図であ
り、図中12はガス抜き間隙、15はサイドリッジ溝、
16は縁取り溝、そして17は文字リッジ溝をそれぞれ
示す。
【0029】ここでは、これらの図に示すように、サイ
ドリッジ溝15を、仮想ラジアル線分に対して0°〜5
0°の角度範囲で傾斜させるとともに湾曲させ、各溝1
5の湾曲曲率を装飾溝帯の幅hの0.5〜5倍とし、と
くには、図2に示すように、ガス抜き間隙12を境界と
して分割されたサイドリッジ溝の各部15a,15bの
それぞれの延在方向を、同方向としても、もしくは、図
3〜図5に示すように異方向としてもよい。
【0030】そしてここでは、図2〜図5に示すよう
に、装飾溝帯11内に、縁取り溝16を設け、縁取り溝
16によって囲まれる領域内に、サイドリッジ溝15と
交差する方向もしくは、サイドリッジ溝15と平行とな
る方向に文字リッジ溝17を設け、とくに、図4に示す
ように、文字リッジ溝17の延在方向を、タイヤ周方向
としてもよい。
【0031】そしてまた、文字リッジ溝17の配設ピッ
チおよび延在方向の少なくとも一方(図5では、ガス抜
き間隙12を境界として分割された文字リッジ溝の各部
17a,17bのそれぞれの延在方向)を異ならせても
よく、かかる場合には、文字リッジ溝17の幅広ピッチ
部分での配設ピッチを、文字リッジ溝の幅狭ピッチ部分
での配設ピッチの1.3〜2倍とするのが好ましい。
【0032】以上のように構成してなる空気入りタイヤ
の加硫用金型では、ベアの発生を十分に防止できること
はもちろん、ベントホールおよびスピュー本数の低減下
で、材料歩留りを高めるとともに、事後処理に要する作
業工数を有利に低減し、併せて、タイヤの外観それ自体
を向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、たとえサイ
ドウォール部のゴム厚みを薄くすることで、加硫硬化に
際するゴムの流動量が少なくなっても、サイド部リング
に設けたガス抜き間隙をもって、型内ガスの円滑にして
十分な型外排出を行うことができ、これにより、ベント
ホールを少ならしめてなおベアの発生を十分に防止する
ことができるので、サイドウォールゴムの歩留りが向上
し、スピューの切断除去に要する作業工数が大きく低減
されるとともに、スピュー切除痕による外観低下が有効
に防止されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る加硫金型の実施形態を示すタ
イヤ幅方向の断面図である。
【図2】 この発明に係る加硫金型の装飾溝帯の一実
施形態を示す側面図である。
【図3】 この発明に係る加硫金型の装飾溝帯の他の実
施形態を示す側面図である。
【図4】 この発明に係る加硫金型の装飾溝帯の他の実
施形態を示す側面図である。
【図5】 この発明に係る加硫金型の装飾溝帯の他の実
施形態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 加硫金型 2 ブラダ 3 グリーンタイヤ 4 トレッド部 5 トレッドリング 5a セグメント 6 サイドウォール部 7 サイド部リング 7a,7b サブリング 8 ビード部 9 ビード部リング 10 カーカス 11 装飾溝帯 12 ガス抜き間隙 13 ボルト 14 切欠き部 15 サイドリッジ溝 15a,15b ガス抜き間隙を境界として分割された
サイドリッジ溝の各部 16 縁取り溝 17 文字リッジ溝 17a,17b ガス抜き間隙を境界として分割された
文字リッジ溝の各部 h 装飾溝帯の幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 30:00 B29L 30:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半径方向に進退変位する複数個のセグメ
    ントからなるトレッドリングと、一対のサイド部リング
    と、ビード部リングとからなる加硫金型において、 各サイド部リングのタイヤ表面と対向する面に、複数の
    サイドリッジ溝からなる環状の装飾溝帯を設け、サイド
    部リングを装飾溝帯の少なくとも一箇所で円環状の複数
    のサブリングに分割し、それらのサブリングの分割面の
    間に全周にわたってそのリングの内外に貫通するガス抜
    き間隙を区画してなる空気入りタイヤの加硫用金型。
  2. 【請求項2】 前記サイド部リングの、タイヤ表面と対
    向する面で、互いに隣接するそれぞれのサブリングの少
    なくとも一方に、他方のサブリングの分割面に隣接して
    位置する切欠き部もしくは面取り部を設けてなる請求項
    1に記載の空気入りタイヤの加硫用金型。
  3. 【請求項3】 前記サイドリッジ溝を、仮想ラジアル線
    分に対して0°〜50°の角度範囲で傾斜させるととも
    に湾曲させ、各溝の湾曲曲率を装飾溝帯の幅の0.5〜
    5倍としてなる請求項1もしくは2に記載の空気入りタ
    イヤの加硫用金型。
  4. 【請求項4】 前記サイドリッジ溝を、分割面を介して
    同方向に延在させてなる請求項1〜3のいずれかに記載
    の空気入りタイヤの加硫用金型。
  5. 【請求項5】 前記サイドリッジ溝を、分割面を介して
    異方向に延在させてなる請求項1〜3のいずれかに記載
    の空気入りタイヤの加硫用金型。
  6. 【請求項6】 前記サイド部リングの装飾溝帯内に、縁
    取り溝を設け、縁取り溝によって囲まれる領域内に、サ
    イドリッジ溝と交差する方向もしくは、サイドリッジ溝
    と平行となる方向に文字リッジ溝を設けてなる請求項1
    〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤの加硫用金型。
  7. 【請求項7】 前記文字リッジ溝の延在方向を、タイヤ
    周方向としてなる請求項6に記載の空気入りタイヤの加
    硫用金型。
  8. 【請求項8】 前記文字リッジ溝の配設ピッチおよび延
    在方向の少なくとも一方を、分割面または、切欠き部も
    しくは面取り部を境界として異ならせてなる請求項6も
    しくは7に記載の空気入りタイヤの加硫用金型。
  9. 【請求項9】 前記文字リッジ溝の幅広ピッチ部分での
    配設ピッチを、文字リッジ溝の幅狭ピッチ部分での配設
    ピッチの1.3〜2倍としてなる請求項8に記載の空気
    入りタイヤの加硫用金型。
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