JP2002046571A - 作動可能な乗員保護装置を制御するためのシステムおよび方法 - Google Patents

作動可能な乗員保護装置を制御するためのシステムおよび方法

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JP2002046571A
JP2002046571A JP2001184532A JP2001184532A JP2002046571A JP 2002046571 A JP2002046571 A JP 2002046571A JP 2001184532 A JP2001184532 A JP 2001184532A JP 2001184532 A JP2001184532 A JP 2001184532A JP 2002046571 A JP2002046571 A JP 2002046571A
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occupant
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Chek Peng Foo
チェク−ペン・フー
Yee Faan-Faan
フアーン−ファーン・イェー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動可能な乗員保護装置を制御するシステム
を提供する。 【解決手段】 作動したとき車両シート42、43の乗
員を保護するのを助ける、作動可能なヘッドレスト装置
44、48を備え、衝突センサ22は、車両20の状態
を感知し、感知された車両状態を示す電気特性を有する
衝突センサ信号を供給する。制御装置24は、作動可能
なヘッドレスト装置44、48および衝突センサ22に
連結され、衝突センサ信号に基づいて、衝突速度値およ
び衝突変位値を決定する。制御装置24は、決定された
衝突変位値に関数的に関係したしきい値を有し、しきい
値に関連する決定された衝突速度値に応答して、作動可
能なヘッドレスト装置44、48の作動を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両乗員保護シス
テムに関し、特に、作動可能なヘッドレストを含む1つ
または複数の作動可能な乗員保護装置を制御するシステ
ムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグなどの、車両用の作動可能な
乗員拘束システムは、技術上周知である。かかる拘束シ
ステムは、車両衝突加速度(車両減速度)を感知する1
つまたは複数の衝突感知装置を備える。エアバッグ拘束
システムは、スクイブ(起爆管)と呼ばれる電気的に作
動可能な点火器をさらに備える。衝突感知装置が衝突事
象の展開を感知する際、十分な大きさと期間を有する電
流が起爆管を通過し、起爆管を点火する。技術上周知の
ように、点火が行われると、起爆管は、膨張流体源から
エアバッグに膨張流体を流し始める。
【0003】作動可能な乗員抑制システムに使用される
知られた衝突感知装置は、元来、機械的である。さらに
他に知られた車両用の作動可能な乗員抑制システムは、
たとえば加速度計のような、車両衝突加速度を感知する
ための電気変換器(トランスデューサ)を有する。衝突
または衝撃センサとして加速度計を用いるシステムは、
加速度計の出力を監視するための回路(たとえば制御装
置)をさらに有する。加速度計は、車両の衝突加速度を
示す電気特性を有する信号を提供する。加速度計は、た
とえばマイクロコンピュータ等の制御装置に動作可能に
接続されおり、該制御装置は、展開衝突事象(deployme
nt crash event)と、非展開衝突事象(non-deployment
crash event)とを判別する目的のために、加速度信号
にもとづいて衝突アルゴリズムを実行する。展開衝突事
象が生じていると判断された場合には、抑制装置が作動
して、たとえばエアバッグが展開する。
【0004】展開衝突事象と、非展開衝突事象とを判別
する多くのタイプの衝突アルゴリズムは、当該技術分野
に知られている。通常、これらのアルゴリズムは、特に
車両という特定のプラットホーム向けに、特定のタイプ
の衝突事象を検出するよう適用される。かかるアルゴリ
ズムの一例は、米国特許第5,587,906号におい
て教示されている。車両衝突事象を判断するシステムの
他の例は、米国特許第5,935,182号または米国
特許第5,758,899号において開示されている。
【0005】エアバッグ拘束システムはまた、展開衝突
事象の検出のために2つ以上のセンサを必要とすること
が知られている。多くの場合、複数のセンサが、拘束作
動が開始される前に展開衝突事象が生じていることをす
べてのセンサが「是認」しなくてはならない投票方式に
構成される。第1および第2のセンサを有する、ある周
知の構成において、第2のセンサは「安全センサ」と呼
ばれる。エアバッグの作動は、第1のセンサおよび安全
センサが、展開衝突事象が生じていると示す場合にのみ
生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明の第1の態様では、作動可能な乗員保護
装置を制御するシステムを提供する。該システムは、作
動した場合に車両シートの乗員を保護するのを助ける、
作動可能なヘッドレスト装置を含む。衝突センサは、車
両の状態を感知し、かつ感知した車両状態を示す電気特
性を有する衝突センサ信号を与えるよう動作する。制御
装置は、作動可能なヘッドレスト装置および衝突センサ
に連結される。制御装置は、衝突センサ信号にもとづい
て、衝突速度値および衝突変位値を決定する。制御装置
は、決定された衝突変位値に関数的に関係したしきい値
を有する。制御装置は、該しきい値に関連する該決定さ
れた衝突速度値に応答して、作動可能なヘッドレスト装
置の作動を制御する。
【0007】本発明の他の態様では、車両衝突事象の発
生中に、車両乗員を保護するのを助ける方法を提供す
る。該方法は、車両加速度を感知するステップと、感知
した加速度にもとづいて、衝突速度値を決定するステッ
プとを含む。衝突変位値は、感知した加速度の関数とし
て決定される。しきい値は、決定された衝突変位値に関
数的に関係した値を有することで与えられる。作動可能
なヘッドレスト装置の作動は、しきい値に関連する該決
定された衝突速度値に応答して制御される。
【0008】本発明の上記の特徴および利点、ならびに
他の特徴および利点は、本発明の以下の説明および添付
の図面を参照することで当業者にはより明らかとなろ
う。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、車両衝突事象の発生中に
車両乗員を保護するのを助ける、車両20に動作可能に
搭載された乗員保護システム10を示す。システム10
は、車両の衝突加速度を検出し、その衝突加速度を示す
電気特性を有する信号を与える加速度センサ22を含
む。加速度センサ22は、適切なフィルタ25を通って
制御装置24に電気的に接続される。フィルタ25は、
車両衝突状態を判別する際に不要な雑音および周波数成
分を加速度信号から除去する。フィルタ機能は、加速度
センサ自体に存在してもよいし、および/または加速度
センサ22を含むモジュールにおける個別の回路中に存
在してもよい。さらに、加速度信号のフィルタリング
は、デジタルフィルタリング技術を用いる制御装置24
に存在してもよい。
【0010】制御装置24は、フィルタリングされた加
速度信号を監視し、展開衝突事象と、非展開衝突事象と
を判別するための衝突アルゴリズムを実行する。本発明
によれば、制御装置24により実行される衝突アルゴリ
ズムは、衝突加速度信号の値を調節するために乗員ばね
質量モデルを使用する。調節された衝突加速度信号を制
御装置24により用いて、展開衝突事象が生じているか
否かを判定する。
【0011】乗員保護システム10は、また、1つまた
は複数の他の衝突ゾーン(領域)感知装置26、28、
30、32、34、および制御装置24に接続される他
のセンサ36を含む。衝突領域感知装置26〜34およ
び他のセンサ36のそれぞれは、たとえば加速度等、そ
れによって感知された状態を示す特性を有する信号を、
制御装置24に供給する。制御装置24の衝突アルゴリ
ズムは、展開衝突事象と、非展開衝突事象とを判別する
のをさらに助けるために、これらの信号を求める。
【0012】たとえば、衝突領域センサ26および28
は、車両20の付随した後部側に配置された各センサ2
6、28であり、車両20の後方部分に搭載された衝突
領域センサである。システム10はまた、車両20の前
方部分に搭載された前部衝突領域30、32、34を含
む。センサ30、34は、車両20の付随した前部側に
配置され、衝突領域センサ32は、車両20の前方中央
部に配置される。たとえば、衝突領域センサ26〜34
からの信号は、車両が受ける衝突加速度に対して関数的
に関係した周波数および振幅成分を有する。代替的に、
衝突領域センサ26〜34は、センサが搭載された車両
20の付随部分の変形または変位に応答する衝突センサ
スイッチでありうる。
【0013】その他の衝突センサ36はまた、制御装置
24に信号を供給し、該各信号は、車両の衝突事象の発
生を示す電気特性を有する。たとえば、その他のセンサ
36は、1つまたは複数の付加的な加速度センサ、慣性
応答スイッチ、または車両の衝突事象の発生を検出し、
それを示す信号を供給することができる他の感知装置で
あってもよい。
【0014】システム10は、また、運転者側シート4
2および乗員側シート43にそれぞれ付随したバックル
スイッチセンサ38および40を含む。バックルスイッ
チセンサ38、40のそれぞれは、その付随したシート
ベルトが締められているか、または締められていないか
を示すバックルスイッチ信号を供給するために、制御装
置24と電気的に接続されている。
【0015】制御装置24は、それぞれ個々の車両シー
トに付随した、1つまたは複数の車両用乗員保護装置の
作動を制御する。たとえば、各車両シート42、43
は、作動した場合にそれぞれ個々のシート42、43の
車両乗員を保護するのを助けるための、アクティブヘッ
ドレスト拘束(AHR:active headrest restraint)
装置44、48、および、たとえばエアバック46、5
0等の前部の作動可能な乗員保護装置に付随している。
作動可能なシートベルトプレテンショナ装置52、54
もまた、それぞれ個々のシート42、43に付随してい
る。プレテンショナは、車両の衝突事象発生中に、制御
装置24により作動され、周知の方法で車両乗員のまわ
りのシートベルトを堅く締める。
【0016】図1に示す例示的な実施形態において、各
前部エアバック46、50、および各シートベルトプレ
テンショナー53、54は、付随したスクイブ(図示せ
ず)を有する。十分な時間期間、スクイブが十分な電流
で励起される場合、スクイブは、当該技術分野において
知られているような付随した流体源から流体の流動を開
始する。AHR装置44および46はまた、スクイブを
有するインフレイタブル(膨張可能)な乗員保護装置で
あってもよい。代替的に、AHR装置44および46
は、実際上機械的であり、後部衝撃の衝突事象の検出に
応答する制御装置24によって作動される。制御装置2
4は、衝突測定基準(metrics)を用いて衝突アルゴリズ
ムを実行し、適切な作動可能な乗員保護装置を作動する
ための1つまたは複数の信号を出力する。
【0017】図2は、本発明による、運転者側シート
(たとえば図1の42)に付随した乗員保護装置44、
46、52の作動を制御するための、図1の制御装置2
4によって行われる制御プロセスを示す、概略的な機能
ブロック図である。図2は、運転者側車両シート42お
よび付随した乗員保護装置44、46、52に関して記
載しているが、同様の制御構成が、乗員側車両シート4
3および付随した乗員保護装置48、50、54に使用
される。同一の参照符号が、図1に関して先に示され、
記載された対応する部分と同一視するために使用され
る。制御装置ブロック24に示される要素は、制御装置
によって内部的に実行される動作に対応する。たとえ
ば、制御装置24は、これらの動作を実行するようプロ
グラムされたマイクロコンピュータである。かかる機能
は代替的に、ディスクリート回路、アナログ回路、アナ
ログ構成要素とディスクリート構成要素との組み合わ
せ、または特定用途向け集積回路を用いて行われうる。
【0018】たとえば加速度計等の加速度センサ22
は、衝突事象が発生した場合に車両の衝突加速度を示す
電気的特性(たとえば周波数および振幅)を有する第1
の加速度信号60を出力する。たとえば、加速度計22
は、±100g(gは、重力による加速度値、すなわち
32feet/second2または9.8m/s2)の
公称感度を有する。加速度計22は、車両の移動方向に
平行に位置合わせされる(たとえば前後に延びる)軸感
度を有する。説明の目的のために本明細書に用いられて
いるように、前部衝撃の衝突事象は、結果として衝突加
速度の正の値となり、後部衝撃の衝突状態は、結果とし
て衝突加速度の負の値となる。
【0019】加速度信号60は、たとえばアナログ高域
通過フィルタ/低域通過フィルタ(「HPF/LP
F」)62によってフィルタリングされる。HPF/L
PFフィルタ62は、不要な車両作動事象に起因する周
波数および/または路面雑音(road noise)に起因する
入力信号を除去するのに助力する。フィルタリングによ
り除去された周波数成分は、乗員保護装置44、46、
52の1つまたは複数の作動が所望される衝突事象の発
生には関係しない。実験的試験を用いて、車両を重要な
プラットホーム向けに、関連した衝突信号の周波数値を
決定する。衝突加速度信号60に存在しうる不要な信号
成分が適切にフィルタリングされ、展開衝突事象を示す
周波数が、さらなる処理のためにフィルタリングされた
出力信号63として通過される。
【0020】フィルタリングされた出力信号63を、ア
ナログーデジタル(「A/D」)変換器64に供給す
る。この例示的な実施形態において、A/D変換器64
は制御装置24の内部(たとえばマイクロコンピュータ
のA/D入力)に配置されているが、代替的に制御装置
の外部に配置することもできる。A/D変換器64は、
フィルタリングされた衝突加速度信号63をデジタル信
号に変換する。A/D変換器64の出力は、他のHPF
/LPFフィルタ機能66を用いてフィルタリングされ
る。フィルタ機能66はフィルタ値を有し、この値は小
さなドリフトおよびオフセットを排除する目的ととも
に、さらに車両衝突事象を判別するのに有用でない外部
からの信号雑音を低減するために、実験により決定され
る。本発明の、マイクロコンピュータの実施形態では、
たとえば、フィルタ機能66をマイクロコンピュータ内
で、デジタル構成で実現している。フィルタ機能66
は、フィルタリングされた加速度信号63を加算機能7
2の正の入力70に出力する。
【0021】上記のように、制御装置24は、乗員ばね
質量モデルを用いて衝突加速度信号60を処理する。ば
ね質量モデルは、ばね力および粘性減衰のために調節さ
れた調節衝突加速度信号を供給する。特に、ばね質量モ
デルを用いて、加算機能72からの出力である、調節さ
れた衝突加速度信号74を供給する。調節された加速度
信号74を用いて、各車両シートに付随した乗員保護装
置のそれぞれについて展開衝突事象と非展開衝突事象と
を判別する。車両が前方から後方に向かう(front-to-r
ear)成分(たとえば、前部衝撃状態または後部衝撃状
態)を有する方向から衝突状態を被る場合、その結果も
たらされる、車両が受ける衝突加速度は、乗員ばね質量
モデルに初期パルスを与える駆動関数であると見なされ
る。変位の関数であるばね力は、シートおよびシートベ
ルトシステムに起因して乗員にかかる力である。決定さ
れた速度および決定された変位の双方の関数である減衰
力は、シートベルトシステムに起因して乗員にかかる摩
擦効果を与える力である。すなわち、車両衝突状態中の
乗員の荷重により伸びるシートベルトに起因する摩擦
が、減衰力を規定する。本発明で使用されるばね質量モ
デルの例示的な記載は、Foo等による米国特許第5,
935,182号に見られ、この特許はTRW社に譲渡
されている。
【0022】速度値対変位値は、4つの象限I、II、
IIIおよびIVに分割される。各象限は、変位および
速度の異なる範囲に対応する。たとえば、象限Iは、仮
想乗員変位値および速度値が双方ともゼロよりも大きい
か、またはゼロに等しい場合に用いられる。象限Iの傾
き(スロープ)は、たとえば、約1〜約12Hzの範囲
である。象限IIは、仮想乗員変位値がゼロよりも小さ
いものとして決定される場合に、かつ仮想乗員速度値が
ゼロよりも大きいか、またはゼロに等しい場合に、用い
られる。象限IIIは、仮想乗員変位値および速度値が
双方ともゼロよりも小さい場合の状態において用いられ
る。象限IVは、仮想乗員変位値がゼロよりも大きい
か、またはゼロに等しい場合の、かつ仮想乗員速度値が
ゼロよりも小さい場合の状態において用いられる。
【0023】図3を参照すると、ばね力の一般値は、ば
ね質量モデルのばね部分についての変位の関数として示
される。例示的な実施形態では、ばね力が変位に対して
線形に変化することを示している。シートベルトが締め
られた状態および締められていない状態の双方につい
て、ばね力値対変位値の単一セットが示されるが、2つ
の異なるばね力値(すなわち、シートベルトを締めた乗
員についてのばね力値、およびシートベルトを締めてい
ない乗員についてのばね力値)を用いることが可能であ
る。ばね力値対変位値は、異なる範囲の変位および速度
に対応する4つの象限I、II、IIIおよびIVに分
割される。特に、各象限は、仮想乗員変位の符号(たと
えば正または負)、および仮想乗員速度の符号により画
定される。象限のそれぞれの可変ばね力は、各象限のス
プリングレート(ばね率)に対応する傾きを有する。
【0024】たとえば、象限Iについての傾き(たとえ
ば、ばね率)は、約1〜約12Hzの範囲である。象限
IVについての傾きは、象限Iについての傾きよりも大
きいか、またはそれに等しい。象限IIについての傾き
は、象限IIIについての傾きよりも大きいか、または
それに等しいように選択される。各象限の傾きを含む、
各象限についての特定のばね力は、特定の車両プラット
ホーム向けに、実験的試験にもとづいて決定される。ば
ね力値は、たとえば、付随したシートベルトシステムお
よび車両シート自体から車両乗員にかかる動的な力を考
慮して決定される。
【0025】図4を参照すると、速度の関数としての減
衰力の一般値は、図3の4つの異なる象限に対応して示
されている。したがって、減衰値は、決定された速度値
および決定された変位値の双方に関数的に関係する。本
発明の一実施形態によれば、同一の減衰力値を、シート
ベルトを締めた状態および締めていない状態の双方に用
いる。勿論、シートベルトを締めた状態および締めてい
ない状態についての異なる減衰値を、所望の衝突判別を
達成するために使用することができる。減衰力値はま
た、付随した車両シートの構成に応じて変わりうる。
【0026】図4の例示的な実施形態では、減衰力は、
個々の象限のそれぞれにおいて、決定された仮想乗員速
度の関数として線形に変化することが示される。各象限
についての減衰力関数の傾きは、個々の象限についての
減衰率に対応する。上述したように、象限は、決定され
た変位値および速度値の符号にもとづいて選択される。
象限のそれぞれにおいて、たとえば、傾きは約1.4〜
約1.8の範囲である。
【0027】図2に戻って、制御装置24は、決定され
た速度象限について、決定された変位の関数として加算
機能72の負の入力78にばね力値を出力するばね力機
能76(図3参照)を含む。減衰機能80は、決定され
た変位象限について、決定された速度の関数として加算
機能72の負の入力82に減衰値(図4参照)を出力す
る。加算機能72の出力74は、車両乗員の加速度をよ
り精密に示すために、乗員ばね質量モデルに応答して修
正された「調節加速度信号」を供給する。
【0028】ばね力機能76の特定の値および減衰機能
80の値は、特定の車両プラットフォーム向けに、所望
の衝突判別を与えるために実験により決定され、この判
別では、乗員重量センサおよび/または他の感知された
乗員特性から感知した際の、たとえば乗員重量などの他
のパラメータを組み込んでもよい。はじめに、ばね力機
能76の値および粘性減衰機能80の値はゼロに設定さ
れる。これらの値は、調整された加速度信号74からの
衝突変位値および衝突加速度値の連続した決定に応答し
て変化する。
【0029】調整加速度信号74は、積分機能88の入
力86に供給される。積分機能88は、調整された加速
度信号74を時間に関して積分することによって決定さ
れた衝突速度値を表す値である、出力信号90に供給す
る。速度値90を、本明細書では、調整された加速度信
号74から生ずる「仮想乗員速度」と呼ぶ。
【0030】仮想乗員速度値90は、第2の積分機能9
4の入力92、および粘性減衰機能80の入力96に印
加される。第2の積分器94の出力98は、調節された
加速度信号74にもとづく衝突変位値である。衝突変位
値98を、本明細書では、調整された加速度信号74か
ら生ずる「仮想乗員変位」と呼ぶ。
【0031】変位値98は、ばね力機能76の入力10
0、および粘性減衰機能80の入力102に印加され
る。本発明の例示的な実施形態では、変位の関数である
ばね力値、および特定の変位範囲についての速度の関数
である粘性減衰値を、ルックアップテーブルに格納して
もよく、または計算してもよい。本発明のアナログの実
施形態では、従来の回路ネットワーク技術を用い、所望
の伝達特性を有する機能ブロックを製作してもよい。
【0032】仮想乗員変位値98は、変位指標付け(イ
ンデックス:index)機能104(D INDEX)へ
の出力である。インデックス機能104は、変位値98
を変位値の複数の可能性のある離散範囲のうちの1つに
分類し、指数化変位値105を変位値98の関数として
提供する。指数化変位値105を用いて、機能106お
よび108を決定するしきい値の可変しきい値を、変位
値98が当てはまる特定の変位範囲の関数として示す。
【0033】図2に示す例示的な実施形態では、AHR
しきい値決定機能(「AHR_THRESHOLD_V
D」)106は、AHR44の作動が望まれる、後部衝
撃の車両衝突事象を判別するために使用される可変しき
い値に対応する。AHRしきい値機能106は、車両乗
員の仮想乗員変位値98の関数として、インデックス機
能104に起因する、たとえば階段状に変化するしきい
値110を提供する。しきい値110と変位値98との
関数的な関係は、所望の衝突判別を達成するように、た
とえば、特定の車両プラットホーム向けに実験により決
定される。本実施形態では、AHRしきい値機能106
の値は、実験方法を通してシートベルトを締めていない
車両乗員について決定され、AHR44の作動を制御す
るよう意図される。AHRしきい値は、非展開後部衝撃
の衝突事象での展開を防止するよう十分に高く設定され
なければならない。以下に記載するように、非展開衝突
事象での、AHRの展開を防止するのを助けるための他
の手段が提供される。
【0034】仮想乗員速度値90を、比較機能112の
入力端子の一方に供給する。AHRしきい値機能106
の出力値110を比較器112の入力端子の他方に供給
する。比較器112は、乗員の仮想速度値90が変位依
存しきい値110よりも小さいか否かを判断する。その
判断が肯定の場合には、デジタルHIGH(すなわち真
(TRUE)状態)が、ラッチ機能116のSET入力
(「S」)に出力される。ラッチ機能116は、HIG
HすなわちTRUE状態をラッチ機能116の出力にお
いてラッチする。
【0035】インデックス機能104の出力値105は
また、前部しきい値決定機能108(「FRONT_T
HRESHOLD_VD」)に供給される。前部しきい
値決定機能108は、決定された変位値98の関数とし
て階段状に変化する(インデックス機能104による)
相対速度しきい値を提供するAHRしきい値決定機能1
06と同様である。さらに、前部しきい値決定機能10
8の間の関数的関係は、前部車両の衝突事象に関する所
望の衝突判別を達成するために、特定の車両プラットホ
ーム向けに実験により決定される。
【0036】図5は、AHRしきい値機能106(「T
HRESHOLD 106」で示される)から出力され
たしきい値、および前部しきい値108(「THRES
HOLD 108」で示される)から出力されたしきい
値の例を概念的に示す描いているグラフである。X軸
は、決定された乗員変位を示すD INDEX機能10
4によって提供された変位指標値に対応する。図示のよ
うに、しきい値機能106および108のそれぞれの値
は、決定された変位値98に応答して変位指標値105
の関数として変化する。ゼロから右への変位は前部衝突
に起因する。ゼロから左への変位は後部衝突に起因す
る。
【0037】図2に戻って参照すると、前部しきい値決
定機能108の出力118は、比較機能120の一方の
入力に供給される。比較機能120は、仮想乗員速度値
90に接続された他方の入力を含む。比較器120は、
速度値90が変位依存可変しきい値118よりも大きい
場合に、HIGH(すなわちTRUE状態)出力を供給
する。比較器120の出力は、ラッチ機能122のSE
T入力(「S」)に接続される。ラッチ機能122は、
HIGHすなわちTRUE状態の存在をラッチ機能12
2の出力でラッチする。
【0038】ラッチ機能116、122のそれぞれは、
積分器94の仮想乗員変位出力98を受けるために接続
された、付随したRESET入力(「R」)を有する。
たとえば、仮想乗員変位値98の値が、所定値より低下
する(たとえば、車両内の加速度計の配向(orientatio
n)に対して前方乗員変位に対応する)場合、ラッチ1
22がリセットされる。同様に、仮想乗員変位値98
が、所定値よりも増加する(たとえば、車両内の加速度
計の配向に対して後方乗員変位に相当する)場合、ラッ
チ116がリセットされる。ラッチ116および122
がリセットされると、それらのラッチは、それぞれの出
力でデジタルLOW(すなわち、NOTTRUE状態)
を提供する。制御装置24のマイクロコンピュータによ
る実施形態では、たとえば決定された変位の関数として
リセットされる点を含め、ラッチ機能116および12
2をメモリに格納されるソフトウェアとして実装する。
【0039】ラッチ116の出力は、AND機能126
の入力に接続される。ラッチ122の出力は、別のAN
D機能128の入力に接続される。
【0040】AND機能126の別の入力を後部安全化
機能130に接続する。後部安全化機能130は、たと
えば1つまたは複数の後部衝突領域センサ26、28お
よび/またはその他のセンサ36(図1)などの、後部
安全化センサ131から信号を受信する。AND機能1
26の別の入力を、粗面道路不感測定基準(rough road
immunity metric)132に接続する。
【0041】粗面道路不感測定基準132は、仮想乗員
変位値98または仮想乗員速度値90が所定のしきい値
よりも小さいか否かを判断する。特に、仮想乗員変位値
98は、比較機能134の入力に与えられる。比較機能
134の他の入力は、後部変位しきい値機能136
(「Threshold_DR」)に起因する値を受け
取る。比較器134は、変位値98が後部変位しきい値
機能136の値よりも小さいか否かを判断する。比較機
能134は、決定された変位値98がしきい値よりも小
さい場合に、論理HIGH出力を与える。比較機能13
4は、OR機能138の出力にその出力値を与える。後
部変位しきい値関数136を、図5において「THRE
SHOLD_DR136」で示す。
【0042】粗面道路不感測定基準132の別の特徴で
は、仮想乗員速度値90を別の比較機能140の入力に
供給することを含む。後部速度しきい値関数142
(「THRESHOLD_VR」)は、その出力を比較
機能140の別の入力に与える。比較器140は、乗員
速度値90をしきい値142と比較し、その旨を示す出
力信号を供給する。特に、仮想乗員速度値90が、後部
速度しきい値関数142の値よりも小さい場合には、比
較器140は、その出力でデジタルHIGH(すなわち
TRUE状態)を与える。比較機能140の出力は、O
R機能138の別の入力端子に与えられる。AHR44
の作動を可能とするために、しきい値136および14
2を、最小限の変位値または最小限の速度値のうちの少
なくともどちらかを要求するために選択する。OR機能
138は、かかる最小限の判定基準が見合うか否かを示
すAND機能126の別の入力に出力信号を供給する。
後部速度しきい値関数142の例は、図5において「T
HRESHOLD_VR142」に示されている。
【0043】AND機能126は、3つ全ての入力がT
RUEである場合にのみ、デジタルTRUE出力を供給
する。特に、後部安全化機能130は、TRUE出力
(すなわち別のセンサ131によって後部衝撃の発生を
変化させる)を供給しなければならない。さらに、OR
機能138は、最小限の変位値または速度値の少なくと
もどちらかが決定されたことを示して、TRUE出力を
AND機能126に供給しなければならない。このよう
にして、後部安全化センサ130および粗面道路不感測
定基準132は、比較機能112がTRUE出力信号を
供給する場合であっても、非展開衝突事象における、A
HR44の作動を防止するのを助ける。
【0044】非展開前部衝突において前部エアバック4
6の作動を防止するのを助けるために、前部安全化機能
150をAND機能128の入力に接続する。前部安全
化機能150は、たとえば1つまたは複数の前部衝突領
域センサ30〜34および/またはその他のセンサ36
(図1)などの、前部安全化センサ151から信号を受
ける。AND機能128の別の入力を、粗面道路不感測
定基準152に接続する。
【0045】粗面道路不感測定基準152は、上述した
後部粗面道路不感測定基準132と同様である。簡略に
述べると、粗面道路不感測定基準152は、仮想乗員変
位値98が前部変位しきい値機能156(「Thres
hold_DF」)の値よりも大きいか否かを判定する
比較機能154を含む。比較器154は、その比較にも
とづいて、論理出力値をOR機能158の入力に供給す
る。粗面道路不感測定基準152の別の態様では、仮想
乗員速度値90が前部速度しきい値関数162(「Th
reshold_VF」)によってもたらされる値より
も大きいか否かを判断する比較機能160を含む。比較
器160は、乗員速度値90と前部速度しきい値関数1
62の値との比較にもとづいて、デジタル信号(すなわ
ちTRUEまたは偽(FALSE))をOR機能158
の別の入力に供給する。前部変位しきい値156および
前部速度しきい値162の例を図5において、それぞれ
「THRESHOLD_DF156」および「THRE
SHOLD_VF162」で示す。
【0046】説明の目的のために、後部安全化機能13
0の出力がHIGH(すなわち後部衝撃の衝突事象を検
出する後部安全化センサ131に応答する)であり、か
つ(i)仮想乗員変位値98が後部変位しきい値136
よりも小さいと判断されるか、または(ii)仮想乗員
速度値90が後部速度しきい値142よりも小さいと判
断されると仮定すると、仮想乗員速度値90がまた、し
きい値110よりも小さい場合には、AND機能126
の出力はHIGHとなる。これにより、TTF_AHR
機能166でのTRUE状態が確立される。TTF_A
HR機能166は、点火制御装置168へのAND機能
126の出力をラッチする。点火制御装置168は、A
HR44、およびTTF_AHR機能166の値に応答
してその作動を制御する付随したシートベルトプレテン
ションナ52のうちの少なくとも1つに接続される。
【0047】同様に、AND機能128の出力をTTF
_FRONT機能170に供給する。説明の目的のため
に、前部安全化機能150の出力がHIGH(すなわち
前部車両の衝突事象を検出する前部安全化センサに応答
する)であり、かつ(i)仮想乗員変位値98が前部変
位しきい値156よりも大きいと判断されるか、または
(ii)仮想乗員速度値90が前部速度しきい値162
よりも大きいと判断されると仮定すると、仮想乗員速度
値90がまた、前部しきい値118よりも大きい場合に
は、AND機能128の出力はHIGHとなる。これに
より、TTF_FRONT機能170でのTRUE状態
が確立される。TTF_FRONT関数170の値を、
前部エアバック46および付随したシートベルトプレテ
ンショナ52のうちの少なくとも1つの作動を制御する
点火制御装置168に与える。
【0048】車両シートに付随したバックルスイッチ3
8(たとえば図1の42)は、シートベルトプレテンシ
ョナ52の作動を制御する点火制御装置168に、バッ
クルスイッチ信号を供給する。バックルスイッチ信号が
シートベルトを締めた状態を示す値を有する場合に、か
つTTF_AHR機能166またはTTF_FRONT
機能170のいずれかが点火制御装置にデジタルTRU
E状態を与える場合に、点火制御装置168はシートベ
ルトプレテンショナ52を作動する。したがって、シー
トベルトプレテンショナ52を、前部車両の衝突事象ま
たは後部衝撃の衝突事象の発生中に作動してもよい。
【0049】簡潔にする目的のために、図2の例示的な
実施形態は、TTF決定170に応答して作動する単一
段階式前部エアバック(single stage frontal airbag
)46について記載したが、本発明は、また、多重段
階式エアバックの使用も意図している。多重段階式エア
バック装置のための制御アルゴリズムの例は、米国特許
出願第09/108,819号において開示されてい
る。本発明によれば、他の制御アルゴリズムもまた、単
一または多重段階式の車両用乗員保護装置を制御するた
めに用いられる。
【0050】図6は、AHR44が作動した際の後部衝
撃の車両衝突事象の例を示す。後部AHRしきい値(た
とえば図2のAHR THRESHOLD_VD10
6)を200で示す。上記のように、AHRしきい値2
00は、たとえば、図2に示すように変位インデックス
機能104の離散値105によってもたらされる乗員変
位に関数的に関係している。この車両衝突状態について
の仮想乗員速度値(たとえば図2の90)対指数化変位
値は、202における点によって示されている。仮想乗
員速度202は約0で始まって、車両内の加速度計の配
向により低減する。速度値202は点204でしきい値
200と交差し、点204は、−V1の決定された速度
値および−D1の決定された変位値に相当する。
【0051】図6はまた、後部粗面道路不感測定基準
(たとえば図1の132)の双方の状態が満たされるこ
とを示す。特に、仮想乗員速度値202によって規定さ
れる、決定された乗員変位値は、点208で後部変位し
きい値206(たとえば図2のTHRESHOLD_D
R136)と交差する。決定された速度202は、減少
を続け、点212で後部速度しきい値210(たとえば
図1のTHRESHOLD_VR142)と交差する。
後部安全化機能(たとえば図1の130)がデジタルT
RUE出力値を供給するならば、TTF_AHR機能は
点火制御装置にTRUE状態を伝達して、点204でし
きい値200と交差した際に、AHR44を作動する。
乗員がシートベルトを締めていることをバックルスイッ
チ38が示す場合には、シートベルトプレテンショナ5
2もまた、この状況において作動する。
【0052】図7は、展開衝突状態の場合の前部車両の
衝突事象の例を示す。前部可変しきい値(たとえば、図
2のFRONT_THRESHOLD_VD108から
の出力値118)を220で示す。上記のように、前部
可変しきい値220は、乗員変位の指数化値に関数的に
関係した値を有し、その値は、調節された衝突加速度値
にもとづいて決定される。図7において、速度222
(たとえば、図2のTHRESHOLD_VF162)
についての粗面道路不感しきい値、および変位224に
ついての抵抗しきい値(たとえば、図2のTHRESH
OLD_DF156)も示す。前部車両の衝突事象の発
生中における仮想速度値対指数化変位を、226におい
て点で表す。仮想乗員変位値および仮想乗員速度値の双
方は、調節された衝突加速度にもとづいて決定される。
図6に示される後部衝撃の衝突事象について決定された
仮想速度値に対比して、決定された仮想速度226は0
で始まって増加する(すなわち、車両内の加速度計の配
向に対して正の方向にある)。決定された仮想速度値2
26は点228における変位しきい値224と交差し、
増加し続けて点232において速度しきい値222と交
差する。上述のように、しきい値224、もしくは点2
30のいずれかと交差することにより、車両が通常の粗
面道路状態よりも粗い(起伏が大きい)状況にあること
を示すのに十分である。次に、決定された仮想速度値2
26が、点232から増加して、点234において前部
可変しきい値220と交差し、この点は、D2の仮想乗
員変位値およびV2の仮想乗員速度値に相当する。前部
安全化機能(たとえば図2の150)が前部車両衝突事
象を検出したならば、少なくとも前部エアバック46が
作動される。次に、TTF_FRONT機能(たとえ
ば、図2の170)が、少なくとも前部エアバック46
の作動を制御する火災制御装置にTRUE状態を与え
る。点火制御装置168がバックルスイッチ38から、
シートベルトを締めた車両乗員の状態を示す信号を受信
する場合、シートベルトプレテンショナ52もまた、こ
の状況において作動する。
【0053】図2の例示的な実施形態を、運転者側車両
シート42および付随した乗員保護装置44、46、5
2に関して記載してきたが、同様のアルゴリズムを用い
て、乗員側車両用乗員保護装置48、50、54の作動
を制御する。他のセンサを設けて、乗員保護装置の作動
を制御するのを助けてもよい。たとえば、1つまたは複
数の乗員状態センサ(たとえば乗員存在センサ、重量セ
ンサ、および乗員位置センサなど)を本発明によるシス
テムにより使用して、それによって感知した状態にもと
づいて、付随した乗員保護装置を作動可能または作動不
可能にしてもよい。多重段階式の膨張可能な乗員保護装
置を使用するこのような状況においても、そのような他
の乗員状態センサを使用して保護装置の作動を制御して
もよい。
【0054】本発明の上記記載から、当業者には、改
良、変更、および改変を認められよう。当分野内のかか
る改良、変更、および改変は、特許請求の範囲により包
含されることが意図されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、乗員保護システムを備える車両
の概略的なブロック図である。
【図2】図1のシステムの一部をより詳細に示した機能
ブロック図である。
【図3】本発明のばね質量モデルを用いる使用のため
の、乗員変位の関数として車両乗員のばね力を示すグラ
フである。
【図4】本発明のばね質量モデルを用いる使用のため
の、乗員速度の関数としての車両乗員の減衰力を示すグ
ラフである。
【図5】(車両座標系に対して)Y軸上にある乗員衝突
速度と(車両座標系に対して)X軸上にある乗員衝突変
位との値を有する、図2のシステムの例示的な実施形態
で用いられるしきい値を示すグラフである。
【図6】後部衝撃の車両衝突事象の例を示す、決定され
た乗員衝突速度対乗員衝突変位を示すグラフである。
【図7】前部衝撃の車両衝突事象の例を示す、決定され
た乗員衝突速度対乗員衝突変位を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フアーン−ファーン・イェー アメリカ合衆国ミシガン州48375,ノヴィ, ラデン・レイン 40172 Fターム(参考) 3D054 AA02 AA03 AA13 AA14 EE10 EE13 EE14 EE19 EE21 EE34 EE36

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動可能な乗員保護装置を制御するシス
    テムであって、 作動したとき、車両シートの乗員を保護するのを助け
    る、作動可能なヘッドレスト装置と、 車両の衝突状態を感知し、該感知された車両状態を示す
    電気特性を有する衝突センサ信号を提供するよう動作す
    る衝突センサと、 前記作動可能なヘッドレスト装置および前記衝突センサ
    に連結される制御装置であって、前記衝突センサ信号に
    もとづいて、衝突速度値および衝突変位値を決定し、該
    決定された衝突変位値に関数的に関係したしきい値を有
    し、該しきい値に関連する前記決定された衝突速度値に
    応答して前記作動可能なヘッドレスト装置の作動を制御
    する制御装置と、を備えるシステム。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、前記しきい値と交差す
    る前記決定された衝突速度値に応答して、前記作動可能
    なヘッドレスト装置の作動を制御する請求項1に記載の
    システム。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記しきい値よりも小
    さい前記決定された衝突速度値に応答して、前記作動可
    能なヘッドレスト装置の作動を制御する請求項2に記載
    のシステム。
  4. 【請求項4】 前記衝突センサは、車両衝突加速度を感
    知し、該感知された車両衝突加速度を示す電気特性を有
    する衝突加速度信号を供給する加速度センサであって、
    前記衝突速度値および前記衝突変位値のそれぞれは、前
    記衝突加速度信号の関数として決定される請求項2に記
    載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記システムは、車両シートに付随した
    作動可能なシートベルトプレテンション装置と、乗員が
    該車両シートに対してベルトを締めているか、または締
    めていないかを感知し、そのことを示すシートベルトセ
    ンサ信号を供給するシートベルト状態センサとをさらに
    備え、前記制御装置は、(i)前記しきい値と交差する
    前記決定された衝突速度値、および(ii)ベルトを締
    めた乗員状態を示す前記シートベルトセンサ信号、に応
    答して、前記シートベルトプレテンション装置の作動を
    制御する請求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 作動可能な前部乗員保護装置をさらに備
    え、前記しきい値は、前記決定された衝突変位値に関数
    的に関係した第1のしきい値であり、前記制御装置は、
    前記決定された衝突変位値に関数的に関係した第2のし
    きい値を有し、該第2のしきい値と交差する前記決定さ
    れた衝突速度値に応答して、前記前部乗員保護装置の作
    動を制御する請求項4に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記制御装置は、前記第1のしきい値よ
    りも小さい前記決定された衝突速度に応答して、前記作
    動可能なヘッドレスト装置の作動を制御し、前記第2の
    しきい値よりも大きい前記決定された衝突速度値に応答
    して、前記前部乗員保護装置の作動を制御する請求項6
    に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 車両衝突事象を検出し、該車両衝突事象
    の検出に応答して安全化信号を供給するよう動作する安
    全化センサをさらに備え、前記制御装置は、(i)前記
    しきい値と交差する前記決定された衝突速度値、および
    (ii)車両衝突事象を示す前記安全化信号、に応答し
    て、前記作動可能なヘッドレスト装置の作動を制御する
    請求項4に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記安全化センサは、前記車両の後部位
    置に配置された衝突領域センサであり、後部衝突状態発
    生中に、比較的早期に衝突加速度を受けるようになって
    おり、前記衝突領域センサは、そのことを示す衝突領域
    信号を供給する請求項8に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記制御装置は、前記作動可能なヘッ
    ドレスト装置の作動を行うために、(i)速度しきい値
    よりも小さい前記決定された衝突速度値、および(i
    i)変位しきい値よりも小さい前記決定された衝突変位
    値、のうちの少なくとも1つをさらに要求する請求項8
    に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記制御装置は、乗員ばね質量モデル
    を用いて前記加速度信号を処理して、調節された衝突加
    速度信号を供給する処理手段を備え、該調節された衝突
    加速度信号に基づいて、前記衝突速度値を決定する請求
    項4に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記処理手段は、ばね力項と、前記ば
    ね質量モデルの粘性減衰項とによって前記加速度信号の
    値を調節する手段をさらに備える請求項11に記載のシ
    ステム。
  13. 【請求項13】 車両衝突事象発生中に、車両乗員の保
    護を助力する方法であって、該方法は、 車両衝突加速度を感知するステップと、 該感知された衝突加速度の関数として衝突速度値を決定
    するステップと、 前記感知された衝突加速度の関数として衝突変位値を決
    定するステップと、 乗員の衝突変位に関数的に関係した値を有するしきい値
    を提供するステップと、 該しきい値に関連した前記決定された衝突速度値に応答
    して、車両シートに付随した作動可能なヘッドレスト装
    置の作動を制御するステップと、を含む方法。
  14. 【請求項14】 前記制御するステップは、前記しきい
    値と交差する前記決定された衝突速度値に応答して、前
    記作動可能なヘッドレスト装置の作動を制御するステッ
    プをさらに含む請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記制御するステップは、前記しきい
    値よりも小さい前記決定された衝突速度値に応答して、
    前記作動可能なヘッドレスト装置の作動を制御するステ
    ップをさらに含む請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記車両シートに付随した作動可能な
    シートベルトプレテンション装置を提供するステップ
    と、 乗員が前記車両シートに対してベルトを締めているか、
    または締めていないかを感知するステップと、 (i)前記衝突速度値が前記しきい値よりも小さいと判
    断すること、および(ii)車両乗員が車両シートに対
    してベルトを締めていることを感知することに応答し
    て、前記シートベルトプレテンション装置の作動を制御
    するステップと、をさらに含む請求項15に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 前記しきい値は後部しきい値であり、
    前記方法は、前記決定された衝突変位値に関数的に関係
    した前部しきい値を提供するステップと、該前部しきい
    値と交差する前記決定された衝突速度値に応答して、前
    記車両シートに付随した前部乗員保護装置の作動を制御
    するステップと、をさらに含む請求項14に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 前記後部しきい値よりも小さい前記決
    定された衝突速度値に応答して、前記作動可能なヘッド
    レスト装置の作動を制御するステップと、前記前部しき
    い値よりも大きい前記決定された衝突速度値に応答し
    て、前記前部乗員保護装置の作動を制御するステップ
    と、をさらに含む請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記車両衝突事象を検出する安全化セ
    ンサに応答して、安全化信号を供給するステップをさら
    に含み、前記作動可能なヘッドレスト装置の作動を制御
    するステップは、(i)前記衝突速度値が前記しきい値
    よりも小さいこと、および(ii)前記安全化信号が車
    両衝突事象を示していることを判定することに応答し
    て、前記作動可能なヘッドレスト装置の作動を制御する
    ステップをさらに含む請求項14に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記作動可能なヘッドレスト装置の作
    動を制御するステップは、(i)速度しきい値よりも小
    さい前記速度値、および(ii)変位しきい値よりも小
    さい前記衝突変位値、のうちの少なくとも1つを決定す
    ることにさらに依存する請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 乗員ばね質量モデルを用いて前記加速
    度信号を処理して、調節された衝突加速度信号を供給す
    るステップをさらに含み、前記衝突速度値および前記衝
    突変位値は、前記調節された衝突加速度信号にもとづい
    て決定される請求項13に記載の方法。
  22. 【請求項22】 ばね力項と、前記ばね質量モデルの粘
    性減衰項とによって加速度信号の値を調節するステップ
    をさらに含む請求項21に記載の方法。
JP2001184532A 2000-07-12 2001-06-19 作動可能な乗員保護装置を制御するためのシステムおよび方法 Pending JP2002046571A (ja)

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