JP2002046501A - 自動車の走行制御装置 - Google Patents

自動車の走行制御装置

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JP2002046501A JP2001178448A JP2001178448A JP2002046501A JP 2002046501 A JP2002046501 A JP 2002046501A JP 2001178448 A JP2001178448 A JP 2001178448A JP 2001178448 A JP2001178448 A JP 2001178448A JP 2002046501 A JP2002046501 A JP 2002046501A
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Koji Kuroda
浩司 黒田
Mitsuo Kayano
光男 萱野
Kozo Nakamura
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】距離測定装置で検知可能な複数の先行車両を表
示装置に明示し、追従走行制御開始時にはこれら車両中
から運転者が選択することで追従目標車を決定し、ま
た、追従目標車両が適当でない場合には他の先行車両を
指示することで容易に追従目標車両を変更することがで
きる追従走行制御システムを提供する。 【解決手段】距離測定装置101、撮像装置102、ク
ルーズコントローラ103、表示装置111、および、
操作指令入力装置113を備える追従走行制御システム
において、距離測定装置101のデータと撮像装置10
2による撮像画像とを合成して、クルーズコントロール
動作時において追従することができる走行車両に関する
情報を表示すると共に、操作指令入力装置113からの
指令に応じて選択された追従目標車両を決定する追従目
標車両決定装置110を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の速度制御
に係るもので、特に車速あるいは車間距離を一定に保ち
ながら目標車両を追従して走行するためのクルーズコン
トロール制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平4−214937号公報に開示さ
れているように、従来の車両用追従走行制御装置は、イ
メージセンサと画像表示装置とウィンドウ設定部と画像
追尾指示スイッチとを備えている。運転者が追従走行を
欲した場合には、運転者がウィンドウ設定部を操作し
て、画像追尾ウィンドウを設定し、引き続いて画像追尾
指示スイッチを投入すると自車両と先行車両との車間距
離を計測しながら追従走行を行う。
【0003】また、特開平6−255399号公報に開
示されているように、車両の表示装置に於いては、自車
の進行方向の推定と進行方向の前方車両の検出を行い、
追従式オートクルーズ制御時には自車が追従すべき前方
車両を自動的に決定して、フロントガラス上に前方車両
と重なる位置にマークを表示し、追従走行を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平4−214
937号公報に例示されている従来技術で問題になるの
は、運転操作中、すなわち追従走行が開始されていない
状況で運転者が画像表示装置を見続ける必要が有り、安
全に車両用追従走行制御装置を操作しているとは言い難
い。
【0005】一方、上記特開平6−255399号公報
に例示されている従来技術では、自動的に決定した追従
目標車両が適当でない場合、例えば隣のレーンを走行す
る先行車両を示した場合に、追従目標車両を変更しよう
とするには、一度オートクルーズを解除して再セットす
るか、もしくはそれ以降オートクルーズを使用せずに走
行する必要があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を鑑みて成
されたもので、追従走行可能な先行車両が複数ある場合
にはそれらを提示し、その中から運転者が追従目標とす
べき車両を選択することで、オートクルーズ時の追従目
標車両を決定できる走行制御装置を提供することを目的
とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、選択した追従
目標車両が適当でなく、かつ、他にも選択可能な走行車
両が表示されている場合には、他の先行車両を指示する
ことで、容易に追従目標車両を変更することができる走
行制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、自車両の前方に位置する物体との距離を測
定する距離測定部と、当該距離測定部により測定されて
いる追従すべき目標車両との車間距離を一定に保った状
態で走行するように自車両の駆動機構を制御するクルー
ズコントローラとを少なくとも備える走行制御装置にお
いて、1以上の追従可能な先行車両を運転者に提示する
提示手段と、前記提示された追従可能な先行車両のうち
の1つを前記追従目標車両として選択するための運転者
からの指示を受け付ける指示入力手段と、前記距離測定
装置が距離を測定した物体のうち、予め定めた条件に合
致した物体を前記追従可能な先行車両として特定し、こ
れら先行車両を提示するよう前記提示手段を制御すると
共に、前記指示入力手段が受け付けた指示に応じて選択
された車両を前記追従目標車両として動作するよう前記
クルーズコントローラを制御する追従目標車両決定手段
とを有する。
【0009】上記本発明において、前記追従目標車両決
定手段は、前記表示部に前記撮影手段による撮影画像を
表示させると共に、前記追従可能な先行車両を示すため
のマークの画像を生成し、当該マークを、前記表示部に
表示されている画像中の前記追従可能な先行車両の各々
が写っている撮影領域上に、それぞれ対応させて表示さ
せるように構成しても良い。
【0010】例えば、前記追従目標車両決定手段は、前
記選択された追従目標車両を示す、前記追従可能な先行
車両を示すためのマークとは識別可能なマークを生成
し、当該マークを、前記表示部に表示されている画像中
の前記追従目標車両が写っている画像領域上に対応させ
て表示させても良い。
【0011】また、前記追従目標車両決定手段が生成す
るマークとは、所定の形状を備えるマーク、シンボル、
文字、および、数字のうち少なくとも1種を用いて作成
されたものとしても良い。
【0012】また、前記追従目標車両決定手段は、前記
生成したマークを、当該マークのそれぞれに対応する車
両が写っている、前記表示部の表示画面上の画像領域上
に重ねて表示させても良い。
【0013】また、前記追従目標車両決定手段が生成す
るマークのうち、少なくとも前記追従目標車両を示すマ
ークの色は、その背景色と補色関係にあるように構成し
ても良い。
【0014】また、前記追従目標車両決定手段が生成す
るマークのうち、少なくとも前記追従目標車両を示すマ
ークは、当該マークの周りをかこむ囲み部分を有し、当
該マーク本体の色と当該囲み部分の色とは補色関係にあ
るように構成しても良い。
【0015】また、前記追従目標車両決定手段が生成す
るマークが数字である場合、前記選択された追従目標車
両に対応する数字を1としても良い。
【0016】また、上記本発明において、自車両の進行
方向先を撮影する撮像手段をさらに備え、前記提示手段
は2次元表示画面を有する表示部を備え、前記追従目標
車両決定手段は、前記距離測定部からのデータと前記撮
像手段からのデータとに基づいて、前記追従可能な先行
車両を示すための画像を少なくとも生成して前記表示部
に表示させるものであり、前記指示入力手段は、前記表
示部に示された追従可能な先行車両のうち1つを、前記
追従目標車両として選択するための指示を受け付ける構
成としても良い。
【0017】前記選択された追従目標車両は、例えば、
他の追従可能な先行車両と識別可能であるように異なる
色で表示される。
【0018】また、前記追従目標車両の色は、その背景
色と補色関係であるように表示されるようにしても良
い。
【0019】また、前記選択された追従目標車両は、他
の追従可能な先行車両と識別可能であるように点滅表示
されるようにしても良い。
【0020】また、上記本発明において、前記提示手段
は、前記距離測定手段によって取得される前記追従可能
な走行車両の各々と自車両との相対的位置関係に関する
情報を、各追従可能な走行車両毎に提示するための、複
数の表示部材を有するものであり、前記指示入力手段
は、前記情報が提示されている表示部材の1つを選択す
るための指示を受け付け、前記追従目標車両決定手段
は、前記指示入力手段により選択された1つの表示部材
に対応する追従可能な走行車両を、前記追従目標車両と
して選択する構成としても良い。
【0021】前記複数の表示部材の各々は、例えば、前
記距離測定手段により測定される先行車両と自車両との
相対角度の予め定めた角度範囲にそれぞれ対応して設け
られ、各角度範囲内に追従可能な車両が存在する場合に
点灯する発光部材を少なくとも含んで構成されるものと
する。
【0022】また、前記指示入力手段は、操作される毎
に、前記表示部材のうち前記発光部が発光している表示
部材を次々と選択するようにしても良い。
【0023】また、前記指示入力手段は、自車両に設け
られているのウィンカスイッチを兼用するようにしても
良い。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明による追従走行制御システ
ム(走行制御装置)の第1の実施形態を図面を参照して
説明する。
【0025】本実施形態の追従走行制御システムは、図
1に示すように、自車両の前方に位置する物体との距離
を測定する距離測定装置101と、自車両の前方を撮影
する撮像装置102と、車速または車間距離を一定に保
ちながら走行するよう自車両の駆動機構を制御する機能
を備えるクルーズコントローラ103と、入力された画
像やクルーズコントローラ103の内部情報および出力
指令値を表示する表示装置111と、当該システムに対
する操作指令を運転者が入力するための操作指令入力装
置113とを備える。
【0026】距離測定装置101は例えば電波レーダ装
置やレーザーレーダ装置により実現されるものであり、
撮像装置102は例えばCCDカメラで実現される。ま
た、操作指令入力装置113は、通常のスイッチ、表示
装置111上に設けられるタッチパネルや画像上にソフ
ト的に設けられる操作用ボタン、あるいは、音声コマン
ドを受け付けるマイクとその音声コマンドの解析装置等
により実現される。
【0027】本実施形態による走行制御システムは、さ
らに、本発明の特徴的構成の一つである追従目標車両決
定装置110を備える。追従目標車両決定装置110
は、運転者からの選択指令に応じて、クルーズコントロ
ーラ103が車間距離を一定に保ちながら走行させる制
御機能(以下では追従走行制御機能と呼ぶ)を動作させ
る場合の追従目標となる車両(以下では追従目標車両)
を決定するものである。
【0028】追従目標車両決定装置110は、例えば、
距離計測装置101および撮像装置102からのデータ
に応じて、追従可能な車両を提示するための画像等を生
成する画像生成部1103と、提示された追従可能な車
両のうちの一つを、操作指令入力装置113からの追従
すべき目標車両の選択に関する指令に応じて追従目標車
両として選択する車両選択部1101と、前記選択され
た車両を追従目標車両するようにクルーズコントローラ
103を制御する制御部1102とを有する。
【0029】ここで、追従可能な走行車両は、距離測定
装置101により距離が測定された物体のそれぞれにつ
いて、自車両との車間距離、相対速度、相対角度等に関
して予め設定された追従可能な走行車両が満足すべき条
件を満たすかどうかを判断することによって選択され
る。
【0030】また、追従可能な走行車両および追従目標
車両を表示する際には、両者の識別が容易に付くよう
に、距離測定装置101のデータと撮像装置102によ
る撮像画像とを合成して表示装置111に表示させる。
【0031】本実施形態においては、図1の表示装置1
11に示すように、撮像装置102が撮影した背景や先
行車両901a、902a等の画像に重畳して、追従可
能な車両を特定するためのマーク(本例では枠)90
1、902を表示する。さらに、追従走行時に追従すべ
き目標車両を示す枠901は、他の枠902との区別が
できるように、色を変えるなどして表示する。これら追
従可能な車両の提示方法や追従目標車両の表示方法につ
いては、以下で詳述する。
【0032】本実施形態による走行制御システムは、さ
らに、クルーズコントローラ103の指令値にそれぞれ
基づいて、スロットルを動作させるスロットルアクチュ
エータ105を制御するスロットルコントローラ104
と、変速機106の変速動作を制御する変速機コントロ
ーラ107と、ブレーキを動作させるブレーキアクチュ
エータ109を制御するブレーキコントローラ108と
を備える。
【0033】次に、本実施形態による追従走行制御シス
テムの動作のうち、追従走行制御の概略動作について、
図2の状態遷移図と図3の状態を変更する処理のフロー
チャートとを参照して説明する。
【0034】本実施形態の追従走行制御では車両の走行
状態を、通常走行201、車速一定制御202、および
追従走行制御203の3つ状態に分けている。通常走行
201の状態からクルーズコントロールがセットされる
と、図3の処理301により、車速を一定にした状態で
車両を走行させるよう制御する、車速一定制御202に
遷移する。また、処理302では、所定の条件に合致し
た追従可能な走行車両を運転者に提示する。
【0035】処理303において、車間距離D(t)が
自車速Voで決まる目標車間距離Dr(vo)より小さ
い追従目標車両を、前記提示された追従可能な走行車両
のうちの一つを選択することで運転者が指定したとき、
車速一定制御202の状態から追従走行制御203の状
態に遷移し、追従走行制御処理305を実行する。車間
距離D(t)が自車速で決まる目標車間距離Dr(v
o)より大きい場合には車速一定制御202の状態のま
まで、処理304を実行する。車速一定制御処理304
では、自車速度を運転者が決定した値になるようスロッ
トル開度を制御する計算を行う。
【0036】上記図3の追従走行制御処理305の内容
を図4、図5を使って説明する。
【0037】図4には追従目標車両と自車両との予測車
間距離Da、Dn、Ddを使った制御方式の概念図を示
す。いま、車間距離Dが目標車間距離Drの周りを振動
しており、追従目標車との目標車間距離Drに対して現
在の車間距離D(時刻=T1)であり、偏差はΔDとす
る。
【0038】本例では後述する処理で、現在(時刻=T
1)の時点で自車を加速した場合の時刻T2での車間距
離Daを、車両モデルを使って予測する。また、同様に
減速制御をした場合の時刻T2での車間距離Ddを、お
よび、そのまま走行した場合の時刻T2での車間距離D
nを予測する。予測値はそれぞれ図4の通りとなる。本
例では、これらの3つの予測値Da、Dn、Ddの中か
ら最も目標車間距離Drに近い値をとる処理を実行する
ことにより、走行制御を行なうものである。
【0039】本例の追従走行制御において、車両の速度
を制御するために出力されるスロットル指令信号を生成
ルーチンを、図5のフローチャートを参照して説明す
る。
【0040】最初、処理501では、距離測定装置10
1を用いて、前を走行する車両と自車との車間距離Dを
計測する。具体的な計測方法としては、例えば特開昭5
8−27678号公報に記載されているように、電波を
走行方向に放射し、帰ってきた反射波に重畳されている
ドップラ周波数から相対速度と車間距離を測定する電波
レーダや、特開昭58−203524号公報に記載され
ているように、レーザ光を出力し、反射光が帰ってくる
までの時間から車間距離を測定するパルス方式のレーザ
レーダを用いて計測する方法がある。
【0041】処理510では、車間距離Dが計測できた
か否かの判定を行う。正常に車間距離Dが計測されてい
れば処理502へ分岐する。計測に失敗している場合に
は処理511へ分岐し、前回の予測車間距離を車間距離
Dの値として使用する。
【0042】図6に前回の予測車間距離を車間距離Dの
値として使用する例を示す。時刻T1で、演算の結果、
減速信号を出力していた。時刻T2において車間距離D
を計測したが失敗した場合、その代わりとして時刻T1
で算出した予測車間距離Dd’を使って時刻T2+Tc
における予測車間距離Da、Dn、Ddを演算する。そ
して目標車間距離Drに最も近い予想車間距離Daとな
るよう、加速信号を出力する。ただし、予測車間距離D
d’は図4の車両モデルを使用して演算しているので、
図4に示す通り、計測に成功した場合の車間距離D(時
刻=T2)との間に誤差Deを持っている。
【0043】従って、連続して予測車間距離を用いるこ
とは、誤差を蓄積するので、好ましくない。予測車間距
離を連続して使用する回数は例えば3回までにしてお
く。車間距離Dの計測に3回以上連続して失敗した場合
には追従走行制御モード203を一時中止し、車間距離
Dの計測に成功するまで車速一定制御モード202で走
行する。
【0044】処理502は、パルス方式のレーダ装置を
用いる場合の、車間距離の測定しかできない場合にのみ
必要である。電波レーダ装置のようなCW方式のように
相対車速を計測可能であれば、処理502は省略して良
い。例えば1サンプル周期前の車間距離D’と現在の車
間距離Dとの差分を1サンプル周期で除算して相対速度
Vrを近似することができる。
【0045】処理503では、加速信号を出力した場合
の予想車間距離Daを演算する。予め持っている車両モ
デルに、加速度に相当する+αを入力し、時刻T2にお
ける車間距離Daを予測する。処理504では、減速信
号を出力した場合の将来の車間距離Ddを予測する。処
理503と同様にして、減速信号に相当する−αを入力
し演算を行う。処理505では、加減速信号を出力しな
かった場合に将来の車間距離Dnを予測する。
【0046】こうして得られた予測車間距離Da,D
n,Dbの中で、最も目標車間距離Drに近い値を持つ
ものを、処理506および処理507により探す。加速
信号を出力したときに予測車間距離Daが目標車間距離
Drに最も近い場合には処理506から処理508に、
それ以外では処理507に分岐する。処理508ではス
ロットル開度をΔθ開けるよう、スロットルコントロー
ラ104に信号を出力し終了する。
【0047】処理507では、減速信号を出力したとき
の予測車間距離Ddが目標車間距離Drに最も近い場合
に処理512へ分岐する。また、加減速が必要なく、現
状のスロットル開度を維持する場合はそのまま終了す
る。処理512では、予測車間距離Ddとオートクルー
ズを解除する車間距離Dcとの大小を比較し、Dc≦D
dであれば処理509へ、Dc>Ddであれば処理51
3に分岐する。処理509では、スロットル開度をΔθ
閉じるようスロットルコントローラ104に信号を出力
し終了する。
【0048】処理513ではスロットル開度を全閉(Δ
θmin)にするよう、スロットルコントローラ104
に信号を出力する。処理513に分岐する場合の予測車
間距離の一例を図7に示す。時刻T10における車間距
離D(時刻=T10)から、時刻T10+Tcにおける
予測車間距離Da、Dn、Ddを演算する。この例で
は、加速信号を出力すれば予測車間距離Daはゼロとな
り、先行車に追突する事を意味する。減速信号を出力し
ても予測車間距離Dd<Dcで非常に危険な車間距離の
ままである。このときにスロットル開度を全閉にするこ
とにより、強力なエンジンブレーキをかけて、減速をす
ることにより追突を防止する。スロットル開度を全閉に
する車間距離Dcは各車両ごとに設定される。
【0049】以上の説明の通りに動作する追従走行制御
に於いて、追従目標車両は運転者により選択される。本
実施形態では、追従目標車両決定装置110(図1参
照)により、追従可能車両の提示(図3の処理302)
が表示装置111を通して行なわれると共に、運転者に
よる操作指令入力装置113を介して選択操作に応じた
追従目標車の決定(図3の処理303)が行なわれる。
【0050】追従可能車両の提示方法の一例について図
8、図9を参照して説明する。
【0051】距離測定装置(以下ではレーダ装置と呼
ぶ)101から得られるデータは、当該レーダ装置10
1が走査探索する範囲内の、当該レーダ装置101を原
点とした距離D、相対速度Vrと角度θを一組とした複
数組のデータである。一般的に距離Dは0〜120mの
範囲であり、自車両に取り付けられるレーダ装置101
と撮像装置102との取付位置の違いによる距離は、距
離Dに比べ十分小さく、実質的には同じ場所と考えられ
る。よって、撮像装置102に備えられた、光電変換デ
バイス802及びこのデバイス802上に像を結ぶため
の光学部材(レンズ等)801と、先行車両803との
位置関係は、図8のようになる。本例では、先行車両8
03が、撮像装置102の光学部材801から距離D、
角度θの位置に存在するものとする。
【0052】先行車803の車幅W(通常は1.7〜
3.5m)は、撮像装置102に取り付けられている光
電変換デバイス802上には幅w’で投影される。w’
は以下の数1でWと関係付けられる。
【0053】w’=f×W/D ・・・(数1) ここで、fは光学部材801の焦点距離である。一方、
光電変換デバイス802の1画素分の大きさがx×y
(縦x,横y共に1〜20μm)であるとすると、w’
は画素数kに、以下の数2で換算される。
【0054】k=w’/y ・・・(数2) 本実施形態の追従目標車両決定装置110の制御部11
02および画像生成部1103は、図9に示すように、
上記画素数kを一辺とした正方形の枠901を、追従可
能な車両に対応するマークあるいはシンボルとして生成
し、表示装置111の表示画面111a上に表示させ
る。
【0055】なお、ここでは説明のために、この枠に対
応する追従可能な車両および追従すべき目標車両の撮影
画像を図示されていないが、実際に使用される場合には
図1に示すように撮影画像に重畳して枠が表示されるも
のとする。
【0056】正方形の枠901の中心は、それに対応す
る車両の位置を画面上で示すように、表示画面111a
上の(a/2+h,b/2)の位置に描く。ここでa、
bは表示画面111aの幅、高さであり、hは以下の数
3で計算される。
【0057】h=f×tanθ/y ・・・(数3) 同様にして、レーダ装置101から得られる複数組のデ
ータに対応する枠902が表示装置111に表示され
る。表示される各枠は、背景の道路や景色との識別が常
にできるように囲み部分を備えるもので、例えば3重構
造になっている。内枠904および外枠906の色は、
中枠905の色と補色関係にあるように着色されてお
り、運転者により容易に識別できるように構成されてい
る。
【0058】また、上記枠901、902を表示する代
わりに、図10に示すように、(a/2+h,b/2)
の位置に識別しやすい大きさの数字1011、1012
を表示しても良い。また、数字の代わりに文字やその他
のシンボルを用いてももちろん構わない。表示する数
字、文字、シンボル等のマークは、表示する位置の色の
補色とする。また、表示する数字あるいは文字等と背景
とが必ず補色関係となるように、表示する数字あるいは
文字等には囲み部分を設け、図10に示すように、数字
1001と囲み部分1002とは補色関係とする。
【0059】このように、先行車両に対応するマーク、
数字、文字やシンボルを、補色関係となる3重枠や囲み
文字とする事で、背景に関わらず良い視認性が確保され
る。
【0060】このように距離測定装置101からのデー
タを撮像装置102のデータに重ね合わせることによ
り、距離測定装置101の捉えたデータを表示装置11
1に直観的に表示することができる。
【0061】本実施形態では、上述したような方法で表
示された追従可能な車両の中から、追従すべき目標車両
を、運転者が、操作指令入力装置113を用いて選択す
る。操作指令入力装置113としては、例えば表示装置
111の表示画面111a上に設けられ、その表示画面
111aを透視できる、タッチパネル等のスイッチパネ
ル部材を具備するものとする。
【0062】例えば図9に示すようにレーダ装置101
で捉えられている捕捉物体が枠901、902囲まれて
いるような場合、運転者は、追従走行開始時すなわち図
2で車速一定制御状態202から追従走行状態203に
遷移する時に、表示されている枠901、902の中か
ら追従したい車両を指で指示することでタッチパネルの
所定位置のスイッチを動作させることにより、追従目標
車両を選択する。
【0063】追従目標車両決定装置110の車両選択部
1101は、指示されたスイッチパネル部材の座標から
運転者が指示した車両等を判別し、制御部1102は、
その判別された捕捉物体を、追従目標車両として追従走
行を開始するよう制御を行なう。
【0064】追従走行を開始した際には、例えば図9の
ように追従目標車を囲んでいる枠901の色を、他の捕
捉物体を囲む枠902の色と違えるのが好ましい。ま
た、図10の様に数字でレーダ装置101の捕捉物体を
示している場合には、追従目標車を示す数字を、例えば
「1」とするのが好ましい。
【0065】なお、数字で表示がされている場合には、
操作指令入力手段として音声入力装置を用い、表示され
ている数字の中から追従したい車両を示す数字を音声で
入力することで、追従目標車両を選択する構成としても
良い。
【0066】追従走行中には、常に追従目標車を表示装
置111上に明示して走行しているが、例えば図11の
様に、追従目標車がレーン変更をして自車の走行レーン
1107からいなくなった場合には、追従目標車を新た
に指示するか、追従走行制御状態203から車速一定制
御状態202に遷移する必要がある。
【0067】本実施形態では、運転者は現在示されてい
る追従目標車以外の捕捉物体1105、1106のいず
れかを指示するか、もしくは、追従目標車1104を再
度指示することで追従走行制御を取りやめ、車速一定制
御状態202にすることができる。もちろん、追従走行
制御状態をキャンセルして、通常走行状態201に戻る
よう指示しても良い。
【0068】ここで、追従目標車1104は他のレーン
1108を走行しているため、追従可能な車両としての
条件から外れている。本実施形態では、このように追従
することができない車両を選択すると、追従走行制御状
態203から車速一定制御状態202へ遷移するように
制御されるものとする。
【0069】次に、本発明を適用した追従走行制御シス
テムの第2の実施形態を、図12〜図14を参照して説
明する。本実施形態は、上記第1の実施形態には含まれ
ていた撮像装置102を用いない構成であり、上記第1
の実施形態とは追従可能な車両の提示方法と選択した追
従目標車両の表示方法とが異なるが、その他の構成につ
いては同じ機能を備える。本実施形態では、上記第1の
実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、その詳
細な説明を省略する。
【0070】本実施形態の追従走行制御システムは、図
12に示すように、自車両の前方に位置する物体との距
離を測定する距離測定装置101と、追従走行機能を備
えるクルーズコントローラ103と、入力された合成画
像やクルーズコントローラ103の内部情報および出力
指令値を表示する表示装置111と、当該システムに対
する操作指令を入力するための操作指令入力装置113
と、距離測定装置101のデータに基づいて合成画像を
生成してクルーズコントロール動作時において追従する
ことができる走行車両に関する情報を表示すると共に、
操作指令入力装置113からの指令に応じて選択された
追従目標車両を決定する追従目標車両決定装置110と
を備える。
【0071】本実施形態による追従走行制御システム
は、さらに、クルーズコントローラ103の指令値にそ
れぞれ基づいて、スロットルを動作させるスロットルア
クチュエータ105を制御するスロットルコントローラ
104と、変速機106の変速動作を制御する変速機コ
ントローラ107と、ブレーキを動作させるブレーキア
クチュエータ109を制御するブレーキコントローラ1
08とを備える。
【0072】追従目標車両決定装置110は、距離測定
装置101からのデータに基づいて、自車1200の進
行方向を上にして、距離計測装置101により距離が計
測された補足物体1201を、自車1200との相対位
置関係が判別できるように2次元平面上に示す合成画像
を生成して、表示装置111の表示画面上に表示する。
【0073】表示装置111に表示する捕捉物体のう
ち、追従可能な捕捉物体と追従不可能な捕捉物体とは、
その識別ができるように色を違えて表示する。
【0074】運転者は追従走行開始時、すなわち上記図
2で車速一定制御状態202から追従走行状態203に
遷移する時に、表示されている追従可能な捕捉物体12
01〜1203の中から、タッチパネル等で構成される
操作指令入力装置113を操作して、追従目標車両を選
択する。選択した追従目標車両は、例えば図13に示す
ように、選択されなかった他の車両を示すシンボル13
01、1303とは異なる色のシンボル1302により
表示する。
【0075】また、追従可能な捕捉物体を示すシンボル
1401〜1403は、図14に示すように点滅させて
おき、運転者により追従目標車が選択されると、当該追
従目標車に対応するシンボル1402の点滅を停止する
と共にその色を、他のシンボル1401、1402の色
と変更して表示する。また、追従目標車両と他の車両と
の点滅周期を識別可能な程度に変えるだけでも良い。
【0076】また、追従目標車を示すシンボル130
2、1402の色は、背景の色と補色の関係にあること
が望ましい。
【0077】また、追従可能な補足物体に、推奨順位を
つけて表示も可能である。順位付けは、例えば次の3項
目:(1)車間距離、(2)相対速度の絶対値、(3)
被測定物とのなす角度を評価し、車間距離がより短く、
相対速度の絶対値がより小さく、自車両と被測定物との
なす角度がより小さいものが望ましいとして、優先順位
をつける。
【0078】本実施形態によれば、撮像装置を用いるこ
となく、距離計測装置101のデータに基づいて合成画
像を生成して、追従可能な車両を提示すると共に、選択
された追従目標車両を、他の車両との識別が可能である
ように、表示装置111の表示画面上に表示することが
できる。
【0079】なお、本実施形態ではタッチパネル等によ
り構成される操作指令入力装置113を用いて追従すべ
き目標車両を指定する場合を例に挙げているが、本発明
による操作指令入力装置113の構成はこれに限定され
るものではない。タッチパネルの代わりに、例えばウイ
ンカの近くに操作スイッチを設けておいても良い。この
場合には、操作スイッチを操作する毎に所定の順序で、
提示されている追従可能な車両をそれぞれ指定するよう
に構成しておき、所望の車両が指定された場合には例え
ば2回連続して操作するなどして、その車両を追従目標
車両として指定できる構成としておく。
【0080】次に、本発明を適用した追従走行制御シス
テムの第3の実施形態を、図15〜図17を参照して説
明する。本実施形態は、上記第1の実施形態には含まれ
ていた撮像装置102を用いる代わりにナビゲーション
装置および地図データを用いて合成画像を生成し、追従
可能な車両の提示と選択した追従目標車両の表示を行な
うものである。その他の構成については上記第1の実施
形態と同じ機能を備える。本実施形態では、上記第1の
実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、その詳
細な説明を省略する。
【0081】本実施形態の追従走行制御システムは、図
15に示すように、自車両の前方に位置する物体との距
離を測定する距離測定装置101と、地図データ150
2を備えたナビゲーション装置1501と、追従走行機
能を備えるクルーズコントローラ103と、入力された
合成画像やクルーズコントローラ103の内部情報およ
び出力指令値を表示する表示装置111と、当該システ
ムに対する操作指令を入力するための操作指令入力装置
113と、距離測定装置101およびナビゲーション装
置1501のデータに基づいて合成画像を生成してクル
ーズコントロール動作時において追従可能な走行車両に
関する情報を表示すると共に、操作指令入力装置113
からの指令に応じて選択された追従目標車両を決定する
追従目標車両決定装置110とを備える。ここで操作指
令入力装置113は、例えば、透明部材で構成され、表
示装置111の表示画面上に装着されたスイッチパネル
で構成される。
【0082】本実施形態による追従走行制御システム
は、さらに、クルーズコントローラ103の指令値にそ
れぞれ基づいて、スロットルを動作させるスロットルア
クチュエータ105を制御するスロットルコントローラ
104と、変速機106の変速動作を制御する変速機コ
ントローラ107と、ブレーキを動作させるブレーキア
クチュエータ109を制御するブレーキコントローラ1
08とを備える。
【0083】追従目標車両決定装置110は、距離測定
装置101およびナビゲーション装置1501からのデ
ータを重ね合わせる方法について、図16を参照して説
明する。図16(a)において、距離測定装置101に
より捕捉物体1601〜1614が捕捉されたものとす
る。また、点線1615〜1617はナビゲーション装
置1501から得られる道路縁の情報であり、実線16
18は距離測定装置101の補足範囲限界を示す境界線
であるとする。
【0084】本実施形態の追従目標決定装置110は、
図16(a)に示すようなデータから、距離計測装置1
01により補足された物体のうち、以下のような判別方
法により、いずれが追従可能な車両であるかを特定す
る。
【0085】すなわち、捕捉物体1601〜1612は
道路縁の内側に存在するものであり、地図データ150
2から建物であることが分かる。道路上に存在するのは
捕捉物体1613と捕捉物体1614である。よって、
追従可能な車両以外の補足物体は表示しないとすると、
表示すべき捕捉物体は物体1613、1614となる。
【0086】本実施形態では、これらを図16(b)の
ように表示装置111上に示す。もちろん、ここでも追
従可能な車両であるかどうかの判定を、例えば自車両1
200との車間距離、相対速度、あるいは相対角度等が
所定の範囲に入るかを調べることで、行なうようにして
も良い。
【0087】さらに、図16のように自車頭上から見た
平面図示では運転者の直観に合わない場合がある。この
ため、例えば図17の通りの、地図1502に格納され
ている道路構成情報や建物の情報を基にした運転者の位
置から見たイメージに対応するような画像を人工的に生
成して、表示装置111に表示しても良い。
【0088】次に、本発明を適用した追従走行制御シス
テムの第4の実施形態を、図18、図19を参照して説
明する。本実施形態では、上記第1〜第3の実施形態に
おけるような画像表示が可能な表示装置111に代わっ
て、より単純な構成で、追従可能な車両の提示を行なう
と共に追従目標車両の選択動作を受けつける機能を備え
た表示装置を提供するものである。
【0089】本実施形態による選択機能を備えた表示装
置の概観の一例を図18に示す。本例の表示装置は、発
光部材をそれぞれ備えた1901〜1913までの13
個のランプ部と、それぞれのランプ部に対応して配置さ
れたスイッチ1801〜1813と、クルーズコントロ
ール機能を動作させるためのICCスイッチ1917
と、追従走行目標車両との車間距離等を示す表示部19
18とを備える。
【0090】各ランプ部1901〜1913は、距離測
定装置101で計測される角度データに対応する。各々
のランプ部は1度きざみになっており、ランプ部190
1は自車進行方向から左6度、ランプ1913は右6度
の位置に被測定物が存在する場合に点灯するよう制御さ
れている。本実施形態では、このような表示装置111
により追従可能な車両の提示を行なう。図18では、左
5度(ランプ1902)、4度(ランプ1903)、0
度(ランプ1907)、右1度(ランプ1908)に、
追従可能な車両が存在している例を示している。
【0091】なお、本実施形態では、1度毎の角度範囲
としているが、例えば0〜左1.5度、左1.5〜左
3.0度、・・・のように他の角度範囲を設定しても、
もちろん構わない。さらに、本実施形態では、角度情報
に基づいて追従可能な先行車両を提示しているが、車間
距離情報あるいは相対速度情報等、角度情報以外の、先
行車両との他の相対位置関係に係る情報を用いる構成と
しても良い。
【0092】本実施形態において追従すべき目標車両を
選択する場合には、スイッチ1801〜スイッチ181
3のいずれか一つを押すことにより選択する。図18の
例では、ICCスイッチ1917を押した後、続けてス
イッチ1808を押した場合には、そのすぐ上のランプ
部1908の色が変わり、追従走行が開始される。追従
走行が表示部1918に表示される。図18のケースで
は53mである。
【0093】本実施形態による選択機能を備えた表示装
置の他の例を図19に示す。本例の装置は、図18の装
置において、追従目標車両の選択を行なうためのスイッ
チ1801〜1813の代わりに、選択スイッチ192
0を設けたものである。他の構成については、図18の
装置と同じである。
【0094】選択スイッチ1920は操作される毎に、
所定の順番で点灯しているランプ部を次々と選択するも
のである。本例においては、ICCスイッチ1917を
押した後、続けて選択スイッチ1920を押した場合、
最も左側の、被測定物が存在して点灯しているランプ部
1908の色が変わる。そして、その被測定物を追従目
標車として追従走行を開始する。追従目標車を変更した
い場合には、再びスイッチ1920を押すことにより、
順次右側に被測定物が存在して点灯しているランプの色
が変わっていく。
【0095】図19の例では選択スイッチ1920を4
回押したところで右1度の被測定物を示すランプ部の色
が変化する。このときの右1度に存在する被測定物との
距離は53mである。
【0096】なお、選択スイッチ1920を表示装置1
11上に設ける代わりに、ウィンカスイッチ等、現在、
自動車の操作で利用されている他のハードスイッチを兼
用して、この選択スイッチ1920の機能を代行するよ
う構成しても良い。
【0097】本実施形態によれば、追従すべき目標走行
車両の選択機能を備えた、より簡単な構成の表示装置を
用いることにより、追従走行制御システムの低価格化を
図ることができる。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、追従走行可能な先行車
両が複数ある場合にはそれらを表示装置に明示し、その
中から運転者が追従すべき車両を選択することで追従目
標車を決定できる走行制御システムを提供することがで
きる。
【0099】さらに、本発明によれば、選択した追従目
標車両が適当でなく、かつ、他にも選択可能な走行車両
が表示されている場合には、他の先行車両を指示するこ
とで、容易に追従目標車両を変更することができる走行
制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による追従走行制御システムの
構成を示すブロック図。
【図2】クルーズコントローラにおける状態遷移図。
【図3】走行状態を変更する処理を示すフローチャー
ト。
【図4】予測車間距離制御方法の概念を示す説明図。
【図5】加減速信号を生成する処理を示すフローチャー
ト。
【図6】予測車間距離制御方法の一例を示す説明図。
【図7】予測車間距離制御方法の他の例を示す説明図。
【図8】追従可能車両の表示原理を示す説明図。
【図9】第1の実施形態における追従可能車両の枠の表
示例を示す説明図。
【図10】第1の実施形態における追従可能車両の数字
の表示例を示す説明図。
【図11】第1の実施形態における追従可能車両の枠の
他の例を示す説明図。
【図12】第2の実施形態での追従走行制御システムの
構成を示すブロック図。
【図13】第2の実施形態における追従可能車両の表示
例を示す説明図。
【図14】第2の実施形態における追従可能車両の他の
表示例を示す説明図。
【図15】第3の実施形態での追従走行制御システムの
構成を示すブロック図。
【図16】図16(a):距離測定装置による捕捉車両
を示す説明図。図16(b):第3の実施形態における
追従可能車両の表示例を示す説明図。
【図17】第3の実施形態における追従可能車両の他の
表示例を示す説明図。
【図18】第4の実施形態での追従可能車両の表示装置
の一例を示す説明図。
【図19】第4の実施形態での追従可能車両の表示装置
の他の例を示す説明図。
【符号の説明】
101…距離測定装置、102…撮像装置、103…ク
ルーズコントローラ、110…追従目標車両決定装置、
111…表示装置、113…操作指令入力装置、801
…光学部材(レンズ)、802…光電変換デバイス、9
01、1104…追従目標車両を示す枠、1011…追
従目標車両を示す数字、1501…ナビゲーション装
置、1502…地図データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萱野 光男 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 中村 浩三 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3D044 AA01 AA21 AA25 AA38 AB01 AC21 AC26 AC59 AD01 AD16 AD21 AE03 AE19 BA16 BA19 BB01 BC01 BD01 3G093 AA01 BA07 BA15 BA23 CB10 DB16 EA01 EB03 EB04 EC01 FA07 5H180 AA01 CC03 CC04 CC12 CC14 LL09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車両の前方に位置する物体との距離を測
    定する距離測定部と、当該距離測定部により測定されて
    いる追従すべき目標車両との車間距離を一定に保った状
    態で走行するように自車両の駆動機構を制御するクルー
    ズコントローラとを少なくとも備える走行制御装置にお
    いて、 1以上の追従可能な先行車両を運転者に提示する提示手
    段と、 前記提示された追従可能な先行車両のうちの1つを前記
    追従目標車両として選択するための運転者からの指示を
    受け付ける指示入力手段と、 前記距離測定装置が距離を測定した物体のうち、予め定
    めた条件に合致した物体を前記追従可能な先行車両とし
    て特定し、これら車両を提示するよう前記提示手段を制
    御すると共に、前記指示入力手段が受け付けた指示に応
    じて選択された車両を前記追従目標車両として動作する
    よう前記クルーズコントローラを制御する追従目標車両
    決定手段とを有することを特徴とする走行制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記指示入力手段は、前記選択された追従目標車両を変
    更するための指示をさらに受け付けるものであり、 前記追従目標車両決定手段は、前記受け付けた変更指示
    に応じて選択された新たな車両を前記追従目標車両とす
    るように、前記クルーズコントローラを制御することを
    特徴とする走行制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記提示手段は、前記選択された追従目標車両とそれ以
    外の追従可能な車両とが識別できるように異なる方法で
    提示することを特徴とする走行制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 自車両の進行方向先を撮影する撮像手段をさらに備え、 前記提示手段は2次元表示画面を有する表示部を備え、 前記追従目標車両決定手段は、前記距離測定部からのデ
    ータと前記撮像手段からのデータとに基づいて、前記追
    従可能な先行車両を示すための画像を少なくとも生成し
    て前記表示部に表示させるものであり、 前記指示入力手段は、前記表示部に示された追従可能な
    先行車両のうち1つを、前記追従目標車両として選択す
    るための指示を受け付けることを特徴とする走行制御装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記提示手段は、2次元表示画面を有する表示部を備
    え、 前記追従目標車両決定手段は、前記距離測定部からのデ
    ータに基づいて前記追従可能な先行車両を示す画像を生
    成し、当該画像を前記表示部に表示させるものであり、 前記指示入力手段は、前記表示部に表示された追従可能
    な先行車両のうち1つを前記追従目標車両として選択す
    るための指示を受け付けることを特徴とする走行制御装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記提示手段は、前記距離測定手段によって取得される
    前記追従可能な走行車両の各々と自車両との相対的位置
    関係に関する情報を、各追従可能な走行車両毎に提示す
    るための、複数の表示部材を有するものであり、 前記指示入力手段は、前記情報が提示されている表示部
    材の1つを選択するための指示を受け付け、 前記追従目標車両決定手段は、前記指示入力手段により
    選択された1つの表示部材に対応する追従可能な走行車
    両を、前記追従目標車両として選択することを特徴とす
    る走行制御装置。
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