JP2002046306A - 印字データの登録及び展開方法並びに印字データの記録装置 - Google Patents

印字データの登録及び展開方法並びに印字データの記録装置

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JP2002046306A
JP2002046306A JP2000237085A JP2000237085A JP2002046306A JP 2002046306 A JP2002046306 A JP 2002046306A JP 2000237085 A JP2000237085 A JP 2000237085A JP 2000237085 A JP2000237085 A JP 2000237085A JP 2002046306 A JP2002046306 A JP 2002046306A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数色の印字が可能な記録装置において、登
録した印字データを高速に各色の印字バッファに展開
し、かつ、所定の条件に応じて登録されているドットパ
ターンデータを論理処理して印字バッファに展開するこ
とが可能な印字データの登録方法及び展開方法を提供す
ること。 【解決手段】 複数色で構成される印字データを、各色
毎のドットパターンデータに分離してそれぞれ登録して
おき、印字命令を受信したときに、登録されているドッ
トパターンデータをそのまま各色の印字バッファ内に展
開する。また、指定されたパラメータに応じて、登録さ
れたドットパターンデータに論理マスクを掛けて各印字
バッファ内に展開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、記号、図
形、背景、絵、写真等を、複数の色、特殊なパターン又
はこれらの組み合わせにより印字可能な印字データの記
録装置及びその印字データの登録、展開方法に関する。
【0002】尚、本明細書では、文字、影付き文字、ロ
ゴ等の特殊記号、絵又は写真の印字も含めて「印字」と
称する。また、このように印字される文字ロゴ等を「印
字データ」と称する。
【0003】
【従来の技術】最近、絵、写真等をカラー印字可能なプ
リンタが普及し、種々の場面でもちられている。これら
のカラープリンタの普及に伴ない、文字、記号等をカラ
ー印字することも多くなってきている。一方、比較的用
途が限定されておりかつ高速で高精度の印字が求められ
る記録装置、例えば、自動現金預貯金機(ATM)、販
売時点管理(POS:Point Of Sales)システム用端末装
置(以下POS端末装置と称する)、キオスク端末等に
おいて使用されるプリンタでは、印字の速度性能、価格
性能比(コストパフォーマンス)の観点から、フルカラ
ーのプリンタのような多色の印字記録装置の需要は現在
のところあまり高いとはいえない。
【0004】しかし、印字の速度性能、価格性能比を落
とさずに複数の色の印字が可能であれば、多色印字記録
装置の需要はより増えるものと考えられる。例えば、P
OS端末装置に使用するレシート、スリップ用のプリン
タにおいて、文字又は記号等の視認性、識別性を向上さ
せるために、コストパフォーマンスを落とさずに2色ま
たは3色の印字が可能であれば、その活用場面は大きく
広がる。より具体的な例では、レシート中の合計金額欄
の文字を他の文字と異なる色で印字するだけで、視認性
は大きく高まる。合計金額の背景部分を他の色にする
と、さらに視認性を向上させることができる。
【0005】フルカラー印字を実行するには、プリント
速度、コスト等で大きな制約がでてくるが、2色印字程
度であれば、その制約も比較的少ない。更に、2色の印
字が可能になると、背景色、文字の色、色と塗りつぶし
パターンの組み合わせ等により、非常に多くの印字表現
が可能になる。
【0006】例えば、イベント情報を合計金額と異なる
色のカラー網掛け背景にしてレシート上に印字する。カ
ラーロゴの印字をする。また、カラーロゴの色を特定の
時間帯だけ反転させて、その反転レシートを集めること
により特定のサービスを提供する。さらに、キオスク端
末では、特殊背景のチケットを作成したり、領収書等の
印字の際に金額の文字をカラー斜線パターンの塗りつぶ
しで印字する等により、偽造の防止を目的とした印字も
可能となる等種々の用途が考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような2色印字
を実行する場合、特殊な文字パターンデータと、その背
景情報、色情報を記憶しておき、印字の際にその情報を
読み出して特殊の印字形態とすることも可能である。
【0008】しかし、文字、記号等を2色で印字する場
合に、その都度、特殊情報に基づき特殊文字の背景を生
成するのは、これらの背景の構成が特殊であればあるほ
ど、その印字のための処理が複雑になり、特殊文字の印
字処理に時間がかかることになる。
【0009】また、2色以上の印字が可能なプリンタで
文字情報を印字する場合に、その印字可能な色を、その
使用されるプリンタの用途に応じて多面的に有効活用す
ることが望ましい。例えば、POS等プリンタでは、レ
シート上にロゴが印字されることが多い。このようなロ
ゴは、特殊な形態をしているため、エレクトロと呼ばれ
るメカニカルスタンプを使用されることが多いが、この
ロゴをプリンタで印字することによりより鮮明な多色印
字が可能となる。ロゴの印字でも、予め所定の記憶手段
にロゴのドットパターンとその色情報等の修飾情報を登
録しておき、特殊印字命令によりこれらの特殊文字等を
印字することが可能である。例えば、特殊の色からなる
ロゴを印字する場合には、そのロゴの形態を登録すると
ともにそのロゴの色情報を登録しておく。そして、ロゴ
印字命令を受信したときに、登録されているロゴの形態
と色から、そのロゴを実際に印字するドットパターンに
展開する。
【0010】しかし、ロゴはレシート毎に印字されるも
のであるので、高速で印字されることが要求される。ド
ットパターンと修飾情報を分けて記録していると、印字
のためのドットパターンデータの展開処理に多くの時間
を必要とする。特に、背景と文字とが特殊なパターンで
あったり、背景にのみ特殊な色または、網掛けをした特
殊印字の場合には、その展開処理に多くの時間がかかっ
てしまうので、より高速処理が可能な登録及び展開方法
が求められる。
【0011】また、上述のように合計金額等の特に目立
たせたい情報の背景部分を特殊な色にする等、通常印字
文字をマスク処理して印字ができると、印字形態の多様
度がますます向上する。
【0012】さらに通常の文字としては存在しないよう
な特殊な文字をユーザー定義文字として登録することに
より、さらに印字の種類を増やすことが可能となる。こ
れにより印字の表現態様がますます多様化し、種々の付
加価値を付与することが可能となる。
【0013】したがって、本発明の第1の目的は、ユー
ザー定義文字を2色以上で登録することが可能な印字デ
ータの登録及びその展開方法を提供することである。
【0014】本発明の第2の目的は、所定の印字データ
を、指定されたパラメータにしたがって論理合成処理し
て印字することが可能な印字データの展開処理方法を提
供することである。
【0015】本発明の第3の目的は、2色以上のロゴの
登録及び展開処理に関する新規な登録及び展開方法を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者達は、上述の課
題を達成するべく研究を重ねた結果、印字データを、そ
のプリンタの印字可能な色の要素に分けて登録すること
により上記課題を達成した。すなわち、例えば2色で構
成されるユーザー定義文字の場合、そのユーザー定義文
字を第1の色で構成される部分のドットパターンデータ
と、第2の色で構成される部分のドットパターンデータ
とに分けて、それぞれ別々に登録をする。この場合に
は、その背景も含めたドットパターンデータとして、色
毎に登録することも可能である。このように構成するこ
とにより、その色毎のドットパターンデータをそのまま
対応する色の印字バッファに展開することが可能とな
り、高速かつシンプルな処理が可能となる。さらに登録
した各色毎のドットパターンデータを、入れ換えて印字
バッファに展開することにより登録文字の色を簡単に変
更することが可能となる。さらに、登録ドットパターン
にマスクをかけて印字バッファにデータを展開させるこ
とにより、背景を含む登録文字等をさらに多様に変化さ
せることが可能となる。
【0017】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第1の態様は、複数の構成要素からなる印字データを各
構成要素毎のドットパターンデータを夫々異なる登録デ
ータ記憶手段に登録する工程と、登録した印字データの
印字命令を受信したときに、当該印字データを構成する
各構成要素毎のドットパターンデータを登録データ記憶
手段から読み出して印字バッファに展開する工程とを備
えることを特徴とする。例えば、登録する印字データを
印字可能な色毎のドットパターンデータに分解して、各
色毎のドットパターンデータとして登録しておくことに
より、その印字命令受信時のドットパターンデータの印
字バッファへの展開が高速となり、かつ色を反転して展
開することも極めて容易となる。
【0018】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第2の態様は、構成要素毎のドットパターンデータを登
録する工程が、印字データの登録命令及び登録する印字
データの構成要素毎のドットパターンデータを受信する
工程と、受信した登録命令に従い受信した複数の構成要
素毎のドットパターンデータを各登録データ記憶手段に
登録する工程とを備えることを特徴とする。ホスト装置
からの命令により印字データの登録を可能にするもので
ある。
【0019】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第3の態様は、構成要素のドットパターンデータを登録
する工程が、受信した構成要素データの1部又は全部を
論理処理して新たなドットパターンデータを作成する工
程と、作成したドットパターンデータを登録データ記憶
手段に登録する工程とをさらに備えることを特徴とす
る。例えば、文字の登録にあたり、文字データのみを送
信して、その背景のデータパターンは、文字データの反
転処理により作成することを可能にするものである。こ
れにより、文字データ及びその背景データの双方のデー
タを送信する必要が無くなり、通信負荷を大幅に減少さ
せることが可能となる。
【0020】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第4の態様は、新たなドットパターンデータを作成する
工程が、受信した構成要素のドットパターンデータの一
部又は全部とマスクパターンとを論理合成して新たなド
ットパターンデータを作成する工程をさらに含むことを
特徴とする。例えば、背景に斜線を入れる等の合成が可
能となり、登録ドットパターンの多様化が可能となる。
なお、マスクパターンはプリンタに予め内蔵されている
ものの他、本発明の方法によって登録されたドットパタ
ーンを用いることも可能である。
【0021】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第5の態様は、構成要素データを印字バッファに展開す
る工程が、各構成要素データを各色毎に独立して設けら
れた印字バッファに展開する工程を備えることを特徴と
する。登録データを各印字バッファが受け持つ色毎に対
応させておくことにより、印字の際の展開処理が容易に
なる。また、印字の色の反転も極めて容易になる。
【0022】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第6の態様は、印字バッファに前記構成要素データを展
開する工程が、登録したドットパターンデータの一部又
は全部を論理的に合成して新たなドットパターンデータ
を作成する工程と、合成したドットパターンデータを印
字バッファに展開する工程とをさらに備えることを特徴
とする。これは、登録データをさらに加工処理すること
を可能にするもので、印字の多様性をさらに向上させる
ことが可能となる。
【0023】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第7の態様は、新たなドットパターンデータを合成する
工程が、登録したドットパターンデータとマスクパター
ンデータとを論理合成する工程をさらに備えることを特
徴とする。これもマスクパターとの併用により印字の多
様性をさらに向上させるものである。
【0024】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第8の態様は、登録された複数のドットパターンデータ
は、印字データを各色毎に分解した色毎のドットパター
ンデータからなることを特徴とする。印字データの登録
の段階から、各色毎のドットパターンデータとして登録
しておくことにより、印字の際のデータ処理速度は各段
に向上する。
【0025】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第9の態様は、登録されたドットパターンデータが、第
1の色の構成要素からなるドットパターンデータと、第
2の色構成要素からなるドットパターンデータの2つか
らなることを特徴とする。例えばPOS端末装置の場合
等では、2色の印字が可能であれば、その有用性は各段
に向上する。従って、本態様では、2色に限定すること
によりその処理及び構造をシンプルにしたものである。
【0026】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第10の態様は、登録される印字データはロゴであるこ
とを特徴とする。本発明の構成によると、ロゴ印刷を高
速に行いかつ、その色変換も容易にすることが可能とな
り、その有用性が極めて高いものである。
【0027】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第11の態様は、印字データを受信したときに、印字文
字を構成する各色毎のドットパターンデータの一部また
は全部を論理処理する工程と、論理合成した各色毎のド
ットパターンデータを各色毎の印字バッファに展開する
工程とを備えることを特徴とする。これは、登録されて
いない印字データに対しても、反転処理等の論理処理を
可能にして、ユーザ定義文字と同様の装飾印字を可能に
するものである。
【0028】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第12の態様は、ドットパターンデータを論理処理する
工程は、各色毎のドットパターンデータとマスクパター
ンとを合成処理する工程をさらに備えることを特徴とす
る。この態様により、マスクパターン処理までも可能に
なり、さらに特殊な装飾印字が可能となる。
【0029】本発明の印字データの登録及び展開方法の
第13の態様は、以上の印字データの登録及び処理方法
の工程を有するプログラムを記載したコンピュータで読
み取り可能な記録媒体に関するものである。最近の記録
装置はCPU、ROM、RAM等の所定の電子部品と印
字機構との組み合わせで、その制御が可能となる。従っ
て、これらの工程をプログラム化し記録しておくこと
で、制御プロセスの変更、新機能の付加等が容易にな
る。
【0030】本発明の第14の態様は、印字データの第
1の色で構成される第1のドットパターンデータを記憶
する第1の登録メモリと、印字データの第2の色で構成
される第2のドットパターンデータを記憶する第2の登
録メモリと、第1の登録メモリ及び第2の登録メモリの
ドットパターンデータをそれぞれ独立して展開可能な2
つの印字バッファと、印字バッファに展開されているド
ットパタ−ンデータを、それぞれ異なる色で印字する印
字機構部と、印字命令に従い、第1メモリ及び第2メモ
リの内容を前記印字バッファに展開し、前記印字機構に
より印字するよう制御する制御部とを備える記録装置で
あることを特徴とする。各色毎のドットパターンデータ
を登録する登録メモリにより、登録印字データの印字速
度の向上、印字色の反転が極めて容易となる等種々の効
果を有する。
【0031】本発明の第15の態様にかかる記録装置
は、さらに、ドットパターンデータと内蔵する所定のマ
スクパターンとを論理合成可能な合成手段を備え、制御
手段は、合成手段を制御することにより登録しているド
ットパターンデータとマスクパターンとを合成して新た
なドットパターンデータを作成し、当該新たなドットパ
ターンデータを印字バッファに展開するよう制御するこ
とを特徴とする。この態様により、さらに印字文字の装
飾の態様をさらに多様化させることが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施形態を詳細に説明する。本発明は、ATM、PO
S、キオスク(KIOSK)端末等を含む各種記録装置
(プリンタ)に適用することができる。これらのプリン
タでは、ホスト装置からの命令の受信及びデータの送受
信を行い所定の印字を実行する。以下においては、PO
Sシステム用のプリンタを用いて本発明を説明する。
【0033】図1に、POSシステムに用いる2色印字
が可能なプリンタ10の外形を示す。本例のプリンタ1
0は、スリップ用紙19、ジャーナル用紙18及びレシ
ート用紙17を記録紙として印字できるプリンタであ
る。スリップ用紙19は不定形の伝票用紙等の単票用紙
であり、プリンタ10の手前のスリップ用紙挿入口21
から矢印19Aの方向に挿入すると、図示されていない
紙検出器がスリップ用紙を検出し、ケース15内の紙搬
送経路を通って印字ヘッド1に導かれる。そして、印字
ヘッド1が左右の方向1Aに動いて印字が行われ、スリ
ップ用紙19はさらに矢印19Bの方向に搬送され、排
出される。プリンタ10の印字ヘッド1は、複数色の印
字が可能であればインクジェット、サーマルヘッド等の
いかなる形式の印字ヘッドでもよいが、以下の説明で
は、それぞれ異なる色を吐出する2種類の印字ノズル構
造体2及び3を有するインクジェットプリンタとして説
明する。それぞれの印字ノズル構造体2、3は、背景を
含む1行の高さ分に相当するドットの数に対応する複数
のノズル(図示せず)が縦1列に整列した状態に構成さ
れている。また、印字ノズル構造体2,3には、図示し
ないインクタンクからそれぞれ第1の色及び第2の色の
インクが供給されており、ノズル構造体2,3内の圧電
素子(図示せず)を駆動することにより、インクを吐出
して印字を行う。
【0034】ジャーナル用紙18及びレシート用紙17
は共に連続用紙であり、本例のプリンタ10ではロール
紙の状態で供給されている。これらの連続用紙17,1
8は印字ヘッド1に対してスリップ用紙19と反対の方
向からケース15内を通って印字ヘッド1に導かれる。
レシート用紙17は領収書としての情報が印字された
後、カッタ−ユニット14に導かれてカットされ顧客に
渡されるようになっている。
【0035】ジャーナル用紙18には、店舗において保
存すべき義務が課されている所定の売り上げ情報が印字
され、図示しない巻き取り装置に巻き取られて保管され
る。それぞれのロール紙17及び18の近傍には、ロー
ル紙が残り少なくなったことを検出するニアエンド検出
器20が設けられている。
【0036】ニアエンド検出器20はロール紙の側面に
接し、その外径に応じて矢印20Aの方向に揺動する検
出レバー20aと、この検出レバー20aによりオン又
はオフするスイッチ20bとを備えている。ロール紙が
終わりに近づいて外径が小さくなると検出レバー20a
が内側に揺動し、その結果、スイッチ20bがオフとな
ってロール紙の終わりが近いことを検出できる。
【0037】プリンタ10のケース15には、図示され
ていないカバーが装着されており、ロール紙17または
18を交換するなどの場合を除きカバーをケース15に
被せた状態で印字が行われるようになっている。このた
め、カバーの開閉を検出するためのカバー検出器22が
ケース15に装着されており、カバーが開けられると自
動的にオフライン状態となって印字機能を一時停止する
などの処理を行うようになっている。
【0038】(第1の実施例)図2を用いて本発明の第
1の実施例を説明する。図2は本発明の実施例の基本構
成を説明するためのPOSシステムの機能ブロック図で
ある。図中、二重線は印字データの流れを示す。ホスト
装置90は、POSシステム全体を制御するとともにP
OSシステムに接続されている各種端末装置(表示機
等)の動作を、相互のデータ通信により制御する。
【0039】プリンタ10の制御は、ホスト装置90か
らプリンタ10に制御コマンド及び各種データを送信す
ることにより行われる。ホスト装置90としては、汎用
のパーソナルコンピュータを用いることができる。
【0040】ホスト装置90とプリンタ10とは例え
ば、シリアル通信ポート(RS−232C)ドライバを
介して接続される。ホスト装置から送信されたプリンタ
制御用コマンド等のデータは、プリンタ10のインタフ
ェース30を介してデータ受信手段31により、受信さ
れる。受信されたデータは受信バッファ32に格納(記
憶)される。受信バッファに格納されたデータは、デー
タ解析部33により、受信バッファ32に格納された順
番に解析される。データ解析部33は、受信データを解
析し、受信データがコマンドである場合にはそのコマン
ドを実行する。
【0041】(通常印字の実行)データ解析部33で受
信データを解析した結果印字コマンドであれば、印字バ
ッファ35にセットアップされたデータを、印字機構3
8により印字する。印字されるデータはホストから送信
されるキャラクタコードデータをキャラクタジェネレー
タ(以下CGと称する)でドットパターンデータに変換
して印字バッファに1行分のデータとしてセットアップ
される。印字バッファ35は、印字可能な色毎の印字バ
ッファを有している。この実施例では、2色の印字が可
能であるので、第1の色の印字バッファ35a及び第2
の色の印字バッファ35bの2つを示しているが、より
多くの色の印字が可能な場合にはその数に対応してより
多くの色の印字バッファを設けることができる。通常印
字の場合には、予め設定されたいずれかの色での印字が
行われるため、印字バッファ35a又は35bのいずれ
か一方にCG34からドットパターンデータがセットア
ップされる。
【0042】印字機構38は、第1図の印字ヘッド1、
印字ノズル構造体2,3、インクタンク(図示せず)、
圧電素子(図示せず)及びその駆動部(図示せず)を含
むものである。今、印字が第1の色のみで行われるとす
ると、印字データは第1の色の印字バッファ35aにの
み展開され、その展開されたデータに基づいてノズル構
造体2のそのドットパターンに対応する圧電素子が駆動
され、第1の色のインクが印字用紙19に吐出される。
【0043】一方、印字ヘッド1(第1図)はキャリッ
ジ駆動機構39(第2図)により印字用紙19を横切る
ように左右に駆動される。このような印字ヘッド1の移
動に伴なうインクノズル構造体2の位置と、印字バッフ
ァ35aにセットアップされているドットパターンの各
ドット位置の同期を保ちつつ、印字ノズル構造体2の各
ノズルから所定のタイミングで第1の色のインク吐出が
行われる。1行の印字が終了すると、用紙搬送機構40
(図2)により印字用紙19が1行分搬送され、同時に
次の行のドットパターンデータを印字バッファ25aに
セットアップし、印字が可能となる。
【0044】印字はヘッド1の横方向の移動の往路及び
復路の双方で、それぞれ1行づつ印字しても良いし、1
行ごとにリターンして、往路のみで印字するようにして
もよい。印字機構38、キャリッジ駆動機構39、用紙
搬送機構40等の動きが正確に行われているか、インク
残量、用紙残量、用紙ジャムの有無、カバーオープン等
の状況がセンサ類41により常時監視されており、変化
があると、制御部36に伝達される。なお、制御部36
はプリンタ全体の種々の制御を行う構成要素であり、後
に図13を用いて説明するように、プロセッサであるC
PU、メモリー素子であるROM、RAM、及びROM
に格納された動作プログラム等から主として構成されて
いる。
【0045】(ユーザ定義文字又はロゴの登録)次にユ
ーザ定義文字の登録について説明する。ユーザ定義文字
とは、所定のコードを受信したときに通常の文字形態で
はなく、ユーザが予め定義した特殊形態の文字のことを
いう。たとえば、背景に文字と異なる色を有する文字、
影付き文字等、自由に文字の形、色、背景等を定義でき
る。
【0046】これらの定義は、ホスト装置からの所定の
コマンド、例えば登録コマンドにより、印字データ登録
手段37に登録することができる。印字データ登録手段
37は、不揮発性メモリであることが望ましいが、揮発
性メモリであってもよく、特に高速処理を必要とする文
字については、レジスタを使用することも可能である。
【0047】ユーザー定義文字の登録は、その文字を構
成する各要素に分けて登録する。どのような要素に分け
るかは、任意であるが、多色印字が可能なプリンタの場
合には、その色単位のドットパターンに分けて登録する
のが好ましい。本実施例では、ユーザ定義データをそれ
ぞれの色毎のドットパターンをそれぞれ登録メモリ37
a及び及び登録メモリ37bに分けて登録している。こ
のように色単位で分割して登録しておくことにより、印
字バッファへの展開の際にそのまま、登録メモリ37a
及び37bに記憶しているドットパターンを、印字バッ
ファ35a又は35bにそのまま展開することができ、
高速処理が可能となる。また、登録メモリ37aのドッ
トパターンを印字バッファ35bに、登録メモリ37b
のドットパターンを印字バッファ35aにそれぞれ展開
することにより、極めて容易に色を反転して印字するこ
とが可能となる。
【0048】上述の説明においては、ユーザー定義文字
について説明したが、ロゴの登録においても全く同様で
ある。ロゴの形態を各色毎のドットパターンデータに分
けて登録しておく事により、ロゴの印字及び色の逆転印
字のためのドットパターンデータの印字バッファへの展
開を高速で処理することが可能となる。
【0049】このような特殊なデータの登録は、ホスト
装置からの登録コマンドに基づき行うことができる。デ
ータ解析部33が登録コマンドであることを検出する
と、印字データ登録手段37及び制御部36に印字デー
タの登録処理の要求が出される。制御部36及び印字デ
ータ登録手段は、後続するパラメータ及び登録データに
基づきデータ登録部37に所定のドットパターンデータ
を登録する。また、登録のみならず、ホスト装置90か
らコマンドにより登録データの抹消又は変更ができるよ
うにすることが望ましい。
【0050】図3にユーザー定義文字の登録例を示す。
例えば登録コード「001」は、文字「A」のユーザー
定義の登録データであり、文字部分の登録メモリ37a
に文字部分のドットパターンデータを記憶しており、そ
の背景部分のドットパターンデータを登録メモリ37b
に記憶している。尚、本明細書において、格子状の斜線
は塗りつぶしの色を表している。登録コード「002」
は、文字「H」の影付き文字をユーザ定義した例を示し
ている。文字部と影部のドットパターンデータがそれぞ
れの登録メモリ37a及び37bに記憶されている。
【0051】図3では、ユーザー定義文字に数字(又は
数値)からなるコードを付与した例をしめしているが、
数字以外のアスキーコードをユーザー定義文字のコード
として登録することも可能である。この場合には、印字
前にユーザー定義モードか通常印字モードかを指定して
おき、ユーザー定義モードの時には、キャラクタジェネ
レータ34を使用せず、印字データ登録手段37の登録
データを使用するように、制御手段36によりコントロ
ールする。
【0052】図4及び図5を用いて、図3の登録データ
を印字するばあいのデータの流れを説明する。図4は、
図3の登録コード「001」の印字の場合のドットパタ
ーンデータの流れを示す図である。登録メモリ37aに
記憶されている文字のドットパターンは、印字バッファ
35aにそのまま展開され、登録メモリ37bに記憶さ
れている文字Aの反転ドットパターンもそのまま印字バ
ッファ35bに展開される。印字バッファ35a及び3
5bに展開されたドットパターンデータは、前述の通
り、印字機構38(図2)の各色毎の印字ノズル構造体
2、3(図1)によりそれぞれの色毎に印字され、最終
的には図4に示す印字結果50のような文字と背景の色
が異なる状態で印字される。尚、この例では、文字と背
景の色を変えたが、本発明はかかる例に限定されるもの
ではなく、例えば文字の上半分と下半分の色をそれぞれ
異なる色で登録しておき、これを指定して印字すること
も可能である。
【0053】図5は、図3の登録コード「002」の印
字の場合のドットパターンデータの流れを示す図であ
る。この場合も同様にそれぞれの登録メモリ37aと3
7bのデータがそのまま印字バッファ35aと35bに
展開され、最終的に影付きの文字「H」が印字結果51
に示す通りに印刷される。また、上述の例と反対の色で
印刷する場合には、登録メモリ37aと37bに記憶し
ているデータを、前述と逆の印字バッファ35aと35
bに展開するだけでよい。
【0054】図6は、登録されたロゴを印字する際のド
ットパターンデータの流れを示す図である。丸と三角か
らなるロゴを登録しておき、印字する場合も、そのロゴ
のコード番号を指定するだけで、印字が可能となる。ま
た、図6中に点線で示すように、登録メモリ37aと3
7bのデータを反転して印字バッファ35a、35bに
設定するだけで、丸と三角の色を簡単に反転して印字す
ることが可能となる。
【0055】(第2の実施例)図7に、本発明の第2の
実施例を示す。図2の第1の実施例と異なるのは、第1
の合成手段45および第2の合成手段46が設けられて
いる点である。第1の合成手段45及び第2の合成手段
46は、必ずしも双方設ける必要はなく、いずれか一方
のみ設けても良い。
【0056】第2の実施例でも、通常印字の場合には、
データ解析手段33からの印字データはキャラクタジェ
ネレータ34を介して印字バッファ35にセットアップ
されて、通常モードの印字が実行される。通常印字モー
ドの場合には、制御部36からの制御信号により第1合
成手段45は不活性(ディスエイブル)状態にされてい
る。
【0057】第1合成手段45は、文字装飾を行いたい
場合にホスト装置からの特別のコマンドを送信すること
により、その機能を発揮する。データ解析手段33が特
別コマンドであることを認識すると、それを制御部36
へ伝達し、制御部36からの信号によって第1合成手段
45が活性状態(イネーブル)となる。例えば、通常の
文字「A」を第1の色で印字し、その背景を第2の色で
印字したい場合等に、第1合成手段45がイネーブルに
される。
【0058】この場合、まずキャラクタジェネレータ3
4から「A」の文字のドットパターンデータが印字バッ
ファ35aにセットされ、次にキャラクタジェネレータ
34の出力である文字「A」のドットパターンデータ
を、第1合成手段45で反転させて、印字バッファ35
bにセットする。これにより、図3で説明したユーザー
定義文字による印字と同様の印字が可能となる。
【0059】第1の合成手段45は、後述するとおり、
文字の反転だけでなく、網掛け、斜線等のパターン合成
も可能である。また、第1合成手段45で合成したドッ
トパターンデータを印字バッファ35にセットするので
はなく、印字データ登録手段37に登録データとして登
録することも可能である。これらの切換は、ホスト装置
90からのコマンドで行われる。このようにすることに
より、ユーザー定義文字の登録時にキャラクタジェネレ
ータ34のドットパターンデータを利用可能となり、ホ
スト装置90からのドットパターンデータの送信が不要
となる。
【0060】第2合成手段46も基本的構造は第1合成
手段45と同じである。第2合成手段46は印字データ
登録手段37の登録データをさらに加工して印字バッフ
ァ35にセットアップする場合に使用する。このように
第2合成手段を設けることにより、さらに多くの文字装
飾および加工が可能となる。
【0061】図8は、第1合成手段45及び第2合成手
段46の全体構成を、概念的に示す図である。図8のパ
ターン選択信号、ロジック選択信号1,2は、ホスト装
置90からのコマンド及びそのパラメータに従って、制
御部36から送信される制御信号である。ドットパター
ンデータは、第1合成手段45では、キャラクタジェネ
レータ34からの出力であり、第2合成手段46では、
印字データ登録手段37の出力である。合成手段はま
ず、パターン記憶部52(図8)に各種パターンを記憶
している。図9にその一部を例示するが、ここに記憶す
るパターンは自由に設定可能である。即ち、パターン記
憶部52中のマスクパターン記憶部43にはマスクパタ
ーンが複数記憶されており、制御部36からのパターン
選択信号により、マスクを掛けるパターンが選択され
る。マスクの必要が無い場合には、このパターンは選択
されない。なお、マスクパターンはプリンタに予め記憶
されているものを用いてもよく、また、上記のような手
順によってドットパターンデータとして登録されたもの
を使用してもよい。
【0062】なお、上記の例では第1及び第2の合成手
段45、46を別々に設けることとしたが、これらは入
力及び出力において相違するものの、内部で行うべき処
理は同一であるため、これら両合成手段を唯一の構成要
素で実現することができる。例えば、合成手段をCPU
およびその制御プログラムを用いて実現する場合には、
これをサブルーチンとしておき、その入力及び出力を適
宜選択することによって容易に実現可能である。
【0063】ドットパターンデータは、まず合成処理手
段内のデータ記憶部53に記憶される。ドットパターン
データを部分的に順次処理する方式の場合には、必ずし
も、キャラクタ全体の記憶が可能である必要はなく、一
部分のドットパターンデータが記憶可能であればよい。
データ記憶部53のデータと、パターン記憶部52の選
択されたマスクパターンデータは、第1の論理処理部5
4のロジック選択信号1により選択された、論理機能に
より合成処理されて出力される。第1の論理処理部54
の出力は必要に応じてさらに第2の論理処理部55に入
力され、第2のロジック選択信号2により選択された論
理処理が施される。論理処理部は必要に応じてさらに数
段設けることが可能である。論理処理部54又は55の
出力は、印字バッファ35又は印字データ登録手段37
に入力される。
【0064】図10及び図11を用いて、合成処理手段
による論理合成について具体的に説明する。図10は、
ドットパターンデータ「A」と左斜線のマスクパターン
を論理積で合成する例をドットパターンのイメージで示
す図である。論理積により、ドットパターンの文字
「A」の部分とマスクパターンの斜線が存在する部分だ
けが残るので、図10の出力に示すように、文字「A」
の文字の部分が斜線のパターンとなって出力される。
【0065】図11は、ドットパターンデータ「A」を
第1の論処理部54で反転し、第2の論理処理部55で
左斜線のマスクパターンと論理積により合成処理する例
を示すドットパターンイメージの図である。第1の論理
処理部54により、文字「A」が反転され、マスクパタ
ーンは論理処理をされずそのまま通過する。第2の論理
処理部55で、文字「A」の反転データと斜線のマスク
パターンが論理積されることにより、図11のように背
景が斜線で文字部分が中抜きのドットパターンデータと
なって出力される。
【0066】図12に、印字データ登録手段37の登録
データを印字バッファ35に設定する際に、登録メモリ
37bの登録データにマスク処理を施してセットアップ
し、その後印字する場合のドットパターンデータを示
す。登録メモリ37aの文字データはそのまま第1の色
の印字バッファ35aに設定される。登録メモリ37b
の反転データは、斜線のマスクパターンで論理積が取ら
れるので、図12の印字バッファ35bに示すようなド
ットパターンデータとなる。印字バッファ35a、35
bのデータはそれぞれの印字ノズル構造体2、3(図
1)で印字されるので、印字バッファ35aと35bの
論理和として印字されるので、文字が第1の色で、背景
が第2の色の斜線で印字される。
【0067】尚、以上の説明では、色の重なりが無いケ
ースのみを説明したが、図5の影付き文字等で、文字部
分の反転データを第1の色とし、影部分の反転データを
第2の色として登録しておき、それを第1の色と第2の
色で印字することによる混色印字も可能である。
【0068】さらに、各文字毎の印字データの登録も色
毎の印字バッファの数に限定されることなく、1つの文
字であっても、印字バッファの数より多くの種類のデー
タ(文字データ、影データ、背景データ、これらの反転
データ等)を登録可能である。2色以上の色を印字可能
である場合には、印字バッファの種類もそれに合わせて
増やすことが可能である。
【0069】また、逆に上述のような特殊な印字は、複
数の色の印字が可能であればそれだけその組み合わせが
増えるが、2色の印字が可能であれば、それだけでも飛
躍的にその活用場面は増大する。したがって、少なくと
も2色の印字が可能なプリンタであることが望ましい。
しかし、単色のプリンタであっても、各種マスクパター
ンの論理処理を行うことにより、所定の装飾文字の印字
が可能となる。
【0070】図13は、本発明の制御部分をCPUを用
いて構成する場合の基本構成を示すブロック図である。
【0071】図13のCPU57及びROM58または
RAM59に記憶したファームウェアを含むプログラム
及びデータにより、図2及び図7に記載するデータ解
析、制御部による制御を実現する。また、受信バッファ
32、印字バッファ及び印字データ登録手段37はRA
M59により構成可能である。。
【0072】ROM58には前述した図2及び図7の各
部の機能を実現するためのソフトウェア(ファームウェ
アを含む)及びデータを記憶しており、CPU57がこ
れを読み出すことにより、各種機能を実現する。RAM
59は受信バッファ32、印字バッファ35、印字デー
タ登録手段37その他の必要なデータの記憶装置として
機能する。この場合、印字データ登録手段37はスタテ
ィックRAMであることが望ましい。尚、各種バッファ
等32、35、37等は、このようなRAMに限定する
ことなく、レジスタ等を用いてもよい。ホスト装置90
とのデータ通信はインタフェース30を介して行われ
る。
【0073】図14に、ユーザ定義文字の登録、変更等
を行うコマンドを例示する。このようなコマンドコー
ド、パラメータをどのように設定するかは、当業者が自
由に設定可能であるので、ここではシンプルな例を示す
にとどめる。
【0074】図14に示すようなコマンドコード、パラ
メータ及びドットパターンデータを送信することによ
り、登録文字の設定、変更、抹消を行う。図14のn、
c、p、l(エル)等はパラメータを例示したものであ
る。たとえば、pは合成処理手段のマスクパターンの選
択のためのパラメータであり、l(エル)は図8のロジ
ック選択信号を指定するパラメータである。
【0075】図15及び図16にパラメータnとcの機
能を例示するが、これは図をみれば明らかであるので説
明を要しないであろう。
【0076】図17に印字データを登録する場合の処理
のフローチャートを示す。図17のフローチャートで
は、印字データ登録手段37に登録メモリ37a及び3
7bの2個を有しており、合成処理も行う可能性がある
場合について説明する。同時に図7を参照されたい。
【0077】印字データの登録のコマンドを受信する
と、データ解析手段33はそれを検知し、制御部36に
伝達する。制御部36は、まず、印字データ登録手段3
7に空き領域があるか確認し(S70)、無ければ印字
データの登録ができないため、エラーメッセージを表示
する(S79)。空き領域が存在すると、その領域に印
字データを登録するための処理を続行する。
【0078】まず、実行しようとしている印字データの
登録に合成処理の指定があるかどうか、コマンドもパラ
メータをチェックする(S71)。合成処理の指定が無
ければ(S71;No)、工程72に進む。今処理して
いるデータが第1の登録データであると(S72;Ye
s)、まず、登録しようとしている印字データの登録コ
ードをテーブル上に登録する(S73)。その後、印字
データの登録コードと関連付けて、登録する印字データ
の構成要素からなるドットパターンデータを登録メモリ
37aに登録する(S74)。第1の登録データの登録
が終わると、第2の登録があるか否かを確認する(S7
5)。第2の登録があると(S75;Yes)、再び合
成処理の指定があるか否かの確認の工程(S71)に戻
り、同様の処理を繰り返す(S71〜S72)。
【0079】第1の登録の際に、合成処理の指定がある
場合には(S71;Yes)そのパラメータが確認さ
れ、必要な条件がセットされる(S71、S72)。こ
れにより、例えば、使用するマスクパターン、使用する
論理合成手段が論理和であるか論理積であるか等が設定
される。その後は、パラメータで指定された条件に従い
合成処理が施される(S77)。その後は合成処理が無
い場合と同様に第1のデータの登録が行われる(S7
2、S73、S74、S75)。第2の登録データが無
い場合(S75;No)は、当該印字データは、第1の
ドットパターンデータのみで構成されるものとして、印
字データの登録を終了する。
【0080】第2の登録データがある場合には(S7
5;Yes)、再び第1の登録データと同様の処理を繰
り返す(S71〜S76)。今第2の登録データである
ので工程72はYESとなり、登録メモリ37bに第2
の構成要素であるドットパターンデータが登録されて、
登録処理は終了する。
【0081】次に図18を用いて登録データの印字処理
について説明する。図18は、登録データを印字する場
合に、登録データを印字バッファに設定する処理の一例
を示すフローチャートである。ここでは、印字データ登
録手段37は二つの登録メモリを有するものでして説明
する。
【0082】登録データの印字のコマンドを受信する
と、データ解析手段33はそれを検知し、制御部36に
伝達する。制御部36は、まず、合成処理の指定がある
か否かを確認し(S80)、合成処理の指定があれば
(S80;Yes)、前述と同様にパラメータの設定を
行い、論理処理の準備をする(S85)。次に登録して
いる印字データのドットパターンデータを読み出し(S
86)、設定したパラメータに従って合成処理を行う
(S87)。合成処理の指定が無い場合(S80;N
o)は、そのまま登録データを読み出す(S81)。
【0083】その後、読み出した登録データが第1の色
の印字バッファに設定されるべきデータか否かが確認さ
れ、第1の色のデータとして設定する場合には(S8
2;Yes)、第1の印字バッファに読み出したデータ
又は合成処理したデータが設定され、設定済みフラグが
設定される(S83)。第1の色のデータでない場合に
は(S82;No)、当該データは第2の色の印字バッ
ファに設定され、同時に第2の印字バッファの設定フラ
グも設定される(S88)。
【0084】第1の色の印字バッファにデータが設定さ
れると(S83)、次に第2の色のデータがあるかどう
か、及び第2の印字バッファの設定フラグが設定されて
いないが確認される。第2の色のデータが存在し、設定
フラグも設定されていない場合には(S84;Ye
s)、第2の色の印字バッファの設定のために、再び同
様の処理が繰り返される(S80及びS81、又は、S
85〜S87)。
【0085】その後処理したデータが第1の色のデータ
か確認される(S82)。今、第2の色データであるの
で(S82;No)、第2の色の印字バッファに処理し
たデータが設定され、設定フラグも同時に設定される
(S88)。次に工程89で、第1の色が存在するか、
第1のフラグが設定されているかが確認される。既に工
程S89で第1のフラグが設定されているので、登録デ
ータの印字バッファへの設定は終了する(S89;N
o)。第2の色のデータの設定から先に処理した場合
(S82及びS88)には、第1の色の印字バッファの
フラグは未だ設定されていないので、もし第1の色の登
録データが存在する場合には(S89;Yes)、第1
の色の印字バッファの設定のために同様の処理が繰り返
され(S80及びS81、又は、S85〜S87)た
後、第1の色の印字バッファにデータが設定される(S
82;Yes、S83)。その後工程(S84)を経て
登録データの印字バッファへの設定を終了する。
【0086】一行分の印字バッファの設定が終了する
と、印字機構、キャリッジ駆動機構及び必要に応じて用
紙搬送機構が駆動されて、印字が実行される。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は登録する
構成要素毎のドットパターンデータをそれぞれ別個に記
憶しておくことにより、印字データの印字態様の多様化
が容易になった。例えばレシート等への印字の場合、合
計金額ほどは目立たないが、売り上げアイテム情報より
目立つように印字する等の工夫をすることも可能とな
る。これは、レシート上に所定の宣伝、広告、イベント
情報を印字する場合等に有効である。また、特殊な背景
は、領収書の背景の全体又は一部に特殊な色の写真、デ
ザインを組み込みコピー等により簡単に改ざんされるこ
と等の悪用を防止することが可能である。具体的な利用
形態としては、キオスク端末でのチケット印字等へ利用
することにより、その有用性が活用可能であろう。ま
た、印字データにマスクを掛けることにより、印字文字
の装飾が簡単に行えるとともに、印字態様の多様化も図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用が可能な記録装置の例としてを示
すPOSプリンタの外観斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図3】印字データ登録手段37の登録内容をドットパ
ターンデータのイメージとして示す図である。
【図4】図3の登録コード「001」の印字の場合のド
ットパターンデータの流れを示す図である。
【図5】図3の登録コード「002」の印字の場合のド
ットパターンデータの流れを示す図である。
【図6】登録されたロゴを印字する際のドットパターン
データの流れを示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す機能ブロック図で
ある。
【図8】第1合成手段45及び第2合成手段46の全体
構成を、概念的に示す図である。
【図9】合成処理手段に記憶しているマスクパターンの
例を示す図である。
【図10】ドットパターンデータ「A」と左斜線のマス
クパターンを論理積で合成処理する例を示すドットパタ
ーンイメージの図である。
【図11】ドットパターンデータ「A」を第1の論処理
部54で反転し、第2の論理処理部55で左斜線のマス
クパターンと論理積により合成処理する例を示すドット
パターンイメージの図である。
【図12】印字データ登録手段37の登録データを印字
バッファ35に設定する際に、登録メモリ37bの登録
データにマスク処理を施してセットアップし、その後印
字する場合のドットパターンデータの変化を示す図であ
る。
【図13】本発明の制御部分をCPUを用いて構成する
場合の基本構成を示すブロック図である。
【図14】ユーザ定義文字及びロゴ等の登録、変更等を
行うコマンドを例示する。
【図15】パラメータnの機能を例示する図である。
【図16】パラメータcの機能を例示する図である。
【図17】印字データを登録する場合の処理のフローチ
ャートを示す。
【図18】登録データを印字する場合に、登録されてい
るドットパターンデータを印字バッファに設定する処理
の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 10 プリンタ 17 レシート用紙 18 ジャーナル紙 19 スリップ用紙 30 インタフェース 31 データ受信部 32 受信バッファ 33 データ解析手段 34 キャラクタジェネレータ 35 印字バッファ 36 制御部 37 印字データ登録手段 45 第1の合成手段 46 第2の合成手段 52 パターン記憶 53 データ記憶部 54 第1の論理処理部 55 第2の論理処理部 57 CPU 58 ROM 59 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA15 BA02 BA03 BA04 BA05 BA07 BC02 BC05 BD34 CB11 3E040 BA07 CB01 FK02 FK06 3E042 CE01 5B021 AA01 DD16 DD17 LD14 LD15 LG07 LG09

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の構成要素からなる印字データの各
    構成要素毎のドットパターンデータを夫々異なる登録デ
    ータ記憶手段に登録する工程と、 前記登録した印字データの印字命令を受信したときに、
    当該印字データを構成する前記各構成要素毎のドットパ
    ターンデータを前記登録データ記憶手段から読み出して
    印字バッファに展開する工程と、を備えることを特徴と
    する印字データの登録及び展開方法。
  2. 【請求項2】 前記構成要素毎のドットパターンデータ
    を登録する工程は、 印字データの登録命令及び登録する印字データの構成要
    素毎のドットパターンデータを受信する工程と、 前記受信した登録命令に従い前記受信した複数の構成要
    素毎のドットパターンデータを各登録データ記憶手段に
    登録する工程と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の印字データ
    の登録及び表示方法。
  3. 【請求項3】 前記構成要素のドットパターンデータを
    登録する工程は、 受信した前記構成要素データの1部又は全部を論理処理
    して新たなドットパターンデータを作成する工程と、 前記作成したドットパターンデータを前記登録データ記
    憶手段に登録する工程と、をさらに備えることを特徴と
    する請求項2に記載の印字データの登録及び展開方法。
  4. 【請求項4】 前記新たなドットパターンデータを作成
    する工程は、 受信した前記構成要素のドットパターンデータの一部又
    は全部とマスクパターンとを論理合成して新たなドット
    パターンデータを作成する工程をさらに含むことを特徴
    とする請求項3に記載の印字データの登録及び展開方
    法。
  5. 【請求項5】 前記構成要素データを前記印字バッファ
    に展開する工程は、 前記各構成要素データを各色毎に独立して設けられた前
    記印字バッファに展開する工程を備えることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の印字データの登
    録及び展開方法。
  6. 【請求項6】 前記印字バッファに前記構成要素データ
    を展開する工程は、 前記登録したドットパターンデータの一部又は全部を論
    理的に合成して新たなドットパターンデータを作成する
    工程と、 前記合成したドットパターンデータを前記印字バッファ
    に展開する工程と、をさらに備えることを特徴とする請
    求項5に記載の印字データの登録及び展開方法。
  7. 【請求項7】 前記新たなドットパターンデータを合成
    する工程は、 前記登録したドットパターンデータとマスクパターンデ
    ータとを論理合成する工程をさらに備えることを特徴と
    する請求項6に記載の印字データの登録及び展開方法。
  8. 【請求項8】 前記登録された複数のドットパターンデ
    ータは、前記印字データを各色毎に分解した色毎のドッ
    トパターンデータからなることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の印字データの登録及び展開方
    法。
  9. 【請求項9】 前記登録されたドットパターンデータ
    は、第1の色の構成要素からなるドットパターンデータ
    と、第2の色構成要素からなるドットパターンデータの
    2つからなることを特徴とする請求項1〜7に記載の印
    字データの登録及び展開方法。
  10. 【請求項10】前記登録される印字データはロゴである
    ことを特徴とする印字データの登録及び展開方法。
  11. 【請求項11】 印字データを受信したときに、印字文
    字を構成する各色毎のドットパターンデータの一部また
    は全部を論理処理する工程と、 前記論理合成した各色毎のドットパターンデータを各色
    毎の印字バッファに展開する工程とを備えることを特徴
    とする印字データの登録及び展開方法。
  12. 【請求項12】 前記ドットパターンデータを論理処理
    する工程は、 前記各色毎のドットパターンデータとマスクパターンと
    を合成処理する工程をさらに備えることを特徴とする印
    字データの登録及び処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項1から12のいずれか1項に記
    載の印字データの登録及び処理方法の工程を有するプロ
    グラムを記載したコンピュータで読み取り可能な記録媒
    体。
  14. 【請求項14】以下の手段を備えることを特徴とする印
    字装置。印字データの第1の色で構成される第1のドッ
    トパターンデータを記憶する第1の登録メモリと、 前記印字データの第2の色で構成される第2のドットパ
    ターンデータを記憶する第2の登録メモリと、 前記第1の登録メモリ及び前記第2の登録メモリのドッ
    トパターンデータをそれぞれ独立して展開可能な2つの
    印字バッファと、 前記印字バッファに展開されているドットパタ−ンデー
    タを、それぞれ異なる色で印字する印字機構部と、 印字命令に従い、前記第1メモリ及び第2メモリの内容
    を前記印字バッファに展開し、前記印字機構により印字
    するよう制御する制御部。
  15. 【請求項15】 前記記録装置はさらに、前記ドットパ
    ターンデータと内蔵する所定のマスクパターンとを論理
    合成可能な合成手段を備え、 前記制御手段は、前記合成手段を制御することにより前
    記登録しているドットパターンデータと前記マスクパタ
    ーンとを合成して新たなドットパターンデータを作成
    し、当該新たなドットパターンデータを前記印字バッフ
    ァに展開するよう制御することを特徴とする請求項14
    に記載の記録装置。
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