JP2002045802A - チップ型電子部品分離洗浄乾燥装置 - Google Patents

チップ型電子部品分離洗浄乾燥装置

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JP2002045802A
JP2002045802A JP2000239497A JP2000239497A JP2002045802A JP 2002045802 A JP2002045802 A JP 2002045802A JP 2000239497 A JP2000239497 A JP 2000239497A JP 2000239497 A JP2000239497 A JP 2000239497A JP 2002045802 A JP2002045802 A JP 2002045802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ部品とメディアをバレルから異なる容
器に移し替えてから、その容器を連続的にかつ直線的に
搬送しながら、チップ部品とメディアを分離し、チップ
部品を洗浄し乾燥する動作を連続的かつ効率的に実現す
る。 【解決手段】 チップ型電子部品及びメディアを収容す
るメッシュポットを有する容器10と、前記容器を一定
の方向に搬送する搬送チェーン7A,7Bと、前記搬送
チェーン7A,7Bにおいて前記容器が搬送される方向
に、前記容器内のメディアを分離するメディア分離部3
0と、前記容器内のチップ型電子部品を超音波洗浄する
超音波洗浄部40と、前記容器内のチップ型電子部品を
純水で洗浄する純水リンス部50と、前記容器内のチッ
プ型電子部品を乾燥する乾燥部60とを順次備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部電極の形成等
を行うため、チップ型電子部品(以下チップ部品と呼
ぶ)にメッキを施す工程に用いる装置に係り、特に端子
電極をバレル電解メッキにより形成するチップ部品のメ
ッキ工程に続けて、バレル電解メッキで使用するメディ
アを分離し、メッキを施されたチップ部品に付着する電
解メッキ液等を除去する分離洗浄乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フェライト磁石等を連続的に洗浄
する超音波洗浄装置が知られており、特開平4−176
379号公報、特開平5−220459号公報、特開平
5−293451号公報には、連続超音波洗浄装置とし
て洗浄槽に工夫を施してネットコンベアが直線的に配置
できるようにすること、被洗浄物を載置した下側ネット
コンベアに、押さえネットあるいは上側ネットコンベア
を用いることで保持搬送することが開示される。また、
バレル形洗浄方法及び洗浄装置として特開平6−792
43号公報には、洗浄すべき工作物とメディア及び洗浄
剤等をバレル槽内へ装入し、バレル槽及び工作物に運動
を与えて、工作物とメディアとの間に相対運動を発生さ
せ、洗浄剤の作用と、相対運動とによって工作物表面の
微細汚染物質を除去する洗浄方法が開示される。さら
に、洗浄、濯ぎ、乾燥等一連の工程においてバレルを順
次搬送し、洗浄槽あるいは超音波による洗浄槽で洗浄す
ることが、特開平6−91516号公報、特開平6−2
26216号公報、特開平7−31941号公報、特開
平7−265820号公報、特開平7−275809号
公報に開示される。しかし、端子電極をバレル電解メッ
キにより形成するチップ部品には最適な洗浄装置となら
ない。すなわち、ネットコンベアによる洗浄装置ではバ
レルに収容したチップ部品とメディアを搬送するに適さ
ないし、バレル形洗浄方法及び洗浄装置ではバレル槽に
給排水装置を連結するため、複数のバレルを用いるバレ
ル電解メッキには適さない。また、バレルを順次搬送す
るいずれの開示においても、バレルは洗浄槽に対し上下
に出し入れする構成であり、水平方向に搬送する動作と
ともに上下に昇降する動作が混在し、洗浄装置の構成を
複雑にしかつ搬送に伴う動作に無駄が生じることにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の技術における問題点を解決するためになされた
ものであり、特にチップ部品とメディアをバレルに収容
して、複数のバレルを用い連続的にバレル電解メッキす
る工程において、チップ部品とメディアをバレルから異
なる容器に移し替えてから、その容器を連続的にかつ直
線的に搬送しながら、チップ部品とメディアを分離し、
チップ部品を洗浄し乾燥することを連続的に実現するの
に好適な装置であって、その装置の構成は簡単にしなが
ら搬送に伴う無駄が生じないチップ型電子部品分離洗浄
乾燥装置を提供することを目的とする。
【0004】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明に係るチップ型電子部品分離洗
浄乾燥装置は、チップ部品及びメディアを収容するメッ
シュポットを有する容器と、前記容器を一定の方向に搬
送する搬送機構と、前記搬送機構において前記容器が搬
送される方向に、前記容器内のメディアを分離するメデ
ィア分離部と、前記容器内のチップ部品を超音波洗浄す
る超音波洗浄部と、前記容器内のチップ部品を乾燥する
乾燥部とを順次備えることを特徴としている。
【0006】本願請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記容器内のチップ部品を純水で洗浄する純水リン
ス部を、前記超音波洗浄部と前記乾燥部との間に設けた
ことを特徴としている。
【0007】本願請求項3の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記メッシュポットは、チップ部品の最大長さ
寸法よりも小さい最大長さ寸法のメディアが通過するが
前記チップ部品は通過しないメッシュを有し、前記メデ
ィア分離部は、前記チップ部品及び前記メディアを収容
する前記メッシュポットを有する前記容器に向けて洗浄
液を噴出する噴出手段を備え、前記洗浄液により前記メ
ッシュポットから前記メディアを通過させて排出し、前
記メッシュポット内に前記チップ部品が残留する構成と
したことを特徴としている。
【0008】本願請求項4の発明は、請求項3におい
て、前記メディア分離部にて、前記容器を回転させる回
転駆動手段を備え、前記チップ部品及び前記メディアを
収容するメッシュポットを有する前記容器を回転させな
がら、前記容器に向けて洗浄液を噴出することを特徴と
している。
【0009】本願請求項5の発明は、請求項1,2,3
又は4において、前記超音波洗浄部は、超音波振動子が
設けられた洗浄槽と、前記洗浄槽の前記容器が搬送され
る方向の両側面に設けられた入口と出口をなす2つの開
口と、前記開口を開閉するシャッターと、前記洗浄槽に
洗浄液を供給する洗浄液供給手段を備えていることを特
徴としている。
【0010】本願請求項6の発明は、請求項1,2,
3,4又は5において、前記乾燥部は、前記容器に向け
てエアーブローするエアーブローノズルを少なくとも備
えていることを特徴としている。
【0011】本願請求項7の発明は、請求項1,2,
3,4,5又は6において、前記搬送機構における前記
一定の方向が直線的であることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチップ型電子
部品分離洗浄乾燥装置の実施の形態を図面に従って説明
する。
【0013】図1はチップ型電子部品分離洗浄乾燥装置
の実施の形態の主要部全体構成を示す正断面図であり、
図2は同じく正面図であるが開閉する扉等も見える全体
構成図を示し、図3は正面図に直交する上方からみた平
面図である。また、図4は容器(ポット)を示す概略斜
視図、図5は容器の側断面図、図6は容器が搬送チェー
ンに載っている状態の正面図を示す。
【0014】バレル電解メッキ処理において、チップ部
品とメディア(電解メッキのために使用する金属球体)
はバレル内に一緒に収容されているが、分離洗浄乾燥処
理の前に、バレルから図4及び図5に示す容器10にチ
ップ部品100とメディア101は入れ替えられる。
【0015】分離洗浄乾燥装置1は、メディア分離部3
0、超音波洗浄部40、純水リンス部50及び乾燥部6
0を備えており、チップ部品100とメディア101を
入れた専用の容器10を受け取り、メディア分離部30
によって始めにチップ部品100とメディア101を洗
浄しながら分離し、超音波洗浄部40にてチップ部品1
00を超音波洗浄し、純水リンス部50にてチップ部品
100を純水で洗浄し、乾燥部60でチップ部品100
を乾燥し、専用の容器10からチップ部品100を取り
出す次の工程に対し、この容器10を受け渡すまでを1
パスで自動的に行う構成である。
【0016】例えば、チップ部品100は寸法が長さ
1.6mm,幅0.8mm,厚さ0.8mmを製品1608と
呼ぶことにする、製品とメディアサイズの関係につい
て、製品1608に対して、メディア101は形状が球
形で外径0.57mmを選択しメディアサイズφ0.57
と呼ぶことにする。容器10は円筒状のメッシュポット
11を有し、このメッシュポット11はメディアサイズ
φ0.57が通過し製品1608が通過しないメッシュ
で構成する。チップ部品100の寸法が異なるとメディ
ア101の形状やサイズを変更し、容器10のメッシュ
ポット11のメッシュを変更することになる。
【0017】容器10を搬送しながらチップ部品100
とメディア101を分離し、その後に乾燥までの一連の
自動化を図るためには、メディア101の分離、チップ
部品100の洗浄、乾燥まで容器10を共用することが
重要であり、容器10は上記工程を通して使用できる専
用のメッシュポットを具備している。
【0018】前記容器10は図5に構造をより詳しく示
すが、図4に模式的に示す如く、メッシュポット11を
有する。このメッシュポット11はステンレス鋼線の網
を円筒状にし、円筒網の両端を塞ぐ円盤状の蓋12A,
12Bを装着したものである。図5のように蓋12Aは
円筒網の一端に固着され、蓋12Aの外側には当該蓋1
2Aの中心に円筒網に平行な軸13が固着され、軸13
の端部に蓋12Aと面を平行にしてスプロケット14が
固着されている。メッシュポット11の中心とスプロケ
ット14の回転中心は同心である。
【0019】前記蓋12Bは前記円筒網の他方にワンタ
ッチで着脱自在である。図6に示すように、蓋12Bに
は複数本の放射状ピン15が設けられており、円筒網端
部に固着された環状部材16の内周溝17に突出状態の
放射状ピン15が係合するようになっている。放射状ピ
ン15は引き込み方向にばね18で付勢されている。蓋
12Bの中央部にはワンタッチのロック解除部材19が
設けられており、ロック解除部材19のテーパー面19
aが放射状ピン15の基端に当接するようになってい
る。ロック解除部材19は底面側のコイルばね19bに
て突出方向に付勢されている。
【0020】従って、ロック解除部材19に外力が加わ
らない状態では、図5に図示の状態であり、ロック解除
部材19のテーパー面19aによって放射状ピン15が
ばね18の弾性力に抗して突出方向に駆動されて環状部
材16の内周溝17に係合している。ロック解除部材1
9を押せば、テーパー面19aの位置が放射状ピン15
から外れて放射状ピン15はばね18によって引き込み
方向に駆動され、放射状ピン15と環状部材16との係
合が外れ、蓋12Bを離脱させることができる。逆に蓋
12Bを装着するときはロック解除部材19を押した状
態で円筒網端部の環状部材16に嵌合すればよい。な
お、蓋12Aと環状部材16とは補強用ピン22で連結
されている。
【0021】このように構成された容器10に対して、
バレルからチップ部品100とメディア101をそのま
ま移し入れワンタッチ蓋12Bを閉め、容器10を分離
洗浄乾燥装置の入口(投入ステーション)から搬送チェ
ーン7A,7Bに載せると一連のプロセスが完了できる
ようになる。容器10のサイズは、例えば円筒網の外径
100mm×長さ200mmで容量が1570ccとし、チ
ップ部品100とメディア101の合計で800ccを
収容するので約半分の内容量になる。
【0022】図1乃至図3に示す如く、分離洗浄乾燥装
置1は架台2に各機構を組み付けて構成し、架台2は複
数の脚21により床Fに載置する。架台2に固定する軸
受3が軸支する軸4と、軸4に嵌着するスプロケットは
複数組が備えられる。図3の複数のスプロケット5A間
には容器10を回転駆動するための回転用チェーン6が
張架されている。また、軸4の両側に設けられたスプロ
ケット5B,5C間には容器10を搬送する一対の搬送
用チェーン7A,7Bが張架されている。つまり、搬送
用チェーンは図1の手前からチェーン7A,7Bと複数
が備えられる。この状態は図1に対し直交する方向から
見て示す図5により詳しく示され、容器10のメッシュ
ポット11の両側に搬送チェーン7A,7Bが位置す
る。搬送チェーン7A,7Bは対向する位置のリンク軸
を延長するステーピン25で一体化され、搬送チェーン
7A,7Bは複数のステーピン25を梯子のような形態
に備える。そうして、搬送チェーン7Aは複数のスプロ
ケット5Bで、搬送チェーン7Bは複数のスプロケット
5Cで、各々張架されている。回転用チェーン6は図5
に示す如く容器10が備えるスプロケット14に係合す
る。搬送チェーン7A,7Bを連結するステーピン25
は両端にローラ26A,26Bを回転自在に支持し、隣
り合うローラ26Aの2個と、隣り合うローラ26Bの
2個で計4個が1つの容器10を回転自在に支持する構
成である。これらの搬送チェーン7A,7B等を含む機
構が搬送機構をなしている。
【0023】また、走行する回転用チェーン6にて前記
容器10側スプロケット14を回転させると、軸13か
ら蓋12Aを経てメッシュポット11に回転力が伝わ
り、結局、容器10は一体にローラ26A,26Bに回
転自在に支持され回転することになる。これらの回転用
チェーン6を含む機構が容器10を回転させる回転駆動
手段をなしている。
【0024】図1及び図2の右端には容器10を搬送チ
ェーン7A,7B上に自動載置するためのローダー20
が設置されている。
【0025】また、図1及び図2において架台2左端に
モータ8,9が固定されている。モータ8の出力軸に固
着したスプロケットと軸4に固着したスプロケット間に
チェーンを張架して、モータ8の出力軸が回転すると搬
送チェーン7A,7Bが循環する仕組みとする。モータ
9の出力軸に固着したスプロケットと軸4Aに固着した
スプロケット間にチェーンを張架して、モータ9の出力
軸が回転すると回転チェーン6が循環する仕組みとす
る。
【0026】架台2の上方に複数のチェーンガイドが固
定される。チェーンガイドは図1の手前から直交する方
向にチェーンガイド27A,27Bと備えられ、チェー
ンガイド27Aは図1の手前において横一列に複数個が
配置され、チェーンガイド27Bは図1の奥側において
横一列に複数個が配置される。チェーンガイド27Aは
搬送チェーン7Aを支持し、チェーンガイド27Bは搬
送チェーン7Bを支持する。なお、テンショナ18はこ
の個所の軸受と軸とスプロケットの一体構造体を平行移
動する構成であり、搬送チェーン7A,7Bの張りを加
減することができる。また、テンショナ19は回転チェ
ーン6の張りを加減できるよう左右に移動させてから固
定できる。
【0027】図1に示すように、分離洗浄乾燥装置1は
矢印Pの方向に容器10を搬送する構成であるが、搬送
される容器10に対し行われるプロセス用の構成を順に
説明する。なお、本実施の形態では容器10の搬送は間
欠搬送であるものとする。
【0028】図7及び図8に示すように、メディア10
1を分離排出するメディア分離部30が容器搬送方向よ
りみて最前位置に配置されている。このメディア分離部
30はシャワー部31を備えている。シャワー部31は
シャワーノズル311を備え、シャワーノズル311は
噴出口312を備えていて、洗浄液としての洗浄水を噴
出する噴出手段を構成している。噴出口312は容器1
0の円筒方向に延長する長方形で細長い開口であり、例
えば洗浄水を下方の容器10の円筒方向全長にわたりナ
イフエッジ状に噴出する。図8のように矢印P1方向に
間欠搬送される容器10の下方にはメディア101や洗
浄水の排出路33を配置する。排出路33は漏斗状のシ
ュート331と排出口332でなり、シュート331で
メディア101や洗浄水を受けて排出口332から洗浄
水分離部34に排出する。図8は矢印Qでメディア10
1や洗浄水が移動することを示すが、排出口332の真
下に洗浄水分離部34を配置するか、排出口332にダ
クトやパイプを接続する構成とすれば真下に位置しなく
てもよい。いずれにしても、排出口332から排出され
たメディア101や洗浄水は全て洗浄水分離部34に至
る構成である。
【0029】シャワー部31での条件として例えば、メ
ッシュポット11を有する容器10の回転数を25〜3
0rpmとし、噴出口312のスリット寸法は幅0.8〜
1.0mm×長さ250mmとし、噴出する洗浄水量は50
リットル/分以上とし、分離に要する時間を180秒と
すると、ほぼ完全に容器10からメディア101を分離
することが可能である。シャワー部31により分離され
たメディア101が、約4分毎に2.5kg(容量にし
て500cc以上)ずつ排出されることになり、図8の
ようにシュート331で受け止めて洗浄水と同時に排出
口332から排出し、洗浄水分離部34のメッシュ篭3
41内に導いてメディア101を残し洗浄水は通過させ
て水切りする構成である。メッシュ篭341は円筒網の
内周に螺旋状ヒレ342を設けたものであり、かつ円筒
網はその円筒中心を回転中心として回転駆動されるよう
になっている。回転するメッシュ篭341内に洗浄水と
ともに導入されたメディア101はメッシュ篭341に
より通過を阻止され、メッシュ篭341内側の螺旋ヒレ
342の働きで篭右端方向に移送され、水タンク532
の横に併設されたメディア回収箱343内に次々に落下
する。洗浄水はメッシュ篭341を通過して下方の水タ
ンク532に戻る。図8に示すように、水タンク532
内の水をポンプ44で汲み上げてシャワーノズル311
に供給する。つまり、水タンク532の下方にパイプ4
3が接続し、パイプ43の他端にポンプ44が接続し、
ポンプ44の出口に接続したパイプ45を通してシャワ
ーノズル311に水を供給するようになっている。
【0030】なお、後述するが水タンク532内の水は
超音波洗浄部40と純水リンス部50でも使用するた
め、水タンク532に補給する水は純水とする。
【0031】図8に示すように、容器10の搬送方向よ
りみてメディア分離部30の後に超音波洗浄部40と純
水リンス部50とが設けられている。超音波洗浄部40
において、矢印P2の方向に間欠搬送されながら回転す
るメッシュポット11を有する容器10に対し超音波洗
浄する構成であり、洗浄槽42は4側面の角筒形状に底
421を備える容器であって、上面の開口と下方の排水
口422を備える。さらに、容器10の搬送路において
開口423,424を備え、開口423を開閉するシャ
ッター411と、開口424を開閉するシャッター41
2とを備える。シャッター411,412は開口42
3,424の上部に枢支され、仮想線411’,41
2’に示す位置まで揺動して開閉する。シャッター41
1,412は図示しない駆動手段(例えば空庄あるいは
油圧あるいは電動等)で開閉する構成である。間欠走行
する搬送チェーン7A,7Bでシャッター411,41
2の開いているときに洗浄槽42内に1つの容器10を
送り込んだ後、シャッター411,412を閉めると洗
浄槽42は上面の開口以外は下方の排水口422が開口
するだけである。排水口422はスリット状で所定の流
量を通過させるが、水タンク532から所定量の水をポ
ンプ44で補給することで洗浄槽42内の水位を保つ。
つまり、水タンク532の下方にパイプ43が接続し、
パイプ43の他端にポンプ44が接続し、ポンプ44の
出口にパイプ45が接続する循環系において、洗浄槽4
2に所定の量の水を補給することで水位を保つ構成であ
る。シャッター411,412を開く前には水補給を止
めて開口の下辺以下に水位を下げてから開くようにす
る。
【0032】超音波洗浄部40は、洗浄槽42に対し
て、例えば容器10の搬送経路の下側に超音波振動子4
1を配置する。但し、超音波振動子の個数及び配置は超
音波洗浄が有効に行われる範囲で任意である。超音波振
動子41は図示しない駆動電源に接続されており、駆動
電源(超音波発振器)から電力を供給すると振動し、洗
浄槽42に所定の水位を保ち収容された水に超音波振動
を与える。所定の位置の容器10は超音波振動子41か
ら最も効率的に超音波振動を受ける位置にあり、容器1
0内のチップ部品100を効果的に振動させてチップ部
品100から付着物を除去し、また、純水置換によりよ
り高度な洗浄をする。容器10を各々次の位置に搬送す
る前にはポンプ44を止めて洗浄槽42の水位を下げ、
シャッター411,412を仮想線の位置に開いてから
容器10を各々次の位置に搬送し、各々次の位置に容器
10が停止するとシャッター411,412を閉じてか
らポンプ44を運転し、洗浄槽42に所定の量の水を供
給し水位を所定の位置に回復する。このためポンプ44
と超音波振動子41は間欠的な運転をすることになる。
なお、前記洗浄槽42の排水口422から出た水は漏斗
状のシュート331、洗浄水分離部34を経て水タンク
532に戻るようになっている。
【0033】純水リンス部50と純水の循環処理系につ
いて説明すると、純水リンス部50は前記シャワーノズ
ルとは異なるスプレーノズル51を備える。スプレーノ
ズル51は容器10の円筒に平行なパイプ511と、容
器円筒方向に沿ってパイプ511の長手方向に配列され
た複数個の噴射口512とを備え、加圧された純水がパ
イプ511に供給されると噴射口512から容器10に
噴射する構成であり、噴射により容器10が純水でリン
スシャワーされ、チップ部品100の表面は純水置換さ
れる。噴射後の水は漏斗状のシュート331、洗浄水分
離部34を経て水タンク532に戻るようになってい
る。容器10は搬送チェーン7A,7Bの間欠走行によ
り矢印P3の方向に搬送され超音波洗浄部40から純水
リンス部50に搬入され、リンスシャワーを受けた後、
次の位置に送り出される。
【0034】前記水タンク532には純水を補給する
が、メディア分離部30、超音波洗浄部40及び純水リ
ンス部50で循環使用するため、回収した水は幾分汚れ
ている可能性がある。メディア分離部30及び超音波洗
浄部40ではポンプ44で水タンク532内の水を直接
汲み上げて使用可能であるが(必要ならば汚染物質を除
去するフィルターを通す)、純水リンス部50では純水
のリンスシャワーをかける必要上、水タンク532の水
を直接使用することはできない。このため、水タンク5
32の最下方にパイプ54が接続し、パイプ54の他端
にポンプ55が接続し、ポンプ55の吐出口にパイプ5
61が接続し、パイプ561の他端にUV殺菌部57が
接続し、UV殺菌部57の出口にパイプ562を介して
10μmのフィルター581が接続し、フィルター58
1の出口にパイプ563を介してイオン交換器59が接
続し、イオン交換器59の出口にパイプ564を介して
1μmのフィルター582が接続し、フィルター582
の出口にパイプ565が接続し、パイプ565の他端は
スプレーノズル51のパイプ511に接続する構成とす
る。パイプ511はパイプ565の接続を除き複数個の
噴射口512が外部に開口するのみであり、ポンプ55
で加圧された純水がパイプ511に循環すると噴射口5
12から容器10に噴射する。タンク532からの水が
ポンプ55で循環する途中のUV殺菌部57はUV殺菌
灯で水を照射してバクテリア等を死滅させ、フィルター
581,582は、洗浄工程で水が除去し含有した塵、
バクテリア等の死菌、ポンプの発塵等の微粒子を除去
し、イオン交換器59は使用済み水に含有するイオンを
除去して純水リンス部50に純水として供給する。な
お、水タンク532に新しい純水533の所定量を補給
し、純水の循環系と循環処理系に保有される純水の量を
常に所定量に保つようにする。
【0035】図9に示すように乾燥部60は、容器10
を矢印P4の方向に搬送する搬送チェーン7A,7Bに
沿い、エアブロー部61,62を備えている。そのエア
ーブロー部61におけるエアー供給の構成は、大気の取
込口641にサクションフィルター63を備えるブロア
ー64と、ブロアー64のエアー出口に接続するパイプ
65と、パイプ65の他端に微粒子の除去等に有効なエ
アーフィルターであるヘパフィルター66が接続し、ヘ
パフィルタ66の出口にパイプ67が接続する。パイプ
67はエアープロ一部61でパイプ68A,68B,6
8Cに分岐する。エアーブロー部61はエアーブローノ
ズル611,614とスポットノズル617を備え、パ
イプ68Aに接続するエアーブローノズル611は噴気
口612を備え、パイプ68Bに接続するエアーブロー
ノズル614は噴気口615を備える。噴気口612,
615は容器10の円筒方向に長いノズルスリットであ
り、例えばノズルスリットの寸法として幅0.5mmで長
さが350mmとすることができ、上方から下方の容器1
0に向かってエアーブロー613,616を噴出する構
成である。また、パイプ68Cに接続するスポットノズ
ル617は噴気口618を備え、容器10の円筒方向に
複数個が配置され、上方から下方の容器10に向かって
エアーブロー619を噴出する構成である。
【0036】エアーブロー部62はエアーブロー部61
の後段に配置されており、容器10の配置された室69
の全体に前記ヘパフィルタ66を通過したエアーを通過
させて容器10内のチップ部品100を乾燥させてい
る。
【0037】前記エアーブロー部61,62は容器10
の搬送経路下方にエアー及び水滴の排出路70を備え
る。排出路70はエアーブロー部61下方に漏斗状をし
ており、下端に排出口701を有し、排出路70の途中
位置に受け網71が配置される。排出口701は排出パ
イプ72を通して前記水タンク532に接続されてい
る。排出路70を下降した水滴は受け網71を通過して
排出口701に至り、排出パイプ72を経て水タンク5
32に戻る。容器10は乾燥部60に至っても僅かなが
らメディア101が残存している可能性があり、容器1
0に上方からエアーブローすると水滴と共に残存するメ
ディア101も落下する。この落下するメディア101
を受け止めるのが受け網71であり、水滴だけが下方の
排出口701に降下してメディア101を回収すること
になる。また、乾燥における条件として例えば、メッシ
ュポット11を有する容器10を25〜30rpmで回転
させながら、エアブロー部61において180秒の乾燥
時間を設けたところ、120秒ほどから急速に乾燥しは
じめ180秒では完璧に乾燥することが確認された。さ
らにエアーブロー部62で容器10全体に送風すること
で乾燥を一層確実にしている。
【0038】図10は分離洗浄乾燥装置の工程を示すフ
ローチャートであり、これにより分離洗浄乾燥装置の全
体的な動作説明を行う。
【0039】分離洗浄乾燥装置に容器10を投入する
と、図1のローダー20で搬送チェーン7A,7Bを有
する搬送機構上に載置され、まずメディア分離部30に
間欠搬送され、ここのシャワー部31において容器10
を回転させながら洗浄水を噴射して容器10からメディ
ア101を分離する。メディア101は図8の洗浄水分
離部34が有するメッシュ篭341を介してメディア回
収箱343内に回収される。洗浄水はメッシュ篭341
を通過して水タンク532に戻る。なお、シャワー部3
1への洗浄水の供給は水タンク532の水をポンプ44
で汲み上げることにより行う。
【0040】容器10は搬送機構によりメディア分離部
30から図8の超音波洗浄部40のシャッター411,
412が開いた状態において洗浄槽42内に導入され
る。容器10が洗浄槽42内に入るとシャッター41
1,412が閉じ、洗浄槽42内に洗浄水が満たされ、
超音波振動子41より超音波を放射し、容器10内のチ
ップ部品100に超音波振動を与えることで超音波洗浄
が行われる。なお、前記洗浄槽42への洗浄水の供給は
水タンク532の水をポンプ44で汲み上げることによ
り行う。
【0041】超音波洗浄の終了した容器10は洗浄槽4
2内の水位を下げ、シャッター411,412を開いた
状態にて搬送機構により純水リンス部50に移送され
る。純水リンス部50においては図8のスプレーノズル
51から容器10に純水を噴射して洗浄し、チップ部品
100の表面を純水置換する。スプレーノズル51への
純水の供給はポンプ55で水タンク532の水を汲み上
げ、UV殺菌部57、10μmのフィルター581、イ
オン交換器59、1μmのフィルター582を通して行
う。
【0042】純水リンス部50を出た容器10は、搬送
機構の間欠搬送により乾燥部60のエアブロー部61,
62の順に移送され、サクションフィルター63を持つ
ブロアー64よりヘパフィルター66を介して送風し、
エアーブローによってチップ部品100は乾燥させられ
る。その後、容器10が搬送機構の排出側端に移送され
る。
【0043】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0044】(1) チップ部品100とメディア101
とを収容するメッシュポット11を有する容器10を一
定の方向に搬送する搬送機構と、容器10が搬送される
方向に順に、メディア分離部30と、超音波洗浄部40
と、純水リンス部50と、乾燥部60とを備え、容器1
0が間欠的にかつ一定の水平方向(横方向)に搬送され
る構成であり、搬送方向と異なる例えば上下方向に容器
を移動させる動作を余分に行う必要がなく、容器の搬送
や移動に伴う無駄が生じない。
【0045】(2) チップ部品100とメディア101
とを収容するメッシュポット11を有する容器10につ
いて、チップ部品100の最大長さ寸法よりも小さい最
大長さ寸法のメディア101を選択し、かつメッシュポ
ット11はメディア101が通過するがチップ部品10
0は通過しないメッシュで構成するようにしたので、メ
ディア分離部30において噴出口から容器10に向けて
洗浄水を噴出し、洗浄水によりメッシュポット11から
メディア101を通過させて排出し、メッシュポット1
1内にチップ部品100を残留させることにより、比較
的に簡単な構成で効率よくチップ部品とメディアとを分
離できる効果が得られる。その際、容器10を回転させ
ることで、メディア分離をいっそう確実かつ効率的に行
うことができる。
【0046】(3) 超音波洗浄部40で容器内のチップ
部品100を超音波洗浄するため、チップ部品100か
ら汚染物質を確実に除去できる。また、超音波洗浄部4
0の洗浄槽42は入口、出口にシャッターを有するの
で、容器10を水平移動させることで洗浄槽42に搬
入、搬出できる。
【0047】(4) 純水リンス部50では容器10内の
チップ部品100に純水のリンスシャワーをかけるの
で、チップ部品100表面に汚染物質が残存するのを防
止できる。
【0048】(5) 乾燥部60のエアブロー部61では
高速エアーブローにより容器内のチップ部品100に付
着した水滴を吹き飛ばすことができ、チップ部品100
表面の水滴が付着した状態で乾燥させたときに発生しや
すい汚れやしみの発生を回避できる。
【0049】なお、メディア分離部30におけるシャワ
ー部は1つのステーションとしたが、複数ステーション
としてもよい。
【0050】また、純水が補給される水タンク532の
水をメディア分離部30、超音波洗浄部40、純水リン
ス部50に共通に使用したが、純水リンス部50だけ水
の循環系統を全く別にして、純水リンス部50のみ純水
の補給を受ける純水タンクとし、他の部分は工業用水又
は水以外の洗浄液を使用する構成としてもよい。
【0051】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るチッ
プ部品分離洗浄乾燥装置によれば、チップ部品及びメデ
ィアを収容するメッシュポットを有する容器と、前記容
器を一定の方向に搬送する搬送機構と、前記搬送機構に
おいて前記容器が搬送される方向に、前記容器内のメデ
ィアを分離するメディア分離部と、前記容器内のチップ
部品を超音波洗浄する超音波洗浄部と、前記容器内のチ
ップ部品を乾燥する乾燥部とを順次備える構成としたの
で、前記容器を一定の方向(横方向)に搬送すること
で、メディアの分離、洗浄、乾燥を自動的に実行可能で
ある。また、それらの分離、洗浄、乾燥に際し、搬送方
向と異なる例えば上下方向に容器を移動させる動作を余
分に行う必要がなく、容器の搬送や移動に伴う無駄が生
じない。
【0053】また、チップ部品とメディアとを収容する
メッシュポットを有する容器を用い、かつメッシュポッ
トはメディアが通過するがチップ部品は通過しないメッ
シュで構成するようにすれば、メディア分離部において
噴出口から容器に向けて洗浄液を噴出することで、比較
的に簡単な構成で効率よくチップ部品とメディアとを分
離できる効果が得られる。
【0054】さらに、超音波洗浄部で容器内のチップ部
品を超音波洗浄するため、チップ部品の汚染物質を確実
に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップ部品分離洗浄乾燥装置の実
施の形態の主要部全体構成を示す正断面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】実施の形態においてチップ部品及びメディアを
収容する容器を示す模式図である。
【図5】前記容器の側断面図である。
【図6】搬送チェーンに載置された前記容器を示す背面
図である。
【図7】前記容器からメディアを分離するメディア分離
部を示す説明図である。
【図8】メディア分離部、超音波洗浄部及び純水リンス
部を示す説明図である。
【図9】前記容器に向かいエアーブローする乾燥部を示
す説明図である。
【図10】分離洗浄乾燥装置の工程を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 分離洗浄乾燥装置 2 架台 3 軸受 4,13 軸 5A,5B,5C,14 スプロケット 7A,7B 搬送チェーン 8,9 モータ 10 容器 11 メッシュポット 12A,12B 蓋 14 スプロケット 15 放射状ピン 16 環状部材 17 内周溝 19 ロック解除部材 20 ローダー 25 ステーピン 26A,26B ローラー 28,29 テンショナ 30 メディア分離部 31 シャワー部 33 排出路 34 洗浄水分離部 40 超音波洗浄部 41 超音波振動子 42 洗浄槽 44,55 ポンプ 50 純水リンス部 57 UV殺菌部 59 イオン交換器 60 乾燥部 61,62 エアーブロー部 64 ブロアー 70 排出路 71 受け網 100 チップ部品 101 メディア 311 シャワーノズル 312 噴出口 331 シュート 341 メッシュ篭 343 メディア回収箱 411,412 開閉シャッター 422 排出口 512 噴射口 532 水タンク 533 純水 581,582 フィルター 611,614 エアーブローノズル 612,615,618 噴気口 617 スポットノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 晃 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内 (72)発明者 櫻井 隆司 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内 (72)発明者 平川 善博 佐賀県西松浦郡有田町中部丙1054株式会社 今泉鐵工所内 Fターム(参考) 3B201 AA48 AB14 AB45 BB03 BB21 BB83 BB92 BB93 CB15 CC01 CC12 CD22 3L113 AA01 AB02 AC51 BA34 DA13 4K053 PA17 QA07 RA07 SA04 SA18 TA01 TA17 TA18 TA19 XA02 XA09 XA24 XA27 YA06 YA07 YA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ型電子部品及びメディアを収容す
    るメッシュポットを有する容器と、前記容器を一定の方
    向に搬送する搬送機構と、前記搬送機構において前記容
    器が搬送される方向に、前記容器内のメディアを分離す
    るメディア分離部と、前記容器内のチップ型電子部品を
    超音波洗浄する超音波洗浄部と、前記容器内のチップ型
    電子部品を乾燥する乾燥部とを順次備えることを特徴と
    するチップ型電子部品分離洗浄乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記容器内のチップ型電子部品を純水で
    洗浄する純水リンス部を、前記超音波洗浄部と前記乾燥
    部との間に設けた請求項1記載のチップ型電子部品分離
    洗浄乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記メッシュポットは、チップ型電子部
    品の最大長さ寸法よりも小さい最大長さ寸法のメディア
    が通過するが前記チップ型電子部品は通過しないメッシ
    ュを有し、前記メディア分離部は、前記チップ型電子部
    品及び前記メディアを収容する前記メッシュポットを有
    する前記容器に向けて洗浄液を噴出する噴出手段を備
    え、前記洗浄液により前記メッシュポットから前記メデ
    ィアを通過させて排出し、前記メッシュポット内に前記
    チップ型電子部品が残留する構成とした請求項1又は2
    記載のチップ型電子部品分離洗浄乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記メディア分離部において、前記容器
    を回転させる回転駆動手段を備え、前記チップ型電子部
    品及び前記メディアを収容するメッシュポットを有する
    前記容器を回転させながら、前記容器に向けて洗浄液を
    噴出する請求項3記載のチップ型電子部品洗浄乾燥装
    置。
  5. 【請求項5】 前記超音波洗浄部は、超音波振動子が設
    けられた洗浄槽と、前記洗浄槽の前記容器が搬送される
    方向の両側面に設けられた入口と出口をなす2つの開口
    と、前記開口を開閉するシャッターと、前記洗浄槽に洗
    浄液を供給する洗浄液供給手段を備えている請求項1,
    2,3又は4記載のチップ型電子部品分離洗浄乾燥装
    置。
  6. 【請求項6】 前記乾燥部は、前記容器に向けてエアー
    ブローするエアーブローノズルを少なくとも備えている
    請求項1,2,3,4又は5記載のチップ型電子部品分
    離洗浄乾燥装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送機構において、前記一定の方向
    が直線的である請求項1,2,3,4,5又は6記載の
    チップ型電子部品分離洗浄乾燥装置。
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