JP2002040731A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002040731A
JP2002040731A JP2000229217A JP2000229217A JP2002040731A JP 2002040731 A JP2002040731 A JP 2002040731A JP 2000229217 A JP2000229217 A JP 2000229217A JP 2000229217 A JP2000229217 A JP 2000229217A JP 2002040731 A JP2002040731 A JP 2002040731A
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JP2000229217A
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Atsushi Ogiwara
敦 荻原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質の画像を得ることのできる画像形成装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 感光体1上に画像を形成する際の画像形
成条件を制御するための基準パターン画像を形成するR
OS3と、その基準パターン画像を複数の微小領域に分
けたときのこれら複数の微小領域それぞれからの反射光
量を検出するCCDセンサ20と、CCDセンサ20に
より検出された複数の微小領域からの反射光量検出値を
積分する積分回路30と、積分回路30により得られた
積分値に基づき画像形成条件を制御する出力画像濃度制
御部40とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタや
プリンタなどに用いられる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式のレーザプリンタや
プリンタなどに用いられる画像形成装置において、画
質、特に画像濃度を最適に保つためのフィードバック制
御が広く採用されている。これは、静電気を利用する電
子写真方式の画像形成装置では、その日の温度や湿度な
どの環境条件、あるいは感光体や現像剤の経時的な劣化
などにより画像形成装置自体の画像出力状態が変化して
濃度再現性が変動してしまうためである。
【0003】従来のフィードバック制御の内容について
具体的に説明すると、像担持体上に制御用の基準パター
ン画像を形成しこの基準パターン画像により濃度再現状
況をモニタして目標濃度との誤差分を求め、これにフィ
ードバックゲインを乗じることによって、制御用アクチ
ュエータの設定値補正量を算出する方法がもっとも一般
的である。ここで、制御用の基準パターン画像として
は、現像工程後の未定着トナー像がよく用いられてい
る。基準パターン画像として未定着トナー像がよく用い
られる理由としては、用紙上に形成される転写像や定着
像と比較して基準パターン画像の形成および消去が簡単
であること、フィードバックの頻度を上げることも比較
的容易であること、さらに定着後の画像濃度との相関が
比較的高いことなどを挙げることができる。また、制御
用アクチュエータとしては、現像特性を左右する帯電器
印加電圧、露光量、現像バイアス、トナー濃度などがよ
く用いられている。
【0004】例えば、特開昭63−106763号公報
には、感光体上に、低、中、高の各濃度に対応する基準
パターン潜像を形成し、それを現像した現像像の濃度を
光電的に検出し、低濃度における濃度ずれ量に応じて露
光量を補正し、中濃度における濃度ずれ量に応じて現像
バイアス電圧を補正し、高濃度における濃度ずれ量に応
じて帯電量を補正する制御方法が開示されている。
【0005】しかしながら、最近、画像形成装置の高画
質化に伴い、画像形成状態をミクロな状態で検出する必
要が高まりつつあるが、従来の方式では、基準パターン
像の濃度検出用センサにフォトダイオードなどの光電変
換素子を使用しているため、検出領域は直径数mmにも
およぶことがあり、ミクロな画像形成状態を検出するこ
とができないという問題がある。
【0006】そこで、CCD(Charge Coup
led Device:電荷結合素子)センサを用い
て、基準パターン画像内の微小領域における画像形成状
態を検出する方式が実用化されている。例えば、特開平
7−20670号公報には、スリット状のパターン潜像
を像担持体上に形成し、そのパターン潜像を現像剤で現
像し、そのパターン画像の反射光量を像担持体の微小領
域上でCCDセンサにより検出し、検出された反射光量
の変動パターン情報に基づいて画像形成条件を補正する
という画像形成装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このC
CDセンサを用いた反射光量検出方式では、センサ光学
系の焦点深度が浅いために、感光体、中間転写ベルト、
記録媒体搬送ベルト、用紙などの像担持体の移動、搬送
に伴う像担持体の、センサ光軸方向への移動により像担
持体表面とセンサとの相対位置変動によるピンボケが生
じた場合には、パターン画像の反射光量を正しく検出で
きないという問題がある。すなわち、従来の処理方式に
おける、CCDセンサ出力の各レベル毎のヒストグラム
を作成し、その標準偏差を線幅として測定する方式、あ
るいはCCD受光面上の結像像を所定の閾値で輪郭を抽
出し線幅または面積を求める方式では、CCD受光面上
の結像像にピンボケが生じた場合には、ピントが合って
いる状態よりも検出結果の線幅、面積が大きくなり画像
形成条件の制御精度を低下させてしまうため高画質の画
像を得ることができない。
【0008】このピンボケによる制御精度の低下を防止
するためには、例えば、像担持体の移動、搬送に伴う像
担持体表面とセンサとの相対位置変動を規制するための
部材を設けたり、あるいはオートフォーカス装置などを
設置することにより相対位置変動に追従するようにピン
トを自動調整するなどの新たな機能を付加せねばなら
ず、コストアップにつながる恐れがある。
【0009】本発明は、上記事情に鑑み、高画質の画像
を得ることのできる画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、画像形成のいずれかのプロセスで
画像を担持する像担持体を有し、最終的に所定の記録媒
体上に画像を形成する画像形成装置において、上記像担
持体上に、その像担持体上に画像を形成する際の画像形
成条件を制御するための基準パターン画像を形成する基
準パターン画像形成手段と、その基準パターン画像形成
手段により形成された基準パターン画像を複数の微小領
域に分けたときのこれら複数の微小領域それぞれからの
反射光量を検出する反射光量検出手段と、その反射光量
検出手段により検出された複数の微小領域からの反射光
量検出値を積分する積分手段と、その積分手段により得
られた積分値に基づき画像形成条件を制御する制御部と
を備えたことを特徴とする。
【0011】ここで、上記基準パターン画像形成手段
は、ドット状またはライン状のパターンを有する基準パ
ターン画像を上記像担持体上に形成するものであること
が好ましい。
【0012】また、上記反射光量検出手段は、上記像担
持体上の、基準パターン画像が形成された領域全域にわ
たって反射光量を検出するものであることも好ましい態
様である。
【0013】また、上記像担持体は、露光により表面に
静電潜像が形成されその静電潜像がトナーで現像される
ことにより表面にトナー像が形成される感光体であり、
かつ、上記反射光量検出手段が、上記感光体上に形成さ
れた基準パターン画像の反射光量を検出するものであっ
てもよい。
【0014】さらに、上記像担持体は、露光により表面
に静電潜像が形成されその静電潜像がトナーで現像され
ることにより表面にトナー像が形成される感光体上に形
成されたトナー像を中間転写体に転写しその中間転写体
上に転写されたトナー像を所定の記録媒体に転写するこ
とによりその記録媒体上に画像を形成する画像形成装置
における中間転写体であり、かつ、上記反射光量検出手
段が、上記中間転写体上に形成された基準パターン画像
の反射光量を検出するものであってもよい。
【0015】また、上記像担持体は、露光により表面に
静電潜像が形成されその静電潜像がトナーで現像される
ことにより表面にトナー像が形成される感光体上にトナ
ー像を形成しこの感光体上に形成されたトナー像を、記
録媒体を担持して搬送する記録媒体搬送部材により搬送
されてきた所定の記録媒体に転写してその記録媒体上に
画像を形成する画像形成装置における、その記録媒体搬
送部材であり、かつ、上記反射光量検出手段が、上記記
録媒体搬送部材上に形成された基準パターン画像の反射
光量を検出するものであってもよい。
【0016】さらに、上記像担持体が、上記記録媒体で
あり、かつ、上記反射光量検出手段が、上記記録媒体上
に形成された基準パターン画像の反射光量を検出するも
のであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。 [実施形態1]図1は、本発明の画像形成装置が適用さ
れた電子写真方式のレーザプリンタについての第1の実
施形態を示す概略構成図である。
【0018】図1には、このレーザプリンタのIOT
(イメージアウトプットターミナル:画像出力部)10
の概要のみが示されており、画像読取部や画像処理部な
どは図示省略してある。
【0019】このIOT10には、矢印A方向に回転す
る感光体1、感光体1の表面を帯電するスコロトロン帯
電器2、帯電された感光体1表面を画像情報により変調
された露光光Rで露光して感光体1上に静電潜像を形成
するROS(レーザ出力部)3、感光体1上の静電潜像
をトナーで現像して感光体1上にトナー像を形成する現
像器4、感光体1上のトナー像を用紙Pに転写する転写
器5、用紙Pに転写されたトナー像を定着する定着器
6、用紙Pを収納する用紙トレイ7、感光体1の表面を
クリーニングするクリーナ8、感光体1表面の残留電荷
を除去する除電器9、画像形成条件制御用の基準パター
ン信号を発生させる基準パターン信号発生器12、感光
体1の表面に形成された基準パターン画像の反射光量を
検出するCCDセンサ20、CCDセンサ20で検出し
た反射光量検出値を積分する積分回路30、積分回路3
0により得られた積分値に基づき画像形成条件を制御す
る出力画像濃度制御部40が備えられている。積分回路
30および出力画像濃度制御部40の詳細については後
述する。
【0020】なお、本実施形態における感光体1は、本
発明にいう像担持体に相当するものであり、また、本実
施形態における基準パターン信号発生器12、感光体
1、スコロトロン帯電器2、ROS3、および現像器4
は、本発明にいう基準パターン画像形成手段に相当する
ものであり、また、本実施形態におけるCCDセンサ2
0は、本発明にいう反射光量検出手段に相当するもので
あり、また、本実施形態における用紙Pは、本発明にい
う記録媒体に相当するものであり、また、本実施形態に
おける積分回路30は、本発明にいう積分手段に相当す
るものであり、また、本実施形態における出力画像濃度
制御部40は、本発明にいう制御部に相当するものであ
る。
【0021】図1を参照しながらこの画像形成装置にお
ける画像形成動作について説明する。
【0022】先ず、画像読取部(図示せず)で原稿から
読み取られた原画像信号、あるいは外部のコンピュータ
(図示せず)などで作成された原画像信号が画像処理部
(図示せず)に入力され、適切な画像処理が行われる。
こうして得られた入力画像信号がROS(レーザ出力
部)3に入力され、レーザ光線Rを変調する。入力画像
信号によって変調されたレーザ光線Rは、スコロトロン
帯電器2により一様帯電された感光体1表面に照射され
る。感光体1表面にレーザ光線Rがラスタ照射される
と、感光体1上には入力画像信号に対応した静電潜像が
形成される。
【0023】感光体1上に形成された静電潜像は現像器
4によりトナーで現像され、感光体1上にトナー像が形
成される。感光体1上に形成されたトナー像は感光体1
の矢印A方向への回転に伴われて、感光体1に対向して
配置された転写器5に向かって搬送される。
【0024】一方、用紙トレイ7に収納されていた用紙
Pが感光体1と転写器5との間のニップ部に向かって供
給され、転写器5により感光体1上のトナー像は用紙P
上に転写される。用紙P上に転写されたトナー像は、定
着器6によって定着され所望の画像が得られる。
【0025】トナー像の用紙P上への転写が終了した感
光体1の表面に付着した残留トナーなどの付着物がクリ
ーナ8によりクリーニングされ、さらに、感光体1の表
面の残留電荷が除電器9により除去されて、1回の画像
形成動作が終了する。
【0026】次に、本実施形態における基準パターン画
像の構成およびCCDセンサ20による基準パターン画
像の反射光量検出について説明する。
【0027】図2は、第1の実施形態における感光体1
上に形成された制御用基準パターン画像の平面図であ
る。
【0028】図2に示すように、本実施形態では、画像
形成条件制御用の基準パターン画像として、500μm
×500μmの大きさの網点カバレッジ100%のドッ
ト状のパターンを有する基準パターン画像Pa1を採用
している。この基準パターン画像Pa1は、CCDセン
サ20により反射光量が検出される検出ラインL1に沿
って感光体1上に形成される。
【0029】なお、基準パターン画像Pa1のパターン
はドット状に限らず、ライン状であってもよい。
【0030】基準パターン画像Pa1は、感光体1上の
画像エリア外、あるいは、画像形成時以外のタイミング
における画像エリア内に形成されるため、用紙に転写さ
れることはない。基準パターン画像Pa1は、CCDセ
ンサ20により反射光量が検出された後、クリーナ8の
部位を通過する際に消去される。
【0031】図3は、第1の実施形態におけるCCDセ
ンサの概略構成図である。
【0032】このCCDセンサ20は、図3に示すよう
に、感光体1上の基準パターン画像Pa1をLED照射
部20aで照明し、基準パターン画像Pa1からの反射
光をレンズ20bを介してCCDアレイ20cの受光面
上に結像させるように構成されている。このCCDセン
サ20により、図2に示した検出ラインL1に沿って形
成された基準パターン画像Pa1の反射光量が検出され
る。本実施形態のCCDアレイ20cの1画素の大きさ
は、8μm×8μmであり、光学系の倍率は、1:1で
ある。
【0033】基準パターン画像Pa1の反射光がCCD
アレイ20cの受光面上に投影されると、CCDアレイ
20cは反射光の強弱に応じた電圧を出力する。CCD
アレイ20cの各画素毎の出力電圧は線順次に取り出さ
れて図示しない8ビット(0〜255)のA/D変換器
でA/D変換された後、次に説明する積分回路30を経
て出力画像濃度制御部40に取り込まれる。
【0034】次に、積分回路30および出力画像濃度制
御部40について説明する。
【0035】図4は、第1の実施形態におけるIOT、
積分回路、および出力画像濃度制御部のブロック図であ
る。
【0036】積分回路30は、CCDセンサ20から出
力されA/D変換された基準パターン画像読取信号を積
分する。ここで、積分する画素数は、ピンボケによるC
CD受光面での結像像の広がりと、基準パターン画像形
成位置の繰返し精度、CCDセンサ20の感光体1に対
する相対的位置精度などに基づき予め一定の数に設定さ
れている。本実施形態では、500μm×500μmの
基準パターン画像が形成された領域全域にわたって反射
光を検出できるように、主走査方向および副走査方向そ
れぞれ100画素(=800μm相当)分のデータを積
分している。
【0037】積分回路30の作用および効果については
後述する。
【0038】出力画像濃度制御部40には、図4に示す
ように誤差演算器41、目標値メモリ42、操作量補正
演算器43、操作量メモリ44、操作量出力回路45、
制御ルールメモリ46が備えられている。
【0039】操作量メモリ44内には、基準パターン画
像形成時、および出力画像形成時の、画像形成装置の操
作量が記憶されている。ここで、操作量とは、被制御対
象の出力値を変化させるパラメータの調整量、すなわち
帯電器の帯電電圧の設定値、露光光の露光量の設定値、
現像器の現像バイアス電圧の設定値、転写器の転写電流
の設定値などをいう。
【0040】本実施形態では出力画像濃度制御用の操作
量として、ROS3のレーザパワー設定値(以下、LP
設定値と略称する)を用いている。なお、LP設定値は
0から255までの値に規格化されている。
【0041】画像形成装置の操作量として上記のLP設
定値を選んだのは、LP設定値と出力画像濃度との間に
高い相関があるからである。さらに、LP設定値を変更
することにより露光量を瞬時に変更することが可能で高
い応答性を得ることができるからである。
【0042】操作量メモリ44から読み出されたLP設
定値は、操作量出力回路45を介してIOT10のレー
ザ駆動回路11に供給され、これによりレーザ駆動回路
11はLP設定値に応じたレーザパワーをROS3に供
給する。
【0043】目標値メモリ42は、制御用基準パターン
画像の濃度目標値、すなわち制御用基準パターン画像の
反射光量目標値をCCDセンサ20の出力電圧の積分
値、すなわち積分回路30による基準パターン画像の反
射光量検出値の積分値に換算した値を記憶する。
【0044】誤差演算器41は、目標値メモリ42に記
憶された濃度目標値と、制御動作時の現像濃度の積分値
との誤差を演算する。
【0045】誤差演算器41から出力された誤差は、操
作量補正演算器43に入力される。
【0046】操作量補正演算器43は、制御ルールメモ
リ46内に記憶されている制御ルールを用いて制御用基
準パターン画像濃度の目標値に対する誤差がゼロとなる
ような操作量の補正量を演算する。本実施形態では、制
御ルールとして、基準パターン画像の濃度と操作量設定
値との対応関係を用いている。操作量補正演算器43
は、さきに求めた操作量の補正量と、操作量メモリ44
内に記憶している基準パターン画像形成時の操作量設定
値とから、出力画像形成時の操作量設定値を演算する。
その演算結果は操作量メモリ44に記憶される。
【0047】一方、基準パターン信号発生器12は、I
OTに対して基準パターン画像の形成を指示し、基準パ
ターン画像形成タイミングに合わせて、基準パターン画
像信号をIOTのレーザ駆動回路11に出力する。これ
によって、図2に示した基準パターン画像Pa1が感光
体上に形成される。
【0048】このように構成された画像形成装置におい
て、基準パターン画像を形成し、CCDセンサで基準パ
ターン画像の反射光量を検出し、積分回路でCCDセン
サの出力信号を積分することにより、基準パターン画像
検出の際にCCD受光面での結像像にピンボケが発生し
たとしても、基準パターン画像の反射光量を正しく検出
することが可能となる。ピンボケにより結像像がぼけた
場合の積分処理による効果については後述する。
【0049】次に、積分処理に続く出力画像濃度制御動
作について説明する。
【0050】図5は、第1の実施形態における出力画像
濃度制御のフローチャートである。
【0051】先ず、ステップS1において、感光体1上
の出力画像と出力画像の間のインタイメージ部に基準パ
ターン画像Pa1を形成する。
【0052】次に、ステップS2において、CCDセン
サ20により基準パターン画像Pa1の濃度(反射光
量)を検出する。
【0053】次に、ステップS3においてCCDセンサ
20からの出力電圧信号を積分回路30で積分する。
【0054】次に、ステップS4において目標値メモリ
42に記憶された目標値と、積分回路30から出力され
た積分値との誤差を誤差演算器41により演算する。
【0055】次に、ステップS5において、操作量補正
演算器43により操作量補正量、本実施形態ではLP設
定値補正量を演算する。
【0056】操作量補正演算器43はLP設定値補正量
△LPを次の式により求める。
【0057】△LP=△D/A1 ここで、△Dは誤差演算器41により演算される誤差、
A1は制御ルールメモリ46に記憶されている制御ルー
ルにおける、LP設定値と基準パターン画像の反射光量
検出値の積分値との対応関係を示す係数である。この係
数A1は、予め実験などにより求めておく。
【0058】こうして求めたLP設定値補正量△LPを
基準パターン画像形成時のLP設定値より減じ、補正後
のLP設定値を得る。得られたLP設定値は出力画像形
成時の操作量設定値として操作量メモリ44に記憶す
る。
【0059】次に、ステップS6において、操作量メモ
リ44内の出力画像形成時のLP設定値が、操作量出力
回路45を介してIOT10のレーザ駆動回路11に供
給され、これにより、レーザ駆動回路11はLP設定値
に応じたレーザパワーをROS3に供給する。
【0060】以上の動作により一回の出力画像濃度制御
動作が終了する。以後、この動作を定期的に繰り返すこ
とにより出力画像の濃度は一定に保たれる。
【0061】次に、基準パターン画像面のセンサ光軸方
向の位置変動による反射光検出の誤差発生のメカニズム
および本実施形態による積分処理の効果について説明す
る。
【0062】図6は、第1の実施形態における基準パタ
ーン画像面のセンサ光軸方向の位置変動を示す図であ
る。
【0063】図6には、プロセス方向に搬送される感光
体1と、感光体1上に形成された基準パターン画像Pa
1と、基準パターン画像Pa1を照明するLED照射部
20a、基準パターン画像Pa1の反射光量を検出する
CCDアレイ20c、および基準パターン画像Pa1か
らの反射光をCCDアレイ20cの受光面上に結像させ
るレンズ20bからなるCCDセンサ20と、CCDア
レイ20cからの出力信号をA/D変換する8ビットの
A/D変換器21と、A/D変換された信号を積分する
積分回路30とが示されている。
【0064】基準パターン画像Pa1からの反射光がC
CDアレイ20cの受光面上に投影されると、CCDア
レイ20cは反射光の強弱に応じて変化する電圧を出力
する。
【0065】感光体1はプロセス方向に搬送されるが、
感光体1上の基準パターン画像Pa1は感光体1が搬送
される際に、種々の要因により、基準パターン画像面が
CCDアレイ20cの光軸方向Dに上下動することが避
けられない。基準パターン画像面がこのように上下動す
ると、CCDアレイ20cにより読取られる画像がピン
ボケ状態となり、このCCDアレイ20cからの出力を
基に画像形成条件を適正に補正することは不可能とな
る。
【0066】図7は、基準パターン画像面のセンサ光軸
方向の位置変動を示す図である。
【0067】図7(a)には、基準パターン画像面のセ
ンサ光軸方向の位置変動がなく、読取り画像P1のピン
トが合っている状態、図7(b)には、基準パターン画
像面のセンサ光軸方向の位置変動があり、読取り画像P
2にピンボケが生じた状態が示されている。
【0068】画像の輪郭を抽出しその面積を算出する方
式による従来例(左側)では、図7(a)に示すよう
に、読取り画像P1はピントが合っている場合は、元の
画像P1の輪郭と同じ輪郭を抽出することができるが、
図7(b)に示すように、元の画像P2にピンボケが生
じた場合は、抽出された輪郭は元の画像P2の輪郭より
も大きくなってしまい画像形成条件を適正に補正するこ
とはできない。
【0069】一方、読取り画像信号を積分する本実施形
態の方式では、図7(a)に示すように、ピントが合っ
ている読取り画像P1の場合でも、図7(b)に示すよ
うに、元の画像P2にピンボケが生じた場合でも画像信
号を積分して得た積分値はほとんど同じ値となるため、
この積分値を用いることにより画像形成条件をつねに適
正に補正することができる。
【0070】図8は、図7に示した従来例の方式と本実
施形態の方式とのピンボケ時の誤差率を比較して示した
グラフである。
【0071】図8に示すように、本実施形態の積分方式
により、従来例である面積方式に比べてデフォーカス
(ピンボケ)による検出誤差を大幅に改善することがで
きることを示している。
【0072】従って、本実施形態によれば、基準パター
ン画像の反射光量を微小領域で検出し積分したものを画
像形成条件の補正に用いることにより、たとえ基準パタ
ーン画像の読取り画像にピンボケが発生するような条件
下でも、画像形成状態を正しく認識して画像形成条件を
適正に補正することが可能となる。 [実施形態2]次に本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0073】第2の実施形態では、基準パターン画像の
形成方法および基準パターン画像濃度の検出方法が第1
の実施形態と若干異なるが、それ以外については、第1
の実施形態と同様である。
【0074】本実施形態における基準パターン画像の形
成方法について図9を用いて説明する。
【0075】図9は、第2の実施形態における感光体上
に形成された制御用基準パターン画像の平面図である。
【0076】図9に示すように、本実施形態では、制御
用基準パターン画像として、副走査方向(プロセス方
向)に500μmの大きさでかつ主走査方向に長く延び
たライン状の、網点カバレッジ100%の基準パターン
画像Pa2を採用している。
【0077】基準パターン画像Pa2は、第1の実施形
態に示したものと同じCCDセンサ20により反射光量
が検出される検出ラインL1に沿って形成する。基準パ
ターン画像Pa2は、感光体1上の画像エリア外、ある
いは、画像形成時以外のタイミングにおいて画像エリア
に形成されるため、用紙に転写されることはない。基準
パターン画像Pa2は、CCDセンサ20により反射光
量が検出された後、クリーナ8の部位を通過する際に消
去される。
【0078】CCDセンサ20で検出された反射光量
は、第1の実施形態と同様にCCDアレイ20cの各画
素毎の電圧は線順次に取り出されて図示しない8ビット
のA/D変換器でA/D変換された後、積分回路30に
取り込まれる。
【0079】積分回路30で積分される画素数は、予め
定めた一定の数とする。本実施形態では、主走査方向を
16画素、副走査方向100画素分のデータを積分して
いる。本実施形態では、第1の実施形態と異なり積分す
る画素の範囲は、主走査方向で基準パターン画像の全体
を含まない。この理由は、積分する画素数を減らし、処
理のスピードを向上させることと、積分処理に必要なメ
モリ量を減らすためである。
【0080】第2の実施形態における出力画像濃度制御
は第1の実施形態と同様に行うことができる。 [実施形態3]次に、本発明の第3の実施形態について
説明する。
【0081】図10は、第3の実施形態に用いられるフ
ルカラーの画像形成装置のIOTの概要図である。
【0082】図10には、イエロー、マゼンタ、シア
ン、黒の各トナーの感光体上の現像像を順次、中間転写
ベルトに転写したのち用紙上に一括して転写した後定着
を行うフルカラーの電子写真方式の画像形成装置のIO
T50の概要が示されている。なお、図10には、IO
T50のみが示されており、画像形成装置の画像読取部
や画像処理部などは図示省略している。
【0083】この画像形成装置のIOT50は、矢印A
方向に回転する感光体51、感光体51の表面を帯電す
るスコロトロン帯電器52、帯電された感光体51表面
を画像情報により変調された露光光Rで露光して感光体
51上に静電潜像を形成するROS(レーザ出力部)
3、感光体51上の静電潜像をイエロー、マゼンタ、シ
アン、黒各色のトナーで順次現像して感光体51上にト
ナー像を形成するイエロー現像器54Y、マゼンタ現像
器54M、シアン現像器54C、黒現像器54Kを含む
ロータリー式現像装置54、感光体51上の各色トナー
像を中間転写ベルト53上に転写する転写器55a、中
間転写ベルト53上で4色重ね合わされたトナー像を用
紙Pに転写する転写器55b、用紙Pに転写されたトナ
ー像を定着する定着器56、用紙Pを収納する用紙トレ
イ57、感光体51の表面をクリーニングするクリーナ
58a、中間転写ベルト53表面をクリーニングするク
リーナ58b、感光体51表面の残留電荷を除去する除
電器59、中間転写ベルト53の表面に転写された基準
パターン画像の濃度を検出するCCDセンサ20を備え
ている。
【0084】なお、本実施形態における中間転写ベルト
53は、本発明にいう像担持体に相当するものである。
【0085】さらにこれらのほかに、基準パターン信号
発生器12、積分回路30、および出力画像濃度制御部
40を備えている。
【0086】次に、図10を参照しながらこの画像形成
装置における画像形成動作について説明する。
【0087】先ず、画像読取部(図示せず)で原稿から
読み取られた原画像信号、あるいは外部のコンピュータ
(図示せず)などで作成された原画像信号が画像処理部
(図示せず)に入力され、適切な画像処理が行われる。
こうして得られた入力画像信号が各色毎に分解されRO
S(レーザ出力部)3に入力され、レーザ光線Rを変調
する。こうして、入力画像信号によって変調されたレー
ザ光線Rが、スコロトロン帯電器52により一様帯電さ
れた感光体51表面に照射される。感光体51表面にレ
ーザ光線Rがラスタ照射されると、感光体51上には各
色の入力画像信号に対応した静電潜像が形成される。
【0088】次いで、入力画像信号の色に対応した現像
器が感光体51に対向する位置になるようにロータリー
式現像装置54が回転し、所定の色の現像器により感光
体51上の静電潜像がトナーにより現像されて感光体5
1上に各色のトナー像が形成される。次いで、転写器5
5aにより感光体51上のトナー像は、中間転写ベルト
53上に転写される。
【0089】中間転写ベルト53上ヘのトナー像の転写
が終了した感光体51の表面に付着した残留トナーなど
の付着物はクリーナ58によりクリーニングされる。ま
た、感光体51の表面の残留電荷は除電器59により除
去される。以上の動作がイエロー、マゼンタ、シアン、
黒の順に行われ、中間転写ベルト53上には4色のトナ
ー像が重ね合わされる。中間転写ベルト53上に重ね合
わされて形成された4色のトナー像は、中間転写ベルト
53の移動に伴われて転写器55bに向かって搬送され
る。
【0090】一方、用紙トレイ57に収納されていた用
紙Pが中間転写ベルト53と転写器55bとの間のニッ
プ部に供給され、中間転写ベルト53上のトナー像は転
写器55bにより用紙P上に転写される。用紙P上に転
写されたトナー像は、定着器56によって定着され所望
の画像が得られる。
【0091】トナー像の用紙P上への転写が終了した中
間転写ベルト53の表面に付着した残留トナーなどの付
着物は、クリーナ58bによりクリーニングされ、1回
の画像形成動作が終了する。
【0092】図10に示すCCDセンサ20は、中間転
写ベルト53上に転写された基準パターン画像の濃度
(反射光量)を検出するものである。基準パターン画像
は、CCDセンサ20により反射光量が検出された後、
クリーナ58bの部位を通過する際に消去される。
【0093】このように構成された画像形成装置におい
ても、第1の実施形態および第2の実施形態と同様、基
準パターン画像の反射光量を積分回路で積分して得られ
た積分値に基づいて画像形成条件を制御することができ
る。
【0094】なお、本実施形態では、CCDセンサ20
による基準パターン画像の反射光量の検出位置は中間転
写ベルト53上の所定の検出位置Xとした例が示されて
いるが、検出位置Xに限らず、例えば、図10に破線で
示した検出位置Yのように基準パターン画像が中間転写
ベルト53から用紙P上に転写された後でも、また、破
線で示した検出位置Zのように定着後でもよい。この場
合、用紙Pが、本発明にいう像担持体に相当する。 [実施形態4]次に、本発明の第4の実施形態について
説明する。
【0095】図11は、第4の実施形態に用いられるタ
ンデム型のカラー電子写真方式画像形成装置のIOTの
概要図である。
【0096】図11には、スコロトロン帯電器で感光体
表面を一様帯電したのちレーザ光線の照射により静電潜
像を形成しその静電潜像をトナーにより現像するゼログ
ラフイエンジンを、イエロー、マゼンタ、シアン、黒各
色毎に備えたタンデム型のカラー電子写真方式の画像形
成装置のIOT60の概要が示されている。なお、図1
1にはIOT60のみが示されており、画像形成装置の
画像読取部や画像処理部などは図示省略している。
【0097】この画像形成装置のIOT60は、矢印A
方向に回転する4つの感光体61Y、61M、61C、
61Kの4つの感光体の表面を帯電するスコロトロン帯
電器62Y、62M、62C、62K、帯電された各感
光体表面を各色ごとの画像情報により変調された露光光
Rで露光して各感光体上に静電潜像を形成するROS
(レーザ出力部)63Y、63M、63C、63K、各
感光体上の静電潜像を各色現像剤で現像して各感光体上
にトナー像を形成する現像器64Y、64M、64C、
64K、各感光体上の各色トナー像を記録媒体搬送ベル
ト69上の用紙Pに転写する転写器65Y、65M、6
5C、65K、用紙Pに転写されたトナー像を定着する
定着器66、用紙Pを収納する用紙トレイ67、各感光
体の表面をクリーニングする図示しないクリーナ、各感
光体表面の残留電荷を除去する図示しない除電器、記録
媒体搬送ベルト69の表面に転写された基準パターン画
像の濃度(反射光量)を検出するCCDセンサ20、お
よび記録媒体搬送ベルト69の表面をクリーニングする
ベルトクリーナ68を備えている。
【0098】なお、本実施形態における記録媒体搬送ベ
ルト69は、本発明にいう像担持体に相当するものであ
る。
【0099】さらにこれらのほかに、基準パターン信号
発生器12、積分回路30、および出力画像濃度制御部
40を備えている。
【0100】次に、図11を参照しながらこの画像形成
装置における画像形成動作について説明する。
【0101】先ず、画像読取部(図示せず)で原稿から
読み取られた原画像信号、あるいは外部のコンピュータ
(図示せず)などで作成された原画像信号が画像処理部
(図示せず)に入力され、適切な画像処理が行われる。
こうして得られた入力画像信号が各色毎に分解されRO
S(レーザ出力部)63Y、63M、63C、63Kに
入力され、レーザ光線Rを変調する。こうして、入力画
像信号によって変調されたレーザ光線Rが、スコロトロ
ン帯電器62Y、62M、62C、62Kにより一様帯
電された感光体61Y、61M、61C、61K表面に
照射される。
【0102】4つの感光体表面にレーザ光線Rがラスタ
照射されると、それら各感光体上には各色毎の入力画像
信号に対応した静電潜像が形成される。次いで、各色現
像器64Y、64M、64C、64Kにより4つの感光
体上の静電潜像がトナーにより現像されて各感光体上に
各色のトナー像が形成される。
【0103】一方、用紙トレイ67に収納されていた用
紙Pが記録媒体搬送ベルト69と転写器65Y、65
M、65C、65Kとの間のニップ部に順次供給され、
各感光体上の各色のトナー像は各転写器により用紙P上
に転写される。用紙P上に転写されたトナー像は、定着
器66によって定着され所望の画像が得られる。
【0104】トナー像の用紙P上ヘの転写が終了した各
感光体の表面に付着した残留トナーなどの付着物は、図
示しないクリーナによりクリーニングされ、さらに、図
示しない除電器により各感光体表面の残留電荷が除去さ
れる。
【0105】トナー像の用紙P上への転写が終了した記
録媒体搬送ベルト69の表面に付着した残留トナーなど
の付着物は、ベルトクリーナ68によりクリーニングさ
れ、一回の画像形成動作が終了する。
【0106】図11に示すCCDセンサ20は、記録媒
体搬送ベルト69上に転写された基準パターン画像の濃
度を検出するものである。本実施形態では、基準パター
ン画像は、記録媒体搬送ベルト69上の用紙と用紙の間
のインターイメージ部、または、用紙が送られてこない
タイミングで用紙部に作成される。従って、基準パター
ン画像は用紙に転写されることなく、CCDセンサ20
により反射光量が検出された後、ベルトクリーナ68の
部位を通過する際に消去される。
【0107】このように構成された画像形成装置におい
ても、第1の実施形態1ないし第3の実施形態と同様、
基準パターン画像の反射光量を積分回路で積分して得ら
れた積分値に基づいて画像形成条件を制御することがで
きる。
【0108】なお、本実施形態では、CCDセンサ20
による基準パターン画像の反射光量の検出位置は記録媒
体搬送ベルト69上とした例を示したが、これは一例で
あり、例えば、基準パターン画像を用紙P上に転写した
後検出してもよく、また、定着後の用紙上の基準パター
ン画像を検出してもよい。
【0109】なお、上記の各実施形態では、IOTがレ
ーザプリンタである例についてのみ説明したが、本発明
の適用範囲は、これらの実施形態に限定されるものでは
なく、アナログ方式のレーザプリンタに適用しても、全
く同様の効果を発揮することができる。
【0110】また、上記の各実施形態において用いたC
CDセンサは単なる一例であり、本発明の効果を得るた
めには、基準パターン画像の濃度を微小領域で検出でき
るセンサであれば、どのような方式のセンサを用いても
差し支えない。例えばCMOSイメージセンサなどを用
いてもよい。
【0111】また、上記の各実施形態では、出力画像濃
度制御用の操作量としてLP設定値を用いた例を示した
が、これは単なる一例であり、本発明の適用範囲は、こ
れらの実施形態に限定されるものではなく、出力画像濃
度の調整が行えるものであればどのような操作量であっ
ても差し支えない。例えば、帯電器の帯電電圧設定値や
現像バイアス設定値、トナー供給量、入力画像の変換用
ルックアップテーブルの係数などを用いてもよい。ま
た、これらの操作量を複数組み合わせて用いてもよい。
【0112】さらに、上記の各実施形態では、出力画像
濃度制御の方式として、予め制御ルールメモリに記憶し
ている制御ルールを用いる例を示したが、これは単なる
一例であり、本発明の効果を得るためには、出力画像制
御方式はどのような方式を採用しても差し支えない。
【0113】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の画像形
成装置によれば、像担持体上に、その像担持体上に画像
を形成する際の画像形成条件を制御するための基準パタ
ーン画像を形成する基準パターン画像形成手段と、形成
された基準パターン画像を複数の微小領域に分けたとき
のこれら複数の微小領域それぞれからの反射光量を検出
する反射光量検出手段と、検出された複数の微小領域か
らの反射光量検出値を積分する積分回路と、得られた積
分値に基づき画像形成条件を制御する制御部とを備えた
ことにより、基準パターン画像面の位置変動による画像
のピンボケが生じても、基準パターン画像の反射光量を
正しく検出できる。これにより高画質の画像を得ること
のできる画像形成装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置が適用された電子写真方
式のレーザプリンタについての第1の実施形態を示す概
略構成図である。
【図2】第1の実施形態における感光体1上に形成され
た制御用基準パターン画像の平面図である。
【図3】第1の実施形態におけるCCDセンサの概略構
成図である。
【図4】第1の実施形態におけるIOT、積分回路、お
よび出力画像濃度制御部のブロック図である。
【図5】第1の実施形態における出力画像濃度制御のフ
ローチャートである。
【図6】第1の実施形態における基準パターン画像面の
センサ光軸方向の位置変動を示す図である。
【図7】基準パターン画像面のセンサ光軸方向の位置変
動を示す図である。
【図8】図7に示した従来例の方式と本実施形態の方式
とのピンボケ時の誤差率を比較して示したグラフであ
る。
【図9】第2の実施形態における感光体上に形成された
制御用基準パターン画像の平面図である。
【図10】第3の実施形態に用いられるフルカラーの画
像形成装置のIOTの概要図である。
【図11】第4の実施形態に用いられるタンデム型のカ
ラー電子写真方式画像形成装置のIOTの概要図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体 2 スコロトロン帯電器 3 ROS 4 現像器 5 転写器 6 定着器 7 用紙トレイ 8 クリーナ 9 除電器 10 IOT 11 レーザ駆動回路 12 基準パターン信号発生器 20 CCDセンサ 20a LED照射部 20b レンズ 20c CCDアレイ 21 A/D変換器 30 積分回路 40 出力画像濃度制御部 41 誤差演算器 42 目標値メモリ 43 操作量補正演算器 44 操作量メモリ 45 操作量出力回路 46 制御ルールメモリ 50 IOT 51 感光体 52 スコロトロン帯電器 53 中間転写ベルト 54 ロータリー式現像装置 54Y,54M,54C,54K 現像器 55a,55b 転写器 56 定着器 57 用紙トレイ 58a,58b クリーナ 59 除電器 60 IOT 61Y、61M、61C、61K 感光体 62Y、62M、62C、62K スコロトロン帯電
器 63Y、63M、63C、63K ROS 64Y、64M、64C、64K 現像器 65Y、65M、65C、65K 転写器 66 定着器 67 用紙トレイ 68 ベルトクリーナ 69 記録媒体搬送ベルト P 用紙 Pa1,Pa2 基準パターン画像 R レーザ光線 X,Y,Z 検出位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成のいずれかのプロセスで画像を
    担持する像担持体を有し、最終的に所定の記録媒体上に
    画像を形成する画像形成装置において、 前記像担持体上に、該像担持体上に画像を形成する際の
    画像形成条件を制御するための基準パターン画像を形成
    する基準パターン画像形成手段と、 該基準パターン画像形成手段により形成された基準パタ
    ーン画像を複数の微小領域に分けたときのこれら複数の
    微小領域それぞれからの反射光量を検出する反射光量検
    出手段と、 該反射光量検出手段により検出された複数の微小領域か
    らの反射光量検出値を積分する積分手段と、該積分手段
    により得られた積分値に基づき画像形成条件を制御する
    制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記基準パターン画像形成手段は、ドッ
    ト状またはライン状のパターンを有する基準パターン画
    像を前記像担持体上に形成するものであることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記反射光量検出手段は、前記像担持体
    上の、基準パターン画像が形成された領域全域にわたっ
    て反射光量を検出するものであることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体は、露光により表面に静電
    潜像が形成され該静電潜像がトナーで現像されることに
    より表面にトナー像が形成される感光体であり、かつ前
    記反射光量検出手段が、前記感光体上に形成された基準
    パターン画像の反射光量を検出するものであることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体は、露光により表面に静電
    潜像が形成され該静電潜像がトナーで現像されることに
    より表面にトナー像が形成される感光体上に形成された
    トナー像を中間転写体に転写し該中間転写体上に転写さ
    れたトナー像を所定の記録媒体に転写することにより該
    記録媒体上に画像を形成する画像形成装置における中間
    転写体であり、かつ前記反射光量検出手段が、前記中間
    転写体上に形成された基準パターン画像の反射光量を検
    出するものであることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記像担持体は、露光により表面に静電
    潜像が形成され該静電潜像がトナーで現像されることに
    より表面にトナー像が形成される感光体上にトナー像を
    形成しこの感光体上に形成されたトナー像を、記録媒体
    を担持して搬送する記録媒体搬送部材により搬送されて
    きた所定の記録媒体に転写して該記録媒体上に画像を形
    成する画像形成装置における、該記録媒体搬送部材であ
    り、かつ前記反射光量検出手段が、前記記録媒体搬送部
    材上に形成された基準パターン画像の反射光量を検出す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体が、前記記録媒体であり、
    かつ前記反射光量検出手段が、前記記録媒体上に形成さ
    れた基準パターン画像の反射光量を検出するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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