JP2002039489A - 一軸減圧弁におけるウオーターハンマー防止装置 - Google Patents

一軸減圧弁におけるウオーターハンマー防止装置

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JP2002039489A
JP2002039489A JP2000227274A JP2000227274A JP2002039489A JP 2002039489 A JP2002039489 A JP 2002039489A JP 2000227274 A JP2000227274 A JP 2000227274A JP 2000227274 A JP2000227274 A JP 2000227274A JP 2002039489 A JP2002039489 A JP 2002039489A
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valve
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reducing valve
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Hiroshi Tsuchiya
浩 土屋
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NTC INDUSTRIAL CO Ltd
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NTC IND CO Ltd
NTC INDUSTRIAL CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャワー等の末端機器の接続に制約を生ぜしめ
ることなく一軸減圧弁を組み込めるようにしながら、そ
の一軸減圧弁の感度に影響を与えることなく末端機器の
急閉により生ずる衝激波を一軸減圧弁の下流側において
吸収し得るようにする。 【解決手段】一軸減圧弁Aにおいて、それのボディ1内
の一次側Xから二次側Yに流体が流過する流路の、圧力
調整機構Wの筒弁状の弁部20とそれに対向する環状の
弁座3との圧力調整弁部から二次側Yの接続口11に至
る間の適宜部位に、圧力により体積が収縮する発泡ゴム
等の弾性体cを取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、減圧弁の一種類で
ある一軸減圧弁において、それの二次側に接続する給水
機器の弁機構に急激な閉弁があったときに、それにより
一次側に伝播する衝激波が、一軸減圧弁の圧力調整弁を
急閉して、一軸減圧弁を発生源とする二次的なウオータ
ーハンマー現象を生ぜしめるようになるのを防止する一
軸減圧弁におけるウオーターハンマー防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】給水機器の配管の二次側に接続した弁機
構を急激に閉弁したときに生じる流体の衝激波が一次側
に伝播することで、その一次側に接続する各機器に与え
るようになる影響を防止するための手段として、図1に
あるように、蛇口等の末端機器aが接続する配管bの途
中の内壁面に、圧縮変形能力の高いシリコンゴム等を主
体とする弾性体(または緩衝材)cを内張して、この弾
性体cの圧縮変形により衝激波を吸収するようにする手
段が、特開平3−186691号として知られている。
【0003】また、水道の高圧化が進み、各家庭の水道
メーター部、給水機器の接続部、シャワーの取付部等に
一軸減圧弁を使用し、使い易い水圧にする例が多くなっ
てきている。
【0004】このため、蛇口等水道末端器具の開閉弁を
急激に開閉したときに生ずる衝激波が、給水機器に設け
た一軸減圧弁の二次側に発生することになり、その衝激
波が伝播することで、この一軸減圧弁に至り、それの圧
力調整弁を急閉して、この一軸減圧弁を発生源とする二
次的ウオーターハンマーが発生してくる場合がある。
【0005】このことから、この一軸減圧弁を発生源と
する二次的ウオーターハンマーの発生を防止する手段と
して、本願の出願人が特開平11−131830号とし
て出願している手段がある。
【0006】この手段は、図2および図3にあるよう
に、一端側に一次側Xと接続する接続口10を設け他端
側に二次側Yと接続する接続口11を設けた筒状のボデ
ィ1内に弁室12を形成し、その弁室12内に、内腔を
通水流路2aに形成した筒状体2を、それの軸方向が前
記弁室12の軸方向に沿う姿勢としてその軸方向に可動
に装入し、その筒状体2の一次側の端部に筒弁状の弁部
20を装設し、その弁部20の一次側Xに寄る部位に前
記弁部20と衝合さす環状の弁座3をボディ1に対し固
定して装設し、筒状体2の二次側の端部に、二次側流路
uに通ずる感圧室zに流入する二次側の圧力変化により
前記軸方向に動く感圧板21を一体に連結させて設け、
その感圧板21をバネ4により二次側に押し出すよう付
勢して一軸減圧弁Aを構成しておき、それのボディ1内
腔に形成した弁室12内に装入せる筒状体2の二次側Y
の端部に、ボディ1内腔に形成した二次側流路uに嵌入
する筒状部22を設けて、その筒状部22の外周面と二
次側流路uの内周面との間に、二次側流路uの感圧室z
に対する水の流通を制限する狭い間隙vを形設しておい
て、二次側で末端機器が急激に閉弁したときに生じた衝
激波が伝播して一軸減圧弁Aの二次側流路u内に達して
きたときに、その衝激波の圧力が、狭い間隙vにより感
圧室zに流入するのを制限して、感圧板21が急激に押
されて圧力調整弁である弁部20が急閉するのを防止す
るようにしている手段である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従前のウオーターハン
マーの防止手段は、給水機器の配管の内壁面に、圧縮変
形能力の高い緩衝材を内張しておいて、給水機器の末端
側の弁機構が急閉されて衝激波が生じたときの圧力を、
この弾性体により吸収させるようにする手段にあって
は、末端機器が、例えば、図4にあるように、押し釦式
の操作部dの作動で開弁するワンタッチ式のシャワーe
である場合に、高圧化してきている水道圧に対処させる
よう一軸減圧弁Aを配管bに接続させる際、その一軸減
圧弁Aおよびシャワーeの接続・組み付けに制約を生ぜ
しめる問題がある。
【0008】これは、一軸減圧弁Aを通常、シャワーe
等の末端機器の根元部に取り付けるものであるが、この
ようにシャワーe等を接続しようとすると、配管bの途
中に内張する弾性体cの装設がしづらくなる問題が生じ
てくる。
【0009】また、このことから弾性体cは、例えば、
図4にあるように、下流側に一軸減圧弁Aを接続した混
合水栓MVの上流側の配管bの途中に内張するよう装設
することになるが、このようにすると、末端機器である
シャワーeの急閉で生じる衝激波を、一軸減圧弁Aが増
巾させるようになって、その衝激が混合水栓MVに伝播
していくようになり、弾性体cの効果があがらないよう
になる。
【0010】また、図2・図3にあるように、一軸減圧
弁Aのボディ1内に、二次側に生じた衝激波を吸収する
機構を組み込む手段にあっては、シャワー等の末端機器
の接続に生ずる制約は解消され、その末端機器の接続が
楽に行なえるようになるが、圧力波の吸収を、二次側流
路uから感圧室zに通ずる流路を狭くして、圧力波が伝
播しにくいようにして、感圧板21により作動する圧力
調整弁である弁部20の急激な閉弁を抑えるようにして
いることから、感圧板21の作動による圧力調整弁の感
度が鈍くなり一軸減圧弁Aの性能を低下させるようにな
る問題がででくる。
【0011】本発明は、従来手段に生じている上述の問
題を解消せしめるためになされたものであって、シャワ
ー等の末端機器の接続に制約を生ぜしめることなく一軸
減圧弁を組み込めるようにしながら、その一軸減圧弁の
感度に影響を与えることなく末端機器の急閉により生ず
る衝激波を一軸減圧弁の下流側において吸収し得るよう
にする新たな手段を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、筒状のボ
ディ1内に圧力調整機構Wを収蔵した一軸減圧弁Aにお
いて、それのボディ1内の一次側Xから二次側Yに流体
が流過する流路の、圧力調整機構Wの筒弁状の弁部20
とそれに対向する環状の弁座3との圧力調整弁部から二
次側Yの接続口11に至る間の適宜部位に、圧力により
体積が収縮する発泡ゴム等の弾性体cを取り付け、二次
側Yで発生する衝激波の圧力をボディ1内の流路に設け
た弾性体cの収縮により吸収せしめて二次的ウオーター
ハンマーの発生を防止するようにしたことを特徴とする
一軸減圧弁におけるウオーターハンマー防止装置を提起
するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明手段においては、一軸減圧
弁の圧力調整機構の作動に影響を与えることなく、その
一軸減圧弁のボディ内に、二次側の末端機器の急閉によ
り生ずる衝激波を吸収させるための圧力吸収手段を組み
込むようにする。
【0014】このため、一軸減圧弁Aは、それの基本的
な構成を、従前の一軸減圧弁と同様に構成してよい。即
ち、図5にあるように、それの筒状に形成したボディ1
には、それの一端側に一次側Xと接続する接続口10を
設け、他端側には二次側Yと接続する接続口11を設
け、内腔には、軸方向がボディ1の軸方向に沿う弁室1
2を形成し、そのボディ1の一次側Xの接続口10の内
腔には、その接続口10を前記弁室12に連通させる一
次側流路10aを形成し、二次側Yの接続口11の内腔
には、その接続口11を前記弁室12に連通させる二次
側流路uを形成する。
【0015】そして、前記弁室12内には、軸心部を通
水流路2aに形成した筒状体2を、それの軸方向が前記
弁室12の軸方向に沿う姿勢としてその軸方向に可動に
装入し、その筒状弁2の一次側Xの端部に側面シール弁
となる筒弁状の弁部20を形成し、二次側Yの端部に
は、外周縁が弁室12の内周面に摺接する感圧板21を
該筒状体2と一体または一体的に連結させて装設して、
弁室12の二次側Yの端部に感圧板21で仕切られた感
圧室zを形成し、この感圧板21に二次側Yに押し出す
よう付勢するバネ4を連繋しておく。
【0016】また、ボディ1内の弁室12の一次側Xの
端部には、弁座金具30を設けて、これに、前述の筒状
体2の一次側Xの端部に形成した筒弁状の弁部20と対
向する弁座3を、環状に形成して取り付けておき、これ
により、一次側Xの接続口10から流入する水道水が、
弁座金具30の周縁の通水孔31…から弁座3と弁部2
0との間を経て筒状体2の内腔の通水流路2aを通過し
て、二次側流路uから二次側Yに流れていくとき、それ
により二次側の圧力が上昇してくると、感圧室zに臨む
感圧板21がバネ4に抗して一次側Xに動き、筒状体2
の端部の弁部20と弁座3との間隔を狭め、そこを流過
する水の量を少なくして、二次側Yの圧力を一定に保持
する圧力調整機構Wを構成するようにする。
【0017】そして、このように、ボディ1内腔に形成
した弁室12内に、感圧板21・筒弁状の弁部20・環
状の弁座3らからなる圧力調整機構Wを組み込んだ一軸
減圧弁Aを構成しておいて、それのボディ1の内腔に形
成される流体の流路のうちで、この圧力調整機構Wより
二次側に位置する部位となる二次側流路uの内壁面に、
圧縮変形能力の高い、例えば、シリコンゴム等の発泡ゴ
ムなどからなる弾性体cを、内張するように装設する。
【0018】この弾性体cの二次側流路uの内壁面に対
する装着は、弾性体cを厚手のシート状に成形して、二
次側流路uの内壁面に直接接着するようにしてよいが、
図6にあるように、ボディ1の内腔の感圧室zと二次側
の接続口11の端面との間に形成される二次側流路uの
壁面の全部または一部に拡径部kを形成して、この拡径
部kに、発泡ゴム等の弾性体cを、この拡径部kに対応
する形状に成形して装填するようにして行なってよい。
【0019】このとき、二次側流路uの内壁面に形成す
る拡径部kは、図7にあるよう二次側流路uの感圧室z
側に、その感圧室zの径よりも小径となる絞り鍔14
を、それの内径が二次側流路uの内径となるように残し
て拡径することで形成することが、弾性体cを装填する
工作を容易にする上において有効である。
【0020】また、二次側流路uの内壁面に形成する拡
径部kに装填する弾性体cは、それを、図8にあるよう
に、外端側にボディ1の接続口11の二次側Yの外端面
に接合する鍔部fを具備する鍔付き円筒状に成形してお
いて、それを、二次側流路uの内壁面を拡径するように
形成した拡径部k内に嵌装し、鍔部fと接続口11の端
面との間に形設しておく嵌合部の嵌合により止着した状
態に装着するようにしてもよい。
【0021】また、この弾性体cは、図9にあるよう、
金属材または樹脂材の薄板により、内周側に二次側流路
uを形成するよう、内径が拡径部kを形成する前の二次
側流路uの内径に対応する太さのパイプ状ないし筒状で
軸方向の一端側に鍔部50を具備する保持具5を形成し
て、これの胴部51の外周側に、弾性体cを巻き付ける
ように嵌装して保持せしめ、この状態の保持具5を、二
次側流路uの内壁面に形設した拡径部kに嵌装して鍔部
50の外周縁をかしめつけることで装着するようにする
場合がある。
【0022】このときは、保持具5の外周側に弾性体c
を保持している胴部51に、穴52…を開設しておい
て、この保持具5の胴部51の内腔を二次側流路uとし
て流れる水道水の圧力が上昇したとき、これらの穴52
…を通って弾性体cに伝わり、弾性体cを圧縮変形させ
ることで、その圧力の吸収が行なわれるようにする。
【0023】また、二次側流路uに設ける弾性体cは、
図10にあるように、拡径部kを二次側流路uの内壁面
の一部に嵌入凹部のように形設し、ここに弾性体cを嵌
め込むように装着する場合にあっては、弾性体cとは別
体で、二次側流路uに嵌合する筒状ないしパイプ状の押
さえ部材6を形成しておいて弾性体cを装填した後に、
この押さえ部材6を二次側流路uに嵌挿することで、拡
径部kに嵌装した弾性体cを、その状態位置に押さえ込
むように構成する場合がある。
【0024】このように、拡径部kに装填した弾性体c
を、それの外面側に嵌挿する押さえ部材6で保持せしめ
る場合にあっても、二次側Yに生じた衝激波の圧力を弾
性体cの圧縮変形により吸収させるのに、保持具5の場
合と同様に、パイプ状ないし筒状の押さえ部材6の胴部
60に形成しておく穴61…から、弾性体cに対し作用
する圧力により弾性体cを圧縮変形させることで行なわ
せるようにするか、この押さえ部材6を、網体または多
孔板で形成しておくことで、押さえ込む弾性体cを、全
体的に圧縮変形させるようにする。
【0025】また、一軸減圧弁Aのボディ1内に組み込
む、筒弁状の弁部20・環状の弁座3・感圧板21・バ
ネ4等よりなる圧力調整機構Wの、圧力調整機能に影響
を与えることなく、二次側Yに生じた衝激波を、ボディ
1内に設ける弾性体cにより吸収させるには、その弾性
体cを、感圧板zと二次側の接続口11との間の二次側
流路uの内壁面に形設する拡径部kに設けるようにする
場合に限らない。
【0026】圧力調整機構Wの筒弁状の弁部20と環状
の弁座3とで構成される弁機構部よりも二次側にあれば
よく、そのことから、内腔を通水流路2aに形成して一
次側の端部に筒弁状の弁部20を形成している筒状体2
の内壁面に、直接弾性体cを装着するか、または、その
内壁面に拡径部を形設して、そこに弾性体cを内張する
ように設けるようにしてもよい。
【0027】また、前述の圧力調整機構Wの、二次側Y
の圧力変化に応じてボディ1の軸方向に動く筒状体2の
一次側Xの端部に設けられている筒弁状の弁部20の内
周側で、その筒弁状の弁部20と対向する環状の弁座3
の中心部位に、この発泡ゴム等の弾性体cを、図11に
あるように、筒弁状の弁部20の内側において筒状体2
の内腔に向けて突入するように膨出する形状に形成して
配位し、それを取り付け支持せしめた取付金具7を、前
記環状の弁座3をボディ1に対し固定装設するようボデ
ィ1内腔に組み付けてある弁座金具30の中心部位に組
み付けることで装設するようにしてよい。
【0028】このとき、発泡ゴム等からなる弾性体c
は、圧力により全体が圧縮変形するように、適宜の形状
のブロック状に形成してよいものであるが、内部に空室
を具備する中空体に形成するか、取付金具7の弾性体c
を取り付ける取付面の中心部位に、弾性体cで囲われる
空室70を形成するように、弾性体cを取付金具7に取
り付けておいて、弾性体c自体の圧縮変形とともに、こ
の空室70が押し潰されるようにしておくことが有効で
ある。
【0029】以上のように、本発明手段においては、二
次側の端部に感圧板21を設け一次側の端部に筒弁状の
弁部20を設けた可動の筒状体2と、それを二次側に押
し出すバネ4と、弁座金具30に支持せしめて筒弁状の
弁部20の一次側に固定装設する環状の弁座3等からな
る圧力調整機構Wを筒状のボディ1内に組み込んだ一軸
減圧弁Aにおいて、そのボディ1内の、一次側Xから二
次側Yに湯・水等の流体が流れる流路における筒弁状の
弁部20と環状の弁座3との弁機構部から二次側の接続
口11に至る間の適宜の部位に、圧力変化に応じて体積
が収縮する発泡ゴム等の弾性体cを設けて、この一軸減
圧弁Aを接続した給水機器の二次側の末端機器を急閉す
ることで二次側に衝激波が発生したときに、これが一軸
減圧弁Aのボディ1内の圧力調整機構Wの筒弁状の弁部
20と環状の弁座3との弁機構部に伝播してくる前に、
弾性体cがその衝激波の圧力を受けて圧縮・変形するこ
とでその圧力を吸収するようになるから、圧力調整機構
Wの圧力調整機能に支障を生ぜしめることなく、それの
筒弁状の弁部20が環状の弁座3に対し急閉して、二次
的なウオーターハンマーを発生させる現象を防止し得る
ようになる。そして、この二次側で発生する衝激波の圧
力を吸収させる弾性体cが、一軸減圧弁Aのボディ1内
に組み込まれることで、一軸減圧弁Aの下流側に、シャ
ワー等の末端機器を支障なく接続し得るようになる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明手段によれ
ば、シャワー等の末端機器の接続に制約を生ぜしめるこ
となく一軸減圧弁を組み込めるようにしながら、その一
軸減圧弁の感度に影響を与えることなく末端機器の急閉
により生ずる衝激波を一軸減圧弁の下流側において吸収
し得るようになる
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のウオーターハンマー防止装置の一部破断
した説明図である。
【図2】従前のウオーターハンマー防止装置をボディ内
に組み込んだ一軸減圧弁の縦断側面図である。
【図3】同上の一軸減圧弁の作用の説明図である。
【図4】ウオーターハンマー防止装置を有しない一軸減
圧弁を接続した給水機器の説明図である。
【図5】同上のウオーターハンマー防止装置を有しない
従前の一軸減圧弁の縦断側面図である。
【図6】本発明を実施せる一軸減圧弁の縦断側面図であ
る。
【図7】同上の一軸減圧弁の別の実施例の縦断側面図で
ある。
【図8】同上の一軸減圧弁のさらに別の実施例の縦断側
面図である。
【図9】同上の一軸減圧弁のさらに異なる実施例の縦断
側面図である。
【図10】同上の一軸減圧弁のさらに別の実施例の縦断
側面図である。
【図11】同上の一軸減圧弁の弾性体を環状の弁座の中
心部位に配設した実施例の縦断側面図である。
【符号の説明】
A…一軸減圧弁、X…一次側、Y…二次側、W…圧力調
整機構、MV…混合水栓、a…末端機器、b…配管、c
…弾性体(または緩衝材)、d…操作部、e…シャワ
ー、f…鍔部、k…拡径部、u…二次側流路、v…間
隙、z…感圧室、1…ボディ、10・11…接続口、1
0a…一次側流路、12…弁室、14…絞り鍔、2…筒
状体、2a…通水流路、20…弁部、21…感圧板、2
2…筒状部、3…弁座、30…弁座金具、31…通水
孔、4…バネ、5…保持具、50…鍔部、51…胴部、
52…穴、6…押さえ部材、60…胴部、61…網目ま
たは穴、7…取付金具、70…空室。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のボディ1内に圧力調整機構Wを収
    蔵した一軸減圧弁Aにおいて、それのボディ1内の一次
    側Xから二次側Yに流体が流過する流路の、圧力調整機
    構Wの筒弁状の弁部20とそれに対向する環状の弁座3
    との圧力調整弁部から二次側Yの接続口11に至る間の
    適宜部位に、圧力により体積が収縮する発泡ゴム等の弾
    性体cを取り付け、二次側Yで発生する衝激波の圧力を
    ボディ1内の流路に設けた弾性体cの収縮により吸収せ
    しめて二次的ウオーターハンマーの発生を防止するよう
    にしたことを特徴とする一軸減圧弁におけるウオーター
    ハンマー防止装置。
  2. 【請求項2】 筒状のボディ1内に圧力調整機構Wを収
    蔵せしめた一軸減圧弁Aにおいて、それのボディ1内の
    感圧室zと二次側Yの接続口11の外端面との間の二次
    側流路uの内壁面の全部または一部に、圧力により体積
    が収縮する発泡ゴム等の弾性体cを装着して、二次側Y
    で発生する衝激波の圧力を、この二次側流路uの内壁面
    に設けた弾性体cの収縮により吸収せしめて二次的ウオ
    ーターハンマーの発生を防止するようにしたことを特徴
    とする一軸減圧弁におけるウオーターハンマー防止装
    置。
  3. 【請求項3】 筒状のボディ1内に圧力調整機構Wを収
    蔵せしめた一軸減圧弁Aにおいて、それのボディ1内の
    感圧室zと二次側Yの接続口11の外端面との間の二次
    側流路uの内壁面の全部または一部に、該二次側流路u
    の内径を拡径する拡径部kを形設して、その拡径部k
    に、圧力により体積が収縮する発泡ゴム等の弾性体cを
    装填して装着し、二次側Yで発生する衝激波を、この二
    次側流路uに装着した弾性体cの収縮により吸収せしめ
    て、二次的ウオーターハンマ−の発生を防止するように
    したことを特徴とする一軸減圧弁におけるウオーターハ
    ンマー防止装置。
  4. 【請求項4】 筒状のボディ1内に圧力調整機構Wを収
    蔵せしめた一軸減圧弁Aにおいて、それのボディ1内の
    感圧室zと二次側Yの接続口11の外端面との間の二次
    側流路uの内壁面に、その二次側流路uの内径を拡径す
    る拡径部kを、感圧室z側に絞り鍔14を残して形成
    し、その拡径部kに、発泡ゴム等の弾性体cを、外端側
    に二次側Yの接続口11の外端面に接合する鍔部fを具
    備する鍔付き円筒状に形成して嵌合することにより装着
    し、二次側Yで発生する衝激波を、この二次側流路uに
    装着した弾性体cの収縮により吸収せしめて二次的ウオ
    ーターハンマーの発生を防止するようにしたことを特徴
    とする一軸減圧弁におけるウオーターハンマー防止装
    置。
  5. 【請求項5】 筒状のボディ1内に圧力調整機構Wを収
    蔵せしめた一軸減圧弁Aにおいて、それのボディ1内の
    感圧室zと二次側Yの接続口11の外端面との間の二次
    側流路uの内壁面に、その二次側流路uの内径を拡径す
    る拡径部kを、感圧室z側に絞り鍔14を残して形成
    し、その拡径部kに、発泡ゴム等の弾性体cを、金属材
    または樹脂材により内周側に二次側流路uを形成する筒
    状乃至パイプ状に形成した保持具5の胴部51外周側に
    保持せしめて保持具5ごと嵌装して装着し、保持具5の
    胴部51に形成する網目または穴52…を介し胴部51
    の内周側の二次側流路uに対し露出させ、二次側Yで発
    生する衝激波を、この二次側流路uに装着した弾性体c
    の収縮により吸収せしめて二次的ウオーターハンマーの
    発生を防止するようにしたことを特徴とする一軸減圧弁
    におけるウオーターハンマー防止装置。
  6. 【請求項6】 筒状のボディ1内に圧力調整機構Wを収
    蔵せしめた一軸減圧弁Aにおいて、それのボディ1内の
    感圧室zと二次側Yの接続口11の外端面との間の二次
    側流路uの内壁面の一部に、その二次側流路uの内径を
    拡径する拡径部kを形成して、その拡径部kに、発泡ゴ
    ム等の弾性体cを装填し、それの外面側に、金属材・樹
    脂材等で二次側流路uに嵌合する筒状乃至パイプ状に形
    成した押さえ部材6を嵌装して押さえ込み、その押さえ
    部材6の胴部60に形成しておく網目または穴61…を
    介して弾性体cを二次側流路uに対し露出させ、二次側
    Yで発生する衝激波を、この二次側流路uに装着した弾
    性体cの収縮により吸収せしめて二次的ウオーターハン
    マーの発生を防止するようにしたことを特徴とする一軸
    減圧弁におけるウオーターハンマー防止装置。
  7. 【請求項7】 発泡ゴム等の弾性体cを、圧力調整機構
    Wの可動の筒状体2の一次側Xの端部に設けた筒弁状の
    弁部20と対向する環状の弁座3の中心部位に、前記筒
    弁状の弁部20の内周側において筒状体2の内腔に向け
    膨出する形状に形成して配位し、弁座金具30に取り付
    け支持せしめることを特徴とする請求項1記載の一軸減
    圧弁におけるウオーターハンマー防止装置。
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