JP2002035627A - 籾殻粉砕機 - Google Patents

籾殻粉砕機

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JP2002035627A
JP2002035627A JP2000224776A JP2000224776A JP2002035627A JP 2002035627 A JP2002035627 A JP 2002035627A JP 2000224776 A JP2000224776 A JP 2000224776A JP 2000224776 A JP2000224776 A JP 2000224776A JP 2002035627 A JP2002035627 A JP 2002035627A
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JP
Japan
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pulverizing
chaff
primary
chamber
rice
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JP2000224776A
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English (en)
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Kazuharu Mizushima
一晴 水嶋
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OMIYA SEISAKUSHO KK
OOMIYA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
OMIYA SEISAKUSHO KK
OOMIYA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】籾殻を、畜舎床面に使用する敷料、整腸作用促
進のための飼料添加物、或いは、園芸育苗用の人工培土
の基材として利用するために吸水性、保湿性を向上させ
る目的で、粉砕する必要があり、連続的に大量の籾殻粉
砕作業を実行できる粉砕機を提供する。 【解決手段】定量の原料籾殻Cを連続的に供給する供給
装置11に投入口1を連接し、該投入口の下方は一次粉
砕室5に開口せしめ、一次粉砕室内で高速回転する一次
粉砕刃4と、該一次粉砕刃と共通の駆動源で高速回転す
る二次粉砕刃3を収容する二次粉砕室6を共通の空間を
共有して階段状に配置して成り、微細籾殻は、二次粉砕
室の底板に設けられた排出口調節シャッター7を併設す
る排出口の開口面積の調整により、一次粉砕室及び二次
粉砕室での滞留時間の長さを調整され、使用目的に適す
る粒度を維持しながら、連続的に籾殻粉砕を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、家畜、特に牛、豚
を飼育する畜房の敷料、牛の整腸作用を促進するための
飼料添加物、或いは、園芸育苗用の人工培地用土の基材
等に使用する『粉砕籾殻』を効率よく加工する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】牛、豚を飼育する畜房の床は、家畜の排
泄物による汚染を軽減するため、稲藁、鋸屑等を敷料と
して利用するが、近年の農業生産の構造変革、構造変化
に伴い、これ等の敷料の入手が困難となって来た。これ
等の敷料の効果を代用するものとして、籾殻が利用され
るのであるが、脱穀したままの籾殻は、保水性、吸湿性
に劣るため、籾殻を破砕、粉砕してその吸水性、保水性
を向上させる必要があり、その手段として、発明者等
は、一枚の粉砕回転刃を有する籾殻粉砕機を提供した。
(特願平10−265592号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】提供された籾殻粉砕機
は、一個の粉砕ケースと、一枚の粉砕回転刃を備えて原
料籾殻投入→投入シャッター閉鎖→粉砕→排出シャッタ
ー開放→排出の各行程を自動的に反復し乍ら継続するも
のであり、省力自動運転は可能であるが、粉砕行程が分
断されるために、より大量の粉砕能力を得るには、不十
分である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明では、粉砕作業を完全に連続作業化する目的
で、定量の原料籾殻を連続的に投入する供給装置を一次
粉砕室に連通する投入口に連接する。
【0005】一次粉砕室には、モーター等の駆動源によ
り高速回転される一次粉砕刃を内装し、該一次粉砕室と
同一空間を共有している二次粉砕室を階段状に配置し、
且つ、該二次粉砕室にも二次粉砕刃を前記一次粉砕刃と
同一回転、回転速度にて回転させる。
【0006】前記二次粉砕室の底部に、粉砕された微細
籾殻を排出する排出口を設け、該排出口には、排出口調
節シャッターを併設する。
【0007】上記構成を有する籾殻粉砕機の投入口よ
り、定量連続的に原料籾殻を投入し一次粉砕室及び二次
粉砕室を経由する間に、籾殻は、一次粉砕刃及び二次粉
砕刃により破砕、粉砕されて、排出口調節シャッターの
開度調整により粉砕中の籾殻の粉砕室内での滞留時間を
調整し、粉砕の粒度調整をし乍ら、全作業を完全に連続
化し継続する。
【0008】
【発明の作用】上述の構成を有する本発明になる籾殻粉
砕機では、投入口より定量を連続的に投入される原料籾
殻は、一次粉砕室内で一次粉砕刃の回転により破砕、粉
砕され乍ら同一空間内を移動して二次粉砕室内へ移行
し、更に、二次粉砕刃により破砕、粉砕される。
【0009】上述の一次粉砕室から階段状で下段に位置
する二次粉砕室への破砕中の籾殻の移行は、一次粉砕室
内の一次粉砕刃、及び二次粉砕室内の二次粉砕刃の高速
回転に伴う遠心力並びに空間内の空気の渦流により実現
されるのであって、粉砕されて比重が増大した微細籾殻
は、排出口から排出されると共に、未だ粉砕されないが
故に比重の小さい状態を維持している籾殻は、前記空気
渦流に乗って一次粉砕室に戻され、一次粉砕刃及び二次
粉砕刃を経由する未破砕籾殻と合流する。
【0010】充分に微細化された微細籾殻は、排出口よ
り排出されるが、該排出口に併設される排出口調節シャ
ッターを操作して排出口の開口面積を縮小すると、排出
量が抑制されるため、一次粉砕室,二次粉砕室内に籾殻
が滞留する時間が長くなり、循環回数が増加することに
より、微細粒度を更に細かくすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を示す図面に従
い、詳細に説明する。図1を参照して、本発明になる籾
殻粉砕機は、スクリュー搬送装置、又はその他の適宜の
供給装置11により、定量、且つ連続的に投入口1に原
料籾殻Cが供給され、該投入口1は、投入口1の下方に
於いて一次粉砕室5に開口、連通している。
【0012】該一次粉砕室5の一次粉砕室底板51は、
途中、垂直方向に曲折し、再度水平方向に延長して、階
段状の構造となって二次粉砕室6の二次粉砕室底板61
を構成すると共に、該一次粉砕室底板51及び二次粉砕
室底板61の外周縁には、一次粉砕刃3及び二次粉砕刃
4の回転を妨げない適宜の隙間を維持した円筒状の外囲
板52、62を固着し、以って、一次粉砕室5と二次粉
砕室6は、共通の空間53を共有せしめている。
【0013】前記一次粉砕室5及び二次粉砕室6の各々
の底面となる一次粉砕室底板51及び二次粉砕室底板6
1には、共通の駆動モーター8により、Vベルト81又
はそれに代替する適宜の伝導手段を介して、高速にて同
一方向に回転する一次粉砕刃3及び二次粉砕刃4が支承
されるので、一次粉砕刃3及び二次粉砕刃4は階段状に
その回転半径を重複して配置されることになる。
【0014】前記一次粉砕刃3及び二次粉砕刃4の形状
及び回転時の外周速度は、本実施例では、形状は直線状
の一枚刃、外周速度は、90m/秒に設定されている
が、本発明の機能を損なわない範囲で、形状、外周速
度、及び回転駆動の方法等の諸条件は任意に変更するこ
とが可能であり、これ等の変更は何れも、本発明の権利
に含まれることは明白である。
【0015】一次粉砕室5に投入された原料籾殻Cは、
高速回転する一次粉砕刃3の回転により衝撃を受けて、
切断、破砕、粉砕される。
【0016】粉砕された粉砕籾殻C’は、一次粉砕刃3
の回転に伴う遠心力、及び該一次粉砕刃3と二次粉砕刃
4の回転に伴って空間53内に発生した空気渦流の流れ
に沿って二次粉砕室6へ移動した後、該二次粉砕室6内
で高速回転する二次粉砕刃4により更に、破砕、粉砕が
繰り返される。
【0017】こうして破砕、粉砕されて微細化された微
細籾殻C”は、粉砕籾殻C’より比重が大きくなるため
二次粉砕室6の下方に集積し、二次粉砕室6の二次粉砕
室底板61に設けられる排出口2より籾殻粉砕機外へ排
出される。
【0018】二次粉砕室6内では、移行してきた粉砕籾
殻C’のうち、微細籾殻C”となったものは、比重が増
加して排出口2より二次粉砕室6外つまり籾殻粉砕機外
に排出されるが、未だ粉砕されない粉砕籾殻C’は、空
間53に於いて、一次粉砕刃3及び二次粉砕刃4の回転
に伴って形成される空気渦流に乗って、空間53内で循
環を始め一次粉砕室5内へ還流して、新しく投入された
原料籾殻Cと合流し、再度、一次粉砕刃3 及び既述の
経路と同様の経路を経て二次粉砕室6に到り、二次粉砕
刃4により再度粉砕されて微細籾殻C”となり、排出口
2より籾殻粉砕機外へ排出される。
【0019】本発明では、上記排出口2に、排出口調節
シャッター7を設けている。該排出口調節シャッター7
は、排出口2の開口面積を任意に調節できる構造を付与
しているから、排出口2の開口面積を大きくすると、二
次粉砕室6からの排出量が多くなり、微細籾殻C”に一
部の粉砕籾殻C’が混入する結果、籾殻粉砕機より排出
される製品籾殻の全体的な粒度組成は大粒になるのに対
し、排出口2の開口面積を小さくすると、二次粉砕室6
からの排出量が抑制され、粉砕籾殻C’が長時間一次粉
砕室5及び二次粉砕室6に滞留することになり、その
間、一次粉砕刃3及び二次粉砕刃4による粉砕回数が増
加することによって、製品籾殻の粒度組成は、微細とな
る。
【0020】前項の説明に於いて、排出口2より排出さ
れる微細籾殻C”の排出量と、投入口1より新しく一次
粉砕室5に投入される原料籾殻Cの投入量は、当然のこ
とながら、一次粉砕室5及び二次粉砕室6とで構成され
る空間53の全容積と投入され粉砕作用が続けられてい
る原料籾殻C、粉砕籾殻C’、及び微細籾殻C”の総体
積との比率が、破砕作用を正常に継続できる適切な容積
比率を維持するように、排出口2よりの排出量と、投入
口1への投入量は、適切に維持されねばならない。
【0021】上述の一連の粉砕作業は、原料籾殻の定量
連続投入を継続することにより、全て、連続的に粉砕作
業が継続遂行されるから、従来技術で実現できなかった
籾殻の大量処理が可能となった。
【0022】加えて、排出口の開口面積を大きくして得
られる大粒組成の製品籾殻は、畜舎床面の敷料として利
用し、開口面積の開度調整の結果得られる中粒組成、或
いは、微細粒組成の製品籾殻は、園芸育苗用の人工培用
土の基材や、養牛飼育に於ける整腸作用促進に効果を示
す飼料添加物として利用する等、製品籾殻の用途目的に
適する粒度の大きさを、排出口調節シャッターの調整に
より容易に選択することも可能である。
【0023】
【発明の効果】近年の米穀生産様式の変化に伴い、稲藁
の容易な入手が困難となったために、稲藁を畜舎床の敷
料として利用することが困難となり、又、良質の敷料と
して利用されていた国内産木材の鋸屑もまた、輸入木材
の急増に押されて入手が困難となる状況に対応して、資
源の再利用という効果も併せて、籾殻の利用が重視され
ている。
【0024】然るに、籾殻は、脱穀した状態のままでは
敷料として利用するには、保水力、吸湿性に難点があ
り、敷料、飼料添加物、人工培用土の基材などに利用す
るには、籾殻を粉砕する必要がある。
【0025】本発明は、従来、再利用が不可能であった
籾殻を、任意の粒度で 大量に連続して処理することが
できるから、入手困難となった稲藁、鋸屑等の敷料の代
替効果を促進し、家畜飼料の添加物としての利用価値の
創生、園芸育苗用人工培養土の基材等々、米穀生産の副
産物の有効活用を可能とするなど、極めて広域に渉り貢
献すること大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明になる籾殻粉砕機の好適な実施例を
示す全体縦断面図である。
【図2】は、図1の全体横断面図である。
【符号の説明】
1 ……… 投入口 11……… 供給装置 2 ……… 排出口 3 ……… 一次粉砕刃 4 ……… 二次粉砕刃 5 ……… 一次粉砕室 51……… 一次粉砕室底板 53……… 空間 6 ……… 二次粉砕室 61……… 二次粉砕室底板 7 ……… 排出口調節シャッター 8 ……… 駆動モーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に原料籾殻を連続して定量投入でき
    る供給装置に連通する投入口を有し、該投入口と連通す
    る一次粉砕室と、該一次粉砕室と同一空間を共有して階
    段状に配置される二次粉砕室には、各々高速にて回転自
    在な一次粉砕刃並びに二次粉砕刃を配置すると共に、前
    記二次粉砕室の下方底部には、排出調節シャッターを備
    えた排出口を備えていることを特徴とする籾殻粉砕機。
JP2000224776A 2000-07-26 2000-07-26 籾殻粉砕機 Pending JP2002035627A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108801729A (zh) * 2018-05-25 2018-11-13 孙立民 一种药品检验用研磨机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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