JP2002033277A - 投影露光装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法 - Google Patents

投影露光装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法

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義治 片岡
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットを低下させずに高精度のTTL
オートフォーカス機能を有した投影露光装置及びそれを
用いた半導体素子の製造方法を得ること。 【解決手段】 マスクのパターンをウエハに投影する投
影光学系の像面位置を検出し、この検出結果に応じて前
記ウエハに対してオートフォーカスを行なう投影露光装
置であって、環境変化に伴なう像面位置の変化量を演算
する演算手段を有し、像面位置の変化量が所定の値を超
えるまでは像面位置検出を実行せずに露光を行ない、該
所定の値を超えたときに前記像面位置の検出を行なう

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影露光装置及び
それを用いた半導体素子の製造方法に関し、特に半導体
素子製造の分野において、半導体ウエハ表面にレチクル
の回路パターンを繰り返し縮小投影露光する際の自動ピ
ント調整機能、所謂オートフォーカス機能を有する、投
影露光装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子であるLSI素子、超
LSI素子等の微細化、高集積化の要求により、投影露
光装置において高い解像力を有した結像(投影)光学系
が必要とされてきている。この為、結像光学系の高NA
化が進み、これに対して結像光学系の焦点深度が浅くな
りつつある。
【0003】従って投影露光装置においては、ウエハ面
を焦点面に(投影光学系の像面)合致させるための有効
な高精度の自動焦点合わせ方法が重要なテーマとなって
いる。
【0004】この種の投影露光装置では、投影光学系の
周囲温度変化、大気圧変化、投影光学系に照射される光
による投影光学系自身の温度上昇、あるいは投影光学系
を含む装置の発熱による温度上昇、などによりピント位
置(像面位置)が移動し、これを補正しなければならな
い。これを補正するための手段として、投影光学系を介
した光束を利用したTTLオートフォーカスが知られて
いる。
【0005】このTTLオートフォーカスは、例えばレ
チクル面上のスリット状のマークをウエハ面上に投影光
学系を介して結像させ、このマーク像をスリットを介し
て受光手段で受光し、該受光手段からの信号を用いてベ
ストフォーカス状態、即ち合焦状態を検出している。そ
して該検出結果をウエハ面位置検出系にフィードバック
し、これよりウエハ面を所定位置に設定し合焦状態を得
ている。
【0006】即ち、従来のTTLオートフォーカスでは
レチクルの回路パターン以外の部分にTTLオートフォ
ーカス用マークを形成し、レチクルをレチクルステージ
に装着した状態で照明手段からの露光光と同一の波長を
有する光をレチクルのTTLオートフォーカス用マーク
に指向する。
【0007】そしてレチクルを通過した光を投影光学系
を介してウエハステージ上に向け、ウエハステージに載
置したスリットを介して受光手段で受光する。そしてウ
エハステージを投影光学系の光軸方向に上下動させて受
光手段の位置を変化させ、ウエハ面位置検出系により、
この時の受光手段からの出力信号の重心に対応する受光
手段の位置を検出することによりこの位置を投影光学系
の最適フォーカス位置(最良像面位置)としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】投影光学系の像面位置
を検出する際、受光手段の投影光学系の光軸方向の移動
範囲(検出範囲)は予め一定の範囲に定めている。この
とき例えば温度変化等による投影光学系のピント位置の
変化が大きく検出範囲を超えてしまうと検出不能となっ
てくる。この為、従来は多少広めの検出範囲を定めて、
この検出範囲内で受光手段を上下動させている。
【0009】しかしながら投影光学系のピント位置変化
が小さい場合にはTTLオートフォーカスにおける信号
の検出を無駄な領域で行うことになり、スループットを
低下させるという問題点があった。また、従来は、TT
Lオートフォーカスによる像面位置の検出が自動化され
ておらず、ユーザーにとって使いづらい装置となってい
る。
【0010】本発明はTTLオートフォーカスによる像
面位置検出の際の上記理由によるスループットの低下を
なくすことができる投影露光装置及びそれを用いた半導
体素子の製造方法の提供を目的とする。
【0011】また本発明は、TTLオートフォーカスに
よる像面位置の検出を行なうが、使い易い投影露光装置
及びそれを用いた半導体素子の製造方法の提供を目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の投影露
光装置は、マスクのパターンをウエハに投影する投影光
学系の像面位置を検出し、この検出結果に応じて前記ウ
エハに対してオートフォーカスを行なう投影露光装置で
あって、環境変化に伴なう像面位置の変化量を演算する
演算手段を有し、像面位置の変化量が所定の値を越える
までは像面位置検出を実行せずに露光を行ない、該所定
の値を超えたときに前記像面位置の検出を行なうことを
特徴としている。
【0013】請求項2の発明は請求項1の発明において
前記投影光学系と露光光により、あるパターンの像を像
面位置検出部材上に投影し、前記像面位置検出部材を前
記投影光学系の像面位置を検出するために変化させるフ
ォーカス計測位置を中心に前記投影光学系の光軸方向に
上下動させ、該像面位置検出部材の光軸方向の各位置に
おける検出信号の大きさに基いて前記投影光学系の前記
像面位置を検出することを特徴としている。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記環境変化は、前記投影光学系の光照射に
伴う温度変化を含むこと特徴としている。
【0015】請求項4の発明の半導体素子の製造方法は
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の投影露光装置
によって前記マスクの回路パターンをウエハに投影する
段階を有することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の投影露光装置の要
部概略図である。
【0017】同図において1は原板としてのレチクル
(マスク)であり、レチクルステージ2に保持されてい
る。レチクル1上の回路パターンが投影光学系(縮小投
影レンズ3)によって、保持手段としてのXYZステー
ジ4上のウエハ5上のフォトレジスト面に1/5に縮小
されて結像し、露光が行われる。
【0018】図1では、ウエハ5に隣接する位置に、ウ
エハ5の上面とその面の高さが略一致している基準平面
(基準マーク)6が配置されている。基準マーク6はス
リット開口6cを有し、その開口部6cの中には受光素
子6bが設けられており、これらの各要素は受光手段6
aの一部を構成している。
【0019】又、XYZステージ4はステージ駆動装置
により、縮小投影レンズ3の光軸方向(Z方向)及びこ
の方向に直交する面内(x−y面)で移動可能であり、
光軸のまわりに回転させることもできる。ウエハに回路
パターンを転写する時、レチクル1は照明光学系7によ
って回路パターンの転写が行われる画面領域内を照明さ
れる。
【0020】8は投光光学系、9は検出光学系であり、
これら光学系8,9はウエハ5の投影光学系3の光軸方
向の位置を検出するウエハ位置検出手段(面位置検出光
学系)を構成している。投光光学系8からは複数個の光
束を投光している。この投光光学系8より投光される各
光束は非露光光から成り、ウエハ5上のフォトレジスト
を感光させない光より成っている。そしてこの複数の光
束は基準平面(基準マーク)6上(あるいはウエハ5の
上面)に各々集光されて反射される。
【0021】基準マーク6で反射された光束は、検出光
学系9内に入射する。図示は略したが、検出光学系9内
には各反射光束に対応させて複数個の位置検出用の受光
素子が配置されており、各位置検出用の受光素子の受光
面と基準マーク6上での各光束の反射点が検出光学系9
内の光学系によりほぼ共役となる様に構成されている。
基準マーク6の、縮小投影レンズ3の光軸3b方向の位
置ずれは、検出光学系9内の位置検出用の受光素子上で
の入射光束の位置ずれとして計測される。
【0022】この検出光学系9により計測された基準マ
ーク6の所定の基準面6よりの位置ずれは、位置検出用
の受光素子からの出力信号に基づいて面位置検出系10
により面位置として算出され、これに対する信号が信号
線を介してオートフォーカス制御系11に入力される。
【0023】オートフォーカス制御系11は、基準マー
ク6が固設されたXYZステージ4を駆動するための駆
動手段としてのステージ駆動装置12に信号線を介して
指令信号を与える。又、後述する方法のTTLで投影レ
ンズ3のフォーカス位置を検知する時には、オートフォ
ーカス制御系11によりステージ駆動装置12に指令を
与え、基準マーク6が後述する演算手段20で演算され
た所定の基準位置の近傍で投影レンズ3の光軸方向(Z
方向)に上下に変位する様にXYZステージを駆動す
る。
【0024】本実施例ではレチクル1の投影レンズ3に
よる像面位置(ピント位置)である投影レンズ3のフォ
ーカス位置を、TTLオートフォーカス方式で投影レン
ズ3を介した光で検出する。このときレチクル1面上の
オートフォーカス用の合焦用マーク25を照明する照明
光学系は次のような構成より成っている。
【0025】露光用の照明光学系7から露光光と同一波
長の光の一部は検出ビームとして光ファイバー13でコ
リメータレンズ15に導光され、開口絞り16を照射す
る。開口絞り16は照明光学系7の2次放射源の形状に
応じた形状及び大きさと成っている。
【0026】14は光量制御用NDフィルターであり、
開口絞り16に応じて、光量が一定となるように設定し
ている。開口絞り16からの光は偏光ビームスプリッタ
ー17によって、λ/4板18,対物レンズ19,ミラ
ーM1を順次通ってレチクル1を照明するS偏光光と、
集光レンズ22を介して基準光量検出系の受光素子23
に入射するP偏光光とに分離される。
【0027】レチクル1を照明する光は、開口絞り16
の形状及び大きさにより照明光学系7の露光時のNAと
同じNAの光となるように設定している。これによりT
TLオートフォーカス時の投影光学系3の使用態様が露
光時と同じになるようにしている。受光素子23からの
信号は基準光量検出系24に送られ、これにより照明光
学系7から放射された光束の基準量を求めている。
【0028】20は演算手段であり、露光開始により投
影光学系3の温度が上昇し、投影光学系3の像面位置
(ピント位置)が経時変化と共に変化する変化量をメモ
リMに格納したデータを基準に演算し求めている。そし
て演算手段20で求めた像面位置を仮りの像面位置と
し、この仮りの像面位置を中心にステージ駆動装置12
は基準マーク6(XYZステージ4)を光軸方向に上下
動させている。このように仮の像面位置は像面位置を検
出するために変化させるフォーカス計測位置となってい
る。
【0029】次に、縮小投影レンズ3の像面位置である
フォーカス位置の検出処理について説明する。
【0030】図2,図3は図1の一部分の概略図であ
る。図2,図3において1はレチクル、26はレチクル
1上に形成されたパターン部で遮光性をもっている。ま
た27はパターン部26に挟まれた透光部である。この
パターン部26と透光部27により合焦用マーク25を
構成している。
【0031】ここで縮小投影レンズ3のフォーカス位置
(像面位置)の検出を行う時には、前述したようにXY
Zステージ4が演算手段20により求めた仮りの像面位
置を中心に縮小投影レンズ3の光軸方向に往復的に移動
する。基準マーク6は、縮小投影レンズ3の真下に位置
付けられており、レチクル1のパターン部26と透光部
27はオートフォーカス用照明光学系により照明されて
いる。
【0032】次に基準マーク6が縮小投影レンズ8のピ
ント面にある場合について図2を用いて説明する。レチ
クル1上の透光部27を通った光は、縮小投影レンズ3
を介して基準平面マーク6上に集光し、全部の光束が基
準マーク6のスリット部6cを透過し、受光素子6bに
よる受光光量が最大になる。
【0033】次に基準マーク6が縮小投影レンズ3のピ
ント面よりずれた位置にある場合について図3を用いて
説明する。レチクル1上のパターン部26の透光部27
を通った光は、縮小投影レンズ3を介し、基準マーク6
は縮小投影レンズ3のピント面にないので光は広がった
光束として基準マーク6上に達する。
【0034】この時、光は基準マーク6上のスリット6
cによって一部の光がけられを生じ、全部の光束がスリ
ット6cを透過することはできない。即ちピント面に合
致した時とそうでない時にはスリット6cを通して受光
素子6bによる受光光量に差が生じる。
【0035】次に基準マーク6の下方の受光素子6bか
らの信号出力を用いて縮小投影レンズ3のフォーカス位
置(像面位置)を検出する方法について説明する。
【0036】ステージ駆動装置12により、像面位置検
出部材としての基準マーク6を搭載したXYZステージ
4を縮小投影レンズ3の光軸方向に、演算手段20で求
めた仮りの像面位置である零点を中心に駆動させる。
【0037】この時は、面位置検出系10で基準マーク
6の複数箇所の光軸方向に関する位置がモニターされ
る。この複数箇所の中で焦点面検出系21により合焦用
マーク25の像が投影される位置の近傍の計測値をzと
して基準マーク6の位置を代表させる。基準マーク6の
受光素子6bで受光した時に焦点面検出系21から得ら
れる信号出力とこのzの関係を図4に示す。
【0038】さて基準マーク6が縮小投影レンズ3のピ
ント面(像面)に位置した場合に、焦点面検出系21の
出力はピーク値を示す。この時の面位置検出系10の値
z0をもってして縮小投影レンズ3を用いてウエハ5に
露光を行う際の投影光学系3のフォーカス位置とする。
【0039】このようにして決まった投影レンズ3のフ
ォーカス位置はオートフォーカス検出系の基準位置とな
る。実際のウエハの焼き付け最良位置はこの基準位置か
らウエハの塗布厚や段差量等の値を考慮した分だけオフ
セットを与えた値となる。
【0040】図4の信号出力を用いたピント位置z0の
検出方法は以下の手法が適用可能である。
【0041】(イ)光量出力の最大値となるオートフォ
ーカス計測値z0をピント位置とする。
【0042】(ロ)ピーク出力に対してある割合のスラ
イスレベル220を設定し、このスライスレベル220
の出力を示す時のオートフォーカス計測値z1,z2を
知ることによりピント位置を
【0043】
【数1】
【0044】とする。
【0045】(ハ)光量出力(fi)およびオートフォ
ーカス計測値(zi)に対して重心処理を行い、ピント
位置を
【0046】
【数2】
【0047】(ニ)光量出力(fi)およびオートフォ
ーカス計測値(zi)に対して2次関数近似(y=ax
・x+bx+c)を行い、ピント位置を
【0048】
【数3】
【0049】とする。
【0050】従来のTTLオートフォーカス方式では予
め設定した零点を中心に基準マークを上下動させてい
た。この為、例えば図5に示すように面位置検出系10
の零点が実際のフォーカス位置(像面位置)との差が大
きい場合にはスライスレベル220を設定しても焦点面
検出系21から対称である出力信号が得られない為、検
出範囲を越えてしまい焦点検出の精度を低下させてしま
う。
【0051】そこで本実施例では前述したように、まず
演算手段20で投影光学系3のピント位置を環境変化に
伴う要素を考慮して演算で求めている。そして演算で求
めたピント位置を仮りの像面位置としてこの仮りの像面
位置を中心にステージ駆動装置12により基準マーク6
(XYZステージ4)を上下動させている。これにより
無駄な領域でのオートフォーカス検出を排除してスルー
プットの向上を図っている。
【0052】次に本実施例において投影レンズ3の像面
位置検出を行うまでの具体的な過程を図6に、又図7に
ウエハ1枚毎に縮小投影レンズ3の像面位置検出を行う
フローチャートを示す。
【0053】図8は演算手段20による投影レンズ3の
ピント位置の変化量ΔFを演算する信号の回路図であ
る。
【0054】図7のフローチャートにおいてはまず、初
期値として現在のピント位置をΔF0として設定し(7
01)ウエハを供給する(702)。次に露光を行い
(703)、演算手段であるマイクロプロセッサ20は
縮小投影レンズ3の焼き付け光照射による経時的なピン
ト変化量ΔFを図8に示すようにΔF=K・τ・E・t
0/tの計算式で演算を行う。
【0055】ここでKは縮小投影レンズ3の固有ピント
変化係数、τはレチクル1の透過率、Eは露光用照明系
7からの単位時間当たりの照射光量、t0はシャッタの
開放時間、tは露光間隔時間合計である。
【0056】尚、縮小投影レンズ3のピント変化係数K
は一つの投影レンズについて実験で測定すれば、同じ投
影レンズを組み込んだ装置では同じKを使用できる。演
算手段20は上述のΔFに関する条件式とピント変化係
数Kを記憶装置Mに予め記憶させておく。他方、演算手
段20はシャッタ開放と露光時間が生じる度にそれぞれ
を別に積算し、記憶装置Mへ露光履歴t0/tとして記
憶する。そしてK・τ・E・t0/tに基づいた演算に
よりΔFの値を算出する。このΔFの値はステージ駆動
装置12へ入力される(704)。
【0057】次にウエハ5を回収し(705)、前回T
TLオートフォーカス計測時の演算によるピント変化量
ΔF0と今回TTLオートフォーカス計測時のピント変
化量ΔFの差がεより大きければ(706)、TTLオ
ートフォーカスによる検出を行い(707)、その時の
ピント変化量ΔFをΔF0としてメモリーする(70
8)。
【0058】本実施例では以上のようにして投影レンズ
3のピント面にウエハ5が位置するようにして、レチク
ル1面上の回路パターンを投影レンズ3によりウエハ5
面上のレジストに投影露光している。これにより半導体
素子を製造しいる。
【0059】尚、本発明に係るTTLオートフォーカス
方式は、例えば投影レンズを通して画像のコントラスト
を検出する方式、スリットを投影して再びそのスリット
を通して光量を検出する方式、画像のずれを検出する方
式等、種々のフォーカス方式が適用可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明によればTTLオートフォーカス
による像面位置検出の時の従来方式によるスループット
の低下をなくすことができる投影露光装置及びそれを用
いた半導体素子の製造方法を達成することができる。
【0061】また本発明によれば、使い易いTTLオー
トフォーカスによる像面位置検出機能をもつ投影露光装
置及びそれを用いた半導体素子の製造方法を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 図1の一部分の説明図
【図3】 図1の一部分の説明図
【図4】 本発明に係る焦点面検出系からの出力信号
の説明図
【図5】 本発明に係る焦点面検出系からの出力信号
の説明図
【図6】 本発明に係る焦点面検出処理のフローチャ
ート
【図7】 本発明に係る焦点面検出処理から露光に至
るまでのシークエンスの説明図
【図8】 本発明に係る演算手段によるピント位置変
化を演算する信号の回路説明図
【符号の説明】
1 レチクル(フォトマスク) 3 投影光学系 4 XYZステージ 5 ウエハ 6a 受光手段 7 照明光学系 8 投光光学系 9 検出光学系 10 面位置検出系 11 オートフォーカス制御系 12 ステージ駆動装置 20 演算手段 21 焦点面検出系 25 合焦用マーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクのパターンをウエハに投影する投
    影光学系の像面位置を検出し、この検出結果に応じて前
    記ウエハに対してオートフォーカスを行なう投影露光装
    置であって、環境変化に伴なう像面位置の変化量を演算
    する演算手段を有し、像面位置の変化量が所定の値を超
    えるまでは像面位置検出を実行せずに露光を行ない、該
    所定の値を超えたときに前記像面位置の検出を行なうこ
    とを特徴とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】 前記投影光学系と露光光により、あるパ
    ターンの像を像面位置検出部材上に投影し、前記像面位
    置検出部材を前記投影光学系の像面位置を検出するため
    に変化させるフォーカス計測位置を中心に前記投影光学
    系の光軸方向に上下動させ、該像面位置検出部材の光軸
    方向の各位置における検出信号の大きさに基いて前記投
    影光学系の前記像面位置を検出することを特徴とする請
    求項1に記載の投影露光装置。
  3. 【請求項3】 前記環境変化は、前記投影光学系の光照
    射に伴う温度変化を含むことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の投影露光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の投影露光装置によって前記マスクの回路パターンをウ
    エハに投影する段階を有することを特徴とする半導体素
    子の製造方法。
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