JP2002031930A - 多色印刷機において見当を調節するための方法並びに装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷基板種交換の際に、印刷基板が印刷プロ
セスに供給される前に、見当に対する交換の影響を最良
に補償する。 【解決手段】 本発明は、色分解画像（３，
３′．．．）をディジタル式に形成する多数の装置
（２，２′．．．）を備えた多色印刷機において見当を
調節するための方法及び装置であって、見当調節を修正
するために別種の印刷基板（１６）を供給する際に色分
解画像（３，３′．．．）の製造及び相互接合を制御す
る形式のものにおいて、印刷基板種交換の際に、見当に
関し重要な印刷基板（１６）の全ての特性の影響を印刷
を実施する前に存在する印刷基板（１６）用の修正値
（４，４′．．．）を用いて変更の実施時に直接考慮す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、多色印刷機におい
て見当調節する方法であって、色分解画像をディジタル
式に製造するための多数の装置を有し、この場合、見当
調節を修正するために、別種の印刷基板を供給する際に
色分解画像の製造及び相互接合が制御される形式のもの
に関する。

【０００２】更に本発明は、多色印刷機を有する前記方
法を実施するための装置であって、色分解画像をディジ
タル式に製造するための多数の装置を有し、この場合、
別種の印刷基板を供給する際に少なくとも１つの制御手
段が色分解画像の製造及び相互接合の制御により見当修
正を実施する形式のものに関する。

【０００３】

【従来の技術】カラーのイラストレーション印刷、特に
カラー画像の印刷は、多数の色分解画像を重ね合わせて
印刷することによって行われる。この場合、一般にカラ
ーとしてイエロー、マゼンタ、シアン並びにブラックが
使用される。必要であれば特殊カラーが加えられる。こ
れらのカラーの重合わせ印刷（オーバープリント＝over
printing）によって全てのカラー配合が得られ、この場
合、印刷の質は色分解画像の見当合わせされた重合わせ
印刷に著しく関連している。ディジタル式の印刷プロセ
スの場合、例えば静電式の印刷プロセスの場合には重合
わせ印刷の見当精度又は保守は、印刷基板に転写する際
に色分解画像を見当合わせして互いに整合させるように
画像製造装置が制御されることによって、得られる。

【０００４】アメリカ合衆国特許第５６８９７５７号明
細書から冒頭に述べた形式の方法及び装置が公知であ
り、この場合、別種の印刷基板を供給する際に見当に対
するペーパ粗さの影響が考慮される。このために、印刷
すべきペーパの粗さが測定される。見当に対するペーパ
粗さの影響は、ペーパが印刷プロセスに供給される前
に、見当制御手段によって考慮される。

【０００５】このような形式では印刷基板種の交換によ
る見当精度の影響は十分には検出されず、これにより高
い印刷質が得られなくなる。この理由は、印刷基板種の
交換の影響が単一の特性によって検出できないというこ
とにある。更に、ペーパ粗さは見当に著しい影響を及ぼ
す特性ではない。このことは結局、印刷結果の評価に起
因する修正によって初めて最善の見当精度を得ることが
できるということを生ぜしめる。しかしながら、例えば
見当マークを用いた、印刷結果の評価による見当調節の
欠点は、印刷基板種が変更された場合に対向制御が常
に、変更に基づき欠陥の生じた印刷に後続する印刷のた
めに初めて可能であるということにある。それというの
も、影響値の変更作用は、既に見当誤差が生じた場合に
初めて検出されるからである。従って、印刷作業中の基
板の変更は不可能である。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の方法及び装置を改良して、印刷基板種交
換の際に、印刷基板が印刷プロセスに供給される前に、
見当に対する交換の影響を最良に補償するようにするこ
とにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前記課題は本発明の方法
によれば、印刷基板種を交換する際に、見当に関し重要
な印刷基板の全ての特性の影響が、印刷を実施する前に
得られる印刷基板用の修正値によって、変更実施時に直
接考慮されることによって解決された。

【０００８】更に、前記課題は本発明による装置によれ
ば、少なくとも１つの制御手段が、印刷基板種を交換す
る際に見当に関し重要な印刷基板の全ての特性の影響を
印刷基板用の既存の修正値によって変更実施時に直接考
慮するように、構成されていることによって解決され
た。

【０００９】

【発明の効果】本発明は、見当に影響を及ぼす印刷基板
の多数の特性が得られかつ、これに関連した重要な全て
の特性の影響の総計（sum）が考慮される場合にのみ、
印刷基板種の交換時に前記特性の影響の最良の補償が可
能であるという認識に基づいている。重要な特性が考慮
されない場合には、試し刷り印刷結果の評価により冒頭
に述べた後修正のみが維持される。

【００１０】例えば、見当に関する主要な影響値が印刷
基板厚さであることが明らかとなった。従ってこのこと
は、色分解画像画像及び基板を支持するエレメントの運
動が摩擦により互いにリンクされることに起因する。こ
の場合、印刷基板支持体とシリンダとの間の伝達比を決
定付ける半径は、印刷基板厚さの交換によって変化す
る。前記の変化する伝達比はペーパ粗さよりも著しく見
当に影響を及ぼす。

【００１１】しかしががら、印刷基板厚さ及び表面粗さ
以外に、見当に影響を及ぼす印刷基板の別の特性、例え
ば印刷時の印刷基板の圧縮性及び縮充性、トナー受容又
は加熱に基づく変動又はこわさのような別の特性も生ず
る。

【００１２】本発明によって最良の修正が得られる。そ
れというのも、前記全ての影響の総計が考慮されるから
であり、この場合、基板のどれ程多くの特性がどのよう
な影響を及ぼすかは重要ではない。更に、印刷基板の特
性が加熱、縮充又は単数又は複数の色分解画像による印
刷により１つの印刷ユニットから次の印刷ユニットに向
けて変更される場合には、機械内部で印刷基板の特性の
変化を関連させることもできる。この場合、個々の印刷
ユニット用の修正値は相応に異なっている。

【００１３】従って本発明によって、最初から見当エラ
ーの発生を阻止できるので、例えば見当マークを用いた
印刷基板における試し刷りは通常最早不要である。この
ことは、小型ジョブの場合に又は連続的に交換されるペ
ーパ種に印刷頁を印刷するために、経済的な面で重要で
ある。それというのも、機械時間及び印刷基板が節約さ
れるからである。更に、本発明による措置によって、見
当へのその他の影響を修正するために印刷基板を供給す
ることなしに印刷基板支持体に試し刷りを行うことがで
きる。それというのも、印刷基板の特性の影響は本発明
による措置によって十分に検出されかつ補償されるから
である。

【００１４】本発明によって公知の形式の見当調節を次
のように最良化できる、つまり、見当調節を、後で再び
修正するために、印刷基板種の交換時に最初は自由に制
御できないのでははなく、見当調節を許容可能な変動領
域で維持するように最良化でき、これにより、別種の印
刷基板に交換する際に中断無く継続印刷することができ
る。この場合本発明は、印刷頁に起因しかつ印刷基板種
には起因しない別の影響値の付加的な考慮を除外しな
い。このような影響値の例は、画像モチーフにより規定
されていてかつ各色分解画像に関し別のトナープロフィ
ルを生ぜしめるトナー塗布である。本発明による措置で
は、印刷基板を有する印刷基板支持体が色分解画像を転
写するために直接撮像シリンダを協働するか又は撮像シ
リンダの間に画像転写シリンダが配置されているかは重
要ではない。

【００１５】別の方法では、印刷基板種交換に基づく見
当修正時に、まだ印刷プロセス中の先行する印刷頁の特
性の、既に印刷プロセス中の新たな印刷頁の見当への遡
及的な影響が考慮される。この場合、各印刷ユニットの
ために、見当に対する影響が先行する印刷頁の印刷基板
によって規定されるのに対して、撮像シリンダの画像化
が既に新たな印刷頁の色分解画像によって行われるとい
う事実が考慮される。見当に対し重要な影響を及ぼす印
刷基板特性の交換は順次１つの印刷ユニットから別の印
刷ユニットに行われる、つまり、いわば機械を介して移
動する。このようにして、印刷頁交換時の印刷の見当精
度が最良に保証される。先行する印刷頁の先行する色分
解画像がまだ印刷基板に転写されないか又はまだ完全に
転写されない間に既に新たな色分解画像が製作されるよ
うに２つの色分解画像の製作の間に印刷頁交換が行われ
る場合にも、印刷機はあらゆる中断なしに継続印刷する
ことができる。つまり、順次種々の印刷基板種が印刷さ
れかつ印刷基板種が各印刷頁で交換される場合でも、見
当精度は充分保証されかつあらゆる相互作用が補償され
る。これによって、印刷機の経済性が著しく高められか
つ個々のジョブ印刷のために印刷機を使用できる。

【００１６】このことは装置に関連して次のようにして
達成される、つまり、制御手段が印刷基板種交換に基づ
く見当修正時に、まだ印刷プロセス中の先行する印刷頁
の印刷基板種の特性の、既に印刷プロセス中の新たな印
刷頁の見当への遡及的な影響を考慮するように、少なく
とも１つの制御手段が構成されることによって達成され
る。

【００１７】印刷基板特性は、慣用の印刷基板種又はユ
ーザにより繰り返し使用される印刷基板種のための貯蔵
されたデータに基づき考慮される。印刷基板種交換は、
処理すべき印刷頁の貯蔵データにより考慮される。この
ことは、一連の印刷頁及び異なる印刷基板をコンピュー
タ制御して処理するあらゆる機械において提供される。
この場合、印刷頁の全ての主要のデータ並びに使用すべ
き印刷基板のデータが存在する。利点は、適当なソフト
ウエアによってインプラント可能な自動的な処置にあ
る。

【００１８】慣用の印刷基板種の特性を考慮するため
に、本発明による装置は少なくとも１つのメモリを備え
ていて、該メモリは、慣用の印刷基板種又はユーザによ
って繰り返し使用される印刷基板種の修正値の貯蔵され
たデータを有している。この場合、少なくとも１つの制
御手段は前記データに基づき色分解画像の製造及び相互
接合を制御する。印刷基板種についてのデータを自動的
に考慮することは、本発明による装置によれば、該装置
が処理すべき印刷頁のデータをロードされるメモリを備
えていてかつ少なくとも１つの制御手段が前記データか
ら所要の修正値を検出する。データからの修正値の検出
はデータの直接的な取り出し又はアクセス命令であり、
該アクセス命令を制御手段は慣用の印刷基板種又はユー
ザによって繰り返し使用される印刷基板種用の印刷基板
についての上述のデータとリンクさせる。

【００１９】更に、新たな印刷基板種を印刷基板の特性
の測定によって識別し、次いで、印刷基板を印刷プロセ
スに供給することもできる。このために装置に関して
は、印刷基板の特性の測定するための装置及び識別を行
うように構成された制御手段が必要である。識別のため
に特性を測定する場合には、見当に影響を及ぼす特性は
考慮されない。一致確認のみが必要であるので、例えば
光り反射又はカラーを関与させることができる。ペーパ
重量又は印刷基板厚さのような別の特性も可能である。
更に、一義的な識別のために多数の特性がリンクされ
る。

【００２０】印刷基板のための修正値を検出するための
別の可能性は、印刷基板の種々の特性のための修正値が
貯蔵されたデータとして存在していてかつ前記特性が検
出されかつ該特性から得られた修正値が規定される。

【００２１】この場合装置に関しては、該装置が、印刷
基板の種々の特性のためのデータをロードされている少
なくとも１つのメモリを備えていてかつ印刷基板の特性
を測定するための装置を有しており、少なくとも１つの
制御手段が、前記特性に基づき生ずる修正値を見当調節
の基礎とするように構成されている。いずれにせよ、修
正値の前記検出形式では、実際の印刷基板種の種々の特
性のそれぞれ検出された総計のための修正値を規定する
ために、印刷基板厚さ、表面特性、こわさ等のような種
々の特性の影響が別個に検出されねばならない。前記措
置は特に、慣用の印刷基板種又は繰り返し使用される印
刷基板種でない場合に適する。

【００２２】新たな印刷基板種は手による入力に基づき
規定できる。この場合、修正値自体が入力されるか又は
識別の入力により貯蔵されたデータにアクセスすること
ができる。装置に関しては、修正値又は識別を入力でき
る入力装置が設けられている。

【００２３】有利には、種々の印刷基板のための修正値
は、手で入力できるか又は有利には印刷機の少なくとも
１つのメモリに貯蔵できる機械固有の経験値である。機
械固有とは、特定の機械に関連しているか又は規定のタ
イプの機械に関連している。経験値は、試し刷りによっ
て検出されかつ作動中の印刷の評価により連続的に修正
される。

【００２４】本発明は、既存の見当調整手段の修正に用
いる目的を追求する。見当調整手段は、個々の印刷ユニ
ットによって印刷される見当マークの検出をベースとす
るように、構成できる。この場合本発明では修正は、変
更が見当マークに影響を及ぼす前に行われる。装置のた
めに少なくとも１つの制御手段は、制御手段が見当が個
々の印刷ユニットによって印刷される見当マーク及び見
当センサによって検出されて調整されかつ、印刷基板種
の変更が見当に影響を及ぼす前に修正値を考慮するよう
に、構成されている。

【００２５】しかしながら本発明は、色分解画像及び基
板を支持するエレメントの位置の検出に基づく見当調整
を修正するためにも用いられる。装置に関しては少なく
とも１つの制御手段は、制御手段が見当を位置検出エレ
メントによる色分解画像及び基板を支持するエレメント
の位置の検出によって調整しかつ、変更が見当マークに
影響を及ぼす前に修正値を考慮するように、構成されて
いる。

【００２６】本発明が前記見当制御手段の１つを修正す
るために使用される場合には、本発明の重要な利点が得
られる。本発明が印刷基板種の影響を完全に考慮する場
合には、前接続された見当調節は印刷基板を使用せずに
機械のアイドリング運転中に行われる。この場合見当マ
ークは、該見当マークが直接支持体に印刷されかつ次い
で再び除去されることにより、印刷基板を使用せずに検
出できる。このようにして、見当調節のために印刷基板
は消費されない。

【００２７】当然、見当調節の際に、印刷頁交換に基づ
く見当への別の影響を考慮することもできる。この場
合、例えば特定の印刷の色分解画像のトナープロフィル
が考慮される。装置に関しては、前記の別の影響、例え
ばトナープロフィルを考慮するように構成されている少
なくとも１つの制御手段が設けられねばならない。

【００２８】当然、見当調節の際に、印刷頁交換又は印
刷基板交換に基づき見当に影響を及ぼす別の影響値を考
慮することもできる。この場合、例えばトナープロフィ
ル、ペーパ種、ペーパこわさ又はその他の影響値が考慮
される。この場合装置に関しては、前記の別の影響値を
考慮するように構成されている少なくとも１つの制御手
段を設けることができる。

【００２９】

【発明の実施の形態】第１図に基づき、若干の印刷基板
特性が見当にどのような影響を及ぼすかを説明してお
り、この場合、印刷頁５，５′…を交換する際の印刷基
板厚さ１７の変動が見当に主たる影響を及ぼす。

【００３０】図面では、多色印刷機１の印刷ユニット８
が図示されている。この場合、多色印刷機１は、この際
推察し得るように多数の印刷ユニット８，８′…を有し
ている。印刷ユニット８は、撮像シリンダ９に色分解画
像３をディジタル式に形成するための装置２を有してい
る。色分解画像３は、撮像シリンダ９から画像転写シリ
ンダ１０への転写３０によって形成される。別の転写３
１によって、色分解画像３が印刷基板１６に形成され
る。印刷基板１６は、印刷基板支持体１１によって搬送
され、この場合、印刷基板１６は、順次全ての印刷ユニ
ット８，８′…を通過する。

【００３１】色分解画像３，３′…をディジタル式に形
成する多くの多色印刷機１の場合には、駆動は印刷基板
支持体１１の駆動ローラ２３を介して行われる。図示の
実施例では、印刷基板支持体１１が矢張り画像転写シリ
ンダ１０，１０′…を駆動しかつ該画像転写シリンダが
撮像シリンダ９，９′…を駆動する。

【００３２】当然、印刷基板支持体１１が直接撮像シリ
ンダ９，９′…を駆動することもできる。このことは、
画像転写シリンダ１０，１０′…を装備していない機械
の場合に該当する。この場合、矢印２２は撮像シリンダ
９，９′…及び画像転写シリンダ１０，１０′…の回転
方向を示しかつ矢印２９は印刷基板５の搬送方向ひいて
は印刷基板支持体１１の運動方向を示している。

【００３３】しかしながら印刷基板１６を有する印刷基
板支持体１１は摩擦により画像転写シリンダ１０，１
０．．．に結合されかつ該画像転写シリンダは撮像シリ
ンダ９，９′．．．に結合されているので、例えば印刷
基板支持体１１が画像転写シリンダ１０を駆動するた
め、画像転写シリンダ１０の速度に影響を及ぼす湾曲位
置２４が転写３１の個所に生ずる。例えば印刷基板厚さ
１７が厚いペーパの方向で変化する場合には、画像転写
シリンダ１０を駆動するための有効な半径は、印刷基板
厚さが前記半径に含まれるため、拡大する。つまり、画
像転写シリンダ１０の有効な周面は増大しかつこれによ
って画像転写シリンダ１０は駆動ローラ２３に比較して
低速になる。しかしながら前記問題は、いずれの場合で
も色分解画像及び基板を支持するエレメント９，
９′．．．；１０，１０．．．の表面が互いに転動する
ため、駆動が駆動ローラ２３又は別の個所で導入される
かとは無関係である。

【００３４】当然、見当には印刷基板厚さのみが影響を
及ぼすだけではない。別の影響は力伝達の際に生ずる印
刷基板１６と画像転写シリンダ１０との間のスリップに
基づき生ずる。前記スリップは矢張り、印刷基板１６の
摩擦係数ひいては表面特性によって及び圧着圧３４によ
って規定される。圧着圧３４は、印刷基板厚さ１７が増
大するにつれて増大する。印刷基板１６の間のギャップ
における力伝達は印刷基板支持体１１によって行われる
ので、印刷基板１６の長さ３６並びに印刷基板間の間隔
３７は、色分解画像の正確に見当合わせされた相互接合
を得るために、色分解画像３，３′．．．の製作の制御
に関与させられねばならない。

【００３５】しかしながら前記印刷基板の特性以外のこ
とも重要である。この場合、不当な印刷基板の場合、別
の印刷基板の場合には重要でない特性が見当に影響を及
ぼすことが明らかとなった。この理由から、貯蔵された
データ６（第２図参照）に基づき印刷基板１６の特性が
考慮されると有利であり、前記データは修正値４を、全
ての特性の総計を考慮する経験値として有している。こ
の場合、印刷機のメーカは、慣用の印刷基板種用のデー
タ６を使用しかつ印刷作業員は、例えば試し刷りの検出
によって、例えば見当マーク７，７′．．．の印刷及び
評価によって別の印刷基板１６用のデータ６を検出して
貯蔵することができ、この場合印刷基板１６は頻繁に処
理される。

【００３６】第１図に基づき以下に別の問題点を説明す
る。先行する印刷頁５の色分解画像３が画像転写シリン
ダ１０から印刷基板１６に転写される場合には、撮像シ
リンダ９には装置２によって既に新たな印刷頁５′の色
分解画像を画像化することができる。このことは、符号
３，５′及び一点鎖線矢印で示されている。この場合、
新たな印刷頁５′の見当合わせ精度を得るために撮像シ
リンダ９の画像化に際して先行する印刷頁５の印刷基板
の印刷基板特性が考慮される。それ故本発明の別の構成
では、少なくとも１つの制御手段１２，１２′．．．；
１５（第２図参照）は次のように構成されている、つま
り、制御手段が印刷基板種の変更に基づく見当修正に際
して、まだ印刷プロセス中の先行する印刷頁５の印刷基
板特性の、既に印刷プロセス中である新たな印刷頁５′
の見当に対する遡及的な影響を考慮するように、構成さ
れている。前記措置によって、順次印刷頁５，５′を種
々の印刷基板１６に印刷しかつこの際印刷基板種の前記
交換に基づく見当エラーを回避することができる。

【００３７】第２図で図示の本発明の実施例では、２つ
の印刷ユニット８，８′を有する多色印刷機１が図示さ
れている。この場合図示は簡略的であり、通常４つ又は
これ以上の印刷ユニット８，８′．．．が設けられてい
る（このことは推察し得る）。

【００３８】既に述べたように、多色印刷機１は撮像シ
リンダ９，９′．．．に色分解画像３，３′．．．をデ
ィジタル式に形成するための装置２，２′．．．を有し
ている。前記装置２，２′．．．によって、各印刷のた
めに新たな色分解画像３，３′．．．が得られ、これに
よって、各画像は異なることができかつ別の印刷基板種
にも印刷できる。

【００３９】各印刷ユニット８，８′．．．は、撮像シ
リンダ９，９′．．．及び画像転写シリンダ１０，１
０′．．．を有していて、この場合、画像転写シリンダ
は色分解画像３，３′．．．を印刷基板１６に転写す
る。印刷基板は、矢印２９の方向で印刷基板支持体１１
によって印刷機１を介して搬送される。

【００４０】色分解画像３，３′．．．が見当合わせさ
れて印刷基板１６に転写されるように色分解画像３，
３′．．．を装置２，２′．．．によって形成するため
に、制御手段１２，１２′．．．が設けられていて、該
制御手段は、色分解画像３，３′．．．の画像始端、ラ
イン又は領域が互いに適合されるように、装置２，
２′．．．を制御する。制御手段１２，１２′．．．
は、各印刷ユニット８，８′．．．に対応配置されるか
又は制御手段の課題を多色印刷機全体用の印刷機制御機
構１５が担うことができる。

【００４１】このような制御手段１２，１２′．．．；
１５は、各印刷ユニット８，８′．．．が見当マーク
７，７′．．．を印刷しかつ見当マーク７，７′．．．
を見当センサ１８によって検出するように、構成でき
る。この場合、見当マーク７，７′．．．の位置の評価
は、色分解画像３，３′．．．の配属関係を生ぜしめか
つ偏差が生じた場合に、色分解画像３，３′．．．が見
当合わせされて印刷基板１６に転写されるような修正を
生ぜしめる。

【００４２】前述の可能性に付加的な又は補足的な別の
可能性は、撮像シリンダ９，９′．．及び場合によって
は画像転写シリンダ１０，１０′．．．が位置検出エレ
メント１９、例えば回転角度センサ（rotary encoder）
を備えていることにある。別の回転角度センサ１９は、
印刷基板支持体１１の駆動ローラ２３に設けられてい
る。前記位置検出エレメント１９を用いて、撮像シリン
ダ９，９′．．及び画像転写シリンダ１０，１
０′．．．と印刷基板支持体１１との位置を互いに関連
付けることができかつこれによって、位置変位を検出し
かつ制御手段１２，１２．．．；１５によって修正で
き、従って、正確に見当合わせされた印刷が得られる。

【００４３】見当マーク７，７′．．．の検出並びに位
置検出により印刷基板特性の変更に基づく見当の変更を
検出しかつ修正できるが、印刷基板特性変更の作用が、
前記変更を検出及び修正するために既に生じていなけれ
ばならないという欠点がある。しかしながらこれによっ
て、印刷基板種が変更された場合に、先行する印刷頁５
と新たな印刷頁５′との間の連続的な継続印刷が不可能
である。

【００４４】それ故、本発明によれば少なくとも１つの
制御手段１２，１２′．．．；１５は、印刷基板１６の
既存の修正値４，４′．．．を用いて見当に対する印刷
基板の影響を印刷頁変更５，５′．．．によって直接考
慮するように、構成されている。前記修正値４，
４′．．．は、特定の印刷基板種が関連している修正値
４であるか又は種々の印刷基板特性が関連している修正
値４′．．．である。

【００４５】種々の印刷基板種又は種々の印刷基板特性
の修正値４，４′．．．の考慮の可能性は、使用される
印刷基板を含めた印刷頁５，５′．．．のデータが入力
装置１４に入力されることにある。前記データは、接続
部を介して入力装置１４から制御手段１２，１
２′．．．に継送され、この場合、制御手段１２，１
２′．．．は印刷頁５，５．．．の前記データに基づき
経験値として貯蔵された種々の印刷基板種用のデータ６
をメモリ１３，１３′．．．から呼び出しかつこれによ
って制御手段１２，１２′．．．によって時間遅れなし
に考慮される修正値４を得る。このようにして装置２，
２′．．．は、交換される印刷基板種が印刷される場合
でも見当合わせしてしかも中断なく色分解画像３，
３′．．．をディジタル式に形成することができる。貯
蔵されたデータ６は、直接修正値として又は個々の印刷
ユニット８，８′．．．用の修正値を算定するためにメ
モリ１３，１３′．．．内に貯蔵される。

【００４６】修正値４の規定に関し、入力装置１４及び
接続手段２７を介して印刷頁５，５′．．．のデータを
印刷機制御機構１５に与えかつ該印刷機制御機構が貯蔵
されたデータ２１を介してメモリ２１′の印刷ジョブ
（job）から得られた考慮すべき修正値４（又は修正値
を算定するためのデータ）を種々の印刷基板種１７のた
めに呼び出すこともできる。前記構成の特別な利点は、
ほぼ全てのことがデータ処理中に行われかつ経験値とし
て提示される修正値が見当に対する印刷基板種の特性の
全ての周知又は未知の作用を有するということにある。
印刷機制御機構１５がメモリ２１′の貯蔵されたデータ
２１から得る修正値は、接続部２７′によって制御手段
１２，１２′．．．に継送される。

【００４７】別の実施例では、印刷基板特性を測定する
ための装置２０が設けられていて、該装置は、例えば搬
送ベルト２５を介して多色印刷機に供給される、見当に
対する影響に関し重要な印刷基板１６の特性を、少なく
とも印刷基板種の交換が行われる場合に、測定する。前
記測定に基づき種々の印刷基板特性に関連付けられた修
正値が呼び出されかつ（印刷基板厚さ１７及び圧着圧３
４の場合のように）場合によっては生ずる相互作用を考
慮して考慮される。測定に基づき貯蔵されたデータ６′
を対応して選択でき、この場合、データ６′は相互作用
を、印刷基板１６の特性を組み合わせるための修正値
４，４′．．．を含むことによるだけで考慮できる。

【００４８】第２図では、印刷ユニット８によって既に
新たな印刷頁５′の色分解画像３が印刷されているのに
対して、印刷ユニット８′はまだ先行する印刷頁５の色
分解画像３′を印刷している。図示の時点に応じて、印
刷頁交換を例えば印刷ユニット８，８′．．．内部で別
の個所でも行うことができる（第１図に図示されている
ように）。図示の実施例では、印圧頁交換５，
５′．．．は印刷ユニット８と８′との間の印刷基板種
交換によって行われ、この場合、前記個所で印刷基板１
６の間の間隔３７は印刷頁５，５′の場合よりも大きく
はない。つまり、印刷機は新たな印刷頁５′の見当に対
する先行する印刷頁５の印刷基板１６の特性の影響を考
慮することによって、第１図から明らかなように、交換
される印刷基板種が使用される場合でも、あらゆる中断
なしに別の印刷頁５の後で印刷頁５′を印刷することが
できる。

【００４９】制御手段１２，１２′．．．によって色分
解画像３，３′．．．が印刷基板１６に関連付けられ得
るようにするために、印刷基板支持体１１の始端に印刷
基板１６の位置を検出するためのセンサ２２が配置され
ねばならず、該センサは、どんな位置で印刷基板１６が
印刷基板支持体１１を占めているかを制御手段１２，１
２′．．．；１５に伝送する。

【００５０】第２図の実施例におけるリストは、確定的
なものではなくかつ機械において得られる変化構成全て
を図示していない。例えば制御手段１２，１２′．．．
に対する接続部を有する入力装置１４をのみを設けるこ
ともでき、該入力装置１４は、印刷基板種の入力に基づ
き種々の印刷基板種用の貯蔵されたデータ６を呼び出
す。選択的に、印刷基板交換に際して修正値１４を直接
入力装置１４に入力するか又は修正値４を印刷機制御機
構１５によってメモリ２１′から取り出すことができ
る。それというのも、前記修正値１４は印刷頁５，
５′．．．のデータ２１内に含まれているからである。
データ２１は、印刷頁交換５，５′．．．に際して自動
的に変化した修正値６に応じて質問することができる。
同様に別個に可能である別の可能性は、貯蔵された修正
値４′．．．又はデータ６′をこれらの算定のために呼
び出すために、記述の装置２０によって印刷基板特性の
測定を行うことができることにある。

【００５１】しかしながら有利には、存在するデータに
応じて又は機械運転中の決定的な影響値に応じて所定の
又は別の選択実施例を選択できるようにするために、図
示の形式で機械においてあらゆる可能性が与えられる。
しかしながら、印刷基板１６の特性を特徴付ける別の形
式のデータ獲得、データ入力又はデータ配属関係及び別
の形式のデータ処理形式も可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】見当に対する若干の印刷基板特性の影響を説明
するための図。

【図２】本発明の実施例図。

【符号の説明】

１ 多色印刷機、 ２，２′．．． 色分解画像をディ
ジタル式に形成する装置、 ３，３′．．． 色分解画
像、 ４，４′．．． 種々の印刷基板用の修正値、
５，５′．．． 印刷頁、 ６，６′．．． 種々の印
刷基板用の貯蔵されたデータ、 ７，７′．．． 見当
マーク、 ８，８′．．． 印刷ユニット、 ９，
９′．．． 撮像シリンダ、 １０，１０′．．． 画
像転写シリンダ、 １１ 印刷基板支持体、 １２，１
２′．．． 見当合わせされた印刷を得るための制御手
段、 １３，１３′．．． 種々の印刷基板種用のデー
タを有するメモリ、 １４ 入力装置、 １５ 印刷機
制御機構、 １６ 印刷基板、１７ 印刷基板厚さ、
１８ 見当センサ、 １９ 位置検出部材、例えば回転
角度センサ、 ２０ 印刷基板特性を測定するための装
置、 ２１ 印刷ジョブのデータ、 ２１′ 印刷頁の
データ用のメモリ、 印刷基板を検出するためのセン
サ、 ２３ 印刷基板用の支持体の駆動ローラ、 ２４
湾曲位置、 ２５ 多色印刷機に印刷基板を供給する
ための搬送ベルト、２６ 入力装置と制御手段との接続
部、 ２７ 入力装置と印刷機制御機構との接続部、
２７′ 印刷機制御機構と制御手段との接続部、 ２８
装置と制御手段との接続部、 ２８′ 装置と印刷機
制御機構との接続部、 ２９ 搬送方向矢印、 ３０
撮像シリンダから画像転写シリンダへの色分解画像の転
写、 ３１ 画像転写シリンダから印刷基板への色分解
画像画像の転写、 ３２ 回転方向矢印、 ３３，３
３′ 印刷基板の種々の特性用のデータを有するメモ
リ、 ３４ 圧着圧、 ３５ 印刷基板の表面特性、
３６ 印刷基板の長さ、 ３７ 次の印刷基板に対する
間隔

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストファー リストン アメリカ合衆国 ニューヨーク ロチェス ター ウエストランド アヴェニュー 72 (72)発明者 パトリック メッツラー ドイツ連邦共和国 ゲットルフ リンデン ホーフ 65 (72)発明者 カールハインツ ペーター ドイツ連邦共和国 モルフゼー キャプテ ン−ティーセン−ヴェーク ２ Ｆターム(参考） 2H027 DA09 DC03 EB04 EC03 ED04 ED06 ZA07 2H030 AA01 AB02 AD17 BB02 BB44

Claims (24)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 色分解画像（３，３′．．．）をディジ
   タル式に形成する多数の装置（２，２′．．．）を備え
   た多色印刷機において見当を調節するための方法であっ
   て、見当調節を修正するために別種の印刷基板（１６）
   を供給する際に色分解画像（３，３′．．．）の製造及
   び相互接合を制御する形式のものにおいて、印刷基板種
   の交換の際に、見当に関し重要な印刷基板（１６）の全
   ての特性の影響を、印刷を実施する前に得られる印刷基
   板（１６）用の修正値（４，４′．．．）を用いて、変
   更実施時に直接考慮することを特徴とする、多色印刷機
   において見当を調節するための方法。
2. 【請求項２】 印刷基板種交換に基づく見当修正時に、
   まだ印刷プロセス中の先行する印刷頁（５）の印刷基板
   （１６）の特性の、既に印刷プロセス中の新たな印刷頁
   （５′）の見当への遡及的な影響を考慮する、請求項１
   記載の方法。
3. 【請求項３】 印刷基板特性を、慣用の印刷基板種又は
   ユーザにより繰り返し使用される印刷基板種のための貯
   蔵されたデータ（６）に基づき考慮する、請求項１又は
   ２記載の方法。
4. 【請求項４】 印刷基板種交換を、処理すべき印刷頁
   （５，５′．．．）の貯蔵データ（２１）により考慮す
   る、請求項１から３までのいずれか１項記載の方法。
5. 【請求項５】 新たな印刷基板種を印刷基板（１６）の
   特性の測定によって識別し、次いで、印刷基板を印刷プ
   ロセスに供給する、請求項３記載の方法。
6. 【請求項６】 印刷基板（１６）の種々の特性のための
   修正値（４，４′．．．）を貯蔵されたデータとして与
   えられていて、前記特性を規定しかつ該特性から得られ
   た修正値（４，４′．．．）を考慮する、請求項１から
   ５までのいずれか１項記載の方法。
7. 【請求項７】 新たな印刷基板種を、手による入力に基
   づき考慮する、請求項１２，５，又は６記載の方法。
8. 【請求項８】 種々の印刷基板のための修正値（４，
   ４′．．．）が、機械固有の経験値である、請求項１か
   ら７までのいずれか１項記載の方法。
9. 【請求項９】 方法を、個々の印刷ユニット（８，
   ８′．．．）によって印刷される見当マーク（７，
   ７′．．．）の検出をベースとする見当調整を修正する
   ために適用し、前記修正を、印刷基板種の変更が見当マ
   ーク（７，７′．．．）に影響を及ぼす前に行う、請求
   項１から８までのいずれか１項記載の方法。
10. 【請求項１０】 方法を、印刷基板種の変更が見当マー
    ク（７，７′．．．）に影響を及ぼす前に、色分解画像
    及び基板を転写するエレメント（９，９′．．．；１
    ０，１０′．．．；１１）の位置の検出をベースとする
    見当調整を修正するために適用する、請求項１から９ま
    でのいずれか１項記載の方法。
11. 【請求項１１】 見当調節の際に、印刷頁交換（５，
    ５′．．．）に基づく見当への別の影響を考慮する、請
    求項１から１０までのいずれか１項記載の方法。
12. 【請求項１２】 印刷頁（５，５′．．．）の色分解画
    像（３，３′．．．）のトナープロフィルを考慮する、
    請求項１１記載の方法。
13. 【請求項１３】 色分解画像（３，３′．．．）をディ
    ジタル式に形成する多数の装置（２，２′．．．）を備
    えた多色印刷機において請求項１から１２までのいずれ
    か１項記載の方法を実施するための装置であって、少な
    くとも１つの制御手段（１２，１２′．．．；１５）
    が、別種の印刷基板（１６）を供給する際に見当修正を
    色分解画像（３，３′．．．）の製造及び相互接合の制
    御によって行う形式のものにおいて、少なくとも１つの
    制御手段（１２，１２′．．．；１５）が、該制御手段
    が印刷基板種の交換の際に、見当に関し重要な印刷基板
    （１６）の全ての特性の見当に対する影響を、印刷基板
    用の得られた修正値によって変更実施時に直接考慮する
    ように、構成されていることを特徴とする、請求項１か
    ら１２までのいずれか１項記載の方法を実施するための
    装置。
14. 【請求項１４】 少なくとも１つの制御手段（１２，１
    ２′．．．；１５）が、該制御手段が印刷基板種交換に
    基づく見当修正時に、まだ印刷プロセス中の先行する印
    刷頁（５）の印刷基板（１６）の特性の、既に印刷プロ
    セス中の新たな印刷頁（５′）の見当への遡及的な影響
    を考慮するように、構成されている、請求項１３記載の
    装置。
15. 【請求項１５】 装置が少なくとも１つのメモリ（１
    ３，１３′．．．）を備えていて、該メモリが、慣用の
    印刷基板種又はユーザによって繰り返し使用される印刷
    基板種の修正値（４，４′．．．）の貯蔵されたデータ
    （６）を有しており、少なくとも１つの制御手段（１
    ２，１２′．．．；１５）が、前記データ（６）に基づ
    き色分解画像（３，３′．．．）の製造及び相互接合を
    制御するよになっている、請求項１２又は１４記載の装
    置。
16. 【請求項１６】 装置が、処理すべき印刷頁（５，
    ５′．．．）のデータをロードされるメモリ（２１′）
    を備えていてかつ少なくとも１つの制御手段（１２，１
    ２′．．．；１５）が、前記データ（２１）から所要の
    修正値（４，４′．．．）を規定するようになってい
    る、請求項１３、１４又は１５記載の装置。
17. 【請求項１７】 装置が、印刷基板（１６）の特性の測
    定するための装置（２０）を有しており、新たな印刷基
    板種が前記特性により少なくとも１つの制御手段（１
    ２，１２′．．．；１５）を介して識別されるようにな
    っている、請求項１５又は１６記載の装置。
18. 【請求項１８】 装置が、印刷基板（１６）の種々の特
    性のためのデータ（６′）をロードされている少なくと
    も１つのメモリ（３３，３３′．．．）を備えており、
    装置が、印刷基板（１６）の特性を測定するための装置
    （２０）を有しており、少なくとも１つの制御手段（１
    ２，１２′．．．；１５）が、該制御手段が前記特性に
    基づき得られる修正値（４′）を見当調節の基礎とする
    ように、構成されている、請求項１３から１７までのい
    ずれか１項記載の装置。
19. 【請求項１９】 装置が入力装置（１４）を備えてい
    て、該入力装置を介して、修正値（４，４′．．．）を
    手による作動で考慮できるようになっている、請求項１
    ３、１４又は１５記載の装置。
20. 【請求項２０】 少なくとも１つのメモリ（１３，１
    ３′．．．；２１′；３３，３３′．．．）に貯蔵でき
    る修正値（４，４′．．．）が、機械固有の経験値であ
    る、請求項１３から１９までのいずれか１項記載の装
    置。
21. 【請求項２１】 少なくとも１つの制御手段（１２，１
    ２′．．．；１５）が、該制御手段が見当を個々の印刷
    ユニット（８，８′．．．）によって印刷される見当マ
    ーク及び見当センサ（１８）によって検出して調整しか
    つ、印刷基板種の変更が見当マーク（７，７′．．．）
    に影響を及ぼす前に修正値（４，４′．．．）を考慮す
    るように、構成されている、請求項１３から２０までの
    いずれか１項記載の装置。
22. 【請求項２２】 少なくとも１つの制御手段（１２，１
    ２′．．．；１５）が、該制御手段が見当を位置検出エ
    レメント（１９）による色分解画像及び基板を支持する
    エレメント（９，９′．．．；１０，１０′．．．；１
    １）の位置の検出によって調整しかつ、印刷基板種の変
    更が見当マーク（７，７′．．．）に影響を及ぼす前に
    修正値（４，４′．．．）を考慮するように、構成され
    ている、請求項１３から１８までのいずれか１項記載の
    装置。
23. 【請求項２３】 少なくとも１つの制御手段（１２，１
    ２′．．．；１５）が、該制御手段が見当調節時に印刷
    頁交換（５，５′．．．）に基づく見当への別の影響を
    考慮するように、構成されている、請求項１３から２２
    までのいずれか１項記載の装置。
24. 【請求項２４】 少なくとも１つの制御手段（１２，１
    ２′．．．；１５）が、該制御手段が印刷頁（５，
    ５′．．．）の色分解画像（３，３′．．．）のトナー
    プロフィルを考慮するように、構成されている、請求項
    ２３記載の装置。