JP2002031419A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2002031419A
JP2002031419A JP2000214120A JP2000214120A JP2002031419A JP 2002031419 A JP2002031419 A JP 2002031419A JP 2000214120 A JP2000214120 A JP 2000214120A JP 2000214120 A JP2000214120 A JP 2000214120A JP 2002031419 A JP2002031419 A JP 2002031419A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧保護制御運転の解除を適切に行うことに
より、安定運転を可能とする。 【解決手段】 高圧圧力検出手段により検出された高圧
圧力Phが所定の圧力Phs1を超えた後においては周
波数制御機構による運転周波数の上限値fmaxを設定
することにより運転範囲を狭くする高圧保護制御を行う
ようにした冷凍装置において、前記高圧保護制御運転を
所定時間t1だけ継続した時点での前記圧縮機1の吐出
冷媒の状態変化に基づいて前記上限周波数fmaxによ
る運転規制を解除するようにして、上限周波数fmax
による運転規制の解除直後に再度高圧保護制御運転に突
入してしまうということがないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、冷凍装置に関
し、さらに詳しくは高圧保護制御機能を備えた冷凍装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機用として用いられる
冷凍装置は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧機構および
利用側熱交換器を備えた冷媒回路を備えているが、この
種冷凍装置において、圧縮機の吐出冷媒の圧力(即ち、
高圧)が高くなり過ぎると、例えば高圧圧力スイッチ等
の高圧保護手段が作動して運転停止を余儀なくされるた
め、学習機能により運転範囲を狭くして、高圧が高くな
らないような制御(換言すれば、高圧保護制御)を行う
ことにより、連続運転を可能としている。
【0003】上記高圧保護制御は、例えば、図27に示
すように、周波数制御機能を具備した圧縮機を用いた冷
凍装置の場合には、高圧圧力が所定の圧力を超えた時点
で圧縮機の運転周波数を垂下させたり、高圧保護手段を
リトライさせたりした後に運転周波数の上限値fmax
を設定することにより高圧保護を行うようになってい
る。
【0004】ところで、上記高圧保護制御を継続してい
ると、運転範囲が狭くなっているため、要求される運転
状態に十分対応できない場合が生ずるので、従来の方式
では、図27に示すように、一定時間t0が経過した時
点で上記高圧保護制御運転を解除する(例えば、上限周
波数fmaxを解除する)こととされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに高圧保護制御運転を一定時間t0が経過した時点で
解除するようにした場合、図27にAで示すように、解
除後すぐに高圧が上昇してしまって、垂下制御に入った
り、高圧保護手段のリトライに入ったりしてしまい、安
定した運転ができない場合がある。その結果、室内吹出
温度が大きく変化してしまうこととなり、電算室等のよ
うに吹出温度を一定に制御する必要がある場所に用いら
れる空気調和機用冷凍装置としては使用できないという
不具合があった。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、高圧保護制御運転の解除を適切に行うことによ
り、安定運転を可能とすることを目的とするものある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、周波数制御機構7
を具備した圧縮機1、熱源側熱交換器3、減圧機構4、
利用側熱交換器5および高圧圧力検出手段9を備え、該
高圧圧力検出手段9により検出された高圧圧力Phが所
定の圧力Phs1を超えた後においては前記周波数制御
機構7による運転周波数の上限値fmaxを設定するこ
とにより運転範囲を狭くする高圧保護制御を行うように
した冷凍装置において、前記高圧保護制御運転を所定時
間t1だけ継続した時点での前記圧縮機1の吐出冷媒の
状態変化に基づいて前記上限周波数fmaxによる運転
規制を解除するようにしている。
【0008】上記のように構成したことにより、周波数
制御機構7による運転周波数の上限値fmaxを設定す
ることにより運転範囲を狭くする高圧保護制御運転を所
定時間t1だけ継続した時点での圧縮機1の吐出冷媒の
状態変化に基づいて前記上限周波数fmaxによる運転
規制が解除されて、運転範囲が広げられることとなる。
従って、上限周波数fmaxによる運転規制の解除直後
に再度高圧保護制御運転に突入してしまうということが
なくなり、安定した運転状態が得られることとなる。
【0009】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の冷凍装置において、前記圧縮機1の吐出冷媒の状
態変化として、前記圧縮機1の吐出冷媒の圧力降下度を
採用した場合、圧縮機1の吐出冷媒の圧力を検出する高
圧圧力検出手段9の検出値Phの降下度に基づいて上限
周波数fmaxによる運転規制が解除されることとな
り、運転規制解除を的確に行うことができる。
【0010】請求項3の発明におけるように、請求項1
記載の冷凍装置において、前記圧縮機1の吐出冷媒の温
度Txを検出する冷媒温度検出手段13を付設するとと
もに、前記圧縮機1の吐出冷媒の状態変化として、前記
圧縮機1の吐出冷媒の温度降下度を採用した場合、圧縮
機1の吐出冷媒の温度を検出する温度検出手段13の検
出値Txの降下度に基づいて上限周波数fmaxによる
運転規制が解除されることとなり、運転規制解除を的確
に行うことができる。
【0011】請求項4の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、周波数制御機構7を具備した圧縮機
1、熱源側熱交換器3、減圧機構4、利用側熱交換器5
および高圧保護手段8を備え、該高圧保護手段8のリト
ライ後においては前記周波数制御機構7による運転周波
数の上限値fmaxを設定することにより運転範囲を狭
くする高圧保護制御を行うようにした冷凍装置におい
て、前記高圧保護制御運転を所定時間t1だけ継続した
時点での負荷の変化に基づいて前記上限周波数fmax
による運転規制を解除するようにしている。
【0012】上記のように構成したことにより、周波数
制御機構7による運転周波数の上限値fmaxを設定す
ることにより運転範囲を狭くする高圧保護制御運転を所
定時間t1だけ継続した時点での負荷の変化に基づいて
前記上限周波数fmaxによる運転規制が解除されて、
運転範囲が広げられることとなる。従って、上限周波数
fmaxによる運転規制の解除直後に再度高圧保護制御
運転に突入してしまうということがなくなり、安定した
運転状態が得られることとなる。
【0013】請求項5の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、圧縮機1、熱源側熱交換器3、減圧
機構4、利用側熱交換器5および高圧保護手段8を備
え、該高圧保護手段8のリトライ後においては前記減圧
機構4による絞り度を制限することにより運転範囲を狭
くする高圧保護制御を行うようにした冷凍装置におい
て、前記高圧保護制御運転中における負荷の変化に基づ
いて前記絞り度制限による運転規制を解除するようにし
ている。
【0014】上記のように構成したことにより、減圧機
構4による絞り度を制限することにより運転範囲を狭く
する高圧保護制御運転中における負荷の変化に基づいて
前記絞り度制限による運転規制が解除されて、運転範囲
が広げられることとなる。従って、絞り度制限による運
転規制の解除直後に再度高圧保護制御運転に突入してし
まうということがなくなり、安定した運転状態が得られ
ることとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0016】第1の実施の形態 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる冷凍装置が示されている。
【0017】この冷凍装置は、周波数制御機構7を具備
した圧縮機1、四路切換弁2、冷房運転時に凝縮器とし
て作用し、暖房運転時に蒸発器として作用する熱源側熱
交換器3、減圧機構として作用する電動膨張弁4、冷房
運転時に蒸発器として作用し、暖房運転時に凝縮器とし
て作用する利用側熱交換器5、前記四路切換弁2および
アキュームレータ6を順次接続してなる冷媒回路Xを備
えており、前記四路切換弁2の切換作動により冷房運転
時には実線矢印のように冷媒を循環させる一方、暖房運
転時には点線矢印のように冷媒を循環させるようになっ
ている。
【0018】図1において、符号8は異常高圧時に作動
する高圧保護手段として作用する高圧圧力スイッチ、9
は圧縮機1の吐出冷媒の圧力(即ち、高圧圧力Ph)を
検出する高圧圧力検出手段として作用する圧力センサ
ー、10は外気温度Toを検出する外気温度検出手段と
して作用する外気温度センサー、11は室内空気温度T
rを検出する室内空気温度検出手段として作用する室内
温度センサーである。
【0019】図2には、本実施の形態にかかる冷凍装置
における制御系が示されており、前記高圧圧力スイッチ
8の作動信号および前記圧力センサー9、前記外気温度
センサー10、前記室内空気温度センサー11からの情
報(即ち、高圧圧力Ph、外気温度To、室内空気温度
Tr)は、マイクロコンピュータユニットからなるコン
トローラ12に入力され、該コントローラ12において
種々の演算処理が施されて、制御信号が周波数制御機構
7、四路切換弁2および電動膨張弁4等に出力されるこ
ととなっている。
【0020】本実施の形態においては、前記コントロー
ラ12は、圧力センサー9により検出された高圧圧力P
hが所定の圧力Phs1を超えた後においては周波数制
御機構7による運転周波数の上限fmaxを設定するこ
とにより運転範囲を狭くする高圧保護制御を行う機能
と、該高圧保護制御運転を所定時間t1だけ継続した時
点での前記圧縮機1の吐出冷媒の状態変化(即ち、高圧
圧力Phが所定の圧力Phs1を超えた時点での高圧圧
力Ph1より現在の高圧圧力Phが低いか否か)に基づ
いて前記上限周波数fmaxによる運転規制を解除する
機能とを有している。
【0021】次に、本実施の形態にかかる冷凍装置にお
ける高圧保護制御について、図3および図4に示すフロ
ーチャートを参照して詳述する (I) 高圧保護制御運転における上限設定(図3のフ
ローチャート参照) ステップS1において周波数制御機構6による周波数上
昇指令の有無(換言すれば、圧縮機1の運転周波数fが
上限となっているか否か)の判定がなされ、ここで肯定
判定されると、ステップS2において圧力センサー9か
らの高圧圧力検出値Phがコントローラ12に入力さ
れ、ステップS3にその時の高圧圧力Ph 1がコントロ
ーラ12に記憶され、ステップS4において周波数制御
機構7により圧縮機1の運転周波数fが1ステップだけ
上昇せしめられる。つまり、図5のタイムチャートに示
すように、圧縮機1の運転周波数fが段階的に上昇せし
められるのである。
【0022】ついで、ステップS5において圧力センサ
ー9による検出値Phと予め設定された高圧垂下判断値
Phs1(即ち、高圧保護制御運転に移行させるべき設
定値)との比較がなされ、ここでPh>Phs1と判定
されると、ステップS6において圧縮機1の運転周波数
fが垂下される(例えば、Ph>Phs1となる前の周
波数より1ステップ低い周波数に落とされる)ととも
に、ステップS7においてその後の圧縮機1の運転周波
数の上限値fmaxが設定され、その後は当該上限値f
maxに運転周波数が規制されることとなる。該上限値
fmaxは、例えば垂下前の周波数より1ステップ低い
周波数とされる(図5のタイムチャート参照)。
【0023】(II) 高圧保護制御運転の解除(図4
のフローチャート参照) ステップS1において圧縮機1の運転周波数fがコント
ローラ12に入力されると、ステップS2において運転
周波数fが運転周波数の上限値fmaxに到達したか否
かの判定がなされ、ここで肯定判定され且つステップS
3において所定時間t1(例えば、5分間)が経過した
と判定されると、ステップS4において圧力センサー9
による検出値Phがコントローラ12に入力され、ステ
ップS5において当該検出値Phと先にコントローラ1
2に記憶された垂下時の高圧圧力Ph1から所定値(こ
こでは、1k)を差し引いた値との比較がなされ、ここ
でPh>(Ph1−1)と判定された場合には、ステッ
プS6において運転周波数の上限値fmaxを変更する
ことなく、ステップS1へリターンする(即ち、運転周
波数の上限値fmaxによる高圧保護制御が継続され
る)。一方、ステップS5においてPh≦(Ph−1)
と判定された場合には、ステップS7において運転周波
数の上限値fmaxが1ステップ上げられて(即ち、f
max→fmax+1に変更されて)、ステップS1へ
リターンする(即ち、運転周波数の上限値fmaxによ
る高圧保護制御が解除される)。
【0024】なお、ステップS2において否定判定され
た場合には、ステップS8において所定時間t2(例え
ば、5分間)が経過したと判定されると、ステップS9
において運転周波数の上限値fmaxによる規制が解除
され、その後ステップS1へリターンする。つまり、こ
の場合は、高圧上昇が所定時間t2が経過する間生じな
いため、従来方式と同様に高圧保護制御運転が、一定時
間t2を経過した時点で解除されることとなっているの
である。
【0025】上記した制御の時間的経過は、図5のタイ
ムチャートに示す通りである。
【0026】上記したように、本実施の形態において
は、周波数制御機構7による運転周波数の上限値fma
xを設定することにより運転範囲を狭くする高圧保護制
御運転を所定時間t1(例えば、5分間)だけ継続した
時点での圧縮機1の吐出冷媒の状態変化(即ち、圧力セ
ンサー9により検出される高圧圧力の低下度)に基づい
て前記上限周波数fmaxによる運転規制が解除され
て、運転範囲が広げられることとなっている。従って、
上限周波数fmaxによる運転規制の解除直後に再度高
圧保護制御運転に突入してしまうということがなくな
り、安定した運転状態が得られることとなる。
【0027】第2の実施の形態 図6および図7には、本願発明の第2の実施の形態にか
かる冷凍装置が示されている。
【0028】この場合、冷凍装置の冷媒回路Xには、第
1の実施の形態における圧力センサー9に代えて圧縮機
1の吐出冷媒の温度Txを検出する温度検出手段として
作用する温度センサー13が付設されており、コントロ
ーラ12には、図7に示すように、高圧圧力スイッチ8
の作動信号および温度センサー13、外気温度センサー
10、室内空気温度センサー11からの情報(即ち、冷
媒温度Tx、外気温度To、室内空気温度Tr)が入力
され、該コントローラ12において種々の演算処理が施
されて、制御信号が周波数制御機構7、四路切換弁2お
よび電動膨張弁4等に出力されることとなっている。そ
して、本実施の形態においては、前記コントローラ12
は、温度センサー13により検出された冷媒温度Txが
所定の温度Txs1を超えた(換言すれば、高圧圧力が
所定の圧力を超えた)後においては周波数制御機構7に
よる運転周波数の上限fmaxを設定することにより運
転範囲を狭くする高圧保護制御を行う機能と、該高圧保
護制御運転を所定時間t1だけ継続した時点での前記圧
縮機1の吐出冷媒の状態変化(即ち、冷媒温度Txが所
定の温度Txs1を超えた時点での冷媒温度Tx1より現
在の冷媒温度Txが低いか否か)に基づいて前記上限周
波数fmaxによる運転規制を解除する機能とを有して
いる。その他の構成は、第1の実施の形態におけると同
様なので説明を省略する。
【0029】次に、本実施の形態にかかる冷凍装置にお
ける高圧保護制御について、図8および図9に示すフロ
ーチャートを参照して詳述する (I) 高圧保護制御運転における上限設定(図8のフ
ローチャート参照) ステップS1において周波数制御機構6による周波数上
昇指令の有無(換言すれば、圧縮機1の運転周波数fが
上限となっているか否か)の判定がなされ、ここで肯定
判定されると、ステップS2において温度センサー13
からの冷媒温度検出値Txがコントローラ12に入力さ
れ、ステップS3にその時の冷媒温度Tx1がコントロ
ーラ12に記憶され、ステップS4において周波数制御
機構7により圧縮機1の運転周波数fが1ステップだけ
上昇せしめられる。つまり、図10のタイムチャートに
示すように、圧縮機1の運転周波数fが段階的に上昇せ
しめられるのである。
【0030】ついで、ステップS5において温度センサ
ー13による検出値Txと予め設定された高圧垂下判断
値Txs1(即ち、高圧保護制御運転に移行させるべき
設定値)との比較がなされ、ここでTx>Txs1と判
定されると、ステップS6において圧縮機1の運転周波
数fが垂下される(例えば、Tx>Txs1となる前の
周波数より1ステップ低い周波数に落とされる)ととも
に、ステップS7においてその後の圧縮機1の運転周波
数の上限値fmaxが設定され、その後は当該上限値f
maxに運転周波数が規制されることとなる。該上限値
fmaxは、例えば垂下前の周波数より1ステップ低い
周波数とされる(図10のタイムチャート参照)。
【0031】(II) 高圧保護制御運転の解除(図9
のフローチャート参照) ステップS1において圧縮機1の運転周波数fがコント
ローラ12に入力されると、ステップS2において運転
周波数fが運転周波数の上限値fmaxに到達したか否
かの判定がなされ、ここで肯定判定され且つステップS
3において所定時間t1(例えば、5分間)が経過した
と判定されると、ステップS4において温度センサー1
3による検出値Txがコントローラ12に入力され、ス
テップS5において当該検出値Txと先にコントローラ
12に記憶された垂下時の冷媒温度Tx1から所定値
(ここでは、1℃)を差し引いた値との比較がなされ、
ここでTx>(Tx1−1)と判定された場合には、ス
テップS6において運転周波数の上限値fmaxを変更
することなく、ステップS1へリターンする(即ち、運
転周波数の上限値fmaxによる高圧保護制御が継続さ
れる)。一方、ステップS5においてTx≦(Tx1
1)と判定された場合には、ステップS7において運転
周波数の上限値fmaxが1ステップ上げられて(即
ち、fmax→fmax+1に変更されて)、ステップ
S1へリターンする(即ち、運転周波数の上限値fma
xによる高圧保護制御が解除される)。
【0032】なお、ステップS2において否定判定され
た場合には、ステップS8において所定時間t2(例え
ば、5分間)が経過したと判定されると、ステップS9
において運転周波数の上限値fmaxによる規制が解除
され、その後ステップS1へリターンする。つまり、こ
の場合は、高圧上昇が所定時間t2が経過する間生じな
いため、従来方式と同様に高圧保護制御運転が、一定時
間t2を経過した時点で解除されることとなっているの
である。
【0033】上記した制御の時間的経過は、図10のタ
イムチャートに示す通りである。
【0034】上記したように、本実施の形態において
は、周波数制御機構7による運転周波数の上限値fma
xを設定することにより運転範囲を狭くする高圧保護制
御運転を所定時間t1(例えば、5分間)だけ継続した
時点での圧縮機1の吐出冷媒の状態変化(即ち、温度セ
ンサー13により検出される冷媒温度の低下度)に基づ
いて前記上限周波数fmaxによる運転規制が解除され
て、運転範囲が広げられることとなっている。従って、
上限周波数fmaxによる運転規制の解除直後に再度高
圧保護制御運転に突入してしまうということがなくな
り、安定した運転状態が得られることとなる。
【0035】なお、本実施の形態においては、高圧保護
制御運転への移行を温度センサー13による検出温度T
xが所定の温度Txs1を超えた時点としているが、第
1の実施の形態において用いられた高圧圧力検出手段
(即ち、圧力センサー9)による検出圧力Phが所定の
圧力Phs1を超えた時点とすることもできる。
【0036】第3の実施の形態 図11および図12には、本願発明の第3の実施の形態
にかかる冷凍装置が示されている。
【0037】この場合、冷凍装置の冷媒回路Xには、第
1の実施の形態における圧力センサー9が付設されてお
らず、コントローラ12には、図12に示すように、高
圧圧力スイッチ8の作動信号および外気温度センサー1
0、室内空気温度センサー11からの情報(即ち、外気
温度To、室内空気温度Tr)が入力され、該コントロ
ーラ12において種々の演算処理が施されて、制御信号
が周波数制御機構7、四路切換弁2および電動膨張弁4
等に出力されることとなっている。そして、本実施の形
態においては、前記コントローラ12は、高圧圧力スイ
ッチ8のリトライ後においては周波数制御機構7による
運転周波数の上限値fmaxを設定することにより運転
範囲を狭くする高圧保護制御を行う機能と、該高圧保護
制御運転を所定時間t1だけ継続した時点での負荷の変
化(即ち、冷房運転時における外気温度Toの降下度あ
るいは暖房運転時における室内空気温度Trの上昇度)
に基づいて前記上限周波数fmaxによる運転規制を解
除する機能とを有している。その他の構成は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0038】次に、本実施の形態にかかる冷凍装置にお
ける高圧保護制御について、図13ないし図16に示す
フローチャートを参照して詳述する (I) 冷房運転時の高圧保護制御運転における上限設
定(図13のフローチャート参照) ステップS1において周波数制御機構6による周波数上
昇指令の有無(換言すれば、圧縮機1の運転周波数fが
上限となっているか否か)の判定がなされ、ここで肯定
判定されると、ステップS2において外気温度センサー
10からの外気温度検出値Toがコントローラ12に入
力され、ステップS3にその時の外気温度To1がコン
トローラ12に記憶され、ステップS4において周波数
制御機構7により圧縮機1の運転周波数fが1ステップ
だけ上昇せしめられる。つまり、図17のタイムチャー
トに示すように、圧縮機1の運転周波数fが段階的に上
昇せしめられるのである。
【0039】ついで、ステップS5において高圧圧力ス
イッチ8がリトライ作動した(即ち、高圧圧力Phが高
圧圧力スイッチ作動圧Phs2を超えた)と判定される
と、ステップS6において圧縮機1の運転が停止される
(換言すれば、周波数f→0に落とされる)とともに、
ステップS7においてその後の圧縮機1の運転周波数の
上限値fmaxが設定され、その後は当該上限値fma
xに運転周波数が規制されることとなる。該上限値fm
axは、例えば垂下前の周波数より1ステップ低い周波
数とされる(図17のタイムチャート参照)。
【0040】(II) 冷房運転時の高圧保護制御運転
の解除(図14のフローチャート参照) ステップS1において圧縮機1の運転周波数fがコント
ローラ12に入力されると、ステップS2において運転
周波数fが運転周波数の上限値fmaxに到達したか否
かの判定がなされ、ここで肯定判定され且つステップS
3において所定時間t1(例えば、5分間)が経過した
と判定されると、ステップS4において外気温度センサ
ー10による検出値Toがコントローラ12に入力さ
れ、ステップS5において当該検出値Toと先にコント
ローラ12に記憶されたリトライ時の外気温度To1
ら所定値(ここでは、1℃)を差し引いた値との比較が
なされ、ここでTo>(To1−1)と判定された場合
には、ステップS6において運転周波数の上限値fma
xを変更することなく、ステップS1へリターンする
(即ち、運転周波数の上限値fmaxによる高圧保護制
御が継続される)。一方、ステップS5においてTo≦
(To1−1)と判定された場合には、ステップS7に
おいて運転周波数の上限値fmaxが1ステップ上げら
れて(即ち、fmax→fmax+1に変更されて)、
ステップS1へリターンする(即ち、運転周波数の上限
値fmaxによる高圧保護制御が解除される)。
【0041】なお、ステップS2において否定判定され
た場合には、ステップS8において所定時間t2(例え
ば、5分間)が経過したと判定されると、ステップS9
において運転周波数の上限値fmaxによる規制が解除
され、その後ステップS1へリターンする。つまり、こ
の場合は、高圧上昇が所定時間t2が経過する間生じな
いため、従来方式と同様に高圧保護制御運転が、一定時
間t2を経過した時点で解除されることとなっているの
である。
【0042】上記した制御の時間的経過は、図17のタ
イムチャートに示す通りである。
【0043】(III) 暖房運転時の高圧保護制御運
転における上限設定(図15のフローチャート参照) ステップS1において周波数制御機構6による周波数上
昇指令の有無(換言すれば、圧縮機1の運転周波数fが
上限となっているか否か)の判定がなされ、ここで肯定
判定されると、ステップS2において室内空気温度セン
サー11からの室内空気温度検出値Trがコントローラ
12に入力され、ステップS3にその時の室内空気温度
Tr1がコントローラ12に記憶され、ステップS4に
おいて周波数制御機構7により圧縮機1の運転周波数f
が1ステップだけ上昇せしめられる。つまり、図18の
タイムチャートに示すように、圧縮機1の運転周波数f
が段階的に上昇せしめられるのである。
【0044】ついで、ステップS5において高圧圧力ス
イッチ8がリトライ作動した(即ち、高圧圧力Phが高
圧圧力スイッチ作動圧Phs2を超えた)と判定される
と、ステップS6において圧縮機1の運転が停止される
(換言すれば、周波数f→0に落とされる)とともに、
ステップS7においてその後の圧縮機1の運転周波数の
上限値fmaxが設定され、その後は当該上限値fma
xに運転周波数が規制されることとなる。該上限値fm
axは、例えば垂下前の周波数より1ステップ低い周波
数とされる(図18のタイムチャート参照)。
【0045】(IV) 暖房運転時の高圧保護制御運転
の解除(図16のフローチャート参照) ステップS1において圧縮機1の運転周波数fがコント
ローラ12に入力されると、ステップS2において運転
周波数fが運転周波数の上限値fmaxに到達したか否
かの判定がなされ、ここで肯定判定され且つステップS
3において所定時間t1(例えば、5分間)が経過した
と判定されると、ステップS4において室内空気温度セ
ンサー11による検出値Trがコントローラ12に入力
され、ステップS5において当該検出値Trと先にコン
トローラ12に記憶されたリトライ時の室内空気温度T
1から所定値(ここでは、1℃)を差し引いた値との
比較がなされ、ここでTr>(Tr1−1)と判定され
た場合には、ステップS6において運転周波数の上限値
fmaxを変更することなく、ステップS1へリターン
する(即ち、運転周波数の上限値fmaxによる高圧保
護制御が継続される)。一方、ステップS5においてT
r≦(Tr1−1)と判定された場合には、ステップS
7において運転周波数の上限値fmaxが1ステップ上
げられて(即ち、fmax→fmax+1に変更され
て)、ステップS1へリターンする(即ち、運転周波数
の上限値fmaxによる高圧保護制御が解除される)。
【0046】なお、ステップS2において否定判定され
た場合には、ステップS8において所定時間t2(例え
ば、5分間)が経過したと判定されると、ステップS9
において運転周波数の上限値fmaxによる規制が解除
され、その後ステップS1へリターンする。つまり、こ
の場合は、高圧上昇が所定時間t2が経過する間生じな
いため、従来方式と同様に高圧保護制御運転が、一定時
間t2を経過した時点で解除されることとなっているの
である。
【0047】上記した制御の時間的経過は、図18のタ
イムチャートに示す通りである。
【0048】上記したように、本実施の形態において
は、周波数制御機構7による運転周波数の上限値fma
xを設定することにより運転範囲を狭くする高圧保護制
御運転を所定時間t1(例えば、5分間)だけ継続した
時点での負荷の変化(即ち、冷房および暖房負荷の減
少)に基づいて前記上限周波数fmaxによる運転規制
が解除されて、運転範囲が広げられることとなってい
る。従って、上限周波数fmaxによる運転規制の解除
直後に再度高圧保護制御運転に突入してしまうというこ
とがなくなり、安定した運転状態が得られることとな
る。
【0049】第4の実施の形態 図19および図20には、本願発明の第4の実施の形態
にかかる冷凍装置が示されている。
【0050】この場合、圧縮機1として周波数制御機構
を具備しないものが採用されるとともに、冷凍装置の冷
媒回路Xには、第1の実施の形態における圧力センサー
9が付設されておらず、コントローラ12には、図20
に示すように、高圧圧力スイッチ8の作動信号および外
気温度センサー10、室内空気温度センサー11からの
情報(即ち、外気温度To、室内空気温度Tr)が入力
され、該コントローラ12において種々の演算処理が施
されて、制御信号が圧縮機1、四路切換弁2および電動
膨張弁4等に出力されることとなっている。そして、本
実施の形態においては、前記コントローラ12は、前記
高圧圧力スイッチ8のリトライ後においては前記減圧機
構4による絞り度Eを制限することにより運転範囲を狭
くする高圧保護制御を行う機能と、該高圧保護制御運転
を所定時間t1だけ継続した時点での負荷の変化(即
ち、冷房運転時における外気温度Toの降下度あるいは
暖房運転時における室内空気温度Trの上昇度)に基づ
いて前記絞り度制限による運転規制を解除する機能とを
有している。その他の構成は、第1の実施の形態におけ
ると同様なので説明を省略する。
【0051】次に、本実施の形態にかかる冷凍装置にお
ける高圧保護制御について、図21ないし図24に示す
フローチャートを参照して詳述する (I) 冷房運転時の高圧保護制御運転における上限設
定(図21のフローチャート参照) ステップS1において高圧圧力スイッチ8がリトライ作
動した(即ち、高圧圧力Phが高圧圧力スイッチ作動圧
Phs2を超えた)と判定されると、ステップS2にお
いて外気温度センサー10からの外気温度検出値Toが
コントローラ12に入力され、ステップS3にその時の
外気温度To1がコントローラ12に記憶され、ステッ
プS4において圧縮機1の運転が停止されるとともに、
ステップS5においてその後の電動膨張弁4の開度Eが
絞り気味に設定される(図25のタイムチャート参
照)。
【0052】(II) 冷房運転時の高圧保護制御運転
の解除(図22のフローチャート参照) ステップS1において外気温度センサー10からの外気
温度検出値Toがコントローラ12に入力されると、ス
テップS2において外気温度Toと先にコントローラ1
2に記憶されたリトライ時の外気温度To1から所定値
(ここでは、1℃)を差し引いた値との比較がなされ、
ここでTo>(To1−1)と判定された場合には、ス
テップS3において電動膨張弁4の開度Eを変更するこ
となく、ステップS1へリターンする(即ち、電動膨張
弁4の開度Eでの高圧保護制御が継続される)。一方、
ステップS2においてTo≦(To1−1)と判定され
た場合には、ステップS4において電動膨張弁4の開度
Eが1ステップ上げられて(即ち、E→E+1に変更さ
れて)、ステップS1へリターンする(即ち、電動膨張
弁4の開度規制による高圧保護制御が解除される)。
【0053】上記した制御の時間的経過は、図25のタ
イムチャートに示す通りである。
【0054】(III) 暖房運転時の高圧保護制御運
転における上限設定(図23のフローチャート参照) ステップS1において高圧圧力スイッチ8がリトライ作
動した(即ち、高圧圧力Phが高圧圧力スイッチ作動圧
Phs2を超えた)と判定されると、ステップS2にお
いて室内空気温度センサー11からの室内空気温度検出
値Trがコントローラ12に入力され、ステップS3に
その時の外気温度Tr1がコントローラ12に記憶さ
れ、ステップS4において圧縮機1の運転が停止される
とともに、ステップS5においてその後の電動膨張弁4
の開度Eが絞り気味に設定される(図26のタイムチャ
ート参照)。
【0055】(IV) 暖房運転時の高圧保護制御運転
の解除(図24のフローチャート参照) ステップS1において室内空温度センサー11からの室
内空気温度検出値Trがコントローラ12に入力される
と、ステップS2において室内空気温度Trと先にコン
トローラ12に記憶されたリトライ時の室内空気温度T
1から所定値(ここでは、1℃)を差し引いた値との
比較がなされ、ここでTr>(Tr1−1)と判定され
た場合には、ステップS3において電動膨張弁4の開度
Eを変更することなく、ステップS1へリターンする
(即ち、電動膨張弁4の開度Eでの高圧保護制御が継続
される)。一方、ステップS2においてTr≦(Tr1
−1)と判定された場合には、ステップS4において電
動膨張弁4の開度Eが1ステップ上げられて(即ち、E
→E+1に変更されて)、ステップS1へリターンする
(即ち、電動膨張弁4の開度規制による高圧保護制御が
解除される)。
【0056】上記した制御の時間的経過は、図26のタ
イムチャートに示す通りである。
【0057】上記したように、本実施の形態において
は、電動膨張弁4による開度E(換言すれば、絞り度)
を制限することにより運転範囲を狭くする高圧保護制御
運転中における負荷の変化に基づいて前記開度規制(換
言すれば、絞り度制限)による運転規制が解除されて、
運転範囲が広げられることとなる。従って、開度規制
(換言すれば、絞り度制限)による運転規制の解除直後
に再度高圧保護制御運転に突入してしまうということが
なくなり、安定した運転状態が得られることとなる。
【0058】上記各実施の形態においては、四路切換弁
により冷媒を可逆流通可能とした冷暖房可能な冷凍装置
について説明したが、本願発明は、冷房専用の冷凍装置
にも適用可能なことは勿論である。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、周波数制御機
構7を具備した圧縮機1、熱源側熱交換器3、減圧機構
4、利用側熱交換器5および高圧圧力検出手段9を備
え、該高圧圧力検出手段9により検出された高圧圧力P
hが所定の圧力Phs1を超えた後においては前記周波
数制御機構7による運転周波数の上限値fmaxを設定
することにより運転範囲を狭くする高圧保護制御を行う
ようにした冷凍装置において、前記高圧保護制御運転を
所定時間t1だけ継続した時点での前記圧縮機1の吐出
冷媒の状態変化に基づいて前記上限周波数fmaxによ
る運転規制を解除するようにしているので、上限周波数
fmaxによる運転規制の解除直後に再度高圧保護制御
運転に突入してしまうということがなくなり、安定した
運転状態が得られるという効果がある。
【0060】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の冷凍装置において、前記圧縮機1の吐出冷媒の状
態変化として、前記圧縮機1の吐出冷媒の圧力降下度を
採用した場合、圧縮機1の吐出冷媒の圧力を検出する高
圧圧力検出手段9の検出値Phの降下度に基づいて上限
周波数fmaxによる運転規制が解除されることとな
り、運転規制解除を的確に行うことができる。
【0061】請求項3の発明におけるように、請求項1
記載の冷凍装置において、前記圧縮機1の吐出冷媒の温
度Txを検出する冷媒温度検出手段13を付設するとと
もに、前記圧縮機1の吐出冷媒の状態変化として、前記
圧縮機1の吐出冷媒の温度降下度を採用した場合、圧縮
機1の吐出冷媒の温度を検出する温度検出手段13の検
出値Txの降下度に基づいて上限周波数fmaxによる
運転規制が解除されることとなり、運転規制解除を的確
に行うことができる。
【0062】請求項4の発明によれば、周波数制御機構
7を具備した圧縮機1、熱源側熱交換器3、減圧機構
4、利用側熱交換器5および高圧保護手段8を備え、該
高圧保護手段8のリトライ後においては前記周波数制御
機構7による運転周波数の上限値fmaxを設定するこ
とにより運転範囲を狭くする高圧保護制御を行うように
した冷凍装置において、前記高圧保護制御運転を所定時
間t1だけ継続した時点での負荷の変化に基づいて前記
上限周波数fmaxによる運転規制を解除するようにし
ているので、上限周波数fmaxによる運転規制の解除
直後に再度高圧保護制御運転に突入してしまうというこ
とがなくなり、安定した運転状態が得られるという効果
がある。
【0063】請求項5の発明によれば、圧縮機1、熱源
側熱交換器3、減圧機構4、利用側熱交換器5および高
圧保護手段8を備え、該高圧保護手段8のリトライ後に
おいては前記減圧機構4による絞り度を制限することに
より運転範囲を狭くする高圧保護制御を行うようにした
冷凍装置において、前記高圧保護制御運転中における負
荷の変化に基づいて前記絞り度制限による運転規制を解
除するようにしているので、絞り度制限による運転規制
の解除直後に再度高圧保護制御運転に突入してしまうと
いうことがなくなり、安定した運転状態が得られるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷凍装置
の冷媒回路図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷凍装置
における制御系を示すブロック図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷凍装置
における高圧保護制御の上限設定の内容を示すフローチ
ャートである。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷凍装置
における高圧保護制御の上限解除の内容を示すフローチ
ャートである。
【図5】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷凍装置
にかかる高圧保護制御時の状態変化を示すタイムチャー
トである。
【図6】本願発明の第2の実施の形態にかかる冷凍装置
の冷媒回路図である。
【図7】本願発明の第2の実施の形態にかかる冷凍装置
における制御系を示すブロック図である。
【図8】本願発明の第2の実施の形態にかかる冷凍装置
における高圧保護制御の上限設定の内容を示すフローチ
ャートである。
【図9】本願発明の第2の実施の形態にかかる冷凍装置
における高圧保護制御の上限解除の内容を示すフローチ
ャートである。
【図10】本願発明の第2の実施の形態にかかる冷凍装
置における高圧保護制御時の状態変化を示すタイムチャ
ートである。
【図11】本願発明の第3の実施の形態にかかる冷凍装
置の冷媒回路図である。
【図12】本願発明の第3の実施の形態にかかる冷凍装
置における制御系を示すブロック図である。
【図13】本願発明の第3の実施の形態にかかる冷凍装
置における冷房運転時の高圧保護制御の上限設定の内容
を示すフローチャートである。
【図14】本願発明の第3の実施の形態にかかる冷凍装
置における冷房運転時の高圧保護制御の上限解除の内容
を示すフローチャートである。
【図15】本願発明の第3の実施の形態にかかる冷凍装
置における暖房運転時の高圧保護制御の上限設定の内容
を示すフローチャートである。
【図16】本願発明の第3の実施の形態にかかる冷凍装
置における暖房運転時の高圧保護制御の上限解除の内容
を示すフローチャートである。
【図17】本願発明の第3の実施の形態にかかる冷凍装
置における冷房運転時の高圧保護制御時の状態変化を示
すタイムチャートである。
【図18】本願発明の第3の実施の形態にかかる冷凍装
置における暖房運転時の高圧保護制御時の状態変化を示
すタイムチャートである。
【図19】本願発明の第4の実施の形態にかかる冷凍装
置の冷媒回路図である。
【図20】本願発明の第4の実施の形態にかかる冷凍装
置における制御系を示すブロック図である。
【図21】本願発明の第4の実施の形態にかかる冷凍装
置における冷房運転時の高圧保護制御の上限設定の内容
を示すフローチャートである。
【図22】本願発明の第4の実施の形態にかかる冷凍装
置における冷房運転時の高圧保護制御の上限解除の内容
を示すフローチャートである。
【図23】本願発明の第4の実施の形態にかかる冷凍装
置における暖房運転時の高圧保護制御の上限設定の内容
を示すフローチャートである。
【図24】本願発明の第4の実施の形態にかかる冷凍装
置における暖房運転時の高圧保護制御の上限解除の内容
を示すフローチャートである。
【図25】本願発明の第4の実施の形態にかかる冷凍装
置における冷房運転時の高圧保護制御時の状態変化を示
すタイムチャートである。
【図26】本願発明の第4の実施の形態にかかる冷凍装
置における暖房運転時の高圧保護制御時の状態変化を示
すタイムチャートである。
【図27】従来の冷凍装置における暖房運転時の高圧保
護制御時の状態変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1は圧縮機、2は四路切換弁、3は熱源側熱交換器、4
は減圧機構(電動膨張弁)、5は利用側熱交換器、7は
周波数制御機構、8は高圧保護手段(高圧圧力スイッ
チ)、9は高圧圧力検出手段(圧力センサー)、10は
外気温度検出手段(外気温度センサー)、11は室内空
気温度検出手段(室内空気温度センサー)、12はコン
トローラ、13は冷媒温度検出手段(温度センサー)、
Phは高圧圧力、Phs1は所定の圧力、fmaxは上
限周波数、t1は所定時間、Eは開度。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数制御機構(7)を具備した圧縮機
    (1)、熱源側熱交換器(3)、減圧機構(4)、利用
    側熱交換器(5)および高圧圧力検出手段(9)を備
    え、該高圧圧力検出手段(9)により検出された高圧圧
    力(Ph)が所定の圧力(Phs1)を超えた後におい
    ては前記周波数制御機構(7)による運転周波数の上限
    値(fmax)を設定することにより運転範囲を狭くす
    る高圧保護制御を行うようにした冷凍装置であって、前
    記高圧保護制御運転を所定時間(t1)だけ継続した時
    点での前記圧縮機(1)の吐出冷媒の状態変化に基づい
    て前記上限周波数(fmax)による運転規制を解除す
    るようにしたことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機(1)の吐出冷媒の状態変化
    として、前記圧縮機(1)の吐出冷媒の圧力降下度を採
    用したことを特徴とする前記請求項1記載の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮機(1)の吐出冷媒の温度(T
    x)を検出する冷媒温度検出手段(13)を付設すると
    ともに、前記圧縮機(1)の吐出冷媒の状態変化とし
    て、前記圧縮機(1)の吐出冷媒の温度降下度を採用し
    たことを特徴とする前記請求項1記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 周波数制御機構(7)を具備した圧縮機
    (1)、熱源側熱交換器(3)、減圧機構(4)、利用
    側熱交換器(5)および高圧保護手段(8)を備え、該
    高圧保護手段(8)のリトライ後においては前記周波数
    制御機構(7)による運転周波数の上限値(fmax)
    を設定することにより運転範囲を狭くする高圧保護制御
    を行うようにした冷凍装置であって、前記高圧保護制御
    運転を所定時間(t1)だけ継続した時点での負荷の変
    化に基づいて前記上限周波数(fmax)による運転規
    制を解除するようにしたことを特徴とする冷凍装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機(1)、熱源側熱交換器(3)、
    減圧機構(4)、利用側熱交換器(5)および高圧保護
    手段(8)を備え、該高圧保護手段(8)のリトライ後
    においては前記減圧機構(4)による絞り度を制限する
    ことにより運転範囲を狭くする高圧保護制御を行うよう
    にした冷凍装置であって、前記高圧保護制御運転中にお
    ける負荷の変化に基づいて前記絞り度制限による運転規
    制を解除するようにしたことを特徴とする冷凍装置。
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