JP2802060B2 - 多室形空気調和機 - Google Patents

多室形空気調和機

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JP2802060B2
JP2802060B2 JP62090296A JP9029687A JP2802060B2 JP 2802060 B2 JP2802060 B2 JP 2802060B2 JP 62090296 A JP62090296 A JP 62090296A JP 9029687 A JP9029687 A JP 9029687A JP 2802060 B2 JP2802060 B2 JP 2802060B2
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正夫 蔵地
優行 田中
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松下冷機株式会社
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は1台の室外ユニットに複数台の室内ユニット
を接続した多室形空気調和機の詳しくは起動に関するも
のである。 従来の技術 近年、多室形空気調和機が多くなってきている。特に
圧縮機はインバータ圧縮機となり、減圧装置もパルス通
電により作動する電動膨脹弁を採用しシステムの簡素
化、快適性の追求が進んでいる。 特に、起動時においては、インバータ圧縮機の周波数
を高くし能力を大きくして、立上り時間を短縮する方法
が取られている。 しかしながら、外気温度が高い場合には、高圧圧力が
高くなり高圧圧力スイッチの作動によるシステムの停止
となる問題がある。このために、特開昭60−66076のよ
うに外気温度によって起動時の圧縮機の能力を制御する
方法が考えられる。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような方法では、室内ユニットの
負荷(運転容量)の大きい場合には、冷暖房能力が不足
し、また、効率のよい絞り量となっていないため立上り
特性が悪い問題があった。 本発明は上記問題点に鑑み、起動時室内ユニットの運
転容量に合った圧縮機の能力と各電動膨脹弁のパルスに
設定することにより、能率のよい冷暖房の立上り特性を
有する多室形空気調和機を提供するものである。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、室内ユニット
の運転容量を検出する運転容量検出装置と、外気温度を
検出する外気温度検出装置と、起動時前記運転容量検出
装置で検出した運転容量と、外気温度検出装置で検出し
た外気温度とによってインバータ圧縮機の周波数と室内
側電動膨脹弁および室外側電動膨脹弁のパルスを予め設
定したパターンの中から選定する制御装置とを備えたも
のである。 作用 本発明は上記した構成によって、起動時室内ユニット
の負荷に合ったインバータ圧縮機の周波数、室内側電動
膨脹弁および室外側電動膨脹弁のパルスに設定できるこ
ととなる。 実 施 例 以下本発明の一実施例の多室形空気調和機について図
面を参照しながら説明する。 図において、1はインバータ圧縮機、2は四方弁、3
は室外側熱交換機、4は可逆特性を持ったパルス駆動式
の室外側電動膨脹弁で冷暖房時全開となり暖房時減圧作
用を行なう。5はアキュムレータ、6は外気温度を検出
する外気温検出装置で、これらは室外ユニット7に収納
されている。また室内ユニット8a,8bには室内側熱交換
器9a,9bおよび可逆特性を持ったパルス駆動式で暖房時
全開となり冷房時減圧作用を行なう室内側電動膨脹弁10
a,10bが備えられ、液配管11およびガス配管12で室外ユ
ニット7と接続され、衆知の多室形空気調和機の冷凍サ
イクルを形成している。13は室内ユニットの運転容量を
検出する運転容量検出装置であり、14は外気温度検出装
置6で検出した外気温度と運転容量検出装置13で検出し
た運転容量とによって、インバータ圧縮機1の周波数と
室外側電動膨脹弁4および室内側電動膨脹弁10a,10bの
パルスを予め設定さされたパターン中から選定する制御
装置である。 以上のように構成された多室形空気調和機について以
下その動作について説明する。 冷房運転時は図中実線のようにインバータ圧縮機1か
ら吐出された冷媒は四方弁2から室外側熱交換器3で放
熱凝縮し、室外側電動膨脹弁4、液配管11を通って室内
側電動膨脹弁10a,10bで減圧され室内側熱交換器9a,9bで
吸熱蒸発して冷房し、ガス配管12、四方弁2、アキュム
レータ5、インバータ圧縮機1へ循環する。 起動時、インバータ圧縮機1の周波数と室外側電動膨
脹弁4および室内側電動膨脹弁10a,10bのパルスは、制
御装置14によって予め設定された値に選定される。つま
り、外気温検出装置6で検出された外気温度と運転容量
検出装置13で検出された室内ユニット8a,8bの運転容量
とによってパラメータを形成し、そのパターンの中から
選定するものである。例えば外気温度が高く運転容量が
少ない場合には、周波数をあまり上げる必要はない、し
かし、運転容量が多い場合には、周波数を上げる必要が
ある。但し、あまり周波数を上げると高圧が高くなり高
圧圧力スイッチが作動し運転が停止してしまう恐れがあ
る。また、外気温度が低く運転容量が少ない場合には周
波数を低くし、運転容量が多い場合には周波数を上げる
ことになる。なお各電動膨脹弁のパルスも各運転状態に
合うように予め設定されている。 一方、暖房運転については、記さないが図中破線の循
環となり同様の制御が可能である。但し冷房運転と違う
のは、停止室内ユニットの室内側電動膨脹弁は全閉では
なく微小開として冷媒溜りを防止する所である。 以上のように本実施例によれば、起動時はシステムの
冷媒状態が安定しないため、各センサーによるインバー
タ圧縮機の周波数及び各電動膨張弁のパルス(開度)制
御が困難であり、システムの安定運転が困難となり安定
化にも多くの時間が必要となる。 そこで、運転容量や外気温度により、予め最適と確認
されているパターンの中からインバータ圧縮機の周波数
と各電動膨張弁のパルスを選択し設定することにより、
複雑なセンサーや演算基板の必要がなく、簡単な構成
で、圧力スイッチ等の作動による運転停止がなく、各室
内ユニットの負荷に応じた冷暖房能力が早く得られ、能
率のよい冷暖房立上がり特性を実現し、立上がり時間の
短縮により快適で省エネルギーな冷暖房運転ができる。 発明の効果 以上のように本発明は、起動時運転容量検出装置で検
出した室内ユニットの運転容量と、外気温検出装置で検
出した外気温度とによってインバータ圧縮機の周波数と
室内側電動膨脹弁および室外側電動膨脹弁のパルスを予
め設定したパターンの中から選定する制御装置とを備え
たので、複雑なセンサーや演算基板の必要がなく、簡単
な構成で、圧力スイッチ等の作動による運転停止がな
く、各室内ユニットの負荷に応じた冷暖房能力が早く得
られ、能率のよい冷暖房立上がり特性を実現し、立上が
り時間の短縮により快適で省エネルギーな冷暖房運転が
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】 図は本発明の一実施例における多室形空気調和機の冷凍
サイクル図である。 1……インバータ圧縮機、3……室外側熱交換器、4…
…室外側電動膨脹弁、6……外気温検出装置、7……室
外ユニット、8a,8b……室内ユニット、9a,9b……室内側
熱交換器、10a,10b……室内側電動膨脹弁、13……運転
容量検出装置、14……制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−237953(JP,A) 特開 昭55−118544(JP,A) 特開 昭59−32751(JP,A) 特開 昭58−182061(JP,A) 特開 昭56−80672(JP,A) 特開 昭60−185076(JP,A) 実開 昭62−2978(JP,U) 実開 昭60−75864(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 13/00 104 F25B 13/00 J F25B 1/00 341

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.インバータ圧縮機,室外側熱交換器,室外側電動膨
    脹弁を有する1台の室外ユニットと、室内側熱交換器,
    室内側電動膨脹弁を有する複数の室内ユニットと、室内
    ユニットの運転容量を検出する運転容量検出装置と、外
    気温度を検出する外気温検出装置と、起動時前記運転容
    量検出装置で検出した運転容量と、外気温検出装置で検
    出した外気温度とによってインバータ圧縮機の周波数と
    室内側電動膨脹弁および室外側電動膨脹弁のパルスを予
    め設定したパターンの中から選定する制御装置とを備え
    た多室形空気調和機。
JP62090296A 1987-04-13 1987-04-13 多室形空気調和機 Expired - Fee Related JP2802060B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6042849B2 (ja) * 1979-03-03 1985-09-25 ダイキン工業株式会社 多室形空気調和機
JPS61237953A (ja) * 1985-04-12 1986-10-23 Matsushita Seiko Co Ltd ヒ−トポンプ式空気調和機
JPS622978U (ja) * 1985-06-20 1987-01-09

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