JP2002031175A - ブレーキケーブル接続装置 - Google Patents

ブレーキケーブル接続装置

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JP2002031175A JP2000215341A JP2000215341A JP2002031175A JP 2002031175 A JP2002031175 A JP 2002031175A JP 2000215341 A JP2000215341 A JP 2000215341A JP 2000215341 A JP2000215341 A JP 2000215341A JP 2002031175 A JP2002031175 A JP 2002031175A
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brake
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孝雄 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ装置の搬送中にブレーキケーブル端
末金具が操作レバーから外脱するのを、端末金具などの
傷付きが生ずることのない構造で防止する。 【解決手段】 ケーブル16を介し操作レバー12に牽引力
Wを入力すると、レバー12がピン15の周りでストラット
11に対し相対的に回動され、ブレーキシュー13,14を拡
開させ得る。ケーブル端末金具16a がブレーキ搬送中に
操作レバー12の係止窪み12g から外脱するのを防止する
板バネ22を設け、そのL字状基部22a をピン15に嵌合し
てストラット側壁11d および操作レバー12間に挟持し、
板バネ22の細長板片22b を、その板面が操作レバー12の
回動面と交差するよう配置してストラット11の橋絡部11
e および操作レバー12間に介在させる。細長板片22b の
湾曲先端22c を、端末金具16a が係止窪み12g に対し係
脱される時に通過する通路中に張り出させるも、端末金
具16a が係止窪み12g から外脱する時における細長板片
22b の板厚方向の弾性変形を橋絡部11e により阻止し、
端末金具16a が係止窪み12g に侵入する時は細長板片22
b が板厚方向に弾性変形し得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムブレーキ装
置における一対のブレーキシューを操作レバーの操作に
より機械的に相互に遠ざかる方向へ作動させるブレーキ
作動機構に関し、特に、該作動機構の操作レバーに接続
したブレーキケーブルがドラムブレーキ装置の搬送中に
操作レバーから外脱するのを防止し得るようにしたブレ
ーキケーブル接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなブレーキ作動機構のブレー
キケーブル接続装置としては従来、例えば特開2000
−108855号公報に記載された、図14(a),
(b)に示すごときものが知られている。これら図にお
いて、1はストラット、2は操作レバー、3はブレーキ
ケーブルをそれぞれ示し、これらを以下の如くに相関さ
せてドラムブレーキ作動機構を構成する。
【0003】ストラット1の一端に切り欠き1aを設け
てここに一方のブレーキシュー(図示せず)を係合さ
せ、該ストラット1の他端に操作レバー2の基端を枢支
ピン4で枢支し、該操作レバー2の基端には切り欠き2
aを設けてここに他方のブレーキシュー(図示せず)を
係合させる。操作レバー2には更にその遊端に切り欠き
2bを形成し、ここにブレーキケーブル3の端末金具3
aを図14(b)に示すごとくケーブル牽引方向に係止
させる。
【0004】かかる構成において、ブレーキケーブル3
を介し操作レバー2に矢Wで示すケーブル牽引力を入力
すると、操作レバー2が枢支ピン4の周りで対応する方
向へ回動し、対応するブレーキシューを図の左方へ押動
する。他方で、操作レバー2の枢支ピン4の周りにおけ
る上記の回動は、枢支ピン4を介してストラット1に反
力を与え、このストラット1を対応するブレーキシュー
と共に図の右方へ押動する。以上による両ブレーキシュ
ーの相互に遠ざかる方向への作動により、これらブレー
キシューは図示せざるブレーキドラムの内周面に押圧さ
れ、所定の制動作用を行うことができる。
【0005】操作レバー2の遊端における切り欠き2b
にブレーキケーブル3の端末金具3aを係止するに際し
ては、ブレーキケーブル3(端末金具3a)を図14
(a)に矢印で示す手順により差し込んで端末金具3a
を切り欠き2bの上方に位置させ、その後図14(b)
に矢印で示すようにブレーキケーブル3を牽引方向へ引
いて端末金具3aを切り欠き2bに係止させる。
【0006】ところでドラムブレーキ装置は、上記のよ
うにしてブレーキケーブル3(端末金具3a)をブレー
キ作動機構(操作レバー2)に取り付けた状態で搬送す
る場合があり、この場合ブレーキケーブル3(端末金具
3a)がブレーキ作動機構(操作レバー2)から簡単に
外脱するのでは作業性の著しい低下を生ずる。かかる外
脱を防止するために従来は、上記の文献にも記載されて
いる通り、切り欠き2bの開口寸法をブレーキケーブル
端末金具3aの直径以下にし、これにより図14(b)
に矢印で示す最終過程でブレーキケーブル3に大きな牽
引力を付与しなければ端末金具3aが切り欠き2b内に
侵入し得ないようにし、以て搬送中におけるブレーキケ
ーブル3(端末金具3a)の外脱防止対策が提案されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来の
ブレーキケーブル端末金具の外脱防止対策では、端末金
具3aを切り欠き2b内に侵入させる作業自身が大きな
力を必要とするものとなってその作業性が悪化するのを
免れず、当該ケーブル接続の作業性を犠牲にしつつブレ
ーキケーブル端末金具の外脱防止対策をなしたものであ
り、実際的とは言えない。
【0008】また端末金具3aを大きな力で無理やり切
り欠き2b内に嵌め込むために、端末金具3aや切り欠
き2bの開口部が傷付いたり変形することがあり、この
点でも実際的ではない。
【0009】請求項1に記載の第1発明は、同じ課題を
上記とは全く異なる着想にもとづく別の手段により解決
して、ブレーキケーブル端末金具を操作レバーの遊端に
おける切り欠きに係止する時に必要な作業力の増大をほ
とんど生ずることなく、従ってケーブル接続の作業性を
犠牲にしたり、端末金具や切り欠き開口部の傷付きや変
形を生ずることなく、ブレーキケーブル端末金具が操作
レバーの遊端における切り欠きから外脱するのを確実に
防止し得るようにしたブレーキケーブル接続装置を提案
することを目的とする。
【0010】請求項2に記載の第2発明は、板バネを用
いた安価な対策で上記第1発明の作用効果を達成し得る
ようにしたブレーキケーブル接続装置を提案することを
目的とする。
【0011】請求項3に記載の第3発明は、第2発明に
おける板バネの取り付けを、簡単且つ安価に行い得るよ
うにしたブレーキケーブル接続装置を提案することを目
的とする。
【0012】請求項4に記載の第4発明は、前記第1発
明の作用効果を更に安価に達成し得るようにしたブレー
キケーブル接続装置を提案することを目的とする。
【0013】請求項5に記載の第5発明は、前記第1発
明の作用効果を一層安価に達成し得るようにしたブレー
キケーブル接続装置を提案することを目的とする。
【0014】請求項6に記載の第6発明は、第2発明に
おけるとは異なる板バネを用いた安価な対策で上記第1
発明の作用効果を達成し得るようにしたブレーキケーブ
ル接続装置を提案することを目的とする。
【0015】請求項7に記載の第7発明は、一対の板バ
ネを用いて上記第6発明の作用効果を更に確実に達成し
得るようにしたブレーキケーブル接続装置を提案するこ
とを目的とする。
【0016】請求項8に記載の第8発明は、上記第7発
明における一対の板バネの取り付けを一層簡単に行い得
るようにしたブレーキケーブル接続装置を提案すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】これらの目的のため先ず
第1発明によるブレーキケーブル接続装置は、ストラッ
トの一端に一方のブレーキシューを係合させ、該ストラ
ットの他端に枢着した操作レバーに他方のブレーキシュ
ーを係合させ、該操作レバーの遊端にブレーキケーブル
の端末金具をケーブル牽引方向に係止させ、該ブレーキ
ケーブルの牽引力を前記操作レバーの遊端に入力するこ
とで操作レバーおよびストラットを前記枢着部の周りに
相対回動させて前記両ブレーキシューを相互に遠ざかる
方向へ作動させ得るようにしたブレーキ作動機構におい
て、前記操作レバーの遊端に対し前記ブレーキケーブル
端末金具を係止する時におけるブレーキケーブル端末金
具の通路中に、該ブレーキケーブル端末金具と干渉する
よう張り出させて弾性部材を設け、この弾性部材を、ブ
レーキケーブル端末金具が前記通路中をケーブル牽引方
向に通過する時はブレーキケーブル端末金具により弾性
変形されてブレーキケーブル端末金具の通過を可能にす
るが、ブレーキケーブル端末金具が前記通路中をケーブ
ル牽引方向とは逆の方向に通過しようとする時は弾性変
形不能となってブレーキケーブル端末金具の通過を阻止
するよう配置したことを特徴とするものである。
【0018】第2発明によるブレーキケーブル接続装置
は、第1発明において、前記弾性部材を板バネで構成
し、この板バネを、ブレーキケーブル端末金具が前記通
路中をケーブル牽引方向に通過する時も逆方向に通過し
ようとする時もブレーキケーブル端末金具によって板厚
方向に弾性変形される傾向となるよう配置し、これら弾
性変形の始点位置を、ブレーキケーブル端末金具が前記
通路中をケーブル牽引方向に通過する時は板バネの前記
弾性変形を可能にする位置とし、ブレーキケーブル端末
金具が前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の方向に通
過しようとする時は板バネの前記弾性変形不能を惹起す
る位置としたことを特徴とするものである。
【0019】第3発明によるブレーキケーブル接続装置
は、第2発明において、前記ストラットの他端に前記操
作レバーを枢着するのに用いた枢支ピンに前記板バネを
支持して取り付けたことを特徴とするものである。
【0020】第4発明によるブレーキケーブル接続装置
は、第3発明において、前記ストラットを以下の構成、
つまり前記操作レバーの遊端を操作レバー回動軸線方向
両側において挟む対向側壁を有すると共にこれら対向側
壁間を連結する橋絡部を有する構成にし、ブレーキケー
ブル端末金具が前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の
方向に通過しようとする時における前記弾性変形の始点
位置を前記橋絡部により提供するよう構成したことを特
徴とするものである。
【0021】第5発明によるブレーキケーブル接続装置
は、第3発明または第4発明において、前記操作レバー
の遊端をブレーキケーブル端末金具の操作レバー回動軸
線方向における両端が係止されるような二股形状にし、
ブレーキケーブル端末金具が前記通路中をケーブル牽引
方向に通過する時における前記弾性変形の始点位置を前
記二股形状の基部により提供するよう構成したことを特
徴とするものである。
【0022】第6発明によるブレーキケーブル接続装置
は、第1発明において、前記弾性部材を板バネで構成
し、この板バネを、ブレーキケーブル端末金具が前記通
路中をケーブル牽引方向に通過する時はブレーキケーブ
ル端末金具によって板厚方向に弾性変形されるよう配置
し、ブレーキケーブル端末金具が前記通路中をケーブル
牽引方向とは逆の方向に通過しようとする時はブレーキ
ケーブル端末金具から板幅方向の力を受けて弾性変形不
能となるよう配置したことを特徴とするものである。
【0023】第7発明によるブレーキケーブル接続装置
は、第6発明において、前記板バネを一対1組としてそ
れぞれの板面が前記操作レバーの回動面に対し平行にな
るよう操作レバーに固設し、これら両板バネの遊端にそ
れぞれ、ブレーキケーブル端末金具が前記通路中をケー
ブル牽引方向に通過する時はブレーキケーブル端末金具
の操作レバー回動軸線方向における対応端面により押し
退けられて両板バネをそれぞれ板厚方向に弾性変形させ
得るような湾曲部を設け、ブレーキケーブル端末金具が
前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の方向に通過しよ
うとする時はブレーキケーブル端末金具の操作レバー回
動軸線方向における両端が前記湾曲部の先端に衝接して
対応する前記板バネに板幅方向の力を作用させることに
より該板バネを弾性変形不能にしたことを特徴とするも
のである。
【0024】第8発明によるブレーキケーブル接続装置
は、第7発明において、前記両板バネを操作レバー側に
おいて一体結合し、該一体結合部において両板バネを操
作レバーに固設したことを特徴とするものである。
【0025】
【発明の効果】ブレーキケーブル端末金具を介してブレ
ーキケーブルの牽引力を操作レバーの遊端に入力する
と、操作レバーおよびストラットが両者間の枢着部の周
りに相対回動して両ブレーキシューを相互に遠ざかる方
向へ作動させる。操作レバーの遊端にブレーキケーブル
端末金具を係止するに際しては、ブレーキケーブルを軽
く牽引してその端末金具を操作レバーの遊端に係止させ
る。
【0026】ところで第1発明は、この時におけるブレ
ーキケーブル端末金具の通路中に、ブレーキケーブル端
末金具と干渉するよう張り出させて弾性部材を設け、こ
の弾性部材を、ブレーキケーブル端末金具が上記通路中
をケーブル牽引方向に通過する時はブレーキケーブル端
末金具により弾性変形されてブレーキケーブル端末金具
の通過を可能にするが、ブレーキケーブル端末金具が上
記通路中をケーブル牽引方向とは逆の方向に通過しよう
とする時は弾性変形不能となってブレーキケーブル端末
金具の通過を阻止するよう配置したから、ブレーキケー
ブル端末金具を操作レバーの遊端に係止する時に必要な
作業力の増大をほとんど生ずることなく、従ってケーブ
ル接続の作業性を犠牲にしたり、ブレーキケーブル端末
金具や操作レバーの遊端における端末金具係止部の傷付
きや変形を生ずることなく、ブレーキケーブル端末金具
が操作レバーの遊端における端末金具係止部から外脱す
るのを確実に防止することができる。
【0027】第2発明においては、上記弾性部材を板バ
ネで構成し、この板バネを、ブレーキケーブル端末金具
が前記通路中をケーブル牽引方向に通過する時も逆方向
に通過しようとする時もブレーキケーブル端末金具によ
って板厚方向に弾性変形される傾向となるよう配置し、
これら弾性変形の始点位置を、ブレーキケーブル端末金
具が前記通路中をケーブル牽引方向に通過する時は板バ
ネの上記弾性変形を可能にする位置とし、ブレーキケー
ブル端末金具が前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の
方向に通過しようとする時は板バネの上記弾性変形不能
を惹起する位置としたから、板バネを用いた安価な対策
で上記第1発明の作用効果を達成することができる。
【0028】第3発明においては、ストラットに操作レ
バーを枢着するのに用いた枢支ピンに上記板バネを支持
して取り付けたから、第2発明における板バネの取り付
けを、簡単且つ安価に行うことができて有利である。
【0029】第4発明においては、ストラットが、操作
レバーの遊端を操作レバー回動軸線方向両側において挟
む対向側壁を有すると共にこれら対向側壁間を連結する
橋絡部を有する構成であり、ブレーキケーブル端末金具
が前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の方向に通過し
ようとする時における前記弾性変形の始点位置を当該橋
絡部により提供するようにしたから、ブレーキケーブル
端末金具が前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の方向
に通過しようとする時における前記弾性変形の始点位置
がストラットの一部により提供されることとなって、前
記第1発明の作用効果を更に安価に達成することができ
る。
【0030】第5発明においては、操作レバーの遊端を
ブレーキケーブル端末金具の操作レバー回動軸線方向に
おける両端が係止されるような二股形状にし、ブレーキ
ケーブル端末金具が前記通路中をケーブル牽引方向に通
過する時における前記弾性変形の始点位置を上記二股形
状の基部により提供するようにしたから、ブレーキケー
ブル端末金具が前記通路中をケーブル牽引方向に通過す
る時における前記弾性変形の始点位置が操作レバーの一
部により提供されることとなって、前記第1発明の作用
効果を一層安価に達成することができる。
【0031】第6発明においては、第1発明における弾
性部材を板バネで構成し、この板バネを、ブレーキケー
ブル端末金具が前記通路中をケーブル牽引方向に通過す
る時はブレーキケーブル端末金具によって板厚方向に弾
性変形されるよう配置し、ブレーキケーブル端末金具が
前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の方向に通過しよ
うとする時はブレーキケーブル端末金具から板幅方向の
力を受けて弾性変形不能となるよう配置したため、ブレ
ーキケーブル端末金具がケーブル牽引方向とは逆の方向
に通過しようとする時は板バネを弾性変形させることが
できず、ブレーキケーブル端末金具が操作レバーの遊端
における端末金具係止部から外脱するのを、板バネを用
いた安価な対策で防止することができる。
【0032】ところでブレーキケーブル端末金具がケー
ブル牽引方向に通過する時は板バネを板厚方向に弾性変
形させつつ当該通過を許容されるため、ブレーキケーブ
ル端末金具を操作レバーの遊端に係止する時に必要な作
業力の増大をほとんど生ずることがなく、従ってケーブ
ル接続の作業性を犠牲にしたり、ブレーキケーブル端末
金具や操作レバーの遊端における端末金具係止部の傷付
きや変形を生ずることなく、ブレーキケーブル端末金具
が操作レバーの遊端における端末金具係止部から外脱す
るのを防止するという上記の作用効果を達成し得る。
【0033】第7発明においては、上記第6発明の板バ
ネを一対1組としてそれぞれの板面が操作レバーの回動
面に対し平行になるよう該操作レバーに固設し、これら
両板バネの遊端にそれぞれ、ブレーキケーブル端末金具
が前記通路中をケーブル牽引方向に通過する時はブレー
キケーブル端末金具の操作レバー回動軸線方向における
対応端面により押し退けられて両板バネをそれぞれ板厚
方向に弾性変形させ得るような湾曲部を設け、ブレーキ
ケーブル端末金具が前記通路中をケーブル牽引方向とは
逆の方向に通過しようとする時はブレーキケーブル端末
金具の操作レバー回動軸線方向における両端が前記湾曲
部の先端に衝接して対応する前記板バネに板幅方向の力
を作用させることにより該板バネを弾性変形不能にした
ため、一対の板バネによりブレーキケーブル端末金具の
両端で該ブレーキケーブル端末金具に対する外脱防止作
用が行われることとなり、上記第6発明の作用効果を更
に確実に達成することができる。
【0034】第8発明においては、上記両板バネを操作
レバー側において一体結合し、該一体結合部において両
板バネを操作レバーに固設したから、上記第7発明のよ
うに板バネとして一対の板バネを用いる場合においても
その取り付けを簡単に行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1〜図3は本発明の一実施
の形態になるブレーキケーブル接続装置を具えたドラム
ブレーキ作動機構10を示し、この作動機構10を主と
してストラット11および操作レバー12により構成す
る。ストラット11は図1および図2に示すように、ブ
レーキシュー13,14の操作端間に延在するよう配置
し、該ストラット11の一端に一方のブレーキシュー1
3を係合させるためのブレーキシュー係合溝11aを形
成する。操作レバー12は、その基端12aをストラッ
ト11の他端11bに枢支ピン15で枢着し、当該枢着
部の近傍で操作レバー12に、他方のブレーキシュー1
4を係合させるためのブレーキシュー係合溝12bを形
成する。
【0036】ここでストラット11を詳述するに、この
ストラット11は1枚の板材を矩形枠体に折曲して構成
し、該枠体の相互に対向する一側壁11cおよび他側壁
11dを、ブレーキシュー係合溝11aが形成される一
端においては相互にスポット溶接などで密着させ、他端
11bにおいては相互に、操作レバー12の基端12a
を挟み得るよう離間させ、両端間においては他端11b
におけるよりも大きく離間させると共に上方の橋絡部1
1eにより一体化させる。
【0037】操作レバー12は一対の相互に対向させた
板状部材12c,12dで構成し、これら板状部材12
c,12dを、ストラット11の前記他端11bにピン
15で枢着すべき操作レバー12の基端12aに相当す
る箇所においては相互にスポット溶接などにより密着結
合し、操作レバー12の遊端12eに相当する箇所にお
いては、図1に明示するよう二股形状に相互に離間させ
て隙間12fを設定し、当該隙間12fを有する操作レ
バー12の遊端12eを、ストラット11の中程におけ
る大きく離間させた対向側壁11c,11d間に挟むよ
うに位置させる。
【0038】操作レバー12の遊端12eにおける上記
隙間12fの幅、つまり操作レバー12の遊端12eに
相当する箇所における板状部材12c,12d間の間隔
は、操作レバー12の遊端12eに接続すべきブレーキ
ケーブル16の端末金具16aとの関連において以下の
如くに決定する。先ずブレーキケーブル端末金具16a
の形状を説明するに、この端末金具16aは円柱形状と
し、その長さを直径よりも長くして、ブレーキケーブル
16の長手方向に見たとき端末金具16aが図1に示す
ように長方形状になるようにする。そして上記隙間12
fの幅は、端末金具16aの長さよりも小さいが直径よ
りも大きくし、これにより端末金具16aを図1に示す
ごとく操作レバー12の遊端12eにケーブル牽引方向
に係止させ得るようにする。
【0039】これがため、操作レバー12の遊端12e
をなす板状部材12c,12dの箇所にそれぞれ、細長
円柱状としたブレーキケーブル端末金具16aのための
係止窪み12gを形成し、これら端末金具係止窪み12
gの底面を端末金具16aの外周曲率と同じように湾曲
させた円弧状の係止面とする。
【0040】図1に示すように、両ブレーキシュー1
3,14の操作端間にシューリターンスプリング17を
張設してこれら両ブレーキシュー13,14の操作端近
傍をそれぞれ共通なアンカーブロック18に当接させ、
このアンカーブロック18を図2に明示するごとく、バ
ックプレート19とともに一対のボルト20でスペーサ
21を介し車体のナックル等の固定部に共締めし、これ
らボルト20のヘッド20a上に上記のブレーキ作動機
構10を載置する。
【0041】かかる構成において、ブレーキケーブル1
6を介し操作レバー12に図2の矢Wで示すケーブル牽
引力を入力すると、操作レバー12が枢支ピン15の周
りで図2の反時計方向へ回動し、ブレーキシュー14を
同図の右方へ押動する。他方で、操作レバー12の枢支
ピン15の周りにおける上記の回動は、枢支ピン15を
介してストラット11に反力を与え、このストラット1
1をブレーキシュー13と共に図2の左方へ押動するこ
ととなる。これがため、両ブレーキシュー13,14が
相互に遠ざかる方向に作動されて図示せざるブレーキド
ラムの内周面に押圧され、所定の制動作用を行うことが
できる。
【0042】本実施の形態においては、操作レバー12
の遊端12e(端末金具係止窪み12g)に係止したブ
レーキケーブル16の端末金具16aが、ドラムブレー
キ装置の搬送中においても操作レバー12の遊端12e
(端末金具係止窪み12g)から外脱することのないよ
うにするために、弾性部材としての板バネ22を設け
る。この板バネ22は、L字状に折曲した基部22aを
枢支ピン15に嵌合してストラット側壁11dおよび操
作レバー12(板状部材12d)間に挟持し、板バネ2
2のL字状基部22aから延在する細長板片22bを図
3にも示すごとく、その板面が操作レバー12の回動面
と交差するよう配置して橋絡部11eおよび操作レバー
12間に介在させる。
【0043】細長板片22bの先端22cは隙間12f
に向けて指向するよう湾曲させ、この湾曲先端22cを
図1および図2に明示するごとく、ブレーキケーブル端
末金具16aが操作レバー12の遊端12eにおける端
末金具係止窪み12gに対し係脱される時に通過する通
路中に、ブレーキケーブル端末金具16aと干渉するよ
う張り出させる。従って細長板片22bは、ブレーキケ
ーブル端末金具16aが操作レバー12の端末金具係止
窪み12gに対し係合する時(ケーブル牽引方向に変位
する時)も外脱しようとする時(ケーブル牽引方向と逆
の方向に変位する時)も、ブレーキケーブル端末金具1
6aと湾曲先端22cとの干渉により板厚方向に弾性変
形される傾向となる。
【0044】しかして、ブレーキケーブル端末金具16
aが端末金具係止窪み12gから外脱しようとする時に
おける細長板片22bの上記板厚方向の弾性変形はこれ
が橋絡部11eにより阻止されるよう、当該橋絡部11
eを湾曲先端22cの直ぐ近くに位置させる。他方で、
ブレーキケーブル端末金具16aが操作レバー12の端
末金具係止窪み12gに侵入する時における細長板片2
2bの上記板厚方向の弾性変形はこれが可能となるよ
う、この時に細長板片22bが、湾曲先端22cから比
較的遠い操作レバー12の二股形状遊端12eの基部1
2hにより受け止められるようにする。つまり細長板片
22bの上記板厚方向における弾性変形の始点位置を、
ブレーキケーブル端末金具16aが端末金具係止窪み1
2gから外脱しようとする時は橋絡部11eにより提供
して湾曲先端22cの直近位置とし、他方で、ブレーキ
ケーブル端末金具16aが操作レバー12の端末金具係
止窪み12gに侵入する時は操作レバー12の二股形状
遊端12eの基部12hにより提供して湾曲先端22c
から比較的遠い位置とする。
【0045】枢支ピン15に嵌合して支持した板バネ2
2のL字状基部22aは図1および図2に示すように、
操作レバー12を成す板状部材12dの段部12iの近
くまで延在させ、L字状基部22aの先端22dと板状
部材12dの段部12iとの係合により板バネ22が操
作レバー12に対し相対的に大きく回動することのない
ようにする。
【0046】上記の構成になるブレーキ作動機構10に
対し外部から図2に示すガイドパイプ23を経てブレー
キケーブル16の端末金具16aを挿入し、これを操作
レバー12(端末金具係止窪み12g)に係止するに際
しては、先ず図4(a),(b)に示すごとくブレーキ
ケーブル端末金具16aを、長さ方向が操作レバー12
の板状部材12c,12dに平行となる向きにし、これ
ら板状部材12c,12d間の隙間12fにブレーキケ
ーブル端末金具16aを図4(b)の矢印で示すように
ケーブル牽引方向Wとは逆の方向に通過させる。この時
ブレーキケーブル端末金具16aが操作レバー12に衝
接することがあっても、操作レバー12はストラット1
1の対向側壁11c,11d間における橋絡部11eに
より対応方向の回動を阻止され、作業性を向上させるこ
とができる。
【0047】図4は、上記のようにブレーキケーブル端
末金具16aを板状部材12c,12d間の隙間12f
に通過させ終わった時の状態を示し、この状態でブレー
キケーブル16を図5(a),(b)に示すように自己
の長手方向軸線の周りに90°回転させ、ブレーキケー
ブル端末金具16aをその長さ方向が板状部材12c,
12dと直交する回転位置にする。この状態で図6
(a),(b)に示すようにブレーキケーブル16を牽
引方向に引いてその端末金具16aを板バネ22の湾曲
先端22cに当接させ、更に図7に示すようにブレーキ
ケーブル16を牽引方向に軽く引く。
【0048】この時ブレーキケーブル端末金具16a
は、板バネ22の湾曲先端22cと干渉して板バネ22
の細長板片22bを図7に示すごとく板厚方向に弾性変
形させる。この場合、板バネ22の細長板片22bは操
作レバー12の二股形状遊端12eの基部12hにより
受け止められてここが上記弾性変形の始点位置になるこ
とから、そしてここが湾曲先端22cから比較的遠い位
置にあることから、細長板片22bの上記弾性変形は弱
い力で可能である。従ってブレーキケーブル端末金具1
6aは最終的に図1および図2に示すごとく、端末金具
係止窪み12gに係合させることができ、この時板バネ
22の細長板片22bが図1および図2に示す初期位置
に弾性復帰して湾曲先端22cがブレーキケーブル端末
金具16aの通路内に張り出す。
【0049】以上によりブレーキケーブル16の接続を
完了した状態で、ブレーキケーブル端末金具16aが図
2に2点鎖線で示すようにブレーキケーブル牽引方向と
逆の方向に変位して端末金具係止窪み12gから外脱し
ようとした時にも、ブレーキケーブル端末金具16aは
湾曲先端22cとの衝接により板バネ22の細長板片2
2bをその板厚方向に弾性変形させようとする。しかし
この時、細長板片22bは湾曲先端22cの直ぐ近くに
おけるストラット11の橋絡部11eにより上記板厚方
向の弾性変形を阻止され、湾曲先端22cをほとんど図
1および図2に示す初期位置に止める。これがためブレ
ーキケーブル端末金具16aは、湾曲先端22cに衝接
した図2に2点鎖線で示す位置を超えてブレーキケーブ
ル牽引方向と逆の方向に変位することがなく、ドラムブ
レーキ装置の搬送中においてブレーキケーブル端末金具
16aが端末金具係止窪み12gから外脱するのを防止
することができる。
【0050】なお本実施の形態においては、枢支ピン1
5に嵌合して支持した板バネ22のL字状基部22aを
図1および図2に示すように、操作レバー12を成す板
状部材12dの段部12iの近くまで延在させ、L字状
基部22aの先端22dと板状部材12dの段部12i
との係合により板バネ22が操作レバー12に対し相対
的に大きく回動することのないようにしたから、図2に
示すケーブル牽引力Wで操作レバー12が回動した前記
のブレーキ作動状態でも板バネ22が操作レバー12に
確実に追従移動して湾曲先端22cによりブレーキケー
ブル端末金具16aの抜け止め機能を保持することがで
き、ブレーキ作動状態からケーブル牽引力Wを解放した
時にたとえブレーキケーブル16が操作レバー12より
も先戻りすることがあっても、ブレーキケーブル端末金
具16が端末金具係止窪み12gから外脱するのを防止
することができる。
【0051】ところで本実施の形態においては、ドラム
ブレーキ装置の搬送中にブレーキケーブル端末金具16
aが端末金具係止窪み12gから外脱するのを防止する
ために、ブレーキケーブル接続作業時のブレーキケーブ
ル端末金具16aの通路中に、これと干渉するよう張り
出させて板バネ22を設け、この板バネ22を、ブレー
キケーブル端末金具16aが上記通路中をケーブル牽引
方向に通過する時も逆方向に通過しようとする時もブレ
ーキケーブル端末金具16aによって板厚方向に弾性変
形される傾向となるよう配置し、これら弾性変形の始点
位置を、ブレーキケーブル端末金具16aが上記通路中
をケーブル牽引方向に通過する時は板バネ22の上記弾
性変形を可能にするような位置(操作レバー12の二股
形状遊端12eの基部12h)とし、ブレーキケーブル
端末金具が前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の方向
に通過しようとする時は板バネの上記弾性変形不能を惹
起する位置としたから、ブレーキケーブル端末金具16
aを操作レバー12の遊端12e(端末金具係止窪み1
2g)に係止する時に必要な作業力の増大をほとんど生
ずることなく、従ってケーブル接続の作業性を犠牲にし
たり、ブレーキケーブル端末金具16aや端末金具係止
窪み12gの傷付きや変形を生ずることなく、ブレーキ
ケーブル端末金具16aが端末金具係止窪み12gから
外脱するのを確実に防止することができる。
【0052】しかも、板バネ22を設置するだけの簡単
且つ安価な構成により上記の作用効果を奏することがで
き、また板バネ22を前もって取り付けておいてもブレ
ーキケーブル端末金具16aを端末金具係止窪み12g
に係止することができ、当該係止の後にブレーキケーブ
ル端末金具16aの外脱防止部品を取り付ける場合より
もその組み付け作業性が良い。更に、ストラット11に
操作レバー12を枢着するのに用いた枢支ピン15に板
バネ22を支持して取り付けたことで、板バネ22の取
り付けを、簡単且つ安価に行うことができる。
【0053】加えて、ブレーキケーブル端末金具16a
がケーブル牽引方向とは逆の方向に変位しようとする時
における板バネ22の弾性変形の始点位置をストラット
11の対向側壁11c,11d間における橋絡部11e
により提供し、またブレーキケーブル端末金具16aが
ケーブル牽引方向に変位しようとする時における板バネ
22の弾性変形の始点位置を操作レバー12の二股形状
遊端12eの基部12hにより提供することから、上記
弾性変形の始点位置を何れも既存のストラット11の部
分および操作レバー12の部分により提供し得ることと
なって、そのために新たな部品を追加する必要がなく、
コスト高になるのを回避することができる。
【0054】図8および図9は、本発明の他の実施の形
態になるブレーキケーブル接続装置を具えたドラムブレ
ーキ作動機構10を示し、これら図中、図1〜図7にお
けると同様の部分を同一符号にて示す。本実施の形態に
おいては、図1〜図7における板バネ22に代えて図1
0に明示する板バネユニット31を設ける。この板バネ
ユニット31は一対の相互に平行な板バネ32,33を
1組として有すると共に基部34を具え、板バネ32,
33の相互に隣接する一端をそれぞれ基部34に一体結
合する。ここで、一対の板バネ32,33および基部3
4より成る板バネユニット31は、好ましくは1枚のバ
ネ鋼を折曲して一体構造に成形するのが良い。
【0055】基部34には透孔34aを穿ち、これに挿
置した図8および図9のリベット35により板バネユニ
ット31を、操作レバー12の板状部材12c,12d
間における橋絡部12jに取着する。かかる板バネユニ
ット31の取り付けに際しては一対の板バネ32,33
を図8に明示するごとく、それぞれの板面が操作レバー
12の回動面に対し平行になるよう、また操作レバー1
2の板状部材12c,12dの相互に遠い側における側
面に沿うよう延在させる。
【0056】そして板バネ32,33の遊端32a,3
3aをそれぞれ図8〜図10に示すごとくに湾曲させ、
当該湾曲遊端32a,33aの形態は以下の作用効果が
達成されるようなものとする。すなわち、ブレーキケー
ブル端末金具16aを操作レバー12の端末金具係止窪
み12gに対し係脱させる時に通過する通路中に板バネ
32,33の遊端32a,33aが張り出すようこれら
遊端32a,33aを相互に接近する方向に湾曲させ
る。また当該湾曲に当たっては、ブレーキケーブル端末
金具16aが端末金具係止窪み12gに侵入しようとし
て上記通路中をケーブル牽引方向(図9にWで示す)に
通過する時に湾曲遊端32a,33aがブレーキケーブ
ル端末金具16aの対応端面により押し退けられ、これ
により両板バネ32,33がそれぞれ相互に遠ざかる板
厚方向に弾性変形されるよう、湾曲遊端32a,33a
の湾曲形状を決定する。
【0057】但し、ブレーキケーブル端末金具16aが
端末金具係止窪み12gから外脱しようとして前記通路
中をケーブル牽引方向とは逆の方向に通過しようとする
時は、ブレーキケーブル端末金具16aの両端が湾曲遊
端32a,33aの先端32b,33bに衝接して対応
する板バネ32,33に板幅方向の力を作用させるよ
う、湾曲遊端32a,33aの湾曲形状を決定する。
【0058】本実施の形態になるブレーキ作動機構10
に対し外部から図9に示すガイドパイプ23を経てブレ
ーキケーブル16の端末金具16aを挿入し、これを操
作レバー12(端末金具係止窪み12g)に係止するに
際しては、先ず図11(a),(b)に示すごとくブレ
ーキケーブル端末金具16aを、長さ方向が操作レバー
12の板状部材12c,12dと直交する向きにしたま
ま、操作レバー12の遊端12eの先端とストラット1
1との間の隙間に図11(b)の矢印で示すようにケー
ブル牽引方向とは逆の方向に通過させる。この時ブレー
キケーブル端末金具16aが操作レバー12の遊端12
eに衝接することがあっても、操作レバー12はストラ
ット11の対向側壁11c,11d間における橋絡部1
1eにより対応方向の回動を阻止され、作業性を向上さ
せることができる。
【0059】図12(a),(b)は、上記したブレー
キケーブル端末金具16aの通過が終わった時の状態を
示し、この状態でブレーキケーブル16を図12(b)
に矢印で示すように牽引方向に引いてその端末金具16
aを操作レバー12の端末金具係止窪み12gに向かわ
せる。その途中でブレーキケーブル端末金具16aは図
13(a),(b)に示すように板バネ32,33の湾
曲遊端32a,33a間に侵入し、ブレーキケーブル端
末金具16aの両端面により湾曲遊端32a,33aを
相互に遠ざかる方向へ押し退けつつ端末金具係止窪み1
2g内に侵入してこれに係合することができる。なお上
記の作用は、板バネ32,33が図13(a),(b)
に示すごとく板厚方向に弾性変形されることから、小さ
な力で達成することができる。
【0060】上記のケーブル接続が終了した後は、板バ
ネ32,33が図8および図9に示す初期位置に弾性復
帰し、それぞれの湾曲遊端32a,33aがブレーキケ
ーブル端末金具16aの通路内に張り出す。この状態
で、ブレーキケーブル端末金具16aがブレーキケーブ
ル牽引方向と逆の方向に変位して端末金具係止窪み12
gから外脱しようとすると、ブレーキケーブル端末金具
16aは図13(b)に2点鎖線で示すように湾曲遊端
32a,33aの先端32b,33bに衝接し、板バネ
32,33に板幅方向の力を及ぼす。
【0061】しかし板バネ32,33が板幅方向の力に
よっては容易に弾性変形されないことから、板バネ3
2,33の湾曲遊端32a,33aはそれぞれ図8およ
び図9に示す初期位置に止まる。これがためブレーキケ
ーブル端末金具16aは、湾曲遊端32a,33aの先
端32b,33bに衝接した図13(b)に2点鎖線で
示す位置を超えてブレーキケーブル牽引方向と逆の方向
に変位することがなく、ドラムブレーキ装置の搬送中に
おいてブレーキケーブル端末金具16aが端末金具係止
窪み12gから外脱するのを防止することができる。
【0062】ところで本実施の形態においては、ドラム
ブレーキ装置の搬送中にブレーキケーブル端末金具16
aが端末金具係止窪み12gから外脱するのを防止する
ために、板バネ32,33を一対1組としてそれぞれの
板面が操作レバー12の回動面に対し平行になるよう操
作レバー12に固設し、これら両板バネ32,33の遊
端にそれぞれ、ブレーキケーブル端末金具16aが操作
レバー12の端末金具係止窪み12gに向けてケーブル
牽引方向に通過する時ブレーキケーブル端末金具16a
の操作レバー回動軸線方向における対応端面により押し
退けられて両板バネ32,33をそれぞれ板厚方向に弾
性変形させ得るような湾曲部32a,33aを設け、ブ
レーキケーブル端末金具16aが操作レバー12の端末
金具係止窪み12gから外脱する方向に通過しようとす
る時はブレーキケーブル端末金具16aの操作レバー回
動軸線方向における両端が湾曲部32a,33aの先端
32b,33bに衝接して対応する板バネ32,33に
板幅方向の力を作用させることにより該板バネを弾性変
形不能にしたため、ブレーキケーブル端末金具16aが
外脱方向に変位しようとする時は板バネ32,33を弾
性変形させることができず、ブレーキケーブル端末金具
16aが操作レバー12の端末金具係止窪み12gから
外脱するのを、板バネ32,33を用いた安価な対策で
防止することができる。しかも一対の板バネ32,33
によりブレーキケーブル端末金具16aの両端において
該ブレーキケーブル端末金具16aに対する外脱防止作
用が行われることとなり、安定したブレーキケーブル端
末金具16aの外脱防止作用を実現することができる。
【0063】その反面、ブレーキケーブル端末金具16
aがケーブル牽引方向に通過する時は弱い力で板バネ3
2,33を板厚方向に弾性変形させつつ当該通過を許容
されるため、ブレーキケーブル端末金具16aを操作レ
バー12の遊端12eに係止する時に必要な作業力の増
大をほとんど生ずることがなく、従ってケーブル接続の
作業性を犠牲にしたり、ブレーキケーブル端末金具16
aや操作レバー12の遊端12eにおける端末金具係止
窪み12gの傷付きや変形を生ずることなく、ブレーキ
ケーブル端末金具16aが操作レバー12の遊端12e
における端末金具係止窪み12gから外脱するのを防止
するという上記の作用効果を達成し得る。
【0064】さらに、両板バネ32,33を相互に隣接
する一端において基部34を介し一体結合し、この基部
34において両板バネ32,33を操作レバー12に固
設したから、本実施の形態のように板バネとして一対の
板バネ32,33を用いる場合においてもその取り付け
を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態になるブレーキケーブ
ル接続装置を具えたブレーキ作動機構を内包するドラム
ブレーキ装置の要部平面図である。
【図2】 同じくその縦断側面図である。
【図3】 同ブレーキ作動機構の斜視図である。
【図4】 同ブレーキ作動機構にブレーキケーブルを挿
入している途中の状態を示し、(a)は、ブレーキ作動
機構の一部破断平面図、(b)は、同じくその縦断側面
図である。
【図5】 同ブレーキ作動機構にブレーキケーブルを挿
入し終えた後、90°回転させた状態を示し、(a)
は、ブレーキ作動機構の一部破断平面図、(b)は、同
じくその縦断側面図である。
【図6】 図5に示すようにブレーキケーブルを90°
回転させた後、ケーブル牽引方向へ引いている途中の状
態を示し、(a)は、ブレーキ作動機構の一部破断平面
図、(b)は、同じくその縦断側面図である。
【図7】 ブレーキケーブルを更にケーブル牽引方向へ
引いて、その端末金具が操作レバーの遊端に係止する直
前となった状態を示すブレーキ作動機構の縦断側面図で
ある。
【図8】 本発明の他の実施の形態になるブレーキケー
ブル接続装置を具えたブレーキ作動機構を内包するドラ
ムブレーキ装置の要部平面図である。
【図9】 同じくその縦断側面図である。
【図10】 同実施の形態においてブレーキ作動機構に
設けた板バネユニットを示し、(a)は、その平面図、
(b)は、その縦断正面図、(c)は、その側面図であ
る。
【図11】 同ブレーキ作動機構にブレーキケーブルを
挿入している途中の状態を示し、(a)は、ブレーキ作
動機構の一部破断平面図、(b)は、同じくその縦断側
面図である。
【図12】 同ブレーキ作動機構にブレーキケーブルを
挿入し終えた状態を示し、(a)は、ブレーキ作動機構
の一部破断平面図、(b)は、同じくその縦断側面図で
ある。
【図13】 図12に示すように挿入し終えたブレーキ
ケーブルをケーブル牽引方向へ引いている途中の状態を
示し、(a)は、ブレーキ作動機構の一部破断平面図、
(b)は、同じくその縦断側面図である。
【図14】 従来のブレーキケーブル接続装置を具えた
ブレーキ作動機構を示し、(a)は、同ブレーキ作動機
構をブレーキケーブルが挿入されている途中の状態で示
す縦断側面図、(b)は、同ブレーキ作動機構を挿入後
のブレーキケーブルが牽引方向に引かれている途中の状
態で示す縦断側面図である。
【符号の説明】
10 ドラムブレーキ作動機構 11 ストラット 11a ブレーキシュー係合溝 11b ストラット他端 11c ストラット一側壁 11d ストラット他側壁 11e ストラット側壁間橋絡部 12 操作レバー 12a 操作レバー基端 12b ブレーキシュー係合溝 12c 板状部材 12d 板状部材 12e 操作レバー遊端 12f 隙間 12g 端末金具係止窪み 12h 操作レバーの二股形状遊端の基部 12i 段部 12j 橋絡部 13 ブレーキシュー 14 ブレーキシュー 15 枢支ピン 16 ブレーキケーブル 16a ブレーキケーブル端末金具 17 シューリターンスプリング 18 アンカーブロック 19 バックプレート 20 ボルト 20a ボルトヘッド 21 スペーサ 22 板バネ 22a 板バネの基部 22b 細長板片 22c 細長板片の湾曲先端 23 ケーブルガイドパイプ 31 板バネユニット 32 板バネ 32a 湾曲遊端 32b 湾曲遊端の先端 33 板バネ 33a 湾曲遊端 33b 湾曲遊端の先端 34 板バネユニットの基部 34a 透孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストラットの一端に一方のブレーキシュ
    ーを係合させ、該ストラットの他端に枢着した操作レバ
    ーに他方のブレーキシューを係合させ、該操作レバーの
    遊端にブレーキケーブルの端末金具をケーブル牽引方向
    に係止させ、該ブレーキケーブルの牽引力を前記操作レ
    バーの遊端に入力することで操作レバーおよびストラッ
    トを前記枢着部の周りに相対回動させて前記両ブレーキ
    シューを相互に遠ざかる方向へ作動させ得るようにした
    ブレーキ作動機構において、 前記操作レバーの遊端に対し前記ブレーキケーブル端末
    金具を係止する時におけるブレーキケーブル端末金具の
    通路中に、該ブレーキケーブル端末金具と干渉するよう
    張り出させて弾性部材を設け、 この弾性部材を、ブレーキケーブル端末金具が前記通路
    中をケーブル牽引方向に通過する時はブレーキケーブル
    端末金具により弾性変形されてブレーキケーブル端末金
    具の通過を可能にするが、ブレーキケーブル端末金具が
    前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の方向に通過しよ
    うとする時は弾性変形不能となってブレーキケーブル端
    末金具の通過を阻止するよう配置したことを特徴とする
    ブレーキケーブル接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記弾性部材を板バ
    ネで構成し、この板バネを、ブレーキケーブル端末金具
    が前記通路中をケーブル牽引方向に通過する時も逆方向
    に通過しようとする時もブレーキケーブル端末金具によ
    って板厚方向に弾性変形される傾向となるよう配置し、
    これら弾性変形の始点位置を、ブレーキケーブル端末金
    具が前記通路中をケーブル牽引方向に通過する時は板バ
    ネの前記弾性変形を可能にする位置とし、ブレーキケー
    ブル端末金具が前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の
    方向に通過しようとする時は板バネの前記弾性変形不能
    を惹起する位置としたことを特徴とするブレーキケーブ
    ル接続装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ストラットの他
    端に前記操作レバーを枢着するのに用いた枢支ピンに前
    記板バネを支持して取り付けたことを特徴とするブレー
    キケーブル接続装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ストラットは、
    前記操作レバーの遊端を操作レバー回動軸線方向両側に
    おいて挟む対向側壁を有すると共にこれら対向側壁間を
    連結する橋絡部を有する構成にし、ブレーキケーブル端
    末金具が前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の方向に
    通過しようとする時における前記弾性変形の始点位置を
    前記橋絡部により提供するよう構成したことを特徴とす
    るブレーキケーブル接続装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、前記操作レ
    バーの遊端をブレーキケーブル端末金具の操作レバー回
    動軸線方向における両端が係止されるような二股形状に
    し、ブレーキケーブル端末金具が前記通路中をケーブル
    牽引方向に通過する時における前記弾性変形の始点位置
    を前記二股形状の基部により提供するよう構成したこと
    を特徴とするブレーキケーブル接続装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記弾性部材を板バ
    ネで構成し、この板バネを、ブレーキケーブル端末金具
    が前記通路中をケーブル牽引方向に通過する時はブレー
    キケーブル端末金具によって板厚方向に弾性変形される
    よう配置し、ブレーキケーブル端末金具が前記通路中を
    ケーブル牽引方向とは逆の方向に通過しようとする時は
    ブレーキケーブル端末金具から板幅方向の力を受けて弾
    性変形不能となるよう配置したことを特徴とするブレー
    キケーブル接続装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記板バネを一対1
    組としてそれぞれの板面が前記操作レバーの回動面に対
    し平行になるよう操作レバーに固設し、これら両板バネ
    の遊端にそれぞれ、ブレーキケーブル端末金具が前記通
    路中をケーブル牽引方向に通過する時はブレーキケーブ
    ル端末金具の操作レバー回動軸線方向における対応端面
    により押し退けられて両板バネをそれぞれ板厚方向に弾
    性変形させ得るような湾曲部を設け、ブレーキケーブル
    端末金具が前記通路中をケーブル牽引方向とは逆の方向
    に通過しようとする時はブレーキケーブル端末金具の操
    作レバー回動軸線方向における両端が前記湾曲部の先端
    に衝接して対応する前記板バネに板幅方向の力を作用さ
    せることにより該板バネを弾性変形不能にしたことを特
    徴とするブレーキケーブル接続装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記両板バネを操作
    レバー側において一体結合し、該一体結合部において両
    板バネを操作レバーに固設したことを特徴とするブレー
    キケーブル接続装置。
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