JP2002031103A - 分流補償付き方向切換弁装置及び油圧回路装置 - Google Patents

分流補償付き方向切換弁装置及び油圧回路装置

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JP2002031103A
JP2002031103A JP2000214966A JP2000214966A JP2002031103A JP 2002031103 A JP2002031103 A JP 2002031103A JP 2000214966 A JP2000214966 A JP 2000214966A JP 2000214966 A JP2000214966 A JP 2000214966A JP 2002031103 A JP2002031103 A JP 2002031103A
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valve
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signal
signal pressure
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Hideyo Kato
英世 加藤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分流補償付きの方向切換弁装置において、リタ
ーン通路上に分流機能を有する制御弁を配置したもので
最高信号圧の検出路からの圧油の流出を阻止でき、かつ
弁構造を簡素化、小型化できるようにする。 【解決手段】一対のアクチュエータ通路11,12上に
一対のロードチェック弁を配置し、アクチュエータ6,
7とタンク5とを方向切換弁8を介さずに接続するリタ
ーン通路11,12上にノーマルクローズ形の一対の制
御弁21a,21bを配置し、ロードチェック弁より上
流側の位置で方向切換弁のメータイン可変絞り9a,9
bの下流圧を信号圧として検出する信号路15a,15
bと、その信号圧が最高信号圧よりも高いときそれを最
高信号圧として検出するばね付きチェック弁24a,2
3bを設け、信号路15a,15bの圧力を制御弁の開
弁方向に、最高信号圧とばね23a,23bの力を制御
弁の閉弁方向に作用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルや油
圧クレーンなどの油圧機器に備えられる方向切換弁装置
に係わり、特に、それぞれのアクチュエータからタンク
ヘ至るリターン通路上に一対の制御弁を備えた分流補償
付き方向切換弁装置及び油圧回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ポンプの吐出圧油を油圧アクチュエ
ータに供給するには、油圧ポンプの吐出路に並列に複数
の方向切換弁を接続するとともに、この複数の方向切換
弁をアクチュエータからの圧油をタンクヘ排出可能なよ
うに接続し、この複数の方向切換弁を切り換え操作すれ
ばよい。しかし、このように複数の方向切換弁を並列接
続した場合、複数のアクチュエータを同時に駆動する複
合駆動では、低負荷側のアクチュエータに優先的油圧に
ポンプ吐出流量が供給され、高負荷側のアクチュエータ
の駆動が補償されなくなる。
【0003】そこで、これを解決する方法として、例え
ば、特開平4−185903号公報や特開平11−20
1104号公報等に記載されるように、アクチュエータ
からタンクヘ至るメータアウト通路(リターン通路)上
に一対の制御弁を配置した方向切換弁装置が提案されて
いる。一対の制御弁は、複合駆動時に、メータアウト側
の制御弁により低圧側のアクチュエータに係わる方向切
換弁のメータイン絞りの下流圧を高圧側のアクチュエー
タの負荷圧と同程度になるように制御し、分流機能を発
揮するものであり、この制御弁の分流機能により複合駆
動を円滑に行える。
【0004】また、特開平4−185903号公報に記
載の従来技術では、アクチュエータに圧油を供給するメ
ータイン側において、方向切換弁はロードチェック弁の
下流に配置され、方向切換弁のメータイン絞りの下流側
がチェック弁を介して最高負荷圧(最高信号圧)の検出
路に接続されるとともに、この最高負荷圧の検出路に絞
りを介してタンクに接続するドレン通路が形成されてい
る。このため、方向切換弁を切り換え操作した状態でア
クチュエータに外力が作用したときや油圧ポンプの吐出
圧がアクチュエータの駆動圧レベルに達しないときなど
に、アクチュエータ側からこのドレン通路を介した圧油
の流出が阻止できず、アクチュエータの作動劣化及びこ
れらアクチュエータによって駆動する作業機械本体の作
業性・安全性劣化を招く問題を生じる。
【0005】これに対し、特開平11−201104号
公報に記載の従来技術では、方向切換弁のメータアウト
絞りの上流側、つまり方向切換弁をアクチュエータに接
続する一対のアクチュエータ通路上に一対の制御弁を配
置し、一対の制御弁のうちのアクチュエータ通路がメー
タイン流路となる側の制御弁をロードチェック弁とし
て、アクチュエータ通路がメータアウト流路となる側の
制御弁を分流制御弁として機能させる構成とするととも
に、ロードチェック弁として機能する制御弁より上流側
の位置でメータイン絞りの下流圧力を信号圧として検出
し、最高負荷圧(最高信号圧)の検出路に導く構成とし
ている。このため、アクチュエータから最高信号圧の検
出路及びドレン通路を介した圧油の流出を阻止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように特開平4
−185903号公報や特開平11−201104号公
報等に記載された方向切換弁装置においては、メータア
ウト通路(リターン通路)上に配置した制御弁の分流機
能により複合駆動を円滑に行えるとともに、特開平11
−201104号公報に記載の方向切換弁装置では最高
信号圧の検出路からの圧油の流出を阻止でき、作業性・
安全性を確保できる。
【0007】しかし、上記何れの従来技術も、アクチュ
エータから方向切換弁のメータアウト絞りを介してタン
クヘ接続されるメータアウト通路上に、分流制御のため
の制御弁が配置されるものである。その結果、メータア
ウト通路には制御弁と方向切換弁のメータアウト絞りの
2つの絞り要素が位置することになり、弁構造が複雑
化、大型化するという問題がある。
【0008】本発明の目的は、リターン通路上に分流機
能を有する制御弁を配置したもので最高信号圧の検出路
からの圧油の流出を阻止でき、かつ弁構造を簡素化、小
型化できる分流補償付きの方向切換弁装置及び油圧回路
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、油圧ポンプとアクチュエータとの
間を接続するように配置された方向切換弁を有する分流
補償付き方向切換弁装置において、前記方向切換弁を前
記アクチュエータに接続する一対のアクチュエータ通路
上に配置された一対のロードチェック弁と、前記アクチ
ュエータとタンクとを前記方向切換弁を介さずに接続す
る一対のリターン通路と、前記一対のリターン通路上に
配置され、開弁方向に第1制御圧が付与され閉弁方向に
第2制御圧とばねの力が付与されるノーマルクローズ形
の一対の制御弁と、前記一対のロードチェック弁より上
流側の位置で前記方向切換弁の一対のメータイン可変絞
りの下流圧力を信号圧として検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段と最高信号圧の検出路との間に設けら
れ、前記第1検出手段で検出された信号圧が前記最高信
号圧の検出路の信号圧よりも高いときそれを最高信号圧
として検出する第2検出手段と、前記一対の制御弁のう
ち、前記方向切換弁の作動時にメータアウト側となる制
御弁のみに前記第1制御圧として前記第1検出手段で検
出した信号圧を導く第1信号伝達手段と、前記一対の制
御弁のそれぞれに前記第2制御圧として前記第2検出手
段で検出した最高信号圧を導く第2信号伝達手段とを備
えるものとする。
【0010】このように一対のロードチェック弁、リタ
ーン通路、一対の制御弁、第1検出手段、第2検出手
段、第1信号伝達手段、第2信号伝達手段を設け、方向
切換弁の作動時にメータアウト側となる制御弁に開弁方
向の第1制御圧として第1検出手段で検出した信号圧を
導き、一対の制御弁のそれぞれに閉弁方向の第2制御圧
として第2検出手段で検出した最高信号圧を導くことに
より、一対の制御弁は、複合駆動時に、メータアウト側
の制御弁が低圧側のアクチュエータに係わる方向切換弁
のメータイン絞りの下流圧を最高信号圧(高圧側のアク
チュエータに係わる方向切換弁のメータイン絞りの下流
圧)と同程度になるように制御し、分流機能を発揮する
ものとなる。
【0011】また、第1信号伝達手段をメータアウト側
となる制御弁のみに開弁方向の第1制御圧を導く構成と
することにより、メータイン側の制御弁は少なくともば
ねにより閉弁状態に保持されるため、リターン通路を方
向切換弁を介さずにタンクに接続し、このリターン通路
上に制御弁を設置しても、アクチュエータからリターン
通路を通ってアクチュエータ側からタンクに圧油が流出
することはない。そして、第1検出手段を一対のロード
チェック弁より上流側の位置で方向切換弁の一対のメー
タイン可変絞りの下流圧力を信号圧として検出する構成
としたことにより、最高信号圧の検出路からの圧油の流
出も阻止できる。
【0012】更に、従来技術では、アクチュエータから
方向切換弁のメータアウト絞りを介してタンクヘ接続さ
れるメータアウト通路上に、分流制御のための制御弁を
配置するものであるため、メータアウト通路には制御弁
と方向切換弁のメータアウト絞りの2つの絞り要素が位
置することになり、弁構造が複雑化、大型化していた。
しかし、本願発明者が検討した結果、制御弁によりメー
タアウト通路の流路面積が調整されることから、このと
きの方向切換弁のメータアウト絞りは当該通路での圧力
降下の一部に過ぎず、実質上の役割はなく、つまりこの
種の方向切換弁にあっては、メータイン絞りを備える構
成で必要十分であることが分かった。
【0013】本発明では、方向切換弁を中立位置に戻し
てアクチュエータを停止させる場合等において、メータ
アウト側の制御弁がリターン通路の流路面積を制限して
メータアウト流量制御機能を発揮するとともに、リター
ン通路は方向切換弁を通らないため方向切換弁はメータ
アウト絞りを設けない構成となり、弁構造を簡素化、小
型化できる。
【0014】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記最高信号圧の検出路は絞りを設けたドレン通路を介
してタンクへ接続されており、前記第2検出手段は、前
記第1検出手段で検出した信号圧が導かれる信号路から
前記最高信号圧の検出路へのみ開放動作可能に接続さ
れ、かつ圧力発生手段としても機能するチェック弁機構
を有し、前記チェック弁機構の開放差圧が前記制御弁の
開放差圧より大きな値に設定されている。
【0015】これにより方向切換弁の単独操作時(又は
複合操作時の最高負荷駆動側)のメータアウト側の制御
弁は必ず全開放状態となって、当該メータアウト側での
制御弁による必要以上の圧力損失の増加を防止すること
ができる。
【0016】(3)また、上記(1)において、好まし
くは、前記第2検出手段は前記一対の制御弁に内蔵され
ており、この制御弁は、それぞれ、前記リターン通路の
流路を遮断する最小ストローク位置と、前記リターン通
路の流路を全開する最大ストローク位置と、前記リター
ン通路の流路を可変的に絞る中間ストローク位置とを有
し、前記第1制御圧による開弁方向の制御力と前記第2
制御圧とばねによる閉弁方向の制御力とによりストロー
ク調整される弁であり、かつ前記第2検出手段は、前記
制御弁の最小ストローク位置では前記第1検出手段で検
出された信号圧の検出路と前記最高信号圧の検出路とを
遮断し、前記制御弁の最大ストローク位置では前記信号
圧の検出路と前記最高信号圧の検出路とを連通し、前記
制御弁の中間ストローク位置では前記信号圧の検出路と
前記最高信号圧の検出路とを遮断するように構成されて
いる。
【0017】これによりメータアウト側の制御弁は最大
ストローク位置で第1検出手段で検出された信号圧を最
高信号圧として検出できるとともに、第2検出手段は制
御弁に内蔵されるため、最高信号圧の検出路の構成を簡
素化できる。
【0018】(4)上記(3)において、好ましくは、
前記最高信号圧の検出路は絞りを設けたドレン通路を介
してタンクへ接続されており、前記制御弁は前記最大ス
トローク位置で前記信号圧の検出路と前記最高信号圧の
検出路とを絞りを介して連通するよう構成され、この制
御弁の最大ストローク位置で作動する絞りは、前記制御
弁の開弁方向の制御力が閉弁方向の制御力より大きくな
るように設定されている。
【0019】これにより方向切換弁の単独操作時(又は
複合操作時の最高負荷駆動側)のメータアウト流路側の
制御弁は必ず最大ストローク位置(全開放状態)に切り
換えられてその状態を保ち、当該メータアウト側での制
御弁による必要以上の圧力損失の増加を防止することが
できる。
【0020】(5)また、上記目的を達成するために、
本発明は、油圧ポンプと複数のアクチュエータとの間を
それぞれ接続するように配置された複数の方向切換弁を
有する油圧回路装置において、前記複数の方向切換弁の
それぞれを前記複数のアクチュエータの対応するものに
接続する一対のアクチュエータ通路上に配置された一対
のロードチェック弁と、前記複数のアクチュエータのそ
れぞれとタンクとを前記複数の方向切換弁を介さずに接
続する一対のリターン通路と、前記複数のアクチュエー
タのそれぞれに対応する前記一対のリターン通路上に配
置され、開弁方向に第1制御圧が付与され閉弁方向に第
2制御圧とばねの力が付与されるノーマルクローズ形の
一対の制御弁と、前記複数の方向切換弁のそれぞれに設
けられ、前記一対のロードチェック弁より上流側の位置
で前記方向切換弁の一対のメータイン可変絞りの下流圧
力を信号圧として検出する第1検出手段と、前記複数の
方向切換弁のそれぞれに対応して前記第1検出手段と最
高信号圧の検出路との間に設けられ、前記第1検出手段
で検出された信号圧が前記最高信号圧の検出路の信号圧
よりも高いときそれを最高信号圧として検出する第2検
出手段と、前記複数の方向切換弁のそれぞれに対応して
設けられ、前記一対の制御弁のうち、前記方向切換弁の
作動時にメータアウト側となる制御弁のみに前記第1制
御圧として前記第1検出手段で検出した信号圧を導く第
1信号伝達手段と、前記複数の方向切換弁のそれぞれに
対応して設けられ、前記一対の制御弁のそれぞれに前記
第2制御圧として前記第2検出手段で検出した最高信号
圧を導く第2信号伝達手段とを備えるものとする。
【0021】これにより上記(1)で述べたように、リ
ターン通路上に分流機能を有する制御弁を配置したもの
で最高信号圧の検出路からの圧油の流出を阻止でき、か
つ弁構造を簡素化、小型化できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0023】図1は本発明の第1の実施の形態による分
流補償付きの方向切換弁装置を備えた油圧回路装置を油
圧回路図で示すものである。
【0024】図1において、70,71は本実施の形態
の分流補償付き方向切換弁装置であり、これら方向切換
弁装置70,71は、それぞれ、油圧ポンプの1の吐出
路3からの並列油路4,4に接続される方向切換弁8,
8を有し、これら方向切換弁8,8はそれぞれアクチュ
エータ(油圧シリンダ)6,7に一対のアクチュエータ
通路11,12を介して接続されている。方向切換弁装
置70,71は、それぞれ、アクチュエータ通路11,
12から分岐するリターン通路10a,10bを有し、
これらリターン通路10a,10bはそれぞれの方向切
換弁8,8を迂回し、共通のタンクライン10を介して
タンク5へ接続されている。
【0025】方向切換弁装置70は、アクチュエータ通
路11,12上に配置された一対のロードチェック弁1
4a,14bを有し、このロードチェック弁14a,1
4bは流路13a,13bを介して方向切換弁8のメー
タイン絞り9a,9bの下流側に接続されている。ま
た、上記のリターン通路10a,10bはロードチェッ
ク弁14a,14bの下流側でアクチュエータ通路1
1,12から分岐し、このリターン通路10a,10b
上には一対の圧力制御弁(以下、単に制御弁という)2
1a,21bが配置されている。
【0026】方向切換弁8は、その切り換え操作時にメ
ータイン絞り9a,9bの下流側の圧力を検出する信号
路16a,16bと、方向切換弁8の操作中立時にドレ
ン油路18a,18bに接続される信号路17a,17
bとを有し、ドレン油路18a,18bはタンク5に接
続されている。方向切換弁8の切り換え操作時、メータ
イン絞り9a,9bの下流側の圧力がアクチュエータ6
又は7の負荷圧相当の信号圧として信号路16a又は1
6bにより信号路15b又は15aに導かれ、方向切換
弁8の操作中立時は信号路17a,17bによりタンク
圧が信号路15b又は15aに導かれる。
【0027】信号路15a,15bは予張されたばね2
5a,25bを備えるチェック弁24a,24bを介し
て最高信号圧検出路30に接続され、チェック弁24
a,24bは検出路30側に開放動作可能なように接続
され、このチェック弁24a,24bにより検出路30
に最高信号圧が検出される。検出路30は絞り31を備
えたドレン通路30cを介してタンク5へ接続されてい
る。
【0028】検出路30で検出された最高信号圧は油圧
ポンプ1の傾転制御部2に導かれ、この傾転制御部2に
より油圧ポンプ1の吐出圧が当該最高信号圧(≒最高負
荷圧)よりも一定圧力だけ高くなるように油圧ポンプ1
の吐出容量を制御する、一般にロードセンシング制御と
呼ばれる可変容量制御が行われる。また、検出路30で
検出された最高信号圧は油圧ポンプ1の吐出路3に接続
されたアンロード弁72にも導かれ、方向切換弁8,8
の操作中立時、油圧ポンプ1の吐出圧をアンロード状態
とする。更に、上記のドレン通路30cにより、各方向
切換弁の8の操作中立時、油圧ポンプ1のロードセンシ
ング制御に係る最高信号圧をアンロード状態とする。
【0029】上記一対のリターン通路10a,10b上
に備えられた一対の制御弁21a,21bはノーマルク
ローズ形であって、制御弁21a,21bの開弁方向作
動の受圧部に信号路15a,15bに接続された第1信
号路22a,22bが接続され、開弁方向に制御力が付
与され、制御弁21a,21bの閉弁方向作動の受圧部
に検出路30に接続された第2信号路30a,30bが
接続され、ばね23a,23bとともに、閉弁方向の制
御力が付与され、制御弁21a,21bは、これらの開
弁方向の制御力と閉弁方向の制御力とによりストローク
調整され、位置の切り換えを行う。
【0030】チェック弁24a,24bのばね25a,
25bの予張力は、制御弁21a,21bのばね23
a,23bの予張力より大きくなるように設定されてい
る。これによりチェック弁24a,24bは、チェック
弁24a,24bの開放差圧を制御弁21a,21bの
開放差圧より大きな値に設定する圧力発生手段としても
機能し、制御弁21a,21bがノーマルクローズ形で
あり、閉弁方向に最高信号圧が作用する構成になってい
ても、第1信号路22a,22bに信号圧が導かれると
制御弁21a,21bが確実に開き、メータアウト側で
の制御弁21a,21bによる必要以上の圧力損失の増
加を防止できるようになっている。
【0031】方向切換弁装置71も方向切換弁装置70
と同様に構成されている。
【0032】以上のように構成した本実施形態の方向切
換弁装置70,71の動作を説明する。
【0033】方向切換弁8,8が図示の中立位置にあ
り、アクチュエータ6,7のいずれも駆動されていない
ときは、最高信号圧検出路30の圧力はドレン通路30
cによりアンロードされ、タンク圧となっている。この
ため、油圧ポンプ1の吐出流量はレギュレータ2により
最小流量(最小傾転)に制御されるとともに、油圧ポン
プ1の吐出圧はアンロード弁72によりタンク圧よりア
ンロード設定差圧分だけ高い最小圧力に制御されてい
る。また、制御弁21a,21bはばね23a,23b
の力により閉弁し、ロードチェック弁14a,14bと
ともに負荷保持機能を果たす。
【0034】このような状態から、例えば、アクチュエ
ータ6を単独で伸長方向に駆動すべく、方向切換弁装置
70の方向切換弁8を図示右方へ切り換え操作すると、
油圧ポンプ1の吐出油は、並列油路4、方向切換弁8の
メータイン絞り9aを経て流路13aへ導かれ、かつ信
号路16aを介して当該メータイン絞り9aの下流圧が
信号路15bに導かれるとともに、方向切換弁装置70
のアクチュエータ通路11がメータイン側、アクチュエ
ータ通路12がメータアウト側となる回路が形成され
る。
【0035】そして信号路15bにはリターン通路10
b上の制御弁21bの信号路22bが接続しているの
で、信号路15bに導かれたメータイン絞り9aの下流
圧は制御弁21bの開弁方向の信号圧として導かれると
ともに、信号路15bに導かれたメータイン絞り9aの
下流圧はばね25bで予張されたチェック弁24bを開
き、最高信号圧検出路30、絞り31を介してタンク5
へ至る圧油の流れが形成され、信号路15bの圧力(メ
ータイン絞り9aの下流圧)はばね25bの予張力の圧
力換算値分減圧され、検出路30にはその減圧した圧力
が最高信号圧として検出され、その最高信号圧が制御弁
21bの閉弁方向の信号圧として導かれる。
【0036】ここで、上述したようにチェック弁24b
のばね25bの予張力は制御弁21bのばね23bの予
張力より大きく設定されており、このようなばね23b
とばね25bの予張力の設定関係により制御弁21bは
閉弁方向に最高信号圧が作用する構成になっていても、
第1信号路22bに信号圧が導かれると開弁し、メータ
アウト側となったアクチュエータ通路12からリターン
通路10b、タンクライン10を経てタンク5へ接続さ
れる回路が形成される。
【0037】これと同時に、最高信号圧が検出路30を
介して油圧ポンプ1の傾転制御装置2及びアンロード弁
72に導かれ、油圧ポンプ1の吐出圧力が上昇し始め
る。
【0038】ここで、この方向切換弁8の切り換え操作
の最初の時点では油圧ポンプ1の吐出圧は上記のように
最小圧力にあり、アクチュエータ6を駆動できる圧力に
はない。このため、ロードチェック弁14aは閉弁した
ままである。
【0039】上記のように油圧ポンプ1の吐出圧が上昇
し始めると、この上昇した油圧ポンプ1の吐出圧は再び
信号路16a、信号路15bへ導かれ、更にチェック弁
24bを介して検出路30で最高信号圧として検出さ
れ、油圧ポンプ1の吐出圧は更に上昇する。このことが
繰り返され油圧ポンプ1の吐出圧がアクチュエータ6を
伸長駆動するに足る圧力まで上昇すると、ロードチェッ
ク弁14aを開放させてアクチュエータ6の意図した伸
長駆動することができる。
【0040】なお、他方の制御弁21aにおいては、方
向切換弁8が操作されても信号路15aには信号圧が導
かれず、また信号路30aを介して最高信号圧が導かれ
る構成であるので、制御弁21aは閉弁状態を維持し続
ける。
【0041】また例えば、アクチュエータ6を単独で収
縮方向に駆動すべく、方向切換弁装置70の方向切換弁
8を図示左方へ切り換え操作すると、油圧ポンプ1の吐
出油は、並列油路4、方向切換弁8のメータイン絞り9
bを経て流路13bへ導かれ、かつ信号路16bを介し
て当該メータイン絞り9bの下流圧が信号路15aに導
かれるとともに、方向切換弁装置70のアクチュエータ
通路12がメータイン側、アクチュエータ通路11がメ
ータアウト側となる回路が構成される。
【0042】そして信号路15aにはリターン通路10
a上の制御弁21aの信号路22aが接続しているの
で、信号路15aに導かれたメータイン絞り9bの下流
圧は制御弁21aの開弁方向の信号圧として導かれると
ともに、信号路15aに導かれたメータイン絞り9bの
下流圧はばね25aで予張されたチェック弁24aを開
き、最高信号圧検出路30、絞り31を介してタンク5
へ至る圧油の流れが形成され、信号路15aの圧力(メ
ータイン絞り9bの下流圧)はばね25aの予張力の圧
力換算値分減圧され、検出路30にはその減圧した圧力
が最高信号圧として検出され、その最高信号圧が制御弁
21aの閉弁方向の信号圧として導かれる。
【0043】ここで、上述したようにチェック弁24a
のばね25aの予張力は制御弁21aのばね23aの予
張力より大きく設定されており、このようなばね23a
とばね25aの予張力の設定関係により制御弁21aは
閉弁方向に最高信号圧が作用する構成になっていても、
第1信号路22aに信号圧が導かれると開弁し、メータ
アウト側となったアクチュエータ通路11からリターン
通路10a、タンクライン10を経てタンク5へ接続さ
れる回路が形成される。
【0044】これと同時に、最高信号圧が検出路30を
介して油圧ポンプ1の傾転制御装置2及びアンロード弁
72に導かれ、油圧ポンプ1の吐出圧力が上昇し始め
る。
【0045】したがって、上記と同様、油圧ポンプ1の
吐出圧がアクチュエータ6を収縮駆動するに足る圧力に
達しない場合は、ロードチェック弁14bは閉弁すると
ともに、油圧ポンプ1の吐出圧がアクチュエータ6を収
縮駆動するに足る圧力まで上昇すると、ロードチェック
弁14bを開放させてアクチュエータ6の意図した収縮
駆動をすることができる。
【0046】以上のように単独操作時(または複合操作
時の最高負荷駆動側)のメータアウト側配置となる制御
弁21a(あるいは21b)は、この制御弁のばね23
a(あるいは23b)とばね25a(あるいは25b)
との上述の予張力設定関係により全開放状態となって、
当該メータアウト側での必要以上の圧力損失の増加を防
止することができる。
【0047】次に例えば、複合駆動を意図し、アクチュ
エータ6の単独での例えば伸長方向の操作状態から、更
にアクチュエータ7を伸長方向に駆動すべく方向切換弁
装置71の方向切換弁8を操作したとする。このとき、
仮にアクチュエータ7の負荷圧力が、アクチュエータ6
の負荷圧力よりも高いものとする。
【0048】アクチュエータ7の伸長方向の駆動に対応
した方向切換弁8の切り換え操作により、方向切換弁装
置71のアクチュエータ通路11がメータイン側、アク
チュエータ通路12がメータアウト側となる回路が構成
されるとともに、この切り換え操作に連動して制御弁2
1aの各信号路の接続が上記の方向切換弁装置70の場
合と同様になされ、メータアウト側となったアクチュエ
ータ通路12からリターン通路10b、タンクライン1
0を経てタンク5へ接続される回路が形成される。
【0049】また、油圧ポンプ1は上記のように低負荷
側であるアクチュエータ6の負荷圧を基にした吐出圧に
あり、したがって、アクチュエータ7側のロードチェッ
ク弁14aは、この複合操作開始直後は開放できず、よ
って方向切換弁8のメータイン絞り9aの下流の流路1
3aには油圧ポンプ1の吐出油が直接導かれ、流路13
aの圧力が油圧ポンプ1の吐出圧まで上昇するととも
に、この圧力は信号路16a、信号路15b、検出用チ
エック弁24bを介して検出路30へにも導かれるの
で、最高信号圧が上昇し始めて、ロードセンシング制御
による油圧ポンプ1の吐出容量制御が再調整される。
【0050】これと同時に、低負荷側であるアクチュエ
ータ6のメータアウト側のリターン通路10b上の制御
弁21bの閉弁方向作動の受圧部に接続した信号路30
bには、上昇した最高信号圧が検出路30に接続した信
号路30bを介して導かれるので、当該リターン通路1
0bからの戻り油は制御弁21bで絞られ、低負荷側で
あったアクチュエータ6の負荷圧が上記最高信号圧と概
ね等しくなるように上昇制御される。そして、油圧ポン
プ1の吐出圧が高負荷側のアクチュエータ7の駆動圧レ
ベルまで上昇する。
【0051】このように油圧ポンプ1の吐出圧が上昇す
ると、方向切換弁装置71のロードチェック弁14aを
開放させてアクチュエータ7の意図した伸長駆動するこ
とができる。
【0052】また、方向切換弁装置70のメータアウト
側のリターン通路10b上の制御弁21bは、方向切換
弁8の切り換え方向に対応したメータイン絞りの下流側
の圧力、すなわちアクチュエータ6の負荷圧が概ね最高
負荷圧と等しくなるようにメータアウト側で排出制御し
ており、これにより負荷圧の異なるアクチュエータ6,
7の複合駆動の場合でも、制御弁21bによる低負荷側
アクチュエータ6からタンクラインヘの通路面積制限に
より、方向切換弁装置70の方向切換弁8のメータイン
絞り9aの下流側の圧力は、方向切換弁装置71の方向
切換弁8のメータイン絞りの下流側の圧力と同じレベル
まで上昇するので、各方向切換弁8,8のメータイン絞
りの開口面積比に応じて油圧ポンプ1の吐出流量を分配
することができる。
【0053】更に、アクチュエータ6(あるいは7)の
駆動中に慣性負荷が作用した場合や方向切換弁8を中立
位置に戻しアクチュエータ6(あるいは7)を停止させ
る場合は、アクチュエータ6(あるいは7)のポンプ作
用によりアクチュエータ通路11(あるいは12)及び
流路13a(あるいは13b)の圧力がタンク圧付近ま
で低下するか、信号路15b(あるいは15a)が方向
切換弁8内の信号路17a(あるいは17b)を介して
タンクライン10に接続され、信号路15b(あるいは
15a)の圧力がタンク圧となるため、制御弁21b
(あるいは21a)はばね23b(あるいは23a)に
より閉弁方向に作動し、リターン通路10b(あるいは
10a)の開口面積を減少させる。これによりメータア
ウト側のアクチュエータ通路11(あるいは12)には
ブレーキ圧が立ち、アクチュエータ6(あるいは7)を
減速、停止することができる。また、制御弁21b(あ
るいは21a)の開閉部を、従来の方向切換弁のメータ
アウト絞りと同様にストロークに応じて可変的に開口面
積を変化させる可変絞りとして構成すれば、制御弁21
b(あるいは21a)に従来の方向切換弁のメータアウ
ト絞りと同様のメータアウト流量制御機能を持たせるこ
とができ、アクチュエータ6(あるいは7)をスムーズ
に減速、停止することができる。
【0054】以上のように本実施の形態によれば、一対
の制御弁21a,21bは、複合駆動時に、メータアウ
ト側の制御弁21bが低圧側のアクチュエータ6に係わ
る方向切換弁8のメータイン絞り9aの下流圧を最高信
号圧(高圧側のアクチュエータ7に係わる方向切換弁8
のメータイン絞り9aの下流圧)と同程度になるように
制御し、分流機能を発揮するものとなる。
【0055】また、アクチュエータ6,7に外力が作用
した場合や、方向切換弁8,8の操作開始時に油圧ポン
プ1の吐出圧がまだアクチュエータ6,7の駆動圧レベ
ルに達しない場合などには、メータイン側の制御弁21
a(あるいは21b)は少なくともばね23a(あるい
は23b)により閉弁状態に保持されるので、リターン
通路10a,10bを方向切換弁8を介さずにタンク5
に接続し、このリターン通路10a,10b上に制御弁
21a,21bを設置しても、アクチュエータ6,7か
らリターン通路10a(あるいは10b)を通ってアク
チュエータ側からタンク5に圧油が流出することはな
い。そして、信号路15a,15bによりメータイン絞
り9a,9bの下流側でかつロードチェック弁14a,
14bの上流側の圧力を信号圧として検出するので、ア
クチュエータ側から最高信号圧検出路30に接続したド
レン通路30cを介した圧油の流出も阻止でき、したが
って作業機の作動劣化、作業性・安全性劣化を防止でき
る。
【0056】また、アクチュエータ6,7とタンク5と
を方向切換弁8,8を介さずに接続するリターン通路1
0a,10b上に一対の制御弁21a,21bを配置
し、制御弁21a,21bにメータアウト流量制御機能
を持たせたので、方向切換弁8,8からメータアウト絞
りをなくし、弁構造を簡素化、小型化できる。
【0057】図2は、図1の上述した方向切換弁装置7
0,71の弁構造の一例を示す図である。なお、図1に
示すものと同等の部分には同一の符号を付けて説明を省
略する。
【0058】図2において、ケーシング本体100には
第1スプール孔101が設けられ、この第1スプール孔
101に方向切換弁8のスプール111が嵌挿される。
【0059】また、ケーシング本体100の第1スプー
ル孔101にはポンプポート104a,104bが形成
され、かつその外側にメータインアクチュエータポート
105a,105bとドレンポート106a,106b
が形成され、その内側に信号圧ポート107a,107
bが形成され、ポンプポート104a,104bは油圧
ポンプ1の吐出路3に接続され、ドレンポート106a
はタンク5に接続され(図示せず)、ポンプポート10
4aとメータインアクチュエータポート105a及びポ
ンプポート104bとメータインアクチュエータポート
105bはスプール111のランド部(大径部)に形成
されたメータイン絞りノッチ部120a,120bによ
り連通・遮断される。
【0060】また、スプール111内には軸方向の油孔
112,113が形成され、油孔112には細孔112
a,112b,112cが、油孔113には細孔113
a,113b,113cがそれぞれ連通形成され、この
うち細孔112a,113aはそれぞれ上記アクチュエ
ータポート105a,105bに、細孔112b,11
3bはそれぞれ上記信号圧ポート107b,107a
に、細孔112c,113cはそれぞれ上記ドレンポー
ト106a,106bに、スプール111の作動状況に
応じてそれぞれ連通・遮断される。
【0061】上記信号圧ポート107aはばね25aを
備えるチェック弁24aを介して、信号圧ポート107
bはばね25bを備えるチェック弁24bを介して、そ
れぞれ検出孔110に連絡可能に構成されるともに、こ
の検出孔110はケーシング本体100内から他の方向
切換弁装置のケーシング本体内に形成された同様な検出
孔へと貫通接続され、最高信号圧検出路30の一部を形
成するとともに、絞り31を備えたドレン通路30cを
介してタンク5へ接続されている。
【0062】更に、ケーシング本体100にはアクチュ
エータ通路11,12の一部を構成するアクチュエータ
ポート202a,202b及び流路13a,13bと、
リターン通路10a,10bの一部を構成するタンクポ
ート203a,203bと、信号路22a,22bとが
形成され、アクチュエータポート202a,202bは
ケーシング本体100の外面に開口し、配管によりアク
チュエータ6に接続され、流路13a,13bはメータ
インアクチュエータポート105a,105bにそれぞ
れ開口し、タンクポート203a,203bはタンクラ
イン10を介してタンク5に接続され、信号路22a,
22bは信号圧ポート107a,107bにそれぞれ開
口している。
【0063】また、ケーシング本体100内には第1ス
プール孔101に平行に一対の第2スプール孔201
a,201bが設けられ、この第2スプール孔201
a,201bに制御弁21a,21bの弁体210a,
210bが嵌挿されるとともに、スプール111と弁体
210a,210bの間にこれらと平行にロードチェッ
ク弁14a,14bの弁体140a,140bが嵌挿さ
れている。
【0064】ロードチェック弁14a,14bの弁体1
40a,140bは流入ポート108a,108bと流
出ポート109a,109bを連通・遮断するよう設け
られ、流入ポート108a,108bは流路13a,1
3bを介してメータインアクチュエータポート105
a,105bに連絡され、流出ポート109a,109
bはアクチュエータポート202a,202bに連通し
ている。
【0065】制御弁21a,21bの弁体210a,2
10bはアクチュエータポート202a,202bとタ
ンクポート203a,203bとを横切るよう位置し、
弁体210a,210bのランド部には絞り部211
a,211bが形成され、この絞り部211a,211
bによりアクチュエータポート202aとタンクポート
203a、及びアクチュエータポート202bとタンク
ポート203bとが連通・遮断される。
【0066】また、制御弁21a,21bの弁体210
a,210bの端部はそれぞれ第1受圧室204a,2
04bと、ばね23a,23bが備えられる第2受圧室
205a,205bとに配置されており、第1受圧室2
04a,204bは信号路22a,22bを経て信号圧
ポート107a,107bに連絡接続され、第2受圧室
205a,205bは信号路30a,30bを介して最
高信号圧検出路30に接続される。
【0067】このように構成された図2の実施の形態の
動作を説明する。
【0068】例えば、スプール111が図示中立状態で
ある時、信号圧ポート107bは細孔112b、油孔1
12、細孔112cを介してドレンポート106aと、
信号圧ポート107aは細孔113b、油孔113、細
孔113cを介してドレンポート106bと連通接続
し、信号圧ポート107a,107bにはタンク圧が導
かれている。
【0069】したがって、中立時の信号圧をタンク圧と
し、ロードセンシング制御に係る最高信号圧をアンロー
ド状態とすることができる。また、制御弁21a,21
bの第1受圧室204a,204b、第2受圧室205
a,205bにはタンク圧が導かれており、制御弁21
a,21bの弁体210a,210bにはばね23a,
23bによる閉弁方向の制御力が付与され、アクチュエ
ータポート202a,202bとタンクポート203
a,203bとをそれぞれ遮断している。
【0070】このような状態から、例えば、アクチュエ
ータ6を単独で伸長方向に駆動すべくパイロット圧が入
力され、図示右方ヘスプール111が切換ストロークし
たとすると、油圧ポンプ1の吐出油は、ポンプポート1
04a、メータイン絞りノッチ部120aを経てメータ
インアクチュエータポート105a、流路13a、ロー
ドチェック弁14aの流入ポート108aへと導かれ、
かつスプール111内の細孔112a、油孔112、細
孔112bを介して当該メータイン絞りノッチ部120
aの下流圧が信号圧ポート107b、信号路22bに導
かれるるとともに、アクチュエータ通路11の一部であ
る流路13a及びアクチュエータポート202aがメー
タイン側、アクチュエータ通路12の一部であるアクチ
ュエータポート202bがメータアウト側となる回路が
構成される。
【0071】そして信号路22bには制御弁21bの第
1受圧室204bが接続しており、信号路22bに導か
れたメータイン絞りノッチ部120aの下流圧は制御弁
21bの弁体210bの開弁方向の信号圧として導かれ
るとともに、信号圧ポート107bに導かれたメータイ
ン絞りノッチ部120aの下流圧はばね25bで予張さ
れたチェック弁24bを開き、最高信号圧検出路30、
絞り31を介してタンク5へ至る圧油の流れが形成さ
れ、信号圧ポート107bの圧力(メータイン絞り10
2aの下流圧)はばね25bの予張力の圧力換算値分減
圧され、検出路30にはその減圧した圧力が最高信号圧
として検出され、その最高信号圧が制御弁21bの第2
受圧室205bに閉弁方向の信号圧として導かれる。そ
の結果、ばね23bとばね25bの予張力の設定関係に
より制御弁21bの弁体210bは閉弁方向に最高信号
圧が作用する構成になっていても開弁し、メータアウト
側となったアクチュエータポート202bからリターン
通路10bの一部であるタンクポート203b、タンク
ライン10を経てタンク5へ接続される回路が形成され
る。
【0072】これと同時に、最高信号圧が検出路30を
介して油圧ポンプ1の傾転制御装置2及びアンロード弁
72に導かれ、油圧ポンプ1の吐出圧力が上昇し始め
る。
【0073】ここで、スプール111の切り換え操作の
最初の時点では油圧ポンプ1の吐出圧は最小圧力にあ
り、アクチュエータ6を駆動できる圧力にはない。この
ため、ロードチェック弁14aの弁体140aは閉弁し
たままである。
【0074】上記のように油圧ポンプ1の吐出圧が上昇
し始めると、この上昇した油圧ポンプ1の吐出圧は再
び、細孔112a、油孔112、細孔112bを介し信
号圧ポート107bへ導かれ、更にチェック弁24bを
介して検出路30で最高信号圧として検出され、油圧ポ
ンプ1の吐出圧は更に上昇する。このことが繰り返され
油圧ポンプ1の吐出圧がアクチュエータ6を伸長駆動す
るに足る圧力まで上昇すると、ロードチェック弁14a
の弁体140aを開放させてアクチュエータ6の意図し
た伸長駆動することができる。
【0075】なお、他方の制御弁21aの弁体210a
においては、スプール111が操作されても信号路22
aには信号圧が導かれず、また信号路30aを介して最
高信号圧が導かれる構成であるので、弁体210aはア
クチュエータポート202aとタンクポート203aと
の遮断状態を維持し続ける。
【0076】また例えば、アクチュエータ6を単独で収
縮方向に駆動させるべくパイロット圧が入力され、図示
左方ヘスプール111が切換ストロークしたとすると、
油圧ポンプ1の吐出油は、ポンプポート104b、メー
タイン絞りノッチ部120bを経てメータインアクチュ
エータポート105b、流路13b、ロードチェック弁
14bの流入ポート108bへと導かれ、かつスプール
111内の細孔112b、油孔113、細孔113bを
介して当該メータイン絞りノッチ部120bの下流圧が
信号圧ポート107a、信号路22aに導かれるるとと
もに、アクチュエータ通路12の一部である流路13b
及びアクチュエータポート202bがメータイン側、ア
クチュエータ通路11の一部であるアクチュエータポー
ト202aがメータアウト側となる回路が構成される。
【0077】そして信号路22aには制御弁21aの第
1受圧室204aが接続しており、信号路22aに導か
れたメータイン絞りノッチ部120bの下流圧は制御弁
21aの弁体210aの開弁方向の信号圧として導かれ
るとともに、信号圧ポート107aに導かれたメータイ
ン絞りノッチ部120bの下流圧はばね25aで予張さ
れたチェック弁24aを開き、最高信号圧検出路30、
絞り31を介してタンク5へ至る圧油の流れが形成さ
れ、信号圧ポート107aの圧力(メータイン絞り10
2bの下流圧)はばね25aの予張力の圧力換算値分減
圧され、検出路30にはその減圧した圧力が最高信号圧
として検出され、その最高信号圧が制御弁21aの第2
受圧室205aに閉弁方向の信号圧として導かれる。そ
の結果、ばね23aとばね25aの予張力の設定関係に
より制御弁21aの弁体210aは閉弁方向に最高信号
圧が作用する構成になっていても開弁し、メータアウト
側となったアクチュエータポート202aからリターン
通路10aの一部であるタンクポート203a、タンク
ライン10を経てタンク5へ接続される回路が形成され
る。
【0078】これと同時に、最高信号圧が検出路30を
介して油圧ポンプ1の傾転制御装置2及びアンロード弁
72に導かれ、油圧ポンプ1の吐出圧力が上昇し始め
る。
【0079】したがって、上記と同様、油圧ポンプ1の
吐出圧がアクチュエータ6を収縮駆動するに足る圧力に
達しない場合は、ロードチェック弁14bの弁体140
bは閉弁するとともに、油圧ポンプ1の吐出圧がアクチ
ュエータ6を収縮駆動するに足る圧力まで上昇すると、
ロードチェック弁14bの弁体140bを開放させてア
クチュエータ6の意図した収縮駆動をすることができ
る。
【0080】複合駆動の場合も、高負荷圧力側、低負荷
圧力側のそれぞれの方向切換弁装置70,71におい
て、図1で説明したのと同様にスプール111の切換方
向に応じてロードチェック弁14aの弁体140a或い
はロードチェック弁14bの弁体140b、制御弁21
bの弁体210b或いは制御弁21aの弁体210a、
チェック弁24b或いは24aが作動し、方向切換弁装
置70,71のスプール111のメータイン絞りの開口
面積比に応じて油圧ポンプ1の吐出流量を分配すること
ができる。
【0081】以上のように本実施の形態によれば、図1
に油圧回路図で示す方向切換弁装置70,71の機能を
達成でき、図1に示した実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。また、方向切換弁8のスプール111には
メータアウト絞りはなく、メータイン絞りノッチ部12
0a,120bのみ形成されており、スプール111の
軸長を短縮できるとともに、制御弁21a,21bのた
めの信号ラインの簡素化を図ることができ、弁構造を簡
素化、小型化できる。
【0082】図3に本発明の第2の実施の形態による方
向切換弁装置を備えた油圧回路装置を油圧回路図で示
す。なお、図1に示す部材と同等のものには同一符号を
付けて説明を省略する。
【0083】図3において、本実施の形態による方向切
換弁装置70A,71Aの図1に示すものとの相違は、
最高信号圧を検出し検出路30に導く機能を、図1のよ
うにチェック弁24a,24bとばね25a,25bと
を設けこれらに持たせるのではなく、リターン通路10
a,10bに備えられた一対の制御弁26a,26bを
利用してこれらに持たせる点にある。
【0084】すなわち、リターン通路10a,10bに
備えられた一対の制御弁26a,26bは、ノーマルク
ローズ形であって、制御弁26a,26bの開弁方向作
動の受圧部に信号路15a,15bに接続された第1信
号路22a,22bが接続され、開弁方向の制御力が付
与され、制御弁26a,26bの閉弁方向作動の受圧部
に検出路30に接続された第2信号路30a,30bが
接続され、ばね23a,23bとともに閉弁方向の制御
力が付与され、制御弁26a,26bは、これらの開弁
方向の制御力と閉弁方向の制御力とによりストローク調
整され、位置の切り換えを行う。
【0085】即ち、制御弁26aは、最小ストローク位
置では、メイン流路であるアクチュエータ通路11とリ
ターン通路10aとを遮断しかつ信号路22aと信号路
30aも遮断し、最大ストローク位置では、メイン流路
であるアクチュエータ通路11とリターン通路10aと
を連通しかつ信号路22aと信号路30aとを絞り27
aを介して連通し、中間ストローク域の位置では、メイ
ン流路であるアクチュエータ通路11とリターン通路1
0aとをストロークに応じた圧力降下をもたらす絞り状
態で接続しかつ信号路22aと信号路30aとを遮断す
るように構成されている。
【0086】同様に、制御弁26bも、最小ストローク
位置では、メイン流路であるアクチュエータ通路12と
リターン通路10bとを遮断しかつ信号路22bと信号
路30bも遮断し、最大ストローク位置では、メイン流
路であるアクチュエータ通路12とリターン通路10b
とを連通しかつ信号路22bと信号路30bとを絞り2
7aを介して連通し、中間ストローク域の位置では、メ
イン流路であるアクチュエータ通路12とリターン通路
10bとをストロークに応じた圧力降下をもたらす絞り
状態で接続しかつ信号路22bと信号路30bとを遮断
するように構成されている。
【0087】ここで、制御弁26a,26b内の絞り2
7a,27bは、ばね23a,23bのばね力相当の圧
力よりも少し大きい圧力降下が生じるように設定されて
いる。これにより制御弁26a,26bの絞り27a,
27bは、制御弁の開弁方向の制御力を閉弁方向の制御
力より大きくなるようにする圧力発生手段として機能
し、制御弁26a,26bがノーマルクローズ形であ
り、閉弁方向に最高信号圧が作用する構成になっていて
も、信号路22a,22bに信号圧が導かれると制御弁
26a,26bが確実に開いてその状態を保ち、メータ
アウト側での制御弁26a,26bによる必要以上の圧
力損失の増加を防止できるようになっている。
【0088】このように構成した本実施の形態の方向切
換弁装置70A,71Aの動作を説明する。
【0089】方向切換弁8,8が図示の中立位置にあ
り、アクチュエータ6,7のいずれも駆動されていない
ときは、最高信号圧検出路30の圧力はドレン通路30
cによりアンロードされ、タンク圧となっている。この
ため、油圧ポンプ1の吐出流量はレギュレータ2により
最小流量(最小傾転)に制御されるとともに、油圧ポン
プ1の吐出圧はアンロード弁72によりタンク圧よりア
ンロード設定差圧分だけ高い最小圧力に制御されてい
る。また、制御弁26a,26bはばね23a,23b
の力により閉弁し、ロードチェック弁14a,14bと
ともに負荷保持機能を果たす。
【0090】このような状態から、例えば、アクチュエ
ータ6を単独で伸長方向に駆動すべく、方向切換弁装置
70Aの方向切換弁8を図示右方へ切り換え操作する
と、油圧ポンプ1の吐出油は、並列管路4、方向切換弁
8のメータイン絞り9aを経て流路13aへ導かれ、か
つ信号路16aを介して当該メータイン絞り9aの下流
圧が信号路15bに導かれるとともに、方向切換弁装置
70Aのアクチュエータ通路11がメータイン側、アク
チュエータ通路12がメータアウト側となる回路が形成
される。
【0091】そして信号路15bにはリターン通路10
b上の制御弁26bの信号路22bが接続しているの
で、信号路15bに導かれたメータイン絞り9aの下流
圧は制御弁26bの開弁方向の信号圧として導かれ、閉
弁方向に作用する信号路30bの圧力はタンク圧となっ
ているので、制御弁26bは最大ストロークの開弁位置
に切り換わり、メイン流路であるアクチュエータ通路1
2とリターン通路10bとを連通するとともに、信号路
15bと信号路30bとを絞り27bを介して接続す
る。その結果、信号路15bに導かれたメータイン絞り
9aの下流圧は絞り27bを介して最高信号圧検出路3
0へと伝わり、信号路15bから絞り27b、最高信号
圧検出路30、絞り31を介してタンク5へ至る圧油の
流れが形成され、信号路15bの圧力(メータイン絞り
9aの下流圧)は絞り27bの圧力降下分減圧され、検
出路30にはその減圧した圧力が最高信号圧として検出
され、その最高信号圧が制御弁26bの閉弁方向の信号
圧として導かれる。
【0092】ここで、上述したように絞り27bは制御
弁26bのばね23bのばね力相当の圧力よりも大きい
圧力降下が生じるように設定されており、このようなば
ね23bのばね力と絞り27bの設定関係により制御弁
26bは閉弁方向に最高信号圧が作用する構成になって
いても開弁状態を保ち、メータアウト側となったアクチ
ュエータ通路12からリターン通路10b、タンクライ
ン10を経てタンク5へ接続される回路が形成される。
【0093】これと同時に、最高信号圧が検出路30を
介して油圧ポンプ1の傾転制御装置2及びアンロード弁
72に導かれ、油圧ポンプ1の吐出圧力が上昇し始め
る。
【0094】ここで、この方向切換弁8の切り換え操作
の最初の時点では油圧ポンプ1の吐出圧は上記のように
最小圧力にあり、アクチュエータ6を駆動できる圧力に
はない。このため、ロードチェック弁14aは閉弁した
ままである。
【0095】上記のように油圧ポンプ1の吐出圧が上昇
し始めると、この上昇した油圧ポンプ1の吐出圧は再び
信号路16a、信号路15bへ導かれ、更に制御弁26
bの絞り27bを介して検出路30で最高信号圧として
検出され、油圧ポンプ1の吐出圧は更に上昇する。この
ことが繰り返され油圧ポンプ1の吐出圧がアクチュエー
タ6を伸長駆動するに足る圧力まで上昇すると、ロード
チェック弁14aを開放させてアクチュエータ6の意図
した伸長駆動することができる。
【0096】なお、他方の制御弁26aにおいては、方
向切換弁8が操作されても信号路15aには信号圧が導
かれず、また信号路30aを介して最高信号圧が導かれ
る構成であるので、制御弁26aは閉弁状態を維持し続
ける。
【0097】また例えば、アクチュエータ6を単独で収
縮方向に駆動すべく、方向切換弁装置70Aの方向切換
弁8を図示左方へ切り換え操作すると、油圧ポンプ1の
吐出油は、並列管路4、方向切換弁8のメータイン絞り
9bを経て流路13bへ導かれ、かつ信号路16bを介
して当該メータイン絞り9bの下流圧が信号路15aに
導かれるとともに、方向切換弁装置70Aのアクチュエ
ータ通路12がメータイン側、アクチュエータ通路12
がメータアウト側となる回路が形成される。
【0098】そして信号路15aにはリターン通路10
a上の制御弁26aの信号路22aが接続しているの
で、信号路15aに導かれたメータイン絞り9bの下流
圧は制御弁26aの開弁方向の信号圧として導かれ、閉
弁方向に作用する信号路30aの圧力はタンク圧となっ
ているので、制御弁26aは最大ストロークの開弁位置
に切り換わり、メイン流路であるアクチュエータ通路1
1とリターン通路10aとを連通するとともに、信号路
15aと信号路30aとを絞り27aを介して接続す
る。その結果、信号路15aに導かれたメータイン絞り
9bの下流圧は絞り27aを介して最高信号圧検出路3
0へと伝わり、信号路15aから絞り27a、最高信号
圧検出路30、絞り31を介してタンク5へ至る圧油の
流れが形成され、信号路15aの圧力(メータイン絞り
9bの下流圧)は絞り27aの圧力降下分減圧され、検
出路30にはその減圧した圧力が最高信号圧として検出
され、その最高信号圧が制御弁26aの閉弁方向の信号
圧として導かれる。
【0099】ここで、上述したように絞り27aは制御
弁26aのばね23aのばね力相当の圧力よりも大きい
圧力降下が生じるように設定されており、このようなば
ね23aのばね力と絞り27aの設定関係により制御弁
26aは閉弁方向に最高信号圧が作用する構成になって
いても開弁状態を保ち、メータアウト側となったアクチ
ュエータ通路11からリターン通路10a、タンクライ
ン10を経てタンク5へ接続される回路が形成される。
【0100】これと同時に、最高信号圧が検出路30を
介して油圧ポンプ1の傾転制御装置2及びアンロード弁
72に導かれ、油圧ポンプ1の吐出圧力が上昇し始め
る。
【0101】したがって、上記と同様、油圧ポンプ1の
吐出圧がアクチュエータ6を収縮駆動するに足る圧力に
達しない場合は、ロードチェック弁14bは閉弁すると
ともに、油圧ポンプ1の吐出圧がアクチュエータ6を収
縮駆動するに足る圧力まで上昇すると、ロードチェック
弁14bを開放させてアクチュエータ6の意図した収縮
駆動をすることができる。
【0102】次に例えば、複合駆動を意図し、アクチュ
エータ6の単独での例えば伸長方向の操作状態から、更
にアクチュエータ7を伸長方向に駆動すべく方向切換弁
装置71Aの方向切換弁8を操作したとする。このと
き、仮にアクチュエータ7の負荷圧力が、アクチュエー
タ6の負荷圧力よりも高いものとする。
【0103】アクチュエータ7の伸長方向の駆動に対応
した方向切換弁8の切り換え操作により、方向切換弁装
置71Aのアクチュエータ通路11がメータイン側、ア
クチュエータ通路12がメータアウト側となる回路が構
成されるとともに、この切り換え操作に連動して制御弁
26aが上記の方向切換弁装置70の場合と同様に最大
ストロークの開弁位置に切り換わり、メータアウト側と
なったアクチュエータ通路12からリターン通路10
b、タンクライン10を経てタンク5へ接続される回路
が形成される。
【0104】また、油圧ポンプ1は上記のように低負荷
側であるアクチュエータ6の負荷圧を基にした吐出圧に
あり、したがって、アクチュエータ7側のロードチェッ
ク弁14aは、この複合操作開始直後は開放できず、よ
って方向切換弁8のメータイン絞り9aの下流の流路1
3aには油圧ポンプ1の吐出油が直接導かれ、流路13
aの圧力が油圧ポンプ1の吐出圧まで上昇するととも
に、この圧力は信号路16a、信号路15b、制御弁2
6bの絞り27bを介して検出路30へにも導かれるの
で、最高信号圧が上昇し始めて、ロードセンシング制御
による油圧ポンプ1の吐出容量制御が再調整される。
【0105】これと同時に、低負荷側であるアクチュエ
ータ6のメータアウト側のリターン通路10b上の制御
弁26bの閉弁方向作動の受圧部に接続した信号路30
bには、上昇した最高信号圧が検出路30に接続した信
号路30bを介して導かれるので、当該リターン通路1
0bからの戻り油は制御弁26bで絞られ、低負荷側で
あったアクチュエータ6の負荷圧が上記最高信号圧と概
ね等しくなるように上昇制御される。そして、油圧ポン
プ1の吐出圧が高負荷側のアクチュエータ7の駆動圧レ
ベルまで上昇する。
【0106】このように油圧ポンプ1の吐出圧が上昇す
ると、方向切換弁装置71のロードチェック弁14aを
開放させてアクチュエータ7の意図した伸長駆動するこ
とができる。
【0107】また、方向切換弁装置70のメータアウト
側のリターン通路10b上の制御弁26bは、方向切換
弁8の切り換え方向に対応したメータイン絞りの下流側
の圧力、すなわちアクチュエータ6の負荷圧が概ね最高
負荷圧と等しくなるようにメータアウト側で排出制御し
ており、これにより負荷圧の異なるアクチュエータ6,
7の複合駆動の場合でも、制御弁26bによる低負荷側
アクチュエータ6からタンクラインヘの通路面積制限に
より、方向切換弁装置70の方向切換弁8のメータイン
絞りの下流側の圧力は、方向切換弁装置71の方向切換
弁8のメータイン絞りの下流側の圧力と同じレベルまで
上昇するので、各方向切換弁8,8のメータイン絞りの
開口面積比に応じて油圧ポンプ1の吐出流量を分配する
ことができる。
【0108】以上のように本実施の形態によっても第1
の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0109】また、本実施の形態によれば、単独操作
時、あるいは複合操作時の高負荷側の方向切換弁8のメ
ータアウト側リターン通路12(あるいは11)上の制
御弁26b(あるいは26a)を最大ストローク位置で
全開放動作せしめるとき、制御弁内の絞り27b(ある
いは27a)を介して信号路14b(あるいは14a)
と検出路30b(あるいは30a)とを接続する構成と
したので、最高信号圧の検出路を簡素化することができ
る。
【0110】図4は、上述した図3の方向切換弁装置7
0A,71Aのリターン通路に備えられる一対の制御弁
26a,26bの弁構造の一例を示す図である。なお、
図2及び図3に示す部分と同等のものには同一符号を付
けて説明を省略する。また、制御弁26a,26bの共
通部分は”a”,”b”の添え字をとった参照符号で説
明する。
【0111】図4において、ケーシング本体100内に
は第2スプール孔201が設けられ、制御弁26a(あ
るいは26b)の弁体260が嵌挿されている。
【0112】ケーシング本体100の第2スプール孔2
01は、アクチュエータ通路11(あるいは12)の一
部をなすアクチュエータポート202とリターン通路1
0a(あるいは10b)の一部をなすタンクポート20
3を横切って形成され、第2スプール孔201に挿通さ
れた制御弁弁体260のランド部(大径部)260fに
形成された絞りノッチ211により、ポート202とポ
ート203とは連通・遮断される。
【0113】また、アクチュエータポート202とタン
クポート203を挟むように第2スプール孔201が開
口する第1受圧室204と第2受圧室205が形成さ
れ、第2スプール孔201に挿通された制御弁弁体26
0の両端部はこれら受圧室204,205に位置し、第
1受圧室204は信号路22a(あるいは22b)に接
続され、制御弁弁体260に開弁方向の制御力を付与
し、第2受圧室205は最高信号圧検出路30に接続す
る信号路30a(あるいは30b)に接続され、第2受
圧室205に配置されたばね23とともに閉弁方向の制
御力を付与している。
【0114】更に、制御弁弁体260内には、第1受圧
室204に連絡し制御弁弁体260のもう1つのランド
部(大径部)260sの中央付近まで軸方向に伸びる油
孔261と、ランド部210s内で油孔261から直角
方向に設けられ固定絞りを成す細孔262が形成され、
弁体内信号油路を構成している。
【0115】更に、第2受圧室205に配置されランド
部210sに隣接する弁体260の一端部分には、当該
受圧室205のケーシング本体100の壁面に当接し、
弁体260の最小ストローク位置を決定するストッパと
して機能するショルダ部263が設けられるとともに、
弁体260の端部には、第2受圧室205を封止するよ
うケーシング本体100に締結されたプラグ220に当
接し、弁体260の最大ストローク位置を決定するスト
ッパとして機能する突出部264が設けられている。
【0116】ここで、制御弁弁体260に形成された上
記絞りノッチ211と、上記固定絞りをなす細孔262
の開口開始ストロークに関して、 Smax>Ss>So>Smin ただし、Smax:最大ストローク Smin:最小ストローク Ss:細孔262開口開始距離 So:絞り211開口開始距離 の関係が成立するように各部の寸法が設定されており、
これによって絞りノッチ211はストロークSoまで、
細孔262はストロークSsまでの間は、弁体260が
嵌挿される第2スプール孔201とそれぞれのランド部
210f,210sとの密接摺動面で開口が遮断され
る。
【0117】このように構成された制御弁においては、
制御弁弁体260は第1受圧室204に導かれる信号路
22a(あるいは22b)の開弁方向の制御力と、ばね
23及び第2受圧室205に導かれる信号路30a(あ
るいは30b)の閉弁方向の制御力とによりストローク
調整される。
【0118】そして、制御弁弁体260のストロークS
が、例えばアクチュエータポート202とタンクポート
203とを遮断する最小ストローク(So>S>Smin)
にある時は、固定絞りである細孔262の開口が遮断さ
れ、よって信号路22a(あるいは22b)と信号路3
0a(あるいは30b)とを遮断することができる。
【0119】また、制御弁弁体260のストロークSが
アクチュエータポート202とタンクポート203とを
全開放する最大ストローク(Smax>S>Ss)にある時
は、固定絞りである細孔262が開口し、この細孔26
2を介して信号路22a(あるいは22b)と信号路3
0a(あるいは30b)とを連通することができる。
【0120】更に、制御弁弁体260のストロークSが
絞りノッチ211による絞り機能でアクチュエータポー
ト202とタンクポート203間の圧力降下が調整され
る中間ストローク域(Ss>S>So)にある時は、固定
絞りである細孔262の開口が遮断され、よって信号路
22a(あるいは22b)と信号路30a(あるいは3
0b)とを遮断することができる。
【0121】以上ように、図4に示す制御弁おいては、
制御弁弁体260内に最高信号圧を検出する信号路26
1,262を内蔵させ、制御弁弁体260によるアクチ
ュエータポート202とタンクポート203の接続形態
と連動して信号路22a(あるいは22b)と信号路3
0a(あるいは30b)の接続、遮断を行うので、信号
路構成を簡素化した構造で実現することができる。
【0122】図5は、図4の制御弁を用いて構成した図
3の上述した方向切換弁装置70A,71Aの弁構造の
一例を示す図である。なお、図2の弁構造との相違は、
最高信号圧の検出部が図2のチェック弁24a,2bと
ばね25a,25bによる信号路構成から、図4の制御
弁内部信号路を用いた構成とした点にあり、図2、図
3、図4に示す部分と同等のものには同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0123】図5において、ケーシング本体100内の
第1スプール孔101にはスプール111が嵌挿される
とともに、その周囲には図2で説明したポート104
a,104b;105a,105b;106a,106
b;107a,107bが形成される。ただし、図2の
弁装置であったチェック弁24a,24b、ばね25
a,25b、検出孔110は設けられておらず、信号圧
ポート107a,107bは信号路22a,22bのみ
に接続されている。
【0124】また、本体ケーシング100内の第2スプ
ール孔201a,201bには制御弁26a,26bの
弁体260a,260bが嵌挿されている。この制御弁
26a,26bの弁体260a,260bは図4を用い
て説明した制御弁弁体260に相当するものであり、図
4に示すものと同等の部分には図4と同じ符号に添え字
「a」「b」を付して示している。
【0125】以上のように構成した本実施の形態の動作
は、制御弁26a,26bの弁体260a,260bが
図4に示した制御弁弁体260と同様に作動する点を除
いて、図2に示した実施形態の動作と同様である。
【0126】したがって、本実施の形態によれば、図3
に油圧回路図で示す方向切換弁装置70A,71Aの機
能を達成でき、図3に示した実施形態と同様の効果を得
ることができる。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、リターン通路上に分流
機能を有する制御弁を配置したもので最高信号圧の検出
路からの圧油の流出を阻止でき、かつ弁構造を簡素化、
小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による方向切換弁装
置を備えた油圧回路装置を示す図である。
【図2】図1に示した方向切換弁装置の構造の一例を示
す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による方向切換弁装
置を備えた油圧回路装置を示す図である。
【図4】図3に示した方向切換弁装置に備えられる制御
弁の構造の一例を示す断面図である。
【図5】図3に示した方向切換弁装置全体の構造の一例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 可変容量型油圧ポンプ 2 傾転制御部 3 吐出路 4 並列油路 5 タンク 6,7 アクチュエータ(シリンダ) 8 方向切換弁 9a,9b メータイン絞り 10 タンクライン 10a,10b リターン通路 11,12 アクチュエータ通路 13a,13b 流路 14a,14b ロードチェック弁 15a,15b 信号路 16a,16b 信号路 17a,17b 信号路 18a,18b ドレン路 21a,21b 制御弁 22a,22b 信号路 23a,23b ばね 24a,24b チェック弁 25a,25b ばね 26a,26b 制御弁 27a,27b 絞り 30 最高負荷圧検出路 30a,30b 信号路 30c ドレン通路 31 絞り 70,71 分流補償付き方向切換弁装置 72 アンロード弁 100 ケーシング本体 101 第1スプール孔 104a,104b ポンプポート 105a,105b メータインアクチュエータポート 106a,106b ドレンポート 107a,107b 信号圧ポート 108a,108b チェック弁流入ポート 109a,109b チェック弁流出ポート 110 検出孔 111 スプール 112 油孔 112a,112b,112c 細孔 113 油孔 113a,113b,113c 細孔 120a,120b メータイン絞りノッチ部 140a,140b ロードチェック弁弁体 201,201a,201b 第2スプール孔 202a,202b アクチュエータポート(アクチュ
エータ通路の一部) 203a,203b タンクポート(リターン通路の一
部) 204,204a,204b 第1受圧室 205,205a,205b 第2受圧室 210a,210b 制御弁弁体 211,211a,211b 絞り 220,220a,220b プラグ 260a,260b 制御弁弁体 261 油孔 262 絞り 263 ショルダ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプとアクチュエータとの間を接続
    するように配置された方向切換弁を有する分流補償付き
    方向切換弁装置において、 前記方向切換弁を前記アクチュエータに接続する一対の
    アクチュエータ通路上に配置された一対のロードチェッ
    ク弁と、 前記アクチュエータとタンクとを前記方向切換弁を介さ
    ずに接続する一対のリターン通路と、 前記一対のリターン通路上に配置され、開弁方向に第1
    制御圧が付与され閉弁方向に第2制御圧とばねの力が付
    与されるノーマルクローズ形の一対の制御弁と、 前記一対のロードチェック弁より上流側の位置で前記方
    向切換弁の一対のメータイン可変絞りの下流圧力を信号
    圧として検出する第1検出手段と、 前記第1検出手段と最高信号圧の検出路との間に設けら
    れ、前記第1検出手段で検出された信号圧が前記最高信
    号圧の検出路の信号圧よりも高いときそれを最高信号圧
    として検出する第2検出手段と、 前記一対の制御弁のうち、前記方向切換弁の作動時にメ
    ータアウト側となる制御弁のみに前記第1制御圧として
    前記第1検出手段で検出した信号圧を導く第1信号伝達
    手段と、 前記一対の制御弁のそれぞれに前記第2制御圧として前
    記第2検出手段で検出した最高信号圧を導く第2信号伝
    達手段とを備えることを特徴とする分流補償付き方向切
    換弁装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方向切換弁装置において、 前記最高信号圧の検出路は絞りを設けたドレン通路を介
    してタンクへ接続されており、 前記第2検出手段は、前記第1検出手段で検出した信号
    圧が導かれる信号路から前記最高信号圧の検出路へのみ
    開放動作可能に接続され、かつ圧力発生手段としても機
    能するチェック弁機構を有し、前記チェック弁機構の開
    放差圧が前記制御弁の開放差圧より大きな値に設定され
    ていることを特徴とする分流補償付き方向切換弁装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方向切換弁装置において、 前記第2検出手段は前記一対の制御弁に内蔵されてお
    り、この制御弁は、それぞれ、前記リターン通路の流路
    を遮断する最小ストローク位置と、前記リターン通路の
    流路を全開する最大ストローク位置と、前記リターン通
    路の流路を可変的に絞る中間ストローク位置とを有し、
    前記第1制御圧による開弁方向の制御力と前記第2制御
    圧とばねによる閉弁方向の制御力とによりストローク調
    整される弁であり、 かつ前記第2検出手段は、前記制御弁の最小ストローク
    位置では前記第1検出手段で検出された信号圧の検出路
    と前記最高信号圧の検出路とを遮断し、前記制御弁の最
    大ストローク位置では前記信号圧の検出路と前記最高信
    号圧の検出路とを連通し、前記制御弁の中間ストローク
    位置では前記信号圧の検出路と前記最高信号圧の検出路
    とを遮断するように構成されていることを特徴とする分
    流補償付き方向切換弁装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の方向切換弁装置において、 前記最高信号圧の検出路は絞りを設けたドレン通路を介
    してタンクへ接続されており、 前記制御弁は前記最大ストローク位置で前記信号圧の検
    出路と前記最高信号圧の検出路とを絞りを介して連通す
    るよう構成され、 この制御弁の最大ストローク位置で作動する絞りは、前
    記制御弁の開弁方向の制御力が閉弁方向の制御力より大
    きくなるように設定されていることを特徴とする分流補
    償付き方向切換弁装置。
  5. 【請求項5】油圧ポンプと複数のアクチュエータとの間
    をそれぞれ接続するように配置された複数の方向切換弁
    を有する油圧回路装置において、 前記複数の方向切換弁のそれぞれを前記複数のアクチュ
    エータの対応するものに接続する一対のアクチュエータ
    通路上に配置された一対のロードチェック弁と、 前記複数のアクチュエータのそれぞれとタンクとを前記
    複数の方向切換弁を介さずに接続する一対のリターン通
    路と、 前記複数のアクチュエータのそれぞれに対応する前記一
    対のリターン通路上に配置され、開弁方向に第1制御圧
    が付与され閉弁方向に第2制御圧とばねの力が付与され
    るノーマルクローズ形の一対の制御弁と、 前記複数の方向切換弁のそれぞれに設けられ、前記一対
    のロードチェック弁より上流側の位置で前記方向切換弁
    の一対のメータイン可変絞りの下流圧力を信号圧として
    検出する第1検出手段と、 前記複数の方向切換弁のそれぞれに対応して前記第1検
    出手段と最高信号圧の検出路との間に設けられ、前記第
    1検出手段で検出された信号圧が前記最高信号圧の検出
    路の信号圧よりも高いときそれを最高信号圧として検出
    する第2検出手段と、 前記複数の方向切換弁のそれぞれに対応して設けられ、
    前記一対の制御弁のうち、前記方向切換弁の作動時にメ
    ータアウト側となる制御弁のみに前記第1制御圧として
    前記第1検出手段で検出した信号圧を導く第1信号伝達
    手段と、 前記複数の方向切換弁のそれぞれに対応して設けられ、
    前記一対の制御弁のそれぞれに前記第2制御圧として前
    記第2検出手段で検出した最高信号圧を導く第2信号伝
    達手段とを備えることを特徴とする油圧回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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