JP2002030279A - 潜熱蓄冷材 - Google Patents

潜熱蓄冷材

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JP2002030279A
JP2002030279A JP2000215947A JP2000215947A JP2002030279A JP 2002030279 A JP2002030279 A JP 2002030279A JP 2000215947 A JP2000215947 A JP 2000215947A JP 2000215947 A JP2000215947 A JP 2000215947A JP 2002030279 A JP2002030279 A JP 2002030279A
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JP
Japan
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latent heat
supercooling
refrigerant
aqueous solution
temperature
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JP2000215947A
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Inventor
Katsunobu Hosoya
勝宣 細谷
Akira Kano
陽 狩野
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 −3〜−12℃に融解温度をもつ潜熱蓄冷材
において過冷却が十分に抑制され、凝固融解サイクルで
の無駄な凝固エネルギーの消費を軽減する。 【解決手段】 蓄冷媒体に炭酸ナトリウム水溶液を用
い、これに過冷却防止剤としてリン酸二水素アンモニウ
ムを溶解させる。また、蓄冷媒体に硝酸カリウム水溶液
を用い、これに過冷却防止剤として硫酸ナトリウム10
水和物を溶解させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無機化合物の水溶液
(以下、無機水溶液とも略称する)であって、−3℃〜
−12℃の融解温度をもつものを蓄冷媒体(主剤)とす
る潜熱蓄冷材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、余剰電力の利用を目的として蓄冷
材の開発が進められている。蓄冷材としては、例えば、
蓄冷媒体となる物質の融解や凝固等の相転移に伴う吸収
熱を利用した潜熱蓄冷材がある。この潜熱蓄冷材のう
ち、蓄冷媒体として無機塩や無機水和塩等の無機化合物
の水溶液を用いたものは、有機材料を用いたものに比べ
て、熱伝導率及び潜熱量が大きい、不燃性である、等の
利点を有している。
【0003】しかしながら、上記無機化合物の水溶液を
蓄冷媒体とする潜熱蓄冷材は過冷却を起こす問題があ
る。この過冷却とは、物質を冷却する際に液体から固体
への相転移温度を過ぎても転移の現象が現れない(即
ち、凝固しない)ことをいう。例えば、塩化ナトリウム
水溶液を蓄冷媒体に使用したものが知られているが、2
3.3重量%の塩化ナトリウム水溶液は相転移温度が−
21℃であるにもかかわらず、実際には−30℃付近ま
で冷却しなければ凝固が起こらないことがある。すなわ
ち、過冷却を起こすということは、蓄冷材を実際利用し
ようとする温度(蓄冷媒体の凝固点)よりさらに低温ま
で冷やすことのできる冷凍機設備が必要になり、冷凍機
設備の費用がかかり、また、低温運転による運転効率の
低下(1℃下がる毎に3%低下)によるランニングコス
トの増大等、余分のエネルギーを必要とするという問題
が生じる。このため、過冷却を緩和するために、凝固時
に蓄冷媒体の核となる物質(過冷却防止剤)を添加する
ことが行われている。例えば、特開平5−332457
号公報には、NHCl、NaClなどの無機水溶液
(蓄熱媒体)にDBP吸油量が100以上のカーボンブ
ラックを添加することが開示されている。しかしなが
ら、過冷却防止剤としてどのような物質が有効であるか
については、蓄冷媒体と同じような結晶構造・格子定数
を持つものがよいとする説がある一方で、蓄冷媒体と異
質なものでも過冷却防止効果の高いものもあり、特定の
蓄冷媒体に対していかなる過冷却防止剤が適しているか
は試行錯誤しているのが現状である。
【0004】ところで、無機水溶液を蓄冷媒体とする潜
熱蓄冷材において、家庭用冷凍冷蔵庫で容易に凝固でき
る−3℃〜−12℃に融解温度をもつ蓄冷材、すなわ
ち、蓄冷媒体に−3℃〜−12℃に融解温度を示す無機
水溶液を用いたものが市販されている。これは、一般
に、蓄冷式冷凍庫や蓄冷式ショーケースに搭載して、鮮
魚、精肉、牛乳、飲料、惣菜、乳製品、日配品、野菜、
果物等を適温に保つ保冷用途に使用され、上記の蓄冷式
冷凍庫や蓄冷式ショーケース等の機器に使われている冷
却能力(冷却手段)によって簡単に再凝固できる。この
−3℃〜−12℃に融解温度をもつ潜熱蓄冷材において
も、前記の過冷却の問題は生じるが、過冷却防止剤を添
加する対策は行われていない。これは、かかる−3℃〜
−12℃に融解温度をもつ潜熱蓄冷材では、過冷却が生
じても、コンプレッサー(機器側からの対応)で対処で
きること、また、かかる−3℃〜−12℃に融解温度を
もつ潜熱蓄冷材は通常炭酸ナトリウム水溶液、硝酸カリ
ウム水溶液、炭酸水素カリウム水溶液または炭酸水素ア
ンモニウム水溶液を蓄冷媒体として使用しているが、こ
れらの無機水溶液に適した優れた過冷却防止効果を示す
過冷却防止剤を検討できていなかったことが理由であ
る。しかし、大型の蓄冷式冷凍庫や蓄冷式ショーケース
においてはその分蓄冷材の量も増えるため、コンプレッ
サーの容量を高めなければならず、コンプレッサーが高
価になるという問題点があり、システム全体の省エネ
化、低コスト化の点からは、融解温度が−3℃〜−12
℃の蓄冷材においても過冷却防止剤を使用するのが望ま
しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、−3℃〜−12℃に融解温度をもつ潜熱蓄冷材に
おいて過冷却が十分に抑制され、凝固融解サイクルでの
無駄な凝固エネルギーの消費を大きく軽減できる潜熱蓄
冷材を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、鋭意研究した結果、−3℃〜−12℃に
融解温度をもつ炭酸ナトリウム水溶液を蓄冷媒体とする
潜熱蓄冷材においては、リン酸ニ水素アンモニウムが優
れた過冷却防止効果を示すこと、また、−3℃〜−12
℃に融解温度をもつ硝酸カリウム水溶液を蓄冷媒体とす
る潜熱蓄冷材においては、硫酸ナトリウム10水和物が
優れた過冷却防止効果を示すことを見出し、本発明を完
成させた。すなわち、本発明は以下の特徴を有してい
る。
【0007】(1)炭酸ナトリウム水溶液からなる蓄冷
媒体に過冷却防止剤としてリン酸ニ水素アンモニウムを
溶解してなる潜熱蓄冷材。 (2)硝酸カリウム水溶液からなる蓄冷媒体に過冷却防
止剤として硫酸ナトリウム10水和物を溶解してなる潜
熱蓄冷材。 (3)過冷却防止剤の量が蓄冷媒体(炭酸ナトリウム水
溶液または硝酸カリウム水溶液)100重量部に対して
0.5〜7重量部である上記(1)または(2)記載の
潜熱蓄冷材。 (4)蓄冷媒体が包装材で包装されている上記(1)〜
(3)のいずれかに記載の潜熱蓄冷材。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の潜熱蓄冷材は、−3℃
〜−12℃の融解温度をもつ蓄冷媒体に炭酸ナトリウム
水溶液を用い、これに過冷却防止剤としてリン酸ニ水素
アンモニウムを溶解させたもの、または、−3℃〜−
12℃の融解温度をもつ蓄冷媒体に硝酸カリウム水溶液
を用い、これに過冷却防止剤として硫酸ナトリウム10
水和物を溶解させたものである。
【0009】蓄冷媒体を炭酸ナトリウム水溶液とする
の態様の場合、炭酸ナトリウム水溶液中の炭酸ナトリウ
ムの濃度は2〜10重量%が好ましく、特に好ましくは
3〜8重量%、とりわけ好ましくは4〜7重量%であ
る。また、蓄冷媒体を硝酸カリウム水溶液とするの態
様の場合、硝酸カリウム水溶液中の硝酸カリウムの濃度
は3〜15重量%が好ましく、特に好ましくは8〜12
重量%、とりわけ好ましくは9〜11重量%である。
【0010】の態様におけるリン酸ニ水素アンモニウ
ム、および、の態様における硫酸ナトリウム10水和
物の使用量(溶解量)は、それぞれ、蓄冷媒体100重
量部に対して通常0.5〜7重量部、好ましくは1〜5
重量部である。使用量がこの範囲より少ないと、十分な
過冷却防止効果が得難くなり、また、無機水溶液(蓄冷
媒体)の凝固温度(融点)が−3℃〜−12℃よりも上
昇する傾向を示す。一方、使用量(溶解量)がこの範囲
より多いと、無機水溶液(蓄冷媒体)中から析出しやす
くなり、蓄冷材の均一性が損なわれる傾向を示す。な
お、リン酸ニ水素アンモニウムおよび硫酸ナトリウム1
0水和物の純度は特に限定されないが、通常95%以上
のものが使用される。
【0011】、の態様において、蓄冷媒体を構成す
る水溶液における無機化合物(炭酸ナトリウム、硝酸カ
リウム)の濃度が上記規定の好ましい範囲にあることに
より、凝固及び融解時の温度差が小さくなり、蓄冷・放
冷温度が一定に近くなり、蓄冷媒体(蓄冷材)として好
ましいものとなる。蓄冷媒体を構成する無機水溶液にお
ける無機化合物の純度は特に限定されないが、通常、9
5%以上のものが使用される。なお、の態様における
蓄冷媒体(硝酸カリウム水溶液)の濃度と過冷却防止剤
(硫酸ナトリウム10水和物)の使用量(溶解量)のと
りわけ良好な組み合わせの例として、硝酸カリウムの濃
度が7〜12重量%の硝酸カリウム水溶液100重量部
当たり1〜5重量部の硫酸ナトリウム10水和物を溶解
させた例が挙げられる。かかる構成にすれば、特に、2
サイクル目以降の凝固温度と融解温度の差が小さくなる
という好ましい結果を得ることができる。
【0012】の態様では過冷却防止剤としてリン酸ニ
水素アンモニウムを溶解させ、また、の態様では過冷
却防止剤として硫酸ナトリウム10水和物を溶解させて
いるが、のいずれの態様においても、これら以外の
他の公知の冷却防止剤と併用してもよい。かかる他の公
知の過冷却防止剤とは、−3℃〜−12℃の融解温度を
もつ蓄冷媒体以外の他の融解温度をもつ蓄冷媒体の過冷
却防止剤として知られている公知の化合物である。
【0013】本発明では、蓄冷媒体(の態様の炭酸ナ
トリウム水溶液、の態様の硝酸カリウム水溶液)中に
上記の水溶性無機塩(の態様のリン酸ニ水素アンモニ
ウム、の態様の硫酸ナトリウム10水和物)以外に本
発明の目的を損なわない範囲で、他の物質を添加しても
よい。例えば、吸水性樹脂(例えば、澱粉系、アクリル
酸塩系、ポバール系、カルボキシメチルセルロース系
等)、アタパルジャイ粘土、ゼラチン、寒天、シリカゲ
ル、キサンタンガム、アラビアガム、グアガム、カラギ
ーナン、セルロース、蒟蒻等の各種ゲル化剤(増粘剤)
が挙げられる。
【0014】本発明の蓄冷材の製造方法は特に制限され
ないが、例えば、容器に入れた純水またはイオン交換水
に、所定の蓄冷媒体用の無機化合物(の態様の炭酸ナ
トリウム、の態様の硝酸カリウム)を徐々に撹拌しな
がら所定量まで投入した後、過冷却防止剤である水溶性
無機塩(の態様の硫酸ナトリウム10水和物、の態
様のリン酸ニ水素アンモニウム)を徐々に撹拌しながら
所定量まで投入し、十分混合し、他の添加剤もこれと同
時またはこの後に添加し、撹拌、混合する方法や、蓄冷
媒体用の無機化合物と過冷却防止剤(水溶性無機塩)と
を混合した後、該混合物を純水またはイオン交換水に投
入し、撹拌してもよい。なお、蓄冷媒体用の無機化合
物、過冷却防止剤(水溶性無機塩)またはその他の添加
剤の溶解を促進させるために、水を50℃程度まで加熱
してもよい。
【0015】本発明の潜熱蓄冷材は種々の形態にして使
用でき、その形態は特に限定されないが、通常、過冷却
防止剤(水溶性無機塩)が溶解した蓄冷媒体を耐蝕性の
ある金属や無機材料、または、プラスチック等の有機材
料からなる包装材で包装(包装材に収容)した形態をと
る。このとき、包装物の形状は、塊状、板状、シート状
等の蓄冷材の用途やその配置部の形状等に応じて適宜の
形状とすればよい。包装材(容器)は気密性、遮光性を
有するものが蓄冷材の特性を維持する上で好ましく、そ
のための材質、形態が選択される。また、包装材は包装
後の包装物の変形を許容する形態(例えば袋状)にして
も、包装物の変形を実質的に許容しない形態(例えば、
剛体からなる箱状)にしてもよい。具体的にはアルミニ
ウム、銅、ステンレス等の容器(箱体)やこれの内部に
さらに腐食防止用のコーティングを施したものなどが好
適である。また、包装材をフィルムで構成する場合は、
少なくとも1層にアルミ等の金属フィルムを用いた複合
フィルムにするのが好ましい。
【0016】
【実施例】以下、実施例と比較例によって本発明をより
具体的に説明するが、本発明は以下の実施例によって限
定されるものではない。
【0017】(実施例1)蓄冷媒体としての5.9%N
2CO3水溶液100重量部に過冷却防止剤としてNH
42PO4を3重量部溶解させて潜熱蓄冷材を調製し
た。 (比較例1)蓄冷媒体としての5.9%Na2CO3水溶
液100重量部に過冷却防止剤としてNa2SO4・10
2Oを3重量部溶解させて潜熱蓄冷材を調製した。 (実施例2)蓄冷媒体としての9.7%KNO3水溶液
100重量部に過冷却防止剤としてNa2SO4・10H
2Oを3重量部溶解させて潜熱蓄冷材を調製した。 (比較例2)蓄冷媒体としての9.7%KNO3水溶液
100重量部に過冷却防止剤としてNH42PO4を3
重量部溶解させて潜熱蓄冷材を調製した。 (比較例3)蓄冷媒体としての16.5%KHCO3
溶液100重量部に過冷却防止剤としてNa2SO4・1
0H2Oを3重量部溶解させて潜熱蓄冷材を調製した。
【0018】以上の実施例および比較例の潜熱蓄冷材の
それぞれについて以下の方法で凝固温度と融解温度を測
定した。また、参考例1〜3として、過冷却防止剤を溶
解させていない蓄冷媒体(5.9%Na2CO3水溶液、
9.7%KNO3水溶液、16.5%KHCO3水溶液)
の凝固温度と融解温度を測定した。
【0019】[凝固温度及び融解温度の測定]DSC
(示差走査熱量計)で、10℃から降温速度2℃/分で
−30℃まで冷却して3分保持した後、昇温速度2℃/
分で−3℃まで昇温して5分保持した後、再び降温速度
2℃/分で−20℃まで冷却し3分保持した後、昇温速
度2℃/分で昇温させ10℃にする。2回凝固融解させ
るのは過冷却度を調べるためである。蓄冷材の凝固温度
及び融解温度は発熱または吸収ピークのベースラインと
ピークの接線の交点から導き出した。
【0020】
【表1】
【0021】上記表中の1サイクル目の判定は、過冷却
防止剤を溶解させていない参考例ととの凝固温度を比較
した結果である。すなわち、参考例の凝固温度よりも凝
固温度が上昇したものを合格(○)と判定し、参考例の
凝固温度よりも凝固温度が低下したものを不合格(×)
と判定した。2サイクル目の判定は、1サイクル目の凝
固温度との比較結果であり、2サイクル目の凝固温度が
1サイクル目の凝固温度よりも上昇したものを合格
(○)と判定し、2サイクル目の凝固温度が1サイクル
目の凝固温度と同等またはそれよりも低下したものを不
合格(×)と判定した。
【0022】表1から、−3℃〜−12℃の融解温度を
有する潜熱蓄冷材において、蓄冷媒体がNa2CO3水溶
液である場合に過冷却防止剤としてリン酸二水素アンモ
ニウムを用いることで、過冷却が十分に抑制され、ま
た、蓄冷媒体が9.7%KNO 3水溶液である場合に過
冷却防止剤として硫酸ナトリウム10水和物を用いるこ
とで過冷却が十分に抑制されることが分かる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、−3℃〜−12℃に融解温度をもつ潜熱蓄
冷材において、十分に過冷却が抑制される潜熱蓄冷材を
得ることができる。よって、凝固融解サイクルで無駄な
凝固エネルギーを消費することがなくなり、低コストの
蓄冷システムを実現できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸ナトリウム水溶液からなる蓄冷媒体
    に過冷却防止剤としてリン酸ニ水素アンモニウムを溶解
    してなる潜熱蓄冷材。
  2. 【請求項2】 硝酸カリウム水溶液からなる蓄冷媒体に
    過冷却防止剤として硫酸ナトリウム10水和物を溶解し
    てなる潜熱蓄冷材。
  3. 【請求項3】 過冷却防止剤の量が蓄冷媒体(炭酸ナト
    リウム水溶液または硝酸カリウム水溶液)100重量部
    に対して0.5〜7重量部である請求項1または2記載
    の潜熱蓄冷材。
  4. 【請求項4】 蓄冷媒体が包装材で包装されている請求
    項1〜3のいずれかに記載の潜熱蓄冷材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015063637A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 トッパン・フォームズ株式会社 保冷具
WO2017047648A1 (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 トッパン・フォームズ株式会社 保冷具

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JP2015063637A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 トッパン・フォームズ株式会社 保冷具
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