JP2002029042A - インクジェット記録装置及び前記装置の制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及び前記装置の制御方法

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタにおけるヘッド毎の
インク吐出量のばらつきで発生する色味変化を補正し、
かつヘッドの昇温で起きるインク吐出量の増加によるビ
ーディングの発生を抑制する。 【解決手段】 記録ヘッド1006に、そのヘッドのイ
ンク吐出量特性等のヘッド情報を記憶したEEPROM
1008を備え、このROM1008に記憶されている
ヘッド情報をホストコンピュータ1001のプリンタド
ライバ1002に渡す。これによりプリンタドライバ1
002の画像処理部1009は、そのヘッド情報に応じ
てガンマ補正テーブルを選択する。このガンマ補正テー
ブルは、インク吐出量に応じて記録濃度が一定となる複
数のガンマ補正テーブルの中から選択され、更に、この
テーブルには、記録ヘッドの昇温時のインク吐出量の増
加によるビーディングを防止するために、そのインク吐
出量の増加分を補正する補正データが含まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドから記録媒体上にインクを吐出して記録を行うイン
クジェット記録装置及びオペレーティング・システムの
装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーの出力が可能なインクジェット記
録装置は、通常、Yellow(イエロー),Cyan
(シアン),Magenta(マゼンタ)、Black
(黒)(以降、Y,M,C,K)の4色のインクをそれ
ぞれ吐出する複数の記録ヘッドを持つ。また近年は、ハ
イライト部におけるドットの粒状感を抑えるために、各
色の濃度を薄くした淡インク(例えば、Cyan,Ma
gentaの濃度を薄くしたLight Cyan,L
ight Magenta:以降、LC,LM)と、通
常の濃度の濃インクを含む6色以上のインクを用いてカ
ラー画像を形成する構成が多く採用されている。
【0003】次にインクジェットプリンタに用いられる
記録ヘッドについて説明する。
【0004】インクジェット記録方式としては、インク
滴を吐出するための吐出エネルギーを与える吐出エネル
ギーを発生させる素子として電気熱変換素子(ヒータ)
を利用する方式と、圧電素子(ピエゾ)を利用する方式
がある。両者とも吐出エネルギーの発生素子に電気信号
を与えることによりインク吐出が可能であるが、前者の
場合には、吐出エネルギーの発生素子であるヒータを配
置するスペースが少なくて済む利点があり、インクジェ
ット記録ヘッドの構成も単純化できるため小型化が可能
となり、更には、高密度化も比較的容易であるという利
点を持つ。
【0005】一方、短所としてはヒータが発生する熱に
より記録ヘッド内で蓄熱が生じ、吐出されるインク液滴
の体積変動が起きやすくなる。また、インクを吐出する
ために発生した気泡が収縮して消泡する際のヒータへの
衝撃(キャビテーション)が、ヒータに与える影響が大
きいこと等が挙げられる。
【0006】これらの欠点を解決する方法として、例え
ば特開昭54−161935号公報、特開昭61−18
5455号公報、特開昭61−249768号公報、特
開平4−10941号公報に記載されたインクジェット
記録方法及びインクジェットプリントヘッドによれば、
インクジェットヘッドは液体を吐出するための吐出口
と、これに連通してインクが満たされているインク路
と、このインク路中に設けられた電気熱変換素子とを備
えている。この電気熱変換素子は、薄膜抵抗体より形成
されるのが一般的であり、これに電気配線を介してパル
ス状の通電(駆動パルスの印加)を行うことで熱エネル
ギーを発生させ、その熱エネルギーによって生じた気泡
を外気と連通させることを特徴としている。このような
記録方法を用いることにより、インク液滴の体積の安定
性の向上、及び高速に小液滴を吐出させることによる記
録、及び消泡で発生するキャビテーションの解消による
ヒータの耐久性の向上を図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記Y,M,C,Kの
4色、もしくはY,M,C,K,LC,LMの6色は、
複数の記録ヘッドを用いて記録される。このような記録
ヘッドは大量生産されており、その生産上の個々の特性
のバラツキにより、各記録ヘッドにおけるインク吐出量
もばらつきを生じている。そのばらつきは、例えば標準
の吐出量に対して±約10%程度発生している。このよ
うな各記録ヘッドでインク吐出量がばらつくことによ
り、これが記録された画像の濃度や色味の違いとなって
表れることになる。
【0008】一般には、プリンタの設計時には、各記録
ヘッドのインク吐出量が標準の吐出量であるとの前提に
基づいて、出力画像の色調を決定するよう設計されてい
る。このため、標準吐出量に対してずれている記録ヘッ
ドを用いたインクジェットプリンタを用いて記録された
画像は、設計上目標としている画像とは異なる色調とな
る。近年のインクジェットプリンタの高画質化により、
銀塩写真に迫る画像が得られるようになってきている
が、写真画像において、その色調というのは画質を決め
る上での重要なファクタである。従って、上記のような
理由により色調が設計値通りになっていないことによ
り、以下のような問題が生じる。 色再現性が悪くなる。 階調の飛び(特に同色系の濃インクと淡インクのバラ
ンスが崩れることによるもの)、階調の連続性の低下。 疑似輪郭の発生。 等が発生し、画品質を大幅に損なう虞がある。
【0009】このため従来は、例えば記録ヘッドの有す
るインク吐出量の特性毎に、画像処理部で行うγ(ガン
マ)補正に用いるγ補正テーブルを具備し、インクジェ
ット記録装置に搭載された記録ヘッドに書きこまれたイ
ンク吐出量の特性情報を読み込んで、その吐出量情報に
応じたγ補正テーブルを選択して、対応する画像データ
に対して画像処理を行う方法が特開平2−167755
号公報に記載されている。このような方法を用いること
により、記録ヘッドにおいてインク吐出量のばらつきが
発生しても、画像の濃度変化や色味変化を最小限にする
ことが可能であった。
【0010】従来例に説明した記録ヘッドは、インク液
滴の吐出安定性に優れていることが特徴であるが、その
駆動周波数が高くなり、かつ記録を連続して行なった
り、デュ−ティーの高い画像を記録することにより発生
するヘッドの温度上昇によって、記録ヘッドにおけるイ
ンク吐出量が変動し、その変動は温度上昇によっては1
5〜20%程度に達している。これは、ヒータに発生す
る気泡の成長が温度によって著しく増加し、その結果、
インク吐出時のノズル液室内のインク残りが少なくな
り、その結果、1回に吐出されるインク液滴量が増えて
しまうために起こると考えられている。このようなイン
ク吐出量の増加で発生する弊害としては、ドット直径が
大きくなることによる粒状感の悪化、記録濃度の変化、
記録メディアに付与されるインク量が、そのインク受容
量を超えることによるビーディング(インク溢れ、溢れ
により生じるにじみ)の発生がある。この中で特に問題
なのはビーディングである。このようなビーディングの
発生により、画像の高濃度部における画像つぶれや、解
像感の著しい劣化が生じ、大きな弊害となる。
【0011】前述した、インク吐出量情報に応じたγ補
正テーブルを選択して、画像処理を行う方法を開示して
いる特開平2−167755号公報では、ヘッドの温度
上昇の有無に拘わらず、インク吐出量のばらつきにより
発生する濃度差を一定にする手法しか開示されておら
ず、上述したような、ヘッド温度の昇温時のインク吐出
量の増加によって生じるビーディングの発生を回避する
ことはできなかった。
【0012】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、インクジェットヘッドの昇温により増大するインク
吐出量が記録媒体のインク受容量内に収まるようにし
て、ヘッド温度の上昇による記録媒体上でのインク溢れ
を防止したインクジェット記録装置及びその制御方法を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のインクジェット記録装置は以下のような構成
を備える。即ち、インクジェットヘッドから記録媒体上
にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
であって、前記インクジェットヘッドのインク吐出量に
関するヘッド情報を記憶するメモリから前記ヘッド情報
を読み出す読出し手段と、前記読出し手段により読み出
された前記ヘッド情報に基づいて画像データを補正する
ための補正用テーブルを選択する選択手段と、前記選択
手段により選択された前記補正用テーブルを使用して前
記画像データを処理して記録データを生成する画像処理
手段と、前記画像処理手段により生成された前記記録デ
ータに基づいて記録媒体に画像を記録するように制御す
る制御手段とを有し、前記補正用テーブルは、前記イン
クジェットヘッドにおけるインク吐出量の特性に対し
て、前記記録媒体への記録濃度と、前記記録媒体への記
録時に許容されるインク受容量とに基づく前記画像デー
タの補正用データを記憶していることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するために本発明のインク
ジェット記録装置の制御方法は以下のような工程を備え
る。即ち、インクジェットヘッドから記録媒体上にイン
クを吐出して記録を行うインクジェット記録装置の制御
方法であって、前記インクジェットヘッドのインク吐出
量に関するヘッド情報を記憶するメモリから前記ヘッド
情報を読み出す読出し工程と、前記読出し工程で読み出
された前記ヘッド情報に基づいて画像データを補正する
ための補正用テーブルを選択する選択工程と、前記選択
工程で選択された前記補正用テーブルを使用して前記画
像データを処理して記録データを生成する画像処理工程
と、前記画像処理工程で生成された前記記録データに基
づいて記録媒体に画像を記録するように制御する制御工
程とを有し、前記補正用テーブルは、前記インクジェッ
トヘッドにおけるインク吐出量の特性に対して、前記記
録媒体への記録濃度と、前記記録媒体への記録時に許容
されるインク受容量とに基づく前記画像データの補正用
データを記憶していることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0016】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係るインクジェットプリンタ装置1003を含
む印刷システムの構成を示す図である。
【0017】図において、1001はホストコンピュー
タで、例えばアプリケーションプログラム等を実行して
作成された画像データをインクプリンタ装置1003に
出力している。1002はプリンタドライバで、ホスト
コンピュータ1001においてアプリケーションプログ
ラムから受取った画像データを画像処理部1009によ
り画像処理し、その処理済みの画像データに基づいてプ
リンタ装置1003のプリント命令やプリントデータ等
を作成してプリンタ装置1003に出力している。ま
た、このプリンタドライバ1002は、双方向通信を用
いて、プリンタ装置1003からエラー情報等のステー
タス情報を受け取ったり、記録ヘッド(インクジェット
ヘッド)1006の吐出量情報やヘッド識別情報等を受
け取り、それに応じて画像処理部1009における画像
処理方法を変更している。これら情報の受け渡しと、画
像処理の方法に関しては後述する。
【0018】次に、インクジェットプリンタ装置100
3の構成について説明する。
【0019】プリンタ1003内のI/F部1004を
介して、ASIC(Application Spec
ialized for Integrated Ci
rcuit,または、Application Spe
cific IC)1005はホストコンピュータ10
01との間でデータの授受を行う。CPU1007は、
ASIC1005との間で、データ信号や制御信号のや
り取りを行うことで、プリンタ装置1003全体の動作
制御を行う。また、ASIC1005は記録ヘッド10
06との間でヘッド制御信号の授受を行っており、CP
U1007は各ヘッドの制御信号をASIC1005を
介して受け取ることにより、ヘッド駆動のための各種制
御を行う。更に、記録ヘッド1006には、その記録ヘ
ッドに関する各種情報を記憶しているEEPROM10
07が取り付けられており、その内容が所定のタイミン
グでASIC1005を介してCPU1007に渡され
る。
【0020】本実施の形態におけるインクジェットプリ
ンタ装置1003における記録ヘッド1006は、写真
調の高画質な画像を得るために、Y,M,C,K、L
C,LMの計6色分の記録素子用の基板が1つのヘッド
ユニットに搭載された構成となっている。
【0021】図2(A)は、本実施の形態に係る記録ヘ
ッド1006に取り付けられたEEPROM1008の
メモリマップ例を示す図で、図2(B)は、その具体例
を示す図である。
【0022】図2(A)に示すように、EEPROM1
008は、1ワード=16ビット幅でマッピングされて
いて、情報の種類によって、そのデータ長が可変に割り
当てられている。
【0023】ヘッド識別情報201は、32ビット(2
ワード)長のデータで、そのデータ長で表現可能な(2
32=4,294,967,296通り)の情報を、各記
録ヘッド毎の固有の情報として格納している。図2
(B)に記載した例では、この記録ヘッドには"0FF
FFFFFFh"というヘッド固有の識別情報がEEP
ROM1008に格納されている。
【0024】202はY,M,C,K,LC,LM各色
毎の吐出量情報を示し、それぞれ8ビットデータであ
る。この吐出量情報は、標準吐出量を"0"とし、それよ
りも小さい吐出量をマイナス、大きい吐出量をプラスと
して、例えば図2(B)のように、−2(FEh:hは
16進数を示す)、−1(FFh)、0(00h)、+
1(01h)、+2(02h)の5段階で表わす。
【0025】図2(B)に記載した例の場合、Y,Mの
インクに対応したヘッドは標準吐出量よりもインク吐出
量(それぞれ+2,+1)が多く、C,Kのインクに対
応したヘッドは標準の吐出量(共に0)であり、LC,
LMのインクに対応したヘッドは、標準吐出量よりもイ
ンク吐出量が少ない(それぞれ−1,−2)ヘッドであ
ることを示している(以降、上記吐出量情報に対するヘ
ッドの吐出量を「小小」(−2)、「小」(−1)、
「中」(0)、「大」(1)及び「大大」(2)と呼ぶ
こととする)ここで、このEEPROM1008に書き
込まれている情報としては、ここでは本実施の形態に関
係のある情報誌か示していないが、その他にも、例えば
ヘッドの駆動条件に関する情報を書き込んでおき、プリ
ンタ装置1003でその情報を読み出し、各記録ヘッド
毎に最適な駆動条件で制御しても良い。また或は、記録
ヘッド1006のレジ情報を書き込み、そのレジ情報に
基づいて各ヘッドの位置調整を行ってもよく、或はヘッ
ドの不吐ノズルの情報を書き込んでおき、その不吐ノズ
ルによる記録を他のノズルで補間して記録するようにし
ても良い。
【0026】このEEPROM1008の情報は、記録
ヘッドの出荷時に書き込まれ、その後、読み込み専用と
しても良く、或は、記録ヘッドのインク吐出量の経時的
な変化が起きた場合に、更新可能としてもよい。ここで
は簡単のために、出荷時のみEEPROM1008にこ
れらデータを書き込み、その後、そのデータを読み出し
専用とする場合で説明する。
【0027】図3は、本実施の形態に係るプリンタドラ
イバ1002の画像処理部1009の機能構成を示す機
能ブロック図である。
【0028】図3において、3001は色補正部で、R
GB各8ビットからなる合計24ビットの画像データを
入力し、その入力したRGBのそれぞれに対して3次元
LUT変換を用いてRGB24ビットに変換する。ここ
では入力された色空間に対して標準色空間への変換を行
い、プリンタ装置等の入出力機器毎での色再現の統一を
図るとともに、ユーザに好ましい色再現や記録色での再
現を行う。3002は色変換部で、色補正部3001で
色補正されたRGB値に対して、出力機器であるプリン
タ装置の色空間Y,M,C,K,LC,LMの各8ビッ
トからなる計48ビットデータへの変換を、同じく3次
元LUTを用いて行う。3003は出力ガンマ補正部
で、Y,M,C,K,LC,LMの各色毎に独立に、1
次元LUT(ガンマ補正テーブル3010)を用いた出
力ガンマ補正を行う。これにより、各色のヘッド毎のイ
ンク吐出量が補正される。
【0029】図4は、出力ガンマ補正部3003で補正
される、インク吐出量毎のガンマ補正特性を説明する図
である。
【0030】図4において、横軸はガンマ補正前の各色
独立の8ビット("0"〜"255")の画像データ値を示
し、縦軸は、その画像データ値に基づいてベタパッチを
記録したときの反射濃度値(O.D値)を示す。当然の
ごとく、インク吐出量が多いほうが、各階調に対して
O.D値が高くなっており、インク吐出量が少ないほう
がO.D値が低くなっている。この出力ガンマ補正部3
003におけるガンマ補正は、このような出力ガンマ特
性を持っていることを考慮して、入力に対してO.D値
がリニアな特性になるように、図5に示すような出力ガ
ンマ補正特性を有するガンマ補正テーブル3010を用
いる。
【0031】この出力ガンマ補正テーブル3010を各
ヘッドのインク吐出量に合せて準備し、出力ガンマ補正
部3003にガンマ補正テーブル3010として格納し
ておく。このガンマ補正テーブル3010の種類は、前
述のヘッドEEPROM1008に格納されているイン
ク吐出量情報の段階(5段階)と同じ数だけ持たせて
も、或は、それより少ない数(例えば3段階分)を持た
せ、その間を補間演算によってガンマ補正を行うように
しても良い。
【0032】尚、本実施の形態1では、各ヘッドにおけ
るインク吐出量のばらつきを補正するためにガンマ補正
テーブル3010を使用しているが、本発明はこれに限
るものではない。例えば、上記色処理を行う色補正部3
001のLUTや、色変換部3002のLUTを、各ヘ
ッドのインク吐出量の多少に応じて複数備え、各ヘッド
に応じて、使用するテーブルを切り替えることで補正し
ても良い。3006は出力ガンマ補正テーブル格納部
で、各種ヘッド情報に対応して、複数のガンマ補正テー
ブルを記憶している。
【0033】出力ガンマ補正テーブル変更部3005
は、記録ヘッド1006に搭載されたEEPROM10
08のヘッド情報を入力し、出力ガンマ補正部3003
に設定されたガンマ補正テーブル3010とは異なるイ
ンク吐出量の記録ヘッドが設定されていることを検知す
ると、そのEEPROM1008に記憶された吐出量情
報に基づいて、その記録ヘッド1006のインク吐出量
に応じたガンマ補正テーブルを、出力ガンマ補正テーブ
ル格納部3006から読み出し、出力ガンマ補正部30
0に送って、そのガンマ補正テーブル3010を変更す
る。
【0034】量子化部3004は、出力ガンマ補正部3
003でガンマ補正が行われた各色8ビットのデータを
入力し、プリンタ装置1003が表現できる階調数、例
えば図3の例の場合は、1ビット2値への量子化を行
う。通常この量子化処理には、疑似中間調表現が可能な
ディザ処理や誤差拡散処理が用いられる。
【0035】次に、ガンマ補正に基づく、記録ヘッドの
インク吐出量の補正処理について説明する。
【0036】図6は、記録ヘッドの吐出量を規格の範囲
内で5段階(ランク)に分け、各ランクに対して、通常
のインク吐出量のばらつきによる濃度差補正を目的とし
たインク吐出量補正後の換算吐出量、記録ヘッドの昇温
時の吐出量変化、及びその際のビーディング発生状況を
示した図である。本実施の形態では。通常時、インク吐
出量の中心が4.5ngであり、その上下に±0.7n
g公差ばらつきを持った場合の例で示している。
【0037】次に、インク吐出量を補正した後の換算吐
出量について説明する。
【0038】各記録ヘッドにおけるインク吐出量のばら
つきによる濃度差を補正するために、ガンマ補正テーブ
ルを、記録ヘッドのインク吐出量のランク毎に備えるこ
とによりインク吐出量の補正を行なう場合、最もインク
吐出量の少ないランク「小小」のガンマ補正テーブルの
出力の最大値を"255"とする。この最大値"255"の
時を、1色当たりに打ち込むことのできるインク吐出量
の上限に設定する。従って、この信号値より大きな値は
出力できないため、他のランクのテーブルは、その出力
最大値は"255"よりも小さく設定され、例えば図5に
示すように、全体的にインク打ち込み量が低くなるテー
ブルを用いる。
【0039】図6に示すように、インク吐出量のランク
「小小」の通常の吐出量は3.8〜4.0ngであり、
ガンマ補正テーブルにより補正された後の吐出量も3.
8〜4.0ngであり、その出力値の最大が"255"で
ある。これに対して、インク吐出量のランクが「小」の
場合は、通常のインク吐出量が4.0〜4.3ngで、
その出力値の最大が"248"であるので、平均的に見れ
ば単位面積当たりに打ち込むドット数は"248/255
=97.5%"に減少していることになる。この時、単
位面積当たりに打たれるインク量から、信号値の最大"
255"で出力した場合に置き換えて吐出量を換算した
場合、その換算量は、3.9〜4.2ngとなる。これ
を吐出量補正後の換算吐出量とする。このようにして図
6に示した5つの吐出量ランクのそれぞれに対して、吐
出量補正後の換算吐出量(ng)が求められる。
【0040】また本実施の形態に係る記録ヘッドは、昇
温することにより、各ランク毎に最大1.0ngの吐出
量の増加が発生する。従って、図6に示す換算吐出量に
対して、昇温時の吐出量は、その1.0ngの増加を見
込んで、図6の昇温時吐出量の欄に示すような値にな
る。
【0041】このようなインク吐出量特性を有する記録
ヘッドを使用して、所定の記録メディアに対して記録を
行なった時、その換算吐出量が5.5ngを超えるとビ
ーディングが発生するものとする。
【0042】これを図6を参照して考察すると、インク
吐出量のランクが「小小」から「中」では、昇温による
吐出量増加(最大1.0ng)を加味しても5.5ng
以下であるため、ビーディングが発生しない。一方、吐
出量のランクが「大」の場合はビーディングが発生する
可能性がある。また、吐出量のランクが「大大」の場合
では、インク打ち込み量が多い画像部では、昇温によっ
て、常にビーディングが発生してしまうことになる。
【0043】そこで本実施の形態1に係るインク吐出量
の補正処理方法では、ビーディングの発生を防ぐため
に、インク吐出量のランクに対応して、図7に示すよう
な特性を有するガンマ補正テーブルを用いる。
【0044】この図7のガンマ補正テーブル特性は、図
5に示すような、インク吐出量のばらつきによって発生
する濃度差を補正するためのガンマ補正テーブル特性に
対して設定されている。ここでは、ビーディングが発生
しないランク、この例ではランク「小小」と「小」と
「中」のガンマ補正テーブルは図5と同じテーブル特性
を採用している。また、この図7の例では、図5に示す
ガンマ補正テーブルに比べ、ランク「大」及び「大大」
に対する補正テーブルを、ビーディングが発生しないよ
うに、インク打ち込み量を下げる方向に変更された特性
示している。
【0045】図8は、図7に示すテーブル特性による換
算吐出量を説明する図で、ここでは昇温によるインク吐
出量の増加(1.0ng)を加味しても、全てのインク
吐出量のランクにおいてビーディングは発生しなくな
る。
【0046】図9は、本発明の実施の形態1に係るプリ
ンタドライバ1002における処理を示すフローチャー
トである。
【0047】まずステップS1で、インクジェットプリ
ンタ1003から送られてくる、そのプリンタ装置10
03の記録ヘッド1006に搭載されているEEPRO
M1008に格納されているヘッド情報を受取り、その
ヘッド情報を基に各色の記録ヘッドの吐出量情報を入手
する。次にステップS2で、各記録ヘッド1006の吐
出量情報に基づいて吐出量ランクを決定し、画像処理部
1009に保持されているガンマ補正テーブルを参照し
て、各記録ヘッドの吐出量補正後の換算インク吐出量を
求める。その値を基に、ヘッドが昇温した際に生じる
1.0ngのインク量を加味して、インク溢れ(ビーデ
ィング)が生じるかどうか、即ち、補正後のインク吐出
量が5.5ng越えるか否かを判定する。その値を越え
るヘッドが存在しない場合にはステップS3に進み、例
えば図5に示すガンマ特性のガンマ補正テーブルを選択
する。
【0048】一方、ビーディングが発生する虞れのある
記録ヘッド、例えば図6の例では、インク吐出量のラン
クが「大」或は「大大」の記録ヘッド1006がプリン
タ装置1003に装着されている場合はステップS4に
進み、例えば前述の図7に示すような、ビーディングの
発生を抑えた補正特性を有するガンマ補正テーブルを選
択する。尚、このガンマ補正テーブルの選択処理は、前
述した出力ガンマ補正テーブル変更部3005の機能に
相当している。
【0049】こうしてステップS3或はS4でガンマ補
正テーブルが選択されるとステップS5に進み、その選
択したガンマ補正テーブルを使用して画像処理部100
9で画像処理を実行してプリントデータ及びプリント命
令を作成する。次にステップS6にすすみ、こうして作
成したプリントデータ等をプリンタ装置1003に伝送
して、プリントを実行する。
【0050】以上説明したように本発明の実施の形態1
によれば、初期出荷時に発生する記録ヘッドの吐出量の
ばらつきによる濃度差の補正を行ないつつ、記録ヘッド
の吐出量の増加に伴うビーディングの抑制制御を行うこ
とにより、ビーディングによる画像の劣化を防止して画
像品質を良好に保つことができる。
【0051】尚、本実施の形態1では、インク吐出量の
各ランク毎のガンマ補正テーブルをどのランクにおいて
も保持していたが、ビーディングが発生する吐出量ラン
クのガンマ補正テーブルは、基準となる、あるランクの
ガンマ補正テーブルに基づいて、その吐出量の換算値か
ら、例えば補間計算等により求めても良い。
【0052】[実施の形態2]本実施の形態2では、各
記録ヘッド毎のインク吐出量のばらつきを考慮した複数
のガンマ補正テーブルをプリンタドライバ1002に用
意し、記録ヘッド1006のEEPROM1008に
は、その記録ヘッドにおけるインク吐出量のランク情報
を書き込んでおく。そして、ビーディングが発生するラ
ンクにおいてのみ、実際のランクに対してずらした値を
書きこみ、そのランク値に応じたガンマ補正テーブルを
設定して、各記録ヘッド毎のインク吐出量の補正処理を
行なうことを特徴とする。
【0053】図10は、インクジェットプリンタ装置1
003に用意された複数のインク吐出量ランクの記録ヘ
ッドに対応したガンマ補正特性を示した図である。
【0054】本実施の形態2では、ガンマ補正テーブル
の数は、8ランクに対応して8個用意されている。これ
ら8つのランクのそれぞれに対応するランク値の書込み
データは図11に示すようになる。また、各ランクに対
する換算吐出量での補正量は、最もインク吐出量が少な
いランク「小小」を0ngとし、ランク「小」が−0.
1ng、ランク「中」が−0.2ng,...,ランク
「大大大大大」が−0.7ngに対応している。
【0055】図11は、これら8種類のランク情報に対
応するランク値、換算吐出量補正幅、通常の吐出量、補
正後の換算吐出量、昇温時の吐出量等を示す図である。
【0056】図において、補正量は、前述の実施の形態
1(図8)で示した吐出量ランク「小小」、「小」、
「中」、「大」、「大大」のそれぞれに対して、昇温に
よる吐出量の増加を考慮しなかった場合の吐出量のラン
ク及び補正幅となっている。
【0057】実施の形態1の説明で用いた図6で説明し
たように、昇温時でのビーディングは「小小」、「小」
及び「中」ランクでは発生せず、「大」と「大大」での
み発生する。従って、吐出量ランク「小小」、「小」及
び「中」ランクのヘッドに対しては、そのまま実際の吐
出量ランク情報「小小」、「小」、「中」(ランク値−
2、−1、0)を書きこむ。また、インク吐出量のラン
ク「大」、「大大」に対しては、昇温時の吐出量増加に
より生じうるビーディングを防止するために、換算吐出
量の補正幅の大きい吐出量ランク情報を選択して、各記
録ヘッドのEEPROMにランク値("3","5")を書
きこむ。
【0058】ここで実際のインク吐出量のランクが
「大」の記録ヘッドには、換算吐出量の補正幅として"
−0.5ng"が必要なので、吐出量ランク情報として
「大大大(ランク値"3")」を書き込む。また、実際の
インク吐出量のランクが「大大」の記録ヘッドについて
は、換算吐出量の補正幅として"−0.7ng"が必要な
ので、吐出量のランク情報としては、「大大大大大(ラ
ンク値"5")」を書き込む。よって、実際の吐出量のラ
ンクとして、ランク「小小」、「小」、「中」、「大」
及び「大大」からなる5つのランクを有する各記録ヘッ
ドに書込むランク値のそれぞれは、図11に示すよう
に、"−2","−1","0","3"及び"5"の5種類とな
る。
【0059】上記のようなランク値が書きこまれた記録
ヘッドをプリンタ装置1003に搭載し、プリンタ装置
1003からホストコンピュータ1001のプリンタド
ライバ1002に、吐出量のランク情報として、このラ
ンク値("−2","−1","0","3"及び"5")が送ら
れる。これにより、プリンタドライバ1002の画像処
理部1009に用意されている図10に示した複数のガ
ンマ補正特性を有するガンマ補正テーブルから、該当す
るガンマ補正テーブルが選択されてガンマ補正処理が行
なわれる。
【0060】このように本実施の形態2においては、記
録ヘッドの昇温時におけるビーディングの防止まで考慮
したインク吐出量の補正を行なう上で、ビーディングが
発生する可能性がある吐出量ランクでは、濃度差の補正
のみを行うためのガンマ補正とは異なる特性のテーブル
を使用するように、実際の吐出量ランク情報を書込む。
また、ビーディングが発生する可能性が無いランクにお
いては、濃度差補正のみのガンマ補正テーブルを用いる
ように、吐出量ランク情報の書き込みを行なう。
【0061】以上説明したように本実施の形態2によれ
ば、プリンタドライバ1002に使用が想定される補正
処理用のパラメータを予め用意しておき、記録ヘッド1
006のEEPROM1008にランク情報を書込む際
に、そのランク情報を実際の吐出量ランクと異ならせ
る。これにより、そのランク情報を変更するだけで、プ
リンタドライバ1002におけるガンマ補正処理の内容
を決定できるというメリットがある。例えば、記録ヘッ
ド1006の特性改良により、例えば記録ヘッドが昇温
してもインク吐出量が変化しない記録ヘッドに改良され
た場合や、吐出量が変化しにくくなった記録ヘッドに改
良された場合には、その記録ヘッドに装着するEEPR
OM1008のインク吐出量のランク情報を変更し、イ
ンク吐出量のばらつきによる濃度差補正のための本来の
ガンマ補正テーブルを選択するよう変更することが可能
となる。
【0062】[実施の形態3]本実施の形態3は、記録
ヘッドの製造工程上発生する寸法公差量の内、ヘッド昇
温時のインク吐出量の増加に相関の高い、ヘッド流路高
さを示す情報をEEPROM1008に記憶しておき、
その情報を基に、インク吐出量のランクに応じたガンマ
補正テーブルを選択的に用いることを特徴とする。
【0063】ここで言う記録ヘッドの流路高さとは、図
15に示すヘッドのインク供給路から吐出口に至る断面
図の矢印で示す寸法のことを指す。図15に示すヘッド
は、ヒータの加熱によりインク流路中に気泡を発生さ
せ、気泡の発生時の圧力により吐出口からインクを吐出
するものであり、インクの吐出方向は図中の上方であ
る。このインク流路の高さは、ヘッドのインクリフィル
特性に密接に関連する。つまり、インク吐出後に吐出さ
れた分に相当するインクの流路への供給性能に影響し、
流路高さが高いとインクのリフィルが早く行われ、逆に
流路高さが低いとリフィル特性が低下し、リフィルに要
する時間が長くなる。
【0064】本実施の形態3に係る記録ヘッドは、図1
2に示すように流路高さが15μmを中心にして設計さ
れ、公差±2μmの製造上のばらつきを有している。こ
の公差の上限と下限、及び中心では、ヘッド昇温時にイ
ンク吐出量が増加する際の増加量が異なる。即ち、流路
高さが13μmのものは約0.5ngインク吐出量が増
加し、15μmのもの(即ち、実施の形態1で説明した
記録ヘッド)では約1.0ngインク吐出量が増加し、
流路高さが17μmのものは約1.5ng増加する。こ
れは流路高さの違いによって、インクリフィル時に供給
されるインク量が増加するため、ヘッド昇温時における
インク吐出量も増加量する。
【0065】ここで図13(A)に示すように、記録ヘ
ッド1006のEEPROM1008に書きこむヘッド
情報に、上記ヘッドの流路高さを3ランクに分け、それ
ぞれを識別する情報として、ヘッド流路高さ情報120
1を追加する。この情報は、例えば、流路高さ13μm
の場合は13(000Dh)、15μmの場合には15
(000Fh)、17μmの場合には17(0011
h)とする。
【0066】図13(B)は、このEEPROM100
8に書込まれたヘッド情報の一例を示す図で、ここで
は、ヘッド流路高さ情報1201は"00Fh"で、ヘッ
ド流路高さが15μmの場合を示している。
【0067】図14は、このヘッド流路高さに応じたイ
ンク吐出量の補正方法を説明する図である。なお、ここ
では、公差の中心である流路高さ15μmの時の吐出量
補正方法は、前述の実施の形態1と同様のため、その説
明を割愛する。
【0068】図14(A)は、流路高さ13μmの場合
のインク吐出量の補正データを説明する図で、昇温によ
る吐出量増加は0.5ngなので、図5に示したガンマ
補正特性のテーブルを使用しても、吐出量ばらつきによ
る濃度差のみ補正した時の換算吐出量補正幅、即ち、
(0〜−0.4ng)で、昇温時の吐出量はビーディン
グ発生の5.5ngを越えない。従って、流路高さ13
μmの記録ヘッドの場合には、各吐出量ランクに対し
て、図5に示す、インク吐出量のばらつきによる濃度差
のみの補正をそのまま行なえば良い。
【0069】一方、図14(B)に示す、流路高さが1
7μmのヘッドの場合には、昇温時による吐出量増加は
1.5ngである。従って、吐出量ランクが「小小」の
場合にはヘッド昇温時の吐出量が5.5ngを超えな
い。しかし、その他のランクでは、通常吐出量に昇温時
の増加分1.5ngを加えると、全て昇温によりインク
吐出量が5.5ngを超えてしまうため、換算吐出量補
正の幅は図14(B)に示すように、最大で−1.2n
gの吐出量の補正を行なうようなガンマ補正テーブルを
用いる必要がある。
【0070】図14及び図12に示したような、3種類
の流路高さ毎のガンマ補正テーブルは、全てプリンタド
ライバ1002に備えている。そして、記録ヘッド10
06のEEPROM1008に書込まれた吐出量のラン
ク情報と、ヘッド流路高さ情報がプリンタ装置1003
のASIC1005、CPU1007により読み込ま
れ、この読み込まれたデータが、プリンタインターフェ
ースを介してプリンタドライバ1002に送られる。こ
れにより、プリンタドライバ1002が、該当するガン
マ補正テーブルを選択して画像処理を行う。
【0071】図16は、本発明の第3実施の形態に係る
プリンタドライバ1002の処理を示すフローチャート
である。
【0072】まずステップS11で、インクジェットプ
リンタ1003から送られてくる、そのプリンタ装置1
003の記録ヘッド1006に搭載されているEEPR
OM1008に格納されているヘッド情報を受取り、そ
のヘッド情報を基に各色の記録ヘッドの吐出量情報を入
手する。次にステップS12に進み、各記録ヘッド10
06の液路高さを求める。この流路高さは、前述のよう
に、記録ヘッド1006のEEPROM1008に書込
まれた流路高さ情報を読み込むことにより得ることがで
きる。次にステップS13に進み、この液路高さに基づ
いて、画像処理部1009に保持されている対応するガ
ンマ補正テーブルを選択する。尚、このガンマ補正テー
ブルの選択処理は、前述した出力ガンマ補正テーブル変
更部3005の機能に相当している。
【0073】こうしてステップS13でガンマ補正テー
ブルが選択されるとステップS14に進み、その選択し
たガンマ補正テーブルを使用して画像処理部1009で
画像処理を実行してプリントデータ及びプリント命令を
作成する。次にステップS6にすすみ、こうして作成し
たプリントデータ等をプリンタ装置1003に伝送し
て、プリントを実行する。
【0074】以上説明したように本実施の形態3によれ
ば、ヘッド昇温時のインク吐出量の増加と、これに相関
の高いヘッドの流路高さの2種類の情報によって、イン
ク吐出量補正の際に用いるガンマ補正テーブルを選択し
て使用することにより、ヘッドの公差内の吐出量の初期
ばらつき、及び吐出量の変動ばらつきに応じた細かい制
御を行なうことが可能となり、ビーディングによる画像
の不良を未然に防ぐと同時に、画像品位のばらつきをさ
らに最小限にすることができる。
【0075】なお本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0076】尚、上述の実施の形態では、ホストコンピ
ュータのプリンタドライバにおいてガンマ補正テーブル
を選択して画像処理を実行するように説明したが、本発
明はこれに限定されるものでなく、例えばプリンタ装置
1003のCPU或は専用の回路等で実行されても良
い。
【0077】また本発明の目的は、前述した実施の形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても達
成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。また、コンピュータが
読み出したプログラムコードを実行することにより、前
述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプ
ログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働
しているオペレーティングシステム(OS)などが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0078】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0079】以上の実施の形態では、特にインクジェッ
ト記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用
されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用
いることで記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0080】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0081】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0082】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成でも良い。加え
て、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロットを
電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59
−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収す
る開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0083】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0084】また、以上の実施の形態の記録装置の構成
に、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは記録動作を一層安定にできるので好
ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘ
ッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、
加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは
別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加
熱手段を設けることや、記録とは別の吐出を行う予備吐
出モードを設けることなどがある。
【0085】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0086】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、ヘッド毎の吐出量のばらつきが発生する場合でも、
予めそのばらつきの情報をヘッドのEEPROMに書き
込んでおき、その情報を基に、プリンタドライバにおけ
る画像処理のパラメータを変更することで、色味変化の
発生を最小限に抑えることが可能となる。
【0087】また、ヘッドの昇温時の吐出量増加によっ
て発生するビーディングの防止を同時に行なうことが可
能となる。この際、ビーディング発生が起きる可能性の
あるインク吐出量のランクでのみ、ガンマ補正テーブル
の特性を変更する。これにより、ビーディングが発生し
ないランクでは、ほぼ同一の色味、濃度の画像が得られ
るため画品質の向上につながる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクジェットヘッドの昇温により増大するインク吐出量
が記録媒体のインク受容量内に収まるようにして、ヘッ
ド温度の上昇による記録媒体上でのインク溢れを防止で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインクジェット印刷
システムの構成を示す全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るEEPROMのメ
モリマップ(A)と、そのデータの具体例(B)を説明
する図である。
【図3】本実施の形態に係るプリンタドライバの画像処
理部の機能構成を示す機能ブロック図である。
【図4】画像データと記録濃度との特性例を示す図であ
る。
【図5】図4の特性を補正するためのガンマ補正テーブ
ルのデータ特性を説明する図である。
【図6】ヘッドのインク吐出量の各ランクに対応したビ
ーディングの発生状況を説明する図である。
【図7】本実施の形態1に係るビーディングを防止した
ガンマ補正テーブルの特性例を示す図である。
【図8】図7のガンマ補正テーブルを使用したときのビ
ーディング発生状況を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係るプリンタドライバ
における処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態2に係るガンマ補正テー
ブルの特性例を説明する図である。
【図11】本実施の形態2に係る、インク吐出量の各ラ
ンク毎のEEPROMに記憶したインク吐出量のランク
情報を示す図である。
【図12】記録ヘッドの流路高さに応じた、昇温時のイ
ンク吐出量の増加を説明する図である。
【図13】本発明の実施の形態3に係るEEPROMの
メモリマップ(A)と、そのデータの具体例(B)を説
明する図である。
【図14】本実施の形態3に係る流路高さ毎のインク吐
出量の補正内容を説明する図で、(A)は流路高さが1
3μmの場合を、(B)は流路高さが17μmの場合を
それぞれ示す。
【図15】本実施の形態に係る記録ヘッドの流路高さを
説明する図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係るプリンタドライ
バにおける処理を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 枝村 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 村上 修一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 水谷 道也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 前田 哲宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 藤田 美由紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小笠原 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA05 EA06 EB07 EB59 EC72 EC75 EC76 2C057 AF25 AF39 AK02 AL31 AM14 AM28 AM40 CA01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドから記録媒体上に
    インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置で
    あって、 前記インクジェットヘッドのインク吐出量に関するヘッ
    ド情報を記憶するメモリから前記ヘッド情報を読み出す
    読出し手段と、 前記読出し手段により読み出された前記ヘッド情報に基
    づいて画像データを補正するための補正用テーブルを選
    択する選択手段と、 前記選択手段により選択された前記補正用テーブルを使
    用して前記画像データを処理して記録データを生成する
    画像処理手段と、 前記画像処理手段により生成された前記記録データに基
    づいて記録媒体に画像を記録するように制御する制御手
    段とを有し、 前記補正用テーブルは、前記インクジェットヘッドにお
    けるインク吐出量の特性に対して、前記記録媒体への記
    録濃度と、前記記録媒体への記録時に許容されるインク
    受容量とに基づく前記画像データの補正用データを記憶
    していることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インクジェットヘッドは複数設けら
    れ、前記メモリは各インクジェットヘッドに取付けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド情報は、前記インクジェット
    ヘッドのインク吐出量特性を複数ランクに分けて表して
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記補正用テーブルは、前記インクジェ
    ットヘッドの昇温により変化するインク吐出量を考慮し
    た補正用データを含むことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド情報は、前記インクジェット
    ヘッドの液路の高さに関する情報を含むことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  6. 【請求項6】 インクジェットヘッドから記録媒体上に
    インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置の
    制御方法であって、 前記インクジェットヘッドのインク吐出量に関するヘッ
    ド情報を記憶するメモリから前記ヘッド情報を読み出す
    読出し工程と、 前記読出し工程で読み出された前記ヘッド情報に基づい
    て画像データを補正するための補正用テーブルを選択す
    る選択工程と、 前記選択工程で選択された前記補正用テーブルを使用し
    て前記画像データを処理して記録データを生成する画像
    処理工程と、 前記画像処理工程で生成された前記記録データに基づい
    て記録媒体に画像を記録するように制御する制御工程と
    を有し、 前記補正用テーブルは、前記インクジェットヘッドにお
    けるインク吐出量の特性に対して、前記記録媒体への記
    録濃度と、前記記録媒体への記録時に許容されるインク
    受容量とに基づく前記画像データの補正用データを記憶
    していることを特徴とするインクジェット記録装置の制
    御方法。
  7. 【請求項7】 前記メモリは前記インクジェットヘッド
    に取付けられていることを特徴とする請求項6に記載の
    インクジェット記録装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記ヘッド情報は前記インクジェットヘ
    ッドのインク吐出量特性を複数ランクに分けて表してい
    ることを特徴とする請求項6又は7に記載のインクジェ
    ット記録装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記補正用テーブルは、前記インクジェ
    ットヘッドの昇温により変化するインク吐出量を考慮し
    た補正用データを含むことを特徴とする請求項6乃至8
    のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置の制御
    方法。
  10. 【請求項10】 前記ヘッド情報は、前記インクジェッ
    トヘッドの液路の高さに関する情報を含むことを特徴と
    する請求項6乃至9のいずれか1項に記載のインクジェ
    ット記録装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記補正用テーブルは、前記インクジ
    ェットヘッドの昇温により変化したインク吐出量が、前
    記記録媒体のインク受容量以下になるように前記記録デ
    ータを設定するための補正データを含むことを特徴とす
    る請求項6乃至11のいずれか1項に記載のインクジェ
    ット記録装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項6乃至11のいずれか1項に記
    載のインクジェット記録装置の制御方法を実行するプロ
    グラムを記憶したことを特徴とする、コンピュータによ
    り読取り可能な記憶媒体。
  13. 【請求項13】 インクジェットヘッドのインク吐出特
    性を複数ランクに分けて表したランク情報に対応して、
    入力した画像データを変換する補正画像データを記憶し
    ており、前記補正画像データは前記インクジェットヘッ
    ドが昇温しても、当該インクジェットヘッドから吐出さ
    れるインク量が所定量以下になるように設定されている
    ことを特徴とするインクジェット記録装置用の補正用デ
    ータテーブル。
  14. 【請求項14】 前記補正用データテーブルは、更に前
    記インクジェットヘッドの液路高さに関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項13に記載の補正用データテー
    ブル。
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