JP2002027559A - 移動体通信機器の着発信制限方法 - Google Patents

移動体通信機器の着発信制限方法

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JP2002027559A
JP2002027559A JP2000212818A JP2000212818A JP2002027559A JP 2002027559 A JP2002027559 A JP 2002027559A JP 2000212818 A JP2000212818 A JP 2000212818A JP 2000212818 A JP2000212818 A JP 2000212818A JP 2002027559 A JP2002027559 A JP 2002027559A
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restricted
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JP2000212818A
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Motoji Nagahara
基司 長原
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用制限のために利用制限区域内で電磁波を
発することなく、着発信の利用制限を行える移動体通信
機器の着発信制限方法および移動体通信システムを提供
する。 【解決手段】 公衆網に接続された基地局(20)と、
基地局に対して制御信号を発信して当該基地局に管理さ
れる移動体通信機器(1)と、基地局と通信路(12)
により接続され、移動体通信機器の使用を制限したい使
用制限区域(10)内に設置される信号受信制限装置
(11)とが設けられ、信号受信制限装置(11)が、
移動体通信機器が当該移動体通信機器を管理している基
地局に対して発する制御信号を受信し、当該移動体通信
機器に対する着発信を制限するための利用規制情報を通
信路を介して基地局に通知すると、基地局(20)が、
信号受信制限装置から利用規制情報の通知を受け、利用
規制情報に基づき移動体通信機器に対する着発信を制限
する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信機器を
使用制限区域内において通話規制できる移動体通信機器
の着発信制限方法および移動体通信システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信機器である携帯電話機やPH
S(Personal Handyphone System)電話機が大量に普及
し、所を選ばずに移動体通信機器である携帯電話機,P
HS電話機が使用されることになり、携帯電話機の使用
中の当該携帯電話機から発射される電磁波によっては、
例えば病院内での機器の誤動作が問題となっている。
【0003】また、携帯電話機を用いての列車内での大
声による通話、コンサートホールにおいては携帯電話機
の着信音による不快感など、携帯電話機を使用する使用
者のマナーが問題となっている。
【0004】このような問題に対して、例えば、特開平
9−331576号公報に記載されている「携帯電話利
用制限方式および携帯電話機」の提案、特開平10−2
42901号公報に記載されている「移動通信機器の電
源強制切断方法および移動通信機器」の提案、特開平1
1−215562号公報に記載されている「移動無線装
置および移動通信システムならびに移動無線装置の通話
規制方法」などの提案がある。これらの提案の技術は、
いずれも利用制限区域内であることを移動体通信機に通
知して利用制限するための制御信号(利用制限信号、電
源強制切断信号、使用規制信号)を送信する送信機を、
その利用制限区域の中心部に設けておき、移動体通信機
器の携帯電話機がこの制御信号を受信することにより、
当該携帯電話機を利用制限する方法である。いずれの提
案の技術においても移動体通信機器の側での対応が必要
となっているものである。
【0005】また、移動体通信機器の側での対応が不要
な方法として、この種の携帯電話機の利用を制限するた
めに、妨害電波による利用制限方法があるが、強い電磁
波の発射を伴うため、病院などで利用することはできな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、携帯
電話機での通話が制限されるべき場所において、その携
帯電話機の使用を制限できるのは、それぞれの使用者の
個人の自覚に頼るところがあり、また、個人の自覚に頼
らずに強制的に利用制限するには、従来の携帯電話機の
通話制限方法を用いる場合、利用制限するために使用制
限区域内に設置する無線機器が妨害電波の電磁波を発射
したり、また、制御信号を送信して利用制限するので、
それに対応する移動体通信機器の側での対応が必要であ
った。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、本発明の目的は、使用制限の
ために使用制限区域内で電磁波を発することなく、ま
た、移動体通信機器の側での対応がなされていない移動
体通信機器に対しても、一定の通話制限を行える移動体
通信機器の着発信制限方法および移動体通信システムを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明による移動体通信機器の着発信制限方
法は、この方法が適用される基本的なシステム構成とし
て、公衆網に接続された基地局(20)と、基地局に対
して制御信号を発信して当該基地局に管理される移動体
通信機器(1)と、基地局と通信路(12)により接続
され、移動体通信機器の使用を制限したい使用制限区域
(10)内に設置される信号受信制限装置(11)とが
設けられ、信号受信制限装置(11)が、移動体通信機
器が当該移動体通信機器を管理している基地局に対して
発する制御信号を受信し、当該移動体通信機器に対する
着発信を制限するための利用規制情報を通信路を介して
前記基地局に通知すると、基地局(20)が、信号受信
制限装置から利用規制情報の通知を受け、利用規制情報
に基づき移動体通信機器に対する着発信を制限する制御
を行う。
【0009】すなわち、本発明の移動体通信機器の着発
信制限方法においては、移動体通信機器の使用を制限し
たい区域内に、移動体通信機器が当該移動体通信機器を
管理している基地局に対して発する制御信号を受信し、
着発信を制限するための利用規制情報を通信路を介して
基地局に通知する信号受信制限装置を設置しておき、信
号受信制限装置が移動体通信機器から発せられる制御信
号を受信した場合、信号受信制限装置に予め設定された
利用制限レベルに基づき、所定の利用規制情報を移動体
通信機器の所属する基地局に通知し、この通知を受けて
基地局が利用規制情報により移動体通信機器に対する着
発信を制限する。
【0010】このように、本発明による移動体通信機器
の着発信制限方法によれば、電磁波障害が懸念される場
所や、呼出し音が周囲の人々に迷惑を及ぼすような場所
である移動体通信機器が利用制限されるべき場所の使用
制限区域内で、電磁波を発することなく、また、移動体
通信機器の側での対応がなされていない移動体通信機器
に対しても、移動体通信機器の着発信を当該移動体通信
機器を管理している(所属している)基地局の側で制限
することができる。
【0011】また、本発明による移動体通信機器の着発
信制限方法を最も有効に適用するためのシステム構成と
なる移動体通信システムにおいて、信号受信制限装置
は、予め設定された利用制限レベルに基づき、それぞれ
の移動体通信機器に対する利用規制情報の内容を変えて
基地局に通知する。
【0012】この場合、基地局は、通知される利用規制
情報に基づき、使用制限区域内にある移動体通信機器を
呼び出した通信機器に対して、制限内容を音声メッセー
ジにより通知し、あるいは報知信号で通知すると共に制
限内容を表示するデータ信号を送信する。また、基地局
は、通知される利用規制情報に基づき、使用制限区域内
にある移動体通信機器に対しては、発信要求時に使用制
限区域内であることを認知させるメッセージを通知す
る。これにより、利用者に対して、その移動体通信機器
が使用制限区域内にあり、使用制限されていることを知
らせ、使用規制を行う移動体通信システムの運用を円滑
にする。
【0013】また、基地局は、通知される利用規制情報
に基づき、使用制限区域内にある移動体通信機器に対し
て、当該移動体通信機器が制限モード機能を有する場合
に、制限モードとする制御信号を送信する。これによ
り、制限モード機能を有する移動体通信機器に対して
は、その制限モード機能を利用して適切に使用制限区域
内において使用制限できる。
【0014】更に、基地局は、通知される利用規制情報
に基づき、通話中の移動体通信機器が使用制限区域に入
った場合は、音声信号または報知信号で通話に割込み、
通話者に使用制限区域内である旨を通知し、一定時間後
に通話を切断する。これにより、通話中において使用制
限区域内に入った場合にも対応できるようになる。
【0015】また、基地局は、使用制限を受けている移
動体通信機器から使用要求信号を受信した場合、信号受
信制限装置に対して問合せを行い、信号受信制限装置が
使用制限区域内で当該移動体通信機器から発せられる制
御信号を受信しなくなったことを、信号受信制限装置か
ら通知される利用規制情報に基づき確認して、使用制限
を解除する。これにより、使用制限区域から離脱した移
動体通信機器に対しては、適切にその使用制限を解除で
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態を、一実施例により図面を参照して具体的に説明す
る。図1は本発明にかかる移動体通信機器の着発信制限
方法を適用する移動体通信システムとその適用環境を説
明する図である。図1に示すように、公衆網に接続され
た基地局20と、基地局20に対して制御信号を発信し
て当該基地局に管理される移動体通信機器1とから構成
される移動体通信システムの基本システムに、移動体通
信機器1の使用を制限したい使用制限区域10内に、基
地局20と通信路12により接続された信号受信制限装
置11が設けられる。信号受信制限装置11は、移動体
通信機器1が当該移動体通信機器1を管理している基地
局20に対して発する制御信号を受信すると、当該移動
体通信機器1に対する着発信を制限するための利用規制
情報を通信路12を介して基地局20に通知する。これ
により、基地局20が、信号受信制限装置11から利用
規制情報の通知を受け、その利用規制情報に基づき移動
体通信機器1に対する着発信を制限する制御を行う。
【0017】このように、基本的なシステム構成とし
て、移動体通信機器1の使用を制限したい使用制限区域
10に、移動体通信機器1から基地局20に対して発す
る制御信号を受信する信号受信制限装置11が設置され
ており、使用制限区域10内において、信号受信制限装
置11が移動体通信機器1から発せられる制御信号を受
信した場合、例えば、後述するように予め設定された制
限レベル(受信および発信禁止、受信のみ禁止、電源断
など)に基づいて、その内容を意味する利用規制情報を
通信路12を通じて、その時、当該移動体通信機器1を
管理している(所属している)基地局20へ通知する。
基地局20では、信号受信制限装置11からの通知を受
けて、基地局20は移動体通信機器1に対して、他局の
一般通話者(電話機21,携帯電話機22)からの呼び
出しを制限するように通信制御を行う。
【0018】信号受信制限装置11は、移動体通信機器
1の使用制限を行いたい使用制限区域10に設置する。
信号受信制限装置11は、通信路12(有線、無線を問
わない)によって、移動体通信機器1を管理している基
地局20(この場合の基地局とは移動体通信機器1が所
属している基地局の全てを指す)へ接続されている。基
地局20は、公衆網に接続されており、回線接続された
電話機21、無線回線により接続された移動体通信機器
である携帯電話機22などの他局との通信が可能となっ
ている。
【0019】信号受信制限装置11は、移動体通信機器
1が、その利用が管理されるべき使用制限区域10内に
入った場合、移動体通信機器1から基地局20に発して
いる制御信号を受信する。この場合の使用制限区域10
の範囲は、信号受信制限装置11の受信感度(移動体通
信機器から発せられる制御信号を受信できる範囲)によ
り設定される。
【0020】信号受信制限装置11は、移動体通信機器
1からの制御信号を受信した場合、通信回線12を通し
て、当該移動体通信機器1を管理している基地局20に
対して、移動体通信機器1が使用制限区域10内に入っ
たことを通知する。この通知は、予め設定された制限レ
ベルに基づいて、その内容を意味する利用規制情報を通
信路12を通じて基地局20に送信することにより行わ
れる。
【0021】図2は、信号受信制限装置11の内部構成
を示すブロック図である。信号受信制限装置11は、図
2に示すように、制御部110、受信部111、制限レ
ベル設定部112、通信部113、記憶部114から構
成されている。受信部111は、移動体通信機器1が発
信する基地局20との制御信号を受信する。
【0022】制限レベル設定部112は、信号受信制限
装置11の使用制限区域の範囲を設定するための受信感
度の設定を行い、また、利用規制情報を発信するための
制限レベルの設定を行う。ここでの制限レベルは、例え
ば、(1)受発信禁止、(2)受信のみ禁止、(3)電
源断、などの設定を可能とする。この場合、緊急通信の
みは、通知する利用規制情報により例外的に許可するよ
うにしても良い。
【0023】通信部113は、受信した情報を通信路1
2を通じて基地局20へ伝送すると共に、基地局20か
らの使用制限区域10内に存在する移動体通信機器1に
対する照会情報を受信する。記憶部114は、使用制限
区域内10における移動体通信機器1の状態を記憶して
おき、複数の移動体通信機器1に対しても使用制限でき
るようにする。
【0024】図3は、基地局20の要部の構成を示すブ
ロック図である。基地局20は、図3に示すように、制
御部200、受発信部201、通信部202、記憶部2
03、第1通知部(通知部A)204、第2通知部(通
知部B)205から構成されている。受発信部201
は、移動体通信機器1との通信を行う電子回路である。
通信部202は、通信回線12を通じて信号受信制限装
置11からの使用制限区域内10における移動体通信機
器1の情報を受信すると共に、移動体通信機器1が使用
制限区域内10から外れたか否かを信号受信制限装置1
1に照会する処理を行う。記憶部203は、該当する移
動体通信機器1の情報を一元管理し、制限レベル、該当
する制限エリアなどの情報を保有する。
【0025】第1通知部(通知部A)204は、移動体
通信機器1に対して、音声メッセージまたは報知信号を
送信し、該当の移動体通信機1が使用制限区域10内に
いることを通知する処理を行う。第2通知部(通知部
B)205は、移動体通信機器1に対して通話要求を行
った一般の発信者に対し、音声メッセージまたは報知信
号を送信し、該当の移動体通信機器1が使用制限区域1
0内にいることを通知する処理を行う。
【0026】図4は、移動体通信機器1が使用制限区域
10に入ったときのそれぞれのシステム要素による処理
を連続して説明するフローチャートである。図4を参照
して説明する。
【0027】移動体通信機器1が使用制限区域10に入
ったとき、すなわち、信号受信制限装置11において、
その受信部111が、移動体通信機器1が発信する基地
局20との制御信号を受信すると(ステップ301)、
例えば、割り込みを発生させて、ステップ302の処理
を行う。そのステップ302の処理の中で、信号受信制
限装置11は、制限レベル設定部112に設定された自
局の情報、制限レベルを付加し、移動体通信機器1の情
報を、これらの情報を利用規制情報として、通信部11
3より通信回線12を経由して、基地局20に移動体通
信機器1が使用制限区域10に入ったことを通知する。
【0028】基地局20では、信号受信制限装置11か
らの通知を受けると、その情報(利用規制情報)を記憶
部203に登録する処理を行い(ステップ303)、次
に、移動体通信機器1が通話中であるか否かを判断する
(ステップ304)、通話中であれば、第1通知部(通
知部A)204を通じて移動体通信機器1に対して、ま
た、第2通知部(通知部B)205を通じて一般通話者
に対して、移動体通信機器1が使用制限区域内に入った
ことを音声メッセージまたは報知信号により通知する
(ステップ305)。
【0029】次に、基地局20では、制御部200が一
定時間内に通話が断とされたか否かを判断し(ステップ
306)、一定時間が経過しても通話が終了しない場合
は、強制的に通話を切断する(ステップ307)。
【0030】また、移動体通信機器1が通話中であるか
否かを判断し(ステップ304)、通話中でない場合に
は、その移動体通信機器1が、制限信号を認識できる機
能を持った機種であるか判定し(ステップ308)、制
限信号を認識できる機能を持った機種であれば、第1通
知部(通知部A)204を通じて、移動体通信機器1に
対して使用制限区域内であることと、その制限レベルを
通知する(ステップ309)。基地局20から通知を受
けた移動体通信機器1は、基地局20から通知された信
号により制限区域内モード設定を行い、予め決められた
制限レベルの動作状態に入る(ステップ310)。
【0031】図5は、一般通話者21,22から移動体
通信機器1に対する呼び出しが発生した場合の基地局の
動作を説明する要部のフローチャートである。
【0032】基地局20は、通常、多くの移動体通信機
器に対する通信制御処理を行っているが、一般通話者2
1,22から該当の移動体通信機器1に対する呼び出し
の通話要求を受けると(ステップ401)、例えば、割
り込み処理により、ステップ402〜404の処理を行
う。つまり、呼び出しを受けた該当の移動体通信機器1
が使用制限区域10に存在することが、記憶部203に
登録されていないかを確認し(ステップ402)、記憶
部203に登録されている(使用制限区域に存在してい
る)場合、その登録された情報により制限レベルが着信
制限レベルであるか否かを確認して(ステップ40
3)、第2通知部(通知部B)205を通じて一般通話
者(電話機21,携帯電話機22)に対して移動体通信
機器1が使用制限区域内に入っていることを音声メッセ
ージまたは報知信号にて通知する(ステップ404)。
これにより、移動体通信機器1に対する着信制限を行
う。この場合、移動体通信機器1は制限信号を認識でき
る機能を持った機種であることは必要でない。
【0033】図6は、使用制限区域から外れた場合の処
理(制限解除)を説明するフローチャートである。図6
のフローチャートは、制限信号を認識できない機種の移
動体通信機器1が使用制限区域10内で電源を切り忘れ
ている場合、移動体通信機器が通話要求を発信しようと
した場合、また、移動体通信機器1が使用制限区域内で
制限信号を認識できる機能を持った機種を含めて、使用
制限区域から外れた場合の制限解除の処理を説明してい
る。
【0034】基地局20は、移動体通信機器1からの定
期的な位置情報などの制御信号および発信要求を受信す
ると(ステップ501)、例えば、割り込み処理によ
り、ステップ502〜503の処理を行う。つまり、該
当する移動体通信機器1が使用制限区域10に存在する
ことが記憶部203に登録されていないか確認して(ス
テップ502)、登録されていない場合は通常の通信制
御の処理に戻るが、該当の移動体通信機器に対する利用
規制情報が登録されている場合(使用制限区域に該当の
移動体通信機器が存在する場合)は、通信部202を通
じて、信号受信制限装置11に照会を行う(ステップ5
03)。すなわち、移動体通信機器1が使用制限区域内
10から外れていないことを確認するため、信号受信制
限装置11に照会する。
【0035】これに対して、信号受信制限装置11で
は、照会をうけた移動体通信機器の制御信号を受信して
いるか否かを判断し(ステップ504)、受信部111
を通じて、該当する移動体通信機器1からの信号が受信
されていないことを確認できれば、記憶部114から該
当する移動体通信機器1の情報を消去し(ステップ50
5)、該当の移動体通信機器1が使用制限区域10内に
は存在しないことを通知する(ステップ506)。つま
り、通信部113を通じ、基地局20に対して該当の移
動体通信機器1が使用制限区域10から外れたことを通
知する。
【0036】この通知を受けた基地局20では、移動体
通信機器1が使用制限区域10から外れた通知を受け
て、記憶部203から該当する移動体通信機器1の情報
を削除し(ステップ507)、次に、該当の移動体通信
機器1が制限信号を認識できる機能を持った機種である
か否かを判断し(ステップ508)、制限信号を認識で
きる機能を持った機種である場合に、使用制限区域から
外れたことを信号で通知する(ステップ509)。そし
て、この通知の信号を受けた移動体通信機器1は、基地
局20から通知された信号によって、制限区域内モード
を解除する(ステップ510)。これにより、制限が解
除された状態に戻る。
【0037】一方、信号受信制限装置11において、照
会機器の信号受信しているか否かを判断し(ステップ5
04)、受信部111を通じて該当する移動体通信機器
1からの信号がまだ受信されている場合は、記憶部11
4の情報はそのままにし、移動体通信機器1がまだ使用
制限区域内に存在することを、通信部113を通じ、基
地局20へ通知する(ステップ511)。
【0038】この通知を受けた基地局では、移動体通信
機器1からの制御信号が発信要求である場合(ステップ
512)、信号受信制限装置11から通知されている利
用規制情報に基づいて、制限レベルが発信制限レベルで
あるか否かを判定して(ステップ513)、発信制限レ
ベルの場合には、第1通知部(通知部A)204を通じ
て、移動体通信機器1に対して、現在、使用制限区域内
に入っていることを音声メッセージまたは報知信号にて
通知する(ステップ514)。このように制御を行うこ
とにより、移動体通信機器1に対する発信制限を行う。
この場合において、移動体通信機器1は制限信号を認識
できる機能を持った機種であることは必要でない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体通
信機器の着発信制限方法によれば、使用制限区域内に移
動体通信機器が入った場合に、その利用を制限する方法
として、移動体通信機器から発せられている制御信号を
受信する方法を用いているため、使用制限区域を示すた
め信号として、電磁波を発信できないような場所におい
ても使用制限区域として設定することができる。また、
受信および発信の制限を基地局の側の制御で行うため、
制限信号を認識できる機能を持たない機種であっても電
源断を除く着信および発信の制限を行うことが可能とな
り、電車の中などにおいても電源断が必須でなく、逆に
利用制限を全機種にかけたいときなどに効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる移動体通信機器の着発信制限方
法を適用する移動体通信システムとその適用環境を説明
する図、
【図2】信号受信制限装置の内部構成を示すブロック
図、
【図3】基地局の要部の構成を示すブロック図、
【図4】移動体通信機器が使用制限区域に入ったときの
それぞれのシステム要素による処理を連続して説明する
フローチャート、
【図5】一般通話者から移動体通信機器に対する呼び出
しが発生した場合の基地局の動作を説明する要部のフロ
ーチャート、
【図6】移動体通信機器が使用制限区域から外れた場合
の処理(制限解除)を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…移動体通信機器、 10…移動体通信機器の使用制限区域、 11…信号受信制限装置、 12…通信路、 20…基地局、 21…電話機(一般通話者)、 22…携帯電話機(一般通話者)、 110…制御部、 111…受信部、 112…制限レベル設定部、 113…通信部、 114…記憶部、 200…制御部、 201…受発信部、 202…通信部、 203…記憶部、 204…第1通知部(通知部A)、 205…第2通知部(通知部B)
フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 BB09 CC08 EE01 EE11 FF02 FF22 FF25 HH11 HH14 MM04 MM17 5K067 AA21 BB04 EE02 EE10 EE12 FF23 FF25 GG01 GG11 HH23 JJ52 JJ66

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体通信機器の使用を制限したい使用制
    限区域内に、移動体通信機器が当該移動体通信機器を管
    理している基地局に対して発する制御信号を受信し、着
    発信を制限するための利用規制情報を通信路により前記
    基地局に通知する信号受信制限装置を設置しておき、信
    号受信制限装置が移動体通信機器から発せられる前記制
    御信号を受信した場合、所定の利用規制情報を当該移動
    体通信機器を管理している基地局に通知し、この通知を
    受けて基地局が利用規制情報により移動体通信機器に対
    する着発信を制限する移動体通信機器の着発信制限方
    法。
  2. 【請求項2】公衆網に接続された基地局と、 前記基地局に対して制御信号を発信して当該基地局に管
    理される移動体通信機器と、 前記基地局と通信路により接続され、移動体通信機器の
    使用を制限したい使用制限区域内に設置されて、移動体
    通信機器が当該移動体通信機器を管理している基地局に
    対して発する制御信号を受信し、当該移動体通信機器に
    対する着発信を制限するための利用規制情報を通信路を
    介して前記基地局に通知する信号受信制限装置とから構
    成される移動体通信システムであって、 前記基地局が、信号受信制限装置から利用規制情報の通
    知を受けると、利用規制情報に基づき移動体通信機器に
    対する着発信を制限する制御を行うことを特徴とする移
    動体通信システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の移動体通信システムにお
    いて、 前記信号受信制限装置は、予め設定された利用制限レベ
    ルに基づき、それぞれの移動体通信機器に対する利用規
    制情報の内容を変えて基地局に通知することを特徴とす
    る移動体通信システム。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の移動体通信システムにお
    いて、 前記基地局は、通知される利用規制情報に基づき、使用
    制限区域内にある移動体通信機器を呼び出した通信機器
    に対して、制限内容を音声メッセージにより通知し、あ
    るいは報知信号で通知すると共に制限内容を表示するデ
    ータ信号を送信することを特徴とする移動体通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の移動体通信システムにお
    いて、 前記基地局は、通知される利用規制情報に基づき、使用
    制限区域内にある移動体通信機器に対しては、発信要求
    時に使用制限区域内であることを認知させるメッセージ
    を通知することを特徴とする移動体通信システム。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の移動体通信システムにお
    いて、 前記基地局は、通知される利用規制情報に基づき、使用
    制限区域内にある移動体通信機器に対して、当該移動体
    通信機器が制限モード機能を有する場合に、制限モード
    とする制御信号を送信することを特徴とする移動体通信
    システム。
  7. 【請求項7】請求項2に記載の移動体通信システムにお
    いて、 前記基地局は、通知される利用規制情報に基づき、通話
    中の移動体通信機器が使用制限区域に入った場合は、音
    声信号または報知信号で通話に割込み、通話者に使用制
    限区域内である旨を通知し、一定時間後に通話を切断す
    ることを特徴とする移動体通信システム。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の移動体通信システムにお
    いて、 前記基地局は、使用制限を受けている移動体通信機器か
    ら使用要求信号を受信した場合、信号受信制限装置に対
    して問合せを行い、信号受信制限装置が使用制限区域内
    で当該移動体通信機器から発せられる制御信号を受信し
    なくなったことを、信号受信制限装置から通知される利
    用規制情報により確認して、使用制限を解除することを
    特徴とする移動体通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015179954A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 Necプラットフォームズ株式会社 無線通信装置、無線通信方法、無線システム、及びプログラム
JP2016206047A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 日本電気株式会社 航法支援装置及び航法支援方法

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