JP2002026775A - 無線受信装置における周波数オフセットを減少させる方法および装置 - Google Patents

無線受信装置における周波数オフセットを減少させる方法および装置

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JP2002026775A
JP2002026775A JP2001152332A JP2001152332A JP2002026775A JP 2002026775 A JP2002026775 A JP 2002026775A JP 2001152332 A JP2001152332 A JP 2001152332A JP 2001152332 A JP2001152332 A JP 2001152332A JP 2002026775 A JP2002026775 A JP 2002026775A
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Jaakko Vihriaelae
ビフリエレ ヤアッコ
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Nokia Mobile Phones Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J7/00Automatic frequency control; Automatic scanning over a band of frequencies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、一般に、無線受信装置において周
波数オフセットを減少させる技術に関する。本発明は、
とくに、ベースバンド信号を修正するためにチャネル推
定器514を使用する受信装置に関する。 【解決手段】 本発明の目的は、チャネル推定出力の位
相541を監視して、連続する位相値に基づいて複素フ
ェーザーを作ることによって達成される。周波数オフセ
ットを補償するために、受信されたベースバンド信号
に、作られた複素フェーザーが乗算器550で乗じられ
る。周波数補償は、前記のチャネル推定の前または後に
行なわれてフィードバック補償またはフィードフォーワ
ード補償を生じさせることができる。該フィードバック
補償は、拡散解除の前または後にベースバンド信号を補
償することによって実行され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に無線受信装
置における周波数オフセットを減少させる技術に関す
る。本発明は、とくに、たとえば多重通路伝送のために
信号を修正するためにチャネル推定器を使用する受信装
置に関する。本発明は、好ましくは移動通信システムの
受信装置に、とくにCDMA(符号分割多元接続)に基
づくシステムに応用される。
【0002】
【従来の技術】受信される無線信号は、しばしば、ノイ
ズと、たとえば多重通路伝送に起因する記号間干渉とに
より劣化している。多重通路伝送は、たとえば、リシア
ン(Rician)型のものであって、強い受信信号を伴う1
つの(直接)通路と、比較的小さな信号強度を伴う他の
(反射)通路とがある。リシアン型の伝送は衛星システ
ムでは普通である。もう1つの型の多重通路伝送はレイ
リー・フェージングチャネルであり、この場合には異な
る通路からの受信信号の強さは同程度である。レイリー
・フェージングチャネル(Rayleigh fading channels)
は、基地局が固定されているセルラー通信システムで典
型的なものである。
【0003】TDMA(時分割多元接続)受信装置で
は、受信された信号から送信されたデータを復元するた
めに信号等化器として知られている機能ブロックがしば
しば使用される。CDMA受信装置では、この機能を実
行するレーキ受信装置が使用される。信号等化器および
レーキ受信装置を使用する代表的無線受信装置はセルラ
ー無線システムの移動局および基地局である。信号等化
器は、等化を成功させるために無線チャネルのインパル
ス応答を知る必要がある。チャネル推定と信号等化とを
実行する普通の方法は、無線チャネルのインパルス応答
の推定値(略してチャネル推定値とも称される)を作
り、得られた等化データを用いることによって受信され
た通信メッセージブロックを等化することである。レー
キ受信装置は、通常は、修正されるべき各信号通路につ
いて複素チャネル乗数を推定するために各レーキ・フィ
ンガーについてチャネル推定器を含んでいる。WCDM
A(Wideband Code Division Multiple Access(広帯域
符号分割多元接続))レーキ受信装置に1つのレーキフ
ィンガーを設けるための従来技術の解決策が図10に示
されている。
【0004】図10は、CDMA信号を受信するための
従来技術の受信装置の構成を示している。無線周波数の
アナログ発振信号は、アンテナ102を通して受信さ
れ、無線受信装置104において複素ベースバンド周波
数信号に下方変換(downconvert)され、A/D変換器
106において一系列のディジタル・サンプルに変換さ
れる。現在のCDMA受信装置では、信号の拡散解除
は、初めに、受信されたサンプルにロングコード(WC
DMAでは“スクランブリング・コード”とも称され
る)の複素共役を乗じるために該サンプルを乗算器11
0に導くことにより実行される。乗算器110からの信
号は、該信号にショート・コードを乗じるために他の乗
算器120に導かれる。得られた拡散解除済みの信号は
ブロック122で積分される。
【0005】乗算器110からの信号は、積分器112
に、そしてさらにチャネル推定器114に導かれる。こ
のチャネル推定器は、パイロット信号情報(またはTD
MA受信装置ではトレーニング・シーケンスと呼ばれ
る)を用いて無線チャネルの複素チャネル係数を推定
し、そのチャネル推定値を該チャネルを除去するために
提供する。積分器122からの拡散解除されている信号
には、該チャネルに起因する位相シフトを除去するため
にチャネル推定器の出力の複素共役が乗じられる。その
出力は復元されたデータ(いわゆるハード決定出力)を
含んでいて、それは、復元されたデータに付随する信頼
性情報(ソフト決定出力)を含んでいることがある。
【0006】該出力はさらにブロック132で実信号に
変換される。チャネル復号化動作はインターリービング
解除のような付加的動作を含むことがあり、復元された
情報記号はさらにたとえばオーディオまたはビデオ復号
器、データ記憶装置または何らかの制御回路に伝えられ
ることがある。
【0007】論文[1]“リシアン・フェージングチャ
ネルのための新規なパイロット記号支援コヒーレント検
出方式”([1] A Novel Pilot Symbol Assisted Cohere
nt Detection Scheme for Rician Fading Channels" by
T. Asahara, T. Kojima andM. Miyake, WPMC '98, pp.
236-239, 1998)は、無線チャネルを等化するための進
んだ従来技術方法を提示している。その方法は、チャネ
ルがリシアン型である衛星通信システムの受信装置のた
めに開発されている。
【0008】論文[1]および図10の従来技術チャネ
ル等化では、多重通路無線チャネル特性に起因し、受信
された信号中に存在する位相シフトを補償することが可
能である。しかし、論文[1]および図10の従来技術
装置は、存在することのある周波数オフセットを充分に
修正することはできない。該従来技術装置が周波数オフ
セットをある程度修正できるとしても、周波数オフセッ
トは依然としてチャネル推定値の精度をわるくし、それ
に起因して性能が損なわれる。
【0009】周波数誤差すなわち「周波数オフセット」
には主要な原因が二つある。一つは、受信されたRF信
号を下方変換するために使われる受信装置発振器におけ
る周波数オフセットである。このことは、受信装置発振
器の周波数と基地局の搬送波周波数とのあいだに周波数
オフセットがあることを意味する。このオフセットは、
たとえば、チャネル推定器の動作をわるくする。
【0010】信号の立体的配置(the signal constella
tion)の回転のもう一つの原因は、いわゆるドップラー
効果である。このことは、移動局が移動するときに移動
局と基地局とのあいだの無線信号通路の長さが変化する
ことを意味する。これは、受信された信号中にドップラ
ースペクトルを生じさせる。移動局は、その送信周波数
を受信された搬送波に応じて調整するので、受信された
信号にはドップラー効果に起因する周波数エラーがあ
る。とくに移動速度が大きい場合には残留ドップラー効
果が大きいこともあり、これもチャネル推定器の動作を
わるくする。
【0011】移動局の受信装置で周波数オフセットを検
出することができ、該オフセットを除去するために局部
発振器(RF発振器またはIF発振器)の信号を制御す
ることができる。しかし、従来技術の受信装置では、周
波数オフセットの正確な大きさに関する情報を何ら利用
することができない。もう一つの問題は、発振器周波数
調整の分解能が普通は周波数オフセットを充分に補償す
るには粗すぎることである。基地局受信装置では局部発
振器周波数を調整することは不可能であり、その理由
は、局部発振器が数個のチャネルに共通であり、異なる
移動局から受信される信号についてはドップラー効果の
大きさが普通は異なることにある。周波数オフセットを
補償するために適応チャネル等化器を使用することも可
能であろうけれども、その種の等化器は大量のメモリー
と処理能力とを必要とし、したがって受信装置の製造コ
ストを顕著に増大させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、周波
数オフセットを減少させることによって無線受信装置の
性能を高める方法および装置を提供することである。本
発明の他の目的は、受信装置の複雑さをさほど高めない
方法および装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信された無
線信号を処理するときに周波数オフセットを補償する方
法に適用され、その受信と処理は、無線チャネルから搬
送波周波数を有する無線信号を受け取るステップ、局部
発振器信号を作るステップであって、受信された無線信
号の搬送波周波数と該局部発振器信号の周波数とのあい
だには周波数オフセットがあるステップ、ベースバンド
信号を作るために受信された無線信号と該局部発振器信
号とを混合するステップ、該ベースバンド信号をディジ
タル・サンプルに変換するステップ、無線チャネル推定
データを作るステップ、および該チャネル推定データに
基づいて該ベースバンド信号の位相を修正するステップ
を含んでおり、本発明は、該方法がさらに、連続するチ
ャネル推定データから位相を検出するステップ、前記の
検出された位相に基づいて複素フェーザーを作るステッ
プ、該ベースバンド信号の周波数オフセットを減少させ
るために該ベースバンド信号に前記複素フェーザーを乗
じるステップを含むことを特徴とする。
【0014】本発明は、無線信号を受信して、その受信
された無線信号を処理するときに周波数オフセットを補
償するための装置にも適用され、該装置は、無線チャネ
ルから搬送波周波数を有する無線信号を受信するための
手段と、局部発振器信号を作るための手段であって、前
記の受信された無線信号の周波数と該局部発振器信号の
周波数とのあいだには周波数オフセットがある手段と、
ベースバンド信号を作るために前記の受信された無線信
号を該局部発振器信号と混合するための手段と、該ベー
スバンド信号をディジタル・サンプルに変換するための
手段と、無線チャネル推定データを作るための手段と、
該チャネル推定データに基づいて該ベースバンド信号の
位相を修正するための手段とを含んでおり、該装置はさ
らに連続するチャネル推定データから位相を検出するた
めの手段と、前記の検出された位相に基づいて複素フェ
ーザーを作るための手段と、該ベースバンド信号の周波
数オフセットを減少させるために該ベースバンド信号に
前記複素フェーザーを乗じるための手段とを含むことを
特徴とする。
【0015】本発明は、さらに、無線信号を受信して、
その受信された無線信号を処理するときに周波数オフセ
ットを補償するための装置を含む移動局にも適用され、
該装置は、無線チャネルから搬送波周波数を有する無線
信号を受信するための手段と、局部発振器信号を作るた
めの手段であって、前記の受信された無線信号の搬送波
周波数と該局部発振器信号の周波数とのあいだには周波
数オフセットがある手段と、ベースバンド信号を作るた
めに前記の受信された無線信号を該局部発振器信号と混
合するための手段と、該ベースバンド信号をディジタル
・サンプルに変換するための手段と、無線チャネル推定
データを作るための手段と、該チャネル推定データに基
づいて該ベースバンド信号の位相を修正するための手段
とを含んでおり、該装置はさらに、連続するチャネル推
定データから位相を検出するための手段と、前記の検出
された位相に基づいて複素フェーザーを作るための手段
と、該ベースバンド信号の周波数オフセットを減少させ
るために該ベースバンド信号に前記複素フェーザーを乗
じるための手段とを含むことを特徴とする。
【0016】本発明は、さらに、無線信号を受信して、
その受信された無線信号を処理するときに周波数オフセ
ットを補償するための装置を含む基地局にも適用され、
該装置は、無線チャネルから搬送波周波数を有する無線
信号を受信するための手段と、局部発振器信号を作るた
めの手段であって、前記の受信された無線信号の搬送波
周波数と該局部発振器信号の周波数とのあいだには周波
数オフセットがある手段と、ベースバンド信号を作るた
めに前記の受信された無線信号を該局部発振器信号と混
合するための手段と、該ベースバンド信号をディジタル
・サンプルに変換するための手段と、無線チャネル推定
データを作るための手段と、該チャネル推定データに基
づいて該ベースバンド信号の位相を修正するための手段
とを含んでおり、該基地局はさらに、連続するチャネル
推定データから位相を検出するための手段と、前記の検
出された位相に基づいて複素フェーザーを作るための手
段と、該ベースバンド信号の周波数オフセットを減少さ
せるために該ベースバンド信号に前記複素フェーザーを
乗じるための手段とを含むことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の目的は、チャネル推定出
力の位相を監視し、連続する位相値に基づいて複素フェ
ーザー(位相修正信号)を作ることにより達成される。
周波数オフセットを補償するために、作られた複素フェ
ーザーが受信されたベースバンド信号に乗じられる。こ
の周波数補償を前記チャネル推定の前または後に行なっ
てフィードバック補償またはフィードフォーワード補償
を生じさせることができる。スペクトル拡散信号を受信
する場合、拡散解除の前または拡散解除の後にベースバ
ンド信号を補償することによってフィードバック補償を
実行することができる。レーキ受信装置の場合には、数
個のチャネル推定値から周波数オフセットを推定するこ
とができる。
【0018】フィードバック補償の利点は、その構造が
単純なことである。しかし、RACH(Random Access
Channel(ランダム・アクセス・チャネル))バースト
をフィードバック補償で補償することは一般には不可能
であるが、その理由は、フィードバック・ループの整定
時間が長いことにある。フィードフォーワード補償の利
点は、精密な周波数補償を達成するための整定遅延が無
く、したがってRACHバーストの補償も可能であるこ
とである。
【0019】本発明の解決策は、従来技術の解決策と比
べて重要な利点を有する。第1に、周波数オフセットを
非常に効率よく補償することができる、すなわち、非常
に小さな残留周波数オフセットを達成することが可能で
ある。普通の局部周波数制御を行なうことのできない基
地局に本発明を使用することができる。本発明の別の利
点は、最終チャネル推定段階の前に周波数エラーを除去
できることである。チャネル補償前に周波数オフセット
を補償すると、チャネル推定器の精度が向上し、そのた
め、受信装置の全体としての性能が向上する。この効果
は、チャネル推定フィルターが適応的である場合にとく
に重要であるが、その理由は、チャネル推定器入力にお
いて周波数オフセットがゼロであるときにはチャネル推
定値の自己相関が実数である(ドップラー・スペクトル
が対称的である)ということにある。したがって、計算
処理の一部分を実数演算を用いて実行することができ
る。小さなメモリーと処理能力とで前記の利点を達成す
ることができる。
【0020】つぎに、図1および2を参照しつつ本発明
の原理を説明する。
【0021】ベースバンド受信装置から見られるチャネ
ルにおいて、伝送される信号x(t)にc(t)が乗じ
られ、それに添加白色ガウス雑音(AWGN)n(t)
が加えられる。 r(t)=c(t)・x(t)+n(t) (1) 実際には、送信装置と受信装置の搬送波発振器周波数に
差があるので乗算歪みの複素エンベロープは次のように
なる。
【0022】
【数1】
【0023】ここでg(t)は、図1に描かれているパ
ワースペクトル291−294を有する複素ガウス過程
である。この例では古典的ドップラー・スペクトルが仮
定されているが、スペクトルの形状は本発明の実施にと
っては本質的なものではない。この例ではレイリー・フ
ェージングチャネルも仮定されており、これは受信装置
にとってはリシアンチャネルよりも過酷である。
【0024】複素フェーザーとの乗算に起因して、受信
され下方変換された信号の中心周波数は量feだけ動か
される。c(t)のスペクトル296−299が図2に
描かれている。fDは(最大)ドップラー周波数と称さ
れ、それは移動速度に依存し、次のように定義される。
【0025】
【数2】
【0026】ここでνはモバイルの速度であり、f0
搬送波周波数であり、cは光の速度である。
【0027】周波数オフセットは、連続するフィルタリ
ングされた複素チャネル推定値から検出される。たとえ
ば、2つの連続するチャネル推定値の位相差が位相分析
ブロックと、その後の微分回路とで測定される。フィー
ドバック補償の場合には、推定値は雑音を減少させるた
めに低域通過フィルタリングされ、その結果は制御変数
【0028】
【外2】
【0029】を形成するために積分される。これは、
【0030】
【外3】
【0031】の形の複素フェーザーを形成するために使
用され、その複素フェーザーに入力信号が乗じられる。
入力信号の修正は拡散解除の前または後に実行され得
る。その結果として、チャネル推定から見た残留周波数
エラーは非常に小さい。
【0032】数個のレーキフィンガーを有するレーキ受
信装置が使用される場合には、すべてのフィンガーの周
波数エラー推定値の平均値をとることができる。フィー
ドバック補償の場合には、周波数オフセット
【0033】
【外4】
【0034】が非常にゆっくり変化するので、低域通過
フィルターのカットオフ周波数を低くすることができ
る。
【0035】本発明は、その構成および動作方法の両方
に関して、その付加的な目的および利点と共に、添付図
面と関連させつつ特定の実施の形態についての次の説明
を読むことにより最もよく理解されるであろう。
【0036】図1〜2および10については本明細書の
前の部分で説明した。
【0037】実施の形態1 図3は、フィードバック信号で周波数オフセット修正を
行なう本発明の第1の実施の形態の受信方法を示す流れ
図である。受信されたRF信号は、始めに局部発振器
(LO)信号との混合によりベースバンドに下方変換さ
れ(304)、その後にディジタル・ベースバンド信号
を形成するディジタル・サンプルに変換される(30
6)。広帯域信号に対して周波数オフセット修正が行な
われるならば、ステップ350でその信号に複素フェー
ザーが乗じられる。
【0038】該信号はさらに拡散解除されて狭帯域信号
となる(310)。拡散解除は、ロングコードで、引き
続いてロングコードおよびショートコードで、実行され
る。周波数オフセット修正が狭帯域信号に対して行なわ
れるのであれば、ロングコードでの拡散解除ののちにス
テップ351で該信号に複素フェーザーが乗じられ、ロ
ングコードおよびショートコードの両方で拡散解除され
た信号にステップ352で複素フェーザーが乗じられ
る。
【0039】パイロットを用いることにより、ロングコ
ードで拡散解除された信号に基づいてチャネル推定デー
タが形成される(314)。このチャネル推定データ
は、ロングコードおよびショートコードの両方で拡散解
除することにより得られた情報信号と混合することによ
ってチャネル修正を実行するために使用される(33
0)。つぎにそのデータは実信号に変換され(33
2)、受信装置の情報出力信号として使用される(33
3)。
【0040】該チャネル推定データは、本発明にしたが
って、周波数オフセット修正信号を形成するために使用
される。はじめに、チャネル推定修正データの位相が検
出される(341)。つぎに、検出位相データは、たと
えば2つの連続する位相の差を計算することにより微分
される。該導関数信号はつぎに低域通過フィルタリング
され(345)、そのフィルタリングされた信号は、周
波数オフセット制御変数
【0041】
【外5】
【0042】を形成するためにさらに積分される(34
7)。該制御変数に基づいて複素フェーザーが形成され
る(349)。周波数オフセット修正は、拡散解除の前
に(350)、または拡散解除の後に(351)、入力
信号の次のサンプルに該複素フェーザーを乗じることに
より達成される。
【0043】図3の方法では、微分および低域通過フィ
ルタリングの段階のステップは位相検出の前に実行され
てもよく、それは位相検出のステップに必要なアークタ
ンジェントの計算の数を少なくする。
【0044】実施の形態2 図4は、フィードフォーワード信号で周波数オフセット
修正を行なう本発明の他の実施の形態の受信方法を示す
流れ図である。受信されたRF信号は始めに局部発振器
(LO)信号との混合によりベースバンドに下方変換さ
れ(404)、つぎにディジタル・ベースバンド信号を
形成するディジタル・サンプルに変換される(40
6)。該信号はさらに拡散解除されて狭帯域信号となる
(410)。拡散解除はロングコードおよびショートコ
ードの複素共役を用いて連続的に行なわれる。
【0045】パイロットを用いて、ロングコードで拡散
解除された信号に基づいて第1チャネル推定データが形
成される(414)。そのチャネル推定データは、ロン
グコードおよびショートコードの両方で拡散解除するこ
とにより得られた情報信号に対してチャネル修正を行な
うために、乗算により使用される(430)。他のフィ
ンガーからの初期決定が該信号に合計され(431)、
つぎに該データは実信号に変換され(432)、決定が
行なわれる(434)。この決定は、第2チャネル推定
を行なうために使用される。
【0046】本発明によれば、第1チャネル推定データ
は周波数オフセット修正信号を形成するために使用され
る。始めに第1チャネル推定修正データの位相が検出さ
れる(441)。つぎに、検出位相データは、たとえ
ば、2つの連続する位相の差を計算することにより微分
される。この場合には、該導関数信号は修正信号がフィ
ードバック・ループで使用されないので、積分されな
い。得られた信号は、該制御変数についての平均値を形
成するために他のレーキフィンガーからの周波数オフセ
ット制御変数
【0047】
【外6】
【0048】と加算され、低域通過フィルタリングされ
る(445)。周波数オフセット修正のための複素フェ
ーザーが該平均制御変数
【0049】
【外7】
【0050】に基づいて形成される(449)。
【0051】周波数オフセット修正は、ロングコードに
より拡散解除された狭帯域信号について(451)、な
らびにロングコードおよびショートコードにより拡散解
除された狭帯域信号について(452)、複素フェーザ
ーとの乗算により実行される。その乗算後に、該信号は
合計され(453)、さらにパイロット信号を用いて第
2チャネル推定データを計算するために使用される(4
54)。その第2チャネル推定データは周波数オフセッ
ト修正フェーザーを含んでいるので、拡散解除された情
報信号について該第2チャネル推定データとの乗算によ
り位相修正および周波数修正の両方が行なわれる(46
0)。得られた信号は他のフィンガーからの最終決定と
平均され(461)、該信号は、受信装置の出力信号を
形成するために(463)実信号に変換される(46
2)。
【0052】図4の方法では、微分のステップは位相検
出の前に行なわれてもよく、それは位相検出時に必要な
アークタンジェントの計算の数を少なくする。
【0053】図5は、広帯域信号に対して周波数オフセ
ットのフィードバック修正を行なう本発明の第1の実施
の形態の装置を示している。無線周波数部分とベースバ
ンド信号のディジタル信号への変換とは、図10に示さ
れている従来技術装置と同様であってよいので、図5に
は示されていない。ディジタルのベースバンド・サンプ
ルは、該信号の周波数オフセットを補償するために乗算
器550に導かれて複素フェーザーと混合され、さらに
第2乗算器510に導かれる。第2乗算器はロングコー
ドの複素共役を乗じることによってロングコードを除去
する(記号*は複素共役を表す)。つぎに該信号は2つ
の信号ブランチに導かれる。第1信号ブランチでは該信
号が合計され(512)、さらにチャネル推定器に導か
れ、これはチャネル修正推定信号を形成する。第2ブラ
ンチでは該信号に該チャネルの適切なショートコードが
乗じられ(520)、合計される(522)。加算器5
22の出力にチャネル推定データの複素共役が乗じられ
(530)、該複素信号は変換器532で実信号に変換
される。前記の信号処理ブロック510〜532および
その結合は、このように、図10の従来技術にかかわる
装置と同様である。
【0054】チャネル推定器の出力は位相検出器541
にも導かれ、これはチャネル推定器514の出力修正信
号の位相を検出する。つぎに、検出された位相信号は回
路542、543に導かれ、ここで2つの連続する位相
サンプルの微分、すなわち導関数が形成される。該導関
数信号は低域フィルター545に導かれ、フィルタリン
グされた信号はさらに積分器547に導かれる。複素フ
ェーザー生成器549は複素フェーザーを作り、その位
相速度は、フィルタリングされ積分された位相導関数に
比例する。周波数補償は、乗算器550で広帯域信号に
該複素フェーザーを乗じることにより拡散解除の前に実
行される。
【0055】図6は、狭帯域信号について周波数オフセ
ットのフィードバック修正を行なう本発明の第2の実施
の形態の装置を示している。図5の装置と同様に、これ
は、ベースバンド信号に適切なロングコード610と適
切なショートコード620とを乗じるためのブロック
と、2つの信号ブランチの加算ブロック612および6
22と、チャネル推定器614と、2つのブランチから
の信号を掛け合わせるための乗算器630と、乗算器6
30の出力から実信号を形成するための変換器632と
を含んでいる。
【0056】図6の装置も、位相検出器641と、微分
器642、643と、低域フィルター645と、積分器
647と、周波数オフセット補償のために複素フェーザ
ーを形成するための複素フェーザー生成器649とを伴
うフィードバック・ブランチを備えている。
【0057】しかし、図6の装置では、複素フェーザー
での補償は拡散解除後の狭帯域信号に対して行なわれ
る。したがって、この装置は、周波数オフセット補償の
ために2つの乗算器を、すなわち第1ブランチの拡散解
除済み信号を補償するための乗算器651と、第2ブラ
ンチの拡散解除済み信号を補償するための乗算器652
とを含んでいる。該乗算器は加算器612および622
の出力に結合されていて、複素フェーザー生成器からの
同じ複素フェーザー信号が両方の乗算器651および6
52に対して使用される。
【0058】図5および6の装置では、微分演算および
低域通過フィルタリングは位相計算の前に実行されても
よい。それは、位相ブロックにおける所要のアークタン
ジェント計算の数を減少させる。
【0059】図5および6はレーキフィンガーを1つだ
け示しているけれども、レーキ受信装置には普通は数個
のレーキフィンガーがあることにも注意するべきであ
る。
【0060】実施の形態3 図7は、周波数オフセットをフィードフォーワード修正
する本発明の別の実施の形態のレーキ受信装置を示して
いる。前の装置と同様に、図7の装置は、ベースバンド
信号に適切なロングコード710と適切なショートコー
ド720とを乗じるためのブロックと、2つの信号ブラ
ンチ中の加算ブロック712および722とを含んでい
る。第1チャネル推定器714は初期チャネル推定デー
タを形成し、乗算器730は、初期決定を形成する位相
修正済みの情報信号を形成するために2つのブランチか
らの信号同士を掛け合わせる。
【0061】図7の装置は、位相検出器741と、微分
器742、743と、周波数オフセット補償のために複
素フェーザーを形成するための複素フェーザー生成器7
49とを伴うフィードフォーワード・ブランチを含んで
いる。この信号ラインはフィードフォーワード・ブラン
チの一部分であるから、この信号ラインには積分器は不
要である。
【0062】730からのこの初期決定は、レーキ受信
装置の他のフィンガーからの初期決定とたとえば最大比
結合(maximum ratio combining(MRC))で結合さ
れ(731)、変換器732は実信号を形成し、それに
したがってハード決定が行なわれる(734)。データ
信号にハード決定が乗じられ(752)、それは、もし
該ハード決定が正しければ該信号からデータ変調を取り
除く。該信号には複素フェーザーも乗じられ(75
2)、それは該信号から周波数エラーを除去し、その結
果としての信号はチャネル情報と雑音とのみからなって
いる。
【0063】制御チャネルから、既知のパイロット・ビ
ットを用いることによってデータ変調が取り除かれる
(756)。そののち、周波数エラーは複素フェーザー
を乗じることによって修正され(751)、その結果と
しての信号はチャネル情報および雑音だけからなってい
る。信号対雑音比を改善するために、データ・チャネル
および制御チャネルから得られた信号は加算される(7
53)。この信号は第2チャネル推定器によってさらに
フィルタリングされ(754)、それは雑音の電力を減
衰させる。722からのデータ信号は複素フェーザーと
の乗算により周波数修正され(755)、第2チャネル
推定器から受信されるチャネル推定データの複素共役を
乗じられる(760)。
【0064】修正された信号はレーキ受信装置の他のフ
ィンガーからの最終決定と結合され、該信号は実出力信
号を形成するためにさらに変換器762に導かれる。
【0065】図7はレーキ受信装置のフィンガーを1つ
だけ示しているが、受信装置は他のレーキフィンガーの
ための同様の受信回路も含んでいる。図8はレーキ受信
装置を図解し、L個のレーキフィンガー780〜784
を示している。該レーキフィンガーは、アンテナ702
からスペクトル拡散信号を受信するRFブロック705
から同じ信号を受信する。遅延推定ブロック707は、
L個の最も重要な多重通路成分の遅延を推定し、対応す
るレーキフィンガーのために各信号成分の遅延情報を与
える。レーキフィンガーからの処理済み多重通路成分
は、ブロック761でたとえば最大比結合(MRC)で
結合され、さらに実信号に変換される(762)。
【0066】実施の形態4 図9は、本発明のCDMA移動通信システムの移動局
(MS)800と基地局(BS)900との例を示して
いる。移動通信システムの基地局は一般に基地局コント
ローラ(BSC)または無線ネットワーク・コントロー
ラ(RNC)に接続され、それらは、さらに、移動サー
ビス交換センター(MSC)およびその他のネットワー
ク・エレメントからなるコア・ネットワークに接続され
る。移動通信システムは普通は他の移動通信システムお
よび公衆交換電話回線網(PSTN)へのアクセスも有
する。それらの接続およびエレメントは図9には示され
ていない。
【0067】図9では、移動局の受信装置は狭帯域信号
に対して周波数オフセット修正を行なうフィードバック
・ループを有するように実現されている。該基地局の受
信装置は、フィードフォーワード周波数オフセット修正
機能を有するレーキ受信装置で実現されている。図9で
は、このように、基地局および移動局の両方が本発明の
受信装置を有するように実現されている。もちろん、た
とえば、基地局が本発明の受信装置で実現されているけ
れども、移動局の一部または全部が発振器周波数を調整
するためのAFC(Automatic Frequency Control(自
動周波数制御機能)などの他の手段を有するように実現
されるということもあり得る。AFC機能では、移動局
はその送信周波数を受信された周波数に基づいて調整す
る。
【0068】移動局800は、基地局からRF信号を受
信すると共にRF信号を1つまたは数個の基地局へ送信
するためにアンテナ802を有する。受信されたRF信
号はRF受信装置804でベースバンドに下方変換さ
れ、そのベースバンド信号はさらにディジタル・サンプ
ルに変換される(806)。該受信装置のディジタル処
理部は、図6に示されている受信装置と基本的に同じ構
成要素を有する。広帯域信号は拡散解除および加算ブロ
ック810〜822で拡散解除され、周波数オフセット
修正は、複素フェーザー信号との乗算により乗算器85
1、852で実行される。周波数修正されている信号の
第1ブランチはチャネル推定器814に導かれ、第2ブ
ランチは乗算器830に導かれてチャネル推定器出力と
掛け合わされる。該信号はさらに処理されるか、または
データ・シンク1に記憶されるべく実信号に変換される
(835)。
【0069】フィードバック・ループは、チャネル推定
器814の出力の位相を検出するための位相検出器84
1と、微分器および低域フィルター842、843と、
積分器847と複素フェーザー生成器849とを含んで
いる。
【0070】移動局の送信装置は、データ・ソース87
0を含んでおり、これは、送信されるべく蓄積されてい
るデータ、音声データ等を含むことがある。データのフ
レームが構成され(872)、該データは拡散される
(874)。広帯域信号は、変調器876でさらに搬送
波周波数に上方変換され、アンテナ802を介して基地
局へ送信されるべくRF送信装置878で増幅される。
移動局の送信装置は大部分が従来技術の送信装置に相当
するが、送信のための正しい周波数を達成するために本
発明の受信装置部分の周波数修正処理手順を使用するこ
とができる。
【0071】移動局800は、受信装置および送信装置
のいろいろな部分を前記のように制御するための制御プ
ロセッサ890も含んでいる。該制御プロセッサも、制
御プログラム、パラメータおよび処理されるべきデータ
が記憶されているメモリーへのアクセスを有する。
【0072】基地局900は、移動局からRF信号を受
信し、RF信号を移動局へ送信するためのアンテナ90
2を含んでいる。受信されたRF信号はRF受信装置9
04でベースバンドに下方変換され、該ベースバンド信
号はさらにディジタル・サンプルに変換される(90
6)。これらのブロックは、所定の周波数帯域で信号を
受信するために各レーキフィンガーに共通である。
【0073】受信装置のディジタル・ベースバンド処理
部は数個のレーキフィンガー980〜984を含んでい
る。それらは、基本的には、図7〜8に示されている受
信装置と基本的には同じ構成要素を有する。広帯域信号
は、拡散解除および加算ブロック910〜922で拡散
解除されて狭帯域信号となる。第1チャネル推定器91
4は初期チャネル推定データを形成し、乗算器930は
2つのブランチからの信号同士を掛け合わせ、他のレー
キ受信装置982、984からの初期決定も用いること
によりハード決定が形成される(931〜934)。
【0074】該装置は、周波数オフセット推定値を形成
するために位相検出器941と微分器942、943と
を伴うフィードフォーワード・ブランチを含んでいる。
すべてのフィンガーからの周波数推定値の平均値が形成
されて低域通過フィルタリングされ(944、94
5)、そのフィルタリング済み平均信号
【0075】
【外8】
【0076】は、周波数オフセット修正のための複素フ
ェーザーを形成するために複素フェーザー生成器949
に導かれる。
【0077】複素フェーザーは、図7〜8に詳しく示さ
れているように、加算器912、922からの拡散解除
信号とハード決定とを受け取る乗算器951、952、
955で周波数オフセット修正データを形成するために
使用される。乗算器951、952からの修正済み信号
が加算され、該加算信号に基づいて新しいチャネル推定
値が第2チャネル推定器954で作られる。
【0078】第2チャネル推定器954は、加算器92
2から受信される、乗算器955で周波数修正された拡
散解除済みデータ信号を修正するために使用される。チ
ャネル修正は乗算器960で実行され、修正された信号
は他のレーキフィンガーからの最終決定と共に平均さ
れ、実出力信号に変換される(961、962)。この
実信号はさらに処理され、または第2データ・シンク2
において記憶される(935)。
【0079】基地局の送信装置はデータ・ソース970
を含んでおり、それは、記憶されているデータ、音声デ
ータ等の送信されるべきデータを包含することができ
る。データのフレームが構成され(972)、バースト
のデータが拡散される(974)。広帯域信号は、変調
器976でさらに搬送波周波数に上方変換され(upconv
erted)、アンテナ902を介して移動局へ送信される
べくRF送信装置978で増幅される。RF送信装置は
すべてのレーキフィンガーのRFチャネルに共通であっ
てよい。基地局の送信装置は大部分が従来技術の送信装
置に相当するけれども、たとえばRF送信に必要な送信
電力を決定するために本発明の受信部からのチャネル推
定値を使用することができる。
【0080】基地局900は、受信装置および送信装置
のいろいろな部分を前記のように制御するための制御プ
ロセッサ990も含んでいる。該制御プロセッサも、制
御プログラム、パラメータおよび処理されるべきデータ
を記憶するメモリーへのアクセスを有する。
【0081】一般に、移動局や基地局などの電気通信装
置における情報の処理は、マイクロプロセッサの形の処
理機能と記憶回路の形のメモリーとからなる装置で行な
われる。そのような装置は、それ自体としては移動局お
よび固定ネットワーク・エレメントの技術から知られて
いる。既知の電気通信装置を本発明の電気通信装置に変
換するためには、前記の動作を実行するようにマイクロ
プロセッサに命じる、機械可読な命令の集合をメモリー
手段に記憶させる必要がある。そのような命令を構成し
てメモリーに記憶させることは、この特許出願の教示内
容と結合されたときには当業者の能力の範囲内の公知技
術に含まれる。
【0082】本発明の前記の例示的な実施の形態は、従
属の請求項の応用範囲に制限を課すものと解されるべき
ではない。とくに、基本発明の発展形として開示されて
いる付加的特徴は、相互に排除し合うものではなくて多
様な方法で組み合わされ得るものである。
【0083】たとえば、説明されている実施の形態がC
DMA/WCDMA受信装置に関するものであっても、
本発明は、たとえばTDMA受信装置などの他の種類の
受信装置にも応用され得るものである。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、周波数オフセットを減
少させることによって無線受信装置の性能を高めること
ができる。しかも、受信装置の構造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理にかかわる移動する受信装置のド
ップラー効果を説明する図である。
【図2】本発明の原理にかかわる移動する受信装置のド
ップラー効果を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の受信方法を説明す
る流れ図である。
【図4】本発明の別の実施の形態の受信方法を説明する
流れ図である。
【図5】フィードバック周波数修正を行なう本発明の第
1の実施の形態の装置を説明する図である。
【図6】フィードバック周波数修正を行なう本発明の第
2の実施の形態の装置を説明する図である。
【図7】フィードフォーワード周波数修正を使用する本
発明の第3の実施の形態の装置を説明する図である。
【図8】レーキフィンガーの結合を示す本発明の第3の
実施の形態の装置を説明する図である。
【図9】本発明の移動端末装置および基地局の例を説明
する図である。
【図10】従来技術の受信装置を説明するブロック図で
ある。
【符号の説明】
102 アンテナ 104 無線受信装置 106 A/D変換器 514、614、714 チャネル推定器 541、641、741 位相検出器

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信された無線周波数を処理するときに
    周波数オフセットを補償する方法であって、該受信と処
    理は、無線チャネルから搬送波周波数を有する無線信号
    を受け取るステップ(304、404)、局部発振器信
    号を作るステップ(304、404)であって、受信さ
    れた無線信号の搬送波周波数と該局部発振器信号の周波
    数とのあいだには周波数オフセットがあるステップ、ベ
    ースバンド信号を作るために受信された無線信号と該局
    部発振器信号とを混合するステップ(304、40
    4)、該ベースバンド信号をディジタル・サンプルに変
    換するステップ(306、406)、無線チャネル推定
    データを作るステップ(314、414)、および該チ
    ャネル推定データに基づいて該ベースバンド信号の位相
    を修正するステップ(330、430)を含んでおり、
    該方法はさらに、連続するチャネル推定データから位相
    を検出するステップ(341、441)、前記の検出さ
    れた位相に基づいて複素フェーザーを作るステップ(3
    49、449)、該ベースバンド信号の周波数オフセッ
    トを減少させるために該ベースバンド信号に前記複素フ
    ェーザーを乗じるステップ(350、351、352、
    449、451、460)を含むことを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 前記の受信される信号はスペクトル拡散
    信号であり、さらに、受信された広帯域信号を拡散解除
    して狭帯域信号を形成するステップ(310)を含む請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ベースバンド信号に前記複素フェー
    ザーを乗じるステップは、前記広帯域信号に対して拡散
    解除前に実行される請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記の受信される信号はスペクトル拡散
    信号であり、前記ベースバンド信号に前記複素フェーザ
    ーを乗じるステップは前記狭帯域信号に対して拡散解除
    後に実行される(351、352)請求項2記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記無線チャネル推定データは、周波数
    オフセット修正のために複素フェーザーが乗じられたベ
    ースバンド信号に基づいて作られる請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記位相を検出するステップの前に、連
    続するチャネル推定データに基づいて導関数信号を形成
    するステップと、微分されたデータを低域通過フィルタ
    リングするステップとを含む請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記位相を検出するステップののちに、
    連続する検出された位相値に基づいて位相導関数信号を
    形成するステップ(343)と、微分されたデータを低
    域通過フィルタリングするステップ(345)とを含む
    請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記の検出された位相に基づいて複素フ
    ェーザーを作るステップの前に、積分するステップ(3
    47)をさらに含む請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 第1チャネル推定データを作るステップ
    (414)、連続する第1チャネル推定データから位相
    を検出するステップ(441)、連続する第1チャネル
    推定データから検出された前記位相に基づいて複素フェ
    ーザーを作るステップ(449)、周波数オフセットを
    修正するために該ベースバンド信号に該複素フェーザー
    を乗じるステップ(451、452)、周波数修正され
    ている信号に基づいて第2チャネル推定データを作るス
    テップ(454)、および修正済みの信号を形成するた
    めに、修正されていないベースバンド信号に該第2チャ
    ネル推定データを乗じるステップ(460)をさらに含
    む請求項1、2または4記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記位相を検出するステップの後に、
    連続する検出された位相値に基づいて位相導関数信号を
    形成するステップ(443)を含む請求項9記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 前記位相を検出するステップの前に、
    連続するチャネル推定データに基づいて位相導関数信号
    を形成するステップを含む請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ベースバンド信号の処理は、受信
    された信号の少なくとも2つの多重通路成分について行
    なわれ、周波数オフセットを減少させるプロセスはいろ
    いろな多重通路成分の処理からの少なくとも1つの信号
    を平均することに基づいている請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記複素フェーザーは、少なくとも2
    つの多重通路成分からの周波数オフセット推定値に基づ
    いて作られる請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 無線信号を受信して、その受信された
    無線信号を処理するときに周波数オフセットを補償する
    ための装置であって、該装置は、無線チャネルから搬送
    波周波数を有する無線信号を受信するための手段(10
    2、104)と、局部発振器信号を作るための手段(1
    04)であって、前記の受信された無線信号の周波数と
    該局部発振器信号の周波数とのあいだには周波数オフセ
    ットがある手段と、ベースバンド信号を作るために前記
    の受信された無線信号を該局部発振器信号と混合するた
    めの手段(104)と、該ベースバンド信号をディジタ
    ル・サンプルに変換するための手段(106)と、無線
    チャネル推定データを作るための手段(514、61
    4、714)と、該チャネル推定データに基づいて該ベ
    ースバンド信号の位相を修正するための手段(330)
    とを含んでおり、該装置はさらに、連続するチャネル推
    定データから位相を検出するための手段(541、64
    1、741)と、前記の検出された位相に基づいて複素
    フェーザーを作るための手段(549、649、74
    9)と、該ベースバンド信号の周波数オフセットを減少
    させるために該ベースバンド信号に前記複素フェーザー
    を乗じるための手段(550、651、652、75
    1、752、755、760)とを含むことを特徴とす
    る装置。
  15. 【請求項15】 前記の受信される信号はスペクトル拡
    散信号であり、前記装置は受信された広帯域信号を拡散
    解除して狭帯域信号を形成するための手段(510、5
    12、520、522、610、620、622、71
    0、712、720、722)をさらに含む請求項14
    記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記広帯域ベースバンド信号を前記複
    素フェーザーと掛け合わせるための手段(550)を含
    んでおり、その出力は前記拡散解除手段の入力に結合さ
    れている請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記狭帯域ベースバンド信号を前記複
    素フェーザーと掛け合わせるための手段(651、65
    2)を含んでおり、その入力は該拡散解除手段の出力に
    結合されている請求項15記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記ベースバンド信号の周波数オフセ
    ットを減少させるために、前記無線チャネル推定データ
    を形成するための手段の入力は、該ベースバンド信号を
    前記複素フェーザーと掛け合わせるための前記手段の出
    力に結合されている請求項14記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記チャネル推定器の出力に結合され
    ている微分器と、前記微分器の出力に結合されている入
    力と前記位相を検出するための手段の入力に結合されて
    いる出力とを有する低域フィルターとを含む請求項14
    記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記位相を検出するための前記手段の
    出力に結合されている微分器(542、543、64
    2、643)と、微分器の出力に結合されている入力と
    前記複素フェーザーを形成するための手段の入力に結合
    されている出力とを有する低域フィルター(545、6
    45)とを含む請求項14記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記位相検出されたデータを積分し
    て、前記複素フェーザーを形成するための手段の入力に
    ついてのエラー周波数値を形成するための積分器(54
    7、647)を含む請求項14に記載の装置。
  22. 【請求項22】 第1チャネル推定データを作るための
    手段(714)と、連続する第1チャネル推定データか
    ら位相を検出するための手段(741)と、連続する第
    1チャネル推定データから検出された前記位相に基づい
    て複素フェーザーを作るための手段(749)と、周波
    数オフセットを修正するために該ベースバンド信号と該
    複素フェーザーとを掛け合わせるための手段(751、
    752)と、その周波数修正された信号に基づいて第2
    チャネル推定データを作るための手段(754)と、修
    正された出力信号を形成するために、修正されていない
    ベースバンド信号と該第2チャネル推定データとを掛け
    合わせるための手段(760)とをさらに含む請求項1
    4または15記載の装置。
  23. 【請求項23】 連続する検出された前記位相値に基づ
    いて位相導関数信号を形成するための微分器(542、
    543、642、643、742、743)を含む請求
    項14、15、16、17、18、19、20、21ま
    たは22記載の装置。
  24. 【請求項24】 その入力が前記チャネル推定手段の出
    力に結合されていて、位相を検出する前にチャネル推定
    データで導関数信号を形成する微分器を含む請求項1
    4、15、16、17、18、19、20、21または
    22記載の装置。
  25. 【請求項25】 少なくとも2つのレーキフィンガー
    と、その少なくとも2つのレーキフィンガーからの少な
    くとも1つの対応する信号を、周波数オフセットを減少
    させるプロセスのために平均するための手段(744、
    731、761)とを含む請求項15記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記の少なくとも2つのレーキフィン
    ガーからの周波数オフセット推定値 【外1】 に基づいて該複素フェーザーを作るための手段(74
    4、749)を含む請求項15記載の装置。
  27. 【請求項27】 無線信号を受信して、その受信された
    無線信号を処理するときに周波数オフセットを補償する
    ための装置を含む移動局であって、この装置は、無線チ
    ャネルから搬送波周波数を有する無線信号を受信するた
    めの手段(804)と、局部発振器信号を作るための手
    段(804)であって、前記の受信された無線信号の搬
    送波周波数と該局部発振器信号の周波数とのあいだには
    周波数オフセットがある手段と、ベースバンド信号を作
    るために前記の受信された無線信号を該局部発振器信号
    と混合するための手段(804)と、該ベースバンド信
    号をディジタル・サンプルに変換するための手段(80
    6)と、無線チャネル推定データを作るための手段(8
    14)と、該チャネル推定データに基づいて該ベースバ
    ンド信号の位相を修正するための手段(830)とを含
    んでおり、該装置はさらに、連続するチャネル推定デー
    タから位相を検出するための手段(841)と、前記の
    検出された位相に基づいて複素フェーザーを作るための
    手段(849)と、該ベースバンド信号の周波数オフセ
    ットを減少させるために該ベースバンド信号に前記複素
    フェーザーを乗じるための手段(851、852)とを
    含むことを特徴とする移動局。
  28. 【請求項28】 無線信号を受信して、その受信された
    無線信号を処理するときに周波数オフセットを補償する
    ための装置を含む基地局であって、該装置は、無線チャ
    ネルから搬送波周波数を有する無線信号を受信するため
    の手段(902、904)と、局部発振器信号を作るた
    めの手段(904)であって、前記の受信された無線信
    号の搬送波周波数と該局部発振器信号の周波数とのあい
    だには周波数オフセットがある手段と、ベースバンド信
    号を作るために前記の受信された無線信号を該局部発振
    器信号と混合するための手段(904)と、該ベースバ
    ンド信号をディジタル・サンプルに変換するための手段
    (906)と、無線チャネル推定データを作るための手
    段(914)と、該チャネル推定データに基づいて該ベ
    ースバンド信号の位相を修正するための手段(930)
    とを含んでおり、該装置はさらに、連続するチャネル推
    定データから位相を検出するための手段(941)と、
    前記の検出された位相に基づいて複素フェーザーを作る
    ための手段(949)と、該ベースバンド信号の周波数
    オフセットを減少させるために該ベースバンド信号に前
    記複素フェーザーを乗じるための手段(951、95
    2、960)とを含むことを特徴とする基地局。
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