JPH0951295A - データ受信装置 - Google Patents

データ受信装置

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JPH0951295A
JPH0951295A JP7199785A JP19978595A JPH0951295A JP H0951295 A JPH0951295 A JP H0951295A JP 7199785 A JP7199785 A JP 7199785A JP 19978595 A JP19978595 A JP 19978595A JP H0951295 A JPH0951295 A JP H0951295A
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JP
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phase shift
equalization
phase
section
received signal
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JP7199785A
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Inventor
Kazuo Shinoda
太 和 夫 信
Mitsuru Uesugi
杉 充 上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0951295A publication Critical patent/JPH0951295A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/227Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation
    • H04L27/2271Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送受信間の周波数位相ずれを高精度に推定す
る。 【構成】 受信信号を供給する入力端子51と、受信信
号に対して遅延波等の歪みの影響があるか否かを判定す
る遅延波判定部52と、受信信号の歪みを除去するため
の等化部53と、等化部53からの等化出力信号を出力
する出力端子55と、受信信号に歪みがないと判断した
ときは入力端子51から出力される受信信号を、受信信
号に歪みがあると判断したときは等化部53から出力さ
れる等化出力信号を用いて、受信信号系列の固定ビット
から取り出した位相情報の時間変化率を用いて送受信間
の周波数等に起因する位相ずれを推定する位相ずれ推定
部54と、位相ずれ推定部54で推定された位相ずれの
データを出力する出力端子56とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TDMA(Time Div
ision Multiple Access )方式を用いたディジタル携
帯電話等のディジタル移動通信において、無線回線上の
ノイズやマルチパス・フェージングによる影響を受けな
いように、送受信間の位相ずれを推定できるようにした
データ受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル無線通信方式において、送受
信間の位相ずれである周波数オフセットは、受信品質で
あるビット誤り率の劣化を招く。そのため、周波数オフ
セットを補償することは非常に重要である。
【0003】送りたい情報を位相θ(t)に対応づけて
送信する位相変調(PSK)方式では、搬送波は、 E(t)=Ecos (ωc t+θ(t)) (ωc :搬送波周波数) と表すことができる。
【0004】また、PSKの一種であるQPSK(直交
PSK)方式では、π/2位相の異なる二つの搬送波を
位相変調し、その情報の組み合わせから、少なくとも4
種類のデータを受信側に伝送する。
【0005】送信側の搬送波周波数と受信側の復調に使
用する発振器周波数との間の周波数差等に起因する位相
ずれが発生していない場合には、受信側で復調される受
信信号の同相成分(実数成分)Riおよび直交成分(虚
数成分)Rqは、 Ri(t)=Ecos (ωc t+θ(t))×cos ωc t =1/2×Ecos θ(t)+1/2×Ecos(2ωc t+θ(t)) Rq(t)=Ecos (ωc t+θ(t))×sin ωc t =1/2×Esin θ(t)+1/2×Esin(2ωc t+θ(t)) となり、このうち第2項がLPF(ローパスフィルタ)
により抑圧されるので、受信信号として、 Ri(t)=1/2×Ecos θ(t) Rq(t)=1/2×Esin θ(t) が得られる。受信信号は、θ(t)が0、π/2、πま
たは−π/2であるときのRiおよびRqの4つの組み
合わせ、すなわち、(E/2、0)、(0、E/2)、
(−E/2、0)および(0、−E/2)を識別し、そ
の組み合わせに対応するシンボルを復号する。
【0006】一方、送受信間に一定の周波数差ωd があ
る場合には、受信信号は、 Ri(t)=Ecos (ωc t+θ(t))×cos (ωc +ωd )t =1/2×Ecos (θ(t)−ωd t) +1/2×Ecos (2ωc t+ωd t+θ(t)) Rq(t)=Ecos (ωc t+θ(t))×sin (ωc +ωd )t =1/2×Esin (θ(t)−ωd t) +1/2×Esin (2ωc t+ωd t+θ(t)) となり、このうち第2項がLPF(ローパスフィルタ)
により抑圧されるので、受信信号として、 Ri(t)=1/2×Ecos (θ(t)−ωd t) Rq(t)=1/2×Esin (θ(t)−ωd t) が得られる。
【0007】このように、送信側の搬送波周波数と、受
信側が復調に使用する周波数との間に周波数差が存在す
る場合には、受信信号に一次式(−ωd t)で表される
位相ずれが混入する。このため、受信装置は、この一次
式を推定し、位相ずれの補償を行った後に情報の識別を
行う必要がある。
【0008】従来のデータ受信装置では、受信信号の歪
み除去のために組み込まれた等化器のタップ係数を用い
て、位相ずれである(−ωd t)の推定を行っていた。
そのための等化器としては、過去の入力データから現在
のデータを予測するフォワード(forward )側の等化処
理部と、現在までの入力データから過去のデータを予測
するバックワード(backward)側の等化処理部とを備え
た公知の等化器を使用する。
【0009】図8はこのような等化器の構成を示してい
る。この等化器は、入力端子81と、それぞれ入力端子
81に接続されて、送信側から送信される予め決められ
た固定パターンの信号(トレーニングビット)について
等化処理(等化トレーニング処理)を行うフォワード側
およびバックワード側の等化トレーニング処理部82、
84と、等化トレーニング処理部82、84の処理結果
を利用して入力データの等化処理を行うフォワード側お
よびバックワード側の等化処理部83、85と、等化ト
レーニング処理部82で最終的に得られたタップ係数と
等化トレーニング処理部84で最終的に得たれたタップ
係数とを用いて信号の回転による位相ずれを推定する位
相ずれ推定部86と、等化処理部83および等化処理部
85からの等化出力を出力する出力端子88と、位相ず
れ推定部86で推定された位相ずれデータを出力する位
相ずれ出力端子87とを備えている。
【0010】次に、この等化器の動作について説明す
る。まず、入力端子81に受信信号が入力すると、等化
トレーニング処理部(forward )82は、受信信号のト
レーニングビットのみ(データ区間ではタップ係数を補
正しない)に対してフォワード側の等化トレーニング処
理を施し、処理の済んだフォワード側の等化トレーニン
グ出力信号を等化処理部(forward )83に、また、最
終的に得られたメインタップ係数を位相ずれ推定部86
に出力する。このメインタップ係数は、複数のタップの
内で最も特徴が現れるタップ(メインタップ)のタップ
係数を指しており、フォワード側では、最新の入力デー
タに乗算されるタップ係数がメインタップ係数として出
力される。
【0011】また、等化トレーニング処理部(forward
)82は、受信信号の同相成分(実数成分)および直
交成分(虚数成分)の各々に対して、それぞれ別々のタ
ップ係数を用意しており、それらの中から最終的に得ら
れたメインタップ係数の実数成分fiと虚数成分fqと
を位相ずれ推定部86に出力する。
【0012】次に、バックワード側も同様に、等化トレ
ーニング処理部(backward)84は、受信信号のトレー
ニングビットのみ(データ区間ではタップ係数を補正し
ない)に対してバックワード側の等化トレーニング処理
を施し、処理の済んだバックワード側の等化トレーニン
グ出力信号を等化処理部(backward)85に、また、最
終的に得られたメインタップ係数(バックワード側で
は、最も旧い入力データに乗算されるタップ係数がメイ
ンタップ係数となる。)の実数成分biと虚数成分bq
とを位相ずれ推定部86に出力する。
【0013】最後に、位相ずれ推定部86は、等化トレ
ーニング処理部(forward )82から入力した実数成分
fiおよび虚数成分fqと、等化トレーニング処理部
(backward)84から入力した実数成分biおよび虚数
成分bqとを用いて送受信間の位相ずれを推定する。
【0014】同相成分(実数成分)を横軸に、直交成分
(虚数成分)を縦軸にとる座標を考えると、この座標上
で、実数成分fi、虚数成分fqの点f(fi、fq)
は、位相角θf (=tan -1(fi/fq))の点として
表される。このθf はフォワード側の等化トレーニング
処理終了時点での位相を示している。
【0015】一方、実数成分bi、虚数成分bqの点b
(bi、bq)は、位相角θb (=tan -1(bi/b
q))の点として表される。このθbはバックワード側
の等化トレーニング処理終了時点での位相を示してい
る。
【0016】もしも、送信側と受信側との間に位相ずれ
が存在しないならば、θf =θb が成り立つ筈である。
θf ≠θb である場合は、θf とθb との差に相当する
角度θfbが存在し、このθfbから送受信間の位相ずれが
推定できる。
【0017】このθfbは、座標の原点と点f(fi、f
q)との間を結ぶ直線が表すベクトルと、原点と点b
(bi、bq)との間を結ぶ直線が表すベクトルとの成
す角度である。よって、(数1)からθfbを求めること
ができる。
【0018】
【数1】
【0019】位相ずれ推定部86で求められた位相ずれ
の推定結果は、出力端子87から出力される。
【0020】この位相ずれの推定結果は、等化出力の補
正を行う補正部に送られ、等化出力信号に対して必要な
補正が施される。あるいは、復調用の周波数を発振する
発振器にフィードバックされ、発振周波数の調整が行わ
れる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ受信装置では、等化器のフォワード側および
バックワード側の各等化トレーニング処理部において、
それぞれ送信側から送信される予め決められた固定パタ
ーンの信号(トレーニングビットと呼ばれ、数種のビッ
トパターンがある。)について等化トレーニング処理を
行ったとき、等化トレーニング処理部82、84で最終
的に得られたそれぞれのタップ係数に対し、 トレーニングビットのビットパターンによってタップ
係数の収束性が異なり、パターン毎に一定の誤差が生じ
てしまうため、位相ずれを推定した結果にビットパター
ン毎のオフセット値が現れてしまい、ビットパターン毎
にオフセット値を補正するためのテーブル値を備える必
要があるという問題点と、 ノイズやマルチパス・フェージングの影響によって、
ランダムな微少誤差が生じたとき、位相ずれを検出する
ビット区間(トレーニングビット区間)が、全体バース
ト長に対して短いため、推定した結果に大きなバラツキ
が現れるという問題点を有している。
【0022】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、位相ずれをより精度よく推定すること
のできるデータ受信装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、TDMA(時分割多元接続)方式におけ
る等化器を備えたデータ受信装置において、受信信号系
列の固定ビットから取り出した位相情報の時間変化率を
用いることによって、送受信間の位相ずれを推定する位
相ずれ推定手段を備えたものである。
【0024】本発明はまた、受信信号として、特に欧州
GSM( Global System for Mobile Communication
s ) 規格で定められたバースト形式の受信信号に対し
て、受信信号系列の固定ビットから取り出した位相情報
の時間変化率を用いることによって、送受信間の位相ず
れを推定するようにしたものである。
【0025】本発明はまた、受信信号に対し、遅延波の
有無により等化器を使用するか否かを判定するための遅
延波判定手段を備えたものである。
【0026】本発明はまた、位相ずれ推定手段によって
得られた位相ずれ推定値を用いてデータを補正する補正
手段を備えたものである。
【0027】
【作用】したがって、本発明によれば、データ受信装置
内の受信信号の位相情報をそのまま利用して送受信間の
位相ずれを推定することができるので、トレーニングビ
ットのビットパターンによる影響をなくすことができ
る。また、受信信号系列の固定ビットから取り出す位相
情報の時間間隔をトレーニング処理区間より長くするこ
とで、単位位相ずれあたりの周波数分解能が向上し、さ
らに、ノイズ、フェージングによる影響を小さく抑える
ことができる。
【0028】
【実施例】本発明の実施例におけるデータ受信装置は、
受信信号系列の固定ビットから取り出した位相情報の時
間変化率を用いることによって位相ずれの推定を行う。
【0029】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
におけるデータ受信装置の等化器の構成を示すものであ
り、受信信号を供給する入力端子11と、受信信号の歪
みを除去するための等化部12と、等化部12からの等
化出力信号を出力する出力端子14と、等化部12から
出力される等化出力信号を用いて、受信信号系列から取
り出した位相情報の時間変化率を求めて信号の回転によ
る位相ずれを推定する位相ずれ推定部13と、位相ずれ
推定部13で推定された位相ずれのデータを出力する位
相ずれ出力端子15とを備えている。
【0030】このデータ受信装置は、図2に示す手順で
位相ずれの推定を行う。 ステップ21;入力端子11から出力される受信信号を
等化部12に入力する。等化部12に入力された受信信
号は、等化部12において等化処理を施すことによって
歪みが除去され、等化出力信号として出力端子14およ
び位相ずれ推定部13に出力される。
【0031】ステップ22;位相ずれ推定部13は、等
化部12から入力した等化出力信号系列の固定ビットか
ら取り出した位相情報の時間変化率を用いることによっ
て位相ずれを推定する。例えば、図3に示すようなバー
ストの両端に既知位相差を有する信号A、Bを備えたバ
ースト構成の受信信号から得られる等化出力信号を使用
するものとする。
【0032】この等化出力信号系列から得られる等化出
力信号の固定ビットAと固定ビットBのシンボル情報
は、同相成分(実数成分)を横軸に、直交成分(虚数成
分)を縦軸にとる座標を考えたとき、この座標上で、そ
れぞれ点A(Ai、Aq)、点B(Bi、Bq)として
表され、位相角θa (=tan -1(Ai/Aq))、θb
(=tan -1(Bi/Bq))を持っている。
【0033】もしも、送信側と受信側との間に位相ずれ
が存在しないならば、既知位相差=θb −θa が成り立
つ。既知位相差≠θb −θa である場合は、既知位相差
+θab=θb −θa に相当する角度θabが存在し、これ
を(数2)から求めることができる。このようにして、
送受信間の位相ずれを高精度に推定することができる。
【0034】
【数2】
【0035】また、別の等化出力信号として、図4に示
すようなGSM規格で定められたバースト構成の受信信
号から得られる等化出力信号を使用することができる。
この等化出力信号系列の固定ビット(Tail bit)Aと固定
ビット(Tail bit)Bとの間には、GSM規格で定められ
たバースト構成固有の既知位相差(π/2)が存在し、
図3に示したバースト構成と同様に(数3)からθabを
求めることができる。
【0036】
【数3】
【0037】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。図5は本発明の第2の実施例における
データ受信装置の等化器の構成を示すものであり、上記
第1の実施例に遅延波判定部52を付加したものであ
る。図5において、51は入力端子、52は遅延波の有
無により等化部53を使用するか否かを判定する遅延波
判定部、53は図1の等化部12と同様な等化部、54
は図1の位相ずれ推定部と同様な位相ずれ推定部、5
5、56は出力端子である。
【0038】このデータ受信装置は、図6に示す手順で
位相ずれの推定を行う。 ステップ61;入力端子51に受信信号が入力すると、
遅延波判定部52は、遅延波の有無を判定し、等化部5
3を使用するか否かを判断する。
【0039】ステップ62;遅延波判定部52では、受
信信号に遅延波がないと判定したときは、遅延波による
歪みがないと判定し、入力端子51から出力される受信
信号をそのまま出力端子55および位相ずれ推定部54
に出力する。また、受信信号に遅延波があると判定した
ときは、遅延波による歪みがあると判定し、等化部53
を使用して歪みを除去するため、入力端子51から出力
される受信信号を等化部53に出力する。後者の場合、
等化部53に入力された受信信号は、等化処理を施すこ
とによって歪みが除去され、等化出力信号として、出力
端子55および位相ずれ推定部54に出力される。
【0040】ステップ63;位相ずれ推定部54は、図
3および図4に示すような、遅延波判定部52から入力
した受信信号系列もしくは等化部53から入力した等化
出力信号系列のバースト両端の既知位相差を有する固定
ビットA、Bから取り出した位相情報の時間変化率を用
いることによって位相ずれを推定する。
【0041】以降の手順は上記第1の実施例に示す方法
と同様に、受信信号系列もしくは等化出力信号系列の固
定ビットAと固定ビットBのシンボル情報から、同相成
分(実数成分)を横軸に、直交成分(虚数成分)を縦軸
にとる座標を考えたときの、それぞれの点A(Ai、A
q)、点B(Bi、Bq)に対する、位相角θa (=ta
n -1(Ai/Aq))、θb (=tan -1(Bi/B
q))から、既知位相差≠θb −θa である場合は、既
知位相差+θab=θb −θa に相当する角度θabが存在
するので、これを(数2)、(数3)から求めることに
より、送受信間の位相ずれを高精度に推定することがで
きる。
【0042】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。図7は本発明の第3の実施例における
データ受信装置の等化器を含む要部の構成を示すもので
あり、上記第2の実施例の等化器に補正部52を付加し
たものである。図7において、71は入力端子、72は
遅延波判定部、73は等化部、74は位相ずれ推定部、
75、76は出力端子であり、それぞれ図5の51から
56と同じものである。77は位相ずれ推定部74によ
って得られた位相ずれ推定値を用いてデータを補正する
補正部である。78は局部発振器、79はRF部、80
はアンテナである。
【0043】本実施例における入力端子71から出力端
子75、76までの動作手順は、上記第2の実施例と同
じである。
【0044】出力端子76から出力された位相ずれ推定
部74で求められた位相ずれの推定結果は、等化出力の
補正を行う補正部77に送られ、等化出力信号に対する
必要な補正が施されて出力される。あるいは、復調用の
周波数を発振する局部発振器78にフィードバックさ
れ、発振周波数の調整が行われた後、RF部79に供給
される。これにより、より精度の高い周波数変換が行わ
れる。
【0045】なお、上述の各実施例は本発明の一例を示
すものであり、本発明はこれに限定されるべきものでは
ない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明におけるデータ受信
装置では、受信信号系列の固定ビットから取り出した位
相情報の時間変化率を用いて、送受信間の周波数差等に
起因する位相ずれを推定するので、従来例のような、ト
レーニングビットのビットパターンの影響によるパター
ン毎の一定誤差が生じなくなり、ビットパターン毎にオ
フセット値を補正するためのテーブル値を備える必要が
なくなる。また、受信信号系列の固定ビットから取り出
す位相情報の時間間隔をトレーニング処理区間より長く
することで、単位位相ずれあたりの周波数分解能が向上
し、さらに、ノイズやマルチパス・フェージングの影響
によるランダムな微少誤差の影響も極小に抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデータ受信装置
の等化器の構成を示すブロック図
【図2】第1の実施例の動作を示すフロー図
【図3】実施例で用いられる受信信号のバースト構成図
【図4】実施例で用いられるGSM規格で規定されてい
る受信信号のバースト構成図
【図5】本発明の第2の実施例におけるデータ受信装置
の等化器の構成を示すブロック図
【図6】第2の実施例の動作を示すフロー図
【図7】本発明の第3の実施例におけるデータ受信装置
の等化器を含む要部構成を示すブロック図
【図8】従来のデータ受信装置の等化器の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
11、51、71、81 入力端子 12、53、73 等化部 13、54、74、86 位相ずれ推定部 14、55、75、88 出力端子 15、56、76、87 位相ずれ出力端子 52、72 遅延波判定部 77 補正部 78 局部発振器 79 RF部 80 アンテナ 82 等化トレーニング処理部(forward) 83 等化トレーニング処理部(backward) 84 等化処理部(forward) 85 等化処理部(backward)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TDMA方式におけるデータ受信装置に
    おいて、受信信号系列の固定ビットから取り出した位相
    情報の時間変化率を用いることによって、送受信間の位
    相ずれを推定する位相ずれ推定手段を備えたことを特徴
    とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】 受信信号において、欧州GSM規格で定
    められたバースト形式の受信信号を用いることによっ
    て、位相ずれを推定することを特徴とする請求項1に記
    載のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 受信信号に対し、遅延波の有無により等
    化器を使用するか否かを判定する遅延波判定手段を備え
    たことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデ
    ータ受信装置。
  4. 【請求項4】 位相ずれ推定手段によって得られた位相
    ずれ推定値を用いてデータを補正する補正手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に
    記載のデータ受信装置。
JP7199785A 1995-08-04 1995-08-04 データ受信装置 Pending JPH0951295A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7199785A JPH0951295A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 データ受信装置
US08/691,046 US5809084A (en) 1995-08-04 1996-08-01 Data receiving in a digital mobile communication
EP96112448A EP0757462B1 (en) 1995-08-04 1996-08-01 Frequency offset correction for a data receiving system
DE69635366T DE69635366T2 (de) 1995-08-04 1996-08-01 Korrektur einer Frequenzverschiebung für ein Datenempfangssystem
NO963227A NO963227L (no) 1995-08-04 1996-08-02 Datamottakersystem i en digital mobilkommunikasjon

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7199785A JPH0951295A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 データ受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0951295A true JPH0951295A (ja) 1997-02-18

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ID=16413575

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JP7199785A Pending JPH0951295A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 データ受信装置

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US (1) US5809084A (ja)
EP (1) EP0757462B1 (ja)
JP (1) JPH0951295A (ja)
DE (1) DE69635366T2 (ja)
NO (1) NO963227L (ja)

Cited By (2)

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