JP2002026751A - 可変同調フィルタの制御方法及びこれを用いた受信装置 - Google Patents

可変同調フィルタの制御方法及びこれを用いた受信装置

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JP2002026751A
JP2002026751A JP2000201181A JP2000201181A JP2002026751A JP 2002026751 A JP2002026751 A JP 2002026751A JP 2000201181 A JP2000201181 A JP 2000201181A JP 2000201181 A JP2000201181 A JP 2000201181A JP 2002026751 A JP2002026751 A JP 2002026751A
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control signal
signal
local oscillation
voltage
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Yoshimasa Yokota
好正 横田
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NEC Network Products Ltd
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NEC Network Products Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可変同調フィルタの周波数同調制御を、PLL
局発回路の周波数制御信号を利用して行うことができる
受信装置を提供する。 【解決手段】増幅器1は、受信信号101を所望の振幅
まで増幅する。可変同調フィルタ2は、電圧制御信号1
10により制御されて受信信号101を帯域制限する。
ミキサ3は、受信信号101を周波数変換する。中間周
波増幅器4は、所望の振幅まで増幅する。フィルタ5
は、帯域外の不要波を除去する。復調部6は、フィルタ
5出力を復調する。局部発振部7は、周波数制御信号1
06に基づき局部発振信号104を出力する。D/A変
換回路8は、予め設定された制御電圧値を周波数制御信
号106に対応して選択した電圧制御信号110を可変
同調フィルタ2へ供給する。制御部9は、受信信号10
1の周波数が指定された外部制御信号105に基づき周
波数制御信号106を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広帯域の受信装置
に関し、特に可変同調フィルタの周波数同調制御を、P
LL局発回路の周波数制御信号を利用して行うことがで
きる受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の広帯域受信装置は、受信信号の
周波数帯域が、特に中間周波数の2倍以上である場合、
受信用フィルタとして受信信号と同等の周波数帯域を有
する広帯域フィルタを使用すると、受信ミキサで発生す
るイメージ妨害波が帯域内に生じるため抑圧できなくな
るという問題がある。
【0003】この問題を解決するため、受信信号の周波
数に同調して中心周波数が可変できる比較的狭い帯域の
可変同調フィルタを備えるか、あるいは比較的狭い帯域
フィルタを複数個備えて受信周波数が変更される都度フ
ィルタを切り替えるなどの方法がある。
【0004】一般には、帯域フィルタを複数個備えると
費用がかさむため、電圧制御信号により受信信号の周波
数に同調して中心周波数が可変できる比較的狭い帯域の
可変同調フィルタが用いられている。また、これと同時
に受信ミキサの局部発振周波数信号としては、広い周波
数帯域を確保するために周波数制御信号によって出力周
波数が可変できるPLL発振回路が採用されることが多
い。
【0005】しかしながら、可変同調フィルタの中心周
波数を制御する電圧制御信号は、PLL発振回路の出力
周波数を制御する周波数制御信号から単純に求めること
ができないため、それぞれに制御信号を作成し制御しな
ければならないという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の広帯域
受信装置は、受信信号の周波数設定に応じて、可変同調
フィルタの周波数同調制御を行う場合、可変同調フィル
タの中心周波数を制御する電圧制御信号とPLL発振回
路出力の局部発振周波数を制御する周波数制御信号とを
それぞれに作成し制御しなければならないという欠点が
ある。
【0007】本発明の目的は、このような従来の欠点を
除去するため、可変同調フィルタの中心周波数を制御す
る電圧制御信号が、PLL発振回路出力の局部発振周波
数設定に用いられる周波数制御信号の一部を利用し予め
用意した電圧制御値を選択することにより、周波数制御
信号のみで局部発振周波数の設定と可変同調フィルタの
中心周波数の設定とを同時に行い、希望波信号を良好に
選択受信できる受信装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による可変同調フ
ィルタの制御方法は、入力された受信信号の周波数帯域
を帯域制限し、局部発振信号を用いて周波数変換した後
復調する広帯域の受信装置において、帯域制限手段であ
る可変同調フィルタの中心周波数が、前記局部発振信号
を発生させる局部発振手段に供給される周波数制御信号
と前記可変同調フィルタの中心周波数を制御する電圧制
御信号とを関連付けて設定することにより、外部制御信
号に基づく前記局部発振信号の周波数変更に追随して制
御されることを特徴としている。
【0009】また、本発明による可変同調フィルタの制
御方法は、入力された受信信号の周波数帯域を帯域制限
し、局部発振信号を用いて周波数変換した後復調する広
帯域の受信装置において、帯域制限手段である可変同調
フィルタの中心周波数が、前記局部発振信号を発生させ
るパルススワロー方式を用いたPLL(位相同期ルー
プ)局部発振手段に供給される周波数制御信号と前記可
変同調フィルタの中心周波数を制御する電圧制御信号と
を関連付けて設定することにより、外部制御信号に基づ
く前記局部発振信号の周波数変更に追随して制御される
ことを特徴としている。
【0010】また、本発明による受信装置は、入力され
た受信信号の周波数帯域を帯域制限するとともにその中
心周波数が電圧制御信号により可変される可変同調フィ
ルタと、局部発振信号を用いて周波数変換するミキサ
と、前記ミキサ出力から不要波を除去するフィルタと、
前記フィルタ出力を復調して復調信号を出力する復調部
と、周波数制御信号により制御されて前記局部発振信号
を出力する局部発振部と、前記受信信号の周波数が指定
された外部制御信号に基づき前記周波数制御信号を出力
する制御部と、前記周波数制御信号を入力し前記周波数
制御信号に対応する前記電圧制御信号を前記可変同調フ
ィルタへ供給するD/A変換回路と、より構成されるこ
とを特徴としている。
【0011】また、前記局部発振部は、基準周波数を出
力する基準発振器と、位相誤差電圧により制御されて前
記局部発振信号を出力する電圧制御発振器と、前記電圧
制御発振器出力の一部を入力し前記周波数制御信号の分
周比データに基づき周波数分周する2モジュラスプリス
ケーラおよびプログラマブルN/Aカウンタと、周波数
分周された信号と前記基準発振器出力との位相を比較す
る位相比較器と、前記位相比較器出力を入力し前記位相
誤差電圧を前記電圧制御発振器に供給するループフィル
タと、より構成されることを特徴としている。
【0012】また、前記D/A変換回路は、前記制御部
から出力された前記周波数制御信号を入力し、前記周波
数制御信号の前記分周比データを格納するシフトレジス
タと、格納された前記分周比データを保持するラッチ回
路と、前記ラッチ回路から出力された前記分周比データ
に対応する前記電圧制御信号を出力する制御電圧選択回
路と、より構成されることを特徴としている。
【0013】さらに、前記制御電圧選択回路は、受信周
波数帯域内で指定された複数の周波数に対応するそれぞ
れの前記分周比データと前記可変同調フィルタの中心周
波数を制御する前記電圧制御信号とを関連づけて作成さ
れた変換テーブルを有し、前記ラッチ回路から出力され
た前記分周比データに対応する前記電圧制御信号を選択
し前記可変同調フィルタへ供給することを特徴としてい
る。
【0014】また、前記周波数制御信号は、前記分周比
データ、クロック信号およびストローブ信号からなるシ
リアルデータであることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の受信装置
の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0016】図1に示す本実施の形態は、入力された受
信信号101を所望の振幅まで増幅する増幅器1と、受
信信号101の周波数帯域を帯域制限するとともにその
中心周波数が電圧制御信号110により可変される可変
同調フィルタ2と、局部発振信号104を用いて周波数
変換するミキサ3と、ミキサ3出力の中間周波信号10
2を所望の振幅まで増幅する中間周波増幅器4と、中間
周波増幅器4出力から帯域外の不要波を除去するフィル
タ5と、フィルタ5出力を復調して復調信号103を出
力する復調部6と、周波数制御信号106により制御さ
れて局部発振信号104を出力する局部発振部7と、受
信信号101の周波数が指定された外部制御信号105
に基づき周波数制御信号106を出力する制御部9と、
周波数制御信号106を入力し周波数制御信号106に
対応する電圧制御信号110を可変同調フィルタ2へ供
給するD/A変換回路8とより構成されている。
【0017】次に、局部発振部の構成について図1を参
照して説明する。
【0018】局部発振部7は、基準周波数を出力する基
準発振器14と、位相誤差電圧により制御されて局部発
振信号104を出力する電圧制御発振器11と、電圧制
御発振器11出力の一部を入力し周波数制御信号106
の分周比データ107に基づき周波数分周する2モジュ
ラスプリスケーラ15およびプログラマブルN/Aカウ
ンタ16と、周波数分周された信号と基準発振器14出
力との位相を比較する位相比較器13と、位相比較器1
3出力を入力し位相誤差電圧を電圧制御発振器11に供
給するループフィルタ12とより構成されている。
【0019】さらに、D/A変換回路の構成について図
面を参照して説明する。図2は、図1に示すD/A変換
回路の実施例を示すブロック図である。
【0020】D/A変換回路8は、制御部9から出力さ
れた周波数制御信号106を入力し、周波数制御信号1
06の分周比データ107を格納するシフトレジスタ2
1と、周波数制御信号106のストローブ信号109に
より格納された分周比データ107を保持するラッチ回
路22と、予め受信周波数帯域内で指定された複数の周
波数に対応するそれぞれの分周比データ107の一部と
可変同調フィルタ2の中心周波数を制御する電圧制御信
号110とを関連づけて作成された変換テーブルを有
し、ラッチ回路22から出力された分周比データ107
に対応する電圧制御信号110を選択し可変同調フィル
タ2へ供給する制御電圧選択回路23とより構成されて
いる。
【0021】以上の構成による可変同調フィルタ2の制
御方法は、局部発振部7を構成する2モジュラスプリス
ケーラ15およびプログラマブルN/Aカウンタ16に
供給する周波数制御信号106の一部を利用して、分周
比データ107に対応する予め設定された制御電圧値を
選択し出力する電圧制御信号110を可変同調フィルタ
2へ供給することにより行われる。したがって、可変同
調フィルタ2専用の電圧制御信号110を作成する必要
がなく、受信信号101の周波数が指定された外部制御
信号105による周波数設定のみで希望波信号を選択受
信することができる。
【0022】次に、本実施の形態の受信装置の動作を図
1および図2を参照して詳細に説明する。
【0023】増幅器1は、入力された受信信号101を
所望の振幅まで増幅し、可変同調フィルタ2に出力す
る。
【0024】可変同調フィルタ2は、D/A変換回路8
から供給される電圧制御信号110により通過帯域の中
心周波数が制御され、通過帯域外の不要波成分を除去す
る。
【0025】ミキサ3は、可変同調フィルタ2から出力
された受信信号101を局部発振部7から出力された局
部発振信号104により中間周波信号102に変換す
る。
【0026】中間周波増幅器4は、ミキサ3から出力さ
れた中間周波信号102を所望の振幅まで増幅する。
【0027】フィルタ5は、中間周波信号102の周波
数帯域を通過帯域とする周波数固定のフィルタであり、
ミキサ3および中間周波増幅器4で発生する通過帯域外
の不要波成分を抑圧する。
【0028】復調部6は、ミキサ3により変換された中
間周波信号102を音声信号などに復調した復調信号1
03を出力する。
【0029】制御部9は、受信信号101の周波数が指
定された外部制御信号105を入力し、受信信号101
の周波数から中間周波信号102の周波数を加減算した
局部発振信号104の周波数と基準発振器14出力の基
準周波数との比から求めた分周比データ107のほかク
ロック信号108およびストローブ信号109からなる
周波数制御信号106を出力する。
【0030】局部発振部7は、パルススワロー方式を用
いたPLL発振回路であり、基準発振器14の出力周波
数または図示しない分周器により分周された周波数を基
準周波数として、2モジュラスプリスケーラ15および
プログラマブルN/Aカウンタ16を制御する分周比デ
ータ107が設定されることにより、電圧制御発振器1
1の出力周波数、すなわち局部発振信号104の周波数
が可変され、さらに基準周波数に位相同期されて安定し
た信号を得ることができる。
【0031】D/A変換回路8は、局部発振信号104
の周波数を制御する分周比データ107と可変同調フィ
ルタ2の通過帯域の中心周波数を制御する電圧制御信号
110とを関連付けて作成された変換テーブルを有し、
受信周波数帯域内で使用される複数の受信信号101の
周波数に対応する制御電圧値を予め設定することによ
り、分周比データ107が入力されたときに、対応する
電圧制御信号110を選択し可変同調フィルタ2へ供給
する。
【0032】次に、本実施の形態の可変同調フィルタの
制御動作について説明する。
【0033】移動体通信における受信周波数帯域が14
2MHzから170MHzまでのFM受信装置を例とし
て説明する。この受信周波数帯域に対して、中間周波数
を例えば21.4MHzとすると、局部発振周波数は受
信周波数の下側に設定した場合、120.6MHzから
148.6MHzまでの周波数帯域を必要とする。
【0034】ここで、受信周波数帯域142MHzから
170MHzまでの範囲で、受信する周波数が決まる
と、局部発振部7において、位相比較器13の位相比較
周波数、2モジュラスプリスケーラ15の分周比、プロ
グラマブルN/Aカウンタ16のそれぞれのカウンタの
分周比あるいは分周比データ107のビット数が決定さ
れる。この時、それぞれの定数を決定するに当たって
は、位相比較器13の位相比較周波数をできるだけ高く
し、また、プログラマブルN/Aカウンタ16の分周比
を制御する分周比データ107と局部発振信号104の
周波数とを1対1として設計される。この理由として
は、位相比較周波数が低くなるに従って、位相比較周波
数成分を抑圧するループフィルタ12の実現が困難とな
り、また、局部発振信号104の周波数を制御する分周
比データ107が2つ存在すると不都合が生じるためで
ある。
【0035】次に、各部の動作を説明する。制御部9
は、外部制御信号105により予め決められた受信信号
101の周波数が指示されると、外部制御信号105に
対応する周波数制御信号106を出力する。周波数制御
信号106は、分周比データ107、クロック信号10
8およびストローブ信号109からなるシリアルデータ
で構成され、局部発振部7のプログラマブルN/Aカウ
ンタ16およびD/A変換回路8に供給される。
【0036】プログラマブルN/Aカウンタ16と2モ
ジュラスプリスケーラ15とは、制御部9から出力され
た周波数制御信号106により、局部発振信号104の
周波数を位相比較周波数まで周波数分周する。ここで、
位相比較周波数を25kHzにした場合、局部発振周波
数が120.6MHzから148.6MHzまでの範囲
であるため、分周比は”4,824”から”5,94
4”までの値をとる。この分周比を得るため、2モジュ
ラスプリスケーラ15の分周比を64/65分周とする
と、必然的にプログラマブルN/Aカウンタ16の分周
比が決まる。ここでは、プログラマブルN/Aカウンタ
16を構成するそれぞれのカウンタの入力データをNデ
ータ10ビットおよびAデータ7ビットとする。
【0037】また、受信周波数帯域142MHzから1
70MHzまでの周波数範囲で、6.4MHz間隔の5
波が選定されるものとすれば、分周比データ107のう
ち、Nデータの最初から数えて6ビット目、7ビット目
および8ビット目の3ビットが”110”、”11
1”、”000”、”001”、”010”の5段階に
変化する。
【0038】D/A変換回路8は、制御部9から供給さ
れた周波数制御信号106を入力し、予め設定された制
御電圧値の中から適切な制御電圧値を選択し電圧制御信
号110として出力する。この制御電圧値として、受信
周波数帯域内の5波が選定されたときに得られるNデー
タの6ビット、7ビットおよび8ビット目の3ビッ
ト、”110”、”111”、”000”、”00
1”、”010”に対応して、”V1”、”V2”、”
V3”、”V4”、”V5”からなる5つの制御電圧値
を予め設定しておく。
【0039】まず、シフトレジスタ21は、周波数制御
信号106のうち分周比データ107とクロック信号1
08とを入力し、クロック信号108により分周比デー
タ107を1ビットずつ蓄積する。
【0040】次に、ラッチ回路22は、シフトレジスタ
21に17ビットの分周比データ107が全て入力され
た後、ストローブ信号109を入力し、シフトレジスタ
21を介して入力された分周比データ107を保持す
る。
【0041】さらに、制御電圧選択回路23は、ラッチ
回路22から入力されたNデータの6ビット、7ビット
および8ビット目の3ビットが”110”、”11
1”、”000”、”001”、”010”のいずれか
であると、この3ビットのデータに対応する制御電圧値
を”V1”、”V2”、”V3”、”V4”、”V5”
から選択した電圧制御信号110を可変同調フィルタ2
に供給する。
【0042】したがって、可変同調フィルタ2は、D/
A変換回路8から供給された電圧制御信号110により
中心周波数が制御され、所望の周波数帯域の受信信号1
01を通過させることができる。
【0043】このように、受信信号101の周波数が指
定された外部制御信号105によって、局部発振信号1
04の周波数と可変同調フィルタ2の中心周波数とを同
時に切り替え制御することができる。
【0044】また、受信周波数の選択数の変更あるいは
可変同調フィルタ2の変更を行う場合には、分周比デー
タ107の必要なビット数と制御電圧値の設定数および
設定値とを変更することにより、受信信号101の周波
数が指定された外部制御信号105のみで同様にそれぞ
れを制御することができる。
【0045】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、PLL方式を使用した局部発振部と可変
同調フィルタとを組み合わせた受信装置あるいは帯域制
限の必要な装置に適用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可変同調
フィルタの制御方法とこれを用いた受信装置によれば、
周波数制御信号の周波数データに対応する可変同調フィ
ルタの中心周波数を制御する制御電圧値を予め設定する
ことにより、受信信号の周波数が指定された外部制御信
号により、可変同調フィルタ専用の制御データを作成す
ることなく、局部発振部の周波数設定と可変同調フィル
タの同調周波数設定とを同時に行うことができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信装置の一つの実施の形態を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示すD/A変換回路の実施例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 増幅器 2 可変同調フィルタ 3 ミキサ 4 中間周波増幅器 5 フィルタ 6 復調部 7 局部発振部 8 D/A変換回路 9 制御部 11 電圧制御発振器 12 ループフィルタ 13 位相比較器 14 基準発振器 15 2モジュラスプリスケーラ 16 プログラマブルN/Aカウンタ 21 シフトレジスタ 22 ラッチ回路 23 制御電圧選択回路 101 受信信号 102 中間周波信号 103 復調信号 104 局部発振信号 105 外部制御信号 106 周波数制御信号 107 分周比データ 108 クロック信号 109 ストローブ信号 110 電圧制御信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された受信信号の周波数帯域を帯域
    制限し、局部発振信号を用いて周波数変換した後復調す
    る広帯域の受信装置において、帯域制限手段である可変
    同調フィルタの中心周波数が、前記局部発振信号を発生
    させる局部発振手段に供給される周波数制御信号と前記
    可変同調フィルタの中心周波数を制御する電圧制御信号
    とを関連付けて設定することにより、外部制御信号に基
    づく前記局部発振信号の周波数変更に追随して制御され
    ることを特徴とする可変同調フィルタの制御方法。
  2. 【請求項2】 入力された受信信号の周波数帯域を帯域
    制限し、局部発振信号を用いて周波数変換した後復調す
    る広帯域の受信装置において、帯域制限手段である可変
    同調フィルタの中心周波数が、前記局部発振信号を発生
    させるパルススワロー方式を用いたPLL(位相同期ル
    ープ)局部発振手段に供給される周波数制御信号と前記
    可変同調フィルタの中心周波数を制御する電圧制御信号
    とを関連付けて設定することにより、外部制御信号に基
    づく前記局部発振信号の周波数変更に追随して制御され
    ることを特徴とする可変同調フィルタの制御方法。
  3. 【請求項3】 入力された受信信号の周波数帯域を帯域
    制限するとともにその中心周波数が電圧制御信号により
    可変される可変同調フィルタと、局部発振信号を用いて
    周波数変換するミキサと、前記ミキサ出力から不要波を
    除去するフィルタと、前記フィルタ出力を復調して復調
    信号を出力する復調部と、周波数制御信号により制御さ
    れて前記局部発振信号を出力する局部発振部と、前記受
    信信号の周波数が指定された外部制御信号に基づき前記
    周波数制御信号を出力する制御部と、前記周波数制御信
    号を入力し前記周波数制御信号に対応する前記電圧制御
    信号を前記可変同調フィルタへ供給するD/A変換回路
    と、より構成されることを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 前記局部発振部は、基準周波数を出力す
    る基準発振器と、位相誤差電圧により制御されて前記局
    部発振信号を出力する電圧制御発振器と、前記電圧制御
    発振器出力の一部を入力し前記周波数制御信号の分周比
    データに基づき周波数分周する2モジュラスプリスケー
    ラおよびプログラマブルN/Aカウンタと、周波数分周
    された信号と前記基準発振器出力との位相を比較する位
    相比較器と、前記位相比較器出力を入力し前記位相誤差
    電圧を前記電圧制御発振器に供給するループフィルタ
    と、より構成されることを特徴とする請求項3記載の受
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記D/A変換回路は、前記制御部から
    出力された前記周波数制御信号を入力し、前記周波数制
    御信号の前記分周比データを格納するシフトレジスタ
    と、格納された前記分周比データを保持するラッチ回路
    と、前記ラッチ回路から出力された前記分周比データに
    対応する前記電圧制御信号を出力する制御電圧選択回路
    と、より構成されることを特徴とする請求項3又は4記
    載の受信装置。
  6. 【請求項6】 前記制御電圧選択回路は、受信周波数帯
    域内で指定された複数の周波数に対応するそれぞれの前
    記分周比データと前記可変同調フィルタの中心周波数を
    制御する前記電圧制御信号とを関連づけて作成された変
    換テーブルを有し、前記ラッチ回路から出力された前記
    分周比データに対応する前記電圧制御信号を選択し前記
    可変同調フィルタへ供給することを特徴とする請求項3
    又は5記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 前記周波数制御信号は、前記分周比デー
    タ、クロック信号およびストローブ信号からなるシリア
    ルデータであることを特徴とする請求項3、4、5又は
    6記載の受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122363A (ja) * 2006-07-31 2008-05-29 Bruker Biospin Ag 高均一磁場における磁場乱れを補償する装置および方法

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